JP2002162246A - 経路案内システム - Google Patents

経路案内システム

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JP2002162246A
JP2002162246A JP2000357125A JP2000357125A JP2002162246A JP 2002162246 A JP2002162246 A JP 2002162246A JP 2000357125 A JP2000357125 A JP 2000357125A JP 2000357125 A JP2000357125 A JP 2000357125A JP 2002162246 A JP2002162246 A JP 2002162246A
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JP2000357125A
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Sadao Tanigawa
貞夫 谷川
Riyuuji Saikudou
龍司 細工藤
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末を小型化でき携帯に便利になると共
に、きめ細かな案内が可能となり、さらに、携帯端末が
安価となり普及を図りやすくなる経路案内システムを提
供する。 【解決手段】 経路案内システム1000は、携帯端末
1と、歩道に等間隔で埋設された埋め込み型情報端末1
00−Z,100−A,…,200−F,…100−I
と、横断歩道w内に埋設された埋め込み型情報端末30
0−Jと、案内経路を探索するサービス立案用サーバコ
ンピュータ1001と、ITS用ネットワーク1010
とを具備する。埋め込み型情報端末100は、携帯端末
1との通信機能および隣接する他の埋め込み型情報端末
との間の隣接通信機能を有する。埋め込み型情報端末2
00は、基本機能に加えて、サーバ1001とのゲート
ウェイ通信機能を備える。埋め込み型情報端末300
は、基本機能に加えて、路面上で発光する機能を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経路案内システム
に関し、さらに詳しくは、携帯端末を小型化でき携帯に
便利になると共に、きめ細かな案内が可能となり、さら
に、携帯端末が安価となり普及を図りやすくなる経路案
内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、GPS(Global Positioning Sys
tem)により現在場所を検出し、携帯端末で目標場所を
受け付け、携帯端末で現在場所から目標場所までの経路
を探索し、携帯端末の画面に案内メッセージを表示する
経路案内装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の経路案内装
置では、携帯端末にGPS受信機や地理データや経路探
索コンピュータなどを内蔵する必要があるため、携帯端
末が複雑化し、携帯に不便となる問題点がある。また、
地理データの新しさや詳しさや,経路探索コンピュータ
の能力に限界があり、きめ細かな案内が難しい問題点が
ある。さらに、携帯端末が高価となり、普及の障害とな
る問題点がある。そこで、本発明の目的は、携帯端末を
小型化でき携帯に便利になると共に、きめ細かな案内が
可能となり、さらに、携帯端末が安価となり普及を図り
やすくなる経路案内システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、経路案内サービスの利用者が携帯する携帯端末
(1)と,近接する携帯端末(1)と無線通信を行う携
帯端末通信機能および近接する情報端末(100,20
0)との間で無線通信を行う情報端末通信機能を有し道
路に沿って設置された基本タイプ情報端末(100)
と、前記携帯端末通信機能および前記情報端末通信機能
に加えてサーバ(1001)と通信するサーバ通信機能
を備えた拡張タイプ情報端末(200)と、前記利用者
を目標場所まで案内するための経路を探索するサーバ
(1001)とを具備してなり、前記携帯端末(1)
は、利用者から目標場所を受け付けて、近接する情報端
末(100)へ送信し、目標場所を受信した情報端末
(100)は、近接する情報端末(100)へ前記目標
場所および現在場所を送信し、目標場所および現在場所
を受信した情報端末(100)は、近接する情報端末
(100)へ順にリレー転送して前記拡張タイプ情報端
末(200)へ前記目標場所および現在場所を送信し、
前記拡張タイプ情報端末(200)は、前記サーバ(1
001)へ目標場所および現在場所を送信し、前記サー
バ(1001)は、目標場所および現在場所から経路を
探索し案内情報を生成して前記拡張タイプ情報端末(2
00)へ送信し、前記拡張タイプ情報端末(200)
は、経路に沿った情報端末(100)に前記案内情報を
送信し、案内情報を受信した情報端末(100)は、携
帯端末(1)が近接してきた時点で前記案内情報を送信
し、前記携帯端末(1)は、前記案内情報を受信して利
用者へメッセージを報知することを特徴とする経路案内
システム(1000)を提供する。上記第1の観点によ
る経路案内システム(1000)では、携帯端末(1)
に近接する情報端末(100)が現在場所を送信するた
め、携帯端末(1)はGPS受信機を持つ必要がない。
また、サーバ(1001)が経路を探索するため、携帯
端末(1)は地理データや経路探索コンピュータを持つ
必要がない。よって、携帯端末(1)を小型化でき、携
帯に便利になる。また、サーバ(1001)は、地理デ
ータの新しさや詳しさや,経路探索コンピュータの能力
の高度化が容易なため、きめ細かな案内が可能となる。
さらに、携帯端末(1)が安価となるため、普及を図り
やすくなる。また、利用者への刻々の案内は情報端末
(100)が受け持つため、サーバ(1001)は案内
情報を1回だけ送信すればよく、サーバ(1001)に
処理負担が集中することを防止できる。
【0005】なお、情報端末(100,200)間の通
信が近接通信に限定されていても、リレー転送を行うこ
とで、広域ネットワークを構成できる。また、情報端末
(100,200)の増設や移転の自由度が高いため、
柔軟なネットワーク構成が可能となり、障害に対する信
頼性を向上することも出来る。
【0006】第2の観点では、本発明は、上記構成の経
路案内システムにおいて、前記携帯端末(1)は、利用
者から目標場所および探索条件を受け付け、前記サーバ
(1001)は、前記探索条件を考慮して経路を探索す
ることを特徴とする経路案内システム(1000)を提
供する。上記第2の観点による経路案内システム(10
00)では、利用者から受け付けた探索条件を考慮して
経路を探索するから、利用者のニーズ(例えば距離が短
かい経路を探索するか,坂道や段差が少ない経路を探索
するかなど)に合わせた経路案内を行えるようになる。
【0007】第3の観点では、本発明は、上記構成の経
路案内システムにおいて、前記情報端末(100,20
0)の少なくとも一つは、道路混雑状況を検出するセン
サ(90)を備え、、検出した道路混雑状況を前記携帯
端末(1)または前記サーバ(1001)の少なくとも
一方へ送信することを特徴とする経路案内システム(1
000)を提供する。上記第3の観点による経路案内シ
ステム(1000)では、道路混雑状況を利用者に報知
したり、混雑が少ない経路を探索することが可能とな
る。
【0008】第4の観点では、本発明は、上記構成の経
路案内システムにおいて、前記情報端末(100,20
0)の少なくとも一つは、交通信号状態を検出するセン
サを備え、検出した交通信号状態を前記携帯端末(1)
へ送信することを特徴とする経路案内システム(100
0)を提供する。上記第4の観点による経路案内システ
ム(1000)では、交通信号状態を利用者に報知する
ことが可能となる。
【0009】第5の観点では、本発明は、上記構成の経
路案内システムにおいて、前記情報端末(100,20
0)の少なくとも一つは、発光手段を備えることを特徴
とする経路案内システム(1000)を提供する。上記
第5の観点による経路案内システム(1000)では、
光により通行人に注意を促すことが出来るようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
【0011】図1は、本発明の一実施形態にかかる経路
案内システムを示す構成図である。この経路案内システ
ム1000は、経路案内サービスの利用者uが携帯する
携帯端末1と、歩道(Z,A,B,…,Iの各地点)に
例えば10m間隔で埋設された埋め込み型情報端末10
0−Z,100−A,100−B,100−C,100
−D,100−E,200−F,100−G,100−
H,100−Iと、横断歩道w内に埋設(全体を埋設し
ても,一部のみ埋設してもよい)された埋め込み型情報
端末300−Jと、サーバ1001と、前記埋め込み型
情報端末200−Fと前記サーバ1001の間を接続す
るITS(Intelligent Transport Systems;高度道路
交通システム)用ネットワーク1010とを具備して構
成されている。前記横断歩道wの脇には、歩行者用の信
号機sが設置されている。なお、携帯端末を1つだけ図
示したが、携帯端末は複数でもよい。
【0012】前記埋め込み型情報端末100は、前記携
帯端末1と近距離無線通信を行う携帯端末通信機能、お
よび、近接する他の埋め込み型情報端末との間で無線通
信を行う情報端末通信機能(隣接しない埋め込み型情報
端末間の通信機能は必要ない)を有する基本タイプであ
る。無線通信の方式は、例えばBluetooth(BluetoothSp
ecial Interest Groupが規格化した短距離ディジタル情
報通信方式)である。
【0013】前記埋め込み型情報端末200は、前記埋
め込み型情報端末100が有する基本機能に加えて、I
TS用ネットワーク1010を介してサーバ1001と
ゲートウェイ(gateway)通信する機能を備えた拡張タ
イプである。
【0014】前記埋め込み型情報端末300は、前記埋
め込み型情報端末100が有する基本機能に加えて、路
面上で発光する機能を備えた拡張タイプである。
【0015】図2は、前記携帯端末1の外観および構成
を示す説明図である。この携帯端末1は、送信部101
と,受信部102と,操作ボタン103aを有する操作
部103と,経路の探索条件を記憶する経路案内仕様メ
モリ104と,案内メッセージ等を表示する表示部10
5と,前記案内メッセージ等を音声で出力する音声出力
部106とを具備しており、経路案内用プログラムの制
御下で動作している。
【0016】図3は、前記経路案内仕様メモリ104を
示す構成図である。この経路案内仕様メモリ104は、
探索条件を記憶するRAM(Random Access Memory)領
域と,携帯端末1のID(例えば、ID:000000
1)を記憶するROM(Read Only Memory)領域とから
なる。なお、探索条件の具体例については、後述する。
【0017】図4は、前記埋め込み型情報端末100を
示す構成ブロック図である。この埋め込み型情報端末1
00は、前記携帯端末1と通信するための携帯端末通信
ブロック10と,近接する埋め込み型情報端末と通信す
るための隣接情報端末通信ブロック20と,経路案内の
ためのデータ処理を行う主回路ブロック110と,埋設
地点における道路混雑状況を検知するための歩行者群検
知センサ90とを具備して構成されている。前記携帯端
末通信ブロック10は、例えばSS(Spread Spectru
m;スペクトル拡散)変調ブロック11Aと,SS復調
ブロック12Aとからなる。前記隣接情報端末通信ブロ
ック20は、SS変調ブロック11Bと,SS復調ブロ
ック12Bとからなる。なお、後述するように、歩行者
群検知センサ90に加えて、信号機sの点灯状態を検出
するセンサを備える場合もある。
【0018】図5は、前記SS変調ブロック11(11
A,11Bは同構成)を示す構成図である。このSS変
調ブロック11は、情報変調部111と,PN(Pseudo
Noise)発生器112と,拡散変調部113と,周波数
変換部114と,電力増幅部115とからなる。
【0019】図6は、前記SS復調ブロック12(12
A,12Bは同構成)を示す構成図である。このSS復
調ブロック12は、RF(Radio Frequency)増幅部1
21と,周波数変換部122と,PN発生器123と,
拡散変調部124と,情報復調部125とからなる。
【0020】図4に戻り、前記主回路ブロック110
は、前記携帯端末1と通信するためのデータ処理を行う
携帯端末通信処理ブロック30と,経路案内のためのデ
ータ処理を行う経路案内実行ブロック40と,センサ情
報を取得するセンサブロック80とを具備する。前記携
帯端末通信処理ブロック30は、データデコード部31
と,探索条件伝送部32と,要求分析処理部33と,経
路案内動作実行部34と,データエンコード部35とか
ら構成されている。前記経路案内実行ブロック40は、
携帯端末1との通信により得たIDと不揮発性RAM9
1(図7を参照して後述)に登録された携帯端末のID
との照合を行うID照合部41と,データリクエスト部
42と,メッセージ合成部43とから構成されている。
前記センサブロック80は、センサの検知信号をデータ
に変換するセンサデータ変換部81と,キャリブレーシ
ョン(calibration)等を行うセンサコントロール部8
2とから構成されている。さらに、上記各機能ブロック
に加えて、表示用のメッセージデータを格納するメッセ
ージデータ格納部51と,音声出力用のデータを格納す
る音声データ格納部52と,表示用のテキストデータを
音声データに変換するテキスト・音声変換部53と,送
信データを合成する送信データ合成部54,62と、前
記不揮発性RAM91への書き込みなどを行う内部デー
タ処理部61とを具備している。
【0021】図7は、前記不揮発性RAM91の構成図
である。この不揮発性RAM91には、案内対象とする
各携帯端末のIDと,利用者を次に誘導すべき地点に埋
設された埋め込み型情報端末の識別子(直後誘導先識別
子)とを対応づけて登録する。図示の例は、ID:00
00232の携帯端末の利用者を埋め込み型情報端末1
00−Bの地点に誘導し、ID:0000301の携帯
端末の利用者を埋め込み型情報端末100−Bの地点に
誘導し、ID:0543467の携帯端末の利用者を埋
め込み型情報端末100−Zの地点に誘導すべきことを
示している(説明の都合上、前記直後誘導先識別子とし
て、埋め込み型情報端末の参照符号を採用した)。
【0022】図8は、前記埋め込み型情報端末200を
示す構成ブロック図である。この埋め込み型情報端末2
00は、図4に示した主回路ブロック110に加えて、
拡張機能用ブロック201を具備して構成されている。
前記拡張機能用ブロック201は、トランシーバ部21
1と,イーサネット(登録商標)(Ethernet)用データ
変換部212と,プロトコル(protocol)変換部213
とからなるゲートウェイブロック210と,拡張機能用
処理部251と,トランスレート用RAM252とから
構成されている。
【0023】図9は、前記埋め込み型情報端末300を
示す構成ブロック図である。この埋め込み型情報端末3
00は、図4に示した主回路ブロック110に加えて、
拡張機能用ブロック301を具備して構成されている。
前記拡張機能用ブロック301は、ドライバ部311
A,311Bと、発光部312A,312Bとからなる
発光ブロック310と、拡張機能用処理部251と、ト
ランスレート用RAM252とから構成されている。
【0024】次に、この経路案内システム1000にお
けるサービス立案手順について説明する。まず、利用者
uは、携帯端末1を操作して、目標場所および探索条件
を入力する。例えば図10に示すように、目標場所とし
て「〇×ビル」を入力し、探索条件として「優先順位
1:距離を短く」「優先順位2:坂道を少なく」「優先
順位3:混雑を少なく」を入力する。前記現在場所は、
携帯端末1に最も近い埋め込み型情報端末100−Aと
の通信結果に基づいて表示部105内に表示される。説
明の都合上、現在場所は地点A(□△公園)とし、目標
場所は地点H(〇×ビル)とする。
【0025】なお、目標場所は、例えばサーバ1001
に記憶された目標場所リストの中から選択するようにし
てもよい。また、利用者の種別(例えば健常者か,高齢
者か,車イス使用者か)を携帯端末1に設定しておき、
該種別によって探索条件のデフォルト(default)値を
決めてもよい。
【0026】図11に示すように、前記携帯端末1は、
前記目標場所および経路案内仕様(探索条件)を、最も
近い埋め込み型情報端末100−Aへ送信する。埋め込
み型情報端末100−Aは、前記目標場所および経路案
内仕様ならびに現在場所を埋め込み型情報端末100−
Bへ送信する。結局、前記目標場所および経路案内仕様
ならびに現在場所は、〔埋め込み型情報端末100−
A〕→〔100−B〕→〔100−C〕→〔300−
J〕→〔100−G〕→〔200−F〕→〔サーバ10
01〕の順のリレー転送によりサーバ1001へ送られ
る。
【0027】図12に、経路案内仕様を携帯端末1から
受信した時の埋め込み型情報端末〔100−A〕の信号
フローを示す。図13に、近接する埋め込み型情報端末
にデータを転送するスルー動作時の埋め込み型情報端末
〔100−B〕〜〔100−G〕の信号フローを示す。
図14に、ゲートウェイ通信時の埋め込み型情報端末
〔200〕の信号フローを示す。
【0028】同様に、各埋め込み型情報端末100,2
00,300で収集された混雑状況も、サーバ1001
へ送られる。
【0029】前記サーバ1001は、記憶している電子
地図等の地理データを参照し、探索条件を考慮して、経
路を探索する。上記例では、〔埋め込み型情報端末10
0−A〕→〔100−B〕→〔100−C〕→〔300
−J〕→〔100−G〕→〔100−H〕を経路として
決定する。
【0030】続いて、前記サーバ1001は、前記経路
上に在る埋め込み型情報端末の不揮発性RAM91に、
案内情報として、案内対象とする携帯端末のIDと,直
後誘導先識別子を追加登録する。図15に示すように、
上記経路例では、前記追加登録の内容は、〔サーバ10
01〕→〔埋め込み型情報端末200−F〕→〔100
−G〕→〔100−Hおよび300−J〕→〔100−
C〕→〔100−B〕→〔100−A〕の順のリレー転
送により送られる(経路上の埋め込み型情報端末にハッ
チングを施した)。
【0031】図16〜図20に示すように、上記例で
は、各埋め込み型情報端末の不揮発性RAM91に、携
帯端末1のIDとして「ID:0000001」を追加
し、直後誘導先識別子を追加する。なお、図21に示す
ように、目標場所の埋め込み型情報端末100−Hの不
揮発性RAM91には、携帯端末IDのみを追加する。
【0032】次に、この経路案内システム1000にお
ける経路案内手順について説明する。まず、現在場所の
埋め込み型情報端末100−Aは、携帯端末1に、現在
場所から目標場所までの距離と,案内指示と,利用者u
が進むべき路面の混雑状況を含む案内メッセージを送信
する。これにより、例えば図22に示すように、携帯端
末1に、「現在場所から目標場所までの距離は約50m
です。約20m直進してください。この歩道は,比較的
空いています。」と表示される(同時に、音声出力を行
ってもよい)。混雑状況は、前記埋め込み型情報端末1
00−Aが、不揮発性RAM91に登録された直後誘導
先識別子に対応する埋め込み型情報端末100−Bと近
接通信することで取得する。なお、メッセージ内容は、
例えば、前記案内情報の配信時に、前記サーバ1001
から指定されているものとする。図23に、前記埋め込
み型情報端末100−Aの信号フローを示す。
【0033】続いて、埋め込み型情報端末100−B
は、携帯端末1の接近を検出したら、案内指示と,信号
機sの点灯状態を含む案内メッセージを送信する。これ
により、例えば図24に示すように、「あと10mで左
折,横断歩道です。今,信号は赤です。」と表示され
る。なお、埋め込み型情報端末100−Bは、不揮発性
RAM91(図7,図16〜図21参照)に登録された
携帯端末IDを循環的にスキャニング(scanning)して
おり、いずれかの携帯端末IDを受信したことをもって
携帯端末の接近を検出する。前記信号機sの点灯状態
は、例えば埋め込み型情報端末100−Cが取得し、近
接通信により埋め込み型情報端末100−Bに伝送され
る(信号機sの点灯状態を取得するための構成および動
作の説明は省略する)。その後、前記埋め込み型情報端
末100−Bは、図25に示すように、不揮発性RAM
91から、携帯端末1のID「0000001」および
直後誘導先識別子「100−C」を削除する。
【0034】続いて、埋め込み型情報端末100−C
は、携帯端末1の接近を検出したら、案内指示と,信号
機sの点灯状態と,路面の混雑状況を含む案内メッセー
ジを送信する。これにより、例えば図26に示すよう
に、「ここで左折,横断歩道です。今,信号は青です。
少し混雑しています。」と表示される。なお、利用者u
の注意を喚起するため、「気をつけて下さい。」などと
表示してもよい。前記混雑状況は、前記埋め込み型情報
端末100−Cが、埋め込み型情報端末300−Jと近
接通信することで取得する。
【0035】さて、利用者uは、図26のメッセージ表
示に従って左折し、横断歩道wを渡るべきであるが、誤
って直進してしまうこともあり得る。この場合、埋め込
み型情報端末100−Dは、不揮発性RAM91に登録
されていない携帯端末が接近したことを検出し、警告メ
ッセージを送信する。これにより、例えば図27に示す
ように、「道を間違えています。10mほど戻り,正し
い道を進んでください。」と表示される。この表示によ
り、案内経路から外れたことを利用者uに認識させ、道
を間違えた地点まで戻るべきことを促すことが出来る。
【0036】続いて、埋め込み型情報端末300−J
は、携帯端末1の接近を検出したら、現位置と,案内指
示と,信号機sの点灯状態とを含む案内メッセージを送
信する。これにより、例えば図28に示すように、「現
在,横断歩道です。今,信号は青で,渡り切るまで十分
時間があります。あと,10mで右折です。」と表示さ
れる。
【0037】続いて、埋め込み型情報端末100−G
は、携帯端末1の接近を検出したら、案内指示と,路面
の混雑状況とを含む案内メッセージを送信する。これに
より、例えば図29に示すように、「ここで,右折で
す。10m直進で,目標場所に到達します。目標場所
は,混雑しています。」と表示される。
【0038】最後に、目標場所に埋設された埋め込み型
情報端末100−Hは、携帯端末1の接近を検出した
ら、案内終了と,現在場所から目標場所までの所要時間
とを含む案内メッセージを送信する。これにより、例え
ば図30に示すように、「指定された目標場所に到達し
ました。現在場所から,目標場所までの所要時間は3分
でした。」と表示される。なお、有料サービスとする場
合には、「ご利用ありがとうございました。」などと表
示してもよい。
【0039】以上の経路案内システム1000によれ
ば、携帯端末1に近接する情報端末100が現在場所を
送信するため、携帯端末1はGPS受信機を持つ必要が
ない。また、サーバ1001が経路を探索するため、携
帯端末1は地理データや経路探索コンピュータを持つ必
要がない。よって、携帯端末1を小型化でき、携帯に便
利になる。また、サーバ1001は、地理データの新し
さや詳しさや,経路探索コンピュータの能力の高度化が
容易なため、きめ細かな案内が可能となる。さらに、携
帯端末1が安価となるため、普及を図りやすくなる。ま
た、利用者への刻々の案内は情報端末100,200,
300が受け持つため、サーバ1001は案内情報を1
回だけ配信すればよく、サーバ1001の処理負荷や通
信トラフィック量を低減できる。
【0040】
【発明の効果】本発明の経路案内システム(1000)
によれば、次の効果が得られる。 1.携帯端末(1)に近接する情報端末(100)が現
在場所を送信するため、携帯端末(1)はGPS受信機
を持つ必要がない。また、サーバ(1001)が経路を
探索するため、携帯端末(1)は地理データや経路探索
コンピュータを持つ必要がない。よって、携帯端末
(1)を小型化でき、携帯に便利になる。また、携帯端
末(1)が安価となるため、普及を図りやすくなる。ま
た、携帯電話との共有化(付加機能としての組み込み)
に好都合である。 2.サーバ(1001)は、地理データの新しさや詳し
さや,経路探索コンピュータの高度化が容易なため、き
め細かな案内が可能となる。 3.利用者への刻々の案内は情報端末(100)が受け
持つため、サーバ(1001)は案内情報を1回だけ配
信すればよく、サーバ(1001)に処理負担が集中す
ることを防止できる。 4.一部の情報端末(100)が故障,損傷した場合で
も、リレー転送の組み合わせを変えることで、サーバ
(1001)への通信パスを形成可能である。よって、
災害(例えば地震や火災)に対して強靱なネットワーク
を構築でき、非常時の情報伝達網としても利用できる。 5.情報端末(100)の増設により経路案内サービス
エリアの広域化を図れるので、将来的なインフラ(infr
astructure)整備の要請に柔軟に対応できる。 6.情報端末に付加的な拡張機能を追加することで、将
来的に予測されるサービス拡充の要請(例えば温度や湿
度の測定)にも柔軟に対応することが可能なり、インフ
ラの陳腐化を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる経路案内システム
を示す構成図である。
【図2】携帯端末の外観および構成を示す説明図であ
る。
【図3】経路案内仕様メモリを示す構成図である。
【図4】基本タイプの埋め込み型情報端末を示す構成ブ
ロック図である。
【図5】SS変調ブロックを示す構成図である。
【図6】SS復調ブロックを示す構成図である。
【図7】不揮発性RAMの構成図である。
【図8】拡張タイプの埋め込み型情報端末を示す構成ブ
ロック図である。
【図9】拡張タイプの埋め込み型情報端末を示す別の構
成ブロック図である。
【図10】携帯端末に目標場所および探索条件を入力し
た状態を示す説明図である。
【図11】携帯端末からサーバへのリレー転送を示す説
明図である。
【図12】埋め込み型情報端末の仕様伝送動作時の信号
フローを示す説明図である。
【図13】埋め込み型情報端末のスルー動作時の信号フ
ローを示す説明図である。
【図14】埋め込み型情報端末のゲートウェイ動作時の
信号フローを示す説明図である。
【図15】案内経路上に在る埋め込み型情報端末に対し
案内情報を送る状態を示す説明図である。
【図16】埋め込み型情報端末100−Aの不揮発性R
AMへの追加登録内容を示す説明図である。
【図17】埋め込み型情報端末100−Bの不揮発性R
AMへの追加登録内容を示す説明図である。
【図18】埋め込み型情報端末100−Cの不揮発性R
AMへの追加登録内容を示す説明図である。
【図19】埋め込み型情報端末200−Jの不揮発性R
AMへの追加登録内容を示す説明図である。
【図20】埋め込み型情報端末100−Gの不揮発性R
AMへの追加登録内容を示す説明図である。
【図21】埋め込み型情報端末100−Hの不揮発性R
AMへの追加登録内容を示す説明図である。
【図22】現在場所における携帯端末の位置および携帯
端末の表示内容を示す説明図である。
【図23】埋め込み型情報端末の経路誘導実行動作時の
信号フローを示す説明図である。
【図24】歩道上における携帯端末の位置および携帯端
末の表示内容を示す説明図である。
【図25】埋め込み型情報端末に接近した携帯端末のI
Dを不揮発性RAMから削除する状態を示す説明図であ
る。
【図26】歩道上における携帯端末の位置および携帯端
末の表示内容を示す別の説明図である。
【図27】案内経路から外れた携帯端末の位置および携
帯端末の表示内容を示す説明図である。
【図28】横断歩道を横断中の携帯端末の位置および携
帯端末の表示内容を示す別の説明図である。
【図29】歩道上における携帯端末の位置および携帯端
末の表示内容を示すさらに別の説明図である。
【図30】目標場所に到達した携帯端末の位置および携
帯端末の表示内容を示す説明図である。
【符号の説明】
1 携帯端末 100,200,300 埋め込み型情報端末 1000 経路案内システム 1001 サーバ 1010 ITS用ネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経路案内サービスの利用者が携帯する携
    帯端末(1)と,近接する携帯端末(1)と無線通信を
    行う携帯端末通信機能および近接する情報端末(10
    0,200)との間で無線通信を行う情報端末通信機能
    を有し道路に沿って設置された基本タイプ情報端末(1
    00)と、前記携帯端末通信機能および前記情報端末通
    信機能に加えてサーバ(1001)と通信するサーバ通
    信機能を備えた拡張タイプ情報端末(200)と、前記
    利用者を目標場所まで案内するための経路を探索するサ
    ーバ(1001)とを具備してなり、 前記携帯端末(1)は、利用者から目標場所を受け付け
    て、近接する情報端末(100)へ送信し、 目標場所を受信した情報端末(100)は、近接する情
    報端末(100)へ前記目標場所および現在場所を送信
    し、 目標場所および現在場所を受信した情報端末(100)
    は、近接する情報端末(100)へ順にリレー転送して
    前記拡張タイプ情報端末(200)へ前記目標場所およ
    び現在場所を送信し、 前記拡張タイプ情報端末(200)は、前記サーバ(1
    001)へ目標場所および現在場所を送信し、 前記サーバ(1001)は、目標場所および現在場所か
    ら経路を探索し案内情報を生成して前記拡張タイプ情報
    端末(200)へ送信し、 前記拡張タイプ情報端末(200)は、経路に沿った情
    報端末(100)に前記案内情報を送信し、 案内情報を受信した情報端末(100)は、携帯端末
    (1)が近接してきた時点で前記案内情報を送信し、 前記携帯端末(1)は、前記案内情報を受信して利用者
    へメッセージを報知することを特徴とする経路案内シス
    テム(1000)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の経路案内システムにお
    いて、前記携帯端末(1)は、利用者から目標場所およ
    び探索条件を受け付け、前記サーバ(1001)は、前
    記探索条件を考慮して経路を探索することを特徴とする
    経路案内システム(1000)。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の経路案
    内システムにおいて、前記情報端末(100,200)
    の少なくとも一つは、道路混雑状況を検出するセンサ
    (90)を備え、検出した道路混雑状況を前記携帯端末
    (1)または前記サーバ(1001)の少なくとも一方
    へ送信することを特徴とする経路案内システム(100
    0)。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の経路案内システムにおいて、前記情報端末(100,
    200)の少なくとも一つは、交通信号状態を検出する
    センサを備え、検出した交通信号状態を前記携帯端末
    (1)へ送信することを特徴とする経路案内システム
    (1000)。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の経路案内システムにおいて、前記情報端末(100,
    200)の少なくとも一つは、発光手段を備えることを
    特徴とする経路案内システム(1000)。
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