JP2002149567A - 指定日時メール開封方法及び記録媒体 - Google Patents

指定日時メール開封方法及び記録媒体

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JP2002149567A
JP2002149567A JP2000348230A JP2000348230A JP2002149567A JP 2002149567 A JP2002149567 A JP 2002149567A JP 2000348230 A JP2000348230 A JP 2000348230A JP 2000348230 A JP2000348230 A JP 2000348230A JP 2002149567 A JP2002149567 A JP 2002149567A
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Osamu Tominaga
修 冨永
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日時指定のメールに対して、メール送信者
がメールを発信すると、メール受信者はその日時指定メ
ールを受信することはできるが、正確な指定の日時以降
にならないと開封することができないようにすることを
目的とする。 【解決手段】 本発明の指定日時メール開封システム
は、メール送信装置、またはメール受信サーバに日時指
定メールを暗号化する暗号化処理手段、メール受信サー
バには日時指定メールに対してメール識別情報、暗号化
情報、および指定日時情報を格納する暗号化情報格納領
域、メール受信装置から日時指定メールの暗号化情報の
取り出し要求に対し、サーバの正確な時計と比較し指定
の日時条件を満たしていると対応する暗号化情報を送付
する暗号化情報応答処理手段、メール受信装置には前記
暗号化情報に基づいて日時指定メールを復号化する復号
化処理手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールシステ
ム及び電子メールのプログラムを記録した媒体に関する
ものであり、特に指定した電子メールに対して指定の日
時が過ぎるまで開封することができないように制御する
電子メールシステムの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴い、電
子メールは様々なかたちで利用されている。電子メール
の利用の中には、例えば年賀状 誕生日のお祝いなどの
ように電子メールの送信者は事前に電子メールを発信し
ておいて、受信者には予め指定した日時が来たら見せた
いものがある。また、電子メールで送信する内容には、
葉書のように文書や簡単な絵のようなものだけではな
く、音声であったり、写真や動画であったり様々なメデ
ィアが利用されるようになってきている。そのため、電
子メールで送信されるデータ量も大容量化してきている
のが現状である。図11は電子メールシステムの構成図
を示すものである。従来の日時指定メールは、送信者1
10が受信者115に対して日時指定メールを発信する
と、最寄りのメール送信サーバ111、ネットワーク1
10を経由して、受信者115のメールボックスの存在
するメール受信サーバ114に送信され、電子メールの
受信サーバ114が指定された受信可能日時まで受信者
115が電子メールの取り出しをできないように制御し
ている。上記の如き技術に関しては、例えば、特公平5-
020937公報に開示されている電子メールの日時指定発信
制御方式が参考になる。特公平5-020937公報では、「メ
インフレームにおいてメール資源を管理する発信簿、受
信簿上の指定受信日時に到達するまで受信メールを保留
し、見かけ上未受信の状態として管理することにより、
実質的に指定日時による宛先へのメール送達を行うもの
である。・・・・・受信簿の参照要求があったとき、受
信簿に登録された各受信メールの指定受信日時と現日時
(ローカル標準時)とを比較し、指定受信日時が現日時
よりも小さい受信メールのみを有効としてその記録を出
力する。すなわち、指定受信日時が現日時よりも未来の
ものである限り、受信簿上の記録としては無視され、未
だ受信されていないかのように取り扱われる。」と記述
されており、メール送信者が受信可能日時を指定してメ
ールを発信すると、メール受信サーバが日時指定メール
であることを判断し、メール受信サーバ側に保管すると
ともに指定日時が来るまでメール受信者には見せないよ
うに管理する技術が公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、指定の日時が来るまではメールはメール受信サーバ
に存在するため、年賀状などの場合には、指定の日時が
来るとメール受信サーバに対して不特定多数のメール受
信者から一斉に大量のメールの取り出し依頼が集中す
る。そのため、メール受信サーバ、およびネットワーク
のトラフィックの負荷が一時的に非常に高くなり、メー
ルシステム全体のサービスの低下の原因となっていた。
【0004】本発明の目的は、日時指定のメールに対し
て、メール送信者がメールを発信すると、メール受信者
はその日時指定メールを受信することはできるが、指定
日時条件を満たさないと開封することができないように
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の実施の形
態1の全体構成図を示すものである。本発明の指定日時
メール開封システムは、メール送信装置1、またはメー
ル受信サーバ3に日時指定メールを暗号化する暗号化処
理部33、メール受信サーバ3には日時指定メールに対
してメール識別情報、暗号化情報、および指定日時情報
を有する暗号化情報格納領域36、メール受信サーバ3
にはメール受信装置5から日時指定メールの暗号化情報
の取り出し要求に対し、サーバの正確な時計で時刻を比
較し、指定の日時条件を満たした場合には対応する暗号
化情報を送付する暗号化情報通知処理部34、メール受
信装置5には指定の日時条件を満足すると前記暗号化情
報通知処理部34に対して暗号化情報を要求する暗号化
情報要求処理部51、前記暗号化情報に基づいて日時指
定メールを復号化する復号化処理部52とを有すること
を特徴とする。
【0006】これにより、日時指定メールはメール受信
サーバ3に到着した時点で予めメール受信装置5側にデ
ータ転送をしておくことができる。また、指定の日時条
件を満足するとメール受信装置5からの問い合わせで該
メールに対する容量の少ない暗号化情報のみ受信すれば
よいため、一時期に集中するような日時指定メールであ
ってもメール受信サーバ3やネットワーク6のトラフィ
ックの負荷分散を図ることが可能となる。更に、メール
受信サーバ3の正確な時計を基に指定日時条件の確認を
行うため、メール送信者の意図した正確な指定日時条件
を満たさないとメールの開封はできない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、実施の形態1の全体構成
図を示すものである。メール送信装置1は、PC(パー
ソナルコンピュータ)であっても携帯電話などの携帯端
末であっても電子メールの送信ができる装置であればよ
く、ディスプレイ装置やキーボードなどを有し、送信す
る電子メールに対して日時指定ができるものとする。メ
ール送信装置1の主記憶装置には日時指定メールの処理
を行う日時指定処理部11を司るプログラムが格納され
る。
【0008】メール送信サーバ2は、通常のSMTP
(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ等の機能を持
ち、受信処理部21と転送処理部22を有し、送信者が
送信するメールを受け取り、受信者のメールボックスが
存在するメール受信サーバ3へ転送するものである。
【0009】メール受信サーバ3はPOP3(Post Off
ice Protocol version 3) サーバか、IMAP4(Inte
rnet Message Access Protocol Version 4) サーバ等の
機能を持ち、通常のメール受信処理機能に加えて日時指
定メールに対する暗号化処理機能、暗号化情報の管理機
能を追加したものである。
【0010】メール受信サーバ3の主記憶装置には、メ
ール受信処理部31、メール送信処理部32、日時指定
メールを暗号化する暗号化処理部33、メールの受信者
からの要求で暗号化情報を送信する暗号化情報通知処理
部34を司るプログラムが格納される。また、メール受
信サーバ3は、暗号化された日時指定メールを格納する
暗号化メール格納領域35、日時指定メールに対するメ
ール識別情報、日時指定情報、および暗号化情報を格納
する暗号化情報格納領域36を有する。なお、暗号化メ
ール格納領域35は、通常メールの格納領域と共用する
ことも可能である。
【0011】また、このメール受信サーバ3は、マルチ
システムの構成が可能であり図9で示すように暗号化情
報通知処理部を別のサーバで動作させ独立した暗号化情
報通知装置4として運用させることも可能である。更
に、このマルチシステムの構成は、前記のように独立に
存在するシステムであっても、マルチCPU構成でもよ
い。マルチCPUの場合には更に、暗号化メール格納領
域35を共用ファイルとし、暗号化情報通知装置側のシ
ステムに暗号化情報応答処理部と暗号化情報応答処理部
の双方を置き、暗号化に関わる処理全般を別CPUで実
行させメール受信サーバの負荷分散を図ることも可能で
ある。
【0012】メール受信装置5はPCであっても携帯電
話などの携帯端末であってもよく電子メールの受信がで
きる装置であり、ディスプレイ装置を有するものとす
る。メール受信装置5の主記憶装置には暗号化情報要求
処理部51、暗号化された日時指定メールを復号化する
復号化処理部52を司るプログラムが格納されている。
なお、メール受信装置5がPCの場合、日時指定メール
の暗号化情報を携帯電話など別の携帯端末に受信するこ
とも可能である。この場合には、予め通信状況の良いP
Cで大容量の暗号化されたメールを受信しておき携帯端
末の記憶装置にコピーしておけば、携帯端末で指定日時
を満たした受信者の好きな時間に好きな場所で容量の少
ない暗号化情報のみ受信し、暗号化された日時指定メー
ルを開封することも可能となる。
【0013】図2は電子メールのデータ形式を示すもの
である。電子メールはヘッダ部とボディ部から成ってい
る。ヘッダ部は電子メールを制御する情報が格納され、
ボディ部にはメール本文が添付ファイルとともに格納さ
れる。ヘッダ部には、電子メールの宛先、題名、送信
者、および日時指定メールの指定日時、メール送信装置
が使用する暗号化方式識別情報、暗号化キーが設定され
る。ボディ部も含めて、この指定日時、暗号化方式識別
情報、暗号化キー以外の項目については、通常の電子メ
ールのデータ形式に同じである。
【0014】図3は暗号化メール格納領域のデータ形式
を示すものである。暗号化メール格納領域には、図2で
示した電子メールのデータ形式である電子メールのヘッ
ダ部と暗号化されたメールのボディ部に、該メールを識
別するためのメール識別情報が付加されたものが格納さ
れる。メール識別情報はメール受信装置からの本メール
に対する問い合わせなどに利用される。
【0015】図4は暗号化情報格納領域のデータ形式を
示すものである。暗号化情報格納領域には、メールの指
定日時条件を満たした場合にメール受信装置5から暗号
化情報の問い合わせに対してメール受信サーバ3、また
は暗号化情報通知装置4が暗号化情報を通知する際に必
要なデータが格納される。即ち、図3で示した暗号化メ
ール格納領域に格納されるメールの暗号化情報が格納さ
れる。メール識別情報は、該メールを識別するための情
報であり、メール受信装置が指定の日時条件を満たした
際に、暗号化情報の問い合わせに利用される。これは、
対応する暗号化メール格納領域に格納されるメール識別
情報と同じものが格納される。指定日時は、日時指定メ
ールを発信した時に指定された値が格納される。対応す
る暗号化メール格納領域のヘッダ部に格納された値と同
じものである。暗号化方式識別情報は、メール受信サー
バが日時指定メールを暗号化した時に用いた暗号化の方
式が識別できる情報が格納される。例えば、DESを使
用したとか、IDEAを使用したなど、使用した暗号化
方式が識別できる情報が格納される。これはメール受信
装置5が日時指定メールを復号化する時に利用される情
報である。使用する暗号化方式を固定しておく場合は、
この暗号化方式識別情報は必ずしも必要ではない。暗号
化キーは、メール受信サーバが日時指定メールを暗号化
した時に使用した暗号化キーが格納される。ここで使用
される暗号化方式は、大量のデータを想定しているの
で、秘密鍵暗号系を前提としており、メール受信装置5
が日時指定メールの復号化を行う時に利用される。な
お、この暗号化キーに対してのセキュリティを高めるた
めには、メールの送受信を行う者を不特定多数とせず、
限定した相手の公開鍵を使用して暗号化することも可能
である。
【0016】図5はメール受信サーバからの日時指定メ
ールの到着通知メッセージ例を示すものである。この発
明では、日時指定メールであっても、通常のメールと同
じようにメール受信サーバのメールボックスにメールが
届けば、メール受信装置はメールの受信は可能である。
しかしながら、メールを開封することができないため、
日時指定メールが届いていることと、そのメールがいつ
になったら開封できるかをメール受信者に通知する必要
がある。メール受信者は、この通知メッセージに指定し
てある該メールのメール識別情報を指定して、暗号化情
報通知装置のあるサーバ(実施の形態1では、メール受
信サーバが暗号化情報通知装置を兼ねる)に対して指定
日時条件を満たした時にメールを発信する。暗号化情報
通知装置は、指定されたメール識別情報を基にして、図
4で示した暗号化情報格納領域を参照し、対応したメー
ルの指定日時をサーバの正確な時計で指定の日時条件を
満たしていることを確認し、メール受信装置に暗号化情
報を通知する。
【0017】図6はメール送信画面例を示すものであ
る。通常のメール送信用画面に、日時指定メールの指定
日、及び指定時間が指定できるようになっている。ま
た、このメール送信画面例では表示されていないが、メ
ールを開封できる期間など木目細かな日時指定条件の指
定も可能である。ここで指定された日時を満たさない
と、メール受信者はメールの開封ができない。
【0018】図7はメール受信画面例を示すものであ
る。メール受信装置5に、本発明に対応したソフトウェ
アを導入すると、メールの受信一覧にどのメールが日時
指定メールであるかとか、そのメールの題名のところに
カーソルを合わせると、日時指定を通知するメッセージ
を表示したり、この例では指定時間が表示されていない
が指定日時や期間の参照が可能となる。また、この例で
は、メール受信者がメールの受信一覧の右側にある◇を
クリックすると、メール受信装置が暗号化情報通知装置
に暗号化情報の問い合わせを自動的に行い、指定された
暗号化方式と暗号化キーを用いてメールの復号化を行い
表示することが可能となる。また、日時指定のメールに
対しても、通常のメールと同じように開封ができる日時
にならないと、メール受信一覧にも載せないようにする
ことも可能である。この場合は、メール受信一覧に日時
指定メールが載せられた時には、メール受信装置が暗号
化情報通知装置に暗号化情報の問い合わせを行い、メー
ルは復号化済としておくため通常のメールと同様に指定
された日時指定メールの開封が可能である。
【0019】図8は実施の形態1に対する処理の流れを
示している。
【0020】メール送信者が、例えば図6のような画面
を利用して受信者がメールの開封可能日時を指定して日
時指定メールを送信すると、メール送信装置1の日時指
定処理部11では、送信するメールに日時指定があるか
どうか判定し(ステップS811)、日時指定がある場
合には、図2で示すメールのヘッダ部に指定日時情報を
格納する(ステップS812)。日時指定処理を行った
後、本メールをメール送信サーバに転送する(ステップ
S813)。
【0021】メール送信サーバ2は、メールを受信する
と、該メールが自サーバ宛のものかどうか判定し(ステ
ップS821)、自サーバ宛のものであれば、メール受
信サーバ3としての処理を行い、本メールを受信者のメ
ールボックスに格納する(ステップS823)。そうで
ない場合には、本メールをメール受信サーバ3へ転送す
る(ステップS822)。
【0022】メール受信サーバ3のメール受信処理部3
1では、先ず受信したメールのヘッダ部のREAD処理
を行い(ステップS831)、受信したメールのヘッダ
部に日時指定情報があるかどうか判定し(ステップS8
32)、日時指定情報がない場合にはメール受信装置5
にメールの到着通知を行う(ステップS834)。ヘッ
ダに日時指定情報があると、メール受信装置5が該メー
ルを受信しても指定の日時が来るまで開封できないよう
に暗号化処理を行う。暗号化処理では、先ずメール本文
の暗号化を行う。ただし、メールのヘッダ部に関して
は、メール受信装置5が該メールを受信した時に、ヘッ
ダ部を復号化せずにメールの題名や送信者、指定に日時
が表示できるように暗号化は行わない(ステップS83
3)。次に、暗号化したメール、および該メールのメー
ル識別情報を図3で示す暗号化メール格納領域のデータ
形式に従って暗号化メール格納領域35に格納する(ス
テップS835)と供に受信した日時指定メールを暗号
化した時の暗号化情報(暗号化方式識別情報、暗号化キ
ー)、指定日時情報、および該メールのメール識別情報
を図3で示す暗号化情報格納領域のデータ形式に従って
暗号化情報格納領域36に格納する(ステップS83
6)。続いて、この暗号化した日時指定メールが、メー
ル受信装置5側で認識できるように、メール受信サーバ
は送信者は元の送信者のままにしておき、暗号化した日
時指定メールを添付ファイルとして図5で示すようなメ
ール到着メッセージを受信者に転送する。なお、このメ
ール到着メーセージには、メール受信者が暗号化情報の
要求時に使用するメール識別情報を付加するものとする
(ステップS837)。このことにより、メールの受信
者は、日時指定メールを予め指定された日時より前にメ
ール受信装置に受信しておくことが可能となり、一時的
に集中するような日時指定メールに対するネットワーク
のトラフィックやメール受信サーバの負荷分散が図れ
る。なお、メールは転送処理をしているため、受信者は
だれからの日時指定メールか知ることができる。
【0023】この例ではメール受信サーバはシングルプ
ロセッサの構成をとっているが、これをマルチプロセッ
サ構成として暗号化処理を専用プロセッサで処理させる
ことによりメール受信サーバの負荷を削減することも可
能である。
【0024】メール受信者は、図5のような日時指定メ
ール到着通知を受信すると(ステップS851)、指定
された日時条件を満足すると、指定されたメールアドレ
ス(実施例1の場合は、メール受信サーバ3)に対し、
メール識別情報を指定して暗号化情報の要求のメール送
信を行う(ステップS852)。
【0025】メール受信サーバ3では、メール受信装置
5から暗号化情報の要求があると、メール識別情報を基
にして、暗号化情報格納領域36に格納されている該当
するメール識別情報に対応するメールの指定日時と、メ
ール受信サーバの正確な時計を使用し、指定日時条件が
満たされているかどうかを確認する(ステップS83
8)。もし、指定の日時条件が満たされていない場合に
は、メール受信装置に対して、指定の日時条件を満たし
ていない旨の通知を行う(ステップS839)。指定の
日時条件を満たしている場合には、要求されたメール識
別情報に対する暗号化情報を暗号化情報格納領域36か
ら取り出し(ステップS8310)、メール受信サーバ
3にメール送信する。このことにより、メール受信装置
5側の時計が誤った時刻を指していても、メール送信者
の意図した正確な日時指定条件を満たした時にメールの
開封が可能となる。
【0026】メール受信装置5では、送信されてきた暗
号化情報を基にして、日時指定のメールの復号化(ステ
ップS853)を行いメールの参照が可能となる。この
実施例では、メール受信装置5にメール受信サーバが使
用した暗号化方式に対応する復号化プログラムを利用す
ることにより、既存のメールソフトは機能追加すること
なく、そのまま使用できる。ただし、一般的には、メー
ル受信装置は不特定多数の利用者のところに存在するた
め、復号化処理手段が必ずしも備わっているとは限らな
い。その場合には、メール受信サーバ3から復号化プロ
グラムを配信し、メール受信装置5の復号化処理部52
を創成する。
【0027】次に実施の形態2として、本発明に対応し
たメールソフトをメール送信装置、メール受信装置に導
入した場合について説明する。
【0028】図10は実施の形態2の全体構成図を示す
ものである。ここでは、実施の形態1に比較して、メー
ル受信装置1に暗号化処理部12、及び暗号化情報通知
装置4が追加されている。
【0029】実施の形態2では、メールソフトを変更、
または機能追加してメール利用者の操作性、及び性能を
向上させた例である。この例では、日時指定のメールの
暗号化をメール送信装置1側で暗号化して、メール受信
サーバ3のCPU負荷を削減している。また、メール受
信装置では図7のようなメール受信画面を表示し、メー
ル受信者がメール受信一覧の◇を表示された指定日時以
降にクリックすることでメール受信装置3が自動的に暗
号化情報通知装置4の暗号化情報通知処理部41に対し
て暗号化情報要求を出し、暗号化された日時指定メール
を平文に復号して表示する。このことにより、実施の形
態1に比べてメール受信者は復号化を意識する必要がな
くなる。なお、更に操作性を向上させるために、前記の
暗号化情報の要求もメール受信装置5側で内部的に処理
し、通常のメールと同様に、その日時指定条件を満たし
メールが開封できるようになってから受信メール一覧に
載せることも可能である。また、この例では暗号化情報
通知処理の部分をメール受信サーバと独立した別サーバ
で行い、メール受信装置からの暗号化情報要求の処理を
行うようにして、メール受信サーバの暗号化処理に対す
る負荷を抑えたシステム構成となっている。以下に、図
10に従って、主に実施の形態1と異なる部分について
説明する。
【0030】メール受信装置1の日時指定処理では、実
施の形態1に比較してメール本文の暗号化(ステップS
10813)、及びヘッダ部にメール送信装置1が使用
する暗号化方式、及び暗号化キーの暗号化情報を格納す
る(ステップS1084)処理が追加される。ヘッダ部
に格納された暗号化情報は、メール受信サーバ3が参照
し、日時指定メールに対する暗号化がメール送信装置1
側で行われているかどうかの判定に利用される。
【0031】メール送信サーバ2における、実施の形態
1に対する追加の処理はない。
【0032】メール受信サーバ3では、メール送信サー
バ2から転送されてきた日時指定メールがメール送信装
置で暗号化済かどうか、ヘッダ部の暗号化情報を参照し
て判断する(ステップS1034)処理と、暗号化した
メールの暗号化情報の保存処理(ステップS1037)
に暗号化情報通知処理を別サーバで行わせるための処理
が追加される。暗号化したメールの暗号化情報の保存処
理では、実施の形態1の場合と異なり、暗号化情報は暗
号化情報通知装置4側の暗号化情報格納領域42に格納
する。そのため、前記暗号化情報を暗号化情報通知装置
4へ転送し、暗号化情報通知装置4が有する暗号化情報
格納領域42に格納する(ステップS1037)。な
お、エラーリカバリのために実施の形態2の全体構成図
にはないが暗号化情報はメール受信サーバ3に暗号化情
報格納領域を設け二重化しておけば安全性は高まる。ま
た、この実施の形態では、暗号化情報通知装置側で時間
監視を行い、メール受信装置からの暗号化情報要求が来
なくても、日時指定条件が満足すると暗号化情報をメー
ル受信装置に転送してもメール受信サーバの負荷には影
響を与えない。
【0033】メール受信装置5では、暗号化情報要求を
行うサーバがメール受信サーバ3から暗号化情報通知装
置4に替わるだけで操作性の向上に関しての処理を除い
た、基本的な処理には変更ない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
以下の効果がある。
【0035】1.送信者が日時指定メールを送信する
と、該メールは通常のメールと同様に受信者は受信サー
バの暗号化メール格納装置からメール受信装置に取り出
しが可能となる。ただし、日時指定メールに対しては指
定の日時が過ぎないと暗号化情報の取り出しができない
ため開封はできない。そのため、年賀状のように特定の
日に集中する日時指定メールであっても受信者の取り出
し時期が分散でき、一時的なネットワークのトラフィッ
クの増大や受信サーバの過大負荷を抑え安定したメール
システムの提供が可能となる。
【0036】2.暗号化情報をメール受信サーバから取
り出す際には、メール受信サーバの時計から時刻を参照
するので、メール受信装置側で誤った時刻に暗号化キー
の取り出しを要求しても、メールの送信者の意図した正
しい時刻にならないと開封できないようにすることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の全体構成図を示す。
【図2】 ネットワーク上に流れるメールのデータ形式
を示す。
【図3】 暗号化されたメールを保存しておくためのデ
ータ形式を示す。
【図4】 暗号化されたメールの暗号化情報を保存して
おくためのデータ形式を示す。
【図5】 メール受信サーバからメール受信装置へ日時
指定メールが到着している旨の通知例を示す。
【図6】 開封日時の指定ができるメール送信用の画面
例を示す。
【図7】 日時指定メールに対して、開封要求ができる
メール受信用の画面例を示す。
【図8】 実施の形態1に対する処理の流れを示す。
【図9】 実施の形態2の全体構成図を示す。
【図10】実施の形態2に対する処理の流れを示す。
【図11】電子メールシステムの構成図を示す。
【符号の説明】
1 メール送信装置 11 日時指定処理部 12 暗号化処理部 2 メール送信サーバ 21 受信処理部 22 転送処理部 3 メール受信サーバ 31 受信処理部 32 送信処理部 33 暗号化処理部 34 暗号化情報通知処理部 35 暗号化メール格納領域 36 暗号化情報格納領域 4 暗号化情報通知装置 41 暗号化情報通知処理部 42 暗号化情報格納領域 5 メール受信装置 51 暗号化情報要求処理部 52 復号化処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 107 H04N 1/44 1/44 H04L 9/00 601B Fターム(参考) 5C062 AB38 AB41 AB42 AC36 AF06 BA00 BC01 5C075 BA11 CA90 EE03 5J104 AA01 AA16 EA04 EA15 NA02 NA05 PA08 5K030 GA15 HA06 LD18 LD19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の条件と、所定の暗号化キーとに基
    づいてメールを暗号化する日時指定メール暗号化機能
    と、受信依頼があると依頼元にメールを送信する日時指
    定メール処理機能と、暗号化したメールの識別情報と暗
    号化情報と指定日時条件とを対応させて保持する暗号化
    情報保持機能と、受信依頼に応じて前記暗号化情報を参
    照し、指定の日時条件を満足した場合に、メールの暗号
    化情報を依頼元に通知する暗号化情報通知機能とをコン
    ピュータに実現させるコンピュータプログラムを記録し
    た記録媒体。
  2. 【請求項2】 暗号化された日時指定メールを受信する
    と、該メールを保存し、指定の開封日時条件を表示する
    機能と、開封指示を受けると暗号化されたメールの識別
    情報を指定して、該メールの暗号化情報をサーバに要求
    してその結果を受信する機能と、前記暗号化情報を基に
    して、保存してある該メールを復号化する復号化機能と
    を実現させるコンピュータプログラムを記録した記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記日時指定メール処理機能、および前
    記暗号化情報通知機能の少なくとも一方は、前記日時指
    定メール暗号化機能に対応する復号化機能を実現するプ
    ログラムを配信する機能を有することを特徴とする請求
    項1記載のプログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 指定の日時条件を満たすと開封可能とす
    るメールシステムの方法であって、日時指定メールを受
    信すると、前記日時指定メールを暗号化し、暗号化した
    前記日時指定メールをメール受信装置に送信し、指定の
    日時条件を満足すると、前記日時指定メールの暗号化情
    報をメール受信装置に通知することを特徴とするメール
    サーバの日時指定メールの送信、および開封情報の通知
    方法。
  5. 【請求項5】 指定の日時条件を満たすと開封可能とす
    るメールシステムの方法であって、暗号化された日時指
    定メールを受信し、前記暗号化された日時指定メールの
    指定の日時条件を満足すると、サーバより前記暗号化さ
    れた日時指定メールの暗号化情報を受信し、前記暗号化
    情報を基に、前記暗号化された日時指定メールを復号化
    することを特徴とするメール受信装置の日時指定メール
    の指定日時開封方法。
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