JP2002159323A - 櫛付き容器 - Google Patents

櫛付き容器

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JP2002159323A JP2000357861A JP2000357861A JP2002159323A JP 2002159323 A JP2002159323 A JP 2002159323A JP 2000357861 A JP2000357861 A JP 2000357861A JP 2000357861 A JP2000357861 A JP 2000357861A JP 2002159323 A JP2002159323 A JP 2002159323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 櫛通りを良好に維持しつつ、連通路の詰まり
を抑制することができる櫛付き容器を提供する。 【解決手段】 櫛歯15に開口形成された吐出口16
は、櫛歯15の内部に穿設された連通路17を介して容
器体12内部に連通しており、容器体12内に収容され
る毛髪化粧料は連通路17を経て吐出口16から吐出さ
れる。連通路17の断面形状は楕円形であり、その長軸
方向が櫛歯15の幅方向に一致し、短軸方向が櫛歯15
の厚み方向に一致している。この連通路17の断面形状
及び断面積は、毛髪化粧料の流通方向においてほぼ不変
である。また、連通路17の断面積は、1.5〜2.8
mm2であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料を収容
する容器体に櫛体が設けられた櫛付き容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の櫛付き容器としては、例
えば図6に示すような構成のものが知られている。同図
に示す櫛付き容器21においては、櫛体22の櫛歯23
に開口形成された吐出口24と容器体25内部との間
が、櫛歯23の内部に穿設された連通路26などを介し
て連通しており、容器体25をスクイズすると容器体2
5内の毛髪化粧料が吐出口24から吐出されるようにな
っている。連通路26の断面形状は、図6(b)に示す
ように真円形であり、この連通路26の断面形状及び断
面積は毛髪化粧料の流通方向においてほぼ不変となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
構成の場合には、毛髪化粧料が連通路26に詰まって使
用に支障をきたすおそれがあった。特に、粘度の高い毛
髪化粧料を使用した場合にその傾向が大きくなるため、
白髪染めなど、ある程度高い粘度が要求される毛髪化粧
料の場合には櫛付き容器21への適用が制限されること
があった。
【0004】連通路26の詰まりを抑える方法として
は、毛髪化粧料が連通路26を流通しやすいように連通
路26の内径を大きくして断面積を大きくすることが考
えられる。しかし、連通路26の内径を大きくすると、
それに伴って櫛歯23の厚みが大きくなり、その結果、
コーミングの際の抵抗が大きくなって櫛通りが悪くなる
という問題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、櫛通りを良好に維持しつつ、連通路の詰ま
りを抑制することができる櫛付き容器を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、毛髪化粧料を収容する
容器体に板状の櫛歯を有する櫛体を設け、その櫛歯の幅
方向をコーミングの際の櫛体の操作方向に一致させると
ともに、容器体内の毛髪化粧料を吐出する吐出口を櫛歯
に開口形成し、吐出口と容器体内部との間を連通する連
通路を櫛歯の内部に穿設した櫛付き容器であって、前記
連通路の断面形状及び断面積が毛髪化粧料の流通方向に
おいてほぼ不変であるとともに、櫛歯の幅方向における
連通路の長さが櫛歯の厚み方向における連通路の長さよ
りも大きいことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の櫛付き容器において、前記連通路の断面積が1.5〜
2.8mm2であることを要旨とする。請求項3に記載
の発明は、請求項1又は請求項2に記載の櫛付き容器に
おいて、前記毛髪化粧料は、用時に混合される複数の剤
を含んで構成される酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤で
あり、その剤の少なくとも一つが粉末状組成物であるこ
とを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の櫛付き容器において、前記粉末状組成物が過硫酸塩と
水溶性高分子化合物の少なくとも一方を含有することを
要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の櫛付き容器において、前記毛髪化粧料
は、用時に混合される第1剤と第2剤とを少なくとも含
んで構成される酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤であ
り、その第1剤と第2剤がともに水中油滴型乳化物であ
ることを要旨とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の櫛付き容器において、前記第1剤の粘度が8000〜
100000センチポアズ(cps)、第2剤の粘度が
5000センチポアズ以下であることを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の櫛付き容器において、前記第1剤が5重量%以上の高
級アルコールを含む水中油滴型乳化物であることを要旨
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本実施形
態における櫛付き容器11を示す斜視図、図2は同じく
櫛付き容器11を示す要部断面図である。これらの図に
示すように、櫛付き容器11は、毛髪化粧料を収容する
有底円筒状の容器体12と、その容器体の上端部に螺合
関係によって取付けられて容器体12の上端開口部を閉
鎖する蓋体13とから構成されている。
【0013】蓋体13は、円筒状の蓋本体13aの上部
に櫛体14が連設されてなる。櫛体14には、上方に向
かって延出された10枚の櫛歯15が備えられている。
各櫛歯15は略三角形板状に形成され、コーミングの際
の櫛体14の操作方向と櫛歯15の幅方向とが一致する
ようにして一列に並設されている。尚、櫛歯15の数
は、操作性の点から5〜10枚が好ましい。
【0014】左右両端に位置する2枚ずつの櫛歯15を
除いた各櫛歯15、すなわち中央に位置する6枚の櫛歯
15には、容器体12内に収容される毛髪化粧料を吐出
する吐出口16が開口形成されている。この吐出口16
は、櫛歯15の内部に穿設された連通路17によって容
器体12内部に連通されている。
【0015】図3(a)及び(b)に示すように、連通
路17の断面形状は楕円形であり、その長軸方向が櫛歯
15の幅方向に一致し、短軸方向が櫛歯15の厚み方向
に一致している。この連通路17の断面形状及び断面積
は、毛髪化粧料の流通方向、すなわち図2における上下
方向においてほぼ不変である。連通路17の断面積は、
好ましくは1.5〜2.8mm2、より好ましくは1.
7〜2.2mm2、特に好ましくは1.8〜2.0mm2
に設定される。断面積が1.5mm2より小さいと、特
に高粘度の毛髪化粧料の場合に吐出させるのがやや困難
となるのに加え、粉末状組成物を含んで構成される毛髪
化粧料の場合に溶け残った粉末粒子が連通路17に詰ま
って吐出させるのが困難となるおそれがある。一方、
2.8mm2を超えると必要量以上の毛髪化粧料が吐出
口16から吐出されるおそれがある。
【0016】櫛歯15の厚み方向における連通路17の
長さ(内径D1)は、好ましくは1.0〜1.7mm、
より好ましくは1.1〜1.5mm、さらに好ましくは
1.2〜1.3mmに設定される。内径D1が1.0m
mより小さいと、特に高粘度の毛髪化粧料の場合に吐出
させるのがやや困難となるのに加え、粉末状組成物を含
んで構成される毛髪化粧料の場合に溶け残った粉末粒子
が連通路17に詰まって吐出させるのが困難となるおそ
れがある。一方、1.7mmを超えると櫛歯15の厚み
が大きくなってコーミングの際の櫛通りが悪くなるおそ
れがある。
【0017】尚、本実施形態の櫛付き容器11におい
て、櫛歯15の厚み方向における連通路17の内径D1
は1.2mm、櫛歯15の幅方向における連通路17の
内径(長さ)は2.0mmで、連通路17の断面積は
1.8mm2である。
【0018】一方、吐出口16の形状は真円形であり
(図2(b)参照)、その孔径D2は、好ましくは2.
0〜2.8mm、より好ましくは2.2〜2.6mm、
さらに好ましくは2.3〜2.5mmに設定される。こ
の孔径D2が、2.8mmを超えると液垂れするおそれ
がある。
【0019】上記のように構成された櫛付き容器11を
用いて毛髪化粧料を髪に塗布する場合には、容器体12
の胴部をスクイズして、容器体12内の毛髪化粧料を連
通路17を経て吐出口16から吐出させつつ、櫛体14
を櫛歯15の幅方向に沿って操作して髪をコーミングす
る。
【0020】次に、上記櫛付き容器11の容器体12内
に収容される毛髪化粧料について説明する。容器体12
内に収容される毛髪化粧料としては、酸化染毛剤、酸性
染毛料、毛髪脱色・脱染剤等の染毛料のほか、シャンプ
ー、リンス、整髪剤、パーマ剤、トリートメント剤、ラ
メ等が挙げられる。毛髪化粧料の剤型は流動性を有する
限り特に限定されるものではなく、ジェル状、ゲル状、
クリーム状、ペースト状等の粘稠なものでも、液状のも
のでもよい。また、毛髪化粧料は一剤式のものでもよい
し、第1剤と第2剤とからなる二剤式、第1剤と第2剤
と第3剤とからなる三剤式など、用時に混合される複数
の剤を含んで構成されるものでもよい。
【0021】例えば、二剤式の酸化染毛剤の場合、第1
剤には酸化染料中間体などの染料、アルカリ剤等を配合
したものが用いられ、第2剤には過酸化水素などの酸化
剤等を配合したものが用いられる。第1剤の剤型は、ク
リーム状、液状、粉末状など特に限定されない。
【0022】また、二剤式の毛髪脱色・脱染剤の場合、
第1剤には前記酸化染毛剤の第1剤から染料を除いたも
のが用いられ、第2剤には前記酸化染毛剤の第2剤と同
成分のものが用いられる。また、この毛髪脱色・脱染剤
の場合も第1剤の剤型はクリーム状、液状、粉末状など
特に限定されず、第1剤が粉末状組成物である場合には
過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ムなどの過硫酸塩が酸化促進剤として第1剤に配合され
る。酸化促進剤の配合量は、毛髪化粧料全体の1〜50
重量%となる量が好ましく、5〜20重量%となる量が
より好ましい。
【0023】三剤式の毛髪脱色・脱染剤の場合、第1剤
には前記酸化染毛剤の第1剤から染料を除いたものが用
いられ、第2剤には前記酸化染毛剤の第2剤と同成分の
ものが用いられ、第3剤には過硫酸ナトリウムなどの過
硫酸塩等を酸化促進剤として配合した粉末状組成物が用
いられる。第3剤に配合される酸化促進剤の配合量は、
毛髪化粧料全体の1〜50重量%となる量が好ましく、
5〜20重量%となる量がより好ましい。
【0024】以上例示した各毛髪化粧料における粉末状
組成物には、水溶性高分子化合物を配合してもよい。こ
の水溶性高分子化合物の具体例としては、キサンタンガ
ム、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、アル
ギン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガン
トガム、ローカストビーンガム、エチルセルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒ
ドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウ
ムクロリド、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、カル
ボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸とその塩類、ア
クリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。上
述の水溶性高分子化合物の中でも、特に、キサンタンガ
ム、グアーガム、トラガントガム、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジ
アリルアンモニウムクロリド、ヒドロキシエチルセルロ
ースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリ
ドエーテルが好ましい。水溶性高分子化合物の配合量
は、粉末状組成物の全重量に対して0.1〜20重量%
が好ましく、0.5〜10重量%がより好ましい。
【0025】以上詳述した本実施形態によれば次のよう
な効果が発揮される。 ・ 櫛歯15の幅方向における連通路17の長さ(内
径)が櫛歯15の厚み方向における連通路17の長さ
(内径)よりも大きいため、従来よりも櫛歯15の厚み
を大きくすることなく連通路17の断面積を大きくする
ことが可能である。このため、櫛通りを従来のまま良好
に維持しつつ、連通路17の詰まりを抑制することがで
きる。
【0026】・ 毛髪化粧料を髪に塗布する際に用いら
れる塗布具として、図7に示すようなノズル式アプリケ
ータ31が従来より知られている。このノズル式アプリ
ケータ31は、毛髪化粧料を収容する有底円筒状の容器
体32と、その容器体32の上端部に螺合関係によって
取付けられた蓋体33とから構成されている。蓋体33
は、円錐形状のノズル34を一つ備えており、そのノズ
ル34の先端には毛髪化粧料を吐出する吐出口35が開
口形成されている。ノズル34の内部に穿設された連通
路36によって吐出口35と容器体32内部との間が連
通され、容器体32内に収容される毛髪化粧料は連通路
36を介して吐出口35から吐出されるようになってい
る。このノズル式アプリケータ31の場合、一旦連通路
36が詰まると連通路36が一つしかないために即使用
不能となってしまうという問題があった。しかし、本実
施形態の櫛付き容器11の場合、櫛体14には10枚の
櫛歯15が備えられ、そのうちの6枚の櫛歯15に吐出
口16が設けられている。このため、たとえ一部の櫛歯
15において連通路17が完全に詰まって毛髪化粧料の
吐出が不能となったとしても、他の櫛歯15の吐出口1
6から毛髪化粧料が吐出される限り、すぐに使用に支障
をきたすというおそれはない。
【0027】・ 連通路17の断面積を1.5〜2.8
mm2に設定することにより、粉末状組成物を含んで構
成される毛髪化粧料や高粘度の毛髪化粧料の場合におい
ても、毛髪化粧料の吐出を容易化することができる。ま
た、必要量以上の毛髪化粧料が吐出口16から吐出され
るおそれも少ない。
【0028】・ 粉末状組成物を含んで構成される毛髪
化粧料の場合、溶け残った粉末粒子が連通路17の詰ま
りの原因となりうる。また、過硫酸塩が配合される毛髪
化粧料の場合には、過硫酸塩が水への溶解性にやや劣る
ためにどうしても一部の過硫酸塩が溶けずに残ってしま
い、これが連通路17を詰まらせる原因となりうる。水
溶性高分子化合物が配合される毛髪化粧料の場合も、水
溶性高分子化合物が水性成分と混合すると水を吸収して
膨潤するため、これが連通路17を詰まらせる原因とな
りうる。しかし、本実施形態の櫛付き容器11は、連通
路17の断面積が従来に比べて大きく毛髪化粧料が連通
路17を流通しやすいので、上記のような毛髪化粧料の
場合においても連通路17の詰まりを抑制することがで
きる。
【0029】・ ところで、高粘度の組成物(第1剤)
と、過酸化水素の水溶液あるいは水性エマルジョン(第
2剤)とからなり、第1剤と第2剤の粘度差が大きい二
剤式の毛髪化粧料の場合、両者を均一に混合することは
困難であり、両者を混合しても第1剤が粒状に残ってし
まい、これが連通路17を詰まらせる原因となりうる。
特に、第1剤と第2剤が共にO/W型乳化物であり、か
つ、第1剤の粘度が8000〜100000センチポア
ズで第2剤の粘度が5000センチポアズ以下という場
合にその傾向は強く、さらに第1剤が5重量%以上の高
級アルコールを含む場合にその傾向は一層強まる。そこ
で、第1剤と第2剤の粘度を調整して両者の粘度差を小
さくすることにより、両者を均一に混合する試みが従来
なされているが、両者を混合したときの混合粘度を適切
な値に設定することが難しく、良い解決法となっていな
いのが現状であった。しかし、本実施形態の櫛付き容器
11は連通路17の断面積が従来に比べて大きく毛髪化
粧料が連通路17を流通しやすいので、上記の毛髪化粧
料を粘度調整することなく使用しても連通路17が詰ま
るおそれが少ない。
【0030】・ 連通路17の詰まりを抑えるために毛
髪化粧料の粘度を下げる必要がないので、高粘度の方が
効果の高い毛髪化粧料(例えば白髪染め用の染毛料)も
そのまま使用することができ、その効果を十分に発揮さ
せることができる。
【0031】・ 本実施形態の櫛付き容器11は、容器
体12内の毛髪化粧料を吐出口16から吐出させつつ櫛
体14で髪をコーミングすることにより、髪に毛髪化粧
料を塗布するようになっている。このため、図7に示す
ノズル式アプリケータ31に比べ、塗布操作が容易であ
る。
【0032】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形
態をさらに具体的に説明する。 (実施例1)クリーム状の第1剤(粘度約30000c
ps)40gと液状の第2剤(粘度約1000cps)
80mlとが混合されてなる毛髪脱色剤Aを前記実施形
態の櫛付き容器11を使用して髪に塗布した。この場
合、通常のスクイズ操作で容易に脱色剤を吐出させるこ
とができて操作性は良好であった。また、塗布使用後の
連通路17には詰まりが認められず、さらに続けて使用
しても支障なかった。尚、毛髪脱色剤Aの第1剤及び第
2剤それぞれの組成は表1に示す通りである。また、以
下の表中のPOEはポリオキシエチレンを、EDTAは
エチレンジアミン四酢酸をそれぞれ示す。
【0033】
【表1】 (実施例2)粉末状の第1剤20gと液状の第2剤(粘
度約2000cps)100mlとが混合されてなる毛
髪脱色剤Bを前記実施形態の櫛付き容器11を使用して
髪に塗布した。この場合も操作性は良好で、塗布使用後
の連通路17にも詰まりが認められなかった。尚、毛髪
脱色剤Bの第1剤及び第2剤それぞれの組成は表2に示
す通りである。
【0034】
【表2】 (実施例3)クリーム状の第1剤(粘度約35000c
ps)40gと液状の第2剤(粘度約2000cps)
80mlと粉末状の第3剤20gとが混合されてなる毛
髪脱色剤Cを前記実施形態の櫛付き容器11を使用して
髪に塗布した。この場合も操作性は良好で、塗布使用後
の連通路17にも詰まりが認められなかった。尚、毛髪
脱色剤Cの第1剤、第2剤及び第3剤それぞれの組成は
表3に示す通りである。
【0035】
【表3】 (実施例4)クリーム状の第1剤(粘度約20000c
ps)40gと液状の第2剤(粘度約1000cps)
80mlと粉末状の第3剤20gとが混合されてなる毛
髪脱色剤Dを前記実施形態の櫛付き容器11を使用して
髪に塗布した。この場合も操作性は良好で、塗布使用後
の連通路17にも詰まりが認められなかった。尚、毛髪
脱色剤Dの第1剤、第2剤及び第3剤それぞれの組成は
表4に示す通りである。
【0036】
【表4】 (実施例5)液状の第1剤(粘度約100cps)40
gと液状の第2剤(粘度約3000cps)80mlと
粉末状の第3剤20gとが混合されてなる毛髪脱色剤E
を前記実施形態の櫛付き容器11を使用して髪に塗布し
た。この場合も操作性は良好で、塗布使用後の連通路1
7にも詰まりが認められなかった。尚、毛髪脱色剤Eの
第1剤、第2剤及び第3剤それぞれの組成は表5に示す
通りである。
【0037】
【表5】 (比較例1〜5)比較例1〜5においては、図6に示す
従来の櫛付き容器21を使用して上述の毛髪脱色剤A〜
Eをそれぞれ髪に塗布した。尚、櫛付き容器21の連通
路26の内径は1.2mmである。この場合、いずれの
例においてもスクイズ操作時に容器体25を強く押圧す
る必要があり、操作性にやや難があった。また、塗布使
用後の連通路26の詰まり具合に関しては、毛髪脱色剤
Aを用いた比較例1の場合には2〜3割程度、それ以外
の各例では5割程度の詰まりが認められたが、さらに続
けて使用しても特に支障なかった。
【0038】(比較例6〜10)比較例6〜10におい
ては、図7に示すノズル式アプリケータ31を使用して
上述の毛髪脱色剤A〜Eをそれぞれ髪に塗布した。尚、
ノズル式アプリケータ31の連通路36の内径は、先端
部においては1.5mm、基端部においては10mmで
ある。この場合、いずれの例においてもスクイズ操作時
に容器体32を強く押圧する必要があり、操作性にやや
難があった。また、塗布使用後の連通路36の詰まり具
合に関しては、8〜9割程度の詰まりが認められ、さら
に続けての使用は困難であった。
【0039】尚、前記実施形態を次のように変更して構
成することもできる。 ・ 前記実施形態では連通路17の断面形状を楕円形状
としたが、図4(a)に示すような菱形状、同(b)に
示すような長方形状、同(c)に示すような角部がアー
ルの略長方形状などとしてもよい。また、図示しない
が、略楕円形状、長円形状、角部がアールの菱形状など
でもよい。ただし、いずれの場合も、櫛歯15の幅方向
における連通路17の長さ(内径)が、櫛歯15の厚み
方向における連通路17の長さ(内径)よりも大きい。
【0040】・ 前記実施形態では櫛歯15を含めた櫛
体14が蓋体13に対して一体に成形されるが、少なく
とも一部の櫛歯15を蓋体13と別体に成形するように
してもよい。例えば、図5(a)、(b)に示す6枚の
櫛歯15を備えた櫛付き容器11において、その左右両
端に位置する2枚の櫛歯15を除いた4枚の櫛歯15を
蓋体13と別体に成形し、成形後に一体に形成するよう
にしてもよい。
【0041】・ 前記実施形態では櫛歯15の長手方向
(図2の上下方向)において櫛歯15の厚みがほぼ不変
であるが、櫛通りが悪くならない程度であれば、例えば
図5(a)に示すように、基端側(下方)に向かうほど
若干厚みが増す構成でもよい。また、櫛歯15間の間隔
も前記実施形態では櫛歯15の長手方向においてほぼ不
変であるが、櫛通りが悪くならない程度であれば、例え
ば図5(a)に示すように、基端側に向かうほど櫛歯1
5間の間隔が若干狭まる構成でもよい。
【0042】・ 前記実施形態では櫛体14を櫛歯15
が上向きに延びるタイプのもの(縦型コーム)とした
が、櫛歯15が横向きに延びるタイプのもの(横型コー
ム)に変更してもよい。尚、横型コームの場合、櫛歯1
5の数は、操作性の点から10〜16枚が好ましい。
【0043】・ 前記実施形態の櫛付き容器11は、手
で押し潰して毛髪化粧料を吐出させる、いわゆるスクイ
ズ式の櫛付き容器11であるが、いわゆるエアゾール式
の櫛付き容器としてもよい。即ち、耐圧性を有する容器
体12内に加圧された状態の毛髪化粧料を封入してお
き、押ボタンを押圧することによって弁が開いて毛髪化
粧料が噴出される構成のものとしてもよい。
【0044】・ 前記実施形態の容器体12を、外容器
と、外容器に内装される内容器とからなる二重容器とし
てもよい。この場合、内容器及び外容器は可撓性を有す
るように形成され、内容器に毛髪化粧料が収容される。
また、外容器には、内容器と外容器の間の空間に空気を
導入するための逆止弁が設けられる。このように構成す
れば、外容器を押圧することによって内容器が潰れて吐
出口から毛髪化粧料が吐出される。外容器の押圧を止め
ると、内容器と外容器の間の空間に逆止弁を通して外部
から空気が導入され、その結果、外容器が元の形状に復
元する一方で内容器は潰れた状態が維持される。このた
め、使用のたびに内容器は縮んでいき、毛髪化粧料を最
後まで使い切ることができる。なお、内容器と外容器と
を分離可能に構成し、少なくとも外容器を再利用できる
ようにしてもよい。
【0045】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・ 前記吐出口を複数の櫛歯に設けたことを特徴とする
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の櫛付き容
器。このように構成すれば、たとえ一部の櫛歯において
連通路が完全に詰まって毛髪化粧料の吐出が不能となっ
たとしても、他の櫛歯の吐出口から毛髪化粧料が吐出さ
れる限り、すぐに使用に支障をきたすというおそれはな
い。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、櫛通りを良好に維持しつつ、連通路の詰まり
を抑制することができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、粉末状組成物を含んで構成
される毛髪化粧料や高粘度の毛髪化粧料の場合において
も毛髪化粧料の吐出を容易化することができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、粉末状組
成物を含んで構成される毛髪化粧料を容器体内に収容し
た櫛付き容器において、請求項1又は請求項2に記載の
発明の効果を奏することができる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、過硫酸塩
と水溶性高分子化合物の少なくとも一方を含有する毛髪
化粧料を容器体内に収容した櫛付き容器において、請求
項3に記載の発明の効果を奏することができる。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、ともにO
/W型乳化物である第1剤と第2剤とを含んで構成され
る毛髪化粧料を容器体内に収容した櫛付き容器におい
て、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果を奏する
ことができる。
【0051】請求項6に記載の発明によれば、第1剤の
粘度が8000〜100000センチポアズで、第2剤
の粘度が5000センチポアズ以下である毛髪化粧料を
容器体内に収容した櫛付き容器において、請求項5に記
載の発明の効果を奏することができる。
【0052】請求項7に記載の発明によれば、第1剤が
5重量%以上の高級アルコールを含むO/W型乳化物で
ある毛髪化粧料を容器体内に収容した櫛付き容器におい
て、請求項6に記載の発明の効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における櫛付き容器を示す斜視図。
【図2】 (a)は櫛付き容器の要部を示す正断面図、
(b)は同じく要部を示す側断面図。
【図3】 (a)は図2(a)の3a−3a線における
断面図、(b)は(a)の一枚の櫛歯を拡大して示す平
断面図。
【図4】 (a)〜(c)は別の実施形態の櫛付き容器
における櫛歯を拡大して示す平断面図。
【図5】 (a)は別の実施形態の櫛付き容器における
要部を示す正断面図、(b)は櫛歯を拡大して示す平断
面図。
【図6】 (a)は従来の櫛付き容器の要部を示す正断
面図、(b)は櫛歯を拡大して示す平断面図。
【図7】 (a)はノズル式アプリケータを示す部分斜
視図、(b)は同じく部分正断面図。
【符号の説明】
11…櫛付き容器、12…容器体、14…櫛体、15…
櫛歯、16…吐出口、17…連通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 永浩 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字櫨木1番 地の12 ホーユー 株式会社総合研究所内 (72)発明者 夫馬 由人 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字櫨木1番 地の12 ホーユー 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 3B040 AE08 3E014 PA01 PB03 PC04 PC08 PE17 PE25 PF10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛髪化粧料を収容する容器体に板状の櫛
    歯を有する櫛体を設け、その櫛歯の幅方向をコーミング
    の際の櫛体の操作方向に一致させるとともに、容器体内
    の毛髪化粧料を吐出する吐出口を櫛歯に開口形成し、吐
    出口と容器体内部との間を連通する連通路を櫛歯の内部
    に穿設した櫛付き容器であって、 前記連通路の断面形状及び断面積が毛髪化粧料の流通方
    向においてほぼ不変であるとともに、櫛歯の幅方向にお
    ける連通路の長さが櫛歯の厚み方向における連通路の長
    さよりも大きいことを特徴とする櫛付き容器。
  2. 【請求項2】 前記連通路の断面積が1.5〜2.8m
    2である請求項1に記載の櫛付き容器。
  3. 【請求項3】 前記毛髪化粧料は、用時に混合される複
    数の剤を含んで構成される酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱
    染剤であり、その剤の少なくとも一つが粉末状組成物で
    ある請求項1又は請求項2に記載の櫛付き容器。
  4. 【請求項4】 前記粉末状組成物が過硫酸塩と水溶性高
    分子化合物の少なくとも一方を含有する請求項3に記載
    の櫛付き容器。
  5. 【請求項5】 前記毛髪化粧料は、用時に混合される第
    1剤と第2剤とを少なくとも含んで構成される酸化染毛
    剤又は毛髪脱色・脱染剤であり、その第1剤と第2剤が
    ともに水中油滴型(O/W型)乳化物である請求項1又
    は請求項2に記載の櫛付き容器。
  6. 【請求項6】 前記第1剤の粘度が8000〜1000
    00センチポアズ(cps)、第2剤の粘度が5000
    センチポアズ以下である請求項5に記載の櫛付き容器。
  7. 【請求項7】 前記第1剤が5重量%以上の高級アルコ
    ールを含む水中油滴型乳化物である請求項6に記載の櫛
    付き容器。
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