JP2002145891A - ステロイドスルファターゼインヒビター - Google Patents
ステロイドスルファターゼインヒビターInfo
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Abstract
ァターゼ活性を阻害し得る新規化合物、エステロゲン依
存性腫瘍の治療において有効な薬学的組成物、乳ガンの
治療において有効な薬学的組成物、哺乳動物、特にヒト
のエステロゲン依存性腫瘍を治療する方法、哺乳動物、
特に女性の乳ガンを治療する方法を提供すること。 【解決手段】次式のスルホネートエステルおよびホスホ
ネートエステルおよびそれらの薬学的に受容可能な塩: 【化1】 ここで、Rは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケ
ニルおよびアリールから選択され;Xは、PまたはSで
あり;Yは、XがPであるとき、OHであり;そしてX
がSであるとき、Oである;そして−O−多環基は、多
環式アルコールの残基を表し、該多環式アルコールは、
そのスルフェートが、ステロイドスルファターゼ活性を
有する酵素の基質である多環式アルコールである。
Description
テロイドスルファターゼインヒビターとして用いられる
新規化合物、および該化合物を含有する薬学的組成物に
関する。
3−位にスルフェート基を有するステロイド前駆体、ま
たはプロホルモン(本明細書中で以後ステロイドスルフ
ェートという)は、ヒト体内におけるステロイド代謝の
中間体として重要な役割を果たすことが知られている。
例えば、エストロンスルフェートおよびデヒドロエピア
ンドロステロン(DHA)スルフェートは、体内におい
てエストロンおよびエストラジオールのようなエストロ
ゲンの生成における中間体として重要な役割を果たすこ
とが知られている。例えば、エストロンスルフェート
は、特に、閉経後の女性に特有な主要な循環エストロゲ
ン前駆体の一つを表し、そして乳房の腫瘍におけるエス
トロンスルファターゼ活性は、エストロゲン形成に関わ
る他の酵素より100〜1000倍大きい(James
ら,Steroids,50,269−279(198
7))。
ラジオールのようなエストロゲン、特にそれらの過剰生
成は、乳ガンのような悪性状態に強く関係しており(B
reast Cancer,Treatment an
d Prognosis:R.A.Stoll編,p
p.156−172,Blackwell Scien
tific Publications(1986)を
参照のこと)、そしてエストロゲン生成のコントロール
は、多くの抗癌治療、例えば、化学療法および手術(例
えば、卵巣摘出および副腎摘出)の特定の標的である。
内分泌治療に関心が持たれる限りは、これまでの努力
は、アロマターゼインヒビターに集中する傾向があっ
た。すなわち、このアロマターゼインヒビターはアロマ
ターゼ活性を阻害する化合物であり、この活性は、添付
のエストロゲン代謝経路図(図1)に示すように、アン
ドロゲンの変換、例えば、アンドロステンジオンおよび
テストステロンからエストロンおよびエストラジオール
ヘのそれぞれの変換に関わっている。
083号では、エストロゲン代謝経路で異なる箇所、と
いうよりはむしろ、2つの異なる箇所を標的とすること
が提案されてきた。すなわち、ステロイドスルファター
ゼ活性により、そしてステロイドスルファターゼインビ
ターとしての3−モノアルキルチオホスホネート、より
詳細には、エストロン−3−モノメチルチオホスホネー
トを用いて、DHAスルフェートおよびエストロンスル
フェートのそれぞれDHAおよびエストロンヘの変換の
箇所を標的とすることが提案されてきた。
た、抗腫瘍剤として提案されている(米国特許第4 1
50 126号を参照のこと)。
γ−ハロアルキルであり;R2は、H、低級アルキル、
低級アルコキシまたはハロゲンであり;Aは、
Xは、OまたはSであり;kおよびm=0または1、た
だしm=1のとき、k=1であり;そしてStは、エス
テル基が3−位に結合し、そしてこのステロイドA環に
二重結合が隣接するステロイド骨格である。
性に対して、メカニズムの説明は行われていない。この
開示では、そのようなステロイドおよびエステルは、特
に次式のステロイド−3−スルホネートのエステル交換
により調製され得ることが簡単に述べられている。
イド核であり、そしてR3は、クロロまたはフルオロ置
換基を必要に応じて含有する低級アルキル、またはクロ
ロ、フルオロまたは低級アルキルで必要に応じて置換さ
れるフェニルである。しかしながら、本特許に記載のス
テロイドエノールエステルの調製において、そのような
ステロイド−3−スルホネートを中間体として使用する
例は全く提供されておらず、さらに、そのようなステロ
イド−3−スルホネート自身がステロイドスルファター
ゼ活性を阻害し得、それゆえエストロゲン依存性腫瘍の
治療において潜在的に価値があることは、何の示唆もさ
れていない。
明の第1の目的は、インビトロおよびインビボでステロ
イドスルファターゼ活性を阻害し得る新規化合物を提供
することである。
インビボの両方でステロイドスルファターゼインヒビタ
ーとして改善された活性を有する新規化合物を提供する
ことである。
性腫瘍の治療において有効な薬学的組成物を提供するこ
とである。
いて有効な薬学的組成物を提供することである。
トのエステロゲン依存性腫瘍を治療する方法を提供する
ことである。
性の乳ガンを治療する方法を提供することである。
ルホネートエステルおよびホスホネートエステルおよび
それらの薬学的に受容可能な塩が提供される:
キル、アルケニルおよびアリールから選択され;Xは、
PまたはSであり;Yは、XがPであるとき、OHであ
り;そしてXがSであるとき、Oである;そして−O−
多環基は、多環式アルコールの残基を表し、該多環式ア
ルコールは、そのスルフェートが、ステロイドスルファ
ターゼ活性を有する酵素の基質である多環式アルコール
である。
ルがステロールである、スルホネートおよびホスホネー
トが提供される。
テロールである、スルホネートおよびホスホネートが提
供される。
エストロン、デヒドロエピアンドロステロン、置換エス
トロンおよび置換デヒドロエピアンドロステロンからな
る群より選択される、スルホネートおよびホスホネート
が提供される。
炭素原子を含有するアルキル、シクロアルキルまたはア
リールである、上記のいずれかに記載のスルホネートお
よびホスホネートが提供される。
ル、フェニルまたはトリルである、スルホネートおよび
ホスホネートが提供される。
スルホネートおよびホスホネートが提供される。
する:エストロン−3−スルホネート;エストロン−3
−メチルスルホネート;エストロン−3−エチルスルホ
ネート;エストロン−3−n−ブチルスルホネート;エ
ストロン−3−p−トリルスルホネート;エストロン−
3−カンフォリルスルホネート;エストロン−3−ホス
ホネート;エストロン−3−フェニルホスホネート;エ
ストロン−3−メチルホスホネート;またはエストロン
−3−エチルホスホネート。
のための薬学的調製物を提供する。この薬学的調製物
は、薬学的に受容可能な希釈剤または担体と混合される
ステロイドスルファターゼインヒビターを含有し、該ス
テロイドスルファターゼインヒビターが、本発明の有効
量のスルホネート、ホスホネートまたはホスホネート塩
であるか、またはそれらを包含し得る。
腫瘍を治療する方法を提供する。この方法は、該哺乳動
物に、インビボでのステロイドスルファターゼ活性のイ
ンヒビターを、必要に応じて併用治療レジメの一部とし
て1つまたはそれ以上の他の化学療法剤または他の薬学
的活性化合物と混合または同時に投与し、その改善方法
が、ステロイドスルファターゼインヒビターとして有効
量の以下の式の化合物、またはその薬学的に受容可能な
塩の使用を包含し得る:
キル、アルケニルおよびアリールから選択され;Xは、
PまたはSであり;Yは、XがPであるとき、OHであ
り、そしてXがSであるとき、Oである;そして−O−
多環基は多環式アルコールの残基を表し、該多環式アル
コールは、そのスルフェートが、ステロイドスルファタ
ーゼ活性を有する酵素の基質である多環式アルコールで
ある。
イドスルファターゼインヒビターの式において、O−多
環基は3−ステロール残基を表す。
ール残基は、3−エストロンおよび3−デヒドロエピア
ンドロステロン残基から選択される。
スルファターゼインヒビターは、エストロン−3−スル
ホネートおよびエストロン−3−ホスホネート、エスト
ロン−3−(C1−C5)アルキルスルホネートおよびエ
ストロン−3−(C1−C5)アルキルホスホネート、デ
ヒドロエピアンドロステロン−3−スルホネートおよび
デヒドロエピアンドロステロン−3−ホスホネート、お
よびデヒドロエピアンドロステロン−3−(C1−C5)
アルキルスルホネートおよびデヒドロエピアンドロステ
ロン−3−(C1−C5)アルキルホスホネートからなる
群より選択される、請求項19に記載の方法。23.前
記ステロイドスルファターゼインヒビターが、エストロ
ン−3−ホスホネート、エストロン−3−メチルホスホ
ネート、エストロン−3−エチルホスホネート、エスト
ロン−3−フェニルホスホネート、エストロン−3−メ
チルスルホネートおよびエストロン−3−トリルスルホ
ネートからなる群より選択される。
イドスルファターゼ阻害活性を有する新規化合物の発見
に基づいている。これらの化合物は、多環式アルコール
のスルホネートエステルおよびホスホネートエステルで
あり、多環式アルコールのスルフェートはステロイドス
ルファターゼ活性を有する酵素の基質である。
(I)の化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩で
あり:
キル、アルケニルおよびアリールから選択され;Xは、
PまたはSであり;XがPであるとき、Yは−OHであ
り、そしてXがSであるとき、Yは=Oである;そして
O−多環基は多環式アルコールの残基を表し、そのスル
フェートは、ステロイドスルファターゼ活性を有する酵
素の基質である。
ェートがステロイドスルファターゼ活性を有する酵素の
基質である多環式アルコールとは、そのスルフェート
が、以下のものである多環式アルコールに言及してい
る。すなわち、そのスルフェートは、次式の誘導体であ
り、ステロイドスルファターゼEC3.1.6.2とp
H7.4および37℃でインキュベートされるときに、
50μmolより小さいKm値を提供する。
は、新規化合物として、多環式アルコールのスルホン酸
エステルおよびホスホン酸エステルを提供し、その多環
式アルコールは、そのスルフェートが、既に与えられた
定義に従って、ステロイドスルファターゼ活性を有する
酵素の基質である多環式アルコールである。これらの化
合物は上記で示された式Iである。
の炭素原子、より通常には約30個以下の炭素原子を含
む全ての置換基を含有する。好ましい多環式化合物は、
ステロイド環構造、すなわち、シクロペンタノフェナン
トレン骨格を含有する化合物である。好ましくは、この
ホスホネート基またはスルホネート基または置換ホスホ
ネート基または置換スルホネート基は、その骨格の3−
位に結合され、すなわち、式IIの化合物である。
れたものであり、そしてこの環系ABCDは、置換また
は非置換、飽和または不飽和のステロイド核を表し、好
適には、エストロンまたはデヒドロエピアンドロステロ
ンを表す。
ある:置換エストロン、すなわち: 2−OH−エストロン 2−メトキシ−エストロン 4−OH−エストロン 6α−OH−エストロン 7α−OH−エストロン 16α−OH−エストロン 16β−OH−エストロン エストラジオールおよび置換エストラジオール、すなわ
ち: 2−OH−17β−エストラジオール 2−メトキシ−17β−エストラジオール 4−OH−17β−エストラジオール 6α−OH−17β−エストラジオール 7α−OH−17β−エストラジオール 16α−OH−17a−エストラジオール 16β−OH−17a−エストラジオール 16β−OH−17β−エストラジオール 17α−エストラジオール 17β−エストラジオール 17α−エチニル−17β−エストラジオール エストリオールおよび置換エストリオール、すなわち: エストリオール 2−OH−エストリオール 2−メトキシ−エストリオール 4−OH−エストリオール 6α−OH−エストリオール 7α−OH−エストリオール 置換デヒドロエピアンドロステロン、すなわち: 6α−OH−デヒドロエピアンドロステロン 7α−OH−デヒドロエピアンドロステロン 16α−OH−デヒドロエピアンドロステロン 16β−OH−デヒドロエピアンドロステロン 一般的な用語では、ステロイド環系ABCDは、種々の
非妨害性置換基を含有し得る。特に、この環系ABCD
は、1つまたはそれ以上の以下の置換基を含有し得る:
ヒドロキシ、アルキル、特に低級(C1−C6)アルキ
ル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチルおよび他のペンチル異性体、およびn
−ヘキシルおよび他のヘキシル異性体、アルコキシ、特
に低級(C1−C6)アルコキシ、例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシなど、アルキニル、例えば、エチニ
ル、またはハロゲン、例えば、フルオロである。
スチルボエストロール、スチルボエストロールおよびス
テロイドスルファターゼEC3.1.6.2を用いて5
0μmolより小さいKm値を有するスルフェートを提
供する他の環系を包含する。
最大10個の炭素原子を含有する。Rがアルキルである
とき、好ましいのは、1〜5個の炭素原子を含有する低
級アルキル基、すなわち、メチル、エチル、プロピルな
どである。Rは、好ましくは、Hまたはメチルである。
Rがアリールであるとき、代表的なのは、フェニルまた
はトリル(p−PhCH3)である。
アリールの中では、置換アルキル、置換シクロアルキル
および置換アリール、すなわち、当該化合物のスルファ
ターゼ阻害活性を妨害しない1つまたはそれ以上の置換
基を含有するアルキル、シクロアルキルまたはアリール
が挙げられる。非妨害性置換基の例としては、ヒドロキ
シ、カルボキシ、ケト、アミノ、ハロ、アルコキシ、ア
ルキルおよびアリールが挙げられる。Rに適切な置換シ
クロアルキル基の例は、カンフォリル(camphor
yl)である。
えば、YがOHである場合の塩、例えば、非毒性金属
塩、アンモニウム塩およびアミン塩もまた、本発明の範
囲内に包含される。
合物である:
たはアリール、例えば、フェニルまたはトリルであり、
すなわち、エストロン−3−スルホネートおよびエスト
ロン−3−ホスホネートおよびデヒドロエピアンドロス
テロン−3−スルホネートおよびデヒドロエピアンドロ
ステロン−3−ホスホネートであり、そして特に、R
が、H、メチル、エチルまたはフェニルであり、XがP
であり、そしてYが−〇Hである化合物であり、そして
Rがメチル、エチル、フェニルまたはトリルであり、X
がSであり、そしてYが=Oである化合物である。
ール(ステロール)のエステル化を含み、そして可能な
らば、1つまたはそれ以上の予備工程でもって、この多
環式アルコール内の他の官能基を保護するのに適切な保
護基を導入し、そして反応終了時に保護基が除去される
ことを含む種々の異なる反応により得られ得る。
つの調製経路がある。その経路の1つは、式(II)の
Rがアルキルまたはアリールである場合のホスホネート
の合成に適しており、アルキルまたはアリールホスホン
酸クロライドまたはジクロライドなどの五価リン含有試
薬を用いている。例えば、反応スキームI:
ン試薬を用いて、R=Hの場合の合成に適している。例
えば、反応スキームII:
キームIIIに従って、多環式アルコール(ステロー
ル)をアルキルまたはアリールスルホニルクロライドR
SO2Clと反応させること以外は、反応スキームIと
類似の方法で得られる。
通りである:ホスホン酸ジクロライドを0℃でエストロ
ンの無水ピリジン溶液に攪拌しながら滴下して加える。
次に、反応液を室温まで加温し、そしてさらに24時間
攪拌し続ける。反応混合物を氷に注ぎ、得られた水溶液
を酢酸エチルで抽出する。併せた有機抽出物を無水Mg
SO4上で乾燥する。濾過後、溶媒を減圧下蒸発させ、
そしてトルエンと共蒸発させてガム状粗生成物が得られ
る。この残渣にK2HPO4を加え、この混合物をゆっく
りと暖めて白濁した溶液を得る。水溶液を酢酸エチルで
洗浄し、そして2Mの塩酸(水)溶液を加えて酸性にす
る。そうすると、溶液からに固形物が沈澱し、これを吸
引濾過で集める。次に、生成物を乾燥し、そして最後に
再結晶により精製する。
の通りである:イミダゾールを乾燥アセトニトリルに溶
解し、そして氷浴中で0℃まで冷却する。三塩化リンを
この溶液に加え、そして混合物を15分間攪拌する。ト
リエチルアミンをこの反応液に加え、次いでさらに15
分間攪拌したままにする。最後に、エストロンの乾燥ア
セトニトリルの懸濁液を加え、そして反応混合物を室温
まで加温し、さらに20時間攪拌し続ける。次に、この
反応液に蒸留水を0℃で注意深く加え、そして溶液を室
温で1時間攪拌したままにする。その後、この混合物を
まずトリメチルアミンと、次いでトルエンと共蒸発させ
て、油状残渣が得られ、この残渣は放置して固体とな
る。この残渣をクロロホルムに溶解し、そして水で洗浄
する。次に、この水層をクロクホルムで再抽出し、併せ
た有機抽出物を無水MgSO4上で乾燥する。溶媒を減
圧下蒸発させて、白色でガラス状の固形物が得られる。
この固形物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製
して、無色の粘性油として所望の化合物を得る。
下の通りである:スルホニルクロライドを0℃でエスト
ロンの無水ピリジン溶液に攪拌しながら滴下して加え
る。次に、反応液を室温まで加温し、そしてさらに24
時間攪拌し続ける。反応混合物を氷に注ぎ、得られた水
溶液を酢酸エチルで抽出する。併せた有機抽出物を無水
MgSO4上で乾燥する。濾過後、溶媒を減圧下蒸発さ
せ、さらにトルエンと共蒸発させて粗結晶物質を得、こ
れは再結晶により精製される。
ロール)内の官能基は、周知の方法で保護され得、そし
てその保護基または保護基群は反応終了時に除去され
る。
ビターは、薬剤として投与するために、従来の薬学的製
剤技術および薬学的担体、賦形剤、希釈剤などを用い
て、通常、非経口投与に適切ないかなる方法でも製剤化
され得る。有効なおよその投与量は、当該化合物のそれ
ぞれの活性に依存して、平均体重(70kg)の患者に
対して、100〜800mg/日の範囲内である。好適
でより活性な化合物に対するより通常の投与量は、20
0〜800mg/日、さらに好ましくは、200〜50
0mg/日、最も好ましくは、200〜250mg/日
の範囲内である。それらは、1回投与レジメ、分割投与
レジメおよび/または数日間にわたる多回投与レジメで
投与され得る。経口投与には、それらは、単位投与量当
たり100〜500mgの化合物を含有する錠剤、カプ
セル、溶液または懸濁液として製剤化され得る。あるい
は、そして好ましくは、これらの化合物は、適切な非経
口投与可能な担体内に非経口投与用に製剤化され、そし
て1日投与量を200〜800mg、好ましくは200
〜500mg、より好ましくは200〜250mgの範
囲で提供するために製剤化される。しかしながら、その
ような有効な1日投与量は、活性成分の固有の活性およ
び患者の体重に依存して変わり、そのような変化は、医
者の技術と判断の範囲内にある。
スルファターゼインヒビターは、別のスルファターゼイ
ンヒビターと、または、例えば、4−ヒドロキシアンド
ロステンジオン(4−OHA)のようなアロマターゼイ
ンヒビターとの組合せのいずれかとの併用治療に用いら
れ得る。
り本発明を例示する。
ミダゾール(1.79g;26.34 mmol)を乾
燥アセトニトリル(17 ml)に溶解し、氷浴中で0
℃まで冷却した。三塩化リン(0.60 ml;7.9
5 mmol)をこの溶液に加え、そして混合物を15
分間攪拌した。トリエチルアミン(3.88 ml;2
7.84 mmol)をこの反応液に加え、その後さら
に15分間攪拌したままにした。最後に、エストロンの
乾燥アセトニトリル(17 ml)の懸濁液(0.5
g;1.85 mmol)を加え、そして反応混合物を
室温まで加温し、さらに20時間攪拌し続けた。
ml)を注意深く加え、そしてその溶液を室温で1時間
攪拌したままにした。次に、この混合物を、まずトリエ
チルアミン(50 ml)と、次いでトルエン(3×3
0 ml)と共蒸発させ、油状残渣を得、これは放置し
て固体となる。この残渣をクロロホルム(20 ml)
に溶解し、そして水(20 ml)で洗浄した。次に、
水層をクロロホルム(3×20 ml)で再抽出し、そ
して併せた有機抽出物を無水MgSO4上で乾燥した。
溶媒を減圧下蒸発させて、白色でガラス状の固形物を得
た。この固形物をフラッシュクロマトグラフィー(8
9:10:1、クロロホルム:メタノール:トリエチル
アミン)により精製して、無色の粘性油として所望の化
合物(0.55 g;68%)を得た。この生成物の分
析結果は以下の通りであった: 融点:208−210℃
ホスホニルジクロライド(3当量)を0℃でエストロン
(1当量)の無水ピリジン溶液に攪拌しながら滴下して
加えた。次に、この反応液を室温まで加温し、そしてさ
らに24時間攪拌し続けた。
酢酸エチルで抽出した。併せた有機抽出物を無水MgS
O4上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下蒸発させ、そ
してトルエンと共蒸発させて、ガム状粗生成物が得られ
た。
M;pH8.69)を加え、この混合物をゆっくり暖め
て白色で濁った溶液が得られた。水溶液を酢酸エチルで
洗浄し、そして2Mの塩酸(水)溶液を加えることによ
り酸性(pH 2)にした。そうすると、溶液から固形
物が沈澱し、これを吸引濾過で集めた。次に、生成物を
乾燥し、そして最後に再結晶により精製した。この生成
物の分析結果は以下の通りであった: 融点:208−210℃
3−メシレート)の調製)メチルスルホニルクロライド
(2当量)を0℃でエストロン(1当量)の無水ピリジ
ン溶液に攪拌しながら滴下して加えた。次に、この反応
液を室温までに加温し、そしてさらに24時間攪拌し続
けた。
酢酸エチルで抽出した。併せた有機抽出物を無水MgS
O4上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下蒸発させ、そ
してトルエンと共蒸発させて粗結晶物質を得た。この物
質を再結晶により精製した。この生成物の分析結果は以
下の通りであった: 融点:152−154℃
トによるステロイドスルファターゼ活性の阻害)ステロ
イドスルファターゼは、ステリルスルファターゼEC
3.1.6.2として定義されている。
ンビトロでステロイドスルファターゼ活性を測定する。
このホルモン依存性細胞系は、ヒト乳ガン細胞の成長の
コントロールを研究するために広く使用されている。そ
の細胞は、著しいステロイドスルファターゼ活性を有し
(MacIndoeら,Endocrinology,
123,1281−1287(1988);Puroh
it & Reed,Int.J.Cancer,5
0,901−905(1992))、そして米国では、
アメリカンタイプカルチャーコレクション(Ameri
can TypeCulture Collectio
n(ATCC))により、および英国では、例えば、イ
ンペリアルキャンサーリサーチファンド(The Im
perial Cancer Research Fu
nd)により入手可能である。20mM HEPES,
5%ウシ胎児血清、2mM グルタミン、非必須アミノ
酸および0.075%重炭酸ナトリウムを含有する最小
必須培地(MEM)(Flow Laboratori
es, Irvine,Scotland)中で細胞を
維持した。30個までのレプリケートの25cm2組織
培養フラスコに上記培地を用いてフラスコ1個当り約1
×105個の細胞を接種した。細胞を80%集密度まで
生育させ、そして培地を3日目毎に交換した。
スコ中のMCF−7細胞の無損傷の単層をイーグルの平
衡塩類溶液(Earle’s Balanced Sa
ltSolution)(EBSS,ICN Flow
製,High Wycombe,U.K.)で洗浄し、
そして無血清MEM(2.5ml)において5pmol
(7×105 dpm)の[6,7−3H]エストロン−
3−スルフェート(New England Nucl
ear,Boston,Mass.,U.S.A.から
市販され、比活性60 Ci/mmolである)および
10μMの以下の4つのエストロン−3−ホスホネート
のそれぞれとを一緒に37℃で3−4時間インキュベー
トした。
し、そして培地(1ml)を[14C]エストロン(7×
103 dpm)(Amersham Internat
ional Radiochemical Centr
e,Amersham,U.K.から市販され、比活性
97 Ci/mmolである)を含有する別々の試験管
にピペットで移した。この混合物をトルエン(5ml)
と共に30秒間充分に振盪した。実験は、この処理によ
り90%より多い[14C]エストロンおよび0.1%よ
り少ない[3H]エストロン−3−スルフェートが水相
から除去されることを示した。有機相の一部(2ml)
を除去し、蒸発させて、そして残渣の3Hおよび14H含
有量をシンチレーション分光計で測定した。得られた3
Hのカウント数(用いられた培地および有機相の容量、
および加えられた[14C]エストロンの回収量に対して
補正された)および基質の比活性から、加水分解された
エストロン−3−スルフェートの量を計算した。実験の
各バッチには、スルファターゼ陽性のヒト胎盤から調製
されたミクロソーム(陽性コントロール)および(基質
の見かけの非酵素的加水分解を評価するために)細胞の
ないフラスコのインキュベーションが含まれた。細胞単
層をザポニン(Zaponin)で処理した後、コウル
ターカウンター(Coulter Counter)を
用いてフラスコ1個当りの細胞核数を測定した。トリパ
ンブルー排除法(Trypan Blue exclu
sion method)(Phillips, H.
J.(1973)著:Tissue culture
and applications.[Kruse,
D.F.&Patterson,M.K.編];pp.
406−,408; Academic Press,
New York)を用いて、細胞膜状態および生存率
を評価するために、各バッチにおいて1個のフラスコを
使用した。
果を表Iおよび図2に示す。結果は、106個の細胞に
対しては、インキュベーション期間(20時間)中に形
成された全生成物(エストロン+エストラジオール)の
計算された平均±1S.D.として表され、そして統計
的有意を示す値に対しては、エストロン−3−ホスホネ
ートを含まないインキュベーションに対する減少(阻
害)の百分率で表される。結果の統計的有意を検定する
ために、対応のないスチューデントのt−検定(unp
aired Student’s t−test)を用
いた。
トによるステロイドスルファターゼ活性の阻害)インキ
ュベーションが、エストロン−3−ホスホネートの代わ
りに以下の5つのエストロン−3−スルホネートのそれ
ぞれを含むこと以外は、実施例4に記載の同一の実験プ
ロトコールを用いてエストロン−3−スルホネートに関
する実験を得た。
果は、表IIおよび図3に示され、そして表Iおよび図
2と同じ方浩によりそれぞれ表される。
ートによるステロイドスルファターぜ活性の阻害)正常
妊娠期のスルファターゼ陽性のヒト胎盤(Obstet
ric Ward,St.Mary’s Hospit
al,London)をはさみで充分に切り刻み、そし
て冷リン酸緩衝液(pH7.4,50 mM)で一回洗
浄し、次いで冷リン酸緩衝液(5 ml/g組織)に再
懸濁させた。氷中に2分間の冷却時間によって分離され
た3つの10秒バースト(burst)を用いて、Ul
tra−Turraxホモゲナイザーによってホモゲナ
イゼーションを行った。核および細胞破片を30分間、
2000g回転で遠心分離(4℃)することにより除去
し、そして上清の部分(2ml)を−20℃で保存し
た。この上清のタンパク濃度をBradfordの方法
(Anal.Biochem.,72,248−254
(1976))によって測定した。
M[6,7−3H]エストロン−3−スルフェート(N
ew England Nuclear,Bosto
n,Mass.,U.S.A.から市販され、比活性6
0 Ci/mmolである)の基質濃度を用いて37℃
で20分間のインキュベーション時間によりインキュベ
ーション(1ml)を行った。以下のエストロン−3−
ホスホネートを50%阻害レベルに及ぶように各々調節
された濃度範囲で別々のサンプルに加えた。
し、そして培地(1ml)を[14C]エストロン(7×
103dpm)(Amersham Internat
ional Radiochemical Centr
e,Amersham,U.K.から市販され、比活性
97 Ci/mmolである)を含有する別々の試験管
にピペットで移した。この混合物をトルエン(5ml)
と共に30秒間充分に振盪した。実験は、この処理によ
り、90%より多い[14C]エストロンおよび0.1%
より少ない[3H]エストロン−3−スルフェートが水
相から除去されることを示した。有機相の一部(2m
l)を除去し、蒸発させて、そして残渣の 3Hおよび14
C含有量をシンチレーション分光計で測定した。得られ
た3Hのカウント数(用いられた培地および有機相の容
量、および加えられた[14C]エストロンの回収量に対
して補正された)および基質の比活性から、加水分解さ
れたエストロン−3−スルファターゼの量を計算した。
果は、IC50の計算値として表IIIに(すなわち、コ
ントロールに対して50%阻害を生じるエストロン−3
−ホスホネート濃度)で表される。
ートによるステロイドスルファターゼ活性の阻害)イン
キュベーションが、エストロン−3−ホスホネートの代
わりに以下の2種の代表的エストロン−3−スルホネー
トを含むこと以外は、実施例6の記載と同一の実験プロ
トコールを用いてエストロン−3−スルホネートに関す
る結果を得た。
果は、IC50の計算値として表IV(すなわち、コント
ロールに対して50%阻害を生じるエストロン−3−ス
ルホネート濃度)で表される。
既に言及され、そしてステロイドスルファターゼ活性を
阻害することが示される次の化合物を実施例2の一般的
方法により調製した。
ン−3−p−トルエンスルホネート)) 分析データ:
ト) 分析データ:
ボでステロイドスルファターゼ活性を阻害し得る新規化
合物が提供される。
ストラジオールの生成に関連するステロイド中間体を示
す図式化した図である。ステロイドスルファターゼイン
ヒビターとしての本化合物の活性は添付の図面に示され
ている:
テロイドスルファターゼ活性に関するエストロン−3−
ホスホネートの阻害効果を示すヒストグラムである。
テロイドスルファターゼ活性に関するエストロン−3−
スルホネートの阻害効果を示すヒストグラムである。
Claims (15)
- 【請求項1】 エステルまたはその薬学的に受容可能な
塩を薬学的に受容可能な希釈剤またはキャリアとの混合
物中に含む薬学的組成物であって、該エステルは、下式
のホスホネートエステルであり、 【化101】 ここで、Rは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニ
ル、およびアリールから選択され;XはPであり;YはOH
であり;そして−O−多環が多環式アルコールの残基で
あり;ここで、該多環式アルコールは、 該多環式アルコール上の該ホスホネート基が、スルフェ
ート多環式アルコールを形成するためにスルフェート基
と置換され、そしてpH7.4および37℃にてステロイドス
ルファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.2)とインキュベートさ
れた場合、50μM未満のKm値を提供し;ただし、該多環
式アルコールがステロイドであるとき、Rはメチルでは
ない、薬学的組成物。 - 【請求項2】 ホスホネートエステルまたはその薬学的
に受容可能な塩であって、 該エステルは、下式のホスホネートエステルであり: 【化102】 ここで、Rは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニ
ル、およびアリールから選択され;XはPであり;YはOH
であり;そして−O−多環が多環式アルコールの残基で
あり;ここで、該多環式アルコールは、 該多環式アルコール上のホスホネート基が、スルフェー
ト多環式アルコールを形成するためにスルフェート基と
置換され、そしてpH7.4および37℃にてステロイドスル
ファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.2)とインキュベートされ
た場合、50μM未満のKm値を提供し、ここで、 該多環式アルコールがステロイドであるとき、Rはメチ
ルではなく、そして該エステルは、コレスト−5−n−
3−オール(3β−水素ホスホネート)ではない、ホス
ホネートエステルまたはその薬学的に受容可能な塩。 - 【請求項3】 エステルまたはその薬学的に受容可能な
塩を薬学的に受容可能な希釈剤またはキャリアとの混合
物中に含む薬学的組成物であって、該エステルは、下式
のスルホネートエステルであり、 【化103】 ここで、Rは、Hまたはアルケニルであり;XはSであり;
YはOであり;そして−O−多環が多環式アルコールの残
基であり;ここで、該多環式アルコールは、 該多環式アルコール上の該スルホネート基またはホスホ
ネート基が、スルフェート多環式アルコールを形成する
ためにスルフェート基と置換され、そしてpH7.4および3
7℃にてステロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.
2)とインキュベートされた場合、50μM未満のKm値を提
供する、薬学的組成物。 - 【請求項4】 スルホネートエステルまたはその薬学的
に受容可能な塩であって、 該エステルは、下式のスルホネートエステルであり: 【化104】 ここで、Rは、独立して、Hまたはアルケニルであり;X
はSであり;YはOであり;そして−O−多環が多環式アル
コールの残基であり;ここで、該多環式アルコールは、 該多環式アルコール上の該スルホネート基またはホスホ
ネート基が、スルフェート多環式アルコールを形成する
ためにスルフェート基と置換され、そしてpH7.4および3
7℃にてステロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.
2)とインキュベートされた場合、50μM未満のKm値を提
供する、スルホネートエステルまたはその薬学的に受容
可能な塩。 - 【請求項5】 前記多環式アルコールがステロールまた
は置換ステロールを表す、請求項1〜4のいずれか1項
に記載の薬学的組成物またはエステル。 - 【請求項6】 前記ステロールが3-ステロールまたは置
換3−ステロールである、請求項5に記載の薬学的組成
物またはエステル。 - 【請求項7】 前記ステロールが、エストロン、デヒド
ロエピアンドロステロン、置換エストロン、および置換
デヒドロエピアンドロステロンからなる群より選択され
る、請求項6に記載の薬学的組成物またはエステル。 - 【請求項8】 前記Rが、H、または10炭素原子まで
を含む、アルキル、シクロアルキルもしくはアリールで
ある、請求項1〜7のいずれか1つに記載の薬学的組成
物またはエステル。 - 【請求項9】 前記Rが、HまたはC1-C5アルキル、フェ
ニルまたはトリルである、請求項8に記載の薬学的組成
物またはエステル。 - 【請求項10】 前記Rが、Hまたはメチルである、請
求項9に記載の薬学的組成物またはエステル。 - 【請求項11】 前記ステロールが1つ以上のアルキル
またはアルコキシで置換されている、請求項5〜10の
いずれか1項に記載の薬学的組成物またはエステル。 - 【請求項12】 前記アルキルは、メチルまたはエチル
である、請求項11に記載の薬学的組成物またはエステ
ル。 - 【請求項13】 前記アルコキシはメトキシである、請
求項11に記載の薬学的組成物またはエステル。 - 【請求項14】 前記エステルがエストロン-3-スルホ
ネート、エストロン-3-メチルスルホネート、エストロ
ン-3-エチルスルホネート、エストロン-3-n-ブチルス
ルホネート、エストロン-3−p−トリルスルホネー
ト、エストロン-3-カムホリルスルホネート、エストロ
ン-3-ホスホネート、エストロン-3−フェニルホスホネ
ート、エストロン−3−メチルホスホネート、またはエ
ストロン−3−エチルホスホネートである請求項1〜1
3のいずれか1つに記載の薬学的組成物またはエステ
ル。 - 【請求項15】 前記エステルは、2−メトキシエスト
ロン、2−メトキシ−17β−エストラジオールおよび
2−メトキシエストリオールのいずれか1つである、請
求項1〜14のいずれか1つに記載の薬学的組成物また
はエステル。
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