JP2002165125A - 動画静止画撮像装置 - Google Patents

動画静止画撮像装置

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JP2002165125A
JP2002165125A JP2000361177A JP2000361177A JP2002165125A JP 2002165125 A JP2002165125 A JP 2002165125A JP 2000361177 A JP2000361177 A JP 2000361177A JP 2000361177 A JP2000361177 A JP 2000361177A JP 2002165125 A JP2002165125 A JP 2002165125A
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signal
reproducing
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JP2000361177A
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Inventor
Takashi Sakaguchi
隆 坂口
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像の撮影と静止画像の撮影を行うことが
でき、しかも動画像を記録した記録再生回路と静止画像
を記録した記録再生回路間で画像の移動及び編集ができ
る優れた操作性を得る。 【解決手段】 固体撮像素子103と動画及び静止画に
対応した駆動方式を有し、第1の記録再生回路113か
ら読み出される第1の映像信号は、第1のインターフェ
ース処理回路)111、動画信号処理回路109、静止
画信号処理回路110、第2のインターフェース処理回
路112のうち少なくとも一つを経て第2の記録再生回
路114に記録され、第2の記録再生回路114から読
み出される第2の映像信号は、第2のインターフェース
処理回路112、静止画信号処理回路110、動画信号
処理回路109、第1のインターフェース処理回路11
1のうち少なくとも一つを経て第1の記録再生回路11
3に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画撮影及び静止
画撮影を行う動画静止画撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動画撮影モードと静止画撮影モー
ドを有する動画静止画撮像装置については、特開平8−
154212号公報に記載されたものが知られている。
【0003】これは、1フレーム分の撮像領域に手振れ
補正領域を加味した固体撮像素子を備え、動画撮影モー
ドでは手振れ補正によって不要となる水平走査ラインを
捨てて1フィールド分の水平走査ラインを得、静止画モ
ードでは手振れ補正機能を停止させ、2フィールド分の
読み出し期間に手振れ補正領域も含んだ固体撮像素子の
全領域から水平走査ラインを読み出し、その水平走査ラ
インデータを全て利用することで、静止画の高画質化を
実現し得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平8−15
4212号公報に記載の動画静止画撮像装置において
は、動画撮影時は手ぶれ抑圧のための余裕領域を除く固
体撮像素子の領域の信号を用いて動画像を作成し、静止
画撮影時は手振れ補正領域も含んだ固体撮像素子の全領
域の信号を動画撮影時と同じ駆動方法で2フィールド期
間をかけて読み出すものであり、動画撮影画像と静止画
撮影画像の記録再生回路間の移動、編集に関する記載は
なく、動画撮影及び静止画撮影の特有の信号処理のため
に効果的な移動、編集を行うことができない。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであっ
て、動画及び静止画の撮影・記録を行い、さらに動画像
と静止画像の操作性を向上した動画静止画撮像装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の動画静止画撮像
装置は、この課題を解決するために、次のように構成し
ている。
【0007】本発明の動画静止画撮像装置は、行列状に
配列された複数個の光電変換素子を持つ撮像素子と、前
記撮像素子出力信号からテレビジョン放送方式に準拠し
た第1の映像信号を生成する動画信号処理手段と、前記
撮像素子出力信号から前記第1の映像信号とは異なる第
2の映像信号を生成する静止画信号処理手段と、前記第
1の映像信号を記録再生する第1の記録再生手段と、前
記第2の映像信号を記録再生する第2の記録再生手段
と、前記第1の映像信号を前記第1の記録再生手段に合
致させる第1のインターフェース処理手段と、前記第2
の映像信号を前記第2の記録再生手段に合致させる第2
のインターフェース処理手段とを備えている。そして、
前記第1の記録再生手段から読み出される前記第1の映
像信号は、前記第1のインターフェース処理手段、前記
動画信号処理手段、前記静止画信号処理手段または前記
第2のインターフェース処理手段のうち少なくとも一つ
を経て前記第2の記録再生手段に記録されるように構成
され、前記第2の記録再生手段から読み出される前記第
2の映像信号は、前記第2のインターフェース処理手
段、前記静止画信号処理手段、前記動画信号処理手段ま
たは前記第1のインターフェース処理手段のうち少なく
とも一つを経て前記第1の記録再生手段に記録されるよ
うに構成されている。
【0008】これにより、動画信号処理手段、動画用の
第1のインターフェース処理手段及び静止画信号処理手
段、静止画用の第2のインターフェース処理手段を用い
て、動画用の第1の記録再生手段に記録された映像信号
及び静止画用の第2の記録再生手段に記録された映像信
号について、前記2つの記録再生手段間の移動を行うこ
とができ、撮影画像及び再生画像の移動、編集を容易に
実現することが可能である。
【0009】また、本発明の動画静止画撮像装置は、前
記動画信号処理手段が生成した前記第1の映像信号に補
間演算処理を行い補間映像信号を得る電子式補間手段を
付加する。この電子式補間手段により、信号形式及び画
素形状をそれぞれ合致させて、前記2つの記録再生手段
間の移動を行うことができ、撮影画像及び再生画像の移
動、編集を容易に実現することが可能である。
【0010】また、本発明の動画静止画撮像装置は、前
記撮像素子からテレビジョン放送方式に準拠した走査線
数より多いライン数を用いた第1の撮像素子出力信号を
生成するようにする。そして、この第1の撮像素子出力
信号からテレビジョン放送方式に準拠した第1の映像信
号を生成する動画信号処理手段と、前記撮像素子よりテ
レビジョン放送方式に準拠した走査線数より多いライン
数を有する第2の撮像素子出力信号を生成し、この第2
の撮像素子出力信号から前記第1の映像信号とは異なる
第2の映像信号を生成する静止画信号処理手段と、前記
第2の撮像素子出力信号から、前記第1の映像信号と同
一形式の第3の映像信号を生成する映像信号形式変換手
段を設ける。映像信号形式変換手段により、信号形式及
び画素形状をそれぞれ合致させて、前記2つの記録再生
手段間の移動を行うことができ、撮影画像及び再生画像
の移動、編集を容易に実現することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を総括
的に説明する。
【0012】本願第1の発明の動画静止画撮像装置は、
行列状に配列された複数個の光電変換素子を持つ撮像素
子と、前記撮像素子出力信号からテレビジョン放送方式
に準拠した第1の映像信号を生成する動画信号処理手段
と、前記撮像素子出力信号から前記第1の映像信号とは
異なる第2の映像信号を生成する静止画信号処理手段
と、前記第1の映像信号を記録再生する第1の記録再生
手段と、前記第2の映像信号を記録再生する第2の記録
再生手段と、前記第1の映像信号を前記第1の記録再生
手段に合致させる第1のインターフェース処理手段と、
前記第2の映像信号を前記第2の記録再生手段に合致さ
せる第2のインターフェース処理手段とを備えている。
そして、前記第1の記録再生手段から読み出される前記
第1の映像信号は、前記第1のインターフェース処理手
段、前記動画信号処理手段、前記静止画信号処理手段ま
たは前記第2のインターフェース処理手段のうち少なく
とも一つを経て前記第2の記録再生手段に記録されるよ
うに構成され、前記第2の記録再生手段から読み出され
る前記第2の映像信号は、前記第2のインターフェース
処理手段、前記静止画信号処理手段、前記動画信号処理
手段または前記第1のインターフェース処理手段のうち
少なくとも一つを経て前記第1の記録再生手段に記録さ
れるように構成されている。
【0013】これにより、動画信号処理手段、動画用の
第1のインターフェース処理手段及び静止画信号処理手
段、静止画用の第2のインターフェース処理手段を用い
て、動画用の第1の記録再生手段に記録された映像信号
及び静止画用の第2の記録再生手段に記録された映像信
号について、前記2つの記録再生手段間の移動を行うこ
とができ、撮影画像及び再生画像の移動、編集を容易に
実現することが可能である。
【0014】上記の第1の発明については、その好まし
い実施の形態として、動画撮影時の前記撮像素子の駆動
手段は、垂直転送部に光電変換素子の電荷を独立に読み
出す全画素読み出し駆動であり、水平転送部において垂
直方向に隣接する2画素を混合するように構成する。
【0015】また、上記の第1の発明については、その
好ましい実施の形態として、静止画撮影時の前記撮像素
子の駆動手段は、遮光手段と、前記撮像素子の奇数ライ
ンの光電変換素子で発生した電荷と偶数ラインの光電変
換素子で発生した電荷を時系列に出力する手段とを有す
るように構成する。
【0016】本願第4の発明の動画静止画撮像装置は、
行列状に配列された複数個の光電変換素子を持つ撮像素
子と、前記撮像素子出力信号からテレビジョン放送方式
に準拠した第1の映像信号を生成する動画信号処理手段
と、前記撮像素子出力信号から前記第1の映像信号とは
異なる第2の映像信号を生成する静止画信号処理手段
と、前記第1の映像信号に補間演算処理を行い補間映像
信号を得る電子式補間手段と、前記補間映像信号を記録
再生する第1の記録再生手段と、前記第2の映像信号を
記録再生する第2の記録再生手段と、前記第1の映像信
号を前記第1の記録再生手段に合致させる第1のインタ
ーフェース処理手段と、前記第2の映像信号を前記第2
の記録再生手段に合致させる第2のインターフェース処
理手段とを備えている。そして、前記第1の記録再生手
段から読み出される前記第1の映像信号は、前記第1の
インターフェース処理手段、前記電子式補間手段、前記
動画信号処理手段、前記静止画信号処理手段または前記
第2のインターフェース処理手段のうち少なくとも一つ
を経て前記第2の記録再生手段に記録されるように構成
され、前記第2の記録再生手段から読み出される前記第
2の映像信号は、前記第2のインターフェース処理手
段、前記静止画信号処理手段、前記動画信号処理手段、
前記電子式補間手段または前記第1のインターフェース
処理手段のうち少なくとも一つを経て前記第1の記録再
生手段に記録されるように構成されている。
【0017】これにより、動画信号処理手段、電子式補
間手段、動画用の第1のインターフェース処理手段及び
静止画信号処理手段、静止画用の第2のインターフェー
ス処理手段を用いて、動画用の第1の記録再生手段に記
録された映像信号及び静止画用の第2の記録再生手段に
記録された映像信号である動画像信号と静止画像信号に
ついて、信号形式及び画素形状をそれぞれ合致させて、
前記2つの記録再生手段間の移動を行うことができ、撮
影画像及び再生画像の移動、編集を容易に実現すること
が可能である。
【0018】本願第5の発明の動画静止画撮像装置は、
行列状に配列された複数個の光電変換素子を持つ撮像素
子と、前記撮像素子からテレビジョン放送方式に準拠し
た走査線数より多いライン数を用いた第1の撮像素子出
力信号を生成し、この第1の撮像素子出力信号からテレ
ビジョン放送方式に準拠した第1の映像信号を生成する
動画信号処理手段と、前記撮像素子よりテレビジョン放
送方式に準拠した走査線数より多いライン数を有する第
2の撮像素子出力信号を生成し、この第2の撮像素子出
力信号から前記第1の映像信号とは異なる第2の映像信
号を生成する静止画信号処理手段と、前記第2の撮像素
子出力信号から、前記第1の映像信号と同一形式の第3
の映像信号を生成する映像信号形式変換手段と、前記第
1の映像信号または前記第3の映像信号を記録再生する
第1の記録再生手段と、前記第2の映像信号を記録再生
する第2の記録再生手段と、前記第1の映像信号を前記
第1の記録再生手段に合致させる第1のインターフェー
ス処理手段と、前記第2の映像信号を前記第2の記録再
生手段に合致させる第2のインターフェース処理手段と
を備えている。そして、前記第1の記録再生手段から読
み出される前記第1の映像信号は、前記第1のインター
フェース処理手段、前記映像信号形式変換手段、前記動
画信号処理手段、前記静止画信号処理手段または前記第
2のインターフェース処理手段のうち少なくとも一つを
経て前記第2の記録再生手段に記録されるように構成さ
れ、前記第2の記録再生手段から読み出される前記第2
の映像信号は、前記第2のインターフェース処理手段、
前記静止画信号処理手段、前記動画信号処理手段、前記
映像形式変換手段または前記第1のインターフェース処
理手段のうち少なくとも一つを経て前記第1の記録再生
手段に記録されるように構成されている。
【0019】これにより、動画信号処理手段、映像信号
形式変換手段、動画用の第1のインターフェース処理手
段及び静止画信号処理手段、静止画用の第2のインター
フェース処理手段を用いて、動画用の第1の記録再生手
段に記録された映像信号及び静止画用の第2の記録再生
手段に記録された映像信号である動画像信号と静止画像
信号について、信号形式及び画素形状をそれぞれ合致さ
せて、前記2つの記録再生手段間の移動を行うことがで
き、撮影画像及び再生画像の移動、編集を容易に実現す
ることが可能である。
【0020】上記の第5の発明については、その好まし
い実施の形態として、前記動画信号処理手段は、前記撮
像素子出力信号のライン数を変換する手段を有するよう
に構成する。
【0021】また、上記の第5の発明については、その
好ましい実施の形態として、前記映像信号形式変換手段
は、映像信号のライン数を変換する手段を有するように
構成する。
【0022】また、上記の第1〜第7の発明について
は、その好ましい実施の形態として、前記第1の記録再
生手段が有する記録媒体は磁気テープであり、前記第2
の記録再生手段が有する記録媒体は半導体メモリであ
る。
【0023】(具体的な実施の形態)以下、本発明にか
かわる動画静止画撮像装置の具体的な実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1にかかわる動画静止画撮像装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0025】この実施の形態1の動画静止画撮像装置
は、レンズ101、遮光手段としての絞り102、撮像
素子(固体撮像素子)103、撮像素子駆動回路10
4、撮像素子駆動制御回路105、アナログ処理回路1
07、アナログ・デジタル変換回路(以下A/D変換回
路)108、動画信号処理回路109、静止画信号処理
回路110、第1のインターフェース処理回路(I)1
11、第2のインターフェース処理回路(II)112、
第1の記録再生回路(I)113、第2の記録再生回路
(II)114および全体制御回路115を備えている。
【0026】このように構成された動画静止画撮像装置
の動作を以下に説明する。
【0027】レンズ101及び絞り102を通過した被
写体像は、撮像素子103によって光電変換される。こ
の後、全体制御回路115が動画撮影と静止画撮影に適
した信号処理方式の制御を行う。
【0028】まず、動画撮影時においては、撮像素子駆
動制御回路105と撮像素子駆動回路104は動画撮影
に適した撮像素子駆動を行う。ここで撮像素子103か
ら得られる撮像素子出力信号はアナログ処理回路107
においてS/N改善、レベル調整等を施され、その後、
A/D変換回路108にてデジタル信号に変換され、動
画信号処理回路109に入力される。動画信号処理回路
109では動画に適した信号処理を行い、動画信号であ
る第1映像信号を生成し、第1のインターフェース処理
回路(I)111を経て第1の記録再生回路(I)11
3に記録される。
【0029】一方、静止画撮影時においては、撮像素子
駆動制御回路105と撮像素子駆動回路104は静止画
撮影に適した撮像素子駆動を行う。ここで撮像素子10
3から得られる撮像素子出力信号はアナログ処理回路1
07においてS/N改善、レベル調整等を施され、その
後、A/D変換回路108にてデジタル信号に変換さ
れ、静止画信号処理回路110に入力される。静止画信
号処理回路110では静止画に適した信号処理を行い、
静止画信号である第2映像信号を生成し、第2のインタ
ーフェース処理回路(II)112を経て第2の記録再生
回路(II)114に記録される。
【0030】次に、撮像素子駆動方法の一例を説明す
る。図2(a),(b)は本実施の形態に用いる撮像素
子103の動画撮影時の読み出し動作の一例の説明図で
ある。図2(a)において撮像素子は一般的なインター
ライントランスファー(IT)型の固体撮像素子の構成
図であり、201は水平転送部(HCCD)、202は
電荷検出部、203は光電変換部、204は垂直転送部
(VCCD)である。また、図2(a)に示したインタ
ーレース読み出し駆動では、テレビジョン信号における
1フィールド期間(NTSC方式の場合、約60分の1
秒)に、撮像素子全ての画素に蓄積した電荷信号を読み
出すために、垂直方向に隣接した2画素の電荷信号を垂
直転送部204にて混合(例:V11 1=P11+P1
2)し、この混合のペアをフィールドで切り替えている
(例:V11 2=P12+P13)。
【0031】また、フィールドで混合ペアを切り替える
ことによる撮像素子103からの出力信号の空間位置を
図2(b)に示す。図2(b)に示すように第1、第2
フィールド共にライン間隔はVfであり、第1、第2フ
ィールドにて1/2ライン位相が異なっている。なお、
上記の例の場合、空間位置では、「V11 1=P11+
P12」は、図2(b)のV11に対応し、「V11 2
=P12+P13」は図2(b)のV21に対応する。
【0032】図3(a),(b)は、本実施の形態に用
いる撮像素子103の静止画撮影時の読み出し動作の一
例の説明図である。図3において撮像素子は図2と同様
に一般的なIT(インターライントランスファー)型の
固体撮像素子の構成図であり、固体撮像素子上には色差
線順次方式のカラーフィルターが形成されていて、Ye
はイエロー、Mgはマゼンタ、Cyはシアン、Gはグリ
ーンの各色を表し、1光電変換素子に1色のカラーフィ
ルターが対応している。
【0033】また、図3において図2と同じブロックに
は同じ番号を記している。異なるのは、電荷検出部20
2の出力信号は図1に示したアナログ処理回路107、
A/D変換回路108を経て奇数ラインメモリ301ま
たは偶数ラインメモリ302に接続されていることであ
る。
【0034】このように構成された動画静止画撮像装置
の静止画撮影動作を以下に説明する。
【0035】レンズ101及び絞り102を通過した被
写体像は、撮像素子103によって光電変換される。こ
のとき、絞り102により遮光されることによって、撮
像素子103では、まず、図3(a)に示すように奇数
ラインの光電変換部203の電荷が垂直転送部204に
移動し、垂直転送部204の内部を転送し、水平転送部
201、電荷検出部202を経て出力され、アナログ処
理回路107、A/D変換回路108を経て静止画信号
処理回路110内の奇数ラインメモリ301に記録され
る。次に、同様に、図3(b)に示すように偶数ライン
の光電変換部203の電荷が垂直転送部204に移動
し、垂直転送部204の内部を転送し、水平転送部20
1、電荷検出部202を経て出力され、アナログ処理回
路107、A/D変換回路108を経て、静止画信号処
理回路110内の偶数ラインメモリ302に記録され
る。
【0036】これにより、動画撮影用のインターレース
駆動方式の撮像素子から撮像素子内で垂直方向の加算処
理を行わない同一タイミングに露光した奇数ライン及び
偶数ラインの画素の信号を得ることができる。これは言
い換えれば、全画素読み出し撮像素子と同様に、同一タ
イミングに露光した独立した全画素の信号を得ることが
できることと同等である。
【0037】また、全画素読み出し撮像素子を用いて、
撮像素子内で垂直方向の加算処理を行わない同一タイミ
ングに露光した奇数ライン及び偶数ラインの画素の信号
を得て、動画用信号処理及び静止画用信号処理を行うこ
とも可能である。
【0038】次に、動画信号処理回路109及び静止画
信号処理回路110の処理を説明する。
【0039】図4(a)に動画信号処理回路109の処
理例を、図4(b)に静止画信号処理回路110の処理
例を示す。なお、図4においては固体撮像素子の各画素
上に形成されている色差線順次方式のカラーフィルター
を示し、垂直4画素、水平2画素の繰り返しパターンと
なっている。
【0040】図4(a)に示す動画信号処理回路109
では、図2に示したように固体撮像素子において垂直方
向の加算処理が第1フィールドと第2フィールドで加算
の組み合わせを変えて行われ、第1フィールドではSi
g11ライン、Sig12ラインが、第2フィールドで
はSig21ライン、Sig22ラインが出力される。
その後は、図4(a)にも示すように例えば第1フィー
ルドのSig11ラインは水平2画素の加算処理により
輝度信号(Mg+Ye+G+Cy)を得、水平2画素の
減算処理により色差信号(Mg+Cy−G−Ye=2B
−G)を得る。同様にして第1フィールドのSig12
ラインは水平2画素の加算処理により輝度信号(Mg+
Ye+G+Cy)を得、水平2画素の減算処理により色
差信号(Mg+Ye−G−Cy=2R−G)を得る。こ
こでは、各カラーフィルターの分光感度特性を、Mg=
R+B、Cy=G+B、Ye=R+Gとしている。
【0041】また、図4(b)に示す静止画信号処理回
路110では、図3に示したように固体撮像素子の奇数
ラインの信号(2n+1,2n+3,‥)が奇数ライン
メモリ301に記録され、偶数ラインの信号(2n+
2,2n+4,‥)が偶数ラインメモリ302に記録さ
れている。この記録されている各ラインの信号は垂直加
算回路303により、対応するラインの信号(例えば、
2n+1と2n+2、2n+3と2n+4)が加算さ
れ、Sig aライン、Sig bラインを得る。このS
ig aライン、Sig bラインは、それぞれ図4
(a)のSig11ライン、Sig12ラインと同じ色
フィルターの信号から構成されているので、図4(a)
で示した水平2画素の加算処理及び水平2画素の減算処
理により、第1フィールドの輝度信号及び色差信号を得
ることが可能である。同様に、加算するラインの信号を
2n+2と2n+3、2n+4と2n+5とすること
で、図4(a)のSig21ライン、Sig22ライン
と同じ色フィルターの信号から構成されたライン信号を
得ることができ、水平2画素の加算処理及び水平2画素
の減算処理により、第2フィールドの輝度信号及び色差
信号を得ることが可能である。
【0042】なお、この図4(b)に示した静止画信号
処理回路110では、信号処理において垂直加算処理を
行い、その後、動画信号処理とほぼ等しい信号処理を行
う場合を説明したが、これに限るものでなく、例えば、
独立して得られる各色フィルターの信号(Cy,Ye,
Mg,G)からマトリクス演算により、輝度信号及び色
差信号を得ることも可能である。
【0043】次に、他の構造の撮像素子を使用した場合
の動作について図5を用いて説明する。
【0044】図5(a)は全画素読み出し駆動対応の固
体撮像素子の構成図であり、図2(a)のインターレー
ス読み出し駆動対応の固体撮像素子の構成図に対応する
部分には同一の符号を付している。図5(a)において
図2(a)と異なるのは、垂直転送部204の段数が光
電変換部203の段数と等しく構成されていることであ
る。
【0045】このように構成された図5(a)の全画素
読み出し駆動対応の固体撮像素子における動画撮影時及
び静止画撮影時の読み出し動作の一例を以下に説明す
る。
【0046】まず、動画撮影時において、テレビジョン
信号における1フィールド期間(NTSC方式の場合、
約60分の1秒)に、撮像素子全ての画素に蓄積した電
荷信号を読み出すために、図5(b)に示すように水平
転送部201において、垂直方向に隣接した2画素の電
荷信号を混合(例:V11 1=P1n+P1n-1)し、こ
の混合のペアをフィールドで切り替える(例:V11 2
=P1n-1+P1n-2)。
【0047】次に、静止画撮影時においては、動画撮影
時に示した水平転送部201における電荷信号の混合を
行うことなく、各光電変換部203の電荷を独立に読み
出している。
【0048】以下において、この全画素読み出し駆動対
応の撮像素子を用いた場合の動画信号処理回路109及
び静止画信号処理回路110の処理を説明する。
【0049】まず、動画信号処理回路109に関して説
明する。全画素読み出し駆動対応の固体撮像素子からの
図5(a)に示した動画撮影駆動での出力信号と、図2
(a)に示したインターレース読み出し駆動対応の撮像
素子からの動画撮影駆動での出力信号とは、水平転送部
201での電荷混合と垂直転送部204での電荷混合の
ように電荷混合方法は異なるが、得られる信号は等し
い。そのため、全画素読み出し駆動対応の動画信号処理
回路109は、インターレース読み出し駆動対応の動画
信号処理回路109とほぼ等しい構成が可能である。
【0050】次に、静止画信号処理回路110に関して
説明する。全画素読み出し駆動対応の固体撮像素子は、
静止画撮影駆動時には全ラインの信号を独立に読み出す
ことが可能である。そこで、静止画撮影時には動画撮影
時の読み出しの2倍の期間に、全ラインの信号を順次に
読み出し、図4(b)に示した奇数ラインメモリ301
と偶数ラインメモリ302を合わせた容量のメモリ(全
ラインメモリ)に記録することとなる。
【0051】このようにして、生成された動画信号であ
る第1映像信号は、第1のインターフェース処理回路
(I)111を経て第1の記録再生回路(I)113に
記録され、静止画信号である第2映像信号は、第2のイ
ンターフェース処理回路(II)112を経て第2の記録
再生回路(II)114に記録されることになる。このと
き、第1のインターフェース処理回路(I)111及び
第2のインターフェース処理回路(II)112は、それ
ぞれ第1の記録再生回路(I)113及び第2の記録再
生回路(II)114に必要な特有の処理を行う。例えば
動画信号である第1映像信号の第1の記録再生回路
(I)113の一例であるDVフォーマットにおいて
は、記録する輝度信号は8bitバイナリー出力で0及
び255は使用禁止、黒レベル(0IRE)=16、白
レベル(100IRE)=235が仕様として決まってい
るので、第1のインターフェース処理回路(I)111
では第1映像信号に対し、この仕様に合致した処理を行
っている。
【0052】次に、各記録再生回路に記録された映像信
号の記録再生回路間の移動を行う場合について説明す
る。つまり、第1の記録再生回路(I)113に記録さ
れた動画信号である第1映像信号を再生し、第2の記録
再生回路(II)114に記録する動作、および、第2の
記録再生回路(II)114に記録された静止画信号であ
る第2映像信号を再生し、第1の記録再生回路(I)1
13に記録する動作について説明する。
【0053】第1の記録再生回路(I)113から読み
出された再生信号は、第1のインターフェース処理回路
(I)111、動画信号処理回路109、静止画信号処
理回路110、第2のインターフェース処理回路(II)
112を経て、第2の記録再生回路(II)114に記録
される。この再生から記録までの経路においては、第2
の記録再生回路(II)114に合致した信号を得るため
に、第1の記録再生回路(I)113に特有の処理を取
り除き、新たに第2の記録再生回路(II)114に特有
の処理を施す。
【0054】また、逆に、第2の記録再生回路(II)1
14から読み出された再生信号は、第2のインターフェ
ース処理回路(II)112、静止画信号処理回路11
0、動画信号処理回路109、第1のインターフェース
処理回路(I)111を経て、第1の記録再生回路
(I)113に記録される。この再生から記録までの経
路においては、第1の記録再生回路(I)113に合致
した信号を得るために、第2の記録再生回路(II)11
4に特有の処理を取り除き、新たに第1の記録再生回路
(I)113に特有の処理を施す。
【0055】具体的な動作例としては、前述したDVフ
ォーマットで記録された信号が第1の記録再生回路
(I)113から再生され、まず第1のインターフェー
ス処理回路(I)111において、黒レベル(0IR
E)=16のオフセット処理を取り除くためにオフセッ
ト値(=16)を減算し、黒レベル(0IRE)=0、
白レベル(100IRE)=219とする。その後、動画
信号処理回路109を通り静止画信号処理回路110に
て黒レベルと白レベル間の信号レベル(=235-16)をフ
ルレンジとするために乗算処理(ゲイン=255/(235-1
6))を行い、黒レベル(0IRE)=0、白レベル(100
IRE)=255とし、第2のインターフェース処理回
路(II)112を経て、第2の記録再生回路(II)11
4に静止画信号として記録される。
【0056】また、逆に、静止画フォーマット(例えば
JPEG)で記録された信号が第2の記録再生回路(I
I)114から再生され、第2のインターフェース処理
回路(II)112、静止画信号処理回路110を通り、
動画信号処理回路109にて黒レベルと白レベル間の信
号レベル(通常フルレンジ)を上記DVフォーマットの
レンジとするために乗算処理(ゲイン=(235-16)/255)
を行い、黒レベル(0IRE)=0、白レベル(100IR
E)=219とする。その後、第1のインターフェース
処理回路(I)111において黒レベル(0IRE)=
16のオフセット処理の加算を行い、黒レベル(0IR
E)=16、白レベル(100IRE)=235とし、第
1のインターフェース処理回路(I)111を経て、第
1の記録再生回路(I)113にDVフォーマット画像
信号として記録される。
【0057】このようにして、動画信号である第1映像
信号はDVフォーマット画像信号として記録された第1
の記録再生回路(I)113から再生され、DVフォー
マット特有の処理を取り除き、新たに静止画記録に適し
た処理を施し、第2の記録再生回路(II)114に記録
される。また、静止画信号である第2映像信号は第2の
記録再生回路(II)114から再生され、DVフォーマ
ット特有の処理を施し第1の記録再生回路(I)113
に記録される。
【0058】なお、本実施の形態においては、第1の記
録再生回路(I)113からの再生信号が第1のインタ
ーフェース処理回路(I)111、動画信号処理回路1
09、静止画信号処理回路110、第2のインターフェ
ース処理回路(II)112を経て、第2の記録再生回路
(II)114に記録され、第2の記録再生回路(II)1
14から読み出された再生信号は、第2のインターフェ
ース処理回路(II)112、静止画信号処理回路11
0、動画信号処理回路109、第1のインターフェース
処理回路(I)111を経て、第1の記録再生回路
(I)113に記録される場合を説明したが、オフセッ
ト値の加減算と信号レベルの乗算処理が可能であればよ
いので、例えば第1の記録再生回路(I)からの再生信
号が第1のインターフェース処理回路(I)111、静
止画信号処理回路110、第2のインターフェース処理
回路(II)112を経て、すなわち動画信号処理回路1
09を介することなく、第2の記録再生回路(II)11
4に記録され、第2の記録再生回路(II)114から読
み出された再生信号は、第2のインターフェース処理回
路(II)112、動画信号処理回路109、第1のイン
ターフェース処理回路(I)111を経て、すなわち静
止画信号処理回路110を介することなく、第1の記録
再生回路(I)113に記録される場合等他の構成も考
えられる。
【0059】以上のように、実施の形態1における動画
静止画撮像装置では、動画信号処理回路、動画用の第1
のインターフェース処理回路及び静止画信号処理回路、
静止画用の第2のインターフェース処理回路を用いて、
動画用の第1の記録再生回路に記録された映像信号及び
静止画用の第2の記録再生回路に記録された映像信号の
記録再生回路間の移動を行うことができ、撮影画像及び
再生画像の移動、編集を容易に実現することが可能であ
る。
【0060】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2にかかわる動画静止画撮像装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0061】この実施の形態2の動画静止画撮像装置に
ついて、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図
1に示す実施の形態1の構成と対応する部分には同一の
符号を付す。
【0062】図6において図1と異なるのは、電子式補
間回路116と全体制御回路117を備えたことであ
り、その他の構成は実施の形態1の場合と同じである。
【0063】レンズ101及び絞り102を通過した被
写体像は、撮像素子103によって光電変換される。こ
の後、全体制御回路117が動画撮影と静止画撮影に適
した信号処理方式の制御を行う。
【0064】まず、動画撮影時においては、撮像素子駆
動制御回路105と撮像素子駆動回路104は動画撮影
に適した撮像素子駆動を行う。ここで撮像素子103か
ら得られる撮像素子出力信号はアナログ処理回路107
においてS/N改善、レベル調整等を施され、その後、
A/D変換回路108にてデジタル信号に変換され、動
画信号処理回路109に入力される。動画信号処理回路
109では動画に適した信号処理を行い、動画信号であ
る第1映像信号を生成し、その後、電子式補間回路11
6によって光学式ズーム機能を補う電子式ズーム処理を
施し、第1のインターフェース処理回路(I)111を
経て、第1の記録再生回路(I)113に記録される。
【0065】一方、静止画撮影時においては、撮像素子
駆動制御回路105と撮像素子駆動回路104は静止画
撮影に適した撮像素子駆動を行う。ここで撮像素子10
3から得られる撮像素子出力信号はアナログ処理回路1
07においてS/N改善、レベル調整等を施され、その
後、A/D変換回路108にてデジタル信号に変換さ
れ、静止画信号処理回路110に入力される。静止画信
号処理回路110では静止画に適した信号処理を行い、
静止画信号である第2映像信号を生成し、第2のインタ
ーフェース処理回路(II)112を経て、第2の記録再
生回路(II)114に記録される。
【0066】次に、各記録再生回路に記録された映像信
号の記録再生回路間の移動を行う場合について説明す
る。つまり、第1の記録再生回路(I)113に記録さ
れた動画信号である第1映像信号を再生し、第2の記録
再生回路(II)114に記録する動作、および、第2の
記録再生回路(II)114に記録された静止画信号であ
る第2映像信号を再生し、第1の記録再生回路(I)1
13に記録する動作について説明する。
【0067】第1の記録再生回路(I)113から読み
出された再生信号は、第1のインターフェース処理回路
(I)111、電子式補間回路116、動画信号処理回
路109、静止画信号処理回路110、第2のインター
フェース処理回路(II)112を経て、第2の記録再生
回路(II)114に記録される。この再生から記録まで
の経路においては、第2の記録再生回路(II)114に
合致した信号を得るために、第1の記録再生回路(I)
113に特有の処理を取り除き、新たに第2の記録再生
回路(II)114に特有の処理を施す。
【0068】また、逆に、第2の記録再生回路(II)1
14から読み出された再生信号は、第2のインターフェ
ース処理回路(II)112、静止画信号処理回路11
0、動画信号処理回路109、電子式補間回路116、
第1のインターフェース処理回路(I)111を経て、
第1の記録再生回路(I)113に記録される。この再
生から記録までの経路においては、第1の記録再生回路
(I)113に合致した信号を得るために、第2の記録
再生回路(II)114に特有の処理を取り除き、新たに
第1の記録再生回路(I)113に特有の処理を施す。
【0069】具体的な動作例としては、前述したDVフ
ォーマットで記録された信号が第1の記録再生回路
(I)113から再生され、実施の形態1と同様に、ま
ず第1のインターフェース処理回路(I)111におい
て、黒レベル(0IRE)=16のオフセット処理を取
り除くためにオフセット値(=16)を減算し、黒レベ
ル(0IRE)=0、白レベル(100IRE)=219と
する。
【0070】また、DVフォーマットのNTSCにおい
ては1フィールドの信号形式は水平画素数720、垂直
ライン数240であり、4:3のアスペクトの場合、ひ
とつの画素の形状は縦長の長方形となっている。これに
対して静止画像は編集等の行い易さからひとつの画素の
形状は正方形となっていることが多い。そのために電子
式補間回路116においてひとつの画素の形状を長方形
から正方形に変換する。具体的な一例としては水平画素
数を720から640に変換してフレーム画像として水
平640画素、垂直480画素とする。
【0071】その後、動画信号処理回路109を通り静
止画信号処理回路110にて黒レベルと白レベル間の信
号レベル(=235-16)をフルレンジとするために乗算処
理(ゲイン=255/(235-16))を行い、黒レベル(0IR
E)=0、白レベル(100IRE)=255とし、第2
のインターフェース処理回路(II)112を経て、第2
の記録再生回路(II)114に静止画信号として記録さ
れる。
【0072】また、逆に、静止画フォーマット(例えば
JPEG)で記録された信号が第2の記録再生回路(I
I)114から再生され、第2のインターフェース処理
回路(II)112、静止画信号処理回路110、動画信
号処理回路109を通り、電子式補間回路116におい
て、ひとつの画素の形状をDVフォーマットの信号形式
に合致するように変換する。具体的な一例としては静止
画信号が水平640画素、垂直480画素のVGA形式
の場合、水平画素数を640から720に変換してフィ
ールド画像として水平720画素、垂直240ラインと
する。
【0073】その後、第1のインターフェース処理回路
(I)111において黒レベル(0IRE)=16のオ
フセット処理の加算を行い、黒レベル(0IRE)=1
6、白レベル(100IRE)=235とし、第1のイン
ターフェース処理回路(I)111を経て、第1の記録
再生回路(I)113にDVフォーマット画像信号とし
て記録される。
【0074】このようにして、動画信号である第1映像
信号はDVフォーマット画像信号として記録された第1
の記録再生回路(I)113から再生され、DVフォー
マット特有の処理を取り除き、さらに信号形式及び画素
形状において静止画記録に適した処理を施し、第2の記
録再生回路(II)114に記録される。また、静止画信
号である第2映像信号は第2の記録再生回路(II)11
4から再生され、信号形式及び画素形状においてDVフ
ォーマット特有の処理を施し、第1の記録再生回路
(I)113に記録される。
【0075】なお、本実施の形態においては、第1の記
録再生回路(I)113からの再生信号が第1のインタ
ーフェース処理回路(I)111、電子式補間回路11
6、動画信号処理回路109、静止画信号処理回路11
0、第2のインターフェース処理回路(II)112を経
て、第2の記録再生回路(II)114に記録され、第2
の記録再生回路(II)114から読み出された再生信号
は、第2のインターフェース処理回路(II)112、静
止画信号処理回路110、動画信号処理回路109、電
子式補間回路116、第1のインターフェース処理回路
(I)111を経て、第1の記録再生回路(I)113
に記録される場合を説明したが、電子式補間回路116
の機能である補間演算手段が動画信号処理回路109又
は静止画信号処理回路110に含まれる構成でもよく、
この場合、前述の信号形式及び画素形状の変換処理を動
画信号処理回路109又は静止画信号処理回路110で
行うことも可能である。
【0076】また、オフセット値の加減算、信号レベル
の乗算及び補間演算処理が可能であればよいので、例え
ば第1の記録再生回路(I)113からの再生信号が第
1のインターフェース処理回路(I)111、電子式補
間回路116、静止画信号処理回路110、第2のイン
ターフェース処理回路(II)112を経て、すなわち動
画信号処理回路109を介することなく、第2の記録再
生回路(II)114に記録され、第2の記録再生回路
(II)114から読み出された再生信号は、第2のイン
ターフェース処理回路(II)112、動画信号処理回路
109、電子式補間回路116、第1のインターフェー
ス処理回路(I)111を経て、すなわち静止画信号処
理回路110を介することなく、第1の記録再生回路
(I)113に記録される場合等他の構成も考えられ
る。
【0077】以上のように、実施の形態2における動画
静止画撮像装置では、動画信号処理回路、電子式補間回
路、動画用の第1のインターフェース処理回路及び静止
画信号処理回路、静止画用の第2のインターフェース処
理回路を用いて、動画用の第1の記録再生回路に記録さ
れた映像信号及び静止画用の第2の記録再生回路に記録
された映像信号を、動画像信号と静止画像信号の信号形
式及び画素形状をそれぞれ合致させて記録再生回路間の
移動を行うことができ、撮影画像及び再生画像の移動、
編集を容易に実現することが可能である。
【0078】(実施の形態3)図7は、本発明の実施の
形態3にかかわる動画静止画撮像装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0079】この実施の形態3の動画静止画撮像装置に
ついて、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図
1に示す実施の形態1の構成と対応する部分には同一の
符号を付す。
【0080】図7において図1と異なるのは、動画信号
処理回路118、静止画信号処理回路119、映像信号
形式変換回路120、選択回路121および全体制御回
路122を備え、静止画信号処理回路119から映像信
号形式変換回路120への信号経路(第3映像信号)を
有することであり、その他の構成は、実施の形態1の場
合と同じである。
【0081】レンズ101及び絞り102を通過した被
写体像は、撮像素子103によって光電変換される。こ
の後、全体制御回路122が動画撮影と静止画撮影に適
した信号処理方式の制御を行う。
【0082】次に、動画撮影時の信号の流れ及び静止画
撮影時の信号の流れを動画信号処理回路118及び静止
画信号処理回路119を中心に説明する。
【0083】実施の形態3における動画静止画撮像装置
の撮像素子103は、高画質な静止画撮影を行うためテ
レビジョン放送方式に準拠した走査線数より多いライン
数を有している。この撮像素子から得られる撮像素子出
力信号からテレビジョン放送方式に合致した映像信号
(動画像)を得るための信号処理の流れを図8、図9、
図10に示す。
【0084】図8において撮像素子出力信号は水平m0
画素、垂直n0ライン(以下m0×n0とも記載)で構
成され、水平画素数変換処理により水平m1画素、垂直
n0ライン(m1×n0:m0>m1)の信号となり、
その後、ライン数変換処理により水平m1画素、垂直n
1ライン(m1×n1:n0>n1)の信号となる。こ
こで(m1×n1)はテレビジョン放送方式に合致した
信号である。
【0085】また、図9においても同様に、撮像素子出
力信号は水平m0画素、垂直n0ラインで構成され、ラ
イン数変換処理により水平m0画素、垂直n1ライン
(m0×n1)の信号となり、その後、水平画素数変換
処理により水平m1画素、垂直n1ライン(m1×n
1)の信号となり、(m1×n1)はテレビジョン放送
方式に合致した信号である。
【0086】ここで、このように多数の垂直ライン及び
水平画素を有する撮像素子出力信号は、テレビジョン放
送方式に合致したライン数を有する撮像素子出力信号に
比べて撮像素子における光電変換部のサンプリング周波
数が高くなるので、この撮像素子出力信号から作成した
テレビジョン放送方式に合致した映像信号(動画像)
は、テレビジョン放送方式に合致したライン数の撮像素
子出力信号から作成した映像信号に比べ、高域の周波数
特性が優れている。
【0087】また、図10において撮像素子はテレビジ
ョン放送方式に準拠した走査線数より多いライン数(n
0)を有しているが、撮像素子出力信号は水平m0画
素、垂直n1ラインで構成され、ここでn1はテレビジ
ョン放送方式に準拠した走査線数にほぼ一致している。
その後、水平画素数変換処理により水平m1画素、垂直
n1ライン(m1×n1)の信号となる。ここで(m1
×n1)はテレビジョン放送方式に合致した信号であ
る。
【0088】このテレビジョン放送方式に準拠した走査
線数より多いライン数(n0)を有する撮像素子からテ
レビジョン放送方式に準拠した走査線数とほぼ一致した
ライン数(n1)を得る方法としては、例えば撮像素子
の色フィルターが縦ストライプの場合では図5(b)に
示したように水平転送部201において垂直方向に隣接
した複数画素(例えば3画素、4画素)の電荷信号を混
合することによって実現が可能である。
【0089】ここで、このようにテレビジョン放送方式
に準拠した走査線数より多いライン数を有している撮像
素子から、テレビジョン放送方式に準拠した走査線数に
ほぼ一致した撮像素子出力信号を作成する場合は、複数
の画素の電荷を混合するので感度の優れた映像信号を得
ることが可能である。
【0090】また、テレビジョン放送方式に合致した信
号としては、例えばNTSC方式は525本、59.9
4フィールド、2:1インターレース走査であるので各
フィールドでのブランキング期間を除く有効信号領域の
ライン数は約243ラインとなり、n1=243とな
る。また、記録フォーマットであるDVフォーマットに
おけるNTSC方式では、240ライン/フィールド、
720画素/ラインであるので、m1=720、n1=
240となる。
【0091】次に、動画撮影時においては、手ぶれ補正
画像の作成のために撮像素子の全領域を動画像出力信号
の作成に使用せず、手ぶれ成分相当の領域を除去した撮
像素子領域を動画像映像信号出力領域として使用するこ
とがある。これを、図11を用いて簡単に説明する。
【0092】図11において撮像素子全領域(m0×n
0)の周辺部分は手ぶれ補正のために使用している。ま
ず、撮像素子の読み出し駆動により手ぶれ量に相当する
上下部分を高速掃き出し領域として排出し、上下方向の
手ぶれを抑圧した撮像素子出力信号(m0×n1)を得
る。次に、動画信号処理回路118では水平方向の手ぶ
れを抑圧するためにメモリの書き込み制御または読み出
し制御により、水平方向の手ぶれを抑圧した映像信号
(m1×n1)を得る。その後、テレビジョン放送方式
に合致した信号とするために、必要に応じて水平画素数
変換及びライン数変換等の変換処理を行い、水平m2画
素、垂直n2ライン(m2×n2:m1>m2、n1>
n2)の信号を得、(m2×n2)はテレビジョン放送
方式に合致した信号となる。なお、図11において、m
1画素の図示サイズに比べてm2画素の図示サイズの方
が大きくなっているが、これはクロックを低くしている
関係で、そのような表現となっているだけであり、画素
数そのものとしては、m2画素はm1画素よりも少なく
なっている。
【0093】ここで、垂直方向及び水平方向の手ぶれを
抑圧した映像信号(m1×n1)が、テレビジョン放送
方式に合致した信号である場合は、水平画素数変換及び
ライン数変換等の変換処理は必要でなく、また、垂直方
向及び水平方向の手ぶれを抑圧した映像信号(m1×n
1)の一方向が、テレビジョン放送方式に合致した信号
である場合は、もう一方の方向において変換処理を行う
こととなる。
【0094】一方、静止画像を得る場合は、高画質な画
像を得るためには水平画素数変換及びライン数変換等の
変換処理は行わず、撮像素子出力信号の画素(水平m0
画素、垂直n0ライン)を用いて静止画信号処理を実施
することが一般的である。
【0095】例えば、図11のように撮像素子の全画素
数(m0×n0)から動画像を作成する場合は、静止画
像作成においても撮像素子の全画素数(m0×n0)か
ら静止画像を作成することで最大の画素数の静止画像を
作成する。また、図11のように動画撮影時に撮像素子
全領域(m0×n0)の周辺部分を手ぶれ補正に使用し
中央の領域(m1×n1)を動画像作成に使用する場合
は、静止画像作成において撮像素子の中央の領域(m1
×n1)から静止画像を作成することで動画像と画角が
等しい静止画像を作成する。あるいは静止画像作成にお
いては撮像素子の全画素数(m0×n0)から静止画像
を作成することで最大の画素数の静止画像を作成する。
【0096】このように、実施の形態3のテレビジョン
放送方式に準拠した走査線数より多いライン数を有する
撮像素子を備えた動画静止画撮像装置においては、動画
撮影時は動画信号処理回路118により、水平画素数変
換及び垂直画素数変換を行いテレビジョン放送方式に準
拠した信号を作成する。
【0097】次に、この動画撮影時に静止画撮影指令に
よって動画撮影に連続するフィールドにおいて静止画撮
影を行うために、遮光動作を行い、撮像素子から奇数行
と偶数行の光電変換素子の電荷を独立して読み出した
後、静止画信号処理回路119により、変換処理を行う
ことなく高画質な静止画像信号を作成する。
【0098】このように構成された動画静止画撮像装置
において、動画撮影時は実施の形態1の図2(a)に示
すように垂直転送部で混合されて撮像素子から出力さ
れ、動画信号処理回路118において動画信号に適した
信号処理を施され、選択回路121を経て出力され、第
1の記録再生回路(I)113へ入力される。
【0099】次に、この動画撮影時に静止画撮影指令が
入力されると、実施の形態1の図3(a)に示したよう
に奇数行の光電変換部203の電荷が垂直転送部204
に移動し、垂直転送部204の内部を転送し、水平転送
部201、電荷検出部202を経て出力され、静止画信
号処理回路119内の奇数ラインメモリ301に記録さ
れる。
【0100】次に、実施の形態1の図3(b)に示した
ように偶数行の光電変換部203の電荷が垂直転送部2
04に移動し、垂直転送部204の内部を転送し、水平
転送部201、電荷検出部202を経て出力され、静止
画信号処理回路119内の偶数ラインメモリ302に記
録される。
【0101】その後、静止画信号処理回路119におい
て、奇数ラインメモリ301に記録された奇数行の映像
信号と偶数ラインメモリ302に記録された偶数行の映
像信号とを用いて、まず第3映像信号を作成し、映像信
号形式変換回路120へ出力する。次に、静止画信号に
適した信号処理が行われて第2映像信号として出力さ
れ、第2の記録再生回路(II)114へ入力される。
【0102】この静止画撮影時において、第3映像信号
を映像信号形式変換回路120で動画に適した信号処理
を行い、第1映像信号と等しい信号形式に変換して選択
回路120を経て第1映像信号として出力している。
【0103】この静止画信号処理回路119においては
第2映像信号と第3映像信号の作成を時系列または同時
に行うことが可能である。
【0104】このように、この実施の形態3の動画静止
画撮像装置においては動画撮影時は連続する各フィール
ドにおいて撮像素子から垂直方向に混合した電荷を読み
出した後、動画信号処理回路118により、テレビジョ
ン放送方式に合致した動画像信号を作成し記録を行う。
【0105】次に、この動画撮影時に静止画撮影指令に
よって動画撮影に連続するフィールドにおいて静止画撮
影を行うために、撮像素子から奇数行と偶数行の光電変
換素子の電荷を独立して読み出した後、静止画信号処理
回路119により、静止画像信号を作成し記録を行う。
また、この静止画撮影期間では静止画撮影画像から作成
した動画像を出力し、記録することも可能である。
【0106】次に、各記録再生回路に記録された映像信
号の記録再生回路間の移動を行う場合について説明す
る。つまり、第1の記録再生回路(I)113に記録さ
れた動画信号である第1映像信号を再生し、第2の記録
再生回路(II)114に記録する動作、および、第2の
記録再生回路(II)114に記録された静止画信号であ
る第2映像信号を再生し、第1の記録再生回路(I)1
13に記録する動作について説明する。
【0107】第1の記録再生回路(I)113から読み
出された再生信号は、第1のインターフェース処理回路
(I)111、映像信号形式変換回路120、動画信号
処理回路118、静止画信号処理回路119、第2のイ
ンターフェース処理回路(II)112を経て、第2の記
録再生回路(II)114に記録される。この再生から記
録までの経路においては、第2の記録再生回路(II)1
14に合致した信号を得るために、第1の記録再生回路
(I)113に特有の処理を取り除き、新たに第2の記
録再生回路(II)114に特有の処理を施す。
【0108】また、逆に、第2の記録再生回路(II)1
14から読み出された再生信号は、第2のインターフェ
ース処理回路(II)112、静止画信号処理回路11
9、動画信号処理回路118、映像信号形式変換回路1
20、選択回路121、第1のインターフェース処理回
路(I)111を経て、第1の記録再生回路(I)11
3に記録される。この再生から記録までの経路において
は、第1の記録再生回路(I)113に合致した信号を
得るために、第2の記録再生回路(II)114に特有の
処理を取り除き、新たに第1の記録再生回路(I)11
3に特有の処理を施す。
【0109】具体的な動作例としては、前述したDVフ
ォーマットで記録された信号が第1の記録再生回路
(I)113から再生され、実施の形態2と同様に、ま
ず第1のインターフェース処理回路(I)111におい
て、黒レベル(0IRE)=16のオフセット処理を取
り除くためにオフセット値(=16)を減算し、黒レベ
ル(0IRE)=0、白レベル(100IRE)=219と
する。
【0110】また、DVフォーマットのNTSCにおい
ては1フィールドの信号形式は水平画素数720、垂直
ライン数240であり、4:3のアスペクトの場合、ひ
とつの画素の形状は縦長の長方形となっている。これに
対して静止画像は編集等の行い易さからひとつの画素の
形状は正方形となっていることが多い。そのために映像
信号形式変換回路120においてひとつの画素の形状を
長方形から正方形に変換する。具体的な一例としては水
平画素数を720から640に変換してフレーム画像と
して水平640画素、垂直480画素とする。
【0111】その後、動画信号処理回路118を通り静
止画信号処理回路119にて黒レベルと白レベル間の信
号レベル(=235-16)をフルレンジとするために乗算処
理(ゲイン=255/(235-16))を行い、黒レベル(0IR
E)=0、白レベル(100IRE)=255とし、第2
のインターフェース処理回路(II)112を経て、第2
の記録再生回路(II)114に静止画信号として記録さ
れる。
【0112】また、逆に、静止画フォーマット(例えば
JPEG)で記録された信号が第2の記録再生回路(I
I)114から再生され、第2のインターフェース処理
回路(II)112、静止画信号処理回路119、動画信
号処理回路118を通り、映像信号形式変換回路120
において、例えばDVフォーマットのNTSCにおいて
は1フィールドの信号形式である水平画素数720、垂
直ライン数240の信号形式に合致するように変換す
る。具体的な一例としては静止画信号が水平1280画
素、垂直960画素のSXGA形式の場合、水平画素数
を1280から720、垂直画素を960から480に
変換してフィールド画像として水平720画素、垂直2
40ラインとする。
【0113】その後、第1のインターフェース処理回路
(I)111において黒レベル(0IRE)=16のオ
フセット処理の加算を行い、黒レベル(0IRE)=1
6、白レベル(100IRE)=235とし、第1のイン
ターフェース処理回路(I)111を経て、第1の記録
再生回路(I)113にDVフォーマット画像信号とし
て記録される。
【0114】このようにして、動画信号である第1映像
信号はDVフォーマット画像信号として記録された第1
の記録再生回路(I)113から再生され、DVフォー
マット特有の処理を取り除き、さらに信号形式及び画素
形状において静止画記録に適した処理を施し、第2の記
録再生回路(II)114に記録される。また、静止画信
号である第2映像信号は第2の記録再生回路(II)11
4から再生され、信号形式及び画素形状においてDVフ
ォーマット特有の処理を施し、第1の記録再生回路
(I)113に記録される。
【0115】なお、本実施の形態においては、第1の記
録再生回路(I)113からの再生信号が第1のインタ
ーフェース処理回路(I)111、映像信号形式変換回
路120、動画信号処理回路118、静止画信号処理回
路119、第2のインターフェース処理回路(II)11
2を経て、第2の記録再生回路(II)114に記録さ
れ、第2の記録再生回路(II)114から読み出された
再生信号は、第2のインターフェース処理回路(II)1
12、静止画信号処理回路119、動画信号処理回路1
18、映像信号形式変換回路120、選択回路121、
第1のインターフェース処理回路(I)111を経て、
第1の記録再生回路(I)113に記録される場合を説
明したが、映像信号形式変換回路120の機能である補
間演算手段が動画信号処理回路118又は静止画信号処
理回路119に含まれる構成でもよく、この場合、前述
の信号形式及び画素形状の変換処理を動画信号処理回路
118又は静止画信号処理回路119で行うことも可能
である。
【0116】また、オフセット値の加減算、信号レベル
の乗算及び補間演算処理が可能であればよいので、例え
ば第1の記録再生回路(I)113からの再生信号が第
1のインターフェース処理回路(I)111、映像信号
形式変換回路120、静止画信号処理回路119、第2
のインターフェース処理回路(II)112を経て、すな
わち動画信号処理回路118を介することなく、第2の
記録再生回路(II)114に記録され、第2の記録再生
回路(II)114から読み出された再生信号は、第2の
インターフェース処理回路(II)112、動画信号処理
回路118、映像信号形式変換回路120、選択回路1
21、第1のインターフェース処理回路(I)111を
経て、すなわち静止画信号処理回路119を介すること
なく、第1の記録再生回路(I)113に記録される場
合等他の構成も考えられる。
【0117】以上のように、実施の形態3における動画
静止画撮像装置では、動画信号処理回路、映像信号形式
変換回路、動画用の第1のインターフェース処理回路及
び静止画信号処理回路、静止画用の第2のインターフェ
ース処理回路を用いて、動画用の第1の記録再生回路に
記録された映像信号及び静止画用の第2の記録再生回路
に記録された映像信号を、動画像信号と静止画像信号の
信号形式及び画素形状をそれぞれ合致させて記録再生回
路間の移動を行うことができ、撮影画像及び再生画像の
移動、編集を容易に実現すくことが可能である。
【0118】なお、実施の形態3においては、映像信号
形式変換回路120では、第3映像信号に対して動画に
適した信号処理を行い、第1映像信号と等しい信号形式
に変換して、選択回路121を経て第1映像信号として
出力する構成の場合を示したが、第3映像信号を動画信
号処理回路118で第1映像信号と等しい信号形式に変
換して、第1映像信号として出力する構成でも良く、こ
の場合は動画信号処理回路118が映像信号形式変換回
路120の機能を備えていることになる。
【0119】また、上記実施の形態では、インターレー
ス駆動方式の撮像素子を用いて静止画撮影時には奇数ラ
インの画素の信号と偶数ラインの画素の信号を時系列に
読み出す場合を説明したが、全画素読み出し駆動対応の
撮像素子を用いた静止画撮影時には光電変換部に蓄積さ
れた電荷を垂直転送部に独立に転送してラインの順番に
読み出せばよい。
【0120】また、上記実施の形態においては、色フィ
ルターとしてシアン、黄色、マゼンダ、緑色の場合を説
明したが、これに限らず、例えばベイヤー配列と呼ばれ
ている第1列が赤、緑、第2列が緑、青の繰り返し配列
の場合でも同様の効果を得ることが可能である。
【0121】また、上記実施の形態において、撮像素子
の構造として一つの画素に対して二つの垂直転送段が対
応し、また、一つの垂直転送段に対して二つの水平転送
段が対応している場合を用いて説明したが、これに限る
ものではない。
【0122】
【発明の効果】本発明の動画静止画撮像装置によれば、
動画用の第1の記録再生手段に記録された第1の映像信
号及び静止画用の第2の記録再生手段に記録された第2
の映像信号について、2つの記録再生手段間の移動を行
うことができ、撮影画像及び再生画像の移動、編集を容
易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかわる動画静止画
撮像装置の構成を示すブロック図
【図2】 本発明の実施の形態1の動画静止画撮像装置
における撮像素子の動画撮影時の読み出し動作の一例の
説明図
【図3】 本発明の実施の形態1の動画静止画撮像装置
における撮像素子の静止画撮影時の読み出し動作の一例
の説明図
【図4】 本発明の実施の形態1の動画静止画撮像装置
における動画信号処理回路および静止画信号処理回路の
処理例の説明図
【図5】 本発明の実施の形態1の動画静止画撮像装置
における全画素読み出し駆動対応の固体撮像素子の構成
【図6】 本発明の実施の形態2にかかわる動画静止画
撮像装置の構成を示すブロック図
【図7】 本発明の実施の形態3にかかわる動画静止画
撮像装置の構成を示すブロック図
【図8】 本発明の実施の形態3の動画静止画撮像装置
における撮像素子から動画像を得るための信号処理説明
【図9】 本発明の実施の形態3の動画静止画撮像装置
における撮像素子から動画像を得るための別の信号処理
説明図
【図10】 本発明の実施の形態3の動画静止画撮像装
置における撮像素子から動画像を得るためのさらに別の
信号処理説明図
【図11】 本発明の実施の形態3の動画静止画撮像装
置における手ぶれ補正時の信号処理説明図
【符号の説明】
101 レンズ 102 絞り 103 撮像素子 104 撮像素子駆動回路 105 撮像素子駆動制御回路 107 アナログ処理回路 108 アナログ・デジタル変換回路(A/D変換回
路) 109 動画信号処理回路 110 静止画信号処理回路 111 第1のインターフェース処理回路(I) 112 第2のインターフェース処理回路(II) 113 第1の記録再生回路(I) 114 第2の記録再生回路(II) 115 全体制御回路 116 電子式補間回路 117 全体制御回路 118 動画信号処理回路 119 静止画信号処理回路 120 映像信号形式変換回路 121 選択回路 122 全体制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 9/07 A 5C053 5/91 101:00 5C065 9/07 5/782 K // H04N 101:00 5/91 N J Fターム(参考) 2H054 AA01 BB11 5C018 FA02 FB03 5C022 AA00 AA13 AB55 AC69 CA00 5C024 CY06 CY14 CY37 DX04 GY05 GZ25 GZ36 HX14 HX23 HX56 HX57 5C052 GA01 GA07 GB01 GD03 GE04 GF04 5C053 FA07 FA14 FA21 FA27 GA14 HA33 KA03 KA21 KA24 LA01 5C065 AA01 BB39 BB48 EE05 EE06 GG18 GG22 GG23 GG30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数個の光電変換素
    子を持つ撮像素子と、 前記撮像素子出力信号からテレビジョン放送方式に準拠
    した第1の映像信号を生成する動画信号処理手段と、 前記撮像素子出力信号から前記第1の映像信号とは異な
    る第2の映像信号を生成する静止画信号処理手段と、 前記第1の映像信号を記録再生する第1の記録再生手段
    と、 前記第2の映像信号を記録再生する第2の記録再生手段
    と、 前記第1の映像信号を前記第1の記録再生手段に合致さ
    せる第1のインターフェース処理手段と、 前記第2の映像信号を前記第2の記録再生手段に合致さ
    せる第2のインターフェース処理手段とを備え、 前記第1の記録再生手段から読み出される前記第1の映
    像信号は、前記第1のインターフェース処理手段、前記
    動画信号処理手段、前記静止画信号処理手段または前記
    第2のインターフェース処理手段のうち少なくとも一つ
    を経て前記第2の記録再生手段に記録されるように構成
    され、 前記第2の記録再生手段から読み出される前記第2の映
    像信号は、前記第2のインターフェース処理手段、前記
    静止画信号処理手段、前記動画信号処理手段または前記
    第1のインターフェース処理手段のうち少なくとも一つ
    を経て前記第1の記録再生手段に記録されるように構成
    されていることを特徴とする動画静止画撮像装置。
  2. 【請求項2】 動画撮影時の前記撮像素子の駆動手段
    は、垂直転送部に光電変換素子の電荷を独立に読み出す
    全画素読み出し駆動であり、水平転送部において垂直方
    向に隣接する2画素を混合するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の動画静止画撮像装置。
  3. 【請求項3】 静止画撮影時の前記撮像素子の駆動手段
    は、遮光手段と、前記撮像素子の奇数ラインの光電変換
    素子で発生した電荷と偶数ラインの光電変換素子で発生
    した電荷を時系列に出力する手段とを有することを特徴
    とする請求項1に記載の動画静止画撮像装置。
  4. 【請求項4】 行列状に配列された複数個の光電変換素
    子を持つ撮像素子と、 前記撮像素子出力信号からテレビジョン放送方式に準拠
    した第1の映像信号を生成する動画信号処理手段と、 前記撮像素子出力信号から前記第1の映像信号とは異な
    る第2の映像信号を生成する静止画信号処理手段と、 前記第1の映像信号に補間演算処理を行い補間映像信号
    を得る電子式補間手段と、 前記補間映像信号を記録再生する第1の記録再生手段
    と、 前記第2の映像信号を記録再生する第2の記録再生手段
    と、 前記第1の映像信号を前記第1の記録再生手段に合致さ
    せる第1のインターフェース処理手段と、 前記第2の映像信号を前記第2の記録再生手段に合致さ
    せる第2のインターフェース処理手段とを備え、 前記第1の記録再生手段から読み出される前記第1の映
    像信号は、前記第1のインターフェース処理手段、前記
    電子式補間手段、前記動画信号処理手段、前記静止画信
    号処理手段または前記第2のインターフェース処理手段
    のうち少なくとも一つを経て前記第2の記録再生手段に
    記録されるように構成され、 前記第2の記録再生手段から読み出される前記第2の映
    像信号は、前記第2のインターフェース処理手段、前記
    静止画信号処理手段、前記動画信号処理手段、前記電子
    式補間手段または前記第1のインターフェース処理手段
    のうち少なくとも一つを経て前記第1の記録再生手段に
    記録されるように構成されていることを特徴とする動画
    静止画撮像装置。
  5. 【請求項5】 行列状に配列された複数個の光電変換素
    子を持つ撮像素子と、 前記撮像素子からテレビジョン放送方式に準拠した走査
    線数より多いライン数を用いた第1の撮像素子出力信号
    を生成し、この第1の撮像素子出力信号からテレビジョ
    ン放送方式に準拠した第1の映像信号を生成する動画信
    号処理手段と、 前記撮像素子よりテレビジョン放送方式に準拠した走査
    線数より多いライン数を有する第2の撮像素子出力信号
    を生成し、この第2の撮像素子出力信号から前記第1の
    映像信号とは異なる第2の映像信号を生成する静止画信
    号処理手段と、 前記第2の撮像素子出力信号から、前記第1の映像信号
    と同一形式の第3の映像信号を生成する映像信号形式変
    換手段と、 前記第1の映像信号または前記第3の映像信号を記録再
    生する第1の記録再生手段と、 前記第2の映像信号を記録再生する第2の記録再生手段
    と、 前記第1の映像信号を前記第1の記録再生手段に合致さ
    せる第1のインターフェース処理手段と、 前記第2の映像信号を前記第2の記録再生手段に合致さ
    せる第2のインターフェース処理手段とを備え、 前記第1の記録再生手段から読み出される前記第1の映
    像信号は、前記第1のインターフェース処理手段、前記
    映像信号形式変換手段、前記動画信号処理手段、前記静
    止画信号処理手段または前記第2のインターフェース処
    理手段のうち少なくとも一つを経て前記第2の記録再生
    手段に記録されるように構成され、 前記第2の記録再生手段から読み出される前記第2の映
    像信号は、前記第2のインターフェース処理手段、前記
    静止画信号処理手段、前記動画信号処理手段、前記映像
    形式変換手段または前記第1のインターフェース処理手
    段のうち少なくとも一つを経て前記第1の記録再生手段
    に記録されるように構成されていることを特徴とする動
    画静止画撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記動画信号処理手段は、前記撮像素子
    出力信号のライン数を変換する手段を有することを特徴
    とする請求項5に記載の動画静止画撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記映像信号形式変換手段は、映像信号
    のライン数を変換する手段を有することを特徴とする請
    求項5に記載の動画静止画撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の記録再生手段が有する記録媒
    体は磁気テープであり、前記第2の記録再生手段が有す
    る記録媒体は半導体メモリであることを特徴とする請求
    項1から請求項7までのいずれかに記載の動画静止画撮
    像装置。
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