JP2002158618A - 移動通信制御方法及びそのシステム並びに移動局 - Google Patents

移動通信制御方法及びそのシステム並びに移動局

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JP2002158618A JP2000355124A JP2000355124A JP2002158618A JP 2002158618 A JP2002158618 A JP 2002158618A JP 2000355124 A JP2000355124 A JP 2000355124A JP 2000355124 A JP2000355124 A JP 2000355124A JP 2002158618 A JP2002158618 A JP 2002158618A
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    • H04W52/40TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
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    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局選択型の送信電力制御を行う場合にお
いて、基地局の個別信号の送信電力値の状態に応じて、
全てのハンドオーバ基地局からの送信を行うようにし
て、非送信基地局の個別制御信号の送信電力増加による
回線容量の減少や、送信基地局の送信電力値が基地局の
最大送信電力に達してしまう事による、移動局での受信
品質の劣化などを抑制する。 【解決手段】 移動局は各ハンドオーバ基地局から送信
される共通パイロット信号と個別制御信号とを受信モニ
タ505で測定し、それらの差から各ハンドオーバ基地
局の個別制御信号の送信電力値を推定し、ハンドオーバ
基地局間の個別制御信号の送信電力値の差を推定する。
この差が所定のしきい値以上となる場合には、送信基地
局指定部506において全てのハンドオーバ基地局が送
信を行うように指定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信制御方法及
びそのシステム並びに移動局に関し、特にセルラ通信シ
ステムにおけるハンドオーバ中の送信を行う基地局の決
定に方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直接拡散符号分割多元接続を用いたセル
ラシステムでは、複数のチャネルで同じ周波数帯を使用
するため、他チャンネルの電波は干渉となり、干渉波が
増加すると希望波の受信品質が劣化し、回線の切断など
が生じる。従って、一定の通話品質を保ちつつ同時に通
信が可能である回線数、即ち、回線容量は干渉波の量に
依存する。
【0003】このため、直接拡散符号分割多元接続を用
いたセルラシステムの下り回線では、移動局における受
信品質が基準レベルを保てる最低限の送信電力値となる
ように、基地局の送信電力値の制御を行う。これは、移
動局における受信品質を測定し、所定の目標値よりを上
回っていれば、送信電力値を下げるように指示する信号
を送信し、所定の目標値を下回っていれば、送信電力値
を上げるように指示する信号を送信するような閉ループ
制御を行うものである。
【0004】また、一般に直接拡散符号分割多元接続を
用いたセルラシステムにおけるハンドオーバでは、ソフ
トハンドオーバを行う。これは、移動局が通信を行って
いる基地局のセル境界付近に達し、隣接する基地局との
伝搬損の差がある一定値以下となった場合に、隣接する
基地局とも回線を設定し、同時に送信を行うようにする
ものである。これによって、セル境界付近の伝搬損の大
きい領域においても、複数の基地局から送信を行うサイ
トダイバーシチ効果が得られるために、受信品質の劣化
が抑制されると共に、次に通信を行う基地局と予め回線
を設定しておくことによって、無瞬断のハンドオーバが
実現できる。
【0005】しかし、ソフトハンドオーバは一つ移動局
に対して、複数の基地局から送信を行うために、下り回
線の干渉が増加し、回線容量が減少するという問題があ
る。かかる問題を解決するための技術として、特開平1
1−69416号公報には、ソフトハンドオーバ中の基
地局群のうち、実際に送信を行う基地局を特定すること
により、下り回線容量を増加させるようにした基地局選
択型の送信電力制御が開示されている。
【0006】この基地局選択型の送信電力制御方式で
は、移動局はハンドオーバ基地局のうち、最も伝搬損の
小さい基地局と、その基地局との伝搬損の差が所定のし
きい値以内となる基地局を送信を行う送信基地局として
決定し、ハンドオーバ基地局へ通知する。ハンドオーバ
基地局では、移動局からの通知に従って、自局が送信基
地局と指定されていない場合、即ち、非送信基地局であ
る場合は、自局の送信を停止し、これによって、下り回
線の干渉を抑制する。
【0007】さらに、「3G TS 25.214 v3.2.0 (2000-0
3) 3rd Generation Partnership Project; Technical S
pecification Group Radio Access Network; Physical
layerprocedures(FDD) pp.19 5.2.1.4 」における基地
局選択型の送信電力制御では、通信を行っている基地局
が移動局に対して送信している個別制御信号と個別情報
信号のうち、非送信基地局が送信を停止するのは、個別
情報信号だけとし、個別制御信号は通常の高速閉ループ
型の送信電力制御に従った電力値で送信するようにして
いる。また、非送信基地局でも、常に送信電力制御に従
った個別情報信号の電力値は保持するようにしている。
【0008】これらの工夫により、非送信基地局でも同
期が確保され、送信基地局に切り替わった直後でも、高
速閉ループ型送信電力制御に従った電力値で個別情報信
号の送信を行えるため、切り替わり時の通信品質を向上
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速閉
ループ型の送信電力制御は、各ハンドオーバ基地局が移
動局からの送信電力値の上げ下げを指示する信号を受信
し、独立して制御を行うため、信号の受信誤りによっ
て、各ハンドオーバ基地局間の送信電力値には差が生じ
ている場合がある。
【0010】また、高速閉ループ型の送信電力制御は、
移動局における個別情報信号が所定の受信品質となるよ
うに行われるため、非送信基地局が過剰な送信電力値で
個別制御信号を送信している場合でも、移動局における
送信電力値の上げ下げを指示する信号の決定には影響せ
ず、過剰な送信電力値のまま送信を続けることになる。
このことを、図9,10を用いて詳しく説明する。
【0011】図9,10は、ハンドオーバ基地局BS
1、BS2の送信電力値と、2つの基地局の総送信電力
値の時間推移を表している。図9は通常の送信電力制御
におけるソフトハンドオーバの場合、図10は基地局選
択型の送信電力制御におけるハンドオーバの場合であ
り、各図において、実線は個別情報信号、点線は個別制
御信号を表している。
【0012】移動局では、受信する個別情報信号の受信
SIR(信号対干渉電力比)が目標SIRよりも高い場
合には、送信電力値を下げるように、目標SIRよりも
低い場合には、送信電力値を上げるように、ハンドオー
バ基地局へ送信電力制御信号を送信し、各々の基地局で
は、それに従って、個別情報信号、個別制御信号共に、
送信電力値を増減させる。送信電力制御信号は、各々の
基地局が受信し、独立に送信電力値を制御するため、通
常、基地局での受信誤りによって、ハンドオーバ基地局
同士の送信電力値には差が生じている。
【0013】図9,10は、時刻T1−T2で基地局B
2の受信誤りが生じ、送信電力値に差が生じている場合
を示している。図9に示した通常のソフトハンドオーバ
の場合は、基地局B2の送信電力値が高くなると、移動
局に対する個別情報信号の総送信電力値が大きくなるた
め、移動局における受信SIRが目標SIRを上回り、
送信電力制御信号によって、送信電力値を下げるように
指示される。そのため、基地局B1,B2ともに送信電
力値を下げ、送信される総送信電力値は低くなる。
【0014】一方、図10に示した基地局選択型の送信
電力制御方式におけるハンドオーバの場合、BS1は送
信基地局であり個別制御信号、個別情報信号共に送信を
行っており、基地局BS2は非送信基地局であり、個別
制御信号のみ送信し、個別情報信号の送信は行っていな
い。そのため、基地局BS2が時刻T1−T2において
受信誤りを生じ、送信電力値が高くなっても、移動局に
対する個別情報信号の総送信電力値は高くならない。従
って、移動局における個別情報信号の受信SIRも高く
ならず、送信電力制御信号は、基地局BS2の受信誤り
によって大きくなった送信電力値を下げるような信号は
送信しない。このため、非送信基地局における個別制御
信号の送信電力は高いままとなってしまう。
【0015】このような状態になると、非送信基地局に
おいて、個別情報信号を停止し、送信電力値を減少させ
たにも関わらず、個別制御信号の送信電力値の増加によ
って、ハンドオーバ中の基地局が送信する総送信電力値
は増加してしまい、他の移動局への干渉が増加し、回線
容量が減少してしまう場合もある。特に、伝送速度が遅
い場合は、個別制御信号の送信電力配分は大きくなるた
め、このような影響は大きくなる。
【0016】また、基地局選択型の送信電力技術では、
送信を行う基地局数が通常のソフトハンドオーバと比較
して減少するため、伝搬損の大きい場合などには、基地
局の最大送信電力値まで送信電力値を増加させて送信を
行っても、十分な受信品質が得られず劣化してしまう場
合があるという問題もある。
【0017】従って、本発明では、以上のような問題を
解決するため、基地局選択を行う事により、他の移動局
への干渉を増加させてしまう場合や、回線の受信品質が
劣化する場合には、基地局選択を行わず、全てのハンド
オーバ基地局から送信を行うようにして、干渉の抑制に
よる回線容量の増加や、受信品質の向上を目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明による移動通信制御方法では、移動局は1
又は複数の基地局と回線を設定し、回線を設定した基地
局の送信するパイロット信号の受信品質を測定し、当該
測定結果に応じて、回線を設定する基地局から1又は複
数の送信基地局を決定し、回線を設定している基地局へ
通知する移動通信制御方法において、送信基地局の送信
電力値の状態に応じて、回線を設定した全ての基地局が
送信を行うことを指定できることを特徴とする。
【0019】また、本発明による移動通信制御方法で
は、移動局は回線を設定した基地局の送信する個別信号
の送信電力値を推定しており、送信基地局以外の回線を
設定した基地局の送信電力値の推定値が、送信基地局の
送信電力値の推定値と比較して所定のしきい値以上とな
る場合や、送信基地局の送信電力値と予め規定された基
地局最大送信電力値との差が、所定のしきい値以下とな
った場合に、回線を設定した全ての基地局が送信を行う
ことを特徴としている。
【0020】また、本発明による移動通信制御方法で
は、移動局は送信基地局から送信される個別信号の受信
品質を測定しており、受信品質が所定の品質を下回った
場合に、回線を設定した全ての基地局が送信を行うこと
を特徴としている。
【0021】本発明によるセルラシステムでは、移動局
は1又は複数の基地局と回線を設定し、回線を設定した
基地局の送信するパイロット信号の受信品質を測定し、
当該測定結果に応じて、回線を設定する基地局から1又
は複数の送信基地局を決定し、回線を設定している基地
局へ通知するセルラシステムにおいて、送信基地局の送
信電力値の状態に応じて、回線を設定した全ての基地局
が送信を行うことを指定できることを特徴とする。
【0022】また、本発明によるセルラシステムでは、
移動局は回線を設定した基地局の送信する個別信号の送
信電力値を推定しており、送信基地局以外の回線を設定
した基地局の送信電力値の推定値が、送信基地局の送信
電力値の推定値と比較して所定のしきい値以上となる場
合や、送信基地局の送信電力値と予め規定された基地局
最大送信電力値との差が、所定のしきい値以下となった
場合に、回線を設定した全ての基地局が送信を行うこと
を特徴としている。
【0023】また、本発明によるセルラシステムでは、
移動局は送信基地局から送信される個別信号の受信品質
を測定しており、受信品質が所定の品質を下回った場合
に、回線を設定した全ての基地局が送信を行うことを特
徴としている。
【0024】本発明による移動局は、1又は複数の基地
局と回線を設定し、回線を設定した基地局の送信するパ
イロット信号の受信品質を測定し、当該測定結果に応じ
て、回線を設定する基地局から1 又は複数の送信基地局
を決定し、回線を設定している基地局へ通知する移動局
であり、送信基地局の送信電力値の状態に応じて、回線
を設定した全ての基地局が送信を行うようにする事を特
徴とする。
【0025】また、本発明による移動局は、回線を設定
した基地局の送信する個別信号の送信電力値を推定して
おり、送信基地局以外の回線を設定した基地局の送信電
力値の推定値が、送信基地局の送信電力値の推定値と比
較して所定のしきい値以上となる場合や、送信基地局の
送信電力値と予め規定された基地局最大送信電力値との
差が、所定のしきい値以下となった場合に、回線を設定
した全ての基地局が送信を行うようにすることを特徴と
している。
【0026】また、本発明による移動局は、送信基地局
から送信される個別信号の受信品質を測定して、受信品
質が所定の品質を下回った場合に、回線を設定した全て
の基地局が送信を行うようにすることを特徴としてい
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本実施の形態では、移動局は、1
又は複数の基地局と回線を設定しており、回線を設定し
た基地局の送信するパイロット信号の受信レベルを測定
してこの結果に応じて、送信を行う送信基地局を決定
し、回線を設定した基地局へ通知する。回線を設定した
基地局では、移動局からの通知に従って、自局が送信基
地局である場合は、移動局に対して個別制御信号と個別
情報信号を送信し、自局が送信基地局でない場合は、移
動局に対して個別制御信号だけを送信し、個別情報信号
の送信は停止する。ハンドオーバ基地局の送信電力値は
高速閉ループ制御により、移動局にて規定の受信品質を
保てる最小の送信電力値となるように制御されている。
【0028】本発明の特徴は、基地局選択型の送信電力
制御を行っている時に、通信品質の劣化や、回線容量の
減少を引き起こしている事が、移動局によって推測され
た場合に、基地局選択型の送信電力制御を停止し、全て
の基地局から送信を行うようにする事である。
【0029】図1は本発明が適用されるセルラシステム
の構成図である。図1において、基地局311〜313
は、各々のセル301〜303の範囲内の移動局321
〜323に送信を行っている。各基地局はセル内の全移
動局を対象とした所定電力値の共通パイロット信号と、
各々の移動局を対象とした個別制御信号ならびに個別情
報信号を送信しており、それらの送信電力値は、高速閉
ループ型の送信電力制御によって制御されている。
【0030】移動局は、各基地局の送信する共通パイロ
ット信号の受信レベルが最大である基地局と、その基地
局との受信レベルの差が所定のしきい値以内となる基地
局と回線を設定する。
【0031】セル301の中心付近に位置する移動局3
21は、セル中心付近に位置しており、基地局311の
送信する共通パイロット信号の受信レベルが最良であ
り、かつ他の基地局の送信する共通パイロット信号の受
信レベルの差は、所定のしきい値以内となっていないた
め、基地局311とのみ回線を設定している。
【0032】また、移動局322はセル301と302
との境界付近に位置しており、基地局311と312と
の送信する共通パイロット信号の受信レベルの差が所定
のしきい値内となっているため、同時に回線を設定して
いる。しかし、送信基地局を決定するしきい値以内とは
なっていないため、最良の受信レベルである基地局31
1のみが個別制御信号と個別情報信号の送信を行ってお
り、基地局312は個別制御信号のみ送信し、個別情報
信号の送信は停止している。
【0033】さらに、移動局323はセル301,30
2ならびに303の境界付近に位置しており、基地局3
11,312ならびに313の送信する共通パイロット
信号の受信レベルの差が、所定のしきい値となっている
ため、同時に回線を設定しているが、この受信レベルの
差は送信基地局を決定するしきい値以内とはなっていな
い。しかし、基地局における送信電力値が所定の条件と
なっているために、全ての回線を設定した基地局が個別
制御信号ならびに個別情報信号の送信を行っている。
【0034】図2は、高速閉ループ制御によって制御さ
れた電力値で送信される個別信号の送信電力値を、移動
局において推定する方法について説明する図である。通
常、移動局はハンドオーバ基地局間の任意の位置に存在
するため、各ハンドオーバ基地局間との距離は異なる。
従って、図2のように、移動局において、2つのハンド
オーバ基地局B1,B2からの個別信号の受信レベル
P’BS1 とP’BS2 とがほぼ同レベルであったとして
も、伝搬損が異なるため、基地局における送信電力レベ
ルPBS1 とPBS2 とは等しくない。
【0035】そこで、本発明では、常に一定の電力値で
送信を行っている共通パイロット信号の受信レベルP
CP1 とPCP2 とを用いるようにする。共通パイロット
信号の送信電力値は常に一定で、移動局において既知で
ある。また、同じ基地局から送信された共通パイロット
信号と個別信号の受ける伝搬損は、ほぼ等しいため、移
動局において受信された共通パイロット信号の受信レベ
ルと個別信号の受信レベルの差から、基地局における送
信電力値PBS1 ,PBS2 とを推定することが可能であ
る。
【0036】以下、本発明の第一の実施形態について説
明する。本発明の第一の実施形態の根幹をなす原理は、
非送信基地局が送信する個別制御信号の送信電力値が、
送信基地局の送信する個別制御信号よりも大きくなり、
他の移動局に対する干渉を増加させている場合に、全て
の回線を設定した基地局を送信基地局と指定し、個別情
報信号も送信させることにより、移動局での個別情報信
号の受信品質を高め、高速閉ループ型の送信電力制御に
よって、回線を設定した基地局の個別信号の送信電力値
を減少させ、干渉増加を抑制することである。
【0037】図3は本発明の第一の実施形態による移動
局の構成を示すものである。図3において、移動局は、
1つ又は複数の基地局から送信される無線信号を受信す
る受信アンテナ501、送受共用器(DUP)502、
無線信号を受信ベースバンド信号に変換する無線受信部
(Rx)503、複数の基地局の共通パイロット信号と
個別制御信号のパイロット信号を受信し、受信品質を測
定する受信品質モニタ504、測定した共通パイロット
信号と個別制御信号の受信品質から、各ハンドオーバ基
地局間の個別制御信号の送信電力値差を推定するハンド
オーバ基地局間送信電力差推定部505、送信基地局を
決定し指示する送信基地局指定部506、基地局指示信
号と入力データとを多重し上り送信信号を生成するマル
チプレクサ(MUX)507、上り送信信号を拡散し、
送信ベース信号を出力する拡散回路508、送信ベース
信号を無線信号に変換して送信する無線送信部(Tx)
509、複数の送信基地局からのベース信号を合成する
RAKE(レイク)受信機510及びでマルチプレクサ
(DMUX)511から構成される。
【0038】送信基地局指示部506では、ハンドオー
バ基地局間送信電力差推定部505にて推定された個別
制御信号の送信電力値の差が、しきい値以上である場合
には全てのハンドオーバ基地局を送信基地局とし、しき
い値未満である場合は、測定した共通パイロット信号の
受信品質に応じて送信基地局を選択し、送信基地局を示
す信号を生成し、回線を設定した基地局へ送信する。
【0039】図4は本発明の第一の実施の形態における
移動局での動作を示したフローチャートである。以下、
所定の間隔で行われる移動局での送信基地局決定の方法
について説明する。
【0040】まず、移動局は各々のハンドオーバ基地局
が送信する共通パイロット信号と個別制御信号の受信レ
ベルを測定する(ステップ601)。それらの測定結果
を元に、各ハンドオーバ基地局の送信する個別制御信号
の送信電力値を推定し、各ハンドオーバ基地局間の個別
制御信号の送信電力値差ΔPを推定する(ステップ60
2)。
【0041】この推定された電力差ΔPが予め与えられ
たしきい値Pthと比較して(ステップ603)、大きい
場合は全てのハンドオーバ基地局を送信基地局と決定し
(ステップ604)、小さい場合は共通パイロット信号
の受信品質に応じて送信基地局を選択する(ステップ6
05)。その後、決定した送信基地局を示す信号を上り
回線にて送信し、ハンドオーバ基地局へ通知する(ステ
ップ606)。移動局は、以上の送信基地局決定を、所
定の時間間隔で行う。
【0042】また、回線を設定した基地局は所定の時間
間隔で移動局から送信される送信基地局を示す信号を受
信し、自局が送信基地局であると判断した場合は、個別
制御信号と個別情報信号を、自局が非送信基地局である
と判断した場合は、個別制御信号のみを送信する。
【0043】このようにして、本実施形態によれば、非
送信基地局の送信する個別制御信号が他の移動局への干
渉を増加させ、回線容量を減少させている場合に、回線
を設定した全ての基地局から個別情報信号も送信させる
ようにする事によって、高速閉ループ型の送信電力制御
により、回線を設定した基地局の個別信号の送信電力値
を減少させることができる。従って、干渉を減少させ、
回線容量を高める事ができる。
【0044】次に、本発明の第二の実施形態について説
明する。本発明の第二の実施形態は、基地局選択型の送
信電力制御の場合、通常のソフトハンドオーバの場合よ
りも少ない基地局数で送信を行うために、セル境界付近
の伝搬損の大きい領域などでは、1つの基地局から送信
する個別信号の送信電力値が大きくなり、規定されてい
る基地局の最大送信電力値に達してしまう可能性が高
く、最大値に達すると、基地局ではそれ以上送信電力値
を上げることはできないため、移動局での受信品質が劣
化してしまう場合があるという問題を解決するものであ
る。その根幹をなす原理は、移動局において、送信基地
局の送信電力値を推定し、基地局の最大送信電力値に近
い値となっている場合には、全ての基地局から送信を行
うようにすることによって、移動局における劣化を抑制
するという事である。
【0045】図5は本発明の第二の実施形態における移
動局の構成を示し、図3と同等部分は同一符号にて示し
いる。本発明の第二の実施形態における移動局の構成
は、本発明の第一の実施形態の移動局が備えていたハン
ドオーバ基地局間送信電力差推定部505の変わりに、
送信基地局の個別制御信号の送信電力値と予め規定され
た基地局最大送信電力値との差を推定する、送信電力値
差推定部605を備えている。
【0046】送信基地局指示部506では、送信電力差
推定部605にて推定された送信基地局の個別情報信号
の送信電力値と基地局最大送信電力値の差が、所定のし
きい値以内である場合には全てのハンドオーバ基地局を
送信基地局とし、しきい値より大きい場合は、測定した
共通パイロット信号の受信品質に応じて送信基地局を選
択し、送信基地局を示す信号を生成し、回線を設定した
基地局へ送信する。
【0047】図6は本発明の第二の実施の形態におけ
る、移動局での動作を示したフローチャートである。以
下、所定の間隔で行われる、移動局での送信基地局決定
の方法について説明する。
【0048】まず、移動局は送信基地局が送信する共通
パイロット信号と個別情報信号の受信レベルを測定する
(ステップ801)。それらの測定結果から、個別情報
信号の送信電力値を推定し、予め既知である基地局の最
大送信電力値との電力差ΔP’を推定する(ステップ8
02)。この推定された電力値が、所定のしきい値Δ
P’th以内となっている場合(ステップ803)には、
全てのハンドオーバ基地局を送信基地局と決定し(ステ
ップ804)、しきい値よりも大きい場合は、共通パイ
ロット信号の受信品質に応じて送信基地局を選択する
(ステップ805)。
【0049】その後、決定した送信基地局を示す信号を
上り回線にて送信し、ハンドオーバ基地局へ通知する
(ステップ806)。移動局は以上の送信基地局決定を
所定の時間間隔で行う。
【0050】また、回線を設定した基地局は、所定の時
間間隔で移動局から送信される送信基地局を示す信号を
受信し、自局が送信基地局であると判断した場合は、個
別制御信号と個別情報信号を、自局が非送信基地局であ
ると判断した場合は、個別制御信号のみを送信する。
【0051】このようにして、本実施形態によれば、送
信基地局の個別情報信号の送信電力値が、予め規定され
ている基地局の最大送信電力値に近くなっている場合
に、全ての回線を設定した基地局から、個別情報信号も
送信させることによって、送信基地局の送信する個別情
報信号の送信電力値が最大送信電力値に達し、それ以上
送信電力値を上げることができないために、移動局にお
ける個別情報信号の受信品質が劣化する事を回避する事
ができる。
【0052】次に、本発明の第三の実施形態の説明をす
る。本発明の第三の実施形態の根幹をなす原理は、基地
局選択型の送信電力制御の場合、第二の実施形態でも述
べたように、ソフトハンドオーバを行う場合よりも、送
信を行う基地局数が少ないため、伝搬損の大きい領域で
は、基地局の最大送信電力値に達しても、目標の受信品
質を得られない場合があり、このような場合に、全ての
ハンドオーバ基地局から送信を行うようにして、移動局
での受信品質の劣化を抑制する事である。
【0053】図7は本発明の第三の実施形態における移
動局の構成を示し、図3と同等部分は同一符号にて示し
ている。本発明の第三の実施形態における移動局の構成
は、本発明の第一の実施形態の移動局が備えていたハン
ドオーバ基地局間送信電力差推定部505の変わりに、
受信品質モニタ504で測定した、個別情報信号の受信
品質と所定の受信品質目標値を比較する受信品質比較部
705を備えている。
【0054】送信基地局指示部506では、受信品質比
較部705にて比較した結果、最低受信品質が満たされ
ていない場合は全てのハンドオーバ基地局を送信基地局
とし、最低受信品質以上である場合は、測定した共通パ
イロット信号の受信品質に応じて送信基地局を選択し、
送信基地局を示す信号を生成し、回線を設定した基地局
へ送信する。
【0055】図8は本発明の第三の実施の形態における
移動局での動作を示したフローチャートである。以下、
所定の間隔で行われる、移動局での送信基地局決定の方
法について説明する。
【0056】まず、移動局は送信基地局が送信する個別
情報信号の受信品質を測定する(ステップ1001)。
この測定結果SIRmsr を所定の受信品質の最低目標
値SIRmin と比較して(ステップ1002)、SI
msr <SIRmin となる場合には、全てのハンドオ
ーバ基地局を送信基地局と決定し(ステップ100
3)、SIRmsr >SIRmin である場合は、共通パ
イロット信号の受信品質に応じて送信基地局を選択する
(ステップ1004)。
【0057】その後、決定した送信基地局を示す信号を
上り回線にて送信し、ハンドオーバ基地局へ通知する
(ステップ1005)。移動局は、以上の送信基地局決
定を、所定の時間間隔で行う。
【0058】また、回線を設定した基地局は所定の時間
間隔で移動局から送信される送信基地局を示す信号を受
信し、自局が送信基地局であると判断した場合は、個別
制御信号と個別情報信号を、自局が非送信基地局である
と判断した場合は、個別制御信号のみを送信する。
【0059】このようにして、本実施形態によれば、送
信基地局の個別情報信号の送信電力値が予め規定されて
いる基地局の最大送信電力値に達し、それ以上、送信電
力値を上げる事ができないために、移動局において受信
品質が所定の最低目標値を保てない場合に、全ての回線
を設定した基地局から、個別情報信号も送信させること
によって、移動局における受信品質を改善する事ができ
る。
【0060】また、上記した第二の実施の形態では、基
地局における個別信号の送信電力値を推定する手段とし
て、2つの個別信号のうち個別情報信号を用いたが、こ
れに限らず、個別制御信号を用いて推定することもでき
る。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、基地局選択型の送信電力制御を行っている場合で
も、送信基地局の送信電力値が所定の条件に適合する場
合には、全てのハンドオーバ基地局が個別情報信号の送
信も行うようにする事によって、非送信基地局の個別制
御信号の送信電力増加を抑制し、回線容量を増加させ、
また、送信基地局の個別信号の送信電力値が基地局の最
大送信電力値に達した場合の、受信品質を改善する事が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるセルラシステムの構成図で
ある。
【図2】移動局において個別信号の送信電力値を推測す
る原理を示した図である。
【図3】本発明の第一の実施形態による移動局の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第一の実施形態による移動局の動作を
示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施形態による移動局の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の第二の実施形態による移動局の動作を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第三の実施形態による移動局の構成を
示すブロック図である。
【図8】本発明の第三の実施形態による移動局の動作を
示すフローチャートである。
【図9】従来の送信電力制御におけるソフトハンドオー
バ時の個別信号の送信電力値推移を示した図である。
【図10】基地局選択型の送信電力制御におけるハンド
オーバ時の個別信号の送信電力値推移を示した図であ
る。
【符号の説明】
301〜303 セル 311〜313 基地局 321〜323 移動局 501 アンテナ 502 受共用器(DUP) 503 無線受信部(Rx) 504 受信品質モニタ 505 ハンドオーバ基地局間送信電力差推定部 506 送信基地局指定部 507 マルチプレクサ(MUX) 508 拡散回路 509 無線送信部(Tx) 510 RAKE受信機 511 デマルチプレクサ(DMUX) 605 送信電力差推定部 705 受信品質比較部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA04 AA23 BB03 BB04 DD27 DD43 DD44 DD45 EE02 EE10 EE24 FF16 GG09 GG11 HH05 HH22 HH23 JJ35 JJ71 LL11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局が1又は複数の基地局と回線を設
    定しており、前記基地局から送信されるパイロット信号
    の受信品質を測定してその測定結果に応じて、回線を設
    定している基地局(回線設定基地局)から1又は複数の
    送信基地局を決定してその決定結果を、前記回線設定基
    地局へ通知するようにした移動通信制御方法であって、 前記送信基地局の送信電力値の状態に応じて、前記回線
    設定基地局の全てが送信を行うようにしたことを特徴と
    する移動通信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記回線設定基地局において、前記移動
    局に対して個別制御信号を送信するステップと、 前記送信基地局において、前記個別制御信号に加えて個
    別情報信号を送信するステップと、 前記移動局において、前記回線設定基地局が送信する個
    別制御信号の送信電力値を推定し、前記送信基地局以外
    の回線設定基地局が送信する個別制御信号の送信電力値
    の推定値が、前記送信基地局が送信する個別制御信号の
    送信電力値の推定値と比較して所定のしきい値以上とな
    る場合に、前記回線設定基地局の全てを前記送信基地局
    とするステップと、 を含むことを特徴とする請求項1記載の移動通信制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記送信基地局において、前記移動局に
    対して個別信号を送信するステップと、 前記移動局において、前記送信基地局が送信する個別信
    号の送信電力値を推定し、前記送信基地局の送信電力値
    の推定値と、予め規定されている基地局最大送信電力値
    との差が所定のしきい値以下となった場合に、前記回線
    設定基地局の全てを前記送信基地局とすることを特徴と
    する請求項1記載の移動通信制御方法。
  4. 【請求項4】 前記移動局において、前記回線設定基地
    局が所定の電力値で送信している共通パイロット信号
    と、送信電力制御に従った電力値で送信している前記個
    別制御信号または前記個別信号の受信レベルを測定し、
    前記パイロット信号の受信レベルと前記個別制御信号ま
    たは前記個別信号の受信レベルの差から、前記個別制御
    信号または前記個別信号の電力値を推定するステップを
    含むことを特徴とする請求項2または3記載の移動通信
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記移動局において、前記送信基地局か
    ら送信される個別信号の受信品質を測定し、前記送信基
    地局の送信電力値が予め規定されている最大送信電力値
    で送信を行っても、受信品質が所定の品質を下回る場合
    に、前記回線設定基地局の全てを前記送信基地局とする
    ステップを含むことを特徴とする請求項1記載の移動通
    信制御方法。
  6. 【請求項6】 移動局が1又は複数の基地局と回線を設
    定しており、前記基地局から送信されるパイロット信号
    の受信品質を測定してこの測定結果に応じて、回線を設
    定している基地局(回線設定基地局)から1又は複数の
    送信基地局を決定してその決定結果を、前記回線設定基
    地局へ通知する移動通信システムであって、 前記送信基地局の送信電力値の状態に応じて、前記回線
    設定基地局の全てが送信を行うようにしたことを特徴と
    する移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記回線設定基地局は、前記移動局に対
    して個別制御信号を送信し、前記送信基地局は個別制御
    信号に加えて個別情報信号を送信しており、前記移動局
    では、前記回線設定基地局が送信する個別制御信号の送
    信電力値を推定し、前記送信基地局以外の前記回線設定
    基地局が送信する個別制御信号の送信電力値の推定値
    が、前記送信基地局が送信する個別制御信号の送信電力
    値の推定値と比較して所定のしきい値以上となる場合
    に、前記回線設定基地局の全てが送信を行うようにした
    ことを特徴とする請求項6記載の移動通信システム。
  8. 【請求項8】 前記送信基地局は、前記移動局に対して
    個別信号を送信しており、前記移動局は、前記送信基地
    局が送信する個別信号の送信電力値を推定し、前記送信
    基地局の送信電力値の推定値と、予め規定されている基
    地局最大送信電力値との差が、所定のしきい値以下とな
    った場合に、前記回線設定基地局の全てが送信を行うこ
    とを特徴とする請求項6記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記移動局は、前記回線設定基地局が所
    定の電力値で送信している共通パイロット信号と、送信
    電力制御に従った電力値で送信している前記個別制御信
    号または、前記個別信号の受信レベルを測定し、前記パ
    イロット信号の受信レベルと前記個別制御信号または前
    記個別信号の受信レベルの差から、前記個別制御信号ま
    たは前記個別信号の電力値を推定することを特徴とする
    請求項7または8記載の移動通信システム。
  10. 【請求項10】 前記移動局は、前記送信基地局から送
    信される信号の受信品質を測定し、前記送信基地局の送
    信電力値が予め規定されている最大送信電力値で送信を
    行っても、受信品質が所定の品質を下回る場合に、前記
    回線設定基地局の全てが送信を行うことを特徴とする請
    求項6記載の移動通信システム。
  11. 【請求項11】 1又は複数の基地局と回線を設定し、
    前記基地局から送信されるパイロット信号の受信品質を
    測定し、当該測定結果に応じて、回線を設定している基
    地局(回線設定基地局)から1又は複数の送信基地局を
    決定してその決定結果を前記回線設定基地局へ通知する
    移動局であって、 前記送信基地局の送信電力値の状態に応じて、前記回線
    設定基地局の全てが送信を行うよう制御することを特徴
    とする移動局。
  12. 【請求項12】 前記回線設定基地局が送信する個別制
    御信号の送信電力値を推定し、前記送信基地局以外の前
    記回線設定基地局が送信する個別制御信号の送信電力値
    の推定値が、前記送信基地局が送信する個別制御信号の
    送信電力値の推定値と比較して所定のしきい値以上とな
    る場合に、前記回線設定基地局の全てが送信を行うよう
    に通知することを特徴とする請求項11記載の移動局。
  13. 【請求項13】 前記送信基地局が送信する個別信号の
    送信電力値を推定し、前記送信基地局の送信電力値の推
    定値と、予め規定されている基地局最大送信電力値との
    差が所定のしきい値以下となった場合に、前記回線設定
    基地局の全てが送信を行うように通知することを特徴と
    する請求項11記載の移動局。
  14. 【請求項14】 前記回線設定基地局が所定の電力値で
    送信している共通パイロット信号と、送信電力制御に従
    った電力値で送信している前記個別制御信号または前記
    個別信号の受信レベルを測定し、前記パイロット信号の
    受信レベルと前記個別制御信号または前記個別信号の受
    信レベルの差から、前記個別制御信号または前記個別信
    号の電力値を推定することを特徴とする請求項12また
    は13記載の移動局。
  15. 【請求項15】 前記送信基地局から送信される信号の
    受信品質を測定し、前記送信基地局の送信電力値が予め
    規定されている最大送信電力値で送信を行っても、受信
    品質が所定の品質を下回る場合に、前記回線設定基地局
    全てが送信を行うように通知することを特徴とする請求
    項11記載の移動局。
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