JP2002157993A - リード端子付電池 - Google Patents

リード端子付電池

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JP2002157993A
JP2002157993A JP2000351239A JP2000351239A JP2002157993A JP 2002157993 A JP2002157993 A JP 2002157993A JP 2000351239 A JP2000351239 A JP 2000351239A JP 2000351239 A JP2000351239 A JP 2000351239A JP 2002157993 A JP2002157993 A JP 2002157993A
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JP
Japan
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battery
lead terminal
welding
negative electrode
positive electrode
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Application number
JP2000351239A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tanaka
和夫 田中
Munehito Hayami
宗人 早見
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FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池内部活物質に悪影響を与えないリード端子
を溶接できるリード端子付電池を提供する。 【解決手段】外部回路に接続するリード端子を電池に溶
接するリード端子付電池において、前記リード端子の電
池への溶接位置は正極及び負極活物質を内蔵した部分を
避けた電池ケース又は電池蓋の周辺部であることを特徴
とするので、内部活物質に影響を及ぼすことがない。こ
れにより、出力を従来より約30%上げることができ、
溶接不良を減少させ、溶接強度を安定させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板など
へ実装するためのリード端子を備えた電池に関し、特
に、リード端子を電池ケースの端子面に設けたリード端
子付電池とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リード端子付電池は、特にエネルギー密
度の高いリチウム電池、リチウムイオン二次電池などの
有機電解質電池に採用されている。リード端子と電池と
の接合は、リード端子を電池にはんだ付けあるいはネジ
止めすることなどにより、電子機器の回路基板に実装さ
れ、駆動用やメモリーバックアップ用電池などとして使
用されている。
【0003】従来のリード端子付有機電解質電池では、
発電要素が収容されて電池として組み立てられた金属製
電池ケースの負極及び正極の当接部位に、リード端子を
スポット溶接によって接合するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のリード端子付有
機電解質電池では、図5のごとく発電要素が収納された
正極缶1の周辺部を封口ガスケット3を介して負極端子
板2がかしめられて、金属製電池ケースが組み立てら
れ、この電池ケースの負極4及び正極合剤5の当接する
対向部位8,9に、リード端子6,7をスポット溶接に
よって接合するのが一般的である。10はセパレータで
ある。
【0005】ところで、リチウムやナトリウムなどの低
融点の軽金属からなる負極又は正極が内側に密着配置さ
れている電池ケースの端子板にリード端子をスポット溶
接すると、その溶接時の高温によって負極又は正極が部
分的に溶融し、溶融した負極又は正極がセパレータを突
き抜け対極側に達し、リークや内部短絡などの不良を引
き起こすことがある。そのため、スポット溶接には溶接
時に発生する熱が低めになるよう溶接出力を調整する必
要がある。しかし、溶接出力を低くすると、溶接不良に
つながるので注意を要する。
【0006】また、溶融した負極が正極に達するのを防
ぐために、セパレータを厚くしたり、あるいはケース内
側に適当な断熱材をあてがうことも提案されている。し
かし、これらの方法は厚いセパレータにより内部抵抗が
上昇したり、断熱材の体積分だけ発電要素の容量が減少
し、放電容量も低下するため、実用化には至らない。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、組立て後電池ケースの所定の部分にリード端子を溶
接することにより電池内部活物質に悪影響することなく
高い溶接電流で溶接することができリード端子接続の信
頼性を高めることのできるリード端子付電池とその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外部回路に接続するリード端子を電池に
溶接するリード端子付電池において、前記リード端子の
電池への溶接位置は正極及び負極活物質を内蔵した部分
を避けた電池ケース又は電池蓋の周辺部であり、またリ
ード端子は帯状又は環状の金属板を用いている。
【0009】上記したように、本発明では、電池ケース
に対しリード端子溶接位置を内部活物質を避けた位置に
溶接を行うことにより、内部活物質に影響することなく
溶接を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例の断面図で
あり、図2は図1の電池ケース周辺部の拡大図である。
【0011】図はリード端子が溶接された扁平形有機電
解質電池を示しており、扁平な正極缶1とこれより小径
の皿状の負極端子板2とを向かい合わせ、両者の円周部
間に環状の封口ガスケット3を挟み込んで電池ケースが
構成され、正極缶1の凹部内に収容された正極合剤5
と、負極端子板2の凹部内に収容された負極4とがセパ
レータ10を挟んで層状に対向し、正極合剤5及びセパ
レータ10に非水電解液が含浸されている。
【0012】正極缶1及び負極端子板2は厚さ0.25
mmのステンレスの金属板からなり、それぞれ正極端子
及び負極端子を兼ねる。正極合剤5は、二酸化マンガン
に導電剤であるカーボン及び結着剤を加えて混錬した物
を成形・乾燥して製造され、正極缶1の内底面に密着し
ている。負極4は金属リチウムを円形に打抜いたもの
で、負極端子板2の内面に直接圧着されている。セパレ
ータ10は、ポリプロピレンからなる不織布を用いてい
る。これらの正極缶1,負極端子板2,封口ガスケット
3,負極4,正極合剤5及びセパレータ10を用いてコ
イン形二酸化マンガンリチウム電池CR2025が構成
されている。
【0013】本実施例においては、図3の帯状の厚さ
0.2mmのステンレスの金属板からなるリード端子1
1を用い、このリード端子が図2に示すように正極及び
負極活物質を内蔵した部分を避けた周辺部の面にシリー
ズスポット溶接によって固着されている。この場合好ま
しい溶接位置は、図2に示すように、負極側では負極活
物質を内蔵した部分を避けたAで示す範囲であり、正極
側では正極を内蔵した部分を避けたBで示す範囲であ
る。
【0014】表1はコイン形電池の正極側を、表2はコ
イン形電池の負極側を、従来の図5のごとき溶接条件・
溶接位置と図2の実施例のごとく溶接位置を従来位置で
溶接した場合と正極及び負極活物質を内蔵した部分を避
けた面に溶接した場合とを溶接エネルギーごとに比較し
たものである。比較数は各1000個、電圧テスター及
び端子引張試験により評価を行った。ここでの内部短絡
不良とは溶接により電圧が公称電圧3.0Vを下回って
しまったものをさし、また溶接不良とは引張試験で2.
9N以下の強度しか得られなかったものをさす。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】本発明の他の実施例として、図4の環状の
厚さ0.2mmのステンレスの金属板からなるリード端
子12が図2に示すように正極及び負極活物質を内蔵し
た部分を避けた周辺部の面にシリーズスポット溶接によ
って固着されている場合について、上記図3の帯状の金
属板からなるリード端子を用いた場合と同様の内部短絡
不良と溶接不良についての評価を行って、その結果を表
3、表4に示した。
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】溶接機はセイワ製溶接機MC−160Bを
使用し従来の溶接はエネルギー出力を正極480V,負
極350Vとしている。なお、本発明の実施例では図
3、図4のような帯状又は環状のリード端子を使用した
が、リード端子自体の形状を規定するものではなく、電
池を搭載する電子機器等により適宜形状を変更させるこ
とができる。また、リード端子の先端にリード線付コネ
クタを接合したリード端子でも本実施例と同様な効果が
得られる。
【0021】上記実施例では、有機電解質電池の中の一
種類であるコイン形二酸化マンガンリチウム電池を使用
したが、電池の種類に限定されない。例えば、アルカリ
マンガン電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池などの電池に
ついても本発明と同様の効果が得られる。特に負極活物
質にリチウム金属や、アルミニウム金属などを含有させ
たリチウム合金などのアルカリ金属を使用した有機電解
質電池は、溶接時の高温によるアルカリ金属の溶融が顕
著であり、特に不良を減少させ信頼性の高い電池を提供
することが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正極及び負極活物質を内蔵した部分を避けた電池ケース
周辺部にリード端子を溶接することにより、内部活物質
に影響を及ぼすことなく溶接を行うことができるため、
出力を従来より約30%上げることができ、溶接不良を
減少させ、溶接強度を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の扁平形有機電解質電池の断
面図。
【図2】図1のリード端子溶接位置の拡大断面図。
【図3】図1に用いるリード端子の斜視図。
【図4】図1に用いる他のリード端子の斜視図。
【図5】従来の扁平形有機電解質電池の断面図。
【符号の説明】
1…正極缶、2…負極端子、3…封口ガスケット、4…
負極、5…正極合剤、6,7…リード端子、8,9…ナ
ゲット、10…セパレータ、11,12…リード端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H022 AA09 BB11 CC05 CC09 CC12 EE01 5H024 AA03 AA12 BB14 CC03 DD01 DD11 HH15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部回路に接続するリード端子を電池に
    溶接するリード端子付電池において、前記リード端子の
    電池への溶接位置は正極及び負極活物質を内蔵した部分
    を避けた電池ケース又は電池蓋の周辺部であることを特
    徴とするリード端子付電池。
  2. 【請求項2】 リード端子は帯状又は環状の金属板であ
    ることを特徴とする請求項1記載のリード端子付電池。
JP2000351239A 2000-11-17 2000-11-17 リード端子付電池 Pending JP2002157993A (ja)

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