JP2002154301A - スポーク・リムアッセンブリ,自転車用リム,補強部材及び自転車用スポーク - Google Patents

スポーク・リムアッセンブリ,自転車用リム,補強部材及び自転車用スポーク

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リムのスポーク取付部を肉厚にすることな
く、耐久性を向上させた軽量リムを備えた自転車用ホイ
ールを提供することを一の課題とする。 【解決手段】 タイヤが装着される外方環状部と、複数
のスポーク開口が形成された第1及び第2環状スポーク
取付部と、前記第1及び第2環状スポーク取付部の径方
向内方において両者間に延びる内方環状部とによって画
される中空内部領域を有する環状リムと、外端部の少な
くとも一部分が前記スポーク開口に係入される複数のス
ポークと、少なくとも一部分が前記スポーク開口内に位
置し且つ前記スポークの外端部に連結される補強部材と
を備える。前記補強部材は、前記スポークの外端部に連
結された状態で、スポーク開口に対する第1及び第2相
対姿勢においてはそれぞれ該スポーク開口に挿通及び該
スポーク開口内に保持されるように寸法決めされた第1
及び第2横断寸法を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車フレームに
装着されるハブと、環状リムと、前記ハブとリムとの間
に径方向に延びる複数のスポークとを備えた自転車用ホ
イールに関する。より詳しくは、本発明は、自転車ホイ
ールにおけるスポークとリムとの間の連結構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自転車は、輸送手段としてだけではな
く、レクレーションの形態としても人気を集めてきてい
る。さらに、自転車は、アマチュア及びプロの双方のス
ポーツ競技としても非常に人気がある。自転車をレクレ
ーション、輸送または競技の何れの用途に使用するかに
関わらず、自転車の業界は常に自転車の各種部品の改良
を行っている。過去数年に亘って広範囲に再設計され続
けている自転車の一構成部品として、自転車ホイールが
存在する。自転車ホイールは、製造性及び組立性の向上
に加えて、軽量化及び形態上の空力性能の向上を目指し
て、継続的に再設計され続けている。
【0003】現在、多くの異なるタイプの自転車ホイー
ルが市販されている。最も一般的な自転車ホイールは、
ハブと、複数のスポークと、環状リムとを備えている。
前記ハブは、自転車のフレームの一部に相対回転自在に
取り付けられる。前記スポークの内方端部はハブに連結
され、該スポークは前記ハブから径方向外方へ延びてい
る。前記環状リムは、スポークの外方端部に連結される
と共に、空気タイヤを支持する外方部を有している。一
般的に、自転車ホイールのスポークは、薄い金属ワイヤ
スポークである。ハブの端部には、スポークを該ハブに
連結する為に用いられるフランジが備えられる。さらに
詳しくは、該ハブフランジには孔が備えられる。前記ワ
イヤスポークは、通常、内方端部で曲げられており、該
ワイヤスポークにはネイルヘッド形状に形成されたフラ
ンジが備えられる。該ワイヤスポークの内方端部は、前
記ハブフランジの一つにおける孔の一つに支持される。
該スポークの外方端部には、一般的に、ネジが形成され
ており、該スポークの外方端部を前記リムに固定する為
のスポークニップルと螺合するようになっている。より
詳しくは、前記スポークニップルは、リムの内表面と係
合するフランジを有している。これに代えて、スポーク
を逆向き構成とすることも可能である。即ち、外方端部
にネイルヘッドを有し、且つ、内方端部にスポークニッ
プル螺合用ネジを有するように、スポークを形成するこ
とも可能である。
【0004】斯かる構成のスポークを用いる場合、ま
ず、リム又はハブの何れか一方に形成されたニップル孔
内にニップルが装着される。スポークは、該スポークの
フランジがハブフランジ又はリムの何れか一方に形成さ
れた孔を囲繞する領域と係合する状態で、前記孔内に挿
入される。スポークの端部に形成された雄ネジは、ハブ
フランジ又はリムの開口に装着された前記スポークニッ
プルの雌ネジに螺入される。ところで、自転車業界にお
いては、可能な限りスポークの数を減らすことが望まれ
ている。他方、従来のスポークにおける一つの問題とし
て、リムに掛かる集中応力がある。スポークの数を減ら
すと、リムに掛かる応力はますます大きくなる。通常、
従来のスポークは、リムの内方端部又は側方部の何れか
に装着される。従って、リムがスポークからの応力に耐
え得るか否かは、主として、リムの内方端部又は側方部
の厚さに依存する。スポークからの応力に耐える為に、
リムの内方端部を肉厚に形成することも可能であるが、
リムを肉厚にすると、リム自身の重量も増加する。又、
従来のスポークは、空力特性に優れたデザインとは言え
ない。
【0005】近年、リムの一部分への集中応力の分散を
補助する為にスポークの外方端部に補強部材を備えてな
るホイールが提案されている。斯かる自転車ホイール
は、株式会社シマノが所有する米国特許第6,126,243号
に開示されている。該ホイール(リム及びスポーク連結
体)は、大変に丈夫且つ軽量であり、さらに、比較的に
製造が容易且つ安価である。しかしながら、該ホイール
は、リムの外周面に複数のアクセス孔を穿孔する必要が
ある。組立途中において、スポーク及び補強部材は、前
記アクセス孔を介してリムのスポーク開口内に挿入され
る。その後、前記アクセス孔がシールされ、チューブタ
イヤが装着される。従って、スポークを交換する際に
は、タイヤ,チューブ及びシール部材をリムから取り外
す必要がある。
【0006】前記観点から、従来技術における前記問題
点を解決し得る自転車用ホイールに対する要望が存在す
る。本発明は、該要求、及び、本開示から当業者にとっ
て明らかである他の要望に鑑みなされたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一の目的は、
リムのスポーク取付部を肉厚にすることなく、耐久性を
向上させた軽量リムを備えた自転車用ホイールを提供す
ることである。又、本発明の他の目的は、リムの外周面
における孔を可及的に無くし、これにより、シール部材
を用いることなくチューブレスタイヤを使用することが
でき、及び/又はチューブタイヤの支持性を向上し得る
自転車用ホイールを提供することである。
【0008】さらに本発明の他の目的は、リムとハブと
の間に延びるスポークの本数を減少させ得る自転車用ホ
イールを提供するである。さらに本発明は、従来の製造
技術を用いて安価に製造し得る構造簡単な自転車用ホイ
ールを提供することを、他の目的とする。又、本発明
は、スポークを交換する際に装着されているタイヤを取
り外す必要のない自転車用ホイールを提供することを、
他の目的とする。さらに、本発明は、チューブレスタイ
ヤを使用することができ、且つ、タイヤを取り外すこと
なくスポークを交換し得る自転車用ホイールを提供する
ことを、他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的は、タイヤが装
着されるように構成された外方環状部と、該外方環状部
から径方向内方へ延びる第1及び第2環状スポーク取付
部と、該第1及び第2環状スポーク取付部の径方向内方
において両者の間に延びる内方環状部とによって画され
る中空内部領域を有する環状リムを備えたスポーク・リ
ムアッセンブリを提供することによって達成される。前
記第1及び第2環状スポーク取付部は、それぞれ、周方
向に沿って配設された複数のスポーク開口を有し、且
つ、互いに略反対方向を向いている。該スポーク・リム
アッセンブリは、前記リムから径方向内方に延びる複数
のスポークを有している。該複数のスポークは、それぞ
れ、少なくとも一部分が対応するスポーク開口に挿入さ
れる外端部を有している。該複数のスポークのそれぞれ
は、さらに、前記外端部の径方向内方に位置する中央部
と、該中央部の径方向内方に位置する内端部とを備えて
いる。該スポーク・リムアッセンブリは、さらに、複数
の補強部材を備えている。該複数の補強部材は、それぞ
れ、対応するスポークの外端部に連結され、且つ、少な
くとも一部分が対応するスポーク開口内に位置するよう
になっている。前記補強部材は、前記スポークの外端部
に連結された状態において、前記スポーク開口に対する
第1相対姿勢下においては該スポーク開口に挿通され、
且つ、前記スポーク開口に対する第2相対姿勢下におい
ては該スポーク開口内に保持されるように、該スポーク
開口に対して寸法決めされた第1及び第2横断寸法を有
している。
【0010】前記目的は、さらに、外方環状部と、第1
及び第2環状スポーク取付部と、内方環状部と、複数の
補強部材とを備えた自転車用リムを提供することによっ
ても達成される。前記外方環状部は、タイヤが装着され
るように構成されている。前記第1及び第2環状スポー
ク取付部は、前記外方環状部から径方向内方に延びてい
る。該第1及び第2環状スポーク取付部は、周方向に配
設された複数のスポーク開口を有し、且つ、互いに略反
対方向を向いている。前記内方環状部は、前記第1及び
第2環状スポーク取付部の径方向内方において両者の間
に延びている。前記外方環状部は、前記複数のスポーク
開口のうち少なくとも過半数のスポーク開口の中心点か
ら約12mm又は約5゜の範囲内には開口を有さないように
構成されている。
【0011】前記目的は、さらに、スポークとリムとの
間に位置するように構成された補強部材を提供すること
によっても達成される。前記リムは、外方環状部と、該
外方環状部から径方向内方に延びる第1及び第2環状ス
ポーク取付部と、該第1及び第2環状スポーク取付部の
径方向内方において両者の間に延びる内方環状部とを備
えている。前記補強部材は、第1部分と、第2部分と、
スポーク孔とを備えている。前記第1部分は、前記リム
のスポーク開口内に挿入されるように構成された第1最
大幅を有している。前記第2部分は、前記第1部分との
間に当接面を形成し得るように、第2最大幅を有してい
る。前記スポーク開口は、前記第1及び第2部分に亘っ
て貫通しており、前記スポークの一部分が挿入される大
きさとされている。前記第1及び第2部分は、前記スポ
ークの一部分に連結された状態の補強部材が、前記スポ
ーク開口に対する第1相対姿勢下においては該スポーク
開口に挿通され、且つ、前記スポーク開口に対する第2
相対姿勢かにおいては該スポーク開口内に保持されるよ
うに、該スポーク開口に対して相対的に寸法決めされた
横断寸法を有している。
【0012】前記目的は、さらに、リム取付端部と、長
尺中央部と、ハブ取付端部と、補強部材とを備えた自転
車用スポークを提供することによっても達成される。前
記リム取付端部は、リムのスポーク開口に着脱可能に挿
入され得るように構成されている。前記長尺中央部は、
前記リム取付端部から延びている。前記ハブ取付端部
は、前記長尺中央部から延びている。前記補強部材は、
前記中央部の長手軸線からオフセットされるように、前
記リム取付端部上に配設されている。該補強部材は、第
1及び第2部分を有している。該第1部分は、前記リム
のスポーク開口内に挿入されるように構成された第1最
大幅とされている。前記第2部分は、前記第1部分との
間に当接面が形成されるような、第2最大幅を有する。
前記補強部材は、前記スポークのリム取付端部に連結さ
れた状態で、前記スポーク開口に対する第1相対姿勢下
においては該スポーク開口に挿通され、且つ、前記スポ
ーク開口に対する第2相対姿勢下においては前記当接面
によって該スポーク開口内に保持されるように、該スポ
ーク開口に対して寸法決めされた横断寸法を有してい
る。
【0013】本発明におけるこれらの及び他の目的、特
徴、態様及び効果は、添付図面を用いて、本発明の好ま
しい実施の形態を説明する下記実施の形態から当業者に
とって明らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1まず、図1及び図2
を参照すると、本発明の一実施の形態に係る自転車ホイ
ール12が図示されている。該自転車ホイール12は、
前輪又は後輪の何れにも使用され得る。従って、自転車
ホイール12の構成に関する説明は前輪又は後輪の何れ
に対しても適用されることは、本開示から当業者にとっ
て明らかであろう。
【0015】自転車ホイール12は、中央ハブ20と、
複数の外方延在スポーク22と、通常の方法に従って空
気タイヤが装着される環状リム部24とを備えている。
本実施の形態においては、自転車ホイール12は、中央
ハブ20と環状リム部24との間において径方向に延び
る12本のスポーク22を有している。もちろん、所望
及び/又は必要な場合には、自転車ホイール12が図示
の形態よりも少ない又は多いスポークを有し得ること
は、本開示から当業者にとって明らかであろう。
【0016】図2に示されるように、ハブ20は、スポ
ーク22を連結する為の孔34が設けられた6つのスポ
ーク取付部32を備えた管状本体部30を有している。
該管状本体部30は、さらに、ハブアッセンブリ28を
受け入れるように構成された軸方向孔を有している。
【0017】スポーク取付部32の数及び形状は、スポ
ークの数及び形状に依存する。従って、他のタイプ及び
/又は他の形状のハブが本発明に係る連結構造に適用さ
れ得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろ
う。
【0018】図2〜図7に示されるように、スポーク2
2の各々は、外端部40と、中央部42と、内端部44
とを備えている。外端部又はスポークヘッド40は、後
述するように、補強部材又はワッシャ48を介して、リ
ム24に連結されている。補強部材又はワッシャ48
は、スポーク22からリム24へ付加される応力を分散
させるように構成されている。
【0019】直線状の前記中央部42は前記外端部40
の径方向内方に位置し、前記内端部44は該中央部42
の径方向内方に位置している。各内端部44は、好まし
くは、スポークニップル46に螺入されるように、外周
ネジが設けられる。該各内端部44は、各スポーク22
のハブ取付端部を形成している。該内端部44は、比較
的一般的な方法でハブ20に連結される。好ましくは、
前記外端部40,中央部42及び内端部44はワンピー
スの単一部材として形成され、前記ハブ20への連結の
為に該スポーク22の内端部44がスポークニップル4
6と螺合する。
【0020】図6及び図7に良く示されるように、本実
施の形態においては、スポーク22の外端部40は、そ
れぞれ、曲げ部50を有している。該曲げ部50の自由
端部には、拡径されたヘッド52が設けられている。曲
げ部50は、所定幅又は所定径の断面円形形状を有して
いる。前記拡径ヘッド52は、補強部材又はワッシャ4
8を介して、スポーク22をリム24に固定すべく、曲
げ部50よりも大きな幅又は大径とされている。該拡径
ヘッド52は、詳細は後述するように、スポーク22及
び補強部材48をリム24に連結した際に、該リム24
に干渉しないような形状とされている。それぞれの拡径
ヘッド52及び曲げ部50は、各スポーク22のリム取
付端部を形成している。前記中央部42及び内端部44
は、それぞれ、断面円形状又は断面楕円形状を有してい
る。もちろん、必要及び/又は所望により、スポーク2
2の全長に亘って断面形状を実質的に均一にし得ること
は、当業者にとって明らかであろう。さらに、必要及び
/又は所望により、一定の断面形状のスポーク、又は断
面形状が変化するスポークを使用し得ることも、当業者
にとって明らかであろう。
【0021】図3,6及び7に示されるように、スポー
クの外端部40は、スポーク22の自由端部において、
前記中央部42の長手軸線からオフセットされたヘッド
52を形成するように、曲げられている。もちろん、図
示の外形状及び断面形状とは異なる外形状及び/又は断
面形状を有するように、前記外端部が曲げられ又は形成
され得ることは、本開示から当業者にとって明らかであ
ろう。何れにせよ、各スポークの曲げ部50及びヘッド
52の外形状及び断面形状は、該スポークがリム24に
装着された際に、リム24に対する該スポークの軸方向
移動を防止するように構成される。
【0022】スポーク22の前記中央部42は、断面略
楕円形状の略直線状ワイヤタイプスポークとして図示さ
れている。しかしながら、スポーク22の中央部42が
他のタイプの断面形状及び/又は外形状を有するように
構成され得ることは、本開示から当業者にとって明らか
であろう。例えば、中央部42の断面形状を、該中央部
42の長手方向に沿って一定な円形又は矩形にすること
ができる。これに代えて、中央部42の断面形状を、ハ
ブ20に近づくに従って幅広となるように、長手方向に
沿って変化させることも可能である。即ち、中央部42
の厚さ及び/又は幅は、必要及び/又は所望により、長
手方向に沿って一定にすることも可能であるし、又は変
化させることも可能である。
【0023】スポーク22の内端部44には外ネジが設
けられており、一般的なスポークニップル46に螺入さ
れる。より詳しくは、スポーク22の内端部44がハブ
20における孔34の一端側から挿入され、スポークニ
ップル46は該孔34の他端側から挿入される。スポー
クニップル46の頭部又はフランジ部は前記孔34の内
部当接面と係合し、これにより、スポーク22の内端部
44がハブ20に固定される。このように、スポーク2
2は、ハブ20とリム24との間で通常の方法に従って
強固に締結され、該スポーク22の内端部44がハブ2
0に固定される。
【0024】前記リム24は、径方向高さが軸方向幅よ
り大きい,いわゆるディープリムとされており、且つ、
空気タイヤ26がリムセメントによって該リムに連結さ
れるように構成されている。リム24の形状が、後述す
るように、必要及び/又は所望により、“クリンチャー
(clincher)”等の異なるタイプのタイヤに適合するよう
に変更され得ることは、当業者にとって明らかであろ
う。もちろん、リム24は、必要及び/又は所望の場合
には、本発明の要旨から逸脱することなく、他のタイプ
のタイヤと適合するように他の形状を有し得る。リム2
4は、当業界において周知の材料等の実質的に剛性を有
する材料で構成される。例えば、リム24は、メッキ
鋼,ステンレス鋼,アルミニウム,マグネシウム又はチ
タニウム等の種々の適当な金属材料に加えて、自転車ホ
イールにも使用し得る炭素合成繊維等の非金属材料でも
構成され得る。
【0025】リム24は、側面視、略円形をなしており
(図1参照)、外方環状部68と、一対の環状スポーク
取付部68と、内方環状部72とを備えている。前記外
方環状部68は、外周面に空気タイヤを受け入れるよう
に構成されている。図12に示すように、リム24の外
方環状部68は、チューブに設けられた空気バルブの一
部分を受け入れるバルブ開口74aを有している。同様
に、内方環状部72もバルブ75の一部分を受け入れる
バルブ開口74bを有している。好ましくは、前記外方
環状部68は、前記バルブ開口74a以外の開口を有さ
ないものとされる。バルブ75は一般的な部材であり、
好ましくは、隣接する一対のスポーク22間の中央に配
設される。該空気バルブについては詳細には説明及び図
示しない。
【0026】前記一対の環状スポーク取付部70は前記
外方環状部68の径方向内方に位置しており、前記内方
環状部72が該一対の環状スポーク取付部70を互いに
連結している。即ち、該一対の環状スポーク取付部70
は互いに対向しており、前記外方環状部68の両端部か
らそれぞれ径方向内方へ延びている。このように、前記
リム24は、外方環状部68,スポーク取付部70及び
内方環状部72によって中空内部領域が形成されてなる
管状部材とされている。本実施の形態において、リム2
4の外方環状部68は、該外方環状部68に接合される
「チューブラー(tubular)タイヤ」又は「ソーアップ(se
w-up)タイヤ」と共に使用されるように構成されてい
る。
【0027】各スポーク取付部70は周方向に離間され
た複数のスポーク開口76を有している。該スポーク開
口76は、補強部材48が外挿されたスポーク22の外
端部40を受け入れるようになっている。本実施の形態
においては、一方のスポーク取付部のスポーク開口76
と他方のスポーク取付部のスポーク開口76とが同じ周
方向位置において対向するようになっている。もちろ
ん、スポーク開口76の構成及び配置位置は、必要及び
/又は所望により変更され得る。例えば、一方のスポー
ク取付部70のスポーク開口と他方のスポーク取付部7
0のスポーク開口とを千鳥状に配設させることも可能で
ある。
【0028】前述したように、外方環状部68は、好ま
しくは、前記バルブ開口74a以外の部分においては、
開口又はアクセス開口を有さないように形成される。好
ましくは、外方環状部68は、ハブ20の中心からスポ
ーク開口76の中心を通って径方向に延びる仮想ライン
を基準として周方向双方に少なくとも5度の範囲内にお
いては、開口を有さないものとされる。これに代えて、
外方環状部68は、少なくとも過半数のスポーク開口7
6についてそれぞれの中心から約12mmの範囲内には中心
が位置するような開口を有さないものとし得る。即ち、
詳細は後述するように、外方環状部68に、補強部材4
8を備えたスポーク22を挿通させる為のアクセス開口
を備える必要はない。なお、過半数のスポーク開口76
について、それぞれの中心とハブ20の中心とを結ぶ径
方向延在仮想ラインを基準として周方向双方に約5度の
範囲内の外方環状部68には開口が存在しない限り、前
記バルブ開口74aを一つ又は二つのスポーク開口76
の近傍に配設することも可能である。
【0029】前記複数のスポーク開口76は、好ましく
は、スポーク取付部70の外周面に沿って等間隔に配設
される。本実施の形態において、該複数のスポーク開口
76は、好ましくは、スポーク22の外方端部40より
大径の円形開口とされる。該スポーク開口76は、通常
のスポーク開口よりも大きい。それ故、補強部材48が
リム24への応力を通常の大きさのスポーク開口と比較
してより大きな領域へ分散させ、これにより、リム24
の破砕及び/又は分裂の危険が最小化される。
【0030】好ましくは、前記スポーク開口76は、少
なくとも約5.0mmの直径を有するものとされる。より好
ましくは、該スポーク開口76は、約6.6mm(±0.05m
m)の直径を有する略円形開口とされる。もちろん、当
業者にとって明らかなように、スポーク開口は76は、
必要及び/又は所望により、本発明の要旨を逸脱するこ
となく、他の形状及び/又は大きさをとることができ
る。何れにせよ、スポーク開口76は、補強部材48が
外挿されたスポーク22の外端部40が該スポーク開口
76を挿通され得るような、形状及び大きさとされる。
さらに、スポーク開口76は、スポーク22がリム24
及びハブ20に装着された際に、補強部材48が外挿さ
れた外端部40を該スポーク開口76内に保持し得る形
状及び大きさとされる。さらに、スポーク22の拡径ヘ
ッド52は、補強部材48付の外端部40のスポーク開
口76内への挿入を邪魔しないような形状及び大きさと
される。従って、ホイール12は、外方環状部68に追
加のアクセス開口を形成することなく、容易に組み立て
られる。
【0031】ここで、図3〜5,8〜11及び13〜1
8を参照しつつ、補強部材48について詳細に説明す
る。該補強部材48は、スポーク22からリム24へ付
加される応力を分散し得るように構成されている。該補
強部材48は、図4及び5に示すように、スポーク開口
76に対する第1相対姿勢においては該スポーク開口7
6に挿通されるように構成されている。該補強部材48
は、さらに、図3に示すように、スポーク開口76に対
する第2相対姿勢においては該スポーク開口76内に保
持されるように構成されている。該補強部材又はワッシ
ャ48は、好ましくは、第1(小)略円形段部80と、第
2(大)拡張段部82と、中央スポーク孔84とを有する
細長のディスク形状部材とされる。
【0032】好ましくは、各補強部材又はワッシャ48
は、ワンピースの金属製単一部材として形成される。該
補強部材の適切な材質の1つとしてアルミニウム合金が
例示される。もちろん、他の材質を用いることも可能で
ある。さらに、該補強部材48は、リム24と同一材質
で形成することもできるし、又は、該リム24とは異な
る材質で形成することもできる。本開示から当業者にと
って明らかなように、該補強部材は、図示のような段付
形状を備える必要はなく、本発明の効果を奏し得る種々
の形状をとり得る。
【0033】好ましくは、該補強部材48は、軸方向厚
さが約3.2mmとされる。前記第1段部80及び第2段部
82の直径又は径方向幅は、スポーク22からリム24
へ付加される応力を分散させる為に、比較的大きくされ
る。好ましくは、前記第1(小)段部80の軸方向厚さは
約1.4mmとされ、他方、前記第2(大)段部82の軸方向
厚さは約1.8mmとされる。なお、前記「約」は、少なく
とも±0.1mmの範囲を有する。
【0034】前記補強部材48をスポーク取付部70よ
りも厚くし、又は、スポーク取付部70と同一の厚みと
し得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろ
う。何れにせよ、前記補強部材48は、スポーク22の
外端部40に装着された状態で、前記第1相対姿勢にお
いてはスポーク開口76を挿通でき、且つ、前記第2相
対姿勢においては該スポーク開口76内に保持され得る
ように、該スポーク開口76に対して寸法決めされた横
断寸法A,B(図13及び図14参照)を有している。
【0035】前記補強部材48の第1略円形段部80
は、リム24における一のスポーク開口76内に摩擦係
合する。複数のスポーク22はハブ20とリム24との
間において引張状態とされるから、該複数のスポーク
は、それぞれ、複数のスポーク開口76に対応した周方
向離間位置においてリム24に径方向内方への力を掛け
る。前記補強部材48は、斯かるスポーク22からリム
24への応力を分散させる。即ち、各補強部材48の第
1略円形段部80は、スポーク22の有効直径又は有効
径方向幅を増加させ、これにより、リム24への応力を
分散させるようになっている。従って、スポーク取付部
70の壁を厚くすることなく、リム24の強度を増加で
きる。
【0036】図8に示すように、各補強部材48の第1
略円形段部80は第1最大幅Cを有し、他方、第2拡張
段部82は前記第1略円形段部80との間に当接面86
を形成するように、第2最大幅Dを有している。第1略
円形段部80はリム24のスポーク取付部70のスポー
ク開口76内に位置するような大きさ及び形状とされ、
前記当接面86はリム24の内表面と当接するようにな
っている。本実施の形態においては、図13に示された
前記第2横断寸法Bは、図8に示された第2拡張段部8
2の最大幅Dと実質的に同一寸法とされている。従っ
て、当接面86が、補強部材48をスポーク開口76内
に保持する。
【0037】好ましくは、前記各補強部材48の当接面
86は、第1段部80を挟んで反対側に配設された2つ
の当接部86a,86b(底部当接部86a及び上部当
接部86b)を有している。該当接部86a,86b
は、それぞれ、一対の端面の一方87a及び他方87b
(底端面87a及び上端面87b)から前記第1段部8
0の外周面まで延びている。各端面87a,87bは、
該補強部材48の軸線方向に沿って延びる円柱の外表面
の一部とされる。即ち、該端面87a,87bは、第2
段部82の第2最大幅D(図8参照)及び補強部材48
の第2横断寸法Bに対応した直径を有する仮想円柱の外
表面上に位置している。従って、補強部材48はスポー
ク開口76内に保持される。
【0038】各補強部材48は、該補強部材48の長手
方向に沿って延びる一対の湾曲側面88を有している。
前記第1横断寸法A(図14参照)は、該一対の湾曲側
面88の間によって画される。該横断寸法Aは、好まし
くは、スポーク開口76の大きさと同一又は若干小さい
ものとされる。好ましい態様において、該横断寸法Aは
6.5mm±0.05mmとされる。前記湾曲側面88は、好まし
くは、直径約6.5mm±0.05mmの仮想円又は仮想円柱上に
形成される。斯かる場合、前記横断寸法Aは、該仮想円
又は仮想円柱の直径とみなされる。斯かる構成により、
補強部材48は、図4及び5に示すように、スポーク2
2の外端部が連結された状態で、スポーク開口76に対
する第1相対姿勢において該スポーク開口76内に挿入
される。
【0039】基本的に、前記湾曲側面88は、図14に
示すように、第1段部80の外周面に形成された一対の
第1湾曲側部88aと、第2段部82に形成された一対
の第2湾曲側部88bとにより形成されている。前記第
1段部80の最大幅C(図8参照)は、好ましくは、約
6.5mm(+0.09mm〜-0.01mm)とされる。即ち、該第1段
部80の最大幅Cは、前記第1横断寸法Aよりも若干大
きくされる。このように、図示の形態においては、第1
段部80は、完全な筒状外周面を有するのではなく、一
対の第1湾曲側部88aを有している。言い換えると、
第1段部80の外周面は、一対の第1湾曲側部88aを
除き、略円柱形状である。これに対し、スポーク開口7
6は、好ましくは、円形開口とされる。当業者にとって
明らかなように、もちろん、本発明の要旨を逸脱するこ
となく、スポーク開口及び補強部材48の形状及び大き
さを種々変更することができる。
【0040】前記湾曲側面88は、補強部材48の第1
及び第2段部80,82に設けられ、軸方向に離間され
た軸方向端面90,92間に延びる円錐状湾曲面であっ
て、複数の平行エッジ対を形成する円錐状湾曲面とされ
ている。詳しくは、端面90には一対の第1エッジ91
が形成され、当接部86a,86bには一対の第2エッ
ジ93a及び一対の第2エッジ93bが形成され、且
つ、端面92には一対の第3エッジ95が形成されてい
る。
【0041】好ましくは、各補強部材48には、前述の
ように、一のスポーク22を受け入れるように第1段部
80及び第2段部82を貫通するスポーク孔84が設け
られている。本実施の形態においては、各補強部材48
のスポーク孔は、それぞれ、横断面形状が非円形とされ
ている。
【0042】補強部材又はワッシャ48の前記スポーク
孔84は、スポーク22が自由に挿通され得るように構
成されている。図示の形態においては、スポーク22の
中央部42は、断面形状が楕円形状とされている。従っ
て、前記スポーク孔84は、該スポーク孔84の有効直
径又は有効幅を増加させる細長スロット94を有し、こ
れにより、スポーク22の中央部42が自由に挿通され
得るようになっている。
【0043】前記第1段部80の端面には、傾斜切り欠
き又はノッチ96が形成されている。該ノッチ96は、
スポーク22の外端部における曲げ部50と係合する。
好ましくは、ノッチ96は、前記スロット94から周方
向に約135゜離間された位置に設けられる。従って、
スポーク22の曲げ部50をノッチ96に着座させる
と、スポーク孔84内でのスポーク22の移動が制限さ
れる。ノッチ96は、中央部42が湾曲側面88及びエ
ッジ93a,93bに対して略平行となるように、配設
されている。
【0044】自転車ホイール12を組み立てる際には、
まず、補強部材48がスポーク22の外端部40上に配
設される。より詳しくは、まず、スポーク22の内端部
44が補強部材48のスポーク孔84内に挿通される。
その後、楕円状中央部42がスロット94に合致するよ
うにスポーク22を軸線回りに回転させ、これにより、
該スポーク22の中央部42を補強部材48のスポーク
孔84に挿通させる。スポーク22の中央部42が補強
部材48のスポーク孔84を通過させられた後には、該
スポーク22はさらにスポーク孔84内で軸線回りに回
転され、これにより、スポーク22の曲げ部50がノッ
チ96に着座させられると共に、スポーク22のヘッド
52が補強部材48の第2段部における軸端面と係合す
る。
【0045】この状態で、補強部材48が連結されたス
ポーク22はリム24に対して装着可能となっている。
補強部材48がスポーク開口76を完全に通過するよう
に、該補強部材48を備えたスポーク22の外端部40
は、第1角度(第1姿勢)でリム24のスポーク取付部
70におけるスポーク開口76内に挿入される。スポー
ク22の外端部40及び補強部材(ワッシャ)48がリ
ム24の内部に完全に挿入されると、該補強部材48の
第1段部80は、(第2姿勢に移動された状態で)リム
24のスポーク開口76内に着座される。好ましくは、
スポーク開口76は、補強部材48がスポーク開口76
内に回転自在に挿入されるか又は回転不能に嵌入される
ように、前記第1段部80の最大幅Cより若干大径か又
は該最大幅Cと同径とされる。
【0046】ここで、スポーク22の内端部44がハブ
20の開口34内に挿入される。スポークニップル又は
ナット46も開口34内に挿入され、スポーク22の内
端部44にネジ結合される。その後、リム24がハブ2
0回りに適切に位置するように、スポーク22の張力が
調整される。そして、ホイール12が、ハブ20を介し
て一般的な方法により自転車のフレームに装着される。
【0047】実施の形態2 図19〜24には、本発明の実施の形態2に従った他態
様の補強部材148が図示されている。基本的に、該補
強部材148は前記実施の形態1におけるリム24に対
して利用されるように構成されている。より詳しくは、
該補強部材148は、前記実施の形態に示す断面楕円形
状のスポークではなく、断面円形状のスポーク(図示せ
ず)に使用されるように構成されている点を除き、前記
実施の形態1における補強部材48と同一である。前記
補強部材48との共通性に鑑み、下記においては、相異
点に重点を置いて補強部材148の説明を行う。従っ
て、当業者にとって明らかなように、補強部材48の説
明の大部分は補強部材148にも適用される。
【0048】補強部材148は、スポーク孔184が断
面円形状のスポーク用に構成されている点を除き、前記
補強部材48と実質的に同一構成を有している。即ち、
補強部材148は、第1(小)略円形段部180と、第2
(大)拡張段部182とを備え、中央に配設されたスポー
ク孔184が該第1及び第2段部180,182を貫通
して軸線方向に延びている。前記第1段部180と第2
段部182との間には、当接面186が形成されてい
る。本実施の形態において、スポーク孔184は、第2
段部182に設けられた一方の軸端面において円錐状に
なっており、且つ、第1段部180に設けられた他方の
軸端面において切り欠き又はノッチ196を有している
点を除き、略円筒状の孔とされている。即ち、本実施の
形態においては、前記実施の形態1におけるスポーク孔
84の細長スロット94が除かれている。該補強部材1
48は、前記実施の形態1における補強部材48に関す
る説明と略同様の方法で、リム24に装着される。
【0049】実施の形態3 図25には、本発明の実施の形態3に従った補強部材2
48及びスポーク22が連結されたリムの一部分が図示
されている。本実施の形態における補強部材248は、
前記実施の形態1における補強部材48の底部当接部8
6aが省かれている点を除き、該補強部材48と実質的
に同一構成を有している。従って、本実施の形態におい
ては、第2横断寸法は第2段部282の第2最大幅と略
同一であり、前記実施の形態1における最大幅Dより小
さい。該補強部材248は、第1(小)略円形段部280
と、第2(大)拡張段部282と、中央に配設されたスポ
ーク孔284とを備えている。前記第1段部280は、
前記実施の形態1における第1段部80と実質的に同一
である。又、前記スポーク孔284も前記実施の形態1
におけるスポーク孔84と実質的に同一である。従っ
て、第1段部280及びスポーク孔284については詳
細には説明又は図示しない。
【0050】実施の形態4 図26には、本発明の実施の形態3に従った補強部材3
48及びスポーク322が連結されたリム24の一部分
が図示されている。本実施の形態は、前記実施の形態3
の変形態様である。詳しくは、スポーク322は、補強
部材348と適合すべくスポークヘッド352が前記ス
ポーク22におけるスポークヘッド52よりもさらに横
方向(リムの内側)へオフセットされている点を除き、
前記スポーク22と実質的に同一構成を有している。従
って、スポーク322については詳細には説明及び図示
しない。さらに、補強部材348は、第1段部380の
底辺部から径方向外方に延びる第3段部385を備えて
いる点を除き、前記補強部材248と実質的に同一であ
る。該第3段部385は、第1段部380と第2段部3
82との間に形成された当接面386bとは軸方向反対
方向を向く追加当接面385aを有している。該追加当
接面385aは、リム24のスポーク取付部70の外表
面と当接する。このように、当接面386b及び385
aは、補強部材348をリム24に対して固定する為に
共働する。好ましくは、該第3段部385は、補強部材
348がリム24に装着された際に、リムの径方向内方
に延びるように構成される。
【0051】実施の形態5 図27には、本発明の実施の形態5に従って、補強部材
448及びスポーク22が連結された変形リム424の
一部分が図示されている。該補強部材448は、前記実
施の形態4の補強部材348のさらなる変形態様であ
る。該補強部材448の前記各補強部材との共通性に鑑
み、該補強部材448の全体構成については詳細には説
明又は図示しない。即ち、下記においては、前記各補強
部材との相異部分に重点を置いて、該補強部材448の
説明を行う。
【0052】該補強部材448は、第1(小)略円形段部
480と、第2(大)拡張段部482と、該第1及び第2
段部480,482を貫通する中央スポーク孔484
と、前記第1段部480から該第1段部の径方向外方に
延びる第3段部485とを備えている。本実施の形態に
おいては、前記第3段部485は、スポーク取付部47
0の外表面に形成されたリセス471内に配置されてい
る。該第3段部485は、外表面がリム424における
スポーク取付部470の外表面と同一平面上に位置する
ように構成されている。リム424は、スポーク開口の
近傍にリセス471を有している点を除き、前記実施の
形態1におけるリム24と実質的に同一である。前記第
3段部485は、外表面が前記第1段部の軸端面及びリ
ム424におけるスポーク取付部470の外表面と一致
するように、該第1端部480から径方向外方へ延在し
ている。第3段部485は、該第3段部485と第1段
部480との間に追加当接面485aを形成している。
該追加当接面485aは、第1及び第2段部480,4
82間に形成された当接面486bとは軸方向反対方向
を向いている。好ましくは、該第3段部485は、補強
部材448がリム424に装着された際に、第1段部4
80からリム424の径方向内方へ延びるように構成さ
れる。
【0053】クリンチャー型リム 図28には、本発明に従って、一対の補強部材48及び
スポーク22が連結されたクリンチャーリム24′の部
分断面図が示されている。該クリンチャーリム24′
は、クリンチャータイヤを固定する為の一対の上方延在
環状クリンチャーフランジ69を有している点を除き、
前記リム24と実質的に同一である。さらに、該クリン
チャーリム24′は、断面形状が若干変更されている。
しかしながら、クリンチャーフランジ69以外の点にお
いては、該クリンチャーリム24′は、前記リム24と
実質的に同一であり、且つ、前記補強部材48及びスポ
ーク22と共に使用されるように構成されている。従っ
て、ここではクリンチャーリム24′については詳細に
は説明又は図示しない。該リム24′は、特に、チュー
ブレスタイヤに用いられる。該リム24′は、外方環状
部68′と、該外方環状部68′から径方向内方へ延び
る一対の環状スポーク取付部70′と、該一対の環状ス
ポーク取付部70′の径方向内方端部を連結する内方環
状部72′と、前記外方環状部68′から径方向外方へ
延びる一対のクリンチャーフランジ69′とを備えてい
る。前記外方環状部68′は、一般的なバルブを受け入
れるように構成された孔を除き、開口を有さない。
【0054】他態様に係るスポーク/補強部材 図29及び図30には、本発明に従って、補強部材4
8′,48″がそれぞれ永久的に固着されたスポーク2
2′,22″の外端部40′,40″が図示されてい
る。図29において、補強部材48′はスポーク22′
と共に一体形成されており、単一の材料片から形成され
たワンピースの単一部材を構成している。図30におい
ては、補強部材48″は、スポーク22″の外端部にダ
イカストで製造(型鋳造)されている。基本的に、補強
部材48′,48″及びスポーク22′,22″は、補
強部材48′がスポーク孔を有さない点、補強部材4
8″のスポーク孔がスポーク22″の外端部40″と同
一形状を有している点(図30参照)、及び、補強部材
48′,48″が外端部40′,40″のそれぞれに永
久的に固着されている点を除き、前記実施の形態1にお
ける補強部材48及びスポーク22と実質的に同一であ
る。図29,30は、補強部材が永久的に固着されてな
るスポークの2種類の製造方法を示している。
【0055】なお、本明細書で使用した「実質的」,
「略」,「約」又は「ほぼ」等の程度を示す用語は、結
果物が実質的に異なるものとはならないような変更範囲
を含んでいる。これらの用語は、本発明の作用を損なわ
ない限り、±5%の幅を有するものと解釈されるべきで
ある。
【0056】本発明を説明する為に数種の実施の形態の
みを選択したが、特許請求の範囲によって画される発明
の範囲を逸脱することなく、種々の変化及び変更が可能
であることは、本開示から当業者にとって明らかであろ
う。本発明に係る前記実施の形態の説明は例示の為のみ
に備えられたものであり、特許請求の範囲及びその均等
範囲によって画される本発明の範囲を限定するものでは
ない。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スポー
クからリムへの応力を分散させることができ、従って、
リムのスポーク取付部を肉厚とすることなく、該リムの
耐久性を向上させ得ると共に、スポークの本数を可及的
に減少させることができる。さらに、リムの外周面にス
ポークアクセス開口を設ける必要が無い為、タイヤの支
持性を向上させ得ると共に、タイヤを取り外すことなく
スポークの交換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、フロントハブ、補強部材を有する12
本のスポーク、及びリムを備えた,本発明の実施の形態
1に係る自転車用ホイールの側面図である。
【図2】図2は、図1に示すフロントハブの拡大側面図
であり、スポークの内端部が連結された状態を示してい
る。
【図3】図3は、図1に示す自転車用ホイールの一部拡
大側面図であり、リムと2本のスポークとの間の連結構
造を示している。
【図4】図4は、図1に示す自転車用ホイールの一部拡
大側面図であり、スポークの外端部及び補強部材が一の
スポーク開口に挿入される直前に、該スポーク及び補強
部材が第1姿勢にある状態を示している。
【図5】図5は、図1に示す自転車用ホイールの一部拡
大側面図であり、スポークの外端部及び補強部材が一の
スポーク開口に挿入され始めた後に、該スポーク及び補
強部材が依然として第1姿勢にある状態を示している。
【図6】図6は、本発明に従った,図1〜5に示す一の
スポークの正面図である。
【図7】図7は、図6に示す一のスポークの側面図であ
る。
【図8】図8は、図3における8-8線に沿ったリムの断
面図であり、該リム及び補強部材を断面状態で図示し、
且つ、リムに連結された一対のスポークを外観状態で示
している。
【図9】図9は、図3における9-9線に沿ったリムの断
面図である。
【図10】図10は、図3における8-8線に沿ったリム
の断面図であり、一対のスポークを補強部材及びリムか
ら取り外した状態を示している。
【図11】図11は、図3における9-9線に沿ったリム
の断面図であり、一対のスポークを補強部材及びリムか
ら取り外した状態を示している。
【図12】図12は、図1における12-12線に沿ったリ
ムの断面図であり、該リムに設けられたバルブ孔を示し
ている。
【図13】図13は、本発明の一実施の形態に係る補強
部材又はワッシャの正面図である。
【図14】図14は、図13に示す補強部材又はワッシ
ャの端面図である。
【図15】図15は、図13及び図14に示す補強部材
又はワッシャの背面図である。
【図16】図16は、図13〜15に示す補強部材又は
ワッシャの側面図である。
【図17】図17は、図13における17-17線に沿った
補強部材又はワッシャの断面図である。
【図18】図18は、図13における18-18線に沿った
補強部材又はワッシャの断面図である。
【図19】図19は、本発明の実施の形態2に係る補強
部材又はワッシャの正面図である。
【図20】図20は、図19に示す補強部材又はワッシ
ャの端面図である。
【図21】図21は、図19及び20に示す補強部材又
はワッシャの背面図である。
【図22】図22は、図19〜21に示す補強部材又は
ワッシャの側面図である。
【図23】図23は、図19における23-23線に沿った
補強部材又はワッシャの断面図である。
【図24】図24は、図19における24-24線に沿った
補強部材又はワッシャの断面図である。
【図25】図25は、本発明の実施の形態3に従った補
強部材及びスポークが連結されたリムの部分断面図であ
り、補強部材を断面状態で示し、且つ、スポークを外観
状態で示している。
【図26】図26は、本発明の実施の形態4に従った補
強部材及びスポークが連結されたリムの部分断面図であ
り、補強部材を断面状態で示し、且つ、スポークを外観
状態で示している。
【図27】図27は、本発明の実施の形態5に従った補
強部材及びスポークが連結されたリムの部分断面図であ
り、補強部材を断面状態で示し、且つ、スポークを外観
状態で示している。
【図28】図28は、本発明に従った補強部材及びスポ
ークが連結されたクリンチャー型リムの部分断面図であ
り、補強部材を断面状態で示し、且つ、スポークを外観
状態で示している。
【図29】図29は、補強部材と共に一体形成された,
本発明の他の形態に係るスポークの部分断面図である。
【図30】図30は、外端部上に補強部材がダイカスト
製造された,本発明の他の形態に係るスポークの部分断
面図である。
【符号の説明】
22 スポーク 24 環状リム 40 外端部 42 中央部 44 内端部 48 補強部材 68 外方環状部 70 環状スポーク取付部 72 内方環状部 76 スポーク開口 86 当接面 86a,86b 当接部 88 一対の湾曲側面 91 第1エッジ 93a,93b 第2エッジ 96 ノッチ 385,485 第3当接部 385a,485a 追加当接面

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤが装着されるように構成された外
    方環状部と、互いに対向するように前記外方環状部から
    径方向内方へ延びた第1及び第2環状スポーク取付部で
    あって、周方向に配設された複数のスポーク開口が形成
    された第1及び第2環状スポーク取付部と、前記第1及
    び第2環状スポーク取付部の径方向内方において該第1
    及び第2環状スポーク取付部間に延びる内方環状部とに
    よって画される中空内部領域を有する環状リムと、 少なくとも一部分が前記スポーク開口に係入される外端
    部と、該外端部の径方向内方に位置する中央部と、該中
    央部の径方向内方に位置する内端部とを有し、前記環状
    リムから径方向内方へ延びる複数のスポークと、 少なくとも一部分が前記スポーク開口内に位置し、且
    つ、前記複数のスポークのそれぞれの外端部に連結され
    る複数の補強部材とを備え、 前記補強部材は、前記スポークの外端部に連結された状
    態で、前記スポーク開口に対する第1相対姿勢において
    は該スポーク開口に挿通され、且つ、該スポーク開口に
    対する第2相対姿勢においては該スポーク開口内に保持
    されるように、該スポーク開口に対して相対的に寸法決
    めされた第1及び第2横断寸法を有していることを特徴
    とするスポーク・リムアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記複数の補強部材は、それぞれ、第1
    最大幅の第1部分と、該第1部分との間に当接面を形成
    する第2最大幅の第2部分とを備え、 前記第1部分は前記環状リムにおけるスポーク開口内に
    位置し、且つ、前記当接面は該環状リムの内側に当接し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のスポーク・リ
    ムアッセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記第2横断寸法は、前記補強部材にお
    ける第2最大幅と実質的に同一であることを特徴とする
    請求項2に記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記複数の補強部材は、それぞれ、一対
    の湾曲側面を有し、前記第1横断寸法は、該一対の湾曲
    側面間によって画されることを特徴とする請求項2又は
    3に記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第2横断寸法は、前記第1部分と第
    2部分との間の当接面とは反対方向を向く追加当接面を
    形成すべく、前記補強部材の第2最大幅よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のスポー
    ク・リムアッセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記第1部分は略円筒状外周面を有し、
    前記スポーク開口は該第1部分の外周面に応じた略円筒
    状内周面を有していることを特徴とする請求項2から5
    の何れかに記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記補強部材の当接面は、前記第1部分
    を挟んで両側に配設された2つの当接部によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項2から6の何れかに記
    載のスポーク・リムアッセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記補強部材は、前記第1部分から延
    び、前記第1部分との間に追加当接面を形成する第3部
    分を有し、 前記追加当接面は、前記第1及び第2部分の間の前記当
    接面とは反対方向を向いていることを特徴とする請求項
    2から7の何れかに記載のスポーク・リムアッセンブ
    リ。
  9. 【請求項9】 前記第1部分は前記リムにおけるスポー
    ク取付部の軸方向厚に対応した軸方向長さを有し、 前記追加当接面は前記スポーク開口の近傍においてリム
    外表面に当接することを特徴とする請求項8に記載のス
    ポーク・リムアッセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記第3部分は前記リムのリセスに少
    なくとも一部分が係入され、 前記追加当接面は該リセスと当接していることを特徴と
    する請求項9に記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記補強部材は、スポークが挿入され
    る貫通スポーク孔を有していることを特徴とする請求項
    1から10の何れかに記載のスポーク・リムアッセンブ
    リ。
  12. 【請求項12】 前記補強部材のスポーク孔は、横断面
    非円形状であることを特徴とする請求項11に記載のス
    ポーク・リムアッセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記補強部材は前記スポーク孔の近傍
    において径方向に延びるノッチを有し、 前記スポークの少なくとも一部分が該ノッチ内に配設さ
    れることを特徴とする請求項12に記載のスポーク・リ
    ムアッセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記補強部材は、前記第1横断寸法を
    画する一対の湾曲側面を有し、 スポークの外端部に連結された状態の前記補強部材が、
    前記第1相対姿勢においては前記スポーク開口に挿通さ
    れ得るように、前記一対の湾曲側面が構成されているこ
    とを特徴とする請求項1から13の何れかに記載のスポ
    ーク・リムアッセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記補強部材の湾曲側面は、前記スポ
    ーク開口よりも小さい仮想円上に位置していることを特
    徴とする請求項14に記載のスポーク・リムアッセンブ
    リ。
  16. 【請求項16】 前記湾曲側面は、一対の第1エッジ及
    び一対の第2エッジを形成するように、前記補強部材に
    おける一対の軸方向端面間に延びていることを特徴とす
    る請求項15に記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記第1エッジ及び第2エッジは略平
    行であることを特徴とする請求項16に記載のスポーク
    ・リムアッセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記リムにおける前記外方環状部は、
    空気バルブの一部を受け入れるように構成された単一孔
    を除き、開口を有さないことを特徴とする請求項1から
    17の何れかに記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記補強部材は、前記スポークの外端
    部と共にワンピースの単一部材として一体的に形成され
    ていることを特徴とする請求項1から18の何れかに記
    載のスポーク・リムアッセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記補強部材は、前記スポークの外端
    部にダイカストで製造されていることを特徴とする請求
    項1から19の何れかに記載のスポーク・リムアッセン
    ブリ。
  21. 【請求項21】 前記外方環状部は、クリンチャー型タ
    イヤを固着するようように構成された一対のクリンチャ
    ーフランジを備えた略U字状とされていることを特徴と
    する請求項1から20の何れかに記載のスポーク・リム
    アッセンブリ。
  22. 【請求項22】 前記スポークの内端部に連結されたハ
    ブを、さらに備えていることを特徴とする請求項1から
    21の何れかに記載のスポーク・リムアッセンブリ。
  23. 【請求項23】 タイヤが装着されるように構成された
    外方環状部と、 互いに反対方向を向くように、前記外方環状部から径方
    向内方へ延びる第1及び第2環状スポーク取付部であっ
    て、周方向に配設された複数のスポーク開口を有する第
    1及び第2環状スポーク取付部と、 前記第1及び第2環状スポーク取付部の径方向内方に位
    置し、該第1及び第2環状スポーク取付部間に延びる内
    方環状部とを備え、 前記外方環状部は、前記複数のスポーク開口のうち,少
    なくとも過半数のスポーク開口の中心から約12mm又は約
    5゜の範囲内には開口を有さないことを特徴とする自転
    車用リム。
  24. 【請求項24】 前記外方環状部は、バルブの一部を受
    け入れるように構成された単一のバルブ開口を除き、開
    口を有さないことを特徴とする請求項23に記載の自転
    車用リム。
  25. 【請求項25】 前記第1及び第2環状スポーク取付部
    のスポーク開口は、略円形であることを特徴とする請求
    項23又は24に記載の自転車用リム。
  26. 【請求項26】 前記外方環状部は、クリンチャー型タ
    イヤを固定し得るように構成された一対のクリンチャー
    フランジを備えた略U字状とされていることを特徴とす
    る請求項23から25の何れかに記載の自転車用リム。
  27. 【請求項27】 外方環状部と、該外方環状部から径方
    向内方へ延びる第1及び第2環状スポーク取付部と、該
    第1及び第2環状スポーク取付部の径方向内方において
    両者の間に延びる内方環状部とを有するリムと、スポー
    クとの間に位置するように構成された補強部材であっ
    て、 前記リムのスポーク開口内に挿入されるように構成され
    た第1最大幅の第1部分と、 前記第1部分との間に当接面を形成する第2最大幅の第
    2部分と、 前記第1及び第2部分を貫通して延び、前記スポークの
    一部が挿入されるように構成されたスポーク孔とを備
    え、 前記第1及び第2部分は、前記スポークの一部が連結さ
    れた状態において、前記スポーク開口に対する第1相対
    姿勢においては該スポーク開口に挿通され、且つ、前記
    スポーク開口に対する第2相対姿勢においては前記当接
    面によって該スポーク開口内に保持されるように、該ス
    ポーク開口に対して寸法決めされた横断寸法を有してい
    ることを特徴とする補強部材。
  28. 【請求項28】 前記第2部分は一対の端面を有し、 前記第2端部の最大幅は前記一対の端面の間によって画
    されることを特徴とする請求項27に記載の補強部材。
  29. 【請求項29】 前記一対の端面の間に延びる一対の側
    面を有し、 前記横断寸法は該一対の側面の間によって画されること
    を特徴とする請求項28に記載の補強部材。
  30. 【請求項30】 前記側面は、少なくとも一対の第1エ
    ッジ及び一対の第2エッジを形成するように、前記第2
    部分の軸方向端面から前記第1部分の軸方向端面まで延
    びる円錐状湾曲側面を有していることを特徴とする請求
    項29に記載の補強部材。
  31. 【請求項31】 前記第1及び第2エッジは略平行であ
    ることを特徴とする請求項30に記載の補強部材。
  32. 【請求項32】 前記湾曲側面は仮想円上に位置してい
    ることを特徴とする請求項30又は31に記載の補強部
    材。
  33. 【請求項33】 前記第1部分は略円筒状の外周面を有
    していることを特徴とする請求項27から32の何れか
    に記載の補強部材。
  34. 【請求項34】 前記当接面は前記第1部分を挟んで両
    側に位置する2つの当接部によって形成されていること
    を特徴とする請求項27から33の何れかに記載の補強
    部材。
  35. 【請求項35】 前記スポーク孔は横断面非円形状であ
    ることを特徴とする請求項27から34の何れかに記載
    の補強部材。
  36. 【請求項36】 前記第1部分との間に追加当接面を形
    成し得るように、該第1部分から延びる第3部分を、さ
    らに備え、 該追加当接面は、前記第1部分と第2部分との間の前記
    当接面とは反対方向を向いていることを特徴とする請求
    項27から35の何れかに記載の補強部材。
  37. 【請求項37】 リムのスポーク開口に着脱自在に挿入
    されるように構成されたリム取付端部と、 前記リム取付端部から延びる長尺中央部と、 該中央部から延びるハブ取付端部と、 前記中央部の長手軸からオフセットされた状態で、前記
    リム取付端部上に配設された補強部材とを備え、 前記補強部材は、前記リムのスポーク開口に挿入される
    ように構成された第1最大幅の第1部分と、 前記第1部分との間に当接面を形成する第2最大幅の第
    2部分とを有し、 前記第1及び第2部分は、該補強部材が前記リム取付端
    部に連結された状態で、前記スポーク開口に対する第1
    相対姿勢においては該スポーク開口に挿通され、且つ、
    前記スポーク開口に対する第2相対姿勢においては前記
    当接面によって該スポーク開口内に保持されるように、
    該スポーク開口に対して寸法決めされた横断寸法を有し
    ていることを特徴とする自転車用スポーク。
  38. 【請求項38】 前記第1及び第2部分は、スポークを
    受け入れる為に、該第1及び第2部分を貫通して延びる
    スポーク孔を有していることを特徴とする請求項37に
    記載の自転車用スポーク。
  39. 【請求項39】 前記補強部材は、前記リム取付端部と
    共にワンピースの単一部材を形成すべく一体形成されて
    いることを特徴とする請求項37又は38に記載の自転
    車用スポーク。
  40. 【請求項40】 前記補強部材は、前記リム取付端部に
    ダイカストで製造されていることを特徴とする請求項3
    7から39の何れかに記載の自転車用スポーク。
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