JP2002169038A - 光伝送路の製造方法 - Google Patents

光伝送路の製造方法

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JP2002169038A JP2000365223A JP2000365223A JP2002169038A JP 2002169038 A JP2002169038 A JP 2002169038A JP 2000365223 A JP2000365223 A JP 2000365223A JP 2000365223 A JP2000365223 A JP 2000365223A JP 2002169038 A JP2002169038 A JP 2002169038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光硬化性樹脂を用いる、簡易な、光伝送路の製
造方法を提供すること。 【解決手段】光ファイバ1、2つの異なる重合型により
光重合する光硬化性樹脂21、22の混合液2、透明容
器3を用意する。光硬化性樹脂21、22は共重合せ
ず、且つ硬化のための光重合開始剤の活性化波長が異な
る。硬化後屈折率の高い側の光硬化性樹脂の光重合開始
剤の活性化波長が、硬化後屈折率の低い側の光硬化性樹
脂の光重合開始剤の活性化波長より長い組み合わせを用
いて、それら2つの波長の間の波長により硬化後屈折率
の高い側の光硬化性樹脂のみを硬化させることでコアの
みを形成することができる。その後、クラッドとなるべ
き2種の光硬化性樹脂のいずれをも硬化させることで光
伝送路を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化性樹脂によ
りコアとクラッドから成る光伝送路を形成する光伝送路
の製造方法に関する。本発明は、光ファイバに接続され
る光モジュールの製造に特に有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、光硬化性樹脂を利用して光ファイ
バ先端に光伝送路を形成する技術として、例えば特開平
4−165311号公報記載の技術が知られている。こ
れは光ファイバの一端をフッ素系モノマーから成る光硬
化成樹脂液に漬け、紫外線領域の短波長レーザーを光フ
ァイバから樹脂液に照射することで光伝送路が形成され
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、コアのみしか形成できず、また、形成された光伝
送路には未硬化のモノマーが付着しているため洗浄プロ
セスが必要であり、また、上述公報第1図乃至第3図に
あるように形成されるコアも瓢箪様となって円筒形には
制御できないという問題があった。
【0004】本発明者らは鋭意努力を重ね、2種類の光
硬化性樹脂を用いることで有用な光伝送路を形成するこ
とを見出し、本願を完成させた。
【0005】即ち、本発明の目的は、2種類の光硬化性
樹脂を用いることで有用な光伝送路を形成するための、
好条件を備えた光伝送路の製造方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の手段は、第1の光重合開始剤と該
第1の光重合開始剤により第1の重合型により重合する
第1のモノマー又はオリゴマーとから成る第1の光硬化
性樹脂と、第2の光重合開始剤と該第2の光重合開始剤
により第1の重合型とは異なる第2の重合型により重合
する第2のモノマー又はオリゴマーとから成る第2の光
硬化性樹脂とを混合する混合工程と、第1の光重合開始
剤を活性化させるが第2の光重合開始剤を活性化させな
い第1の光照射により、第1の光硬化性樹脂を硬化させ
て光伝送路のコア部分を形成するコア形成工程と、第1
の光重合開始剤と第2の光重合開始剤とをいずれも活性
化させる第2の光照射により、第1の光硬化性樹脂と第
2の光硬化性樹脂をともに硬化させて光伝送路のクラッ
ド部分を形成するクラッド形成工程とから成り、第1の
光照射は、第1の光重合開始剤が活性化するのに必要な
最長波長より短い波長であり、第2の光重合開始剤が活
性化するのに必要な最長波長より長い波長にて行うこと
を特徴とする。
【0007】第1の光硬化性樹脂を硬化させてコア部分
と成し、第1の光硬化性樹脂と第2の光硬化性樹脂を各
々硬化させてクラッド部分と成すので、硬化後の第1の
光硬化性樹脂は硬化後の第2の光硬化性樹脂よりも屈折
率が高い必要がある。また、クラッド形成工程において
は第1の光硬化性樹脂と第2の光硬化性樹脂は各々硬化
するのであり、共重合するのではない。ただし、コア形
成後、第2の光照射で2つの光硬化性樹脂が共に硬化
し、且つ、硬化した混合樹脂の屈折率がより低ければク
ラッドとして機能することになる。また、第1又は第2
の光重合開始剤が活性化するのに必要な最長波長とは、
実質的にコア部として形成されるような硬化が起こる程
度に必要なものをいう。
【0008】また、請求項2に記載の手段は、第1の光
重合開始剤と該第1の光重合開始剤により第1の重合型
により重合する第1のモノマー又はオリゴマーとから成
る第1の光硬化性樹脂と、第2の光重合開始剤と該第2
の光重合開始剤により第1の重合型とは異なる第2の重
合型により重合する第2のモノマー又はオリゴマーとか
ら成る第2の光硬化性樹脂とを混合する混合工程と、第
1の光重合開始剤を活性化させるが第2の光重合開始剤
を活性化させない第1の光照射により、第1の光硬化性
樹脂を硬化させて光伝送路のコア部分を形成するコア形
成工程と、第1の光重合開始剤と第2の光重合開始剤と
をいずれも活性化させる第2の光照射により、第1の光
硬化性樹脂と第2の光硬化性樹脂を各々硬化させて光伝
送路のクラッド部分を形成するクラッド形成工程とから
成り、第1の光照射は、第1の光硬化性樹脂がほぼ完全
に硬化するのに必要な最小露光量より大きな露光量であ
り、第2の光硬化性樹脂がほぼ全く硬化しない最大露光
量より小さな露光量にて行うことを特徴とする。
【0009】ここで、第1の光照射においては、第1の
光硬化性樹脂がほぼ完全に硬化するのに必要な最小露光
量とはコア形成に充分な硬化の程度を意味し、第2の光
硬化性樹脂がほぼ全く硬化しない最大露光量とは、クラ
ッド形成工程で形成されるクラッドの屈折率よりも十分
高い屈折率のコアが形成される、即ちコアの屈折率を大
きく下げない程度であれば、第2の光硬化性樹脂がコア
部に微量含まれていても良いものとする。ただし、第1
の光照射において、2つの光硬化性樹脂が共重合を行わ
ないようにする必要がある。
【0010】また、請求項3に記載の手段によれば、第
1の重合型と第2の重合型は、一方がラジカル重合によ
るものであり、もう一方がカチオン重合によるものであ
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の手段は、波長λW
で照度I0(単位はmW/cm2)の光を用いて長さL(単位
はcm)の前記コアを時間s(単位は秒)で形成させる場
合、硬化前の第1の光硬化性樹脂の光損失α(単位はdB
/cm)と波長λWにおける硬化のための最小露光量σA
W)(単位はmJ/cm2)が、次の式を充たすことを特徴とす
る。
【数2】
【0012】また、請求項5に記載の手段は、第1の光
重合開始剤が、2光子吸収を経て活性化することを特徴
とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】2種類の光硬化性樹脂を混合
し、屈折率の高いほうのみ光照射により硬化させてコア
を形成し、その後2種類の光硬化性樹脂を同時に硬化さ
せればクラッドを形成することができる。これを可能と
するためには、コアを形成する光照射が、第1の光重合
開始剤が活性化するのに必要な最長波長より短い波長で
あり、第2の光重合開始剤が活性化するのに必要な最長
波長より長い波長にて行えば良い(請求項1)。これに
より、例えば反射ミラー、ハーフミラー等及び発光若し
くは受光素子を組み合わせた光モジュールを容易に構成
することができる。
【0014】また、コアを形成する光照射が、第1の光
硬化性樹脂がほぼ完全に硬化するのに必要な最小露光量
より大きな露光量であり、第2の光硬化性樹脂がほぼ全
く硬化しない最大露光量より小さな露光量にて行うこと
でも良い(請求項2)。これにより、やはり反射ミラ
ー、ハーフミラー等及び発光若しくは受光素子を組み合
わせた光モジュールを容易に構成することができる。
【0015】2種類の光硬化性樹脂として、ラジカル重
合により硬化するものと、カチオン重合により硬化する
ものとを組み合わせれば、第1の光照射工程において共
重合を起こさない2種類の光硬化性樹脂を容易に組み合
わせることができる(請求項3)。ラジカル重合により
硬化する光硬化性樹脂としては、例えばアクリロイル基
又はメタクリロイル基を有するモノマー或いはオリゴマ
ー、感光性ポリイミド又はスチレン、ジビニルベンゼン
若しくは不飽和ポリエステルなどを、光重合開始剤と組
み合わせたものを用いることができる。また、カチオン
重合により硬化する光硬化性樹脂としては、例えばエポ
キシ環、オキセタン環ほか環状エーテルを有する化合
物、環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、ビニ
ルエーテル化合物等のモノマー或いはオリゴマーを、光
重合開始剤と組み合わせたものを用いることができる。
【0016】ラジカル重合のための光重合開始剤として
は、ベンジルジメチルケタール系化合物、α−ヒドロキ
シケトン系化合物、α−アミノケトン系化合物、ビスア
シルホスフィンオキシド系化合物、メタロセン系化合物
その他の任意の光ラジカル重合開始剤を用いることがで
きる。
【0017】カチオン重合のための光重合開始剤として
は、トリアリールスルホニウム塩系化合物、ジアリール
ヨードニウム塩系化合物、メタロセン系化合物その他の
任意の光カチオン重合開始剤を用いることができる。
【0018】光照射によりコア部を形成する際、コア部
を長尺化するためにはコア部の光損失が重要となる。コ
ア部が長さL(単位cm)形成された際、照度I0(単位mW/c
m2)の硬化光がコア部根元から成長端まで供給されると
き、硬化前の第1の光硬化性樹脂の光損失をα(単位dB/
cm)とすると、成長端における照度I(単位mW/cm2)は次
の式で求めることができる。
【数3】
【0019】波長λWで長さL(cm)以上のコアを時間s
(単位は秒)で形成するためには、波長依存性のある最小
露光量σAW)(単位はmJ/cm2)との間で次の式を充たす
必要がある。
【数4】
【0020】ここから、光硬化性樹脂の硬化前の光損失
αの上限が次の式で求められる。
【数5】
【0021】即ち、請求項4を充たす条件により長さL
(単位はcm)のコアを時間s(単位は秒)で形成させる
ことができる。
【0022】コアを形成するための第1の光重合開始剤
が2光子吸収を経て活性化するならば、より長波長の硬
化光を用いることができ、第2の光重合開始剤による重
合をさせないようにすることが容易となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の光伝送路の製造方法に用
いることのできる、光重合開始剤とモノマー又はオリゴ
マーは例えば以下のものが好適である。
【0024】光ラジカル重合を行うモノマーとしては、
(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸アミ
ドが好ましい。具体的には(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−ブトキシエチル等の1官能性(メ
タ)アクリル酸エステル(モノ(メタ)アクリレート)
を用いることができる。また、エチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等の
ジオールと2等量の(メタ)アクリル酸とのエステル
(ジ(メタ)アクリレート)を用いることができる。同
様に、アルコール性水酸基を複数有する有機化合物と
(メタ)アクリル酸とのエステル(トリ、テトラ、…
(メタ)アクリレート)を用いることができる。尚、こ
れらのモノマーにおいて、(メタ)アクリロイル基及び
その他の有機骨格のメチル水素、メチレン水素、メチン
水素の一部をハロゲンで置換したものでも良い。
【0025】光ラジカル重合を行うオリゴマー(マクロ
モノマー)としては、末端又は分岐に(メタ)アクリロ
イル基を有するウレタン系オリゴマー、ポリエーテル系
オリゴマー、エポキシ系オリゴマー、ポリエステル系オ
リゴマーなどが好ましい。尚、これらのオリゴマーにお
いて、(メタ)アクリロイル基及びその他の有機骨格の
メチル水素、メチレン水素、メチン水素の一部をハロゲ
ンで置換したものでも良い。
【0026】光ラジカル重合開始剤としては、ベンジル
ジメチルケタール系化合物としては2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン、α−ヒドロキシケトン
系化合物としては2−ヒドロキシ−2−メチル−フェニ
ルプロパン−1−オン、(1−ヒドロキシシクロヘキシ
ル)−フェニルケトン、α−アミノケトン系化合物とし
ては2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−メチル−
1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルホリノ
プロパン−1−オン、ビスアシルホスフィンオキシド系
化合物としてはビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)
−2,4,4−トリメチル−ペンチルホスフィンオキシ
ド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェ
ニルホスフィンオキシド、メタロセン系化合物としては
ビス(η−シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジ
フルオロ−3−(N−ピロイル)フェニル)チタンなど
を用いることができる。これらを複数種類用いても良
い。
【0027】光カチオン重合を行うモノマー或いはオリ
ゴマーとしては、エポキシ環、オキセタン環ほか環状エ
ーテルを有する化合物、環状ラクトン化合物、環状アセ
タール化合物、ビニルエーテル化合物等のモノマー或い
はオリゴマーを用いることができる。
【0028】光カチオン重合開始剤としては、4,4’
−ビス(ジ(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルホ
ニオ)フェニルスルフィド二ヘキサフルオロアンチモン
酸、η−シクロペンタジエニル−η−クメン鉄(1+)
−ヘキサフルオロリン酸(1−)などを用いることがで
きる。
【0029】上記述の光ラジカル重合開始剤又は光カチ
オン重合開始剤に、光増感剤を加えても良い。以上のよ
うな組み合わせにより、本発明に用いる光硬化性液状樹
脂組成物とすることができる。また、本発明は、光アニ
オン重合性の重合開始剤とモノマー又はオリゴマーの組
み合わせを排除するものではない。また、チオール・エ
ン付加による重合を用いても良い。また、本発明と同様
にして、コア部分の形成は光照射により行い、クラッド
部分の形成は光照射以外の方法で行うことも可能であ
る。
【0030】〔第1実施例〕図1に本発明の具体的な第
1の実施例に係る光伝送路の製造方法を示す。光ファイ
バ1、2つの異なる重合型により光重合する光硬化性樹
脂21、22の混合液(光硬化性液状樹脂組成物)2、
透明容器3を用意した。2つの異なる重合型により光重
合する光硬化性樹脂21、22としては、光ラジカル重
合を行うLoctite社製の品番358(以下、単に樹脂Aとい
う)と光カチオン重合を行うダイキン社製の品番UV-2100
(以下、単に樹脂Bという)を用いた。
【0031】図1の(a)のように、樹脂A21及び樹
脂B22を混合(混合比7:3)して混合液2を調製
し、透明容器3に充填した。次に光ファイバ1の先端面
12を混合液2に浸し、波長λW=488nmの光を光ファイ
バ1に供給した。すると、図1の(b)のように、光フ
ァイバ1の先端面12から略円錐台状の硬化した樹脂2
11が形成され、その後径が一定の略円柱状となって硬
化部分211が成長した(図1の(c))。硬化部分2
11が約23mmの長さになったところで波長λW=488nmの
光の供給を止め、透明容器3の全周から波長λC=385nm
の光(図で4)を照射し、透明容器3に残っていた混合
液2を全て硬化させた(図1の(d))。
【0032】硬化部分211と、透明容器3内のそれ以
外の硬化部分23の屈折率は、波長385nmに対し1.511と
1.499と測定された。硬化部分211の屈折率は樹脂A
の硬化後屈折率に等しく、硬化部分23の屈折率は樹脂
A、樹脂Bの各々の硬化後屈折率の中間に位置する。よ
って、λW=488nmの光照射により混合溶液2のうち樹脂
Aのみ硬化させて屈折率の高い略円柱状の部分の長いコ
アを形成し、λC=385nmの光照射により樹脂A、樹脂B
の各々を硬化させて屈折率の低いクラッドを形成するこ
とにより、光伝送路10を形成することができた。
【0033】この実験結果は、次のように説明できる。
図2は樹脂Aと樹脂Bの硬化前の吸光度(光損失、単位
dB/cm)の波長特性を示したものである。λW=488nmに
おいて、樹脂Aと樹脂Bの吸収特性が大きく異なる。こ
れは2種の光硬化性樹脂の光重合開始剤の活性化のため
の波長が異なることを意味する。このように、共重合し
ない、且つ硬化のための光重合開始剤の活性化波長が異
なる2種の光硬化性樹脂を用いることで、硬化後屈折率
の高い側の光硬化性樹脂の光重合開始剤の活性化波長
が、硬化後屈折率の低い側の光硬化性樹脂の光重合開始
剤の活性化波長より長いならば、それら2つの波長の間
の波長により硬化後屈折率の高い側の光硬化性樹脂のみ
を硬化させることでコアのみを形成することができる。
その後、クラッドとなるべき2種の光硬化性樹脂のいず
れをも硬化させることで光伝送路を形成することができ
る。
【0034】〔第2実施例〕本実施例は第1実施例と同
様にして、露光量を異にしてコアとクラッドをそれぞれ
形成して光伝送路を形成した。図1の(a)のように、
樹脂A21及び樹脂B22を混合して混合液(光硬化性
液状樹脂組成物)2を調製し、透明容器3に充填した。
次に光ファイバ1の先端面12を混合液2に浸し、波長
λW=385nmの光を先端面12において30mJ/cm2の露光量
(図で13)となるよう、光ファイバ1に供給した。す
ると、図1の(b)のように、光ファイバ1の先端面1
2から略円錐台状の硬化した樹脂211が形成され、そ
の後径が一定の略円柱状となって硬化部分211が成長
した(図1の(c))。硬化部分211が約23mmの長さ
になった(露光量が30mJ/cm2)ところで光供給を止め、
透明容器3の全周から波長λW=385nmの光を60mJ/cm2
露光量(図で4)で照射し、透明容器3に残っていた混
合液2を全て硬化させた(図1の(d))。
【0035】硬化部分211と、透明容器3内のそれ以
外の硬化部分23の屈折率は、やはり波長385nmに対し
1.511と1.499と測定された。硬化部分211の屈折率は
樹脂Aの硬化後屈折率に等しく、硬化部分23の屈折率
は樹脂A、樹脂Bの各々の硬化後屈折率の中間に位置す
る。よって、λW=385nm、30mJ/cm2の露光量の光照射に
より混合溶液2のうち樹脂Aのみ硬化させて屈折率の高
い略円柱状の部分の長いコアを形成し、λW=385nm、60
mJ/cm2の露光量の光照射により樹脂A、樹脂Bの各々を
硬化させて屈折率の低いクラッドを形成することによ
り、光伝送路10を形成することができた。
【0036】この実験結果は、次のように説明できる。
図3は樹脂Aと樹脂Bを各々別にλ W=385nmの光を照射
して、露光量と硬化による屈折率変化を調べたものであ
る。樹脂Aは露光量30mJ/cm2でほぼ屈折率が上昇しきっ
てしまう(硬化が十分起こる)が、樹脂Bは露光量60mJ
/cm2まで屈折率がほとんど上昇しない。これは、各々の
光重合開始剤の感度(又は光重合開始剤と光増感剤との
相互作用による感度)が異なるためである。このよう
に、共重合しない、且つ硬化のための露光量が異なる2
種の光硬化性樹脂を用いることで、硬化後屈折率の高い
側の光硬化性樹脂が完全に硬化するための最小露光量
が、硬化後屈折率の引い側の光硬化性樹脂が硬化しない
最大露光量よりも小さいならば、それら2つの露光量の
間の露光量により硬化後屈折率の高い側の光硬化性樹脂
のみを硬化させることでコアのみを形成することができ
る。その後、クラッドとなるべき2種の光硬化性樹脂の
いずれをも硬化させることで光伝送路を形成することが
できる。
【0037】上記実施例では2つの樹脂A、Bを用いた
が、本発明は共重合しない2つの光硬化性樹脂の任意の
組み合わせから適宜コア形成樹脂(1方のみ)とクラッ
ド形成樹脂(2種の混合物)となる組み合わせを選択し
た光硬化性液状樹脂組成物を用いることができる。この
光硬化性液状樹脂組成物の2つの樹脂の、硬化波長又は
硬化に必要な露光量の差を利用して、光硬化性液状樹脂
組成物のうちのコア形成樹脂のみを硬化させてコア部を
形成したのち、残部を硬化させてクラッドを形成する。
このとき、共重合しない2つの光硬化性樹脂の重合型は
光ラジカル重合と光カチオン重合に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係る光伝送路の製造
方法を示した工程図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る光伝送路の製造方
法の原理を説明するための吸光度の波長特性図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る光伝送路の製造方
法の原理を説明するための露光量による屈折率の変化
図。
【符号の説明】
1 光ファイバ 10 光伝送路(コアとクラッドを含めたデバイス) 12 光ファイバの混合液に浸された端面 13 光ファイバの端面からの照射光 2 共重合しない2つの光硬化性樹脂の混合液(光硬化
性液状樹脂組成物) 21 樹脂A 211 樹脂Aが硬化して形成されるコア部分 22 樹脂B 23 樹脂Aと樹脂Bがそれぞれ硬化して形成されるク
ラッド部分 3 透明容器 4 第2の光照射 λW 第1の光照射の際の波長
フロントページの続き (72)発明者 山下 達弥 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 伊藤 博 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 岡本 一夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 伊縫 幸利 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 2H050 AA13 AB42Z 4J011 AC04 FB01 GA05 GB08 QA03 QA06 QA13 QA32 QB14 QB16 QB19 QB24 SA14 SA16 SA20 SA54 SA58 SA78 SA84 SA86 UA06 VA05 WA07 4J031 CA32 CA34 CA83 CE05 CF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光重合開始剤と該第1の光重合開
    始剤により第1の重合型により重合する第1のモノマー
    又はオリゴマーとから成る第1の光硬化性樹脂と、第2
    の光重合開始剤と該第2の光重合開始剤により前記第1
    の重合型とは異なる第2の重合型により重合する第2の
    モノマー又はオリゴマーとから成る第2の光硬化性樹脂
    とを混合する混合工程と、 前記第1の光重合開始剤を活性化させるが前記第2の光
    重合開始剤を活性化させない第1の光照射により、前記
    第1の光硬化性樹脂を硬化させて光伝送路のコア部分を
    形成するコア形成工程と、 前記第1の光重合開始剤と前記第2の光重合開始剤とを
    いずれも活性化させる第2の光照射により、前記第1の
    光硬化性樹脂と前記第2の光硬化性樹脂を各々硬化させ
    て光伝送路のクラッド部分を形成するクラッド形成工程
    とから成り、 前記第1の光照射は、前記第1の光重合開始剤が活性化
    するのに必要な最長波長より短い波長であり、前記第2
    の光重合開始剤が活性化するのに必要な最長波長より長
    い波長にて行うことを特徴とする光伝送路の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の光重合開始剤と該第1の光重合開
    始剤により第1の重合型により重合する第1のモノマー
    又はオリゴマーとから成る第1の光硬化性樹脂と、第2
    の光重合開始剤と該第2の光重合開始剤により前記第1
    の重合型とは異なる第2の重合型により重合する第2の
    モノマー又はオリゴマーとから成る第2の光硬化性樹脂
    とを混合する混合工程と、 前記第1の光重合開始剤を活性化させるが前記第2の光
    重合開始剤を活性化させない第1の光照射により、前記
    第1の光硬化性樹脂を硬化させて光伝送路のコア部分を
    形成するコア形成工程と、 前記第1の光重合開始剤と前記第2の光重合開始剤とを
    いずれも活性化させる第2の光照射により、前記第1の
    光硬化性樹脂と前記第2の光硬化性樹脂を各々硬化させ
    て光伝送路のクラッド部分を形成するクラッド形成工程
    とから成り、 前記第1の光照射は、前記第1の光硬化性樹脂がほぼ完
    全に硬化するのに必要な最小露光量より大きな露光量で
    あり、前記第2の光硬化性樹脂がほぼ全く硬化しない最
    大露光量より小さな露光量にて行うことを特徴とする光
    伝送路の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の重合型と前記第2の重合型
    は、一方がラジカル重合によるものであり、もう一方が
    カチオン重合によるものであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の光伝送路の製造方法。
  4. 【請求項4】 波長λWで照度I0(単位はmW/cm2)の光
    を用いて長さL(単位はcm)の前記コアを時間s(単位
    は秒)で形成させる場合、硬化前の前記第1の光硬化性
    樹脂の光損失α(単位はdB/cm)と波長λWにおける硬化
    のための最小露光量σAW)(単位はmJ/cm2)が、次の
    式を充たすことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載の光伝送路の製造方法。 【数1】
  5. 【請求項5】 前記第1の光重合開始剤が、2光子吸収
    を経て活性化することを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか1項に記載の光伝送路の製造方法。
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