JP2002170107A - 電子機器における指紋照合装置 - Google Patents

電子機器における指紋照合装置

Info

Publication number
JP2002170107A
JP2002170107A JP2000364409A JP2000364409A JP2002170107A JP 2002170107 A JP2002170107 A JP 2002170107A JP 2000364409 A JP2000364409 A JP 2000364409A JP 2000364409 A JP2000364409 A JP 2000364409A JP 2002170107 A JP2002170107 A JP 2002170107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingerprint
contact glass
fingerprint collation
light source
pressure plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000364409A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yamaguchi
芳徳 山口
Masa Sugimoto
雅 杉本
Masataka Chiga
正敬 千賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2000364409A priority Critical patent/JP2002170107A/ja
Publication of JP2002170107A publication Critical patent/JP2002170107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/12Fingerprints or palmprints
    • G06V40/13Sensors therefor
    • G06V40/1324Sensors therefor by using geometrical optics, e.g. using prisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指紋照合装置を簡単かつ安価に構成する。 【解決手段】 複写機におけるフラットベッド型のスキ
ャナSNは、コンタクトガラス1と圧板2を有する他、
光源部12と撮像部13とを有する。コンタクトガラス
1の端部上面には、レンズ28、29を構成する透明部
材21が固定され、透明部材21の上面に三角プリズム
22が固定される。プリズム22の傾斜面が、指先Fが
押し当てられる指紋照合面23とされている。指紋照合
時には、光源部12からの検知光線が、指紋照合面23
に照射されて鏡面反射された後、レンズ28、29を通
って撮像部13へ入射される。図4に示すように、ケー
ス11に、コンタクトガラス1とほぼ同一高さ位置に指
紋照合面23を構成するプリズム42を配設すると共
に、その下方に反射ミラー47、48を配設することも
できる。圧板2に開口部30(31)を形成しておくこ
とにより、圧板2を閉じたときでも指紋照合面23に指
先Fを押し当てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器における
指紋照合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、本人確認を指紋照合によって行う
ことが多くなっており、例えばファクシミリや複写機等
の電子機器の使用許可判別のために指紋照合を行うこと
が行われている。指紋照合装置は、基本的に、指先が押
し当てられる指紋照合面と、指紋照合面に検知光線を照
射する光源部と、指紋照合面から反射された検知光線が
入射される撮像部とととを有しており、撮像部に入射さ
れた指先の指紋が登録してある指紋と一致するか否かが
判断されることになる。
【0003】一方、最近では、フラットベッド型のスキ
ャナが、スキャナ単体として販売される他、ファクシミ
リや複写機等の電子機器に組み込んで販売されている。
このフラットベッド型のスキャナは、基本的に、原稿が
載置されるコンタクトガラスと、それぞれ該コンタクト
ガラスの下方に配設された光源部および撮像部とを有し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子機器の
使用許可等のために、指紋照合によって本人確認を行う
場合、別途独立して指紋照合装置を設けることは、構造
が複雑になるばかりでなく、コストがかなり高いものと
なってしまうことになる。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、フラットベッド型のスキャナ
を有する電子機器に対して簡便に指紋照合装置を組み込
むことのできるようにした電子機器における指紋照合装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はその解決手法として、基本的に、スキャナ
の有する光源部と撮像部とを、指紋照合装置用として兼
用させるようにしてある。具体的には、本発明にあって
は特許請求の範囲における請求項1に記載のような解決
手法を採択してある。すなわち、原稿が載置されるコン
タクトガラス(例えば図2のコンタクトガラス1)とそ
れぞれ該コンタクトガラスの下方に配設された光源部
(例えば図2の光源部12)および撮像部(例えば図2
の撮像部13)とを有するフラットベッド型のスキャナ
を備えた電子機器における指紋照合装置(例えば図2の
符号SS)であって、指先(例えば図2の指先F)が押
し当てられる指紋照合面(例えば図2の指紋照合面2
3)と、前記光源部と指紋照合面と撮像部とを、該光源
部からの検知光線(例えば図2の矢印α、β)が該指紋
照合面で鏡面反射されて該撮像部に入射されるように光
学的に結合するための指紋照合用の光学系(例えば図2
の透明部材21、三角プリズム22)と、を備えたもの
としてある。
【0007】本発明によれば、スキャナとして使用する
ときは、従前と同様に、コンタクトガラスに原稿を載置
して、光源部からの検知光線を原稿面上で反射させて撮
像部に入射させればよい。指紋照合装置として使用する
ときは、指紋照合面に指先が押し当てられた状態で、光
源部からの検知光線を指紋照合面で反射させて撮像部に
入射させればよい。
【0008】上記解決手法を前提とした好ましい態様は
次のとおりである。特許請求の範囲における請求項2に
記載のように、前記コンタクトガラスの上方に前記指紋
照合面および前記光学系が設けられているように設定す
ることができる(例えば図2の指紋照合装置SS)。こ
の場合はコンタクトガラスの下方に配設されているスキ
ャナ用の各種部品との干渉等を考慮することなく、指紋
照合面や光学系を設置できる。
【0009】特許請求の範囲における請求項3に記載の
ように、前記コンタクトガラスの下方に前記光学系が設
けられているように設定することができる(例えば図4
の指紋照合装置SS)。この場合は、コンタクトガラス
よりも高い位置に突起物が存在する事態を極力防止する
上で好ましいものとなる。
【0010】特許請求の範囲における請求項4に記載の
ように、前記スキャナが、前記コンタクトガラス上に重
合される開閉自在な圧板(例えば図2の圧板2)をさら
に有し、前記圧板には、前記指紋照合面に対応した位置
において開口部(例えば図2の開口部30)が形成され
ている、ような設定とすることができる。この場合は、
圧板が開いた状態はもとより、この圧板を閉じた状態つ
まりコンタクトガラスに重合された状態でも、上記開口
部を通して指紋照合面に指先を接触させて、指紋照合を
行うことが可能となる。
【0011】特許請求の範囲における請求項5に記載の
ように、前記指紋照合面が、前記コンタクトガラスの上
面高さ位置とほぼ同一高さ位置に設定されている、よう
に設定することができる(例えば図4の指紋照合面2
3)。この場合は、指紋照合面が、作業し易い高さ位置
に設定されているコンタクトガラスとほぼ同一高さ位置
とされるので、使い勝手向上の上で好ましいものとな
る。
【0012】特許請求の範囲における請求項6に記載の
ように、前記指紋照合面が、前記コンタクトガラスの周
縁部を保持しているスキャナのケース(例えば図4のケ
ース11)に設けられている、ような設定とすることが
できる(例えば図4のような設定)。この場合は、原稿
読み取りのために設けられるコンタクトガラスとは無関
係に指紋照合面を配設することができ、指紋照合面の配
設位置の選定が容易になる等の利点がある。
【0013】なお、光源部からの検知光線は、指紋照合
面に照射するときあるいは指紋照合面で反射されて撮像
部へ入射されるときに、コンタクトガラスを通して行う
ようにすることもでき(例えば図2)、あるいはコンタ
クトガラスを通さないようにして行うこともできる(例
えば図4)。特に、コンタクトガラスの周縁部を保持し
ているスキャナのケースに指紋照合面を形成する場合
は、検知光線を、コンタクトガラスを全く通すことな
く、指紋照合面への照射と撮像部への入射とを行うこと
ができる(例えば図4)。
【0014】本発明は、フラットベッド型のスキャナを
有する電子機器であれば、フラットベッド型のスキャナ
そのものに対して適用できることは勿論のこと、ファク
シミリや複写機等種々の電子機器に適用できるものであ
り、電子機器の種類を特に問わないものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるフラ
ットベッド型スキャナを備えた電子機器の一例を示すも
ので、実施形態では複写機とされている。この図1にお
いて、SNはスキャナで、1はそのコンタクトガラス
(原稿台)、2はコンタクトガラス1に重合される開閉
自在な圧板である。圧板2は、既知のように、コンタク
トガラス1上に載置される原稿を押圧するときに閉とさ
れてコンタクトガラス1に重合され、コンタクトガラス
1への原稿載置や原稿取出しのときは、図1に示すよう
な開状態とされる。
【0016】上記スキャナSNに付設される指紋照合装
置SSの一例が、図2に示される。この図2において、
11はコンタクトガラス1の周縁部を保持しているスキ
ャナSNのケースでり、12はスキャナSNの光源部で
あり、13はスキャナSNの撮像部(実施形態ではCC
Dを用いたラインセンサで構成)である。光源部12と
撮像部13とは、図示を略すモータ等の駆動源によって
コンタクトガラス1に沿って互いに一体に駆動されるも
ので、一体化のための連結部14が簡略的に図示され
る。
【0017】コンタクトガラス1の周縁部より具体的に
はケース11との境界部分直近において、コンタクトガ
ラス1の上部には、指紋照合装置用の指紋照合面と光学
系とが構成されている。すなわち、コンタクトガラス1
の上面にアクリルや硝子等の透明部材21が固定され、
この透明部材21の上面に三角プリズム22が固定され
て、三角プリズム22の傾斜した一片が指紋照合面23
とされている。この三角プリズム22および透明部材2
3の設置個所は、図1において符号X1で示す位置とな
る。
【0018】透明部材21のうち所定の一側面には、検
知光線を全反射するためのコーティィング膜24が施さ
れている。また、透明部材21の内部には、互いに直列
に3つの空洞部25、26、27が形成されて、空洞部
25と26との間に凹レンズ28が構成され、空洞部2
6と27との間に凸レンズ29が構成されている。
【0019】図2において、指紋照合面23に押し当て
られた指先が符号Fで示され、光源部12および撮像部
13が図2の実線で示す位置にあるときが、指紋読み取
り開始位置であり、この読み取り開始位置から若干図中
右方へ変位されて一点鎖線で示す位置が指紋読み取り終
了位置である。
【0020】指紋読み取りの最中においては、光源部1
2から照射される検知光線が、図中矢印で示すような経
路を経て、最終的に撮像部13へ入射される。なお、矢
印αで示す検知光線が指紋読み取り開始位置に対応した
ものであり、図中βで示す矢印が指紋読み取り終了位置
に対応したものである。この矢印α、βから既に明らか
なように、光源部12からの検知光線は、コンタクトガ
ラス1を通った後、透明部材21のコーティング膜24
で全反射されて指紋照合面23に照射される。検知光線
は、指紋照合面23で鏡面反射されるが、反射後の検知
光線は指先Fの指紋を反映したものとなる。指紋照合面
23で反射された検知光線は、透明部材21中に構成さ
れた凹レンズ28、凸レンズ29を通過した後、再びコ
ンタクトガラス1を通って、撮像部13へ入射される。
【0021】ここで、圧板2には、図1、図3にも示す
ように、指紋照合面23に対応した位置(指紋照合用の
光学系に対応した位置で、透明部材21や三角プリズム
22に対応した位置)において、開口部30が形成され
ている。これにより、指紋照合つまり指紋照合面23に
対する指先Fの押し当てを、圧板2を開いた状態で行う
ことができることは勿論のこと、圧板2を閉じた状態で
も行うことができる。
【0022】図4、図5は、本発明の別の実施形態を示
すものである。本実施形態は、指紋照合用の光学系をコ
ンタクトガラス1よりも低い位置に設定した場合を示
し、前述した実施形態とと同意要素には同一符号を付し
てその重複した説明は省略する。
【0023】図4(A)において、ケース11のうちコ
ンタクトガラス1の端部直近には、開口部41が形成さ
れて、この開口部41が平板状のプリズム42によって
施蓋されている。このプリズム42の下面は、図4
(B)に示されるように、マイクロプリズムアレー面と
されて、プリズム42の上面で鏡面反射するように設定
されている。なお、この図4(B)は、プリズム4の一
部を拡大して示すものである。このようなプリズム42
の上面が、指紋照合面23となるもので、ケース11の
上面とほぼ面一とされている。本実施形態でも、圧板2
に対して、図1、図5に示すように、指紋照合面23に
対応した位置に開口部31を設けておくことができる。
【0024】プリズム42の直下方には、固定部材43
がケース1に固定設置されている。この固定部材43に
は、光源部12、撮像部13の変位方向に伸びるガイド
ロッド44が保持され、ガイドロッド44には、保持部
材45が摺動自在に嵌合されている。保持部材45は、
リターンスプリング46によって図中左方つまりコンタ
クトガラス1側に向けて付勢されており、所定以上の左
方動が規制された図4の位置が、保持部材45の原点位
置とされる。
【0025】上記保持部材45には、指紋照合用の光学
系を構成するための2つの反射ミラー47、48が固
定、保持されている。図4において、光源部12と撮像
部13とは、図中実線で示す位置がスキャナとして使用
したときの原稿読み取り終了位置であり、この原稿読み
取り終了位置からさらに図中右方へ変位されて図中一点
鎖線で示す位置が指紋読み取り開始位置であり、この一
点鎖線で示す位置からさらに図中右方へ若干変位された
位置が指紋読み取り終了位置とされる。
【0026】指紋照合時には、光源部12からの検知光
線が、指紋照合面23で反射された後、反射ミラー4
7、48で反射されて、撮像部13へ入射される。指紋
読み取り開始位置において、光源部12は原点位置にあ
る保持部材45の図中左面に軽く当接され、その後、光
源部12が指紋読み取り終了位置に向けて駆動変位され
るのに伴って、保持部材45は光源部12に押圧されて
リターンスプリング46に抗して図中右方へ変位され
る。指紋読み取りが終了すると、光源部12が図中左方
へ戻り変位されるが、このとき保持部材45はリターン
スプリング46の付勢力を受けて図4に示す原点位置に
復帰される。
【0027】図6は、制御系の一例を示し、複写機(ス
キャナSN)として使用するときと、指紋照合用として
使用するときとを使い分けるための制御を行うようにな
っている。この図6において、システムバス51には、
CPU52、ROM53、RAM54の他、プリントコ
ントローラ55、インターフェイス56、A/D変換器
57が接続されている。
【0028】CPU52は中央演算処理装置であり、各
種の制御指令を行うものである。ROM53は、CPU
52の行う制御のプログラムを格納している。RAM5
4は、CPU52が種々の制御を行うときに一時的にデ
ータを格納する。プリントコントローラ55は、光源部
12と撮像部13との駆動用モータ61を制御する他、
複写機専用のプリントエンジン62を制御する。インタ
ーフェイス56には、光源部12や、スキャナSNのケ
ース上面部分に配設されたコントロール用スイッチ群6
3や表示部64が接続されて、スイッチ群63の操作状
態がCPU52に入力され、CPU52からの指令信号
が、表示部63、光源部12へ出力される。上記スイッ
チ群63の中には、指紋登録を行う登録モードの選択用
のスイッチ、複写を選択する複写モードの選択用のスイ
ッチ(複写の前提としての指紋照合を行うモードの選択
も含まれる)、複写終了を選択する終了スイッチ等の各
種スイッチが含まれる。A/D変換器57には、アンプ
65を介して撮像部13が接続されており、撮像部13
に入射された検知光線は、撮像部13で電気信号に変換
された後、アンプ65を経て、システムバス51に入力
される。
【0029】次に、CPU52の制御内容のうち、指紋
照合に関連した部分に着目して、図7〜図9のフローチ
ャートを参照しつつ説明するが、指紋に関連した制御の
ときは、プリントコントローラ55は、CPU52から
の指令にもとづき、複写に関連したプリントエンジン6
2の制御は行わず、光源部12、撮像部13の駆動用の
モータ61の制御のみを行う(指紋照合面23に対する
狭い範囲でのスキャン実行用)。
【0030】以上のことを前提として、図7以下のフロ
ーチャートについて説明するが、以下の説明でSはステ
ップを示す。まず、図7のS1において後述する指紋を
登録する制御が実行され、S2において後述する指紋照
合の制御が行われ、S3において複写の制御が行われ
る。
【0031】上記S1の指紋登録の制御の一例が、図8
に示される。この図8のS11において、スイッチ群6
3に含まれる指紋登録要求のスイッチが操作されたか否
かが判別される。このS11の判別でYESのときは、
S12において、指紋登録する人の個人名や所属部署等
のID情報をスイッチ群63を操作して入力すべきとい
う要求を、表示部64に表示することにより行われ、こ
のID情報が入力されるのを待つ。S13では、指紋照
合面23に押し当てられた指先Fをスキャンして、指紋
が読み取られる。S14では、読み取られた指紋が、S
12で入力された個人情報と対応させて、記憶される。
なお、ID情報の入力とその記憶は、複写機を使用する
者を特定するためになされたものであり、このような特
定が必要ないときは、読み取られた指紋のみの記憶を行
えばよい。前記S11の判別でNOのときは、そのまま
終了される。
【0032】図7のS2の指紋照合の制御の一例が図9
に示される。この図9のS21において、フラグが1で
あるか否かが判別される。このフラグは、1のときが複
写機を使用してもよい使用許可を示すもので、0にイニ
シャライズされている。S21の判別は当初はNOとな
り、このときはS22において、スイッチ群63に含ま
れる複写要求のスイッチの操作状態をみることにより、
複写要求されているか否かが判別される。このS22の
判別でYESのときは、S23において、指紋照合を行
うよう通報が行われるが、この通報は、例えば表示部6
4において、指紋照合を行う必要がある旨および指紋照
合面23に指先Fを押し当てるように要求する旨の表示
によって行われる。
【0033】S23の後は、S24において、指紋照合
の結果が一致であるか否かが判別される。すなわち、現
在指紋照合面23に押し当てられている指先Fの指紋と
登録されている指紋とが一致するか否かが判別される。
このS24の判別でYESのときは、S25において、
複写可能である旨の通報が例えば表示部64を利用して
行われた後、S26において、複写許可を示すべくフラ
グが1にセットされる。
【0034】S26の後は、S27において、スイッチ
群63に含まれる複写終了スイッチの操作状態をみるこ
とにより、複写の終了要求があったか否かが判別され
る。このS27の判別でNOのときは、S28におい
て、最後に複写した時点から所定時間が経過したか否か
が判別される。このS28の判別でNOのときはそのま
ま終了される(フラグが1のまま)。
【0035】上記S27の判別でYESのときは、その
後の複写を禁止すべく、S30においてフラグが0にリ
セットされる。また、S28の判別でYESのときも、
S30に移行される。このS28の処理は、複写を許可
された者が、複写を終了したときに、終了スイッチを操
作し忘れたときでも、次に複写を行おうとする者が指紋
照合しないで複写してしまう事態を防止するためのもの
であり、S27とS28とはいずれか一方のみを設ける
ようにすることもできる。
【0036】前記S24の判別でNOのときは、複写を
許可された者ではない者が複写要求しているときであ
り、このときは、S29において指紋照合の結果が不一
致である旨を例えば表示部64に表示した後、S30に
おいて、複写を禁止すべく、フラグが0とされる。前記
S22の判別でNOのときは、そのまま終了される。前
記S21の判別でYESのときは、S27に移行される
が、このときは、複写を許可された者が複写作業を続行
しているときとなる。
【0037】図7のS3の処理は、図8でのフラグの結
果に基づいて行われる。すなわち、フラグが1のとき
は、プリントエンジン62の作動を許可して複写可能と
し、フラグが0のときは、プリントエンジン62の作動
を禁止して複写を禁止する。
【0038】以上実施形態について説明したが、本発明
は特許請求の範囲に記載された範囲において適宜の変更
が可能である。勿論、本発明の目的は、明記されたもの
に限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現さ
れたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、スキャナが元々有する
光源部と撮像部とを有効に利用して、指紋照合面と光学
系とを追加するだけで簡単かつ安価に指紋照合装置を構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された複写機の一例を示す斜視
図。
【図2】本発明の一実施形態を示す要部拡大側面断面
図。
【図3】図2の指紋照合面に対応して圧板に開口部が形
成された状態を示す上面図。
【図4】本発明の別の実施形態を示すもので、図2に対
応した側面断面図。
【図5】図4の指紋照合面に対応して圧板に開口部が形
成された状態を示す上面図。
【図6】制御系の一例を示す制御系統図。
【図7】指紋照合に関連した制御例を示すフローチャー
ト。
【図8】指紋照合に関連した制御例を示すフローチャー
ト。
【図9】指紋照合に関連した制御例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
SN スキャナ SS 指紋照合装置 F 指先 1 コンタクトガラス 2 圧板 11 ケース 12 光源部 13 撮像部 21 透明部材(指紋照合用光学系構成用) 22 三角プリズム(指紋照合用光学系と指紋照合面の
構成用) 23 指紋照合面 28 凹レンズ(指紋照合用光学系) 29 凸レンズ(指紋照合用光学系) 30 開口部(指紋照合面対応) 31 開口部(指紋照合面対応) 42 プリズム(指紋照合面および光学系の構成用) 47 反射ミラー(光学系) 48 反射ミラー(光学系)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千賀 正敬 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EJ03 EJ08 EJ09 5B047 AA25 BA02 BB02 BC04 BC05 BC14 BC20 BC30 CA07 DB01 5C072 AA01 CA02 DA02 DA10 EA05 LA02 LA07 LA20 MA01 UA06 VA10 XA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿が載置されるコンタクトガラスとそ
    れぞれ該コンタクトガラスの下方に配設された光源部お
    よび撮像部とを有するフラットベッド型のスキャナを備
    えた電子機器における指紋照合装置であって、 指先が押し当てられる指紋照合面と、 前記光源部と指紋照合面と撮像部とを、該光源部からの
    検知光線が該指紋照合面で鏡面反射されて該撮像部に入
    射されるように光学的に結合するための指紋照合用の光
    学系と、を備えていることを特徴とする電子機器におけ
    る指紋照合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記コンタクトガラスの上方に前記指紋照合面および前
    記光学系が設けられている、ことを特徴とする電子機器
    における指紋照合装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記コンタクトガラスの下方に前記光学系が設けられて
    いる、ことを特徴とする電子機器における指紋照合装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記スキャナが、前記コンタクトガラス上に重合される
    開閉自在な圧板をさらに有し、 前記圧板には、前記指紋照合面に対応した位置において
    開口部が形成されている、ことを特徴とする電子機器に
    おける指紋照合装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記指紋照合面が、前記コンタクトガラスの上面高さ位
    置とほぼ同一高さ位置に設定されている、ことを特徴と
    する電子機器における指紋照合装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記指紋照合面が、前記コンタクトガラスの周縁部を保
    持しているスキャナのケースに設けられている、ことを
    特徴とする電子機器における指紋照合装置。
JP2000364409A 2000-11-30 2000-11-30 電子機器における指紋照合装置 Pending JP2002170107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364409A JP2002170107A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 電子機器における指紋照合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364409A JP2002170107A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 電子機器における指紋照合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002170107A true JP2002170107A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18835362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364409A Pending JP2002170107A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 電子機器における指紋照合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002170107A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751593B2 (en) 2004-07-05 2010-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method of controlling image reading apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751593B2 (en) 2004-07-05 2010-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method of controlling image reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7464876B2 (en) Image reading device
US7751593B2 (en) Image reading apparatus and method of controlling image reading apparatus
US20080094668A1 (en) Image reading device and image forming apparatus
US6809842B1 (en) Apparatus for scanning document
US20030016404A1 (en) Transparent media adapter, template, system and method for automated selection of media type and scanning routine
JP2002170107A (ja) 電子機器における指紋照合装置
GB2379352A (en) Transparent media template for a scanner
US5606450A (en) Movable reflective panel for an optical scanner
JP2002354176A (ja) 画像複写装置
US7529517B2 (en) Automatic document feeder with hands-free feed starting capability
JP2009171418A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH08190620A (ja) 光学式画像読取装置
US6643037B1 (en) Apparatus and method for detecting the presence of a page in an image scanner
US6624906B1 (en) Image forming apparatus
US6842269B2 (en) Image reading device by interfering light path to trigger scanning processes
JPH042524Y2 (ja)
JP2000206851A (ja) 画像形成装置
US20040095619A1 (en) Image reader for use in image forming apparatus
JP4090011B2 (ja) 画像読取装置
JP2002190924A (ja) 原稿読取装置
JP2019022091A (ja) 画像読取装置、動線判定方法、動線判定プログラム及び画像形成装置
JP3393178B2 (ja) 画像読取装置
JPH0548838A (ja) 画像読取り装置
JPH07212538A (ja) 画像読み取り装置
JPS60178444A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080708