JP2002163220A - チャットシステム及び掲示板システム - Google Patents

チャットシステム及び掲示板システム

Info

Publication number
JP2002163220A
JP2002163220A JP2000363510A JP2000363510A JP2002163220A JP 2002163220 A JP2002163220 A JP 2002163220A JP 2000363510 A JP2000363510 A JP 2000363510A JP 2000363510 A JP2000363510 A JP 2000363510A JP 2002163220 A JP2002163220 A JP 2002163220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
input
server
image
chat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000363510A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Kobayashi
元之 小林
Masanori Tagami
正範 田上
Takeshi Imanaka
今中  武
Hideki Kirii
秀樹 桐井
Yume Shomura
夢 庄村
Takahiro Matsumoto
隆博 松本
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000363510A priority Critical patent/JP2002163220A/ja
Publication of JP2002163220A publication Critical patent/JP2002163220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より快適かつ適切なコミュニケーション
・コラボレーション環境をネットワーク上で実現するチ
ャットシステム、掲示板システム及びメーリングシステ
ムを提供する。 【解決手段】 サーバはクライアントが送付した情報に
段階情報を付与し、且つ各クライアント毎に段階情報を
付与する。クライアントにおいては、入力した段階情報
が当該クライアントに付与された段階情報と同一又はそ
れより下位であれば、クライアントは入力した情報(例
えばチャットの文字情報)を見ることが出来る。入力し
た段階情報が当該クライアントに付与された段階情報よ
り高位であれば、クライアントは入力した情報を見るこ
とが出来ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャットシステ
ム、掲示板システム及びメールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年インターネットが家庭にまで普及す
ることにより、一般のユーザがチャットや掲示板を介し
て話し合ったり、議論を行うことが出来るようになっ
た。
【0003】従来例のチャットシステムの構成を図10
を用いて説明する。図10に示した従来例のチャットシ
ステムは、サーバ105、複数のクライアント110及
びネットワーク106を含むサーバ−クライアントモデ
ルのシステムである。図10の従来例のチャットシステ
ムにおいては、クライアント110で極力制御を行う構
成を有する。クラインアント110(ユーザの端末装
置)は、典型的にはパーソナルコンピュータ又は情報端
末等である。各クラインアント110は、それぞれ入力
手段101、送信手段102、受信手段103及び出力
手段104を有する。
【0004】ユーザは、端末装置(入力手段101及び
送信手段102を含む。)から任意の情報をサーバ10
5に送信する。チャットシステム又は掲示板システムに
おいては、ユーザが端末装置に入力する入力情報がチャ
ットシステム又は掲示板システムの書き込み情報とな
る。入力手段101は、ユーザが入力する文字情報をチ
ャットシステムに入力する手段である。入力手段101
は、例えばキーボード又はポインティングデバイス等で
ある。入力手段101に入力された文字情報は、送信手
段102によってTCP/IPなど各種通信プロトコル
に適合するデータに変換され、ネットワーク上に送出さ
れる。送出されたデータは、インターネットなどのネッ
トワーク106を経由して、サーバ105へ送られる。
送られたデータはサーバによって処理され、クライアン
ト(ユーザ)の端末装置(データを送出した端末装置を
含む。)に送り返されてくる。
【0005】端末装置の受信手段103が送り返されて
きたデータを文字情報に変換し、出力手段104に送
る。出力手段104は、受信手段103から受け取った
文字情報をディスプレイ装置などに表示する。表示装置
104に表示された情報を参照して、ユーザは、チャッ
トシステム又は掲示板システムに新たな書き込みを行
い、ネットワークを介して他のユーザとコミュニケーシ
ョンをとる。
【0006】しかしながら、従来のチャットシステム及
び掲示板システムにおいては、一般にインターネットの
匿名性による安心感からか、他人を誹謗、中傷するよう
な発言があったり、些細なことから行き違いが発生して
互いに攻撃的な発言をするようになったりする等の問題
が少なくなかった。
【0007】このような問題に対して、あらかじめ登録
されたユーザのみがチャット出来るチャットシステム又
は掲示板を見ることが出来る掲示板システムが考えられ
る。ユーザ認証機能を導入すれば、このようなチャット
システム又は掲示板システムを実現出来る。しかしなが
ら、このような制限を加えると、他人のチャット又は掲
示を見るだけのユーザを完全に排除することになり、新
たな参加者を増やすことへの妨げになるという問題があ
る。一方、誰でも内容をすべて見ることが出来るが、参
加資格を有する者のみが発言できるチャットシステム又
は掲示板システムも考えられる。しかし、資格を与えら
れていないユーザが全ての情報を取得できる故に、資格
取得者の満足度合いが減少するという問題がある。
【0008】従来のチャットシステム又は掲示板システ
ムは、文字を中心としたコミュニケーションしか出来な
いという問題があった。例えばチャットを文字のみによ
る会話以上に感情表現が豊かなものにするためには、ユ
ーザはジャーゴン(文字を組み合わせた擬似的な絵)等
を利用することしかできなかった。
【0009】従来のチャットシステム又は掲示板システ
ムは、ネットワークに接続されたユーザと議論し、共同
で物事を決めたり、計画又は文書等を作成したりする等
の便利な利用方法が可能である。現在、インターネット
は世界的に利用されており、他の地域、他の国の人との
共同作業や議論が可能である。モバイルコンピュータを
利用してネットワークにアクセスすることも可能であ
り、場所に制限されることなくコミュニケーションを図
り、他のユーザと共同して作業を進めることも可能であ
る。しかし、従来のチャットシステム又は掲示板システ
ムは、議論の統制又は方向付け等をチャットシステム又
は掲示板システムの参加者の自主性に任せており、シス
テムとして議論の方向付け等を支援する手段を有してい
なかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のチャットシステ
ム及び掲示板システムは下記の問題点を有していた。 (1)従来のシステムは、資格を有するユーザのみが全
ての情報を取得できる環境、又は誰でも全ての情報を取
得できる環境のいずれかの環境しかを提供していなかっ
た。ユーザは、両者の中間に位置する最適な環境(段階
的な視聴制限を加えることが出来る環境)を得ることが
出来なかった。 (2)従来のチャットシステム又は掲示板システムは、
文字のみによるコミュニケーション環境を提供してお
り、ユーザが文字情報以外の情報を簡単に利用すること
ができなかった。 (3)議論の中心をイメージし難いことがある。 (4)発言に個人レベル以上の意見を反映することが容
易でない。
【0011】本発明は上述した課題を解決し、より快適
かつ適切なコミュニケーション・コラボレーション環境
をネットワーク上で実現するチャットシステム、掲示板
システム及びメールシステムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を下記決する
ため、本発明は以下の構成を有する。本発明の請求項1
に記載の発明は、複数のユーザの端末装置と、サーバと
を含むチャットシステムであって、前記サーバは、前記
ユーザの端末装置から送付された入力情報を入力する入
力手段と、前記入力情報に付された識別情報に基づい
て、前記入力情報に第1の段階情報を対応付ける段階情
報付与手段と、前記入力情報及び前記第1の段階情報を
ネットワーク上に送出する第1の送信手段と、を有し、
少なくとも1個の前記ユーザの端末装置は、ユーザが入
力した入力情報をネットワークを経由して前記サーバに
伝送する第2の送信手段と、前記第1の送信手段が送出
した前記入力情報及び前記第1の段階情報をネットワー
クを経由して受信する受信手段と、第2の段階情報を記
憶する記憶手段と、前記第1の段階情報と前記第2の段
階情報とを比較する段階情報比較手段と、前記段階情報
比較手段の比較結果に応じて、前記入力情報の出力を制
御する出力制御手段と、を有する、ことを特徴とするチ
ャットシステムである。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、 複数
のユーザの端末装置と、サーバとを含むチャットシステ
ムであって、前記サーバは、前記ユーザの端末装置から
送付された入力情報を入力する入力手段と、前記入力情
報を暗号鍵で暗号化する暗号化手段と、前記入力情報に
付された識別情報に基づいて、前記入力情報に第1の段
階情報を対応付ける段階情報付与手段と、前記暗号化さ
れた入力情報及び前記第1の段階情報をネットワーク上
に送出する第1の送信手段と、を有し、少なくとも1個
の前記ユーザの端末装置は、ユーザが入力した入力情報
をネットワークを経由して前記サーバに伝送する第2の
送信手段と、前記第1の送信手段が送出した前記暗号化
された入力情報及び前記第1の段階情報をネットワーク
を経由して受信する受信手段と、第2の段階情報と前記
第2の段階情報に対応付けられた復号鍵とを記憶する記
憶手段と、前記第1の段階情報と前記第2の段階情報と
を比較する段階情報比較手段と、前記第1の段階情報と
同一の前記第2の段階情報に対応付けられた復号鍵を有
していれば、前記暗号化された入力情報を前記復号鍵で
復号する出力制御手段と、を有する、ことを特徴とする
チャットシステムである。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、複数の
ユーザの端末装置と、サーバとを含む掲示板システムで
あって、前記サーバは、前記ユーザの端末装置から送付
された入力情報を入力する入力手段と、前記入力情報に
付された識別情報に基づいて、前記入力情報に第1の段
階情報を対応付ける段階情報付与手段と、前記入力情報
及び前記第1の段階情報をネットワーク上に送出する第
1の送信手段と、を有し、少なくとも1個の前記ユーザ
の端末装置は、ユーザが入力した入力情報をネットワー
クを経由して前記サーバに伝送する第2の送信手段と、
前記第1の送信手段が送出した前記入力情報及び前記第
1の段階情報をネットワークを経由して受信する受信手
段と、第2の段階情報を記憶する記憶手段と、前記第1
の段階情報と前記第2の段階情報とを比較する段階情報
比較手段と、前記段階情報比較手段の比較結果に応じ
て、前記入力情報の出力を制御する出力制御手段と、を
有する、ことを特徴とする掲示板システムである。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、複数の
ユーザの端末装置と、サーバとを含む掲示板システムで
あって、前記サーバは、前記ユーザの端末装置から送付
された入力情報を入力する入力手段と、前記入力情報を
暗号鍵で暗号化する暗号化手段と、前記入力情報に付さ
れた識別情報に基づいて、前記入力情報に第1の段階情
報を対応付ける段階情報付与手段と、前記暗号化された
入力情報及び前記第1の段階情報をネットワーク上に送
出する第1の送信手段と、を有し、少なくとも1個の前
記ユーザの端末装置は、ユーザが入力した入力情報をネ
ットワークを経由して前記サーバに伝送する第2の送信
手段と、前記第1の送信手段が送出した前記暗号化され
た入力情報及び前記第1の段階情報をネットワークを経
由して受信する受信手段と、第2の段階情報と前記第2
の段階情報に対応付けられた復号鍵とを記憶する記憶手
段と、前記第1の段階情報と前記第2の段階情報とを比
較する段階情報比較手段と、前記第1の段階情報と同一
の前記第2の段階情報に対応付けられた復号鍵を有して
いれば、前記暗号化された入力情報を前記復号鍵で復号
する出力制御手段と、を有する、ことを特徴とする掲示
板システムである。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、複数の
ユーザの端末装置と、サーバとを含むチャットシステム
であって、前記ユーザの端末装置は、複雑な情報を手軽
に入力して前記入力手段にデータを送る入力補助手段
と、ユーザが前記入力補助手段を含む入力手段を通じて
入力した入力情報を任意の通信プロトコルに適合するデ
ータに変換して、ネットワークを経由して前記サーバに
伝送する送信手段と、ネットワークを経由して前記サー
バから送られた前記任意の通信プロトコルに適合するデ
ータを受信し、元の情報に変換する受信手段と、受信手
段が出力した情報を入力し、出力する出力手段と、を具
備する、ことを特徴とするチャットシステムである。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、前記複
雑な情報が、絵文字等の文字の組み合わせによって別の
意味を持った情報を表現することを可能とする情報であ
ることを特徴とする請求項5に記載のチャットシステム
である。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、前記複
雑な情報が、HTMLやXML等のタグを用いた情報で
あることを特徴とする請求項5に記載のチャットシステ
ムである。
【0019】本発明の請求項8に記載の発明は、複数の
ユーザの端末装置と、サーバとを含む掲示板システムで
あって、前記ユーザの端末装置は、複雑な情報を手軽に
入力して前記入力手段にデータを送る入力補助手段と、
ユーザが前記入力補助手段を含む入力手段を通じて入力
した入力情報を任意の通信プロトコルに適合するデータ
に変換して、ネットワークを経由して前記サーバに伝送
する送信手段と、ネットワークを経由して前記サーバか
ら送られた前記任意の通信プロトコルに適合するデータ
を受信し、元の情報に変換する受信手段と、受信手段が
出力した情報を入力し、出力する出力手段と、を具備す
る、ことを特徴とする掲示板システムである。
【0020】本発明の請求項9に記載の発明は、前記複
雑な情報が、絵文字等の文字の組み合わせによって別の
意味を持った情報を表現することを可能とする情報であ
ることを特徴とする請求項8に記載の掲示板システムで
ある。
【0021】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
複雑な情報が、HTMLやXML等のタグを用いた情報
であることを特徴とする請求項8に記載の掲示板システ
ムである。
【0022】本発明の請求項11に記載の発明は、複数
のユーザの端末装置と、サーバとを含むチャットシステ
ムであって、前記ユーザの端末装置は、画像情報を入力
する画像入力手段と、ユーザが前記画像入力手段を含む
入力手段を通じて入力した入力情報を任意の通信プロト
コルに適合するデータに変換して、ネットワークを経由
して前記サーバに伝送する送信手段と、ネットワークを
経由して前記サーバから送られた前記任意の通信プロト
コルに適合するデータを受信し、元の情報に変換する受
信手段と、前記受信手段から前記画像情報を入力し、前
記画像情報を出力する画像出力手段と、を具備する、こ
とを特徴とするチャットシステムである。
【0023】本発明の請求項12に記載の発明は、前記
画像情報が静止画であることを特徴とする請求項11に
記載のチャットシステムである。
【0024】本発明の請求項13に記載の発明は、前記
画像情報がデジタル圧縮された動画情報であることを特
徴とする請求項11に記載のチャットシステムである。
【0025】本発明の請求項14に記載の発明は、前記
通信プロトコルがTCP/IPであることを特徴とする
請求項11に記載のチャットシステムである。
【0026】本発明の請求項15に記載の発明は、複数
のユーザの端末装置と、サーバとを含む掲示板システム
であって、前記ユーザの端末装置は、画像情報を入力す
る画像入力手段と、ユーザが前記画像入力手段を含む入
力手段を通じて入力した入力情報を任意の通信プロトコ
ルに適合するデータに変換して、ネットワークを経由し
て前記サーバに伝送する送信手段と、ネットワークを経
由して前記サーバから送られた前記任意の通信プロトコ
ルに適合するデータを受信し、元の情報に変換する受信
手段と、前記受信手段から前記画像情報を入力し、前記
画像情報を出力する画像出力手段と、を具備する、こと
を特徴とする掲示板システムである。
【0027】本発明の請求項16に記載の発明は、前記
画像情報が静止画であることを特徴とする請求項15に
記載の掲示板システムである。
【0028】本発明の請求項17に記載の発明は、前記
画像情報がデジタル圧縮された動画情報であることを特
徴とする請求項15に記載の掲示板システムである。
【0029】本発明の請求項18に記載の発明は、前記
通信プロトコルがTCP/IPであることを特徴とする
請求項15に記載の掲示板システムである。
【0030】本発明の請求項19に記載の発明は、画像
入力手段および画像出力手段として、画像の入出力が可
能なアプリケーションソフトウェアを用いることを特徴
とする請求項15に記載の掲示板システム。
【0031】本発明の請求項20に記載の発明は、複数
のユーザの端末装置と、サーバとを含むチャットシステ
ムであって、前記サーバは、前記ユーザの端末装置から
チャット会議開始指令情報を含む情報を入力する入力手
段と、前記チャット会議開始指令情報に基づいてチャッ
ト会議を開始するチャット会議開始手段と、前記チャッ
ト会議開始指令情報の入力時を起点として時間を計測す
るタイマー手段と、前記時間が一定の時間以上になれば
チャット会議を終了するチャット会議終了手段と、を有
する、ことを特徴とするチャットシステムである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施をするための最
良の形態を具体的に示した実施例について図面と共に記
載する。 《実施例1》本発明の実施例1を図1及び図2を用いて
説明する。図1は、実施例1の進学情報、就職情報等の
提供システムと、会員間のチャットシステム及び掲示板
システムとを含むインターネットサービス提供システム
である。
【0033】実施例1の進学情報、就職情報等の提供シ
ステムは、クライアントである家庭、学校(例えば高校
等)に大学、企業等の進学案内、キャンパス情報、就職
情報を提供する。実施例1のインターネットサービス提
供システムにおいては、サーバ105が送出した各種の
情報を、ネットワーク106及びBS/CS109を通
じてクライアント110に伝送する。サーバ105は、
国内の大学及び企業107及び海外の大学及び企業10
8等から進学案内及び就職案内等の情報提供を受け、当
該進学案内及び就職案内等をネットワーク106を通じ
て広く第三者(クライアント110)に提供する。実施
例1においては、サーバ105と複数のクライアント1
10とは、インターネットを利用して通信を行う。又、
サーバ110は、当該進学案内及び就職案内等を放送衛
星109を通じて全国に放送する。
【0034】クライアント110は、典型的にはインタ
ーネットで伝送された情報を受信するパーソナルコンピ
ュータ(PCと略称する。端末装置である。)111、
その表示装置112、放送衛星109が放送する情報を
受信するセットトップボックス(STBと略称する。)
113及びその表示装置114を有する。PC111と
STB113とは、相互に情報を交換することが出来
る。クライアント110はこれらの情報を無償で閲覧す
ることが出来る。大学及び企業等は、進学案内等の配布
サービスに対して、当該提供システムに対価を支払う。
【0035】又、実施例1のインターネットサービス提
供システムは、クライアント(ユーザ)に対して、ネッ
トワークを利用したサーバ−クライアント型のコミュニ
ケーションシステム(例えばチャットシステム、掲示板
システム、及びメールシステム等)を提供する。各クラ
イアント110は、サーバ105が設けたチャットシス
テム、掲示板システム、及びメールシステム等に参加又
はアクセスすることが出来る。以下で本発明のチャット
システム及び掲示板システムを説明する。
【0036】図2は、本発明の実施例1のチャットシス
テムの構成を示す。実施例1のチャットシステムは、サ
ーバ105、複数のクライアント110及びネットワー
ク106で構成されている。各クライアント110は、
入力手段101、送信手段102、受信手段103、出
力手段104、出力制御手段201、受信手段103、
段階情報比較手段202、段階情報記憶手段203を有
する。図2において、図10と同一のブロックには同一
の符号を付している。入力手段101、送信手段10
2、受信手段103及び出力手段104は、既に説明し
た従来のチャットシステムと同等のものであるので、こ
こでは説明を省略する。
【0037】実施例1のチャットシステムにおいては、
サーバ105は、ユーザの端末装置から送付された入力
情報を入力する入力手段と、前記入力情報に付された識
別情報に基づいて前記入力情報に第1の段階情報を対応
付ける段階情報付与手段と、前記入力情報及び前記第1
の段階情報をネットワーク上に送出する第1の送信手段
と、ユーザリスト及び暗号鍵の記憶手段とを有する。入
力情報に付された識別情報とは、実施例1においてはユ
ーザのEメールのアドレスである。これに代えて、クラ
イアント110が、ユーザが入力した情報に当該クライ
アント(ユーザ)の固有情報を自動的に添付してサーバ
105に伝送することも出来る。サーバ105は、入力
情報に添付されたユーザのEメールのアドレス又は固有
情報等の識別情報と、記憶手段(例えばハードディスク
装置)に記憶されたユーザリストとを比較する。
【0038】ユーザリストは、各ユーザの識別情報と各
ユーザ毎に定められた段階情報(第1の段階情報)とを
含む。段階情報に付いては、後述する。サーバ105
は、入力した識別情報と同一の識別情報をユーザリスト
内で検索する。次に同一の識別情報に対応付けられた段
階情報を入力情報に添付する。次に、添付した段階情報
に対応付けられた暗号鍵で入力情報を暗号化する。次
に、サーバ105は、暗号化された入力情報及び段階情
報(第1の段階情報)をネットワーク106を通じて各
クライアント110に伝送する。
【0039】クライアント110の受信装置103は、
暗号化された入力情報及び段階情報(第1の段階情報)
を受信し、これらの情報を出力制御手段201に伝送す
る。出力制御手段201は、受信した情報に含まれる段
階情報(第1の段階情報)を抽出し、段階情報を段階情
報比較手段202に伝送する。段階情報記憶手段203
は、当該クライアント110に付与された段階情報(第
2の段階情報と言う。第2の段階情報は、サーバ105
が各クライアント110に応じて付与する。)並びに当
該段階情報以下の各段階情報に対応した復号鍵を有す
る。
【0040】例えば第1段階〜第5段階の段階情報(全
部で5段階)があって、当該クライアント110に第3
段階の段階情報が付与されていれば、段階情報記憶手段
203は第1段階、第2段階及び第3段階のそれぞれに
対応した3個の復号鍵を有する。第1の段階情報と第2
の段階情報とは、両者の段階が同じであれば同一の情報
である。両者を識別するために異なる名称を用いてい
る。段階情報記憶手段203が記憶する段階情報は、サ
ーバ105が有するユーザリストの当該クライアントに
対応付けられた段階情報と同一である。
【0041】段階情報比較手段202は、第1の段階情
報と第2の段階情報とを比較する。第1の段階情報が第
2の段階情報と同一又はそれより低い段階であれば、段
階情報比較手段202は、段階情報記憶手段203に記
憶されてる第1の段階情報と同一の段階に対応した復号
鍵を入力し、出力制御手段201に伝送する。出力制御
手段201は、入力した復号鍵で入力情報を復号化し、
復号化した入力情報を出力手段104に伝送する。出力
手段104は、復号化した入力情報を出力する。
【0042】第1の段階情報が第2の段階情報よりも高
い段階であれば、段階情報記憶手段203は復号化に必
要な復号鍵を有していない。従って、クライアント11
0は入力情報を復号化することが出来ず、当該入力情報
を見ることが出来ない。
【0043】他の実施例においては、サーバ105は、
チャットのチャンネル又はグループ等のリストを有す
る。当該リストは、チャットのグループ等と当該グルー
プ等毎に対応付けられた段階情報とを含む。サーバ10
5は、入力情報が送付されたチャットグループ等を検出
する。例えばユーザが送付した入力情報の送付先のアド
レスに基づいて当該ユーザが参加するチャットグループ
を検出することが出来る。次に、サーバ105は、チャ
ットグループ等に対応付けられた段階情報を入力情報に
添付する。次に、添付した段階情報に対応付けられた暗
号鍵で入力情報を暗号化する。次に、サーバ105は、
暗号化された入力情報及び段階情報(第1の段階情報)
をネットワーク106を通じて各クライアント110に
伝送する。
【0044】各クライアント110での処理は、実施例
1と同一である。各クライアントは、予め登録をするこ
となく当該クライアントに付与された段階以下の任意の
チャットグループに参加することが出来る。各チャット
グループは、当該チャットグループに対応付けられた段
階未満の段階しか付与されていないクライアントを排除
できる。このように、チャットグループは、オープンで
ありながら且つ例えば一定以上の品位があると認められ
たクライアントのみに参加を許すことが出来る。
【0045】更に他の実施例においては、サーバ105
は、入力情報に含まれるひらがな、カタカナ、漢字又は
アルファベット等の文字の種類に応じて段階情報を入力
情報に添付する。次に、添付した段階情報に対応付けら
れた暗号鍵で入力情報を暗号化する。次に、サーバ10
5は、暗号化された入力情報及び段階情報(第1の段階
情報)をネットワーク106を通じて各クライアント1
10に伝送する。各クライアント110での処理は、実
施例1と同一である。
【0046】このような構成をとることによって、各ク
ライアント110がサーバ105から予め配布された復
号鍵を持っていると、その復号鍵によってチャットの文
章を見ることが出来る。復号鍵は段階情報に対応付けら
れている故に、最高段階(レベル)を付与されたユーザ
は、全ての文章を見ることが出来るが、例えば、1つレ
ベルが下がると、アルファベットを見ることが出来なく
なり、更にレベルが下がると数字を見ることが出来なく
なったり、漢字を見ることが出来なくなったり、と、段
階的に見ることが出来る部分が減少する。又は、復号鍵
を持っていない場合、例えば、平仮名だけというよう
に、ほんのちょっとだけ覗き見ることが出来る。
【0047】暗号鍵及び復号鍵は、サーバ105から予
め配布する方式であっても、例えば1個のチャットグル
ープを主宰するクライアントが作成する方式であっても
構わない。更には、クライアント側で作成した暗号鍵及
び復号鍵をサーバ105に登録する方式であっても良
い。更に、復号鍵の記憶手段は、プラグイン形式のユニ
ットにすることも可能である。最高段階のユニットをク
ライアントの端末装置(例えばPC)にプラグインして
おくと、当該クライアントは、全く何も操作することな
くチャットシステムの全ての情報を参照することが可能
となる。
【0048】また、復号鍵の配布には、認定制を導入す
ることも可能で、予め認定試験を受けてパスした者にの
み復号鍵を配布する形式をとっても構わない。この場
合、セキュリティ面を考慮して、一定期間毎に新しい復
号鍵を配布し更新することも可能である。この場合、復
号鍵の配布の際には、数百円程度の鍵更新の手数料を課
金する形式をとっても構わない。
【0049】更に、小学校や中学校、高校などの学校を
窓口として、ネチケットなどのネットワークネットワー
ク社会におけるマナーを十分に備えている者を認定する
認定試験を有料で実施し、その試験にパスした者にのみ
ネチケット優良者の認定資格を与えるとともに、前記復
号鍵を与える方式をとっても構わない。この場合、ネチ
ケット優良者の認定資格としては、例えば、1級を最高
級として、そのレベルに応じて2級、3級、...と段
階的な階級を設けるものなどが考えられる。更に前記認
定資格は、年1回程度の更新が必要で、更新の際には再
度試験を受ける必要があるものとしても構わない。加え
て、前記認定資格は、上位になればなるほど、資格維持
に要する費用が安価になるよう構成しても、逆に、上位
になればなるほど、高価になるよう構成しても、前記認
定資格試験実施/管理者が認める形であれば構わない。
【0050】更に、個人レベルでの認定だけでなく、学
校単位での認定制度を設けても構わない。学校単位での
認定の場合は、各学校の最低成績者の成績を基準にして
も、最高成績者の成績を基準にしても、平均値を基準に
しても、学校のネットワーク管理責任者の成績を基準に
しても、無試験であっても、前記認定資格試験実施/管
理者が認めるものであればいずれの方式で決定しても構
わない。いずれの方式であっても、認定資格を有さない
学校や個人は、一切のコミュニケーション活動に参加で
きないようシステム運営/管理者が参加制限を加えるこ
とも可能である。
【0051】ここでは学校を窓口の例として説明した
が、同窓会や塾等、学校に順ずる団体であってもその他
の団体であっても、復号鍵の配布やシステムの管理等を
行うサービス提供者が認めるものであれば何でも構わな
い。また、認定試験をネットワーク上のサービスとして
実施し、合格した際の認定および復号鍵の配布のうち、
少なくともどちらか一方を自動的に行うようにすること
も可能である。上記の実施例において、クライアント側
で実施している処理の一部をサーバ側で実施しても良
く、又はサーバ側で実施している処理の一部をクライア
ント側で実施しても良い。更に、本発明について、ここ
では1つのサーバにアクセスしてチャットを行う例で説
明したが、2つ以上のサーバにアクセスしてチャット、
掲示板、又はコンテンツ配信等を初めとする各種通信機
能を実現しても構わない。
【0052】また、ここでは鍵のレベル(段階)を設定
する場合について説明したが、鍵レベルをオン/オフの
2段階に設定すれば、レベルを設定ない場合に相当す
る。レベルについては、システム管理者/設計者が設定
すればよく、段階的に設定しても良く、又はオン/オフ
の2段階に設定しても良い。実施例においては段階情報
及び鍵を使用したが、ユーザ毎のオン/オフやレベルな
どの情報を規定できる識別子であればどのような形式を
とっても構わない。
【0053】実施例1においてはサーバ105が入力情
報を暗号化したが、他の実施例においてはサーバ105
は入力情報に段階情報を付与するのみで、入力情報をそ
のまま(暗号化しないで)送出する。
【0054】クライアント110の受信装置103は、
入力情報及び段階情報(第1の段階情報)を受信し、こ
れらの情報を出力制御手段201に伝送する。出力制御
手段201は、受信した情報に含まれる段階情報(第1
の段階情報)を抽出し、段階情報を段階情報比較手段2
02に伝送する。段階情報記憶手段203は、当該クラ
イアント110に付与された段階情報(第2の段階情報
と言う。第2の段階情報は、サーバ105が各クライア
ント110に応じて付与する。)を有する。
【0055】段階情報比較手段202は、第1の段階情
報と第2の段階情報とを比較し、比較結果を出力制御手
段201に伝送する。第1の段階情報が第2の段階情報
と同一又はそれより低い段階であれば、出力制御手段2
01は入力情報を出力手段104に伝送する。出力手段
104は入力情報を出力する。第1の段階情報が第2の
段階情報より高い段階であれば、出力制御手段201は
入力情報を出力手段104に伝送しない。出力手段10
4は入力情報を出力しない。
【0056】実施例1においてはサーバ105が入力情
報に段階情報を付与したが、更に他の実施例においては
クライアント110の端末装置がクライアント(ユー
ザ)に応じた段階情報を有している。ユーザは、当該段
階情報を改変することが出来ない。ユーザが入力情報を
サーバ105に伝送する時には、端末装置(PC)は、
入力情報に当該端末装置のユーザに応じた段階情報を自
動的に付与して出力する。又は、ユーザは、ユーザに応
じた段階情報(ユーザはこの段階情報を改変することが
出来ない。)と同一又はこれより下位の任意の段階情報
を任意に選択し、選択した段階情報を入力情報に自動的
に付与してサーバに伝送する。
【0057】別の実施例においては、クライアント11
0の端末装置が当該端末装置のユーザに応じた段階情報
及び段階情報に応じた暗号鍵を有している。ユーザが入
力情報をサーバ105に伝送する時には、入力情報に当
該端末装置のユーザに応じた段階情報(又はユーザに応
じた段階情報と同一又はこれより下位の段階情報であっ
て、ユーザが選択した段階情報)を自動的に添付し、且
つ入力情報を自動的に暗号鍵(添付された段階情報に対
応付けられている。)で暗号化して、サーバに伝送す
る。上記の実施例1等においてはチャットシステムを例
に説明したが、同一の構成により掲示板システムを実現
出来る。入力情報を複数の部分に分け、それぞれの部分
毎に段階情報を付与し、且つ当該段階情報に対応づけら
れた暗号鍵で暗号化し、暗号化された情報をサーバに伝
送しても良い。
【0058】図9に実施例1のチャットシステムで提供
される表示画面(各クライアントの表示装置上に表示さ
れる。)の例を示す。表示画面は、各クライアントの端
末装置(例えばPC)が生成し、表示する。901は、
図9の表示画面が表示されているクライアントの自分の
発言を表示するウィンドウである。各メンバの発言のウ
ィンドウの中で一番上に表示されており、且つ他のメン
バの発言のウィンドウよりも少し大きなフォントで表示
されている。又、リターンキーを押すことにより当該発
言を送出し、自分の発言を他のメンバの表示装置に表示
されることが出来る。
【0059】902は、タイマー表示である。チャット
している時間を表示する。例えばチャット会議の議長
が、サーバにチャット会議のオープン指令を伝送する。
サーバは、チャット会議のオープン指令を受けた時点を
起点としてタイマーをスタートさせる。サーバは、各ク
ライアントに当該タイマーの値を伝送する。サーバは、
タイマーの時間に応じた課金(会議室の使用料)をクラ
イアントにすることも出来る。
【0060】又、チャット会議の議長は、アラームが鳴
る時間を設定することが出来る。議長はアラームが鳴る
時間(例えば1時間)の設定情報をサーバに伝送する。
サーバはアラームが鳴る時間の設定情報を入力すると、
当該設定情報の送信者の識別情報(例えばメールアドレ
ス)を調べ、当該識別情報が予め登録されている識別情
報(議長の識別情報)と一致すれば、当該設定情報を受
け入れ、アラーム時間を設定する。タイマーの値が当該
設定値と一致すると、サーバは全てのクライアントに2
秒間のアラーム音の情報を伝送する。アラーム音の情報
は、音声信号そのものでも良く、クライアントの端末装
置にアラーム音の発信を指令する指令信号であっても良
い。
【0061】議長の端末装置がタイマーを有し、議長が
タイマーの値をサーバに伝送し、サーバが当該タイマー
の値を各メンバに伝送することも出来る。例えば、TC
P/IPプロトコルのIPヘッダのOption領域に伝送デ
ータがタイマーの値であることを示す情報を埋め込ん
で、タイマーの値を伝送する。
【0062】図9においてはチャット会議のトータルラ
ップタイムのみを表示するが、部分的なタイマーを追加
的に表示することが出来る。例えば、会議の中で、個別
の問題についての提案を10分以内に集める場合等に有
用である。図9においてはタイマーはインクリメント
(増加)表示するが、クライアントが最初に設定した任
意の時間(例えば1時間)を起点とするデクリメント表
示(カウントダウン)も可能である。タイマーがカウン
トダウンして0になると、例えば会議室がクローズされ
る。又は例えば新たな時間(例えば1時間)がタイマー
の値として設定され、再びカウントダウンを開始する。
この時、新たな会議室使用料がクライアントに課金され
る。又は例えばマイナスのタイマー値を表示色を変えて
継続する。
【0063】903はアピールボタンである。特にログ
に残してほしい発言をアピールするボタンである。90
4は表情ボタンである。クライアントは例えば図4の入
力補助手段401(後述する。)を用いて、当該入力補
助手段401に格納されている複数の種類の顔の表情パ
ターンの中から、発言者の現在の心情を最も良く表す表
情を選択して表示することが出来る。905は多数決画
面である。クライアントは、905のウィンドウに入力
することにより、多数決に参加することが出来る。
【0064】906は論点の表示欄である。会議の議長
は、この欄に現在議論されている論点を表示することが
出来る。各クライアントの端末装置は、サーバから論点
欄906の設定情報を入力すると、当該情報の発信者が
予め登録された議長の識別情報と一致していれば、論点
欄の表示を設定情報に従って更新し、更新された表示画
面を表示する。907は議長の発言ウィンドウである。
【0065】908は議長の発言停止表示である。議長
が発言停止ボタン(議長の端末装置のボタン)を押す
と、発言停止指令がサーバに伝送される。サーバは、当
該発言停止指令の発信者が議長であることを確認の上、
発言停止表示908を含む表示画面を生成し、各クライ
アントに送付する。サーバは、議長からの発言停止解除
指令を受信するまで、議長以外のメンバの発言(情報入
力)を拒否する。909は最新の発言を表示するウィン
ドウである。最新の発言909は、他の発言と異なる色
又はフォントで表示される。910は、議長の発言であ
る。
【0066】《実施例2》本発明の実施例2のチャット
システムを図3を用いて説明する。図3は、本発明の実
施例2のチャットシステムの構成を示す。実施例2のチ
ャットシステムは、サーバ105、複数のクライアント
110及びネットワーク106で構成されている。各ク
ライアント110は、画像入力手段301、音声入力手
段303、入力手段101、送信手段102、受信手段
103、出力手段104、画像出力手段302、音声出
力手段304を有する。図3において、図10と同一の
ブロックには同一の符号を付している。入力手段10
1、送信手段102、受信手段103及び出力手段10
4は、既に説明した従来のチャットシステムと同等のも
のであるので、ここでは説明を省略する。
【0067】実施例2のチャットシステムは、動画や静
止画等の画像情報を入力する画像入力手段301と、画
像情報を出力する画像出力手段302と、音声情報を入
力する音声入力手段303と、音声情報を出力する音声
出力手段304とを有することを特徴とする。前記画像
入力手段301は、ユーザがイメージ画像を作成するた
めの入力を支援する手段であって、対象とするデータフ
ォーマットは、ビットマップをはじめ、GIF、JPEG、MPE
Gなど、画像を対象とするものであればどのようなフォ
ーマットであっても構わない。前記画像入力手段301
に対応し、画像データを表示する側の画像出力手段30
2の対象も、画像を対象とするデータであれば、どのよ
うなフォーマットであっても構わない。
【0068】前記画像入力手段301は描画支援ツール
を標準搭載しており、描画入力が簡単に行える。ユーザ
がこのツールを使って画像入力部で変更を加えた場合、
画像入力手段301は、変更前の画像情報と変更後の画
像情報との差分(以下、この変更の差分を画像差分情報
と呼ぶ)を生成し、当該画像差分情報のみを入力手段1
01に送る。入力手段101は、画像入力手段301か
ら送付された画像差分情報を送信手段102に送付す
る。
【0069】ユーザは、音声入力手段303を通じて音
声情報を入力することが出来る。音声入力手段303
は、入力した音声情報を送信手段102に送付する。音
声入力手段は、例えばマイク、音声信号のA/Dコンバ
ータ及び音声信号の情報圧縮手段(例えばMPEG、A
C−3等の任意の圧縮方式の圧縮手段である。)を含
む。又、入力手段101は、ユーザが入力手段101の
キーボード等(表示していない。)を通じて入力した文
字情報を送信手段102に送付する。
【0070】送信手段102は、入力した種々の情報を
インターネットの標準プロトコルであるTCP/IPプ
ロトコルに従ったデータ構造に変換し、当該情報をネッ
トワーク106を通じてサーバ105に伝送する。この
点において、実施例2の送信手段は従来例の送信手段と
変わらない。従来のチャットシステムにおいては、送信
手段102は文字情報しか出力することが出来なかっ
た。実施例2の送信手段は、文字情報のみならず映像情
報及び音声情報等を出力することが出来る。
【0071】実施例2の出力手段102は、入力した種
々の情報をインターネットの標準プロトコルであるTC
P/IPプロトコルに従ったデータ構造に変換する際
に、入力情報の種類に関する情報(入力情報が文字情報
か、画像情報か又は音声情報か等を識別する情報)をI
PヘッダのOption領域に格納する。出力手段102は、
入力情報及び入力情報の種類の情報をネットワーク10
6上に発信する。サーバ105は、出力手段102が出
力した入力情報及び入力情報の種類の情報を入力し、必
要な加工を加え、再びこれらの情報をネットワーク10
6上に発信する。
【0072】各クライアント110の受信手段103
は、サーバ105が出力した入力情報及び入力情報の種
類の情報を入力し、これらの情報を出力手段104に伝
送する。出力手段104は、入力した情報に含まれる入
力情報の種類の情報を抽出する。入力情報の種類の情報
が、入力情報が画像情報であることを示せば、出力手段
104は入力情報を画像出力手段302に伝送する。画
像出力手段302は、入力情報である画像差分情報及び
既に蓄積されている過去の画像情報に基づいて画像差分
情報を伸長し、伸長された画像情報を生成する。画像出
力手段302は、ディスプレイ等での表示に適切なデー
タである伸長された画像情報を出力する。出力された画
像情報は、画像出力手段302に接続された例えばディ
スプレイに表示される。
【0073】この際、ユーザによって変更された画像の
差分データだけを送信するため、ネットワークに必要以
上の負荷をかけることなく、必要な情報を送受信するこ
とが可能である。チャットグループの参加者は、サーバ
105が出力した画像情報を共有することによって、文
字情報だけでは伝えることが困難な情報を共有すること
が可能となる。
【0074】入力情報の種類の情報が、入力情報が音声
情報であることを示せば、出力手段104は入力情報を
音声出力手段304に伝送する。音声出力手段304
は、入力情報である圧縮された音声情報を伸張し、伸長
された音声情報を生成する。音声出力手段304は、ス
ピーカを適切に駆動可能なデータである伸長された音声
情報を出力する。出力された音声情報は、音声出力手段
304に接続された例えばスピーカを駆動する。
【0075】入力情報の種類の情報が、入力情報が文字
情報であることを示せば、出力手段104は、例えば文
字情報に基づいて、当該文字を視覚的に表示する画像情
報であるビットマップ画像情報を生成する。出力手段1
04はビットマップ画像情報を画像出力手段302に伝
送する。画像出力手段302は、入力したビットマップ
画像情報をそのまま出力する。出力されたビットマップ
画像情報は、画像出力手段302に接続された例えばデ
ィスプレイに表示される。
【0076】このように文字情報のみならず画像情報及
び音声情報等の任意の情報の送受信が可能なチャットシ
ステムを実現することにより、遠隔教育の現場などにお
いて行われる作業分担を行ったコラボレーションワーク
を簡単に実現することが出来る。例えば、遠隔地の学校
同士の共同作業として、米の生産地で苗を植えるところ
から都会の食卓に並ぶまでと言うような生産から流通、
家庭調理と言った全工程を調べるといった調査報告を行
うことが可能となる。従来の文字情報のみのチャットで
もこのようなコラボレーションワークは可能ではある
が、稲穂の形や色、米袋のデザイン等の詳細な情報を正
確かつ迅速に伝えることは困難である。本発明の実施例
2のチャットシステムを用いれば、このような詳細情報
を即座に、かつ、簡単に伝えることが可能となる。
【0077】なお、本発明の実施例2では、静止画を描
画し送信する方法を例に説明したが、送受信する画像情
報は、MPEGやAVI等の動画情報やMIDIやWA
VE等の音声情報付静止画であっても構わない。勿論、
この場合も、差分のみを送受信する形式をとることによ
って、ネットワークの負荷を最小限に抑えることが可能
となる。実施例2においてはチャットシステムを例に説
明したが、同一の構成により掲示板システムを実現出来
る。
【0078】更に、本発明の実施例1で説明した、ネチ
ケット優良者等の認定資格や鍵と連携し、そのレベルに
よって送受信できる画像情報の容量や形式に制限を加え
る形式としても構わない。識別情報との連携によって、
静止画しか見ることが出来ないレベルや動画は見ること
が出来るものの音声を聞くことが出来ないレベル、更に
は、音声は聞こえるものの画像はスクランブルがかかっ
て明確に見ることが出来ないレベル等、種々レベルを設
定することも可能である。
【0079】実施例2においては、映像信号、音声信号
等をTCP/IPプロトコルに従ったデータ構造に変換
して伝送したが、これ以外の情報を伝送することも出来
る。例えば、IPヘッダのOption領域に任意のURL
(Uniform Resource Locator)を格納する。各クライン
アントの端末装置は、受信したデータのIPヘッダのOp
tion領域に格納されたURLに自動的にアクセスし、当
該URLに格納されている情報を取得し、画面に表示す
る。サーバはURLに格納されている情報を送受信する
必要がない故に、サーバが過大な情報を処理する必要が
なく、且つ各クライアントは豊富なコンテンツを利用す
ることが出来る。
【0080】例えば、IPヘッダのOption領域に発言者
が発言を送りたいメンバの識別情報(例えばメールアド
レス)を格納する。サーバは、メンバの発言(情報)を
入力すると、当該発言に添付されたメンバにのみ当該発
言を送付する。IPヘッダのOption領域には、Option領
域に格納された情報が、URLであるか、発言を送りた
いメンバの識別情報であるかの識別情報を含む。
【0081】《実施例3》本発明の実施例3のチャット
システムを図4を用いて説明する。図4は、本発明の実
施例3のチャットシステムの構成を示す。実施例3のチ
ャットシステムは、サーバ105、複数のクライアント
110及びネットワーク106で構成されている。各ク
ライアント110は、入力補助手段401、入力手段1
01、送信手段102、受信手段103、出力手段10
4を有する。図4において、図10と同一のブロックに
は同一の符号を付している。入力手段101、送信手段
102、受信手段103及び出力手段104は、既に説
明した従来のチャットシステムと同等のものであるの
で、ここでは説明を省略する。
【0082】従来のチャットシステムに加えて、本発明
の実施例3のチャットシステムは、発言にアクセントを
付けるために絵文字や、サイズの異なる文字、色の異な
る文字等、入力に複雑な操作や知識が必要となる情報の
入力を簡単な操作で手軽に行うことを可能とする入力補
助手段401を具備する。前記入力補助手段401は、
例えば複数のボタンを有する。それぞれのボタンは、笑
いや驚きなどの表情や感情などを文字データだけで表現
する絵文字、又はHTML若しくはXML等のタグ等、
文字のサイズや色等の情報を変更するために必要な情報
と対応付けられている。
【0083】各ボタンと情報との対応関係は、あらかじ
め入力補助手段401に記憶されていても良く、ユーザ
が各ボタン毎に定義付けすることが出来ても良い。又、
1個のボタンに複数の情報を関連付けることにより、当
該ボタンを押すことにより複数の情報を一度に入力する
ことも出来る。ユーザが入力補助手段401のボタンを
押すことにより、当該ボタンに対応付けられた情報を簡
単に入力することが出来る。入力補助手段401は、当
該ボタンに対応付けられた情報を入力手段101に送
る。この情報を受けた入力手段101は、通常の文字情
報と同じように送信手段102に送る。以下の動作は既
に説明した従来のチャットシステムと同一の動作となる
ので、ここでは説明しない。
【0084】更に、前記入力補助手段401は、Jav
aScriptを利用したウィンドウオープン等の動作
への対応も可能で、チャットしている相手のディスプレ
イ上に新たなウィンドウをオープンしたり、オープンし
たウィンドウにフラッシュ画像を表示したりすることも
可能である。このようなウィンドウオープン等の動作を
有効的に活用することによって、発話者が自分の伝えた
い意見や感情をより適切に表現することが可能となる。
【0085】ただし、ここで説明した各種処理は、節度
をもった利用でこそ有効となるものであり、必要以上の
利用はかえってマイナスになってしまうこともある。そ
のため、本発明の実施例1で説明したチャット優良者等
の認定資格や鍵との連携による活用が有効であるが、学
校などの教育の場で資格を持たない者にも使用させ、不
都合が生じることを教えることも教育という観点では必
要なことである。
【0086】また、本発明の実施例3のチャットシステ
ムをビジネスへ応用する例としては、本チャットシステ
ムを活用した1発言に対して1CMウィンドウをオープ
ンさせるという形態をとることも可能である。この場
合、CM料金を受け取ることが出来るのは、例えば、チ
ャットの発言を行った方のユーザとして設定することが
出来、CM表示を受けた方のユーザはCM料金を受け取
ることが出来ない。勿論、その逆や両者にCM料金を受
け取ることが出来るように設定することも可能である。
実施例3においてはチャットシステムを例に説明した
が、同一の構成により掲示板システムを実現出来る。
【0087】《実施例4》本発明の実施例4のチャット
システムを図5を用いて説明する。図5は、本発明の実
施例4のチャットシステムの構成を示す。実施例4のチ
ャットシステムは、サーバ105、複数のクライアント
110及びネットワーク106で構成されている。各ク
ライアント110は、画像入力手段301、音声入力手
段303、入力補助手段401、入力手段101、送信
手段102、受信手段103、出力制御手段201、段
階情報比較手段202、段階情報記憶手段203、出力
手段104、画像出力手段302、音声出力手段304
を有する。図5において、図10、図2〜図4と同一の
ブロックには同一の符号を付している。入力手段10
1、送信手段102、受信手段103及び出力手段10
4は、既に説明した従来のチャットシステムと同等のも
のであるので、ここでは説明を省略する。
【0088】従来のチャットシステムに加えて、実施例
4のチャットシステムのクライアントの端末装置は、前
記本発明の実施例1で説明した表示する情報のレベルを
規定する段階情報及び段階情報に対応付けられた復号鍵
を記憶する段階情報記憶手段203と、出力制御手段2
01から送付された段階情報と前記段階情報記憶手段2
03から読み出された段階情報とを比較する段階情報比
較手段202と、段階情報比較手段202の比較結果に
基づいて復号鍵を入力した場合には受信手段103から
の送付された暗号化された入力情報を当該復号鍵で復号
化して、復号化された入力情報を出力手段104に送る
出力制御手段201とを有する。
【0089】更に実施例4のチャットシステムのクライ
アントの端末装置は、前記本発明の実施例2で説明した
イメージ画像を作成するための入力を支援する画像入力
手段301と、音声信号を入力する音声入力手段303
と、ビットマップ画像、又はJPEG等の各種画像フォ
ーマットに従って圧縮されたデータを復号した画像情報
を表示するための画像出力手段302と、音声信号を出
力する音声出力手段304とを有する。
【0090】更に実施例4のチャットシステムのクライ
アントの端末装置は、前記本発明の実施例3で説明した
発言にアクセントを付けるために笑いや驚きなどを文字
データだけで表現する絵文字や、HTML、XML等の
タグを利用したサイズの異なる文字、色の異なる文字を
簡単な操作での入力を可能にする入力補助手段401を
具備する。
【0091】このような構成をとることによって、前記
本発明の実施例1、2、3をそれぞれ個別で実施する効
果に加えて、実施例1の鍵の効果が高まる、実施例2の
画像情報の送受信によるネットワーク負荷を適切化する
ことが出来る、実施例3の入力補助手段401によって
生み出される効果が高まる、といった相乗効果を生み出
すことが出来る。
【0092】例えば、前記実施例1で説明したある段階
情報を付与された情報発信側のユーザが画像入力手段3
01を用いて入力した動画や静止画の情報は、サーバ1
05及びネットワーク106を経由して受信側の受信手
段103に入ってくる。受信した段階情報と段階情報記
憶手段203に記憶されている段階情報とを段階情報比
較手段202で照合した結果、受信側のユーザが前記実
施例1で説明した復号鍵を持っていないことが分かれ
ば、受信側は入力した画像情報を復号化しない。つま
り、復号鍵を持たない受信側の端末装置は、段階情報だ
けは受信するものの、画像情報を復号化しない。
【0093】このように動作するようにプログラムする
ことによって、ネットワーク負荷を増大させる原因とな
る動画等の画像情報の送受信回数を減少させ、ネットワ
ークの負荷を軽減させることが可能となる。
【0094】また、前記画像入力手段301の代わりに
前記実施例3で説明した前記入力補助手段401を用い
て、情報発信側のユーザが顔文字等の絵文字や色付の文
字などを入力し、発信した場合、発信側のユーザが、受
信側のユーザが所有する復号鍵に依存する制限(実施例
1)を受けるようにプログラムすることが出来る。これ
によって、発信側のユーザが意図する受信側のユーザに
のみ絵文字やタグ情報を表示させることができ、必要な
相手とのみハートフルなコミュニケーションを図ること
が可能となる。ここで、発信側のユーザによる受信側ユ
ーザが所有する復号鍵に依存する制限は、復号鍵の種類
毎に又は入力情報毎に自由に設定できるようプログラム
してもよい。
【0095】更に、画像情報と絵文字やHTML等のタグに
よる情報を組み合わせることによって、情報発信側のユ
ーザが自分の意図した通り発言にアクセントや抑揚をつ
けることができ、より正確に伝えたい内容を伝えたい相
手に伝達するための手助けをすることが可能である。こ
のように前記実施例1、実施例2、実施例3は、前述の
通り、それぞれ単独でも有効であるが、本実施例4で例
示したように、組み合わせることによって、相乗効果を
生み出すものである。
【0096】実施例4においてはチャットシステムを例
に説明したが、同一の構成により掲示板システムを実現
出来る。ここではチャットシステムを例として説明した
が、掲示板システムであっても、チャットシステムと掲
示板システムとの連携をとったシステムであっても、更
には、チャットシステム、掲示板システム、メールシス
テムのうちの少なくとも2つ以上の連携をとったシステ
ムであっても構わない。
【0097】《実施例5》本発明の実施例5のチャット
システムを図6ならびに図7を用いて説明する。実施例
5のチャットシステムにおいては、チャットメンバは協
力して1個の室内空間のインテリア設計を行っている。
チャットメンバは複数のチャットグループ(分科会。例
えば701)に分けられている。それぞれのチャットグ
ループは、1個の室内空間のインテリア設計を完成する
上で必要なテーマにそれぞれ取り組んでいる。実施例に
おいては、全チャットメンバは、空間のデザイン、イン
テリアコーディネート及び家具設計の3個のチャットグ
ループ(分科会)に分けられている。更に、各分科会の
代表者による全体会議の場(チャットグループ)702
が設けられている。
【0098】図7は、本発明の実施例5のシステムによ
るコラボレーションワーク実現の概念を示す概念図であ
る。実施例5のチャットシステムは階層構造を有する。
図7において、701は個別のチャットグループ(グル
ープ内コラボレーショングループ)を表示する。グルー
プ内コラボレーショングループ(701等)は下位のチ
ャットグループを構成する。グループ間コラボレーショ
ングループ702は、各グループを構成するメンバ70
4の代表であるグループリーダ703によって構成され
るものとする。グループ間コラボレーショングループ7
02はプロジェクトの全体会議を構成する。グループ間
コラボレーショングループ702は上位のチャットグル
ープを構成する。
【0099】図6は、本発明の実施例5のチャットシス
テムによるクライアント端末の表示画面の例を表すイメ
ージ図である。図6に示すグループ内ディスカッション
ウィンドウ601は、図7のグループ内コラボレーショ
ングループ701で行われるチャットを活用したディス
カッションを表す。各クラインアント704の端末装置
の表示画面には、当該クライアントが属するチャットグ
ループ(例えば家具設計の分科会)のチャット情報(各
メンバの発言内容)が表示される。各クラインアント7
04は、自由に発言することが出来(情報を発信して当
該ウインドウに発信した情報を掲載することが出来
る。)、且つ全ての情報を閲覧することが出来る。グル
ープ内ディスカッションウィンドウ601は、従来のチ
ャットシステムと同様の方式より各クライアントとサー
バ(図示していない。)との間で送受信される。
【0100】図6中のグループ間ディスカッションウィ
ンドウ602は、図7中のグループ間コラボレーション
グループ702で行われるチャットを活用したディスカ
ッションを表す。実施例においては、全てのクライアン
トの端末装置の表示画面上にグループ間ディスカッショ
ンウィンドウ602が表示され、全てのクライアントが
当該表示を閲覧することが出来るが、グループ間コラボ
レーショングループ702のメンバである各分科会のグ
ループリーダ703のみが発言することが出来る。議長
(グループ間コラボレーショングループ702の一人)
は、グループ間ディスカッションウィンドウ602をグ
ループ間コラボレーショングループ702のメンバの端
末装置の表示装置のみに表示し、それ以外のメンバの表
示装置には表示されないようにすることが出来る。
【0101】実施例においては、各クライアントの端末
装置(PC)は、グループ間コラボレーショングループ
702のメンバ(グループ間ディスカッションウィンド
ウ602において発言を許可されたメンバ)のリスト
と、全てのグループ内コラボレーショングループ701
のメンバ(グループ間ディスカッションウィンドウ60
2の閲覧を原則として許可されたメンバ)のリストとを
有する。端末装置は、グループ間ディスカッションウィ
ンドウ602上での発言(情報)を入力すると、当該発
言の発信者の識別情報(例えばメールアドレス)と、当
該識別情報を含むグループ間コラボレーショングループ
702のメンバのリストを検索し、同一の識別情報が含
まれるか否かを調べる。
【0102】もしリスト内に同一の識別情報を発見でき
なければ、当該発言を表示しない。もしリスト内に同一
の識別情報を発見したならば、入力した発言(情報)を
含むグループ間ディスカッションウィンドウ602を生
成する。次に、全てのグループ内コラボレーショングル
ープ701のメンバが当該グループ間ディスカッション
ウィンドウ602を表示するか否かの設定スイッチをチ
ェックする。
【0103】当該設定スイッチにはグループ間コラボレ
ーショングループ702の議長の識別情報(例えば議長
のメールアドレス)が対応付けられており、当該議長の
みが当該設定スイッチをON(全てのグループ内コラボ
レーショングループ701のメンバにグループ間ディス
カッションウィンドウ602を送信する。)又はOFF
(グループ間コラボレーショングループ702のメンバ
のみに当該グループ間ディスカッションウィンドウ60
2を送信する。)の設定をすることが出来る。議長が設
定スイッチのON/OFF設定情報をサーバに送付する
と、サーバは設定スイッチのON/OFF設定情報を各
クライアントに送付する。各クライアントの端末装置
は、発信者が議長であることを確認した上で、設定スイ
ッチのON/OFF設定を行う。
【0104】もし設定スイッチがONであれば、全ての
端末装置(全てのグループ内コラボレーショングループ
701のメンバの端末装置)は、グループ間ディスカッ
ションウィンドウ602を表示する。もし設定スイッチ
がOFFであれば、各端末装置は、グループ間コラボレ
ーショングループ702のメンバのリストを検索して、
その端末装置を使用するユーザがグループ間コラボレー
ショングループ702のメンバであるかを調べる。その
端末装置を使用するユーザがグループ間コラボレーショ
ングループ702のメンバである場合にのみ、端末装置
は当該グループ間ディスカッションウィンドウ602を
表示する。
【0105】他の実施例においては、上記の実施例に代
えて、サーバがグループ間コラボレーショングループ7
02のメンバのリストと、全てのグループ内コラボレー
ショングループ701のメンバのリストとを有してい
る。サーバは、全てのグループ内コラボレーショングル
ープ701のメンバがグループ間ディスカッションウィ
ンドウ602を表示するか否かの設定スイッチを有す
る。
【0106】サーバがグループ間コラボレーショングル
ープ702での発言(情報)を入力すると、上記のリス
ト及び設定スイッチを調べる。もし設定スイッチがON
であれば、サーバは、全ての端末装置(全てのグループ
内コラボレーショングループ701のメンバの端末装
置)にグループ間コラボレーショングループ702での
発言(情報)を伝送する。もし設定スイッチがOFFで
あれば、サーバは、グループ間コラボレーショングルー
プ702のメンバにのみ、グループ間コラボレーション
グループ702での発言(情報)を伝送する。
【0107】図6中の全体イメージウィンドウ603
が、グループ内およびグループ間の全体を通してディス
カッションすることによって制作しようとしている制作
物の全体イメージを表示する。
【0108】以上のような構成をとることによって、従
来のグループ内ディスカッションだけでは困難であっ
た、全体を通したトータル的な制作物のプロデュースや
所属グループを超えた別の視点からのアドバイスを取り
入れることなどが可能となり、コラボレーションワーク
によるよりよい制作物の創出に繋がる。本発明は種々の
チャット会議等において有用である。例えば複数のソフ
ト会社等が協力してゲームソフトを製作する場合に、本
発明を利用して階層構造を有する製作会議を開くことが
出来る。
【0109】実施例5においてはチャットシステムを例
に説明したが、同一の構成により掲示板システムを実現
出来る。ここで説明したシステムは、チャットシステム
に止まるものではなく、掲示板システムであっても構わ
ない。更には、チャットシステム、掲示板システム、メ
ールシステムのうちの少なくとも2つのシステムの連携
によって実現するシステムであっても構わない。
【0110】他の実施例においては、サーバは各クライ
アントに段階情報を付与し、実施例1等のチャットシス
テムを使用する。グループ間コラボレーショングループ
702のメンバには、それ以外のメンバよりも高位の段
階情報が与えられる。サーバは、グループ間ディスカッ
ションウィンドウ602を生成し、当該ウインドウ60
2に段階情報(第1の段階情報)を添付し、且つグルー
プ間ディスカッションウィンドウ602の情報を第1の
段階情報に対応付けられた暗号鍵で暗号化する。サーバ
は、全てのグループ内コラボレーショングループ701
のメンバに暗号化されたグループ間ディスカッションウ
ィンドウ602を送信する。
【0111】サーバが管理する第1の段階情報にはグル
ープ間コラボレーショングループ702の議長の識別情
報(例えば議長のメールアドレス)が対応付けられてお
り、当該議長のみが当該第1の段階情報の設定を変更す
ることが出来る。当該第1の段階情報の設定を最低の段
階に設定することにより、全てのグループ内コラボレー
ショングループ701のメンバは、当該最低の段階情報
に対応付けられた復号鍵を有する故に、復号化されたグ
ループ間ディスカッションウィンドウ602を閲覧する
ことが出来る。
【0112】当該第1の段階情報の設定を高位の段階
(グループ間コラボレーショングループ702のメンバ
に付与された段階情報と同一の段階情報)に設定するこ
とにより、グループ間コラボレーショングループ702
のメンバ(当該段階情報に対応付けられた復号鍵を有し
ている)のみが、復号化されたグループ間ディスカッシ
ョンウィンドウ602を閲覧することが出来る。それ以
外のメンバは対応する復号鍵を有していない故に、グル
ープ間ディスカッションウィンドウ602を閲覧するこ
とが出来ない。上記以外の点において、他の実施例は実
施例5と同じである。
【0113】《実施例6》本発明の実施例6を図8を用
いて説明する。図8は、本発明の実施例6のシステムの
構成を表す構成図である。入力手段101、送信手段1
02、受信手段103、出力手段104は、既に説明し
た従来のチャットシステムと同等のものであるので、こ
こでは説明を省略する。
【0114】従来のチャットシステムに加えて、前記本
発明の実施例1で説明した出力制御手段201、段階情
報比較手段202、段階情報記憶手段203と、前記本
発明の実施例2で説明した画像入力手段301と、画像
出力手段302と、前記本発明の実施例3で説明した入
力補助手段401とを備え、更に、本発明の実施例6で
は、前記画像入力手段301によって入力された画像情
報をTCP/IPプロトコルに適合するようプロトコル
変換する第1の変換手段801と、TCP/IPプロト
コル上に重畳された画像データを含む情報を画像出力手
段302が表示できる形式に変換する第2の変換手段8
02とを備えた構成をとる。
【0115】本実施例6においては、画像入力手段30
1と画像出力手段302は、他のペイント系、ドロー系
のアプリケーションであっても構わない。画像入力手段
301および画像出力手段302が他のペイント系もし
くはドロー系アプリケーションであった場合、第1の変
換手段801および第2の変換手段802は、前記画像
入力手段301および前記画像出力手段302にプラグ
イン形式で組み込まれる。前記第1の変換手段801
は、TCP/IPプロトコルに適合するようプロトコル
変換された画像情報を前記入力手段101に伝送する。
前記第2の変換手段802はディスプレイ等に表示可能
な形式の画像情報を前記出力手段104に伝送する。
【0116】ここで扱う画像系データを含む情報を伝送
可能なプロトコルをCCP(Creative Collabolation P
rotocol)と呼ぶ。CCPはTCP/IPに重畳する形
で実現されるプロトコルである。即ち、CCPに従うデ
ータ列はTCP/IPにも従っている。例えばCCP上
では画像情報は画像情報として伝送可能であるが、TC
P/IPのみに基づく場合は、画像情報は画像情報とし
て解読出来ない無意味なデータ列となってしまう。
【0117】CCPに従って伝送可能な情報は、ここで
説明した画像情報に限られず、音声情報又は任意の圧縮
データ等、一般のアプリケーションが取り扱えるファイ
ル形式に対応する任意の情報を含む。実施例6において
はチャットシステムを例に説明したが、同一の構成によ
り掲示板システムを実現出来る。
【0118】《実施例7》上記の実施例のチャットシス
テムを応用してメールシステムを実現することが出来
る。発信者は、チャット会議を宛先とするのではなく、
特定の受信者に宛ててメールを送信する。発信者と受信
者には特定の段階情報が付与されている。発信者のPC
は、発言者に付与された段階情報又は発信者が設定した
段階情報と、段階情報(第1の段階情報)に対応付けら
れた暗号鍵で暗号化された発信情報とをインターネット
を通じて送出する。
【0119】受信者のPCは、受信した第1の段階情報
と受信者に付与された段階情報(第2の段階情報)とを
比較する。第2の段階情報が第1の段階情報と同一又は
それより高位であれば、受信者のPCは、第1の段階情
報に対応付けられた復号鍵を有しており、当該復号鍵で
受信した情報を復号する。第2の段階情報が第1の段階
情報より低位であれば、受信者のPCは、第1の段階情
報に対応付けられた復号鍵を有していないため、当該復
号鍵で受信した情報を復号出来ない。
【0120】例えば複数の受信者に同時にメールを発送
するが、特定の部分は高位の段階情報を有する一部の受
信者のみに読ませることを目的としており、それより低
い段階情報を有する他の受信者には読ませたくない場合
には、当該部分に一定の段階情報を添付し、当該部分に
添付された段階情報に対応づけられた暗号鍵で暗号化す
る。これにより、上記の目的を達成することが出来る。
【0121】
【発明の効果】本発明のチャットシステム/掲示板シス
テム、および、チャット−掲示板−メール連携システム
によって、より質の高いコラボレーションワークが実現
できると言う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のインターネットサービス提
供システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1の鍵付方式のチャットシステ
ム/掲示板システムの構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施例2の画像送受信機能付のチャッ
トシステム/掲示板システムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例3の補助入力機能付のチャット
システム/掲示板システムの構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施例4の鍵方式・画像送受信機能・
補助入力機能の統合型のチャットシステム/掲示板シス
テムの構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施例5のグループ間コラボレーショ
ン向けチャットシステム/掲示板システムのクライアン
ト画面イメージを表す模式図
【図7】本発明の実施例5のグループ内−グループ間コ
ラボレーション向けチャットシステム/掲示板システム
のシステム構成イメージを表す模式図
【図8】本発明の実施例6のチャットシステム/掲示板
システムの構成を示すブロック図
【図9】実施例1のチャットシステムで提供される表示
画面の例を示す図
【図10】従来のチャットシステムの構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
101 入力手段 102 通信手段 103 受信手段 104 出力手段 105 サーバ 106 ネットワーク 107、108 大学、企業 109 BS/CS 110 クライアント 111 PC(パーソナルコンピュータ) 112、114 表示装置 113 STB(セットトップボックス) 201 出力制御手段 202 段階情報比較手段 203 段階情報記憶手段 301 画像入力手段 302 画像出力手段 303 音声入力手段 304 音声出力手段 401 入力補助手段 801、802 変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今中 武 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 桐井 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 庄村 夢 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松本 隆博 大阪市中央区城見1丁目3番7号(松下I MPビル17F) 松下システムソフト株式 会社内 (72)発明者 山本 剛 大阪市中央区城見1丁目3番7号(松下I MPビル17F) 松下システムソフト株式 会社内 Fターム(参考) 5B075 KK54 KK63 ND06 PQ02 5B085 AE06 BG07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザの端末装置と、サーバとを
    含むチャットシステムであって、 前記サーバは、 前記ユーザの端末装置から送付された入力情報を入力す
    る入力手段と、 前記入力情報に付された識別情報に基づいて、前記入力
    情報に第1の段階情報を対応付ける段階情報付与手段
    と、 前記入力情報及び前記第1の段階情報をネットワーク上
    に送出する第1の送信手段と、 を有し、 少なくとも1個の前記ユーザの端末装置は、 ユーザが入力した入力情報をネットワークを経由して前
    記サーバに伝送する第2の送信手段と、 前記第1の送信手段が送出した前記入力情報及び前記第
    1の段階情報をネットワークを経由して受信する受信手
    段と、 第2の段階情報を記憶する記憶手段と、 前記第1の段階情報と前記第2の段階情報とを比較する
    段階情報比較手段と、 前記段階情報比較手段の比較結果に応じて、前記入力情
    報の出力を制御する出力制御手段と、 を有する、 ことを特徴とするチャットシステム。
  2. 【請求項2】複数のユーザの端末装置と、サーバとを含
    むチャットシステムであって、 前記サーバは、 前記ユーザの端末装置から送付された入力情報を入力す
    る入力手段と、 前記入力情報を暗号鍵で暗号化する暗号化手段と、 前記入力情報に付された識別情報に基づいて、前記入力
    情報に第1の段階情報を対応付ける段階情報付与手段
    と、 前記暗号化された入力情報及び前記第1の段階情報をネ
    ットワーク上に送出する第1の送信手段と、 を有し、 少なくとも1個の前記ユーザの端末装置は、 ユーザが入力した入力情報をネットワークを経由して前
    記サーバに伝送する第2の送信手段と、 前記第1の送信手段が送出した前記暗号化された入力情
    報及び前記第1の段階情報をネットワークを経由して受
    信する受信手段と、 第2の段階情報と前記第2の段階情報に対応付けられた
    復号鍵とを記憶する記憶手段と、 前記第1の段階情報と前記第2の段階情報とを比較する
    段階情報比較手段と、 前記第1の段階情報と同一の前記第2の段階情報に対応
    付けられた復号鍵を有していれば、前記暗号化された入
    力情報を前記復号鍵で復号する出力制御手段と、 を有する、 ことを特徴とするチャットシステム。
  3. 【請求項3】 複数のユーザの端末装置と、サーバとを
    含む掲示板システムであって、 前記サーバは、 前記ユーザの端末装置から送付された入力情報を入力す
    る入力手段と、 前記入力情報に付された識別情報に基づいて、前記入力
    情報に第1の段階情報を対応付ける段階情報付与手段
    と、 前記入力情報及び前記第1の段階情報をネットワーク上
    に送出する第1の送信手段と、 を有し、 少なくとも1個の前記ユーザの端末装置は、 ユーザが入力した入力情報をネットワークを経由して前
    記サーバに伝送する第2の送信手段と、 前記第1の送信手段が送出した前記入力情報及び前記第
    1の段階情報をネットワークを経由して受信する受信手
    段と、 第2の段階情報を記憶する記憶手段と、 前記第1の段階情報と前記第2の段階情報とを比較する
    段階情報比較手段と、 前記段階情報比較手段の比較結果に応じて、前記入力情
    報の出力を制御する出力制御手段と、 を有する、 ことを特徴とする掲示板システム。
  4. 【請求項4】 複数のユーザの端末装置と、サーバとを
    含む掲示板システムであって、 前記サーバは、 前記ユーザの端末装置から送付された入力情報を入力す
    る入力手段と、 前記入力情報を暗号鍵で暗号化する暗号化手段と、 前記入力情報に付された識別情報に基づいて、前記入力
    情報に第1の段階情報を対応付ける段階情報付与手段
    と、 前記暗号化された入力情報及び前記第1の段階情報をネ
    ットワーク上に送出する第1の送信手段と、 を有し、 少なくとも1個の前記ユーザの端末装置は、 ユーザが入力した入力情報をネットワークを経由して前
    記サーバに伝送する第2の送信手段と、 前記第1の送信手段が送出した前記暗号化された入力情
    報及び前記第1の段階情報をネットワークを経由して受
    信する受信手段と、 第2の段階情報と前記第2の段階情報に対応付けられた
    復号鍵とを記憶する記憶手段と、 前記第1の段階情報と前記第2の段階情報とを比較する
    段階情報比較手段と、 前記第1の段階情報と同一の前記第2の段階情報に対応
    付けられた復号鍵を有していれば、前記暗号化された入
    力情報を前記復号鍵で復号する出力制御手段と、 を有する、 ことを特徴とする掲示板システム。
  5. 【請求項5】 複数のユーザの端末装置と、サーバとを
    含むチャットシステムであって、 前記ユーザの端末装置は、 複雑な情報を手軽に入力して前記入力手段にデータを送
    る入力補助手段と、 ユーザが前記入力補助手段を含む入力手段を通じて入力
    した入力情報を任意の通信プロトコルに適合するデータ
    に変換して、ネットワークを経由して前記サーバに伝送
    する送信手段と、 ネットワークを経由して前記サーバから送られた前記任
    意の通信プロトコルに適合するデータを受信し、元の情
    報に変換する受信手段と、 受信手段が出力した情報を入力し、出力する出力手段
    と、 を具備する、 ことを特徴とするチャットシステム。
  6. 【請求項6】 前記複雑な情報が、絵文字等の文字の組
    み合わせによって別の意味を持った情報を表現すること
    を可能とする情報であることを特徴とする請求項5に記
    載のチャットシステム。
  7. 【請求項7】 前記複雑な情報が、HTMLやXML等
    のタグを用いた情報であることを特徴とする請求項5に
    記載のチャットシステム。
  8. 【請求項8】 複数のユーザの端末装置と、サーバとを
    含む掲示板システムであって、 前記ユーザの端末装置は、 複雑な情報を手軽に入力して前記入力手段にデータを送
    る入力補助手段と、 ユーザが前記入力補助手段を含む入力手段を通じて入力
    した入力情報を任意の通信プロトコルに適合するデータ
    に変換して、ネットワークを経由して前記サーバに伝送
    する送信手段と、 ネットワークを経由して前記サーバから送られた前記任
    意の通信プロトコルに適合するデータを受信し、元の情
    報に変換する受信手段と、 受信手段が出力した情報を入力し、出力する出力手段
    と、 を具備する、 ことを特徴とする掲示板システム。
  9. 【請求項9】 前記複雑な情報が、絵文字等の文字の組
    み合わせによって別の意味を持った情報を表現すること
    を可能とする情報であることを特徴とする請求項8に記
    載の掲示板システム。
  10. 【請求項10】 前記複雑な情報が、HTMLやXML
    等のタグを用いた情報であることを特徴とする請求項8
    に記載の掲示板システム。
  11. 【請求項11】 複数のユーザの端末装置と、サーバと
    を含むチャットシステムであって、 前記ユーザの端末装置は、 画像情報を入力する画像入力手段と、 ユーザが前記画像入力手段を含む入力手段を通じて入力
    した入力情報を任意の通信プロトコルに適合するデータ
    に変換して、ネットワークを経由して前記サーバに伝送
    する送信手段と、 ネットワークを経由して前記サーバから送られた前記任
    意の通信プロトコルに適合するデータを受信し、元の情
    報に変換する受信手段と、 前記受信手段から前記画像情報を入力し、前記画像情報
    を出力する画像出力手段と、 を具備する、 ことを特徴とするチャットシステム。
  12. 【請求項12】 前記画像情報が静止画であることを特
    徴とする請求項11に記載のチャットシステム。
  13. 【請求項13】 前記画像情報がデジタル圧縮された動
    画情報であることを特徴とする請求項11に記載のチャ
    ットシステム。
  14. 【請求項14】 前記通信プロトコルがTCP/IPで
    あることを特徴とする請求項11に記載のチャットシス
    テム。
  15. 【請求項15】 複数のユーザの端末装置と、サーバと
    を含む掲示板システムであって、 前記ユーザの端末装置は、 画像情報を入力する画像入力手段と、 ユーザが前記画像入力手段を含む入力手段を通じて入力
    した入力情報を任意の通信プロトコルに適合するデータ
    に変換して、ネットワークを経由して前記サーバに伝送
    する送信手段と、 ネットワークを経由して前記サーバから送られた前記任
    意の通信プロトコルに適合するデータを受信し、元の情
    報に変換する受信手段と、 前記受信手段から前記画像情報を入力し、前記画像情報
    を出力する画像出力手段と、 を具備する、 ことを特徴とする掲示板システム。
  16. 【請求項16】 前記画像情報が静止画であることを特
    徴とする請求項15に記載の掲示板システム。
  17. 【請求項17】 前記画像情報がデジタル圧縮された動
    画情報であることを特徴とする請求項15に記載の掲示
    板システム。
  18. 【請求項18】 前記通信プロトコルがTCP/IPで
    あることを特徴とする請求項15に記載の掲示板システ
    ム。
  19. 【請求項19】 画像入力手段および画像出力手段とし
    て、画像の入出力が可能なアプリケーションソフトウェ
    アを用いることを特徴とする請求項15に記載の掲示板
    システム。
  20. 【請求項20】 複数のユーザの端末装置と、サーバと
    を含むチャットシステムであって、 前記サーバは、 前記ユーザの端末装置からチャット会議開始指令情報を
    含む情報を入力する入力手段と、 前記チャット会議開始指令情報に基づいてチャット会議
    を開始するチャット会議開始手段と、 前記チャット会議開始指令情報の入力時を起点として時
    間を計測するタイマー手段と、 前記時間が一定の時間以上になればチャット会議を終了
    するチャット会議終了手段と、 を有する、 ことを特徴とするチャットシステム。
JP2000363510A 2000-11-29 2000-11-29 チャットシステム及び掲示板システム Pending JP2002163220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363510A JP2002163220A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 チャットシステム及び掲示板システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363510A JP2002163220A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 チャットシステム及び掲示板システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002163220A true JP2002163220A (ja) 2002-06-07

Family

ID=18834615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000363510A Pending JP2002163220A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 チャットシステム及び掲示板システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002163220A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004061682A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Sony Corporation データ保管システム、データ管理方法、データ保管サービス装置、データの受け渡し方法
WO2005055074A1 (en) * 2003-12-03 2005-06-16 Nhn Corporation A method of managing bulletin on internet
JP2006139658A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 電子掲示板装置、プログラムおよび記憶媒体
JP2010026876A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Canon Inc 表示システム及びその表示方法
JP4824577B2 (ja) * 2003-12-12 2011-11-30 マイクロソフト コーポレーション イメージ共有機能を有するリアルタイムメッセージ通信のためのシステムおよび方法
JP2013073307A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Dna:Kk メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、及びプログラム
JP2013149262A (ja) * 2013-02-19 2013-08-01 Dna:Kk メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、及びプログラム
KR101471171B1 (ko) * 2013-07-22 2014-12-09 주식회사 엔씨소프트 게시판과 연계된 인스턴트 메시징 서비스 제공 시스템 및 방법
US11762931B2 (en) 2019-11-20 2023-09-19 Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. Feedback method and apparatus based on online document comment, and non-transitory computer-readable storage medium

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004061682A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Sony Corporation データ保管システム、データ管理方法、データ保管サービス装置、データの受け渡し方法
WO2005055074A1 (en) * 2003-12-03 2005-06-16 Nhn Corporation A method of managing bulletin on internet
JP4824577B2 (ja) * 2003-12-12 2011-11-30 マイクロソフト コーポレーション イメージ共有機能を有するリアルタイムメッセージ通信のためのシステムおよび方法
JP2006139658A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 電子掲示板装置、プログラムおよび記憶媒体
JP4522823B2 (ja) * 2004-11-15 2010-08-11 株式会社リコー 電子掲示板装置、プログラムおよび記憶媒体
JP2010026876A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Canon Inc 表示システム及びその表示方法
JP2013073307A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Dna:Kk メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、及びプログラム
JP2013149262A (ja) * 2013-02-19 2013-08-01 Dna:Kk メッセージ送受信システム、メッセージ送受信方法、及びプログラム
KR101471171B1 (ko) * 2013-07-22 2014-12-09 주식회사 엔씨소프트 게시판과 연계된 인스턴트 메시징 서비스 제공 시스템 및 방법
US11762931B2 (en) 2019-11-20 2023-09-19 Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. Feedback method and apparatus based on online document comment, and non-transitory computer-readable storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101588539B (zh) 向通信终端分发宣传消息的系统和方法
JP6101973B2 (ja) ボイスリンクシステム
FI115868B (fi) Puhesynteesi
KR101252609B1 (ko) 통화를 수반하는 푸쉬형 정보통신 시스템
CN100546322C (zh) 具有文本到语音和语音到文本翻译的聊天与远程会议系统
TWI295043B (en) System for multimedia information communication service, and computer-readable recording media recording a program used in a user terminal of said system
US20030211856A1 (en) System and method for facilitating interactive presentations using wireless messaging
US20060101499A1 (en) Method and system for secure sharing, gifting, and purchasing of content on television and mobile devices
CN1954566A (zh) 用于从发送者向接收者传输消息的方法,消息系统和消息转换装置
Lafford et al. CMC technologies for teaching foreign languages: What's on the horizon?
JP2006174414A (ja) 対話式マルチメディアコンテンツ配信システム
TWI222042B (en) Method of providing education services for free talk services
JP2002163220A (ja) チャットシステム及び掲示板システム
Noll The evolution of media
CN100418157C (zh) 影音视讯系统
Balbi Wireless’s “critical flaw”: The Marconi company, corporation mentalities, and the broadcasting option
JP2002101205A (ja) 会議支援装置及び方法並びにこれに利用される記憶媒体
Rustanta et al. Deception in Online Learning During the Pandemic of Covid-19 in Indonesia
KR20070098421A (ko) 온라인 게시판을 이용한 다중 음성토론 서비스 방법 및시스템
US20210336918A1 (en) Voice Applications in Social Media
KR20010008097A (ko) 유선 또는 무선 네트워크를 통한 다자간 회의, 교육용화상, 음성, 문자 전송 방법
JP2001005370A (ja) 遠隔教育システムとその講師局装置
Whynot The Benefits of Research on Learning and Practice: Thoughts from the 2017 Symposium on Interpretation and Translation
KR20020090244A (ko) 가상 채팅자를 이용한 통신망상에서의 화상채팅 서비스방법 및 시스템
Ayarekar The Quality Comparison and Features of Various Video Calling and Conferencing Applications in Mumbai and Navi Mumbai

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050523

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061129