JP2002162634A - 液晶素子および液晶素子の製造方法 - Google Patents
液晶素子および液晶素子の製造方法Info
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- JP2002162634A JP2002162634A JP2000360466A JP2000360466A JP2002162634A JP 2002162634 A JP2002162634 A JP 2002162634A JP 2000360466 A JP2000360466 A JP 2000360466A JP 2000360466 A JP2000360466 A JP 2000360466A JP 2002162634 A JP2002162634 A JP 2002162634A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶素子を光学素子として利用する為に、小
型の液晶素子を提供する。 【解決手段】 電極と配向膜などが形成された２枚の基
板を、シール剤を介して間隙をもって貼り合わせて製造
される液晶素子であって、前記シール剤で形成されるシ
ールパターンが、液室シール１０とストップシール１２
よりなり、前記ストップシールが、注入口近傍に気泡を
封じ込めるように形成されており、注入口に対して円弧
状の凹面を有している液晶素子。
型の液晶素子を提供する。 【解決手段】 電極と配向膜などが形成された２枚の基
板を、シール剤を介して間隙をもって貼り合わせて製造
される液晶素子であって、前記シール剤で形成されるシ
ールパターンが、液室シール１０とストップシール１２
よりなり、前記ストップシールが、注入口近傍に気泡を
封じ込めるように形成されており、注入口に対して円弧
状の凹面を有している液晶素子。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶素子と液晶素
子の製造方法に関する。
子の製造方法に関する。
【０００２】液晶素子は、電極などが形成された２枚の
基板を用いて製造される。２枚の基板をシール剤を介し
て間隙をもって貼り合わせて複数のセルを一体に形成し
た後、細長いステック状に切断した後に、液晶の注入と
封止をする。その後、細長いステック状の基板を切断し
て、個々の液晶素子を製造している。しかし、光学素子
として使われる小型の液晶素子は、衝撃や急激な温度変
化により、液晶素子内に気泡が発生することがある。そ
こで、図２に示すごとく構造の液晶素子（特開２０００
ー１９３９９３）等が提案されている。
基板を用いて製造される。２枚の基板をシール剤を介し
て間隙をもって貼り合わせて複数のセルを一体に形成し
た後、細長いステック状に切断した後に、液晶の注入と
封止をする。その後、細長いステック状の基板を切断し
て、個々の液晶素子を製造している。しかし、光学素子
として使われる小型の液晶素子は、衝撃や急激な温度変
化により、液晶素子内に気泡が発生することがある。そ
こで、図２に示すごとく構造の液晶素子（特開２０００
ー１９３９９３）等が提案されている。
【０００３】具体的には、図２は、従来の液晶素子の液
晶セルの構造を示す概略平面図であり、この液晶セルは
上下一対の基板をシール材を介して貼り合わせた構造で
あるが、説明の都合により上基板の図示を省略してい
る。図に示す液晶セルは下基板２と図示しない上基板の
間にスペーサを介して所定間隙隔てて対向配置させると
ともに、上下の基板の間の周辺部をシール材１で貼り合
わせて内部に閉空間を形成した後、シール材１の一部に
設けた液晶注入口５ａから液晶組成物を充填して、液晶
層６を設けたものである。
晶セルの構造を示す概略平面図であり、この液晶セルは
上下一対の基板をシール材を介して貼り合わせた構造で
あるが、説明の都合により上基板の図示を省略してい
る。図に示す液晶セルは下基板２と図示しない上基板の
間にスペーサを介して所定間隙隔てて対向配置させると
ともに、上下の基板の間の周辺部をシール材１で貼り合
わせて内部に閉空間を形成した後、シール材１の一部に
設けた液晶注入口５ａから液晶組成物を充填して、液晶
層６を設けたものである。
【０００４】なお、液晶組成物充填後、表示部側の閉空
間内の液晶層６と表示部外の液晶注入口５ａ側の液晶層
とはシール材の仕切り１ａで仕切られているが、液晶注
入路５ｂにより連通されており、封止材４で開口部を封
止した後の液晶注入口５ａ内が圧縮性の部位３として機
能しており、この圧縮性の部位３には気泡が設けられて
いる。従って、このような構成の液晶セルでは、衝撃や
急激な温度変化により、液晶素子内に気泡が発生するこ
とを抑制している。
間内の液晶層６と表示部外の液晶注入口５ａ側の液晶層
とはシール材の仕切り１ａで仕切られているが、液晶注
入路５ｂにより連通されており、封止材４で開口部を封
止した後の液晶注入口５ａ内が圧縮性の部位３として機
能しており、この圧縮性の部位３には気泡が設けられて
いる。従って、このような構成の液晶セルでは、衝撃や
急激な温度変化により、液晶素子内に気泡が発生するこ
とを抑制している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では表示部側の閉空間内の液晶層６と表示部外の液
晶注入口５ａ側の液晶層とは仕切り１ａで仕切られてお
り、かつ、液晶注入路５ｂにより連通されているため
に、圧力調整経路は液晶注入路５ｂのみで、圧力変化に
十分な調整機能を有しないという問題があった。さら
に、本願発明は、微細な液晶素子を提供することにあ
り、上記構成においては、シール材の仕切り１ａを充分
に構成できない。そこで本発明の目的は、上記課題を解
決し、品質の安定した小型の液晶素子を提供することに
ある。
構成では表示部側の閉空間内の液晶層６と表示部外の液
晶注入口５ａ側の液晶層とは仕切り１ａで仕切られてお
り、かつ、液晶注入路５ｂにより連通されているため
に、圧力調整経路は液晶注入路５ｂのみで、圧力変化に
十分な調整機能を有しないという問題があった。さら
に、本願発明は、微細な液晶素子を提供することにあ
り、上記構成においては、シール材の仕切り１ａを充分
に構成できない。そこで本発明の目的は、上記課題を解
決し、品質の安定した小型の液晶素子を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、液室内の液晶注入口近傍に、気
泡を封じ込める。前記気泡には、衝撃や急激な温度変化
による、液晶の収縮・膨張に対してダンパー効果があ
る。
に、本発明においては、液室内の液晶注入口近傍に、気
泡を封じ込める。前記気泡には、衝撃や急激な温度変化
による、液晶の収縮・膨張に対してダンパー効果があ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を基に本発明を説明す
る。図１は、本発明の液晶素子のシールパターンをしめ
す概念図である。
る。図１は、本発明の液晶素子のシールパターンをしめ
す概念図である。
【０００８】図１に示すのは、電極と配向膜などが形成
された２枚の基板を、シール剤を介して間隙をもって貼
り合わせて製造された液晶素子である。シール剤で形成
されるシールパターンが、液室シール１０とストップシ
ール１２よりなり、前記ストップシールが、液晶の注入
口近傍に気泡１３を封じ込めるように個別に形成されて
おり、注入口に対して円弧状の凹面または三角状の面を
有している。図１において、液晶の注入口は封孔剤１４
によって封孔されている。
された２枚の基板を、シール剤を介して間隙をもって貼
り合わせて製造された液晶素子である。シール剤で形成
されるシールパターンが、液室シール１０とストップシ
ール１２よりなり、前記ストップシールが、液晶の注入
口近傍に気泡１３を封じ込めるように個別に形成されて
おり、注入口に対して円弧状の凹面または三角状の面を
有している。図１において、液晶の注入口は封孔剤１４
によって封孔されている。
【０００９】本発明の液晶素子の製造方法は、電極と配
向膜などが形成された２枚の基板を、シール剤を介して
間隙をもって貼り合わせて、液晶を注入口より注入する
工程と封止工程とを備えた製造方法である。そして、前
記封止工程で気泡を液晶素子の注入口近傍に、封じ込め
て封孔することを特徴としている。
向膜などが形成された２枚の基板を、シール剤を介して
間隙をもって貼り合わせて、液晶を注入口より注入する
工程と封止工程とを備えた製造方法である。そして、前
記封止工程で気泡を液晶素子の注入口近傍に、封じ込め
て封孔することを特徴としている。
【００１０】さらに、具体的には、前記封止工程におい
て、液晶素子の液室５を、第１の加圧をして、液室５よ
り液晶を排出し、第１の加圧より低い第２の加圧をして
液室内に空気を引き込み気泡３を生成し、封孔剤を塗布
し減圧して封孔４すること液晶素子の製造方法である。
て、液晶素子の液室５を、第１の加圧をして、液室５よ
り液晶を排出し、第１の加圧より低い第２の加圧をして
液室内に空気を引き込み気泡３を生成し、封孔剤を塗布
し減圧して封孔４すること液晶素子の製造方法である。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、小型の液晶素子を提供することができる。
よれば、小型の液晶素子を提供することができる。
【図１】図１は、本発明の実施の形態を示す概念図であ
る。
る。
【図２】図２は、従来技術を示す概念図である。
【符号の説明】 １０ 液室シール １２ ストップシール １３ 気泡 １４ 封孔 １５ 液室
Claims (5)
- 【請求項１】 電極と配向膜などが形成された２枚の基
板を、シール剤を介して間隙をもって貼り合わせて製造
される液晶素子であって、前記シール剤で形成されるシ
ールパターンが、液室シールとストップシールよりな
り、前記ストップシールが、注入口近傍に気泡を封じ込
めるように個別に形成されてなること特徴とする液晶素
子。 - 【請求項２】 請求項１記載のストップシールは円弧状
の面を有していることを特徴とする液晶素子。 - 【請求項３】 請求項１記載のストップシールは三角状
の面を有していることを特徴とする液晶素子。 - 【請求項４】 電極と配向膜などが形成された２枚の基
板を、シール剤を介して間隙をもって貼り合わせて、液
晶を注入口より注入する工程と封止工程とを備えた液晶
素子の製造方法であって、前記封止工程で気泡を液晶素
子の注入口近傍に、封じ込めて封孔することを特徴とす
る液晶素子の製造方法。 - 【請求項５】 請求項４記載の封止工程において、液晶
素子の液室を、第１の加圧をして、液室より液晶を排出
し、第１の加圧より低い第２の加圧をして液室内に空気
を引き込み、封孔剤を塗布し減圧して封孔することを特
徴する液晶素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000360466A JP2002162634A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 液晶素子および液晶素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000360466A JP2002162634A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 液晶素子および液晶素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002162634A true JP2002162634A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18832059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000360466A Pending JP2002162634A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 液晶素子および液晶素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002162634A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2420866A (en) * | 2004-12-03 | 2006-06-07 | Lg Philips Lcd Co Ltd | Liquid crystal display device with bubble trap |
| JP2009244427A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 強誘電液晶パネル及びその製造方法。 |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000360466A patent/JP2002162634A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2420866A (en) * | 2004-12-03 | 2006-06-07 | Lg Philips Lcd Co Ltd | Liquid crystal display device with bubble trap |
| CN1782787A (zh) * | 2004-12-03 | 2006-06-07 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 液晶显示器件及其制造方法 |
| GB2420866B (en) * | 2004-12-03 | 2007-05-30 | Lg Philips Lcd Co Ltd | Liquid crystal display device and method of fabricating the same |
| US7643123B2 (en) | 2004-12-03 | 2010-01-05 | Lg Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device comprising bubble traps and method of fabricating the same |
| KR100987678B1 (ko) | 2004-12-03 | 2010-10-13 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 |
| DE102005029418B4 (de) * | 2004-12-03 | 2011-04-28 | Lg Display Co., Ltd. | Flüssigkristalldisplay und Verfahren zu dessen Herstellung |
| CN1782787B (zh) * | 2004-12-03 | 2013-06-12 | 乐金显示有限公司 | 液晶显示器件及其制造方法 |
| JP2009244427A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 強誘電液晶パネル及びその製造方法。 |
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