JP2002168808A - 航空機の機体を検査するための放射線撮影システム及び方法 - Google Patents
航空機の機体を検査するための放射線撮影システム及び方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機体の全て又は大半の部分を解体せずに検査
する装置を提供する。 【解決手段】 航空機の機体(12)の放射線検査シス
テム(10)及び方法は、機体(12)の1つの側面に
配置された放射線源(16)と、機体(12)の別の側
面に配置され且つ放射線源(16)からの放射線を受け
取るように位置決めされた放射線検出器(18)とを含
む。放射線源(16)と放射線検出器(18)を同時に
移動させるための精密マニピュレータ(22、24)が
設けられている。放射線源(16)及び放射線検出器
(18)は、放射線源(16)から放射線検出器(1
8)への放射線の投射が機体(12)の選択された平面
から見て一定のままであり、機体(12)の他の平面か
ら見たときには放射線源(16)から放射線検出器(1
8)への放射線の投射が変化するように、制御装置(2
0)の制御の下に移動される。制御装置(20)は放射
線源(16)により検出された放射線を処理して、断層
撮影画像を生成する。
する装置を提供する。 【解決手段】 航空機の機体(12)の放射線検査シス
テム(10)及び方法は、機体(12)の1つの側面に
配置された放射線源(16)と、機体(12)の別の側
面に配置され且つ放射線源(16)からの放射線を受け
取るように位置決めされた放射線検出器(18)とを含
む。放射線源(16)と放射線検出器(18)を同時に
移動させるための精密マニピュレータ(22、24)が
設けられている。放射線源(16)及び放射線検出器
(18)は、放射線源(16)から放射線検出器(1
8)への放射線の投射が機体(12)の選択された平面
から見て一定のままであり、機体(12)の他の平面か
ら見たときには放射線源(16)から放射線検出器(1
8)への放射線の投射が変化するように、制御装置(2
0)の制御の下に移動される。制御装置(20)は放射
線源(16)により検出された放射線を処理して、断層
撮影画像を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、航空機
の機体の放射線撮影検査に関し、特に、断層撮影技法を
使用して航空機の機体を検査するシステム及び方法に関
する。
の機体の放射線撮影検査に関し、特に、断層撮影技法を
使用して航空機の機体を検査するシステム及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】航空機の機体は、通常、複数の周囲フレ
ーム部材と、複数の長手方向ストリンガとから成る格子
を軽量薄板金属の外被により被覆した構造を有する。外
被は通常はリベットなどによりフレーム部材及びストリ
ンガに装着されている。高い高度において乗客に快適に
過ごしてもらうため、航空機には、機室内に海水面に近
い気圧呼吸環境を発生させる機室加圧システムが設けら
れている。機室に圧力が加わると、外被、フレーム部材
及びストリンガはわずかに膨張する。圧力が取り除かれ
ると、外被、フレーム部材及びストリンガは正規の形状
に戻る。ここで発生する圧力差は相対的に小さいが、飛
行ごとに起こる加圧・減圧シーケンスにより機体構造に
繰り返し応力サイクルが加わるため、疲労と亀裂の形成
も起こりうる。この疲労による損傷は機体構造の腐食に
より助長される場合が多い。
ーム部材と、複数の長手方向ストリンガとから成る格子
を軽量薄板金属の外被により被覆した構造を有する。外
被は通常はリベットなどによりフレーム部材及びストリ
ンガに装着されている。高い高度において乗客に快適に
過ごしてもらうため、航空機には、機室内に海水面に近
い気圧呼吸環境を発生させる機室加圧システムが設けら
れている。機室に圧力が加わると、外被、フレーム部材
及びストリンガはわずかに膨張する。圧力が取り除かれ
ると、外被、フレーム部材及びストリンガは正規の形状
に戻る。ここで発生する圧力差は相対的に小さいが、飛
行ごとに起こる加圧・減圧シーケンスにより機体構造に
繰り返し応力サイクルが加わるため、疲労と亀裂の形成
も起こりうる。この疲労による損傷は機体構造の腐食に
より助長される場合が多い。
【0003】疲労亀裂は、その性質上、極めて小さいも
のになる可能性があり、検出するのが難しい。通常、亀
裂は非常に小さく、ごく小さい亀裂は航空機においては
検出できるほどの圧力損失を引き起こさないため、航空
機の機室を日常の通りに加圧しても検出される結果とは
ならない。また、腐食の影響と周期的な応力の影響とが
組み合わされて、リベットの周囲のゆるみ及び/又はリ
ベットの亀裂を発生させることも考えられる。この状態
を検出しないと、その結果、外被がフレーム部材やスト
リンガから脱落する可能性がある。
のになる可能性があり、検出するのが難しい。通常、亀
裂は非常に小さく、ごく小さい亀裂は航空機においては
検出できるほどの圧力損失を引き起こさないため、航空
機の機室を日常の通りに加圧しても検出される結果とは
ならない。また、腐食の影響と周期的な応力の影響とが
組み合わされて、リベットの周囲のゆるみ及び/又はリ
ベットの亀裂を発生させることも考えられる。この状態
を検出しないと、その結果、外被がフレーム部材やスト
リンガから脱落する可能性がある。
【0004】従来、航空機の機体検査の大部分は目視検
査技法に頼っていた。目視検査技法は人間の能力によっ
て大きく左右され、周囲の照明条件、環境の影響、そし
て、検査担当者の視力矯正、制限時間、心理状況、集中
力及び判断力などの物理的及び心理的制約によって限定
されてしまう。更に、目視検査技法を行うためには、機
体を広範囲に解体しなければならない。従って、この方
法は長い時間と多大な労力を要し、かかる費用も高い。
査技法に頼っていた。目視検査技法は人間の能力によっ
て大きく左右され、周囲の照明条件、環境の影響、そし
て、検査担当者の視力矯正、制限時間、心理状況、集中
力及び判断力などの物理的及び心理的制約によって限定
されてしまう。更に、目視検査技法を行うためには、機
体を広範囲に解体しなければならない。従って、この方
法は長い時間と多大な労力を要し、かかる費用も高い。
【0005】航空機の機体検査を実行するためのもう1
つの方法として、放射線撮影が提案されている。この方
法は従来の目視検査と比較して必要とされる航空機解体
の量を減少させることができるが、機室内部の物体がX
線画像を著しく複雑にするため、欠陥が隠蔽されてしま
い、欠陥の識別及び定量化はより困難になっている。そ
れらの物体としてはヘッドタンク、隔壁、エアマスク、
酸素供給パイプ、照明灯、電気配線、留め具、洗面所及
び調理室の備品などがある。可能な場所であれば、検査
担当者は関心項目を妨害なく撮影するための視角を選択
することができる。しかし、それが可能な場所でなけれ
ば、その領域を解体し、目視検査しなければならない。
つの方法として、放射線撮影が提案されている。この方
法は従来の目視検査と比較して必要とされる航空機解体
の量を減少させることができるが、機室内部の物体がX
線画像を著しく複雑にするため、欠陥が隠蔽されてしま
い、欠陥の識別及び定量化はより困難になっている。そ
れらの物体としてはヘッドタンク、隔壁、エアマスク、
酸素供給パイプ、照明灯、電気配線、留め具、洗面所及
び調理室の備品などがある。可能な場所であれば、検査
担当者は関心項目を妨害なく撮影するための視角を選択
することができる。しかし、それが可能な場所でなけれ
ば、その領域を解体し、目視検査しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、機体の全て又
は大半の部分を解体せずに検査することを可能にする、
航空機の機体の放射線撮影検査のための方法及び装置が
必要とされている。
は大半の部分を解体せずに検査することを可能にする、
航空機の機体の放射線撮影検査のための方法及び装置が
必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の必要性は、放射線
源が機体の1つの側面に配置され、且つ放射線検出器は
機体の別の側面に配置され、放射線源からの放射線を受
け取るように位置決めされているような、航空機の機体
の放射線撮影検査のためのシステム及び方法を提供する
本発明により満たされる。放射線源から放射線検出器へ
の放射線の投射が機体の1つの選択された平面から見た
ときに一定のままであり、機体の他の平面から見たとき
には放射線源から放射線検出器への放射線の投射が変化
するように、放射線源及び放射線検出器を同時に移動さ
せる手段が設けられている。システムは、機体の1つの
選択された平面に視野を有する断層撮影画像を生成する
ように、放射線源により検出された放射線を処理する手
段と、断層撮影画像を表示する手段とを更に含む。
源が機体の1つの側面に配置され、且つ放射線検出器は
機体の別の側面に配置され、放射線源からの放射線を受
け取るように位置決めされているような、航空機の機体
の放射線撮影検査のためのシステム及び方法を提供する
本発明により満たされる。放射線源から放射線検出器へ
の放射線の投射が機体の1つの選択された平面から見た
ときに一定のままであり、機体の他の平面から見たとき
には放射線源から放射線検出器への放射線の投射が変化
するように、放射線源及び放射線検出器を同時に移動さ
せる手段が設けられている。システムは、機体の1つの
選択された平面に視野を有する断層撮影画像を生成する
ように、放射線源により検出された放射線を処理する手
段と、断層撮影画像を表示する手段とを更に含む。
【0008】本発明及び従来の技術と比較した場合の本
発明の利点は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な
説明及び特許請求の範囲を読むことにより明白になるで
あろう。
発明の利点は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な
説明及び特許請求の範囲を読むことにより明白になるで
あろう。
【0009】
【発明の実施の形態】発明であるとみなされる手段を本
明細書の冒頭部分で特に指摘し且つ明確に特許請求して
いる。しかし、本発明は添付の図面の図と関連させなが
ら以下の詳細な説明を参照することにより最も良く理解
されるであろう。
明細書の冒頭部分で特に指摘し且つ明確に特許請求して
いる。しかし、本発明は添付の図面の図と関連させなが
ら以下の詳細な説明を参照することにより最も良く理解
されるであろう。
【0010】図面中、同じ図中符号はいくつかの図を通
して同じ要素を指示する。図1は、放射線断層撮影技法
を使用して航空機の機体12を検査するための放射線撮
影検査システム10を概略的に示す。機体12は、一般
に、複数の周囲フレーム部材及び複数の長手方向ストリ
ンガから成る格子を軽量薄板金属の外被で被覆した円筒
形の壁14から構成されている。検査システム10は機
体壁14の第1の側面に配置された放射線源16と、機
体壁14の反対側の第2の側面に配置された放射線検出
器18とを含む。放射線源16と放射線検出器18は、
放射線源16により放出された放射線が機体壁14を照
射して、放射線検出器18に入射するように、壁14の
両側面に相対的に配置されている。図1に示すように、
放射線源16は機体12の内側に配置されており、放射
線検出器18は機体12の外側に配置されている。しか
し、放射線源16が機体12の外側、放射線検出器18
が機体12の内側に位置するように配置関係を逆にして
も良いことに注意すべきである。
して同じ要素を指示する。図1は、放射線断層撮影技法
を使用して航空機の機体12を検査するための放射線撮
影検査システム10を概略的に示す。機体12は、一般
に、複数の周囲フレーム部材及び複数の長手方向ストリ
ンガから成る格子を軽量薄板金属の外被で被覆した円筒
形の壁14から構成されている。検査システム10は機
体壁14の第1の側面に配置された放射線源16と、機
体壁14の反対側の第2の側面に配置された放射線検出
器18とを含む。放射線源16と放射線検出器18は、
放射線源16により放出された放射線が機体壁14を照
射して、放射線検出器18に入射するように、壁14の
両側面に相対的に配置されている。図1に示すように、
放射線源16は機体12の内側に配置されており、放射
線検出器18は機体12の外側に配置されている。しか
し、放射線源16が機体12の外側、放射線検出器18
が機体12の内側に位置するように配置関係を逆にして
も良いことに注意すべきである。
【0011】放射線源16は高電圧電源(図示せず)に
より給電される標準型の工業用X線管であるのが好まし
いが、必ずしもそうである必要はない。ガンマ線を発生
する同位体放射線源などの別の放射線源も同様に使用で
きるであろう。放射線源16は、以下に更に詳細に説明
する通り、機体12の断層撮影画像を生成できるように
放射線検出器18の必要な照明が行われるように円錐形
の放射線ビームを放出する。放射線検出器18は、放射
線源16により放出された放射線を処理して、見ること
の可能な画像を生成できる手段であれば、どのようなも
のであっても良い。X線フィルムを使用できるであろう
が、一般には放射線検出器18は入射放射線を電気出力
信号に変換する種類の検出器であるのが好ましい。これ
に適するX線検出器は数多く市販されている。当該技術
分野では知られているように、そのようなX線検出器は
一般にX線感知領域と、その感知領域に入射したX線を示
す出力信号を発生する手段とを有する。
より給電される標準型の工業用X線管であるのが好まし
いが、必ずしもそうである必要はない。ガンマ線を発生
する同位体放射線源などの別の放射線源も同様に使用で
きるであろう。放射線源16は、以下に更に詳細に説明
する通り、機体12の断層撮影画像を生成できるように
放射線検出器18の必要な照明が行われるように円錐形
の放射線ビームを放出する。放射線検出器18は、放射
線源16により放出された放射線を処理して、見ること
の可能な画像を生成できる手段であれば、どのようなも
のであっても良い。X線フィルムを使用できるであろう
が、一般には放射線検出器18は入射放射線を電気出力
信号に変換する種類の検出器であるのが好ましい。これ
に適するX線検出器は数多く市販されている。当該技術
分野では知られているように、そのようなX線検出器は
一般にX線感知領域と、その感知領域に入射したX線を示
す出力信号を発生する手段とを有する。
【0012】放射線検出器18により出力された画像デ
ータ信号は制御装置20へ送信される。この制御装置2
0は従来のコンピュータユニットであっても良い。制御
装置20はそれらの信号を処理し、表示装置21に対応
する画像を生成させる。そこで、検査担当者は表示され
た画像を見て、欠陥を検査することができる。データ画
像信号は制御装置20内部のメモリにも格納される。ま
た、制御装置20は放射線源16の動作も制御する。
ータ信号は制御装置20へ送信される。この制御装置2
0は従来のコンピュータユニットであっても良い。制御
装置20はそれらの信号を処理し、表示装置21に対応
する画像を生成させる。そこで、検査担当者は表示され
た画像を見て、欠陥を検査することができる。データ画
像信号は制御装置20内部のメモリにも格納される。ま
た、制御装置20は放射線源16の動作も制御する。
【0013】機体12に関して放射線源16を移動させ
るための第1の精密マニピュレータ22と、機体12に
関して放射線検出器18を移動させるための第2の精密
マニピュレータ24とが設けられている。精密マニピュ
レータ22及び24は、所望の運動を発生させることが
できるものであれば、どのような種類の装置であっても
良い。これは、ロボット型装置、ガイドレールシステム
などを含むであろう。例えば、図2は、ガイドレールシ
ステムとして実現された第1及び第2の精密マニピュレ
ータ22及び24を示す。詳細に説明すると、第1の精
密マニピュレータ22は、放射線源16が装着された第
1のキャリア26を含む。第1のキャリア26は機体壁
14の片側に配置された第1のガイドレール28に摺動
自在に装着されている。第1のキャリア26は制御装置
20の制御の下に第1のガイドレール28に沿って往復
運動する。その運動は、当該技術分野では知られている
ような何らかの従来の動力手段(図示せず)により発生
される。同様に、第2の精密マニピュレータ24は、放
射線検出器18が装着された第2のキャリア30を含
む。第2のキャリア30は、機体壁14の、第1のガイ
ドレール28とは反対の側に配置された第2のガイドレ
ール32に摺動自在に装着されている。第2のキャリア
30は第2のガイドレール32に沿って往復運動する。
第1の精密マニピュレータ22の場合と同様に、第2の
キャリア30も当該技術分野では知られているように制
御装置20の制御の下に移動される。制御装置20は第
1及び第2のキャリア26及び30を移動させ、それに
より、放射線源16と放射線検出器18は、以下に更に
詳細に説明する通り、互いに協調して動く。
るための第1の精密マニピュレータ22と、機体12に
関して放射線検出器18を移動させるための第2の精密
マニピュレータ24とが設けられている。精密マニピュ
レータ22及び24は、所望の運動を発生させることが
できるものであれば、どのような種類の装置であっても
良い。これは、ロボット型装置、ガイドレールシステム
などを含むであろう。例えば、図2は、ガイドレールシ
ステムとして実現された第1及び第2の精密マニピュレ
ータ22及び24を示す。詳細に説明すると、第1の精
密マニピュレータ22は、放射線源16が装着された第
1のキャリア26を含む。第1のキャリア26は機体壁
14の片側に配置された第1のガイドレール28に摺動
自在に装着されている。第1のキャリア26は制御装置
20の制御の下に第1のガイドレール28に沿って往復
運動する。その運動は、当該技術分野では知られている
ような何らかの従来の動力手段(図示せず)により発生
される。同様に、第2の精密マニピュレータ24は、放
射線検出器18が装着された第2のキャリア30を含
む。第2のキャリア30は、機体壁14の、第1のガイ
ドレール28とは反対の側に配置された第2のガイドレ
ール32に摺動自在に装着されている。第2のキャリア
30は第2のガイドレール32に沿って往復運動する。
第1の精密マニピュレータ22の場合と同様に、第2の
キャリア30も当該技術分野では知られているように制
御装置20の制御の下に移動される。制御装置20は第
1及び第2のキャリア26及び30を移動させ、それに
より、放射線源16と放射線検出器18は、以下に更に
詳細に説明する通り、互いに協調して動く。
【0014】このように、放射線源16と放射線検出器
18は互いに関して平行に、相対運動するように構成さ
れている。また、放射線源16及び放射線検出器18は
機体壁14に関して、機体12に対して長手方向又は周
囲方向のいずれかへ横方向へ運動するようにも配置され
ている。放射線源16と放射線検出器18は図2に示す
ように直線運動するように構成されていても良いが、直
線的でない動きも可能である。放射線源16及び放射線
検出器18の相対運動の範囲は、検査システム10に断
層撮影画像を生成させるのに十分な大きさである。
18は互いに関して平行に、相対運動するように構成さ
れている。また、放射線源16及び放射線検出器18は
機体壁14に関して、機体12に対して長手方向又は周
囲方向のいずれかへ横方向へ運動するようにも配置され
ている。放射線源16と放射線検出器18は図2に示す
ように直線運動するように構成されていても良いが、直
線的でない動きも可能である。放射線源16及び放射線
検出器18の相対運動の範囲は、検査システム10に断
層撮影画像を生成させるのに十分な大きさである。
【0015】図2に示すように、第1の精密マニピュレ
ータ22と第2の精密マニピュレータ24は機体壁14
の相対する側に配置されている。従って、先に述べた通
り、放射線源16と放射線検出器18は機体壁14の相
対する側に配置されていることになる。第1のマニピュ
レータ22及び放射線源16は機体12の内側、外側の
いずれに配置されても良く、それに対応して、第2のマ
ニピュレータ24及び放射線検出器18は機体12の外
側、内側のいずれに配置されても良い。放射線源16又
は場合によっては放射線検出器18を機体12内部に配
置されたどの物体をも妨害せずに所望の運動範囲にわた
って移動させるように、機体12の内側に配置されてい
るいずれか一方の精密マニピュレータ22、24は構成
されている。したがって、検査時にそのような物体(例
えば、ヘッドタンク、隔壁、エアマスク、酸素供給パイ
プ、照明灯、電気配線、留め具、洗面所及び調理室の備
品など)を取り外す必要はない。更に、第1及び第2の
精密マニピュレータ22及び24は、放射線源16と放
射線検出器18が機体壁14から所望の距離だけ離間し
且つ互いに関しても所望の距離だけ離間するように配置
されている。一般に、放射線源と放射線検出器の位置
は、システム10が放射線源16の所定の焦点サイズ及
び出力パワーに対して十分に高い分解能の断層撮影画像
を生成できるように定められる。
ータ22と第2の精密マニピュレータ24は機体壁14
の相対する側に配置されている。従って、先に述べた通
り、放射線源16と放射線検出器18は機体壁14の相
対する側に配置されていることになる。第1のマニピュ
レータ22及び放射線源16は機体12の内側、外側の
いずれに配置されても良く、それに対応して、第2のマ
ニピュレータ24及び放射線検出器18は機体12の外
側、内側のいずれに配置されても良い。放射線源16又
は場合によっては放射線検出器18を機体12内部に配
置されたどの物体をも妨害せずに所望の運動範囲にわた
って移動させるように、機体12の内側に配置されてい
るいずれか一方の精密マニピュレータ22、24は構成
されている。したがって、検査時にそのような物体(例
えば、ヘッドタンク、隔壁、エアマスク、酸素供給パイ
プ、照明灯、電気配線、留め具、洗面所及び調理室の備
品など)を取り外す必要はない。更に、第1及び第2の
精密マニピュレータ22及び24は、放射線源16と放
射線検出器18が機体壁14から所望の距離だけ離間し
且つ互いに関しても所望の距離だけ離間するように配置
されている。一般に、放射線源と放射線検出器の位置
は、システム10が放射線源16の所定の焦点サイズ及
び出力パワーに対して十分に高い分解能の断層撮影画像
を生成できるように定められる。
【0016】動作中、放射線源16と放射線検出器18
は機体壁14の相対する側に、すなわち、一方が機体1
2の内側、他方は機体12の外側に位置している。放射
線源16と放射線検出器18は検査すべき機体12の領
域と大まかに整列される。この領域はフレーム部材、ス
トリンガ又は機体の外被の一部であると考えられるであ
ろう。そこで図3を参照すると、当初、放射線源16及
び放射線検出器18は、放射線源16から放射線検出器
18への放射線の投射が検査すべき機体12の領域を遮
断するように位置決めされる。その後、放射線源16が
起動され、制御装置20は第1及び第2のマニピュレー
タ22及び24により放射線源16と放射線検出器18
を同時に互いに逆方向へ移動させる。
は機体壁14の相対する側に、すなわち、一方が機体1
2の内側、他方は機体12の外側に位置している。放射
線源16と放射線検出器18は検査すべき機体12の領
域と大まかに整列される。この領域はフレーム部材、ス
トリンガ又は機体の外被の一部であると考えられるであ
ろう。そこで図3を参照すると、当初、放射線源16及
び放射線検出器18は、放射線源16から放射線検出器
18への放射線の投射が検査すべき機体12の領域を遮
断するように位置決めされる。その後、放射線源16が
起動され、制御装置20は第1及び第2のマニピュレー
タ22及び24により放射線源16と放射線検出器18
を同時に互いに逆方向へ移動させる。
【0017】後続する位置(図3に想像線で示されてい
る)ごとに、放射線源16から放射線検出器18への放
射線の投射が機体壁14の一定の焦点面Pで検査すべき
機体12の領域を遮断するように、放射線源16と放射
線検出器18は機体12に関して協調して移動する。放
射線源16から放射線検出器18への放射線の投射は焦
点面Pに関しては一定のままであるが、放射線源16と
放射線検出器18との間の他の全ての平面に関しては放
射線の投射は変化する。この変化によって、それら他の
平面は得られた画像においてぼやけを生じる。このぼや
けによって、視野の中の関心領域でない領域が画像に寄
与する割合が減少し、且つ焦点面Pの寄与が増加するの
で、その特徴がより鮮明になる。すなわち、視野の中に
位置している機体12内部の物体(例えば、図3のヘッ
ドタンク34)はいずれもぼやけることになる。このよ
うな断層撮影技法の使用により、ヘッドタンク34など
の介在する物体を取り外す必要なく関心領域を検査する
ことができる。
る)ごとに、放射線源16から放射線検出器18への放
射線の投射が機体壁14の一定の焦点面Pで検査すべき
機体12の領域を遮断するように、放射線源16と放射
線検出器18は機体12に関して協調して移動する。放
射線源16から放射線検出器18への放射線の投射は焦
点面Pに関しては一定のままであるが、放射線源16と
放射線検出器18との間の他の全ての平面に関しては放
射線の投射は変化する。この変化によって、それら他の
平面は得られた画像においてぼやけを生じる。このぼや
けによって、視野の中の関心領域でない領域が画像に寄
与する割合が減少し、且つ焦点面Pの寄与が増加するの
で、その特徴がより鮮明になる。すなわち、視野の中に
位置している機体12内部の物体(例えば、図3のヘッ
ドタンク34)はいずれもぼやけることになる。このよ
うな断層撮影技法の使用により、ヘッドタンク34など
の介在する物体を取り外す必要なく関心領域を検査する
ことができる。
【0018】機体壁14を通過し、放射線検出器18に
入射した放射線は電気信号に変換され、電気信号は制御
装置20へ送信される。制御装置20はそれらの信号を
処理して断層撮影画像を生成し、画像は表示装置21に
表示される。それらの断層撮影画像を見た検査担当者は
関心領域を他の物体から容易に識別できるため、その領
域の欠陥を検査することができる。検査に際しては、機
体壁14と、放射線検出器18及び/又は放射線源16
との幾何学的位置関係を変えることにより、機体壁14
の異なる平面の画像を得ることができる。例えば、放射
線検出器18が機体壁14から更に離間するように第2
の精密マニピュレータ24を位置決めすれば、焦点面P
は機体壁14の外面により近接して位置することになる
であろう。
入射した放射線は電気信号に変換され、電気信号は制御
装置20へ送信される。制御装置20はそれらの信号を
処理して断層撮影画像を生成し、画像は表示装置21に
表示される。それらの断層撮影画像を見た検査担当者は
関心領域を他の物体から容易に識別できるため、その領
域の欠陥を検査することができる。検査に際しては、機
体壁14と、放射線検出器18及び/又は放射線源16
との幾何学的位置関係を変えることにより、機体壁14
の異なる平面の画像を得ることができる。例えば、放射
線検出器18が機体壁14から更に離間するように第2
の精密マニピュレータ24を位置決めすれば、焦点面P
は機体壁14の外面により近接して位置することになる
であろう。
【0019】以上、断層撮影技法を使用して航空機の機
体を検査するための放射線撮影検査システム10を説明
した。機体の様々な関心領域を識別する能力が向上した
ため、欠陥を検出する能力が改善されている。これによ
り、視野の中にある物体の特徴を機体の欠陥と見誤る確
率、あるいは(より重要なことであるが)機体の欠陥を
アーティファクトと見誤る確率は低くなる。この改善
は、解体及び目視検査を行わずに検査できる機体の割合
を著しく増加させるので、総体的な検査費用は大幅に減
額されることになる。また、本発明は航空機構造内部の
欠陥の深さ位置の相対的判定度を向上させるため、廃棄
及び/又は修理計画を立てるのが容易になる。
体を検査するための放射線撮影検査システム10を説明
した。機体の様々な関心領域を識別する能力が向上した
ため、欠陥を検出する能力が改善されている。これによ
り、視野の中にある物体の特徴を機体の欠陥と見誤る確
率、あるいは(より重要なことであるが)機体の欠陥を
アーティファクトと見誤る確率は低くなる。この改善
は、解体及び目視検査を行わずに検査できる機体の割合
を著しく増加させるので、総体的な検査費用は大幅に減
額されることになる。また、本発明は航空機構造内部の
欠陥の深さ位置の相対的判定度を向上させるため、廃棄
及び/又は修理計画を立てるのが容易になる。
【0020】本発明の特定の実施例を説明したが、特許
請求の範囲で定義されている本発明の趣旨から逸脱せず
に上記の実施例に対して様々な変形を実施できることは
当業者には明白であろう。
請求の範囲で定義されている本発明の趣旨から逸脱せず
に上記の実施例に対して様々な変形を実施できることは
当業者には明白であろう。
【図1】 航空機の機体を検査するための放射線検査シ
ステムの概略図。
ステムの概略図。
【図2】 図1の放射線検査システムの一部の斜視図。
【図3】 放射線検査システムの動作を示す概略図。
【符号の説明】 10…放射線撮影検査システム、12…機体、14…機
体壁、16…放射線源、18…放射線検出器、20…制
御装置、21…表示装置、22…第1の精密マニピュレ
ータ、24…第2の精密マニピュレータ、26…第1の
キャリア、28…第1のガイドレール、30…第2のキ
ャリア、32…第2のガイドレール
体壁、16…放射線源、18…放射線検出器、20…制
御装置、21…表示装置、22…第1の精密マニピュレ
ータ、24…第2の精密マニピュレータ、26…第1の
キャリア、28…第1のガイドレール、30…第2のキ
ャリア、32…第2のガイドレール
フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー・ジョセフ・ガリシュ アメリカ合衆国、オハイオ州、ウエスト・ チェスター、ミモザ・レーン、8965番 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 HA13 JA01 JA06 JA13 KA03 LA02 MA05
Claims (25)
- 【請求項1】 航空機の機体(12)を放射線撮影検査
するためのシステム(10)において、 前記機体(12)の1つの側面に配置された放射線源
(16)と、 前記機体(12)の別の側面に配置され、前記放射線源
(16)からの放射線を受け取るように位置決めされて
いる放射線検出器(18)と、 前記放射線源(16)から前記放射線検出器(18)へ
の放射線の投射が前記機体(12)の1つの選択された
平面から見たときに一定のままであり、前記機体(1
2)の他の平面から見たときには前記放射線源(16)
から前記放射線検出器(18)への放射線の投射が変化
するように、前記放射線源(16)及び前記放射線検出
器(18)を同時に移動させる手段(22、24)とを
具備するシステム(10)。 - 【請求項2】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の内側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の外側に配置されている請求項1記載
のシステム(10)。 - 【請求項3】 前記放射線源(16)及び前記放射線検
出器(18)を同時に移動させる前記手段(22、2
4)は、前記機体(12)内部のどの物体をも妨害せず
に前記放射線源(16)を移動させる請求項2記載のシ
ステム(10)。 - 【請求項4】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の外側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の内側に配置されている請求項1記載
のシステム(10)。 - 【請求項5】 前記放射線源(16)及び前記放射線検
出器(18)を同時に移動させる前記手段(22、2
4)は、前記機体(12)内部のどの物体をも妨害せず
に前記放射線検出器(18)を移動させる請求項4記載
のシステム(10)。 - 【請求項6】 前記放射線源(16)及び前記放射線検
出器(18)を同時に移動させる前記手段(22、2
4)は、前記放射線源(16)が装着された第1のマニ
ピュレータ(22)と、前記放射線検出器(18)が装
着された第2のマニピュレータ(24)とを具備する請
求項1記載のシステム(10)。 - 【請求項7】 前記放射線源(16)と前記放射線検出
器(18)が互いに逆方向に移動されるように前記第1
及び第2のマニピュレータ(22、24)を制御する制
御装置(20)を更に具備する請求項6記載のシステム
(10)。 - 【請求項8】 前記制御装置(20)は前記放射線検出
器(18)からの画像データ信号を受信する請求項7記
載のシステム(10)。 - 【請求項9】 前記放射線源(16)はX線源であり且
つ前記放射線検出器(18)はX線検出器である請求項
1記載のシステム(10)。 - 【請求項10】 航空機の機体(12)の放射線撮影検
査のためのシステム(10)において、 前記機体(12)の1つの側面に配置された放射線源
(16)と、 前記機体(12)の別の側面に配置され、前記放射線源
(16)からの放射線を受け取るように位置決めされた
放射線検出器(18)と、 前記放射線源(16)及び前記放射線検出器(18)を
互いに協調して同時に移動させる手段(22、24)
と、 前記機体(12)の選択された1つの平面に視野を有す
る断層撮影画像を生成するように、前記放射線源(1
6)により検出された放射線を処理する手段(20)
と、 前記断層撮影画像を表示する手段(21)とを具備する
システム(10)。 - 【請求項11】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の内側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の外側に配置されている請求項10記
載のシステム(10)。 - 【請求項12】 前記放射線源(16)及び前記放射線
検出器(18)を同時に移動させる前記手段(22、2
4)は、前記機体(12)内部のどの物体をも妨害せず
に前記放射線源(16)を移動させる請求項11記載の
システム(10)。 - 【請求項13】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の外側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の内側に配置されている請求項10記
載のシステム(10)。 - 【請求項14】 前記放射線源(16)及び前記放射線
検出器(18)を同時に移動させる前記手段(22、2
4)は、前記機体(12)内部のどの物体をも妨害せず
に前記放射線検出器(18)を移動させる請求項13記
載のシステム(10)。 - 【請求項15】 前記放射線源(16)及び前記放射線
検出器(18)を同時に移動させる手段(22、24)
は、前記放射線源(16)が装着されている第1のマニ
ピュレータ(22)と、前記放射線検出器(18)が装
着されている第2のマニピュレータ(24)とを具備す
る請求項10記載のシステム(10)。 - 【請求項16】 前記放射線を処理する手段(20)
は、前記放射線源(16)と前記放射線検出器(18)
が互いに逆方向へ移動されるように前記第1及び第2の
マニピュレータ(22、24)を制御する制御装置(2
0)である請求項15記載のシステム(10)。 - 【請求項17】 前記放射線源(16)はX線源であり
且つ前記放射線検出器(18)はX線検出器である請求
項10記載のシステム(10)。 - 【請求項18】 航空機の機体(12)の放射線撮影検
査のための方法において、 前記機体(12)の1つの側面に放射線源(16)を設
ける過程と、 前記機体(12)の別の側面に、前記放射線源(16)
からの放射線を受け取るように位置決めして放射線検出
器(18)を設ける過程と、 前記機体(12)及び前記放射線検出器(18)を前記
放射線源(16)によって照射する過程と、 前記放射線源(16)から前記放射線検出器(18)へ
の放射線の投射が前記機体(12)の1つの選択された
平面から見たときに一定のままであり、前記機体(1
2)の他の平面から見たときには前記放射線源(16)
から前記放射線検出器(18)への放射線の投射が変化
するように、前記放射線源(16)及び前記放射線検出
器(18)を同時に移動させる過程とから成る方法。 - 【請求項19】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の内側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の外側に配置されている請求項18記
載の方法。 - 【請求項20】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の外側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の内側に配置されている請求項18記
載の方法。 - 【請求項21】 前記選択された平面に視野を有する断
層撮影画像を生成するように、前記放射線源(16)に
より検出された放射線を処理する過程を更に含む請求項
18記載の方法。 - 【請求項22】 前記断層撮影画像を表示する過程を更
に含む請求項21記載の方法。 - 【請求項23】 航空機の機体(12)の放射線撮影検
査のための方法において、 前記機体(12)の1つの側面に放射線源(16)を設
ける過程と、 前記機体(12)の別の側面に、前記放射線源(16)
からの放射線を受け取るように位置決めして放射線検出
器(18)を設ける過程と、 前記機体(12)及び前記放射線検出器(18)を前記
放射線源(16)によって照射する過程と、 前記放射線源(16)及び前記放射線検出器(18)を
互いに協調して同時に移動させる過程と、 前記機体(12)の1つの選択された平面に視野を有す
る断層撮影画像を生成するように、前記放射線源(1
6)により検出された放射線を処理する過程と、 前記断層撮影画像を表示する過程とから成る方法。 - 【請求項24】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の内側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の外側に配置されている請求項23記
載の方法。 - 【請求項25】 前記放射線源(16)は前記機体(1
2)の外側に配置され且つ前記放射線検出器(18)は
前記機体(12)の内側に配置されている請求項23記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US65991200A | 2000-09-12 | 2000-09-12 | |
US09/659912 | 2000-09-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002168808A true JP2002168808A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=24647331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001274385A Withdrawn JP2002168808A (ja) | 2000-09-12 | 2001-09-11 | 航空機の機体を検査するための放射線撮影システム及び方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1193491A3 (ja) |
JP (1) | JP2002168808A (ja) |
AU (1) | AU6188801A (ja) |
BR (1) | BR0103981A (ja) |
CA (1) | CA2356060A1 (ja) |
PL (1) | PL349169A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004347416A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Cosmo Oil Co Ltd | 非破壊検査方法および非破壊検査装置 |
JP2005531773A (ja) * | 2002-06-28 | 2005-10-20 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 航空機の機体のフレームを検査する方法及びシステム |
JP2006250932A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-21 | General Electric Co <Ge> | 機体および他の大きな物体の放射線透過検査 |
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---|---|---|---|---|
US7050535B2 (en) | 2004-09-16 | 2006-05-23 | The Boeing Company | X-ray laminography inspection system and method |
US7315609B2 (en) | 2004-09-16 | 2008-01-01 | The Boeing Company | Real-time X-ray scanner and remote crawler apparatus and method |
US7640810B2 (en) | 2005-07-11 | 2010-01-05 | The Boeing Company | Ultrasonic inspection apparatus, system, and method |
US7464596B2 (en) | 2004-09-24 | 2008-12-16 | The Boeing Company | Integrated ultrasonic inspection probes, systems, and methods for inspection of composite assemblies |
US7617732B2 (en) | 2005-08-26 | 2009-11-17 | The Boeing Company | Integrated curved linear ultrasonic transducer inspection apparatus, systems, and methods |
US7444876B2 (en) | 2005-08-26 | 2008-11-04 | The Boeing Company | Rapid prototype integrated linear ultrasonic transducer inspection apparatus, systems, and methods |
US7249512B2 (en) | 2005-01-24 | 2007-07-31 | The Boeing Company | Non-destructive stringer inspection apparatus and method |
US7313959B2 (en) | 2005-05-25 | 2008-01-01 | The Boeing Company | Magnetically attracted apparatus, system, and method for remote bondline thickness measurement |
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CA1206278A (en) * | 1981-10-16 | 1986-06-17 | David R. Stamp | Fluoroscopic examination of pipe girth welds |
US5014293A (en) * | 1989-10-04 | 1991-05-07 | Imatron, Inc. | Computerized tomographic x-ray scanner system and gantry assembly |
US5237598A (en) * | 1992-04-24 | 1993-08-17 | Albert Richard D | Multiple image scanning X-ray method and apparatus |
US6466643B1 (en) * | 2000-01-07 | 2002-10-15 | General Electric Company | High speed digital radiographic inspection of aircraft fuselages |
-
2001
- 2001-08-16 PL PL01349169A patent/PL349169A1/xx unknown
- 2001-08-17 AU AU61888/01A patent/AU6188801A/en not_active Abandoned
- 2001-08-30 CA CA002356060A patent/CA2356060A1/en not_active Abandoned
- 2001-09-11 JP JP2001274385A patent/JP2002168808A/ja not_active Withdrawn
- 2001-09-11 BR BR0103981-4A patent/BR0103981A/pt not_active IP Right Cessation
- 2001-09-11 EP EP01307731A patent/EP1193491A3/en not_active Withdrawn
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JP2005531773A (ja) * | 2002-06-28 | 2005-10-20 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 航空機の機体のフレームを検査する方法及びシステム |
JP2004347416A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Cosmo Oil Co Ltd | 非破壊検査方法および非破壊検査装置 |
JP2006250932A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-21 | General Electric Co <Ge> | 機体および他の大きな物体の放射線透過検査 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
CA2356060A1 (en) | 2002-03-12 |
EP1193491A2 (en) | 2002-04-03 |
EP1193491A3 (en) | 2003-01-15 |
AU6188801A (en) | 2002-03-14 |
BR0103981A (pt) | 2002-04-09 |
PL349169A1 (en) | 2002-03-25 |
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