JP2002166212A - 管内ライニング装置 - Google Patents

管内ライニング装置

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JP2002166212A
JP2002166212A JP2000366083A JP2000366083A JP2002166212A JP 2002166212 A JP2002166212 A JP 2002166212A JP 2000366083 A JP2000366083 A JP 2000366083A JP 2000366083 A JP2000366083 A JP 2000366083A JP 2002166212 A JP2002166212 A JP 2002166212A
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JP
Japan
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resin
pipe
spray nozzle
lining device
lining
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Pending
Application number
JP2000366083A
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English (en)
Inventor
Shuichi Yagi
秀一 八木
Takashi Shigefuji
隆 重藤
Seita Shimizu
精太 清水
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により即硬化性樹脂を用いた場合
でも管路内周面での均一厚さのライニング膜を形成でき
る構成を備えた管内ライニング装置を提供する。 【解決手段】 混合されることで即時に硬化する性質を
有した混合硬化性樹脂を用いて管内ライニングを行う装
置であって、噴霧口と個別に搬送されてくる上記樹脂同
士を混合するチャンバーとを備え、外周面にはライニン
グ対象の管路内面に当接して自らの中心位置を設定する
リング部材2Aを備えた噴霧ノズル2と、上記噴霧ノズ
ル2内の樹脂混合部に連通可能な複数の樹脂供給路を内
部に有し、該噴霧ノズルと一体化されている樹脂搬送部
材3とを備え、上記樹脂搬送部材3は、上記噴霧ノズル
2によるライニング施工が行われる管路内面に接触する
螺旋部材3Cを外面に備え、管内を移動する際に回転運
動を誘起されることで上記噴霧ノズル2を回転駆動する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内ライニング装
置に関し、さらに詳しくは、噴霧によるライニング膜形
成に用いる噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されている鋳鉄管などの金属
製管路においては、経年劣化等によって配管強度低下を
生じたり、一部に腐食穴が発生するとその部分からガス
などの漏洩を招く。そこで、従来では、このような箇所
を有する既設管路の内面に樹脂膜をライニング施工する
作業が行われるが、この作業のためのライニング装置と
しては、図4あるいは図5に示す構成がある。図4に示
す構成は、ライニング樹脂としてエポキシ樹脂を用いる
場合を対象とする管内ライニング装置であり、管内を摺
動可能な噴霧ノズルAに対してエポキシ樹脂などの1液
性樹脂を供給するホースBを連結し、噴霧ノズルAにお
ける噴口が形成されているヘッド部A1を回転させるこ
とでライニング樹脂を管路内周面で周方向に塗布できる
ようになっている。この構成に用いられるエポキシ樹脂
は、塗布後に硬化するまでの養生時間が比較的長いこと
から、液垂れなどの現象が生じ、均一膜厚によるライニ
ング施工が困難であるという不具合があった。図5は、
このような不具合を解消するために、例えば、特開平9
−24308号公報に示されているように、2液混合硬
化性樹脂を噴射するための構成であり、同図において、
管内ライニング装置Cは、内部に樹脂液の収容部を備え
た基体部C1と樹脂液収容部に連通して基体部C1の先
端に設けられた噴霧ノズルC2とを備えている。図5に
示す管内ライニング装置Cでは、イソシアネート化合物
とアミン化合物との2成分の反応化合物であるポリウレ
ア樹脂やイソシアネート化合物とポリオールとの2成分
の反応化合物であるポリウレタン樹脂を噴霧直前に混合
し、噴霧ノズルC2の開閉に応じてスプレーすることで
管路内面にライニング膜を形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる2液混合硬化性樹脂は、硬化までの養生時間がエポ
キシ樹脂などに比べてきわめて短いという利点がある。
しかし、この利点が逆に次のような問題の原因となる。
2液混合硬化性樹脂は、その性質からして噴霧直前に衝
突混合される。このため、噴霧直前までは個別の供給路
で搬送されるため、エポキシ樹脂などを用いた場合と違
って、噴霧ノズル内の搬送路中での混合ができない。従
って、エポキシ樹脂などの場合のように噴霧ノズルを回
転させて管内面での均一厚さのライニング膜を形成しよ
うとしても、各樹脂を搬送する部材、例えば、ホースが
噴霧ノズル付近の混合空間内に入り込んでいることから
噴霧ノズルを回転させようとしても樹脂の速硬化性から
してその回転を維持することが困難となる。従って、2
液混合硬化性樹脂を用いる場合、つまり、混合されるこ
とで即時に硬化する性質を持つ樹脂を用いた場合には、
管路の周方向での均一噴霧による均一厚さのライニング
膜を得ることが難しい。
【0004】本発明の目的は、上記従来の即硬化性樹脂
を用いた場合の問題に鑑み、簡単な構成により即硬化性
樹脂を用いた場合でも管路内周面での均一厚さのライニ
ング膜を形成できる構成を備えた管内ライニング装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、混合されることで即時に硬
化する性質を有した混合硬化性樹脂を用いて管内ライニ
ングを行う装置であって、噴霧口と個別に搬送されてく
る上記樹脂同士を混合するチャンバーとを備え、外周面
にはライニング対象の管路内面に当接して自らの中心位
置を設定するリング部材を備えた噴霧ノズルと、上記噴
霧ノズル内の樹脂混合部に連通可能な複数の樹脂供給路
を内部に有し、該噴霧ノズルと一体化されている樹脂搬
送部材とを備え、上記樹脂搬送部材は、上記噴霧ノズル
によるライニング施工が行われる管路内面に接触する螺
旋部材を外面に備え、管内を移動する際に回転運動を誘
起されることで上記噴霧ノズルを回転駆動することを特
徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、上記樹脂搬送部材
が、二重管構造とされて異なる材質の樹脂を上記噴霧ノ
ズルに向けて搬送可能な構成を備えていることを特徴と
している。
【0007】請求項3記載の発明は、上記樹脂搬送部材
が、進行速度に応じて上記噴霧ノズルの回転速度を変更
可能であることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1および2記載の発明では、樹脂搬送部
材は異なる材質の樹脂の搬送に加えて噴霧ノズルの回転
駆動源となるので、構成を簡単なものとして管内での周
方向に沿った樹脂噴霧が可能となる。
【0009】請求項3記載の発明では、樹脂搬送部材の
移動速度によって噴霧ノズルの回転速度が変更可能であ
るので、噴霧される樹脂膜の厚さを所望の厚さに設定す
ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面において本発明の実施
形態を説明する。図1は、本発明実施例による管内ライ
ニング装置の構成を示す図である。図1において、管内
ライニング装置1は、樹脂の噴霧口を有する噴霧ノズル
2と、噴霧ノズル2と連動可能に設けられている樹脂搬
送部材3とを備えている。噴霧ノズル2は、内部に、図
示しないが、2液混合硬化性樹脂を個別に搬送する流路
とこれら樹脂が衝突混合されるチャンバー(図示され
ず)と、このチャンバーに連通し、管路内壁面に向けて
指向する噴霧口とを備えている。噴霧ノズル2の外周面
には、管路Pの内周面に当接可能で自らの中心と管路の
中心とを整合するセンタリング用のリング部材2Aを備
えており、管路内を摺動する際には常に上記中心位置を
整合させながら移動できるようになっている。
【0011】樹脂搬送部材3は、図2に示すように、内
部に異なる材質の2液混合硬化性樹脂の供給路3A、3
Bを搬送可能な二重管構造とされた部材であり、外周面
には、管路P内での挿通方向(図1中、矢印で示す方
向)に沿ってリードを設定された螺旋部材3Cが設けら
れている。螺旋部材3Cは、その外径が管路内面に接触
可能な大きさとされ、管路内面との間での摩擦力と管内
での移動力とが作用するとそのリードの向きに応じて回
転運動が誘起され、この回転運動が噴霧ノズル2に伝達
されるようになっている。
【0012】樹脂搬送部材3は、延長方向一端が上記噴
霧ノズル2に一体化され、延長方向他端は、図示しない
が樹脂供給部に接続されている。樹脂供給部と樹脂搬送
部材3との接続は、樹脂搬送部材3の回転運動が樹脂供
給部材に伝達されない構造が採用されており、一例とし
ては、図3に示す構成が採用されている。図3におい
て、樹脂搬送部材3と樹脂供給部との接続部には、接続
用中継部材4が設けられており、接続用中継部材4内に
は摩擦抵抗の小さい部材で構成された回転自在の接続具
5が配置されている。接続具5には樹脂搬送部材3が一
体化されており、各樹脂の供給路3A、3Bは接続具5
内を貫通して設けられている供給路5A、5Bに連通し
ている。接続具5内の供給路5A、5Bは接続用中継部
材4内で貫通する搬送路4A、4Bに対向して連通して
おり、各搬送路4A、4B内に導入された樹脂液が接続
具5の回転に拘わらず、接続具5内の供給路5A、5B
内に流れ込み、樹脂搬送部材3の供給路3A、3B内に
搬送される。
【0013】樹脂搬送部材3は、管路P内を移動する際
の移動速度に応じて樹脂搬送部材3と一体の噴霧ノズル
2の回転速度が変更できるようになっている。移動方法
としては、噴霧ノズル2側を牽引したりあるいは樹脂搬
送部材3側を押圧する方法があり、いずれの場合におい
ても、樹脂搬送部材3の螺旋部材3Cと管内面との間に
僅かな摩擦抵抗が生じると樹脂搬送部材3が回転運動す
ることになる。
【0014】本実施例は以上のような構成であるから、
管内に噴霧ノズル2が挿通されると、樹脂搬送部材3が
押圧されることにより噴霧ノズル2が管内を移動する。
噴霧ノズル2は、樹脂搬送部材3が管内を移動する際に
誘起される回転運動により噴霧口を回転させて管内面で
周方向に2液混合硬化性樹脂を噴霧する。樹脂搬送部材
3の移動速度を変更すると、この速度変化に応じて噴霧
ノズル2の回転速度も変化するので、管内面に塗布され
る樹脂膜の厚さを調整することができる。これにより、
液垂れなどが起きない厚さに樹脂膜を形成することがで
きる。
【0015】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
樹脂搬送部材は異なる材質の樹脂の搬送に加えて噴霧ノ
ズルの回転駆動源となるので、構成を簡単なものとして
管内での周方向に沿った樹脂噴霧が可能となる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、樹脂搬送部
材の移動速度によって噴霧ノズルの回転速度を変更可能
であるので、噴霧される樹脂膜の厚さを所望の厚さに設
定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による管内ライニング装置におけ
る噴射部の構成を示す側面図である。
【図2】図1に示した管内ライニング装置における樹脂
搬送部材の一部の断面図である。
【図3】図2に示した樹脂搬送部材に連結される樹脂供
給部材の構成を説明するための模式図である。
【図4】従来の管内ライニング装置の一例を示す模式図
である。
【図5】図4に示した管内ライニング装置における不具
合を解消するために用いられる別構成の管内ライニング
装置の構成を説明するための図である。
【符号の説明】 1 管内ライニング装置 2 噴霧ノズル 2A リング体 3 樹脂搬送部材 3A、3B 樹脂供給路 3C 螺旋部材 4 接続用中継部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 精太 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 3H024 EA01 EB07 EC04 ED07 EE03 4F042 AA26 BA04 BA05 EB13 EB18 ED02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合されることで即時に硬化する性質を
    有した混合硬化性樹脂を用いて管内ライニングを行う装
    置であって、 噴霧口と個別に搬送されてくる上記樹脂同士を混合する
    チャンバーとを備え、外周面にはライニング対象の管路
    内面に当接して自らの中心位置を設定するリング部材を
    備えた噴霧ノズルと、 上記噴霧ノズル内の樹脂混合部に連通可能な複数の樹脂
    供給路を内部に有し、該噴霧ノズルと一体化されている
    樹脂搬送部材とを備え、 上記樹脂搬送部材は、上記噴霧ノズルによるライニング
    施工が行われる管路内面に接触する螺旋部材を外面に備
    え、管内を移動する際に回転運動を誘起されることで上
    記噴霧ノズルを回転駆動することを特徴とする管内ライ
    ニング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管内ライニング装置にお
    いて、 上記樹脂搬送部材は、二重管構造とされて異なる材質の
    樹脂を上記噴霧ノズルに向けて搬送可能な構成を備えて
    いることを特徴とする管内ライニング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の管内ライニング
    装置において、 上記樹脂搬送部材は、進行速度に応じて上記噴霧ノズル
    の回転速度が変更可能であることを特徴とする管内ライ
    ニング装置。
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