JP2002171068A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板の製造方法

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JP2002171068A
JP2002171068A JP2000368333A JP2000368333A JP2002171068A JP 2002171068 A JP2002171068 A JP 2002171068A JP 2000368333 A JP2000368333 A JP 2000368333A JP 2000368333 A JP2000368333 A JP 2000368333A JP 2002171068 A JP2002171068 A JP 2002171068A
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resin plate
external resin
copper plating
plating layer
hole
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Yosuke Ozaki
陽介 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面配線層に微細なパターンを形成し、また
表面配線層のインピーダンス特性を良好にする。 【解決手段】 スルホール27を設け、スルホール27
内に樹脂31を充填するとともに、外部樹脂板21の表
面にドライフィルム32を設け、エッチングにより外部
樹脂板1の表面の表面銅メッキ層および銅メッキ層を除
去し、外部樹脂板1の表面の銅箔2、銅メッキ層5およ
び外部樹脂板21の表面の銅箔23、表面銅メッキ層2
6を選択的にエッチングすることにより表面配線層3
3、34を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビアホールを有する
配線基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の配線基板の製造方法を図15〜図
18により説明する。まず、図15(a)に示すように、
両面に厚さ18μmの銅箔2、3が設けられた第1の外
部樹脂板1に複数の第1のビアホール用孔4を設け、無
電解銅メッキを行なったのちに、電解銅メッキを行なっ
て、ビアホール用孔4の内面、銅箔2、3の表面(外部
樹脂板1の両面)に厚さ15μmの第1の銅メッキ層5
を設けることにより、第1のビアホール6を設けたの
ち、銅箔3、内層の銅メッキ層5を選択的にエッチング
することにより内部配線層を形成する。つぎに、図15
(b)に示すように、両面に銅箔8、9が設けられた内部
樹脂板7の銅箔8を選択的にエッチングすることにより
内部配線層を形成し、外部樹脂板1と内部樹脂板7とを
プリプレーグ10により接着する。この場合、ビアホー
ル6内にプリプレーグ10の樹脂が充填される。つぎ
に、図15(c)に示すように、外部樹脂板1、内部樹脂
板7を貫通する複数の第2のビアホール用孔11を設
け、無電解銅メッキを行なったのちに、電解銅メッキを
行なって、ビアホール用孔11の内面、銅メッキ層5、
銅箔9の表面(外部樹脂板1、内部樹脂板7の表面)に
厚さ15μmの第2の銅メッキ層12を設けることによ
り、第2のビアホール13を設けたのち、銅箔9、内層
の銅メッキ層12を選択的にエッチングすることにより
内部配線層を形成する。つぎに、図16(a)に示すよう
に、両面に銅箔15、16が設けられた内部樹脂板14
の銅箔15を選択的にエッチングすることにより内部配
線層を形成し、外部樹脂板1、内部樹脂板7と内部樹脂
板14とをプリプレーグ17により接着する。この場
合、ビアホール13内にプリプレーグ17の樹脂が充填
される。つぎに、図16(b)に示すように、外部樹脂板
1、内部樹脂板7、14を貫通する複数の第3のビアホ
ール用孔18を設け、無電解銅メッキを行なったのち
に、電解銅メッキを行なって、ビアホール用孔18の内
面、銅メッキ層12、銅箔16の表面(外部樹脂板1、
内部樹脂板14の表面)に厚さ15μmの第3の銅メッ
キ層19を設けることにより、第3のビアホール20を
設けたのち、銅箔16、内層の銅メッキ層19を選択的
にエッチングすることにより内部配線層を形成する。つ
ぎに、図17(a)に示すように、両面に銅箔22、23
が設けられた第2の外部樹脂板21の銅箔22を選択的
にエッチングすることにより内部配線層を形成し、外部
樹脂板1、内部樹脂板7、14すなわち第1の外部樹脂
板、内部樹脂板を有する基板体と外部樹脂板21とをプ
リプレーグ24により接着する。この場合、ビアホール
20内にプリプレーグ24の樹脂が充填される。つぎ
に、図17(b)に示すように、外部樹脂板1、内部樹脂
板7、14、外部樹脂板21を貫通する複数のスルホー
ル用孔25を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、
電解銅メッキを行なって、スルホール用孔25の内面、
銅メッキ層19、銅箔23の表面(外部樹脂板1、21
の表面)に厚さ15μmの表面銅メッキ層26を設ける
ことにより、スルホール27を設ける。つぎに、図18
に示すように、外部樹脂板1の表面の銅箔2、銅メッキ
層5、12、19、表面銅メッキ層26、外部樹脂板2
1の表面の銅箔23、表面銅メッキ層26を選択的にエ
ッチングすることにより表面配線層28、29を形成す
る。
【0003】この配線基板の製造方法においては、回路
設計を自由に行なうことができ、また配線基板を小型化
することができ、またビアホール6、13、20内に樹
脂が充填されるから、ビアホール6、13、20が腐食
等により損傷するのを防止することができ、しかもビア
ホール6、13、20上にパッド等の配線層28を形成
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような配
線基板の製造方法においては、銅箔2、銅メッキ層5、
12、19、表面銅メッキ層26の合計厚さが78μm
になるから、表面配線層28に微細なパターンを形成す
ることができず、また表面配線層28を形成する際のサ
イドエッチング量が大きくなるから、表面配線層28の
インピーダンス特性が良好ではない。
【0005】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、表面配線層に微細なパターンを形成するこ
とができ、また表面配線層のインピーダンス特性が良好
である配線基板の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、第1の外部樹脂板を貫通する第
1のビアホール用孔を設け、上記第1のビアホール用孔
の内面、上記第1の外部樹脂板の表面に第1のメッキ層
を設けることにより第1のビアホールを設け、上記第1
の外部樹脂板と内部樹脂板とを接着し、上記第1の外部
樹脂板、内部樹脂板を貫通する第2のビアホール用孔を
設け、上記第2のビアホール用孔の内面、上記第1の外
部樹脂板の表面に第2のメッキ層を設けることにより第
2のビアホールを設け、上記第1の外部樹脂板、上記内
部樹脂板を有する基板体と第2の外部樹脂板とを接着
し、上記基板体、上記第2の外部樹脂板を貫通するスル
ホール用孔を設け、上記スルホール用孔の内面、上記第
1の外部樹脂板の表面に表面メッキ層を設けることによ
りスルホールを設け、上記第1の外部樹脂板の表面の上
記表面メッキ層、上記第1、第2のメッキ層の少なくと
も一部を除去したのちに、上記第1の外部樹脂板の表面
に表面配線層を形成してもよい。
【0007】この場合、上記スルホールを設けたのち、
上記スルホール内に樹脂を充填するとともに、上記第2
の外部樹脂板の表面にエッチング防止膜を設け、上記第
1の外部樹脂板の表面の上記表面メッキ層、上記第1、
第2のメッキ層の少なくとも一部を除去したのちに、上
記第1の外部樹脂板の表面に上記表面配線層を形成して
もよい。
【0008】また、上記第2のビアホールを設けたの
ち、上記基板体と上記第1の外部樹脂板の上記第2の外
部樹脂板側とは反対側の表面に設けられた第1の導体箔
の厚さよりも大きい厚さの第2の導体箔を上記第1の外
部樹脂板側とは反対側の表面に有する上記第2の外部樹
脂板とを接着し、上記スルホールを設け、上記スルホー
ル内に樹脂を充填し、上記第1の外部樹脂板の表面の上
記表面メッキ層、上記第1、第2のメッキ層、上記第1
の導体箔の少なくとも一部、上記第2の外部樹脂板の表
面の上記表面メッキ層、上記第2の導体箔の少なくとも
一部を除去したのちに、上記第1の外部樹脂板の表面に
表面配線層を形成してもよい。
【0009】これらの場合、上記内部樹脂板の両面に形
成された内部配線層を接続する両面接続ビアホールを設
けてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る配線基板の製造方法
を図1により説明する。まず、図15〜17に示したと
同様の工程を行なう。そして、図17(b)に示すよう
に、スルホール27を設けたのち、図1(a)に示すよう
に、スルホール27内に樹脂31を充填するとともに、
外部樹脂板21の表面にドライフィルム32を設けたの
ち、エッチングにより外部樹脂板1の表面の表面銅メッ
キ層26および銅メッキ層12、19を除去する。つぎ
に、図1(b)に示すように、外部樹脂板21の表面から
ドライフィルム32を除去し、外部樹脂板1の表面の銅
箔2、銅メッキ層5および外部樹脂板21の表面の銅箔
23、表面銅メッキ層26を選択的にエッチングするこ
とにより表面配線層33、34を形成する。
【0011】この配線基板の製造方法においては、銅箔
2、銅メッキ層5の合計厚さ(第1の外部樹脂板の表面
の配線層形成用導体層の厚さ)が33μmであるから、
外部樹脂板21の表面に形成された表面配線層33に微
細なパターンを形成することができ、また表面配線層3
3を形成する際のサイドエッチング量が小さいので、表
面配線層33のインピーダンス特性が良好である。ま
た、外部樹脂板21の表面にドライフィルム32を設け
たのち、エッチングにより外部樹脂板1の表面の表面銅
メッキ層26および銅メッキ層12、19を除去するか
ら、容易に外部樹脂板1の表面の表面銅メッキ層26お
よび銅メッキ層12、19を除去することができる。
【0012】本発明に係る他の配線基板の製造方法を図
2〜図5により説明する。まず、図2(a)に示すよう
に、両面に厚さ18μmの銅箔42、43が設けられた
第1の外部樹脂板41に複数の第1のビアホール用孔4
4を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、電解銅メ
ッキを行なって、ビアホール用孔44の内面、銅箔4
2、43の表面(外部樹脂板41の両面)に厚さ15μ
mの第1の銅メッキ層45を設けることにより、第1の
ビアホール46を設けたのち、銅箔43、内層の銅メッ
キ層45を選択的にエッチングすることにより内部配線
層を形成する。つぎに、図2(b)に示すように、両面に
銅箔48、49が設けられた内部樹脂板47に複数のビ
アホール用孔50を設け、無電解銅メッキを行なったの
ちに、電解銅メッキを行なって、ビアホール用孔50の
内面、銅箔48、49の表面(内部樹脂板47の両面)
に銅メッキ層51を設けることにより、内部樹脂板47
の両面に形成された内部配線層を接続する両面接続ビア
ホール52を設け、銅箔48、銅メッキ層51を選択的
にエッチングすることにより内部配線層を形成したの
ち、外部樹脂板41と内部樹脂板47とをプリプレーグ
53により接着する。この場合、ビアホール46、両面
接続ビアホール52内にプリプレーグ53の樹脂が充填
される。つぎに、図2(c)に示すように、外部樹脂板4
1、内部樹脂板47を貫通する複数の第2のビアホール
用孔54を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、電
解銅メッキを行なって、ビアホール用孔54の内面、銅
メッキ層45、51の表面(外部樹脂板41、内部樹脂
板47の表面)に厚さ15μmの第2の銅メッキ層55
を設けることにより、第2のビアホール56を設けたの
ち、銅箔49、銅メッキ層51、内層の銅メッキ層55
を選択的にエッチングすることにより内部配線層を形成
する。つぎに、図3(a)に示すように、両面に銅箔5
8、59が設けられた内部樹脂板57に複数のビアホー
ル用孔60を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、
電解銅メッキを行なって、ビアホール用孔60の内面、
銅箔58、59の表面(内部樹脂板57の両面)に銅メ
ッキ層61を設けることにより、内部樹脂板57の両面
に形成された内部配線層を接続する両面接続ビアホール
62を設けたのち、銅箔58、銅メッキ層61を選択的
にエッチングすることにより内部配線層を形成し、外部
樹脂板41、内部樹脂板47と内部樹脂板57とをプリ
プレーグ63により接着する。この場合、ビアホール5
6、両面接続ビアホール62内にプリプレーグ63の樹
脂が充填される。つぎに、図3(b)に示すように、外部
樹脂板41、内部樹脂板47、57を貫通する複数の第
3のビアホール用孔64を設け、無電解銅メッキを行な
ったのちに、電解銅メッキを行なって、ビアホール用孔
64の内面、銅メッキ層55、61の表面(外部樹脂板
41、内部樹脂板57の表面)に厚さ15μmの第3の
銅メッキ層65を設けることにより、第3のビアホール
66を設けたのち、銅箔59、銅メッキ層61、内層の
銅メッキ層65を選択的にエッチングすることにより内
部配線層を形成する。つぎに、図4(a)に示すように、
両面に銅箔68、69が設けられた第2の外部樹脂板6
7に複数のビアホール用孔70を設け、無電解銅メッキ
を行なったのちに、電解銅メッキを行なって、ビアホー
ル用孔70の内面、銅箔68、69の表面(外部樹脂板
67の両面)に銅メッキ層71を設けることにより、外
部樹脂板67の両面に形成された内部配線層を接続する
両面接続ビアホール72を設けたのち、銅箔68、銅メ
ッキ層71を選択的にエッチングすることにより内部配
線層を形成し、外部樹脂板41、内部樹脂板47、57
すなわち第1の外部樹脂板、内部樹脂板を有する基板体
と外部樹脂板67とをプリプレーグ73により接着す
る。この場合、ビアホール66、両面接続ビアホール7
2内にプリプレーグ73の樹脂が充填される。つぎに、
図4(b)に示すように、外部樹脂板41、内部樹脂板4
7、57、外部樹脂板67を貫通する複数のスルホール
用孔74を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、電
解銅メッキを行なって、スルホール用孔74の内面、銅
メッキ層65、71の表面(外部樹脂板41、67の表
面)に厚さ15μmの表面銅メッキ層75を設けること
により、スルホール76を設ける。つぎに、図5(a)に
示すように、スルホール76内に樹脂77を充填すると
ともに、外部樹脂板67の表面にドライフィルム78を
設けたのち、エッチングにより外部樹脂板41の表面の
表面銅メッキ層75および銅メッキ層65を除去する。
つぎに、図5(b)に示すように、外部樹脂板41の表面
からドライフィルム78を除去し、外部樹脂板41の表
面の銅箔42、銅メッキ層45、55および外部樹脂板
67の表面の銅箔69、銅メッキ層71、表面銅メッキ
層75を選択的にエッチングすることにより表面配線層
79、80を形成する。
【0013】この配線基板の製造方法においては、銅箔
42、銅メッキ層45、55の合計厚さ(第1の外部樹
脂板の表面の配線層形成用導体層の厚さ)が48μmで
あるから、外部樹脂板41の表面に形成された表面配線
層79に微細なパターンを形成することができ、また表
面配線層79を形成する際のサイドエッチング量が小さ
いので、表面配線層79のインピーダンス特性が良好で
ある。また、外部樹脂板67の表面にドライフィルム7
8を設けたのち、エッチングにより外部樹脂板41の表
面の表面銅メッキ層75および銅メッキ層65を除去す
るから、容易に外部樹脂板41の表面の表面銅メッキ層
75および銅メッキ層65を除去することができる。ま
た、両面接続ビアホール52、62、72を設けるか
ら、回路設計をさらに自由に行なうことができ、また配
線基板をさらに小型化することができる。
【0014】本発明に係る他の配線基板の製造方法を図
6、図7により説明する。まず、図15、図16に示し
たと同様の工程を行なう。そして、図16(b)に示すよ
うに、銅箔16、銅メッキ層19を選択的にエッチング
することにより内部配線層を形成したのち、図6(a)に
示すように、両面に銅箔22、厚さが63μmの銅箔8
1が設けられた外部樹脂板21の銅箔22を選択的にエ
ッチングすることにより内部配線層を形成し、外部樹脂
板1、内部樹脂板7、14すなわち第1の外部樹脂板、
内部樹脂板を有する基板体と外部樹脂板21とをプリプ
レーグ88により接着する。つぎに、図6(b)に示すよ
うに、外部樹脂板1、内部樹脂板7、14、外部樹脂板
21を貫通する複数のスルホール用孔82を設け、無電
解銅メッキを行なったのちに、電解銅メッキを行なっ
て、スルホール用孔82の内面、銅メッキ層19、銅箔
81の表面(外部樹脂板1、21の表面)に厚さ15μ
mの表面銅メッキ層83を設けることにより、スルホー
ル84を設ける。つぎに、図7(a)に示すように、スル
ホール84内に樹脂85を充填したのち、エッチングに
より外部樹脂板1の表面の表面銅メッキ層83、銅メッ
キ層5、12、19および外部樹脂板21の表面の表面
銅メッキ層83、銅箔81の一部を除去する。つぎに、
図7(b)に示すように、外部樹脂板1の表面の銅箔2お
よび外部樹脂板21の表面の銅箔81の一部を選択的に
エッチングすることにより表面配線層86、87を形成
する。
【0015】この配線基板の製造方法においては、銅箔
2の厚さ(第1の外部樹脂板の表面の配線層形成用導体
層の厚さ)が18μmであるから、外部樹脂板1の表面
に形成された表面配線層86に微細なパターンを形成す
ることができ、また表面配線層86を形成する際のサイ
ドエッチング量が小さいので、表面配線層86のインピ
ーダンス特性が良好である。また、基板体と銅箔2の厚
さよりも大きい厚さの銅箔81を外部樹脂板側1とは反
対側の表面に有する外部樹脂板21とを接着し、スルホ
ール84を設け、外部樹脂板1の表面の表面銅メッキ層
83、銅メッキ層5、12、19および外部樹脂板21
の表面の表面銅メッキ層83、銅箔81の一部を除去す
るから、容易に外部樹脂板1の表面の表面銅メッキ層8
3、銅メッキ層5、12、19を除去することができ
る。
【0016】本発明に係る他の配線基板の製造方法を図
8、図9により説明する。まず、図2、図3に示したと
同様の工程を行なう。そして、図3(b)に示すように、
銅箔59、銅メッキ層61、65を選択的にエッチング
することにより内部配線層を形成したのち、図8(a)に
示すように、両面に銅箔68、厚さが48μmの銅箔9
1が設けられた外部樹脂板67に複数のビアホール用孔
92を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、電解銅
メッキを行なって、ビアホール用孔92の内面、銅箔6
8、91の表面に銅メッキ層93を設けることにより、
外部樹脂板67の両面に形成された内部配線層を接続す
る両面接続ビアホール94を設けたのち、銅箔68、銅
メッキ層93を選択的にエッチングすることにより内部
配線層を形成し、外部樹脂板41、内部樹脂板47、5
7すなわち第1の外部樹脂板、内部樹脂板を有する基板
体と外部樹脂板67とをプリプレーグ95により接着す
る。つぎに、図8(b)に示すように、外部樹脂板41、
内部樹脂板47、57、外部樹脂板67を貫通する複数
のスルホール用孔96を設け、無電解銅メッキを行なっ
たのちに、電解銅メッキを行なって、スルホール用孔9
6の内面、銅メッキ層65、93の表面(外部樹脂板4
1、67の表面)に厚さ15μmの表面銅メッキ層97
を設けることにより、スルホール98を設ける。つぎ
に、図9(a)に示すように、スルホール98内に樹脂9
9を充填したのち、エッチングにより外部樹脂板41の
表面の表面銅メッキ層97、銅メッキ層45、55、6
5および外部樹脂板67の表面の表面銅メッキ層97、
銅メッキ層93、銅箔91の一部を除去する。つぎに、
図9(b)に示すように、外部樹脂板41の表面の銅箔4
2および外部樹脂板67の表面の銅箔91の一部を選択
的にエッチングすることにより表面配線層100、10
1を形成する。
【0017】この配線基板の製造方法においては、銅箔
42の厚さ(第1の外部樹脂板の表面の配線層形成用導
体層の厚さ)が18μmであるから、外部樹脂板41の
表面に形成された表面配線層100に微細なパターンを
形成することができ、また表面配線層100を形成する
際のサイドエッチング量が小さいので、表面配線層10
0のインピーダンス特性が良好である。また、基板体と
銅箔42の厚さよりも大きい厚さの銅箔91を外部樹脂
板側41とは反対側の表面に有する外部樹脂板67とを
接着し、スルホール98を設け、外部樹脂板41の表面
の表面銅メッキ層97、銅メッキ層45、55、65お
よび外部樹脂板67の表面の表面銅メッキ層97、銅メ
ッキ層93、銅箔91の一部を除去するから、容易に外
部樹脂板41の表面の表面銅メッキ層97、銅メッキ層
45、55、65を除去することができる。
【0018】本発明に係る他の配線基板の製造方法を図
10〜図14により説明する。まず、図15〜図17お
よび図1で示したのと同様な方法により図10に示す上
部基板体111および図11に示す下部基板体112を
作成する。つぎに、図12に示すように、上部基板体1
11と下部基板体112とをプリプレーグ113により
接着する。つぎに、図13に示すように、上部基板体1
11、下部基板体112を貫通する複数のスルホール用
孔114を設け、無電解銅メッキを行なったのちに、電
解銅メッキを行なって、スルホール用孔114の内面、
上部基板体111、下部基板体112の表面に表面銅メ
ッキ層115を設けることにより、スルホール116を
設ける。つぎに、図14に示すように、表面銅メッキ層
115等を選択的にエッチングすることにより上部基板
体111、下部基板体112の表面に表面配線層を形成
する。
【0019】この配線基板の製造方法においては、配線
層がさらに多層の配線基板を製造することができる。
【0020】なお、上述実施の形態においては、外部樹
脂板1等の両面に銅箔2、3等を設け、内部樹脂板7等
の両面に銅箔8、9等を設けたが、第1、第2の外部樹
脂板、内部樹脂板の両面に銅以外の導体からなる導体箔
を設けてもよい。また、上述実施の形態においては、第
1の銅メッキ層5等、表面銅メッキ層26等を設けた
が、銅以外の導体からなる第1〜第3のメッキ層、表面
メッキ層を設けてもよい。また、上述実施の形態におい
ては、外部樹脂板21等に銅箔81等を設けたが、第2
の外部樹脂板の第1の外部樹脂板側とは反対側の表面に
銅以外の導体からなる導体箔を設けてもよい。また、上
述実施の形態においては、エッチング防止膜としてドラ
イフィルム32、78を用いたが、他のエッチング防止
膜を用いてもよい。また、上述実施の形態においては、
外部樹脂板21の表面にドライフィルム32を設けたの
ち、エッチングにより外部樹脂板1の表面の表面銅メッ
キ層26および銅メッキ層12、19を除去したが、エ
ッチングにより外部樹脂板1の表面の表面銅メッキ層2
6および銅メッキ層5、12、19を除去してもよい。
また、上述実施の形態においては、外部樹脂板67の表
面にドライフィルム78を設けたのち、エッチングによ
り外部樹脂板41の表面の表面銅メッキ層75および銅
メッキ層65を除去したが、エッチングにより外部樹脂
板41の表面の表面銅メッキ層75および銅メッキ層4
5、55、65を除去してもよい。また、上述実施の形
態においては、外部樹脂板21の外部樹脂板1側とは反
対側の表面に厚さが63μmの銅箔81を設け、また外
部樹脂板67の外部樹脂板41側とは反対側の表面に厚
さが48μmの銅箔91を設けたが、第2の外部樹脂板
の第1の外部樹脂板側とは反対側の表面に厚さが25μ
m以上の導体箔、30μm以上の導体箔、35μm以上
の導体箔、40μm以上の導体箔、45μm以上の導体
箔、50μm以上の導体箔、55μm以上の導体箔、6
0μm以上、65μm以上の導体箔、70μm以上の導
体箔、75μm以上の導体箔を設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る配線基板の製造方法におい
ては、第1の外部樹脂板の表面の配線層形成用導体層の
厚さを小さくすることができるから、第1の外部樹脂板
の表面に形成された表面配線層に微細なパターンを形成
することができ、また第1の外部樹脂板の表面に形成さ
れた表面配線層を形成する際のサイドエッチング量が小
さいので、第1の外部樹脂板の表面に形成された表面配
線層のインピーダンス特性が良好である。
【0022】また、スルホールを設けたのち、スルホー
ル内に樹脂を充填するとともに、第2の外部樹脂板の表
面にエッチング防止膜を設け、第1の外部樹脂板の表面
の表面メッキ層、第1、第2のメッキ層の少なくとも一
部を除去したのちに、第1の外部樹脂板の表面に表面配
線層を形成したときには、容易に第1の外部樹脂板の表
面の表面メッキ層、第1、第2のメッキ層の少なくとも
一部を除去することができる。
【0023】また、第2のビアホールを設けたのち、基
板体と第1の外部樹脂板の第2の外部樹脂板側とは反対
側の表面に設けられた第1の導体箔の厚さよりも大きい
厚さの第2の導体箔を第1の外部樹脂板側とは反対側の
表面に有する第2の外部樹脂板とを接着し、スルホール
を設け、スルホール内に樹脂を充填し、第1の外部樹脂
板の表面の表面メッキ層、第1、第2のメッキ層、第1
の導体箔の少なくとも一部、第2の外部樹脂板の表面の
表面メッキ層、第2の導体箔の少なくとも一部を除去し
たのちに、第1の外部樹脂板の表面に表面配線層を形成
したときには、容易に第1の外部樹脂板の表面の表面メ
ッキ層、第1、第2のメッキ層、第1の導体箔の少なく
とも一部を除去することができる。
【0024】また、内部樹脂板の両面に形成された内部
配線層を接続する両面接続ビアホールを設けたときに
は、回路設計をさらに自由に行なうことができ、また配
線基板をさらに小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線基板の製造方法の説明図であ
る。
【図2】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図3】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図4】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図5】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図6】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図7】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図8】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図9】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明図
である。
【図10】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明
図である。
【図11】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明
図である。
【図12】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明
図である。
【図13】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明
図である。
【図14】本発明に係る他の配線基板の製造方法の説明
図である。
【図15】従来の配線基板の製造方法の説明図である。
【図16】従来の配線基板の製造方法の説明図である。
【図17】従来の配線基板の製造方法の説明図である。
【図18】従来の配線基板の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
1…第1の外部樹脂板 4…第1のビアホール用孔 5…第1の銅メッキ層 6…第1のビアホール 7…内部樹脂板 11…第2のビアホール用孔 12…第2の銅メッキ層 13…第2のビアホール 14…内部樹脂板 18…第3のビアホール用孔 19…第3の銅メッキ層 20…第3のビアホール 21…第2の外部樹脂板 25…スルホール用孔 26…表面銅メッキ層 27…スルホール 31…樹脂 32…ドライフィルム 33…表面配線層 41…第1の外部樹脂板 44…第1のビアホール用孔 45…第1の銅メッキ層 46…第1のビアホール 47…内部樹脂板 52…両面接続ビアホール 54…第2のビアホール用孔 55…第2の銅メッキ層 56…第2のビアホール 57…内部樹脂板 62…両面接続ビアホール 64…第3のビアホール用孔 65…第3の銅メッキ層 66…第3のビアホール 67…第2の外部樹脂板 72…両面接続ビアホール 74…スルホール用孔 75…表面銅メッキ層 76…スルホール 77…樹脂 78…ドライフィルム 79…表面配線層 81…銅箔 82…スルホール用孔 83…表面銅メッキ層 84…スルホール 85…樹脂 86…表面配線層 91…銅箔 94…両面接続ビアホール 96…スルホール用孔 97…表面銅メッキ層 98…スルホール 99…樹脂 100…表面配線層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の外部樹脂板を貫通する第1のビアホ
    ール用孔を設け、上記第1のビアホール用孔の内面、上
    記第1の外部樹脂板の表面に第1のメッキ層を設けるこ
    とにより第1のビアホールを設け、上記第1の外部樹脂
    板と内部樹脂板とを接着し、上記第1の外部樹脂板、内
    部樹脂板を貫通する第2のビアホール用孔を設け、上記
    第2のビアホール用孔の内面、上記第1の外部樹脂板の
    表面に第2のメッキ層を設けることにより第2のビアホ
    ールを設け、上記第1の外部樹脂板、上記内部樹脂板を
    有する基板体と第2の外部樹脂板とを接着し、上記基板
    体、上記第2の外部樹脂板を貫通するスルホール用孔を
    設け、上記スルホール用孔の内面、上記第1の外部樹脂
    板の表面に表面メッキ層を設けることによりスルホール
    を設け、上記第1の外部樹脂板の表面の上記表面メッキ
    層、上記第1、第2のメッキ層の少なくとも一部を除去
    したのちに、上記第1の外部樹脂板の表面に表面配線層
    を形成することを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】上記スルホールを設けたのち、上記スルホ
    ール内に樹脂を充填するとともに、上記第2の外部樹脂
    板の表面にエッチング防止膜を設け、上記第1の外部樹
    脂板の表面の上記表面メッキ層、上記第1、第2のメッ
    キ層の少なくとも一部を除去したのちに、上記第1の外
    部樹脂板の表面に上記表面配線層を形成することを特徴
    とする請求項1に記載の配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】上記第2のビアホールを設けたのち、上記
    基板体と上記第1の外部樹脂板の上記第2の外部樹脂板
    側とは反対側の表面に設けられた第1の導体箔の厚さよ
    りも大きい厚さの第2の導体箔を上記第1の外部樹脂板
    側とは反対側の表面に有する上記第2の外部樹脂板とを
    接着し、上記スルホールを設け、上記スルホール内に樹
    脂を充填し、上記第1の外部樹脂板の表面の上記表面メ
    ッキ層、上記第1、第2のメッキ層、上記第1の導体箔
    の少なくとも一部、上記第2の外部樹脂板の表面の上記
    表面メッキ層、上記第2の導体箔の少なくとも一部を除
    去したのちに、上記第1の外部樹脂板の表面に表面配線
    層を形成することを特徴とする請求項1に記載の配線基
    板の製造方法。
  4. 【請求項4】上記内部樹脂板の両面に形成された内部配
    線層を接続する両面接続ビアホールを設けることを特徴
    とする請求項1、2または3に記載の配線基板の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6380715B1 (ja) * 2016-11-28 2018-08-29 株式会社村田製作所 多層基板、多層基板の回路基板への実装構造、多層基板の実装方法および多層基板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6380715B1 (ja) * 2016-11-28 2018-08-29 株式会社村田製作所 多層基板、多層基板の回路基板への実装構造、多層基板の実装方法および多層基板の製造方法

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