JP2002150316A - 電子情報内容制作システム、情報制作装置及び情報処理方法 - Google Patents

電子情報内容制作システム、情報制作装置及び情報処理方法

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JP2002150316A
JP2002150316A JP2000348720A JP2000348720A JP2002150316A JP 2002150316 A JP2002150316 A JP 2002150316A JP 2000348720 A JP2000348720 A JP 2000348720A JP 2000348720 A JP2000348720 A JP 2000348720A JP 2002150316 A JP2002150316 A JP 2002150316A
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Eiji Kawai
英次 川井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の汎用ソフトウエアを共用できるように
すると共に、従来方式に比べて短時間にインタラクティ
ブな広告宣伝情報などの電子情報内容を制作できるよう
にする。 【解決手段】 任意の広告宣伝を含む電子情報内容D1
を制作するシステムであって、少なくとも、複数の汎用
ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアD
11を管理し、かつ、汎用雛型ソフトウエアD11の更
新又は/及びその汎用雛型ソフトウエアD11の使用を
管理する情報管理装置1と、この情報管理装置1による
汎用雛型ソフトウエアD11に基づいて電子情報内容D
1を制作する複数の情報制作装置#i(i=1〜n)と
を備え、これらの情報制作装置#iでは、複数の汎用雛
型ソフトウエアD11の中から任意の汎用雛型ソフトウ
エアD11を選択すると共に、汎用雛型ソフトウエアD
11に特定の制作情報D12を組み合わせるようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送や通信基盤に
よって配信される広告宣伝コンテンツをインタラクティ
ブに操作しゲーム感覚で楽しめるような新たなインタラ
クティブ広告処理システムに適用して好適な電子情報内
容制作システム、情報制作装置及び情報処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビ、ラジオ、新聞及び雑
誌の4大マスメディアに代表される広告宣伝システムに
よれば、送り手から受け手に対し一方通行的に広告内容
を流すようになされる。このような既存のマスメディア
による一方通行の広告に対して、インターネットを利用
したバナー広告や資料請求型、顧客データ収集型などの
新タイプの広告メディアが出現している。
【0003】例えば、ビデオゲームソフトの中にはゲー
ムのシーンの中で、レースゲームの中のコース脇の立看
板や観客スタンドの壁などにスポンサーの企業広告を貼
るなどして企業広告を行うタイプのタイトルがある。と
ころが、このタイプのタイトルはユーザの主目的がゲー
ム内容を楽しむことであり、プレイヤーはあくまで自車
や主人公に注目しているのでシーン中の広告などには実
質目が行き届かないというのが現状である。この手法は
ストーリーや内容が面白ければ面白いほど広告宣伝には
注目しないという状況にある。
【0004】一方で、広告宣伝コンテンツを配信して処
理するインタラクティブ広告処理システムが本願出願人
から提案されている(特許願2000−175989
号)。このシステムによれば、インタラクティブな広告
宣伝情報を放送や通信基盤により専用のチューナー装置
や端末装置等に向けて配信し、直接または間接的にその
端末装置において、受信蓄積され、又はオフラインで蓄
積された広告宣伝情報を読み出してゲーム感覚で視聴や
操作するようにしたものである。
【0005】ここで、インタラクティブ広告とはビデオ
ゲームと同様なプログラミング技術によって、広告対象
とする新商品やサービスをゲーム感覚で消費者に操作さ
せることで自然に商品やサービスに愛着をわかせ、同時
に認知度を高める新しい広告手法をいうものとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
広告宣伝情報の制作システム(以下で電子情報内容制作
システムともいう)によれば、以下のような問題があ
る。
【0007】 コンピュータグラフィックを手段とす
るゲーム作品の制作には多大な費用と開発期間が必要で
その結果インタラクティブ広告の対象は極めて高い広告
効率が期待できる一部の商品やサービスなどに限られて
しまうおそれがある。この種のゲーム制作に費用がかか
るのは、コンピュータグラフィック(CG:Computer
Graphics)作品といっても企画、デザイン、グラフィ
ック、サウンド、プログラミング、デバッグといった一
連の制作フローにおいて膨大な人手作業が必要なためで
ある。
【0008】 また、販売用途で開発されるプロパー
のゲーム作品に関しては、作品毎に独自の世界観を創造
する必要があるので、上述のほとんど全ての工程で新規
に初めからゲーム情報等を制作しなければならないとい
う事情もある。
【0009】 一方、CGゲーム作品はプラットフォ
ームとなるハードウェアの技術進歩にともなって表示性
能の向上、表現力の高度化、操作の複雑化へと進んでい
る。このため新タイトルを購入してきても操作方法を習
得するまでに時間がかかり取り扱い説明書も次第に複雑
になっていく傾向にある。
【0010】このようなトレンドのCGゲーム作品(以
下で汎用ソフトウエアという)をベースとしたインタラ
クティブ広告を制作・提供しても操作が複雑ではユーザ
との親和性が得られず広告宣伝情報(以下で電子情報内
容ともいう)として重要な接触率を上げられないという
状態に陥るおそれがある。
【0011】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、複数の汎用ソフトウエアを共
用できるようにすると共に、従来方式に比べて短時間に
インタラクティブな広告宣伝情報などの電子情報内容を
制作できるようにした電子情報内容制作システム、情報
制作装置及び情報処理方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、任意の
広告宣伝を含む電子情報内容を制作するシステムであっ
て、少なくとも、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出
した汎用雛型ソフトウエアを管理し、かつ、その汎用雛
型ソフトウエアの更新又は/及びその汎用雛型ソフトウ
エアの使用を管理する情報管理装置と、この情報管理装
置による汎用雛型ソフトウエアに基づいて電子情報内容
を制作する複数の情報制作装置とを備え、これらの情報
制作装置では、複数の汎用雛型ソフトウエアの中から任
意の汎用雛型ソフトウエアを選択すると共に、その汎用
雛型ソフトウエアに特定の制作情報を組み合わせるよう
にしたことを特徴とする電子情報内容制作システムによ
って解決される。
【0013】本発明に係る電子情報内容制作システムに
よれば、任意の広告宣伝を含む電子情報内容を制作する
場合に、少なくとも、情報管理装置では複数の汎用ソフ
トウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアが管理
されると共に、その汎用雛型ソフトウエアの更新又は/
及びその汎用雛型ソフトウエアの使用管理がなされる。
そして、例えば、通信手段により接続された各々の情報
制作装置では、情報管理装置による複数の汎用雛型ソフ
トウエアの中から任意の汎用雛型ソフトウエアを選択す
ると共に、この汎用雛型ソフトウエアに特定の制作情報
を組み合わせるようになされる。
【0014】従って、複数の情報制作装置で汎用雛型ソ
フトウエアを共用することができる。しかも、電子情報
内容の最初から情報制作処理に取り組まないでも済むば
かりか、新規な制作情報の情報量も少なくて済む。従来
方式に比べて短時間にインタラクティブな広告宣伝情報
などの電子情報内容を制作することができる。
【0015】本発明に係る第1の情報制作装置は、少な
くとも、汎用雛型ソフトウエア及び特定の制作情報から
成る電子情報内容を制作する装置であって、複数の汎用
ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアを
格納した記憶装置と、この記憶装置における複数の汎用
雛型ソフトウエアの中から任意の汎用雛型ソフトウエア
を選択するように操作される操作手段と、この操作手段
により選択された汎用雛型ソフトウエアに特定の制作情
報を組み合わせて電子情報内容を制作する制御装置を備
えることを特徴とするものである。
【0016】本発明に係る第1の情報制作装置によれ
ば、汎用雛型ソフトウエア及び特定の制作情報から成る
電子情報内容を制作する場合に、予め複数の汎用ソフト
ウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアが記憶装
置に格納されると、この記憶装置における複数の汎用雛
型ソフトウエアの中から任意の汎用雛型ソフトウエアを
選択するように操作手段が操作される。制御装置では操
作手段により選択された汎用雛型ソフトウエアと特定の
制作情報とが組み合わされ、電子情報内容を制作するよ
うになされる。
【0017】従って、電子情報内容の最初から情報制作
処理に取り組まないでも済むばかりか、新規な制作情報
の情報量も少なくて済む。従来方式に比べて短時間にイ
ンタラクティブな広告宣伝情報などの電子情報内容を制
作することができる。しかも、デバッグ作業の簡略化を
図れる。
【0018】本発明に係る第2の情報制作装置は少なく
とも、汎用雛型ソフトウエア、ライブラリソフトウエア
及び特定の制作情報から成る電子情報内容を制作する装
置であって、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出した
汎用雛型ソフトウエアを格納する第1の記憶装置と、複
数の汎用ソフトウエア作品から抽出したライブラリソフ
トウエアを格納する第2の記憶装置と、第1の記憶装置
における複数の汎用雛型ソフトウエアの中から任意の汎
用雛型ソフトウエアを選択すると共に、第2の記憶装置
における複数のライブラリソフトウエアの中から任意の
ライブラリソフトウエアを選択するように操作される操
作手段と、この操作手段により選択された汎用雛型ソフ
トウエア及びライブラリソフトウエアに新たに制作され
た特定の制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作す
る制御装置を備えることを特徴とするものである。
【0019】本発明に係る第2の情報制作装置によれ
ば、少なくとも、汎用雛型ソフトウエア、ライブラリソ
フトウエア及び特定の制作情報から成る電子情報内容を
制作する場合に、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出
した汎用雛型ソフトウエアが第1の記憶装置に格納さ
れ、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出したライブラ
リソフトウエアが第2の記憶装置に格納される。第1の
記憶装置における複数の汎用雛型ソフトウエアの中から
任意の汎用雛型ソフトウエアを選択すると共に、第2の
記憶装置における複数のライブラリソフトウエアの中か
ら任意のライブラリソフトウエアを選択するように操作
手段が操作される。この操作手段により選択された汎用
雛型ソフトウエア及びライブラリソフトウエアに新たに
制作された特定の制作情報が制御装置により組み合わせ
られて電子情報内容を制作するようになされる。
【0020】従って、電子情報内容の最初から情報制作
処理に取り組まないでも済むばかりか、第1の情報制作
装置に比べて新規な制作情報の情報量も少なくて済む。
従来方式に比べて短時間にインタラクティブな広告宣伝
情報などの電子情報内容を制作することができる。しか
も、デバッグ作業の簡略化を図れる。
【0021】本発明に係る第1の情報処理方法は少なく
とも、汎用雛型ソフトウエア及び特定の制作情報から成
る電子情報内容を制作する方法であって、予め複数の汎
用雛型ソフトウエアから汎用雛型ソフトウエアを抽出し
て共通データベース化し、その後、この複数の汎用雛型
ソフトウエアの中から任意の汎用雛型ソフトウエアを選
択し、ここで選択された汎用雛型ソフトウエアに特定の
制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作することを
特徴とするものである。
【0022】本発明に係る第1の情報処理方法によれ
ば、電子情報内容の最初から情報制作処理に取り組まな
いでも済むばかりか、新規な制作情報の情報量も少なく
て済む。従来方式に比べて短時間に電子情報内容を制作
することができる。しかも、デバッグ作業の簡略化を図
れる。
【0023】これにより、新刊書籍のインタラクティブ
な広告宣伝情報などの電子情報内容を取り扱う場合であ
って、その書籍に係る推薦者のコメント及び/又は書籍
の本文の一部を音声情報及び映像情報を専用の情報処理
装置で視聴させるインタラクティブ広告システムを構築
することができる。
【0024】本発明に係る第2の情報処理方法は少なく
とも、汎用雛型ソフトウエア、ライブラリソフトウエア
及び特定の制作情報から成る電子情報内容を制作する方
法であって、予め複数の汎用ソフトウエア作品から汎用
雛型ソフトウエアを抽出すると共に、その複数の汎用ソ
フトウエア作品からライブラリソフトウエアを抽出して
共通データベース化し、その後、この複数の汎用雛型ソ
フトウエアの中から任意の汎用雛型ソフトウエアを選択
すると共に、この複数のライブラリソフトウエアの中か
ら任意のライブラリソフトウエアを選択し、ここで選択
された汎用雛型ソフトウエア及びライブラリソフトウエ
アに特定の制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作
することを特徴とするものである。
【0025】本発明に係る第2の情報処理方法によれ
ば、電子情報内容の最初から情報制作処理に取り組まな
いでも済むばかりか、第1の情報処理方法に比べて更に
新規な制作情報の情報量も少なくて済む。従来方式に比
べて短時間に電子情報内容を制作することができる。し
かも、デバッグ作業の簡略化を図れる。これにより、第
1の情報処理方法と同様にしてインタラクティブ広告シ
ステムを構築することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る電子情報
内容制作システム、情報制作装置及び情報処理方法の一
実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
【0027】(1)第1の実施形態 図1は本発明に係る第1の実施形態としての電子情報内
容制作システム100の構成例を示すブロック図であ
る。この実施形態では任意の広告宣伝を含む電子情報内
容を制作する場合に、汎用雛型ソフトウエアに基づいて
電子情報内容を制作する複数の情報制作装置を備え、こ
の情報制作装置で複数の汎用雛型ソフトウエアの中から
任意の汎用雛型ソフトウエアを選択すると共に、この汎
用雛型ソフトウエアに特定の制作情報を組み合わせるよ
うにして、複数の情報制作装置で汎用雛型ソフトウエア
を共用できるようにすると共に、従来方式に比べて短時
間にインタラクティブな広告宣伝情報などの電子情報内
容を制作できるようにしたものである。
【0028】図1に示す電子情報内容制作システム10
0はゲーム感覚で楽しめる広告宣伝を含む電子情報内容
を制作するシステムである。このシステム100には予
め情報管理装置1が準備され、少なくとも、複数の汎用
ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアD
11を管理すると共に、その汎用雛型ソフトウエアD1
1の更新又は/及びその汎用雛型ソフトウエアD11の
使用を管理するようになされる。
【0029】この情報管理装置1にはパーソナルコンピ
ュータが使用される。汎用ソフトウエア作品は標準プロ
グラム、背景画像データ、音楽及び/又は効果音を使用
して予め制作された汎用のソフトウエアベースである。
【0030】この情報管理装置1には複数の情報制作装
置#i(i=1〜n)が通信手段8を通して接続されて
おり、汎用雛型ソフトウエアD11に基づいて電子情報
内容D1を制作するようになされる。通信手段8には公
衆電話回線や、インターネット等の既存の通信基盤が使
用される。
【0031】これらの情報制作装置#iでは、複数の汎
用雛型ソフトウエアD11の中から任意の1つの汎用雛
型ソフトウエアD11を選択すると共に、この汎用雛型
ソフトウエアD11に特定の制作情報D12を組み合わ
せることにより、電子情報内容D1の一例となるインタ
ラクティブな広告宣伝情報を制作するようになされる。
このシステム100で制作される特定の制作情報D12
は宣伝広告客体を構成する、商品、役務、特徴的な映像
及び複写物に係る情報である。
【0032】この情報管理装置1には例えば、データベ
ースを構成する記憶装置2が設けられ、複数の汎用ソフ
トウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアD11
を格納するようになされる。各々の情報制作装置#iに
は少なくとも、操作手段3及び制御装置4が備えられ、
操作手段3では記憶装置2における複数の汎用雛型ソフ
トウエアD11の中から任意の汎用雛型ソフトウエアD
11を選択するように操作される。制御装置4では操作
手段3により選択された汎用雛型ソフトウエアD11に
特定の制作情報D12を組み合わせて電子情報内容D1
の一例となるインタラクティブな広告宣伝情報等を制作
するようになされる。なお、各々の情報制作装置#iに
汎用の記憶装置を設けて、情報管理装置1から複数の汎
用雛型ソフトウエアD11をダウンロードするようにし
てもよい。各々の情報制作装置#iから情報管理装置1
へのアクセス頻度を低くすることができる。
【0033】続いて、電子情報内容D1制作システム1
00における情報処理例について説明をする。この実施
形態では少なくとも、汎用雛型ソフトウエアD11及び
特定の制作情報D12から成る電子情報内容D1を制作
する場合を想定する。汎用ソフトウエア作品は既に制作
されたものを利用する。
【0034】これを前提にして、図2に示すフローチャ
ートのステップA1で予め複数の汎用ソフトウエア作品
から汎用雛型ソフトウエアD11を抽出して共通データ
ベース化する。汎用ソフトウエア作品は標準プログラム
(汎用部品)、背景画像データ、音楽及び/又は効果音
を使用して予め制作された汎用のソフトウエアベースで
ある。このシステム100では汎用ソフトウエア作品か
ら汎用雛型ソフトウエアD11として標準プログラムが
分離抽出される。
【0035】ここで共通データベース化された汎用雛型
ソフトウエアD11は情報管理装置1の記憶装置2に格
納される。これらの汎用雛型ソフトウエアD11の更新
又は/及びその汎用雛型ソフトウエアD11の使用が情
報管理装置1により管理される。その後、ステップA2
で各々の情報制作装置#iでは情報管理装置1の記憶装
置2がアクセスされ、複数の汎用雛型ソフトウエアD1
1の中から任意の1つの汎用雛型ソフトウエアD11を
選択するように操作手段3が操作される。
【0036】そして、ステップA3では汎用雛型ソフト
ウエアD11に特定の制作情報D12を組み合わせて電
子情報内容D1が制作される。例えば、情報制作装置#
iでは操作手段3により選択された汎用雛型ソフトウエ
アD11と、宣伝広告客体を構成する、商品あるいは、
役務又は特徴的な映像、複写物等の特定の制作情報D1
2とが制御装置4によって組み合わされ、インタラクテ
ィブな広告宣伝情報等の電子情報内容D1=(D11+
D12)を制作するようになされる(第1の情報処理方
法)。
【0037】このように、第1の実施形態としての電子
情報内容制作システム100によれば、複数の情報制作
装置#iで汎用雛型ソフトウエアD11を共用できるの
で、電子情報内容D1の最初から情報制作処理に取り組
まないでも済むばかりか、新規な制作情報D12の情報
量も少なくて済む。従来方式に比べてインタラクティブ
な広告宣伝情報などの電子情報内容D1を短時間に制作
することができる。しかも、電子情報内容D1における
デバッグ作業の簡略化を図れる。
【0038】これにより、新刊書籍の広告宣伝情報など
の電子情報内容D1を取り扱う場合であって、その書籍
に係る推薦者のコメント及び/又は書籍の本文の一部を
音声情報及び映像情報にして専用の情報処理装置で視聴
させるインタラクティブ広告システム等を構築すること
ができる。
【0039】(2)第2の実施形態 図3は本発明に係る第2の実施形態としての電子情報内
容制作システム200の構成例を示すブロック図であ
る。この実施形態では、汎用雛型ソフトウエア用の記憶
装置2の他にライブラリソフトウエア用の記憶装置5を
情報管理装置1’に設け、複数の汎用ソフトウエア作品
から抽出したライブラリソフトウエアD13を格納する
ようにして、汎用雛型ソフトウエアD11、ライブラリ
ソフトウエアD13及び特定の制作情報D12から成る
電子情報内容D1’を制作するものである。
【0040】図3に示す電子情報内容制作システム20
0はゲーム感覚で楽しめる広告宣伝を含む電子情報内容
D1’を制作するシステムである。このシステム200
には予め情報管理装置1’が準備され、少なくとも、複
数の汎用ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型ソフト
ウエアD11及びライブラリソフトウエアD13を管理
すると共に、これらのソフトウエアD11,D13の更
新又は/及びこれらのソフトウエアD11,D13の使
用を管理するようになされる。ライブラリソフトウエア
D13はアプリケーションソフトウエアのパーツであ
り、背景画像(グラフィック)データや、ロゴデータな
どから構成される。
【0041】この情報管理装置1’には第1の実施形態
と同様にして複数の情報制作装置#i#i(i=1〜
n)が通信手段8を通して接続されており、汎用雛型ソ
フトウエアD11及びライブラリソフトウエアD13に
基づいて電子情報内容D1’を制作するようになされ
る。
【0042】これらの情報制作装置#iでは、複数の汎
用雛型ソフトウエアD11の中から任意の1つの汎用雛
型ソフトウエアD11を選択すると共に、複数のライブ
ラリソフトウエアD13の中から任意の1つ又は複数の
ライブラリソフトウエアD13を選択し、これらのソフ
トウエアD11,D13に特定の制作情報D12を組み
合わせることにより、電子情報内容D1’の一例となる
インタラクティブな広告宣伝情報等を制作するようにな
される。このシステム200で制作される特定の制作情
報D12は宣伝広告客体を構成する、商品、役務、特徴
的な映像及び複写物に係る情報である。
【0043】この情報管理装置1’には汎用雛型ソフト
ウエア用の第1の記憶装置2が設けられ、複数の汎用ソ
フトウエア作品から抽出した汎用雛型ソフトウエアD1
1を格納するようになされる。この第1の記憶装置2の
他にライブラリソフトウエア用の第2の記憶装置5が設
けられ、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出したライ
ブラリソフトウエアD13を格納するようになされる。
【0044】各々の情報制作装置#iには少なくとも、
操作手段3及び制御装置4が備えられ、操作手段3では
記憶装置2における複数の汎用雛型ソフトウエアD11
の中から任意の汎用雛型ソフトウエアD11を選択する
と共に、記憶装置5における複数のライブラリソフトウ
エアD13の中から任意の1つ又は複数のライブラリソ
フトウエアD13を選択するように操作される。制御装
置4では操作手段3により選択されたこれらのソフトウ
エアD11,D13に特定の制作情報D12を組み合わ
せてインタラクティブな広告宣伝情報等を制作するよう
になされる。
【0045】なお、各々の情報制作装置#iに第1及び
第2の記憶装置2、5を設けて、情報管理装置1’から
複数の汎用雛型ソフトウエアD11及びライブラリソフ
トウエアD13をダウンロードするようにしてもよい。
各々の情報制作装置#iから情報管理装置1’へのアク
セス頻度を低くすることができる。
【0046】続いて、電子情報内容制作システム200
における情報処理例について説明をする。この実施形態
では少なくとも、汎用雛型ソフトウエアD11、ライブ
ラリソフトウエアD13及び特定の制作情報D12から
成る電子情報内容D1を制作する場合を想定する。汎用
ソフトウエア作品は既に制作されたものを利用する。
【0047】これを前提にして、図4に示すフローチャ
ートのステップB1で複数の汎用ソフトウエア作品から
汎用雛型ソフトウエアD11を抽出して共通データベー
ス化する。汎用ソフトウエア作品は標準プログラム(汎
用部品)、背景画像データ、音楽及び/又は効果音を使
用して予め制作された汎用のソフトウエアベースであ
る。このシステム200では汎用ソフトウエア作品から
汎用雛型ソフトウエアD11として標準プログラムが分
離抽出される。
【0048】ここで共通データベース化された汎用雛型
ソフトウエアD11は第1の記憶装置2に格納される。
これらの汎用雛型ソフトウエアD11の更新又は/及び
その汎用雛型ソフトウエアD11の使用が情報管理装置
1’により管理される。そして、ステップB2で複数の
汎用ソフトウエア作品からライブラリソフトウエアD1
3を抽出して共通データベース化する。このシステム2
00では汎用ソフトウエア作品からライブラリソフトウ
エアD13として背景画像データなどが分離抽出され
る。
【0049】ここで共通データベース化されたライブラ
リソフトウエアD13は第2の記憶装置5に格納され
る。これらのソフトウエアD11,D13の更新又は/
及びこれらのソフトウエアD11,D13の使用が情報
管理装置1’により管理される。
【0050】そして、ステップB3で各々の情報制作装
置#iでは第1及び第2の記憶装置2、5がアクセスさ
れ、複数の汎用雛型ソフトウエアD11の中から任意の
1つの汎用雛型ソフトウエアD11を選択すると共に、
複数のライブラリソフトウエアD13の中から任意の1
つ又は複数のライブラリソフトウエアD13を選択する
ように操作手段3が操作される。
【0051】そして、ステップB4では汎用雛型ソフト
ウエアD11及びライブラリソフトウエアD13に特定
の制作情報D12を組み合わせて電子情報内容D1が制
作される。例えば、情報制作装置#iでは操作手段3に
より選択された汎用雛型ソフトウエアD11及びライブ
ラリソフトウエアD13と、宣伝広告客体を構成する、
商品あるいは、役務又は特徴的な映像、複写物等の特定
の制作情報D12とが制御装置4によって組み合わさ
れ、インタラクティブな広告宣伝情報等の電子情報内容
D1’=(D11+D12+D13)を制作するように
なされる(第2の情報処理方法)。
【0052】このように、第2の実施形態としての電子
情報内容制作システム200によれば、複数の情報制作
装置#iで汎用雛型ソフトウエアD11及びライブラリ
ソフトウエアD13を共用できるので、電子情報内容D
1’の最初から情報制作処理に取り組まないでも済むば
かりか、第1の実施形態に比べて特定の制作情報D12
の情報量も少なくて済む。従来方式に比べてインタラク
ティブ(相互作用的)な広告宣伝情報などの電子情報内
容D1’を短時間に制作することができる。しかも、電
子情報内容D1’におけるデバッグ作業の簡略化を図れ
る。
【0053】これにより、新型乗用車(以下で新車とい
う)の広告宣伝情報などのインタラクティブな電子情報
内容D1’を制作するインタラクティブ広告制作システ
ムに充分応用することができる。本発明によるインタラ
クティフ広告の制作手法によれば、広告宣伝情報の制作
作業の効率化のためストーリーや内容がパターン化して
くるのでゲーム内容よりも広告対象(新商品)に注目が
集まるという狙いがある。
【0054】(3)第1の実施例(新車版) 図5は本発明に係る各実施例としてのインタラクティブ
広告制作システム201の構成例を示すイメージ図であ
る。この実施例では、電子情報内容D1’として例え
ば、新車に関するインタラクティブな広告宣伝情報Dx
を制作する場合に、汎用雛型ソフトウエアD11及びラ
イブラリソフトウエアD12に基づいて当該広告宣伝情
報Dxを制作する複数の制作編集端末装置#iを備え、
この制作編集端末装置#iで複数の汎用雛型ソフトウエ
アD11の中から任意の汎用雛型ソフトウエアD11を
選択すると共に、複数のライブラリソフトウエアD13
の中から任意のライブラリソフトウエアを選択し、ここ
で選択したこれらのソフトウエアD11,D13に特定
の制作情報D12を組み合わせるようにしたものであ
る。
【0055】図5に示すインタラクティブ広告制作シス
テム201は、電子情報内容制作システムの一例であ
り、ゲーム感覚で楽しめる新車の広告宣伝を含むインタ
ラクティブな広告宣伝情報Dxを制作するシステムであ
る。このシステム201には情報管理装置の一例となる
データベース管理システム10が準備され、少なくと
も、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型
ソフトウエアD11及びライブラリソフトウエアD13
を管理すると共に、これらのソフトウエアD11,D1
3の更新又は/及びこれらのソフトウエアD11,D1
3の使用を管理するようになされる。データベース管理
システム10はソフト管理会社などに設けられる。
【0056】このデータベース管理システム10はロー
カルネットワーク17に接続されており、管理端末装置
11、汎用雛型ソフトウエア用のデータベース12、更
新端末装置13、ライブラリソフトウエア用のデータベ
ース15及びサーバ本体16などを有している。
【0057】このローカルネットワーク17には汎用雛
型ソフトウエア用のデータベース(第1の記憶装置)1
2が接続され、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出し
た汎用雛型ソフトウエアD11を格納するようになされ
る。このデータベース12の他にライブラリソフトウエ
ア用のデータベース(第2の記憶装置)15がローカル
ネットワーク17に接続され、複数の汎用ソフトウエア
作品から抽出したライブラリソフトウエアD13を格納
するようになされる。
【0058】更にローカルネットワーク17には管理端
末装置11が接続され、汎用雛型ソフトウエアD11及
びライブラリソフトウエアD13を管理すると共に、こ
れらのデータベースの使用を管理するようになされる。
管理端末装置11の他にローカルネットワーク17には
更新端末装置13が接続され、汎用雛型ソフトウエアD
11及びライブラリソフトウエアD13の制作管理をす
ると共に、これらのデータベースの更新管理をするよう
になされる。このローカルネットワーク17にはサーバ
本体16が接続されており、管理端末装置11及び更新
端末装置13を補助するようになされる。
【0059】このデータベース管理システム10には情
報制作装置として、例えば3(n=3)台の制作編集端
末装置#i(i=1〜3)が、通信手段の一例となる通
信網21及び公衆ネットワーク22を通して接続されて
おり、汎用雛型ソフトウエアD11及びライブラリソフ
トウエアD13に基づいてインタラクティブな広告宣伝
情報Dxを制作するようになされる。制作編集端末装置
#iはコマーシャル(以下単にCMという)制作会社に
設けられる。
【0060】この例で制作編集端末装置#1や#2は、
少なくとも、汎用雛型ソフトウエアD11及び特定の制
作情報D12から成る電子情報内容D1を制作する装置
であって、図示しない操作手段と制御装置を備え、デー
タベース(記憶装置)12における複数の汎用雛型ソフ
トウエアD11の中から任意の1つ又は複数の汎用雛型
ソフトウエアD11を選択するように操作されると、こ
こで選択された汎用雛型ソフトウエアD11に特定の制
作情報D12を組み合わせて電子情報内容D1を制作す
るようになされる(第1の情報制作装置)。
【0061】この例で制作編集端末装置#3は少なくと
も、汎用雛型ソフトウエアD11、ライブラリソフトウ
エアD13及び特定の制作情報D12から成る電子情報
内容D1を制作する装置であって、社内データベース
(第1の記憶装置)12A,(第2の記憶装置)12B
が備えられ、データベース管理システム10からダウン
ロードした汎用雛型ソフトウエアD11及びライブラリ
ソフトウエアD13を格納するようになされる。
【0062】この他に制作編集端末装置#3にも図示し
ない操作手段と制御装置が備えられ、社内データベース
12Aにおける複数の汎用雛型ソフトウエアD11の中
から任意の1つの汎用雛型ソフトウエアD11を選択
し、かつ、社内データベース12Bにおける複数のライ
ブラリソフトウエアD13の中から任意の1つ又は複数
のライブラリソフトウエアD13を選択するように操作
されると、ここで選択されたこれらの汎用雛型ソフトウ
エアD11及びライブラリソフトウエアD13に新たに
制作された特定の制作情報D12を組み合わせて電子情
報内容D1を制作するようになされる。制作編集端末装
置#3に社内データベース12A及び12Bを設けるこ
とで、データベース管理システム10へのアクセス頻度
を低くすることができる(第2の情報制作装置)。
【0063】これらの制作編集端末装置#iでは、複数
の汎用雛型ソフトウエアD11、ライブラリソフトウエ
アD13に特定の制作情報D12を組み合わせることに
より、新車のインタラクティブな広告宣伝情報Dxを制
作するようになされる。このシステム201で制作され
る特定の制作情報D12は宣伝広告客体を構成する新車
の固有情報である。もちろん、これに限られることはな
く、宣伝広告客体はインタラクティブ広告に関する、電
気製品、化粧品、食料品、ゲームソフトなどの商品を始
め、マンション、一戸建てなどの不動産に関するインタ
ラクティブなサービス情報であってもよい。
【0064】各々の制作編集端末装置#iにはパーソナ
ルコンピュータ等が使用され、制作編集端末装置#iで
はデータベース管理システム10における複数の汎用雛
型ソフトウエアD11の中から任意の汎用雛型ソフトウ
エアD11を選択すると共に、複数のライブラリソフト
ウエアD13の中から任意の1つ又は複数のライブラリ
ソフトウエアD13を選択するように操作される。制作
編集端末装置#iでは選択されたこれらのソフトウエア
D11,D13に特定の制作情報D12を組み合わせて
インタラクティブな広告宣伝情報Dx等を制作するよう
になされる。
【0065】続いて、新車に関するインタラクティブな
広告宣伝情報Dxについて説明をする。図6A及びBは
インタラクティブ宣伝広告に係る新車及びその試走コー
スの表示例を示すイメージ図である。
【0066】図6Aに示す新車の全体の容姿に係る映像
V1は広告宣伝対象であり、車体全景表示モジュールの
プログラム情報に基づいて携帯端末装置などの液晶表示
モニタに表示するようになされる。新車の映像V1はコ
ンピュータグラフィックのモデルデータ(以下でグラフ
ィックモデルデータという)によって提供され、その前
方あるいは斜め前方から見た状態、その後方あるいは斜
め後方から見た状態、その上方あるいは斜め上方から見
た状態、その下方あるいは斜め下方から見た状態等を含
めて自由に3次元画像表示される。
【0067】このグラフィックモデルデータの他にテク
スチャデータがDCT(離散コサイン変換)により画像
圧縮されている。グラフィックモデルデータやテククス
チャデータに関しては新車の全体容姿の他に、その表示
内容の下位階層に関する、新車の座席シート、そのドア
の開閉、そのトランクの中、エンジンルームの中などの
2次元又は3次元映像の素材データも含まれている。
【0068】図6Bに示す新車の試走コースに係る映像
V2は例えば、山間部を抜けて山の向こうの海岸へドラ
イブするような大自然の映像が準備される。試走コース
の映像はドライバ目線で遠くの山間部に至る道路が表示
され、模擬ドライブを体験できるようになされる。
【0069】もちろん、都会の高速道路を走行するよう
なアーバンな試走コースの映像も準備される。試走コー
スの映像はドライバ目線に限られることはなく、試走コ
ースに新車を合成表示するようにもなされる。つまり、
ビデオゲームと同様なプログラミング技術によって、広
告宣伝対象となる新車などの商品やサービスをゲーム感
覚で消費者に操作させることで、自然に商品やサービス
に愛着をわかせ、同時に認知度を高めるためである(イ
ンタラクティブ広告手法)。
【0070】続いて、新車に関するインタラクティブな
広告宣伝情報Dxの構成例について説明をする。図7は
新車版の前/後枠表示モジュールMD11のプログラム
構成例を示すイメージ図である。
【0071】図7に示す新車版の前/後枠表示モジュー
ルMD11は新車の映像V1に係る最初の映像(前枠)
と最後の映像(後枠)を表示するための映像素材データ
及びプログラム情報であり、共通データベース化された
汎用雛型ソフトウエアD11としての標準プログラム
と、CM制作会社が個々に制作する新たな制作情報D1
3としてのカスタム制作データと、共通データベース化
されたライブラリソフトウエアD12としてのライブラ
リーデータから構成されている。
【0072】この中で標準プログラムとライブラリデー
タの部分はそれぞれのCMで固有ではなく同じカテゴリ
ーでは、ほぼ全てのCMで共通に使用される汎用部品で
ある。これら汎用部品を使用して予めカテゴリー毎に汎
用雛型ソフトウェアを制作しておくようになされる。
【0073】標準プログラムは4つの表示プログラムT
1〜T4と1つの背景表示プログラムから構成される。
カスタム制作データは新車のキャッチコピーを成すテキ
ストデータT1、ディーラー情報を成すテキストデータ
T2、新車の名称を成すロゴデータT3、新車のメーカ
名を成すロゴデータT4から構成される。ライブラリー
データはアプリケーションソフトウエアのパーツであ
り、カスタム制作データと一部重複するが、新車のメー
カ名を成すロゴデータT4と、背景グラフィックデータ
から構成される。
【0074】このカスタム制作データという部分だけが
それぞれのCMで新規に制作しなければならない部分で
あり、これらを予め用意された汎用雛型ソフトウェアの
要所に組み込んでインタラクティブ広告を完成させるの
である。
【0075】また、コピーや販売デイーラ情報、ロゴな
どは他メディア向けに既に制作されているものが流用で
きる場合が多いので実質制作する部分は極めて少なくて
済む。更に、一度制作してしまえば次回の新車CM制作
時等において、これをベースにエディットすれば更に効
率的に制作が可能となるのである。
【0076】図8は新車版の車体全景表示モジュールM
D12のプログラム構成例を示すイメージ図である。図
8に示す車体全景表示モジュールMD12は新車の全体
の容姿に係る映像V1を表示するための映像素材データ
及びプログラム情報であり、共通データベース化された
標準プログラムと、CM制作会社が個々に制作したカス
タム制作データと、共通データベース化されたライブラ
リーデータから構成されている。新車版に係る標準プロ
グラムは、回転・拡大・縮小処理を含む車体全景表示プ
ログラムと、パラメータ選択プログラムと、グレード変
更プログラムと、カラーバリエーション変更プログラム
と、オプション変更プログラムから構成される。
【0077】カスタム制作データは新車の基本となるモ
デルデータと、グレード差分に係るモデルデータと、新
車テクスチャデータと、オプションパーツデータから構
成される。ライブラリーデータはカスタム制作データと
一部重複するが、新車のオプションパーツデータ及びカ
ラールックアップテーブルから構成される。
【0078】図9は新車のコース試走表示モジュールの
プログラム構成例を示すイメージ図である。図9に示す
コース試走表示モジュールMD13は新車の試走コース
の映像V2を表示するための映像素材データ及びプログ
ラム情報であり、共通データベース化された標準プログ
ラムと、CM制作会社が個々に制作するカスタム制作デ
ータと、共通データベース化されたライブラリーデータ
から構成されている。
【0079】コース試走表示モジュールMD3に係る標
準プログラムは、グレード・カラーバリエーション・オ
プションを含む車体パラメータ読み込みプログラムと、
時間帯選択プログラムと、視点変更プログラムと、制動
パラメータ読み込みプログラムと、走行プログラムと、
風景推移プログラムから構成される。
【0080】カスタム制作データはその新車の制動パラ
メータと、その基本を成す新車モデルデータと、グレー
ド差分を含む新車モデルデータと、オプションパーツデ
ータから構成される。ライブラリーデータはカスタム制
作データと一部重複するが、新車のオプションパーツデ
ータ、カラールックアップテーブル及び風景グラフィッ
クデータから構成される。
【0081】この例で実現されるほとんどのプログラム
や使用される多くのデータモジュールは標準部品として
予め用意されたものである。こうすることで新規に制作
しなければならないプログラムやデータは極僅かにな
り、CM制作の短期間化、低コスト化に大きく貢献する
ようになる。
【0082】続いて、インタラクティブ広告制作システ
ム201における情報処理例について説明をする。この
実施例では図10において、汎用雛型ソフトウエアD1
1として新車CM用の標準ソフトウエア、新曲CM用の
標準ソフトウエア、ふりかけCM用の標準ソフトウエア
・・・から成る汎用雛型ソフト群、及び、ライブラリソ
フトウエアD13として新車CM用のライブラリデー
タ、新曲CM用のライブラリデータ、ふりかけCM用の
ライブラリデータ・・・から成るライブラリソフトウエ
ア群が共通データベース管理システム10に予め準備さ
れている場合を前提とする。
【0083】しかも、汎用雛型ソフトウエアD11には
新規な制作情報D12及びライブラリソフトウエアD1
3を記述する領域(図10に示す波線枠)が規定されて
いる場合を例に挙げる。この例では、少なくとも、汎用
雛型ソフト群の中から1つ又は複数の汎用雛型ソフトウ
エアD11を選択し、ライブラリソフトウエア群の中か
ら1つのライブラリソフトウエアD13を選択し、これ
らのソフトウエアD11,D13に特定の制作情報D1
2を組み込んでインタラクティブな広告宣伝情報Dxを
制作する場合を想定する。
【0084】これを前提にして、例えばA社のX車に係
るインタラクティブな広告宣伝情報Dxを制作する場合
に、A社の制作編集端末装置#iでは共通データベース
管理システム10のデータベース12及び15がアクセ
スされる。そして、図10に示す共通データベース管理
システム10において、汎用雛型ソフト群の中から新車
CM用の標準ソフトウエア(汎用雛型ソフトウエア)D
11を選択し、及び、ライブラリソフトウエア群の中か
ら新車CM用のライブラリデータ(ライブラリソフトウ
エア)D13を選択するようになされる。
【0085】これにより、A社の制作編集端末装置#i
では新車CM用の標準ソフトウエア(汎用雛型ソフトウ
エア)D11が読み出され、及び、新車CM用のライブ
ラリデータ(ライブラリソフトウエア)D13を読み出
される。そして、A社広告制作部門で制作したX車固有
のデータ(特定の制作情報D12)が、汎用雛型ソフト
ウエアD11及びライブラリソフトウエアD13に組み
合わされてインタラクティブな広告宣伝情報Dx=(D
11+D12+D13)を制作するようになされる。
【0086】このように、第1の実施例としてのインタ
ラクティブ広告制作システム201によれば、複数の制
作編集端末装置#iで汎用雛型ソフトウエアD11及び
ライブラリソフトウエアD13を共用できるので、イン
タラクティブな広告宣伝情報Dxの最初から情報制作処
理に取り組まないでも済むばかりか、新規に制作する制
作情報(X車固有データ)D12の情報量も少なくて済
む。従来方式に比べて広告宣伝情報Dxを短時間に制作
することができる。しかも、当該広告宣伝情報Dxにお
けるデバッグ作業の簡略化を図れる。
【0087】これにより、新車のインタラクティブな広
告宣伝情報Dxなどを取り扱う場合であって、その新車
に係るエンジン音を音声情報や、その車体全景、その試
走コース等を映像情報にして専用の情報処理装置5で視
聴させるインタラクティブ広告処理システム500に寄
与するところが大きい。また、ゲームタッチの新規イン
タラクティブ広告作品を容易に制作することができる。
【0088】(4)適用例 図11はインタラクティブ広告処理システム500の構
成例を示すイメージ図である。このシステム500は本
願出願人が以前に特許出願(特願2000−17598
9号)したものであり、図11に示す携帯端末装置14
によりインタラクティブな広告宣伝情報Dxを視聴する
ようにしたものである。情報処理装置としては充電機能
付きのチューナー装置24と、このチューナー装置24
に装着可能な携帯端末装置14とが準備されると共に、
そのチューナー装置24内にはデータ列を蓄積する不揮
発性の記憶装置が設けられる。
【0089】このチューナー装置24はデータ放送番組
及びインタラクティブな広告宣伝情報Dxを受信し蓄積
し、このチューナー装置24に蓄積されたインタラクテ
ィブな広告宣伝情報Dx及びデータ放送番組に関する放
送情報内容D2を携帯端末装置14にダウンロードし、
利用者は携帯端末装置14の液晶表示モニタ122と操
作キー32を使用してインタラクティブ広告に関する映
像や音声を操作するようになされる。
【0090】このチューナー装置24から携帯端末装置
14へのダウンロードにはUSBやIEEE1394、
IrDAなどの汎用シリアルインタフェース(有線、無
線)が使用され、この他に、有線、無線、コネクタを直
接接続する専用インタフェースなどをチューナー装置2
4に設けてもよい。チューナー装置24で受信されたデ
ータ列を装置内で蓄積することなく、直接、携帯端末装
置14内の不揮発性のメモリやハードディスク装置内に
蓄積するようにしてもよい。
【0091】図11に示す充電機能付きのチューナー装
置24は放送局9から配信されてくるインタラクティブ
な広告宣伝情報Dxや放送情報内容D2などのデータ列
の一群を受信するようになされる。携帯端末装置14は
チューナー装置24に接続可能であって、そのチューナ
ー装置24よりダウンロードされる一群のデータ列を画
像処理するようになされる。
【0092】この携帯端末装置14には操作キー32が
備えられる共に液晶表示モニタ122が設けられてい
る。この操作キー32によって操作されたインタラクテ
ィブな広告映像又はデータ放送番組を液晶表示モニタ1
22に表示するようにされる。
【0093】この液晶表示モニタ122は例えば、32
0画素×240画素のカラー液晶画面を有している。こ
の携帯端末装置14の下端部側にはチューナー装置24
の凹み部18に挿入されることで、この携帯端末装置1
4に内蔵されている二次電池に対して充電を行うように
なされている。携帯端末装置14のケーシング26には
上述の液晶表示モニタ122の他に、操作キー32を構
成する十字キー28と決定キー30とが設けられてい
る。決定キー30は後述するように携帯端末装置14の
電源スイッチとしても機能する。
【0094】一方、チューナー装置24のケーシング3
4には上記の凹み部18の他に、充電中、充電終了等の
充電状態を表す受電表示ランプ36と、携帯端末装置1
4がデータ受信中であることを表す受信表示ランプ37
と、データ放送の中で所望の放送のチャンネルを選択す
るためのチャンネル選択スイッチ38とが設けられてい
る。インタラクティブな広告宣伝情報Dxは例えば、広
告宣伝専門番組チャンネルによって配信される。この広
告宣伝専門番組チャンネルではチャンネル選択スイッチ
38を例えば、チャンネル100番に合わせると視聴で
きるようになる。もちろん、放送局9でチャンネル10
0番を広告宣伝専門番組チャンネルとして使用している
場合である。
【0095】更に、この充電機能付きのチューナー装置
24には同軸ケーブル40が接続されて同軸端子44に
至る。この同軸端子44には空中線アンテナ42が接続
され、通常の地上波によるTV番組放送の他に、データ
放送番組及びインタラクティブな広告宣伝情報Dxを受
信するようになされる。これと共に、チューナー装置2
4には電源コード46を接続したACプラグ(交流プラ
グ)48が取り付けられている。ACプラグ48は電源
コンセント50に接続され、AC電源が供給される。
【0096】続いて、情報配信を担当する放送局9など
に配置される情報配信装置19について説明をする。図
12は当該システム500における情報配信装置19及
びその周辺システムの構成例を示すブロック図である。
【0097】この例ではアナログ地上波のテレビ放送の
VBIを使用してデータ列送信を行うデータ放送基盤が
利用される。図12に示す情報配信装置19は通常の地
上波によるTV番組放送の他に、データ放送番組及びイ
ンタラクティブな広告宣伝情報Dxを配信する装置であ
る。この例では企業などのクライアントは、直接又は広
告宣伝代理店を通じてインタラクティブ広告制作環境を
備えたコマーシャル(以下で単にCMという)制作会社
に自社CMの制作が依頼される。インタラクティブ広告
制作環境には図5で説明したインタラクティブ広告制作
システム201が適用される。
【0098】広告主99の依頼によりインタラクティブ
広告に関する、電気製品、自動車、化粧品、食料品、ゲ
ームソフトなどの商品を始め、マンション、一戸建てな
どの不動産に関するインタラクティブな広告宣伝情報D
xがインタラクティブ広告制作環境により予め制作さ
れ、完成後の多くのインタラクティブ広告がデータ放送
広告宣伝番組の制作部門に持ち込まれる。
【0099】この部門において、インタラクティブ広告
に関するグラフィックデータやサウンドデータなどの映
像素材情報、アプリケーションなどのプログラム情報か
らなる広告宣伝情報Dxと、データ放送番組に関する放
送情報内容D2とが予め計画されたデータ放送番組編成
に従って編成される。
【0100】通常の地上波のテレビ番組は現行通りテレ
ビ番組制作会社により制作され、他の広告主99によ
り、いわゆるコマーシャル(CM)ビデオをテレビ番組
の間に流すようになされる。テレビ番組制作会社により
制作された完全パケット番組はテレビ局内で番組予定表
に従って編成され、送出処理をした後に放送される。例
えば、情報配信装置19はデータ放送番組挿入用のイン
サーター92と、通常テレビ番組用の番組編成処理部9
3や送出インタフェース94と、送信部95と、アンテ
ナ98とを有している。
【0101】このインサーター92は例えば、A社のX
車のインタラクティブ広告に関して、X車固有のデータ
(特定の制作情報D12)と、汎用雛型ソフトウエアD
11と、ライブラリソフトウエアD13とを組み合わせ
た広告宣伝情報Dx=(D11+D12+D13)と、
データ放送番組に関する放送情報内容D2とを一群のデ
ータ列に構築すると共に、これらのデータ列を挿入部2
9に転送するようになされる。
【0102】一方、地上波放送によるテレビ番組情報及
びコマーシャルビデオはテレビ番組制作会社から提供さ
れる。このテレビ番組情報とコマーシャルビデオとは情
報配信装置19の番組編成処理部93で編成した後に送
出インタフェース94に送られる。送出インタフェース
94では番組編成されたテレビ番組情報とコマーシャル
ビデオとが所定の放送形式に変換された後に、地上波放
送によるTV放送信号(搬送用の信号)となされる。
【0103】この送出インタフェース94の出力段には
挿入部29及びその後段には送信部95が接続されてお
り、上述のTV放送信号の垂直ブランキング期間に、イ
ンタラクティブな広告宣伝情報Dxとデータ放送番組に
関する放送情報内容D2とを一群のデータ列にして多重
化(VBI)するようになされる。挿入時間帯は深夜に
行うようになされる。この挿入部29により挿入された
一群のデータ列は送信部95により所定の変調方式によ
り変調された後に、一斉に所定の配信電力によってアン
テナ98から輻射される。
【0104】これにより、放送局9から利用者のチュー
ナー装置24にインタラクティブな広告宣伝情報Dxや
放送情報内容D2などを放送することができる。もちろ
ん、広告宣伝情報Dxは予め割り当てられた広告宣伝専
門番組チャンネルを通じて利用者に配信するようになさ
れる。この場合は、地上波のコンテンツ本体とデータ放
送を使用したインタラクティブ広告放送とは内容的に無
関係である。これは全く無関係な受信システムに対して
同じ配信基盤を利用しているということである。
【0105】従って、利用者の所持するチューナー装置
24において、所定の期間内にデータ列の一群を一挙に
受信したり、それをフラッシュメモリなどの不揮発性の
記憶装置に一挙に蓄積することができる。これにより、
利用者は受信後、フラッシュメモリメモリから好きな時
間にデータ列を読み出して、テレビ放送時間に無関係に
アン・リアルタイム(非同期)に広告宣伝情報Dxに係
るプログラム情報に基づいて映像及び音声処理したり、
データ放送番組に係る放送情報内容D2を再生したりし
て、インタラクティブ広告又はアニメーションなどのデ
ータ放送番組を液晶表示モニタ122に表示し自由に視
聴することができる。
【0106】続いて、広告宣伝情報等に係るデータ列の
フォーマットについて説明する。図13に示す広告宣伝
情報等に係るデータ列に関しては、予め放送局9などで
のフォーマットが準備され、データの本体は各々のパケ
ットに分割して伝送される。
【0107】この例では深夜でもチューナー装置24に
おいて、自動受信できるようにデータ列の先頭には転送
要求コマンドが記述されている。転送要求コマンドはス
タンバイ状態のチューナー装置24をイニシャライズす
る(立ち上げる)ためのデータである。この転送要求コ
マンドに続いてダミーパケットが挿入される。ダミーパ
ケットはセットアップ期間を形成するようになされる。
セットアップ期間はチューナー装置24が受信可能にな
るまでの時間である。
【0108】このセットアップ期間の後には1回の全プ
ログラムデータが記述されている。プログラムデータは
ビットデータ形式により記述され、インタラクティブ広
告に関するインタラクティブな広告宣伝情報Dxと、デ
ータ放送番組に関する放送情報内容D2とが対象とな
る。プログラムデータは、見かけ上インタラクティブ広
告、あるいはプログラムコード、映像、音声情報といっ
た区別無く記述される。
【0109】このプログラムデータの先頭にはプログラ
ム開始コマンドが記述され、以下、N+1個のブロック
0〜ブロックNが記述されている。上述のインタラクテ
ィブ広告に関するインタラクティブな広告宣伝情報D
x、あるいはプログラムコード、放送情報内容D2のコ
ンテンツコードはブロック単位に記述される。ブロック
0は先頭ブロックであり、ブロックNは最後のブロック
である。ブロックNの後にはブロック終了コマンドが記
述されている。各々のブロック0〜Nの例えば、ブロッ
ク1にはその先頭にブロックヘッダが記述されている。
ブロックヘッダにはヘッダコードや、ブロックの先頭、
中間、最後などの属性、パケット数などのブロック長、
コンテンツコードなどが記述されている。
【0110】このブロックヘッダの後には各々のブロッ
ク毎にM+1個のパケットが記述されている。パケット
0は先頭パケットであり、パケットMは最後のパケット
である。各々のパケット0〜Mの例えば、パケット1に
はパケットコードや、パケットの先頭、中間、最後など
の属性、パリティなどの誤り訂正符号が記述されてい
る。このパケットに記述される広告宣伝情報Dxの標準
プログラム、カスタム制作データ及びライブラリデータ
の内容例については図7〜図9に示した通りである。
【0111】続いて、当該システム500で適用される
情報処理装置の内部構成例を説明する。図14はシステ
ム500におけるチューナー装置24及び携帯端末装置
14の内部構成例を示すブロック図である。
【0112】このシステム500では情報利用者側で専
用の携帯端末装置14やチューナー装置24が準備さ
れ、情報配信装置19によるインタラクティブな広告宣
伝情報Dx又は/及び放送情報内容D2を受信してデー
タ処理するようになされる。
【0113】図14において、チューナー装置24は、
外部から供給されるデータを受信するチューナー55を
有している。このチューナー55は、アンテナ42によ
り受信された地上波データ放送信号から広告宣伝情報D
xや放送情報内容D2に係るデータ列を抽出してバス5
7に送るようになされる。チューナー装置24内にはフ
ラッシュメモリ33が設けられ、バス57から転送され
てくるデータ列を蓄積するようになされる。
【0114】この実施例において放送情報内容D2に係
る映像及び音声情報は、地上波テレビ放送であるNTS
C方式による放送電波の隙間である垂直ブランキングイ
ンターリービング(VBI:vertical blanking interl
eaving interval)を利用して多重化される。各種デジ
タルコンテンツ{コンテンツとは、映像、画像(動画と
静止画)、音声、文字、数値などの様々な情報や、テレ
ビジョン受信機やラジオ受信機で再生される番組やCM
および雑誌や新聞の紙面の内容も含むものとする。}の
配信が可能となっている。したがって、この地上波のテ
レビ放送電波は、従来の八木アンテナ等のアンテナ42
により受信が可能である。
【0115】なお、テレビ放送電波は複数のチャンネル
の電波を含んでいる。そこで、所望のチャンネルを選択
して受信するために、チャンネル選択スイッチ38によ
り設定されたチャンネル情報に基づき、チャンネル選択
回路56を通じてチューナー55の選択周波数が切り替
えられるように構成されている。チューナー55により
選択されてバス57に流されたデータ列(ここでは、N
TSC信号)は、データデコード回路58によりデコー
ドされる。
【0116】放送局9側でVBIとして多重化された上
記各種コンテンツに係るデータ列がNTSC信号に存在
していたときには、例えば、A社のX車のインタラクテ
ィブ広告に関して、広告宣伝情報Dx=(D11+D1
2+D13)から、X車固有のデータ(特定の制作情報
D12)と、汎用雛型ソフトウエアD11と、ライブラ
リソフトウエアD13がデコードされ、ここでデコード
された標準プログラム、カスタム制作データ、ライブラ
リデータなどはマイクロコンピュータ90の制御の下
に、携帯端末装置14がセットされていない場合を含め
て一旦フラッシュメモリ33に蓄積される。
【0117】なお、携帯端末装置14がセットされてい
るときは、直接、シリアルインタフェースである外部イ
ンタフェース60、接続端子65を通じて携帯端末装置
14にも同時に広告宣伝情報Dxや放送情報内容D2な
どを転送してもよい。このマイクロコンピュータ90と
データデコード回路58とは一体的なシステムLSI構
成となされる。
【0118】このチューナー装置24には脱着自在な携
帯端末装置14がセットされ、フラッシュメモリ33に
蓄積された放送情報内容D2などをダウンロードするよ
うになされる。携帯端末装置14はバス74を有してお
り、このバス74には外部インターフェース67、マイ
クロコンピュータ70、データストレージ75、アンプ
76、インターフェース86及び液晶表示用のコントロ
ーラ(LCDC)88が接続されると共に、図示しない
接続端子を通してメモリカード43が装着される。
【0119】また、チューナー装置24の接続端子65
を通じて携帯端末装置14に送られてきたデータ列は、
この携帯端末装置14の接続端子69、シリアルインタ
フェースである外部インタフェース67およびバス74
を通じてマイクロコンピュータ70の制御の下に、不揮
発性の記憶装置の一例となるデータストレージ75に電
気的に書き込まれる。マイクロコンピュータ70はメモ
リカード43を装着してゲームデータD02を表示制御
すると共に、データストレージ75に蓄積されたインタ
ラクティブな広告宣伝情報Dxや放送情報内容D2など
を読み出して表示制御するようになされる。
【0120】上述のデータストレージ75には電気的に
情報が書込消去可能な読出専用メモリ(EEPROM)
などが使用され、この例では携帯端末装置14がチュー
ナー装置24にセットされていなくても、データ列はフ
ラッシュメモリ33に電気的に蓄積されるよになされ
る。携帯端末装置14がチューナー装置24にセットさ
れたときは、マイクロコンピュータ90の制御を受けて
携帯端末装置14のデータストレージ75にデータ列を
転送するようになされる。
【0121】なお、フラッシュメモリ33やデータスト
レージ75の記憶容量としては、データ放送のデータレ
ートが約40[kbps]である場合に、このデータを
少なくとも50分程度記憶したい場合には16[MB]
のものを用いればよい。40[kbps]÷8「bi
t」×50[min]×60[sec]=15[MB]
となる。
【0122】マイクロコンピュータ70はデジタル計算
機であり、データストレージ75から読み出した広告宣
伝情報Dxの標準プログラムに基づいてカスタム制作デ
ータ及びライブラリデータを任意に映像加工し、又は、
メモリカード43から読み出した映像及び音声情報に基
づいてゲームデータD02を画像処理するようになされ
る。
【0123】また、マイクロコンピュータ70、90は
それぞれCPU(中央処理装置)、メモリであるROM
(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセス
メモリ)、その他、入出力インタフェース、時計手段と
してのクロック、計時手段としてのタイマ等を有してお
り、制御部、演算部、処理部等として機能する。したが
って、上記したように、データデコード回路58の機能
をマイクロコンピュータ90により実行させることも可
能である。
【0124】チューナー装置24側のマイクロコンピュ
ータ90には、受信表示ランプ37が接続されている。
この受信表示ランプ37は、チューナー装置24からデ
ータストレージ75へのデータの転送中、およびデータ
ストレージ75へのデータの記憶中には点灯し、それ以
外の場合には消灯するように制御される。データ列の受
信完了により受信表示ランプ37を点滅するようにして
もよい。
【0125】このチューナー装置24は、さらに電源回
路80を有している。この電源回路80は、外部AC電
源から供給されるAC100V等の交流電圧を直流電圧
に変換してチューナー装置24内の全てのブロックに供
給する。この場合、充電制御回路85は、電源回路80
から供給された直流電圧を、例えば、充電用の直流電流
に変換し接続端子66を通じ携帯端末装置14の接続端
子68を介してその携帯端末装置14の二次電池87に
供給して充電制御を行う。
【0126】充電制御回路85に含まれる充電制御は、
例えば、二次電池87の温度を検出しながら充電電流を
制御し、二次電池87の残容量検出制御および満充電検
出制御等を行う。二次電池87としては、リチウムイオ
ン電池あるいはニッケル水素電池等を使用することがで
きる。
【0127】充電制御回路85には、充電表示ランプ3
6が接続されている。この充電表示ランプ36は、二次
電池87の充電中には点灯し、満充電時には消灯するよ
うに制御される。携帯端末装置14には、さらに、バス
74にインタフェース86を介して操作キー32が接続
されるとともに、液晶表示用のコントローラ88を介し
て液晶表示モニタ122が接続されている。上述のバス
74には音声処理部76が接続され、音声増幅処理など
がなされる。音声処理部76にはスピーカー77が接続
され、広告宣伝情報Dxや放送情報内容D2などに係る
音声情報を出力するようになされる。
【0128】続いて、インタラクティブ広告処理システ
ム500における処理例を説明する。図15は当該シス
テム500におけるチューナー装置24の受信時の動作
例を示すフローチャートである。
【0129】この例でインタラクティブ広告に関する広
告宣伝情報Dxとデータ放送番組(コンテンツ)に関す
る放送情報内容D2とによりデータ列が構成され、この
データ列が放送局9から利用者に配信するようになされ
る。番組は実写、アニメーションなどの動画、コミック
や電子番組表などの静止画、ゲーム、音楽、文字情報な
どのソフトウエア(データ)などである。広告宣伝はこ
れらの番組の合間にスポット的に出現するように編成さ
れていて、図10に示したインタラクティブ広告制作シ
ステム201により制作されたものである。
【0130】この例で携帯端末装置14がチューナー装
置24にセットされていて、データのダウンロードを待
つ状態では、チューナー装置24はスタンバイモードに
なっている。ここで、スタンバイモードとは、携帯端末
装置14のマイクロコンピュータ70、LCDC88な
どのシステムLSIがチューナー装置24のマイクロコ
ンピュータ90とのインタフェース機能と時計機能とを
除いては電源オフの状態をいう。
【0131】このインタフェース機能においても、通常
のデータ転送とは異なり必要最小限の低速でマイクロコ
ンピュータ90からの起動コマンドがポーリングできる
状態になっている。チューナー装置24は転送要求コマ
ンドを検出するために、電源回路80から各部へ電源が
供給されている。また、携帯端末装置14がチューナー
装置24にセットされているので、この間に充電制御回
路85により二次電池87が充電されている。
【0132】これを前提にして、チューナー装置24で
はスタンバイモードにより図15に示すフローチャート
のステップC1で放送局9から配信されてくる転送要求
コマンドが検出される。チューナー装置24で転送要求
コマンドが検出された場合にはチューナー装置24から
携帯端末装置14へダウンロードを開始を通知する転送
要求コマンドが転送されるので、携帯端末装置14では
セットアップ期間を利用してステップC2でマイクロコ
ンピュータ70自身が携帯端末装置14を受信モードに
立ち上げる。
【0133】ここで受信モードとはスタンバイモードと
ノーマル(通常使用)モードとの中間モードをいい、マ
イクロコンピュータ70としてはスタンバイ機能に加え
て、チューナー装置24との高速インタフェース機能、
ここで取り込んだデータをフラッシュメモリなどのデー
タストレージ75に転送するメモリインタフェース機能
を更にオンした状態をいう。従って、この際には二次電
池87からデータストレージ75及びマイクロコンピュ
ータ70などに電源が供給される。
【0134】その後、ステップC3に移行してチューナ
ー装置24のマイクロコンピュータ90により、データ
列の受信中を示す受信表示ランプ37が点灯される。充
電表示ランプ36は携帯端末装置14がチューナー装置
24にセットされているので点灯している。携帯端末装
置14ではチューナー装置24からのプログラム開始コ
マンドを待つ状態である。
【0135】そして、ステップC4でセットアップ期間
に続くデータ列に関してプログラム開始コマンドが記述
されているかが、マイクロコンピュータ90により検出
される。このプログラム開始コマンドは、1回にダウン
ロードされる全プログラムの転送を開始する旨を通知す
る信号である。全プログラムのデータは図13等で説明
したように、複数のブロックに分割されている。従っ
て、プログラム開始コマンドが受信(検出)されると、
ステップC5に移行して最初(先頭)ブロック0のパケ
ットにブロックヘッダが記述されているか否かが検出さ
れる。
【0136】このブロックヘッダが検出された場合に
は、ステップC6に移行してブロック内に細かく分割さ
れたパケット状のデータ群をマイクロコンピュータ7
0,90とにおいてハンドシェークを取りながら、パケ
ット転送処理が実行される。この転送処理ではデータス
トレージ75の他に外付けのフラッシュメモリ43が適
用される場合があるので、このフラッシュメモリ43に
も、随時データを転送する処理が含まれる。つまり、チ
ューナー装置24ではデータ列を受信すると適宜、デー
タデコード回路58によりデータ列がバイナリーデータ
にデコード処理される。
【0137】そして、デコード処理されたデータファイ
ルとしての、インタラクティブ広告に関する広告宣伝情
報Dxとデータ放送番組に関する放送情報内容D2とが
フラッシュメモリ33等に転送されて一旦蓄積される。
この例では、デコード処理されたデータファイルはフラ
ッシュメモリ33と携帯端末装置14のストレージ75
に同時に転送されるので、利用者が携帯端末装置14を
チューナー装置24にセットし忘れた場合でも、受信
後、チューナー装置24から携帯端末装置14へデータ
ファイルを再転送することができる。
【0138】最後のパケットには当該ブロックの終了を
示す終了フラグが記述されているので、マイクロコンピ
ュータ70はこれを認識すると、ステップC7に移行し
てパケットの終了フラグに続くプログラム終了コマンド
が記述されているか否かが検出される。プログラム終了
コマンドが検出されていない場合にはステップC5に戻
って引き続き次のブロックヘッダが記述されているか否
かが検出される。
【0139】こうして、プログラム終了コマンドが検出
されるまで、チューナー装置24から、データストレー
ジ75や、携帯端末装置14の機種によっては外付けフ
ラッシュメモリ43にデータファイルを次々に転送し、
マイクロコンピュータ70内のバッファメモリに応じて
データ列が全部フラッシュメモリ33や、データストレ
ージ75、外付けのフラッシュメモリ43などに一旦に
記録できたら、ステップC8に移行してマイクロコンピ
ュータ90によりチューナー装置24の受信表示ランプ
37が消灯される。プログラム終了コマンドを受信した
マイクロコンピュータ70により携帯端末装置14の受
信中インジケータ47が消灯される。
【0140】その後、ステップC9に移行してチューナ
ー装置24及び携帯端末装置14では受信済みランプを
点滅するようになされる。受信済みランプは受信表示ラ
ンプ37や受信中インジケータ47を兼用してもよい。
そして、ステップC10に移行して当該携帯端末装置1
4はスタンバイモードに入る。
【0141】続いて、インタラクティブ広告処理システ
ム500における携帯端末装置14の動作例について説
明する。図16はシステム500における携帯端末装置
14の再生時の動作例(メインルーチン)を示すフロー
チャートである。図17〜図19は新車版のインタラク
ティブ広告に係る処理例を示すフローチャート(サブル
ーチン$1〜$3)である。
【0142】この例では、図14に示したチューナー装
置24から携帯端末装置14を取り外し、この携帯端末
装置14のデータストレージ75又は外付けのフラッシ
ュメモリ43に蓄積されたインタラクティブな広告宣伝
情報Dxを使用して、インタラクティブ広告そのものを
自分のペースで何度も視聴及び操作する場合を想定す
る。送信側からダウンロードしたコンテンツは、例え
ば、新型乗用車(新車)の販売に関するインタラクティ
ブな広告宣伝情報Dxと、データ放送番組に関して実
写、アニメーションなどの動画、コミックや電子番組表
などの静止画、ゲーム、音楽、文字情報などの放送情報
内容D2である場合を例に挙げる。
【0143】これを前提にして、図16のフローチャー
トのステップE1で利用者が携帯端末装置14の電源を
オンすると、その外部インタフェース67や、マイクロ
コンピュータ70、インタフェース86,LCDC88
などから成るシステムLSIがスタンバイモードから全
回路が動作状態になるノーマルモードに移行する。その
後、ステップE2でインタラクティブ広告に関して最初
のスポット広告宣伝、この例ではインタラクティブ広告
に関する新車の全体容姿が直ぐに表示される。
【0144】その後、ステップE3で液晶表示モニタ1
22にはメニュー画面を表示するようになされる。この
メニュー画面には、実写、アニメーションなどの動画
や、コミック、電子番組表などの静止画や、ゲーム、音
楽、文字情報などのデータ放送番組のいくつかが表示さ
れる。これらのデータ放送番組をアプリケーションA,
B,C,D・・・・とする。利用者は任意にこれらのア
プリケーションA,B,C,D・・・の一つを選択する
ようになされる。
【0145】その後、ステップE4で番組再生モードを
設定するか、インタラクティブ広告操作モードを設定す
るかを利用者に選択させるようになされる。ここで番組
再生モードが選択された場合には、ステップE5に移行
して、先に選択して置いたアプリケーションAに関する
放送情報内容D2がデータストレージ75又は外付けの
フラッシュメモリ43から読み出される。その後、ステ
ップE6でそのアプリケーションAに係る映像情報及び
音声情報を再生するようになされる。
【0146】また、ステップE4でインタラクティブ広
告操作モードが選択された場合には、ステップE7に移
行してデータストレージ75又は外付けのフラッシュメ
モリ43からインタラクティブ広告に関する広告宣伝情
報Dxが読み出される。そして、ステップE8でインタ
ラクティブ広告に係る映像を加工処理するようになされ
る。
【0147】例えば、図17のサブルーチン$1をコー
ルして、そのステップF1で前/後枠表示モジュールM
D11に基づいて例えば、新型乗用車の宣伝広告販売に
関する文字情報が背景映像と共に表示される。この文字
情報は図7で説明した新車版の前枠表示モジュールに関
する標準プログラムである表示プログラムT1〜T4
や、カスタム制作データであるキャッチコーピー、ディ
ーラー情報などのテキストデータ、ライブラリデータで
ある車名及びメーカ名などのロゴデータに基づいて映像
再生される。
【0148】その後、ステップF2で新車全体を2次元
又は3次元に画像表示する車体全景表示ルーチンをスキ
ップするかがチェックされる。この際のチェックは情報
利用者の判断に依存して行われる。車体全景表示ルーチ
ンをスキップする場合にはステップF4に移行する。
【0149】車体全景表示ルーチンを実行する場合はス
テップF3に移行して車体全景表示モジュールMD12
に基づいて新車全体を2次元又は3次元に画像表示する
ようになされる(以下で新車広告映像という)。
【0150】例えば、図18のサブルーチン$2をコー
ルして、そのフローチャートのステップG1で車体全景
を画像表示するために新車広告映像の回転、拡大及び縮
小処理がなされる。この車体全景映像情報は図8で説明
した車体全景表示モジュールMD12の標準プログラム
である車体全景表示プログラム(回転・拡大・縮小)
や、パラメータ選択プログラム、カスタム制作データで
ある新車モデルデータ(基本)及び、ライブラリデータ
であるカラールックアップテーブルなどに基づいて映像
再生される。
【0151】この際に、図6Aに示した新車の全体の容
姿に係る映像V1が携帯端末装置14の液晶表示モニタ
122に表示するようになされる。新車の前方あるいは
斜め前方から見た状態、その後方あるいは斜め後方から
見た状態、その上方あるいは斜め上方から見た状態、そ
の下方あるいは斜め下方から見た状態等を含めて2次元
又は3次元画像表示される。
【0152】その後、ステップG2に移行して車体全景
画像表示を終了するかがチェックされる。この際のチェ
ックは情報利用者の判断に依存して行われる。車体全景
画像表示を終了しない場合はステップG3に移行して新
車の広告映像に関してグレード処理をするか、又はそれ
以外の処理を選択するかがチェックされる。この際のチ
ェックも情報利用者の判断に依存して行われる。
【0153】ここでグレード処理を選択する場合はステ
ップG4に移行して新車広告映像に関して機能やデザイ
ンアップを図るグレード処理が実行される。ここでグレ
ード処理後の新車は車体全景表示モジュールMD12の
標準プログラムであるパラメータ選択プログラム、グレ
ード変更プログラム、カスタム制作データである新車モ
デルデータ(グレード差分)及び、ライブラリデータで
あるカラールックアップテーブルなどに基づいて映像再
生される。その後、ステップG8に移行する。グレード
処理以外を選択する場合にはステップG5に移行して新
車広告映像に関しカラーバリエーション又はオプション
処理を選択するかがチェックされる。この際のチェック
も情報利用者の判断に依存して行われる。
【0154】例えば、カラーバリエーション処理を選択
する場合にはステップG6に移行して新車広告映像に関
してボディ部の色を例えば赤色から黄色に変更するよう
なカラーバリエーション処理を実行するようになされ
る。ここで車体全景表示モジュールMD12の標準プロ
グラムであるカラーバリエーション変更プログラム、カ
スタム制作データである新車モデルデータ(基本)及
び、ライブラリデータであるカラールックアップテーブ
ルなどに基づいて映像再生される。その後、ステップG
8に移行する。
【0155】ステップG5でオプションを選択した場合
にはステップG7に移行してオプション処理を実行す
る。ここで車体全景表示モジュールMD12の標準プロ
グラムであるオプション変更プログラム、カスタム制作
データである新車モデルデータ(基本)、ライブラリデ
ータであるオプションパーツデータなどに基づいて映像
再生される。その後、ステップG8に移行する。ステッ
プG8では自分の好みのイメージに新車が確定したかを
チェックする。この際のチェックも情報利用者の判断に
依存して行われる。
【0156】自分の好みのイメージに新車が確定した場
合はステップG1に戻る。ステップG8で自分の好みの
イメージに新車が確定しない場合(再変更の場合)はス
テップG3に戻って上記の処理を繰り返し実行する。ス
テップG8で自分の好みのイメージに新車が確定した場
合はステップG2で車体全景画像表示を終了した後に、
図17のサブルーチン$1のステップF3にリターンす
る。
【0157】そして、ステップF4に移行して自分の好
みの新車で試走体験するかがチェックされる。この際の
チェックも情報利用者の判断に依存して行われる。当該
新車で試走を体験する場合はステップF5に移行する。
試走を体験しない場合にはステップF9に移行する。
【0158】当該新車で試走を体験する場合はステップ
F5で試走コースはアーバンを選択するか、あるいは、
大自然を選択するかをチェックされる。この際のチェッ
クも情報利用者の判断に依存して行われる。アーバンコ
ースを選択する場合はステップF6に移行してコース試
走表示モジュールMD13に基づいてアーバンコース試
走映像を表示するようになされる。
【0159】例えば、図19のサブルーチン$3をコー
ルし、そのフローチャートのステップH1でアーバンコ
ースに新車を走行させるための標準プログラムである設
定パラメータが読み込まれる。その後、ステップH2に
移行して時間帯選択プログラムに基づいて昼間・夕暮れ
・夜間等の時間帯が設定される。そして、ステップH3
に移行して視点変更プログラムに基づいて運転席・車体
等の視点位置を設定するようになされる。この設定は試
走コースの映像をドライバ目線に合わせるか、又は、試
走コースに自分の好みの新車を合成表示するようにする
ためである。
【0160】その後、ステップH4に移行して制動パラ
メータ読み込みプログラム、走行プログラム及び風景推
移プログラムや、カスタム制作データである制動パラメ
ータと、その基本を成す新車モデルデータと、ライブラ
リーデータであるカラールックアップテーブル、風景グ
ラフィックデータとに基づいて自分でイメージした新車
でコース試走映像を体験するようになされる。ここで都
会の高速道路を走行するようなアーバンな試走コースの
映像が準備され、試走コースに自分の好みの新車を合成
表示するようになされる。
【0161】そして、ステップH5でアーバンコースに
おける試走体験を継続するか、他のステップへ抜けるか
をチェックするようになされる。この際のチェックも情
報利用者の判断に依存して行われる。アーバンコースに
おける試走体験を終了する場合はステップH6に移行し
て他のコースを試走体験するかをチェックされる。他の
コースを試走する場合には、ステップH2に戻って上述
のステップH3及びステップH4を繰り返すようになさ
れる。
【0162】このステップH6でコース試走体験を終了
する場合は図17のサブルーチン$1にリターンして、
そのステップF6からステップF8へ移行してアーバン
コースで試走体験を継続するか他のステップに抜けるか
をチェックされる。この際のチェックも情報利用者の判
断に依存して行われる。この試走体験から抜ける場合は
ステップF9に移行する。当該試走体験を継続する場合
はステップF5に戻って他の試走コースの選択がチェッ
クされる。この際のチェックも情報利用者の判断に依存
して行われる。
【0163】なお、ステップF5で大自然を選択した場
合はステップF7に移行してコース試走表示モジュール
MD13に基づいて大自然コース試走映像を表示するよ
うになされる。ここで、図6Bに示した例えば、山間部
を抜けて山の向こうの海岸へドライブするような大自然
の映像V2が準備される。試走コースの映像はドライバ
目線で遠くの山間部に至る道路が表示され、模擬ドライ
ブを体験できるようになされる。ビデオゲームと同様な
プログラミング技術によって、広告宣伝対象となる新車
をゲーム感覚で消費者に操作させることで、自然に新車
に愛着をわかせ、同時に認知度を高めることができる。
【0164】その後、ステップF8に移行して大自然に
おけるコース試走を継続するか他のステップに抜けるか
をチェックされる。この際のチェックも情報利用者の判
断に依存して行われる。このコース試走体験から抜ける
場合はステップF9に移行する。ステップF9では前/
後枠表示モジュールMD11に基づいて例えば、新型乗
用車の宣伝広告販売に関する文字情報が背景映像と共に
表示される。この文字情報は図7で説明した新車版の後
枠表示モジュールに関する表示プログラムT1〜T4
や、キャッチコーピー、ディーラー情報などのテキスト
データ、車名及びメーカ名などのロゴデータに基づいて
映像再生される。
【0165】その後、図16に示したメインルーチンの
ステップE8にリターンした後に、ステップE8からス
テップE9に移行して番組再生モードや、インタラクテ
ィブ広告操作モードなどを終了するか否かが判断され
る。この際の判断は利用者であり、アプリケーションA
に続いてアプリケーションBを視聴する場合にはステッ
プE2に戻るようになされ、再度、インタラクティブ広
告に関するスポット広告宣伝が表示される。
【0166】これらのモードを終了する場合には例えば
ステップE10に移行して液晶表示モニタ122を時計
画面にした後にステップE11に移行して電源をオフす
ることによりスタンバイモードになる。これらのモード
を終了しない場合にはステップE2に戻ってデータ放送
番組を表示する前に、広告宣伝情報Dxに基づくインタ
ラクティブ広告に関するスポット広告宣伝を表示する。
なお、データ放送番組を終了したときに、これらの広告
宣伝情報Dxに基づく広告宣伝に関するスポット広告宣
伝を表示してもよい。
【0167】(5)第2の実施例(新刊書籍版)図20
A及びBは、本発明に係る第2の実施例としてのインタ
ラクティブ広告処理システム500における新刊書籍及
びそのページ捲りの表示例を示すイメージ図である。
【0168】この実施例のインタラクティブ広告処理シ
ステム500では電子情報内容D1’が新刊書籍のイン
タラクティブな広告宣伝情報Dxの場合であって、この
書籍に係る推薦者のコメント及び/又はこの書籍の本文
の一部を音声情報及び映像情報を専用の情報処理装置で
視聴させるようにしたものである。
【0169】図20Aに示す新刊書籍の全体の容姿に係
る映像V3は広告宣伝対象であり、書籍全景表示モジュ
ールのプログラム情報に基づいて携帯端末装置14など
の液晶表示モニタ122に表示するようになされる。新
刊書籍は単行本、文庫本、いわゆる青本、その他、コミ
ック誌、雑誌、辞書などが対象となる。
【0170】これらの新刊書籍の映像V3は3次元のグ
ラフィックモデルデータによって提供され、その前方あ
るいは斜め前方から見た状態、その後方あるいは斜め後
方から見た状態、その上方あるいは斜め上方から見た状
態、その下方あるいは斜め下方から見た状態等を含めて
インタラクティブに自由に3次元画像表示される。
【0171】書籍の表紙の絵などはテクスチャデータが
用いられ、このテクスチャデータはDCT(離散コサイ
ン変換)により画像圧縮されている。グラフィックモデ
ルデータに関しては新刊書籍の全体容姿の他に、その表
示内容の下位階層に関する、新刊書籍のページ捲り動
作、本文の文字配列などの2次元又は3次元映像の素材
データも含まれている。
【0172】図20Bに示す新刊書籍のページ捲りに係
る映像V4は新刊書籍の映像V3をユーザがインタラク
ティブにボタン操作することで、背表紙を後ろに向けた
状態で右側にページを捲った画像などを自由に表示でき
るようになされる。ページ捲りの映像は読者の目線で表
示され、本文のさわりを読むことができるようになされ
る。もちろん、著者の顔写真・履歴や出版社の情報もテ
クスチャデータとして準備される。つまり、ビデオゲー
ムと同様なプログラミング技術によって、広告宣伝対象
となる新刊書籍などの商品やサービスをゲーム感覚で消
費者に操作させることで、自然に商品やサービスに愛着
をわかせ、同時に認知度を高めるようになされる(イン
タラクティブ広告手法)。
【0173】続いて、新刊書籍に関するインタラクティ
ブな広告宣伝情報Dxの構成例について説明をする。図
21は新刊書籍の前/後枠表示モジュールMD21のプ
ログラム構成例を示すイメージ図である。
【0174】図21に示す新刊書籍版の前/後枠表示モ
ジュールMD21は新刊書籍の映像V3に係る最初の映
像(前枠)と最後の映像(後枠)を表示するための映像
素材データ及びプログラム情報であり、共通データベー
ス化された汎用雛型ソフトウエアD11としての標準プ
ログラムと、CM制作会社が個々に制作する新たな制作
情報D13としてのカスタム制作データと、共通データ
ベース化されたライブラリソフトウエアD12としての
ライブラリーデータから構成されている。
【0175】この中で標準プログラムとライブラリデー
タの部分はそれぞれのCMで固有ではなく同じカテゴリ
ーでは、ほぼ全てのCMで共通に使用される汎用部品で
ある。これら汎用部品を使用して予めカテゴリー毎に汎
用雛型ソフトウェアを制作しておくようになされる。
【0176】標準プログラムは4つの表示プログラムT
1〜T4と1つの背景表示プログラムから構成される。
カスタム制作データは新刊書籍のキャッチコピーを成す
テキストデータT1、出版社情報を成すテキストデータ
T2、新刊書籍の名称を成すロゴデータT3、新刊書籍
の著者・出版社名を成すロゴデータT4から構成され
る。ライブラリーデータはアプリケーションソフトウエ
アのパーツであり、カスタム制作データと一部重複する
が、新刊書籍の著者・出版社名を成すロゴデータT4
と、背景グラフィックデータから構成される。
【0177】この実施例でもカスタム制作データという
部分だけがそれぞれのCMで新規に制作しなければなら
ない部分であり、これらを予め用意された汎用雛型ソフ
トウェアの要所に組み込んでインタラクティブ広告を完
成させるのである。
【0178】また、背景グラフィックデータは他メディ
ア向けに既に制作されているものが流用できる場合が多
いので実質制作する部分は極めて少なくて済む。更に、
一度制作してしまえば次回の新刊書籍CM制作時等にお
いて、これをベースにエディットすれば更に効率的に制
作が可能となるのである。
【0179】図22は新刊書籍版の書籍全景表示モジュ
ールMD22のプログラム構成例を示すイメージ図であ
る。図22に示す新刊書籍版の書籍全景表示モジュール
MD22は新刊書籍の全体の容姿に係る映像V3を表示
するための映像素材データ及びプログラム情報であり、
共通データベース化された標準プログラムと、CM制作
会社が個々に制作したカスタム制作データと、共通デー
タベース化されたライブラリーデータから構成されてい
る。新刊書籍版に係る標準プログラムは、書籍の回転処
理を含む書籍全景表示プログラムと、ページ捲り処理を
含む書籍全景表示プログラムから構成されている。カス
タム制作データは新刊書籍の基本となる新刊書モデルデ
ータから構成されており、ライブラリーデータは新刊書
籍の製本パラメータから構成されている。
【0180】図23は新刊書籍版の目次表示モジュール
MD23のプログラム構成例を示すイメージ図である。
図23に示す新刊書籍版の目次表示モジュールMD23
は新刊書籍の目次表示に係る映像を表示するための映像
素材データ及びプログラム情報であり、共通データベー
ス化された標準プログラムと、CM制作会社が個々に制
作したカスタム制作データと、共通データベース化され
たライブラリーデータから構成されている。目次表示に
係る標準プログラムは、書籍の回転処理を含む書籍全景
表示プログラムと、ページ捲り処理を含む書籍全景表示
プログラムと目次テキスト表示プログラムから構成され
ている。カスタム制作データは新刊書籍の目次テキスト
データから構成されており、ライブラリーデータは新刊
書籍の製本パラメータから構成されている。
【0181】図24は新刊書籍の音読モジュールMD2
4のプログラム構成例を示すイメージ図である。図24
に示す新刊書籍版の音読モジュールMD24は新刊書籍
の本文のさわり音読に係る音声情報及びプログラム情報
であり、共通データベース化された標準プログラムと、
CM制作会社が個々に制作したカスタム制作データから
構成されている。
【0182】この新刊書籍の音読モジュールに係る標準
プログラムは著者・推薦者の顔写真表示プログラムと、
視聴方式選択プログラムと、音声再生プログラムと、ス
クロールを含むテキスト表示プログラムから構成されて
いる。カスタム制作データは著者・推薦者の圧縮された
実写データと、著者・推薦者の圧縮された音読音声デー
タと、テキストデータから構成されている。
【0183】この例で実現されるほとんどのプログラム
や使用される多くのデータモジュールは第1の実施例と
同様にして標準部品として予め用意されたものである。
こうすることで新規に制作しなければならないプログラ
ムやデータは極僅かになり、CM制作の短期間化、低コ
スト化に大きく貢献するようになる。
【0184】続いて、第2の実施例に係るインタラクテ
ィブ広告処理システム500における携帯端末装置14
の動作例について説明する。図25は当該システム50
0における新刊書籍のインタラクティブ広告に係る処理
例(メインルーチン)を示すフローチャートである。図
26〜図28はそのインタラクティブ広告に係る下位階
層の処理例を示すフローチャート(サブルーチン$1〜
$3)である。
【0185】この例でも、図14に示したチューナー装
置24から携帯端末装置14を取り外し、この携帯端末
装置14のデータストレージ75又は外付けのフラッシ
ュメモリ43に蓄積されたインタラクティブな広告宣伝
情報Dxを使用して、インタラクティブ広告そのものを
自分のペースで何度も視聴及び操作する場合を想定す
る。送信側からダウンロードしたコンテンツは、例え
ば、新刊書籍の販売に関するインタラクティブな広告宣
伝情報Dxである場合を例に挙げる。
【0186】この例では予め目次表示モード、さわり音
読モード及びコメント音読モードが準備されている。目
次表示モードは目次を表示する動作であり、さわり音読
モードは当該新刊書籍の本文のさわりを音読する動作で
あり、コメント音読モードは著者や推薦者のコメントを
音読する動作である。
【0187】これを前提にして、図25のフローチャー
トのステップK1で前/後枠表示モジュールMD21に
基づいて例えば、新刊書籍の宣伝広告販売に関する文字
情報が背景映像と共に表示される。この文字情報は図2
1で説明した新刊書籍版の前枠表示モジュールに関する
標準プログラムである表示プログラムT1〜T4や、カ
スタム制作データであるキャッチコーピー、出版社情報
などのテキストデータ、ライブラリデータである新刊名
及び著者・出版名などのロゴデータに基づいて映像再生
される。
【0188】その後、ステップK2で新刊書籍全景表示
モジュールMD22に基づいて新刊書籍全体を2次元又
は3次元に画像表示するようになされる(以下で新刊書
籍広告映像という)。
【0189】例えば、図26のサブルーチン$1をコー
ルして、そのフローチャートのステップL1で新刊書籍
全景を画像表示するために新刊書籍広告映像の回転処理
がなされる。この新刊書籍全景映像情報は図22で説明
した新刊書籍版の書籍全景表示モジュールMD22の標
準プログラムである書籍全景表示プログラム(回転)
や、書籍全景表示プログラム(ページ捲り)、カスタム
制作データである新刊書籍モデルデータ及び、ライブラ
リデータである製本パラメータなどに基づいて映像再生
される。
【0190】この際に、図20Aに示した新刊書籍の全
体の容姿に係る映像V3が携帯端末装置14の液晶表示
モニタ122に表示するようになされる。新刊書籍の前
方あるいは斜め前方から見た状態、その後方あるいは斜
め後方から見た状態、その上方あるいは斜め上方から見
た状態、その下方あるいは斜め下方から見た状態等を含
めてインタラクティブに自由に3次元画像表示される。
【0191】その後、ステップL2に移行して書籍全景
表示において、図20Bに示すように新刊書籍のページ
捲り映像V4の表示処理がなされる。そして、ステップ
L3に移行して新刊書籍全景映像処理を終了するかがチ
ェックされる。この際のチェックは情報利用者の判断に
依存して行われる。新刊書籍全景映像処理を終了しない
場合にはステップL1に戻って書籍全景の回転等の表示
処理がなされる。ステップL3で新刊書籍全景映像処理
を終了する場合には図27のメインルーチンのステップ
K2にリターンする。
【0192】そして、ステップK2からステップK3に
移行して新刊書籍に係るインタラクティブ広告表示処理
を終了するかをチェックされる。この際のチェックも情
報利用者の判断に依存して行われる。インタラクティブ
広告表示処理を終了しない場合はステップK4に移行し
て新刊書籍に関して目次表示モード又はそれ以外のモー
ドを選択するかをチェックするようになされる。目次表
示モードを選択する場合はステップK5に移行して目次
表示モジュールMD23に基づいて新刊書籍に係る目次
を表示するようになされる。
【0193】例えば、図25に示すサブルーチン$2を
コールしてそのフローチャートのステップM1で目次に
至るまでの映像(グラフィック)が表示される。ここで
新刊書籍の目次表示に係る映像は、図23に示した新刊
書籍版の目次表示モジュールMD23の標準プログラ
ム、書籍全景表示プログラム及び製本パラメータ等に基
づいて書籍の回転処理や、ページ捲り処理の映像が再生
される。
【0194】その後、ステップM2で新刊書籍の目次テ
キストが表示される。その目次テキストに係る映像は、
目次表示モジュールMD23の目次テキスト表示プログ
ラム及び目次テキストデータに基づいて映像再生され
る。ここで目次がスクロール等なされる。そして、ステ
ップM3に移行して目次表示モードを終了するかがチェ
ックされる。この際のチェックも情報利用者の判断に依
存して行われる。目次表示モードを終了しない場合には
ステップM1に戻って目次に至るまでのグラフィックが
表示される。目次表示モードを終了する場合には図25
のメインルーチンのステップK5にリターンする。その
後、ステップK9に移行する。
【0195】また、上述のステップK4で目次表示モー
ド以外を選択する場合にはステップK6に移行して、当
該書籍のさわり音読モード又は推薦者のコメント音読モ
ードを聞くかがチェックされる。この際のチェックも情
報利用者の判断に依存して行われる。当該書籍のさわり
音読モードを選択する場合にはステップK7に移行して
当該書籍の本文のさわりの朗読を聞くために音読モジュ
ール処理を実行する。
【0196】例えば、図28に示すサブルーチン$3を
コールしてそのフローチャートのステップP1で、ま
ず、著者・推薦者の顔写真等を表示する。ここで、著者
・推薦者の顔画像情報は図24に示した新刊書籍版の音
読モジュールMD24の著者・推薦者の実写データがそ
の顔写真表示プログラムに基づいて再生処理される。こ
の例では著者や推薦者の顔写真を静止画として取扱って
表示するようになされる。
【0197】その後、ステップP2で著者や推薦者など
の「音声再生のみ」かそれ以外の音声情報を出力するか
をチェックするようになされる。この選択は情報利用者
の判断に依存して行われる。ここで「音声再生のみ」か
それ以外の音声情報を出力するかの選択には、テキスト
データが視聴方式選択プログラムに基づいて再生処理さ
れる。
【0198】そして、「音声再生のみ」が選択された場
合はステップP3に移行して著者や推薦者などの音声情
報が再生処理される。ここで著者・推薦者の音声は、音
読モジュールMD24で予め圧縮されてある著者・推薦
者の音読音声データが音声再生プログラムに基づいて再
生処理される。液晶表示モニタ122には著者や推薦者
の顔写真のみ表示したままである。その後、ステップP
7に移行する。
【0199】また、ステップP2で「音声再生のみ」以
外の音声情報が選択された場合はステップP4に移行し
て「テキスト表示のみ」又は「音声再生&テキスト表
示」のいずれかを選択するようになされる。これらの選
択処理にも、テキストデータが視聴方式選択プログラム
に基づいて再生処理される。この際の選択は情報利用者
の判断に依存して行われる。「テキスト表示のみ」が選
択された場合にはステップP5に移行して著者・推薦者
の顔写真にテキストを合成するような表示処理がなされ
る。その後、ステップP7に移行する。
【0200】上述のステップP4で「音声再生&テキス
ト表示」が選択された場合には、ステップP6で著者・
推薦者による音声再生と著者・推薦者の顔写真にテキス
トを合成するような表示処理がなされる(第1の情報処
理方法)。その後、ステップP7に移行して当該書籍の
さわり音読モードを終了するかがチェックされる。この
際の選択は情報利用者の判断に依存して行われる。
【0201】この音読モードを終了する場合には図25
のフローチャートのステップK7にリターンした後に、
ステップK9に移行する。上述のメインルーチンのステ
ップK6で推薦コメント音読モードを選択した場合には
ステップK8に移行して推薦コメント音読モジュール処
理を実行する。これにより、新刊書籍に係る推薦者のコ
メント及び/又は当該書籍の本文の一部を音声情報及び
映像情報にして専用の情報処理装置で視聴させることが
できる。その後、ステップK9に移行する。
【0202】このステップK9では当該書籍広告処理を
継続するか他のステップに抜けるかをチェックするよう
になされる。この際のチェックも情報利用者の判断に依
存して行われる。当該書籍広告処理から抜ける場合はス
テップK10に移行する。当該書籍広告処理を続ける場
合はステップK4に戻って目次表示モード又はそれ以外
のモードを選択するかをチェックされる。この際のチェ
ックも情報利用者の判断に依存して行われる。
【0203】上述のステップK3でインタラクティブ広
告表示処理を終了する場合及びステップK9で該書籍広
告処理から抜ける場合はステップK10に移行して前/
後枠表示モジュールMD21に基づいて例えば、新刊書
籍の宣伝広告販売に関する文字情報が背景映像と共に表
示される。
【0204】この文字情報は新刊書籍版の後枠表示モジ
ュールに関する表示プログラムT1〜T4や、キャッチ
コーピー、出版社情報などのテキストデータ、新刊名及
び著者・出版名などのロゴデータに基づいて映像再生さ
れる。これらのモードを終了する場合には第1の実施例
と同様にして、液晶表示モニタ122を時計画面にした
後に電源をオフすることによりスタンバイモードにな
る。
【0205】このように本発明に係る第1及び第2の実
施例としてのインタラクティブ広告制作システム201
によれば、自家用車、新刊書籍、電気製品、コンテン
ツ、日用雑貨等のいくつかの商品やサービスカテゴリー
で汎用雛型ソフトウェアを用意しておき、個別のCM制
作時にはその固有データのみを埋め込むことによって、
短期間、低コストでインタラクティブ広告作品を提供で
きるシステムを構築することができるようになる。
【0206】また、推薦者による推薦コメントや本文の
さわりの部分などを音読、または音読情報+文字情報に
よって紹介することができる。このような宣伝広告は個
人に帰属する携帯電子メディアならではの広告手法(イ
ンタラクティブ広告手法)といえる。この他に、本発明
によれば、次のような特有の効果を有している。
【0207】 当該システム201で新商品やサービ
スの特徴となるコピーや映像など限られたデータの制作
を行えば、ワンパッケージのインタラクティブ広告作品
を制作することができるので、短期間、低コストでCM
制作が可能となる。このコピーや映像も他メディア用の
資産が流用できるものもあるので、新規な制作情報D1
2は極めて少なくて済むようになる。
【0208】 共通データベース管理システム10に
よれば、操作性がパターン化された複数のタイプに集約
されるので、専用再生端末装置を操作する側のユーザに
対して親和性が良い。説明書を読まずにすぐ操作でき
る。
【0209】 共通データベース管理システム10に
おける汎用雛型プログラムやライブラリデータを随時更
新していくことで、緩やかに作品品質向上を行うことが
できる。
【0210】 汎用雛型ソフトウエアは実績のある標
準プログラムの部分が多いので手間のかかるα版CM作
品のデバッグ作業が簡素略化できる。
【0211】 インタラクティブ広告に係る作品内容
がパターン化されるのでユーザはストーリーよりも対象
商品に注目が集まるため広告効果を増加させることがで
きる。
【0212】 益々敷居(費用、スキル)の高くなる
CG(Computer Graphics)ゲーム制作の世界におい
て、敷居の低いインタラクティブ広告の制作機会を提供
できるようになり多くのクリエータを呼び込むことがで
きるようになる。これにより俊才クリエータの発掘にも
貢献するようになる。
【0213】 CG制作において新たな制作市場を創
造できるので、ここでの雇用促進が期待できるようにな
る。
【0214】 多くのクリエータの参加、市場の拡大
で事業投資が増え、CG技術の発展にも好影響をもたら
すようになる。
【0215】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
情報内容制作システムによれば、任意の広告宣伝を含む
電子情報内容を制作する場合に、汎用雛型ソフトウエア
に基づいて電子情報内容を制作する複数の情報制作装置
を備え、この情報制作装置で複数の汎用雛型ソフトウエ
アの中から任意の汎用雛型ソフトウエアを選択すると共
に、この汎用雛型ソフトウエアに特定の制作情報を組み
合わせるようになされる。
【0216】この構成によって、複数の情報制作装置で
複数の汎用雛型ソフトウエアを共用することができる。
しかも、電子情報内容の最初から情報制作処理に取り組
まないでも済むばかりか、新規な制作情報の情報量も少
なくて済む。従来方式に比べて短時間にインタラクティ
ブな広告宣伝情報などの電子情報内容を制作することが
できる。
【0217】本発明に係る第1の情報制作装置によれ
ば、任意の電子情報内容を制作する制御装置を備え、こ
の制御装置では複数の汎用雛型ソフトウエアの中から選
択された任意の汎用雛型ソフトウエアに特定の制作情報
を組み合わせるようになされる。
【0218】この構成によって、電子情報内容の最初か
ら情報制作処理に取り組まないでも済むばかりか、新規
な制作情報の情報量も少なくて済む。従来方式に比べて
短時間にインタラクティブな広告宣伝情報などの電子情
報内容を制作することができる。しかも、デバッグ作業
の簡略化を図れる。
【0219】本発明に係る第2の情報制作装置によれ
ば、任意の電子情報内容を制作する制御装置を備え、こ
の制御装置では複数の汎用雛型ソフトウエアの中から選
択された任意の汎用雛型ソフトウエアと、複数のライブ
ラリソフトウエアの中から選択された任意のライブラリ
ソフトウエアと、特定の制作情報を組み合わせるように
なされる。
【0220】この構成によって、第1の情報制作装置と
同様にして電子情報内容の最初から情報制作処理に取り
組まないでも済むばかりか、第1の情報制作装置に比べ
て更に新規な制作情報の情報量も少なくて済む。短時間
にインタラクティブな広告宣伝情報などの電子情報内容
を制作することができる。しかも、デバッグ作業の簡略
化を図れる。
【0221】本発明に係る第1の情報処理方法によれ
ば、任意の電子情報内容を制作する際に、予め複数の汎
用ソフトウエア作品から汎用雛型ソフトウエアを抽出し
て共通データベース化し、その後、複数の汎用雛型ソフ
トウエアの中から任意に汎用雛型ソフトウエアを選択
し、ここで選択された任意の汎用雛型ソフトウエアに特
定の制作情報を組み合わせるようになされる。
【0222】この構成によって、電子情報内容の最初か
ら情報制作処理に取り組まないでも済むばかりか、新規
な制作情報の情報量も少なくて済む。従来方式に比べて
短時間に電子情報内容を制作することができる。しか
も、デバッグ作業の簡略化を図れる。これにより、新刊
書籍のインタラクティブな広告宣伝情報などの電子情報
内容を取り扱う場合であって、その書籍に係る推薦者の
コメント及び/又は書籍の本文の一部を音声情報及び映
像情報を専用の情報処理装置で視聴させるインタラクテ
ィブ宣伝広告システムを構築することができる。
【0223】本発明に係る第2の情報処理方法によれ
ば、任意の電子情報内容を制作する際に、予め複数の汎
用ソフトウエア作品から汎用雛型ソフトウエアを抽出す
ると共に、その汎用ソフトウエア作品からライブラリソ
フトウエアを抽出して共通データベース化し、その後、
複数の汎用雛型ソフトウエアの中から任意の汎用雛型ソ
フトウエアを選択すると共に、複数のライブラリソフト
ウエアの中から任意のライブラリソフトウエアを選択
し、ここで選択された汎用雛型ソフトウエア及びライブ
ラリソフトウエアに特定の制作情報を組み合わせるよう
になされる。
【0224】この構成によって、第1の情報処理方法と
同様にして電子情報内容の最初から情報制作処理に取り
組まないでも済むばかりか、第1の情報処理方法に比べ
て更に新規な制作情報の情報量も少なくて済む。短時間
に電子情報内容を制作することができる。しかも、デバ
ッグ作業の簡略化を図れる。これにより、第1の情報処
理方法と同様にしてインタラクティブ宣伝広告システム
を構築することができる。
【0225】この発明は放送や通信によって配信される
広告宣伝コンテンツをインタラクティブに操作しゲーム
感覚で楽しめるような新たなインタラクティブ広告処理
システムに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての電子情報
内容制作システム100の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】電子情報内容制作システム100における情報
処理例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る第2の実施形態としての電子情報
内容制作システム200の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】電子情報内容制作システム200における情報
処理例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る第1の実施例としてのインタラク
ティブ広告制作システム201の構成例を示すイメージ
図である。
【図6】A及びBはインタラクティブ広告に係る新車及
びその試走コースの表示例を示すイメージ図である。
【図7】新車版の前/後枠表示モジュールMD11のプ
ログラム構成例を示すイメージ図である。
【図8】新車の車体全景表示モジュールMD12のプロ
グラム構成例を示すイメージ図である。
【図9】新車のコース試走表示モジュールMD13のプ
ログラム構成例を示すイメージ図である。
【図10】インタラクティブ広告制作システム201に
おける処理例を示す概念図である。
【図11】各実施例に係るインタラクティブ広告処理シ
ステム500の構成例を示すイメージ図である。
【図12】当該システム500における情報配信装置1
9及びその周辺システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図13】広告宣伝情報Dxに係るデータ列のフォーマ
ット例を示すイメージ図である。
【図14】システム500におけるチューナー装置24
及び携帯端末装置14の内部構成例を示すブロック図で
ある。
【図15】システム500におけるチューナー装置24
の動作例を示すフローチャートである。
【図16】システム500における携帯端末装置14の
動作例(メインルーチン)を示すフローチャートであ
る。
【図17】システム500における新車版のインタラク
ティブ広告に係る処理例を示すフローチャート(サブル
ーチン$1)である。
【図18】システム500における新車の車体全景表示
に係る処理例を示すフローチャート(サブルーチン$
2)である。
【図19】システム500における新車のコース試走表
示に係る処理例を示すフローチャート(サブルーチン$
3)である。
【図20】A及びBは本発明に係る第2の実施例として
のインタラクティブ広告処理システム500における新
刊書籍及びそのページ捲りの表示例を示すイメージ図で
ある。
【図21】新刊書籍の前/後枠表示モジュールMD21
のプログラム構成例を示すイメージ図である。
【図22】新刊書の書籍全景表示モジュールMD22の
プログラム構成例を示すイメージ図である。
【図23】新刊書籍の目次表示モジュールMD23のプ
ログラム構成例を示すイメージ図である。
【図24】新刊書籍の音読モジュールMD24のプログ
ラム構成例を示すイメージ図である。
【図25】システム500における新刊書籍のインタラ
クティブ広告に係る処理例を示すフローチャート(メイ
ンルーチン)である。
【図26】システム500における書籍全景表示に係る
処理例を示すフローチャート(サブルーチン$1)であ
る。
【図27】システム500における新刊書籍の目次表示
モードに係る処理例を示すフローチャート(サブルーチ
ン$2)である。
【図28】システム500における新刊書籍の音読モー
ドに係る処理例を示すフローチャート(サブルーチン$
3)である。
【符号の説明】
1,1’・・・情報管理装置、2,5・・・記憶装置、
3・・・操作手段、4・・・制御装置、8・・・通信手
段、10・・・共通データベース管理システム、11・
・・管理端末装置、12,15・・・データベース(第
1,第2の記憶装置)、13・・・更新端末装置、14
・・携帯端末装置、16・・・サーバ本体、17・・・
ローカルネットワーク(通信手段)、19・・・情報配
信装置、21・・・通信網(通信手段)、22・・・公
衆ネットワーク(通信手段)、24・・・チューナー装
置、100,200・・・電子情報内容制作システム、
122・・・液晶表示モニタ、201・・・インタラク
ティブ広告制作システム、500・・・インタラクティ
ブ広告処理システム、#i(i=1〜n)・・・情報制
作装置(制作編集端末装置)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月20日(2000.11.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】これにより、新型乗用車(以下で新車とい
う)の広告宣伝情報などのインタラクティブな電子情報
内容D1’を制作するインタラクティブ広告制作システ
ムに充分応用することができる。本発明によるインタラ
クティ広告の制作手法によれば、広告宣伝情報の制作
作業の効率化のためストーリーや内容がパターン化して
くるのでゲーム内容よりも広告対象(新商品)に注目が
集まるという狙いがある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】この例で制作編集端末装置#3は少なくと
も、汎用雛型ソフトウエアD11、ライブラリソフトウ
エアD13及び特定の制作情報D12から成る電子情報
内容D1を制作する装置であって、社内データベース
(第1の記憶装置)12A,(第2の記憶装置)12B
が備えられ、データベース管理システム10からダウン
ロードした汎用雛型ソフトウエアD11及びライブラリ
ソフトウエアD13を格納するようになされる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】この他に制作編集端末装置#3にも図示し
ない操作手段と制御装置が備えられ、社内データベース
12Aにおける複数の汎用雛型ソフトウエアD11の中
から任意の1つの汎用雛型ソフトウエアD11を選択
し、かつ、社内データベース12Bにおける複数のライ
ブラリソフトウエアD13の中から任意の1つ又は複数
のライブラリソフトウエアD13を選択するように操作
されると、ここで選択されたこれらの汎用雛型ソフトウ
エアD11及びライブラリソフトウエアD13に新たに
制作された特定の制作情報D12を組み合わせて電子情
報内容D1を制作するようになされる。制作編集端末
装置#3に社内データベース12A及び12Bを設ける
ことで、データベース管理システム10へのアクセス頻
度を低くすることができる(第2の情報制作装置)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】コース試走表示モジュールMD13に係る
標準プログラムは、グレード・カラーバリエーション・
オプションを含む車体パラメータ読み込みプログラム
と、時間帯選択プログラムと、視点変更プログラムと、
制動パラメータ読み込みプログラムと、走行プログラム
と、風景推移プログラムから構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0189
【補正方法】変更
【補正内容】
【0189】例えば、図26のサブルーチン$1をコー
ルして、そのフローチャートのステップL1で新刊書籍
全景を画像表示するために新刊書籍広告映像の回転処理
がなされる。この新刊書籍全景映像情報は図22で説明
した新刊書籍版の書籍全景表示モジュールMD22の標
準プログラムである書籍全景表示プログラム(回転)
や、書籍全景表示プログラム(ページ捲り)、カスタム
制作データである新刊書籍モデルデータ及び、ライブラ
リデータである製本パラメータなどに基づいてグラフィ
ック画像再生される。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の広告宣伝を含む電子情報内容を制
    作するシステムであって、 少なくとも、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出した
    汎用雛型ソフトウエアを管理し、かつ、前記汎用雛型ソ
    フトウエアの更新又は/及び該汎用雛型ソフトウエアの
    使用を管理する情報管理装置と、 前記情報管理装置による汎用雛型ソフトウエアに基づい
    て前記電子情報内容を制作する複数の情報制作装置とを
    備え、 前記情報制作装置では、 複数の前記汎用雛型ソフトウエアの中から任意の汎用雛
    型ソフトウエアを選択すると共に、前記汎用雛型ソフト
    ウエアに特定の制作情報を組み合わせるようにしたこと
    を特徴とする電子情報内容制作システム。
  2. 【請求項2】 前記情報管理装置と情報制作装置とを接
    続する通信手段が備えられることを特徴とする請求項1
    に記載の電子情報内容制作システム。
  3. 【請求項3】 前記情報管理装置は、 前記汎用雛型ソフトウエアの使用又は/及び更新に係る
    操作情報を入力するように操作される操作手段と、 前記操作手段により入力された前記操作情報に基づいて
    汎用雛型ソフトウエアの使用又は/及び更新管理をする
    制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の電
    子情報内容制作システム。
  4. 【請求項4】 前記情報管理装置には、 複数の前記汎用ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型
    ソフトウエアを格納した記憶装置が設けられることを特
    徴とする請求項1に記載の電子情報内容制作システム。
  5. 【請求項5】 前記情報管理装置には、 複数の汎用ソフトウエア作品から抽出したライブラリソ
    フトウエアを格納する記憶装置が設けられることを特徴
    とする請求項1に記載の電子情報内容制作システム。
  6. 【請求項6】 複数の前記汎用ソフトウエア作品から抽
    出した汎用雛型ソフトウエアを格納する記憶装置が設け
    られる場合であって、 前記情報制作装置は、 前記記憶装置における複数の汎用雛型ソフトウエアの中
    から任意の汎用雛型ソフトウエアを選択するように操作
    される操作手段と、 前記操作手段により選択された前記汎用雛型ソフトウエ
    アに特定の制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作
    する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の電子情報内容制作システム。
  7. 【請求項7】 複数の前記汎用ソフトウエア作品から抽
    出した汎用雛型ソフトウエアを格納する第1の記憶装置
    と、複数の汎用ソフトウエア作品から抽出したライブラ
    リソフトウエアを格納する第2の記憶装置とが設けられ
    る場合であって、 前記情報制作装置は、 前記第1の記憶装置における複数の汎用雛型ソフトウエ
    アの中から任意の前記汎用雛型ソフトウエアを選択する
    と共に、前記第2の記憶装置における複数のライブラリ
    ソフトウエアの中から任意のライブラリソフトウエアを
    選択するように操作される操作手段と、 前記操作手段により選択された前記汎用雛型ソフトウエ
    ア及びライブラリソフトウエアに新たに制作された特定
    の制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作する制御
    装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子情
    報内容制作システム。
  8. 【請求項8】 少なくとも、汎用雛型ソフトウエア及び
    特定の制作情報から成る電子情報内容を制作する装置で
    あって、 複数の汎用ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型ソフ
    トウエアを格納した記憶装置と、 前記記憶装置における複数の汎用雛型ソフトウエアの中
    から任意の前記汎用雛型ソフトウエアを選択するように
    操作される操作手段と、 前記操作手段により選択された前記汎用雛型ソフトウエ
    アに特定の制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作
    する制御装置を備えることを特徴とする情報制作装置。
  9. 【請求項9】 前記電子情報内容は、 インタラクティブな広告宣伝情報であることを特徴とす
    る請求項8に記載の情報制作装置。
  10. 【請求項10】 前記汎用ソフトウエア作品は、 標準プログラム、背景画像データ、音楽及び/又は効果
    音を使用して予め制作された汎用のソフトウエアベース
    であることを特徴とする請求項8に記載の情報制作装
    置。
  11. 【請求項11】 前記特定の制作情報は、 宣伝広告客体を構成する、商品、役務、特徴的な映像及
    び複写物に係る情報であることを特徴とする請求項8に
    記載の情報制作装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも、汎用雛型ソフトウエア、
    ライブラリソフトウエア及び特定の制作情報から成る電
    子情報内容を制作する装置であって、 複数の前記汎用ソフトウエア作品から抽出した汎用雛型
    ソフトウエアを格納す る第1の記憶装置と、 複数の前記汎用ソフトウエア作品から抽出したライブラ
    リソフトウエアを格納する第2の記憶装置と、 前記第1の記憶装置における複数の汎用雛型ソフトウエ
    アの中から任意の前記汎用雛型ソフトウエアを選択する
    と共に、前記第2の記憶装置における複数のライブラリ
    ソフトウエアの中から任意のライブラリソフトウエアを
    選択するように操作される操作手段と、 前記操作手段により選択された前記汎用雛型ソフトウエ
    ア及びライブラリソフトウエアに新たに制作された特定
    の制作情報を組み合わせて電子情報内容を制作する制御
    装置を備えることを特徴とする情報制作装置。
  13. 【請求項13】 前記電子情報内容はインタラクティブ
    な広告宣伝情報であることを特徴とする請求項12に記
    載の情報制作装置。
  14. 【請求項14】 前記汎用ソフトウエア作品は、 標準プログラム、背景画像データ、音楽及び/又は効果
    音を使用して予め制作された汎用のソフトウエアベース
    であることを特徴とする請求項12に記載の情報制作装
    置。
  15. 【請求項15】 前記特定の制作情報は、 宣伝広告客体を構成する、商品、役務、特徴的な映像及
    び複写物に係る情報であることを特徴とする請求項12
    に記載の情報制作装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも、汎用雛型ソフトウエア及
    び特定の制作情報から成る電子情報内容を制作する方法
    であって、 予め複数の前記汎用ソフトウエア作品から汎用雛型ソフ
    トウエアを抽出して共通データベース化し、その後、 複数の前記汎用雛型ソフトウエアの中から任意に前記汎
    用雛型ソフトウエアを選択し、 選択された前記汎用雛型ソフトウエアに特定の制作情報
    を組み合わせて電子情報内容を制作することを特徴とす
    る情報処理方法。
  17. 【請求項17】 前記電子情報内容はインタラクティブ
    な広告宣伝情報であることを特徴とする請求項16に記
    載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 前記電子情報内容が新刊書籍のインタ
    ラクティブな広告宣伝情報の場合であって、 前記書籍に係る推薦者のコメント及び/又は前記書籍の
    本文の一部を音声情報及び映像情報にして専用の情報処
    理装置で視聴させることを特徴とする請求項17に記載
    の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも、汎用雛型ソフトウエア、
    ライブラリソフトウエア及び特定の制作情報から成る電
    子情報内容を制作する方法であって、 予め複数の前記汎用ソフトウエア作品から汎用雛型ソフ
    トウエアを抽出すると共に、該汎用ソフトウエア作品か
    らライブラリソフトウエアを抽出して共通データベース
    化し、その後、 複数の前記汎用雛型ソフトウエアの中から任意の前記汎
    用雛型ソフトウエアを選択すると共に、複数の前記ライ
    ブラリソフトウエアの中から任意のライブラリソフトウ
    エアを選択し、 選択された前記汎用雛型ソフトウエア及びライブラリソ
    フトウエアに特定の制作情報を組み合わせて電子情報内
    容を制作することを特徴とする情報処理方法。
  20. 【請求項20】 前記電子情報内容はインタラクティブ
    な広告宣伝情報であることを特徴とする請求項19に記
    載の情報処理方法。
  21. 【請求項21】 前記電子情報内容が新刊書籍のインタ
    ラクティブな広告宣伝情報の場合であって、 前記書籍に係る推薦者のコメント及び/又は前記書籍の
    本文の一部を音声情報及び映像情報にして専用の情報処
    理装置で視聴させることを特徴とする請求項20に記載
    の情報処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006285879A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Keitaro Oketa 広告コンテンツの配信方法、及び、プロフィールムービーを利用した広告方法
JP2020135458A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム
CN112884364A (zh) * 2021-03-19 2021-06-01 珠海迈科智能科技股份有限公司 一种多客户软件共用同一机型的生产方法

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