JP2002153853A - 「磨り潰して再資源化する」湿式生ゴミ処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】「磨り潰し」機能の湿式ミル（チューブミル、
ボールミル等）と「高圧圧縮での脱水・固結」機能のフ
ィルタープレスを主体として、微細粒液状化した生ゴミ
を、焼却処理せずに、各用途・目的別の再資源化を目的
とした湿式生ゴミ処理システムの考案。 【解決手段】９「再生用原材料」の品質精度を高めるた
め、 【システムフロー図】の１、２、３、４と４資源化への
分別作業をし、各目的別に分別された資源毎に５「破砕
裁断（クラッシャー）」を行う。６「攪拌（ミキサ
ー）」で液状化し、その後７「磨り潰し（ミル）」で微
細粒化された液状の生ゴミを８「高圧圧縮・脱水・固結
（フィルタープレス）」し、各目的別再生資源材１１、
１２、１３、１４として材料化する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術的分野】原料資源として、生ゴミか
ら純度の高い細粒化資源を再生させ、同時に、焼却処理
などによる環境ホルモン等の発生と汚染を防ぐ事を目的
とした生ゴミ処理方式の考案。

【０００２】

【従来の技術】従来の生ゴミ処理は、「破砕」、「乾
燥」、「圧縮」、「腐敗」、「固結」「埋立廃棄」など
の組み合わせによる乾式方式が主流である。しかし、こ
の乾式方式が原因で、「膨大な化石エネルギーの消費」
と「ＣＯ２発生による環境汚染」が問題となってきてい
る。また、湿式の「磨り潰し」工程を活用している生ゴ
ミ処理方式は皆無である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】生ゴミの臭気発生や腐
敗の進行を防ぎ、処理による環境汚染を防ぐ事が基本的
課題である。さらに究極の課題として、「効率的で広範
囲な利用」が可能な再資源化と、その処理に多くの熱エ
ネルギーを使用しないことが挙げられる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

【請求項１】は１００％の湿潤を伴った５「破砕裁断」
と６「ミキサー」で液状化し、その後７「磨り潰し」で
微細粒化された液状の生ゴミを８フィルタープレスで
「高圧圧縮・脱水・固結」し再資源化する。従来、個々
の機能でしか利用されなかった５、６、７、８の機械を
システム化することで、ゴミ処理機械として新たな利用
価値が生まれ、「省エネルギー」と「環境汚染防止」の
両課題を解決する事が可能となる。

【０００５】

【発明実施の形態】

【請求項１】の形態は、図１

【システムフロー図】のとおりである。まず、再生用原
材料の精度を高めるため、

【システムフロー図】１、２、３、４と４資源化への分
別作業をし、各目的別に分別された資源毎に、５「破砕
裁断（クラッシャー）」を行う。６「攪拌（ミキサ
ー）」で液状化し、その後７「磨り潰し（ミル）」で微
細粒化された液状の生ゴミを８「高圧圧縮・脱水・固結
（フィルタープレス）」し、各目的別再生資源材１１、
１２、１３、１４として材料化する。

【０００６】

【発明の効果】実績有る個々の技術を従来の使用目的と
は異なった分野の技術として生かす可能性が生まれた。
そして、従来の熱エネルギーを消費しＣＯ２を発生する
方式と違い、環境に優しい効果も期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】装置のシステムフロー図である。９「再生用原
材料」の品質精度を高めるため、１、２、３、４と分別
作業をする。各目的別に分別された資源毎に、５「破砕
裁断（クラッシャー）」を行い、６「攪拌（ミキサ
ー）」で液状化し、その後７「磨り潰し（ミル）」で微
細粒化された液状の生ゴミを８「高圧圧縮・脱水・固結
（フィルタープレス）」し、各目的別再生資源材１１、
１２、１３、１４として材料化するシステム。

【符号の説明】

１ 無分別の資源 ８−２ 脱水・固結 ２ 目的別分別資源 ８−３ 脱水・固結 ３ 目的別分別資源 １０ 廃水処理 ４ 目的別分別資源 １１ 各目的別再生
資源原料 ５ 破砕裁断 １２ 各目的別再生
資源原料 ６ 攪拌 １３ 各目的別再生
資源原料 ７ 磨り潰し １４ 各目的別再生
資源原料 ８ 高圧圧縮・脱水・固結 ９ 再生用原材料

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】「磨り潰し」機能の湿式ミル（チューブミ
   ル、ボールミル等）と「高圧圧縮での脱水・固結」機能
   のフィルタープレスを主体として、微細粒液状化した生
   ゴミを、焼却処理せずに、各用途・目的別の再資源化を
   目的とした湿式生ゴミ処理システムの考案。