JP2002152260A - アドレス変換機能付き通信装置およびマルチメディア通信方法 - Google Patents

アドレス変換機能付き通信装置およびマルチメディア通信方法

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JP2002152260A JP2000345034A JP2000345034A JP2002152260A JP 2002152260 A JP2002152260 A JP 2002152260A JP 2000345034 A JP2000345034 A JP 2000345034A JP 2000345034 A JP2000345034 A JP 2000345034A JP 2002152260 A JP2002152260 A JP 2002152260A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレス空間の異なるネットワーク間の装置
とマルチメディア通信するアドレス変換機能付き通信装
置およびマルチメディア通信方法の提供。 【解決手段】 マルチメディア通信装置10は、発呼処理
において、システム制御部14ではユーザ制御部12の送出
する宛先情報をストレージ部16からの情報に応じてどの
ように処理するか判定し、結果として発呼メッセージに
グローバル・アドレスまたはプライベート・アドレスを
設定し、この発呼メッセージをシステム制御部14からLA
N インターフェース部18を介して送信するので、システ
ム制御部14が相手から返信された着信後の端末装置間の
ネゴシエーションでは異なるアドレス空間であっても、
発呼メッセージで設定したアドレスを発呼した端末装置
のアドレスに対応して供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アドレス変換機能
付き通信装置およびマルチメディア通信方法に関し、た
とえば、IPネットワーク上においてアドレス変換をとも
なう特に、マルチメディア通信等に用いて好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターネット上のホストを一
意に特定できるように、ユーザごとに割り当てて使うIP
アドレスをグローバル・アドレスという。これに対し
て、たとえば社内ネットワーク等組織内に閉じたネット
ワーク上で、自由に使用するIPアドレスをプライベート
・アドレスという。
【0003】IPアドレスは32ビットで表される数値で、
この数値が接続限界を示している。接続限界にともなっ
て生じるIPアドレスの枯渇に対する対策技術としてIPア
ドレス変換技術が用いられている。IPアドレス変換と
は、RFC1631 に規定されているプライベート・アドレス
とグローバル・アドレスとを相互に変換する機能でNAT
(Network Address Translation )機能を示す。ここで、
RFC とは、Request ForCommentsの略でインターネット
関連技術の標準化団体IETF (Internet Engineering Tas
k Force )がまとめている一連の文書群である。
【0004】すなわち、たとえば複数のクライアントが
有するIPアドレスをNAT 対応ルータでグローバル・アド
レスに変換してサーバに供給する。これにより、サーバ
には実際に要求を出したクライアントのIPアドレス(プ
ライベート・アドレス)は知らされない。結果としてこ
のルータが書き換えたIPアドレスの社内ネットワーク
に、クライアント・マシンがいるように見せている。
【0005】サーバからの返信は、書き換えられたグロ
ーバル・アドレス宛てに送られる。NAT 対応ルータは返
信を受信すると、グローバル・アドレスに対応付けられ
た社内LAN (Local Area Network )のIPアドレスを読み
出し、すなわちプライベート・アドレスを宛先IPアドレ
スにして送り出している。
【0006】NAT 対応ルータは、あらかじめグローバル
・アドレスを確保し、そのIPアドレスを用いて通信して
いる。NAT 対応ルータは変換前のクライアントのIPアド
レスと、ルータが用いるグローバル・アドレスとの対応
表(NAT テーブル)を保持する。サーバから受信した際
には、先の対応表を参照してクライアントのIPアドレス
を見つけて送り出している(RFC1631 を参照)。
【0007】ここで、対応表に登録したIPアドレスは、
クライアントからのアクセスが一定時間なくなれば、こ
のクライアントのために使っていたグローバル・アドレ
スを、他のクライアントがアクセスしてきたときに使
う。これにより一つのグローバル・アドレスで複数のク
ライアントで使うことができる。このルータが確保して
いたIPアドレスをすべて使ってしまうと、他からのアク
セス要求は廃棄される。
【0008】NAT は上述したことからも明らかなように
一つのプライベート・アドレスに一つのグローバル・ア
ドレスを対応させている。したがって、同時にインター
ネットに接続できるクライアント数は、ルータが確保し
ているグローバル・アドレス数のままである。
【0009】IPアドレス変換技術として、一つのグロー
バル・アドレスを複数のプライベート・アドレスのクラ
イアントが共有できるようにするため、IPアドレスだけ
でなく、送信元のクライアントのポート番号も変換す
る。この機能をIPマスカレード(masquerade)という。
また、RFC2663 においてこの機能と同様の技術をNAPT
(Network Address Port Translation)という。ここ
で、ポート番号とは、1台のコンピュータ上で動作する
アプリケーションを識別するために使われる番号であ
る。サーバ側から見れば、サーバには1台のクライアン
ト中で複数のアプリケーションが動作しているように見
える。
【0010】クライアントからNAT/IPマスカレード機能
を有するルータを介してサーバと通信する際の発呼を検
討してみる。クライアントからのプライベート・アドレ
スおよび着信ポート番号を含む発呼メッセージはルータ
でIPアドレス変換されてサーバに届く。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的なマ
ルチメディア装置として、たとえばITU-T(Internation
al Telecommunication Union-Telecommunication Stand
ardization Sector )の非電話信号系伝送回線に関する
勧告H.323 に基づいてマルチメディア通信を行う場合を
検討する。しかしながら、この場合、NAT によりIPアド
レス変換される情報は、発呼メッセージのヘッダ情報、
すなわちトランスポート層までのヘッダ情報だけであ
る。発呼メッセージに含まれているトランスポート層の
データ部分に格納されたクライアントのIPアドレス(自
装置情報)は、NAT で変換されない。
【0012】発呼/応答メッセージの交換によりサーバ
とクライアントは、ネゴシエーションのためのコネクシ
ョン開設、またはメディア送受信のための宛先IPアドレ
スとポート番号を得る。このとき使用するポート番号は
呼制御用ポート番号とは別の値である。すなわち、この
とき使用するIPアドレスとポート番号は発呼/応答メッ
セージにより装置間で交換するが、これらのメッセージ
中のデータ領域のIPアドレスとポート番号はアドレス変
換されていない。したがって、宛先IPアドレス(さらに
はプライベート・アドレスとポート番号)を参照してい
るので、データ内に格納されたIPアドレスとポート番号
で示されるクライアントに向かってネゴシエーションの
ためのコネクション開設、またはメディア送信すること
はできない。
【0013】返信時の宛先アドレスを、IPパケットのデ
ータ部分に記録して通信するアプリケーションを用いる
場合、NAT を使用すると正常に通信できない。
【0014】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、たとえば、グローバル・アドレスとプライベート・
アドレスを用いる装置間のように、アドレス空間の異な
る、同一ネットワーク以外の装置とマルチメディア通信
することができるアドレス変換機能付き通信装置および
マルチメディア通信方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、IPネットワークを介した端末装置間に配
して異なる種類のデータを扱って、通信を行うアドレス
変換機能付き通信装置において、この装置は、IPネット
ワークで一意に通信相手を特定するアドレスを第1のア
ドレスとし、限定的に閉じたネットワーク内で用いるア
ドレスを第2のアドレスとし、データのうち、送り先を
示す宛先情報、ならびに発呼指示および着信指示の送出
制御を行う第1の制御手段と、第2のアドレスをIPアド
レス変換して対応させる第1のアドレス、発呼指示およ
び着信指示の設定に第1および第2のアドレスのいずれ
を用いるかの情報、およびアプリケーションの識別に用
いるポート情報を含む情報格納手段と、情報格納手段か
ら読み出した情報に基づいて生成される発呼メッセージ
に含まれる宛先のアドレスを、第1のアドレスおよび第
2のアドレスとのいずれか一方に設定しているか判定す
る機能を含み、かつ各規格に応じた制御を行う第2の制
御手段と、供給されるデータに対するコーデック処理を
施すコーデック手段と、IPネットワークとこの装置とを
インターフェース接続させるインターフェース手段とを
含むことを特徴とする。
【0016】本発明のアドレス変換機能付き通信装置
は、第2の制御手段では第1の制御手段の送出する宛先
情報を情報格納手段からの情報に応じてどのように処理
するか判定し、結果として発呼メッセージに第1または
第2のアドレスを設定し、判定したこの発呼メッセージ
を第2の制御手段からインターフェース手段を介して送
信しているので、相手から返信された着信後における端
末装置間のネゴシエーションを行う際に発呼した端末装
置のアドレスに対応させてネゴシエーションを確実に行
うことができる。
【0017】また本発明は上述の課題を解決するため
に、IPネットワークを介して異なる種類のデータを扱
い、IPアドレス変換機能を用いながら、端末装置間で複
数種類のデータ通信を行うマルチメディア通信方法にお
いて、この方法は、IPネットワークで一意に通信相手を
特定するアドレスを第1のアドレスとし、限定的に閉じ
たネットワーク内で用いるアドレスを第2のアドレスと
し、端末装置の一方を発呼先にし、この発呼先に対する
宛先情報を設定する第1の工程と、宛先情報を基に作成
する発呼メッセージが含むアドレスに対してアドレス変
換処理を施すかどうか判定する第2の工程と、この判定
後の宛先が第1および第2のアドレスのいずれかを判定
する第3の工程と、判定結果が第1のアドレスの場合、
この端末自体に固有な自装置情報にアドレス変換処理後
のIPアドレスを設定する第4の工程と、判定結果が第2
のアドレスの場合、この自装置情報を設定する第5の工
程と、それぞれの工程で設定したいずれかの発呼メッセ
ージを送信する第6の工程と、端末装置の他方からの応
答メッセージの着信を判定する第7の工程と、この着信
に応じて端末装置間でのネゴシエーションを行う第8の
工程と、ネゴシエーションの成功を判定する第9の工程
と、このネゴシエーションの成功時に端末装置間で通信
し、送受信したデータに対してコーデック処理を施す第
10の工程と、通信の完了後、応答メッセージの着信失
敗、またはネゴシエーションの失敗の際に呼を解放する
第11の工程を含むことを特徴とする。
【0018】本発明の通信処理方法は、宛先情報を設定
し、宛先情報を基に発呼メッセージに含まれるアドレス
をアドレス変換処理したものにするかどうか判定し、判
定後の宛先が第1および第2のアドレスのいずれか判定
し、判定結果に応じて第1のアドレスの場合、この端末
自体に固有な自装置情報にアドレス変換処理後のIPアド
レスを設定し、第2のアドレスの場合、この自装置情報
をそのまま設定して、発呼メッセージを送信し、応答メ
ッセージの着信判定後、この着信に応じて端末装置間で
のネゴシエーションを行い、ネゴシエーションの成功時
に端末装置間で送受信したデータに対してコーデック処
理を施しながら通信を行い、通信完了後に呼を解放する
ことにより、実際に用いる通信のアドレスを第1または
第2のアドレスに設定して発呼メッセージを送信してい
るので、確実に通信対象の端末装置と対応させることが
でき、ネゴシエーションを確保する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるアドレス変換機能付き通信装置の実施例を詳細に説
明する。
【0020】本実施例は、本発明のアドレス変換機能付
き通信装置を適用したマルチメディア通信装置10につい
て説明する。本発明と直接関係のない部分について図示
および説明を省略する。ここで、信号の参照符号はその
現れる接続線の参照番号で表す。
【0021】マルチメディア通信装置10には、ユーザ制
御部12、システム制御部14、情報格納部16、LAN インタ
ーフェース部18およびメディアコーデック部20が含まれ
ている。マルチメディア通信装置10は以降の説明から順
次明らかになるようにLAN 内の複数のクライアントと異
なるアドレス空間の装置とのマルチメディア通信ができ
る装置である。
【0022】また、本実施例で説明するマルチメディア
通信装置10は、ITU-T 勧告のH.323規格に準拠して動作
するように構成されている。ITU-T 勧告のH.323 規格と
は、サービス品質が補償されないLAN 上での音声・動画
像・データ通信の端末規定のことである。この規格に
は、この他、マルチメディア通信の基盤における多重と
同期制御に関する同勧告H.225.0 、マルチメディア通信
のための制御プロトコルを規定した同勧告H.245 、およ
びISDN(Integrated Services Digital Network)のユ
ーザ・網インターフェース(UNI: User Network Interf
ace )におけるDチャンネルの呼接続手順を説明した同
勧告Q.931 の内容が含まれている。
【0023】ユーザ制御部12は、図示しないアプリケー
ション・プログラムを有する複数の装置(クライアン
ト)と信号線120 を介して接続されている。ユーザ制御
部12は各装置から供給される送信元情報、宛先情報およ
び発呼指示をシステム制御部14に供給する機能を持って
いる。また、ユーザ制御部12は、着信時に通信可能な場
合、システム制御部14に着信指示を送出する機能を有し
ている。ユーザ制御部12は信号線122 を介してシステム
制御部14と通信している。
【0024】システム制御部14は、呼制御部14a 、H.24
5 制御部14b 、RAS (Registration,Admissions and Sta
tus)制御部14c 、およびアドレス判定部14d を含んで
いる。特に、本発明の特徴を表すアドレス判定部14d
は、NAT (Network Address Translation)機能のオン/
オフの判定を行い、実際に送信元情報や宛先情報に基づ
いて発呼メッセージに設定するIPアドレスがどのアドレ
スか判定する機能を有している。アドレス判定部14d は
判定したIPアドレスを含む発呼メッセージをLANインタ
ーフェース部18に信号線124 を介して出力する。
【0025】ストレージ部16はハードディスク装置や光
磁気ディスク等の記録再生装置、または半導体メモリで
ある。ストレージ部16には、あらかじめNAT 用IPアドレ
ス16a 、自装置情報として各クライアントごとにNAT を
用いたIPアドレス変換を行うかの動作指示情報(オン/
オフ)16b 、およびクライアントごとにポート番号が同
一になっても識別可能にするためのポート差分情報16c
等が格納されている。これらの情報は、信号線126 を介
してシステム制御部14に読み出している。
【0026】LAN インターフェース部18は、マルチメデ
ィア通信装置10で取り扱う電圧をIPネットワーク用の電
圧に変換される。LAN インターフェース部18は、着信時
において供給されるデータの電圧に対してこの逆変換も
行っている。LAN インターフェース部18はこの発呼メッ
セージをIPネットワーク128 に送出する。LAN インター
フェース部18はメディアコーデック部20とも信号線130
でつながっている。
【0027】メディアコーデック部20は、コミュニケー
ションするマルチメディアの種類等に応じた符号化/復
号処理を供給されるデータに施す機能を有する。メディ
アコーデック部20は、このためユーザ制御部12とも信号
線132 でつながっている。
【0028】なお、相手装置であるサーバの装置は、NA
T またはIPマスカレード機能によりプライベート・アド
レスからグローバル・アドレスに変換された装置でもよ
い。
【0029】ところで、マルチメディア通信装置10から
出力されるIPパケット30には図2に示す関係がある。IP
パケット30は、IPヘッダ32およびIPパケットのデータ部
34で構成されている。さらに、データ部34にはTCP (Tra
nsmission Control Protocol)ヘッダ36がデータ領域の
先頭領域を占めている。
【0030】IPヘッダ32において領域32a には送信元の
IPアドレスが格納され、領域32b には宛先IPアドレスが
格納されている。また、TCP ヘッダ36において領域36a
には送信元のポート番号が格納され、領域36b には宛先
のポート番号が格納されている。このような構造を有す
るIPパケットでは、NAT 機能を用いてIPアドレス変換を
行った場合、IPの透過性が不完全になることが知られて
いる。本発明を適用することで、マルチメディア通信装
置10の規格に合わせて動作させる中で、特にこのような
IPパケットの構造に由来する通信不能の防止手順をNAT/
IPマスカレード機能を用いた発呼処理について説明する
(図3を参照)。この発呼処理におけるポイントは、ネ
ゴシエーションのコネクション開設、またはメディア送
信の宛先が、クライアントのIPアドレスをアドレス変換
した結果、グローバル・アドレスになっていれば、返信
時の宛先IPアドレスから対応するクライアントを特定で
きることである。これが確保されると、通信が可能にな
る。
【0031】まず、発信要求を有するクライアント(装
置)からユーザ制御部12に宛先情報が供給される。ユー
ザ制御部12は供給される送信元情報、宛先情報および発
呼指示をシステム制御部14に送る(ステップS10 )。こ
れに応じてシステム制御部14では、第1に通常のウェブ
で行われる場合を想定して、宛先(相手端末)のIPアド
レス、宛先(着信)ポート番号を発呼メッセージに設定
する。
【0032】次にシステム制御部14では、このクライア
ントに対するストレージ部16が有するNAT の動作指示情
報16b を読み出してどのように発呼メッセージを生成す
るか判定制御が行われる(ステップS12 )。
【0033】この判定制御はアドレス判定部14d で行
い、供給される動作指示情報16b がNAT の不使用(オ
フ)(NO)、または動作指示情報16b がNAT の使用(オ
ン)(YES )のいずれかの判定が行われる。
【0034】次に宛先のIPアドレスが何か判定を行う
(ステップS14 )。この判定に応じて発呼メッセージの
自装置情報をどんなIPアドレスにするか決定する。すな
わち、宛先のIPアドレスがグローバル・アドレスのと
き、ステップS16 に進む。装置10は、装置10のNAT に対
して割り当てられているIPアドレスを発呼メッセージに
設定する(NAT 変換後のグローバル・アドレス設定)。
また、宛先のIPアドレスがプライベート・アドレスのと
き、ステップS18 に進む。装置10は、ストレージ部16に
格納しているクライアントのプライベート・アドレスを
発呼メッセージに設定する(自装置情報の設定)。
【0035】次にシステム制御部14はこれらの設定され
た発呼メッセージをLAN インターフェース部18に送り、
TCP ヘッダ、IPヘッダを自装置情報から作成付加してIP
ネットワーク128 を介して相手の装置(図示せず)に送
信する(ステップS20 )。そして、相手装置では供給さ
れた発呼メッセージに対応した応答メッセージを生成
し、返信させる。LAN インターフェース部18は、呼制御
のためのコネクションオープン時に自装置情報を保存し
ている。
【0036】図示していないが具体的に説明すると、相
手装置(たとえば、サーバ等)のLAN インターフェース
部18がIPネットワーク128 を介して受信する。このと
き、LAN インターフェース部18はシステム制御部に着信
通知を送る。システム制御部はさらに着信通知をユーザ
制御部に通知する。ユーザ制御部は通信可能かを判断
し、可能な場合にシステム制御部に着信指示を送る。シ
ステム制御部はこれを受けて発呼側の情報を自装置内に
保存し、たとえばストレージ部に保存している自装置情
報を応答メッセージに設定する。
【0037】応答メッセージのIPヘッダには、送信元の
IPアドレス(具体的にはサーバのIPアドレス)および宛
先のIPアドレス(クライアントのIPアドレス)が含まれ
ている。本実施例での宛先のIPアドレスは、前述したよ
うにIPアドレス変換(NAT 変換)後のグローバル・アド
レスまたはプライベート・アドレスである。
【0038】次にマルチメディア通信装置10は、発呼メ
ッセージを送信した相手先の装置からの応答メッセージ
の有無を判定する(ステップS22 )。装置10は、LAN イ
ンターフェース部18で応答メッセージを受信し、この応
答メッセージをシステム制御部14に送る。システム制御
部14では供給された応答メッセージを解析して、呼接続
処理を行う(YES の場合)。応答メッセージの解析によ
りこの応答メッセージが上述した送信元のIPアドレスお
よび宛先のIPアドレスを有していることから、呼接続処
理がスムーズに行われる。応答メッセージは、確実に発
呼した装置に届く。
【0039】呼接続の完了後、システム制御部14は自端
末情報を基に相手装置とネゴシエーションを行う(ステ
ップS24 )。ネゴシエーションには、応答メッセージで
交換した相手装置の情報(IPアドレスおよびポート番
号)を使用する。
【0040】次に端末間のネゴシエーションがうまく完
了したかどうかの判定を行う(ステップS26 )。ネゴシ
エーションが成功して完了したと判定した場合(YES
)、システム制御部14はユーザ制御部12に発呼完了を
通知する。この発呼完了を受けて、ユーザ制御部12はク
ライアントから供給される音声/映像/データをメディ
アコーデック部20に送る。メディアコーデック部20で
は、音声/映像/データに対して符号化/復号処理が送
信/受信に応じて行われている。
【0041】LAN インターフェース部18は、メディアコ
ーデック部20からの符号化したデータが供給されるとき
送信し、IPネットワーク128 を介して符号化したデータ
が供給されたときLAN インターフェース部18はメディア
コーデック部14に送って復調処理する(ステップS28 :
通信)。メディアの送受信のために使用する互いの装置
情報(IPアドレスおよびポート番号)も発呼メッセー
ジ、応答メッセージまたはネゴシエーションで交換して
いる。
【0042】次に通信完了後、相手装置からの応答がな
い(ステップS22 のNOの場合)、またはネゴシエーショ
ンの失敗(ステップS26 のNOの場合)では、呼解放を行
う(ステップS30 )。そして発呼処理を終了する。
【0043】この動作手順が示すように装置10は、クラ
イアントの自装置情報として通常のネットワークアドレ
ス(プライベート・アドレス)とNAT 変換後のグローバ
ル・アドレスとを2重に持つことで、プライベート・ア
ドレスの装置がグローバル・アドレスの装置と通信する
ことができる。すなわち、プライベート・アドレスの装
置が同じプライベートネットワークに存在しない装置と
であっても通信できる。これは、IPネットワーク上にあ
って同じ通信規格を有する装置とならばどの装置間でも
通信できることを意味する。
【0044】ただし、マルチメディア通信装置10は、グ
ローバルネットワーク間とやり取りするデータはストレ
ージ部16のNAT 用IPアドレス16a のIPアドレスでIPアド
レス変換が行われるようにする。このような変換を静的
な変換という(図4を参照)。NAT 用IPアドレス16a の
IPアドレスがあらかじめ割り当てられている破線で囲ん
だ仮想的な装置GI1, GI2, GI3のIPアドレスである。た
とえばプライベート・アドレスの装置PI1とグローバル
・アドレスの装置GI4との間で通信する場合、装置GI4か
らは、装置GI1と通信していることと同じに見える。
【0045】また、静的IPマスカレード機能を用いる
と、変換に用いるグローバル・アドレスは1つで済ませ
ることができる。個々に1対1的にプライベート・アド
レス空間の装置(クライアントという)とグローバル・
アドレス空間の装置(サーバという)とで通信する場
合、IPマスカレード機能によりグローバル・アドレス空
間の仮想的に設定される装置GI1とは問題なく通信でき
る。
【0046】しかしながら、複数のクライアントと装置
GI1 とが同時に通信を行うような複数の通信が発生する
場合が想定される(図5を参照)。この場合、IPマスカ
レード機能により変換されたグローバル・アドレスの装
置の使用するポート番号が重複するおそれが生じる。換
言すれば、プライベート・アドレス空間の装置PI1, PI
2, およびPI3 と同時に装置GI4, GI5とを通信する際
に、装置GI1と装置GI4, GI5 が通信しているように見え
る。このとき生じる使用するポート番号の重複は、プラ
イベート・アドレス空間の各装置の使用するポート番号
をそのまま装置GI1のポート番号になるように設定して
いることに起因している。
【0047】この重複を防止するには、各装置PI1, PI
2, およびPI3 のポート番号が異なるように設定するこ
とが好ましい。プライベートネットワーク内の装置同士
では不要な設定である。プライベートネットワーク内に
存在し、グローバルネットワーク上の装置と通信できる
装置(クライアント)すべてに設定するとよいが、それ
ぞれ設定することにより大変な労力が払われることにな
る。
【0048】この各装置に施す設定を一挙に解決するた
め、ストレージ部16には新たにポート差分情報 16c(図
1を参照)が追加される。ポート差分情報16c とは、各
装置に対して使用するポート番号をいくつずつシフトさ
せるかを示す値である。実際に使用する際には、ポート
番号とポート差分情報16c との加算結果を新たなポート
番号とみだして用いる。このポート差分情報16c は、ユ
ーザにより任意に設定する。これにより、ポート番号の
重複を防止している。
【0049】この場合の動作手順を簡単に説明する(図
6を参照)。図3のフローチャートと共通する手順には
同じステップ番号を付している。この発呼処理は、宛先
がグローバル・アドレスと判定した後に行う、自装置情
報にNAT 変換した後のグローバル・アドレスをIPアドレ
スとして設定する処理(ステップS16 )と発呼メッセー
ジを送信する(ステップS20 )の間に新たなポート番号
を設定する処理手順を追加する。この処理は、ストレー
ジ部16が格納するポート番号とポート差分情報16c とを
読み出して、両者の値を加算して新たなポート番号にす
る。システム制御部14は、このポート番号を自装置情報
に設定して用いる。
【0050】相手装置が装置PI2 の場合、すべてのコネ
クションにおいて自装置PI1 に設定されているポート番
号を、それぞれ用いて相手装置と通信する。相手装置が
GI4の場合、すべてのコネクションにおいて自装置PI1
に設定されているポート番号をポート差分情報16c の値
だけシフトしたポート番号をそれぞれ用いて、相手端末
と通信する(NAT 変換は前述した通り実施される)。
【0051】このように自装置情報を通常のネットワー
クアドレスとNAT 変換後のグローバル・アドレスとを2重
に持ち、かつ使用するポート番号を所定の値ずつずらす
ことにより、プライベート・アドレスの装置とグローバ
ル・アドレスの装置間での複数通信が容易に実現させて
いる。インターネット上に存在し、かつ同じ通信規格を
有する装置ならば、どの装置間でも通信が可能になる。
【0052】先の実施例に比較して、あるプライベート
ネットワーク内に存在する装置がグローバルネットワー
ク上の装置と通信する場合、使用するポート番号を一律
変更することができ、容易に個々の装置のポート番号の
設定を重複しないように設定することができる。
【0053】本発明の実施例は一般的なITU-T 勧告H.32
3 を適用したマルチメディア通信装置10に適用した例を
説明したが、ソフトウェア制御による実現も可能であ
る。
【0054】以上のように構成することにより、プライ
ベート・アドレスとNAT 変換に用いるグローバル・アド
レスを2重に有しいずれか一方のアドレスを自装置情報
に保存させ、応答の際においても応答メッセージ内のIP
アドレスとの対応付けが確実に行えることにより、互い
にアドレス空間の異なる装置間でのマルチメディア通信
を可能にすることができる。IPマスカレード機能におけ
るポート番号の重複問題に対しては、ポート差分情報を
追加して新たなポート番号を用いてマルチメディア通信
することにより、容易にポート番号の重複を防止してマ
ルチメディア通信を可能にしている。
【0055】
【発明の効果】このように本発明のアドレス変換機能付
き通信装置によれば、第2の制御手段では第1の制御手
段の送出する宛先情報を情報格納手段からの情報に応じ
てどのように処理するか判定し、結果として発呼メッセ
ージに第1または第2のアドレスを設定し、この発呼メ
ッセージを第2の制御手段からインターフェース手段を
介して送信しているので、相手から返信された着信後に
おける端末装置間のネゴシエーションを行う際に発呼し
た端末装置のアドレスに対応させてネゴシエーションを
確実に行うことにより、これまでできなかったプライベ
ート・アドレスの装置とグローバル・アドレスの装置の
ように、異なるアドレス空間を用いる装置間でのマルチ
メディア通信を行うことができる。
【0056】また、本発明のマルチメディア通信方法に
よれば、宛先情報を設定し、宛先情報を基に発呼メッセ
ージに含まれるアドレスをアドレス変換処理したものに
するかどうか判定し、判定後の宛先が第1および第2の
アドレスのいずれか判定し、判定結果に応じて第1のア
ドレスの場合と第2のアドレスの場合に設定された発呼
メッセージを送信し、応答メッセージの着信判定後、こ
の着信に応じて端末装置間でのネゴシエーションを行
い、ネゴシエーションの成功時に端末装置間で送受信し
たデータに対してコーデック処理を施しながら通信を行
い、確実に通信対象の端末装置と対応させることがで
き、ネゴシエーションを確保することができる。これに
より、異なるアドレス空間を用いる装置間でのマルチメ
ディア通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアドレス変換機能付き通信装置を適用
したマルチメディア通信装置の概略的な構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の装置が扱うIPパケットの構造を説明する
模式図である。
【図3】図1のマルチメディア通信装置の動作手順を説
明する発呼処理のフローチャートである。
【図4】図1のマルチメディア通信装置が用いる静的な
NAT の概念を説明する模式図である。
【図5】図1のマルチメディア通信装置が用いる静的な
IPマスカレード機能の概念を説明する模式図である。
【図6】図3の動作手順にける静的なIPマスカレード機
能を考慮した場合の発呼処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 マルチメディア通信装置 12 ユーザ制御部 14 システム制御部 14d アドレス判定部 16 ストレージ部 16a NAT 用IPアドレス 16b 動作指示情報 16c ポート差分情報 18 LAN インターフェース部 20 メディアコーデック部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HA08 HB21 HC01 HC14 HD06 HD09 JA07 JT06 JT10 KA05 LB02 LB05 LB17 5K033 BA15 CB01 CB06 CB09 DA06 DB12 DB16 DB18 EC04 5K034 CC02 CC06 EE11 FF02 LL01 LL02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IP(Internet Protocol )ネットワーク
    を介した端末装置間に配して異なる種類のデータを扱っ
    て、通信を行うアドレス変換機能付き通信装置におい
    て、該装置は、 前記IPネットワークで一意に通信相手を特定するアドレ
    スを第1のアドレスとし、限定的に閉じたネットワーク
    内で用いるアドレスを第2のアドレスとし、 前記データのうち、送り先を示す宛先情報、ならびに発
    呼指示および着信指示の送出制御を行う第1の制御手段
    と、 第2のアドレスをIPアドレス変換して対応させる第1の
    アドレス、前記発呼指示および前記着信指示の設定に第
    1および第2のアドレスのいずれを用いるかの情報、お
    よびアプリケーションの識別に用いるポート情報を含む
    情報格納手段と、 前記情報格納手段から読み出した情報に基づいて生成さ
    れる発呼メッセージに含まれる宛先のアドレスを、第1
    のアドレスおよび第2のアドレスとのいずれか一方に設
    定しているか判定する機能を含み、かつ各規格に応じた
    制御を行う第2の制御手段と、 供給されるデータに対するコーデック処理を施すコーデ
    ック手段と、 前記IPネットワークと該装置とをインターフェース接続
    させるインターフェース手段とを含むことを特徴とする
    アドレス変換機能付き通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、該装置
    は、国際電気通信連合−電気通信標準化部門(ITU-T )
    の勧告H.323 に従うことを特徴とするアドレス変換機能
    付き通信装置
  3. 【請求項3】 IPネットワークを介して異なる種類のデ
    ータを扱い、IPアドレス変換機能を用いながら、端末装
    置間で複数種類のデータ通信を行うマルチメディア通信
    方法において、該方法は、 前記IPネットワークで一意に通信相手を特定するアドレ
    スを第1のアドレスとし、限定的に閉じたネットワーク
    内で用いるアドレスを第2のアドレスとし、 前記端末装置の一方を発呼先にし、該発呼先に対する宛
    先情報を設定する第1の工程と、 前記宛先情報を基に作成する発呼メッセージが含むアド
    レスに対してアドレス変換処理を施すかどうか判定する
    第2の工程と、 該判定後の宛先が第1および第2のアドレスのいずれか
    を判定する第3の工程と、 前記判定結果が第1のアドレスの場合、該端末自体に固
    有な自装置情報に前記アドレス変換処理後のIPアドレス
    を設定する第4の工程と、 前記判定結果が第2のアドレスの場合、該自装置情報を
    そのまま設定する第5の工程と、 それぞれの工程で設定したいずれかの発呼メッセージを
    送信する第6の工程と、 前記端末装置の他方からの応答メッセージの着信を判定
    する第7の工程と、 該着信に応じて前記端末装置間でのネゴシエーションを
    行う第8の工程と、 前記ネゴシエーションの成功を判定する第9の工程と、 該ネゴシエーションの成功時に前記端末装置間で通信
    し、送受信したデータに対してコーデック処理を施す第
    10の工程と、 前記通信の完了後、前記応答メッセージの着信失敗、ま
    たは前記ネゴシエーションの失敗の際に呼を解放する第
    11の工程を含むことを特徴とするマルチメディア通信方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、該方法
    は、第4の工程で前記自装置情報に前記アドレス変換処
    理後のIPアドレスを設定に加えるとともに、1台ごとの
    識別に用いるポート情報を設定することを特徴とするマ
    ルチメディア通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、前記ポ
    ート情報は、1台ごとの識別に用いるポート番号と、使
    用する自装置のポート番号に対して所定の値ずつずらし
    て割り当てたポート差分とを用いることを特徴とするマ
    ルチメディア通信方法。
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