JP2002158535A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2002158535A
JP2002158535A JP2000354748A JP2000354748A JP2002158535A JP 2002158535 A JP2002158535 A JP 2002158535A JP 2000354748 A JP2000354748 A JP 2000354748A JP 2000354748 A JP2000354748 A JP 2000354748A JP 2002158535 A JP2002158535 A JP 2002158535A
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conductor
short
piece
power supply
hole
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JP2000354748A
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English (en)
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Toru Fukazawa
徹 深沢
Hiroyuki Omine
裕幸 大嶺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作を容易にした複数の周波数で用いられる
アンテナ装置を得る。 【解決手段】 地導体21と第1の円形導体22とを短
絡する短絡導体29と、穴24を貫通して第1の円形導
体22に接続された第1の給電線27と、穴25,26
を貫通して第2の円形導体23に接続された第2の給電
線28とを備え、第1および第2のパッチアンテナを構
成して、2つの異なる周波数において動作させることが
できる。また、多層構造であり、層と垂直方向の配線の
みで構成されるため、エッチング、スルーホールおよび
ヴィアホール加工により構成でき、工作を容易にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型無線端末に
適したアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開平2−172306号
公報に示された従来のアンテナ装置を示す構成図であ
り、図において、1は第1の放射素子導体、2は第1の
誘電体板、3は第2の放射素子導体、4は第2の誘電体
板、5は地導体、6は短絡導体、7は第1の同軸線路の
中心導体、8は第1の同軸線路の外導体、9は第1の同
軸線路の中心導体、10,11は給電用同軸コネクタで
ある。円形の第1の放射素子導体1、第1の誘電体板
2、円形の第2の放射素子導体3、第2の誘電体板4お
よび地導体5が上から順次積層されている。第1の放射
素子導体1の端縁は、短絡導体6によって第2の放射素
子導体3と短絡されている。短絡導体6には線状導体が
用いられ、誘電体板2に予め開けられた貫通穴を通り、
両端が第1および第2の放射素子導体1,3にはんだ付
け等により電気的に接続されている。また、第1の放射
素子導体1の中心部は、第1の誘電体板2、第2の放射
素子導体3、第2の誘電体板4および地導体5のほぼ中
心を貫通して設けられた、第1の同軸線路の中心導体7
の一端に接続されている。この第1の同軸線路の外導体
8は第2の放射素子導体3、第2の誘電体板4および地
導体5を貫通して設けられ、その一端は第2の放射素子
導体3に接続され、他端は地導体5に接続されている。
同様に、第2の放射素子導体3は中心からずれた位置
で、第2の誘電体板4および地導体5を貫通して設けら
れた第2の同軸線路の中心導体9の一端に接続されてい
る。中心導体7および外導体8からなる第1の同軸線路
の他端と、中心導体9を有する第2の同軸線路の他端
は、給電用の同軸コネクタ10,11を介して外部の給
電回路に接続されている。
【0003】次に動作について説明する。以上のように
構成されたアンテナ装置では、第1の放射素子導体1
は、第2の放射素子導体3を地導体とみなした第1のパ
ッチアンテナを構成する。また、第2の放射素子導体3
は、地導体5を地導体とみなした第2のパッチアンテナ
を構成する。第1のパッチアンテナは、一端が短絡導体
6により短絡されているため、第1の放射素子導体1の
長さがおおむねλ/4の電気長で動作する。これに対
し、第2のパッチアンテナは、第2の放射素子導体3が
λ/2の電気長で動作する。このため、第1のパッチア
ンテナは、第2のパッチアンテナより物理的大きさが小
型に形成可能なため、第2の放射素子導体3を第1の放
射素子導体1の地導体として用いることが可能となる。
第1のパッチアンテナを給電するために、第1の同軸線
路は第2のパッチアンテナを貫通する構造になるが、中
心導体7は外導体8によりシールドされているため、第
1の同軸線路による第2のパッチアンテナへの電力漏洩
はほぼ0となり、高いアイソレーションが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ装置は
以上のように構成されているので、多層構造の内部にお
いて、外導体8を第2の放射素子導体3に接続する必要
があり、工作が困難になるなどの課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、アンテナ給電部の構成を簡略化し
て工作を容易にした複数の周波数で用いられるアンテナ
装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアンテナ
装置は、第1および第2の穴が設けられた地導体と、第
3の穴が設けられた第1の導体片と、第1の導体片の地導
体とは反対側の面に設置された第2の導体片と、地導体
と第1の導体片とを短絡する短絡線と、第1の穴を貫通
して第1の導体片に接続された第1の給電線と、短絡線
との間隔を伝達される高周波の波長に比べて十分に小さ
くなるように第2の穴および第3の穴を貫通して第2の
導体片に接続された第2の給電線とを備えたものであ
る。
【0007】この発明に係るアンテナ装置は、第1およ
び第2の穴が設けられた地導体と、スロットが設けられ
た第1の導体片と、第1の導体片の地導体とは反対側の面
に設置された第2の導体片と、地導体と第1の導体片と
を短絡する短絡線と、第1の穴を貫通して第1の導体片
に接続された第1の給電線と、短絡線とによりスロット
を跨ぐように、かつその短絡線との間隔を伝達される高
周波の波長に比べて十分に小さくなるように第2の穴を
貫通して第1の導体片に接続された第2の給電線とを備
えたものである。
【0008】この発明に係るアンテナ装置は、第1およ
び第2の穴が設けられた地導体と、スロットが設けられ
た第1の導体片と、第1の導体片の地導体とは反対側の面
に設置された第2の導体片と、第1の穴を貫通して第1
の導体片に接続された第1の給電線と、第1の給電線と
によりスロットを跨ぐように第2の穴を貫通して第1の
導体片に接続された第2の給電線とを備え、第1の給電
線および第2の給電線は、第1の周波数にて同相で励振
されると共に、その第1の周波数よりも高い第2の周波
数にて逆相で励振され、それら第1の給電線と第2の給
電線との間隔は、伝達される第2の高周波の波長に比べ
て十分に小さくなるように配置されるように構成したも
のである。
【0009】この発明に係るアンテナ装置は、第1の穴
が設けられた地導体と、スロットが設けられた第1の導
体片と、第1の導体片の地導体とは反対側の面に設置さ
れた第2の導体片と、地導体と第1の導体片とを短絡す
る短絡線と、短絡線とによりスロットを跨ぐように第1
の穴を貫通して第1の導体片に接続された第1の給電線
とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるア
ンテナ装置を示す構成図であり、図において、21は地
導体、22は第1の円形導体(第1の導体片)、23は
第2の円形導体(第2の導体片)、24〜26は穴(第
1から第3の穴)、27は第1の給電線(第1の給電
線)、28は第2の給電線(第2の給電線)、29は短
絡導体(短絡線)である。地導体21、第1の円形導体
22、第2の円形導体23は順次積層されている。ま
た、穴24,25は地導体21上に設けられ、穴26は
第1の円形導体22上に設けられている。第1の給電線
27は穴24を貫通し、第1の円形導体22に接続され
ている。第2の給電線28は穴25,26を貫通し、第
2の円形導体23に接続されている。第2の給電線28
の近傍には間隔を伝達される周波数の波長に比べて十分
に小さくなるように概略平行に短絡導体29が設置さ
れ、短絡導体29の両端は地導体21と第1の円形導体
22に接続されている。
【0011】次に動作について説明する。地導体21、
第1の円形導体22、第1の給電線27から第1のパッ
チアンテナが構成される。また、第1の円形導体22、
第2の円形導体23、第2の給電線28から第2のパッ
チアンテナが構成される。第2のパッチアンテナは、第
1のパッチアンテナの上側に構成される。第1のパッチ
アンテナは、周波数f1にて動作し、第2のパッチアン
テナは、周波数f2にて動作する。f1とf2の周波数
関係をf1<f2とすることで、周波数f1にて動作す
る大型のアンテナの上部に周波数f2にて動作する小形
のアンテナを形成することが可能であり、全体としてコ
ンパクトな構成となる。両アンテナは近接して配置され
ているが、その放射開口部は離れているため、高いアイ
ソレーションがとれる。地導体21の下側には、例えば
同軸線路、マイクロストリップ線路、トリプレート線路
等の給電線路が2つ設置され、それぞれの中心導体が第
1の給電線27、第2の給電線28に接続される。第1
の給電線27は穴24を介して第1の円形導体22に接
続され、第1のパッチアンテナを励振する。第2の給電
線28は、穴25,26を介して第2の円形導体23に
接続されている。第2の給電線28は、第1のパッチア
ンテナの内部を貫通するが、近傍に地導体21と同電位
の短絡導体29が設置されている。第2の給電線28と
短絡導体29とにより平行二線の線路が形成されるた
め、給電線28に伝達された電力は効率よく第2のパッ
チアンテナに伝達される。本アンテナ装置は、多層構造
であり、層と垂直方向の配線のみで構成されるため、エ
ッチング、スルーホールおよびヴィアホール加工により
形成可能である。
【0012】以上のように、この実施の形態1では、2
つの異なる周波数において動作させることが可能であ
る。また、アンテナ装置全体を小形化可能である。さら
に、エッチング、スルーホールおよびヴィアホール加工
により構成可能であり、工作が容易である。さらに、第
1のパッチアンテナと第2のパッチアンテナの間に高い
アイソレーションが得られる。
【0013】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるアンテナ装置を示す構成図であり、図におい
て、30は第1の円形導体22上に設けられたスロット
である。第2の給電線28は穴25を貫通し、第1の円
形導体22上において、スロット30の近傍の点で接続
されている。第2の給電線28の近傍には間隔を伝達さ
れる周波数の波長に比べて十分に小さくなるように概略
平行に短絡導体29が設置され、短絡導体29の一端は
地導体21に接続され、他の一端は第2の円形導体23
上において、第2の給電線28に対してスロット30を
跨ぐ点で接続されている。その他の構成については図1
と同等である。
【0014】次に動作について説明する。基本的な動作
原理は実施の形態1と同様であるため、実施の形態1と
異なる点について述べる。この実施の形態2は実施の形
態1と比較した場合、第2のパッチアンテナを給電する
方法が異なる。第2の給電線28は穴25を介して第1
の円形導体22に接続されて、スロット30を励振す
る。第2の給電線28は第1のパッチアンテナの内部を
貫通するが、近傍に地導体21と同電位の短絡導体29
が設置されている。第2の給電線28と短絡導体29に
より平行二線の線路が形成されるため、第2の給電線2
8に伝達された電力は効率よくスロット30に伝達され
る。第2のパッチアンテナは、スロット30との電磁結
合により給電される。このアンテナ装置は、多層構造で
あり、層と垂直方向の配線のみで構成されるため、エッ
チング、スルーホールおよびヴィアホール加工により形
成可能である。
【0015】以上のように、この実施の形態2では、2
つの異なる周波数において動作させることが可能であ
る。また、アンテナ装置全体を小形化可能である。さら
に、エッチング、スルーホールおよびヴィアホール加工
により構成可能であり、工作が容易である。さらに、第
2の円形導体23に接続されるべき導体がないため、工
作の自由度が向上する。さらに、第1のパッチアンテナ
と第2のパッチアンテナの間に高いアイソレーションが
得られる。
【0016】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3によるアンテナ装置を示す構成図であり、図におい
て、第1の給電線27と第2の給電線28の間隔は周波
数f2の波長より十分に小さく、それら第1の給電線2
7と第2の給電線28が接続される第1の円形導体22
上の2点がスロット30を跨ぐように構成される。その
他の構成は短絡導体29が設けられていない以外は図2
と同等である。
【0017】次に動作について説明する。基本的な動作
原理は実施の形態1と同様であるため、実施の形態1と
異なる点について述べる。この実施の形態3は実施の形
態1と比較した場合、第1のパッチアンテナ、および第
2のパッチアンテナを給電する方法が異なる。第2のパ
ッチアンテナを動作させる場合は第1の給電線27およ
び第2の給電線28に周波数f1の電力を同相で給電す
る。同相で給電した場合、2つの給電線間には電位差が
生じないため、1点給電のパッチアンテナと同様な動作
をする。第2のパッチアンテナを動作させる場合は、第
1の給電線27と第2の給電線28に周波数f2の電力
を逆相で給電する。逆相で給電した場合、2つの給電線
上を平行2線のモードで電力が伝達される。その電力は
スロット30を励振し、第2のパッチアンテナはスロッ
ト30との電磁結合により励振される。周波数f1と周
波数f2がある程度離れている場合に、スロット30の
長さを周波数f2において動作するような長さに選定す
ると、スロット30は周波数f1において電気的にほぼ
無視できるため、第1のパッチアンテナの動作を妨げな
い。なお、ここでは、第1のパッチアンテナ、第2のパ
ッチアンテナを個別に動作させるような表記で説明した
が、第1の給電線27および第2の給電線28に周波数
f1の電力を同相で、周波数f2の電力を逆相で、同時
に励振することで、第1のパッチアンテナと第2のパッ
チアンテナを同時に動作させることが可能である。
【0018】以上のように、この実施の形態3では、2
つの異なる周波数において動作させることが可能であ
る。また、アンテナ装置全体を小形化可能である。さら
に、エッチング、スルーホールおよびヴィアホール加工
により構成可能であり、工作が容易である。さらに、第
2の円形導体23に接続されるべき導体がないため、工
作の自由度が向上する。
【0019】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4によるアンテナ装置を示す構成図であり、図におい
て、第1の給電線27の近傍には概略平行に短絡導体2
9が設置され、短絡導体29の一端は地導体21に接続
され、他の一端は第1の円形導体22上において、第1
の給電線27に対してスロット30を跨ぐ点で接続され
ている。その他の構成は第2の給電線28および穴25
が設けられていない以外は図2と同等である。
【0020】次に動作について説明する。基本的な動作
原理は実施の形態1と同様であるため、実施の形態1と
異なる点について述べる。この実施の形態4は実施の形
態1と比較した場合、第1のパッチアンテナ、および第
2のパッチアンテナを給電する方法が異なる。この実施
の形態4では第1のパッチアンテナおよび第2のパッチ
アンテナともに第1の給電線27により励振される。周
波数f2における電磁波は短絡導体29と第1の給電線
27から構成される平行二線のモードでスロット30を
励振する。ここで、スロット30は周波数f2において
動作する程度の長さを有する。第2のパッチアンテナは
スロット30との電磁結合により励振される。周波数f
1が周波数f2に比べてある程度低い場合にはスロット
30は周波数f1において電気的にほぼ無視できる。そ
のため、周波数f1において第1の給電線27を励振す
ることにより第1のパッチアンテナを励振することが可
能となる。なお、ここでは、第1のパッチアンテナ、第
2のパッチアンテナを個別に動作させるような表記で説
明したが、第1の給電線27に周波数f1、周波数f2
の電力を同時に伝達することで、第1のパッチアンテナ
と第2のパッチアンテナを同時に動作させることが可能
である。
【0021】以上のように、この実施の形態4では2つ
の異なる周波数において動作させることが可能である。
また、アンテナ装置全体を小形化可能である。さらに、
エッチング、スルーホールおよびヴィアホール加工によ
り構成可能であり、工作が容易である。さらに、第2の
円形導体23に接続されるべき導体がないため、工作の
自由度が向上する。
【0022】なお、以上示した実施の形態1〜4におい
て誘電体は図示していないが、上記構成は誘電体基板を
用いて構成することも可能である。また、第1のパッチ
アンテナ、第2のパッチアンテナは円形を呈している
が、この形状はこれに限るものではなく、長方形、正方
形でも良い。さらに、1素子のみを図示したが、これを
複数並べたアレーアンテナとすることも可能である。さ
らに、第1、第2のパッチアンテナの動作としては基本
モードであるTM11モードを想定しているが、これに
限らず、TM21モード等の高次モードにも適用可能で
ある。さらに、実施の形態2〜4におけるスロットの形
状は方形に限らず、円形、楕円形、十字形などでも良
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
および第2の穴が設けられた地導体と、第3の穴が設け
られた第1の導体片と、第1の導体片の地導体とは反対側
の面に設置された第2の導体片と、地導体と第1の導体
片とを短絡する短絡線と、第1の穴を貫通して第1の導
体片に接続された第1の給電線と、短絡線との間隔を伝
達される高周波の波長に比べて十分に小さくなるように
第2の穴および第3の穴を貫通して第2の導体片に接続
された第2の給電線とを備えるように構成したので、地
導体、第1の導体片、および第1の給電線から第1のパ
ッチアンテナを構成することができると共に、第1の導
体片、第2の導体片、および第2の給電線から第2のパ
ッチアンテナを構成することができ、2つの異なる周波
数において動作させることができる。また、大型の第1
のパッチアンテナ上に小型の第2のパッチアンテナを構
成するようにすれば、アンテナ装置全体を小型化するこ
とができる。さらに、多層構造であり、層と垂直方向の
配線のみで構成されるため、エッチング、スルーホール
およびヴィアホール加工により構成でき、工作を容易に
することができる。さらに、第1のパッチアンテナと第
2のパッチアンテナとの間に高いアイソレーションを得
ることができる効果が得られる。
【0024】この発明によれば、第1および第2の穴が
設けられた地導体と、スロットが設けられた第1の導体
片と、第1の導体片の地導体とは反対側の面に設置され
た第2の導体片と、地導体と第1の導体片とを短絡する
短絡線と、第1の穴を貫通して第1の導体片に接続され
た第1の給電線と、短絡線とによりスロットを跨ぐよう
に、かつその短絡線との間隔を伝達される高周波の波長
に比べて十分に小さくなるように第2の穴を貫通して第
1の導体片に接続された第2の給電線とを備えるように
構成したので、地導体、第1の導体片、および第1の給
電線から第1のパッチアンテナを構成することができる
と共に、第1の導体片、第2の導体片、および第2の給
電線から第2のパッチアンテナを構成することができ、
2つの異なる周波数において動作させることができる。
また、大型の第1のパッチアンテナ上に小型の第2のパ
ッチアンテナを構成するようにすれば、アンテナ装置全
体を小型化することができる。さらに、多層構造であ
り、層と垂直方向の配線のみで構成されるため、エッチ
ング、スルーホールおよびヴィアホール加工により構成
でき、工作を容易にすることができる。さらに、第2の
導体片に接続される配線が無いため、工作の自由度を向
上させることができる。さらに、第1のパッチアンテナ
と第2のパッチアンテナとの間に高いアイソレーション
を得ることができる効果が得られる。
【0025】この発明によれば、第1および第2の穴が
設けられた地導体と、スロットが設けられた第1の導体
片と、第1の導体片の地導体とは反対側の面に設置され
た第2の導体片と、第1の穴を貫通して第1の導体片に
接続された第1の給電線と、第1の給電線とによりスロ
ットを跨ぐように第2の穴を貫通して第1の導体片に接
続された第2の給電線とを備え、第1の給電線および第
2の給電線は、第1の周波数にて同相で励振されると共
に、その第1の周波数よりも高い第2の周波数にて逆相
で励振され、それら第1の給電線と第2の給電線との間
隔は、伝達される第2の高周波の波長に比べて十分に小
さくなるように配置されるように構成したので、地導
体、第1の導体片、および第1の給電線から第1のパッ
チアンテナを構成することができると共に、第1の導体
片、第2の導体片、および第2の給電線から第2のパッ
チアンテナを構成することができ、2つの異なる周波数
において動作させることができる。また、大型の第1の
パッチアンテナ上に小型の第2のパッチアンテナを構成
するようにすれば、アンテナ装置全体を小型化すること
ができる。さらに、多層構造であり、層と垂直方向の配
線のみで構成されるため、エッチング、スルーホールお
よびヴィアホール加工により構成でき、工作を容易にす
ることができる。さらに、第2の導体片に接続される配
線が無いため、工作の自由度を向上させることができる
効果が得られる。
【0026】この発明によれば、第1の穴が設けられた
地導体と、スロットが設けられた第1の導体片と、第1の
導体片の地導体とは反対側の面に設置された第2の導体
片と、地導体と第1の導体片とを短絡する短絡線と、短
絡線とによりスロットを跨ぐように第1の穴を貫通して
第1の導体片に接続された第1の給電線とを備えるよう
に構成したので、地導体、第1の導体片、および第1の
給電線から第1のパッチアンテナを構成することができ
ると共に、第1の導体片、第2の導体片、および第1の
給電線から第2のパッチアンテナを構成することがで
き、2つの異なる周波数において動作させることができ
る。また、大型の第1のパッチアンテナ上に小型の第2
のパッチアンテナを構成するようにすれば、アンテナ装
置全体を小型化することができる。さらに、多層構造で
あり、層と垂直方向の配線のみで構成されるため、エッ
チング、スルーホールおよびヴィアホール加工により構
成でき、工作を容易にすることができる。さらに、第2
の導体片に接続される配線が無いため、工作の自由度を
向上させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置
を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置
を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置
を示す構成図である。
【図5】 従来のアンテナ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
21 地導体、22 第1の円形導体(第1の導体
片)、23 第2の円形導体(第2の導体片)、24〜
26 穴(第1から第3の穴)、27 第1の給電線
(第1の給電線)、28 第2の給電線(第2の給電
線)、29 短絡導体(短絡線)、30 スロット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の穴が設けられた地導体
    と、第3の穴が設けられ、上記地導体と概略平行に設置
    された第1の導体片と、上記第1の導体片の上記地導体と
    は反対側の面に概略平行に設置された第2の導体片と、
    上記地導体と上記第1の導体片とを短絡する短絡線と、
    上記第1の穴を貫通して上記第1の導体片に接続された
    第1の給電線と、上記短絡線との間隔を伝達される高周
    波の波長に比べて十分に小さくなるように上記第2の穴
    および上記第3の穴を貫通して上記第2の導体片に接続
    された第2の給電線とを備えたアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2の穴が設けられた地導体
    と、スロットが設けられ、上記地導体と概略平行に設置
    された第1の導体片と、上記第1の導体片の上記地導体と
    は反対側の面に概略平行に設置された第2の導体片と、
    上記地導体と上記第1の導体片とを短絡する短絡線と、
    上記第1の穴を貫通して上記第1の導体片に接続された
    第1の給電線と、上記短絡線とにより上記スロットを跨
    ぐように、かつその短絡線との間隔を伝達される高周波
    の波長に比べて十分に小さくなるように上記第2の穴を
    貫通して上記第1の導体片に接続された第2の給電線と
    を備えたアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2の穴が設けられた地導体
    と、スロットが設けられ、上記地導体と概略平行に設置
    された第1の導体片と、上記第1の導体片の上記地導体と
    は反対側の面に概略平行に設置された第2の導体片と、
    上記第1の穴を貫通して上記第1の導体片に接続された
    第1の給電線と、上記第1の給電線とにより上記スロッ
    トを跨ぐように上記第2の穴を貫通して上記第1の導体
    片に接続された第2の給電線とを備え、上記第1の給電
    線および上記第2の給電線は、第1の周波数にて同相で
    励振されると共に、その第1の周波数よりも高い第2の
    周波数にて逆相で励振され、それら第1の給電線と第2
    の給電線との間隔は、伝達される第2の高周波の波長に
    比べて十分に小さくなるように配置されたことを特徴と
    するアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 第1の穴が設けられた地導体と、スロッ
    トが設けられ、上記地導体と概略平行に設置された第1
    の導体片と、上記第1の導体片の上記地導体とは反対側
    の面に概略平行に設置された第2の導体片と、上記地導
    体と上記第1の導体片とを短絡する短絡線と、上記短絡
    線とにより上記スロットを跨ぐように上記第1の穴を貫
    通して上記第1の導体片に接続された第1の給電線とを
    備えたアンテナ装置。
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