JP2002161018A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2002161018A
JP2002161018A JP2000357167A JP2000357167A JP2002161018A JP 2002161018 A JP2002161018 A JP 2002161018A JP 2000357167 A JP2000357167 A JP 2000357167A JP 2000357167 A JP2000357167 A JP 2000357167A JP 2002161018 A JP2002161018 A JP 2002161018A
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JP
Japan
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weight
oil
cosmetic
irritation
component
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JP2000357167A
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English (en)
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Toshiharu Mori
俊晴 森
Masato Kono
正登 河野
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Nikko Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nikko Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 経時的に安定で、刺激が少なく感触の良いデ
オドラント効果を有する化粧料の提供。 【解決手段】(A)塩化メタクリル酸コリンエステル共
重合体 0.05〜5.0重量% (B)エタノール
10.0〜50.0重量%上記(A)と(B)を配合し
た化粧料。更にOctoxyglycerin(c)を
0.001〜1.0重量%配合した化粧料。特に好まし
い配合量は、(A)が0.2〜2.0重量%、(B)が
15.0〜30.0重量%、(C)が0.01〜0.5
重量%の範囲である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経時的に安定で、
刺激が少なく感触の良いデオドラント効果を有する化粧
料に関する。特に、制汗剤化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、健康で美しい肌や髪を保つため
に、化粧料は使用されている。しかしながら、夏場の高
温高湿度や発汗などにより微生物が繁殖し、衛生上好ま
しくない。また、不快臭の発生により、健康や衛生面で
問題になっている。
【0003】そのために従来は、トリクロサン等の殺菌
剤を配合して菌の増殖を抑える方法等が知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の殺菌剤は、菌に対する殺菌効果には優れているもの
の、刺激が強く、肌への感触もかさかさ感や強すぎるさ
っぱり感があり、感触が悪いという欠点を有していた。
【0005】また、塩化メタクリル酸コリンエステル共
重合体を単独で使用すると、刺激性があるという欠点を
有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記(A)と
(B)の成分を配合することにより、上記目的を達成し
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の化粧料は、 (A)塩化メタクリル酸コリンエステル共重合体 0.
05〜5.0重量% (B)エタノール 10.0〜50.0重量% (A)と(B)を配合することを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明の化粧料は、さらにOctoxyg
lycerinを0.001〜1.0重量%配合するこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧料に用いられ
る各成分について具体的に説明する。まず、塩化メタク
リル酸コリンエステル共重合体は0.05〜5.0重量
%配合される。さらに好ましくは0.2〜2.0重量%
である。塩化メタクリル酸コリンエステル共重合体の配
合量が0.05重量%より少ない場合は、使用時の感触
に滑らかさがなく、5.0重量%より多いと皮膚等への
刺激が感じられ、好ましくない。
【0010】エタノールは、化粧料及び外用剤に使用で
きるエタノールであれば、変性エタノールでも可能であ
り、特に限定されるものではない。配合量としては、1
0.0〜50.0重量%であり、さらに好ましくは1
5.0〜30.0重量%である。エタノールの配合量が
10.0重量%より少ない場合は、充分なデオドラント
効果が得られず、50.0重量%より多いと皮膚への刺
激があり、好ましくない。
【0011】Octoxyglycerinとしてはセ
イワサプライ株式会社製のSENSIVA SC50
(商標名)がある。配合量は0.001〜1.0重量%
であるが、好ましくは0.01〜0.5重量%である。
Octoxyglycerinが、0.001重量%よ
り少ないと充分なデオドラント効果が得られず制汗剤と
して適さない。また、Octoxyglyceriが、
1.0重量%より多いと刺激が出てきて好ましくない。
【0012】また、本発明に使用できる成分としては本
発明の効果を損なわない質的、量的範囲で上記以外の任
意の成分を配合することができ、化粧料に通常配合され
る成分、たとえば乳化剤、油性成分、界面活性剤、保湿
剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、各種ビタミン剤、キレ
ート剤、着色剤、増粘剤、紫外線吸収剤、薬効成分等を
配合することができる。
【0013】特に、デオドラント効果という目的から、
製剤の経時安定性を損なわず、皮膚への刺激が発生しな
い範囲においては、スルホ石炭酸亜鉛、フェノキシエタ
ノール、安息香酸、感光素101号、感光素201号、
感光素301号、感光素401号、ピロクトンオラミ
ン、グルコン酸クロルヘキシジン、デヒドロ酢酸、サリ
チル酸、パラオキシ安息香酸エステル、トリクロサン、
ヒノキチオール、ヘキサクロロフェン、イソプロピルメ
チルフェノール等の殺菌剤を配合することが好ましい。
【0014】さらに、刺激の緩和という目的で、製剤の
経時安定性を損なわない範囲においては、アラントイ
ン、プラセンタエキス、セラミド、グリチルレチン酸ス
テアリル等の甘草誘導体、ビタミンE、ヒアルロン酸ナ
トリウム等の保湿剤等を配合することが好ましい。
【0015】また、感触の調整剤として油性成分が配合
できる。油性成分としては、化粧料及び外用剤に使用で
きる油性成分であれば特に限定されるものではない。好
ましくは、流動パラフィン、流動イソパラフィン等の炭
化水素系の液状油、サフラワー油、大豆油、月見草油、
ブドウ種子油、ローズヒップ油、ククイナッツ油、アル
モンド油、ゴマ油、コムギ胚芽油、トウモロコシ油、綿
実油、アボガド油、オリブ油、ツバキ油、パーシック
油、ヒマシ油、ラッカセイ油、ヘーゼルナッツ油、マカ
デミアナッツ油、メドフォーム油、ホホバ油等の植物性
液状油、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソノナン酸
イソノニル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、ミ
リスチン酸イソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸
グリセリル、炭酸ジアルキル、トリ(カプリル・カプリ
ン酸)グリセリン等のエステル等が挙げられる。さらに
シリコーン油を配合することもでき、化粧料及び外用剤
で使用できるシリコーン油であれば特に限定されるもの
ではなく、好ましくは、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメ
チルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキ
サン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラ
シロキサン、メチルポリシロキサン等が挙げられる。
【0016】さらに、本発明の化粧料には銅クロロフィ
ルを油性成分に溶解して、0.000001〜1重量%
配合することが好ましい。
【0017】また本発明では、塩化メタクリル酸コリン
エステル共重合体と界面活性剤と油性成分の混合体であ
るサルケアSC96(商標名:チバスペシャルティケミ
カルズ社製)を使用することが好ましい。
【0018】さらに好ましくは、トレハロースを1.0
〜3.0重量%配合する。
【0019】さらに、メントール、ピロリドンカルボン
酸メンチル等のメントール誘導体を0.01〜1.0重
量%配合することにより、清涼感が増し、好ましい。
【0020】つぎに、本発明を、実施例及び比較例を挙
げて、より具体的に明らかにする。なお、以下において
配合量は重量%である。デオドラント化粧料としての評
価は、男性10名、女性10名のモニターで行った。評
価項目は皮膚への刺激、デオドラント効果、塗布中のさ
らさら感、塗布後のしっとり感、及び製剤の安定性を評
価した。デオドラント効果は午前9時に塗布して午後2
時の臭いの発生を評価した。
【0021】実施例1、比較例1〜4 下記の表1に示す配合処方に従い化粧料を調整した。得
られた供試化粧料の刺激、デオドラント効果、塗布中の
さらさら感、塗布後のしっとり感及び製剤の安定性につ
いて評価した。評価は以下の基準に従い行った。得られ
た結果を表1に併記する。 ◎ 極めて良好 ○ 特に問題はない × 悪い
【0022】
【表1】
【0023】表1中のサルケアSC96は、チバスペシ
ャルティケミカルズ社製で、塩化メタクリル酸コリンエ
ステル共重合体とジ(カプリル・カプリン酸)プロピレ
ングリコールとポリオキシエチレン・ポリオキシプロピ
レン・トリデシルアルコールの混合物である。
【0024】表1中のSENSIVA SC50は、セ
イワサプライ社製のOctoxyglycerinであ
る。
【0025】表1の評価結果から明らかなように、実施
例1においては、刺激、デオドラント効果、塗布中のさ
らさら感、塗布後のしっとり感及び製剤の安定性につい
て、良好なデオドラント化粧料が得られることが分か
る。これに対し比較例1のようにエタノールの配合量が
少なすぎると、刺激は少ないもののデオドラント効果が
弱く、さらさらした感触が出せず、デオドラント化粧料
として適していない。また、比較例2のように、エタノ
ールの配合量が多すぎると、エタノールによるさっぱり
感やデオドラント効果は出るものの刺激が強くなり、し
っとり感がなくなり、粘度が低くなって製剤の安定性が
悪くなる。さらに、比較例3のように、サルケアSC9
6の配合量が少なすぎると、粘度がないために経時安定
性が悪く、さらにさらさら感やしっとり感などの感触が
著しく低下して、デオドラント化粧料としては適してい
ない。また、比較例4のように、サルケアSC96の配
合量が多すぎると、増粘剤が多すぎるために、さらさら
感やしっとり感がなくなってしまう。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の化粧
料は、 (A)塩化メタクリル酸コリンエステル共重合体 0.
05〜5.0重量% (B)エタノール 10.0〜50.0重量% (A)と(B)を配合することにより、経時的に安定
で、刺激が少なく、感触の良いデオドラント効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB052 AC101 AC102 AC171 AC172 AC472 AC482 AD131 AD132 AD152 AD212 CC17 DD23 EE18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)塩化メタクリル酸コリンエステル共
    重合体 0.05〜5.0重量% (B)エタノール 10.0〜50.0重量% (A)と(B)を配合することを特徴とする化粧料
  2. 【請求項2】 Octoxyglycerinを0.0
    01〜1.0重量%配合することを特徴とする請求項1
    に記載の化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1593370A1 (de) * 2004-05-04 2005-11-09 Cognis IP Management GmbH Glycerinethergemisch, dieses enthaltende kosmetische Zusammensetzung sowie Verfahren zu dessen Herstellung
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WO2010060563A1 (de) * 2008-11-28 2010-06-03 Cognis Ip Management Gmbh Ethylenoxid-freie antiperspirant/desodorant-zubereitungen

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