JP2002159174A - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
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- JP2002159174A JP2002159174A JP2000351075A JP2000351075A JP2002159174A JP 2002159174 A JP2002159174 A JP 2002159174A JP 2000351075 A JP2000351075 A JP 2000351075A JP 2000351075 A JP2000351075 A JP 2000351075A JP 2002159174 A JP2002159174 A JP 2002159174A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 整流平滑回路中にコンデンサが設けられて
も、過電流保護動作を簡単な構成にて遅滞なく実現可能
にする。 【解決手段】 直流電源１に対して、トランス２および
カレントトランス４を介して直列接続されたスイッチ素
子３と、カレントトランス４の二次側に得られた電流を
電圧変換する電流−電圧変換回路Ａと、電流−電圧変換
回路Ａの出力を整流および平滑する整流平滑回路Ｃと、
電流−電圧変換回路Ａのピークの出力電圧値が規定値を
超えると、スイッチングオンのパルス幅を狭めるととも
に、過電流検出信号１３を出力する電源制御部１２とを
備えて、整流平滑回路Ｃを、抵抗、トランジスタ８およ
びコンデンサ９から構成する。
も、過電流保護動作を簡単な構成にて遅滞なく実現可能
にする。 【解決手段】 直流電源１に対して、トランス２および
カレントトランス４を介して直列接続されたスイッチ素
子３と、カレントトランス４の二次側に得られた電流を
電圧変換する電流−電圧変換回路Ａと、電流−電圧変換
回路Ａの出力を整流および平滑する整流平滑回路Ｃと、
電流−電圧変換回路Ａのピークの出力電圧値が規定値を
超えると、スイッチングオンのパルス幅を狭めるととも
に、過電流検出信号１３を出力する電源制御部１２とを
備えて、整流平滑回路Ｃを、抵抗、トランジスタ８およ
びコンデンサ９から構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
回路における異常電流の検出を行うスイッチング電源装
置に関する。
回路における異常電流の検出を行うスイッチング電源装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスイッチング電源装置として、例
えば図５に示すものがある。このスイッチング電源装置
は、直流電源１にトランス２の一次側コイル２ａおよび
カレントトランス４の一次側コイル４ａを介してスイッ
チ素子３を直列接続したスイッチング電源回路を持つ。
また、カレントトランス４の二次側コイル４ｂにはダイ
オード５を介して抵抗６が並列接続されており、これら
のダイオード５および抵抗６は、カレントトランス４の
二次側電流を電圧変換する電流−電圧変換回路Ａを構成
している。
えば図５に示すものがある。このスイッチング電源装置
は、直流電源１にトランス２の一次側コイル２ａおよび
カレントトランス４の一次側コイル４ａを介してスイッ
チ素子３を直列接続したスイッチング電源回路を持つ。
また、カレントトランス４の二次側コイル４ｂにはダイ
オード５を介して抵抗６が並列接続されており、これら
のダイオード５および抵抗６は、カレントトランス４の
二次側電流を電圧変換する電流−電圧変換回路Ａを構成
している。
【０００３】また、この電流−電圧変換回路Ａにはダイ
オード１９を介してコンデンサ９が並列接続されてい
る。これらのダイオード１９およびコンデンサ９は電流
−電圧変換回路Ａの出力電圧を整流および平滑化する整
流平滑回路Ｂを構成しており、ダイオード１９のカソー
ドが後述の電源制御部１２に接続されている。さらに、
電流−電圧変換回路Ａの出力電圧は後述のパルス電流検
出信号として前記電源制御部に入力可能とされている。
オード１９を介してコンデンサ９が並列接続されてい
る。これらのダイオード１９およびコンデンサ９は電流
−電圧変換回路Ａの出力電圧を整流および平滑化する整
流平滑回路Ｂを構成しており、ダイオード１９のカソー
ドが後述の電源制御部１２に接続されている。さらに、
電流−電圧変換回路Ａの出力電圧は後述のパルス電流検
出信号として前記電源制御部に入力可能とされている。
【０００４】このような従来のスイッチング電源装置で
は、前記スイッチング電源回路を流れる電流パルスをカ
レントトランス４により検出し、検出した電圧をダイオ
ード５および抵抗６からなる電流−電圧変換回路Ａにて
電流−電圧変換する。また、変換して得た電圧を、後段
にあるダイオード１９およびコンデンサ９からなる整流
平滑回路Ｂにより整流平滑し、得られた電流検出信号１
１を電源制御部１２に供給する。一方、電流−電圧変換
回路Ａで得られたパルス電圧はパルス電流信号１０とし
て電源制御部１２に入力され、このパルス電圧のピーク
電圧値が規定値を超えると、この電源制御部１２は制御
信号を出力して、前記スイッチ素子３がオンとなる時間
を短くし（スイッチング電源回路電流のパルス幅を短く
し）、スイッチ素子３に流れる電流のピーク値が規定以
上となって流れるのを防止する。
は、前記スイッチング電源回路を流れる電流パルスをカ
レントトランス４により検出し、検出した電圧をダイオ
ード５および抵抗６からなる電流−電圧変換回路Ａにて
電流−電圧変換する。また、変換して得た電圧を、後段
にあるダイオード１９およびコンデンサ９からなる整流
平滑回路Ｂにより整流平滑し、得られた電流検出信号１
１を電源制御部１２に供給する。一方、電流−電圧変換
回路Ａで得られたパルス電圧はパルス電流信号１０とし
て電源制御部１２に入力され、このパルス電圧のピーク
電圧値が規定値を超えると、この電源制御部１２は制御
信号を出力して、前記スイッチ素子３がオンとなる時間
を短くし（スイッチング電源回路電流のパルス幅を短く
し）、スイッチ素子３に流れる電流のピーク値が規定以
上となって流れるのを防止する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスイッチング電源装置にあっては、負荷（図
示しない）のショートなどによりスイッチング電源回路
を流れる電流が増加した場合は、すなわちカレントトラ
ンス４の出力電流が増加した場合には、この出力電流の
平滑用のコンデンサ９への充電動作によって、トランス
２の一次側コイル２９に流れる電流に比べて電流−電圧
変換回路Ａが出力するパルス電圧の立上りが遅れ、過電
流保護動作が遅れてしまうという問題があった。
うな従来のスイッチング電源装置にあっては、負荷（図
示しない）のショートなどによりスイッチング電源回路
を流れる電流が増加した場合は、すなわちカレントトラ
ンス４の出力電流が増加した場合には、この出力電流の
平滑用のコンデンサ９への充電動作によって、トランス
２の一次側コイル２９に流れる電流に比べて電流−電圧
変換回路Ａが出力するパルス電圧の立上りが遅れ、過電
流保護動作が遅れてしまうという問題があった。
【０００６】本発明は前記のような問題を解決するもの
であり、平滑用コンデンサが設けられても、過電流保護
動作を簡単な構成にて遅滞なく実現できるスイッチング
電源装置を提供することを目的とする。
であり、平滑用コンデンサが設けられても、過電流保護
動作を簡単な構成にて遅滞なく実現できるスイッチング
電源装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
請求項１の発明にかかるスイッチング電源装置は、直流
電源に対して、負荷電力供給用のトランスの一次側コイ
ルおよびカレントトランスを介して直列接続されたスイ
ッチ素子と、該スイッチ素子のスイッチングにより前記
カレントトランスの二次側に得られた電流を電圧変換す
る電流−電圧変換回路と、該電流−電圧変換回路の出力
を整流および平滑して電流検出信号を出力する整流平滑
回路と、前記電流−電圧変換回路の出力のピーク電圧値
が規定値を超えると、前記スイッチ素子によるスイッチ
ングオンのパルス幅を狭めるとともに、過電流検出信号
を出力する電源制御部とを備えたスイッチング電源装置
において、前記整流平滑回路を、前記電流−電圧変換回
路の出力電圧を抵抗を介してベースに受けて整流するト
ランジスタと、該トランジスタの出力電圧を平滑するコ
ンデンサとから構成したものである。これにより、スイ
ッチング電源回路の電流検出およびスイッチ素子の保護
を図りながら、過電流検出時に過電流保護を遅滞なく行
うことができる。
請求項１の発明にかかるスイッチング電源装置は、直流
電源に対して、負荷電力供給用のトランスの一次側コイ
ルおよびカレントトランスを介して直列接続されたスイ
ッチ素子と、該スイッチ素子のスイッチングにより前記
カレントトランスの二次側に得られた電流を電圧変換す
る電流−電圧変換回路と、該電流−電圧変換回路の出力
を整流および平滑して電流検出信号を出力する整流平滑
回路と、前記電流−電圧変換回路の出力のピーク電圧値
が規定値を超えると、前記スイッチ素子によるスイッチ
ングオンのパルス幅を狭めるとともに、過電流検出信号
を出力する電源制御部とを備えたスイッチング電源装置
において、前記整流平滑回路を、前記電流−電圧変換回
路の出力電圧を抵抗を介してベースに受けて整流するト
ランジスタと、該トランジスタの出力電圧を平滑するコ
ンデンサとから構成したものである。これにより、スイ
ッチング電源回路の電流検出およびスイッチ素子の保護
を図りながら、過電流検出時に過電流保護を遅滞なく行
うことができる。
【０００８】また、請求項２の発明にかかるスイッチン
グ電源装置は、整流平滑回路を、前記電流−電圧変換回
路の出力電圧を抵抗を介してゲートに受けて整流するＭ
ＯＳＦＥＴと、該ＭＯＳＦＥＴの出力電圧を平滑するコ
ンデンサとから構成したものである。これにより、過電
流検出に遅延の生じない高入力インピーダンスのピーク
電圧整流回路を構成できる。
グ電源装置は、整流平滑回路を、前記電流−電圧変換回
路の出力電圧を抵抗を介してゲートに受けて整流するＭ
ＯＳＦＥＴと、該ＭＯＳＦＥＴの出力電圧を平滑するコ
ンデンサとから構成したものである。これにより、過電
流検出に遅延の生じない高入力インピーダンスのピーク
電圧整流回路を構成できる。
【０００９】また、請求項３の発明にかかるスイッチン
グ電源装置は、前記トランスの二次側コイルに、整流平
滑部を介して直流負荷を接続したものである。これによ
り、直流負荷に生じたショートにもとづくスイッチング
電源回路の過電流検出およびスイッチ素子の破損防止を
実現することができる。
グ電源装置は、前記トランスの二次側コイルに、整流平
滑部を介して直流負荷を接続したものである。これによ
り、直流負荷に生じたショートにもとづくスイッチング
電源回路の過電流検出およびスイッチ素子の破損防止を
実現することができる。
【００１０】また、請求項４の発明にかかるスイッチン
グ電源装置は、前記電源制御部に、該電源制御部、前記
スイッチ素子、電流−電圧変換回路および整流平滑回路
を含む電流検出回路と並列運転される他の電流検出回路
の電流情報を受けて、これらのスイッチング電源回路の
出力電流を同一値となるように制御する並列運転制御部
を接続したものである。これにより、前記並列運転時に
おける過電流保護を遅滞なく実現できる。
グ電源装置は、前記電源制御部に、該電源制御部、前記
スイッチ素子、電流−電圧変換回路および整流平滑回路
を含む電流検出回路と並列運転される他の電流検出回路
の電流情報を受けて、これらのスイッチング電源回路の
出力電流を同一値となるように制御する並列運転制御部
を接続したものである。これにより、前記並列運転時に
おける過電流保護を遅滞なく実現できる。
【００１１】また、請求項５の発明にかかるスイッチン
グ電源装置は、前記電流−電圧変換回路を、ダイオード
と、該ダイオードを介して、前記カレントトランスの二
次側コイルに並列接続された抵抗とから構成したもので
ある。これにより、電流−電圧変換回路を簡単な構成に
て実現できる。
グ電源装置は、前記電流−電圧変換回路を、ダイオード
と、該ダイオードを介して、前記カレントトランスの二
次側コイルに並列接続された抵抗とから構成したもので
ある。これにより、電流−電圧変換回路を簡単な構成に
て実現できる。
【００１２】また、請求項６の発明にかかるスイッチン
グ電源装置は、前記電源制御部に、整流平滑回路から入
力された過電流検出信号を上位の電源システム制御部へ
出力させるようにしたものである。これにより、回路や
機器を過電流から保護することができる。
グ電源装置は、前記電源制御部に、整流平滑回路から入
力された過電流検出信号を上位の電源システム制御部へ
出力させるようにしたものである。これにより、回路や
機器を過電流から保護することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図１は本発明のスイッチング電源装置
を示す回路図であり、これが直流電源１にトランス２の
一次側コイル２ａおよびカレントトランス４の一次側コ
イル４ａを介してスイッチ素子３を直列接続したスイッ
チング電源回路を持つ。前記カレントトランス４の二次
側コイル４ｂにはダイオード５を介して抵抗６が並列接
続されている。これらのダイオード５および抵抗６は、
カレントトランス４の二次側電流を電圧変換する電流−
電圧変換回路Ａを構成している。
ついて説明する。図１は本発明のスイッチング電源装置
を示す回路図であり、これが直流電源１にトランス２の
一次側コイル２ａおよびカレントトランス４の一次側コ
イル４ａを介してスイッチ素子３を直列接続したスイッ
チング電源回路を持つ。前記カレントトランス４の二次
側コイル４ｂにはダイオード５を介して抵抗６が並列接
続されている。これらのダイオード５および抵抗６は、
カレントトランス４の二次側電流を電圧変換する電流−
電圧変換回路Ａを構成している。
【００１４】また、この電流−電圧変換回路Ａはコレク
タが電源Ｖｃｃに接続されたトランジスタ８のベースに
抵抗７を介して接続され、このトランジスタ８のエミッ
タは後述の電源制御部１２に接続されるとともに、コン
デンサ９を介して接地されている。これらの抵抗７、ト
ランジスタ８およびコンデンサ９は電流−電圧変換回路
Ａの出力電圧を整流および平滑化する整流平滑回路Ｃを
構成している。さらに、電流−電圧変換回路Ａの出力電
圧は後述のパルス電流検出信号として前記電源制御部１
２に入力可能とされている。
タが電源Ｖｃｃに接続されたトランジスタ８のベースに
抵抗７を介して接続され、このトランジスタ８のエミッ
タは後述の電源制御部１２に接続されるとともに、コン
デンサ９を介して接地されている。これらの抵抗７、ト
ランジスタ８およびコンデンサ９は電流−電圧変換回路
Ａの出力電圧を整流および平滑化する整流平滑回路Ｃを
構成している。さらに、電流−電圧変換回路Ａの出力電
圧は後述のパルス電流検出信号として前記電源制御部１
２に入力可能とされている。
【００１５】この発明のスイッチング電源装置では、前
記スイッチング電源回路を流れる電流パルスをカレント
トランス４により検出し、検出した電圧をダイオード５
および抵抗６を通して電流−電圧変換する。また、変換
して得た電圧を、後段にある抵抗７、トランジスタ８お
よびコンデンサ９からなる高入力インピーダンスの整流
平滑回路Ｃにより整流平滑し、得られた電流検出信号１
１を電源制御部１２に供給する。一方、電流−電圧変換
回路Ａで得られたパルス電圧はパルス電流信号１０とし
て電源制御部１２に入力され、このパルス電圧のピーク
電圧値が規定値を超えると、この電源制御部１２は直ち
に制御信号を出力して、前記スイッチ素子３がオンとな
る時間を短くして（スイッチング電源回路電流のパルス
幅を短くして）、スイッチ素子３に流れる電流のピーク
値が規定以上に流れるのを防止する。
記スイッチング電源回路を流れる電流パルスをカレント
トランス４により検出し、検出した電圧をダイオード５
および抵抗６を通して電流−電圧変換する。また、変換
して得た電圧を、後段にある抵抗７、トランジスタ８お
よびコンデンサ９からなる高入力インピーダンスの整流
平滑回路Ｃにより整流平滑し、得られた電流検出信号１
１を電源制御部１２に供給する。一方、電流−電圧変換
回路Ａで得られたパルス電圧はパルス電流信号１０とし
て電源制御部１２に入力され、このパルス電圧のピーク
電圧値が規定値を超えると、この電源制御部１２は直ち
に制御信号を出力して、前記スイッチ素子３がオンとな
る時間を短くして（スイッチング電源回路電流のパルス
幅を短くして）、スイッチ素子３に流れる電流のピーク
値が規定以上に流れるのを防止する。
【００１６】また、前記電流−電圧変換回路Ａから得ら
れたパルス電圧は、抵抗７を介してトランジスタ８のベ
ースに供給され、このトランジスタ８およびコンデンサ
９により整流平滑される。この整流平滑後の電圧は、前
記パルス電圧のピーク値からトランジスタ８のベースお
よびエミッタ間の電圧Ｖｂｅを減算した値に等しく、こ
の直流電圧は、電流検出信号１１として電源制御部１２
に送出される。そして、この直流電圧が規定値以上にな
った場合には、電源制御部１２から、過電流異常である
ことを示す過電流検出信号１３を、上位の電源システム
制御部に報告することとなる。
れたパルス電圧は、抵抗７を介してトランジスタ８のベ
ースに供給され、このトランジスタ８およびコンデンサ
９により整流平滑される。この整流平滑後の電圧は、前
記パルス電圧のピーク値からトランジスタ８のベースお
よびエミッタ間の電圧Ｖｂｅを減算した値に等しく、こ
の直流電圧は、電流検出信号１１として電源制御部１２
に送出される。そして、この直流電圧が規定値以上にな
った場合には、電源制御部１２から、過電流異常である
ことを示す過電流検出信号１３を、上位の電源システム
制御部に報告することとなる。
【００１７】図２は本発明の他の実施形態を示す。この
実施形態では、前記トランス２の二次側コイル２ｂに、
二次パルス電圧を整流平滑して直流電圧を出力する整流
平滑部１４と、この整流平滑部１４の出力電圧を受けて
動作する直流負荷１５とが接続されている。従って、こ
のスイッチ電源装置では、前記直流負荷に生じたショー
トにもとづくスイッチング電源回路の過電流検出および
スイッチ素子の破損防止を行うことができる。
実施形態では、前記トランス２の二次側コイル２ｂに、
二次パルス電圧を整流平滑して直流電圧を出力する整流
平滑部１４と、この整流平滑部１４の出力電圧を受けて
動作する直流負荷１５とが接続されている。従って、こ
のスイッチ電源装置では、前記直流負荷に生じたショー
トにもとづくスイッチング電源回路の過電流検出および
スイッチ素子の破損防止を行うことができる。
【００１８】このように、スイッチング電源回路の過電
流異常時に、トランス２の一次電流を検出し、スイッチ
ング素子３のオンパルスの幅を狭くすることでスイッチ
素子３を保護する回路と、過電流異常を上位電源システ
ム部に報告するための検出回路を有する場合、カレント
トランス４と、ダイオード５、抵抗６からなる電流−電
圧変換回路Ａの後段に、抵抗７、トランジスタ８、コン
デンサ９からなる入力インピーダンスの高い整流平滑回
路Ｃを用いることにより、負荷ショートなどにより出力
電流が急増した時、カレントトランス４の出力電流が、
抵抗７側へ流れる量を少なくできるために、パルス電流
検出信号１０のパルス電圧波形は、トランス２の一次電
流波形と相似となり、過電流保護を遅れなく行うことが
できる効果がある。
流異常時に、トランス２の一次電流を検出し、スイッチ
ング素子３のオンパルスの幅を狭くすることでスイッチ
素子３を保護する回路と、過電流異常を上位電源システ
ム部に報告するための検出回路を有する場合、カレント
トランス４と、ダイオード５、抵抗６からなる電流−電
圧変換回路Ａの後段に、抵抗７、トランジスタ８、コン
デンサ９からなる入力インピーダンスの高い整流平滑回
路Ｃを用いることにより、負荷ショートなどにより出力
電流が急増した時、カレントトランス４の出力電流が、
抵抗７側へ流れる量を少なくできるために、パルス電流
検出信号１０のパルス電圧波形は、トランス２の一次電
流波形と相似となり、過電流保護を遅れなく行うことが
できる効果がある。
【００１９】図３は本発明の他の実施の形態を示す。こ
の実施の形態の基本構成は上記の通りであるが、前記整
流平滑回路のトランジスタ８をＭＯＳＦＥＴ（金属酸化
膜半導体の電界効果型トランジスタ）１６に変更した点
が異なる。このＭＯＳＦＥＴ１６は絶縁ゲートにより入
力インピーダンスが高く、従ってその動作は、図２につ
いて述べた場合と同じである。
の実施の形態の基本構成は上記の通りであるが、前記整
流平滑回路のトランジスタ８をＭＯＳＦＥＴ（金属酸化
膜半導体の電界効果型トランジスタ）１６に変更した点
が異なる。このＭＯＳＦＥＴ１６は絶縁ゲートにより入
力インピーダンスが高く、従ってその動作は、図２につ
いて述べた場合と同じである。
【００２０】図４は本発明のさらに他の実施の形態を示
す。これはスイッチング電源回路の並列運転を行う場合
に、電流検出信号１１を出力電流情報として並列運転制
御部１７に送出し、この並列運転制御部１７で並列運転
している他のスイッチング電源回路の電流情報を並列運
転制御信号１８として取り入れ、各々のスイッチング電
源回路の出力電流が等しくなるように制御する場合を示
す。この場合も、前記実施の形態と動作は同じであり、
並列運転制御を行う上で必要な電流検出信号を作って送
出する場合でも、過電流保護を遅れなく行わせることが
可能となる。
す。これはスイッチング電源回路の並列運転を行う場合
に、電流検出信号１１を出力電流情報として並列運転制
御部１７に送出し、この並列運転制御部１７で並列運転
している他のスイッチング電源回路の電流情報を並列運
転制御信号１８として取り入れ、各々のスイッチング電
源回路の出力電流が等しくなるように制御する場合を示
す。この場合も、前記実施の形態と動作は同じであり、
並列運転制御を行う上で必要な電流検出信号を作って送
出する場合でも、過電流保護を遅れなく行わせることが
可能となる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スイッ
チング電源回路の出力電流検出回路を構成する電流−電
圧変換回路の後段に、抵抗、トランジスタまたはＭＯＳ
ＦＥＴおよびコンデンサからなる高入力インピーダンス
の整流平滑回路を接続したので、負荷ショートなどによ
り電流−電圧変換回路からのパルス電流のピーク電圧の
上昇の遅れを回避でき、従って過電流検出による過電流
保護を遅滞なく実現できるという効果が得られる。
チング電源回路の出力電流検出回路を構成する電流−電
圧変換回路の後段に、抵抗、トランジスタまたはＭＯＳ
ＦＥＴおよびコンデンサからなる高入力インピーダンス
の整流平滑回路を接続したので、負荷ショートなどによ
り電流−電圧変換回路からのパルス電流のピーク電圧の
上昇の遅れを回避でき、従って過電流検出による過電流
保護を遅滞なく実現できるという効果が得られる。
【図１】 本発明の実施の一形態によるスイッチング電
源装置を示す回路図である。
源装置を示す回路図である。
【図２】 本発明の他の実施形態によるスイッチング電
源装置を示す回路図である。
源装置を示す回路図である。
【図３】 本発明の他の実施形態によるスイッチング電
源装置を示す回路図である。
源装置を示す回路図である。
【図４】 本発明の他の実施形態によるスイッチング電
源装置を示す回路図である。
源装置を示す回路図である。
【図５】 従来のスイッチング電源装置を示す回路図で
ある。
ある。
１ 直流電源 ２ トランス ２ａ、４ａ 一次側コイル ２ｂ、４ｂ 二次側コイル ３ スイッチ素子 ４ カレントトランス ５ ダイオード ６、７ 抵抗 ８ トランジスタ ９ コンデンサ １２ 電源制御部 １４ 整流平滑部 １５ 直流負荷 １６ ＭＯＳＦＥＴ １７ 並列運転制御部 Ａ 電流−電圧変換回路 Ｃ 整流平滑回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０２Ｍ 3/335 Ｈ０２Ｍ 3/335 Ｂ Ｆターム(参考） 5G004 AA04 AB02 BA03 BA04 DA01 DB01 DB02 EA01 5G053 AA01 AA02 BA01 CA07 EB02 EC03 5H730 AA20 BB23 BB43 BB57 DD04 FD48 XX04 XX15 XX25 XX35 XX50
Claims (6)
- 【請求項１】 直流電源に対して、負荷電力供給用のト
ランスの一次側コイルおよびカレントトランスを介して
直列接続されたスイッチ素子と、 該スイッチ素子のスイッチングにより前記カレントトラ
ンスの二次側に得られた電流を電圧変換する電流−電圧
変換回路と、 該電流−電圧変換回路の出力を整流および平滑して電流
検出信号を出力する整流平滑回路と、 前記電流−電圧変換回路の出力のピーク電圧値が規定値
を超えると、前記スイッチ素子によるスイッチングオン
のパルス幅を狭めるとともに、過電流検出信号を出力す
る電源制御部とを備えたスイッチング電源装置におい
て、 前記整流平滑回路が、前記電流−電圧変換回路の出力電
圧を抵抗を介してベースに受けて整流するトランジスタ
と、 該トランジスタの出力電圧を平滑するコンデンサとから
構成されていることを特徴とするスイッチング電源装
置。 - 【請求項２】 直流電源に対して、負荷電力供給用のト
ランスの一次側コイルおよびカレントトランスを介して
直列接続されたスイッチ素子と、 該スイッチ素子のスイッチングにより前記カレントトラ
ンスの二次側に得られた電流を電圧変換する電流−電圧
変換回路と、 該電流−電圧変換回路の出力を整流および平滑して電流
検出信号を出力する整流平滑回路と、 前記電流−電圧変換回路の出力のピーク電圧値が規定値
を超えると、前記スイッチ素子によるスイッチングオン
のパルス幅を狭めるとともに、過電流検出信号を出力す
る電源制御部とを備えたスイッチング電源装置におい
て、 前記整流平滑回路が、前記電流−電圧変換回路の出力電
圧を抵抗を介してゲートに受けて整流するＭＯＳＦＥＴ
と、 該ＭＯＳＦＥＴの出力電圧を平滑するコンデンサとから
構成されていることを特徴とするスイッチング電源装
置。 - 【請求項３】 前記トランスの二次側コイルには、整流
平滑部を介して直流負荷が接続されていることを特徴と
する請求項１または請求項２に記載のスイッチング電源
装置。 - 【請求項４】 前記電源制御部には、該電源制御部、前
記スイッチ素子、電流−電圧変換回路および整流平滑回
路を含む電流検出回路と並列運転される他の電流検出回
路の電流情報を受けて、これらのスイッチング電源回路
の出力電流を同一値となるように制御する並列運転制御
部が接続されていることを特徴とする請求項１乃至請求
項３のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項５】 前記電流−電圧変換回路が、ダイオード
と、該ダイオードを介して、前記カレントトランスの二
次側コイルに並列接続された抵抗とからなることを特徴
とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のスイッ
チング電源装置。 - 【請求項６】 前記電源制御部は、整流平滑回路から入
力された過電流検出信号を上位の電源システム制御部へ
出力することを特徴とする請求項１乃至請求項５のいず
れかに記載のスイッチング電源装置。
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| JP2000351075A JP3471746B2 (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | スイッチング電源装置 |
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