JP2002170466A - リレー駆動回路 - Google Patents

リレー駆動回路

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JP2002170466A
JP2002170466A JP2000364645A JP2000364645A JP2002170466A JP 2002170466 A JP2002170466 A JP 2002170466A JP 2000364645 A JP2000364645 A JP 2000364645A JP 2000364645 A JP2000364645 A JP 2000364645A JP 2002170466 A JP2002170466 A JP 2002170466A
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exciting coil
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Ayumi Kubota
歩 久保田
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレーからの発熱を有効に防止しうるリレー
駆動回路であって、簡素かつコンパクトに構成でき、コ
スト削減を図り得るものを提供する。 【解決手段】 リレー3の励磁コイル3Bへの通電をリ
レー駆動トランジスタ2のオン/オフにより切り換える
リレー駆動回路において、励磁コイル3Bの下流に電流
制限抵抗7と電流切換トランジスタ8を並列に配設する
とともに、リレー接点部3Aと負荷6との間の電圧を電
流切換トランジスタ8のベース端子に導く。これによ
り、リレー3の切換動作時には、電流切換トランジスタ
8をオンとして励磁コイル3に十分な動作電流を流す一
方、リレー3の切換後には、電流切換トランジスタ8を
オフとして励磁コイル3に流れる電流を電流制限抵抗7
によって制限されたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リレー駆動回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種電子機器への通電をオン
/オフするために、リレー駆動回路が用いられている。
このようなリレー駆動回路において、通電にともなうリ
レーからの発熱を抑制できるようにしたものが、例えば
特開平10−255627号公報に開示されている。こ
の特開平10−255627号公報には、2つのタイプ
のリレー駆動回路が開示されている。
【0003】第1のタイプのリレー駆動回路は、2個の
リレー駆動用トランジスタを備え、リレー切換時(リレ
ーをオフからオンするとき)には、第1のリレー駆動用
トランジスタをオン、第2のリレー駆動回路をオフと
し、第1のリレー駆動用トランジスタ側の抵抗無しの回
路を用いて、リレーの励磁コイルに通電する。このよう
なリレー切換動作の開始から所定時間が経過したなら
ば、第1のリレー駆動用トランジスタをオフ、第2のリ
レー駆動回路をオンとし、第2のリレー駆動用トランジ
スタ側の電流制限抵抗付きの回路を用いて、リレーの励
磁コイルに通電して、リレーをオン状態に保持する。こ
のような構成により、リレーを保持するときに励磁コイ
ルに通電すべき電流(リレー保持電流)がリレー切換の
ために励磁コイルに通電すべき電流(リレー動作電流)
よりも少なくて済むことに対応して、リレー切換後の励
磁コイルへの通電量を少なくすることができ、リレーか
らの発熱を抑制できる。
【0004】一方、第2のタイプのリレー駆動回路で
は、リレーの励磁コイルとリレー駆動用トランジスタ
(本タイプでは1個)との間に、抵抗とコンデンサを並
列に挿入する。これにより、リレーをオフからオンに切
り換えるときには、コンデンサを通して流れる変位電流
によって、リレーがオンするための感動電圧(リレー動
作電流を流すために励磁電流に印加すべき電圧)を確保
する一方で、直流的には抵抗を通してのみ電流が流れる
ようにして、通電量を抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つのタイプのリレー駆動回路には、それぞれ以下に述べ
るような問題点がある。
【0006】まず、第1のタイプのリレー駆動回路で
は、リレー切換開始から所定時間を計測する必要があ
る。この場合、所定時間をハードウェアで生成するので
は、ハードウェアが高価となってしまう。このため、第
1、第2のリレー駆動用トランジスタをCPUにより制
御することになるが、この場合は、2つのリレー駆動用
トランジスタを独立に制御する必要があり、一つのリレ
ー駆動回路がCPUの出力ポートを2本ずつ占有するこ
とになってしまい、CPUの合理的な活用が図れない。
【0007】また、第2のタイプのリレー駆動回路は、
変位電流によってリレーをオンする構成であるので、例
えばリレーに10msにわたって変位電流を流そうとす
ると、一般に励磁コイルの直流抵抗値は100Ω程度で
あるため、コンデンサの容量としては100μF程度の
大容量が必要となる。このような大容量のコンデンサと
なると現実的には電解コンデンサを使用することになる
が、電解コンデンサには、容量に温度特性やばらつきが
あること、実装サイズが大きいこと、高価であること等
の欠点があり、適切な電流切換を行い得るリレー駆動回
路をコンパクト、低コストで構成することが難しくなっ
てしまう。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、リレーからの発熱を有効に防止しうるリ
レー駆動回路であって、簡素かつコンパクトに構成で
き、コスト削減を図り得るものを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、励磁コ
イルへの通電を制御することによりリレー接点部をオン
/オフするリレー駆動回路において、前記励磁コイルへ
の通電/非通電を切り換えるリレー駆動手段と、前記リ
レー接点部側の回路の電圧に基づいて前記励磁コイルへ
の通電量を切り換える電流切換手段とを備えた。
【0010】第2の発明では、前記電流切換手段は、前
記リレー接点部側の回路の電圧が、リレーがオフである
ことを示す電圧のときには、リレーの接続動作のために
必要な動作電流を前記励磁コイルに通電可能とする一方
で、前記リレー接点部側の回路の電圧が、リレーがオフ
からオンに切り換わったことを示す電圧となったときに
は、前記励磁コイルへの通電量をリレーの接続状態を維
持するために必要な範囲で減少させる。
【0011】第3の発明では、前記励磁コイルの下流に
電流制限抵抗と電流切換トランジスタとを並列に配設
し、この電流切換トランジスタのオン/オフを前記リレ
ー接点部側の回路の電圧で制御する。
【0012】第4の発明では、前記リレー接点部を負荷
の下流に配設するとともに、前記電流切換トランジスタ
のベース端子をベース抵抗を介して前記負荷と前記リレ
ー接点部の間に接続した。
【0013】
【発明の作用および効果】第1の発明では、励磁コイル
への通電の/非通電はリレー駆動手段により切り換えら
れる一方で、励磁コイルに通電された後の通電量の切換
(調整)は、リレー接点部側の回路の電圧に基づいて行
われる。このため、通電量の切換のタイミングを時間で
管理する必要がなく、時間の計測手段が不要となる。ま
た、通電量の切換は、リレー接点部側の回路の電圧に直
接的に基づいてなされるので、リレーのオン/オフに対
して時間的な遅れなく実行できる。また、リレー駆動手
段(例えばリレー駆動用トランジスタ)は一つだけで済
むので、リレー駆動手段をCPUで制御する場合に、一
つのリレー駆動回路のためにCPUの複数の出力端子が
占有されてしまうこともない。したがって、リレー駆動
回路の簡素化および低コスト化を図り得る。
【0014】第2の発明では、リレーをオフからオンに
切り換えるときには、励磁コイルにはリレーを切換動作
させるのに十分な電流が通電可能である一方で、リレー
がオンに切り換わった後には、リレーのオン状態を保持
するために必要な範囲で電流が制限される。したがっ
て、リレーの切換動作は問題なく行われる一方で、リレ
ー切換後は、励磁コイルへの通電量が少なくなり、ジュ
ール熱による励磁コイルからの発熱を抑制することがで
きる。
【0015】第3の発明では、電流切換トランジスタが
オンのときには、励磁コイルからの電流は電流切換トラ
ンジスタを通って流れ、リレーの切換動作を行うために
十分な電流が確保される一方で、電流切換トランジスタ
がオフのときには、励磁コイルからの電流は電流制限抵
抗を通って流れることにより、制限される。したがっ
て、リレーのオン/オフに応じて励磁コイルに流れる電
流を切り換えるリレー駆動回路を、簡素かつコンパクト
に構成でき、コスト削減を図り得る。
【0016】第4の発明では、リレーがオフであれば、
電流切換トランジスタのベース端子下流にはリーク電流
の経路が無いので、リーク電流によりバッテリーを消耗
してしまうことはない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0018】図1には、本発明の第1の実施の形態のリ
レー駆動回路を示す。
【0019】このリレー駆動回路は、CPU1からの制
御信号で、リレー駆動用トランジスタ2をオン/オフす
ることにより、リレー3を開閉駆動するものである。
【0020】リレー駆動用トランジスタ2は、NPNト
ランジスタからなり、そのコレクタ端子はリレー3側
(電流制限抵抗7および電流切換トランジスタ8)に、
エミッタ端子はGNDに、ベース端子はCPU1の出力
端子に、それぞれ接続されている。これにより、CPU
1からの制御信号で、リレー駆動用トランジスタ2のオ
ン/オフが切り換えられる。この場合、CPU1の出力
端子とリレー駆動用トランジスタ2のベース端子の間に
はベースバイアス抵抗4(抵抗値R1)が、リレー駆動
用トランジスタ2のベース端子とGND間にはベースバ
イアス抵抗7(抵抗値R2)が、それぞれ設けられてい
る。
【0021】リレー3は、負荷6への電圧供給を断続す
るリレー接点部3Aと、このリレー接点部3Aを開閉駆
動する励磁コイル3Bとから構成される。
【0022】リレー接点部3A側の回路から説明する
と、リレー接点部3Aの上流側端子はVB電源に接続さ
れ、下流側端子は負荷6に接続される。負荷6の下流は
GND(アース)に接続される。これにより、リレー3
の開閉によって、負荷6に対するVB電源の供給/非供
給が切り換えられる。
【0023】一方、励磁コイル3B側の回路において
は、励磁コイル3Bの上流側端子には、VB電圧が接続
される。また、励磁コイル3Aの下流側端子には、電流
制限抵抗7(抵抗値R3)と電流切換トランジスタ8の
並列接続を介して、リレー駆動用トランジスタ2のコレ
クタ端子が接続される。
【0024】電流制限抵抗7は、リレー3がオン(接
続)した後に、励磁コイル3Bに流れる電流値を制限す
るための抵抗である。この電流制限抵抗7の抵抗値R3
としては、励磁コイル3にリレー3をオン状態に保持し
ておくための電流を流しておく必要性と、リレー3の発
熱を最小限に抑制するという要請のバランスによって、
適切な値が選択される。
【0025】電流切換トランジスタ8は、そのオン/オ
フにより励磁コイル3からの電流を電流制限抵抗7側に
流すか否かを切り換えるトランジスタである。つまり、
リレー3をオフからオンに切り換えるときには、電流切
換トランジスタ8を介して、リレー3の切換のために十
分な電流が流れる一方、リレー3の切換が終了した後に
は、電流は電流制限抵抗7を介して流れ、リレー3を保
持するのに必要な通電量に制限される。
【0026】電流切換トランジスタ8はPNPトランジ
スタからなり、そのエミッタ端子には励磁コイル3が、
コレクタ端子にはNPNトランジスタ2のコレクタ端子
が、それぞれ接続されている。また、電流切換トランジ
スタ8のベース端子には、ベース抵抗9(抵抗値R4)
を介して、リレー接点部3Aの下流側端子が接続され
る。これにより、電流切換トランジスタ7のオン/オフ
は、リレー3のオフ/オン(切断/接続)によって切り
換えられる。なお、ベース抵抗9の抵抗値R4は、負荷
6の抵抗値RLに比して十分大きな値とする。
【0027】つぎに作用を説明する。
【0028】リレー3をオフとして、負荷6のVB電源
を供給しないときには、CPU1の出力端子からローレ
ベルを出力する。これにより、NPNトランジスタ2の
ベース電圧はローレベルとなり、リレー駆動用トランジ
スタ2はオフとなるので、リレー3もオフとなる。
【0029】リレー3をオンとするには、CPU1の出
力端子からの出力をハイレベルとする。これにより、リ
レー駆動用トランジスタ2がオンし、励磁コイル3Bに
励磁電流が流れ、リレー接点部3Aが接続状態に切り換
えられる。このようにリレー接点部3Aがオフからオン
に切り換えられるまでの段階では、電流切換トランジス
タ8のベース端子は、リレー接点部3Aを介してVB電
源が供給されておらず、このベース電圧はベース抵抗9
および負荷6を介してGNDにバイアスされているの
で、電流切換トランジスタ8はオン状態となっている。
このため、この通電の初期段階においては、VB電源か
らの電流は、電流制限抵抗7よりも抵抗値の小さな電流
切換トランジスタ8側を流れる。つまり、電流は励磁コ
イル3→電流切換トランジスタ8→リレー駆動用トラン
ジスタ2の経路で流れ、リレー接点部3Aの切り換えの
ために十分な動作電流を、励磁コイル3Aに流すことが
できる。
【0030】一方、リレー接点部3Aがオンの切り換え
られた後は、電流切換トランジスタ8のベース電圧はリ
レー3を介して供給されるVBレベルとなり、電流切換
トランジスタ8はオフする。このため、リレー3がオン
に切り換えられた後は、VB電源からの電流は、励磁コ
イル3B→電流制限抵抗7→リレー駆動用トランジスタ
2の経路で流れ、電流値は電流制限用の電流制限抵抗7
により制限されたものとなる。したがって、リレー3の
切り換え後には、励磁コイル3に流れる電流を、リレー
3のオン状態を保持するために必要最小限のものに減少
させることができ、リレー3からの発熱を抑制すること
ができる。
【0031】以上のように、本実施の形態によれば、リ
レー3の切換時には励磁コイル3に十分な動作電流を流
す一方で、リレー3の切換後にはオン状態保持のための
電流を低減させるリレー駆動回路を、簡素な構成で実現
でき、このために使用されるCPU1の出力ポートは一
つだけで済むようにできる。また、電流切換トランジス
タ8から電流制限抵抗7への電流経路の切換は、リレー
3が切り換わったことに基づいてなされるので、切換の
ための時間管理をする計測手段等は不要である。また、
リレー接点部3A側の電圧に基づいて、直接的に電流切
換トランジスタ8をオン/オフ制御するので、切換のた
めのロス時間を僅かなものとすることができる。
【0032】本実施の形態の説明の最後に、具体的な数
値例を示す。
【0033】本実施の形態のリレー駆動回路では、例え
ば、VB電圧=12V、リレー感動電圧=8V、リレー
保持電圧=4V、励磁コイル3の抵抗値=100Ω、負
荷6の抵抗値RL=3Ωとする。ここで、リレー感動電
圧とは、リレー3をオフからオンに切り換えるための動
作電流を流すために励磁コイル3に印加すべき電圧であ
る。また、リレー保持電圧とは、リレー3をオン状態に
保持するための保持電流を流すために励磁コイル3に印
加すべき電圧である。
【0034】これらの条件によると、まず、電流値制限
のための電流制限抵抗7の抵抗値R3は、 励磁コイル抵抗値×[(VB電圧−リレー保持電圧)/
リレー保持電圧] により求められ、 R3=100Ω×(12V−4V)/4V=200Ω となる。
【0035】また、リレー感動電圧を確保するための電
流値は、 リレー感動電圧/励磁コイル抵抗値=8V/100Ω=
80mA であるから、電流切換トランジスタ8(hfe=100
とする)のベース電流値は、 80mA/100=800μA となる。よって、電流切換トランジスタ8のベース抵抗
9の抵抗値は、 (12V−0.7V)/800μA−100Ω−3Ω=
14.022kΩ とすればよいことになる(実際には、12kΩとす
る)。
【0036】このような設定値によれば、リレー3を切
換動作させるときの励磁コイル3における消費電力は、 12V×12V/100Ω=1.44W であるのに対して、リレー3をオン状態に保持するとき
の励磁コイル3における消費電力は、 12V×12V/(100Ω+200Ω)=0.48W となる。このように、リレー3の切換後には大幅な電力
低減を図ることができ、リレー3の発熱を抑制できる。
【0037】なお、本実施の形態では、リレー3のオフ
時に、励磁コイル3→電流切換トランジスタ8→ベース
抵抗9→負荷6の経路でリーク電流が発生するが、その
電流値は、 12V/12kΩ=1mA に過ぎないので、この電流によってリレー3がオンする
ことはない。
【0038】図2には、本発明の第2の実施の形態を示
す。
【0039】図示されるように、本実施の形態において
は、リレー13の励磁コイル13B側の回路は、上記第
1の実施の形態と同様の構成であり、CPU11、リレ
ー駆動用トランジスタ12、リレー13(励磁コイル1
3B)、リレー駆動用トランジスタ12のベースバイア
ス抵抗14、15、電流制限抵抗17、電流切換トラン
ジスタ18、およびVB電源から構成される。第1の実
施の形態と異なる点は、電流切換トランジスタ18がN
PNトランジスタとなっている点のみである。電流切換
トランジスタ18は、コレクタ端子が励磁コイル13下
流端子に、エミッタ端子がリレー駆動用トランジスタ1
2のコレクタ端子に、ベース端子がベースバイアス抵抗
を介してCPU11の出力端子に、それぞれ接続されて
いる。
【0040】一方、リレー13のリレー接点部13A側
の回路は、第1の実施の形態とは異なり、負荷16がリ
レー13の上流に設けられる。つまり、負荷16の上流
側には、VB電源が接続され、下流側には、リレー13
のリレー接点部13A上流端子と、電流切換トランジス
タ18のベース抵抗19とが接続される。リレー接点部
13Aの下流側は、GNDに接続される。
【0041】このような回路構成によっても、リレー駆
動回路の基本的な動作は、上記第1の実施の形態と同様
である。つまり、リレー13は、CPU11からの制御
電圧によりリレー駆動用トランジスタ12がオン/オフ
することで動作する。この場合、リレー13がオフのと
きには、電流切換トランジスタ18のベース電圧はベー
ス抵抗19によりGNDに対してバイアスされており、
ハイレベルとなっているので、電流切換トランジスタ1
8はオンである。したがって、リレー13がオフからオ
ンに切り換えられるまでは、電流は電流切換トランジス
タ18側を通って流れ、十分な動作電流が確保される。
一方、リレー13がオンに切り換わった後は、負荷16
に電流が流れ、負荷16の下流のベース電圧はローレベ
ルとなるので、電流切換トランジスタ18はオフする。
これにより、電流は電流制限抵抗17側を通って流れ、
通電量が低減されることになる。
【0042】このように本実施の形態によっても、上記
第1の実施の形態と同様に、リレー13の切換時には励
磁コイル13Bに十分な動作電流を流す一方で、リレー
13の切換後にはオン状態保持のための電流を低減させ
るリレー駆動回路を、CPU11の出力ポートを一つだ
け使用した簡素な構成で実現できる。
【0043】さらに、本実施の形態によれば、リレー1
3がオフのときにリーク電流が全く生じないという利点
がある。つまり、電流切換トランジスタ18のベース端
子下流は、切断状態のリレー接点部13Aに接続してい
るので、リーク電流が流れる経路は存在しない。したが
って、リーク電流によってバッテリーが消耗してしまう
ことはない。
【0044】なお、上記各実施の形態では、電流切換ト
ランジスタ8、18としてバイポーラ型トランジスタを
使用していたが、本発明はこのような形態に限られるも
のではなく、電流切換トランジスタ8、18としてFE
Tを採用することもできる。特に第1の実施の形態にお
いて電流切換トランジスタ8をFETとすれば、リレー
3のオフ時におけるリーク電流を防ぐことができるの
で、リーク電流によるバッテリー消耗を防止するために
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 リレー駆動用トランジスタ 3 リレー 3A リレー接点部 3B 励磁コイル 4 ベースバイアス抵抗 5 ベースバイアス抵抗 6 負荷 7 電流制限抵抗 8 電流切換トランジスタ 9 ベース抵抗 11 CPU 12 リレー駆動用トランジスタ 13 リレー 13A リレー接点部 13B 励磁コイル 14 ベースバイアス抵抗 15 ベースバイアス抵抗 16 負荷 17 電流制限抵抗 18 電流切換トランジスタ 19 ベース抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁コイルへの通電を制御することにより
    リレー接点部をオン/オフするリレー駆動回路におい
    て、 前記励磁コイルへの通電/非通電を切り換えるリレー駆
    動手段と、 前記リレー接点部側の回路の電圧に基づいて前記励磁コ
    イルへの通電量を切り換える電流切換手段と、 を備えたことを特徴とするリレー駆動回路。
  2. 【請求項2】前記電流切換手段は、前記リレー接点部側
    の回路の電圧が、リレーがオフであることを示す電圧の
    ときには、リレーの接続動作のために必要な動作電流を
    前記励磁コイルに通電可能とする一方で、前記リレー接
    点部側の回路の電圧が、リレーがオフからオンに切り換
    わったことを示す電圧となったときには、前記励磁コイ
    ルへの通電量をリレーの接続状態を維持するために必要
    な範囲で減少させることを特徴とする請求項1に記載の
    リレー駆動回路。
  3. 【請求項3】前記励磁コイルの下流に電流制限抵抗と電
    流切換トランジスタとを並列に配設し、この電流切換ト
    ランジスタのオン/オフを前記リレー接点部側の回路の
    電圧で制御することを特徴とする請求項2に記載のリレ
    ー駆動回路。
  4. 【請求項4】前記リレー接点部を負荷の下流に配設する
    とともに、前記電流切換トランジスタのベース端子をベ
    ース抵抗を介して前記負荷と前記リレー接点部の間に接
    続したことを特徴とする請求項3に記載のリレー駆動回
    路。
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