JP2002152390A - インバウンドacdシステム - Google Patents

インバウンドacdシステム

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JP2002152390A
JP2002152390A JP2000346826A JP2000346826A JP2002152390A JP 2002152390 A JP2002152390 A JP 2002152390A JP 2000346826 A JP2000346826 A JP 2000346826A JP 2000346826 A JP2000346826 A JP 2000346826A JP 2002152390 A JP2002152390 A JP 2002152390A
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pbx
telephony server
information
inbound
acd system
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JP2000346826A
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Inventor
Kazushi Tsuboi
一志 坪井
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各オペレータが使用する電話機と、該オペレー
タが使用するクライアント端末とを連動する事で、各種
受付業務の効率化を図ることを可能とするインバウンド
ACDシステムを提供する。 【解決手段】PBX10とテレホニサーバ70とクライ
アントPC90a〜90nとがLANインタフェースに
て接続されているインバウンドACDシステムにおい
て、公衆網11よりPBX10への外線着信時に外線を
仮想デバイスにリンクさせ、テレホニサーバ70内イン
バウンドACDアプリケーション70aでは該外線にリ
ンクされた仮想デバイスに対応する内線電話機に着信呼
を着信させるようPBX10へ指示すると共に、着信呼
の発信者番号に対応する顧客データを顧客データベース
80から検索してクライアントPC90にポップアップ
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話交換装置(P
BX)を用いたインバウンドACD(AutomaticCall Di
stribution)システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、公衆網よりの着信呼をPBXが
受け、内線等に着信させる場合には、PBXに備えられ
ている機能の一つである内線代表サービスを用いること
で、インバウンドACDシステムを実現する場合が一般
的であった。このPBX内線代表サービスによれば、複
数のオペレータの電話機に対し、公衆網よりの着信呼を
均等着信させる事ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のインバウンドACDシステムでは、PBXの内線代表
サービスを使用する為、タイムスケジュールによる着信
規制制御、カレンダー、曜日毎等による制御、統計処理
等の付加的な処理ができなかった。
【0004】また、電話機で応答する各オペレータは、
通話内容により顧客に関するデータを用いることが多い
が、顧客データデース等の管理は、各オペレータが独自
にコンピュータ又は紙資料等を用いて行うことが多い。
このため、電話に応答してから、該当する顧客に関する
データを探し出すため、迅速な対応ができない場合があ
った。
【0005】本発明は上述した点を鑑みて成されたもの
で、その目的は、各オペレータが使用する電話機(音
声)と、該オペレータが使用するクライアント端末(デ
ータ)とを連動する事により、受付業務の効率化を図る
ことを可能とするインバウンドACDシステムを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の一実施形態によれば、PBXと、該PBXの
着信処理を制御するテレホニサーバと、該PBXおよび
テレホニサーバを接続するLANとを備えるインバウン
ドACDシステムが提供される。本発明では、PBXが
複数の外線番号に対応する仮想的な着信先として複数の
仮想デバイスを予め設定しておき、外線着信時には着信
した外線をリンクした仮想デバイスを示す情報を前記テ
レホニサーバへ通知する。さらに、テレホニサーバで
は、前記設定された複数の仮想デバイスに対応する複数
の内線番号を予め設定しておき、前記PBXから情報が
通知されてきた場合には、該情報が示す仮想デバイスに
対応して、前記外線を着信させるべき内線番号を前記P
BXへ通知する。
【0007】また、上記本発明では、PBXが前記仮想
デバイスを示す情報をテレホニサーバへ通知した後、予
め定めた期間内に前記テレホニサーバから前記外線を着
信させるべき内線番号の通知を受け取ったかを判断する
手段と、前記テレホニサーバからの通知を受け取らなか
った場合、前記外線を接続する待合トーキー手段とを備
える構成としても良い。
【0008】また、本発明では、外線が着信可能な内線
番号を持つ複数の電話機の各々に対応して設けられた前
記LANに接続された複数のクライアント装置をさらに
備え、PBXが前記外線の発信番号を示す情報を前記テ
レホニサーバへさらに通知し、テレホニサーバが、複数
の顧客データを格納する顧客データベースと、PBXか
ら通知されてきた発信番号を用いて該発信番号に対応す
る顧客データを検索する手段と、検索された顧客データ
を前記外線が着信されるべき内線番号の電話機に対応す
るクライアント装置へ送信する手段とを備え、各クライ
アント装置が、テレホニサーバから送信されてきた顧客
データを受信する手段と、該受信した顧客データを表示
する表示部とを備える構成としても良い。
【0009】また、本発明の他の実施態様では、インバ
ウンドACDシステムにおいて、PBXとテレホニサー
バとの間のコネクション断を検出する手段をさらに備
え、PBXが前記コネクション断を検出した場合、予め
備えられている転送先情報を用いて外線を着信させる。
【0010】また、本発明の他の実施態様では、インバ
ウンドACDシステムにおいて、テレホニサーバがPB
Xにおける転送先を設定する手段を備え、PBXが前記
テレホニサーバにより転送先が設定された場合、該転送
先へ外線を着信させる。
【0011】また、上記各実施態様の発明では、LAN
とのインターフェースにTSAPIプロトコルを使用す
る構成としても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
【0013】本実施形態におけるインバウンドACDシ
ステムは、例えば図1に示すように、LAN60を介し
て接続されているPBX10と、PBX10を制御する
ためのインバウンドACDアプリケーション70aを実
行するテレホニサーバ70とを備えている。
【0014】本実施形態のシステムは、PBX10に収
容される、公衆網11と接続する局線トランク21、ネ
ットワーク網12と接続する専用線トランク22、各オ
ペレータが使用する電話機に接続される内線と接続する
内線トランク23、24a〜24n、LAN60と接続
するためのインタフェースパッケージであるPCU(パ
ソコンユニット)50、ガイダンス(トーキー)として
使用する音声メッセージを録音/再生する音声パッケー
ジであるVREC30、中央制御部(CC)41、およ
び、主記憶部(MM)42をさらに備えている。
【0015】本実施形態のシステムは、LAN60に接
続して互いに通信可能な、電話番号などを含む顧客デー
タを格納する顧客データベース80、および、各オペレ
ータが使用する電話機に対応して設けられている端末装
置(クライアントPC)90a〜90nをさらに備えて
いる。
【0016】本実施形態のシステムにおける主な装置の
機能構成例を図2に示す。PBX10は、例えば図2
(a)に示すように、外線と内線とを接続するための各
種制御処理を実施する通信制御処理部1010と、縮退
時などに接続してガイダンスメッセージを流す待合トー
キー部1012と、転送先などに関するデータを格納す
る局データ部1014と、上記各部での処理で使用され
るワークデータ部1016とを備える。
【0017】また、PBX10とテレホニサーバ70は
図2(d)に示す仮想デバイスを備える。仮想デバイス
は局データとしてPBX10とテレホニサーバ70のメ
モリに同様の構成で記憶され、仮想デバイス1〜仮想デ
バイス128で構成される。仮想デバイス1〜128は
それぞれCTIサービスグループに対応する情報であ
り、一つの仮想デバイスに8桁のサブ番号をを記憶する
ことができる。この仮想デバイスを用いて、PBX10
とテレホニサーバ70間での呼情報の送受信が行われ
る。
【0018】また、テレホニサーバ70には、例えば図
2(b)に示すように複数の仮想デバイスを管理するた
めの仮想デバイス管理部1070と、PBX10との各
種通信制御処理を実施する通信処理制御部1072と、
外線を振り当てられた仮想デバイス(以下、CTIサー
ビスグループと呼ぶ)に対応する着信呼を着信させるべ
き内線を決定するCTIサービスグループ振分部107
4と、外線が振り当てられたCTIサービスグループに
対応する内線で採用すべき通信シーケンスを選択する通
信シーケンス選択部1076と、外線の発信番号に対応
する顧客データを顧客データベース80から検索してそ
の結果を外線が接続される内線に対応するクライアント
PC90へ送信する顧客情報検索部1078とを備えて
いる。
【0019】本実施形態においては、待ちデバイスとし
て機能する仮想デバイスを複数設定し、これら複数の仮
想デバイスを分けておくものとする。さらに、顧客の要
求内容(例えば一般的な質問や技術的な質問など)に応
じて複数の外線番号を設けておき、これら複数の外線番
号の各々について、1または複数のCTIサービスグル
ープを割り当てておく。なお、CTIサービスグループ
あるいは仮想デバイスと外線との対応関係を示すリンク
情報は、例えば、PBX10の局データ部1014に予
め格納しておくものとする。
【0020】本実施形態においては、インバウンドAC
Dアプリケーション70の仮想デバイス設定部1070
により、CTIサービスグループあるいは仮想デバイス
と外線番号との対応関係、及び、CTIサービスグルー
プあるいは仮想デバイスと内線番号との対応関係が任意
に設定される。さらに、上記設定に応じて、例えばAC
Dコーディネータ70起動時に、PBX10の局データ
部1014における外線と各CTIサービスグループの
仮想デバイスとの対応関係を定義する情報、ACDコー
ディネータ70のCTIサービスグループ振分部107
4における仮想デバイスと内線番号との対応関係を定義
する情報を設定する。
【0021】例えば、QUE情報でのオペレータ接続要
求は、仮想デバイスであるC001〜C128を待ちデ
バイスとし、同時に、最大128グループまでのインバ
ウンドACD着信を処理可能とする構成を使用する。ま
た、C001〜C128の仮想デバイスにおいて、それ
ぞれに最大8桁のサブ番号を付加する事も可能である。
このため、最大100、000、000呼に細分化して
処理する構成も実現可能である。
【0022】クライアントPC90は、例えば図2
(c)に示すように、顧客データを表示し必要に応じて
その変更の指示を入力する表示部/入力部1090と、
オペレータの操作に応じて外線に応答あるいは切断する
ための応答/切断スイッチ部1092と、送信されてく
る顧客データを受け入れて表示部に表示し、入力部によ
り入力された指示に応じて顧客データの変更などを行
い、その結果を顧客データベース80へ送り返す情報処
理部1094とを備える。
【0023】本実施形態では、LAN60を介したPB
X10とテレホニサーバ70(インバウンドACDアプ
リケーション)との接続には、公知のインタフェースで
あるCTI(Computer Telephony Integration)のTS
API(Telephony Service Application Interface)プ
ロトコルを用いた場合を例として説明する。本実施形態
のPBX10とインバウンドACDアプリケーション7
0a間で使用される主な通知情報の略称1300、正式
名称1310およびその意味1320を図13に示す。
なお、本発明で使用できるプロトコルはTSAPIプロ
トコルに限定されるものではなく、本実施形態と同じ機
能、通信シーケンスを実現する構成を構築可能であれ
ば、他のプロトコルを用いた構成としても良い。
【0024】次に、図1のインバウンドACDシステム
で使用する本発明を適用した通信シーケンスを説明す
る。以下に説明する通信シーケンスは、各CTIサービ
スグループ毎に、インバウンドACDアプリケーション
70aの通信シーケンス選択部1076により、着信が
検出された時点での時刻や日付あるいは曜日、また、シ
ステムの状態や受付可能なオペレータの有無などを考慮
して、予め定めた判断条件に従い選択あるいは途中で切
り換えられるものである。
【0025】(1)通常シーケンス 本シーケンスは、例えば、通常の業務時間帯に実行され
る通信シーケンスである。図3に示すように、本シーケ
ンスにおいてPBX10は、外線着信時に、該外線番号
とリンクすべきCTIサービスグループあるいは仮想デ
バイスを決定し、該決定したCTIサービスグループあ
るいは仮想デバイス、発信者番号などに関する情報を含
むQUE(待ち通知)情報を、インバウンドACDアプ
リケーション(API)70aに対し送信し、着信電話
機の指示を待つ。その後、PBX10は、インバウンド
ACDアプリケーション70aよりQUE情報に対する
応答情報であるDEF(着信先変更)情報を受信し、D
EF情報内に指定してある変更先内線の電話機へ着信さ
せる。
【0026】さらに、PBX10は、DEF情報の確認
情報のDFC(着信先変更確認通知)情報を送信する。
又、着信先が変更された事を意味するDVE(着信先変
更通知)情報をインバウンドACDアプリケーション7
0aへ通知し、指定された電話機108を呼出している
事を意味するDLE(呼出通知)情報を電話機108へ
通知する(ステップ202)。なお、図3中のDVEや
DLEなど、点線であらわされているものはイベントを
示す。
【0027】一方、インバウンドACDアプリケーショ
ン70aでは、受け付けたQUE情報に含まれているC
TIサービスグループや仮想デバイスに関する情報等を
用いて、DEF情報で指定すべき内線番号を決定し、P
BX10に対しDEF情報を用いてオペレータ対応の電
話機の接続を指示する。
【0028】さらに、インバウンドACDアプリケーシ
ョン70aは、上記QUE情報内の発信者番号情報を元
に顧客データベース80を検索し、該検索した顧客情報
をオペレータのクライアントPC90に送信する。
【0029】クライアントPC90では、送信されてき
た顧客情報を表示部にポップアップ(表示)する。な
お、クライアントPC90では、顧客情報を直接表示す
る代わりに、該顧客情報が受信された旨を音声や画像で
オペレータに告知する構成としても良い。
【0030】PBX10は、オペレータが自席のクライ
アントPC90の応答/切断スイッチ部1092の応答
ボタンを押下する事により(ステップ204)送信され
てくるANS(呼応答)情報を受信し、ANS情報に対
する確認情報であるANC(呼応答確認通知)情報を返
送する。又、外線とオペレータが接続(通話)された事
を意味するESE(接続通知)情報を通知することによ
り。通話路が確立される(ステップ206)。
【0031】尚、オペレータは、クライアントPC90
よりの応答ボタン押下以外にも、着信中電話機をオフフ
ックする事により応答することができる構成とする。但
し、この場合は、ANS、ANC情報のやり取りは省略
され、ESE情報のみ通知される。
【0032】その後、通話内容により、クライアントP
C90上でデータベースが更新され、顧客(外線)オン
フックにて通話終了時(ステップ210)には、オペレ
ータの電話機108へビジートーンが送出される(ステ
ップ212)。オペレータが切断ボタンを押下する事に
より、クライアントPC90がCCN(呼切断)情報を
PBX10へ送信する(ステップ214)。PBX10
は、CCN情報を受信し、CCN情報に対する確認情報
であるCNC(呼切断確認通知)情報を電話機108へ
送信する。又、呼が切断された事を意味するCNE(切
断通知)情報を通知し、一連のインバウンドACDシー
ケンスを終了する。
【0033】尚、オペレータは、クライアントPCより
の切断ボタン押下以外にも、通話中電話機をオンフック
する事により、通話を切断する事ができるものとする。
但し、この場合は、CCN,CNC情報のやり取りは省
略され、CNE情報のみ通知される。
【0034】(2)VREC接続指示時シーケンス 本シーケンスは、例えば図4に示すようなもので、主に
夜間や休日などの業務時間帯以外の場合に使用すること
ができる通信シーケンスである。
【0035】本シーケンスのうち、外線着信時にPBX
10が、インバウンドACDアプリケーション70aに
対しQUE情報を送信し、着信電話機の指示を待ち、イ
ンバウンドACDアプリケーション70aより、QUE
情報に対する応答情報であるDEF情報を受信する所ま
では、上記(1)の通常シーケンスと同様である。
【0036】本シーケンスでは、受付可のオペレータが
いない場合や業務時間帯以外の時刻等、クライアントP
C90に対応する電話機108に接続できない場合に
は、PBX10が一時的に顧客とトーキー(ガイダン
ス)パッケージであるVREC30とを接続する(ステ
ップ300)。本シーケンスによれば、顧客を不必要に
長時間待たせることがなくなるという効果が得られる。
【0037】(3)切断指示シーケンス 本シーケンスは、例えば図5に示すようなもので、明ら
かな間違い電話や上記(2)のシーケンスのように待合
トーキーに接続できない場合に使用できる通信シーケン
スである。
【0038】本シーケンスのうち、外線着信時にPBX
10が、インバウンドACDアプリケーション70aに
対しQUE情報を送信し、着信電話機の指示を待ち、イ
ンバウンドACDアプリケーション70aより、QUE
情報に対する応答情報であるDEF情報を受信する所ま
では、上記(1)の通常シーケンスと同様である。
【0039】本シーケンスでは、受付可のオペレータが
いない場合でVREC30が全て塞がり、又は、VRE
C30等のトーキー装置の実装がない場合や、会員制の
場合に発番号が登録されていない場合等に、切断して顧
客を長時間待たせることのないようにしたものである。
【0040】(4)待合トーキー接続シーケンス 本シーケンスは、受付可のオペレータがいない場合、イ
ンバウンドACDアプリケーション異常、LAN通信異
常等によりインバウンドACDアプリケーション70a
より一定時間、DEF情報を受信できない場合に実施さ
れる。
【0041】本シーケンスは、例えば図6に示すよう
に、PBX10が、外線着信時にインバウンドACDア
プリケーション70aに対しQUE情報を送信し、着信
電話機の指示を待つ所までは、上記(1)の通常シーケ
ンスと同様である。
【0042】さらに、本シーケンスでは、PBX10
が、QUE情報を送信した後、経過時間をモニターし、
予め定めた時間のうちにDEF情報が受信できない場合
には、外線を待合トーキー(VREC30)に接続す
る。具体的には、例えば図12(a)に示すように、P
BX10の局データ部1014の一部1014aにて設
定されている条件に従い、予め設定してあるメッセージ
のトーキー(VREC30)に接続し(ステップ50
2)、顧客が待っている間の不安感を解消させるもので
ある。
【0043】ここで、局データ部1014aには、1つ
のCTIサービスグループに属する内線番号などのCT
Iサービスグループ情報1200、縮退時の転送先ダイ
ヤル情報DS0〜DS13、縮退起動カウンタCTIE
CNT、待合トーキーメッセージ番号1、2(CTIQ
M1、2)、待合トーキー接続タイマ1、2(CTIQ
TM1、2)、トーキー接続後の動作条件DISCFL
G等が含まれている。
【0044】尚、トーキー接続は、その時点での設定条
件に応じて、一定時間毎に第1、第2トーキーを接続で
きる構成とする。また、第二トーキー接続後の動作につ
いても、例えば図12(a)の局データ部1014aの
DISCFLGの内容により、切断するか、待ち継続す
るか等を選択可能な構成とする。
【0045】(5)待合トーキー接続後のオペレータ接
続シーケンス 本シーケンスは、例えば図7に示すように、PBX10
が、外線着信時にインバウンドACDアプリケーション
70aに対しQUE情報を送信し、インバウンドACD
アプリケーション70aからの着信電話機の指示を待つ
が、インバウンドACDアプリケーション70aより一
定時間内にDEF情報が受信できない場合、図12
(a)に示すPBX10の局データ1014aにて予め
設定してあるメッセージのトーキーに接続する所まで
は、上記(4)のシーケンスの場合と同様である。
【0046】本シーケンスでは、その後オペレータが受
付可となった場合、すなわちインバウンドACDアプリ
ケーション70aよりDEF情報を受信した場合、第一
あるいは第二トーキー接続中でも、指定された受付台に
接続する。ここで、DEF情報受信後のシーケンスにつ
いては、上記(1)の通常シーケンスの場合と同様であ
る。
【0047】(6)PBX−テレホニサーバ間コネクシ
ョン断時シーケンス 本シーケンスは、PBX10及びテレホニサーバ70間
でのコネクションが何等かの原因により切断された場合
に使用できる通信シーケンスである。
【0048】本実施形態のシステムでは、例えば図8に
示すように、PBX10−テレホニサーバ70間で、当
該コネクションのチェックを行うためのHLO(ハロ
ー)情報とその確認であるFNE(ファイン)情報とを
定期的に送受信することで、LAN60上でコネクショ
ンのライフチェックを行っている。なお、CPS情報及
びAPS情報は、PBX10−テレホニサーバ70間で
ライフチェックを開始することを通知・確認するための
情報である。
【0049】本シーケンスにおいて、テレホニサーバ異
常、LANケーブル異常等の障害により、HLO情報ま
たはFNE情報が相手側に届かず、上記ライフチェック
サイクルが中断された場合には、PBX10−テレホニ
サーバ70間のコネクションが切断されていると判断す
る。
【0050】さらに、本シーケンスでは、上記コネクシ
ョン断中に外線着信があった場合には、図12(a)に
示すような局データ部1014aに予め設定してあるデ
ータ(転送先のダイヤル情報DS0〜DS13)に基づ
き、PBX10から特定番号電話機を直接呼出し、通話
路を確立する。尚、PBX10−テレホニサーバ70間
のコネクションが復旧した場合には、上記(1)に示す
通常シーケンスに戻るものとする。
【0051】本シーケンスによれば、PBX10−テレ
ホニサーバ70間のコネクション断の場合には該コネク
ションを迂回することで音声だけを救済することがで
き、さらに、該コネクションが復旧した場合にはクライ
アントPC90との連動がまた可能となるという効果が
ある。
【0052】なお、本シーケンスの例ではHLO情報と
FNE情報とを使用するライフチェックによりコネクシ
ョン断を検出しているが、本発明で使用できるコネクシ
ョン断の検出方法はこれに限定されるものではなく、P
BX10とテレホニサーバ70とのコネクションが絶た
れている状態を検出でき、その検出結果をPBX10へ
通知できるものであれば他の方法を用いても良い。
【0053】(7)転送先設定シーケンス 本シーケンスは、夜間や休日等、受付業務を行わない時
間帯で使用すべき転送先を、インバウンドACDアプリ
ケーション70aよりPBX10に対して設定するため
の通信シーケンスである。本実施形態のシステムでは、
インバウンドACDアプリケーション70aに、受付業
務の時間帯を示すタイムスケジュールを予め設けておく
ものとする。
【0054】本シーケンスでは、例えば図9に示すよう
に、上記タイムスケジュールに従い、受付業務を行わな
い時間帯前に、インバウンドACDアプリケーション7
0aよりSFW(不在転送設定)情報をPBX10へ送
信する。PBX10は、SFW情報を受信し、該SFW
情報の受信を確認した事を意味するSFC(不在転送確
認通知)情報を返信する。又、不在転送が設定された事
を意味するFWE(不在転送通知)情報を通知する。
【0055】PBX10は、SFW情報内の転送先ダイ
ヤル情報を、例えば図12(b)に示すように、局デー
タ部1014aに設けられた、各CTIサービスグルー
プ1200毎に対応する不在転送先ダイヤル情報エリア
(DS0〜DS13)にセーブしておく。
【0056】この転送先設定後の状態で外線着信があっ
た場合には、PBX10−テレホニサーバ70間のコネ
クションが正常でも、図12(b)の不在転送先ダイヤ
ル情報に従い、インバウンドACDアプリケーション7
0aに問い合せず、PBX10のトーキー等に接続す
る。
【0057】尚、平日の業務開始時には、インバウンド
ACDアプリケーション70aよりPBX10へSFW
情報を送信することで不在転送を解除し、例えば上記
(1)の通常シーケンスを使用して、通常のインバウン
ドACDシステムとして動作させる。
【0058】(8)転送先設定中の着信シーケンス 本シーケンスでは、上記(7)のシーケンスで説明した
SFW情報による転送先の設定が行われている状態で、
外線着信があった場合には、例えば図10に示すよう
に、PBX10は、SFW情報内の転送先情報に従い、
インバウンドACDアプリケーション70aに問い合せ
ずに、夜間/休日用電話機、又は、トーキー等に接続す
る。
【0059】(9)縮退シーケンス 通常、PBX10は、外線着信時にQUE情報をインバ
ウンドACDアプリケーション70aへ送信して、例え
ば図12(c)に示すような、PBX10のワークデー
タ部1016の一部であるワーク領域1016aに設け
られた着信先変更情報未受信カウンタ1211を更新す
る。このカウンタ1211は、各CTIサービスグルー
プ毎に設けられるもので、1210は当該CTIサービ
スグループで使用するワーク領域を示している。その
後、PBX10では、インバウンドACDアプリケーシ
ョン70aよりのDEF情報の受信にて、カウンタ12
11をイニシャル化する。
【0060】本シーケンスでは、インバウンドACDア
プリケーション異常、LAN通信異常等により、DEF
情報を受信できなくなり、例えば図12(a)に示すP
BX10の局データ部1014aの縮退起動カウンタ値
(CTIECNT)に到達するまで、QUE情報に対す
るDEF情報が受信できなかった場合(ステップ111
0)には、以降の外線着信については、インバウンドA
CDアプリケーション70aに問い合せず、図12
(a)で示されているPBX10の局データ部1014
aに予め設定されている転送先ダイヤル情報(DS0〜
DS13)に従い、指定された転送先に転送する。
【0061】本シーケンスによれば、何等かの障害によ
りインバウンドACDアプリケーション70aとの接続
ができなくなった場合でも、最低限の着信業務を行う事
が可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるイン
バウンドACDシステムによれば、PBX、テレホニサ
ーバ、インバウンドACDアプリケーション、クライン
トPCとの連携により、音声とデータが連動でき、効率
的な着信受付業務が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるインバウンドAC
Dシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図2(a):図1の実施形態におけるPBXの
機能構成例を示すブロック図である。 図2(b):図1の実施形態におけるテレホニサーバの
機能構成例を示すブロック図である。 図2(c):図1の実施形態におけるクライアントPC
の機能構成例を示すブロック図である。 図2(d):図1の実施形態における仮想デバイスの構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明による通信シーケンスの一例を示すシー
ケンス図である。
【図4】本発明による通信シーケンスの他の例を示すシ
ーケンス図である。
【図5】本発明による通信シーケンスの他の例を示すシ
ーケンス図である。
【図6】本発明による通信シーケンスの他の例を示すシ
ーケンス図である。
【図7】本発明による通信シーケンスの他の例を示すシ
ーケンス図である。
【図8】本発明による通信シーケンスの他の例を示すシ
ーケンス図である。
【図9】本発明による通信シーケンスの他の例を示すシ
ーケンス図である。
【図10】本発明による通信シーケンスの他の例を示す
シーケンス図である。
【図11】本発明による通信シーケンスの他の例を示す
シーケンス図である。
【図12】図12(a):図1の実施形態におけるPB
Xの局データ構成の一例を示す説明図である。 図12(b):図1の実施形態におけるPBXの局デー
タ構成の他の例を示す説明図である。 図12(c):図1の実施形態におけるPBXのワーク
データ構成の一例を示す説明図である。
【図13】図1の実施形態で使用される主なPBX−イ
ンバウンドACDアプリケーション間通信情報を示す説
明図である。
【符号の説明】
10…PBX、11…公衆網、12…ネットワーク網、
21…局線トランク、22…専用線トランク、23、2
4…内線トランク、30…VREC、50…PCU、6
0…LAN、70…テレホニサーバ、70a…インバウ
ンドACDアプリケーション(ACDコーディネー
タ)、80…顧客データベース、90…クライアントP
C。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PBXと、該PBXの着信処理を制御する
    テレホニサーバと、該PBXおよびテレホニサーバを接
    続するLANとを備えるインバウンドACDシステムで
    あって、 前記PBXは、複数の外線番号に対応する仮想的な着信
    先として複数の仮想デバイスを予め設定しておき、外線
    着信時には、着信した外線をリンクした仮想デバイスを
    示す情報を前記テレホニサーバへ通知し、 前記テレホニサーバは、前記設定された複数の仮想デバ
    イスに対応する複数の内線番号を予め設定しておき、前
    記PBXから情報が通知されてきた場合には、該情報が
    示す仮想デバイスに対応して、前記外線を着信させるべ
    き内線番号を前記PBXへ通知することを特徴とするイ
    ンバウンドACDシステム。
  2. 【請求項2】PBXと、該PBXの着信処理を制御する
    テレホニサーバと、該PBXおよびテレホニサーバを接
    続するLANとを備えるインバウンドACDシステムで
    あって、 前記PBXと前記テレホニサーバとの間のコネクション
    断を検出する手段をさらに備え、 前記PBXは、前記コネクション断が検出された場合、
    予め備えられている転送先情報を用いて外線を着信させ
    ることを特徴とするインバウンドACDシステム。
  3. 【請求項3】PBXと、該PBXの着信処理を制御する
    テレホニサーバと、該PBXおよびテレホニサーバを接
    続するLANとを備えるインバウンドACDシステムで
    あって、 前記テレホニサーバは前記PBXにおける転送先を設定
    する手段を備え、 前記PBXは、前記テレホニサーバにより転送先が設定
    された場合、該転送先へ外線を着信させることを特徴と
    するインバウンドACDシステム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のインバウンドACDシス
    テムにおいて、 前記PBXは、 前記仮想デバイスを示す情報を前記テレホニサーバへ通
    知した後、予め定めた期間内に前記テレホニサーバから
    前記外線を着信させるべき内線番号の通知を受け取った
    かを判断する手段と、 前記テレホニサーバからの通知を受け取らなかった場
    合、前記外線を接続する待合トーキー手段とを備えるこ
    とを特徴とするインバウンドACDシステム。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のインバウンドACDシス
    テムにおいて、 外線が着信可能な内線番号を持つ複数の電話機の各々に
    対応して設けられた、前記LANに接続された複数のク
    ライアント装置をさらに備え、 前記PBXは、前記外線の発信番号を示す情報を前記テ
    レホニサーバへさらに通知するものであり、 前記テレホニサーバは、 複数の顧客データを格納する顧客データベースと、 前記PBXから通知されてきた発信番号を用いて、該発
    信番号に対応する顧客データを検索する手段と、 前記検索された顧客データを、前記外線が着信されるべ
    き内線番号の電話機に対応するクライアント装置へ送信
    する手段とを備え、 前記各クライアント装置は、前記テレホニサーバから送
    信されてきた顧客データを受信する手段と、該受信した
    顧客データを表示する表示部とを備えることを特徴とす
    るインバウンドACDシステム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のインバウ
    ンドACDシステムにおいて、 前記LANとのインターフェースにはTSAPIプロト
    コルを使用することを特徴とするインバウンドACDシ
    ステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8081738B2 (en) 2007-04-18 2011-12-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Visual communication system and its main apparatus
US8304679B2 (en) 2007-06-13 2012-11-06 Hitachi, Ltd. Vacuum insulated switchgear
JP2014187583A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Hitachi Information & Telecommunication Engineering Ltd 電話接続システム及びその方法、プログラム

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