JP2002161644A - 造波プール等における昇降床による消波制御方法 - Google Patents

造波プール等における昇降床による消波制御方法

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JP2002161644A
JP2002161644A JP2000360123A JP2000360123A JP2002161644A JP 2002161644 A JP2002161644 A JP 2002161644A JP 2000360123 A JP2000360123 A JP 2000360123A JP 2000360123 A JP2000360123 A JP 2000360123A JP 2002161644 A JP2002161644 A JP 2002161644A
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pool
elevating floor
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Masayuki Hosono
正行 細野
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中歩行等のアクアエクササイズを実施でき
るプールの昇降床を、造波プールのプールサイド側に配
置し、造波しない場合には、上記従来のアクアエクササ
イズ等に適する所望の水深を容易に創出することができ
ると共に、造波時には、上記昇降床を用いてプールサイ
ドの波の勢いを効果的に減衰させて、波乗りに適する波
を送出しても、プールサイドに波が乗り上げないように
消波することができる造波プール等における昇降床によ
る消波制御方法を提供する。 【解決手段】 造波プール等における昇降床による消波
を、造波可能なプール等のプールサイド位置で上下方向
に移動可能な昇降床と、該昇降床を上下方向に沿つて昇
降させる昇降装置と、からなる昇降床装置で構成し、上
記昇降装置は、昇降床のプールサイド側辺部の高さ位置
をプールサイドの反対側辺部の高さ位置よりも高くなる
ように駆動制御可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工的に波を起
こすことができる設備が配設されてなるプールにおい
て、アクアエクササイズにも使用できるようにプールサ
イド側に配設されたプール床を用いて、プールサイド際
の波消しを行なうことができる造波プール等における昇
降床による消波制御方法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、健康管理意識の高揚に伴
ない、幼児から老人に到るまで行うことができるスボー
ツとして水泳が盛んとなり、スイミンググラブ等多くの
施設が発達してきている。
【0003】しかし、従来、これらの施設に備えられて
いるプールは、大人が泳げる深さに形成されているもの
が殆どであり、これを中人用或は幼児用として使用する
場合には、その深さを可変調整して浅くする必要がある
ことから、近年では、プールの深さを任意の深さに調節
することができる各種の装置として、例えば、プールの
固定床面に、脚を有する台を多数並べ、大人が使用する
ときにはこの台を撤去する方法や、昇降床をジャバラ方
式やパンタグラフ方式或はシリンダ方式等、種種の方式
のものが公知である.
【0004】また、従来の大型プールでは、人工的に波
を起こすことができる設備が配設されてなるプールも公
知であるが、この種の造波プールでは、サーフボード等
を用いた波乗り等を手軽に楽しめる反面、波がプールサ
イドに乗り上げないように波の大きさを調整することが
非常に難しく、波がプールサイドに乗り上がらないよう
に小さく調整した場合には、波乗り等の楽しみが半減す
る等の課題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであつて、その目的とするところは、水中歩行等の
アクアエクササイズを実施できるプールの昇降床を、造
波プールのプールサイド側に配置し、造波しない場合に
は、上記従来のアクアエクササイズ等に適する所望の水
深を容易に創出することができると共に、造波時には、
上記昇降床を用いてプールサイドの波の勢いを効果的に
減衰させて、波乗りに適する波を送出しても、プールサ
イドに波が乗り上げないように消波することができる造
波プール等における昇降床による消波制御方法を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る造波プール等における昇降床による
消波制御方法にあっては、造波可能なプール等のプール
サイド位置で上下方向に移動可能な昇降床と、該昇降床
を上下方向に沿つて昇降させる昇降装置と、を有して構
成し、上記昇降装置は、昇降床のプールサイド側辺部の
高さ位置をプールサイドの反対側辺部の高さ位置よりも
高くなるように駆動制御可能としたことを特徴とするも
のである。
【0007】そして、この発明にあっては、上記昇降床
は、1枚物であっても、或は、複数に分割されて夫々が
独立して昇降可能に構成してもよい。
【0008】さらに、この発明にあっては、上記昇降床
は、プールサイドに沿って配設し、或は、プールサイド
の一部に配設して構成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の一形
態例に基づき、この発明を詳細に説明する.
【0010】この形態例に係るプールの昇降床装置は、
造波プール等に配置される昇降床装置は、図1に示すよ
うに、プール1の開口部上下方向に沿って移動可能で水
中における浮力が略零となるように空気が封入された昇
降床2と、該昇降床2を上下方向に沿つて同期駆動或は
独立駆動させて昇降させる液圧シリンダ装置10と、か
ら構成されている。
【0011】昇降床2は、特に図示はしないが、多数の
角筒材よりなるアルミニウム製、ステンレス製あるいは
合成樹脂製の床材と、その床材の下に配置されて床材を
固定支持する矩形に組み立てられた支持枠と、から構成
されている。
【0012】多数の床材は互いに平行に並べられて、例
えば、横幅5m×長さ15mプールの場合には、これに
対応して多数の床材を矩形に組み立ててボルトナツト等
により支持枠の上面に固着される。
【0013】角筒状の各床材の中空内部には空気が充填
されてその両端に嵌合されたゴムキヤツプの栓体により
密封され得るように構成されている。このように構成す
ることで、水中で昇降床2に浮力を与えてその重量を軽
減することができ、特に、床材の一部にのみ空気を充填
して栓体により密封するとともに、残部の床材の栓体を
外しておくことで、昇降床2の水中重量を適宜調節する
ことができる。この場合、昇降床2の全体重力と浮力と
が釣り合うようにすればその水中重量が零になり、昇降
床2を水中で昇降させる際に要する駆動力を最小にする
ことができる。勿論、上記浮力の調整は、特に図示はし
ないが、フロートを昇降床2の下面に適数着脱自在に取
り付けることで調整してもよい。
【0014】一方、上記支持枠は、これも公知であるの
で特に図示はしないが、例えば、複数個のパネルと、水
平方向に相隣接して配設されたパネルを連結する複数個
の連結部材と、から構成されている。このパネルの構成
素材としては、アルミニユーム材、合成樹脂材あるいは
ステンレス材等の本来的に軽量な材料、あるいは軽量化
された材料を用いる。このように形成されたパネルは、
各種の公知の連結部材によって所望面積を有するように
連結される。
【0015】このように構成される昇降床2の大きさ
は、取り付けられるプール1の開口面積と略同じ平面積
に形成し、或は、上記昇降床2の一方のみを配設し、或
は、複数枚を並列に並べて配設してもよい。勿論、複数
枚を並べる場合には、各昇降床2毎に液圧シリンダ装置
10を配設して、これらを同期させ、或は、独立させて
駆動制御できるように構成する。
【0016】このように構成された昇降床2を上下作動
させる液圧シリンダ装置10は、図1に示すように、プ
ール1の固定床5に所要間隔毎(本図示例では4本)に
埋設されたシリンダ11と、これら各シリンダ11に昇
降自在に装着されたピストンロッド12と、から構成さ
れ、これら各ピストンロッド12は、プールサイドに配
置された液圧ユニット13からパイプを通じて供給さ
れ、及び、回収される液圧によって昇降制御されるが、
その詳細な構成は、公知の液圧シリンダ装置10と同様
に構成されているので、ここではその説明を省略する
が、この形態例で従来の液圧シリンダ装置と異なる点
は、各ピストンロッド12が独立して駆動制御できるよ
うに構成した点にある。
【0017】このように液圧シリンダ装置10を構成す
ることで、この形態例では、昇降床2を水平に昇降させ
ることができると共に、必要に応じて昇降床2を傾斜さ
せた状態にセットすることができる。
【0018】従って、この形態例に係る液圧シリンダ装
置10を造波プールのプールサイドに配設した場合であ
って、造波しない状態で昇降床2を使用する場合には、
上記従来のアクアエクササイズ等に適する所望の水深に
セットし、或は、造波時には、上記昇降床2のプールサ
イド側辺部の高さ位置をプールサイドの反対側辺部の高
さ位置よりも高くなるように各液圧シリンダ装置10を
駆動制御することで、プールサイド側に向かって波の勢
いを効果的に減衰させて、波乗りに適する波を送出して
も、プールサイドに波が乗り上げないように消波するこ
とができる。
【0019】尚、上記形態例では、昇降床2の昇降駆動
制御装置として液圧シリンダ装置10を例にとり説明し
たが、この発明にあってはこれに限定されるものではな
く、例えば、液圧シリンダ装置に代えて他の公知の流体
圧シリンダ装置を用いてもよく、或は、スクリューロッ
ドと各種ギアを組み合わせたもの、或は、ワイヤーやチ
ェーンを昇降床の連結し、これをプーリに懸架してモー
タ及び減速器で昇降させる方式のもの等、公知の各種方
式のものを用いることができることは勿論である。
【0020】また、上記形態例では、本発明を造波プー
ルのプールサイドに配置される昇降床装置に適用した場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、老人ホーム等の風呂場の床面を傾斜可能に昇
降させる場合にも適用でき、このようにすれば、入浴姿
勢を適宜変更してリハビリの効果を増進させたり、入退
浴のサポートを軽減させることも可能となる等の効果が
得られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る造
波プール等における昇降床による消波方法にあっては、
水中歩行等のアクアエクササイズを実施できるプールの
昇降床を、造波プールのプールサイド側に配置し、造波
しない場合には、上記従来のアクアエクササイズ等に適
する所望の水深を容易に創出することができると共に、
造波時には、上記昇降床を用いてプールサイドの波の勢
いを効果的に減衰させて、波乗りに適する波を送出して
も、プールサイドに波が乗り上げないように消波するこ
とができる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る造波プールの
プールサイドに配設された昇降床装置の構成を一部切断
して示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 プール 2 昇降床 10 液圧シリンダ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造波可能なプール等のプールサイド位置
    で上下方向に移動可能な昇降床と、該昇降床を上下方向
    に沿つて昇降させる昇降装置と、を有して構成されてな
    り、上記昇降装置は、昇降床のプールサイド側辺部の高
    さ位置をプールサイドの反対側辺部の高さ位置よりも高
    くなるように駆動制御可能としたことを特徴とする造波
    プール等における昇降床による消波制御方法。
  2. 【請求項2】 前記昇降床は、複数に分割されて夫々が
    独立して昇降可能であることを特徴とする請求項1に記
    載の造波プール等における昇降床による消波制御方法。
  3. 【請求項3】 前記昇降床は、プールサイドの一部に配
    設されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載の造波プール等における昇降床による
    消波制御方法。
JP2000360123A 2000-11-27 2000-11-27 造波プール等における昇降床による消波制御方法 Pending JP2002161644A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100451597C (zh) * 2006-03-10 2009-01-14 中国海洋石油总公司 一种深水试验池组合消波系统
CN112394679A (zh) * 2020-09-21 2021-02-23 中船第九设计研究院工程有限公司 一种消波岸工作管理系统

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CN100451597C (zh) * 2006-03-10 2009-01-14 中国海洋石油总公司 一种深水试验池组合消波系统
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