JP2002162994A - メッセージ交換システム - Google Patents

メッセージ交換システム

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JP2002162994A
JP2002162994A JP2000361307A JP2000361307A JP2002162994A JP 2002162994 A JP2002162994 A JP 2002162994A JP 2000361307 A JP2000361307 A JP 2000361307A JP 2000361307 A JP2000361307 A JP 2000361307A JP 2002162994 A JP2002162994 A JP 2002162994A
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Junichi Sugiyama
順一 杉山
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EASTEM KK
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EASTEM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット上の性別分離型のメッセージ
交換システムにおいて、メッセージを記述する人間の性
別を判別可能とする。 【解決手段】 事務局が提供するサービス利用に必要な
情報を入力させる案内メッセージと共に事務局にかけさ
せる電話番号をメッセージとして発信するメッセージ発
信手段32と、案内メッセージに応答した利用者からの
情報データを収集して記録するデータ記録手段33と、
メッセージに応答した利用者からの架電による呼び対し
て特定フレーズの音声を発声させ、その音声信号を、通
信回線を通して音声データとして収集して録音し、この
音声データより利用者の男女を判別する音声データ収集
手段51と、この判別結果と前記データ記録手段に記録
された情報データ中の性別情報とを比較し、性別を判定
する判定手段51とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインターネット上
のメッセージ交換システムに係り、音声によるメッセー
ジ記述者の性別判定を可能にしたメッセージ交換システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来インターネット上で不特定多数の人
間とメッセージを交換する場合、メッセージを表示画面
を通して伝える人間を男性、女性に分けて、男性から女
性、女性から男性へのメッセージを一覧表示したり、メ
ッセーシ゛を投稿できる性別分離型の伝言板システムがあ
る。
【0003】この伝言板システムとして、メッセージ記
述者がインターネットを通してWEBサイトのメッセー
ジ交換システムを開いたならば、パーソナルコンピュー
タ(以下、パソコンと略記する。)のキーボード入力に
より異性へのメッセージを伝言板システムに記述した
り、合同コンパへの参加を集うメッセージを投稿するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝言板システム
においては、男性が専用に書き込む伝言板に女性が男性
名等を使い男性を装うてメッセージを書き込んだり、逆
に男性が女性を装うて伝言板にメッセージを書き込んで
も実際に、性別を確認する手段はなかった。このため、
伝言板システムの利用者はメッセージ相手の性別を明確
に判断できぬまま半信半疑でメッセージの交換をせざる
を得なく、メッセージ相手が異性であることが偶然にも
発覚した場合は、システムの信頼性に欠けるという問題
点があった。
【0005】また、実際に性別を偽って伝言板メッセー
ジにメッセージを書き込む悪戯や不正も多発しており、
伝言システムを管理するWEBサイトの管理者はそのよ
うな伝言板システムの不正利用に苦慮しているのが現実
である。そして、性別を偽ってメッセージをやり取りし
た事実が発覚した場合は、そのシステムは利用者の信頼
を一著しく失墜するという問題点があった。
【0006】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたものであり、伝言板システムを利用する
メッセージ記述者に対して、システムの利用資格のある
性別の人間か否かを判定するデータを提出させるメッセ
ージを自動的にメッセージ記述者に送り、この判定デー
タより性別を自動判定できる機能を有したメッセージ交
換システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメッセー
ジ交換システムは、事務局が提供するサービスの利用を
要求する利用者からの通信を、通信回線を介して受信す
る受信手段と、この受信手段により受信した利用者から
通信に対して前記通信回線を介してサービス利用に必要
な情報を入力させる案内メッセージと共に前記事務局に
かけさせる電話番号をメッセージとして発信するメッセ
ージ発信手段と、この案内メッセージに応答した前記利
用者からの情報データを収集して記録するデータ記録手
段と、前記メッセージに呼応した前記利用者からの架電
による呼び対して特定フレーズの音声を発声させ、その
音声信号を、記通信回線を通して音声データとして収集
して録音し、この音声データより利用者の男女を判別す
る音声データ収集手段と、この判別結果と前記データ記
録手段に記録された情報データ中の性別情報とを比較
し、性別不一致判定時にサービス利用登録を抹消する判
定手段とを備えたものである。この発明によれば、サー
ビス利用を登録できる性別が何れか一方にに決まってい
る場合に、性別を偽って登録を行うとするサービス利用
者に電話口で特定のフレーズを発せさせ、その音声デー
タより性別を判定し登録の可否を判断する。
【0008】この発明に係るメッセージ交換システムの
音声データ収集手段は、録音された音声データを声紋分
析して利用者の性別を自動判定するものである。この発
明によれば、サービス利用を登録できる性別が何れか一
方にに決まっている場合に、性別を偽って登録を行うと
するサービス利用者に電話口で特定のフレーズを発声さ
せ、その音声データを声紋分析にかけて性別を判定し登
録の可否を判断する。
【0009】この発明に係るメッセージ交換システムの
メッセージ発信手段は、案内メッセージと電話番号と共
に、利用者を仮登録させる会員番号および暗証番号を、
前記通信回線を通して前記利用者に通知し、また、音声
データ収集手段は、音声データ収集前に前記通知された
会員番号および暗証番号を入力させるものである。この
発明によれば、電話回線による利用者の音声データ収集
前に、既に登録してある会員番号と暗証番号とを入力し
て会員番号に対応させて既に登録したキーボード入力に
よる性別情報を呼び出し、この性別情報と音声データ収
集により判別した性別とを比較して一致判定を行う。
【0010】この発明に係るメッセージ交換システムの
判定手段は、性別判別結果と会員番号と共に登録された
利用者の性別との不一致判定時にこの会員番号で特定さ
れる利用者の仮登録を抹消するものである。この発明に
よれば、登録された性別と音声データにより判別された
性別との不一致判定時に仮登録を末梢し、一致判定時に
仮登録を正規の登録とする。
【0011】この発明に係るメッセージ交換システムの
音声データ収集部は、電話機のプッシュダイヤル番号に
て会員番号および暗証番号を入力させ、受話器を通して
音声を送信させるものである。この発明によれば、電話
機1つで音声データ、個人を特定する会員番号および暗
証番号を入力させることで、データによる入力機器の切
り替えが不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
係るメッセージ交換システムのインターネット上におけ
る構成を示す図である。インターネットNにはユーザパ
ソコン12,電話機14より構成されるユーザサイト1
a〜1c、メッセージ交換システムをサポートするWE
Bサーバ、メッセージ交換システムにおける伝言板シス
テムに会員登録を希望する利用者とインターネットNを
通して利用者の個人情報、他の会員登録必要情報および
性別を判断させるデータとして特定のフレーズの肉声を
音声データと入力しデータベースに登録する自動音声応
答装置4が接続される。
【0013】ユーザサイト1は、ユーザパソコン12か
らのデータをモデム13でデジタル変換し電話線15を
通して電話網TNに送り、電話網TNよりインターネッ
トNに送信すると共に、WEBサーバ3より発信された
情報をインターネットN、電話網TN通して取り込み、
モデムでアナログ変換して入力しディスプレイ11に表
示する。尚、ユーザサイト1とインターネットNとの通
信回線にISDNを用いる場合は、モデムに代えてTA
(ターミナル・アダプタ)を用いる。
【0014】また、電話機14は必要データおよび音声
データを電話網TNより公衆電話回線Tに送り、公衆電
話回線Tで自動音声応答装置4に送信する。インターネ
ット対応の電話機あるいは携帯電話機であれば電話網T
Nを介さず直接、電波にてインターネットNに接続する
ことも可能である。
【0015】次に、WEBサーバ3および自動音声応答
装置4が実施するメッセージ交換システムの機能を図2
のブロック図にて示す。WEBサーバ3および自動音声
応答装置4の双方が有するデータ送受信部31はインタ
ーネットN、電話網Nを介してユーザパソコン11、電
話機14におけるデータ送受信の制御を行う。
【0016】WEBサーバ3におけるメッセージ発信部
32は、インターネットNを通して利用者からの伝言板
メッセージへの会員登録希望を受けると、先ず、仮会員
登録に必要なメッセージを、インターネットNを通して
ユーザパソコン11の画面12に表示する。データ収集
部33は画面表示されたメッセージに呼応してユーザサ
イト1より送られてきたて利用者の個人情報、他の会員
登録必要情報および性別を収集し、WEBサーバ3とイ
ンターネットNを通して接続されている自動音声応答装
置4に送り、データベース管理部55の制御の基にデー
タベース56に仮登録する。また、メッセージ発信部3
2はインターネットNを通してユーザサイト1のユーザ
パソコン11に個人認証用の会員番号、暗証番号と共に
音声自動応答装置4を呼び出すサービス用電話番号等の
情報を送り画面表示させる。
【0017】その後、音声自動応答装置4は利用者から
電話により呼びを受けると、自己におけるメッセージ発
信部32から音声ガイダンスにより先に伝えた会員番
号、暗証番号をプッシュボタンで選択させるメッセージ
と予め設定したフレーズを発生させるメッセージを、電
話網TNを通してユーザサイト1における電話機14に
送る。電話回線Tを通して送られてきた利用者からの音
声データはデータ収集部33に一旦取り込まれ、音声デ
ータ収集部51にて、例えば、磁気ディスクのような記
録媒体に記録され、性別判定に用いられる。
【0018】以下、本実施の形態1の動作を図3に示す
フローチャートを参照して説明する。先ず、伝言板シス
テムの会員登録を行う利用者は、伝言板システムを開設
しているWEBサーバをインターネット上の所定のアド
レスでアクセスする。この結果、WEBサーバは利用者
からの会員登録のアクセスをインターネット上の所定の
アドレスで受け付ける(ステップS1)。アクセスを受
け付けたならば、WEBサーバは会員登録の仕方を示す
案内メッセージをメッセージ発信部32からインターネ
ットNを通してユーザパソコン11の画面12に表示す
る。そして利用者は案内メッセージに沿って自己の性
別、その他の個人情報を入力する(ステップS3)。
【0019】性別および個人情報がデータ収集部33に
収集された後、データベース5への仮登録が終了したな
らば、WEBサイトは会員番号、暗証番号を発行しメッ
セージ発信部32よりインターネットNを通してユーザ
パソコン11の画面12に表示させると共に、サービス
用電話番号をも表示する。またはインターネットメール
にて会員番号、暗証番号、サービス用電話番号を通知す
る(ステップS5)。
【0020】この後、利用者は発行されたサービス用電
話番号に電話をかけると、電話回線は自動音声応答装置
4につながれる。自動音声応答装置4は呼び出しに応じ
て、メッセージ発信部32より利用者に会員番号、暗証
番号の入力を指示する音声ガイダンスを流す(ステップ
S9)。この指示に従って、利用者は、電話機14のプ
ッシュボタンの操作により会員番号と暗証番号を入力す
る。
【0021】入力された会員番号及び暗証番号と会員登
録時に発行された会員番号及び暗証番号との一致が判定
されたならば、利用者に電話機14において特定のフレ
ーズを発声させる。発声フレーズは電話回線Tにより音
声信号にて自動音声応答装置4に送信され、音声を会員
番号に対応させて磁気ディスクに録音する(ステップS
11)。
【0022】録音した音声を聞いて性別を判定する(ス
テップS13)。判定された性別は利用者が仮登録した
際の性別と一致するか会員番号を基にデータベースを検
索して性別が一致するか否かを判定する(ステップS1
5)。この一致判定が成されなければ仮登録を抹消する
(ステップS17)。一致が判定されれば会員登録は正
規に成される(ステップS19)。
【0023】このように会員登録時に利用者に対して所
定のフレーズを発声させる音声ガイダンスを流すこと
で、システムを不正利用しようとする利用者はフレーズ
発声を躊躇して会員登録を諦らめるため、不正会員登録
を未然に防止できる。
【0024】また、音声ガイダンスに沿って所定のフレ
ーズを発声した場合、システムの不正利用を目論む利用
者は不正利用を見透かされたかの様な心理的な動揺によ
り、発声に無理が入り込む。そのため、録音した音声を
聴くことで仮登録時の性別と異なることが即座に判別で
きる。
【0025】即ち、本実施の形態の目的は、単に録音音
声により性別を判定するのではなく、不正利用者の心理
的的動揺のある音声を容易に引き出し性別判定を容易に
して不正登録を防止し、システムの信頼性を高めること
にある。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1は録音音
声により性別判定を行ったが、このように予め登録され
た利用者の性別と利用者の録音音声による性別判定結果
との比較により登録の可否を判断する場合、電話回線に
送信される音声信号の周波数帯域は低い(約3.4Kh
z)ということや、人によっては電話に対して過度に神
経質となり声が上擦たりするため、人為的な音声聴取か
ら性別を完全に判定することは困難な場合もある。
【0027】本実施の形態2はこのような事情に鑑みて
成されたものであり、図2に示す交換システムの構成に
加えて音声データ収集部51の磁気ディスクに録音され
た音声より声紋分析を行い、利用者の性別判定を行う声
紋分析部53を自動音声応答装置5に備えたものであ
る。この声紋分析部53は、音声データにおける声紋分
析による性別判定と仮登録された利用者の性別とが異な
る場合、データベース管理部55を起動してデータベー
ス56に仮登録された利用者の各種情報は抹消される。
【0028】以下、先ず、伝言板システムの会員登録を
行う利用者は、伝言板システムを開設しているWEBサ
ーバをインターネット上の所定のアドレスでアクセスす
る。この結果、WEBサーバは利用者からの会員登録の
アクセスをインターネット上の所定のアドレスで受け付
ける(ステップS1)。アクセスを受け付けたならば、
WEBサーバは会員登録の仕方を示す案内メッセージを
メッセージ発信部32からインターネットNを通してユ
ーザパソコン11の画面12に表示する。そして利用者
に案内メッセージに沿って利用者の性別、その他の個人
情報を入力させる(ステップS3)。
【0029】性別および個人情報がデータ収集部33に
収集された後、データベース5への仮登録が終了したな
らば、WEBサイトは会員番号、暗証番号を発行しメッ
セージ発信部32よりインターネットNを通してユーザ
パソコン11の画面12に表示させると共に、サービス
用電話番号をも表示する。またはインターネットメール
にて会員番号、暗証番号、サービス用電話番号を通知す
る(ステップS5)。
【0030】この後、利用者は発行されたサービス用電
話番号に電話をかけると、その回線は自動音声応答装置
4に回される。自動音声応答装置4は利用者からの呼び
出しに応じて、メッセージ発信部32より電話回線Tを
通して利用者に会員番号、暗証番号の入力を指示する音
声ガイダンスを流す(ステップS9)。この指示に従っ
て、利用者は、電話機14のプッシュボタンの操作によ
り会員番号と暗証番号を入力する。
【0031】入力された会員番号及び暗証番号と会員登
録に発行された会員番号と暗証番号との一致が判定され
たならば、利用者に電話機14において特定のフレーズ
を発声させるメッセージを送る。利用者より発生された
フレーズは電話回線Tにより音声信号にて自動音声応答
装置4に送られ、音声データを会員番号に対応させて磁
気ディスクに録音する(ステップS11)。
【0032】自動音声応答装置4は録音した音声を声紋
分析部にかけ、音声の基本周波数を抽出したならば、基
本周波数の平均値と分散を算出し、平均値と分散から利
用者の性別を判定する(ステップS20,21,23,
25)。判定された性別と会員登録時の性別とが一致す
るか否かを判定する(ステップS15a)。性別と声紋
分析による性別とが一致すると推定できる利用者を会員
として登録し、伝言板システムの利用が可能となる(ス
テップS19)。しかし、一致が判定されない場合は仮
登録を抹消する(ステップS17)。
【0033】この発明における通信回線は、インターネ
ットに限らず他の通信ネットワークを用いてもよい。ま
た、WEBサーバに自動音声応答装置を組み込むと共に
データベースを内蔵してもよい。
【0034】次に、自動音声応答装置に含まれる声紋分
析分析装置が行う音声による性別判定法(吉井貞▲ひろ
▼ 著 「音響情報処理」 北森出版 pp12−1
3、あるいは斉藤、加藤、寺西共著 「音声の基本周波
数の特性について」 日本音響学会誌、14、2、pp
111−116、1958を参照)の原理を説明する。
人間の音声が空気中を伝わって相手に聞こえるまでに
は、音源での音の発声、声道での音の加工、更に唇と鼻
腔での音の加工という過程がある。音源では一様なノイ
ズのようなものが発生されている。この一様なノイズを
声道と鼻腔で音声と認識されるものに変換する。変換自
体はフィルターのようなもので、身近なものではオーデ
ィオセットのイコライザーのようなものである。
【0035】また、音声の周波数分布には特徴があり、
有効な周波数帯域は約8kHzで、同じ音素(「あ」と
か「い」など、子音も文分割される)では女性の周波数
帯域は男性の約2倍のところに位置する。この分布にも
男女の特徴が現れるが、これは同じ音素でしか比較でき
ない。音素ごとに分布する位置が異なり、異なる音素間
では同じ位置に分布することも多いという欠点がある。
【0036】この欠点は、音声の発生アルゴリズムで音
の加工による影響を取り除くことで解消される。この音
の加工の影響は音声の基本周波数を抽出することにより
取り除くことができる。基本周波数は対数周波数軸上で
正規分布するという特徴がある。さらに、基本周波数の
平均値と各基本周波数間の分散は男女によって異なる。
この男女間における基本周波数の平均値の差、分散の差
を利用して音声より男女を判定する。
【0037】図6は男性二人の音声をサンプル1,2と
した場合に二人の音声の基本周波数(●印と▲印で表
す。)が時間的にどの様に変化した調べた実験結果を、
音声の周波数・時間変化特性で示した図である。男性に
おける音声の基本周波数の平均値は一般的に125Hz
で分散が20hzであると文献で示されているのに対
し、図6に示す特性図においては破線で示されるように
平均値125Hzで分散が20hz以内であるため、文
献と一致していることがわかる。
【0038】女性の場合は基本周波数の平均値250H
zに対しての分散の実験結果は示していないが、女性に
ついても同様であり、音声に基づく女性判別は基本周波
数の平均値と平均値の分散から行える。
【0039】本実施の形態においては、基本周波数およ
び分散が男性を判定する閾値を越えた場合に女性と判断
するため、何れか一方の異性を判断できる基本周波数お
よび分散が得られば本実施の形態の目的を達成すること
ができる。尚、例えば、女性であっても基本周波数が閾
値を越えて男性の領域に入れば当然、音声に性別判定は
誤判定となるが、この確率は自然な環境では分散に対す
る平均値の離れ具合から見て高くない。
【0040】従って、本判定法によれば音声から高い確
率で性別判定を行うことができる。この判定法による判
定結果の評価はむしろ、本判定法の利用方法、人間が音
声を聴取して判別する場合との比較、本判定法を用いた
場合のリスク、コストに依存するものである。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、事務局が提供するサ
ービスの利用を要求する利用者からの通信を、通信回線
を介して受信する受信手段と、この受信手段により受信
した利用者から通信に対して前記通信回線を介してサー
ビス利用に必要な情報を入力させる案内メッセージと共
に前記事務局にかけさせる電話番号をメッセージとして
発信するメッセージ発信手段と、この案内メッセージに
応答した前記利用者からの情報データを収集して記録す
るデータ記録手段と、前記メッセージに呼応した前記利
用者からの架電による呼び対して特定フレーズの音声を
発声させ、その音声信号を、記通信回線を通して音声デ
ータとして収集して録音し、この音声データより利用者
の男女を判別する音声データ収集手段と、この判別結果
と前記データ記録手段に記録された情報データ中の性別
情報とを比較し、性別不一致判定時にサービス利用登録
を抹消する判定手段とを備え、サービス利用を登録でき
る性別が何れか一方に決まっている場合に、登録を行う
とするサービス利用者に電話口で特定のフレーズを発声
させ、その音声データより性別を判定し登録の可否を判
断することでサービス利用者に対する信頼性が向上する
という効果がある。
【0042】この発明によれば、音声データ収集手段
は、録音された音声データを声紋分析して利用者の性別
を自動判定することで、サービス利用を登録できる性別
が何れか一方にに決まっている場合に、性別を偽って登
録を行うとするサービス利用者に電話口で特定のフレー
ズを発声させ、その音声データを声紋分析にかけて性別
を判定し登録の可否を判断するため性別判定の精度が向
上しサービス利用者への信頼性がより向上するという効
果がある。
【0043】この発明によれば、メッセージ発信手段
は、案内メッセージと電話番号と共に、利用者を仮登録
させる会員番号および暗証番号を、前記通信回線を通し
て前記利用者に通知し、また、音声データ収集手段は、
音声データ収集前に前記通知された会員番号および暗証
番号を入力させることで、電話回線による利用者の音声
データ収集前に、既に登録してある会員番号と暗証番号
とを入力して会員番号に対応させて既に登録したキーボ
ード入力による性別情報を呼び出し、この性別情報と音
声データ収集により判別した性別とを比較して一致判定
を行うため判定対象の取り違いを防止し正確な判定動作
を行うことができるという効果がある。
【0044】この発明によれば、判定手段は、性別判別
結果と会員番号と共に登録された利用者の性別との不一
致判定時にこの会員番号で特定される利用者の仮登録を
抹消し、一致判定時に登録を継続することで登録動作を
一度で済み利用者への登録手続の煩わしさを軽減させる
ことができる。
【0045】この発明によれば、音声データ収集部は、
電話機のプッシュダイヤル番号にて会員番号および暗証
番号を入力させ、受話器を通して音声を送信させること
で、電話機1つで音声データ、個人を特定する会員番号
および暗証番号を入力させることで、データによる入力
機器の切り替えが不要となり登録操作が簡易化できるる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における交換システムの構成図で
ある。
【図2】図2は実施の形態1におけるWEBサーバと自
動音声応答装置の構成図である。
【図3】図3は実施の形態1の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】図4は実施の形態2におけるWEBサーバと自
動音声応答装置の構成図である。
【図5】図5は実施の形態2の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図6】図6は音声の周波数特性による男女判別結果の
実験結果を示す周波数特性図である。
【符号の説明】
1 ユーザ・サイト 3 WEBサーバ 4 自動音声応答装置 5,56 データベース 14 電話機 11 ユーザパソコン 14 電話機 31 データ送受信部 32 メッセージ発信部 33 データ収集部 51 音声データ収集部 55 データベース管理部 TN 電話網 N インターネット T 電話回線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事務局が提供するサービスの利用を要求
    する利用者からの通信を、通信回線を介して受信する受
    信手段と、この受信手段により受信した利用者から通信
    に対して前記通信回線を介してサービス利用に必要な情
    報を入力させる案内メッセージと共に前記事務局にかけ
    させる電話番号をメッセージとして発信するメッセージ
    発信手段と、この案内メッセージに応答した前記利用者
    からの情報データを収集して記録するデータ記録手段
    と、前記メッセージに呼応した前記利用者からの架電に
    よる呼び対して特定フレーズの音声を発声させ、その音
    声信号を前記通信回線を通して音声データとして収集し
    て録音し、この音声データより利用者の男女を判別する
    音声データ収集手段と、この判別結果と前記データ記録
    手段に記録された情報データ中の性別情報とを比較し、
    性別不一致判定時にサービス利用登録を抹消する判定手
    段とを備えたことを特徴とするメッセージ交換システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記音声データ収集手段は、録音された
    音声データを声紋分析して利用者の性別を自動判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ交換シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記メッセージ発信手段は、案内メッセ
    ージと電話番号と共に、利用者を仮登録させる会員番号
    および暗証番号を、前記通信回線を通して前記利用者に
    通知し、また、音声データ収集手段は、音声データ収集
    前に前記通知された会員番号および暗証番号を入力させ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のメッセー
    ジ交換システム。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、性別判別結果と会員番
    号と共に登録された利用者の性別との不一致判定時にこ
    の会員番号で特定される利用者の仮登録を抹消すること
    を特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のメッセ
    ージ交換システム。
  5. 【請求項5】 前記音声データ収集部は、電話機のプッ
    シュダイヤル番号にて会員番号および暗証番号を入力さ
    せ、受話器を通して音声を送信させることを特徴とする
    請求項3に記載のメッセージ交換システム。
JP2000361307A 2000-11-28 2000-11-28 メッセージ交換システム Withdrawn JP2002162994A (ja)

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JP2000361307A JP2002162994A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 メッセージ交換システム

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