JP2002162114A - 高温浄湯システムの制御方法 - Google Patents

高温浄湯システムの制御方法

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JP2002162114A
JP2002162114A JP2000359991A JP2000359991A JP2002162114A JP 2002162114 A JP2002162114 A JP 2002162114A JP 2000359991 A JP2000359991 A JP 2000359991A JP 2000359991 A JP2000359991 A JP 2000359991A JP 2002162114 A JP2002162114 A JP 2002162114A
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JP2000359991A
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Yasuko Taniguchi
康子 谷口
Kazuaki Okumura
和晃 奥村
Satoru Kawaguchi
哲 川口
Toshihiko Obayashi
利彦 大林
Masahiko Horiuchi
雅彦 堀内
Yoshinori Hata
善憲 畑
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内が低温状態のときには80℃以上の高
温水を電子カランから早期に出湯可能とする一方、配管
内が高温状態のときには水跳ね等の発生を防止した状態
で出湯可能とし得る高温浄湯システムの制御方法を提供
する。 【解決手段】 カラン側湯温検出センサ43の検出湯水
温度が80℃より低温域のときには、流量調整弁23を
設定大開度にして給湯器側電磁弁26を開く。吐水スイ
ッチ44が開操作されれば、カラン側電磁弁42を開き
燃焼バーナ11を燃焼作動させて捨て水を大流量で早期
に排出する。そして、検出湯水温度が60℃よりも高温
側まで昇温されれば、流量調整弁を設定小開度に変更す
る。逆に、検出湯水温度が80℃より高温域のときに
は、流量調整弁を設定小開度に変更しておき、吐水スイ
ッチが開操作されれば先にカラン側電磁弁を開いて内圧
を解放し、その後に給湯器側電磁弁を開く。吐水スイッ
チが閉操作されれば、流量調整弁を設定最小開度にして
燃焼バーナを燃焼停止させた後、先に給湯器側電磁弁を
閉じ、次にカラン側電磁弁を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出湯配管の途中に
浄水器を介装して浄化後の高温浄湯をカランから出湯さ
せ得るようにした高温浄湯システムの制御方法に係り、
特にカランから高温(例えば80℃以上)の湯水が出湯
されることに伴う種々の不都合を解消し得る高温浄湯シ
ステムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、給湯器とカランとを結ぶ出湯
配管の途中に浄水器を介装し、給湯器から出湯される高
温水(例えば80℃以上の高温水)を上記浄水器の浄水
フィルタ材に通過させ、この浄水フィルタ材に通過させ
ることにより浄化された後の高温浄湯を上記カランから
出湯させるようにしたものは知られている。このような
高温浄湯システムにおいては、ユーザがカランを開操作
することにより例えば最低作動流量以上の流量が検出さ
れると給湯器での燃焼作動が開始され、給湯器から所定
の高温水が出湯されるように制御されるようになってい
る。そして、上記カランが閉操作されて検出流量が上記
最低作動流量以下になると上記燃焼作動が停止されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のもの
ではユーザが上記カランを開いて例えば最低作動流量以
上の流量検出が行われることにより初めて上記給湯器に
よる燃焼作動が開始されることになるため、カランを開
いた後に所定の高温浄湯がそのカランから出湯されるま
で一定の時間経過が必要となる上に、給湯器からカラン
までの配管内に滞留水が存在するため、カランの開操作
から所定温度の高温浄湯が実際に出湯されるまで出湯遅
れが生じることになる。これにより、カランの開操作か
ら一定量の捨て水が生じることになる。加えて、浄水器
は内部に浄水フィルタ材が充填されたものであり比較的
大きな熱容量を有するため、たとえ給湯器の燃焼作動に
より湯温が上昇したとしても、浄水器が冷えた状態にあ
ればその浄水器自体の昇温のために熱が奪われてしまう
ことになる。このため、上記の出湯遅れがさらに増大し
てより多くの捨て水が生じることになる。従って、配管
内や浄水器が冷えた状態にあれば、捨て水の量は給湯器
からカランまでの出湯配管内に残留する水の量に、給湯
器の加熱作動開始から所定温度の高温水が出湯されてさ
らに浄水器自体が昇温されるまでに流される水の量を加
えたものとなる。
【0004】その反面、カランから前回出湯されて停止
された後、短時間内に出湯が再開される場合には、高温
水がカランから比較的急激に出湯することになる。すな
わち、給湯器での燃焼自体が停止したとしてもその燃焼
缶体内の潜熱により後沸きが生じてカランまでの閉鎖配
管内の温度上昇により内圧上昇が生じることがある。こ
の内圧上昇は時間経過に伴う冷却過程で消滅するもの
の、配管内や浄水器がまだ一定以上の高温状態に保たれ
ているような短時間経過時にカランからの出湯が再開さ
れると、給湯器への給水圧に上記内圧上昇分が加わって
カランから勢いよく出湯し例えばシンク等に当たって水
跳ね等が生じることになる。特に、高温水が出湯される
カランとしてユーザが手動で開閉操作するタイプではな
くて吐水スイッチ(開閉操作スイッチ)を備えたいわゆ
る電子カランを用いる場合には、通常は上記吐水スイッ
チのON操作により電子カランが全開状態となるため、
上記の急激な出湯に伴う水跳ね発生が顕著となる傾向に
ある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、配管内が低温
状態にある場合にはカランから所望の高温水の出湯を早
期に得ることができる一方、配管内が高温状態にある場
合には水跳ね等の発生を防止した状態で出湯させること
ができる高温浄湯システムの制御方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、高温水を開閉可能に出湯させる高温出湯
カランと、この高温出湯カランに対し接続された出湯配
管と、入水を受けて加熱後の高温水を上記出湯配管に出
湯する給湯器と、上記出湯配管の途中に介装された浄水
器とを備えた高温浄湯システムの制御方法を対象として
以下の特定事項を備えるものである。すなわち、上記出
湯配管内の湯水温度を検出する湯温検出手段と、上記出
湯配管を通して出湯される高温水の出湯流量を変更設定
し得る流量調整手段とを設け、上記湯温検出手段により
上記出湯配管内の湯水温度を監視し、検出される検出湯
水温度の高低如何の状態に応じて上記流量調整手段によ
る設定出湯流量を上記高低如何とは逆特性になるように
変更制御することを基本特定事項とするものである(請
求項1)。
【0007】上記本発明によれば、出湯配管内の湯水温
度の高低如何の状態に応じて出湯流量の設定値がその高
低如何とは逆特性になるように変更されることになる。
これにより、例えば出湯配管内が高温状態にあれば上記
出湯流量の設定値を逆に小さくすることにより高温出湯
カランから高温水が大流量で吐出されることを防止して
水跳ね等の防止が図られる一方、出湯配管内が低温状態
にあれば上記出湯流量の設定値を逆に大きくすることに
より高温出湯カランから低温状態の捨て水を大流量によ
り早期に吐出させ得る結果、所望の高温水が早期に得ら
れることになる。
【0008】具体的には、検出湯水温度が予め定めた設
定湯水温度よりも高温であるときには、出湯流量を予め
定めた設定小流量に変更するようにすればよい(請求項
2)。これにより、高温出湯カランから高温水が大流量
で吐出されることを確実に防止して水跳ね等の防止が確
実に図られることになる。なお、例えば給湯器の燃焼作
動を所定の最低作動流量以上の流量検出により開始させ
るようにする場合には、上記「設定小流量」としては燃
焼作動を可能とすべく上記最低作動流量よりも大値側で
あって高温出湯カランからの出湯により水跳ねが生じな
い範囲の上限値よりも小値側に設定すればよい。つま
り、上記「設定小流量」としては、給湯器の燃焼作動が
可能でかつ水跳ねが生じない程度の小流量値を設定す
る。
【0009】このような出湯配管内の湯水温度が高温状
態にある場合のより具体的な制御方法として、給湯器内
の出湯配管に給湯器側電磁弁を介装させる一方、高温出
湯カランとして、開閉操作スイッチと、カラン側位置で
出湯配管を開閉するカラン側電磁弁とを備えた電子カラ
ンを用いた場合には次のようにしてもよい。すなわち、
出湯流量が設定小流量に変更された状態で、上記開閉操
作スイッチから開操作信号を受けたとき、上記カラン側
電磁弁を開作動制御した後に、上記給湯器側電磁弁を開
作動制御するようにしてもよい(請求項3)。つまり、
上記給湯器側電磁弁の開閉を開閉操作スイッチとは切り
離して制御することとし、カラン側と給湯器側との両電
磁弁の開タイミングをカラン側電磁弁の方が先になるよ
うにずらすのである。この場合には、まずカラン側電磁
弁が開作動されることによりそのカラン側電磁弁と給湯
器側電磁弁との間の出湯配管内に高温状態で残留してい
たものが吐出されて内圧が解放され、次に給湯器側電磁
弁が開作動されることにより給湯器の入水側の給水圧に
より高温水が高温出湯カランに対し出湯されることにな
る。このように出湯流量の設定小流量に変更された状態
で、まず先に上記両電磁弁間の出湯配管内の内圧のみを
解放させることにより、高温電子カランからの急激な吐
出及びそれに伴う水跳ね発生等を共により確実に防止し
得ることになる。
【0010】なお、以上のような制御方法を採用する場
合には、音声により報知する報知手段を設けておき、上
記カラン側電磁弁を開作動する前に上記報知手段により
高温水が電子カランから出湯する旨を音声により報知さ
せるように制御することが好ましい(請求項4)。この
ようにすることにより、電子カランの開閉操作スイッチ
を開操作したユーザに対し、最初からある程度の温度の
高温水が出湯されることを予め報知させることが可能に
なる。
【0011】一方、上記とは逆に、検出湯水温度が予め
定めた設定湯水温度よりも低温であるときには、出湯流
量を予め定めた設定大流量に変更するようにすればよい
(請求項5)。これにより、高温出湯カランから低温状
態の捨て水を大流量により早期に吐出させ得る結果、所
望の高温水が早期に得られることになる。なお、上記
「設定大流量」としては、流量調整手段による変更設定
範囲の最大流量値を設定しても、あるいは、最大流量に
近い大流量値を設定してもいずれでもよい。
【0012】このような出湯配管内の湯水温度が低温状
態にある場合のより具体的な制御方法として、高温出湯
カランとして、開閉操作スイッチと、カラン側位置で出
湯配管を開閉するカラン側電磁弁とを備えた電子カラン
を用いる場合には、次のようにしてもよい。すなわち、
出湯流量が設定大流量に変更された状態で、上記開閉操
作スイッチから開操作信号を受けたとき、上記カラン側
電磁弁を開作動制御した後に、設定湯水温度よりも低温
側の値として予め設定した第2設定湯水温度よりも検出
湯水温度が高温側に変化すれば上記設定出湯流量を予め
定めた設定小流量の側に変更制御するようにしてもよい
(請求項6)。この場合には、上記カラン側電磁弁が開
作動されると、流量調整手段が設定大流量に設定されて
いるため出湯配管内の残留水が上記設定大流量で高温出
湯カランから早期に排出されることになる。そして、給
湯器の燃焼作動により出湯配管内への出湯が第2設定湯
水温度まで昇温すれば上記流量調整手段による流量設定
が設定小流量の側に変更され、以後、電子カランから出
湯される高温水が上記変更された小流量となって水跳ね
発生等が防止された状態で出湯されることになる。この
際、上記第2設定湯水温度まで昇温した後の流量変更と
しては、それまでの設定大流量からいきなり設定小流量
に変更してもよいし、上記設定大流量から徐々に設定小
流量に到達するように低減させるようにしてもよい。
【0013】なお、上記の請求項6の場合に、請求項3
の如く給湯器内に給湯器側電磁弁を介装させる場合に
は、上記出湯流量を設定大流量に変更すれば、カラン側
電磁弁の開作動よりも前に上記給湯器側電磁弁を開作動
制御しておけばよい。
【0014】また、上記の請求項6のような制御方法を
採用する場合には、音声により報知する報知手段を設け
ておき、設定出湯流量の設定小流量側への変更制御と同
時もしくはその後に引き続いて上記報知手段により高温
水が電子カランから出湯する旨を音声により報知させる
ように制御するのが好ましい(請求項7)。このように
することにより、電子カランの開閉操作スイッチを開操
作したユーザに対し、最初は低温水が出湯するものの高
温水が出湯されるタイミングを予め報知させることが可
能になる。
【0015】上記の請求項1〜請求項7のいずれかにお
ける制御方法として、給湯器内の出湯配管に給湯器側電
磁弁を介装させる一方、高温出湯カランとして、開閉操
作スイッチと、カラン側位置で出湯配管を開閉するカラ
ン側電磁弁とを備えた電子カランを用いた場合におい
て、出湯を停止させるには次のような制御を採用すれば
よい。すなわち、上記開閉操作スイッチから閉操作信号
を受けたとき、出湯流量を給湯器での加熱作動制御が停
止される程度の設定最小流量に変更制御して給湯器での
加熱作動を停止させ、その後に上記給湯器側電磁弁を閉
作動制御し、次に上記カラン側電磁弁を閉作動制御する
ようにすればよい(請求項8)。この場合には、給湯器
の加熱作動(燃焼作動)を例えば最低作動流量を境にし
て開始もしくは停止させるような給湯器の運転制御が行
われる場合には、上記「設定最小流量」として上記最低
作動流量の値よりも小値側に設定すればよい。上記の請
求項8のようにすれば、出湯流量の設定最小流量への変
更により給湯器での加熱作動を確実に停止させた後に、
先に給湯器側電磁弁が閉作動され、次にカラン側電磁弁
が閉作動されるため、後沸きによる内圧上昇が抑制もし
くは防止される上に、後沸きによる内圧上昇がたとえ生
じたとしてもそれが給湯器側電磁弁から高温出湯カラン
側の出湯配管内に作用することが確実に防止される。
【0016】ここで、以上の請求項1〜請求項8のいず
れかにおける「湯温検出手段」としては、高温出湯カラ
ン側の出湯配管に設けたカラン側湯温検出手段を用いる
ようにしてもよいし(請求項9)、給湯器内の出湯配管
に設けた給湯器側湯温検出手段を用いるようにしてもよ
いし(請求項10)、あるいは、前回の出湯停止時点か
らの経過時間を検出する内蔵タイマを用いてこの内蔵タ
イマにより検出される経過時間の長短により湯水温度を
検出するようにしてもよい(請求項11)。請求項9の
場合には最も出口側の湯水温度を検出することが可能と
なり、請求項1〜請求項8の各制御を実際の高温出湯カ
ランから出湯する湯水温度の高低如何によって正確に行
い得る。また、請求項10の場合には請求項1〜請求項
8の各制御を給湯器の内部に設置した検出手段に基づい
て行うことが可能になり、給湯器の外部への検出手段の
設置が不要となる。さらに、請求項11の場合には内蔵
タイマによる経過時間の検出だけで湯水温度の変化を把
握することが可能になり、湯水温度を直接検出するため
の検出手段が不要となる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜請求
項11のいずれかに係る本発明の高温浄湯システムの制
御方法によれば、出湯配管内の湯水温度の高低如何の状
態に応じて高温出湯カランからの出湯を適切な状態で行
わせることができる。
【0018】特に、請求項2によれば、出湯配管内の湯
水温度が設定湯水温度よりも高温であるときには、高温
出湯カランから高温水が大流量で吐出されることを確実
に防止することができ、これにより、高温水の水跳ね等
の防止を確実に図ることができることになる。
【0019】請求項3によれば、まず先にカラン側電磁
弁と給湯器側電磁弁との間の出湯配管内の内圧のみを解
放することができ、高温電子カランからの急激な吐出及
びそれに伴う水跳ね発生等を共により確実に防止するこ
とができる。その後に、給湯器の入水側の給水圧に基づ
き高温出湯カランに対する高温水の出湯を上記請求項2
の作用・効果の下で行わせることができる。
【0020】請求項4によれば、上記請求項3における
電子カランからの出湯状況として最初からある程度の温
度の高温水が出湯されることを開閉操作スイッチを開操
作したユーザに対し予め報知させることができる。
【0021】請求項5によれば、高温出湯カランから低
温状態の捨て水を大流量により早期に吐出させることが
でき、その結果、上記高温出湯カランから所望の高温水
を早期に出湯させることができる。
【0022】請求項6によれば、まず、カラン側電磁弁
の開作動により出湯配管内の残留水を設定大流量にて高
温出湯カランから早期に排出させることができる。そし
て、給湯器の燃焼作動により出湯配管内への出湯が第2
設定湯水温度まで昇温すると、以後、電子カランから高
温水を設定小流量にて水跳ね発生等を防止した状態で出
湯させることができる。
【0023】請求項7によれば、上記請求項6による効
果に加え、電子カランの開閉操作スイッチを開操作した
ユーザに対し、最初は低温水が出湯するものの高温水が
出湯されるタイミングを予め報知させることができる。
【0024】請求項8によれば、給湯器での加熱作動を
確実に停止させて後沸きによる内圧上昇を抑制もしくは
防止することができる上に、後沸きによる内圧上昇がた
とえ生じたとしてもそれが給湯器側電磁弁から高温出湯
カラン側の出湯配管内に作用することを確実に防止する
ことができる。
【0025】請求項9によれば、最も出口側の湯水温度
を検出することができ、請求項1〜請求項8の各制御を
実際の高温出湯カランから出湯する湯水温度の高低如何
によって正確に行うことができる。また、請求項10に
よれば、請求項1〜請求項8の各制御を給湯器の内部に
設置した検出手段に基づいて行うことができ、給湯器の
外部への検出手段の設置を不要とすることができる。さ
らに、請求項11によれば、内蔵タイマによる経過時間
の検出だけで湯水温度の変化を把握することができ、湯
水温度を直接検出するための検出手段の設置を不要とす
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の実施形態が適用される高
温浄湯システムを示す。この高温浄湯システムは、給湯
器2からの出湯経路を低温域及び高温域の2系統とし、
例えば洗面所等の1又は2箇所以上に設置された一般給
湯カラン3(図例では1つのみ示す)に対し低温水(例
えば32〜60℃)を出湯させる一方、例えば台所等に
設置された高温出湯カランとしての電子カラン4に対し
高温水(例えば80℃以上)を出湯させるようにしたも
のである。そして、上記電子カラン4に対しては途中に
浄水器5を介装させて浄化後の高温水(高温浄湯)を出
湯させるようにしている。
【0028】上記給湯器2は、燃焼缶体10と、この燃
焼缶体10内において燃焼バーナ11の燃焼熱により加
熱される熱交換器12とを備え、この熱交換器12にお
いて入水管13を通して入水される例えば水道水を所定
の高温域まで加熱して出湯管14に出湯させるようにな
っている。この出湯管14は分岐部15で低温出湯管1
6と高温出湯管17とに分岐されており、低温出湯管1
6の下流接続端に対し一般給湯カラン3まで延ばされた
低温接続管31が接続され、上記高温出湯管17の下流
接続端に対し上記電子カラン4まで延ばされた高温接続
管41が接続されている。上記の出湯管14と、高温出
湯管17と、高温接続管41とによって本発明の出湯配
管が構成されている。
【0029】上記入水管13と出湯管14との間には上
記燃焼缶体10をバイパスする第1バイパス管18が掛
け渡され、さらにこの第1バイパス管18には途中に介
装された三方切換弁19から上記分岐部15をバイパス
して低温出湯管16の下流側に延びる第2バイパス管2
0が接続されている。
【0030】上記入水管13には入水温度を検出する入
水温度センサ21が介装され、また、上記第1バイパス
管18の分岐位置よりも熱交換器12側位置に熱交換器
12により加熱される入水の流量を検出する入水流量セ
ンサ22が介装されている。上記出湯管14には上記第
1バイパス管18の合流位置と分岐部15との間に流量
調整手段としての流量調整弁23と、上記熱交換器12
から出湯される湯水温度を検出する給湯器側湯温検出手
段としての給湯器側湯温検出センサ24とが介装されて
いる。上記低温出湯管16には第2バイパス管20から
の逆流を阻止する逆止弁25が介装され、上記高温出湯
管17には管内を開閉切換えする給湯器側電磁弁26
と、電子カラン4側から給湯器2内への逆流を阻止する
逆止弁27とが介装されている。また、上記第2バイパ
ス管20には水流スイッチ28が介装されている。な
お、上記給湯器側電磁弁26としては、目詰まりの発生
防止等の観点より電動シャッタ弁により構成するのが好
ましい。
【0031】上記電子カラン4は、開閉切換えにより出
湯もしくは出湯停止を行うカラン側電磁弁42と、上記
電子カラン4側位置での出湯接続管41内の湯水温度を
検出するカラン側湯温検出手段としてのカラン側湯水検
出センサ43と、開閉操作スイッチとしての吐水スイッ
チ44と、電子カラン4を開操作を許可もしくは不能と
するロックスイッチ45と、音声による報知手段として
のスピーカ46とを備えたものである。上記スピーカ4
6は後述のコントローラ6に内装された音声回路により
所定の音声案内が出力されるようになっている。なお、
上記スピーカ46の代わりに後述のリモコン61にスピ
ーカを報知手段として設けるようにしてもよい。
【0032】また、浄水器5は上記出湯接続管41の電
子カラン4側位置に介装されたものであり、上記出湯接
続管41により供給される高温水を内部の浄水フィルタ
材に通過させて浄化させ、浄化後の高温浄湯を上記電子
カラン4に流すようになっている。
【0033】以上の高温浄湯システムは給湯器2に内蔵
されたコントローラ6により運転制御が行われるように
なっている。このコントローラ6には例えば電子カラン
4の近傍位置に設置されたリモコン(リモートコントロ
ーラ)61が接続され、このリモコン61に対しユーザ
が設定入力した各種情報等に基づいて給湯器2の燃焼バ
ーナ11の燃焼制御、電子カラン4に対する高温給湯制
御及び一般給湯カラン3に対する一般給湯制御等の各種
制御を運転制御として行うようになっている。上記リモ
コン61には、運転スイッチやユーザが出湯を希望する
出湯温度を入力設定するためのスイッチの他に、電子カ
ラン4からの高温浄湯の出湯を希望する場合に給湯器2
に高温出湯のための設定指令を入力するためにON操作
する高温設定スイッチ62が設けられている。
【0034】上記コントローラ6は、上記燃焼制御を実
行するための燃焼制御部63と、上記高温給湯制御を行
うための高温給湯制御部64と、上記一般給湯制御を行
うための一般給湯制御部65とを備えている。
【0035】上記燃焼制御部63は、入水流量センサ2
2が所定の最低作動流量(例えば2リットル/分)を超
える入水流量を検出すると燃焼バーナ11の燃焼作動を
開始させ、入水流量が上記最低作動流量よりも少なくな
ると上記燃焼作動を停止させることを基本制御内容とす
るものである。そして、上記燃焼作動中においては、上
記高温設定スイッチ62がOFF状態のときには一般給
湯制御部65に従い、上記高温設定スイッチ62がON
操作されたときには高温給湯制御部64に従いそれぞれ
燃焼量が定められるようになっている。
【0036】上記高温給湯制御部64は、カラン側湯温
検出センサ43の検出湯温が所定の高温域であるときに
実行される高温時出湯制御部66と、上記検出湯温が所
定の低温域であるときに実行される低温時出湯制御部6
7と、電子カラン4が閉止されるときに実行される閉止
時制御部68とを備えている。詳細については後述す
る。
【0037】上記一般給湯制御部65は、上記高温設定
スイッチ62がOFF状態のときに一般給湯カラン3が
開かれると、燃焼バーナ11により加熱されて熱交換器
12から出湯される所定の高温水に対し三方切換弁19
の切換えにより第1バイパス管18を通して水を供給し
て混合し、これにより、リモコン61にユーザにより設
定された目標出湯温度になるように温調する。一方、上
記高温設定スイッチ62がON操作されているときに一
般給湯カラン3が開かれると、上記三方切換弁19の切
換えにより第1バイパス管18及び第2バイパス管20
を通して水を低温出湯管16に対し供給し、この低温出
湯管16において熱交換器12から出湯される高温水と
混合し、これにより、上記目標出湯温度になるように温
調する。そして、いずれの場合も、温調後の所定の低温
水が低温出湯管16及び低温接続管31を通して一般給
湯カラン3から出湯される。
【0038】以下、上記高温給湯制御部64による高温
給湯制御について、まず図3を参照して概略説明を以下
に行う。
【0039】まず、高温設定スイッチ62がON操作さ
れた否かを確認し、ON操作されたら次にロックスイッ
チ45がOFF操作(ロック解除操作)された否かを確
認してOFF操作されていればステップS3に進む(ス
テップS1でYES、ステップS2でYES)。つま
り、両スイッチ62,45が共にユーザにより操作され
ている場合にのみ以下の出湯制御に進む。これらステッ
プS1及びS2が後述の自動設定と共にチャイルドロッ
ク制御の一部を構成する。
【0040】次に、カラン側湯温検出センサ43の検出
湯水温度Thが設定湯水温度A℃(例えばA=ほぼ80
℃)よりも高いか否かを判定し(ステップS3)、高け
れば高温時出湯制御SUB1を実行し(ステップS3で
YES)、低ければ低温時出湯制御SUB2を実行する
(ステップS3でNO)。
【0041】そして、吐水スイッチ44がOFF操作
(閉操作)されたか否か確認して、OFF操作されれば
閉止時制御SUB3を実行する(ステップS4でYE
S)。
【0042】最後に上記のチャイルドロック制御の自動
設定を行う。すなわち、ロックスイッチ45がON操作
(ロック操作)されたか否かを確認し(ステップS
5)、ON操作が行われていなければ次に高温設定スイ
ッチ62がOFF操作されたか否かを確認する(ステッ
プS5でNO、ステップS6)。高温設定スイッチ62
のOFF操作も行われていなければ、ユーザが電子カラ
ン4から高温浄湯を再度出湯させる意思があると判定し
てステップS3に戻り(ステップS6でNO)、上記検
出湯水温度に基づく高温時出湯制御SUB1もしくは低
温時出湯制御SUB2等を繰り返す。
【0043】一方、上記ステップS5でロックスイッチ
45がユーザによりON操作されれば、高温設定スイッ
チ62を強制的にOFF状態に切換える自動OFF設定
を行い、リターンする(ステップS5でYES、ステッ
プS7)。また、ステップS5でロックスイッチ45は
ON操作されてはいないものの、高温設定スイッチ62
がユーザによりOFF設定されていれば、ロックスイッ
チ45を強制的にON(ロック)状態に切換える自動O
N設定を行い、リターンする(ステップS5でNO、ス
テップS6でYES、ステップS8)。つまり、ロック
スイッチ45のON操作及び高音設定スイッチ62のO
FF操作の内のいずれか一方でもユーザが行っていれ
ば、電子カラン4からの今回の高温浄湯の出湯は終了さ
せる意思があると判定して他方のスイッチ操作を自動設
定により行わせるようにしている。
【0044】次に、上記カラン側湯温検出センサ43に
よる検出湯水温度が設定湯水温度Aよりも高温状態であ
る場合に実行される高温時出湯制御SUB1について、
図4に基づき説明する。
【0045】まず、流量調整弁23の開度を設定小開度
に変更設定する(ステップS11)。この設定小開度と
しては、出湯管14内の流量が最低作動流量よりも大流
量でかつ電子カラン4から水跳ね等が生じない程度の小
流量として予め設定された設定小流量に対応する開度が
予め定められている。
【0046】次に、吐水スイッチ44がON操作される
まで待機し(ステップS12でNO)、ON操作されれ
ばスピーカ46により例えば「高温浄湯が直ぐに出湯し
ます」というように電子カラン4から即座に高温浄湯が
出湯する旨をユーザに対し音声による報知を行う(ステ
ップS12でYES、ステップS13)。
【0047】そして、まず先にカラン側電磁弁42を開
作動させ(ステップS14)、その後に給湯器側電磁弁
26を開作動させる(ステップS15)。すると、入水
管13からの入水が始まり、この入水流量が最低作動流
量を超えることにより燃焼バーナ11の燃焼作動を開始
させる燃焼開始制御が行われる(ステップS16)。こ
れにより、まず先に上記給湯器側電磁弁26よりも下流
側(電子カラン4側)の配管(高温出湯管17及び高温
接続管41)内に内圧上昇がたとえ発生していたとして
もその内圧上昇分に基づく出湯が電子カラン4から行わ
れてその内圧が解放され、次いで上記給湯器側電磁弁2
6よりも上流側から入水管13に対する給水圧に基づい
て高温浄湯が上記設定小開度に対応する設定小流量にて
電子カラン4から出湯されることになる。
【0048】また、上記カラン側湯温検出センサ43に
よる検出湯水温度が設定湯水温度Aよりも低温状態であ
る場合に実行される低温時出湯制御SUB2を、図5に
基づき説明する。
【0049】まず、流量調整弁23の開度を設定大開度
に変更設定し(ステップS21)、給湯器側電磁弁26
を開作動させておく(ステップS22)。上記の設定大
開度としては、出湯管14内の流量が最大流量となる流
量調整弁23の全開時の開度もしくはその開度よりもや
や小開度側に設定され、最大流量もしくは最大側の設定
大流量で流れるようにされる。
【0050】次に、吐水スイッチ44がON操作される
まで待機し(ステップS23でNO)、ON操作されれ
ばカラン側電磁弁42を開作動させる(ステップS23
でYES、ステップS24)。すると、既に給湯器側電
磁弁26が開状態になっているため、入水管13からの
入水が始まり、この入水流量が最低作動流量を超えるこ
とにより燃焼バーナ11の燃焼作動を開始させる燃焼開
始制御が行われる(ステップS25)。これにより、出
湯管14、高温出湯管17及び高温接続管41の各配管
内と、浄水器5内とにそれぞれ残留していた低温水(捨
て水)が電子カラン4から上記設定大流量にて早期に排
出されることになる。
【0051】上記燃焼作動の開始により電子カラン4か
ら出湯される湯水温度が上昇していくものの、上記検出
湯水温度Thが第2設定温度B℃(例えばB=ほぼ60
℃)を超えるまで、上記設定大流量での捨て水の排出を
継続する(ステップS26でNO)。
【0052】そして、上記検出湯水温度Thが第2設定
湯水温度B℃を超えれば、上記流量調整弁23の開度を
高温時出湯制御SUB1におけると同様の設定小開度に
変更する(ステップS26でYES、ステップS2
7)。つまり、設定湯水温度A℃以上の高温浄湯があと
少しの時間経過で電子カラン4から出湯される直前で、
出湯流量を燃焼作動を維持させつつも水跳ね等を防止し
得る設定小流量に変更しておくのである。続いて、スピ
ーカ46により例えば「高温浄湯がそろそろ出湯し始め
ます」というように電子カラン4から高温浄湯があと少
しで出湯する旨をユーザに対し音声による報知を行う
(ステップS28)。
【0053】以上の低温時出湯制御SUB2における検
出湯水温度Th(カラン側湯水温度)と、電子カラン4
からの出湯流量(流量調整弁23の開度設定)との関係
を図6に基づいてさらに詳細に説明すると、ステップS
21での開度変更により特性線M1で示すように設定大
流量(図6に「大」と示す流量)まで出湯流量が増大
し、この設定大流量による捨て水の排出がステップS2
6での第2設定湯水温度B℃まで継続される。そして、
第2設定湯水温度B℃まで検出湯水温度Thが昇温する
と、設定小流量(同図に「小」と示す流量)まで出湯流
量が絞られ、以後、検出湯水温度Thが目標温度Tt(例
えばTt=ほぼ90℃)に到達するまで上記設定小流量
のまま維持される。これにより、当初から設定小流量の
ままで出湯させる場合(特性線P参照)と比べ、捨て水
を早期に排出させることができ、上記目標温度Ttの高
温浄湯が電子カラン4から出湯されるまでの出湯遅れを
短縮化させることができる。なお、特性線M2で示すよ
うにステップS21で設定大流量に変更した後、カラン
側電磁弁42の開作動(ステップS24)及び燃焼開始
制御(ステップS25)の実行から設定流量を設定小流
量まで徐々に低減させるように流量設定の変更制御を行
うようにしてもよい。
【0054】最後に、吐水スイッチ44がユーザにより
OFF操作された場合に実行される閉止時制御SUB3
を図7に基づいて説明すると、まず、流量調整弁23の
開度を設定最小開度に変更する(ステップS31)。こ
の設定最小開度としては、出湯管14に流れる流量が最
低作動流量よりも少ない値になるような開度が予め定め
られている。上記の変更により、入水流量センサ22で
の検出流量が最低作動流量よりも小さくなるため、燃焼
制御部63により燃焼停止制御が行われて燃焼バーナ1
1の燃焼作動が停止される(ステップS32)。
【0055】そして、まず先に給湯器側電磁弁26を閉
作動し(ステップS33)、その後にカラン側電磁弁4
2を閉作動させる(ステップS34)。このような順序
で閉作動させることにより、少なくとも給湯器側電磁弁
26よりも電子カラン4側の高温出湯管17及び高温接
続管41内での後焚きに伴う内圧上昇の発生を可及的に
防止することができる。このため、次回の電子カラン4
からの出湯が短時間の間に再度行われたとしても、内圧
上昇に伴う急激な出湯を確実に防止することができる。
しかも、短時間内での再出湯の場合には上記の高温時出
湯制御SUB1が実行されることになるため、上記の急
激な出湯をより一層確実に防止することができる。
【0056】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
出湯配管内の湯水温度の検出をカラン側湯温検出センサ
43により行っているが、これに限らず、カラン側湯温
検出センサ43に代えて給湯器側湯温検出センサ24に
より上記の湯水温度の検出を行うようにしてもよい。ま
た、上記のカラン側湯温検出センサ43もしくは給湯器
側湯温検出センサ24等の湯水温度を直接的に検出する
センサを用いなくてもコントローラ6に設けた内蔵タイ
マにより上記湯水温度の検出を間接的に行うようにして
もよい。この場合には、電子カラン4からの出湯が停止
された時点から内蔵タイマをスタートさせ、その経過時
間の長短如何により配管内の湯水温度の変化を推定する
ようにすればよい。例えば、平均的な環境下での出湯配
管内の湯水温度の低下度合を予め試験等により求めてお
き、90℃の目標温度Ttから設定湯水温度Aまで低下
する時間値を予め定めておけばよい。
【0057】また、上記実施形態では流量調整手段とし
て流量調整弁23を設置しているが、これに限らず、例
えば弁開度の調整機構を設けた電磁弁を給湯器側電磁弁
26として用い、この給湯器側電磁弁26を流量調整手
段として用いてもよい。この場合には、一つの電磁弁に
より出湯配管の開閉と、開状態にした際の流量変更との
双方の機能を発揮させることができ、上記流量調整弁2
3を省略して制御対象及び部品点数の低減化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される高温浄湯システ
ムを示す模式図である。
【図2】コントローラの内容を示すブロック図である。
【図3】高温給湯制御の基本内容を示すフローチャート
である。
【図4】高温時出湯制御を示すフローチャートである。
【図5】低温時出湯制御を示すフローチャートである。
【図6】低温時出湯制御における設定流量と検出湯水温
度との関係を示す関係図である。
【図7】閉止時制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 給湯器 4 電子カラン(高温出湯カラン) 5 浄水器 6 コントローラ 14 出湯管(出湯配管) 17 高温出湯管(出湯配管) 23 流量調整弁(流量調整手段) 24 給湯器側湯温検出センサ(給湯器側湯温検出手
段) 26 給湯器側電磁弁 41 高温接続管(出湯配管) 42 カラン側電磁弁 43 カラン側湯温検出センサ(湯温検出手段,カラ
ン側湯温検出手段) 44 吐水スイッチ(開閉操作スイッチ) 46 スピーカ(報知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 哲 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 大林 利彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 堀内 雅彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 畑 善憲 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温水を開閉可能に出湯させる高温出湯
    カランと、この高温出湯カランに対し接続された出湯配
    管と、入水を受けて加熱後の高温水を上記出湯配管に出
    湯する給湯器と、上記出湯配管の途中に介装された浄水
    器とを備えた高温浄湯システムの制御方法であって、 上記出湯配管内の湯水温度を検出する湯温検出手段と、
    上記出湯配管を通して出湯される高温水の出湯流量を変
    更設定し得る流量調整手段とを設け、 上記湯温検出手段により上記出湯配管内の湯水温度を監
    視し、検出される検出湯水温度の高低如何の状態に応じ
    て上記流量調整手段による設定出湯流量を上記高低如何
    とは逆特性になるように変更制御するようにすることを
    特徴とする高温浄湯システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高温浄湯システムの制御
    方法であって、 検出湯水温度が予め定めた設定湯水温度よりも高温であ
    るとき、出湯流量を予め定めた設定小流量に変更するよ
    うにする、高温浄湯システムの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高温浄湯システムの制御
    方法であって、 給湯器内の出湯配管に給湯器側電磁弁を介装させる一
    方、高温出湯カランとして、開閉操作スイッチと、カラ
    ン側位置で出湯配管を開閉するカラン側電磁弁とを備え
    た電子カランを用い、 出湯流量が設定小流量に変更された状態で、上記開閉操
    作スイッチから開操作信号を受けたとき、上記カラン側
    電磁弁を開作動制御した後に、上記給湯器側電磁弁を開
    作動制御するようにする、高温浄湯システムの制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高温浄湯システムの制御
    方法であって、 音声により報知する報知手段を設け、 カラン側電磁弁を開作動する前に上記報知手段により高
    温水が電子カランから出湯する旨を音声により報知させ
    るように制御する、高温浄湯システムの制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の高温浄湯システムの制御
    方法であって、 検出湯水温度が予め定めた設定湯水温度よりも低温であ
    るとき、出湯流量を予め定めた設定大流量に変更するよ
    うにする、高温浄湯システムの制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の高温浄湯システムの制御
    方法であって、 高温出湯カランとして、開閉操作スイッチと、カラン側
    位置で出湯配管を開閉するカラン側電磁弁とを備えた電
    子カランを用い、 出湯流量が設定大流量に変更された状態で、上記開閉操
    作スイッチから開操作信号を受けたとき、上記カラン側
    電磁弁を開作動制御した後に、設定湯水温度よりも低温
    側の値として予め設定した第2設定湯水温度よりも検出
    湯水温度が高温側に変化すれば上記設定出湯流量を予め
    定めた設定小流量の側に変更制御するようにする、高温
    浄湯システムの制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の高温浄湯システムの制御
    方法であって、 音声により報知する報知手段を設け、 設定出湯流量の設定小流量側への変更制御と同時もしく
    はその後に引き続いて上記報知手段により高温水が電子
    カランから出湯する旨を音声により報知させるように制
    御する、高温浄湯システムの制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    高温浄湯システムの制御方法であって、 給湯器内の出湯配管に給湯器側電磁弁を介装させる一
    方、高温出湯カランとして、開閉操作スイッチと、カラ
    ン側位置で出湯配管を開閉するカラン側電磁弁とを備え
    た電子カランを用い、 上記開閉操作スイッチから閉操作信号を受けたとき、出
    湯流量を給湯器での加熱作動制御が停止される程度の設
    定最小流量に変更制御して給湯器での加熱作動を停止さ
    せ、その後に上記給湯器側電磁弁を閉作動制御し、次に
    上記カラン側電磁弁を閉作動制御するようにする、高温
    浄湯システムの制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    高温浄湯システムの制御方法であって、 湯温検出手段として高温出湯カラン側の出湯配管に設け
    たカラン側湯温検出手段を用いるようにする、高温浄湯
    システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載
    の高温浄湯システムの制御方法であって、 湯温検出手段として給湯器内の出湯配管に設けた給湯器
    側湯温検出手段を用いるようにする、高温浄湯システム
    の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載
    の高温浄湯システムの制御方法であって、 湯温検出手段として前回の出湯停止時点からの経過時間
    を検出する内蔵タイマを用い、この内蔵タイマにより検
    出される経過時間の長短により湯水温度を検出するよう
    にする、高温浄湯システムの制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013250037A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Gastar Corp 熱源システム
JP2016194407A (ja) * 2016-06-10 2016-11-17 株式会社ガスター 熱源システム
JP2017048983A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 Toto株式会社 給湯システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013250037A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Gastar Corp 熱源システム
JP2017048983A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 Toto株式会社 給湯システム
JP2016194407A (ja) * 2016-06-10 2016-11-17 株式会社ガスター 熱源システム

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