JP2002153869A - 純水装置 - Google Patents

純水装置

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JP2002153869A
JP2002153869A JP2000351370A JP2000351370A JP2002153869A JP 2002153869 A JP2002153869 A JP 2002153869A JP 2000351370 A JP2000351370 A JP 2000351370A JP 2000351370 A JP2000351370 A JP 2000351370A JP 2002153869 A JP2002153869 A JP 2002153869A
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茂 長野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン交換塔においてプラズマを利用して、
イオン交換樹脂と水に含まれる溶解性不純物とイオン交
換樹脂とのイオン交換反応を促進させる条件をつくりだ
し、処理水中の不純物の含有率を低減させるとともにイ
オン交換効率の向上や安定性の改善効果が得られるよう
にした純水装置を提供する。 【解決手段】 流入水側と流出水側のそれぞれに設置さ
れた集水板16,17に挟まれるように充填されたイオ
ン交換樹脂18と不活性樹脂19と備えた純水装置のイ
オン交換塔11において、イオン交換塔11に流入する
溶解性不純物を含んだ水に対して前記集水板16の内側
において放電を発生させるための放電電極20と接地電
極21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水を必要とする
設備において、純度の高い純水を供給する純水装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】純水装置におけるイオン交換塔では、陽
イオン交換樹脂が充填されている陽イオン交換塔そして
陰イオン交換樹脂が充填されている陰イオン交換塔に分
けられており、それぞれのイオン交換塔では、イオン交
換樹脂が、容器内に区画されて容器に充填されている。
この区画されイオン交換樹脂に水を通水させると水に含
まれる溶解性不純物が、イオン交換樹脂にそれぞれイオ
ン交換される。そして不純物が除去された純水が生成さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年半導体
の製造において、半導体の洗浄を純水にて洗浄する方式
が導入されていることから、より純度の高い純水が要求
されている。このため多床式の純水装置が開発された
り、イオン交換の精度をあげるための樹脂開発及び古い
樹脂から新しい樹脂に交換する期間を縮めたりしてい
る。またイオン交換樹脂による純水の生成の技術の発展
に伴って、ボイラー設備または化学工場等において、よ
り安価にて精度の高い純水を生成する設備を必要として
いる。しかしイオン交換樹脂による純水の生成プロセス
では、イオン交換樹脂まかせであり、どれだけ水に含ま
れる不純物の除去をイオン交換樹脂がまかなえるかは、
イオン交換樹脂の状態に大きく左右されているのが現状
である。そのため過負荷時には、処理能力にある程度の
限界が生じており、イオン交換樹脂の管理は安易ではな
い問題があった。またイオン交換樹脂は高価であり、樹
脂自体の交換を頻繁に行うことはコスト高を招いてい
る。
【0004】したがって、本発明は、イオン交換樹脂に
イオン交換反応を促進させる条件をつくりだし、純水装
置内でのイオン交換樹脂におけるイオン交換をし易くさ
せ、イオン交換に適した雰囲気の環境とすることによ
り、イオン交換後の処理水の安定性及び処理能力を向上
させるとともに、より精度の高い純水を生成できるよう
にした純水装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1の
発明は、水の供給経路の途中に配置され、イオン交換樹
脂との接触により、水及びイオン交換樹脂間でイオン交
換を行なうイオン交換樹脂と、前記イオン交換樹脂を密
閉状態で収容するハウジングと、イオン交換樹脂の前後
に設置された集水板にて構成される純水装置において、
前記イオン交換樹脂にてイオン交換する前の前記イオン
交換樹脂に通水される溶解性不純物を含んだ処理前の水
に対して、電荷を与えるために放電を発生させる第1プ
ラズマ発生機構を備えるものである。
【0006】上記第1の発明によると、純水装置に通水
される水は、集水板を通過してイオン交換樹脂に達する
前に、集水板の内側に設置されたプラズマ発生機構が集
水板を通過した水に対して放電することにより、その集
水板を通過した処理前の水を帯電させる。このように、
イオン交換直前の処理前の水が帯電していると、イオン
交換樹脂の表面に達しイオン交換をする際に水の中の溶
解性不純物に対してイオン化が促進され、その樹脂表面
におけるイオン交換反応が促進されるため、イオン交換
反応が容易に行われる。その結果、従来の純水装置に比
べイオン交換樹脂における水の中の溶解性不純物のイオ
ン交換が効果的に行われ、処理後の水の中の溶解性不純
物の含有率は低減され純度の高い純水が生成される。
【0007】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記第1プラズマ発生機構は、イオン
交換樹脂を挟むように設置された互いの集水板の内側に
離間して配置された一対の放電電極と、両放電電極と電
気的に接続され、両放電電極間に高周波電圧を印加する
第1プラズマ発生装置とを備えるものである。
【0008】上記第2の発明によると、プラズマ発生装
置が放電電極に高周波電圧を印加して、集水板を通過し
た処理前の水に対して放電をさせる。その結果、この集
水板を通過した処理前の水が帯電し、イオン交換樹脂に
おけるイオン交換の前に水の中の溶解性不純物のイオン
化が促進される。
【0009】請求項3に記載の第3の発明は、第1又は
第2の発明の構成に加え、前記純水装置に溶解性不純物
を含んだ処理前の水を流入する水路の途中に、前記純水
装置に流入する水の導電率を計測するための導電率計を
設け、さらに流入する水の量を計測するにあたり流量計
を設けることにより、導電率計にて計測された導電率と
流量計にて計測された流量水量の計測値に応じて第1プ
ラズマ発生機構からの放電量を調整するように構成した
ことをさらに備えるものである。
【0010】上記第3の発明によると、純水装置に溶解
性不純物を含んだ処理前の水を流入する水路の途中に、
純水装置に流入する水の導電率を計測するための導電率
計を設けている。さらにその水の量を計測するために流
量計を設けている。純水装置に流入される処理前の水の
導電率と流量を計測した結果に応じて、プラズマ発生装
置における放電電極への放電量の増減を制御する。これ
により、集水板を通過した処理前の水に対して、的確に
適正量の放電を発生させることにより、イオン交換樹脂
におけるイオン交換の前に水の中の溶解性不純物のイオ
ン化が効率良く行われる。
【0011】請求項4に記載の第4の発明は、イオン交
換樹脂を収容した純水装置内において、溶解性不純物を
含んだ処理前の水を粒状に噴射する噴孔と、その水の供
給手段からの水を前記噴孔に導く水の流入通路とを有す
る散水装置を備え、同散水装置から水をイオン交換樹脂
に向けて散水するようにした純水装置において、前記散
水装置から散水される水が通過する前記水の流入通路で
放電を発生させる第2プラズマ発生機構をさらに備える
ものである。
【0012】上記第4の発明によると、純水装置に通水
される水は、純水装置の上部から原水散水管の散水装置
から水を粒状の状態にしてイオン交換樹脂に散水され
る。散水装置の先端の噴孔から散水される前に、散水装
置につながる水の流入通路において、イオン交換樹脂に
散水される直前の水に対して放電することにより、その
散水される直前の処理前の水を帯電させる。このよう
に、イオン交換直前の処理前の水が帯電していると、イ
オン交換樹脂の表面に達しイオン交換をする際に水の中
の溶解性不純物に対してイオン化が促進され、その樹脂
表面におけるイオン交換反応が促進されるため、イオン
交換反応が容易に行われる。その結果、従来の純水装置
に比べイオン交換樹脂における水の中の溶解性不純物の
イオン交換が効果的に行われ、処理後の水の中の溶解性
不純物の含有率は低減され純度の高い純水が生成される
ことになる。
【0013】請求項5に記載の第5の発明は、第4の発
明の構成に加え、第2プラズマ発生機構は、前記散水装
置に接続される前記水の流入通路の管壁に互いに離間し
て配置された一対の放電電極と、両放電電極と電気的に
接続され、両放電電極間に高周波電圧を印加する第2プ
ラズマ発生装置とを備えるものである。
【0014】上記第5の発明によると、プラズマ発生装
置が放電電極に高周波電圧を印加して、散水装置にてイ
オン交換樹脂に散水する前に散水装置につながる水の流
入通路において、イオン交換樹脂に散水される直前の水
に対して放電させる。その結果、純水装置内の散水装置
からイオン交換樹脂に向けて散水される直前に処理前の
水が帯電し、イオン交換樹脂におけるイオン交換の前に
水の中の溶解性不純物のイオン化が促進される。
【0015】請求項6に記載の第6の発明は、第4又は
第5の発明の構成に加え、前記純水装置に溶解性不純物
を含んだ処理前の水を流入する水路の途中に、前記純水
装置に流入する水の導電率を計測するための導電率計を
設け、さらに流入する水の量を計測するにあたり流量計
を設けることにより、導電率計にて計測された導電率と
流量計にて計測された流量水量の計測値に応じて第2プ
ラズマ発生機構からの放電量を調整するように構成した
ことをさらに備えるものである。
【0016】上記第6の発明によると、溶解性不純物を
含んだ水が流入する水路の途中に、純水装置に流入する
水の導電率を計測するための導電率計を設けている。さ
らにその水の量を計測するために流量計を設けている。
純水装置に流入される処理前の水の導電率と流量を計測
した結果に応じて、プラズマ発生装置における放電電極
への放電量の増減を制御する。これにより、純水装置内
の散水装置からイオン交換樹脂に向けて散水される処理
前の水に対して、的確に適正量の放電を発生させること
により、イオン交換樹脂におけるイオン交換の前に水の
中の溶解性不純物のイオン化が効率良く行われる。
【0017】請求項7に記載の第7の発明は、第4の発
明の構成に加え、前記プラズマ発生機構は、前記散水装
置にてイオン交換樹脂に散水する前に散水装置につなが
る水の流入通路の管壁に設けられた放電コイルと、同放
電コイルの両端と電気的に接続され、同放電コイルに高
周波電流を通電するプラズマ発生装置とを備えるもので
ある。
【0018】上記第7の発明によると、プラズマ発生装
置が放電コイルに高周波電流を通電して、散水装置にて
イオン交換樹脂に散水する前に散水装置につながる水の
流入通路において誘導起電力により放電を発生させる。
その結果、その結果、純水装置内の散水装置からイオン
交換樹脂に向けて散水される直前に処理前の水が帯電
し、イオン交換樹脂におけるイオン交換の前に水の中の
溶解性不純物のイオン化が促進される。
【0019】請求項8に記載の第8の発明は、第4又は
第7の発明の構成に加え、前記純水装置に溶解性不純物
を含んだ水が流入する水路の途中に、前記純水装置に流
入する水の導電率を計測するための導電率計を設け、さ
らに流入する水の量を計測するにあたり流量計を設ける
ことにより、導電率計にて計測された導電率と流量計に
て計測された流量水量の計測値に応じて第2プラズマ発
生機構からの放電量を調整するように構成したことを備
えるものである。
【0020】上記第8の発明によると、純水装置処理前
の溶解性不純物を含んだ水が流入する水路の途中に、純
水装置に流入する水の導電率を計測するための導電率計
を設けている。さらにその水の量を計測するために流量
計を設けている。純水装置に流入される処理前の水の導
電率と流量を計測した結果に応じて、プラズマ発生装置
における放電電極への放電量の増減を制御する。これに
より、純水装置内の散水装置からイオン交換樹脂に向け
て散水される処理前の水に対して、的確に適正量の放電
を発生させることにより、イオン交換樹脂におけるイオ
ン交換の前に水の中の溶解性不純物のイオン化が効率良
く行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態の純水装置について、図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0022】(第1実施形態)以下、第1、2、3の発
明を向流再生式純水装置に具体化した第1実施形態を図
1〜図2に基づいて説明する。
【0023】図1または図2に示すように、向流再生式
純水装置の陽イオン交換塔23または陰イオン交換塔2
7(以下、単に「イオン交換塔」という)の下部には、
処理する前の溶解性不純物を含んだ水を通水させる流入
通路12が備えられており、イオン交換塔11の上部に
は、イオン交換塔内11にて処理された処理水が流れる
流出通路13が設けられている。その向流再生式純水装
置のイオン交換塔11の内部は、集水板16,17とイ
オン交換樹脂充填区間18と不活性樹脂充填区間19に
て構成されている。このイオン交換塔11に充填されて
いるイオン交換樹脂18と不活性樹脂19は集水板1
6,17にて挟まれた構造となっている。
【0024】溶解性不純物を含んだ水が通過する入り口
側の集水板16の内側つまりイオン交換樹脂18に対面
している面には放電電極20が設けられ、集水板16を
通過した処理される水は、放電電極18を通過するよう
に設置されている。この放電電極18は、導線によって
後述する第1プラズマ発生装置41と電気的に接続され
ている。また一方の接地(アース)の電極21は、処理
された水が通過する出口側の集水板17の内側に設置さ
れており、導線によって接地(アース)されている。
【0025】図2に示すように、純水装置は、原水中の
陽イオンの溶解性不純物を除去するために陽イオン交換
樹脂28が充填されている陽イオン交換塔23と原水中
の陰イオンの溶解性不純物を除去するために陰イオン交
換樹脂29が充填されている陰イオン交換塔27と原水
中の炭酸ガスを除去する脱炭酸塔24の大きく3つの塔
にて構成されている。原水は、この各処理塔にて該当す
る溶解性不純物が除去されて純水が生成される。各純水
装置(各イオン交換塔)へ水が流入する水路の途中に
は、各純水装置(各イオン交換塔)に流入する水の導電
率を計測するための導電率計8を設けている。さらにそ
の水の量を計測するために流量計9を設けている。な
お、図1においては、イオン交換塔が1つしか図示され
ていないが、図2に示すように実際には同構造を有する
充填しているイオン交換樹脂が異なったイオン交換塔を
有している。
【0026】前述したように放電電極20には、第1プ
ラズマ発生装置41が電気的に接続されている。第1プ
ラズマ発生装置41には、電源42やプラズマ制御装置
43が接続され、プラズマの発生及びその制御を担うプ
ラズマ制御系40を構成している。第1プラズマ発生装
置41は、電源42からの電源の供給を受け、放電電極
20に高電圧を印加するものである。プラズマ制御装置
43は、各イオン交換塔11に水が流入する水路の途中
に設けられた導電率計8と流量計9からの信号を受け、
これらの信号に基づいて各イオン交換塔に流入される導
電率と流入水量を検出し、第1プラズマ発生装置41の
駆動を制御するものである。
【0027】上述した純水装置のイオン交換塔内11の
反応においては、処理する水が流入水路12からイオン
交換塔内に流入され、集水板16を通過しイオン交換樹
脂18そして不活性樹脂19をへて集水板17に達する
までの期間にイオン交換が行われる。以下、本実施形態
における作用及び効果について説明する。
【0028】イオン交換塔11に充填されたイオン交換
樹脂18において流入した溶解性不純物を含んだ水の溶
解性不純物イオンは、イオン交換樹脂表面の液境膜に対
イオンと相互拡散してイオン交換樹脂表面に到達する。
その後イオン交換樹脂内部へ相互拡散を経てイオン交換
樹脂の交換基の対イオンと交換反応する順序にて反応が
進み水の中の溶解性不純物イオンをイオン交換樹脂18
に取り込んでいる。また水の中の溶解性不純物イオンを
取り込んだイオン交換樹脂18は、イオン交換塔11の
洗浄工程において水の流れを逆に流す逆流洗浄によって
溶解性不純物イオンをイオン交換樹脂18から放出させ
てドレン14から排水させてイオン交換樹脂18を再生
させている。
【0029】一般的にイオン交換塔11に充填されたイ
オン交換樹脂18と溶解性不純物を含んだ水の中の溶解
性不純物イオンとのイオン交換は、強制的に進行するの
ではなく、自然的に進行する自然イオン交換が支配的と
なっている。即ち、イオン同士の結合つまりイオン交換
の雰囲気は、相互のイオン力に左右される傾向となって
いる。
【0030】これに対し、本実施形態の純水装置では、
処理する水の中に含んでいるの溶解性不純物イオンに電
荷を与えことによりイオン交換樹脂18が、よりイオン
交換し易い環境とすることを目的としている。イオン交
換樹脂18にてイオン交換される溶解性不純物イオンを
含んだ水が集水板16を通過する際に、第1プラズマ発
生装置41が集水板16の内側に設けられた放電電極2
0に対して高電圧を印加し、イオン交換樹脂を挟んで出
口側にある集水板17の内側に設置されている接地(ア
ース)の電極21に向けて放電する。詳しくは、プラズ
マ制御装置43が、図5のフローチャートに示すプラズ
マ制御ルーチンを実行する。
【0031】まずステップS10において、第1プラズ
マ発生装置41の駆動の要否を判定する。詳しくは、各
イオン交換塔へ水が流入する水路の途中に設けられてい
る流量計9による流入水量の測定値信号Pが所定値αよ
りも大きいか否かを判定する。所定値αは、イオン交換
塔11に流入する水の最少流入値に設定されている。こ
の判定条件が満たされていないと、すなわち、イオン交
換塔11に処理する水の流入がないと、ステップS10
が繰り返される。これに対し、前記判定条件が満たされ
ていると、すなわち、イオン交換塔11に処理する水の
流入が開始されていると、ステップS20へ移行する。
【0032】ステップS20においても、ステップS1
0と同様に第1プラズマ発生装置41の駆動の要否を判
定する。詳しくは、各イオン交換塔11へ水が流入する
水路の途中に設けられている導電率計8による導電率の
測定値信号Rが所定値βよりも大きいか否かを判定す
る。所定値βは、イオン交換塔11に流入する水の中の
溶解性不純物イオンが存在しているかないかを確認でき
る最小値に設定されている。この判定条件が満たされて
いないと、すなわち、イオン交換塔11にて処理する水
の中の溶解性不純物イオンが存在していないことにな
り、ステップS20が繰り返される。これに対し、前記
判定条件が満たされていると、すなわち、イオン交換塔
にて処理する水の中の溶解性不純物イオンの存在が確認
されると、ステップS30へ移行し、第1プラズマ発生
装置41の駆動を開始する。
【0033】具体的には、流量計9による流入水量の測
定値信号P及び導電率計8による導電率の測定値信号R
に基づき、イオン交換塔へ処理するために流入する溶解
性不純物イオンを含んだ水が流入されると(と判断され
る)、その溶解性不純物イオンを含んだ水に対して、最
適な強度のプラズマを発生させるよう、第1プラズマ発
生装置41を制御する。詳しくは、所定強度のプラズマ
を発生させるのに必要とされる高電圧を、放電電極20
に印加する。これにより、放電電極20からはコロナ放
電が発生し、イオン交換樹脂18が充填されているイオ
ン交換樹脂充填室内18にてプラズマを生じる。する
と、放電電極20の周囲には同じ極性のイオンが充満
し、処理される水の中の溶解性不純物イオンが帯電しイ
オン化される。
【0034】次のステップS40及びステップS50で
は、第1プラズマ発生装置41の駆動終了の要否を判定
する。詳しくは、導電率計8による導電率の測定値信号
Rが所定値β以下か否かまたは流量計9による流入水量
の測定値信号Pが所定値α以下か否かを判定する。所定
値βは、イオン交換塔11への溶解性不純物イオンを含
んだ水の流入水中の溶解性不純物イオンが測定限界以下
の値に設定されている。また所定値αは、イオン交換塔
11への溶解性不純物イオンを含んだ水の流入つまり流
入が終了するときの値に設定されている。この判定条件
が満たされていないと、すなわち、イオン交換塔11へ
の溶解性不純物イオンを含んだ水の流入が継続している
と、ステップS30において第1プラズマ発生装置41
の駆動制御を継続する。これに対し、前記判定条件が満
たされていると、すなわち、イオン交換塔11への溶解
性不純物イオンを含んだ水の流入が終了していると、次
のステップS60へ移行して第1プラズマ発生装置41
の駆動を停止し、プラズマ制御ルーチンを終了する。
【0035】前記プラズマ制御ルーチンでは、イオン交
換塔11への溶解性不純物イオンを含んだ水の流入が開
始されると、第1プラズマ発生装置41から放電電極2
0へ高電圧の印加が開始されるため、溶解性不純物イオ
ンを含んだ水に向けて的確に放電を発生させることがで
きる。
【0036】また、イオン交換塔11へ流入する溶解性
不純物イオンを含んだ水の流入水量とその水の導電率の
検出結果に応じて放電電極20への印加電圧を変動さ
せ、発生するプラズマの強度を制御する方式であるた
め、例えば、処理する水量または水質の負荷が高くな
り、処理する溶解性不純物イオンが多くなった場合で
も、プラズマ強度を増加させることによって、その溶解
性不純物イオンを効率良く帯電し、イオン化させること
ができる。
【0037】ところで、イオン交換とは、換言すれば溶
解性不純物とイオン交換樹脂とのイオン交換による吸着
反応である。一般に、吸着反応に際して対象となる物質
があらかじめ電荷を帯びてイオン化されていると、その
反応を促進する雰囲気が好転される。このことから、イ
オン交換樹脂18においても溶解性不純物がイオン化さ
れていると、その反応の応答性が向上しイオン交換を効
率的に行うことができると考えられる。このため、イオ
ン交換樹脂収納室内18で処理する水の中の溶解性不純
物がイオン化されると、イオン交換反応が速やかに進行
するようになる。その結果、イオン交換塔11の出口側
における処理水中の不純物の含有率は低減されるととも
にイオン交換効率の向上や安定性の改善効果が得られ
る。
【0038】なお、本実施形態においては、上述の放電
電極20、21及び第1プラズマ発生装置41などプラ
ズマ制御系40を構成する機器を、軽量かつコンパクト
にすることが可能である。このため、装置増設を比較的
容易に、かつコスト増を極力抑えて行うことができる。
【0039】(第2実施形態)次に、第4、5、6の発
明を、多床式純水装置の一形式である順流式イオン交換
塔について具体化した第2実施形態を、図3に基づいて
説明する。第2実施形態は、放電電極38の取り付け位
置などが、上述の第1実施形態と異なっている。
【0040】図3に示すように、順流式純水装置の陽イ
オン交換塔または陰イオン交換塔(以下、単に「イオン
交換塔」という)の上部には、処理する前の水を通水さ
せる流入通路31が備えられており、イオン交換塔の下
部には、イオン交換塔内30にて処理された処理水が流
れる流出通路32が設けられている。その順流式純水装
置のイオン交換塔の内部は、散水装置36とイオン交換
樹脂充填区間35と集水板37にて構成されている。な
お、図3においては、イオン交換塔が1つしか図示され
ていないが、実際には同構造を有する充填しているイオ
ン交換樹脂が異なったイオン交換塔を他に有している。
【0041】イオン交換塔30に通水される水は、イオ
ン交換塔30の上部から原水散水管の散水装置36から
水を粒状の状態にしてイオン交換樹脂35に散水され
る。散水装置36の先端の噴孔から散水される前の散水
装置36につながる水の流入通路31には、リング状の
一対の放電電極38が互いに離間して配置されており、
その放電電極38には、第2プラズマ発生装置51が電
気的に接続されている。第2プラズマ発生装置51に
は、電源52やプラズマ制御装置53が接続され、プラ
ズマ制御系50を構成している。第2プラズマ発生装置
51は、電源52からの電源の供給を受けて、放電電極
38に高周波電圧を印加するものである。プラズマ制御
装置53は、イオン交換塔30に水が流入する水路の途
中に設けられた導電率計61と流量計62からの信号を
受け、これらの信号に基づいて各イオン交換塔30に流
入される導電率と流入水量を検出し、第2プラズマ発生
装置51の駆動を制御するものである。なお、イオン交
換塔30に水が流入する水路の途中に設けられた導電率
計61と流量計62について及びプラズマ制御ルーチン
については、上述の第1実施形態と同様の構成を有して
いるため、詳しい説明を省略する。
【0042】以下、上記のように構成された本実施形態
の作用及び効果について説明する。イオン交換塔30に
おいて、イオン交換塔30に通水される水は、純水装置
の上部から原水散水管の散水装置36から水を粒状の状
態にしてイオン交換樹脂35に散水される。本実施形態
の散水装置36では、この散水の際に、第2プラズマ発
生装置51が両放電電極38に高周波電圧を印加するこ
とにより、溶解性不純物を含んだ水が流入する通路31
で放電を発生させるようにしている。これにより、両放
電電極38の周辺にはコロナ放電が生じ、溶解性不純物
を含んだ水が流入する通路31を通過する溶解性不純物
を含んだ水は帯電する。この帯電した溶解性不純物を含
んだ水がその後イオン交換樹脂35に散水されイオン交
換する際には、その溶解性不純物を含んだ水の中の溶解
性不純物のイオン交換が促進される。
【0043】このように、イオン交換樹脂35に散水さ
れる直前の溶解性不純物を含んだ水に対して放電し、そ
のイオン化を促進させることにより、対象となる物質が
あらかじめ電荷を帯びてイオン化されていると、その反
応を促進する雰囲気が好転される。このことから、イオ
ン交換樹脂35においても溶解性不純物がイオン化され
ていると、その反応の応答性が向上しイオン交換を効率
的に行うことができると考えられる。このため、イオン
交換樹脂収納室内35で処理する水の中の溶解性不純物
がイオン化されると、イオン交換反応が速やかに進行す
るようになる。その結果、上述の第1実施形態と同様な
作用及び効果が得られる。
【0044】さらに、プラズマ制御装置51による制御
においても、前述の第1実施形態と同様の作用及び効果
が得られる。すなわち、散水装置51による溶解性不純
物を含んだ水の散水が開始されると、第2プラズマ発生
装置51から放電電極38に対して高周波電圧の印加が
開始されるため、溶解性不純物を含んだ水が流入する通
路31を通過する散水直前の溶解性不純物を含んだ水に
向けて的確に放電することができる。また、溶解性不純
物を含んだ水の散水量に応じた高周波電圧を放電電極に
印加することにより、発生するプラズマの強度を制御す
る方式であるため、例えば、処理する水量または水質の
負荷が高くなり、処理する溶解性不純物イオンが多くな
った場合でも、プラズマ強度を増加させることによっ
て、その溶解性不純物イオンを効率良く帯電し、イオン
化させることができる。
【0045】なお、本実施形態においては、上述の第1
実施形態の効果に加え、散水装置36に直結する溶解性
不純物を含んだ水が流入する通路31を変更するのみで
済むため、従来の純水装置に大幅な変更を加える必要が
ない。すなわち、散水装置36に直結する溶解性不純物
を含んだ水が流入する通路31にプラズマを発生させる
放電電極38を組み込むため、イオン交換塔自体30の
構造に何ら変更を加えることなく、従来の純水装置のイ
オン交換塔30に容易に改良を施すことができる。
【0046】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。
【0047】(1)第3実施形態においては、散水装置
36に直結する溶解性不純物を含んだ水が流入する通路
31でのプラズマ発生機構として、離間して配置された
一対の放電電極に高周波電圧を印加して放電を発生させ
ているが、他の方法を採用してもよい。例えば、図4に
示すように、散水装置36に直結する溶解性不純物を含
んだ水が流入する通路31の管壁に放電コイル39を配
置し、この放電コイル39に高周波電流を通電して、誘
導起電力により溶解性不純物を含んだ水が流入する通路
内31に放電を発生させる方法によってもプラズマを発
生させることができる。
【0048】(2)第1実施形態においては、向流再生
式イオン交換塔におけるイオン交換樹脂の洗浄工程にお
いて、放電電極によって洗浄水自体に帯電させてイオン
交換樹脂に取り込んだ溶解性不純物イオンを除去する方
法を用いることができる。この場合の放電電極の方法は
上述の第1実施形態の時とは逆に、洗浄水をイオン交換
塔11に流入通水する側の集水板17にの内側に放電電
極を設け、洗浄水が排出される側の集水板16の内側に
接地(アース)の電極を設置させる。これによりイオン
交換樹脂18にイオン交換によって取り込んだ溶解性不
純物イオンを効果的に排除排出するこができる。
【0049】(3)第2実施形態及び第3実施形態にお
いては、順流式イオン交換塔におけるイオン交換樹脂3
5の洗浄工程において、放電電極38または放電コイル
39によって洗浄水自体に帯電させてイオン交換樹脂3
5に取り込んだ溶解性不純物イオンを除去する方法を用
いることができる。この場合も第2実施形態及び第3実
施形態同様に散水装置36に直結する水が流入する通路
31において洗浄水に対して放電電極38または放電コ
イル39によって帯電させる。これによりイオン交換樹
脂35にイオン交換によって取り込んだ溶解性不純物イ
オンを効果的に排除排出するこができる。
【0050】
【発明の効果】第1の発明によれば、純水装置のイオン
交換樹脂の収納室において、溶解性不純物を含んだ処理
する水を帯電し溶解性不純物をイオン化させることによ
り、そのイオン交換樹脂とのイオン交換反応を促進させ
ることができる。これにより、イオン交換樹脂収納室内
で処理する水の中の溶解性不純物のイオン交換反応が速
やかに進行するようになる。その結果、イオン交換塔の
出口側における処理水中の不純物の含有率は低減される
とともにイオン交換効率の向上や安定性の改善効果が得
られることができる。
【0051】第2の発明によれば、第1の発明の効果に
加え、溶解性不純物を含んだ水に対してコロナ放電を発
生させプラズマを生じさせることにより、溶解性不純物
を含んだ水を効果的に帯電し溶解性不純物をイオン化さ
せることができる。
【0052】第3の発明によれば、第1の発明及び第2
の発明の効果に加え、イオン交換塔に流入される溶解性
不純物を含んだ水の水量と導電率を測定することによ
り、水量及び水質に対応した強度の放電を発生させるこ
とにより、効率良く溶解性不純物を含んだ水を帯電し溶
解性不純物をイオン化させることができる。
【0053】第4の発明によれば、イオン交換塔の上部
から溶解性不純物を含んだ水を散水させる順流式イオン
交換塔の散水装置に直結する溶解性不純物を含んだ水が
流入する通路において、散水直前の溶解性不純物を含ん
だ水を帯電させることにより、散水される水の中の溶解
性不純物のイオン化を促進し、イオン交換樹脂によるイ
オン交換反応を促進させることができる。これにより、
イオン交換樹脂収納室内で処理する水の中の溶解性不純
物のイオン交換反応が速やかに進行するようになる。そ
の結果、イオン交換塔の出口側における処理水中の不純
物の含有率は低減されるとともにイオン交換効率の向上
や安定性の改善効果を図ることができる。
【0054】第5の発明によれば、第4の発明の効果に
加え、散水装置に直結する溶解性不純物を含んだ水が流
入する通路に放電を発生させプラズマを生じさせること
により、イオン交換樹脂に向けて散水直前の溶解性不純
物を含んだ水を効果的に帯電させることができる。
【0055】第6の発明によれば、第4又は第5の発明
の効果に加え、イオン交換塔に流入される溶解性不純物
を含んだ水の水量と導電率を測定することにより、水量
及び水質に対応した強度の放電を発生させることによ
り、効率良く溶解性不純物を含んだ水を帯電し溶解性不
純物をイオン化させることができる。
【0056】第7の発明によれば、第4の発明の効果に
加え、散水装置に直結する溶解性不純物を含んだ水が流
入する通路に放電を発生させプラズマを生じさせること
により、イオン交換樹脂に向けて散水直前の溶解性不純
物を含んだ水を効果的に帯電させることができる。
【0057】第8の発明によれば、第4又は第7の発明
の効果に加え、イオン交換塔に流入される溶解性不純物
を含んだ水の水量と導電率を測定することにより、水量
及び水質に対応した強度の放電を発生させることによ
り、効率良く溶解性不純物を含んだ水を帯電し溶解性不
純物をイオン化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態における純水
装置の向流再生式イオン交換塔の主要部を示す部分断面
図である。
【図2】本発明を具体化した第1実施形態における向流
再生式イオン交換塔を用いる純水装置の全体説明図であ
る。
【図3】本発明を具体化した第2実施形態における純水
装置の順流式イオン交換塔の主要部を示す部分断面図で
ある。
【図4】本発明を具体化した第3実施形態における純水
装置の順流式イオン交換塔の主要部を示す部分断面図で
ある。
【図5】プラズマ制御処理ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
8.導電率計 9.流量計 11.向流再生式イオン交換塔 12.溶解性不純物を含んだ水を通水させる流入通路 13.イオン交換塔にて処理された処理水 14.ドレン 15.洗浄水用流入通路 16.集水板(入り口側) 17.集水板(出口側) 18.イオン交換樹脂 19.不活性樹脂 20.放電電極 21.接地(アース)電極 23.陽イオン交換塔 24.脱炭酸塔 26.ポンプ 27.陰イオン交換塔 28.陽イオン交換樹脂 29.陰イオン交換樹脂 30.順流式イオン交換塔 31.溶解性不純物を含んだ水を通水させる流入通路 32.イオン交換塔にて処理された処理水 33.ドレン 34.洗浄水用流入通路及びバルブ 35.イオン交換樹脂 36.散水装置 37.集水板 38.放電電極 39.放電コイル 40.プラズマ制御系 41.プラズマ発生装置 42.電源 43.プラズマ制御装置 50.プラズマ制御系 51.プラズマ発生装置 52.電源 53.プラズマ制御装置 61.導電率計 62.流量計

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の供給経路の途中に配置され、イオン
    交換樹脂との接触により、水及びイオン交換樹脂間でイ
    オン交換を行なうイオン交換樹脂と、前記イオン交換樹
    脂を密閉状態で収容するハウジングと、イオン交換樹脂
    の前後に設置された集水板にて構成される純水装置にお
    いて、前記イオン交換樹脂にてイオン交換する前の前記
    イオン交換樹脂に通水される溶解性不純物を含んだ処理
    前の水に対して、電荷を与えるために放電を発生させる
    第1プラズマ発生機構を備えることを特徴とする純水装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1プラズマ発生機構は、イオン交
    換樹脂を挟むように設置された互いの集水板の内側に離
    間して配置された一対の放電電極と、両放電電極と電気
    的に接続され、両放電電極間に高周波電圧を印加する第
    1プラズマ発生装置とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の純水装置。
  3. 【請求項3】 前記純水装置に溶解性不純物を含んだ処
    理前の水を流入する水路の途中に、前記純水装置に流入
    する水の導電率を計測するための導電率計を設け、さら
    に流入する水の量を計測するにあたり流量計を設けるこ
    とにより、導電率計により計測された導電率と流量計に
    て計測された流量水量の計測値に応じて第1プラズマ発
    生機構からの放電量を調整するように構成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の純水装置。
  4. 【請求項4】 イオン交換樹脂を収容した純水装置内に
    おいて、溶解性不純物を含んだ処理前の水を粒状に噴射
    する噴孔と、その水の供給手段からの水を前記噴孔に導
    く水の流入通路とを有する散水装置を備え、同散水装置
    から水をイオン交換樹脂に向けて散水するようにした純
    水装置において、前記散水装置から散水される水が通過
    する前記水の流入通路で放電を発生させる第2プラズマ
    発生機構をさらに備えることを特徴とする純水装置。
  5. 【請求項5】 前記第2プラズマ発生機構は、前記散水
    装置に接続される前記水の流入通路の管壁に互いに離間
    して配置された一対の放電電極と、両放電電極と電気的
    に接続され、両放電電極間に高周波電圧を印加する第2
    プラズマ発生装置とを備えることを特徴とする請求項4
    に記載の純水装置。
  6. 【請求項6】 前記純水装置に溶解性不純物を含んだ処
    理前の水を流入する水路の途中に、前記純水装置に流入
    する水の導電率を計測するための導電率計を設け、さら
    に流入する水の量を計測するにあたり流量計を設けるこ
    とにより、導電率計にて計測された導電率と流量計にて
    計測された流量水量の計測値に応じて第2プラズマ発生
    機構からの放電量を調整するように構成したことを特徴
    とする請求項4または請求項5に記載の純水装置。
  7. 【請求項7】 前記プラズマ発生機構は、前記散水装置
    にてイオン交換樹脂に散水する前に散水装置につながる
    水の流入通路の管壁に設けられた放電コイルと、同放電
    コイルの両端と電気的に接続され、同放電コイルに高周
    波電流を通電するプラズマ発生装置とを備えるものであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の純水装置。
  8. 【請求項8】 前記純水装置に溶解性不純物を含んだ処
    理前の水を流入する水路の途中に、前記純水装置に流入
    する水の導電率を計測するための導電率計を設け、さら
    に流入する水の量を計測するにあたり流量計を設けるこ
    とにより、導電率計にて計測された導電率と流量計にて
    計測された流量水量の計測値に応じて第2プラズマ発生
    機構からの放電量を調整するように構成したことを特徴
    とする請求項4または請求項7に記載の純水装置。
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