JP2002147996A - 飛しょう体システム - Google Patents

飛しょう体システム

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JP2002147996A
JP2002147996A JP2000346771A JP2000346771A JP2002147996A JP 2002147996 A JP2002147996 A JP 2002147996A JP 2000346771 A JP2000346771 A JP 2000346771A JP 2000346771 A JP2000346771 A JP 2000346771A JP 2002147996 A JP2002147996 A JP 2002147996A
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radar
target
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flying object
radars
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JP2000346771A
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Daisuke Sugiyama
大助 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のレーダで目標を探知した後
に飛しょう体を発射していては、第1のレーダの目標情
報取得距離と比較して飛しょう体の射程が短くなってし
まう。よって、第1のレーダで目標を探知する以前に第
2のレーダの情報により飛しょう体を発射できるように
する必要がある。 【解決手段】 第2のレーダで取得した目標位置
情報を第1のレーダで取得したものと同等に扱えるよう
に、第2のレーダの動作を直接制御できる手段を設ける
とともに、第2のレーダで取得した情報であっても目標
の第1のレーダ位置を基準にした相対位置を算出するた
めの手段を設けることにより第2のレーダの情報のみで
飛しょう体を発射、誘導できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダで目標を
捕捉、追尾しその情報を基に発射管制を行う飛しょう体
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】飛しょう体システムにとって目標とはす
なわち脅威であり、できるだけ遠距離で要撃する必要が
ある。従来、目標を要撃するにはまず第2のレーダで目
標を捜索し、飛しょう体の発射管制については第1のレ
ーダで目標を再び捜索及び追尾し、その情報により飛し
ょう体を発射、誘導していた。
【0003】図9はこの種、システムの従来の構成を示
すものであり、図において1は飛しょう体であり、目標
2まで飛しょう、撃破する機能を有する。3は飛しょう
体発射装置であり、飛しょう体1を発射する基台であ
る。4は第1のレーダであり、目標2及び飛しょう体1
の位置、速度情報を取得するとともに、飛しょう体1に
対し機体を制御する命令を送出する機能を有する。5は
第1のビーム方向制御手段であり、レーダ電波送受信方
向を制御する。6は第1の位置評定手段であり、第1の
レーダの現在位置を算出する。7は誘導情報処理手段で
あり、第1のレーダ4で取得した目標2及び第1のレー
ダ4の相対位置と第1の位置評定手段6によって算出さ
れた第1のレーダ4の絶対位置を相関処理し算出された
目標2の現在位置及び速度情報を基に目標2と飛しょう
体1の会合予測点を算出し、さらには飛しょう体1の飛
しょう経路を決定する。この情報は第1のレーダ4を介
し飛しょう体1に送信され、飛しょう体1に入力され
る。また、8は第2のレーダであり、目標2の位置を早
期に発見する任務を担っている。9は第2の位置評定手
段であり、第2のレーダ8の絶対位置を算出する。10
は目標位置計算手段であり、第2のレーダ8で取得した
目標2及び第2のレーダ8の相対位置と第2の位置評定
手段9によって算出された第2のレーダ8の絶対位置を
相関処理し、目標の絶対位置を算出する。上記第1のレ
ーダ4、第2のレーダ8は離れた場所に配置されてお
り、第1のビーム方向制御手段5、誘導情報処理手段
7、第1の位置評定手段6は第1のレーダ4の近傍に、
第2の位置評定手段9、目標位置計算手段10は第2の
レーダ8の近傍にそれぞれ配置されている。11は飛し
ょう体システムであり、飛しょう体1、飛しょう体発射
装置3、第1のレーダ4、第1のビーム方向制御手段
5、第1の位置評定手段6、誘導情報処理手段7、第2
のレーダ8、第2の位置評定手段9、目標位置計算手段
10により構成されている。
【0004】次に図9中のその他の要素について説明す
る。図9において、12は第1のレーダ4の目標情報取
得限界距離であり、これ以内の範囲に目標2が到達した
場合において第1のレーダ4は目標情報の取得が可能と
なる。同様に13は第2のレーダ8の目標情報取得限界
距離であり、これ以内の範囲に目標2が到達した場合に
おいて第2のレーダ8は目標情報の取得が可能となる。
14から16はレーダ送受信電波であり、それぞれ14
は第2のレーダが目標2を探知した時の第2のレーダ送
受信波、15は目標2が第1のレーダ4の目標情報取得
限界距離に到達した時の第2のレーダ送受信波、16は
目標2が第1のレーダ4の目標情報取得限界距離に到達
した時の第1のレーダ送受信波を示す。また、17は目
標2の移動経路である。同様に、18は飛しょう体1の
飛しょう経路を示す。19は飛しょう体1と目標2の会
合点である。
【0005】次に動作について各要素の配置及び運用の
様子を示す図10を参照しながら時系列で説明する。最
初に、第2のレーダ8が目標2を探知すると、第2のレ
ーダ8は探知した時のレーダ電波の方位とレーダ電波を
送信してから受信するまでの時間を基に目標2の第2の
レーダ8との相対位置を出力する。この出力を受け、目
標位置計算手段10は第2の位置評定手段9の出力であ
る第2のレーダ8の絶対位置情報を基に、目標2の絶対
位置を算出する。この目標絶対位置情報は誘導情報処理
手段7に入力され、誘導情報処理手段7は目標2の第1
のレーダ4との相対位置を算出する。目標2が第1のレ
ーダ4の目標情報取得限界距離12よりはるか遠方にあ
る場合は、誘導情報処理手段7は第1のレーダ4に対し
て命令を出力せず、そのまま待機する。
【0006】次に、目標2が第1のレーダ4付近に近づ
く進路17を取り、第1のレーダ4の目標情報取得限界
距離12に近づくと、誘導情報処理手段7は目標2の第
1のレーダ4との相対位置情報を第1のビーム方向制御
手段5へ出力する。第1のビーム方向制御手段5はこの
相対位置情報を基に第1のレーダ4から見た目標2の方
位を計算し、第1のレーダに対しこの方位にレーダ送受
信を行う命令を出力する。このとき、広範囲の捜索を担
当する第2のレーダ8の目標情報位置精度は第1のレー
ダ4の精度より低いため、第1のレーダ4は第2のレー
ダ8の取得した目標方位の周囲を含めて捜索を行う。
【0007】次に、目標2が第1のレーダ4の目標情報
取得限界距離12付近に達し、第1のレーダ4により探
知されると、捜索動作を行っていた第1のレーダ4は断
続的に目標2の方向にレーダ電波を送信し、目標2の位
置及び速度を詳細に捉える追尾動作に移行する。この追
尾情報により取得された高精度かつ短い更新周期の目標
位置及び速度情報を基に誘導情報処理手段7は目標2と
飛しょう体1の会合予定点、飛しょう体1の最適飛しょ
う経路を概算で算出し、飛しょう体発射装置3に格納さ
れている任意の飛しょう体1に上記飛しょう経路を入力
し、さらに上記飛しょう体1を発射する命令を出力す
る。この命令を受けて飛しょう体1は発射され、目標2
に対して飛しょうを開始する。
【0008】最後に、第1のレーダ4は飛しょう体1が
飛しょう中も継続して上記追尾動作を行い、目標2の機
動に応じて飛しょう体1発射前に計算された会合予定点
及び飛しょう経路を更新し、その都度第1のレーダを介
して飛しょう体1に入力し、飛しょう体1をそれ自身に
搭載されたセンサが目標2を捕捉できる範囲まで誘導
し、飛しょう体1は上記センサにより目標2を捕捉、会
合19に至る。
【0009】以上の動作により、第2のレーダ8で探知
した目標2の目標情報を誘導情報処理手段7に移管し、
飛しょう体1を目標2に会合させている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の飛
しょう体システムにおける問題点を説明する。従来の飛
しょう体システムにおいては、飛しょう体を発射する以
前に第1のレーダにより目標を捕捉及び追尾する必要が
あるため、目標が接近している場合においては会合点、
すなわち射程が第1のレーダの目標情報取得限界距離と
比較して大幅に短縮されていた。
【0011】この発明は前記の課題を解決するためにな
されたもので、飛しょう体を第1のレーダで捕捉及び追
尾する以前に発射して、飛しょう体の射程を第1のレー
ダの目標情報取得限界距離により近づけることができる
飛しょう体システムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の飛しょう体
システムは、飛しょう体を発射可能な飛しょう体発射装
置と、上記飛しょう体発射装置とつながり、目標を捕捉
及び追尾し目標に関する情報を取得し、かつ上記飛しょ
う体を目標へ誘導する第1のレーダと、この第1のレー
ダの絶対位置を計測する第1の位置評定手段と、レーダ
外部からの命令に基づき上記第1のレーダのレーダ電波
指向を制御する第1のビーム方向制御手段と、上記第1
のレーダよりもレーダとして見通しのよい位置に設けら
れ、上記目標を第1のレーダよりも早期に捕捉及び追尾
し目標に関する情報を取得する第2のレーダと、レーダ
外部からの命令に基づき上記第2のレーダのレーダ電波
指向を制御する第2のビーム方向制御手段と、上記第2
のレーダの絶対位置を計測する第2の位置評定手段と、
上記第2のレーダの取得した目標情報のうち目標位置及
び速度以外の情報であって、目標情報精度情報、及び目
標のRCS(Radar Cross Sectio
n:反射断面積)情報を取得する付加情報取得手段と、
上記第1及び第2のレーダにそれぞれ付加されているビ
ーム方向制御手段に対し、どの方向にレーダ電波を指向
するかの命令を出力するビーム方向指示手段と、上記第
1及び第2のレーダにそれぞれ付加されている位置評定
手段が出力する絶対位置情報より、第1のレーダ位置を
基準とする第2のレーダの相対位置を算出する相対位置
計算手段と、上記第1及び第2のレーダにつながり、そ
れぞれのレーダによって取得した目標に関する情報を処
理し、上記飛しょう体に対する命令を生成する誘導情報
処理手段とを具備したものである。
【0013】第2の発明の飛しょう体は、第2のレーダ
を複数設け、複数の第2のレーダで取得した情報を用い
ることができるようにしたことで、より広範囲にわたっ
ての要撃を実現するようにしたものである。
【0014】第3の発明の飛しょう体システムは、第1
のレーダを複数設け、複数の第1のレーダにおいて飛し
ょう体の制御を可能とし、さらには第2のレーダの役目
を他の第1のレーダにおいて代行することで、より広範
囲にわたっての要撃を実現するようにしたものである。
【0015】第4の発明の飛しょう体システムは、上記
第1のレーダ、第2のレーダ及び誘導情報処理手段に対
し共通の現在時刻を提供する手段を設けたものである。
【0016】第5の発明の飛しょう体システムは、上記
目標が第1のレーダにて捕捉及び追尾不能な遠距離に位
置する状態において、第2のレーダで上記目標を捕捉及
び追尾することによって目標に関する情報を取得し、こ
の情報を上記誘導情報処理手段において処理することに
よって上記飛しょう体を発射及び初期の飛しょう制御命
令を生成し、第1のレーダを経由して上記初期の飛しょ
う制御命令を飛しょう体に伝達して命令を実行し、その
後、接近してくる上記目標を第1のレーダによって目標
に関する情報を取得し、この情報を上記誘導計算機にお
いて処理することによって、上記目標に対してすでに飛
しょう中の上記飛しょう体における後期の飛しょう制御
命令を生成し、第1のレーダを経由して上記後期の飛し
ょう制御命令を飛しょう体に伝達して命令を実行するこ
とにより上記飛しょう体を上記目標に会合させるように
したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1における飛しょう体システムの構成を示す
ものであり、図において、1から10及び12から19
は図9と同じものである。図9の構成と異なる点は、相
対位置計算手段20を設け、第1のレーダ4及び第2の
レーダ8に付加されたそれぞれの位置評定手段6、9の
出力であるレーダ絶対位置の相関を計算し第1のレーダ
4を基準とした第2のレーダ8の相対位置を算出するよ
うにした。また、第2のレーダ8にも第2のビーム方向
制御手段21を設け、レーダ装置外部からのレーダ電波
送受信方向制御の命令を実行できるようにするととも
に、ビーム方向指示手段22を設け、第1のレーダ4及
び第2のレーダ8それぞれのビーム方向制御手段5、2
1に命令を出力し、レーダ電波送受信方向を制御できる
ようにした。また、第2のレーダ8に付加情報取得手段
23を設け、目標情報のうち目標位置及び速度以外の情
報でかつ誘導情報処理手段7が第1のレーダ4に対する
命令を作成するために必要な情報、すなわち目標情報精
度情報、及び目標のRCS(Radar Cross
Section、反射断面積)情報を取得し、誘導情報
処理手段7に出力するようにした。また、時計24を設
け、各要素の動作について同期をとるとともに、時刻と
ともに変化する各情報についていつの情報か時系列をと
ることによって整合を図ることができるようにした。本
発明は以上の要素により構成されている。
【0018】この発明の実施の形態1では、以下の4つ
の方法により課題を解決している。1つ目は、相対位置
計算手段20を設け、第1のレーダ4及び第2のレーダ
8それぞれの位置評定手段6、9の出力であるレーダ絶
対位置の相関を計算し、第1のレーダ4を基準とした第
2のレーダ8の相対位置を算出するようにした。この相
対位置を基に、誘導情報処理手段7は第2のレーダ8で
取得した目標位置情報について、第1のレーダ4を基準
とした目標相対位置情報に換算できる。すなわち、第2
のレーダ8で取得した目標位置情報についても第1のレ
ーダ4で取得した目標位置情報と同等に取り扱うことが
可能となる。
【0019】2つ目は、ビーム方向指示手段22を設
け、第1のレーダ4及び第2のレーダ8それぞれのビー
ム方向制御手段5に命令を出力し、レーダ電波送受信方
向を制御できるようにした。これと上記目標相対位置情
報により、第1のレーダ4、第2のレーダ8いずれかの
レーダで目標を探知すれば、探知していないもう一方の
レーダ電波送受信方向を正確に目標絶対位置方向に指向
させることができる。
【0020】3つ目は、第2のレーダ8に付加情報取得
手段23を設け、目標情報のうち目標位置及び速度以外
の情報でかつ誘導情報処理手段7が第1のレーダ4に対
する命令を作成するために必要な情報、すなわち目標情
報精度情報、及び目標のRCS(Radar Cros
s Section:反射断面積)情報を取得し、誘導
情報処理手段7に出力するようにした。目標情報精度情
報は第1のレーダ4の送受信電波がどの範囲にて待ち受
けを行うか判定するのに必要であり、目標RCSはそれ
ぞれ一意の目標について第1のレーダの目標情報取得限
界距離を得るために必要である。
【0021】最後4つ目は、正確な時計24により第1
のレーダ4、第2のレーダ8及び誘導情報処理手段7に
対し共通の現在時刻を提供し、各要素の動作について同
期をとるとともに、時刻とともに変化する各情報につい
て、いつに取得又は処理した情報か時系列をとることに
よって各要素間の情報の整合を図る。以上の要素及び方
法によって第1のレーダ4による目標の捕捉及び追尾を
開始する以前に飛しょう体を発射させ、射程の長距離化
を実現したことを特徴とする。
【0022】なお、任意のレーダによって目標の位置、
速度等の目標情報を取得した上で複数の兵器の中から目
標要撃に最適な兵器を選択し要撃にあてるような発明は
すでに特許になり公表されているが、本発明は飛しょう
体の誘導情報処理手段の側より直接第2のレーダを制御
し、第2のレーダで取得した情報についても第1のレー
ダで取得した情報と同等に飛しょう体の発射誘導制御に
供することができる機能を実現した点を特徴とするもの
である。
【0023】次に動作について各要素の配置及び運用の
様子を示す図2を参照しながら時系列で説明する。ここ
で、目標2は、常に移動しており時刻とともにその位置
を変える。また、第2のレーダ8についても、時刻によ
りその位置を変化させることがある。このとき、第2の
レーダ8を基準とした目標2の相対位置は時刻とともに
変化する。以降の各要素の動作の基準となる目標位置は
全て第1のレーダ4位置を基準とした相対位置が必要と
なるため、システムの動作説明に先立ち第2のレーダ8
で取得した目標情報を基に第1のレーダ4を基準とした
目標相対位置を算出する動作について説明する。
【0024】第2のレーダ8が目標2を探知すると、第
2のレーダ8の目標位置計算手段10は探知した時のレ
ーダ電波の方位とレーダ電波を送信してから受信するま
での時間を基に目標2の第2のレーダ8位置を基準とし
た相対位置を誘導情報処理手段7へ出力し、誘導情報処
理手段7は目標情報を取得した時刻とともに記憶する。
【0025】一方、第2のレーダ8及び第1のレーダ4
それぞれの位置評定手段9、6は、それぞれのレーダの
現在絶対位置を評定し、相対位置計算手段20へ出力す
る。相対位置計算手段20はこのレーダ絶対位置を基に
第1のレーダ4を基準とした第2のレーダ8の相対位置
を誘導情報処理手段7へ出力し、誘導情報処理手段7は
相対位置を計測した時刻とともに記憶する。誘導情報処
理手段7は、それぞれの計算時刻で最も近い上記目標2
の第2のレーダ8位置を基準にした相対位置、第2のレ
ーダ8の相対位置の相関を計算することによって、目標
2の第1のレーダ4位置を基準とした一意の時刻におけ
る相対位置を算出する。
【0026】さらに、第2のレーダ8で目標2を初探知
したその後の全ての目標情報収集動作は、誘導情報処理
手段7により制御され、さらにその動作は、時計24に
より発信されるクロック信号により、以下に挙げる全て
の要素において時間的同期が取られる。時間的同期を行
う要素とは、第2のレーダ8本体及びこの第2のビーム
方向制御手段21、第2の位置評定手段9、目標位置計
算手段10、付加情報取得手段23並びに第1のレーダ
4本体及びこの第1のビーム方向制御手段5、第1の位
置評定手段6、誘導情報処理手段7、さらに相対位置計
算手段20、ビーム方向指示手段22である。
【0027】次に、各々の要素における目標初探知から
目標及び飛しょう体会合までの動作を説明する。第2の
レーダ8が目標2を探知すると、第2のレーダ8は探知
した時のレーダ電波の方位とレーダ電波を送信してから
受信するまでの時間を基に目標2の第2のレーダ8との
相対位置を出力する。
【0028】この出力を受け、目標位置計算手段10は
第2の位置評定手段9の出力である第2のレーダ8の絶
対位置情報を基に、目標2の絶対位置を算出するととも
に、相対位置計算手段20によって算出された第2のレ
ーダ8と第1のレーダ4の相対位置を基に、第1のレー
ダ4の位置を基準にした目標2の相対位置を算出する。
目標2が第1のレーダ4の目標情報取得限界距離12よ
りはるか遠方にある場合は、誘導情報処理手段7は第1
のレーダ4に対して命令を出力せず、そのまま待機す
る。
【0029】次に、ビーム方向指示手段22は第2のレ
ーダ8に付加された第2のビーム方向制御手段21に対
し、目標2の第2のレーダ8との相対位置方向を継続し
てレーダ電波を送受信する命令を出力し、この命令を受
けて第2のレーダ8に付加された第2のビーム方向制御
手段21は命令を実行する。すなわち、第2のレーダ8
は目標2を追尾して目標情報を取得する。
【0030】このとき、付加情報取得手段23は第2の
レーダ8と目標2の相対距離と第2のレーダ8のアンテ
ナ利得、レーダ電波送信強度、レーダ電波受信波の強度
を基に、目標2のレーダ電波反射率、すなわち目標のR
CSを算出し、このRCSを基に誘導情報処理手段7は
第1のレーダ4の正確な目標情報取得限界距離12を再
計算し、更新する。
【0031】次に、誘導情報処理手段7は、上記第1の
レーダ4の目標情報取得限界距離12、飛しょう体1の
平均速度ならびに目標機動方位及び速度を基に、目標2
と飛しょう体1との予定会合点及び飛しょう体発射予定
時刻を設定する。上記予定会合点は、第1のレーダ4に
て詳細な目標情報取得後、この詳細目標情報を用いて飛
しょう体1を誘導できるように、第1のレーダ4の目標
情報取得限界距離12よりやや近距離に設定する。
【0032】上記予定会合点は会合直前まで、飛しょう
体発射予定時刻は飛しょう体1を実際に発射するまで常
に第2のレーダ8の取得した最新目標情報を基に再計算
され、更新される。さらに、上記予定会合点及び飛しょ
う体発射予定時刻は飛しょう体発射装置3を介し飛しょ
う体1に入力され、記憶させる。目標2が第1のレーダ
4より遠ざかる方向で運動している場合は、予定会合点
は第1のレーダ4の目標情報取得限界距離12より近距
離になり得ず、予定会合点及び飛しょう体発射予定時刻
は解なしとなり、算出を実施しない。
【0033】次に、最後に更新されたの飛しょう体発射
予定時刻に達すると、飛しょう体発射装置3から飛しょ
う体1が発射され、目標2に向かって飛しょうを開始す
る。このとき、目標2の位置は第1のレーダ4の目標情
報取得限界距離12以遠にある。第2のレーダ8は飛し
ょう体1が飛しょう中も継続して上記追尾動作を行い、
誘導情報処理手段7は予定会合点の更新を行うととも
に、第1のレーダ4で目標情報の取得が開始できる点を
算出する。
【0034】次に、目標2が第1のレーダ4付近に近づ
く進路17を取り、目標2が上記第1のレーダ4で目標
情報の取得が開始できる点に到達すると、誘導情報処理
手段7は相対位置計算手段20により算出された第2の
レーダ8及び第1のレーダ4との相対位置情報を基に第
1のレーダ4から見た目標2の方位を計算し、さらに第
1のレーダ4の第1のビーム方向制御手段5に対し、上
記目標情取得開始点の方位に向けてレーダ電波を送受信
する旨の命令を出力し、第1のレーダ4は目標2の探知
を行う。
【0035】このとき、広範囲の捜索を担当する第2の
レーダ8の目標情報位置精度は第1のレーダ4の精度よ
り低いため、第1のレーダ4は第2のレーダ8の取得し
た目標方位の周囲を含めて捜索を行う。また、目標2は
常に運動を続けており、第2のレーダ8で目標情報を取
得してから第1のレーダ4にて捜索動作を実施するまで
時間が経過すると、第1のレーダ4は時間後れによる目
標の移動を考慮し広範囲にわたって捜索動作を実施する
必要があり、目標を探知するまでに時間がかかる。
【0036】これを防ぐために第2のレーダ8の追尾動
作による目標情報収集及び第1のレーダ4の捜索動作に
よる目標情報収集の実施時刻を時計24の発生するクロ
ック信号に同期させることによって同時に実施する。目
標2が第1のレーダ4により探知されると、第1のレー
ダ4は断続的に目標2の方向にレーダ電波を送信し、目
標2の位置及び速度を詳細に捉える追尾動作に移行す
る。この追尾動作により取得された高精度かつ短い更新
周期の目標位置及び速度情報を基に誘導情報処理手段7
は目標2と飛しょう体1の会合予定点、飛しょう体1の
最適飛しょう経路をする。以降の動作は、従来のこの種
のシステムの動作と同じである。
【0037】以上の動作により、第2のレーダ8にて取
得した目標情報のみで飛しょう体発射及び飛しょう体1
の初期誘導管制を行う機能を実現している。すなわち、
目標2が遠距離に存在し、第1のレーダ4で目標2を探
知する以前に飛しょう体1を発射、飛しょう体の初期誘
導管制を行うことによって飛しょう体の射程長距離化を
実現している。
【0038】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2における飛しょう体システムの構成を示すものであ
り、図において、1から10及び12から23は図1と
同じものである。図1の構成と異なる点は、各要素に対
し動作の同期を取るための手段を時計24から、動作ス
ケジュールを作成する動作スケジュール作成手段25、
動作スケジュール作成手段の作成したスケジュールを各
要素において定刻に実施するために現在時刻を提供する
時計を搭載した人工衛星26、人工衛星が発生するクロ
ック信号を受け、各要素に配信する同期クロック受信手
段27、28、29に置き換えた。本発明は以上の要素
により構成されている。
【0039】次に、動作について各要素の配置及び運用
の様子を示す図2を参照しながら時系列で説明する。各
要素の動作の同期を取るための動作以外は実施の形態1
と同じである。実施の形態1と異なる点は、第2のレー
ダ8により目標2が探知されたその後の動作について、
動作スケジュール作成手段25は以下に挙げる全ての要
素について今後の動作予定時刻を設定し、さらに誘導情
報処理手段7は具体的動作内容を設定し、上記動作予定
時刻とあわせて各要素に記憶させる。
【0040】動作予定を記憶する要素とは、第2のレー
ダ8本体及びこの第2のビーム方向制御手段21、第2
の位置評定手段9、目標位置計算手段10、付加情報取
得手段23並びに第1のレーダ4本体及びこの第1のビ
ーム方向制御手段5、第1の位置評定手段6、誘導情報
処理手段7、さらに相対位置計算手段20、ビーム方向
指示手段22である。
【0041】上記動作予定は目標2の機動その他状況に
あわせて常に見直され、更新される。一方、人工衛星2
6には時計が搭載されており、現在時刻を常に同期クロ
ック受信手段27、28及び29へ送信している。上記
動作予定を記憶する要素は、同期クロック受信手段2
7、28及び29が受信した現在時刻に従い、記憶して
いる動作予定時刻になると同時に動作を開始する。以上
の方法により、各要素の動作について時間同期を取れる
ようにした。
【0042】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3における飛しょう体システムの構成を示すものであ
り、図において、1から10及び12から23は図1と
同じものである。図1の構成と異なる点は、各要素に対
し動作の同期を取るための手段を時計24から、動作ス
ケジュールを作成する動作スケジュール作成手段25、
動作スケジュール作成手段の作成したスケジュールを各
要素において定刻に実施するためのあらかじめ時刻を合
わせておいた原子時計30、31及び32に置き換え
た。本発明は以上の要素により構成されている。
【0043】次に、動作について各要素の配置及び運用
の様子を示す図2を参照しながら時系列で説明する。各
要素の動作の同期を取るための動作以外は実施の形態1
と同じである。実施の形態1と異なる点は、第2のレー
ダ8により目標2が探知されたその後の動作について、
動作スケジュール作成手段25は以下に挙げる全ての要
素について今後の動作予定時刻を設定し、さらに誘導情
報処理手段7は具体的動作内容を設定し、上記動作予定
時刻とあわせて各要素に記憶させる。
【0044】動作予定を記憶する要素とは、第2のレー
ダ8本体及びこの第2のビーム方向制御手段21、第2
の位置評定手段9、目標位置計算手段10、付加情報取
得手段23並びに第1のレーダ4本体及びこの第1のビ
ーム方向制御手段5、第1の位置評定手段6、誘導情報
処理手段7、さらに相対位置計算手段20、ビーム方向
指示手段22である。上記動作予定は目標2の機動その
他状況にあわせて常に見直され、更新される。
【0045】一方時計30、31及び32は、あらかじ
め時刻を合わせてあり、離れた場所においても常に正確
な現在時刻を提供している。上記動作予定を記憶する要
素は、原子時計30、31及び32が示す現在時刻に従
い、記憶している動作予定時刻になると同時に動作を開
始する。以上の方法により、各要素の動作について時間
同期を取れるようにした。
【0046】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4における飛しょう体システムの構成を示すものであ
り、図において、1から10及び12から24は図1と
同じものである。図1の構成と異なる点は、付加装置付
き第2のレーダEをE1、E2、・・、Enのように複
数配備し、それぞれ誘導情報処理手段7、相対位置計算
手段20、ビーム方向指示手段22から制御できるよう
接続し、かつ時計24により動作の時間同期が取れるよ
うにしたことである。上記付加装置付き第2のレーダE
はそれぞれ第2のレーダ8、第2の位置評定手段9、目
標位置計算手段10、第2のビーム方向制御手段21、
付加情報取得手段23により構成されている。本発明は
以上の要素により構成されている。
【0047】次に、動作について各要素の配置及び運用
の様子を示す図6を参照しながら時系列で説明する。任
意の付加装置付き第2のレーダExに対する誘導情報処
理手段7、相対位置計算手段20、ビーム方向指示手段
22及び動作クロック発生手段24の動作は実施の形態
1と同じである。
【0048】実施の形態1と異なる点は、相対位置計算
手段20は隣接する第2のレーダ8同士の相対位置も算
出し記憶している点であり、目標2が複数の第2のレー
ダ8の目標情報取得限界距離13内をまたがって移動す
る際に、実施の形態1で説明した第2のレーダ8及び第
1のレーダ4間の目標情報取得担当レーダの移管と同じ
動作にて、任意の第2のレーダEx及び隣接する他の第
2のレーダEy間の目標情報取得担当レーダの移管を行
う。目標情報取得担当レーダ移管の制御は、実施の形態
1と同様誘導情報処理手段7で行う。
【0049】以上の動作により、第2のレーダ8による
目標情報取得可能な範囲を拡大できるようにした。
【0050】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5における飛しょう体システムの構成を示すものであ
り、図において、1から10及び12から24は図1と
同じものである。図1の構成と異なる点は、付加装置付
き第1のレーダRをR1、R2、・・、Rnのように複
数配備し、それぞれ誘導情報処理手段7、相対位置計算
手段20、ビーム方向指示手段22から制御できるよう
接続し、かつ時計24により動作の時間同期が取れるよ
うにしたことである。上記付加装置付き第1のレーダR
はそれぞれ第1のレーダ4、第1のビーム方向制御手段
5、第1の位置評定手段6により構成されている。本発
明は以上の要素により構成されている。
【0051】次に、動作について各要素の配置及び運用
の様子を示す図8を参照しながら時系列で説明する。任
意の付加装置付き第1のレーダRxに対する誘導情報処
理手段7、相対位置計算手段20、ビーム方向指示手段
22及び動作クロック発生手段24の動作は実施の形態
1と同じである。
【0052】実施の形態1と異なる点は、相対位置計算
手段20は隣接する第1のレーダ4同士の相対位置も算
出し記憶している点であり、目標2が複数の第1のレー
ダ4の目標情報取得限界距離12内をまたがって移動す
る際に、実施の形態1で説明した第2のレーダ8及び第
1のレーダ4間の目標情報取得担当レーダの移管と同じ
動作にて、任意の第1のレーダRx及び隣接する他の第
1のレーダRy間の目標情報取得担当レーダの移管を行
う。
【0053】また、実施の形態1及び4では、異種異精
度レーダ、すなわち多種多様な第2のレーダ8及び第1
のレーダ4間の目標情報取得担当レーダ移管を行うため
に、付加情報取得手段23によって算出された目標2の
RCS及び目標位置情報精度が必要であったが、同じ第
1のレーダ間で目標情報取得担当レーダの移管を行うに
あたっては上記RCSと目標位置情報精度は既知である
ため、付加情報取得手段23は必要としない。複数の第
1のレーダ4間における目標情報取得担当レーダ移管の
制御は、実施の形態1と同様誘導情報処理手段7で行
う。
【0054】以上の動作により、複数の第1のレーダに
おいて、相互に第2のレーダ8と同等の役割を果たすこ
とが可能となり、目標情報取得可能な範囲を拡大できる
ようにした。
【0055】この発明の実施の形態1、2、3、4及び
5について、第1のレーダ4及び第2のレーダ8は固定
式の図絵を用いているが、レーダそれぞれの位置評定手
段は現在時刻のレーダ絶対位置を出力し、時刻とともに
位置が変化すれば誘導情報処理に供するレーダ相対位置
情報も更新されるため、それぞれ移動式のレーダであっ
ても一向に差し支えないことは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、第1のレーダで目標
を探知する以前に飛しょう体を発射できることによっ
て、目標と飛しょう体の会合点の遠距離化が図れる。す
なわち、飛しょう体の射程を長距離化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における飛しょう体
システムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1、2及び3における
飛しょう体システムの各要素の配置を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における飛しょう体
システムの構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における飛しょう体
システムの構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4における飛しょう体
システムの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における飛しょう体
システムの各要素の配置を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5における飛しょう体
システムの構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5における飛しょう体
システムの各要素の配置を示す図である。
【図9】 従来の飛しょう体システムの構成を示す図で
ある。
【図10】 従来の飛しょう体システムの各要素の配置
を示す図である。
【符号の説明】
1 飛しょう体、2 目標、3 飛しょう体発射装置、
4 第1のレーダ、5 第1のビーム方向制御手段、6
第1の位置評定手段、7 誘導情報処理手段、8 第
2のレーダ、9 第2の位置評定手段、10 目標位置
計算手段、20 相対位置計算手段、21 第2のビー
ム方向制御手段、22 ビーム方向指示手段、23 第
2のレーダの付加情報取得手段、24 時計、25動作
スケジュール作成手段、26 時計を搭載した人工衛
星、27 第1のレーダ近傍の同期クロック受信手段、
28 第2のレーダ近傍の同期クロック受信手段、
29 相対位置計算手段及びビーム方向指示手段近傍
の同期クロック受信手段、 30 第1のレーダ近
傍の原子時計、31 第2のレーダ近傍の原子時計、
32 相対位置計算手段及びビーム方向指示手段近
傍の原子時計、E 付加装置付き第2のレーダ、R 付
加装置付き第1のレーダ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飛しょう体を発射可能な飛しょう体発射装
    置と、上記飛しょう体発射装置とつながり、目標を捕捉
    及び追尾し目標に関する情報を取得し、かつ上記飛しょ
    う体を目標へ誘導する第1のレーダと、この第1のレー
    ダの絶対位置を計測する第1の位置評定手段と、レーダ
    外部からの命令に基づき上記第1のレーダのレーダ電波
    指向を制御する第1のビーム方向制御手段と、上記第1
    のレーダよりもレーダとして見通しのよい位置に設けら
    れ、上記目標を第1のレーダよりも早期に捕捉及び追尾
    し目標に関する情報を取得する第2のレーダと、レーダ
    外部からの命令に基づき上記第2のレーダのレーダ電波
    指向を制御する第2のビーム方向制御手段と、上記第2
    のレーダの絶対位置を計測する第2の位置評定手段と、
    上記第2のレーダの取得した目標情報のうち目標位置及
    び速度以外の情報であって、目標情報精度情報、及び目
    標のRCS(Radar Cross Sectio
    n:反射断面積)情報を取得する付加情報取得手段と、
    上記第1及び第2のレーダにそれぞれ付加されているビ
    ーム方向制御手段に対し、どの方向にレーダ電波を指向
    するかの命令を出力するビーム方向指示手段と、上記第
    1及び第2のレーダにそれぞれ付加されている位置評定
    手段が出力する絶対位置情報より、第1のレーダ位置を
    基準とする第2のレーダの相対位置を算出する相対位置
    計算手段と、上記第1及び第2のレーダにつながり、そ
    れぞれのレーダによって取得した目標に関する情報を処
    理し、上記飛しょう体に対する命令を生成する誘導情報
    処理手段とを具備したことを特徴とする飛しょう体シス
    テム。
  2. 【請求項2】 飛しょう体を発射可能な飛しょう体発射
    装置と、上記飛しょう体発射装置とつながり、目標を捕
    捉及び追尾し目標に関する情報を取得し、かつ上記飛し
    ょう体を目標へ誘導する第1のレーダと、この第1のレ
    ーダの絶対位置を計測する第1の位置評定手段と、レー
    ダ外部からの命令に基づき上記第1のレーダのレーダ電
    波指向を制御する第1のビーム方向制御手段と、上記第
    1のレーダよりもレーダとして見通しのよい位置に設け
    られ、上記目標を第1のレーダよりも早期に捕捉及び追
    尾し目標に関する情報を取得する複数の第2のレーダ
    と、レーダ外部からの命令に基づき上記第2のレーダそ
    れぞれのレーダ電波の指向を制御する第2のビーム方向
    制御手段と、上記第2のレーダそれぞれの絶対位置を計
    測する第2の位置評定手段と、上記第2のレーダそれぞ
    れの取得した目標情報のうち目標位置及び速度以外の情
    報であって、目標情報精度情報、及び目標のRCS(R
    adar Cross Section、反射断面積)
    情報を取得する付加情報取得手段と、上記第1及び第2
    のレーダにそれぞれ付加されているビーム方向制御手段
    に対し、どの方向にレーダ電波を指向するかの命令を出
    力するビーム方向指示手段と、上記第1及び第2のレー
    ダにそれぞれ付加されている位置評定手段が出力する絶
    対位置情報より、第1のレーダ位置を基準とする第2の
    レーダの相対位置を算出する相対位置計算手段と、上記
    第1及び第2のレーダにつながり、それぞれのレーダに
    よって取得した目標に関する情報を処理し、上記飛しょ
    う体に対する命令を生成する誘導情報処理手段とを具備
    したことを特徴とする飛しょう体システム。
  3. 【請求項3】 飛しょう体を発射可能な飛しょう体発射
    装置と、上記飛しょう体発射装置とつながり、上記目標
    を捕捉及び追尾し目標に関する情報を取得し、かつ上記
    飛しょう体を目標へ誘導する複数の第1のレーダと、こ
    れら第1のレーダそれぞれの現在絶対位置を計測する第
    1の位置評定手段と、レーダ外部からの命令に基づき上
    記第1のレーダそれぞれのレーダ電波指向を制御する第
    1のビーム方向制御手段と、上記第1のレーダよりもレ
    ーダとして見通しのよい位置に設けられ、上記目標を第
    1のレーダよりも早期に捕捉及び追尾し目標に関する情
    報を取得する第2のレーダと、レーダ外部からの命令に
    基づき上記第2のレーダのレーダ電波指向を制御する第
    2のビーム方向制御手段と、上記第2のレーダの現在絶
    対位置を計測する第2の位置評定手段と、上記第2のレ
    ーダの取得した目標情報のうち目標位置及び速度以外の
    情報であって、目標情報精度情報、及び目標のRCS
    (Radar Cross Section、反射断面
    積)情報を取得する付加情報取得手段と、上記第1及び
    第2のレーダにそれぞれ付加されているビーム方向制御
    手段に対し、どの方向にレーダ電波を指向するかの命令
    を出力するビーム方向指示手段と、上記第1及び第2の
    レーダにそれぞれ付加されている位置評定手段が出力す
    る絶対位置情報より、第1のレーダ位置を基準とする第
    2のレーダの相対位置を算出する相対位置計算手段と、
    上記第1及び第2のレーダにつながり、それぞれのレー
    ダによって取得した目標に関する情報を処理し、上記飛
    しょう体に対する命令を生成する誘導情報処理手段とを
    具備したことを特徴とする飛しょう体システム。
  4. 【請求項4】 上記第1のレーダ、第2のレーダ及び誘
    導情報処理手段に対し共通の現在時刻を提供する手段を
    設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の飛
    しょう体システム。
  5. 【請求項5】 上記目標が第1のレーダにて捕捉及び追
    尾不能な遠距離に位置する状態において、第2のレーダ
    で上記目標を捕捉及び追尾することによって目標に関す
    る情報を取得し、この情報を上記誘導情報処理手段にお
    いて処理することによって上記飛しょう体を発射及び初
    期の飛しょう制御命令を生成し、第1のレーダを経由し
    て上記初期の飛しょう制御命令を飛しょう体に伝達して
    命令を実行し、その後、接近してくる上記目標を第1の
    レーダによって目標に関する情報を取得し、この情報を
    上記誘導計算機において処理することによって、上記目
    標に対してすでに飛しょう中の上記飛しょう体における
    後期の飛しょう制御命令を生成し、第1のレーダを経由
    して上記後期の飛しょう制御命令を飛しょう体に伝達し
    て命令を実行することにより上記飛しょう体を上記目標
    に会合させることを特徴とする請求項1〜4いずれか記
    載の飛しょう体システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112429236A (zh) * 2020-12-10 2021-03-02 北京空间机电研究所 一种基于洲际导弹携带的一体化侦查平台
CN115420147A (zh) * 2022-07-19 2022-12-02 四川九洲防控科技有限责任公司 一种设备动态调度的方法、系统、存储介质及电子设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112429236A (zh) * 2020-12-10 2021-03-02 北京空间机电研究所 一种基于洲际导弹携带的一体化侦查平台
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