JP2002153553A - 注射器及び注射針収容容器、その加熱装置、その加熱方法、及びその処理装置 - Google Patents

注射器及び注射針収容容器、その加熱装置、その加熱方法、及びその処理装置

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JP2002153553A
JP2002153553A JP2001036969A JP2001036969A JP2002153553A JP 2002153553 A JP2002153553 A JP 2002153553A JP 2001036969 A JP2001036969 A JP 2001036969A JP 2001036969 A JP2001036969 A JP 2001036969A JP 2002153553 A JP2002153553 A JP 2002153553A
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syringe
needle
heating
injection needle
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JP2001036969A
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Sadao Maeda
定男 前田
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RENIASU TECHNO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後の注射器及び注射針を安全に収容する収
容容器を提供するとともに、該容器を用いることで医療
関係者等が該注射針等との接触の機会を持つことなく、
該注射針の最終処理まで行うことのできる注射器及び注
射針収容容器、その加熱装置、その加熱方法、及びその
処理装置を提供する。 【解決手段】ポリエチレン2とアルミニウム3との層か
らなる注射針収容容器1の中に使用後の注射針15を入
れ、注射針収容容器1を加熱装置5に入れる。赤外線ヒ
ータランプ12からの熱により、注射針15を滅菌する
ことができる。また、ポリエチレン2が溶融することに
より、注射針収容容器1の投入口4が閉じ、該注射針1
5を収容容器1内に封入することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用後の注射器
及び注射針を収容する注射器及び注射針収容容器、その
加熱装置、その加熱方法、及びその処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等の医療施設において使用さ
れた注射器や注射針は廃棄処分となることから、廃棄用
容器に捨てられていた。そうして、該廃棄用容器内の注
射器や注射針の数が一定量になると、医療施設側の依頼
により回収業者の手に渡り、そのまま各業者の手を経由
して最終処理が行われていた。
【0003】ここで注射器及び注射針の使用から業者に
よる最終処分がされるまでの間、該注射器及び注射針は
様々な人の手に渡ることになるが、その安全対策として
は使用後に注射針の先端にキャップを付けて針の先端部
をカバーするか、それに携わる人に対して注意を行うこ
とによって安全意識を喚起する手段が採られているに過
ぎなかった。
【0004】ここで、医師や看護婦をはじめとする医療
関係者の現実問題として、多数の患者を相手しなければ
ならないことから、使用後の注射針すべてについてキャ
ップを付けていくことは非常に困難であるとともに、キ
ャップを付ける作業それ自体に、注射針による外傷や感
染事故のおそれがあるため、敬遠されることが多かっ
た。
【0005】特に各種福祉施設や小、中学校等で行われ
る予防接種等においては、非常に多数の人を相手にする
うえ、病院等の医療施設から持ち出せる機材も限られて
いることから、使用後の注射針に対する安全対策はほと
んど行われていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、使用後の注
射針というのは針の先端部それ自体の外傷も危険である
うえ、それに加えて当該注射針に触れることにより、針
に付着した雑菌が引き起こす感染症にかかるというおそ
れがある。
【0007】そのため、なるべく医療関係者や回収業者
等が当該注射針に接触する機会をなくすのが望ましいの
であるが、実際は医療施設内の廃棄用容器から別の容器
に移す際や、注射針を収容する容器の形状によっては運
搬中に注射針がこぼれ落ちたりして、当該注射針との接
触機会をなくすことは非常に困難である。
【0008】このことから、当該使用後の注射針により
引き起こされる院内感染等が現実の問題となりつつあ
る。
【0009】この発明の目的は、使用後の注射器及び注
射針を安全に収容する収容容器を提供するとともに、該
容器を用いることで医療関係者等が該注射針等との接触
の機会を持つことなく、該注射針等の最終処理まで行う
ことのできる注射器及び注射針収容容器、その加熱装
置、その加熱方法、及びその処理装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は以下の構成を
備えている。
【0011】(1)融点の異なる2種類以上の材料で構
成される、注射器及び注射針収容容器であって、収容さ
れる注射器又は注射針を投入する投入口を容器上部に設
けるとともに、下方の材料程その融点が高いことを特徴
とする。
【0012】この構成においては、この収容容器は、融
点の異なる2種類以上の材料で構成され、収容される注
射器又は注射針を投入する投入口を容器上部に設けると
ともに、下方の材料程その融点が高いことから、該注射
器及び注射針の収容容器を加熱した際に、下部は溶融し
変形しにくいのに対して、上部は加熱により溶融し変形
するため、この収容容器に設けられている投入口が該変
形により封鎖され、該容器内部に収容されている注射器
又は注射針は下部及び溶融する上部によって封入され
る。
【0013】(2)前記2種類以上の材料のうち前記収
容容器底面を含む最下位置の材料は、金属であることを
特徴とする。
【0014】この構成においては、収容容器を構成する
2種類以上の材料のうち底面を含む最下位置はいわゆる
高融点の性質を持つアルミニウム、ステンレス等の金属
材料であることから、必要とされる滅菌温度が高温であ
るときにおいても、収容容器底面を含む最下位置が溶融
することがなく、確実に注射器及び注射針の滅菌及び封
入が行なわれる。
【0015】また、金属材料は熱伝導率が高く、容器外
部の熱源からの熱が、容器内部の滅菌すべき注射器又は
注射針に効率良く伝わり、より高温で滅菌が行なわれ
る。
【0016】(3)注射器又は注射針を投入する投入口
を有する、該注射器及び注射針を収容する融点が所定温
度以下の材料からなる本体と、該本体下部と嵌合する金
属を含む高融点材料からなる受け部と、を備えたことを
特徴とする。
【0017】この構成においては、この収容容器は、前
記注射器及び注射針を収容する融点が所定温度以下の、
例えば樹脂性材料からなる本体と、該本体下部と嵌合す
る金属を含む高融点材料からなる受け部と、によって構
成されており、加熱され溶融する該本体と、該本体のい
わゆる受け皿としての役割をする該受け部とによって確
実に注射器及び注射針の滅菌及び封入が行なわれる。
【0018】また、該本体及び該受け部の生産が別個に
行なわれることから、この収容容器の生産が容易にな
り、かつ、その費用が低廉になる。
【0019】(4)樹脂性材料で構成される注射器及び
注射針収容容器であって、収容される注射器又は注射針
を投入する投入口を容器上部に設けるとともに、下方の
材料程その肉厚を厚くしたことを特徴とする。
【0020】この構成においては、該注射針収容容器を
加熱した際に、下部は肉厚が厚いことから、溶融し変形
しにくいのに対して、上部は肉厚が薄いことから、下部
と比較して溶融し易く、加熱により溶融し変形する。従
って、該上部に設けられている注射針投入口は該変形に
より封鎖される。これにより、該容器内部に収容されて
いる注射針は下部及び上部によって封入される。
【0021】(5)前記投入口は、その径の長さが収容
される注射器又は注射針の長さよりも短いことを特徴と
する。
【0022】この構成においては、前記投入口は、その
径の長さが収容される注射器又は注射針の長さよりも短
いことから、一旦投入された注射器又は注射針は、たと
え容器が転倒した場合であっても、容易にこぼれ落ちる
ことがなくなる。
【0023】(6)前記投入口は、その径の長さが投入
する注射器又は注射針に応じて調整自在であることを特
徴とする。
【0024】この構成においては、注射器又は注射針を
投入する投入口が、その径の長さが投入する注射器又は
注射針に応じて調整自在であることから、注射器又は注
射針の径又は軸方向の長さに応じて、常に、該注射器又
は注射針の径よりも長く、該注射器又は注射針の軸方向
の長さよりも短い径の投入口が設けられる。これによ
り、投入される注射器又は注射針のサイズにかかわら
ず、一旦投入された注射器又は注射針は、たとえ容器が
転倒した場合であっても、容易にこぼれ落ちることはな
い。
【0025】(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の
注射器及び注射針収容容器を加熱する方法において、該
容器上部の材料の溶融温度以上の所定の温度で、所定の
時間加熱することを特徴とする。
【0026】この構成においては、滅菌のための加熱温
度が該収容容器上部の材料の溶融温度以上であることに
より、収容容器上部は溶融し変形することになり、上述
のように該上部と収容容器下部とが合わさって、注射針
収容容器内部の注射器又は注射針を封入することにな
る。また、該加熱時間は上部が溶融・変形するのに充分
な時間となり、かつ、注射器及び注射針の滅菌に必要と
される時間としても充分な時間となる。
【0027】(8)(1)〜(6)のいずれかに記載の
注射器及び注射針収容容器を加熱する装置であって、該
容器を内部に収容した状態において、少なくとも該容器
の上部付近に対向する位置及び該容器の底面に対向する
位置に配置された熱源と、前記熱源からの熱により該容
器上部の材料の溶融温度以上の所定の温度で所定の時間
加熱を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0028】この構成においては、収容容器を加熱する
装置は、前記収容容器を内部に収容した状態において、
少なくともこの収容容器における溶融されるべき材料が
配置される上部付近に対向する位置及び金属等の熱伝導
率が高く高融点の材料が配置される容器の底面に対向す
る位置に熱源を備えることから、対流熱伝達が生じにく
い注射器及び注射針収容容器内部の密閉空間へも、該熱
源からの輻射熱等の熱が伝わり、使用後の注射器及び注
射針に対して滅菌に充分な温度での加熱され、確実に注
射器及び注射針の滅菌及び封入が行なわれる。
【0029】また、この収容容器を加熱する装置は、前
記熱源からの熱により該容器上部の材料の溶融温度以上
の所定の温度で所定の時間加熱を行う制御部を備えるこ
とから、適正な加熱温度と加熱時間の設定が容易にな
る。
【0030】(9)前記注射器及び注射針収容容器加熱
装置は、加熱時において換気を行う換気手段と、加熱時
の臭いを吸着する脱臭手段と、を備えたことを特徴とす
る。この構成においては、収容容器の加熱により発生し
得る気体から該加熱装置の作業者が守られる。また、該
加熱装置の周囲に対しても悪臭などが伝わるのが防止さ
れる。
【0031】(10)(8)又は(9)に記載の注射器
及び注射針収容容器加熱装置とその下方に上記収容容器
の保管用ボックスとを備えた収容容器処理装置におい
て、該加熱装置底面を開閉自在の開閉プレートで構成
し、この開閉プレートの開閉操作をリンク機構によって
行う操作手段を前記加熱装置に設けたこと、を特徴とす
る。
【0032】この構成においては、該加熱装置の加熱・
冷却作業ののちに、該開閉プレートの開閉操作により、
該収容容器は該保管ボックスへと送られる。また、該保
管ボックスは送られてきた収容容器をまとめて保管さ
れ、該保管ボックス毎回収業者に回収される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施形
態の説明をする。
【0034】まず、図1を用いて、本発明の第1の実施
形態として、注射針収容容器1の第1の構造を説明す
る。同図が示すように、注射針収容容器1は上下2層構
造になっており、各層はそれぞれ異なる材料によって構
成されている。ここで、上下2層構造とは、図1に示す
上部容器と下部容器とが嵌合する構成の他に、図11の
ように下部容器が上部容器の下部を包むようにして嵌合
する構成をも含むものとする。
【0035】通常、注射器や注射針の収容容器としては
合成樹脂からなる材料が用いられることが多いが、本実
施形態においては後述する滅菌・封入の際の高温加熱を
考慮して上部はポリエチレン2であり、下部は金属材料
であるアルミニウム3を用いている。この実施形態で
は、注射器及び注射針のうち注射針を収容する収容容器
について説明しているが、基本的な収容容器の構造は、
注射器を収容する場合においても変わるものではない。
【0036】図1では上下2層構造であるが、3種類以
上の材料を用いて本発明の注射針収容容器を構成しても
良い。何層で構成される場合であっても、上部から下部
へいくにつれて、当該層を構成する材料の融点が高くな
るようにしなければならない。また、最上位置に配置さ
れる材料が熱可塑性の合成樹脂であれば、容易に変形し
注射針投入口の封鎖が行われることから、該容器が本来
奏するべき作用効果を最適に得ることができるといえ
る。
【0037】この他にも、使用される合成樹脂の例とし
ては上部にポリカーボネート、ポリプロピレンを用い、
下部にステンレス等又はその他の金属材料を用いること
が考えられる。
【0038】なお、下部は本発明において注射器又は注
射針の滅菌・封入を行なう上で溶融するおそれのない高
融点の材料である必要から金属材料が用いられている
が、これは金属材料以外が用いられることを除外するも
のではなく、高融点の性質を有するものであれば、高分
子材料等を用いても良い。
【0039】さらに、注射針収容容器1の形状として
は、保管及び運搬上の都合から円柱形又は四角柱形が採
られることが多いが、特にそのような形状に限定される
ことはない。
【0040】そして、同じく同図が示すように、注射針
収容容器1には投入口4が設けられている。投入口4の
大きさについては、注射針収容容器1が転倒等した場合
においても該注射針が容易にこぼれ落ちないようにする
ため、該注射針が主軸方向にちょうど通過する程度にす
るか、その大きさよりもやや大きめにするくらいが最適
である。
【0041】また、投入口4の近傍のみ、大きい弾性の
特性をもつ材料に代えることにより、該注射針が投入口
4を通過する時のみ該材料の弾性変形により径が広が
り、投入口4の径の大きさを該注射針の径よりも小さく
することが可能となることから、確実に該注射針が投入
口4からこぼれ落ちないようにすることができる。
【0042】さらには、投入口4の近傍の肉厚を厚くす
ることで、注射針投入口が深くなり、該注射針が垂直の
状態でないと投入口4を通過することが出来なくなるた
め、容易に注射針の投入が可能で、かつ、一度投入した
注射針がこぼれ落ちにくい注射針収容容器にすることが
できる。
【0043】そして、この投入口4を含む投入部30
は、収容容器1上部と同一材料となるポリエチレンで構
成されており、収容容器1に対して着脱自在となってい
る。これにより、径の長さが異なる投入口4を含む投入
部30のバリエーションを着け換えることによって、収
容容器1の投入口4を注射器及び注射針のサイズに合わ
せた最適な大きさに調整することができる。
【0044】次に、図2(a)及び(b)を用いて注射
針収容容器1を処理する、注射針収容容器処理装置20
の構成について説明する。なお、注射針収容容器処理装
置20は、同じ構成のままで、注射器を収容した収容容
器を処理する場合にも用いることが可能である。ここで
図2(a)は該処理装置の正面図であり、図2(b)は
左側面図である。
【0045】該処理装置20は上部の加熱装置5、下部
の保管ボックス7によって構成されている。加熱装置5
は前面に開閉自在の扉である前扉6が設けられていて、
前扉6を開くことにより、注射針収容容器1を加熱装置
5内部に搬入することができる。また、前扉6は、加熱
装置5が作動中はロック機構によりロックされている。
【0046】さらに、側面にはリンク機構により加熱装
置底面の開閉操作を行うハンドルレバー8、冷却時に加
熱装置内部に冷風を送り込む換気用ファン13及び加熱
・冷却操作を制御する制御部14が設けられており、加
熱装置5の底面には図8に示すように、ハンドルレバー
8によって開閉自在の開閉プレート11が設けられてい
る。
【0047】一方、保管ボックス7についてであるが、
保管ボックス7の前面は大きく開いており、加熱装置5
により加熱・冷却処理がなされ、開閉プレート11が開
くことにより落下してくる、注射針収容容器1を保管す
る働きをする。保管ボックス7の大きさについて特に制
限はないが、注射針収容容器1を保管ボックス7ごと回
収する業者の利便性等を考慮すると、注射針収容容器1
を20〜30個分収容できる程度の大きさが最適である
と言える。
【0048】次に、図3は該処理装置20の上面図を示
しており、同図は前扉6が閉じた状態を示している。該
処理装置20上面には、注射針収容容器1の冷却時に加
熱空気を上方向に排出する排気ダクト9とユーザが加熱
装置を操作する際に使用する操作パネル10とが設けら
れている。
【0049】図4は、注射針収容容器1の加熱装置5内
部における収容状態を示している。前扉6を開けること
により、加熱装置5内部に搬入された注射針収容容器1
は開閉プレート11の上に置かれる。注射針収容容器1
の搬入後には、安全面と作業効率の向上のため前扉6は
閉められる。こうして加熱装置5内部に3個程度の注射
針収容容器1を搬入した後に、加熱装置5を作動させる
ことになる。
【0050】ただし、前扉6が完全に閉まっていない場
合には、安全装置により加熱装置5を作動させることは
できない。
【0051】ここで、再び図3を用いて加熱装置5の操
作について説明する。前述の図4に示す状態のように、
注射針収容容器1を搬入し、前扉6を完全に閉じた後
に、操作パネル10上の電源スイッチ10aをオンにす
る。
【0052】すると、前扉6が自動的にロックされ、加
熱装置5が作動し始める。まず、加熱中を示す表示用ラ
ンプ10bが点灯し、赤外線ヒータランプ12への通電
が開始される。このとき、加熱温度等は制御部14によ
って制御され、赤外線ヒータランプ12は加熱対象物で
ある注射針収容容器1の周囲及び上面と底面とにおい
て、200(0〜+5)°Cに保持される。もし、この
ときに内部温度が250°Cを越えるようなことがあれ
ば、温度調整装置の働きにより、電源が遮断される。
【0053】図5は赤外線ヒータランプ12からの熱に
より、注射針収容容器1が加熱されている状態を示した
ものである。同図に示すように、赤外線ヒータランプ1
2は注射針収容容器の上部及び下部のそれぞれに対向す
る位置と、図示しない収容容器1の底面と対向する位置
と、に配置されており、赤外線ヒータランプ12からの
熱は注射針収容容器1外部のみならず、内部にまで伝わ
っていく。これにより、収容されている使用後の注射針
15も加熱され、注射針15の滅菌が行われる。
【0054】通常、滅菌処理は所定の高温で所定の時間
(規定によると、190°Cで30分以上)行う必要が
あり、本実施の形態においては該加熱作業が30分行わ
れる。
【0055】図6は30分の加熱作業が行われた後の注
射針収容容器1の状態を示している。図1で示したよう
に、注射針収容容器1はポリエチレン2及びアルミニウ
ム3からなる2層構造であるため、上部のポリエチレン
2が赤外線ヒータランプ12からの熱により溶融され、
投入口4が封鎖される。その結果、同図に示すように滅
菌処理のされた注射針15は注射針収容容器1に封入さ
れる。
【0056】ここで、同図中には示していないが、前扉
6に注射針収容容器1を圧縮するための加圧機構を設
け、加熱装置5内部での加熱作業の終了間際に注射針収
容容器1へ対して加圧を行うようにすると、注射針15
を封入した注射針収容容器1をさらにコンパクトに圧縮
することが可能となる。
【0057】以上の加熱作業により、注射針等の加熱滅
菌処理及び封入処理が同時に行なうことができる。そし
て、上述の加熱作業が終了すると、赤外線ヒータランプ
12への通電が解除される。該解除後、換気用ファン1
3による冷却が開始され、操作パネル上では冷却中を示
す表示用ランプ10cが点灯する。このとき、加熱装置
内部の熱せられた空気は、排気ダクト9を通って上方向
から外部へと排出される。排気ダクト9には、合成樹脂
等を加熱したことにより発生する臭いを吸着するための
脱臭剤が備えられている。該脱臭剤は交換可能な活性炭
からなっており、一定周期毎に交換することにより、半
永久的に脱臭効果を持続させることができる。
【0058】一定の時間経過後、冷却作業によって注射
針収容容器1の温度が40°Cまで下がると、制御部1
4により冷却ファン13は停止し、操作パネル10上の
取り出し可能を示す表示用ランプ10dが点灯する。ラ
ンプ10dが点灯すると、前扉6のロックが解除され
る。
【0059】以上が加熱装置5による冷却作業である
が、該冷却作業後にはユーザが注射針収容容器に触れて
も、火傷等する危険もなく、注射針による外傷や雑菌に
よる感染等の危険についてもなくなっているといえる。
よって、ユーザは前扉6より注射針収容容器1を取り出
し安全に回収することができる。しかしながら、病院等
の医療施設が回収業者に回収を依頼する場合には、該回
収業者が回収し易いように注射針収容容器1を数10個
単位でまとめて保管しておくと便利である。
【0060】そこで、該加熱・冷却処理後の注射針収容
容器1を保管する役割を果たすのが加熱装置5の下方に
設けられている保管ボックス7である。注射針収容容器
1の加熱装置5から保管ボックス7への移動は、ユーザ
がハンドルレバー8を手前に引くことにより、開閉プレ
ート11を動作させることにより行う。以下図8を用い
て、該動作について説明する。
【0061】ユーザがハンドルレバー8を引くと、それ
に連動する三角部材16が点16aを中心軸として反時
計回りに回転運動をする。ここで点16a、点16b、
点16cはそれぞれ三角部材16の各頂点を示してい
る。該回転運動により、頂点16cは回転前に頂点16
bが位置していた付近にまで引き上げられる。すると、
頂点16cでピン結合されているリンク部材17aも上
方に引き上げられ、リンク部材17aとピン結合点18
aで結合されている開閉プレート11aは中心軸19a
を中心にして反時計回りに90度回転運動する。
【0062】該回転運動があると、開閉プレート11a
のピン結合点18bで結合されているリンク部材17b
は右方向に引っ張られることになり、リンク部材17b
とピン結合点18cで結合されている開閉プレート11
bは中心軸19bを中心として、時計回りに90度回転
運動する。
【0063】この一連の動作により、ハンドルレバー8
を操作する前には水平だった開閉プレート11a及び1
1bは、それぞれが垂直となるように回転することから
開閉プレート11は閉じた状態から開いた状態へと変化
することになる。そして開閉プレート11が開くことに
より、開閉プレート11上の注射針収容容器1は保管ボ
ックス7へと排出される。
【0064】該排出がされた後にハンドルレバー8を離
すと、三角部材16に取り付けられたスプリング21の
復元力により三角部材は時計回りに回転することにより
元に状態へと戻り、それに伴ってリンク部材17a、開
閉プレート11a、リンク部材17b及び開閉プレート
11bもそれぞれ元の位置に戻るため、開閉プレート1
1は開いた状態から閉じた状態へと戻る。
【0065】以上で本発明による一連の動作が終了する
ことになるが、処理すべき注射針収容容器1が多数ある
場合には上記の作業を繰り返して行うことになる。そし
てすべての注射針収容容器1の処理が終了した時点で、
操作パネル10上の電源スイッチをオフにする。
【0066】ここで、図9を用いて、本発明の第2の実
施形態として、注射針収容容器1の第2の構造を説明す
る。同図に示すように、注射針収容容器1は下方程容器
の肉厚が厚くなっている。加熱による変形のし易さは、
通常、肉厚に反比例する。よって、該注射針収容容器1
においても、第1の実施形態における注射針収容容器1
と同様に上方程変形され易く、第1の実施形態と同様の
処理を行うことで、同様の作用効果を得ることができ
る。
【0067】なお、本実施の形態においては注射針収容
容器1の材料としてポリエチレン2を使用しているが、
該材料はポリプロピレンやポリカーボネート等で代用可
能であることは第1の実施形態と同様である。また、同
図に示していないが、図1に示したような上部と下部と
において、異なった材料を使用することも可能であり、
その場合には、より効果的に注射針15の封入ができ
る。
【0068】最後に図10を用いて、本発明の第3の実
施形態として、注射針収容容器1の第3の構造を説明す
る。同図に示すように、注射針収容容器1は、ポリエチ
レン2からなる本体と、その本体下部を覆うように配置
されているステンレス製の受け部31と、が嵌合するこ
とによって構成されている。
【0069】これにより、例えば溶融温度が130°前
後であるポリエチレン2からなる本体は、滅菌処理に必
要とされる190°C以上での加熱時に溶融し、ステン
レス製の受け部31内に収容されるため、上述と同様に
該本体と該受け部31とによって注射器及び注射針の封
入・滅菌を行なうことができる。
【0070】なお、ここではポリエチレン2からなる本
体を用いているが、滅菌処理の温度において溶融される
部材であればこのポリエチレン2の代わりに用いること
が可能である。また、受け部31の材料についても、ス
テンレスに限定されることはなくアルミニウム、耐熱合
金、又金属に限らず当該滅菌処理の温度において容易に
溶融しない高融点材料であればよい。
【0071】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、 (1)前記収容容器は、融点の異なる2種類以上の材料
で構成され、収容される注射器又は注射針を投入する投
入口を容器上部に設けるとともに、下方の材料程その融
点が高いことから、該注射器及び注射針の収容容器を加
熱した際に、下部は溶融し変形しにくいのに対して、上
部は加熱により溶融し変形するため、この収容容器に設
けられている投入口が該変形により封鎖され、該容器内
部に収容されている注射器又は注射針を下部及び溶融す
る上部によって封入することができる。
【0072】(2)収容容器を構成する2種類以上の材
料のうち底面を含む最下位置はいわゆる高融点の性質を
持つアルミニウム、ステンレス等の金属材料であること
から、必要とされる滅菌温度が高温であるときにおいて
も、収容容器底面を含む最下位置が溶融することがな
く、確実に注射器及び注射針の滅菌及び封入を行なうこ
とができる。
【0073】また、金属材料は熱伝導率が高く、容器外
部の熱源からの熱が、容器内部の滅菌すべき注射器又は
注射針に効率良く伝わり、より高温で滅菌を行なうこと
ができる。
【0074】(3)前記収容容器は、前記注射器及び注
射針を収容する融点が所定温度以下の、例えば樹脂性材
料からなる本体と、該本体下部と嵌合する金属を含む高
融点材料からなる受け部と、によって構成されており、
加熱され溶融する該本体と、該本体のいわゆる受け皿と
しての役割をする該受け部とによって確実に注射器及び
注射針の滅菌及び封入を行なうことができる。
【0075】また、該本体及び該受け部の生産が別個に
行なわれることから、この収容容器を容易に生産でき、
かつ、その費用を低廉にすることができる。
【0076】(4)前記注射針収容容器を加熱した際
に、下部は肉厚が厚いことから、溶融し変形しにくいの
に対して、上部は肉厚が薄いことから、下部と比較して
溶融し易く、加熱により溶融し変形するため、該上部に
設けられている注射針投入口は該変形により封鎖される
ことから、該容器内部に収容されている注射器又は注射
針を下部及び上部によって封入できる。
【0077】(5)前記投入口は、その径の長さが収容
されるべき注射器又は注射針の長さよりも短いことか
ら、一旦投入された注射器又は注射針は、たとえ容器が
転倒した場合であっても、容易にこぼれ落ちることが防
止できる。
【0078】(6)注射器又は注射針を投入する投入口
が、その径の長さが投入する注射器又は注射針に応じて
調整自在であることから、注射器又は注射針の径又は軸
方向の長さに応じて、常に、該注射器又は注射針の径よ
りも長く、該注射器又は注射針の軸方向の長さよりも短
い径の投入口を設けることができる。これにより、投入
される注射器又は注射針のサイズにかかわらず、一旦投
入された注射器又は注射針は、たとえ容器が転倒した場
合であっても、容易にこぼれ落ちることを防止できる。
【0079】(7)滅菌のための加熱温度が該収容容器
上部の材料の溶融温度以上であることにより、収容容器
上部は溶融し変形することになり、上述のように該上部
と収容容器下部とが合わさって、注射針収容容器内部の
注射器又は注射針を封入することになることから、該加
熱時間は上部が溶融・変形するのに充分な時間とするこ
とができ、かつ、注射器及び注射針の滅菌に必要とされ
る時間としても充分な時間とすることができる。
【0080】(8)収容容器を加熱する装置は、前記収
容容器を内部に収容した状態において、少なくともこの
収容容器における溶融されるべき材料が配置される上部
付近に対向する位置及び金属等の熱伝導率が高く高融点
の材料が配置される容器の底面に対向する位置に熱源を
備えることから、対流熱伝達が生じにくい注射器及び注
射針収容容器内部の密閉空間へも、該熱源からの輻射熱
等の熱が伝わり、使用後の注射器及び注射針に対して滅
菌に充分な温度で加熱でき、確実に注射器及び注射針の
滅菌及び封入を行なうことができる。
【0081】また、この収容容器を加熱する装置は、前
記熱源からの熱により該容器上部の材料の溶融温度以上
の所定の温度で所定の時間加熱を行う制御部を備えるこ
とから、適正な加熱温度と加熱時間の設定を容易にでき
る。
【0082】(9)収容容器の加熱により発生し得る気
体から該加熱装置の作業者を守らることができる。ま
た、該加熱装置の周囲に対しても悪臭などが伝わるのを
防止できる。
【0083】(10)前記加熱装置の加熱・冷却作業の
のちに、該開閉プレートの開閉操作により、該収容容器
は該保管ボックスへと送ることができ、該保管ボックス
は送られてきた収容容器をまとめて保管でき、該保管ボ
ックス毎回収業者が回収することができる。
【0084】以上のことから、一度注射針収容容器1に
収容された注射針に、医療関係者等が接触する機会が減
少し該注射針による事故を防止することができる。
【0085】また、回収業者等は該注射針と接触する機
会がなくなり、該注射針による感染や事故等を防止する
ことができる。
【0086】よって、使用後の注射器及び注射針を安全
に収容する収容容器を提供するとともに、該容器を用い
ることで医療関係者等が該注射針等との接触の機会を持
つことなく、該注射針の最終処理まで行うことのできる
注射器及び注射針収容容器、その加熱装置、その加熱方
法、及びその処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注射針収容容器の構成の一例を示す図
である。
【図2】本発明の注射針収容容器処理装置の構成を示す
図である。
【図3】本発明の加熱装置の上面図である。
【図4】本発明の加熱装置のA−A断面図である。
【図5】本発明の加熱装置内部の構成を示す図である。
【図6】本発明の加熱装置の加熱作業後の状態を示す図
である。
【図7】本発明の加熱装置の左側面図である。
【図8】本発明の開閉プレートのリンク機構を示す図で
ある。
【図9】本発明の注射針収容容器の構成の一例を示す図
である。
【図10】本発明の注射針収容容器の構成の一例を示す
図である。
【図11】本発明の注射針収容容器の構成の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1−注射針収容容器 2−ポリエチレン 3−アルミニウム 4−投入口 5−加熱装置 6−前扉 7−保管ボックス 8−ハンドルレバー 9−排気ダクト 10−操作パネル 10a−電源スイッチ 10b−表示用ランプ(加熱中) 10c−表示用ランプ(冷却中) 10d−表示用ランプ(取出可) 11(11a〜11b)−開閉プレート 12−赤外線ヒータランプ 13−換気用ファン 14−制御部 15−注射針 16(16a〜16c)−三角部材 17(17a〜17b)−リンク部材 18(18a〜18c)−ピン結合部 19(19a〜19b)−回転中心軸 20−収容容器処理装置 21−スプリング 30−投入部 31−受け部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融点の異なる2種類以上の材料で構成され
    る、注射器及び注射針収容容器であって、収容される注
    射器又は注射針を投入する投入口を容器上部に設けると
    ともに、下方の材料程その融点が高いことを特徴とする
    注射器及び注射針収容容器。
  2. 【請求項2】前記2種類以上の材料のうち前記収容容器
    底面を含む最下位置の材料は、金属であることを特徴と
    する請求項1に記載の注射器及び注射針収容容器。
  3. 【請求項3】注射器又は注射針を投入する投入口を有す
    る、該注射器及び注射針を収容する融点が所定温度以下
    の材料からなる本体と、該本体下部と嵌合する金属を含
    む高融点材料からなる受け部と、を備えたことを特徴と
    する注射器及び注射針収容容器。
  4. 【請求項4】樹脂性材料で構成される注射器及び注射針
    収容容器であって、収容される注射器又は注射針を投入
    する投入口を容器上部に設けるとともに、下方の材料程
    その肉厚を厚くしたことを特徴とする注射器及び注射針
    収容容器。
  5. 【請求項5】前記投入口は、その径の長さが収容される
    注射器又は注射針の長さよりも短いことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の注射器及び注射針収容容
    器。
  6. 【請求項6】前記投入口は、その径の長さが投入する注
    射器又は注射針に応じて調整自在であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の注射器及び注射針収
    容容器。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の注射器及
    び注射針収容容器を加熱する方法において、該容器上部
    の材料の溶融温度以上の所定の温度で、所定の時間加熱
    することを特徴とする注射器及び注射針収容容器加熱方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の注射器及
    び注射針収容容器を加熱する装置であって、該容器を内
    部に収容した状態において、少なくとも該容器の上部付
    近に対向する位置及び該容器の底面に対向する位置に配
    置された熱源と、前記熱源からの熱により該容器上部の
    材料の溶融温度以上の所定の温度で所定の時間加熱を行
    う制御部と、を備えたことを特徴とする注射器及び注射
    針収容容器加熱装置。
  9. 【請求項9】前記注射器及び注射針収容容器加熱装置
    は、加熱時において換気を行う換気手段と、加熱時の臭
    いを吸着する脱臭手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項8に記載の注射器及び注射針収容容器加熱装置。
  10. 【請求項10】請求項8又は9に記載の注射器及び注射
    針収容容器加熱装置とその下方に上記収容容器の保管用
    ボックスとを備えた収容容器処理装置において、該加熱
    装置底面を開閉自在の開閉プレートで構成し、この開閉
    プレートの開閉操作をリンク機構によって行う操作手段
    を前記加熱装置に設けたこと、を特徴とする注射器及び
    注射針収容容器処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011056221A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Ucom:Kk 使用済み注射器処理システム
JP2012016378A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 医療廃棄物加熱処理装置および医療廃棄物加熱処理方法
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JPH0465533U (ja) * 1990-10-12 1992-06-08

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