JP2002152959A - 電力ケ−ブル線路 - Google Patents

電力ケ−ブル線路

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JP2002152959A
JP2002152959A JP2000343111A JP2000343111A JP2002152959A JP 2002152959 A JP2002152959 A JP 2002152959A JP 2000343111 A JP2000343111 A JP 2000343111A JP 2000343111 A JP2000343111 A JP 2000343111A JP 2002152959 A JP2002152959 A JP 2002152959A
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cross
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cable line
attached
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JP2000343111A
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Munehisa Mitani
宗久 三谷
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各相の絶縁接続部で金属シ−スが互いにクロ
スボンド線によりクロスボンド配線されている電力ケ−
ブル線路において、ケ−ブル防食層の異常検知のため
に、全ての絶縁接続部における各クロスボンド線に電流
計を取付けているため多数の電流計を必要とし、更には
これらの電流デ−タ−を監視センタ−へ送るための多量
の光ファイバ等の通信線が必要であり、経済的ではなか
った。 【解決手段】 各相の普通接続部4で金属シ−ス2間は
導通線11によりそれぞれ接続するが非接地とし、ケ−
ブル線路両端の各相の終端接続部5で金属シ−ス2間は
一括接地10として、前記一括接地10にそれぞれ電流
計を取付けたもの。従って、電力ケ−ブルの防食層異常
検知のための電流計9aの取付けは、両端の終端接続部
5におけるそれぞれの一括接地10だけ、つまり2ヶ所
だけとなるので非常に経済的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスボンド配線
されている電力ケ−ブル線路における、金属シ−スの接
地の仕方に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁接続部において各相の金属シ−スが
互いにクロスボンド線によりクロスボンド配線されてい
る従来の電力ケ−ブル線路を図3に示す。同図におい
て、1は3つのクロスボンド区間から形成された場合の
電力ケ−ブル線路で、2は電力ケ−ブルの内の金属シ−
スである。この金属シ−ス2の上には防食層が設けられ
ているが図示していない。各相における絶縁接続部3は
互いにクロスボンド線6により図のようにクロスボンド
配線されている。また、各相における普通接続部4及び
終端接続部5はそれぞれ接地線7、接地線8により接地
されている。
【0003】ここで、クロスボンド区間を設ける理由
は、金属シ−スへの誘起電位を極力押さえ、シ−ス回路
損をできるだけ少なくするためである。単心電力ケ−ブ
ルでは、導体への通電電流により金属シ−スに電位が誘
起され、この誘起電位は安全上あるレベル以下に押さえ
る必要がある。従い、長い電力ケ−ブル線路では2ヶ所
以上の接地が必要となる。しかし単に接地すると金属シ
−スに電流が流れ、いわゆるシ−ス回路損が発生して送
電容量の低下を招く。この防止策として、金属シ−スを
クロスボンド配線により捻架することが提案されてい
る。
【0004】このようなクロスボンド配線されている従
来の電力ケ−ブル線路において、電力ケ−ブル防食層に
絶縁不良等の異常が発生した場合の異常検知のために、
図4に示すとおり、各相の絶縁接続部3における各クロ
スボンド線6に電流計9をそれぞれ取付ていた。この異
常検知の基本的考え方としては、電力ケ−ブル防食層が
例えば外傷を受けた場合、この外傷を受けた部分の金属
シ−ス2が接地状態となるので、各クロスボンド線6を
流れる電流が正常時と異なることを利用したものであ
る。具体的には、各電流計9による電流デ−タ−を、図
示はしていないが、光ファイバ等の通信線を介して監視
センタ−へ送り、監視センタ−ではコンピュ−タ−によ
り例えば正常時の電流パタ−ンデ−タ−と前記電流デ−
タ−とを比較することにより防食層の異常有無を判定し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電力ケ−ブ
ル線路によると、ケ−ブル防食層の異常検知のために全
ての絶縁接続部における各クロスボンド線に電流計を取
付けているため多数の電流計を必要とし、更にはこれら
の電流デ−タ−を監視センタ−へ送るための多量の光フ
ァイバ等の通信線が必要であり、経済的ではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解消
するもので、その特徴は、各相の絶縁接続部で金属シ−
スが互いにクロスボンド線によりクロスボンド配線され
ている電力ケ−ブル線路において、各相の普通接続部で
金属シ−スは導通線によりそれぞれ接続するが非接地と
し、ケ−ブル線路両端の各相の終端接続部で金属シ−ス
間は一括接地とし、前記一括接地部にそれぞれ電流計を
取付けた電力ケ−ブル線路としたことにある。即ち、電
力ケ−ブルの防食層異常検知のための電流計の取付け
は、両端の終端接続部におけるそれぞれの一括接地部だ
け、つまり2ヶ所だけとしたので、非常に経済的であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる電力ケ−
ブル線路における正常時を示す図であり、従来の電力ケ
−ブル線路を示す図4と同一符号は同一部位を示す。図
4との相違点は次の3点である。1点目は、各相の普通
接続部4における金属シ−スの接地の仕方であって、図
4では各相ともそれぞれ個別に接地線7により接地して
いるのに対し、図1では各相の普通接続部4の金属シ−
スは導通線11によりそれぞれ接続しているが、各相と
も接地はしていない。
【0008】2点目は、各相の終端接続部5における金
属シ−スの接地の仕方であり、図4では各相とも接地線
8により接地しているのに対し、図1では各相を一括接
地10としている。
【0009】3点目は、電流計を取付ける位置及び数量
であり、図4では全ての絶縁接続部5における各クロス
ボンド線6に電流計9を取付けているのに対し、図1で
はケ−ブル両端における各相の終端接続部5間をそれぞ
れ一括接地10にだけ、つまり2ヶ所だけとしている。
【0010】図1において、クロスボンド区間1での各
相の金属シ−スに流れる電流をそれぞれia1、ib1、i
1、とし、クロスボンド区間2での各相の金属シ−ス
に流れる電流をそれぞれia2、ib2、ic2、とし、同様
にクロスボンド区間3での各相の金属シ−スに流れる電
流をそれぞれia3、ib3、ic3、とすると、正常時にお
ける各クロスボンド区間の金属シ−ス2に流れる零相電
流i1、i2、i3はそれぞれ 次のとおりとなる。
【0011】ia1+ib1+ic1=i1 ia2+ib2+ic2=i2 ia3 +ib3 +ic3=i3
【0012】ここで、もともとケ−ブル導体への通電電
流は3相平衡電流(即ち、零相電流は零)なので、これ
による金属シ−ス2に誘起される電位は、各導体〜金属
シ−ス2間の相互インダクタンス及び各接続部間のケ−
ブル長のアンバランスがなければ完全に零となる。従っ
て、この場合上式でのi1、i2、i3はそれぞれ零とな
る。しかしながら、実際の電力ケ−ブル線路では、前記
相互インダクタンス及び各接続部間のケ−ブル長にそれ
ぞれアンバランスがあるので、それらのアンバランスに
よる残留電位によって若干の電流が流れることになり、
1、i2、i3はそれぞれ零とはならない。また、ケ−
ブル両端の終端接続部5の一括接地10には前記残留電
位による電流I1、I3とi1、i2、i3の関係は、零相
電流が連続である条件からi1=i2=i3=I1=I3
なる。
【0013】次に、ケ−ブルの防食層に異常が発生した
場合について図2により説明する。図2において、C相
のクロスボンド区間2の絶縁接続部間でケ−ブルの防食
層異常箇所11があり、この部分から大地に故障電流I
xが流出したものとする。この場合、金属シ−ス2に流
れる電流はバランスがくずれて、例えばクロスボンド区
間1では、ia1はia'1に、ib1はib'1に、ic1はic'
1にそれぞれ変化する。以下クロスボンド区間2、3も
同様変化する。
【0014】しかしながら、ケ−ブル両端における各相
の終端接続部5間の一括接地10には大地循環の零相電
流が流れるので、一方の終端接続部5の一括接地10に
はI 1+Ixの電流が流れ、他方の終端接続部5の一括接
地10にはI3−Ixの電流が流れる。ここで、Ix
1、I3であることから一括接地10には正常時に流れ
る電流よりも大きな電流が流れることとなる。従って、
正常時に一括接地10に流れる電流を把握しておくこと
により一括接地10に流れる電流を監視すればケ−ブル
の防食層異常を検知することができる。即ち、図4に示
す従来方法のような、各絶縁接続部3における各クロス
ボンド線6を流れる電流を電流計9によっての測定及び
その解析は必要がなくなる。
【0015】以上は電力ケ−ブル線路が1回線の場合で
あるが、複数回線がある場合も前記1回線の場合と同様
に、各回線毎のケ−ブル両端における各相の終端接続部
間を一括接地すれば良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればケ
−ブルの防食層異常検知のための電流計の設置はケ−ブ
ル両端における各相の終端接続部5間の一括接地10の
わずか2ヶ所ですみ、非常に簡便であり、経済的であ
る。この効果は、多数の絶縁接続部が必要となる長亘長
電力ケ−ブル線路や多回線電力ケ−ブル線路の場合はよ
り一層顕著なものとなる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電力ケ−ブル線路における正常
時を示す説明図である。
【図2】本発明にかかる電力ケ−ブル線路における防食
層異常時を示す説明図である。
【図3】従来の電力ケ−ブル線路を示す説明図である。
【図4】防食層異常検知のための電流計を取付けた従来
の電力ケ−ブル線路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電力ケ−ブル線路 2 金属シ−ス 3 絶縁接続部 4 普通接続部 5 終端接続部 6 クロスボンド線 7、8 接地線 9、9a 電流計 10 一括接地 11 導通線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各相の絶縁接続部で金属シ−スが互いに
    クロスボンド線によりクロスボンド配線されている電力
    ケ−ブル線路において、各相の普通接続部で金属シ−ス
    は導通線によりそれぞれ接続するが非接地とし、ケ−ブ
    ル線路両端の各相の終端接続部で金属シ−ス間は一括接
    地とし、前記一括接地部にそれぞれ電流計を取付けたこ
    とを特徴とする電力ケ−ブル線路。
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