JP2002161019A - 殺菌作用を有する組成物、該組成物からなる化粧料及び紫外線遮断材 - Google Patents

殺菌作用を有する組成物、該組成物からなる化粧料及び紫外線遮断材

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Abstract

(57)【要約】 【目的】人体に対し毒性の無い殺菌作用を有する組成物
を提供しようとするものであり、特にアトピー性皮膚炎
やニキビ等の皮膚疾患に卓越した治療効果を有する殺菌
作用を有する組成物を提供する。 【構成】絹糸腺及び/又は液状絹からの抽出物を有効成
分とする組成物が、殺菌作用を有し、皮膚細胞の新陳代
謝を活発にし、皮膚疾患に対する顕著な治療効果を奏す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に皮膚等の美
容と健康に優れた効果を与える殺菌作用を有する組成物
及び該組成物からなる化粧料及び紫外線遮断材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】皮膚の健全な生理機能を維持し、健康な
美肌を維持するため、皮膚化粧料中に、ビタミン、レン
ゲソウ、ヒアルロン酸その他各種の添加物を加えること
は公知である。
【0003】また、外用剤として、直接皮膚に塗布した
場合、皮膚を害することなく、皮膚の働きを活性化し、
皮膚の再生を助ける薬用化粧料も提案されている。
【0004】しかしながら、アトピー性皮膚炎やニキビ
等を短時日に完全に治癒させる化粧料若しくは医薬は、
従来全く知られていない。
【0005】一方、絹は従来から高級衣服の原料として
使用されており、絹の肌着を着用すると、ある程度の薬
効が得られることが知られていた。
【0006】しかしながら、絹の中にどのような薬効を
有する成分が含まれているのかについても、その薬効を
有する成分を単離することについても、従来全く知られ
ていない。
【0007】また、従来から殺菌作用を有する物質は数
多く知られているが、これらは殆ど人体に対し極めて有
毒なものであった。人体に対し毒性の無い殺菌剤として
は、「にんにく」が知られているが、「にんにく」は大
変な悪臭を発するという問題があった。
【0008】一方、従来から繭からの蛹オイル及び繭エ
キスを含有した皮膚用栄養または薬用クリームが知られ
ている。しかしながら、これら従来の蛹オイル及び薬用
クリームは、殺菌作用を有しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明のうち請求項
1記載の発明は、人体に対し毒性の無い殺菌作用を有す
る組成物を提供しようとするものであり、特にアトピー
性皮膚炎やニキビ等の皮膚疾患に卓越した治療効果を有
する殺菌作用を有する組成物を提供することを目的とす
る。
【0010】また、請求項5記載の発明は、皮膚等の表
面の新陳代謝を活発にし、肌の衰えを防ぎ、皮膚を滑ら
かにし、あざ・色素沈着を目立たなくする殺菌作用を有
する化粧料を提供することを目的とする。
【0011】また、請求項6記載の発明は、人体に対す
る毒性が無く、しかも皮膚疾患等に卓越した効果を有
し、殺菌作用を有する紫外線遮断材を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は鋭意研究の結果、絹糸腺及び/又は液状
絹からの水若しくは有機溶剤抽出物が、優れた殺菌作用
を示しアトピー性皮膚炎やニキビ及び肌荒れの治療改善
に絶大な効果を示すと共に皮膚を害することなく皮膚等
の表面の新陳代謝を活発にし、肌の衰えを防ぎ、皮膚を
滑らかにし、しかも優れた紫外線遮断作用を有すること
を見いだし、本発明に到達した。
【0013】即ち本発明のうち請求項1に記載の発明
は、絹糸腺及び/又は液状絹からの抽出物を有効成分と
し殺菌作用を有することを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の有効成分を化粧料基材に含有させた化粧料であるこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の有効成分からなる紫外線遮断材であることを特徴と
する。
【0016】本発明の効果の原因は、理論的に十分解明
されているわけではないが、絹糸腺及び/又は液状絹
は、空気に触れていないので、原料中の有効成分が変質
しないためと考えられている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。
【0018】本発明に使用する原料は、絹糸腺及び/又
は液状絹、好ましくは液状絹が収容された状態の絹糸腺
であるが、原料費を安価にするため、これら原料に、更
に絹糸線、繭、繭から生成される生糸、絹又は蚕の蛹等
を併用することもできる。これら繭等の併用する原料
は、抽出効果を上げるため細かく切断したものや粉末化
したものを使用するのが好ましい。
【0019】本発明原料中の絹糸腺及び/又は液状絹の
含有量は、5%以上、好ましくは10%〜50%とする
のが良い。少なすぎると、殺菌作用が不十分となるし、
多すぎても原料費が高くなる割にはそれほどの利点はな
い。
【0020】上記原料を生成する蚕には多くの種類があ
るが、どのような種類の蚕からのものでも、本発明の原
料として使用することができる。しかしながら、3令〜
5令4〜5日、特に絹糸線を吐き出す直前(好ましくは
5令〜5令4〜5日)の蚕を使用するのが好ましい。絹
糸腺の中の液状絹が、ゲル状になっていて、特に本発明
の原料として効果的であるからである。
【0021】絹糸線を吐き出す直前の蚕から液状絹が収
容されている絹糸腺を取り出し、これを直ちに原料とし
て使用しない場合は、急速冷凍して保存しておくのがよ
い。このようにすれば、有効成分が変質しないからであ
る。
【0022】これら原料から、水若しくは有機溶剤で抽
出することによって、本発明の有効成分を単離すること
ができる。有機溶剤としては、好ましくはアルコール
類、毒性が無いことから、特にエチルアルコールを使用
するのが好ましい。
【0023】抽出温度は、常温でも良いが、短時間で抽
出効果を上げるには、加熱抽出するのが良い。
【0024】本発明の有効成分は、絹糸腺及び/又は液
状絹を、そのまま水若しくは有機溶剤を加えて好ましく
は沸騰下に数時間抽出し、濾過して濾液を濃縮乾固する
ことによって得られる。
【0025】このようにして得られた本発明の有効成分
は、殺菌作用を有し、下記の症状に対し、卓越した効能
を発揮する。
【0026】(アトピー性皮膚炎・敏感肌)本発明の有
効成分は、抗アレルギー効果があるので、アトピー性皮
膚炎、合成洗剤による手荒れ・湿疹・かぶれ等のアレル
ギー性皮膚炎(敏感肌)に卓越した効能を示す。
【0027】(花粉症・白内障)鼻炎、目のかゆみの花
粉症には、直接患部に擦り込むことにより、短時日に完
全に治癒する。白内障に対しても、直接患部に擦り込む
ことにより、短時日に快方に向かう。
【0028】(あざ・色素沈着)本発明の有効成分は、
皮膚の新陳代謝を促進するので、あざ・色素沈着等に擦
り込むと、短時日で目立たなくなる。
【0029】(乾燥肌)本発明の有効成分は、冬季の乾
燥肌からのカユミに対して、新陳代謝による皮膚改善と
カユミを止める即効性を発揮する。
【0030】(あかぎれ・ひび割れ・切り傷・火傷・擦
り傷・凍傷・床擦れ)本発明の有効成分を直接患部に擦
り込んでも良いが、ガーゼ等に塗布し、これを患部に当
てて使用すればより効果的である。
【0031】(あせも・ニキビ・湿疹・水虫・インキン
・いぼ・虫刺され等の皮膚疾患)本発明の有効成分の働
きによって、患部の新陳代謝が活発になり、患部に擦り
込むと即座にカユミを止め快方に向かう。
【0032】(痔・前立腺肥大)肛門周辺炎等患部が外
部に近いほど効果的で、患部に擦り込むと即座に快方に
向かう。前立腺肥大に対しては、同様に患部に擦り込む
事によって、即座に快方に向かう。
【0033】(口内炎・歯槽膿漏)本発明の有効成分
は、殺菌作用は有するが、人体に対する毒性はないの
で、口内の疾患に対しても、安全で且つ短時日に完治す
る。
【0034】(腋臭)本発明の有効成分を患部に擦り込
む事により、皮膚の新陳代謝を活発にし、体質を改善す
るので、即座に快方に向かう。
【0035】(しわ、小じわ)本発明の有効成分をしわ
のある部分に擦り込む事により、しわが目立たなくな
り、肌がすべすべしてくる。
【0036】上記本発明の有効成分を、化粧料基剤に加
えることによって、本発明の化粧料が得られる。化粧料
基剤としては、公知のものを使用すれば良く特に限定さ
れない。
【0037】本発明に使用する化粧料の剤型は、特に限
定されず、例えば、クリーム、ローション、パック、フ
アンデーション、シャンプー、リンス、ヘアートニッ
ク、浴剤及び石鹸等が挙げられる。
【0038】化粧料基剤への本発明有効成分の添加量
は、広範囲に変化させることができるが、例えば、溶媒
を除去した濃縮物として、0.1〜25重量%程度添加
するのが好ましい。
【0039】このようにして得られた化粧料について
も、上記有効成分と同様の薬効が得られることが、実験
により確認されている。
【0040】本発明の有効成分は、紫外線遮断作用を有
する。従って、本発明の有効成分を上記濃縮物として
0.1〜25重量%程度化粧料基材に加えて化粧料とす
れば、特に紫外線吸収剤を加えなくとも、日焼け止めク
リームと同じ紫外線遮断作用が得られる。また、本発明
の有効成分は、メラニン色素を溶解させる作用を有す
る。従って、日焼けした肌に本発明のクリームを塗布す
れば、日焼け止め作用と共に肌を白くする作用をも発揮
する。
【0041】絹糸腺及び/又は液状絹を含有しない、絹
糸線、繭、生糸、絹及び蚕の蛹の1種以上の原料からの
抽出物の有効成分も紫外線遮断作用を有する。しかしな
がら、上記本発明の有効成分と比べると効果は劣る。
【0042】
【実施例】次に、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れら実施例に限定されない。例中数量を表す「部」は
「重量部」である。
【0043】実施例1 絹糸腺(液状絹が収容されている)20部と繭200部
とに、水200部を加えて3時間沸騰させた。それか
ら、濾過し、濾液を減圧濃縮した。濃縮乾固した淡黄色
液体として、本発明の有効成分50部を得た。
【0044】 実施例2:クリーム 実施例1で得た有効成分 13部 エタノ−ル 5部 ミッロウ 6部 スクワラン 20部 脂肪酸グリセリンエステル 4部 乳化剤 4部 1,3−ブチレングリコール 3部 アルフアービサボロール(エイコー101) 0.3部 精製水 44.7部 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のクリー
ムを得る。
【0045】 実施例3:ヘアトニック 実施例1で得た有効成分 10部 エタノール 55.3部 メントール 4.4部 アルフアービサボロール(エイコー101) 0.3部 精製水 34.3部 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のヘアト
ニックを得る。
【0046】 実施例4:シャンプー 実施例1で得た有効成分 10.0部 N−ヤシ油脂肪酸アシル−Lグルタミン酸モノ トリエタノールアミン 26.0部 アルフアービサボロール(エイコー101) 0.5部 ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 29.0部 プロピレングリコ−ル 2.0部 精製水 37.5部 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のシャン
プーを得る。
【0047】 実施例5:アトピー性皮膚炎に対する薬効 皮膚の状態が外観上明らかにアトピー性皮膚炎で悩んで
いる女性3人を被験者とし、実施例1で得たクリームを
1日1回通常の使用量で顔に少量を薄く延ばしながら擦
り込んで、経過を肉眼観察した。結果を次表1に示す。
【0048】
【表1】 但し、 ± ・・・・・使用前と比べて症状が改善され
た。
【0049】+ ・・・・・症状が、目立たなくなっ
た。
【0050】 ・・・・・正常状態に完治した。
【0051】上記結果より明らかなように、本発明の化
粧料を塗布すると、アトピー性皮膚炎に対し、1週間で
その状態が改善され、遅くとも3ヶ月で完治する。
【0052】実施例6:ニキビに対する薬効 皮膚の状態が外観上明らかにニキビで悩んでいる女性5
人を被験者とし、実施例1で得たクリームを1日1回通
常の使用量で顔に少量を薄く延ばしながら擦り込んで、
経過を肉眼観察した。結果を次表2に示す。
【0053】
【表2】 但し、 ± ・・・・・使用前と比べてニキビが小さく
なった。
【0054】+ ・・・・・症状が、目立たなくなっ
た。
【0055】 ・・・・・正常状態に完治した。
【0056】上記結果より明らかなように、本発明の化
粧料を塗布すると、ニキビに対し、1週間でその状態が
改善され、遅くとも3ヶ月で完治する。
【0057】実施例7:種々の症状に対する薬効 実施例1で得た本発明のクリームを、次表3に記載の症
状で悩んでいる被験者に、1日1回通常の使用量で患部
に少量を薄く延ばしながら擦り込んで、経過を肉眼観察
した。結果を次表3に示す。
【0058】
【表3】 上記結果より明らかなように、本発明の化粧料を塗布す
ると、痛み、カユミは直ちに和らぎ、あざのように従来
完治するのが困難な症状でも、遅くとも3ヶ月経過すれ
ば完治する。
【0059】実施例8:生糸のみを原料としたクリーム
と絹糸腺を原料として含有するクリームとの効能を比較
した。
【0060】(A)生糸のみを原料としたクリーム:絹
糸腺20部と繭200部の代わりに生糸300部を使用
し、実施例1と同様にして比較クリームを製造した。
【0061】(B)原料として絹糸腺を含有するクリー
ム:実施例1と同様にして、本発明のクリームを製造し
た。
【0062】上記本発明のクリームと比較クリームとの
臭い及び使用感を比較した。
【0063】(1)臭い:生糸のみの場合は、香料を使
用しないと、生糸特有の臭いが残るが、絹糸腺を主成分
とした場合は、香料を入れなくとも肌に薄く擦り込む
と、肌に浸透するので臭いは感じられない。
【0064】(2)手触り感:生糸のみの場合は、サラ
サラ感がするが、絹糸腺を主成分としたものは、しっと
りとスベスベしている。
【0065】(3)患部に塗布した場合:生糸のみの場
合は、ザラザラ感が残りベトベト感も残るが、絹糸腺を
主成分としたものは、スベスベし滑らかでベトベト感が
なく、しっとりと吸収されているのがわかる。
【0066】上記本発明のクリームと比較クリームと
を、種々の疾患に対してその薬効を比較した。
【0067】(1)アトピー性皮膚炎:患部に一日一回
通常の使用量で塗布した。比較クリームは、カユミを鎮
静化させるのに7〜14日かかり、症状の改善には効果
がなかった。本発明のクリームは、直ちにカユミを和ら
げ、1週間でその症状が改善され、遅くとも3ヵ月で完
治した。また、副腎皮質ホルモン剤の使用で顔が膿んで
しまった患者に、上記のようにして本発明クリームを適
用すると、半年で奇麗に完治した。
【0068】(2)あかぎれ:患部に一日一回通常の使
用量で塗布した。比較クリームは、カユミを鎮静化させ
るのに15〜30日かかり、症状の改善には1ヵ月〜3
ヵ月かかった。本発明クリームは、直ちにカユミ、痛み
を鎮静化させ、1週間でその症状が改善した。
【0069】(3)水虫:患部に一日一回通常の使用量
で塗布した。比較クリームは、カユミを鎮静化させるの
に2〜5日かかり、症状の改善はみられなかった。本発
明クリームは、直ちにカユミを和らげ、患部の皮をむか
なくとも1週間でその症状が改善した。
【0070】(4)肩凝り:患部に通常の使用量で塗布
した。比較クリームは、患部に塗布後約30分位で効果
が認められるが、本発明クリームは、直ちに患部がポー
つと暖かくなり、こり・痛みは直ちに和らぐ。
【0071】(5)打撲:患部に通常の使用量で塗布し
た。比較クリームは、患部に塗布ご約30分位で効果が
認められるが、腫れて、うっ血してあざが残った。本発
明クリームは、患部に塗り込むと直ちに患部の痛みは和
らぎ、腫れも、うっ血もなく、あざも生じなかった。
【0072】(6)止血作用:指などを刃物で切った場
合、患部に塗布しても比較クリームは、効果が認められ
ないが、本発明クリームは、患部に塗り込み縛っておく
と、傷口を縫合しなくとも、1日で血が止まり、傷口も
そのままふさがった。
【0073】(7)痔の痛み・出血:患部に塗布しても
比較クリームは、効果が認められないが、本発明クリー
ムは、切れ痔の場合5分で痛みがとれ、出血もまもなく
止まった。脱肛の場合、お風呂に入った後に本発明のク
リームを塗ると、出る回数が徐々に減少する。痔痩の場
合、本発明のクリームを塗ったガーゼを患部に当ててお
くと、1ヵ月で症状が改善した。
【0074】(8)火傷:熱いところ等にさわり、真っ
赤に炎症した患部に通常の使用量を塗り込むと、比較ク
リームは、効果が認められないが、本発明クリームは、
数分で痛み、炎症が取れ、直ちに塗ると火脹れにならな
い。
【0075】(9)鼻詰まり:比較クリームは、効果が
認められないが、本発明クリームを、鼻筋に塗布する
と、直ちに鼻が通るようになった。
【0076】(10)せき:比較クリームは、効果が認
められないが、本発明クリームを、鼻筋、喉、胸、背中
に塗布すると、1時間位で咳が止まった。
【0077】(11)にきび:比較クリームは、効果が
認められないが、本発明クリームを、患部に1日1回通
常の使用量で薄く延ばしながら擦り込むと、1週間で症
状が改善され、1〜3ヵ月で完治した。
【0078】(12)床擦れ:寝たきりの床擦れの人
に、比較クリームを適用しても、効果が認められない
が、本発明クリームをを患部に塗布すると、1日で痛み
が和らぎ、傷口が徐々に小さくなり2週間で完治した。
【0079】比較例のクリームでは、効果が認められな
いが、本発明のクリームで効果が認められたものとして
は、上記以外にも、あざ、花粉症、口内炎、小じわ、歯
槽膿漏、前立腺肥大等がある。10数年の経験から、絹
糸腺を主成分としたものには、殺菌作用、抗炎症作用
(抗カユミ,痛み,炎症作用)、抗アレルギー作用、止
血作用等が認められる。また、10数年間副作用は、全
く認められなかった。
【0080】実施例9:紫外線防止効果 上記本発明のクリームと比較クリームとの紫外線防止効
果とを確認するため、ガラス板にそれぞれのクリームを
20μmの膜厚で塗布し、紫外線分光光度計を用いて、
300nmでの紫外線透過率を測定し、紫外線遮断率
(紫外線カット率)を求めた。結果を次表4に示す。こ
こで、紫外線遮断率(%)=100(%)−紫外線透過
率(%)である。尚、比較のため、有効成分を加えない
以外は、同様にして製造した対照クリームについて、同
様に紫外線遮断率を測定し、結果を次表4に示す。
【表4】
【0081】
【発明の効果】この発明のうち請求項1記載の発明によ
れば、人体に対し毒性が無く殺菌作用を有すると共に、
従来完治させるのが極めて困難であったアトピー性皮膚
炎やあざ等の皮膚疾患に、絶大な治療効果を奏する。
【0082】また、請求項5記載の化粧料は、あらゆる
皮膚疾患に対し絶大な効果を奏すると共に、皮膚表面の
新陳代謝を活発にし、肌の衰えを防ぎ、皮膚を滑らかに
し、あざ・色素沈着を目立たなくする等従来の化粧料に
は全く見られない著しく顕著な効果を奏する。
【0083】また、請求項6記載の発明によれば、皮膚
疾患等に卓越した効果を有する紫外線遮断材であり、し
かも化粧料とした場合に、上記効果に加えて、人体に対
し毒性の無い紫外線吸収剤を加えたのと同じ日焼け止め
効果を奏する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月23日(2001.5.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 38/00 A61P 1/02 A61P 1/02 9/14 9/14 13/08 13/08 17/00 101 17/00 101 17/02 17/02 17/10 17/10 27/12 27/12 37/08 37/08 A61K 37/02 (71)出願人 500547795 佐藤 裕子 埼玉県越谷市南越谷4−12−5−309 (72)発明者 大関 寛 埼玉県越谷市神明町3−127 Fターム(参考) 4C083 AA082 AC022 AC102 AC122 AC422 AC662 AC782 AD451 AD452 AD532 CC05 CC38 DD27 DD32 EE13 EE14 4C084 AA02 BA03 CA49 DA40 MA28 MA63 ZA902 4C087 AA01 AA02 BB21 ZA33 ZA66 ZA67 ZA81 ZA89 ZB13 ZB35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絹糸腺及び/又は液状絹からの抽出物を有
    効成分とすることを特徴とする殺菌作用を有する組成
    物。
  2. 【請求項2】更に、絹糸線、繭、生糸、絹及び蚕の蛹の
    1種若しくは2種以上を加えた混合物からの抽出物を有
    効成分とする請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】前記組成物が、アトピー性皮膚炎、アレル
    ギー性皮膚炎、あざ、色素沈着、肌荒れ、小じわ、ニキ
    ビ、あせも、あかぎれ、火傷、虫刺され、乾燥肌、湿
    疹、床擦れ、花粉症、水虫、インキン、前立腺肥大、
    痔、いぼ、腋臭、口内炎、歯槽膿漏又は白内障に対して
    薬効を有する請求項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記抽出物が、水若しくは有機溶剤抽出液
    若しくはこの抽出液を濃縮した濃縮物である請求項1〜
    3のいずれか1項記載の殺菌作用を有する組成物。
  5. 【請求項5】化粧料基剤に、絹糸腺及び/又は液状絹か
    らの水若しくは有機溶剤抽出物を配合したことを特徴と
    する殺菌作用を有する化粧料。
  6. 【請求項6】絹糸腺及び/又は液状絹からの水若しくは
    有機溶剤抽出物を配合したことを特徴とする殺菌作用を
    有する紫外線遮断材。
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EP2465491A1 (en) * 2002-06-25 2012-06-20 Shiseido Company, Ltd. Anti-aging preparation

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