JP2002150264A - モザイク画像合成方法及びモザイク画像合成装置並びにモザイク画像合成プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

モザイク画像合成方法及びモザイク画像合成装置並びにモザイク画像合成プログラムを記録した記録媒体

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JP2002150264A
JP2002150264A JP2000338628A JP2000338628A JP2002150264A JP 2002150264 A JP2002150264 A JP 2002150264A JP 2000338628 A JP2000338628 A JP 2000338628A JP 2000338628 A JP2000338628 A JP 2000338628A JP 2002150264 A JP2002150264 A JP 2002150264A
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聡 南部
Yukinobu Taniguchi
行信 谷口
Haruhiko Kojima
治彦 児島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影対象が、平面近似し得ない程の奥行きの
変化がある複数枚の画像から歪みの少ないモザイク画像
を簡易に生成できるようにする。 【解決手段】 カメラの位置・姿勢情報に基づいて、動
きベクトルを求め(101)、入力される画像の対から
画像解析によって動きベクトルを求め(104)、両工
程で求めた動きベクトルを利用してはずれ値を除外し
(105)、はずれ値の除外で残った動きベクトルに基
づいて、カメラパラメータを算出し(106)、算出し
たカメラパラメータに従って画像をつなぎ合わせ(10
7)、モザイク画像を出力する(108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空中から地上を撮
影したビデオ映像から広域写真地図を作成するなど、視
野の狭い複数枚の画像から視野の広い一枚の画像(モザ
イク画像)を合成するためのモザイク画像合成方法、及
び装置、並びにそのプログラムを記録した記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−298686号公報に開示さ
れている「航空写真作成装置」は、飛行して得た撮影録
画画像を地上で再生するのに、動画像のフレーム一枚ず
つ切り出し、各静止画を光学的に補正し、この補正され
た各静止画を位置検出器および姿勢検出器でそれぞれ検
出した位置情報と姿勢情報に従ってつなぎ合わせること
で一枚の大きな静止画を作成するようにしている。この
従来装置によれば、位置検出装置、及び姿勢検出装置か
ら得られた位置情報、及び姿勢情報を用いて、TVカメ
ラでの低空飛行撮影によるビデオ映像から航空写真作成
(モザイク画像合成)を行うことができる。
【0003】一方、画像解析によりモザイク画像合成を
行う方法がある(例えば、「画像特徴に基づくイメージ
モザイキング」電子情報通信学会論文誌D-II Vol.J82-D
-IINo.10 pp.1581-1589)。これらの方法では、画像解
析によって得られる画像の動きベクトルを用いて、上述
の画像合成を行う。具体的には、画像の対に対して、輝
度値の分布が類似する部分(対応点)を求め、それらが
すべて重ね合わさるようなカメラパラメータを算出す
る。そして、そのカメラパラメータに従って画像を変換
し、合成を行う。カメラパラメータには、その簡単さか
ら、撮影対象を平面と仮定した、以下のモデルが多く用
いられる。ここで、(u1,v1,1)、(u2,v2
1)はそれぞれ対応点の同次座標、a1,b1,c1
1,e1,f1,g1,h1はカメラパラメータ、S1は任
意の定数である。
【0004】
【数1】
【0005】もしくは、より簡易的に、
【0006】
【数2】
【0007】等の制約条件を与える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−29868
6号公報による方法では、位置検出装置、及び姿勢検出
装置の精度が十分でないため、画像間のつなぎ合わせが
うまくいかないという問題がある。
【0009】この点、画像解析による方法では、画素単
位で得られる動きベクトルを用いて、カメラパラメータ
を算出するため、位置検出装置、及び姿勢検出装置を用
いた方法に比較して画像間のつなぎ合わせが改善され
る。
【0010】しかし、撮影対象を平面と仮定しているた
め、撮影対象が平面近似し得ない程の奥行きの変化のあ
る領域を持つ場合において、誤差が大きくなり、合成さ
れるモザイク画像全体が大きく歪むという問題がある。
【0011】例えば、空中から地上を撮影したビデオ映
像から広域写真地図を作成する時、撮影対象が平面(地
表面)であると仮定しているのに対し、図4に示すよう
に、高層建築物Bが撮影された場合等である。
【0012】本発明の目的は、撮影対象が、平面近似し
得ない程の奥行きの変化のある領域を持つ場合において
も、歪みの少ないモザイク画像を簡易に生成できるモザ
イク画像合成方法及び装置並びにモザイク画像合成プロ
グラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、カメラの位置
・姿勢情報に基づいた画像の動きベクトルを用いて、画
像解析によって求められた対応点の動きベクトルにおけ
る、はずれ値の除外を行う。ここでの、はずれ値の物理
的な意味は、仮定平面から奥行き方向に対して大きなず
れがある、ということである。このはずれ値の除外を行
うことで、撮影対象が、平面近似し得ない程の奥行きの
変化のある領域を持つ場合においても、歪みの少ないモ
ザイク画像を簡易に生成できるようにしたもので、以下
の方法、装置ならびに記録媒体を特徴とする。
【0014】複数枚の画像からモザイク画像を合成する
方法であって、画像の対から、画像解析によって、動き
ベクトルを求める工程と、前記工程で求めた動きベクト
ルと、カメラの位置・姿勢情報に基づいて予め計算して
おいた動きベクトルとを利用してはずれ値を除外する工
程と、前記はずれ値の除外で残った動きベクトルに基づ
いて、カメラパラメータを算出する工程と、前記算出し
たカメラパラメータに従って画像をつなぎ合わせ、モザ
イク画像を出力する工程とを具備することを特徴とす
る。
【0015】また、複数枚の画像からモザイク画像を合
成する装置であって、画像の対から、画像解析によっ
て、動きベクトルを求める手段と、前記手段で求めた動
きベクトルと、カメラの位置・姿勢情報に基づいて予め
計算しておいた動きベクトルを利用してはずれ値を除外
する手段と、前記はずれ値の除外で残った動きベクトル
に基づいて、カメラパラメータを算出する手段と、前記
算出したカメラパラメータに従って画像をつなぎ合わ
せ、モザイク画像を出力する手段とを具備することを特
徴とする。
【0016】また、複数枚の画像からモザイク画像を合
成するためのモザイク画像合成プログラムを格納したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、画像の対
から、画像解析によって、動きベクトルを求める処理プ
ロセスと、前記処理プロセスで求めた動きベクトルと、
カメラの位置・姿勢情報に基づいて予め計算しておいた
動きベクトルを利用してはずれ値を除外する処理プロセ
スと、前記はずれ値の除外で残った動きベクトルに基づ
いて、カメラパラメータを算出する処理プロセスと、前
記算出したカメラパラメータに従って、画像をつなぎ合
わせ、モザイク画像を出力する処理プロセスとを含むこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の方法の実施形態
を示す処理フロー図である。図2は、本発明の装置での
実施形態を示す構成図である。なお、図2における、モ
ザイク画像合成装置は、図1の各ステップに対応する手
段11〜18でソフトウェア構成され、ハードディス
ク、バッファメモリ、表示装置等を予め定められた手順
に基づいて制御するコンピュータやそれに準ずる装置に
より、実現することができる。
【0018】図1において、カメラの位置・姿勢情報を
入力し(ステップ101)、カメラの位置・姿勢情報に
基づいた画像の動きベクトルを計算する(ステップ10
2)。なお、カメラの位置・姿勢情報に基づいた画像の
動きベクトルは予め計算して求めておくことができる。
【0019】カメラの位置・姿勢情報は、後に説明する
(X,Y,Z、κ、φ、ω)の6つのパラメータで一意
に表すことができる。画像の動きベクトルは、画像I1
上の任意の点(u1,v1)に対応する画像I2上の対応
点(u2,v2)を求める(u1,v1)の関数として表す
ことができる。
【0020】カメラの位置・姿勢情報はGPS、ジャイ
ロスコープ等の位置検出装置、及び姿勢検出装置から取
得してもよいし、もしくは、あらかじめ計画された撮影
プランから計算してもよい。あらかじめ計画された撮影
ブランとは、例えば、始点(X,Y,Z)からカメラを
鉛直下向きに東の方向へ時速10km/hの等速直線運
動に従って動かす、等である。また、画像の動きベクト
ルは、カメラの位置・姿勢情報より、カメラのモデルを
仮定して計算することができる。カメラのモデルとして
は、ピンホールカメラモデル、薄凸レンズカメラモデ
ル、厚凸レンズカメラモデル等がある。実際にはこれら
のモデルに対して解析的に求められた補正パラメータに
よる補正を行う場合がある。
【0021】以下に、理想的なピンホールカメラを用い
た場合について、カメラの位置・姿勢情報に基づいた画
像の動きベクトルを計算する詳細を図3を用いて説明す
る。
【0022】画像I1の撮影時におけるカメラ座標系を
111で表す。x111はワールド座標系XYZを
(X1、Y1、Z1)だけ平行移動し、z1軸、y1軸、x1
軸の正方向に対して左回りに、順にκ1、φ1、ω1だけ
回転させたものである。カメラの光軸はz1軸角の方向
を向き、カメラの右手にx1軸正、カメラの上にy1軸正
が向くものとする。
【0023】この時、空間中の任意の点をワールド座標
系XYZ、及びカメラ座標系x111で表した座標を
それぞれ(X,Y,Z)、及び(x1,y1,z1)とす
ると、次式が成り立つ。
【0024】
【数3】
【0025】ただし、
【0026】
【数4】
【0027】である。カメラを焦点距離f1のピンホー
ルカメラとすると、(x1,y1,z1)を画像平面I1
に投影した点(u1,v1)は次式で表される。
【0028】
【数5】
【0029】逆に、画像平面I1上の点(u1,v1)が
与えられた場合、(u1,v1)に対応する空間上の点
(X,Y,Z)は上記の(3)(5)式より、次式の関
係となる。ただし、z1は未知数である。
【0030】
【数6】
【0031】ここで、Zが(X,Y)の関数
【0032】
【数7】Z=Z(X,Y)…(7) で表されるとすると、(6)(7)式より、z1
(X,Y,Z)を求めることができる。例えば、
【0033】
【数8】Z=AX+BY+C…(8) の時、
【0034】
【数9】
【0035】とすると、(6)式より、X,Y,Zはそ
れぞれ以下のようになる。
【0036】
【数10】
【0037】これら(10)(11)(12)式を
(8)式に代入すると、
【0038】
【数11】
【0039】となり、この(13)式を解いて、
【0040】
【数12】
【0041】となり、この(14)式を(10)(1
1)(12)式に代入すると(X,Y,Z)が得られ
る。
【0042】上記をまとめると、画像I1、I2の撮影時
におけるカメラの位置・姿勢情報(X1,Y1,Z1
κ1,φ1,ω1)、(X2,Y2,Z2,κ2,φ2,ω2
が与えられた時、カメラのピンホールモデルと撮影対象
(X,Y,Z)がZ=AX+BY+Cを満たすと仮定す
ると、画像I1上の任意の点(u1,v1)に対応する画
像I2上の対応点(u2,v2)は、上記の(3)(5)
(6)(14)式より、次式で計算することができる。
【0043】
【数13】
【0044】ただし、
【0045】
【数14】
【0046】である。
【0047】次に、画像を入力し(ステップ103)、
時間的に連続する画像の対に対して、画像解析により対
応点の動きベクトルを計算する(ステップ104)。こ
こでは一つの方法として文献「Detection and Tracking
of Point Features」(Carnegie Mellon University Te
cnical Report CMU-CS-91-132、1991)」に述べられて
いるFeatureTrackerを用いる。
【0048】簡単に説明すると、FeatureTra
ckerでは、画像の対のうち、一方の画像中において
輝度勾配がx軸方向、y軸方向ともに大きな点を特徴点
として抽出し、時空間微分方程式と呼ばれる拘束条件を
用いて、その対応点を他方の画像から求める。カメラの
位置・姿勢情報に基づいた画像の動きベクトルが、画像
1上の任意の点(u1,v1)に対応する画像I2上の対
応点(u2,v2)を求める(u1,v1)の関数として表
すことができたのに対し、FeatureTracke
rでは、対応点の動きベクトルを、画像I1上の特徴点
として選択されたいくつかの点(u1,v1)と、画像I
2上のその対応点(u2,v2)の座標値の対として出力
する。FeatureTrackerを用いて適当な個
数N、例えばN=100の対応点の対を求める。
【0049】次に、画像解析によって求められたすべて
の対応点の対に対して、対応点の動きベクトルを、カメ
ラの位置・姿勢情報に基づく画像の動きベクトルと比較
する。両者に大きな違いがある場合は、その対応点の動
きベクトルを、はずれ値として除外する(ステップ10
5)。具体的な手続きは例えば以下の通りである。
【0050】画像解析によって求められた画像I1上の
特徴点の座標を(u1,v1)、画像I2上のその対応点
の座標を(u2,v2)とする。また、カメラの位置・姿
勢情報に基づいた画像の動きベクトルから求められる画
像I1上の座標(u1,v1)の、画像I2上の対応点の座
標を(u2’,v2’)とする。この時、
【0051】
【数15】 L=(u2−u2’)2+(v2−v2’)2 …(19) を用いてはずれ値の除外を行う。第1の方法は、Lに関
する適当なしきい値Lth用いてL>Lthなる対応点
の動きベクトルをはずれ値とする。第2の方法は、対応
点の対の個数Nに関する適当なしきい値Nth(<N)
を用いて、Lの値が大きい方からNth個をはずれ値と
して除外する。
【0052】これらはずれ値の除外について、図4、図
5を用いて、より具体的な例を示す。画像I1,I2は地
表の建造物A,Bを撮影したものである(図4)。建造
物Aの高さはカメラと地表との距離に対して比較的小さ
く、ほぼ地表面と同等と考えてよい、一方で建造物Bの
高さはカメラと地表との距離に対して十分大きく、無視
し得ない。
【0053】図5に、画像I1,I2上に建造物A,Bが
どのように映っているかを示す。図中、実線で建造物の
屋上面、破線で地表と接する床面を表す。(u1、v1
及び(p1,q1)は画像解析によって求められた画像I
1上の特徴点、(u2,v2)及び(p2,q2)は同じく
画像解析によって求められた画像I2上の対応点であ
る。この時、それぞれの動きベクトルをa,bとする。
また、(u2’,v2’)、及び(p2’,q2’)はカメ
ラの位置・姿勢情報に基づいて求められた画像I 2上の
対応点である。この時の動きベクトルをそれぞれa’、
b’とする。ただし、ここで撮影対象は地表面に等しい
一枚の平面と仮定しているものとする。
【0054】ここで、aとa’、bとb’とを比較して
みると、明らかにbとb’の方が、その違いが大きい。
これは、特徴点(p1,q1)が仮定平面から大きくずれ
ているためである。よって、適当なしきい値LthやN
thを設定することで、前記の(19)式より(p1
1)における動きベクトルbを除外し、平面モデルに
矛盾しない動きベクトルaのみを用いて、次のカメラパ
ラメータの計算を行うことができる。
【0055】次に、はずれ値を除外した、残りの対応点
の動きベクトルに基づいて、カメラパラメータを計算す
る(ステップ106)。ここでは、(1)式のモデルを
用い、最小自乗法を基本に、
【0056】
【数16】
【0057】を最小とするようなa1,b1,c1,d1
1,f1,g1,h1を求める。Σは残りの対応点の対に
関する和である。上記の(20)式中の、
【0058】
【数17】
【0059】をそれぞれ。a1,b1,c1,d1,e1
1,g1,h1の適当な初期値の周りに一次の項までテ
ーラー展開する。
【0060】
【数18】
【0061】そして、Mが最小となるような変化分Δa
1,Δb1,Δc1,Δd1,Δe1,Δf1,Δg1,Δh1
は、
【0062】
【数19】
【0063】を解いて求められる。
【0064】
【数20】a1=a1+Δa1,b1=b1+Δb1,c1
1+Δc1,d1=d1+Δd1,e1=e1+Δe1,f1
=f1+Δf1,g1=g1+Δg1,h1=h1+Δh1 とし、収束値に達するまで漸化的に求める。
【0065】先に行った、はずれ値の除外の方法では完
全には、はずれ値が除外されないため、よりロバストな
推定を行うためには、最小自乗法を拡張したM推定法等
を用いることが望ましい。
【0066】最後に、計算されたカメラパラメータによ
り画像をつなぎ合わせ(ステップ107)、モザイク画
像を出力する(ステップ108)。画像のつなぎ合わせ
方法としては、従来と同様に、カメラパラメータに従っ
て画像を変換し、その合成を行う。図6は、多数の1フ
レーム分の画像M1からモザイク合成画像M2が得られ
る例を示し、矢印A,B,Cの方向と順で入力される各
画像のうち、1枚目の画像M1の座標系を基準の座標系
とし、すべての画像を(1)式を用いて基準の座標系へ
と変換することで、それぞれの画像がつなぎ合わさった
モザイク合成画像M2が得られる。
【0067】また、以上までのステップ101から10
8を繰り返すことで複数枚の画像よりモザイク画像を合
成することができる。
【0068】また、本発明は、図1に示した手順又は図
2に示した装置の一部又は全部をコンピュータプログラ
ムで記載してそれを実行できるようにし、それをコンピ
ュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、フロッピー
ディスク(登録商標)や、MO、ROM、メモリカー
ド、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録し
て提供し、配布することが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、カメラ
の位置・姿勢情報に基づいた画像の動きベクトルを用い
て、画像解析によって求められた対応点の動きベクトル
におけるはずれ値の除外を行うため、撮影対象が、平面
近似し得ない程の奥行きの変化のある領域を持つ場合に
おいても、歪みの少ないモザイク画像を簡易に生成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法での実施形態を示す処理フロー
図。
【図2】本発明の装置での実施形態を示す構成図。
【図3】理想的なピンホールカメラを用いた場合の、カ
メラの位置・姿勢情報に基づいた画像の動きベクトルの
計算を説明する図。
【図4】動きベクトルのはずれ値を説明する図。
【図5】動きベクトルのはずれ値を説明する図。
【図6】各フレーム画像とこれらから合成されるモザイ
ク画像の関係図。
【符号の説明】
11…位置・姿勢情報入力手段 12…位置・姿勢情報に基づく動きベクトル計算手段 13…画像入力手段 14…画像解析による対応点の動きベクトル計算手段 15…はずれ値除外手段 16…動きベクトルに基づくカメラパラメータ計算手段 17…画像のつなぎ合わせ手段 18…モザイク画像出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児島 治彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA13 AA14 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD11 CE10 DA07 DB02 DB09 DC02 DC08 DC22 5C023 AA09 AA14 AA31 AA37 AA38 BA11 BA16 CA03 CA08 DA01 EA03 5C076 AA11 AA19 5L096 AA06 BA08 CA04 DA01 FA29 FA69 HA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の画像からモザイク画像を合成す
    る方法であって、 画像の対から、画像解析によって、動きベクトルを求め
    る工程と、 前記工程で求めた動きベクトルと、カメラの位置・姿勢
    情報に基づいて予め計算しておいた動きベクトルとを利
    用してはずれ値を除外する工程と、 前記はずれ値の除外で残った動きベクトルに基づいて、
    カメラパラメータを算出する工程と、 前記算出したカメラパラメータに従って画像をつなぎ合
    わせ、モザイク画像を出力する工程と、を具備すること
    を特徴とするモザイク画像合成方法。
  2. 【請求項2】 複数枚の画像からモザイク画像を合成す
    る装置であって、 画像の対から、画像解析によって、動きベクトルを求め
    る手段と、 前記手段で求めた動きベクトルと、カメラの位置・姿勢
    情報に基づいて予め計算しておいた動きベクトルを利用
    してはずれ値を除外する手段と、 前記はずれ値の除外で残った動きベクトルに基づいて、
    カメラパラメータを算出する手段と、 前記算出したカメラパラメータに従って画像をつなぎ合
    わせ、モザイク画像を出力する手段と、を具備すること
    を特徴とするモザイク画像合成装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の画像からモザイク画像を合成す
    るためのモザイク画像合成プログラムを格納したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、 画像の対から、画像解析によって、動きベクトルを求め
    る処理プロセスと、 前記処理プロセスで求めた動きベクトルと、カメラの位
    置・姿勢情報に基づいて予め計算しておいた動きベクト
    ルを利用してはずれ値を除外する処理プロセスと、 前記はずれ値の除外で残った動きベクトルに基づいて、
    カメラパラメータを算出する処理プロセスと、 前記算出したカメラパラメータに従って、画像をつなぎ
    合わせ、モザイク画像を出力する処理プロセスと、を含
    むことを特徴とするモザイク画像合成プログラムを記録
    した記録媒体。
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