JP2002169728A - バックアップ方法及び計算機システム - Google Patents

バックアップ方法及び計算機システム

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JP2002169728A
JP2002169728A JP2001107926A JP2001107926A JP2002169728A JP 2002169728 A JP2002169728 A JP 2002169728A JP 2001107926 A JP2001107926 A JP 2001107926A JP 2001107926 A JP2001107926 A JP 2001107926A JP 2002169728 A JP2002169728 A JP 2002169728A
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backup
interface
data
computer
storage device
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JP2001107926A
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English (en)
Inventor
Ai Satoyama
愛 里山
Takashi Oeda
高 大枝
Yasutomo Yamamoto
康友 山本
Takaaki Kato
孝明 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインフレームなどのCKD形式を用いるコ
ンピュータが使用するデータを、パソコンやワークステ
ーションなどの固定長ブロック形式を用いる小型コンピ
ュータで、高速にバックアップする。 【解決手段】 互いに異なる第一と第二のインターフェ
ース420、430を備えた記憶装置4が、第一のイン
ターフェース210を有するホスト2と第二のインター
フェース110を有するホスト1とスイッチ3経由で接
続される。ホスト1からの指示により、ホスト2は、バ
ックアップするデータの格納位置を獲得し、コマンドを
記憶装置4へ出し、記憶装置4がデータを読み出してバ
ックアップ装置5に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるバックアップ取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メインフレーム等の大型計算機に
おいて行なわれてきた業務が、パソコン(PC)等の小
型コンピュータで行われるようになっている。それに伴
って、メインフレームやPCといった異種のコンピュー
タや、異種のオペレーティングシステム(OS)が混在
したコンピュータシステムが構築されることが多くなっ
てきている。コンピュータシステムの異なるOS間にお
けるデータの交換を実現する技術として、データをネッ
トワーク経由で転送するFTP(File TransferProtoc
ol)や、分散データベースなどが知られている。これら
の技術は、例えば、日経オープンシステム1998年2
月(no.59)pp.230−pp.241に開示されている。
【0003】一方、メインフレームで採用されている入
出力(I/O)インターフェースの形式であるカウント
キーデータ(CKD)形式と、PC等の小型コンピュー
タで採用されているI/Oインターフェースの形式であ
る固定長ブロック形式の両形式のインターフェースを有
するディスクサブシステムを使用して、異種コンピュー
タあるいは異種OS間でデータを共用する技術もある。
この技術は、特開平9−258908号公報に開示され
ている。
【0004】さらに、「メインフレーム‘98」、日経B
P社、pp.145あるいはpp.151には、可変長
アクセスインターフェース及び固定長アクセスインター
フェースの双方を備えたディスクサブシステムに格納さ
れたメインフレームで使用されるデータを、オープンシ
ステムからアクセスする技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、メ
インフレームで使用するデータをPC等の小型コンピュ
ータにネットワークを経由して転送することで、メイン
フレームで使用されるデータを小型コンピュータに接続
されたテープ装置などにバックアップすることができ
る。しかし、ネットワークを経由する場合のデータ転送
速度はI/Oデバイスの転送速度と比較して低速である
ため、バックアップ処理にかかる時間が増大する。
【0006】又、特開平9−258908号公報に開示
された方法に基づいて、メインフレームによってディス
クサブシステムに格納されたデータを小型コンピュータ
に接続されたテープ装置などにバックアップする場合を
考える。この場合、テープ装置にはデータのみバックア
ップされるので、小型コンピュータ上のアプリケーショ
ンプログラムは、バックアップに係る各種の管理情報を
得ることができない。ここで、管理情報とは、バックア
ップの取得処理や管理、及びバックアップデータに基づ
いてデータを回復する処理(リストア処理)に必要な情
報である。例えば、リストアするときに必要となる、デ
ータを戻す位置情報などが含まれる。管理情報がなけれ
ば、バックアップしたデータをリストアするとき、元の
位置に戻すことができない。
【0007】さらに、同じディスクサブシステムを異種
のホストコンピュータ(例えば、メインフレーム系とオ
ープン系サーバ)間で共用する製品は数多く存在してお
り、各々の製品におけるデータのフォーマットの変換方
法、及びデータフォーマットの統一方法等は製品ごとに
異なる。
【0008】本発明の目的は、メインフレーム等で用い
られるCKD形式を用いるコンピュータで使用されるデ
ータを、固定長ブロック形式を用いるコンピュータに接
続されたテープ装置などにバックアップする際に、高速
なバックアップ処理を実現するバックアップ取得方法及
びその方法を実現するコンピュータシステムを提供する
ことである。
【0009】本発明の第二の目的は、CKD形式を用い
るコンピュータで使用されるデータを、固定長ブロック
形式を用いるコンピュータに接続されたテープ装置など
にバックアップする際に、CKD形式を用いるコンピュ
ータ、あるいは両コンピュータ間を接続するネットワー
クに発生する処理の負荷を削減するバックアップ取得方
法を提供することである。
【0010】本発明の第三の目的は、メインフレーム系
とオープン系サーバ間におけるデータフォーマットの変
換処理の量が少ないバックアップ取得方法を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、互いに異なる第一のインターフェース及
び第二のインターフェースを有する記憶装置と、第一の
インターフェースによって記憶装置に接続する第一の計
算機と、記憶装置と第二のインターフェースによって接
続されたスイッチ装置と、スイッチ装置と接続する第二
の計算機と、スイッチ装置に接続されたバックアップ装
置を有する計算機システムにおけるバックアップ取得方
法を示す。本方法は、第一の計算機で、第二の計算機よ
りバックアップ要求を受領すると、バックアップ対象デ
ータを格納するボリュームのボリュームIDと該ボリュ
ーム上の物理アドレスを含む格納位置情報を記憶装置へ
通知する。さらに、第一の計算機で、バックアップ装置
へコピーすることを指示するためのコマンドを作成し
て、記憶装置へ発行する。記憶装置で、コマンドの内容
に従って、ボリュームからバックアップ装置へバックア
ップ対象データをコピーする。
【0012】本発明の好ましい一つの態様として、第一
のインターフェースとして、カウントキーデータ形式に
従うインターフェースが用いられ、第二のインターフェ
ースとして、固定長ブロック形式に従うインターフェー
スが用いられる。
【0013】また、本発明の他の態様としては、バック
アップされたデータをリストアする際に、第二の計算機
でリストア先の記憶装置がバックアップ取得時における
記憶装置と同じかどうかを調べる。記憶装置が同じであ
ることが確認できた場合に、第二の計算機でバックアッ
プ装置から記憶装置へデータをコピーするコマンドを作
成してコマンドを記憶装置に送る。そして記憶装置で、
コマンドに従って、バックアップ装置から記憶装置へデ
ータをリストアする方法もある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用された計算
機システムの第一の実施形態における構成を示す図であ
る。
【0015】計算機システムは、PC等のオープン系の
コンピュータであるオープンサーバ1、メインフレーム
2、オープンサーバ1とメインフレーム2の両者に接続
されるディスクシステム4、オープンサーバ1及びディ
スクシステム4の双方と接続されるスイッチ装置3、及
びスイッチ装置3に接続されたテープデバイス5を有し
ている。オープンサーバ1とメインフレーム2は、ネッ
トワーク14を介して相互に接続されている。
【0016】尚、本実施形態の計算機システムの個々の
構成が異なるスイッチ装置3に接続され、異なるスイッ
チ装置3同士が接続されたSAN(Storage Area Netwo
rk)構成でも本発明が適用できる。
【0017】メインフレーム2は、ネットワーク14に
接続するためのネットワークインターフェース220を
有する。CKDインターフェース210は、CKD形式
に従うインターフェースである。メインフレーム2は、
チャネルインターフェース6によってディスクシステム
4と接続される。メインフレーム2とディスクシステム
4の間には、ディレクタと呼ばれるルーティング装置を
介在させてもよい。
【0018】メインフレーム2は、その上で動作するプ
ログラムとして、OS230、OS230の制御の下に
動作するアプリケーションプログラム(AP)240、
コピー指示プログラム260、データセット位置検出2
70、及びデータセット位置記録プログラム280を有
する。メインフレーム2は、メモリ(図示せず)に、バ
ックアップ管理ファイル290を保持する。
【0019】オープンサーバ1は、スイッチ3とファイ
バチャネル7で接続される固定長インターフェース11
0、及びネットワーク14に接続されるネットワークイ
ンターフェース120を有する。固定長インターフェー
ス110は、固定長ブロック形式に従うインターフェー
スである。スイッチ3は、送信されるデータパケットの
ルーティングを行なう装置である。オープンサーバ1か
らディスクシステム4へのアクセスは、スイッチ3及び
ファイバチャネル7を介して行われる。このアクセス
は、従来のSCSIで使用されるプロトコルをファイバ
チャネル上で実装したFCPと呼ばれるプロトコルに基
づいて行われる。
【0020】オープンサーバ1は、オープンサーバ1で
動作するプログラムとして、OS130を有する。
【0021】ディスクシステム4は、ユーザデータが格
納されるボリューム470を有するディスク410、メ
インフレーム2と接続されるCKDインターフェース4
20、及びファイバチャネル7を介してスイッチ3と接
続される固定長インターフェース430を有する。ボリ
ューム470は、CKDインターフェース420及び固
定長インターフェース430のどちらを介してもアクセ
スされる。
【0022】ディスクシステム4は、ディスクシステム
4で動作するプログラムとして、コピー処理460、コ
マンド作成・発行480、CKDインターフェース変換
手段440、及び形式変換プログラム490を有する。
【0023】以下、データ形式の説明をする。
【0024】固定長ブロック形式では、データは、ブロ
ックと呼ばれる、例えば、512バイトの固定長の記憶
領域に格納される形で扱われる。各ブロックは、各々の
ブロックに割当てられたブロック番号(LBA)で指定
される。
【0025】CKD形式では、データは、可変長の記憶
領域であるレコードに格納する形で扱われる。CKD形
式では、シリンダ番号(CC)、ヘッド番号(HH)、
及びレコード番号(R)で、レコードが指定される。以
下、CC、HH、及びRで表されるレコードを指定する
ためのアドレスをCCHHRと称する。CCとHHのみ
で表されるレコードの集合がトラックである。トラック
を指定するためのアドレスをCCHHと呼ぶ。CKD形
式におけるレコードは、カウント部(C部)、キー部
(K部)、及びデータ部(D部)の3部分からなる。C
部は固定長であり、CCHHRと、K部及びD部のそれ
ぞれの長さが格納される。K部及びD部は可変長であ
る。
【0026】図2は、CKD形式におけるデータの構
造、及びディスク410上でデータが格納される位置と
CKD形式のデータ構造との関係を示す。図2におい
て、AはCKD形式のトラック上のデータ配置を、Bは
Aに示すCKD形式のデータがディスク410へ格納さ
れた場合のデータ配置を示す。本実施形態においては、
ディスク410は、物理的には、固定長ブロック形式に
従う。メインフレーム2で用いられるCKD形式のデー
タは、CKDインターフェース変換手段440により固
定長ブロック形式に変換された上でディスク410に格
納される。
【0027】Aに示すCKD形式において、HA510
は、ホームアドレスであり、トラックの状態等を示す。
R0C520はレコード番号0のレコード“R0”のC
部である。R0D530は、レコード“R0”のD部で
ある。R0D530は、管理情報の格納に用いられ、ユ
ーザのデータを格納することはできない。R1C54
0、R1K550、R1D560は、それぞれレコード
番号1のレコード“R1”のC部、D部、K部、R2C
570、R2K580、R2D590は、それぞれレコ
ード番号2のレコード“R2”のC部、D部、K部であ
る。ユーザデータは、通常、“R1”以降のレコードの
D部に格納される。
【0028】本実施形態のディスクシステム4では、全
トラックのHA510、R0C520、R0D530
は、R1以降のレコードとは別の領域にまとめて格納さ
れる。“R1”以降のレコードは、例えば、Bに示すよ
うに、ディスク410内のLBA0以降のブロックに格
納される。オープンサーバ1が固定長インターフェース
430を介してLBA0のブロック610を指定する場
合は、CCHHR=(0、0、1)のR1の先頭を指定
する。
【0029】CKD形式における1つのレコードの大き
さがディスク410内の1ブロックの大きさを越える場
合、レコードは、連続する複数のブロックに分けて格納
される。例えば、図において、レコード“R1”は、2
つのブロックLBA1とLBA2(ブロック610、6
20)に格納されている。続くレコード“R2”は、後
続のブロックであるLBA2(ブロック630)に格納
されている。レコードの長さは固定長ブロックの長さと
必ずしも一致しない。このため、レコードの終端からブ
ロックの終端までの領域は空白とし、無意味なデータで
ある0で埋められる。
【0030】本実施形態では、トラックの大きさはブロ
ックの整数倍と仮定する。レコードの終端がトラックの
終端に一致しない場合には、レコードの終端からトラッ
クの終端まで0で埋められ、全トラックが同じ数のブロ
ックを持つ。このとき、CCHHR=(c、h、1)で
指定されるレコードの先頭を示すLBAは、
【0031】
【数1】 LBA=(c×nh+h)×(nb) … (数1) で算出できる。ここで、nhは、1シリンダ内のヘッド
数、nbは、1トラック内のブロック数である。
【0032】図3は、メインフレーム2が、ディスクシ
ステム4に対してCKDインターフェース210とCK
Dインターフェース420を介して作成したCKD形式
でのファイル(データセット)とデータセット管理情報
を示す図である。
【0033】ディスクシステム4の特定の位置には、ボ
リュームラベル710が格納される。ボリュームラベル
710には、VTOC(Volume Table Of Contents)7
20の位置が保持されている。VTOC720には、デ
ィスク410に格納されているデータセットの管理情報
が記録されている。VTOC720は、例えば、K部4
4バイト、D部96バイトのレコードの集まりになって
いる。K部にはデータセット名が格納され、D部にはデ
ータセットの位置情報が格納される。データセットは、
エクステントと呼ばれる複数のトラックからなる連続領
域に格納される。1つのデータセットが、不連続である
複数のエクステントに格納される場合もある。
【0034】ディスク410が物理的にCKD形式に従
い、オープンサーバ2がファイバチャネルを経由して固
定長インターフェース430を介してディスク410の
データをリードライトする場合には、CKDインターフ
ェース変換手段440の代わりに、固定長インターフェ
ース変換手段を設け、固定長インターフェース変換手段
が、CKD形式と固定長ブロック形式との間の変換を行
うようにしても良い。
【0035】上記の方法によって、CKD形式と固定長
ブロック形式間のフォーマット変換できる。上記は、あ
くまでもフォーマット変換の一例である。
【0036】メインフレーム2上のAP240が、CK
Dインターフェース210及びCKDインターフェース
420を介してディスクシステム4に格納されたデータ
セットをオープン・シークするには、以下の手順で処理
が行なわれる。
【0037】AP240は、対象となるデータセットを
指定してデータセットのオープンをOS230に要求す
る。OS230は、VTOC720内のレコードを検索
して、データセットの格納位置を得る。取得したデータ
セットの格納位置から、OS230は、オープンの対象
となるレコードの相対トラックとレコード番号を求め、
対象レコードへのシーク処理を行なう。相対トラックと
は、データセットのエクステントの先頭を0とした場合
の相対的なトラック番号である。
【0038】図4は、メインフレーム2が、オープンサ
ーバ1の指示に基づいて、CKDインターフェース42
0を介して使用するディスクシステム4上のデータセッ
トをバックアップする処理のフローチャートを示す図で
ある。
【0039】オープンサーバ1は、ユーザからのバック
アップの指示に従い、メインフレーム2へネットワーク
14経由で目的のデータセットをバックアップするよう
指示する。この場合、ユーザの指示ではなく、予め定め
られた時刻に到達する等がバックアップ開始の合図にな
ってもよい。このとき、オープンサーバ1は、バックア
ップ対象となるデータセット名称をメインフレーム2へ
通知する。データセット名称はユーザから指定される
(ステップ4010)。
【0040】OS230は、データセットの状態を確認
する。例えば、確認によりデータセットが使用中である
(オープンされている)などの状態を取得できる。確認
された状態に基づいて、OS230は、データセットに
対するバックアップを行なう/行なわない/延期する等の
制御、判定、スケジューリングを行なう。ここでは、バ
ックアップ処理を続けるものとする(ステップ402
0)。
【0041】データセット位置検出プログラム270
は、目的のデータセットがどのボリューム470のどの
アドレスに存在するかを検出し、この情報をデータセッ
ト位置情報として保持する(ステップ4030)。
【0042】メインフレーム2は、コピー指示プログラ
ム260を実行することにより、データセット位置情報
に基づいてコピー指示を作成する(ステップ404
0)。コピー指示のアドレスはCKD形式のままディス
クシステム4へ通知される。コピー指示には、コピー元
のボリューム番号とコピーアドレス、コピー先のテープ
番号などが格納されている(ステップ4050)。
【0043】ディスクシステム4は、コピー指示に格納
されたこれらの情報を元に、アドレスを固定長ブロック
形式に変換し、コピーコマンド作成・発行480により
コピーコマンド(CCOPYと呼ぶ)を作成する。コピ
ーされるファイル(データセット)のアドレスは、CK
D形式におけるボリューム470の論理的な構成、即
ち、CKD形式におけるボリューム470のトラック
長、シリンダ当たりのトラック数、及び、FBA形式で
のブロックサイズに基づいて(数1)により求めること
ができる。CKD形式におけるボリュームの論理的な構
成は、エミュレーションタイプによって異なる。エミュ
レーションタイプは、ディスクシステム4で認識される
(ステップ4060)。
【0044】ディスクシステム4は、CCOPYコマン
ドをコピー処理460に対して発行し、コマンドに従っ
てボリューム470からテープ装置5にデータをコピー
する(ステップ4070)。
【0045】リストア時にデータセット位置情報を管理
情報として利用する場合、データセット位置情報もテー
プ装置5やバックアップ管理ファイル290に保存され
る。バックアップ取得日時などの情報がデータセット位
置情報に付加されてもよい。
【0046】図5は、データセット位置情報の詳細を示
す図である。
【0047】ディスクシステム製造番号17は、ディス
クシステム4を一意に識別するための番号である。サブ
システムID18は、ディスクシステム4に付与された
IDである。ボリュームID19は、バックアップ対象
のデータセットを格納したボリューム470のIDで、
サブシステム毎に一意に決められた番号である。
【0048】エクステント数20は、データセットを格
納している連続領域の個数を示す。エクステント数20
で示された分だけ、エクステント開始CCHH21とエ
クステント終了CCHH22のエントリが出現する。図
では、2個のエクステント開始及び終了CCHHが示さ
れている。
【0049】図6は、コピーコマンドのフォーマットの
一例を示す図である。図に示すコピーコマンドは、ボリ
ューム470のアドレス0から0x10ブロック、及び
アドレス100から0x10ブロックを一つのCCOP
Yコマンドによりテープ装置5へコピーする場合を想定
している。
【0050】パラメータリストは可変長であり、その長
さは32に格納される。
【0051】パラメータリストは、コピー元の装置及び
コピー先の装置の装置アドレスが格納されている部分3
5及びコピーするデータが格納されている装置上のアド
レスに間する情報が格納されている部分36から構成さ
れる。これらのリストも可変長であり、その長さはそれ
ぞれ33、34に格納される。
【0052】バックアップが完了すると、データセット
記録プログラム280により、図7に示すデータセット
情報がメインフレーム2のバックアップ管理ファイル2
90に登録される。登録される内容は、データセットを
所有するメインフレーム2のホスト名称40、データセ
ットを格納するディスクシステム製造番号41、サブシ
ステムID42、及びボリュームID43である。これ
らの情報は、データセット位置情報に含まれる。これら
の情報に加えてさらに、バックアップ日時44、データ
セット名称45、データセットサイズ46、及びデータ
セットのエクステント範囲(エクステント開始CCHH
55及びエクステント終了CCHH56)などが登録さ
れる。データセットを構成するエクステントが複数個あ
れば、複数のエクステント範囲が記録される。
【0053】本実施形態では、バックアップ管理ファイ
ル290は、メインフレーム2内に設けたが、外付けの
記憶装置に格納してもよいし、別のホストが管理しても
よい。
【0054】図8は、本発明が適用された計算機システ
ムの第二の実施形態を示す図である。
【0055】本実施形態では、CCOPYコマンドは、
メインフレーム2側で作成し発行される。例えば、メイ
ンフレーム2がオープンサーバ1から指定されたデータ
セット情報をディスクシステム4へ通知する。ディスク
システム4は、形式変換プログラム490により、受取
ったアドレス(CCHH)よりLBA値を算出する。デ
ィスクシステム4は、算出したLBA値をメインフレー
ム2へ返す。メインフレーム2は、受取ったLBA値に
基づいてCCOPYコマンドを作成し、ディスクシステ
ム4へ発行する。
【0056】オープンサーバ1からコピー指示を受けた
メインフレーム2が、データセット位置を検出してから
オープンサーバ1に通知する場合、オープンサーバ1
は、通知されたCKD形式で表現されたデータセット位
置を、固定長形式の表現形式のデータセット位置へ変換
する機能が必要となる。本発明によれば、コピーの主導
権をメインフレーム1にすることにより、CKD形式と
固定長形式の変換をディスクシステム4内で閉じること
ができる。
【0057】図9は、本発明が適用された計算機システ
ムの第三の実施形態を示す図である。
【0058】本実施形態においては、メインフレーム2
は、ダイレクトリストア可否判定処理300を有する点
が第一の実施形態と異なる。
【0059】オープンサーバ1は、メインフレーム2に
対してリストア要求をネットワーク14経由で発行す
る。メインフレーム2は、リストア要求を受け付ける
と、ダイレクトリストア可否判定処理300を実行す
る。
【0060】ダイレクトリストア可否判定処理300
は、リストア先のデータセットの位置を検出すると、バ
ックアップ管理ファイル290の内容に基づいて、リス
トア先のボリューム及びデータセット位置が、バックア
ップを行なったボリューム及びデータセット位置と一致
しているかどうかを判定する。ボリューム及びデータセ
ット位置が一致していたら、メインフレーム2は、リス
トア先のボリューム及びデータ位置のデータをコピー指
示プログラム260へ渡す。
【0061】その後、メインフレーム2は、ディスクシ
ステム4へコピー指示を出す。ディスクシステム4は、
CCOPYコマンドを発行する。CCOPYコマンドに
より、テープ装置5からリストア先のボリューム470
へ直接リストアが行われる。リストア先のボリューム及
びデータセットの位置がバックアップを行なったボリュ
ーム及びデータセット位置と一致しない場合、メインフ
レーム2は、データセット領域確保処理310により、
データをリストアする領域を確保し、データをリストア
する。
【0062】図10は、本実施形態における、ディスク
システム4のデータセットにデータをそのまま回復する
場合のリストア処理のフローチャートを示す図である。
【0063】オープンサーバ1は、メインフレーム2に
対してリストア要求をネットワーク14経由で発行す
る。リストア要求に含まれるデータセット名は、ユーザ
から指定される(ステップ9010)。
【0064】要求を受取ったメインフレーム2は、リス
トア要求に含まれるデータセット名から、データセット
サイズ、リストア先のディスクシステム製造番号、サブ
システムID、及びボリュームIDを検出する。これら
の情報は、メインフレーム2内のファイルより取得する
こともできる。データセットサイズは、バックアップ時
に作成されたバックアップ管理ファイル290から取得
される。また、メインフレーム2は、受取った情報に基
づき、メインフレーム2上の他のプロセスがデータセッ
トをアクセスしないようにOS230を使用してデータ
セットをロックする(ステップ9020)。
【0065】メインフレーム2は、続いて、データセッ
ト領域確保処理310により、指定されたディスクシス
テム製造番号、サブシステムID、ボリュームIDで特
定されるボリューム領域を確保する。そして、その物理
位置情報、即ちエクステント位置を得る(ステップ90
30)。
【0066】メインフレーム2は、物理位置情報、バッ
クアップ装置製造番号47、及びバックアップメディア
名称48で特定されるバックアップメディアをオープン
サーバ1へ報告する(ステップ9040)。
【0067】オープンサーバ1は、渡された情報からリ
ストアするデータを読み出す(ステップ9050)。
【0068】リストア対象のボリュームがバックアップ
されたボリュームと異なる場合、オープンサーバ1にカ
ウント部変更処理170を設ける。オープンサーバ1
は、カウント部変更処理170により、メインフレーム
2から報告されたエクステント情報を元にカウント部を
更新する。その後、エクステント情報からブロックアド
レスを算出して、該当するブロックへリストアされるデ
ータを書きこむ。
【0069】図11は、図1及び図8及び図9の構成の
スチッチ装置3に複数オープンサーバが接続された構成
である。スイッチ装置3には、オープンサーバ1と別の
オープンサーバ8が接続され、オープンサーバ群を管理
するための集中管理サーバ9が接続された構成である。
例ではオープンサーバは2台であるが複数でも同様であ
る。本構成においても本発明を適用することができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、例えばCKD形式を用
いるメインフレームなどのコンピュータが使用するデー
タのバックアップを、スイッチ装置に接続したテープ装
置などに保存して取得する際に、高速なバックアップ処
理を実現してバックアップ処理時間を削減できる。
【0071】また、メインフレーム側でコピーコマンド
を作成することにより、オープンサーバ内でのCKD形
式と固定長ブロック形式との変換処理が無くなり、メイ
ンフレームとディスクシステム間で前記形式の変換処理
が閉じる。変換機構と同じ装置内にコピー機能をもたせ
るこの方式によれば、通常ディスクシステム毎に固有な
形式変換方式に依存しないバックアップ方法を実現でき
る。変換方式毎に対応したコピー処理機能を提案する負
荷が削減できる。
【0072】また、オープンサーバのテープ装置を利用
できることで、低コスト化が実現できる。オープンデー
タとメンフレームデータを同じテープ装置でバックアッ
プ処理できることで、管理の負荷が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された計算機システムの第一の実
施形態の構成を示す図である。
【図2】CKD形式でのデータ構造と、ディスク上での
ディスク位置の関係を示す図である。
【図3】メインフレーム2が作成したCKD形式でのデ
ータセットとデータセット管理情報を示す説明図であ
る。
【図4】バックアップ処理のフローチャートである。
【図5】データセット位置情報の詳細を示す図である。
【図6】コピーコマンドのフォーマットの一例を示す図
である。
【図7】データセット情報の構成を示すデータフォーマ
ット図である。
【図8】本発明が適用された計算機システムの第二の実
施形態を示す図である。
【図9】本発明が適用された計算機システムの第三の実
施形態を示す図である。
【図10】リストア処理のフローチャートである。
【図11】本発明が適用された計算機システムの一例を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・オープンサーバ、2・・・メインフレーム、3・・・ス
イッチ装置、4・・・ディスクシステム、5・・・テープ装
置、110・・・固定長インターフェース、120・・・ネッ
トワークインターフェース、130・・・オペレーティン
グシステム、210・・・CKDインターフェース、22
0・・・ネットワークインターフェース、230・・・オペレ
ーティングシステム、240・・・アプリケーションプロ
グラム、260・・・コピー指示プログラム、270・・・デ
ータセット位置検出、410・・・ディスク、420・・・C
KDインターフェース、430・・・固定長インターフェ
ース、440・・・CKDインターフェース変換、460・
・・コピー処理、470・・・ボリューム、480・・・コマン
ド作成・発行。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 康友 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 加藤 孝明 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 KA03 MA12 MA21 5B082 DE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる第一のインターフェース及び
    第二のインターフェースを有する記憶装置と、前記第一
    のインターフェースによって前記記憶装置に接続される
    第一の計算機と、前記記憶装置と前記第二のインターフ
    ェースによって接続されたスイッチ装置と、前記スイッ
    チ装置と接続される第二の計算機と、前記スイッチ装置
    に接続されたバックアップ装置を有する計算機システム
    におけるバックアップ方法であって、前記第二の計算機
    から前記第一の計算機へバックアップ要求を発行し、前
    記第二の計算機より前記バックアップ要求を受領した前
    記第一の計算機で、バックアップの対象となるデータの
    格納位置情報を検索し、前記第一の計算機で、前記格納
    位置情報に基づいて、前記バックアップ対象データを前
    記バックアップ装置へコピーする指示を前記記憶装置に
    通知し、前記記憶装置で、前記指示内容に従って、前記
    バックアップ装置へデータをコピーすることを特徴とす
    るバックアップ方法。
  2. 【請求項2】前記格納位置情報には、バックアップ対象
    データを格納するボリュームのボリュームIDと前記ボ
    リューム上の物理アドレスが含まれ、コピーする指示に
    は、前記ボリュームID及び前記ボリューム上の物理ア
    ドレスで特定されるボリュームの情報が含まれ、前記記
    憶装置で、前記特定されたボリュームからデータがコピ
    ーされることを特徴とする請求項1記載のバックアップ
    方法。
  3. 【請求項3】前記第二の計算機でリストア先の記憶装置
    がバックアップ取得時における前記記憶装置と同じかど
    うかを調べ、同じであることが確認できた場合に、前記
    第二の計算機で前記バックアップ装置から前記記憶装置
    へデータをコピーするコマンドを作成し、前記コマンド
    を前記記憶装置に送り、前記記憶装置で、前記コマンド
    に従って、前記バックアップ装置から前記記憶装置へデ
    ータをリストアすることを特徴とする請求項1記載のバ
    ックアップ方法。
  4. 【請求項4】前記第一のインターフェースがカウントキ
    ーデータ形式に従うインターフェースであり、前記第二
    のインターフェースが固定長ブロック形式に従うインタ
    ーフェースであることを特徴とする請求項1記載のバッ
    クアップ取得方法。
  5. 【請求項5】互いに異なる第一のインターフェース及び
    第二のインターフェースを有し、前記第二のインターフ
    ェースを介してバックアップ装置及び第二の計算機と接
    続される記憶装置と、前記第一のインターフェースによ
    って前記記憶装置に接続され、ネットワークを介して前
    記第二の計算機と接続される第一の計算機とを有する計
    算機システムにおいて、前記第一の計算機は、前記第二
    の計算機より前記バックアップ要求を受領したら、バッ
    クアップ対象データを格納するボリュームのボリューム
    IDと前記ボリューム上の物理アドレスを含む格納位置
    情報を検索する手段と、前記格納位置情報に基づいて、
    前記バックアップ対象データを前記ボリュームIDによ
    り識別されるボリュームから前記バックアップ装置へコ
    ピーする指示を前記記憶装置に通知する手段とを有し、
    前記記憶装置は、前記指示内容に従って、前記ボリュー
    ムから前記バックアップ装置へデータをコピーする手段
    を有することを特徴とする計算機システム。
  6. 【請求項6】前記第一のインターフェースがカウントキ
    ーデータ形式に従うインターフェースであり、前記第二
    のインターフェースが固定長ブロック形式に従うインタ
    ーフェースであることを特徴とする請求項5記載の計算
    機システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008305223A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Fujitsu Ltd リストア制御プログラム、リストア制御方法、リストア制御装置、およびリストア制御システム

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