JP2002146216A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2002146216A
JP2002146216A JP2000339283A JP2000339283A JP2002146216A JP 2002146216 A JP2002146216 A JP 2002146216A JP 2000339283 A JP2000339283 A JP 2000339283A JP 2000339283 A JP2000339283 A JP 2000339283A JP 2002146216 A JP2002146216 A JP 2002146216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
weight
reactive silicon
parts
curable resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000339283A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Fukunaga
淳 福永
Kensuke Kondo
健介 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2000339283A priority Critical patent/JP2002146216A/ja
Publication of JP2002146216A publication Critical patent/JP2002146216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な表面残留タック、基材接着性を保持
し、且つ良好な塗料密着性を発現することのできる反応
性ケイ素基を有した有機重合体を含有する硬化性樹脂組
成物を提供すること。 【解決手段】 (a)1分子中に少なくとも1個の反応
性ケイ素基を有する有機重合体100重量部に対して、
(b)アルキルアリールスルホンアミドを10〜40重
量部含有することを特徴とする硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反応性ケイ素基を有
する有機重合体とアルキルアリールスルホンアミドを含
有する硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性ケイ素基とは、水酸基や加水分解
性基が結合したケイ素原子を有する基(以下、反応性ケ
イ素基という)であり、湿分等の存在下でシロキサン結
合を形成し、架橋することができる性質を有している。
反応性ケイ素基を有する有機重合体は、空気中の湿分等
により硬化し、ゴム状硬化物等を生成するという興味深
い性質を有している。このため、この重合体はシーリン
グ材や接着剤として用いられている。
【0003】シーリング材は構造物の隙間(目地)等に
充填施工、またシームシーラーのようにスプレー施工
し、硬化させ隙間をふさいで水密、気密を保つために用
いられるものである。シーリング材硬化物の表面には塗
料を塗布することが望まれる場合があるが、塗料とシー
ラント表面との密着力は必ずしも十分ではなく、特に溶
剤系塗料を使用した場合は十分と言えない問題点があっ
た。また、シーリング材表面の塗装において、シーリン
グ材の塗布後すぐに塗料と塗布せず、一晩中あるいは週
末中といった比較的長時間にわたり硬化するままにされ
ることが多い。この様な状況において、極度に悪い塗料
密着性を示すことが観察されている。これを解決しよう
としたのが特表平11−500759号(USP547
6889)である。
【0004】上記の方法では反応性ケイ素基を有する有
機重合体100重量部に対しアルキルアリールスルホン
アミドを50〜100重量部添加混合することを特徴と
しており、長時間硬化後であっても塗料密着性は大幅に
向上した。しかしその反面、表面残留タックの悪化やシ
ーリング材と被着体、特にアルミ基材との接着性が低下
するという新たな問題が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明は、良
好な表面残留タック、基材接着性を保持し、且つ良好な
塗料密着性を発現することのできる反応性ケイ素基を有
する有機重合体を含有する硬化性樹脂組成物を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、表面残留タックや基材
接着性といった物性と、塗料密着性とのどちらの性能も
損ねること無く兼ね備えた硬化性樹脂組成物を見い出
し、本発明に至った。
【0007】すなわち本発明は、(a)1分子中に少な
くとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体100
重量部に対して、(b)アルキルアリールスルホンアミ
ドを10〜40重量部含有することを特徴とする硬化性
樹脂組成物に関する。
【0008】好ましい実施態様としては、(a)1分子
中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合
体100重量部に対して、(b)アルキルアリールスル
ホンアミドを20〜40重量部含有することを特徴とす
る硬化性樹脂組成物に関する。
【0009】更に好ましい実施態様としては、(a)1
分子中に少なくとも1つの反応性ケイ素基を有する有機
重合体の反応性ケイ素基がアルコキシシリル基である前
記いずれか記載の硬化性樹脂組成物に関する。
【0010】更に好ましい実施態様としては、(b)ア
ルキルアリールスルホンアミドが、N−ブチルベンジル
スルホンアミド、N−エチルベンジルスルホンアミド、
N−ブチル−p−トルエンスルホンアミド、N−エチル
−p−トルエンスルホンアミド、N−ブチル−o−トル
エンスルホンアミド、およびN−エチル−o−トルエン
スルホンアミドからなる群より選択される1又は2以上
の前記いずれかに記載の硬化性樹脂組成物に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に使用される(a)1分子
中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合
体の主鎖骨格は特に制限はなく、各種の主鎖骨格を持つ
ものを使用することができる。
【0012】具体的には、ポリオキシエチレン、ポリオ
キシプロピレン、ポリオキシブチレン、ポリオキシテト
ラメチレン、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ン共重合体、ポリオキシプロピレン−ポリオキシブチレ
ン共重合体等のポリオキシアルキレン系重合体;エチレ
ン−プロピレン系共重合体、ポリイソブチレン、イソブ
チレンとイソプレン等との共重合体、ポリクロロプレ
ン、ポリイソプレン、イソプレンあるいはブタジエンと
アクリロニトリルおよび/またはスチレン等との共重合
体、ポリブタジエン、イソプレンあるいはブタジエンと
アクリロニトリル、および/またはスチレン等との共重
合体、これらのポリオレフィン系重合体に水素添加して
得られる水添ポリオレフィン系重合体等の炭化水素系重
合体;アジピン酸等の2塩基酸とグリコールとの縮合、
または、ラクトン類の開環重合で得られるポリエステル
系重合体;エチルアクリレート、ブチルアクリレート等
のモノマーをラジカル重合して得られるポリアクリル酸
エステル、エチルアクリレート、ブチルアクリレート等
のアクリル酸エステルと、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート、スチレン等とのアクリル酸
エステル共重合体等のアクリル酸エステル系重合体;前
記有機重合体中でのビニルモノマーを重合して得られる
グラフト重合体;ポリサルファイド系重合体;ε−カプ
ロラクタムの開環重合によるナイロン6、ヘキサメチレ
ンジアミンとアジピン酸の縮重合によるナイロン6・
6、ヘキサメチレンジアミンとセバシン酸の縮重合によ
るナイロン6・10、ε−アミノウンデカン酸の縮重合
によるナイロン11、ε−アミノラウロラクタムの開環
重合によるナイロン12、上記のナイロンのうち2成分
以上の成分を有する共重合ナイロン等のポリアミド系重
合体;たとえばビスフェノールAと塩化カルボニルより
縮重合して製造されるポリカーボネート系重合体、ジア
リルフタレート系重合体等が例示される。上記主鎖骨格
をもつ重合体のうち、ポリエステル系重合体、アクリル
酸エステル系重合体、アクリル酸エステル系共重合体、
ポリオキシアルキレン系重合体、炭化水素系重合体、ポ
リカーボネート系重合体等が好ましく、さらに本質的に
一般式(1):
【0013】
【化1】 (式中、R1は2価の有機基であり、炭素数1〜14の
直鎖状もしくは分岐アルキレン基が好ましい。)で示さ
れる繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン系重合
体は比較的ガラス転移温度が低く、得られる硬化物が耐
寒性に優れることから特に好ましい。
【0014】一般式(1)におけるR1は、炭素数1〜
14の、さらには2〜4の、直鎖状もしくは分岐状アル
キレン基が好ましい。一般式(1)で示される繰り返し
単位の具体例としては、例えば、
【0015】
【化2】 等があげられる。ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖
骨格は、1種類だけの繰り返し単位からなってもよい
し、2種類以上の繰り返し単位からなってもよい。特に
シーラント等に使用される場合には、オキシプロピレン
を主成分とする重合体から成るのが好ましい。
【0016】ポリオキシアルキレン系重合体の合成法と
しては、たとえばKOHのようなアルカリ触媒による重
合法、たとえば特開昭61−215623号に示される
有機アルミニウム化合物とポルフィリンとを反応させて
得られる錯体のような前期遷移金属化合物−ポルフィリ
ン錯体触媒による重合法、たとえば特公昭46−272
50号および特公昭59−15336号などに示される
複金属シアン化物錯体触媒による重合法等があげられる
が、特に限定されるものではない。
【0017】上記オキシアルキレン系重合体の主鎖骨格
中にはオキシアルキレン系重合体の特性を大きく損なわ
ない範囲でウレタン結合成分等の他の成分を含んでいて
もよい。
【0018】上記ウレタン結合成分としては特に限定さ
れず、たとえばトルエン(トリレン)ジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート等の芳香族系ポリイソシアネート;イソ
フォロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート等の脂肪族系ポリイソシアネートと上記一般式
(1)の繰り返し単位を有するポリオールとの反応から
得られるもの等をあげることができる。
【0019】(a)成分中に含有される反応性ケイ素基
はケイ素原子に結合した水酸基又は加水分解性基を有
し、シロキサン結合を形成することにより架橋しうる基
である。代表例としては、一般式(2):
【0020】
【化3】 (式中、R2およびR3は、いずれも炭素数1〜20のア
ルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜2
0のアラルキル基またはR4SiO−(R4は炭素数1〜
20の1価の炭化水素基であり、3個のR4は同一であ
ってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオル
ガノシロキシ基を示し、R2またはR3が2個以上存在す
るとき、それらは同一であってもよく、異なっていても
よい。Xは水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個
以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異な
っていてもよい。aは0、1または2を、bは0、1、
2または3を、それぞれ示す。またp個の一般式
(3):
【0021】
【化4】 におけるaは同一である必要はない。pは0〜19の整
数を示す。但し、Σa+b≧1を満足するものとす
る。)で表わされる基があげられる。
【0022】上記Xで示される加水分解性基としては、
特に限定されず、従来公知の加水分解性基であればよ
い。具体的には、たとえば水素原子、ハロゲン原子、ア
ルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミ
ノ基、アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカ
プト基、アルケニルオキシ基等があげられる。これらの
内では、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケ
トキシメート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ
基、メルカプト基およびアルケニルオキシ基が好まし
く、加水分解性が穏やかで取扱やすいという観点からア
ルコキシ基が特に好ましい。
【0023】該加水分解性基や水酸基は1個のケイ素原
子に1〜3個の範囲で結合することができ、Σa+bは
1〜5の範囲が好ましい。加水分解性基や水酸基が反応
性ケイ素基中に2個以上結合する場合には、それらは同
一であってもよく、異なっていてもよい。
【0024】前記反応性ケイ素基を形成するケイ素原子
は1個でもよく、2個以上であってもよいが、シロキサ
ン結合等により連結されたケイ素原子の場合には、20
個程度あってもよい。
【0025】なお、一般式(4):
【0026】
【化5】 (式中、R3,X,bは前記と同じ)で表わされる反応
性ケイ素基が、入手が容易である点から好ましい。また
上記一般式(3)、(4)におけるR2およびR3の具体
例としては、たとえばメチル基、エチル基等のアルキル
基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル
基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基や、R
4がメチル基、フェニル基等であるR4 3SiO−で示さ
れるトリオルガノシロキシ基等があげられる。これらの
中ではメチル基が好ましい。さらに反応性ケイ素基の具
体的な構造としては、トリメトキシシリル基、メチルジ
メトキシシリル基、トリエトキシシリル基、メチルジエ
トキシシリル基が特に好ましい。また、反応性ケイ素基
としては1種で使用しても良く、2種以上併用してもか
まわない。
【0027】反応性ケイ素基の導入は公知の方法で行え
ばよい。すなわち、たとえば以下の方法があげられる。
【0028】(イ)分子中に水酸基等の官能基を有する
有機重合体に、この官能基に対して反応性を示す活性基
および不飽和基を有する有機化合物を反応させ、不飽和
基を含有する有機重合体を得る。もしくは、不飽和基含
有エポキシ化合物との共重合により不飽和基含有有機重
合体を得る。ついで得られた反応生成物に反応性ケイ素
基を有するヒドロシランを作用させてヒドロシリル化す
る。
【0029】(ロ)(イ)法と同様にして得られた不飽
和基を含有する有機重合体にメルカプト基および反応性
ケイ素基を有する化合物を反応させる。
【0030】(ハ)分子中に水酸基、エポキシ基やイソ
シアネート基等の官能基を有する有機重合体に、この官
能基に対して反応性を示す官能基および反応性ケイ素基
を有する化合物を反応させる。以上の方法のなかで、
(イ)の方法、または(ハ)のうち末端に水酸基を有す
る重合体とイソシアネート基および反応性ケイ素基を有
する化合物を反応させる方法が好ましい。
【0031】(a)成分の重合体は直鎖状、または分岐
を有してもよく、その分子量は500〜50,000程
度、より好ましくは1,000〜30,000である。
含有される反応性ケイ素基は重合体1分子中に少なくと
も1個、好ましくは1.1〜5個存在するのがよい。分
子中に含まれる反応性ケイ素基の数が1個未満になる
と、硬化性が不充分になり、また多すぎると網目構造が
あまりに密となるため良好な機械特性を示さなくなる。
【0032】(a)成分の具体例としては、特公昭45
−36319号、同46−12154号、特開昭50−
156599号、同54−6096号、同55−137
67号、同55−13468号、同57−164123
号、特公平3−2450号、米国特許 3,632,5
57、米国特許 4,345,053、米国特許 4,
366,307、米国特許 4,960,844等の各
公報に提案されているもの、また特開昭61−1976
31号、同61−215622号、同61−21562
3号、同61−218632号の各公報に提案されてい
る数平均分子量6,000以上、Mw/Mnが1.6以
下の高分子量で分子量分布が狭いオキシアルキレン系重
合体が例示できるが、特にこれらに限定されるものでは
ない。
【0033】上記の反応性ケイ素基を有する有機重合体
は、単独で使用してもよいし2種以上併用してもよい。
また、反応性ケイ素基を有するビニル系重合体をブレン
ドしてなる有機重合体も使用できる。
【0034】反応性ケイ素基を有するビニル系重合体を
ブレンドしてなる有機重合体の製造方法は、特開昭59
−122541号、同63−112642号、同特開平
6−172631号等に提案されている。好ましい具体
例は、反応性ケイ素基を有し分子鎖が実質的に、下記一
般式(5):
【0035】
【化6】 (式中、R5は炭素数1〜8のアルキル基、R6は水素原
子またはメチル基を示す)で表される炭素数1〜8のア
ルキル基を有するアクリル酸エステル単量体単位および
(または)メタアクリル酸エステル単量体単位と、下記
一般式(6):
【0036】
【化7】 (式中、R5は前記に同じ、R7は炭素数10以上のアル
キル基を示す)で表される炭素数10以上のアルキル基
を有するアクリル酸エステル単量体単位および(また
は)メタクリル酸アルキルエステル単量体単位からなる
共重合体に、反応性ケイ素基を有する有機重合体をブレ
ンドして製造する方法である。
【0037】前記一般式(5)のR6としては、たとえ
ばメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、t
−ブチル基、2−エチルヘキシル基等の炭素数1〜8、
好ましくは1〜4、さらに好ましくは1〜2のアルキル
基があげられる。なお、R6のアルキル基は単独でもよ
く、2種以上混合していてもよい。
【0038】前記一般式(6)のR7としては、たとえ
ばラウリル基、トリデシル基、セチル基、ステアリル
基、ベヘニル基等の炭素数10以上、通常は10〜3
0、好ましくは10〜20の長鎖のアルキル基があげら
れる。なお、R7のアルキル基はR6の場合と同様、単独
でもよく、2種以上混合したものであってもよい。
【0039】該ビニル系共重合体の分子鎖は実質的に式
(5)及び式(6)の単量体単位からなるが、ここでい
う実質的にとは該共重合体中に存在する式(5)及び式
(6)の単量体単位の合計が50重量%をこえることを
意味する。式(5)及び式(6)の単量体単位の合計は
好ましくは70重量%以上である。
【0040】また式(5)の単量体単位と式(6)の単
量体単位の存在比は、重量比で95:5〜40:60が
好ましく、90:10〜60:40がさらに好ましい。
【0041】該共重合体に含有されていてもよい式
(5)及び式(5)以外の単量体単位としては、たとえ
ばアクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸;アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド等のアミド基、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等
のエポキシ基、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタクリレート、アミノエチルビニ
ルエーテル等のアミノ基を含む単量体;その他アクリロ
ニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、アルキルビ
ニルエーテル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、エチレン等に起因する単量体単位があげられ
る。
【0042】該共重合体は、数平均分子量で500〜1
00,000のものが取り扱いの容易さの点から好まし
い。
【0043】該共重合体が有する反応性ケイ素基は、一
般式(7):
【0044】
【化8】 (式中、R8およびR9は、いずれも炭素数1〜20の置
換もしくは非置換の1価の有機基またはトリオルガノシ
ロキシ基、Xは水酸基または異種もしくは同種の加水分
解性基、cは0、1または2の整数、dは0、1、2ま
たは3の整数でΣc+d≧1を満足するものとする。q
は0〜19の整数)で表される。経済性等の点から好ま
しい反応性ケイ素基は、一般式(8):
【0045】
【化9】 (式中、R9、X、dは前記に同じ)で表される基であ
る。
【0046】該共重合中の反応性ケイ素基の個数は充分
な硬化性を得る点から1分子平均1個以上、さらには
1.1個以上、とくには1.5個以上が好ましい。
【0047】式(7)における加水分解性基の具体例と
しては、たとえばハロゲン原子、水素原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基等があげられる。これらのうちでも加水分解性の
緩やかさの点からメトキシ基、エトキシ基等のアルコキ
シ基が好ましい。
【0048】また式(7)におけるR8およびR9の具体
例としては、たとえばメチル基、エチル基等のアルキル
基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル
基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基等があ
げられる。さらにR8およびR9はR4 3SiO−(R4
前記に同じ)で示されるトリオルガノシロキシ基であっ
てもよい。これらのうちではメチル基がとくに好まし
い。
【0049】さらに、反応性ケイ素基を有するビニル系
重合体をブレンドしてなる有機重合体の製造方法として
は、他にも、反応性ケイ素基を有する有機重合体の存在
下で(メタ)アクリル酸エステル系単量体の重合を行う
方法が利用できる。この製造方法は、特開昭59−78
223号、特開昭59−168014号、特開昭60−
228516号、特開昭60−228517号等の各公
報に具体的に開示されているが、これらに限定されるも
のではない。
【0050】本発明に使用される(b)アルキルアリー
ルスルホンアミドは、(a)1分子中に少なくとも1個
の反応性ケイ素基を有する有機重合体に対して化学的に
不活性であり、つまり上記有機重合体と化学的に反応し
ない。
【0051】この様なアルキルアリールスルホンアミド
は、一般式(9)
【0052】
【化10】 (式中R10は水素原子またはメチル基を表し、φはフェ
ニレン基(即ちC64=)を表し、R11は1〜8個の炭
素原子を有する低級アルキル基であり、1〜8個の炭素
原子を有する置換または非置換、分岐または非分岐のア
ルキル基である。)で表される化合物を含む。この様な
アルキルアリールスルホンアミドとしては、N−ブチル
ベンジルスルホンアミド、N−エチルベンジルスルホン
アミド、N−ブチル−p−トルエンスルホンアミド、N
−エチル−p−トルエンスルホンアミド、N−ブチル−
o−トルエンスルホンアミド、およびN−エチル−o−
トルエンスルホンアミドの単独使用もしくはそれらの組
み合わせが例示されるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0053】本発明の硬化性組成物は、(a)1分子中
に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体
100重量部に対して、(b)アルキルアリールスルホ
ンアミドを10〜40重量部含有することを要し、より
良好な塗料密着性が得られるという点で20〜40重量
部が好ましい。(b)アルキルアリールスルホンアミド
が(a)成分100重量部に対して、10重量部よりも
少ないと、塗料密着性が不十分となるために不都合であ
り、40重量部より多いと、残留タックの悪化及び基材
接着性が低下するため不都合である。
【0054】さらに本発明の組成物には、反応性ケイ素
基の反応を促進するシラノール縮合触媒が含有されてい
てもよい。この様なシラノール縮合触媒としては、テト
ラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、テト
ライソプロピルチタネート、チタンテトラアセチルアセ
トナート等のチタン酸エステル類;ジブチルすずジラウ
レート、ジブチルすずマレエート、ジブチルすずジアセ
テート、オクチル酸すず、ナフテン酸すず、ステアリン
酸すず、バーサチック酸すず、ジブチルすずオキサイド
とフタル酸エステルとの反応物、ジブチルすずジアセチ
ルアセトナート等の有機すず化合物類;アルミニウムト
リスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチル
アセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチ
ルアセトアセテート等の有機アルミニウム化合物類;ビ
スマス−トリス(2−エチルヘキソエート)、ビスマス
−トリス(ネオデカノエート)等のビスマス塩と有機カ
ルボン酸または有機アミンとの反応物等;ジルコニウム
テトラアセチルアセトナート、チタンテトラアセチルア
セトナート等のキレート化合物類;オクチル酸鉛等の有
機鉛化合物;ナフテン酸鉄等の有機鉄化合物;有機バナ
ジウム化合物;ブチルアミン、オクチルアミン、ラウリ
ルアミン、ジブチルアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、オレイルアミ
ン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジエチル
アミノプロピルアミン、キシリレンジアミン、トリエチ
レンジアミン、グアニジン、ジフェニルグアニジン、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−エチル−
4−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7(DBU)等のアミン系
化合物あるいはそれらのカルボン酸等との塩;過剰のポ
リアミンと多塩基酸とから得られる低分子量ポリアミド
樹脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合物との反応生成
物等が例示されるが、これらに限定されるものではな
く、一般に使用されている縮合触媒を用いることができ
る。これらのシラノール触媒は単独で使用してもよく、
2種以上併用してもよい。これらのシラノール縮合触媒
のうち、有機金属化合物類、または有機金属化合物類と
アミン系化合物の併用系が硬化性の点から好ましい。さ
らには、硬化速度が速い点からジブチルすずマレエー
ト、ジブチルすずオキサイドとフタル酸エステルとの反
応物、ジブチルすずジアセチルアセトナートが好まし
い。また、復元率の高い硬化性樹脂組成物が得られると
いう点から、ジオクチル酸すずとラウリルアミンの併用
系が好ましく、とくに反応性ケイ素基含有有機重合体
(a)100重量部に対してジオクチル酸すず0.5か
ら10重量部、ラウリルアミン0.1から10重量部添
加するのが好ましい。
【0055】本発明の硬化性樹脂組成物には上記以外に
も必要に応じて充填剤、可塑剤、垂れ防止剤、着色剤、
シランカップリング剤、補強性樹脂、保存安定性改良
剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化剤、オゾ
ン劣化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連鎖禁止
剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤等の各
種添加剤を配合してもよい。
【0056】上記充填剤としては、ヒュームシリカ、沈
降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブ
ラックの如き補強性充填剤;炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、
カオリン、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナイ
ト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、ガラスバルー
ン、シラスバルーン、有機バルーン、有機繊維および無
機繊維等の如き充填剤等が使用できる。
【0057】これら充填剤の使用により強度の高い硬化
物を得たい場合には、主にヒュームシリカ、沈降性シリ
カ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラック、
表面処理微細炭酸カルシウム、焼成クレー、クレー、お
よび活性亜鉛華等から選ばれる充填剤を有機重合体
(a)成分100重量部に対し、1〜200重量部の範
囲で使用すれば好ましい結果が得られる。また、低強度
で伸びが大である硬化物を得たい場合には、主に酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、酸
化第二鉄、酸化亜鉛、およびシラスバルーン等から選ば
れる充填剤を(a)成分100重量部に対し、5〜50
0重量部の範囲で使用すれば好ましい結果が得られる。
もちろんこれら充填剤は1種類のみで使用してもよい
し、2種類以上混合使用してもよい。
【0058】上記可塑剤としては、ジイソデシルフタレ
ート、ジウンデシルフタレート、ジイソウンデシルフタ
レート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、
ブチルベンジルフタレート等の如きフタル酸エステル
類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシル、セバ
シン酸ジブチル等の如き脂肪族二塩基酸エステル類;ジ
エチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリト
ールエステル等の如きグリコールエステル類;オレイン
酸ブチル、アセチルリシノール酸メチルの如き脂肪族エ
ステル類;リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、
リン酸オクチルジフェニル等の如きリン酸エステル類、
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステ
アリン酸ベンジル等の如きエポキシ可塑剤類;2塩基酸
と2価アルコールとのポリエステル類等のポリエステル
系可塑剤;ポリプロピレングリコールやその誘導体等の
ポリエーテル類;ポリ−α−メチルスチレン、ポリスチ
レン等のポリスチレン類;ポリブタジエン、ブタジエン
−アクリロニトリル共重合体、ポリクロロプレン、ポリ
イソプレン、ポリイソブテン、パラフィン系炭化水素、
ナフテン系炭化水素、パラフィン−ナフテン系混合炭化
水素、塩素化パラフィン類等の可塑剤が単独または2種
類以上の混合物の形で任意に使用できる。
【0059】これら可塑剤と、充填剤を併用すると、硬
化物の伸びを大きくできたり、多量の充填剤を混入でき
たりするので効果的である。
【0060】上記垂れ防止剤としては、水添ヒマシ油誘
導体;ポリアミドワックス;ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム等の
金属石ケン類等があげられるが、使用目的または充填
剤、補強材等の配合により必用な場合、適宜使用すれば
よい。
【0061】上記着色剤としては、必要に応じて通常の
無機顔料、有機顔料、染料等を使用しうる。
【0062】上記シランカップリング剤としては、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、 N−(β−アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−
(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、1,3−ジアミノイソプロピルトリメト
キシシラン等の如きアミノ基含有シラン類;γ−メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルジメトキシシラン等の如きメルカプト基含有シラン
類;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アクリロイルオキシプロピルメチルジメト
キシシラン等の如きビニル型不飽和基含有シラン類;γ
−クロロプロピルトリメトキシシラン等の如き塩素原子
含有シラン類;γ−イソシアネートプロピルトリエトキ
シシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキ
シシラン等の如きイソシアネート含有シラン類;メチル
ジメトキシシラン、トリメトキシシラン、メチルジエト
キシシラン等の如きハイドロシラン類等が具体的に例示
されうるが、これらに限定されるものではない。
【0063】本発明における(a)有機重合体および
(b)アルキルアリールスルホンアミドからなる組成物
の調製方法の具体的な例としては、(a)有機重合体に
(b)アルキルアリールスルホンアミドとを添加し、必
要に応じて撹拌条件等を適宜調整し、均一に分散させれ
ばよい。他にも、各成分をミキサー、ロール、またはニ
ーダー等を用いて混合するといった方法も採用されう
る。
【0064】また、以上のようにして得られる組成物
は、1液型はもちろん多液型の硬化性樹脂組成物にも適
用できる。1液型の場合は、実質的に水分のない状態で
本発明組成物を調製することによって得られ、密閉状態
に保存すれば長期間の貯蔵に耐え、大気中に曝すれば表
面より硬化を開始する。
【0065】本発明の硬化性樹脂組成物は、弾性シーリ
ング材として建造物、土木工事、工業用途等の分野に有
用であり、接着剤、注入剤、コーティング材としても使
用できる。
【0066】
【実施例】(実施例1)国際公開第91/13928号
の合成例1に記載された方法により合成された分子内に
反応性ケイ素基を有するポリオキシプロピレン(数平均
分子量15000、Mw/Mn=1.1)100重量
部、表面処理膠質炭酸カルシウム(平均粒径:0.08
μm、商品名:白艶華CCR(白石工業社製))120
重量部、フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデシル
フタレート)50重量部、N−エチル−p−トルエンス
ルホンアミド(商品名:トップサイザー3号(富士アミ
ドケミカル社製))10重量部、酸化チタン20重量
部、水添ヒマシ油3重量部、老化防止剤としてスチレン
化フェノール1重量部、脱水剤としてビニルトリメトキ
シシラン(商品名:A−171(日本ユニカー株式会社
製))2重量部、接着付与剤としてN−β−(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(商品
名:A−1120(日本ユニカー株式会社製))3重量
部、硬化触媒としてジブチル錫ビスアセチルアセテート
2重量部を混練し硬化性樹脂組成物を得た。 (実施例2)フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデ
シルフタレート)を40重量部、N−エチル−p−トル
エンスルホンアミドを20重量部に変更した以外は実施
例1と同様の方法で、硬化性樹脂組成物を得た。 (実施例3)フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデ
シルフタレート)を30重量部、N−エチル−p−トル
エンスルホンアミドを30重量部に変更した以外は実施
例1と同様の方法で、硬化性樹脂組成物を得た。 (実施例4)フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデ
シルフタレート)を20重量部、N−エチル−p−トル
エンスルホンアミドを40重量部に変更した以外は実施
例1と同様の方法で、硬化性樹脂組成物を得た。 (比較例1)フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデ
シルフタレート)を10重量部、N−エチル−p−トル
エンスルホンアミドを50重量部に変更した以外は実施
例1と同様の方法で、硬化性樹脂組成物を得た。 (比較例2)フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデ
シルフタレート)添加せず、N−エチル−p−トルエン
スルホンアミドを60重量部に変更した以外は実施例1
と同様の方法で、硬化性樹脂組成物を得た。 (比較例3)N−エチル−p−トルエンスルホンアミド
を添加せず、フタル酸エステル系のDIDP(ジイソデ
シルフタレート)60重量部に変更した以外は実施例1
と同様の方法で、硬化性樹脂組成物を得た。
【0067】以上のようにして得られた実施例1〜4、
比較例1〜3の組成物を3mmの厚さに延ばし、23
℃、55%RHの条件で硬化させ、1日後に硬化物表面
に市販工業用塗料および市販建築用塗料6種類を刷毛で
塗装し、7日後にニチバン製セロハンテープを用いて2
mm間隔の碁盤目試験(25個)を行い、塗料密着性を
評価した。評価は全碁盤目数に対するシーラント表面に
残存する碁盤目数により判定し、それらを百分率(%)
とし100〜80%を○、80〜40%を△、40〜0
%を×とした。また、実施例1〜4、比較例1〜3の組
成物をそれぞれ軟膏缶蓋に流し込み、23℃、55%湿
度で7日間養生し、組成物表面に軽く触れ、残留タック
を評価した。評価は◎は全くべたつかない、○は少々べ
たつく程度、△は軟膏缶蓋が少し持ち上がる程度、×は
てにひっつき軟膏缶蓋が持ち上がる程度とした。
【0068】結果を表1に示す。
【0069】
【表1】 表1より、アルキルアリールスルホンアミドを添加した
配合、特に有機重合体(a)100重量部に対し20重
量部以上添加している実施例2〜4、比較例1、2は良
好な塗料密着性を示したのに対し、アルキルアリールス
ルホンアミド添加量の少ない実施例1、さらにはアルキ
ルアリールスルホンアミドを含まない比較例3の塗料密
着性は不十分であった。またアルキルアリールスルホン
アミドを含まない比較例3と比べてアルキルアリールス
ルホンアミド添加量が増える程、残留タックが増大し
た。
【0070】さらに、実施例1〜4、比較例1〜3の組
成物を各種基材に密着させるようにのせ、23℃、55
%RHの条件で7日間硬化養生させて基材接着性評価用
のサンプルを作製した。基材と硬化物の間に切り込みを
入れ、硬化物を持って引き剥がし、接着界面の破壊状態
を観察し接着性の評価を行った。破壊モードを判定し、
凝集破壊率が100〜90%を◎、90〜50%を○、
50〜20%を△、20〜0%を×とした。結果を表2
に示す。
【0071】
【表2】 表2より実施例1〜3、比較例3では良好な接着性を示
したのに対し、比較例1、2の接着性は不十分であっ
た。
【0072】
【発明の効果】良好な表面残留タック、各種基材に対す
る接着性を保持し、且つ良好な塗料密着性を発現するこ
とのできる反応性ケイ素基を有した有機重合体を含有す
る硬化性樹脂組成物を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AA001 AC031 AC061 AC071 AC081 AC091 BB151 BB171 BB181 BC051 BC061 BC071 BF021 BF051 BG041 BG061 BG101 BN031 CF031 CF191 CG001 CH021 CL011 CL031 CN021 EV286 FD010 FD020 FD146 GJ01 GJ02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1分子中に少なくとも1個の反応
    性ケイ素基を有する有機重合体100重量部に対して、
    (b)アルキルアリールスルホンアミドを10〜40重
    量部含有することを特徴とする硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (a)1分子中に少なくとも1個の反応
    性ケイ素基を有する有機重合体100重量部に対して、
    (b)アルキルアリールスルホンアミドを20〜40重
    量部含有することを特徴とする硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)1分子中に少なくとも1つの反応
    性ケイ素基を有する有機重合体の反応性ケイ素基がアル
    コキシシリル基である請求項1又は2記載の硬化性樹脂
    組成物。
  4. 【請求項4】 (b)アルキルアリールスルホンアミド
    が、N−ブチルベンジルスルホンアミド、N−エチルベ
    ンジルスルホンアミド、N−ブチル−p−トルエンスル
    ホンアミド、N−エチル−p−トルエンスルホンアミ
    ド、N−ブチル−o−トルエンスルホンアミド、および
    N−エチル−o−トルエンスルホンアミドからなる群よ
    り選択される1又は2以上の請求項1〜3記載の硬化性
    樹脂組成物。
JP2000339283A 2000-11-07 2000-11-07 硬化性樹脂組成物 Pending JP2002146216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000339283A JP2002146216A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 硬化性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000339283A JP2002146216A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 硬化性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002146216A true JP2002146216A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18814376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000339283A Pending JP2002146216A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 硬化性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002146216A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017111121A1 (ja) 2015-12-24 2017-06-29 株式会社カネカ 積層体の製造方法、および積層体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017111121A1 (ja) 2015-12-24 2017-06-29 株式会社カネカ 積層体の製造方法、および積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0268780B1 (en) Curable composition containing a silicon functional organic polymer
US6410640B1 (en) One-pack type curable resin composition
JP4628548B2 (ja) 2液型硬化性組成物及びこれに用いる硬化剤技術分野
JP5080419B2 (ja) 硬化性組成物
US6569980B1 (en) Curable resin compositions
EP0319896B1 (en) A curable composition
JP2001311056A (ja) 被着体の接着方法
JP2000345054A (ja) 1液型硬化性樹脂組成物
JPH0565404A (ja) 硬化性組成物
JPH02102237A (ja) 硬化性組成物
JP4800770B2 (ja) 硬化性組成物
US7820749B2 (en) Curable resin composition
US5286780A (en) Curable composition
EP1035170A2 (en) Moisture curable oxyalkylene polymer containing composition
JP4885544B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
JP5392564B2 (ja) 複数のポリオキシアルキレン系重合体を用いるスピーカー組立用接着剤
JP5392563B2 (ja) スピーカー組立用接着剤
JP5991056B2 (ja) 硬化性組成物、及びこの硬化性組成物を介在させて接着構造体を製造する方法
JP3105130B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP2002146216A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP2995310B2 (ja) 硬化性組成物
JP2711396B2 (ja) 硬化性樹脂組成物の深部硬化性を改善する方法
JP5610279B2 (ja) 塗料密着性に優れる湿分硬化性シーリング材
JPH10168299A (ja) 塗料密着性に優れる硬化性組成物
JPH0665509A (ja) 硬化性組成物