JP2002170104A - 個人認識システム、装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

個人認識システム、装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002170104A
JP2002170104A JP2000365835A JP2000365835A JP2002170104A JP 2002170104 A JP2002170104 A JP 2002170104A JP 2000365835 A JP2000365835 A JP 2000365835A JP 2000365835 A JP2000365835 A JP 2000365835A JP 2002170104 A JP2002170104 A JP 2002170104A
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Masataka Sakaeda
正孝 榮田
Mamoru Sakaki
守 坂木
Masako Shimomura
まさ子 下村
Noriyasu Asaki
則泰 朝木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不特定多数の個人を認識し、その特徴を導き
出し、短時間の内にそのデータに基づいて商行為支援等
を行うことができるようにする。 【解決手段】 A1地点に配置された撮像カメラ1A1
は、逐次データAD1を入手し、インターネット網IN
により地域分散処理装置TAもしくは直接に中央処理装
置C0に送信する。地域分散処理装置TAでは、送信さ
れたデータAD1から、身体データSDと、日々変動す
る変化データHD(例えば、青の上着とオレンジのズボ
ンといった情報)とが抽出され、時間情報を含む不特定
多数の個人データFKD(uvwxyzn)としてデータ記録
保存手段TAKに登録、保存する。このように不特定多
数の個人FKの身体データSDと変化データHDとが時
系列的にファイル化され保存、記録された状態でも、十
分に販売支援や促進の行為を行うことは可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット網
等のネットワークを用いた個人認識システム、装置、方
法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に係り、
複数の箇所に配置された撮像カメラによりデータを入手
し、個人データとして商行為等のために使用するように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】経済の基本は、個人もしくは法人やその
他機関の売買とその円滑な決済であることは言うまでも
ない。この売買という行為において、特に個人の「買」
(購入)は、その個人が欲しいという欲求に見合った商
品を即座にその個人が支払えるレベルの適正価格で提供
することが重要である。
【0003】また、個人のライフスタイルを把握し、そ
の個人が潜在的に持っている欲求を具現化し、これに見
合った商品を提供することも重要である。一般的に、個
人の欲求を満たす商品の提供は販売する側から積極的に
ある個人を特定して提供することは少ないものであっ
た。例えば、幼稚園を卒業する子供がいる家庭には、ダ
イレクトメールでランドセルや勉強机等の商品の購入を
促す販売促進が行われているレベルであった。それは、
その家庭の幼稚園の学徒の存在のデータが幼稚園や、そ
の地域の役場、役所あるいはその他の調査行為機関によ
り提供されその群類データに基づいて行われた結果であ
った。つまり、基本として個人群を特定する群類データ
に依存しており、そのデータは年齢、もしくは幼稚園の
学徒で来年は小学生になるという社会一般通念の分類デ
ータに立脚しており、幼稚園の学徒の特定個人に基づく
ものではなかった。
【0004】この個人が、どのような特徴(例えば、趣
味、趣向、能力、行動範囲等)を持っているかを個人レ
ベルで認識し、特定して商行為を行うということを可能
ならしめるもでには至ってはいない。
【0005】車や宝石や家等のセールスマンは、ある特
定の裕福な家庭の主婦や女性の趣味や趣向を把握し、積
極的にこのデータに基づいて商品の提供を促し販売促進
を行っているが、一般の社会人全般に対しては行えない
のが現状である。
【0006】ところが、今日、オンラインショッピング
やカード決済の進展により、どこの誰かという個人が、
何年何月何日にどのような商品を購入したというデータ
が複数回に渡って集積されるに従い、その購入者の趣味
や趣向、ライフスタイルを把握することが、推測のレベ
ルではあるが可能となってきた。この推測データに基づ
いて、この特定された個人に、販売促進用のインターネ
ットダイレクトメールを配信し、商行為を支援するとい
う技術が各方面より紹介されている。
【0007】例えば、かかる技術として、特開平11−
259578号公報に開示されているものがある。この
技術における公知例は、個人の預金の残高の推移をある
ベクトル数値管理とし、このベクトルに大きな変化が生
じた場合、商行為の好機と認識し、金融債や証券等の金
融サービス業務を行うものである。
【0008】しかしながら、この場合でも、まず、個人
の特定を行うデータを、あらかじめ銀行の預金口座より
入手して行っており、これらの商行為を複数回もしくは
一回以上行う必要が発生するために、どこの誰か不明な
不特定多数の多くの個人に上記の商行為支援を行うこと
は不可能である。
【0009】そこで、不特定多数の個人の特徴(趣味、
趣向、特技、行動)を把握して、もしくは、あるデータ
に基づいて高い確度で上記の個人の特徴を推測して、商
行為を支援する方法は、各企業の販売促進員や営業従業
員が一般の個人に対して直接対面し、もしくは、電話に
より、対話により聞き出すしか方法はない。あるいは、
ある特定の個人との上記対話の中で、この個人の友人や
家族やその知り合いの個人の特徴を聞き出し、データ化
するしか方法がない。
【0010】これらの方法においては、膨大な時間と費
用が発生する。しかも、そこで得られたデータは1年や
数年の単位において、必ずしも使用できるものとは限ら
ない。というのは、個人の特徴は日々変化して行くもの
であるからである。そのためには、再度、もしくは、定
期的に上記のような膨大な費用と時間を費やして調査を
行うという非効率的な行為を繰り返す必要が発生する。
また、対話した個人が必ずしも真実を提供するとは限ら
ないので、確実なデータ入手になり得ない場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術においては、不特定多数の個人の特徴のデータを確
保するには、膨大な費用と時間が必要であり、これを回
避するには、事前に、電話番号やカード番号あるいはそ
の他の情報源から個人を特定する情報データを入手して
おく必要があるという問題点があった。
【0012】このために、不特定多数の個人の特徴を認
識することが不可能で、広く、不特定多数の個人に対し
て、種々の商品の商行為支援を行うことが不可能である
という問題点があった。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、より安価に経済的レベルで不特定多数の個人を
認識し、その特徴を導き出し、短時間の内にそのデータ
に基づいて商行為支援等を行うことができるようにする
ことである。 また、定期的に上記不特定多数の個人の
特徴を更新するのではなく、逐次データが送付されるに
従って、データを日々更新することを可能にすることで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の個人認識システ
ムは、複数の地点に配置された撮像カメラと、前記撮像
カメラからデータが送信されるデータ処理装置とがネッ
トワークを介して接続する個人認識システムであって、
前記撮像カメラにより送信されたデータから不特定多数
の個人データを入手する個人データ入手手段と、前記個
人データを保存する保存手段とを備えた点に特徴を有す
る。
【0015】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データ入手手段は、前記撮
像カメラにより送信されたデータから身体データを抽出
する点にある。
【0016】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データ入手手段は、前記撮
像カメラにより送信されたデータから変化データを抽出
する点にある。
【0017】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データには、時間情報が付
加される点にある。
【0018】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データには、前記いずれの
撮像カメラより得られたものであるかの情報が付加され
る点にある。
【0019】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、地理的或いは時間的に差がある個人
データを比較する個人データ比較手段を備えた点にあ
る。
【0020】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データに係る個人を特定す
るための個人特定処理手段を備えた点にある。
【0021】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人特定処理手段は、前記個人
データを外部から取得した所定のデータと比較して、当
該個人データに係る個人を特定する点にある。
【0022】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データに係る個人が特定さ
れた場合、前記個人データを確定個人データに変換する
確定個人データ変換手段を備えた点にある。
【0023】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記確定個人データには、少なくと
も氏名が関連付けられる点にある。
【0024】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データは商行為支援のため
に用いられる点にある。
【0025】また、本発明の個人認識システムの他の特
徴とするところは、前記個人データは人探しのために用
いられる点にある。
【0026】本発明の個人認識装置は、複数の地点に配
置された撮像カメラから送信されるデータを取得するデ
ータ取得手段と、前記撮像カメラにより送信されたデー
タから不特定多数の個人データを入手する個人データ入
手手段と、前記個人データを保存する保存手段とを備え
た点に特徴を有する。
【0027】本発明の個人認識方法は、複数の地点に配
置された撮像カメラから送信されるデータが取得する手
順と、前記取得したデータから不特定多数の個人データ
を入手する手順と、前記個人データを保存する手順とを
有する点に特徴を有する。
【0028】本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体は、複数の地点に配置された撮像カメラから送信さ
れるデータが取得する処理と、前記取得したデータから
不特定多数の個人データを入手する処理と、前記個人デ
ータを保存する処理とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを格納した点に特徴を有する。
【0029】上記のようにした本発明においては、不特
定多数の個人のデータ(画像データ、さらには音声デー
タ等)を複数地点に配置された撮像カメラより入手し、
このデータをネットワークにより中央もしくは分散され
たデータ処理装置に配信し、このデータに基づき不特定
多数の個人の認識と特徴のデータ化を行うことが可能と
なる。前記データは、ある時点のデータばかりではな
く、逐次保存された時系列的なデータも含まれるもので
ある。そして、例えばこの不特定多数の個人の個人デー
タをもとに、ダイレクトメールやインターネットメー
ル、もしくは、直接販売促進員が電話や訪問を行う等に
より、商品の商行為支援を行うことが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
個人認識システム、装置、方法、及びコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体の実施の形態について説明する。図
1は本実施の形態の個人認識システムの構成を示す概略
図である。また、図2は本実施の形態の個人認識システ
ムにおける動作の概略を示すフローチャートである。以
下、図1、2を交えて説明する。
【0031】図1において、拠点AのA1地点に配置さ
れた撮像カメラ1A1は、逐次データAD1を入手する
(図2のステップS201、S202)。このデータA
D1は、インターネット網INにより、地域分散処理装
置TAもしくは直接に中央処理装置C0に送信される。
なお、撮像カメラ1A1により逐次入手されたデータA
D1の配信は、インターネット網INばかりでなく、一
般の電話回線、携帯電話用無線回線、専用回線(マイク
ロ波回線や光ファイバー回線)であってもよい。データ
AD1は、単なる撮像カメラ1A1の入力データであっ
て、何の処理もされていないものである。
【0032】地域分散処理装置TAは、送信されたデー
タAD1から、個人FKのデータFKDを入手する。送
信されたデータAD1には、不特定多数の個人のデータ
が採取されている場合もある。その場合は、不特定多数
の個人FKn(n=1〜n)のデータFKDn(n=1
〜n)を分割入手する。このデータFKDnは、正式な
データとしての番号名は、地域分散処理装置TAにおい
て不特定多数の個人データFKD(uvwxyzn)で登録さ
れる(ステップS203)。もしくは、登録された順番
に、識別記号を割り振ってもよい。ここで、Uは年、V
は月、Wは日、Xは時間、Yは分、Zは秒、nはその中
の番号である。データAD1の内部に一人の個人FKの
データFKDのみが存在する場合、n=1であり、99
人以下であれば、n=1〜99である。100人以上
は、画像データ精度上、処理化不可能である場合が多い
ので付加しない。データAD1の取り込みの周期は1秒
間隔である。
【0033】データAD1からの不特定多数の個人FK
の個人データFKDの入手は、以下のようにして処理さ
れる。データAD1中の画像データADV1から白黒の
画像濃度分布に変換し、濃度データの大きな変化点より
個人の顔の輪郭や、鼻、目、口等や、手足、胴体、頭等
を認識する。そして、この位置座標をデータとして取り
込むか、もしくは、このまま濃度分布データを画像デー
タとして保管する。この技術は、特開平成―33904
8号公報や特許第2801362号公報に詳細に技術が
紹介されている。
【0034】これにより、個人の頭の位置と、個人の顔
の特徴が認識される。眼と眼の間隔、唇と鼻と眼の位
置、眉毛の長さや角度、耳の大きさ等の顔面における
眼、口、鼻等の位置座標図面である。その他、眼鏡の有
無、ほくろやヒゲの有無、白髪、ハゲ等である。次に、
この個人の頭の位置を基準に、胴体部、手、足の部分が
認識され、それにより身長等のデータが認識される。こ
の段階で、この個人の身体的な特徴が規定される(身体
データSDの抽出)。
【0035】さらに、日々により変化すると推測される
特徴、つまり、着ている衣類の色、鞄やハンドバックの
色、全体的な色のバランスすなわち衣類のコーディネー
トレベル等は、前記の白黒の画像濃度以外に、色フィル
タ(赤、緑、青)を介して、色画像としてその濃度分布
を採取し、認識することで入手される。例えば、ある個
人FK(uvwxyz)は、青の上着にオレンジのズボンとい
うように認識される(変化データHDの抽出)。
【0036】ある期間における普遍的な身体データSD
と、日々変動する変化データHD(青の上着とオレンジ
のズボン)とが、このようにして前記の不特定多数の個
人データFKD(uvwxyzn)に付与され、地域分散処理
装置TAのデータ記録保存手段TAKに登録、保存され
る(ステップS204〜S207)。
【0037】さらに、データAD1に、確実にこの個人
のものと特定される音声データADO1が含まれている
場合は、この音声データADO1も個人データFKDに
付随されて保存される。撮像カメラ1A1からのデータ
AD1が不鮮明、もしくは、部分的にしか身体が捕えら
れずに認識処理が不可能な場合、さらに、演算処理にお
いて十分な個人のデータが認識不可能な場合は、個人デ
ータFKDは登録、保存されることはない。
【0038】続いて、次に送信されてきた不特定多数の
個人のデータAD1の処理を行う。その結果、次の不特
定多数の個人データFKD(uvwxyzn)が登録、保存され
る。このようにして、順次、不特定多数の個人データF
KD(uvwxyzn)が登録、保存される。
【0039】この場合に、撮像カメラ1A1に差分走査
処理機能を付与しておき、データAD1に差異がない場
合は、当該データAD1を送信しない処理操作を取り込
むことで、地域分散処理装置TAの不要な認識処理動作
を低減させることが可能となる。
【0040】この期間に、地域分散処理装置TAのデー
タ処理部TASは、登録された不特定多数の個人データ
FKD(uvwxyzn)の関連付け処理を行う(ステップS2
08、S209)。つまり、個人登録を数秒おきに逐次
処理しているために、この登録作業において、同一の個
人FKを重複して登録している場合があるので、その重
複の解消を行い、記録データの効率化処理を行う。上記
個人データFKD(uvwxyzn)を順次、差分処理を行うこ
とによりデータの一致を確認処理することで、重複を解
消できる。このときの認識処理は、上述した身体データ
SDの一致処理を行うのみとし、変化データHDについ
ては30分以内等の短期間での一致認識処理を行うのみ
とする。ただし、この重複データの解消処理は、1日の
期間内での処理とし、次の日のデータとの解消処理は行
わないものである。つまり、個人FKの日々の変化デー
タHDが蓄積される仕組みである。
【0041】また、拠点Aにおいて複数の地点Anに撮
像カメラ1Anが配置されていて、地域分散処理装置T
Aに、データAD1以外にAD2〜ADnが送付されて
きた場合は、各カメラに付随する形態で個人データFK
D(tuvwxyzn)を登録する。ここで、tは撮像カメラ1
Anの番号である。
【0042】このような場合において、不特定多数の個
人データFKDの重複を避けるために、認識処理休止時
間を用いて重複解消の処理を行う時点で、地域分散処理
装置TAの同一拠点内のグループでの個人データFKD
の重複解消処理を行う。これは、具体的に説明すると、
地域拠点処理装置TAがある拠点の複数地点の撮像カメ
ラ群を一括してデータ処理を行っている場合、例えば、
A駅前に配置された3台の撮像カメラ1A1、1A2、
1A3で入手処理された個人データFKDグループ内で
の重複解消を行い、別のB駅前に配置された撮像カメラ
1B1との間では重複解消処理を行わないものである。
【0043】ここでいう重複解消処理とは、データの削
除を意味する。また、A駅前とB駅前において同一人物
が検出された場合、この不特定の個人FKの行動がデー
タとして確認蓄積されることとなる。また、A駅におい
て、撮像カメラ1A1に、ある日の朝8時に不特定の個
人FKが認識され、午後2時にまたA駅の撮像カメラ1
A1に同一人物FKが確認された場合は、データは30
分以内のデータ解消という制約を設けておけば、データ
FKDは解消されるのではなく、この個人FKが朝8時
に出勤し、午後2時に帰宅もしくはA駅を通過ことが認
識される。これが、毎日、もしくは、一週間の内に、月
曜から金曜に集中して同一に繰り返されれば、確実にこ
の時間帯に出勤し、午後2時には帰宅することがデータ
として蓄積される。
【0044】このように、地理的或いは時間的に差があ
る個人データFKDを比較した上で、地域分散処理装置
TAにおいて不特定多数の個人FKnの個人データFK
D(uvwxyzn)が登録、保存される。この個人データFK
D(uvwxyzn)は、中央処理装置C0の記録保存手段TH
C0へインターネット網IN等を通じて送信され、保存
される。なお、中央処理装置C0の認識処理が高く、か
つ、データAD1の送信速度が早い(光ファイバー回線
使用等)場合、地域分散処理を行わず、直接に中央処理
装置C0で認識処理を行ってもよい。
【0045】さらに、A地点より離れた拠点D、つま
り、分散処理拠点が異なる拠点Dの撮像カメラ1D1で
も、同様に、不特定多数の個人FKnの個人データFK
D(uvwxyzn)が入手、保存される。このデータFKD(u
vwxyzn)は、地域分散処理装置TDを経由して、中央処
理装置C0の記録保存手段THC0に保存される。この
中央処理装置C0の記録保存手段THC0にデータ保存
される場合、個人データFKDは、さらに地域番号Dを
付与されてFKD(stuvwxyzn)となる。ここで、sは
地域番号を示す。地域が複数であれば、この番号も増加
するものである。地域番号sは、4桁の16進数で表示
される。地域が少なければ、2桁や3桁であってもよい
(ステップS210、S211)。
【0046】以上のような過程を経て、不特定多数の個
人データFKDは整理番号stuvwxyznが付与されてF
KD(stuvwxyzn)の形態で保存される。この不特定多
数の個人データFKDは日々追加、保存されていく。
【0047】ところで、個人データFKDが日々追加さ
れていくと、中央処理装置C0や地域分散処理装置Tの
記録保存手段たる記憶メモリ部は容量超過となって、破
綻するおそれがある。そこで、中央処理装置C0や地域
分散処理装置Tは、空き時間を見計らって、前記の個人
データFKDの整理と関連処理を行う。
【0048】地域分散処理装置Tにおいては、新しく登
録された個人データFKDと、過去に蓄積された個人デ
ータFKDとを、身体データSDのレベルにおいて認識
一致処理を行い、変化データHDの差分のみを新しく蓄
積された個人データFKDに追加する。身体データSD
が一致しない場合のみ、新しく個人データFKD(uvwxy
zn)を形成して、保存する。これを、中央処理装置C0
に送付する。
【0049】同様の処理を、中央処理装置C0において
も実施する(ステップS212)。その結果、身体デー
タSDに基づき一致する個人FKが存在し、その個人デ
ータFKDが時系列的に構築される。拠点Aの個人デー
タFKD(Atuvwxyzn)と、拠点Bあるいは拠点C等の
個人データFKD(BorCtuvwxyzn)との身体データ
SDが一致すれば、それに付随する変化データHDも重
複する部分は削除され、差分のみが最初に登録された個
人データFKDのもとに集積ファイル化され、これが記
録保存される。
【0050】この段階では、不特定多数の個人FKの身
体データSDと変化データHDとが時系列的にファイル
化され保存、記録されただけである。この不特定多数の
個人FKの顔や身体の画像データや音声データ、服装や
持ち物、活動、行動範囲、その時間帯が判別されるレベ
ルであり、一体どこの誰であるのかを特定できるレベル
には至っていない。しかし、この段階においても、十分
に販売支援や促進の行為を行うことは可能である。
【0051】この段階で、不特定多数の個人FKの個人
データFKD(stuvwxyzn)は、登録番号stuvwxyzn
のファイル(ファイルNo.stuvwxyzn)として、中
央処理装置C0の記録保存手段THC0に保存される。
【0052】紳士服や婦人服、家具の販売店のショーウ
ィンド、証券会社の株価表示ボードの前に撮像カメラ1
が配置されている場合、該撮像カメラ1では、ショーウ
ィンドや株価表示ボードの前の不特定多数の個人FKの
データDが入手され、個人データFKDへ変換される。
この個人データFKDを、この販売店等の商行為実施者
(経営者、営業社員等)は、中央処理装置C0の運営者
へ代価55を支払うか、もしくは、何らかの契約のもと
に参照することで、コンピュータ50を介して、過去の
一致する個人データFKD(stuvwxyzn)を検索するこ
とが可能となる。
【0053】もし、一致する個人FKや、ほぼ一致する
個人FK’が存在する場合、前記商行為実施者は、この
個人データFKD(stuvwxyzn)を引き出し、内容を確
認することで、この不特定多数の個人FKが、その店舗
の顧客となり得るかどうかの判断を行うことができる。
そして、可能と判断した場合には、この個人FKの個人
データFKDに基づいて、その対象地域へチラシの配布
やダイレクトメールの送付を行うことが可能となる。こ
れは、個人データFKDから朝の通勤もしくは生活拠点
のデータが入手可能で、かつ、その地域の役所や役場、
もしくは電話会社、その他の会社より住民の氏名と住所
が容易に入手できるからである。チラシの配布は、特
に、氏名や住所は不必要で、おおよその生活住所さえ判
明すればよい。そして、このチラシやダイレクトメール
には、識別番号が付与されており、この識別番号により
購入金額の数%の割引やサービスの向上を謳うことで、
この販売支援、促進の効果を確認することが可能とな
る。このようにして、来店し購入した顧客に関しては、
ここで初めて、不特定多数の個人FKの氏名、住所、電
話番号、メールアドレス等が判明する。
【0054】もしくは、来店した顧客のデータDを送付
することで、中央処理装置C0との問い合わせにより、
不特定多数の個人データFKDを入手することが可能と
なる。そして、その対応の中で個人の氏名、住所、電話
番号等の確定データKDを入手することができる。商行
為実施者は、この氏名、住所、電話番号等の確定データ
KDを、中央処理装置C0の運営者にある価格で販売す
るか、もしくは、無償で送付することが可能となる。
【0055】このようにして、不特定多数の個人FKと
その個人データFKDは、ある特定の個人という形で登
録され、そのデータは確定個人データ10KDとして記
録保存されることとなる。さらに、この確定個人データ
10KDは、中央処理装置C0に付帯する形で配置され
た確定個人データ保存手段KDMにも、新しく氏名を登
録記号として、相互に補完できる形態で記録保存され
る。これは、このシステム外部からの個人データ10K
Dに対する問い合わせがあった場合、氏名を登録番号と
してデータ問い合わせが来るのに対応するためである。
【0056】さらに、別の商行為実施者は、来店した不
特定多数の個人客FKのデータDを撮像カメラ1にて入
手し、このデータ中の不特定の個人客FKのデータDを
中央処理装置C0に送信し、この不特定の個人客FKの
特定を依頼することが可能となる。ここで、この個人客
FKが中央処理装置C0の記録保存手段THC0のデー
タの中で確定されれば、確定個人データ10KDを該商
行為実施者にインターネット網INを通じて送信する。
該商行為実施者は確定個人データ10KDを検討しなが
ら、不特定の個人客FKから特定された個人客に対し
て、双方にもっとも有利な商行為を促進することが可能
となる。例えば、この個人客が、過去において該当該商
行為実施者の関連業界商品をいつ購入したか、あるい
は、どれくらいのものを購入したか等のデータや、年収
や年齢家族構成等が引き出され、さらに、望ましくは、
ほんの5分前に別の同業者の店舗に来店したか等のデー
タも入手可能になる可能性がある。そうなると、この個
人客が購入意欲の高い客であるか等の判断を付けること
が可能となる。
【0057】また、外部の画像登録法人GTへ不特定多
数の個人FKのデータFKDの問い合わせを実施し、個
人を特定することも可能である。また、カード会社や大
企業では、会員や社員の個人の顔の画像データを登録し
て保管しており、この画像データと前記個人データFK
Dの中で個人の顔のデータ部とを照合することで、不特
定多数の個人FKを確定個人データ10KDへとするこ
とが可能となる。したがって、前記画像登録法人GTば
かりではなく、カード会社やその他の企業に直接照合問
い合わせを行ってもよい。このようにして、不特定多数
の個人データFKDが正式な氏名、住所、電話番号、メ
ールアドレス、携帯電話番号等を伴って確定個人データ
10KDとなり、登録、保存されるシステムとなってい
る(ステップS213)。
【0058】このような構成により、不特定多数の個人
FKが撮像カメラ1の入力データDから種々の画像処理
を経由して、確定個人データ10KDへと変換保存さ
れ、特定の個人として認識される(ステップS214、
S215)。したがって、このシステムを経由して保存
された個人認識においては、必然的に、この個人が複数
の拠点の撮像カメラ1によりデータ入力されており、何
月何日何時にどこにいたのか、さらにその時の服装や携
帯物はどのようなものであったかが判明する。この時系
列のデータつまり確定個人データ10KDが、当該個人
の活動、行動範囲、趣味や趣向、ライフスタイルを高い
確率で推測する重要なデータとなる。
【0059】これをもとに、この個人への様々な商行為
支援が可能となる(ステップS216)。 例えば、あ
る個人がカメラやレンズの購入比率が高く、かつ、海外
の辺境に2回/年の比率で旅行していることが判明すれ
ば、この個人に対しては、インターネットメールやダイ
レクトメールで、例えば西ドイツのカールツアイス社
(レンズの名門)の訪問とそこを経由してのノルウェー
北端部への旅行や、サハリン経由シベリア海沿岸内陸部
トナカイ走行でのベーリング海峡横断でアラスカアンカ
レッジまでの旅行等を紹介する販売促進を行うことがで
きる。
【0060】さらに、別の個人がゴルフショップの店舗
への来店率が高く、かつ、比較的安価なゴルフクラブを
購入していることが判明すれば、平日の比較的閑散期の
複数の格安ゴルフ場のプレーパック旅行をインターネッ
トメールやダイレクトメールで当該個人に送付すること
で、販売促進に繋げることが可能となる。
【0061】さらには、デパートの高級婦人服店舗のシ
ョーウィンドを長時間眺めている女性に対しては、この
女性個人FKが個人データFKDを経由して特定されれ
ば、同様にインターネットメールやダイレクトメール
で、他店舗のアウトレット商品や前年売れ残り商品を安
価に、当該女性が支払えるレベルの価格帯域で販売促進
を行うことも可能である。さらに、この販売促進は、こ
の女性個人のみに有効であって、この女性の友人等には
適用しないこと等の限定も、個人が特定されているので
可能である。さらには、インセンティブの有効期間の規
定や当該インセンティブの確実性の保障や真偽も、当該
メールに暗号として組み込む等で、正確性などを保持可
能である。あるいは、さらに、この女性の友人にこの女
性が該情報を提供し、該友人が購入した場合にはその販
売代金の数%を紹介料として前記女性個人の銀行口座へ
振り込むことも当該暗号記号等との連携をもとにして可
能である。このように、不特定多数の個人の中から、当
該個人を特定の個人として認識するシステムを用いれ
ば、様々な商行為支援が行えるシステムを容易に形成す
ることが可能となる。
【0062】特に、販売店舗の入口で引き返す人や、販
売員と様々な会話をやりながら購入までもう一歩という
顧客は多く存在する。例えば、英会話教室の入口で、英
会話を習うのを、ためらいや恥かしさと日本人特有の内
気さとで踏み切れない人が多いことは周知の事実であ
る。しかしながら、これらの顧客予備群の人は不特定多
数の個人FKであり、どこの誰かはほとんどといって確
定できない。そこで、この顧客予備群の不特定多数の個
人FKのデータFKD(uvwxyzn)を撮像カメラ1より入
力し、該データをインターネット網INを経由して、中
央処理装置C0にて照合処理を行うことで、高い確率に
おいて個人として特定可能である。個人として確定可能
となった場合、英会話の商行為実施者は様々な販売促進
支援を行うことが可能となる。例えば、インターネット
メールや携帯電話メールにて音声や画像等も添付したり
して、英会話のやさしく楽しい実践コースの販売促進
や、このコースとハワイ等の英語圏内国への実践英会話
の海外旅行パック等での値切りショッピングツアーを一
体化して紹介する等を行うことができる。
【0063】また、個人FKが個人として特定できなか
ったとしても、この個人が朝の通勤時に、都内のあるオ
フィスビルの入口の撮像カメラ1に頻繁に登録されてい
ること等が判明した場合、英会話の商行為実施者は、当
該オフィスビルの入口で通勤時間帯や帰りの退社時間帯
に当該個人を待ち受け、英会話のパンフレットや勧誘書
面を手渡す、もしくは、直接話をすること等で販売支援
を行うことが可能となる。
【0064】たとえ販売に繋げることが不可能であった
としても、もし、この個人の氏名や勤務会社名を入手す
ることができれば、この確定データを自社のデータ記録
部へ保存することが可能となり、もしくは、中央処理装
置C0の運営者へ販売するか、無償で提供するかが可能
となり、不特定個人FKは特定個人として、登録保存さ
れる。ここで、このデータ紹介の履歴や、FKD(n)
のデータ内容詳細や、不特定の個人FKの画像は、プリ
ンタ41、51、GT1等で実際にプリントして保存し
ても構わない。この処理は、当該システムに接続されて
いるものであれば、どのプリンタで画像出力してもかま
わないものである。
【0065】(具体的な態様)以下では、図3〜6を参
照して、より具体的な発明の態様として、撮像カメラ1
での不特定個人のデータDの入手と、そこからの不特定
個人データFKD(n)の入手の手法について説明する。
【0066】図3に示すように、撮像カメラ1は、3秒
間隔ごとに、不特定多数の個人FKn(自動車や人間や
犬等)を撮影する。3秒間の最初の1枚のデータと、
0.1、0.2秒後の3枚をセットとして入手する。こ
れを3秒ごとに繰り返し、データ処理を行う地域分散処
理装置TAのデータ処理部TASに送信する。
【0067】データ処理部TASは、自動車や人間や犬
等をデータとして取り込んでいるデータDAの中から、
人間のみを不特定多数の個人FKとして取り出す必要が
ある。この場合、撮像された一連のデータの中から、変
動のある部位をブロックとして取り出す。これは、この
撮像カメラ1が設置された時点において、登録された背
景データであり、このデータと異なる部位を探し出す。
時間の変動とともに背景データは変化するために、設置
する段階で時間ごとの背景データを登録されている。こ
の段階の処理で、あるブロック単位が構成される。
【0068】このブロックを一つの不特定多数の個人F
Knとして判断する。この場合、自動車も、人間も、犬
も順番に不特定多数の個人FK(n)、FK(n+1)、
FK(n+2)として判断される。この処理を0.1秒
おきに入手した画像データに関して行い、不特定多数の
個人FKnのブロック図を入手する。つまり、自動車等
のように、高速で移動したものは3枚の画像データ全部
に入手されることはない。移動速度が約6km以上のも
のは、この3つのデータに捕えられないからである。停
止していた場合は、入手される。人間も疾走、あるい
は、早く移動していた場合はこのような状態が発生す
る。撮像カメラ1を横切った場合は、その不特定多数の
個人FKの横顔しか捕えられない場合が多いので、この
ような場合も排除され、個人認識処理の高速化につなが
る。これは、横顔では顔全体の形態が入手不可能であ
り、個人認識が不可能であるためである。つまり、撮像
カメラ1の方向に向かってくる不特定多数の個人FKn
か、遠ざかって行く不特定多数の個人FKnか、その場
に立ち止まっている不特定多数の個人FKnしか捕えら
れない仕組みとなりデータ入手が簡便になる。
【0069】このようにして人間らしいと判断されたデ
ータは、図4のa、bに示すように、そのブロックデー
タの内部より、その最大高さと最大幅より、画像データ
の中心部分を規定する。この中心部分からの画像データ
の輪郭の部分が、人間が有する特徴と外れるものは人間
として判断せず、物体として処理され、前記の不特定多
数の個人FKnから抹消される。この人間の特徴とは、
最大高さが、入手されたデータからの演算で150〜2
00cmの範囲であり、前記の最大幅と最大高さの比率
が、1:2〜3.5の間であり、最大高さの部分の下に
色データとして肌色のほぼ楕円形の部位が存在し、その
内部に少なくとも二つ以上の黒濃度の高い部位が存在す
る等というデータである。このデータは地域によってい
かなる態様にも変更されるものである。
【0070】上記の人間の高さを150cm〜200c
mとしたが、子供は150cm以下の身長のものがほと
んどであり、彼等は購買余力が低いために、対象から除
外したものである。また、例えば、アフリカ、フラン
ス、日本では、当然その人間の特徴のデータが異なるこ
とは言うまでもない。また、自動車は明確に、最大幅と
最大高さの比率が異なるために、除外される。同様に犬
も除外されるが、立って歩く柴犬はこの規定では除外さ
れないために、データとしてはまだ登録される段階にあ
る。
【0071】次に、図5に示すように、RGBのカラー
フィルタを用いて色分解を行い、顔の部分を特定する。
そして、図4のcに示すように、不特定個人FKの顔の
部分に位置データを設定し、目、口、鼻、耳、眉毛等の
部位を特定する。この場合も、図6に示すように、RG
Bのカラーフィルタ処理の画像をもって、詳細に分類を
開始する。例えば、楕円体の肌色の部分と、目、鼻、
口、眉毛、耳の輪郭を画像データの変移点の連続より割
り出す。その結果、ここで人間の特徴と比較される。つ
まり、目の大きさと位置、鼻の大きさと位置、眉毛の大
きさと位置、口の大きさとその位置、耳の大きさとその
位置、さらに、これらの部位の相対的な存在位置のデー
タである。ホクロやヒゲ等のある人はまた、別個に処理
される。さらに、眼鏡や、サングラス等の場合も別個に
処理される。この経路により、不特定個人FKは、人間
のみが対象としてデータ入手されることとなる。
【0072】次に、人間として判断された不特定個人F
Kは、その身体データSDが上記の顔の特徴データより
規定される。さらに、これに、身長や体の幅、計測され
た手や足の長さ等が合わされて身体的データSDとな
る。次に、日々変化するであろう衣類や持ち物等のデー
タは変化データHDとして、保存登録される。つまり、
上着の衣類の色、ズボンやスカートの色、靴の色、さら
に鞄やハンドバックの色等、さらに可能ならばメーカ等
の特定である。例えば、文字が大きく表示されているブ
ランドであれば認識しやすい。全身をオーバーコート等
で覆っている場合は、この場合は上半身、下半身の区別
が付けにくいので、オーバーコートのみのデータとな
る。これらは基本的に、地域分散処理装置のデータ処理
部TASが内部に保持しているデータファイルと照合し
ながら、最も近いパターンが選択され決定される。特
に、重要なものが、季節の変わり目における流行色のデ
ータ入手である。どこの誰かわからないが、特定の不特
定の個人FK群が「ライトブルー」の衣類を身に付ける
場合が増加した場合、まだ、ライトブルーの衣類を購入
していない特定の個人に、販売促進行為を行うことが可
能となる。
【0073】以上のようにして、不特定個人FKの個人
データFKDは、身体データSDと変化データHDに分
類されて、登録保存されることとなる。このようにして
登録されたデータFKDは、順次、地域分散処理装置T
Aから中央処理装置C0へ送付される仕組みである。こ
の場合、送付される個人データFKDは、英数文字であ
るが、これに、MPEGやJPEG画像として圧縮され
た画像ファイルも添付送付し、ファイル登録されてもよ
い。これは、中央処理装置C0において、機械演算のみ
では個人特定が行えない場合でも、このシステムの運営
オペレータや関係者の肉眼により、同一人物であるか、
もしくは、関連人物であるのかの判断が行え、個人特定
がスムーズに進む場合があるからである。
【0074】(具体的な態様2)上記のような構成によ
り、不特定多数の個人群のデータの内部には、どこの誰
とは特定されないが、ある個人とは特定される多くの個
人の存在データが蓄積される。これらのデータは、保存
して保管するには多くの費用が発生する。そこで、これ
らのデータはある一定期間、例えば、2週間や1月等の
期間が経過した時点で抹消することが望ましい。あるい
は、記録保存コストの低い光ディスク等の記録媒体に保
存して保管してもよい。
【0075】このような保存データは、見方によっては
貴重なデータである。失踪人や不明人が発生した場合、
家族と同居の人物であれば、失踪や行方不明になったこ
とが1、2日程度の間で確認される。このような場合
は、失踪人や行方不明人の顔のデータと、前記の蓄積さ
れた不特定多数の個人のデータFKDとを逐次比較すれ
ばよい。その中に、前記不明人とデータが一致する、も
しくは、おおよそ一致する不特定の個人FKDが存在す
れば、その個人の行方がある程度知ることができる。こ
のおおよその一致度合いを%表示することで、さらに、
その確度を上げることも可能である。これらは、特に、
徘徊老人や迷子の行方を知り、確保する方法の一つとし
て有効な手段である。
【0076】一方で、家族や親族と別居であれば、本人
が失踪、行方不明になったかは、2月や半年ほどして確
認される場合が多い。したがって、このような場合の状
況対応として、前記の不特定多数の個人データFKDは
光ディスク等として、長期に保存されることが望まし
い。
【0077】また、特定の方法として、失踪人の顔のデ
ータFKDが一致しなくとも、服装の色が一致する場合
等がある。例えば、ズボンが黒で、シャツの色がピンク
といった場合等は一致しやすい。さらに身長等のデータ
も付け加えることで、さらに確度は高まることとなる。
【0078】そこで、不特定の個人のデータFKDが完
全に一致しなくとも、一致の割合を表示して検索するこ
とも可能となるシステムとしておけば、失踪中に何らか
の事件に巻き込まれに精神的なショックにより人相が一
変しても、服装等のデータで行方不明の不特定の個人の
捜査が可能である。その後、この不特定の個人の個人デ
ータFKDに添付されているJPEGやMPEG圧縮フ
ァイルの画像データを展開し、行方不明者、迷子、失踪
人等の親類や知人、関係者等が確認すれば、当人である
かどうかをほぼ判定することができ、捜索が効率的とな
る。
【0079】(具体的な態様3)以下、図7のフローチ
ャートを参照して、バーやレストランやホテルの入口も
しくは入口付近の待ち合い場所に、定点撮像カメラ1を
設置した場合における動作と効果を説明する。一流のバ
ーやレストランには、専門のウェイターが雇用され配置
されている。彼等は記憶能力に優れ、有名ホテル等の正
面玄関のウェイターやフロントマンは、一度見ただけで
どこの誰かを覚え、優れた接客マナーを誇っている。彼
等は、なじみの客には顧客の意志を素早く推測し、それ
に応じた対応接客をすることで、雇用主が経営する企業
の売り上げ推進に寄与している。
【0080】しかし、一般のバーやレストランやホテル
等は、ほとんどのウェイターはアルバイトである。この
ようなアルバイトのウェイターは日々、もしくは、1週
間や1月程度の期間で変動し、なじみの顧客の顔や人相
を記憶することはできず、良好な対応を取ることは不可
能である。
【0081】そこで、前記の如く、撮像カメラ1により
来店した客(不特定の個人FK)を認識した場合(ステ
ップS701)、この客のデータFKDを中央処理装置
C0に照合認識を依頼する(ステップS702)。
【0082】そして、過去に来店した場合があるか、も
しくは、データとして登録されていれば、確定個人デー
タ10KDを送信してくる(ステップS703、S70
4、S706)。なお、当該認識処理に際して、所定費
用の請求、受け取り処理を行う(ステップS705)。
【0083】この個人データ10KDをもとに、店舗に
あるコンピュータ50は客を特定の顧客として認識する
(ステップS707、S708)。この特定の顧客デー
タ10KDをもとに、コンピュータは過去の来店回数や
一回来店当たりの売り上げをウェイターに提示し(ステ
ップS709)、その対応に配慮を払うことを指示す
る。
【0084】例えば、「これは、ロバート様、毎度のお
越しで大変ありがとうございます。奥の特別な御席へご
案内しますので、こちらの方へ。それと、御飲み物はい
つものものでよろしゅうございますね!!それと、御料
理の方は、早速メニューを持ってまいりますので。」と
いうように、顧客に応じた対応を取ることが可能とな
る。もし、ここで、顧客ロバート氏が、「前と同じ料理
でよいよ。」と言った場合でも、前回の料理のメニュー
等をデータ記録しておくことにより、即座に料理の発注
を厨房へ掛けることが可能となり、効率化につながる。
【0085】もし、このようなシステムが存在しなけれ
ば、アルバイトのウェイターは、このなじみの顧客を一
般の客と同様の接客対応を取ることで、なじみの顧客の
顧客満足度を低下させてしまうことになりかねない。当
然ながら、客の注文に時間もかかり、お客の注文量も減
少し、売り上げが低下することとなる。
【0086】また、支払の段階においてこの個人認識シ
ステムがあれば、なじみの顧客ロバート氏へ所定のイン
センティブを付与し、適当な割引を行うことで(ステッ
プS710)、さらに顧客満足度を上げることが可能と
なる。なお、店舗のコンピュータ50には、今回の来店
によって新たにロバート氏の顧客ファイルへデータ(ど
ういった食事をしたか等)を追加しておけばよい(ステ
ップS711)。
【0087】また、他のシステム活用も可能となる。例
えば、ロバート氏がこの店舗には始めてである場合が、
この2〜3月間の買い物や飲食費用が通常の人の10倍
であり、資産や銀行預金も十分にあるというデータが、
個人データ10KDより送出されたとする。この場合、
初めての来店ということを知らせるだけでなく、当然な
がらこの内容をウェイターへ直接見せるわけではない
が、コンピュータは重要顧客と判断し、「接客注意、上
得意様 氏名ロバート様である。好みは、ワインの白、
料理は魚料理」と表示して、接客対応を親切かつ丁重に
行うことが指示可能となる(ステップS712、S71
3)。
【0088】また、この店舗が貴金属販売店(宝石販売
店)であった場合は、このような事態は重要な販売チャ
ンスである。従って、店舗の入口の撮像カメラ1がある
不特定の個人FKを捕え、そして、これを自動的に中央
処理装置C0へ送付して、ここで認識処理を行うことは
可能である。この場合、例えば、資産的に裕福なある特
定な人物と不特定個人FKのデータが合致したとき、自
動的にこの店舗のコンピュータへ、現在、店内に特定個
人が来店したことを通報する。この通報を受けて、店舗
の従業員は積極的に販売促進を当該特定個人に対して行
うことで、売り上げを上げることが可能となる。このよ
うな場合は、この特定個人が、この店舗で宝石を購入し
たかどうかでの実績支払いで、個人認識費用を中央処理
装置C0の運営者に支払うか、あるいは、ある一定の資
産規模を有する人物の特定のときにのみ認識費用を支払
うか、さらには、年間もしくは月別で認識費用を支払う
かを選択することができるようにすることも可能であ
る。
【0089】(その他の実施の形態)上述した実施の形
態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるよ
うに、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム
内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、
そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いは
MPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバ
イスを動作させることによって実施したものも、本発明
の範疇に含まれる。
【0090】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード自体、及びそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることができる。
【0091】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコ
ンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれる
ことはいうまでもない。
【0092】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
はいうまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
の地点に撮像カメラを配置することで、多くの不特定多
数の個人データを取得し、これにより、不特定多数の個
人の行動や習慣や服装等のデータを入手することが可能
となる。これにより、例えば、ファッション等の流行を
いち早く入手することが可能となる。また、不特定多数
の個人の行動範囲が確認できた場合は、その地点付近に
ダイレクトメール等を送付することで、種々の商品の販
売支援を行うようなことが可能となる。あるいは、行方
不明者や迷子や失踪人を探す場合に、個人データを照合
することで、前記の行方不明者や迷子や失踪人の捜索の
効率化を図ることもできる。
【0094】さらに、個人データに係る個人が特定され
た場合は、直接にダイレクトメールを送付する等して商
行為支援を行うことができる。
【0095】また、一般の商店主や商業従事者は、店内
もしくは店頭に撮像カメラを配置し、これを本個人認識
システムに接続することで、どこの誰が来店し、購入す
る欲求が有ったか等を瞬時に知ることが可能となる。ま
た、どこの誰が何を購入したか、さらにはこの個人がど
うのような人物であったか等のデータ自体を本個人認識
システムの運営者に販売することも可能となり、収益を
上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の個人認識システムの構成を示す
概略図である。
【図2】本実施の形態の個人認識システムにおける動作
の概略を示すフローチャートである。
【図3】撮像カメラ1により自動車や人間や犬等を撮影
している状態を説明するための図である。
【図4】ブロックデータ化について説明するための図で
ある。
【図5】顔部分を特定するための色分解処理について説
明するための図である。
【図6】目、鼻、口、眉毛、耳等を認識するための色分
解処理について説明するための図である。
【図7】バーやレストランやホテルの入口もしくは入口
付近の待ち合い場所に、定点撮像カメラ1を設置した場
合における動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1A1、1A2、1D、1 撮像カメラ IN インターネット網 TA、TD 地域分散処理装置 C0 中央処理装置 TAS データ処理部 TAK データ記録保存手段 KDM 確定個人データ保存手段 THC0 記録保存手段 50 コンピュータ 41、51、GT1 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 まさ子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 朝木 則泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 DA06 DA07 DB06 DC22 DC25 DC33 5C054 AA01 DA06 EA07 FC07 FC14 FE16 GB04 HA14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の地点に配置された撮像カメラと、
    前記撮像カメラからデータが送信されるデータ処理装置
    とがネットワークを介して接続する個人認識システムで
    あって、 前記撮像カメラにより送信されたデータから不特定多数
    の個人データを入手する個人データ入手手段と、 前記個人データを保存する保存手段とを備えたことを特
    徴とする個人認識システム。
  2. 【請求項2】 前記個人データ入手手段は、前記撮像カ
    メラにより送信されたデータから身体データを抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の個人認識システム。
  3. 【請求項3】 前記個人データ入手手段は、前記撮像カ
    メラにより送信されたデータから変化データを抽出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の個人認識シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記個人データには、時間情報が付加さ
    れることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の個人認識システム。
  5. 【請求項5】 前記個人データには、前記いずれの撮像
    カメラより得られたものであるかの情報が付加されるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の個
    人認識システム。
  6. 【請求項6】 地理的或いは時間的に差がある個人デー
    タを比較する個人データ比較手段を備えたことを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1項に記載の個人認識シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記個人データに係る個人を特定するた
    めの個人特定処理手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の個人認識システム。
  8. 【請求項8】 前記個人特定処理手段は、前記個人デー
    タを外部から取得した所定のデータと比較して、当該個
    人データに係る個人を特定することを特徴とする請求項
    7に記載の個人認識システム。
  9. 【請求項9】 前記個人データに係る個人が特定された
    場合、前記個人データを確定個人データに変換する確定
    個人データ変換手段を備えたことを特徴とする請求項7
    又は8に記載の個人認識システム。
  10. 【請求項10】 前記確定個人データには、少なくとも
    氏名が関連付けられることを特徴とする請求項9に記載
    の個人認識システム。
  11. 【請求項11】 前記個人データは商行為支援のために
    用いられることを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    1項に記載の個人認識システム。
  12. 【請求項12】 前記個人データは人探しのために用い
    られることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    に記載の個人認識システム。
  13. 【請求項13】 複数の地点に配置された撮像カメラか
    ら送信されるデータを取得するデータ取得手段と、 前記撮像カメラにより送信されたデータから不特定多数
    の個人データを入手する個人データ入手手段と、 前記個人データを保存する保存手段とを備えたことを特
    徴とする個人認識装置。
  14. 【請求項14】 複数の地点に配置された撮像カメラか
    ら送信されるデータが取得する手順と、 前記取得したデータから不特定多数の個人データを入手
    する手順と、 前記個人データを保存する手順とを有することを特徴と
    する個人認識方法。
  15. 【請求項15】 複数の地点に配置された撮像カメラか
    ら送信されるデータが取得する処理と、 前記取得したデータから不特定多数の個人データを入手
    する処理と、 前記個人データを保存する処理とをコンピュータに実行
    させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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