JP2002165178A - 再生装置および方法 - Google Patents

再生装置および方法

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JP2002165178A JP2001277486A JP2001277486A JP2002165178A JP 2002165178 A JP2002165178 A JP 2002165178A JP 2001277486 A JP2001277486 A JP 2001277486A JP 2001277486 A JP2001277486 A JP 2001277486A JP 2002165178 A JP2002165178 A JP 2002165178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レターボックスおよびスクイーズモードで記
録されたデジタル画像データを、正しい状態で再生でき
るようにする。 【解決手段】 デジタル画像データに、レターボックス
モード、スクイーズモードなどのアスペクト比補正に関
する補正情報をPSM情報として多重化しておく。PS
M検出回路40でビットストリームからPSM情報を検
出し、制御回路6に出力する。制御回路6は、入力され
たPSM情報に対応して、ディスプレイ18内の水平垂
直フィルタの制御を行うための信号を信号発生器51で
発生し、D/A変換器17で当該信号を垂直ブランキン
グ区間に変調することで、レターボックスまたはスクイ
ーズモードを表す属性をディスプレイ18に伝達し、デ
ィスプレイ18で対応したフィルタを稼働せしめること
で、正しい状態で画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置および方法
に関し、特に異なるアスペクト比で作成、記録、伝送さ
れてきた画像データを正しいアスペクト比で表示するこ
とができるようにした、再生装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】我国のテレビジョン放送は、NTSC方
式で行われており、その標準的なアスペクト比は、4:
3に設定されている。従って、これまでのテレビジョン
受像機、モニタ装置などのディスプレイは、4:3のア
スペクト比に設定されているものが多かった。しかしな
がら、最近、16:9のアスペクト比を有するハイビジ
ョンに代表される高品位のテレビジョン放送の普及に伴
い、テレビジョン受像機も、よりワイドな16:9のア
スペクト比に設定されているもの、いわゆるワイドテレ
ビが普及しつつある。
【0003】また、それに伴い、作成、放送される映像
ソースも、よりワイドな16:9、その他のアスペクト
比で構成されるようになっている。
【0004】このような16:9、その他のアスペクト
比の画面で構成される画像データは、4:3のアスペク
ト比のディスプレイでも表示できるように、図46に示
すように、アスペクト比を補正して伝送するようにして
いる。
【0005】図46(A)は、4:3のアスペクト比を
有する画面を表している。この画面の画像データは、そ
のまま伝送される。これに対して、14:9のアスペク
ト比の画面の画像データは、レターボックスモードにお
いては、同図(B)に示すように、その画面の上下の端
部に黒味部分(無画像部分)を付加して、全体のアスペ
クト比を4:3の画面に設定した後、伝送するようにし
ている。あるいはまた、14:9のアスペクト比の画面
の画像データは、スクイーズモードにおいては、同図
(E)に示すように、その画面を水平方向に圧縮して、
4:3のアスペクト比の画面の画像データに変換し、伝
送するようにしている。
【0006】また、16:9のアスペクト比の画面の画
像データは、レターボックスモードにおいては、図46
(C)示すように、16:9の画面の上下の端部に、黒
味部分(無画像部分)を付加して、全体のアスペクト比
が4:3の画面となるようにして伝送される。この場合
の黒味部分の幅は、図46(B)における14:9のア
スペクト比の場合より太くなる。
【0007】また、16:9のアスペクト比を有する画
面の画像データは、スクイーズモードにおいては、同図
(F)に示すように、4:3のアスペクト比の画面にな
るように、水平方向に画像が圧縮されて伝送される。
【0008】さらに、約2:1のアスペクト比のシネス
コの画面の画像データは、図46(D)に示すように、
レターボックスモードにおいては、16:9のアスペク
ト比を有する画面の場合より、さらに太い幅の黒味部分
が上下に付加され、全体のアスペクト比が4:3となる
ように補正された後、伝送されるようになされている。
【0009】さらに、約2:1のアスペクト比を有する
シネスコの画面は、スクイーズモードで、16:9から
4:3に変換する圧縮比率で水平方向に圧縮したとして
も、まだ4:3のアスペクト比に設定することができな
いため、図46(G)に示すように、左右方向が圧縮さ
れた状態で、さらに画面の上下の端部に黒味部分が付加
されて、伝送される。4:3のアスペクト比のディスプ
レイにおいては、これらの画像はそのまま受信され、表
示される。
【0010】一方、アスペクト比が16:9であるディ
スプレイ(テレビジョン受像機)80は、例えば、図4
7に示すように構成されている。すなわち、アンテナ、
ケーブルなどを介して入力されたビデオ信号は、テレビ
ジョン信号復調回路81において復調された後、水平方
向フィルタ82と垂直方向フィルタ83を介して、1
6:9のアスペクト比を有するCRT85に出力され、
表示されるようになされている。コントローラ84は、
図示せぬリモートコマンダなどより入力された使用者か
らの指令に対応して、水平方向フィルタ82、または垂
直方向フィルタ83を動作させるようになされている。
【0011】すなわち、例えば、図48(A)に示すよ
うに、通常の4:3のアスペクト比の画像(ノーマル画
像)がテレビジョン信号復調回路81から復調出力され
た場合、使用者は、リモートコマンダを操作して、水平
方向フィルタ82をオンし、垂直方向フィルタ83をオ
フさせる。これにより、16:9のアスペクト比を有す
るCRT85には、図48(D)に示すように、4:3
のアスペクト比の有効画像領域の左右端部に、黒味部分
(無画像部分)が付加されて表示される。
【0012】図48(B)に示すレターボックスモード
のデータが受信された場合においては、使用者は、リモ
ートコマンダを操作し、水平方向フィルタ82をオフ
し、垂直方向フィルタ83をオンさせる。このとき、垂
直方向フィルタ83は、上下の端部に付加された黒味部
分を除く、本来の例えば16:9のアスペクト比を有す
る有効画像領域の部分のみを切り出す処理を行う。これ
により、CRT85には、図48(E)に示すように、
16:9のアスペクト比の画面が正常に表示される。
【0013】これに対して、図48(C)に示すよう
に、スクイーズモードで処理された画像が伝送されてき
た場合においては、使用者は、リモートコマンダを操作
し、水平方向フィルタ82と垂直方向フィルタ83の両
方をオフさせる。その結果、CRT85には、図48
(F)に示すように、16:9のアスペクト比の画面が
正常に表示される。
【0014】このように、手動操作により、水平方向フ
ィルタ82と垂直方向フィルタ83の切り換えを制御す
るようにすると、操作性が悪くなる。そこで、例えば、
伝送されるテレビジョン信号の垂直ブランキング期間
に、アスペクト比の補正モードに対応する補正情報を伝
送し、テレビジョン信号復調回路81において、これを
分離し、コントローラ84に出力するようにしたテレビ
ジョン受像機もある。
【0015】この場合、コントローラ84は、リモート
コマンダからの指令だけでなく、テレビジョン信号復調
回路81からの信号に対応して、水平方向フィルタ82
と垂直方向フィルタ83の切り換えを制御する。このよ
うにすれば、使用者は、必ずしも手動操作を行う必要が
なくなり、操作性が改善される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな補正情報を垂直ブランキング期間中の所定のライン
上に挿入する方法は、画像をデジタル化して伝送または
記録する場合には適用することができない課題があっ
た。
【0017】すなわち、ビデオ信号をデジタル化して伝
送する場合、ブランキング期間中のデータは、実質的に
は殆ど不要な区間であるため、規格上、伝送または記録
されないように規定されている。その結果、補正情報を
垂直ブランキング期間中に挿入しておいたとしても、こ
の補正情報は、デジタル化して伝送または記録する場
合、削除されてしまうことになる。
【0018】また、さらに例えば、レターボックスモー
ドにおける黒味部分の挿入位置(換言すれば、有効画像
領域の配置位置)は、図49に示すように、3つの変化
が有り得る。同図(A)は、有効画像領域を中心(セン
タ)に配置した場合であり、同図(B)は、上側(トッ
プ)に配置した場合であり、同図(C)は、下側(ボト
ム)に配置した場合である。
【0019】さらに、図50は、字幕あるいはロゴ、記
号などの表示例を示す図である。同図(A)に示すレタ
ーボックスモードの画像に対して、字幕(ABC)を重
畳表示するとき、同図(B)に示すように、有効画像領
域内に配置する場合と、同図(C)に示すように、黒味
部分に配置する場合とがある。また、同図(D)に示す
ように、黒味部分に字幕だけでなく、ロゴ、マーク、記
号などの各種のパターンを重畳表示する場合がある。
【0020】これらの有効画像領域の表示位置、字幕、
ロゴ、記号などの表示位置に関する情報などもアナログ
放送においては、垂直ブランキング期間中の所定のライ
ン上に挿入して、伝送するように規定されているため、
これらの情報もビデオデータをデジタル化して伝送また
は記録するとき利用することができないことになる。
【0021】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ビデオ信号をデジタル化して伝送する場合
において、補正情報なども利用できるようにするもので
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、記
録媒体からデジタルデータを再生する再生手段と、再生
されたデジタルデータから、ビデオデータ、ビデオデー
タの画像形式情報、およびビデオデータのコピー制御情
報を分離する分離手段と、分離されたビデオデータを復
号する復号手段と、復号されたビデオデータに基づいて
ブランキング期間を有する映像信号を生成する生成手段
と、画像形式情報、およびコピー制御情報に応じて、ブ
ランキング期間に付加情報を重畳する重畳手段とを備え
ることを特徴とする。
【0023】前記付加信号は、少なくとも画像形式情
報、およびコピー制御情報の種別を示す信号、並びに、
それぞれの制御内容を示す情報の組み合わせを含むよう
にすることができる。
【0024】前記画像形式情報、およびコピー制御情報
は、同じブランキング期間に重畳されるようにすること
ができる。
【0025】前記画像形式情報は、アスペクト比を示す
情報を含むようにすることができる。
【0026】前記画像形式情報は、表示形式がレターボ
ックス形式であることを示す情報を含むようにすること
ができる。
【0027】前記コピー制御情報は、コピーの世代制限
を示す情報を含むようにすることができる。
【0028】本発明の再生方法は、記録媒体からデジタ
ルデータを再生し、再生されたデジタルデータから、ビ
デオデータ、ビデオデータの画像形式情報、およびビデ
オデータのコピー制御情報を分離し、分離されたビデオ
データを復号し、復号されたビデオデータに基づいてブ
ランキング期間を有する映像信号を生成し、画像形式情
報、およびコピー制御情報に応じて、ブランキング期間
に付加情報を重畳することを特徴とする。
【0029】本発明の再生装置および方法においては、
デジタルデータからビデオデータ、画像形式情報、およ
びコピー制御情報が分離される。画像形式情報およびコ
ピー制御情報に応じて、ブランキング期間に付加情報が
重畳される。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施例においては、少な
くともスクイーズモードまたはレターボックスモードな
どのアスペクト比の補正に関する補正情報を、圧縮し、
かつ、アスペクト比を補正したデジタル画像データに多
重化して伝送(記録)される。そこで、最初に、この補
正情報、その他の映像信号に付加する付加情報の伝送方
法について説明する。
【0031】付加情報を伝送する規格として、EIAJ
(日本電子機械工業会)においては、CPX−120
2,CPX−1204を規定している。
【0032】「アスペクト比の異なる映像信号の識別信
号とその伝送方法」として規定されているCPX−12
02によれば、ビデオ信号を出力するS端子に、識別信
号として、所定のレベルの直流電圧を重畳する方法が規
定されている。従って、例えば、この重畳する直流電圧
の値を、伝送するデジタル画像データの補正情報に対応
して、適宜変化させる(例えばレターボックスモードの
とき、重畳する直流電圧の値を3Vとし、スクイーズモ
ードのとき5Vとし、それ以外のときは0Vとする)こ
とで、その画像データがレターボックスモードでアスペ
クト比を補正されたのか、あるいはスクイーズモードで
アスペクト比を補正されたのかを特定することができ
る。受信、再生側においては、このS端子に重畳されて
いる直流電圧の値に対応して、アスペクト比の補正制御
を行う。
【0033】一方、「アスペクト比の異なる映像信号の
識別信号とその伝送方法(II)」として規定されている
CPX−1204(通称ID−1,ビデオID)におい
ては、NTSC方式の輝度信号の垂直ブランキング期間
の第20ラインおよび第283ラインに、図1に示すよ
うな信号波形の20ビットの識別信号をコード化して伝
送することが規定されている。すなわち、水平同期信号
の立下りエッジから、11.2μs±0.6μsの位置
には、基準となるRef信号が、2.232μs±20
nsの幅で配置され、さらに同一の幅の間隔をおいて、同
一の幅のビット(bit)1乃至ビット(bit)20
の20ビットのデータが、同一の幅で配置されている。
【0034】この20ビットのデータは、図2に示すよ
うに、6ビットのWORD0、4ビットのWORD1、
4ビットのWORD2、および6ビットのCRCで構成
されている。そして、WORD0は、さらに3ビットの
WORD0−Aと、3ビットのWORD0−Bにより構
成されている。
【0035】WORD0には、受信機側の自動制御を主
目的とする基本パラメータが設定され、WORD0−A
には、映像信号伝送形式に関する識別情報が、図3に示
すように配置される。
【0036】すなわち、WORD0−Aのビット1に
は、伝送する画像データのアスペクト比が16:9であ
るとき(フルモードであるとき)1がセットされ、4:
3であるとき0がセットされる。またビット2には、画
像表示形式がレターボックスであるとき1が設定され、
ノーマルであるとき0が設定される。
【0037】WORD0−Bには、映像および映像に付
随して同時に伝送される他の信号(例えば音声信号な
ど)に関する識別情報を配置することができるとされ
る。
【0038】WORD1には、WORD0に従属する識
別信号が、また、WORD2には、WORD0に従属す
る識別信号、情報などが、それぞれ配置されるようにな
されている。CRCコードは、エラーチェックコードで
あり、生成他項式G(X)は、X6+X+1とされ、プ
リセットは、全て1とされている。
【0039】CPX−1204は、NTSC方式、すな
わち525ラインシステムのテレビジョン用の識別信号
として定義されているが、欧州においても、同様に、E
TSI(European Telecommunication Standards Insti
tute)において、625ラインシステムのPALテレビ
ジョン方式およびSECAMテレビジョン方式の識別信
号のためのWSS(Wide Screen Signaling)規格が制
定されようとしている。
【0040】このWSSにおいては、図4に示すよう
に、PAL信号の第23ライン目に、14ビットの識別
信号がコード化して伝送されるように規定されている。
同図に示すように、第23ラインの最初には、クロック
を生成するためのRun−inが、その次には、コード
の開始を表すStart Codeが、そして、その次
には、833kHzの14ビットのデータが配置されて
いる。
【0041】図5に示すように、14ビットのうちの最
初の4ビットで構成されるグループ1のビットには、ア
スペクト比情報が、次の4ビットのグループ2には、P
ALplus関連情報が、次の3ビットのグループ3の
ビットには、サブタイトル情報が、それぞれ配置される
ようになされており、そして、最後の3ビットのグルー
プ4は未定義とされている。
【0042】グループ1のb3乃至b0の4ビットが、所
定の値を取ることにより、図6に詳細を示すように、ア
スペクト比情報が設定される。例えば、4ビットが10
00であるとき、これは、アスペクト比が4:3で、ノ
ーマル(フルフォーマット)の画像であることを表して
いる。また、0001は、14:9のアスペクト比のレ
ターボックスの画像であり、その有効画像領域の位置
は、中央(センタ)であることを表している。
【0043】また0010は、14:9のアスペクト比
のレターボックスの画像が、トップの位置に表示される
ものであることを表している。
【0044】なお、レターボックスのセンタの表示と
は、図7(A)(図49(A))に示すように、実質的
な画像(有効画像領域)が画面の中央に配置され、その
上下の端部に黒味部分(無画像部分)を表示することを
表し、トップの表示とは、同図(B)(図49(B))
に示すように、実質的な画像(有効画像領域)を画面の
上部(top)に表示し、画面の下部には、黒味部分を
表示することを意味している。
【0045】図8は、図6のアスペクト比のより詳細な
範囲を表している。すなわち、図6の4ビットの100
0は、4:3のアスペクト比を、0001は14:9の
アスペクト比を、1011は16:9のアスペクト比
を、1101は16:9より大きな(>16:9)アス
ペクト比を、それぞれ表しているが、4:3のアスペク
ト比とは、図8に示すように、A:Bのアスペクト比を
a(=A/B)で表すとき、その値aが1.46以下で
ある場合を意味するものとされている。また、14:9
のアスペクト比は、aが1.46より大きく1.66以
下である場合を意味し、16:9のアスペクト比とは、
aが1.66より大きく1.90以下であることを意味
し、16:9より大きなアスペクト比とは、aが1.9
0より大きな値である場合を意味している。
【0046】また、図5のグループ2の4ビットのう
ち、ビット4は、それが0であるときカメラモードを表
し、1であるときフィルムモードであることを表す。す
なわち、0は通常のテレビカメラから取り込まれた画像
である場合を表し、1はテレシネなどフィルムなどから
変換された画像であることを表している。
【0047】図5のグループ2のビット5乃至ビット7
は、未使用とされている。
【0048】グループ3のビット8は、図10に示すよ
うに、0がテレテキストに字幕がないことを表し、1が
テレテキストに字幕があることを表している。
【0049】さらに、グループ3のビット9とビット1
0は、図11に示すように、それが00であるとき、字
幕がないことを表し、10であるとき、画面(有効画像
領域)内に字幕があることを表し、01であるとき、黒
味部分に字幕があることが表している。11は、未使用
とされている。
【0050】字幕が画面(有効画像領域)内に位置する
場合と、黒味部分に位置する場合の表示例は、図7に示
されている。
【0051】なお、図6に示したWSSのアスペクト比
情報に対応して、図3に示したCPX−1204のWO
RD0−Aのビット1とビット2を自動的に設定するこ
とができる。例えば、図6において、0111であると
き、図3のビット1が1とされ、図6のそれ以外とき、
図3のビット1は0とされる。また、図6の4ビット
が、0001,0010,1011,0100または1
101であるとき、図3のビット2が1とされ、図6の
4ビットが、1000,1110,または0111であ
るとき、図3のビット2は0とされる。
【0052】なお、上記したCPX−1204について
は、その拡張が、最近協議されている(以下、これを拡
張CPX−1204と称する)。この拡張CPX−12
04においては、例えば図12に示すように、20ビッ
トのうちの最初の2ビットがWORD0、次の4ビット
がWORD1、次の8ビットがWORD2、そして、最
後の6ビットがCRCとされる。
【0053】WORD0には、図13に示すように、映
像信号伝送形式に関する識別情報が配置される。WOR
D0のビット1が1であるとき、アスペクト比が16:
9のフルモード(スクイーズモード)であることを意味
し、0はアスペクト比が4:3であることを意味してい
る。また、WORD0のビット2の1は、画像表示形式
がレターボックスであることを意味し、0はノーマルで
あることを意味している。
【0054】このように、図12におけるWORD0
は、図2におけるWORD0−Aのbit1および2の
部分と互換性を保つように定義される。
【0055】さらに、WORD1は、図14に示すよう
に、WORD2で伝送される情報を指定するヘッダを表
しており、例えば、そのビット3乃至ビット6の4ビッ
トが0000であるとき、WORD2はデジタルコピー
情報であることを表し、0001は、画像形式に関する
情報であることを表し、0010は、字幕位置情報であ
ることを表している。
【0056】WORD2は、WORD1のヘッダで指定
されたデータを表し、WORD1が0000であり、デ
ジタルコピー情報を表しているとき、WORD2のビッ
ト7乃至ビット14の8ビットにより、図15に示すよ
うな内容が規定される。すなわち、この実施例において
は、ビット7とビット8のみが実質的に規定され、ビッ
ト7とビット8が、1であるか0であるかにより、図1
6に示すCGMS−A(Copy Generatio
n Management System−Analo
gue Interface)のテーブルが規定されて
いる。ビット7と8の値が00であるとき、これはコピ
ーフリーを表し、01は未使用とされ、10は1回のみ
のコピーの許容を、11はコピーの禁止を、それぞれ表
している。
【0057】さらに、WORD1が0001である画像
形式に関する情報である場合、WORD2は、図17に
示すように規定される。すなわち、ビット7と8によ
り、図18に示す画面サイズが規定され、ビット9と1
0より、図19に示す画面位置が規定される。
【0058】また、WORD2のビット11は、それが
1であるとき無画部(黒味部分)に字幕があることを表
し、0は字幕がないことを表している。
【0059】図18に示すように、画面サイズは、ビッ
ト7とビット8が00であるとき4:3とされ、01で
あるとき14:9のレターボックスとされ、10である
とき16:9のレターボックスとされ、11であるとき
シネスコレターボックスとされる。
【0060】さらに、図19に示すように、画面位置
は、ビット9と10が00であるときセンタとされ、0
1または10であるとき、それぞれ、上または下とされ
る。11は、未使用とされる。
【0061】さらに、WORD1が0010の字幕を含
む有効画像領域位置情報である場合、図20に示すよう
に、WORD2のビット7は、ビット8乃至ビット14
に示す字幕を含む有効画像領域の表示位置が、画面の上
端についての情報であるのか、画面の下端についての情
報であるのかを表しており、1は上端であることを表
し、0は下端であることを表している。
【0062】また、WORD2のビット8乃至ビット1
4の7ビットにより表される0乃至127の値は、図2
2に示すように、字幕を含む有効画像領域の最上端(ま
たは最下端)の画面の上端からのライン数を表してい
る。例えば、ビット7が1であり、ビット8乃至14に
より表される値が0であるとき、その字幕を含む有効画
像領域の最上端は、画面の上端から第22番目のライン
に表示され、ビット8乃至14により表される値が2で
あるときは、画面の上端から第24番目のラインに表示
されることを表している。また、ビット7が0であり、
ビット8乃至14により表される値が0であるとき、そ
の字幕を含む有効画像領域の最上端のラインは、第26
2ラインであり、ビット8乃至14により表される値が
2であるとき、その字幕を含む有効画像領域の最上端の
ラインは、第260ラインであることを表している。
【0063】なお、このWORD1(=0010)を伝
送する場合、少なくとも、2秒間に2回以上伝送され
る。
【0064】また、米国においては、CPX−1204
と同様の方式の他に、EIA−608で規定されてい
る、XDS(Extended Data Services)(旧略称ED
S)でも、画像のアスペクト比情報などの付加情報を伝
送することができる。このXDSにおいては、NTSC
テレビジョン信号の第21ラインおよび第284ライン
に、パリティ付きで16ビットの信号が挿入されるよう
になされており、これにより、例えば図23に示すよう
に、有効画像領域の位置と、スクイーズモードまたはノ
ーマルモードの識別を伝送することができるようになさ
れている。図23に示すS0乃至S5の5ビットによ
り、有効画像領域のスタートラインを表し、E0乃至E
5の5ビットにより、有効画像領域の終了ラインを表し
ている。また、スクイーズモードのとき、Q0が1とさ
れ、ノーマルモードとき、Q0が0とされる。
【0065】図24と図25は、このような字幕位置情
報とその使用方法を模式的に表している。例えば、図2
4に示すように、有効画像領域の先頭ラインは、S0乃
至S5により表され、終了ラインは、E0乃至E5によ
り表される。そして、字幕(ABC)の最下行のライン
が判っている場合には、有効画面領域の最上行から字幕
の最下行までのラインを垂直フィルタなどで切り出し、
表示するようにすることができる。
【0066】また、図25に示すように、有効画像領域
の上側と下側の両方に黒味部分が付加されており、それ
ぞれ黒味部分に、字幕が表示されている状態において、
上側の字幕の最上行と、下側の字幕の最下行が判ってい
る場合においては、上側の字幕の最上行から下側の字幕
の最下行までの範囲を垂直フィルタで切り出し、表示す
るようにすることができる。このようにすれば、有効画
像領域はもとより、字幕も欠落することなく、完全に表
示することが可能となる。
【0067】本実施例においては、以上のような規格に
より定められている識別信号を、データをMPEG方式
で圧縮し、アスペクト比を補正したデジタル画像データ
に多重化して伝送し、受信側においてこれを受信した
り、記録媒体に記録し、再生装置においてこれを再生す
るようにするのであるが、次に、伝送(記録)のフォー
マットについて説明する。
【0068】図26は、プログラムストリーム(MPE
G2システムストリーム)のフォーマット(Synta
x)を図解したものを表している。同図に示すように、
プログラムストリームは、n個のパック(pack)か
ら構成され、各パックの先頭には、パックヘッダ(pa
ck header)が配置されている。各パックは、
pack start code,SCR,progr
am mux rate,pack stuffing
length,packstuffingbyteな
どが配置される他、さらにsystem header
に続いて、PES packetが順次配置されてい
る。
【0069】system headerには、sys
tem header startcode,head
er length,rate boundなどが配置
されている。
【0070】さらにまた、stream id,P_S
TD,buffer boundscale,P_ST
D,buffer size boundなどが配置さ
れている。
【0071】図26に示したSyntaxに従って多重
化を行ったビットストリームの例を図27(A)に示
す。すなわち、図27(A)に示すように、ビデオパケ
ット、サブタイトルパケット、オーディオパケットなど
が、パケットを単位として伝送されるようになされてい
る。そして、ディスクに記録される場合には、セクタを
単位として記録されるようになされている。
【0072】各パケットは、図27(B)に示すよう
に、パケットヘッダとパケットデータにより構成されて
いる。このパケットデータには、例えば、そのパケット
がビデオパケットであれば、図27(C)に示すよう
に、ピクチャヘッダとピクチャコーディングエクステン
ション、並びにピクチャデータおよび図27(C)には
例として示さないが、グループピクチャーズヘッダやシ
ーケンスヘッダやシーケンスエンドコードなどが含まれ
ることになる。
【0073】このピクチャデータのうち、Iピクチャの
データを含むビデオパケットのセクタは、エントリセク
タとされる。そして、このエントリセクタには、パック
ヘッダPSD(Program Stream Directory)およびPS
M(Program Stream Map)が配置される。すなわち、I
ピクチャの直前には、プログラムストリームマップ(P
SM)が配置される。
【0074】エントリセクタの構成をまとめて表すと、
図28に示すようになる。すなわち、エントリセクタに
は、pack headerが、その先頭に配置され、
ここには、オプションとして、system head
erが配置される。そして、その次にPSD、PSMが
配置され、さらにその次に他のパケットが配置される。
【0075】図29は、プログラムストリームマップ
(PSM)のフォーマット(Syntax)を図解した
ものを表している。その先頭には、24バイトのpac
ketstart code prefixが配置さ
れ、さらにその次には、8バイトのmap strea
m idが配置され、さらにその次に、program
stream map lengthが配置される。さ
らにその次には、current next indi
catorなどが配置されている。
【0076】図30は、図29に示したPSMのSyn
taxを表している。図中、bslbfは、bit s
tring left bit firstを表し、u
imsbfは、unsinged interger
msb firstを表している。また、rpchof
は、remainder polynomial co
efficients highest order
firstを表している。
【0077】この図30のPSM Syntaxにおけ
るglobal_descriptors()のSyn
taxが、図31に示されている。また、図30におけ
るelementary stream descri
ptorsのSyntaxが、図32に示されている。
【0078】この図32に示すelementary
stream descriptors Syntax
におけるdvd_video_descripto
r()に、図34を参照して後述するように、各種の識
別記号が記述されるのであるが、このdvd_vide
o_descriptor()のdesriptor_
tagとしては、0xdfが図33で定義されるように
付加されている。図33には、この他、各種のdesc
riptorのTagが表されている。各descri
ptorは、このTagにより識別されることになる。
【0079】また、図33に示すように、dvd_vi
deo_descriptor()は、DVD(Digita
l Video Disk)の規格で独自に規定されるものである。
【0080】図34は、dvd_video_desc
riptor()のSyntaxを表している。
【0081】図34において、descriptor_
tagは、このdvd_video_descript
orを識別するためのtagであり、図33を参照して
説明したように、ここには、0xdfが記述される。
【0082】descriptor_lengthは、
このdvd_video_descriptorの長さ
を表す。
【0083】horizontal_sizeと、ve
rtical_sizeは、それぞれ符号化され、記録
(伝送)されている画像データの水平方向と垂直方向の
サイズを画素数の単位で表している。
【0084】また、display_horizont
al_sizeと、display_vertical
_sizeは、表示しようとする長方形の領域の水平方
向の長さと垂直方向の長さを、それぞれ表している。こ
の長方形の領域が符号化されている画像の領域より小さ
い場合は、表示処理において、符号化画像の一部分が表
示されるようになされる。逆に、この長方形の領域が符
号化されている画像の領域より大きい場合、表示処理に
おいて、表示装置の一部分に再生画像が表示される(残
りの領域には、黒味部分が付加される)。
【0085】film_or_camera_flag
は、図9を参照して説明したように、WSSの場合にお
いて、その画像がカメラより取り込んだものであるの
か、フィルムの画像をビデオ信号に変換したものである
のかを表すフラグである。
【0086】closed_gop_flagは、その
GOP(Group of Picture)が、直前のGOPを参照し
ていなければ1とされ、参照していれば0とされる。
【0087】still_picture_flag
は、所定の期間静止画を表示するような場合において、
最初の静止画と最後の静止画の間の画像であるか否かを
表すフラグである。
【0088】edge_crop_flagは、エッジ
クロップモード(図44を参照して後述する)の表示を
禁止するか否かを表すフラグである。
【0089】aspect_ratio_codeは、
図35に示すように規定される。すなわち、その値の0
000は、その使用が禁止されている。また、その値の
0001は、画像を構成する各画素のアスペクト比が
1:1であることを表し、0010は、表示アスペクト
比が4:3、0011は16:9、0100は2.2
1:1であることを表している。
【0090】frame_rate_codeは、図3
6に示すように規定されている。すなわち、その値の0
000は使用が禁止され、0001はビデオ信号のフレ
ームレート(フレーム周波数)が23.976Hzであ
ることを表している。また、0010は24Hz、00
11は25Hz、0100は29.97Hzを表してい
る。さらに、0101は30Hz、0110は50H
z、0111は59.94Hz、1000は60Hz
を、それぞれ表している。
【0091】wss_aspect_ratio_co
deは、図5に示したグループ1の4ビットのアスペク
ト比情報を表しており、wss_subtitles_
within_teletext_flagは、図5の
グループ3の3ビットのサブタイトル情報のうちの、ビ
ット8のテレテキスト字幕の有無を表すフラグ(すなわ
ち、図10に示すフラグ)を表している。
【0092】なお、CPX−1204,WSS,拡張C
PX−1204などを生成する際に、wss_aspe
ct_ratio_codeの代わりに、図35に示
す、aspect_ratio_codeを用いるよう
にすることも可能である。
【0093】また、wss_subtitling_m
odeは、図5のグループ3の3ビットのサブタイトル
情報のうちの、ビット9とビット10で表される、字幕
位置のモード(すなわち図11に示すモード)を表して
いる。
【0094】cgms_a_codeは、拡張CPX−
1204(図14)におけるデジタルコピー情報、すな
わち図15と図16におけるビット7とビット8のデー
タが記述される。
【0095】ext1204_screen_size
_codeは、図18のWORD2のビット7とビット
8により規定される画面サイズが記述される。
【0096】ext1204_screen_posi
tion_codeは、図17と図19に示すWORD
2のビット9とビット10により規定される画面位置の
値が記述される。
【0097】ext1204_subtitle_po
sition_upperと、ext1204_sub
title_position_lowerは、それぞ
れ図22の上端または下端の字幕の最上端または最下端
のライン位置を表すものである。
【0098】以上の第1の実施例においては、図34に
示す各種の識別信号(付加情報)をPSMに記録するよ
うにしたが、PSMではなく、Video_Layer
のUser Dataに記録するようにすることもでき
る。
【0099】すなわち、図37に示すように、MPEG
2で規定されているVideo Syntaxにおいて
は、picture_header(),pictur
e_coding_extension()に続いて、
extensions_and_user_data
(2)が設けられている。このextensions_
and_user_dataのSyntaxに沿って、
例えば、次のように、必要な識別信号を符号化して記述
することができる。
【0100】すなわち、MPEGで規定されているUs
er_dataのSyntaxにおいては、図38に示
すようにして、user_dataを規定することがで
きるようになされている。そこで、この規定に従って、
図39に示すように、user_dataを記述する。
ここで記述する内容は、実質的に図34に示したdvd
_video_descriptorに記述した内容と
同様である。
【0101】なお、図39において、marker_b
it()は、11111111の8ビットでデータであ
り、前後のデータが組み合わされた場合において、us
er_data_start_codeなどの特異なデ
ータが生成される(エミュレーションを起こす)ことを
防止するために挿入されるものである。
【0102】次に、以上のようにして、識別信号(付加
情報)を、MPEG方式で圧縮され、かつ、アスペクト
比の補正がなされた画像のデジタルビデオ画像データに
多重化して伝送する装置の実施例として、その多重化デ
ータを記録媒体としてのディスクに記録する記録装置の
実施例について、図40を参照して説明する。
【0103】この記録装置においては、オーディオエン
コーダ102が、オーディオ入力に入力されたオーディ
オ信号をMPEG方式で圧縮符号化し、多重化装置11
3に出力している。また、ビデオエンコーダ101は、
ビデオ入力に入力されたビデオ信号をMPEG方式で圧
縮符号化し、多重化装置113に出力している。この場
合、オーディオエンコーダ102から出力されるストリ
ームは、MPEG2オーディオストリーム(オーディオ
レイヤー)とされ、ビデオエンコーダ101から出力さ
れるストリームは、図27(C)に示すMPEG2ビデ
オストリーム(ビデオレイヤー)とされる。
【0104】また、ビデオエンコーダ101は、基本的
に、4:3のアスペクト比の画像をエンコードするよう
になされており、16:9,14:9,2:1などのワ
イドなアスペクト比の画像は、図46を参照して説明し
たように、レターボックスモードまたはスクイーズモー
ドで、アスペクト比補正の処理を行った後、ビデオエン
コーダ101に入力されるとする。
【0105】多重化装置113は、MPEGビデオスト
リームとMPEGオーディオストリームをパケット化
し、図27(A)に示すように、時分割多重化する。
【0106】なお、図示はされていないが、サブタイト
ルストリームを多重化装置113に供給し、ビデオスト
リーム、オーディオストリームとともに多重化するよう
にすることができる。この場合、多重化装置113から
出力されるMPEG2システムストリームは、図27
(A)に示すように、ビデオパケットとオーディオパケ
ットの他、サブタイトルパケットを含むことになる。
【0107】なお、多重化装置113は、PSMの領域
を形成(確保)するが、そこはさし当たって空白にして
多重化を行うことになる(実際のデータ(付加情報)は
PSMデータ上書回路155で書き込まれる)。
【0108】エントリポイントデータ記憶回路133に
は、エントリポイント検出回路131の出力が供給され
ている。エントリポイントデータ記憶回路133は、エ
ントリポイント検出回路131が検出、出力するエント
リポイントの情報(Iピクチャの発生ポイントの情報)
を受け取り、これを記憶する。
【0109】TOCデータ発生回路156は、エントリ
ポイントデータ記憶回路133の記憶内容を見て、TO
C(Table Of Contents)情報を発生するが、TOC情
報には、ディスクの名称、各チャプタの名称、各チャプ
タのディスク上の開始アドレス、ディスクの再生所要時
間、各チャプタの再生所要時間、各エントリセクタの開
始アドレスなども含まれている。
【0110】多重化回路113から出力された多重化ス
トリームは、DSM(Digital Storage Media)110
に一旦記憶された後、DSM110から読み出され、T
OC付加回路150に供給される。TOC付加回路15
0は、TOCデータ発生回路156が発生したTOC情
報を、DSM110から供給される多重化ストリームに
付加し、PSMデータ上書回路155に出力する。
【0111】発生回路157は、ビデオエンコーダ10
1の出力から上述した図34に示すPSMデータ(dv
d_video_descriptor)を発生し、こ
れをPSMデータ上書回路155に出力する。PSMデ
ータ上書回路155は、多重化装置113で確保されて
いる多重化ストリーム中のPSMデータを書き込むため
のエントリセクタの領域にPSMデータを上書きする。
【0112】PSMデータ上書回路155の出力は、セ
クタヘッダ付加回路151に供給され、そこにおいてセ
クタ毎に多重化ストリームが区切られて、セクタ毎にセ
クタヘッダが付加される。セクタヘッダ付加回路151
により、セクタヘッダが付加されたデータは、ECC
(誤り検出訂正)エンコーダ152に入力され、誤り検
出訂正のためのエンコード処理が実行される。
【0113】ECCエンコーダ152より出力されたデ
ータは、変調回路153に入力され、EFM(Eight to
Fourteen Modulation)変調され、その変調出力が伝送
路に伝送される。この実施例においては、カッティング
マシーン154に供給される。
【0114】カッティングマシーン154においては、
変調回路153から入力されたデータに対応して、ディ
スク160にピットを形成することで、多重化ストリー
ムデータを記録する。そして、このディスク160を原
盤として、多数のレプリカとしてのDVD(Digital Vi
deo Disk)が製造される。
【0115】図41は、以上のようにして生成されたD
VDとしての光ディスク1を再生する再生装置の構成例
を表している。光ディスク1は、図示しないスピンドル
モータにより、所定の回転数で回転するよう制御されて
おり、ピックアップ2から光ディスク1のトラックにレ
ーザ光を照射することにより、トラックに記録されてい
るMPEG方式により圧縮処理されたデジタルデータが
読み出される。このデジタルデータは、復調回路3に入
力され、EFM復調された後、セクタ検出回路4に供給
される。また、ピックアップ2の出力は、フェイズロッ
クドループ(PLL)回路9に入力され、クロックが再
生される。この再生クロックは、復調回路3、セクタ検
出回路4などに供給される。
【0116】光ディスク1には、固定長のセクタを単位
として多重化ストリームが図27(A)に示すように記
録されているが、各セクタの先頭には、セクタヘッダが
配置されており、このセクタヘッダにはセクタシンクが
付加されている。セクタ検出回路4は、このセクタシン
クを検出することで、セクタの区切りを検出する。ま
た、セクタ検出回路4は、セクタアドレスを検出し、制
御回路6とトラックジャンプ判定回路7に供給する。
【0117】また、復調回路3が出力するデータは、セ
クタ検出回路4を介して、ECC(誤り検出訂正)回路
33に入力され、誤りの検出訂正処理が行われる。誤り
検出訂正の処理が行われたデータは、制御回路6の制御
の下にリングバッファメモリ5に書き込まれる。
【0118】ECC回路33の出力はまた、PSM検出
回路40に入力されている。PSM検出回路40は、入
力されたストリームデータからエントリセクタ内のPS
M情報(付加情報)を検出し、検出したPSM情報を制
御回路6に出力する。制御回路6は、このPSM情報に
対応して、信号発生器51を制御する。信号発生器51
は、この制御に対応して、例えば、16:9のアスペク
ト比のディスプレイ18に供給する識別信号を発生させ
る。D/A変換器17は、この識別信号を、例えば、図
1を参照して説明したように、NTSC方式のアナログ
ビデオ信号の垂直ブランキング期間の第20ラインおよ
び第283ラインに挿入して、ディスプレイ18に出力
する。
【0119】制御回路6は、セクタ検出回路4より供給
された各セクタのセクタアドレスに基づいて、そのセク
タのデータをリングバッファ5へ書き込む書き込みアド
レスをライトポインタWPにより指定する。さらに、制
御回路6は、後段のビデオコードバッファ10からのコ
ードをリクエスト信号に基づき、リングバッファ5から
データを読み出す読み出しアドレスをリードポインタR
Pにより指定する。リードポインタRPの位置から読み
出されたデータは、デマルチプレクサ32に供給される
ようになされている。
【0120】フォーカスサーボ回路25は、ピックアッ
プ2の出力からフォーカスエラー信号を生成し、このフ
ォーカスエラー信号に対応して、フォーカスサーボを実
行するようになされている。同様に、トラッキングサー
ボ回路8は、ピックアップ2が出力するトラッキングエ
ラー信号に対応して、ピックアップ2を制御し、トラッ
キングサーボを行うようになされている。
【0121】トラックジャンプ判定回路7は、制御回路
6からの指令に対応して、所定のタイミングでトラック
ジャンプ指令信号をトラッキングサーボ回路8に供給
し、ピックアップ2を所定のトラックに高速移動(ジャ
ンプ)させるようになされている。
【0122】ユーザインタフェース31は、ユーザが所
定の指令を入力するとき操作され、制御回路6に、その
操作に対応する指令が入力されるようになされている。
【0123】デマルチプレクサ32は、光ディスク1に
記録されているデータがビデオデータ、オーディオデー
タ、サブタイトルデータなどを多重化した符号化データ
とされているため、リングバッファ5より供給されたデ
ータからこれらのデータを分離し、オーディオデータと
サブタイトルデータを図示せぬオーディオデコーダとサ
ブタイトルデコーダに供給し、ビデオデータをビデオデ
コーダ20のビデオコードバッファ10に供給する。
【0124】ビデオコードバッファ10に記憶されたデ
ータは、その一部が、ピクチャヘッダ検出器34に供給
される。ピクチャヘッダ検出器34は、入力されたデー
タからピクチャヘッダを検出し、このピクチャヘッダか
らさらにピクチャのI,P,Bのタイプを示すタイプ情
報、およびGOP内の画面順を示すテンポラルリファラ
ンス(TR)の情報を検出する。検出されたピクチャタ
イプ情報は、さらにピクチャデータ選別回路35に供給
される。ピクチャデータ選別回路35は、特殊再生時、
IピクチャおよびPピクチャのみを選別して、ビデオコ
ードバッファ10から逆VLC回路11に供給されるよ
うに制御する。
【0125】通常再生時においては、ピクチャデータ選
別回路35は、ピクチャタイプによりピクチャを選別す
ることなく、全てのタイプのピクチャをビデオコードバ
ッファ10から逆VLC回路11に供給するように制御
する。
【0126】逆VLC回路11に供給されたデータは、
そこで逆VLC処理が行われた後、逆量子化回路12に
供給される。また、このとき、逆VLC回路11は、コ
ードリクエスト信号をビデオコードバッファ10に送
り、ビデオコードバッファ10から新たなデータの転送
を受ける。
【0127】また逆VLC回路11は、量子化ステップ
サイズを逆量子化回路12に出力するとともに、動きベ
クトル情報を動き補償回路15に出力する。逆量子化回
路12は、逆VLC回路11より供給された量子化ステ
ップサイズに対応して、逆VLC回路11より供給され
たデータを逆量子化し、逆DCT回路13に供給する。
逆DCT回路13は、入力されたデータを逆DCT処理
した後、加算回路14に出力する。
【0128】加算回路14は、逆DCT回路13の出力
と動き補償回路15の出力とをピクチャのタイプ(I,
P,B)に応じて加算し、フレームメモリバンク16に
出力する。
【0129】フレームメモリバンク16は、3つのフレ
ームメモリ16a,16b,16cと、その入出力を切
り換えるスイッチ16d,16eを備え、スイッチ16
dでデータを書き込むメモリを16a,16b,16c
のいずれかに選択し、スイッチ16eを切り換えること
で、読み出すメモリを16a,16b,16cのいずれ
かに切り換えるようにする。これにより、デコード処理
した各フレームの画像が元のフレームの順序に戻された
後、D/A変換器17に供給されるようになされてい
る。また、フレームメモリバンク16a,16b,16
cより読み出されたデータは、適宜、動き補償回路15
に供給され、動き予測データとして、加算回路14に供
給されるようになされている。
【0130】D/A変換器17は、NTSCエンコーダ
またはPALエンコーダを内蔵しており、スイッチ16
eより供給されたデジタル画像データを、NTSC方式
またはPAL方式のアナログビデオ信号に変換して、デ
ィスプレイ18に出力するようになされている。
【0131】次に、検出したPSM情報に対応して、ア
スペクト比補正状態を制御する動作について説明する。
ピックアップ2は、光ディスク1に記録されているデー
タを再生し、復調回路3に出力する。復調回路3は、入
力された再生データをEFM復調し、セクタ検出回路4
を介してECC回路33に出力する。ECC回路33
は、入力されたデータの誤り検出訂正処理を行った後、
リングバッファ5に供給し、記録する。
【0132】リングバッファ5より読み出されたデータ
は、デマルチプレクサ32に入力され、デマルチプレク
サ32は、入力されたデータからサブタイトルデータと
オーディオデータを分離し、それぞれサブタイトルデコ
ーダとオーディオデコーダへ出力する。また、ビデオデ
ータを分離し、ビデオコードバッファ10に出力する。
【0133】ビデオコードバッファ10に記憶されたデ
ータは、さらに逆VLC回路11に供給され、逆VLC
処理された後、逆量子化回路12で逆量子化され、さら
に逆DCT回路13で逆DCT処理される。逆DCT回
路13より出力されたデータは、加算回路14で動き補
償回路15が出力するデータで動き保証された後、スイ
ッチ16dを介して、フレームメモリ16a乃至16c
のいずれかに書き込まれる。
【0134】フレームメモリ16a乃至16cに書き込
まれたデータは、スイッチ16eを介して元のフレーム
の順番で読み出され、D/A変換器17においてNTS
C方式のアナログビデオ信号に変換された後、16:9
のアスペクト比のディスプレイ18に出力され、表示さ
れる。
【0135】一方、PSM検出回路40は、ECC回路
33が出力するデータからPSM情報を検出し、制御回
路6に出力する。制御回路6は、入力されたPSM情報
に対応する制御信号を信号発生器51に出力する。信号
発生器51は、この制御信号に対応して所定の識別信号
を発生し、D/A変換器17に出力する。この信号は、
上述した図34に示す、dvd_video_desc
riptorの内容に対応する信号である。
【0136】ディスプレイ18として、図47に示した
ような、16:9のアスペクト比のCRT85を有する
ワイドテレビジョン受像機80が接続されているような
場合、このテレビジョン受像機80の内部には、水平方
向フィルタ82と垂直方向フィルタ83が設けられてい
る。そこで、信号発生器51がPSM情報をD/A変換
器17に出力すると、D/A変換器17は、このPSM
情報を、例えば、図1を参照して説明したように、第2
0ラインおよび第283ライン上に(図1)挿入する。
そして、この信号が、テレビジョン受像機80に供給さ
れる。
【0137】テレビジョン受像機80においては、図4
7に示すように、テレビジョン信号復調回路81で、ビ
デオ信号と識別信号とを分離し、ビデオ信号を水平方向
フィルタ82、垂直方向フィルタ83を介して、CRT
85に出力し、表示する。また、識別信号は、抽出され
てコントローラ84に供給される。コントローラ84
は、この抽出された識別信号に対応して、水平方向フィ
ルタ82と垂直方向フィルタ83を制御する。
【0138】従って、例えば、補正情報の中には、画枠
情報として、レターボックスモードでアスペクト補正処
理されたデータであるのかを表す識別信号、あるいはア
スペクト比情報として、スクイーズモードでアスペクト
補正処理されたデータであるのかを表す識別信号が含ま
れている。コントローラ84は、レターボックスモード
でもなく、スクイーズモードでもない他の識別信号(す
なわちノーマルモードの識別信号)が供給されたとき、
水平方向フィルタ82をオンし、垂直方向フィルタ83
をオフさせる。これにより、図48(A)と(D)に示
したように、4:3のアスペクト比の画面の左右に黒味
部分を付加して、全体として16:9のアスペクト比の
画面が、16:9のアスペクト比のCRT85に表示さ
れる。
【0139】また、レターボックスモードの画像である
場合おいては、コントローラ84は、水平方向フィルタ
82をオフし、垂直方向フィルタ83をオンする。これ
により、図48(B)と(E)に示すように、有効画像
領域のみが垂直方向フィルタ83で抽出され、16:9
のアスペクト比の画面として、CRT85に表示され
る。
【0140】また、スクイーズモードである場合におい
ては、コントローラ84は、水平方向フィルタ82と垂
直方向フィルタ83の両方をオフする。その結果、図4
8(C)と(F)に示すように、水平方向に圧縮されて
4:3のアスペクト比とされた画像は、16:9のアス
ペクト比のCRT85において水平方向に伸長され、1
6:9のアスペクト比の通常の画像として表示される。
【0141】また、例えば、PSM情報に図17乃至図
22に示すような、有効画像領域の位置や字幕位置を規
定する信号が含まれるとき、テレビジョン受像機が、字
幕が欠落しないように、表示すべきラインを抽出できる
ように、信号を発生する。
【0142】例えば、図24に示すように、画面の上下
に黒味部分が付加されており、そのうちの下側の黒味部
分に字幕が配置されているものとする。このような場合
に、ディスプレイ18に対して上下の字幕を含んだ黒味
部分を除いて表示させるようにすると、その字幕の全部
または一部が欠落してしまうような場合、有効画面領域
の最上端のラインから字幕の最下端のラインまでの範囲
をテレビジョン受像機の垂直フィルタ83で抽出できる
ように、信号発生器51で範囲情報を含む信号を発生
し、D/A変換器17でテレビジョン受像機に伝送す
る。
【0143】あるいはまた、図25に示すように、上下
の黒味部分の両方に字幕が存在するような場合において
は、上側の字幕の最上端のラインから下側の字幕の下端
のラインまでの範囲を垂直フィルタ83で抽出できるよ
うに、信号発生器51で範囲情報を含む信号を発生し、
D/A変換器17でテレビジョン受像機に伝送するよう
にする。このようにすれば、画像の一部が欠落するよう
なことが実質的に抑制される。
【0144】以上のようにして、圧縮され、かつ、アス
ペクトの補正がなされた画像をデジタル的に記録した光
ディスク1を再生して、アナログ記録した場合と同様に
表示させることができる。
【0145】図41の実施例においては、水平方向フィ
ルタと垂直方向フィルタが、光ディスク再生装置50に
内蔵されていない構成としたが、再生装置に通常の4:
3ディスプレイを接続することを考慮に入れて、同様の
フィルタを内蔵させる構成とすることができる。すなわ
ち、図42に示すように、デマルチプレサ32より出力
されたビデオ信号をビデオデコーダ20に供給し、ビデ
オデコーダ20より出力されたビデオデータを水平方向
フィルタ61と垂直方向フィルタ62を介してディスプ
レイ18に出力させるようにする。そして、PSM検出
回路40が検出したPSM情報を制御回路6に供給し、
制御回路6に、このPSM情報に対応して、水平方向フ
ィルタ61と垂直方向フィルタ62を制御させるように
する。
【0146】この場合、ディスプレイ18としては、1
6:9のアスペクト比を有するワイドなテレビジョン受
像機(すなわち、図47に示したテレビジョン受像機8
0)のようなディスプレイ18Aを接続することもでき
るし、あるいはまた、4:3のアスペクト比を有する通
常のNTSC方式のテレビジョン受像機のディスプレイ
18Bを接続するようにすることもできる。
【0147】図43は、この場合におけるより詳細な構
成例を表している。同図に示すように、この実施例にお
いては、フレームメモリバンク16より出力されたビデ
オデータが、水平方向フィルタ61と垂直方向フィルタ
62を介してD/A変換器17に供給されるようになさ
れている。そして、水平方向フィルタ61と垂直方向フ
ィルタ62は、制御回路6から出力された制御信号に対
応して制御されるようになされている。その他の構成
は、図41における場合と同様である。
【0148】この実施例においては、使用者が、光ディ
スク再生装置50に接続したディスプレイ(テレビジョ
ン受像機)18が、16:9のアスペクト比のものであ
るのか、4:3のアスペクト比のものであるのかを、ユ
ーザインタフェース31から制御回路6に指令する。こ
の指令は、予め設定されている所定のスイッチ(ユーザ
インタフェース31として設けられている)を切り換え
るなどして行われる。
【0149】この光ディスク再生装置50に接続されて
いるディスプレイ18が、16:9のアスペクト比のデ
ィスプレイ18Aである時、制御回路6は、水平方向フ
ィルタ61と垂直方向フィルタ62をオフする。従っ
て、この場合においては、実質的に、図41に示した実
施例と同様の構成となり、図41に示した実施例と同様
の動作が行われる。
【0150】4:3のアスペクト比を有するディスプレ
イ18Bは、水平方向フィルタや垂直方向フィルタを有
していない。そこで、制御回路6は、ディスプレイ18
として、4:3のアスペクト比を有するディスプレイ1
8Bが接続されている場合においては、内蔵する水平方
向フィルタ61と垂直方向フィルタ62を次のように制
御する。
【0151】すなわち、ノーマルモードの画像である場
合においては、水平方向フィルタ61と垂直方向フィル
タ62の両方ともオフされる。その結果、4:3のアス
ペクト比のディスプレイ18Bには、正常な画像が表示
される。
【0152】レターボックスモードの画像である場合に
おいても、制御回路6は、水平方向フィルタ61と垂直
方向フィルタ62を両方ともオフする。その結果、上下
に黒味部分が付加されて、全体が4:3のアスペクト比
に調整された画像が、ディスプレイ18Bに表示され
る。
【0153】また、再生されたのがスクイーズモードの
画像である場合においては、制御回路6は、図44に示
すように、水平方向フィルタ61と垂直方向フィルタ6
2を制御する。すなわち、制御回路6は、基本的には、
水平方向フィルタ61をオンし、垂直方向フィルタ62
をオフさせる。その結果、水平方向フィルタ61により
水平方向に圧縮されている画像の一部が切り出されて水
平方向に伸長され、4:3のアスペクト比のディスプレ
イ18Bには、エッジクロップモードで画像が表示され
る。
【0154】このエッジクロップモードにおいては、図
44に示すように、有効画像領域の一部の画像(左右端
部の画像)が欠落することになる。このため、著作権な
どの観点からエッジクロップモードの表示が禁止される
場合がある。edge_crop_flagとして、こ
のエッジクロップモードの表示の禁止が指定されている
場合においては、制御回路6は、水平方向フィルタ61
をオフし、垂直方向フィルタ62をオンする。
【0155】垂直方向フィルタ62は、水平方向に圧縮
されているスクイーズモードの画像を垂直方向に圧縮
し、正常な比率の画像に変換し、さらに、その有効画像
領域の上下の端部に黒味部分を付加して、全体的に4:
3のアスペクト比の画像とする。すなわち、レターボッ
クスモードの画像を生成する。そして、このレターボッ
クスモードの画像を4:3のアスペクト比のディスプレ
イ18Bに出力し、表示させる。
【0156】レターボックスモードの表示が行われてい
る状態において、使用者が、手動操作することで、エッ
ジクロップモードの指令を入力した場合においては、制
御回路6は、垂直方向フィルタ62をオフし、水平方向
フィルタ61をオンして、エッジクロップモードの表示
を実行させる。但し、上述したように、このエッジクロ
ップモードの表示が禁止されている場合においては、制
御回路6は、この手動指令を受け付けないようにする。
【0157】エッジクロップモードからレターボックス
への手動操作による切り換えも同様に可能である。
【0158】上記再生装置内で水平垂直フィルタを用い
て画像のアスペクト比を変更する場合には、信号発生器
51で発生される情報は、各フィルタ通過後の画像のア
スペクト比の状態を表すように制御回路6がコントロー
ルを行う。このようにすることにより、再生装置に4:
3のディスプレイが接続されていることをユーザインタ
フェース31により指示されているにもかかわらず、実
際には16:9のディスプレイが接続されているような
場合においても、少なくとも、結果として正しいアスペ
クト比で表示を行うことが可能となる。
【0159】以上の実施例においては、付加情報を識別
信号の一部としてSystem layerのPSMに
符号化するようにしたが、MPEG System l
ayerで定義されているPrivate Packe
tとして符号化するようにすることもできる。あるいは
また、Sequence毎にまとめて、Sequenc
e_headerに続く、extensions_an
d_user_data(0)の一部として符号化した
り、Group of Picture毎にまとめて、
Group of Picture_headerに続
く、extensions_and_user_dat
a(1)の一部として符号化するようにしたり、Pic
ture毎に、extensions_and_use
r_data(2)の一部として符号化するようにして
もよい。さらにまた、記録媒体(光ディスク)毎にまと
めて、特願平7−61411に先に開示したように、デ
ィスクの特定の位置に配置されているTOC領域に記録
するようにすることもできる。
【0160】上記再生装置の実施例ではNTSCについ
て述べたが、PAL方式についても前述したWSS信号
をCPX−1204およびその拡張版に代わって使用す
ることで、同様の効果を得ることができる。
【0161】図45は、特願平7−6902に先に開示
したように、XDSがMPEG System lay
erで定義されている、Private Stream
に記録されている場合における光ディスク再生装置の構
成例を表している。同図に示すように、この実施例にお
いては、デマルチプレクサ32によりプライベートスト
リームが分離され、プライベートストリーム(XDS信
号)デコーダ71に供給される。
【0162】プライベートストリームデコーダ71は、
入力されたプライベートストリームからXDS信号をデ
コードし、XDS信号変更装置72に出力する。ディス
プレイ18が図47に示すように水平方向フィルタ82
と垂直方向フィルタ83を有する場合、上述したよう
に、光ディスク再生装置50の水平方向フィルタ61と
垂直方向フィルタ62における処理は不要となる。しか
しながら、水平垂直フィルタ61,62によりアスペク
ト比を変更する場合には、XDS信号変更装置72は、
制御回路6からの指令に対応して、両フィルタからの出
力画像のアスペクト比に応じて、このXDS信号を変更
し、変更した結果をXDS信号発生器73に出力する。
XDS信号発生器73は、XDS信号変更装置72から
の入力に対応するXDS信号を発生し、D/A変換器1
7に出力する。D/A変換器17は、入力されたXDS
信号を第21ラインおよび第284ラインに挿入し、デ
ィスプレイ18に出力する。
【0163】このように、この実施例においても、識別
信号をPSMに配置した場合と同様の処理を実行するこ
とができる。
【0164】また、信号発生器51およびD/A変換器
17をCPX−1202用にすることにより、上記再生
装置実施例と同様にCPX−1202信号を発生するこ
ともできる。また、これら補正情報が有効となる時刻を
示すタイミング情報を補正情報と共に記録し、その時刻
に基づいてディスプレイ18に伝送するようにすること
もできる。このタイミング情報としては、例えば、MP
EGで規定されるPTS(Presentation Time Stam
p),DTS(Decoding Time Stamp)を記録するとして
もよいし、PSMを使用する場合には、PSMの直前に
おかれるパックヘッダ内のSCR(System Clock Refer
ence)を用いるとする。
【0165】なお、上記実施例においては、多重化され
たデータを記録媒体に記録し、再生装置でこれを再生す
るようにしたが、ネットワークを介して、遠隔地に伝送
し、これを受信して、用いるようにすることも可能であ
る。
【0166】
【発明の効果】本発明の再生装置および方法によれば、
画像形式情報およびコピー制御情報に応じて、ブランキ
ング期間に付加形式情報を重畳するようにしたので、出
力した装置が、垂直方向または水平方向の処理を行うフ
ィルタを有する場合においても、正しい状態で画像を見
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CPX−1204規格における識別信号の伝送
波形を説明する図である。
【図2】図1の波形により伝送されるビットの構成を説
明する図である。
【図3】図2のWORD0のビットの内容を説明する図
である。
【図4】WWSにおける識別信号の伝送波形を説明する
図である。
【図5】図4の波形により伝送されるビットの内容を説
明する図である。
【図6】図5のグループ1のアスペクト比情報の詳細を
説明する図である。
【図7】レターボックスにおける表示例を示す図であ
る。
【図8】図6のAspect ratio label
の詳細を説明する図である。
【図9】図5のグループ2のビット4のCamera/
Filmの詳細を説明する図である。
【図10】図5のグループ3のビット8の内容を説明す
る図である。
【図11】図5のグループ3のビット9とビット10の
内容を説明する図である。
【図12】拡張CPX−1204のビット構成を説明す
る図である。
【図13】図12のWORD0のビットの内容を説明す
る図である。
【図14】図12のWORD1の内容を説明する図であ
る。
【図15】図12のWORD1が0000である場合に
おけるWORD2の内容を説明する図である。
【図16】図15のビット7と8の内容を説明する図で
ある。
【図17】図12のWORD1が0001である場合に
おけるWORD2の内容を説明する図である。
【図18】図17のビット7と8の内容を説明する図で
ある。
【図19】図17のビット9と10の内容を説明する図
である。
【図20】図12のWORD1が0010である場合に
おけるWORD2の内容を説明する図である。
【図21】図20のビット7の内容を説明する図であ
る。
【図22】図20のビット8乃至ビット14の内容を説
明する図である。
【図23】XDSにおける識別信号の内容を説明する図
である。
【図24】字幕位置を説明する図である。
【図25】字幕位置を説明する他の図である。
【図26】プログラムストリームの構成を説明する図で
ある。
【図27】MPEG2システムストリームのデータ内容
を説明する図である。
【図28】エントリセクタの構成を説明する図である。
【図29】プログラムストリームマップの構成を説明す
る図である。
【図30】図29のプログラムストリームマップのsy
ntaxを示す図である。
【図31】図30のglobal_descripto
rsのsyntaxを説明する図である。
【図32】図30のelementary strea
m descriptorsのsyntaxを示す図で
ある。
【図33】descriptorsのtagを示す図で
ある。
【図34】dvd_video_descriptor
のsyntaxを説明する図である。
【図35】aspect_ratio_codeを示す
図である。
【図36】frame_ratio_codeを説明す
る図である。
【図37】video syntaxを説明する図であ
る。
【図38】user_dataのsyntaxを説明す
る図である。
【図39】user_data()を説明する図であ
る。
【図40】本発明の画像データ記録装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図41】本発明を適用した光ディスク再生装置の構成
例を示すブロック図である。
【図42】本発明の光ディスク再生装置の他の構成例を
示すブロック図である。
【図43】図42の実施例のより詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図44】図43の実施例の動作を説明する図である。
【図45】本発明を適用した光ディスク再生装置の他の
構成例を示すブロック図である。
【図46】アスペクト比と記録の関係を説明する図であ
る。
【図47】従来のワイドなテレビジョン受像機の構成例
を示すブロック図である。
【図48】図47の例の動作を説明する図である。
【図49】有効画像領域の表示位置を示す図である。
【図50】字幕の表示位置を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク, 2 ピックアップ, 4 セクタ検
出回路, 5 リングバッファ, 6 制御回路, 8
トラッキングサーボ回路, 10 ビデオコードバッ
ファ, 16 フレームメモリバンク, 17 D/A
変換器, 18ディスプレイ, 20 ビデオデコー
ダ, 32 デマルチプレクサ, 40PSM検出回
路, 61 水平方向フィルタ, 62 垂直方向フィ
ルタ,51 信号発生器, 71 プライベートストリ
ームデコーダ, 72 XDS信号変更装置, 73
XDS信号発生器, 81 テレビジョン信号復調回
路, 82 水平方向フィルタ, 83 垂直方向フィ
ルタ, 85 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 (72)発明者 矢ヶ崎 陽一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA24 GB11 GB38 JA07 JA21 KA01 KA24 KA25 LA06 5C063 AB03 AB07 BA14 CA23 CA25 DA07 DB02 5D044 AB07 DE44 DE50 FG18 GK12 HL04 JJ02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されたデジタルデータを
    再生する再生装置において、 前記記録媒体から前記デジタルデータを再生する再生手
    段と、 再生された前記デジタルデータから、ビデオデータ、前
    記ビデオデータの画像形式情報、および前記ビデオデー
    タのコピー制御情報を分離する分離手段と、 前記分離されたビデオデータを復号する復号手段と、 前記復号されたビデオデータに基づいてブランキング期
    間を有する映像信号を生成する生成手段と、 前記画像形式情報、およびコピー制御情報に応じて、前
    記ブランキング期間に付加情報を重畳する重畳手段とを
    備えることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記付加信号は、少なくとも画像形式情
    報、およびコピー制御情報の種別を示す信号、並びに、
    それぞれの制御内容を示す情報の組み合わせを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形式情報、およびコピー制御情
    報は、同じブランキング期間に重畳されることを特徴と
    する請求項2に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形式情報は、アスペクト比を示
    す情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像形式情報は、表示形式がレター
    ボックス形式であることを示す情報を含むことを特徴と
    する請求項2に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記コピー制御情報は、コピーの世代制
    限を示す情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の
    再生装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に記録されたデジタルデータを
    再生する再生装置の再生方法において、 前記記録媒体から前記デジタルデータを再生し、 再生された前記デジタルデータから、ビデオデータ、前
    記ビデオデータの画像形式情報、および前記ビデオデー
    タのコピー制御情報を分離し、 前記分離されたビデオデータを復号し、前記復号された
    ビデオデータに基づいてブランキング期間を有する映像
    信号を生成し、 前記画像形式情報、およびコピー制御情報に応じて、前
    記ブランキング期間に付加情報を重畳することを特徴と
    する再生方法。
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