JP2002166470A - コイル状樹脂製品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

コイル状樹脂製品の製造方法及びその製造装置

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JP2002166470A
JP2002166470A JP2000364453A JP2000364453A JP2002166470A JP 2002166470 A JP2002166470 A JP 2002166470A JP 2000364453 A JP2000364453 A JP 2000364453A JP 2000364453 A JP2000364453 A JP 2000364453A JP 2002166470 A JP2002166470 A JP 2002166470A
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wound
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shaft
molding shaft
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Motomasa Oritani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線素材を所望の線径や断面形状に簡単に、確
実に加工でき、ガイド溝のピッチと同じピッチを有する
コイル状樹脂製品を簡単に、確実に、且つ連続的に製造
でき、量産に適し、所望のコイル状樹脂製品が能率的に
得られる製造方法を提供する。 【解決手段】 供給手段によって合成樹脂製の線素材を
連続的に供給し、線素材を成型ローラ1を利用した適宜
加工手段によって所望の線径や断面形状に加工し、加工
した線素材を、互換装着可能な巻付成型シャフト15の
螺旋状ガイド溝16に巻付け、駆動手段による巻付成型
シャフト15の回転で、線素材を順次巻取ると共に、巻
取った線素材をガイド溝16に沿って巻付成型シャフト
15先端がわに順次送出し、線素材をガイド溝16に合
致する略コイル状に成型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、合成樹脂
製のスプリングの如きコイル状樹脂製品や、多数の穴が
穿設されているノート、カレンダー等の綴じ具して用い
ることができるコイル状樹脂製品や、その他コイル状
(螺旋状)に形成される適宜樹脂製品を、確実に且つ能
率良く製造できるよう工夫したコイル状樹脂製品の製造
方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコイル状樹脂製品の製造
手段としては、例えば、特開平11−254520号公
報に記載されているような合成樹脂製コイルの製造装置
がある。これは、緊張状態で進行する熱可塑性樹脂モノ
フィラメントを、このモノフィラメント素材樹脂のガラ
ス転移温度以上、融点以下の温度に予熱する予熱ゾーン
と、この予熱ゾーンに近接配置され、前記予熱されたモ
ノフィラメントを直ちに巻き取る回転賦形軸と、この回
転賦形軸を貫通して直行配置され、前記モノフィラメン
トの前記回転賦形軸に対する巻取方向を規制する円筒状
の案内ガイドと、この案内ガイドに近接して平行配置さ
れ、前記回転賦形軸に巻き取られたモノフィラメントか
らなるコイル状物の10ピッチ以上の部分を適宜な圧力
で押圧して、前記コイル状物の形状を均一化する押えロ
ールと、この押えロールの周辺に配置され、前記コイル
状物を急冷する冷却手段とを備えた合成樹脂製コイルの
製造装置において、前記案内ガイドに、前記予熱された
モノフィラメントを前記回転賦形軸の外周接線方向へ導
くリード手段を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
合成樹脂製コイルの製造装置にあっては、合成樹脂製コ
イルのピッチを適宜変更せしめたり、モノフィラメント
の断面形状や、線径等を自由に変更せしめたりするのに
適したものとなっていない難点等があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述
の如き難点等を解消すると共に、構成が簡素で、故障し
難く、取扱いが容易で、経済的で、能率的で、使い勝手
に優れた製造装置や、製造方法を提供すべく創出された
もので、請求項1記載のコイル状樹脂製品の製造方法
は、適宜供給手段によって適宜合成樹脂製の線素材を連
続的に供給し、この線素材を成型ローラ1を利用した適
宜加工手段によって所望の線径や断面形状に加工し、こ
の加工された線素材を、互換装着可能な巻付成型シャフ
ト15の螺旋状ガイド溝16に巻付け、適宜駆動手段に
よる巻付成型シャフト15の駆動回転によって、線素材
を順次巻取ると共に、巻取った線素材をガイド溝16に
沿って巻付成型シャフト15先端がわに順次送出し、線
素材をガイド溝16に合致する略コイル状に成型する手
段を採用した。
【0005】また、請求項2記載のコイル状樹脂製品の
製造方法は、適宜温度調節手段によって、巻付成型シャ
フト15先端がわに順次送出される線素材を、加熱、或
いは、冷却、或いは、加熱及び冷却ができるようにする
手段を採用した。
【0006】更に、請求項3記載のコイル状樹脂製品の
製造装置は、適宜合成樹脂製の線素材を連続的に供給す
る適宜供給手段と、複数の成型ローラ1を利用して線素
材を所望の線径や断面形状に加工する適宜加工手段と、
加工された線素材が巻付けられる適宜螺旋状のガイド溝
16を外表面に有する互換装着可能な巻付成型シャフト
15と、巻付成型シャフト15の基端部を掴持して駆動
回転せしめる適宜駆動手段と、巻付成型シャフト15の
外表面に接触して、巻付成型シャフト15を回転自在に
支持可能な適宜支持手段とを備え、駆動手段による巻付
成型シャフト15の駆動回転によって、線素材を順次巻
取ると共に、巻取った線素材をガイド溝16に沿って巻
付成型シャフト15先端がわに順次送出して、ガイド溝
16に合致する略コイル状に線素材を成型できるよう構
成する手段を採用した。
【0007】そして、請求項4記載のコイル状樹脂製品
の製造装置は、支持手段を、支柱21によって支えられ
る基枠20と、巻付成型シャフト15外表面に当接する
三つ以上の支持ローラ30と、この支持ローラ30夫々
を基枠20に回転自在に装着するローラ支持体25とで
構成し、ローラ支持体25夫々を、巻付成型シャフト1
5の中心線に向って進退自在となるよう基枠20に装着
する手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示例に基づいて
説明する。先ず、本発明のコイル状樹脂製品の製造装置
は、例えば、合成樹脂製のスプリングの如きコイル状樹
脂製品や、多数の穴が穿設されているノート、カレンダ
ー等の綴じ具して用いることができるコイル状樹脂製品
や、その他コイル状(螺旋状)に形成される適宜樹脂製
品を連続的に製造できるように構成されたものである。
【0009】そして、図示例の製造装置は、適宜合成樹
脂製の線素材を連続的に供給できるように構成された線
素材押出機Aの如き適宜供給手段と、複数組の成型ロー
ラ1を利用して線素材を所望の線径や断面形状に加工で
きるように構成した適宜加工手段と、加工された線素材
が巻付けられる適宜螺旋状のガイド溝16を外表面に有
する互換装着可能な巻付成型シャフト15と、巻付成型
シャフト15の基端部を掴持して所望速度で駆動回転せ
しめられるように構成した適宜駆動手段と、巻付成型シ
ャフト15の外表面に接触して、巻付成型シャフト15
を回転自在に支持可能となるように構成した適宜支持手
段と、加工手段に供給される前の線素材や、巻付成型シ
ャフト15先端がわに順次送出される線素材等を、加
熱、或いは、冷却、或いは、加熱及び冷却ができるよう
に構成した適宜温度調節手段とを備えたもので、駆動手
段による巻付成型シャフト15の駆動回転によって、線
素材を順次巻取ると共に、巻取った線素材をガイド溝1
6に沿って巻付成型シャフト15先端がわに順次送出し
て、ガイド溝16に合致する略コイル状(螺旋状)に線
素材を成型できるよう構成したものである。
【0010】前記供給手段は、例えば、コイル状樹脂製
品の適宜合成樹脂原料を投入するホッパー等を備え、こ
のホッパーから供給される原料を溶かしてから、ある程
度の太さの線素材を連続的に供給できるような線素材押
出機A等が利用される。尚、線素材押出機Aの具体的構
成、配設位置等は、図示例等に限定されることなく適宜
自由に設定、変更できるものである。
【0011】また、前記加工手段は、例えば、平行に配
される一対の成型ローラ1複数組をベース3の上面に互
換装着可能に配して構成されており、この成型ローラ1
夫々の外周面には適宜成型溝2が凹設され、供給手段か
ら送られてくる線素材が、一対の成型ローラ1の成型溝
2を通過することによって、線素材を所望の断面形状に
型成すると共に、所望の太さに成型できるように構成さ
れている。ところで、成型ローラ1の成型溝2は、図3
に示すように、線素材の断面形状を円形、楕円形、四角
形、菱形、その他の適宜形状に成型できるように複数種
類形成される。しかも、一対の成型ローラ1は、相互の
間隔が調節できるようにベース3に装着してあっても良
い。更に、成型ローラ1夫々は、適宜駆動手段によって
強制回転できるように構成してあっても良い。尚、加工
手段の具体的構成、配設位置、成型ローラ1の具体的構
成、形状、寸法、材質、配設位置、数、成型溝2の具体
的構成、形状、寸法、ベース3の具体的構成、形状、寸
法、材質、配設位置等は、図示例等に限定されることな
く適宜自由に設定、変更できるものである。
【0012】図中5は、略円柱状のガイドローラを示
し、このガイドローラ5は、加工手段によって所望の断
面形状、線径(太さ)に成型された線素材を、巻付成型
シャフト15に対してその所定位置に案内できるように
構成されたもので、図示例では、一対のガイドローラ5
を回転自在に配すると共に、所定間隔隔てた状態に配
し、この一対のガイドローラ5の間を線素材がスムーズ
に通過するように構成してある。尚、ガイドローラ5の
具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置等は、図
示例等に限定されることなく適宜自由に設定、変更でき
るものである。
【0013】更に、前記駆動手段は、例えば、固定ベー
ス13(或いは、フレーム等)に固定される適宜モータ
10と、このモータ10の駆動回転力が適宜伝達手段
(例えば、スプロケットとチェーン、或いは、歯車列、
或いは、その他等)を介して伝達されると共に、フレー
ム等に回転自在に軸支される回転軸11と、この回転軸
11の先端部に固着されているチャック12とを備えた
構成となっている。すなわち、モータ10の駆動回転に
よって、回転軸11が回転し、チャック12が任意の回
転数で回転するように構成されている。尚、駆動手段の
具体的構成、モータ10の具体的構成、配設位置、回転
軸11の具体的構成、配設位置、軸支手段、チャック1
2の具体的構成、チャック12への具体的固着手段、固
定ベース13の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図
示例等に限定されることなく適宜自由に設定、変更でき
るものである。
【0014】そして、前記巻付成型シャフト15は、例
えば、適宜金属材によって比較的長尺に構成されてお
り、その基端部分は、チャック12で確実に掴持できる
と共に、チャック12の回転力が確実に伝達できるよう
に形成されている。しかも、外周面には、略螺旋状のガ
イド溝16が凹設され、このガイド溝16の形状、寸
法、ピッチ等が異なるものが予め複数種類用意される。
更に、ガイド溝16は、加工手段によって成型された線
素材の断面形状や、線径に応じた溝形状に形成されてい
る。すなわち、図4に示すように、断面形状が円形の線
材でコイル状樹脂製品を製造する場合には、ガイド溝1
6の断面形状が略U字状に形成されたものを互換装着し
て利用し、断面形状が矩形状の線材でコイル状樹脂製品
を製造する場合には、ガイド溝16の断面形状が略矩形
状に形成されたものを互換装着して利用し、断面形状が
菱形状の線材でコイル状樹脂製品を製造する場合には、
ガイド溝16の断面形状が略五角形状に形成されたもの
を互換装着して利用することとなる。ところで、所望の
コイル状樹脂製品の形状、寸法に応じて、巻付成型シャ
フト15自体の太さや、ガイド溝16の深さや、ピッチ
等が設定されるものである。尚、線素材の断面形状とガ
イド溝16の断面形状の関係は、その一部が必ずしも一
致してなくても良く、適宜自由に組合せできるものであ
る。また、巻付成型シャフト15の具体的構成、形状、
寸法、材質、ガイド溝16の具体的構成、形状、寸法、
配設位置、ピッチ等は、図示例等に限定されることなく
適宜自由に設定、変更できるものである。
【0015】それから、前記支持手段は、駆動手段によ
って回転する巻付成型シャフト15を安定的に支持でき
るようにすると共に、巻付成型シャフト15の互換装着
作業が比較的簡単に行えるように構成されており、具体
的には、固定ベース13に固定された支柱21によって
支えられる適宜金属製の基枠20と、巻付成型シャフト
15外表面に当接すると共に、巻付成型シャフト15の
中心線に対して平行に配される三つの支持ローラ30
と、この支持ローラ30の軸孔31に挿入される軸部2
6によって支持ローラ30夫々を回転自在に支持すると
共に、基枠20に穿設した挿通孔22に挿通されるネジ
棒部27を介して基枠20に装着される適宜金属製のロ
ーラ支持体25とで構成されており、ローラ支持体25
夫々は、巻付成型シャフト15の回転方向に於いて略1
20度間隔に配されると共に、ネジ棒部27に螺着され
るナット28によって巻付成型シャフト15の中心線に
向って進退自在となるよう基枠20に装着してある。す
なわち、巻付成型シャフト15の外径に応じて、ローラ
支持体25の進退調節を行い、支持ローラ30で巻付成
型シャフト15を回転自在に支持できるように構成され
ている。尚、支持手段の具体的構成、配設位置、数、基
枠20の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、
数、支柱21の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位
置、数、挿通孔22の具体的形状、寸法、配設位置、ロ
ーラ支持体25の具体的構成、形状、寸法、材質、配設
位置、数、軸部26の具体的構成、形状、寸法、ネジ棒
部27の具体的構成、形状、寸法、ナット28の具体的
構成、形状、寸法、材質、支持ローラ30の具体的構
成、形状、寸法、材質、配設位置、数、軸孔31の具体
的構成、形状、寸法等は、図示例等に限定されることな
く適宜自由に設定、変更できるものである。
【0016】加えて、前記温度調節手段は、線素材を、
加熱、或いは、冷却、或いは、加熱及び冷却するための
熱源となる温度調節機Bと、線素材押出機Aから供給さ
れる線素材や、巻付成型シャフト15のガイド溝16に
巻付けられている線素材を囲繞するような略筒状の囲繞
筒40と、温度調節機Bと囲繞筒40とを結ぶように接
続されて、気体或いは液体等を温度調節機Bと囲繞筒4
0との間で移動させるパイプ41とを備えたものであ
る。すなわち、囲繞筒40内を通過する線素材を、温度
調節機Bからの冷風(或いは、冷水)によって冷却した
り、或いは、温度調節機Bからの温風(或いは、温水)
によって加熱したりできるように構成されている。
【0017】ところで、巻付成型シャフト15のガイド
溝16に巻付けられている線素材を囲繞するような囲繞
筒40にあっては、その内表面と、巻付成型シャフト1
5の外表面との隙間を小さく設定することにより、ガイ
ド溝16に巻付けられている線素材が、完全に冷却され
てその螺旋形状が固まる(安定する)までの間ガイド溝
16から離れないようにしておけるようになる。しか
も、この囲繞筒40は、巻付成型シャフト15を回転自
在に支持できるように構成して、支持手段を兼用できる
ように構成しても良い。すなわち、巻付成型シャフト1
5をより安定的に支持できるように構成しても良い。こ
の時、支持ローラ30による支持手段を省くように構成
しても良い。
【0018】更に、図中42は、囲繞筒40を支える支
柱で、この支柱42は、例えば、固定ベース13(或い
は、フレーム等)に固定されている。尚、温度調節手段
の具体的構成、配設位置、数、温度調節機Bの具体的構
成、配設位置、数、囲繞筒40の具体的構成、形状、寸
法、材質、配設位置、数、パイプ41の具体的構成、形
状、寸法、材質、配設位置、数、支柱42の具体的構
成、形状、寸法、材質、配設位置、数等は、図示例等に
限定されることなく適宜自由に設定、変更できるもので
ある。
【0019】本発明のコイル状樹脂製品の製造装置は前
述の如く構成されており、次に、この製造装置を利用し
た本発明のコイル状樹脂製品の製造方法について説明す
ると、先ず、適宜供給手段となる線素材押出機Aのホッ
パー等に適宜合成樹脂原料を投入し、線素材押出機A
で、原料を溶かして所定の太さの適宜合成樹脂製の線素
材を連続的に供給する。そして、この線素材を複数組の
成型ローラ1を利用した適宜加工手段によって所望の線
径や断面形状に加工する。それから、加工手段によって
加工された線素材を、一対のガイドローラ5を介して巻
付成型シャフト15の所望位置に配して、螺旋状ガイド
溝16に巻付けてから、適宜駆動手段によって巻付成型
シャフト15を駆動回転させる。すると、線素材は、巻
付成型シャフト15によって順次巻取られると共に、巻
取られた線素材はガイド溝16に沿って巻付成型シャフ
ト15先端がわに順次送出される。更に、巻付成型シャ
フト15先端がわに順次送出される線素材を、温度調節
手段の囲繞筒40によって冷却して、線素材の螺旋形状
を安定させ、これを適宜長さに切断する。
【0020】ところで、温度調節手段の囲繞筒40は、
線素材押出機Aから供給される線素材を所定温度に冷却
すべく配置しても良いし、巻付成型シャフト15に巻付
けられている線素材を一旦加熱できるように追加配置し
ても良し、その他適宜自由に設定、変更できるものであ
る。
【0021】
【発明の効果】従って、請求項1記載のコイル状樹脂製
品の製造方法は、適宜供給手段によって適宜合成樹脂製
の線素材を連続的に供給し、この線素材を成型ローラ1
を利用した適宜加工手段によって所望の線径や断面形状
に加工し、この加工された線素材を、互換装着可能な巻
付成型シャフト15の螺旋状ガイド溝16に巻付け、適
宜駆動手段による巻付成型シャフト15の駆動回転によ
って、線素材を順次巻取ると共に、巻取った線素材をガ
イド溝16に沿って巻付成型シャフト15先端がわに順
次送出し、線素材をガイド溝16に合致する略コイル状
に成型するので、コイル状樹脂製品を連続的に構成で
き、量産に適した能率的な製造方法となる。
【0022】特に、適宜加工手段によって、連続的に供
給される線素材を成型ローラ1により所望の線径や断面
形状に簡単に且つ確実に加工できるようになる。
【0023】しかも、互換装着可能な巻付成型シャフト
15の螺旋状ガイド溝16に、加工された線素材を巻付
けて順次巻取ると共に、巻取った線素材をガイド溝16
に沿って巻付成型シャフト15先端がわに順次送出する
ので、ガイド溝16のピッチと同じピッチを有するコイ
ル状樹脂製品を簡単に且つ確実に製造できるようにな
る。加えて、巻付成型シャフト15自体は、所望のガイ
ド溝16を有するものに自在に互換装着することが可能
となり、これにより所望のコイル状樹脂製品を簡単に得
られるようになる。
【0024】また、請求項2記載のコイル状樹脂製品の
製造方法は、適宜温度調節手段によって、巻付成型シャ
フト15先端がわに順次送出される線素材を、加熱、或
いは、冷却、或いは、加熱及び冷却ができるようにする
ので、線素材の温度管理が容易に行えるようになり、コ
イル状樹脂製品を無理なく所望形状(ガイド溝16に合
致するように)に型成できるようになる。しかも、歪や
ストレス等が残り難く、正確で且つ均一な形状のコイル
状樹脂製品を常に安定して提供できるようになる。特
に、巻付成型シャフト15のガイド溝16に巻付けられ
ている線素材を冷却することにより、線素材の螺旋形状
が、ガイド溝16に巻付けられている間に固まる(安定
する)ようになり、正確で均一なコイル状樹脂製品の安
定した供給が可能となる。
【0025】更に、請求項3記載のコイル状樹脂製品の
製造装置は、適宜合成樹脂製の線素材を連続的に供給す
る適宜供給手段と、複数の成型ローラ1を利用して線素
材を所望の線径や断面形状に加工する適宜加工手段と、
加工された線素材が巻付けられる適宜螺旋状のガイド溝
16を外表面に有する互換装着可能な巻付成型シャフト
15と、巻付成型シャフト15の基端部を掴持して駆動
回転せしめる適宜駆動手段と、巻付成型シャフト15の
外表面に接触して、巻付成型シャフト15を回転自在に
支持可能な適宜支持手段とを備え、駆動手段による巻付
成型シャフト15の駆動回転によって、線素材を順次巻
取ると共に、巻取った線素材をガイド溝16に沿って巻
付成型シャフト15先端がわに順次送出して、ガイド溝
16に合致する略コイル状に線素材を成型できるよう構
成したので、コイル状樹脂製品を連続的に構成でき、コ
イル状樹脂製品の量産に適した装置となる。しかも、構
成が簡素で、故障し難く、取扱いが容易で、経済的で、
能率的なコイル状樹脂製品の製造装置となる。
【0026】特に、適宜加工手段によれば、連続的に供
給される線素材を複数の成型ローラ1により、所望の線
径や断面形状に無理なく、簡単に且つ確実に加工できる
ものとなる。
【0027】加えて、駆動手段による巻付成型シャフト
15の駆動回転によって、線素材を順次巻取ると共に、
巻取った線素材をガイド溝16に沿って巻付成型シャフ
ト15先端がわに順次送出して、ガイド溝16に合致す
る略コイル状に線素材を成型できるよう構成したので、
ガイド溝16のピッチと同じピッチを有するコイル状樹
脂製品を簡単に且つ確実に製造できるものとなる。すな
わち、所望のガイド溝16を有する巻付成型シャフト1
5の互換装着によって、所望のコイル状樹脂製品が簡単
に製造できるようになる。
【0028】そして、請求項4記載のコイル状樹脂製品
の製造装置は、支持手段を、支柱21によって支えられ
る基枠20と、巻付成型シャフト15外表面に当接する
三つ以上の支持ローラ30と、この支持ローラ30夫々
を基枠20に回転自在に装着するローラ支持体25とで
構成し、ローラ支持体25夫々を、巻付成型シャフト1
5の中心線に向って進退自在となるよう基枠20に装着
したので、巻付成型シャフト15を確実に且つ安定的に
支持できるようになる。しかも、巻付成型シャフト15
の径が異なるものでも、簡単に調節して支持できるもの
となり、取扱いが容易で、使い勝手の優れた装置とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置を例示する概略斜視図であ
る。
【図2】本発明の製造装置の支持手段を例示する一部切
欠正面図である。
【図3】本発明の製造装置の加工手段を例示する部分正
面図である。
【図4】本発明の製造装置の巻付成型シャフトを例示す
る一部省略縦断面図である。
【符号の説明】
A 線素材押出機 1 成型ローラ 2 成型
溝 3 ベース 5 ガイドローラ 10 モータ 11 回転
軸 12 チャック 13 固定
ベース 15 巻付成型シャフト 16 ガイ
ド溝 20 基枠 21 支柱 22 挿通孔 25 ローラ支持体 26 軸部 27 ネジ棒部 28 ナッ
ト 30 支持ローラ 31 軸孔 B 温度調節機 40 囲繞筒 41 パイ
プ 42 支柱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜供給手段によって適宜合成樹脂製の
    線素材を連続的に供給し、この線素材を成型ローラを利
    用した適宜加工手段によって所望の線径や断面形状に加
    工し、この加工された線素材を、互換装着可能な巻付成
    型シャフトの螺旋状ガイド溝に巻付け、適宜駆動手段に
    よる巻付成型シャフトの駆動回転によって、線素材を順
    次巻取ると共に、巻取った線素材をガイド溝に沿って巻
    付成型シャフト先端がわに順次送出し、線素材をガイド
    溝に合致する略コイル状に成型することを特徴としたコ
    イル状樹脂製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 適宜温度調節手段によって、巻付成型シ
    ャフト先端がわに順次送出される線素材を、加熱、或い
    は、冷却、或いは、加熱及び冷却ができるようにするこ
    とを特徴とした請求項1記載のコイル状樹脂製品の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 適宜合成樹脂製の線素材を連続的に供給
    する適宜供給手段と、複数の成型ローラを利用して線素
    材を所望の線径や断面形状に加工する適宜加工手段と、
    加工された線素材が巻付けられる適宜螺旋状のガイド溝
    を外表面に有する互換装着可能な巻付成型シャフトと、
    巻付成型シャフトの基端部を掴持して駆動回転せしめる
    適宜駆動手段と、巻付成型シャフトの外表面に接触し
    て、巻付成型シャフトを回転自在に支持可能な適宜支持
    手段とを備え、駆動手段による巻付成型シャフトの駆動
    回転によって、線素材を順次巻取ると共に、巻取った線
    素材をガイド溝に沿って巻付成型シャフト先端がわに順
    次送出して、ガイド溝に合致する略コイル状に線素材を
    成型できるよう構成したことを特徴とするコイル状樹脂
    製品の製造装置。
  4. 【請求項4】 支持手段を、支柱によって支えられる基
    枠と、巻付成型シャフト外表面に当接する三つ以上の支
    持ローラと、この支持ローラ夫々を基枠に回転自在に装
    着するローラ支持体とで構成し、ローラ支持体夫々を、
    巻付成型シャフトの中心線に向って進退自在となるよう
    基枠に装着したことを特徴とする請求項3記載のコイル
    状樹脂製品の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100954396B1 (ko) 2009-11-11 2010-04-26 (주)경일산업 합성수지를 이용한 코일스프링의 제조장치 및 그 제조방법
JP2013001789A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Koki Plast Kogyo Kk ポリ(メタキシリレンアジパミド)コイル状成形品
CN110640998A (zh) * 2019-09-26 2020-01-03 河北科技大学 防振鞭缠绕设备及制作设备

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