JP2002147714A - ガス化炉用バーナ及びこれを用いたガス化剤供給方法 - Google Patents
ガス化炉用バーナ及びこれを用いたガス化剤供給方法Info
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Abstract
手段を改良することにより、ガス化剤供給用配管系およ
びガス化炉用バーナの破損を防止しつつ、高酸素濃度の
ガス化剤の使用を可能として、配管系およびガス化炉用
バーナの耐久性を保持し高いガス化性能を備えたガス化
炉用バーナ及びこれを用いたガス化剤供給方法を提供す
る。 【解決手段】 円筒状の内筒の内部に形成され搬送ガ
スにより搬送された燃料をガス化炉内に噴出する燃料噴
出路と、円筒状の外筒の内周に燃料噴出路と内筒を隔て
て環状に形成され空気及び酸素を含むガス化剤をガス化
炉内に噴出するガス化剤通路とを備えたガス化炉用バー
ナを用いたガス化剤供給手段において、前記ガス化剤通
路の途中で該ガス化剤通路内に空気を供給し、前記空気
の供給位置よりも上流側から該空気よりも低温の酸素を
前記ガス化剤通路内に供給し、該ガス化剤通路内におい
て前記空気と酸素とを混合することを特徴とする。
Description
搬送ガスにより搬送された微粉炭、チャー等の燃料を燃
料噴出路からガス化炉内に噴出するとともに、前記燃料
噴出路と前記内筒を隔てて外筒の内周に形成されたガス
化剤通路から空気及び酸素を含むガス化剤を前記ガス化
炉内に噴出するようにしたガス化炉用バーナ及びこれを
用いたガス化剤供給方法に関する。
置の全体構成を示し、図において105はガス化炉であ
り、01は微粉炭及びチャーを溶融させて高温ガスを発
生させるコンバスタ、02は前記コンバスタ01で発生
した高温ガスにより後述するリダクタバーナ05から噴
出される微粉炭を加熱し熱分解させるガス化段を構成す
るリダクタである。前記コンバスタ01には、微粉炭供
給装置07からの微粉炭噴出用のコンバスタバーナ03
及びチャー供給装置013からのチャー噴出用のチャー
バーナ04が設けられている。また、前記微粉炭供給装
置07からの微粉炭噴出用のリダクタバーナ05が設け
られている。
熱分解ガスを搬送するための生成ガス管、012は該生
成ガス管011を送られてきた前記熱分解ガスからチャ
ーを分離するサイクロンであり、該サイクロンを012
にて分離されたチャーはチャー供給装置013によりチ
ャー供給管014及び前記チャーバーナ04を介して前
記コンバスタ01に供給されるようになっている。
炭供給管071を通して後述する搬送ガス管0140、
016に合流するようになっている。06は空気分離装
置で、空気から窒素と酸素とを分離するものである。該
空気分離装置06で分離された窒素は搬送ガス管016
を通り途中で前記石炭供給管071から合流された微粉
炭を前記コンバスタバーナ03に搬送し、また搬送ガス
管015を通り途中で前記石炭供給管071から合流さ
れた微粉炭を前記リダクタバーナ05に搬送し、さらに
搬送ガス管0140を通りチャーをチャー供給管014
を介してチャーバーナ04に搬送する。さらに、該空気
分離装置06で分離された酸素は、酸素供給管018を
経て前記コンバスタバーナ03への空気供給管017に
合流される。
バスタ01においては、前記コンバスタバーナ03から
窒素ガスにより搬送された微粉炭、及びガス化剤として
酸素が富化された空気が噴出されるとともに、前記のよ
うにチャーバーナ04から窒素ガスとともにチャーが供
給され、ガス化剤としての前記酸素が富化された空気に
より高温、高負荷燃焼が行われる。かかる燃焼によって
発生する2000℃程度の高温ガスは、上方にある前記
リダクタ02に送られる。一方、該コンバスタ01にお
ける高温燃焼によって前記石炭中の灰分が溶融化され、
溶融スラグとなってスラグホールから自然落下し、系外
に排出される。また、前記リダクタ02においては、前
記リダクタバーナ05から窒素により搬送された微粉炭
が噴出され、前記コンバスタ01からの高温ガスによっ
て熱分解され、ガス化が行われる。かかるガス化作用に
より生成された生成ガスは、該リダクタ02から送出さ
れ、生成ガス管011を通って前記サイクロン012に
入り、前記のようにチャーの分離がなされた後、ガスタ
ービン等の使用先に送られる。
ンバスタバーナ03に用いられるバーナガン、並びにこ
れへの燃料及びガス化剤供給装置の従来技術の一例を示
す。図4において、0100はバーナガンで、中心部に
燃料噴出路026が形成され、これの外側に環状のガス
化剤通路022が形成されている。025は前記燃料噴
出路026への燃料供給口、023は前記ガス化剤通路
022へのガス化剤供給口、027は燃料及びガス化剤
の炉内101への噴出口、020は該ガス化剤通路02
2と該噴出口027とを連通する複数の連絡孔である。
は窒素と酸素とが分離される。窒素は搬送ガス管016
を通り途中で微粉炭供給装置07から供給された微粉炭
を前記バーナガンの燃料供給口に搬送する。また酸素は
酸素供給管029を通って後述する空気供給管030に
合流する。一方、空気は空気加熱器021にて加熱さ
れ、空気供給管030に入り、途中で前記酸素供給管0
29からの酸素が混合され酸素が富化した300℃程度
の高温空気となって前記バーナガンのガス化剤供給口0
23に送り込まれる。
噴出路026からは80℃程度の燃料(微粉炭あるいは
チャー)が前記噴出口027を経て炉内101に噴出さ
れ、該燃料噴出路026の外側に形成されたガス化剤通
路022からは300℃程度の高温のガス化剤が前記連
絡孔020及び噴出口027を経て炉内101に噴出さ
れ、ガス化が促進される。
石炭ガス化装置においては、ガス火炉105内における
ガス化性能を高く保持するには、高酸素濃度で高温のガ
ス化剤を供給することが要求される。このため、図4に
示される従来のバーナガン並びに燃料及びガス化剤供給
装置にあっては、空気加熱器021にて加熱された空気
に、空気供給管030の途中で濃度90%程度の酸素を
混合し、該空気供給管030を通ってバーナガンのガス
化剤通路022に送り込まれる空気を、300℃程度の
高温で高濃度の酸素富化空気としている。しかしなが
ら、かかる従来技術にあっては、前記のような高温で高
濃度の酸素富化空気をバーナガン0100に供給するた
めに比較的長さの長い空気供給管030内を酸化性の強
い高温の空気が通流することとなり、配管の内壁に焼損
や高温腐食が発生し、配管系の破損に繋がるという問題
点を有している。
ス化炉用バーナへの燃料及びガス化剤供給手段を改良す
ることにより、ガス化剤供給用配管系およびガス化炉用
バーナの破損を防止しつつ、高酸素濃度のガス化剤の使
用を可能として、配管系およびガス化炉用バーナの耐久
性を保持し高いガス化性能を備えたガス化炉用バーナ及
びこれを用いたガス化剤供給方法を提供することを目的
とする。
決するもので、請求項1記載の発明として、円筒状の内
筒の内部に形成され搬送ガスにより搬送された微粉炭、
チャー等の燃料を前記ガス化炉内に噴出する燃料噴出路
と、円筒状の外筒の内周に前記燃料噴出路と前記内筒を
隔てて環状に形成され空気及び酸素を含むガス化剤を前
記ガス化炉内に噴出するガス化剤通路とを備えたガス化
炉用バーナにおいて、前記ガス化剤通路に接続され前記
ガス化剤としての空気を供給する空気供給口と、前記ガ
ス化剤通路に接続され前記ガス化剤としての酸素を供給
する酸素供給口とを備え、前記酸素供給口をバーナの長
手方向において前記空気供給口と前記燃料噴出路の燃料
供給口との間の部位に配置したことを特徴とするガス化
炉用バーナを提案する。
ーナの具体的構成に係り、請求項1において、前記酸素
供給口から前記ガス化剤通路に供給される酸素の温度を
前記空気供給口からガス化剤通路に供給される空気の温
度よりも低くなるように構成するとともに、前記酸素供
給口と前記空気供給口とを、該酸素供給口から供給され
た低温高濃度の酸素が前記ガス化剤通路を前記バーナの
長手方向に流動して前記空気供給口の開口部近傍におい
て該空気供給口からの高温の空気と合流し、該合流後に
おける前記ガス化剤中の酸素濃度が30容積%以上でか
つ合流後におけるガス化剤の温度が300℃近傍になる
ような長さで以って前記バーナの長手方向に離間して配
置したことを特徴とする。
の発明に係るガス化炉用バーナを使用する方法の発明に
係り、円筒状の内筒の内部に形成され搬送ガスにより搬
送された微粉炭、チャー等の燃料を前記ガス化炉内に噴
出する燃料噴出路と、円筒状の外筒の内周に前記燃料噴
出路と前記内筒を隔てて環状に形成され空気及び酸素を
含むガス化剤を前記ガス化炉内に噴出するガス化剤通路
とを備えたガス化炉用バーナを用いたガス化剤供給方法
において、前記ガス化剤通路の途中で該ガス化剤通路内
に空気を供給し、前記空気の供給位置よりも上流側から
該空気よりも低温の酸素を前記ガス化剤通路内に供給
し、該ガス化剤通路内において前記空気と酸素とを混合
することを特徴とする。
側に酸素供給口を配置するとともに該酸素供給口から設
定された距離をおいた下流側に空気供給口を設けたこ
と、即ち請求項2のように、燃料供給口から酸素供給口
までの距離酸素供給口と空気供給口との距離を、低温高
濃度酸素と高温空気とが混合してなるガス化剤中の酸素
濃度が30容積%以上でかつ合流後におけるガス化剤の
温度が300℃近傍になるような距離に設定したことに
より、ガス化炉用バーナに形成されたガス化剤通路内に
おいて高濃度の酸素と高温の空気とが十分に混合され
て、所望のガス化作用をなすに必要な高温、高酸素濃度
のガス化剤を生成することができる。
に形成されたガス化剤通路内において高濃度の酸素と高
温の空気とを混合させるので、前記空気供給用配管を通
して前記空気供給口に導入される空気は、従来のものの
ように高温で高濃度の酸素富化空気を用いることを要さ
ず、通常の300℃以上の加熱空気であればよい。従っ
て、かかる発明によれば、前記空気供給用配管の内壁
に、酸化性の強い高温の空気が通流することによる、配
管の焼損や高温腐食の発生が防止される。
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
ーナの全体断面図、図2はガス化炉用バーナが用いられ
る石炭ガス化装置全体構成図、図3は作用説明用線図で
ある。
はガス化炉であり、本発明に係るガス化炉用バーナは、
コンバスタ01に微粉炭及びチャーをガス化剤とともに
噴出し、これを溶融させて高温ガスを発生させるコンバ
スタバーナ03あるいはチャーバーナ04として用いら
れる。あるいは必要に応じてリダクタバーナ05として
用いても良い。
において、100はバーナガンで、次のように構成され
ている。1は円筒状の外筒、2は該外筒1の内側に挿設
された円筒状の内筒であり、両者の間に後述するガス化
剤通路4が形成された2重管構造となっている。該内筒
2の内部には、搬送ガスにより搬送された微粉炭、チャ
ー等の燃料が通流(噴出)する燃料噴出路3が形成さ
れ、前記外筒1の内周と前記内筒2の外周との間には環
状のガス化剤通路4が形成されている。7は前記燃料噴
出路3への燃料供給口である。11は炉内101への燃
料15及び前記ガス化剤16の噴出口で、前記燃料噴出
路3及びガス化剤通路4の出口端に連通されている。8
は前記燃料噴出路3の出口側外周に設けられた円筒状の
フィルタで、前記ガス化剤通路4を通流したガス化剤1
6の一部を濾過して前記噴出口11に送り出すものであ
る。10は前記ガス化剤通路4の出口端に炉内101に
面して設けられた保炎器、9は前記外筒1の出口寄り
(炉内101寄り)に巻装された冷却管である。
々連通される酸素供給口5及び空気供給口6が固着され
ている。前記酸素供給口5は、バーナガン100の長手
方向において、前記空気供給口6と前記燃料噴出路3へ
の燃料供給口7との間の部位に配置される。そして、前
記酸素供給口5と前記空気供給口6とは、これらの設置
位置、つまり前記燃料供給口7の端面Aから酸素供給口
5中心Bまでの距離S1、及び酸素供給口5中心Bと空
気供給口6中心Cとの距離S2は、該酸素供給口5から
供給された低温の酸素が前記ガス化剤通路4を前記バー
ナガン100の長手方向に流動して、前記空気供給口6
のガス化剤通路4への開口部近傍において該空気供給口
6からの高温の空気と合流し、該合流後における前記低
温の酸素及び高温の空気が混合してなるガス化剤中の酸
素濃度が30容積%以上でかつ合流後におけるガス化剤
の温度が300℃近傍になるような長さに設定される。
れる空気分離装置06の酸素出口に接続され、該酸素供
給口5を通って前記ガス化剤通路4に供給される酸素
が、その温度を100℃程度の低温に、かつその濃度を
90容積%以上の高濃度に保持されるようになってい
る。また、前記空気供給口6は、図2に示される空気加
熱器021の空気出口に接続されており、該空気加熱器
021にて300℃程度の高温に加熱された空気が該空
気供給口6を通って前記ガス化剤通路4に供給されるよ
うになっている。
えた石炭ガス化装置において、図2に示されるように、
空気分離装置06においては、空気から窒素と酸素とが
分離される。該空気分離装置06で分離された窒素は搬
送ガス管016を通り途中で前記石炭供給管071から
合流された微粉炭をコンバスタバーナ03に搬送し、ま
た搬送ガス管015を通り途中で前記石炭供給管071
から合流された微粉炭を前記リダクタバーナ05に搬送
し、さらに搬送ガス管0140を通り、チャーをチャー
供給管014を介してチャーバーナ04に搬送する。
100℃程度の低温の酸素は、その濃度を90容積%以
上に保持され、図2に破線で示される酸素供給管001
8を通ってバーナガン100の酸素供給口5に送られ
る。一方、空気は空気加熱器021にて300℃以上の
高温に加熱され、空気供給管017を通ってバーナガン
100の空気供給口6に送られる。
心部に形成された燃料噴出路026から80℃程度の燃
料(微粉炭あるいはチャー)が前記噴出孔11を経て炉
内101に噴出される。また、前記酸素供給口5から前
記ガス化剤通路4に導入された酸素は、前記のように、
その温度が100℃程度の低温で、かつ濃度90%以上
の高濃度を保持されて該ガス化剤通路4内を噴出口11
方向に通流する。一方前記酸素供給口5よりも下流側に
設けられた前記空気供給口6から前記ガス化剤通路4に
導入された空気は、前記のように、300℃以上の高温
に保持されている。
は、前記空気供給口6のガス化剤通路4への開口部近傍
において合流し、前記のように、燃料供給口7の端面A
から酸素供給口5中心Bまでの距離S1、及び酸素供給
口5中心Bと空気供給口6中心Cとの距離S2を、前記
該合流後における前記低温の酸素及び高温の空気が混合
してなるガス化剤中の酸素濃度が30容積%以上でかつ
合流後におけるガス化剤の温度が300℃近傍になるよ
うな長さに設定しているので、前記高濃度酸素と高温空
気との混合体は、酸素濃度30容積%程度でかつ300
℃程度の高温のガス化剤16となって、図1の実線矢印
のように、噴出口11から直接炉内101に噴出され、
その一部は前記フィルタ8を通過して異物を濾過された
後、噴出口11から炉内101に噴出される。かかるガ
ス化剤16の供給により、前記燃料のガス化が促進され
る。
おけるガス化剤16の温度及び酸素濃度の変化状況を示
す。図に示されるように、前記空気供給口6の開口部位
置Cにて低温高濃度の酸素O2と高温の空気(酸素量2
0%程度)とが混合することにより、酸素量O2=30
容積%程度、温度T=300℃程度のガス化剤16がバ
ーナガン100内で生成される。
におけるガス化剤通路4の上流側に酸素供給口5を配置
するとともに、該酸素供給口5から設定された距離S2
をおいた下流側に空気供給口6を設けたことにより、バ
ーナガン100に形成されたガス化剤通路4内において
高濃度の酸素と高温の空気とが十分に混合して、所望の
ガス化作用をなすに必要な高温、高酸素濃度のガス化剤
16を生成することができる。
に形成されたガス化剤通路4内において高濃度の酸素と
高温の空気とを混合させるので、前記空気供給管017
を通して前記空気供給口6に導入される空気は、従来の
もののように高温で高濃度の酸素富化空気を用いること
を要さず、通常の300℃以上の加熱空気であればよ
い。従って、かかる実施例によれば、前記空気供給管0
17を含む配管の内壁に、酸化性の強い高温の空気が通
流することによる焼損や高温腐食の発生が防止される。
発明によれば、ガス化剤通路の上流側に酸素供給口を配
置するとともに該酸素供給口から設定された距離をおい
た下流側に空気供給口を設けたことにより、ガス化炉用
バーナに形成されたガス化剤通路内において高濃度の酸
素と高温の空気とが十分に混合されて、所望のガス化作
用をなすに必要な高温、高酸素濃度のガス化剤を生成す
ることができる。
に形成されたガス化剤通路内において高濃度の酸素と高
温の空気とを混合させるので、前記空気供給用配管を通
して前記空気供給口に導入される空気は、従来のものの
ように高温で高濃度の酸素富化空気を用いることを要さ
ず、通常の300℃以上の加熱空気であればよい。従っ
て本発明によれば、空気供給用配管の内壁に、酸化性の
強い高温の空気が通流することによる、配管の焼損や高
温腐食の発生が防止される。
配管系およびガス化炉用バーナの破損を防止しつつ、高
酸素濃度のガス化剤の使用を可能として、配管系および
ガス化炉用バーナの耐久性を保持することができる。
体断面図である。
置全体構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状の内筒の内部に形成され搬送ガス
により搬送された微粉炭、チャー等の燃料を前記ガス化
炉内に噴出する燃料噴出路と、円筒状の外筒の内周に前
記燃料噴出路と前記内筒を隔てて環状に形成され空気及
び酸素を含むガス化剤を前記ガス化炉内に噴出するガス
化剤通路とを備えたガス化炉用バーナにおいて、 前記ガス化剤通路に接続され前記ガス化剤としての空気
を供給する空気供給口と、前記ガス化剤通路に接続され
前記ガス化剤としての酸素を供給する酸素供給口とを備
え、前記酸素供給口をバーナの長手方向において前記空
気供給口と前記燃料噴出路の燃料供給口との間の部位に
配置したことを特徴とするガス化炉用バーナ。 - 【請求項2】 前記酸素供給口から前記ガス化剤通路に
供給される酸素の温度を前記空気供給口からガス化剤通
路に供給される空気の温度よりも低くなるように構成す
るとともに、前記酸素供給口と前記空気供給口とを、該
酸素供給口から供給された低温高濃度の酸素が前記ガス
化剤通路を前記バーナの長手方向に流動して前記空気供
給口の開口部近傍において該空気供給口からの高温の空
気と合流し、該合流後における前記ガス化剤中の酸素濃
度が30容積%以上でかつ合流後におけるガス化剤の温
度が300℃近傍になるような長さで以って前記バーナ
の長手方向に離間して配置したことを特徴とする請求項
1記載のガス化炉用バーナ。 - 【請求項3】 円筒状の内筒の内部に形成され搬送ガス
により搬送された微粉炭、チャー等の燃料を前記ガス化
炉内に噴出する燃料噴出路と、円筒状の外筒の内周に前
記燃料噴出路と前記内筒を隔てて環状に形成され空気及
び酸素を含むガス化剤を前記ガス化炉内に噴出するガス
化剤通路とを備えたガス化炉用バーナを用いたガス化剤
供給方法において、 前記ガス化剤通路の途中で該ガス化剤通路内に空気を供
給し、前記空気の供給位置よりも上流側から該空気より
も低温の酸素を前記ガス化剤通路内に供給し、該ガス化
剤通路内において前記空気と酸素とを混合することを特
徴とするガス化剤供給方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000338372A JP3702167B2 (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | ガス化炉用バーナ及びこれを用いたガス化剤供給方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011075175A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Hitachi Ltd | 酸素燃焼ボイラプラント |
KR101270547B1 (ko) | 2012-03-20 | 2013-06-05 | 주식회사 포스코건설 | 미분탄 슬러리 분사장치 및 이를 구비한 석탄 가스화 장치 |
CN105864759A (zh) * | 2016-04-07 | 2016-08-17 | 山东中科洁能科技有限公司 | 新型低氮煤粉燃烧器 |
CN112178633A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-05 | 湖北赤焰热能工程有限公司 | 一种浓缩型双调风旋流燃烧器及方法 |
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