JP2002145017A - シートベルト張力検出装置 - Google Patents

シートベルト張力検出装置

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JP2002145017A
JP2002145017A JP2000341853A JP2000341853A JP2002145017A JP 2002145017 A JP2002145017 A JP 2002145017A JP 2000341853 A JP2000341853 A JP 2000341853A JP 2000341853 A JP2000341853 A JP 2000341853A JP 2002145017 A JP2002145017 A JP 2002145017A
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belt tension
webbing
anchor
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JP2000341853A
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Hiroki Takehara
弘樹 竹原
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Takata Corp
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水・防塵性が良い等の利点を有するシート
ベルト張力検出装置を提供する。 【解決手段】 シートベルト張力検出装置1は、ウェビ
ングWの端を乗り物に固定するアンカー部に設置され
る。同装置1は、乗り物の構造体への連結部11を有す
るアンカー連結部材10と、ウェビングWへの連結部2
1を有するウェビング連結部材20と、アンカー連結部
材10とウェビング連結部材20間を繋ぐように配置さ
れ、これらにかかる力を検出するセンシング機構30
と、センシング機構30を覆うカバー50とを備えてい
る。カバー50、ウェビング連結部材20、センシング
機構30のセンサーベース35及びセンサープレート4
1は一体化されており、それらの間の相対的変位は実質
的にない。一方、それらの部材はアンカー連結部材10
に対しては相対的にスライドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートベルトを乗
り物に固定するアンカー部に設置され、ベルトにかかる
張力を検出するシートベルト張力検出装置に関する。特
には、防水・防塵性が良い等の利点を有するシートベル
ト張力検出装置に関する。
【0002】
【関連技術及び発明が解決しようとする課題】自動車に
は、乗員の安全を確保するための装置として、エアバッ
グを備えるものが多い。一般的なエアバッグは、高速衝
突において大人を拘束するのに十分な展開ガス圧力を有
するように設計されている。ところが、乗員がチャイル
ドシートに座っている子供であるときには、大人と同じ
ようにエアバッグが展開する必要はない。このため、最
近では、エアバッグをより適切に作動させるため、シー
トベルト張力を検出することにより乗員の様子を検知
し、これに合わせてエアバッグの動作をコントロールし
ようという動向がある。
【0003】シートベルト張力を検出する装置として
は、ホール効果センサで検出した電圧信号に基づき、マ
イクロプロセッサーでシートベルト張力を計算するもの
が開発されている。この装置が高いベルト張力(一般的
に乗員が不快に感じるくらい高いベルト張力)を検出し
た場合には、エアバッグのコントロールシステムが連動
してエアバッグの展開を阻止する。
【0004】ところで、このようなシートベルト張力検
出装置は、シートベルトの端を車両に固定するアンカー
部に設置されるものが多い。アンカー部は、車体のシー
ト側部に設置されているため、乗員の足に付着した水分
や泥が、シートベルト張力検出装置にかかる可能性が高
い。したがって、この種のシートベルト張力検出装置
は、充分な防水・防塵性を備えていなければならない。
【0005】本発明は、このような課題に対応すべくな
されたもので、防水・防塵性が良い等の利点を有するシ
ートベルト張力検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様のシートベルト張力検出装置は、
シートベルトの端を乗り物に固定するアンカー部に設置
されるシートベルト張力検出装置であって、 前記乗り
物の構造体への連結部を有するアンカー連結部材と、
前記シートベルトへの連結部を有するウェビング連結部
材と、 前記両部材間を繋ぐように配置された、該両部
材間にかかる力を検出するセンシング機構と、 該セン
シング機構を覆うカバーと、 を具備し、 前記アンカ
ー連結部材及びウェビング連結部材の連結部が、前記カ
バーの外側まで延出されていることを特徴とする。
【0007】本発明のこの態様によれば、アンカー連結
部材及びウェビング連結部材の連結部とセンシング機構
とを離して、カバー内部でセンシング機構を密閉するこ
とが可能となる。これにより、センシング機構の防水性
や防塵性が向上する。
【0008】本発明の第2態様のシートベルト張力検出
装置は、シートベルトの端を乗り物に固定するアンカー
部に設置されるシートベルト張力検出装置であって、
前記乗り物の構造体への連結部を有するアンカー連結部
材と、 前記シートベルトへの連結部を有するウェビン
グ連結部材と、 前記両部材間を繋ぐように配置され
た、該両部材間にかかる力を検出するセンシング機構
と、 該センシング機構を覆うカバーと、 を具備し、
前記ベルト張力が変化した場合においても、前記ウェ
ビング連結部材と前記カバーとの間の相対的変位が実質
的にゼロであることを特徴とする。
【0009】本発明のこの態様によれば、カバーとセン
シング機構が相対的に動かないので、ウェビング連結部
材とカバー間の隙間をなくしてピッタリさせるか、さら
にシール材等で塞ぐことができる。したがって、カバー
の上側(ウェビングが連結される側)に隙間がなくなる
ので、防水性や防塵性が向上する。
【0010】本発明の第3態様のシートベルト張力検出
装置は、シートベルトの端を乗り物に固定するアンカー
部に設置されるシートベルト張力検出装置であって、
前記乗り物の構造体への連結部を有するアンカー連結部
材と、 前記シートベルトへの連結部を有するウェビン
グ連結部材と、 前記両部材間を繋ぐように配置され
た、該両部材間にかかる力を検出するセンシング機構
と、 該センシング機構を覆うカバーと、 を具備し、
前記センシング機構中に、歪ゲージの貼られた前記ベ
ルト張力に応じて変形するセンサープレートが設けられ
ており、 該センサープレートの可動部と周りの部品と
の間に一定以上の隙間が確保されていることを特徴とす
る。
【0011】本発明のこの態様によれば、センサープレ
ートの回りに水滴等が付着し、この水滴が温度低下によ
り凍った場合にも、隙間が確保されているのでセンサー
プレートが固着しない。したがって、温度の上下が激し
い環境下でも、シートベルト張力検出装置の作動は良好
である。
【0012】本発明のシートベルト張力検出装置におい
ては、前記センシング機構が、 前記アンカー連結部材
と前記ウェビング連結部材間に配置され、ベルト張力の
変化に伴うこれら両部材の相対的な動きに連動するシャ
フトバーと、 前記ウェビング連結部材上にセンサーベ
ースを介して配置され、歪ゲージの貼られた前記ベルト
張力に応じて変形するセンサープレートと、 該センサ
ープレート上に突設されたピンと前記シャフトバーとの
間に架設されたアームスプリングと、を備え、前記アン
カー連結部材とウェビング連結部材の相対的な動きに応
じて前記シャフトバーが連動し、このシャフトバーの動
きが前記アームスプリング及び前記ピンを介して前記セ
ンサープレートに伝達されるものとすることができる。
【0013】この場合、センサープレートとアームスプ
リング間のピンにより、カバー隙間寸法よりも大きい間
隔を確保できる。カバー隙間から入り込んだ塵埃等は、
この間隔(すなわちピンの高さ)よりも小さいので、塵
埃等がセンサープレートとアームスプリング間に詰まら
ない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の1つの実施の形態に係るシートベ
ルト張力検出装置を示す分解斜視図である。図2
(A)、(B)は、図1のシートベルト張力検出装置の
カバー内部の構造(センシング機構を含む)示す斜視図
である。図3は、図1のシートベルト張力検出装置にベ
ルト張力が作用していない状態を示す側面断面図であ
る。図4は、図1のシートベルト張力検出装置のベルト
張力作用時の状態を示す側面断面図である。
【0015】各図に示すシートベルト張力検出装置1
は、シートベルトのウェビングWの端を乗り物に固定す
るアンカー部に設置される。同装置1は、大きく分け
て、以下の各部を備えている。 (1)乗り物の構造体に連結される連結部11を有する
アンカー連結部材10。 (2)シートベルト(ウェビングW)に連結される連結
部21を有するウェビング連結部材20。 (3)アンカー連結部材10とウェビング連結部材20
間を繋ぐように配置され、これらにかかる力を検出する
センシング機構30。 (4)センシング機構30を覆うカバー50。
【0016】以下、各部の詳細について説明する。な
お、以下の説明における上下左右とは、本装置1が実際
に乗り物に取り付けられる際の姿勢を示す図3及び図4
における上下左右方向を指すものとする。 (1)アンカー連結部材10 アンカー連結部材10は、一例として鋼板製(SPF
H)の平板からなる。同部材10の下端側が、乗り物の
構造体(図示されず)に連結される連結部11である。
この連結部11の中心部には、孔12が開けられてい
る。この孔12には、連結部11を乗り物の構造体に固
定するためのアンカーボルト(図示されず)が挿通され
る。連結部11の外周端縁は、半円状に形成されてい
る。
【0017】アンカー連結部材10の上端(連結部11
の逆側)寄りにおいて、幅方向両側部には内側に抉れた
凹部13が形成されている。そして、これら凹部13の
上に両側に突出した係合部17が形成されている。組み
付け状態において、これら両係合部17は、後述するウ
ェビング連結部材20の貫通孔27内に摺動可能に係合
する。さらに、アンカー連結部材10の上端側中心部
(両凹部13及び両係合部17間)には、長孔15が開
けられている。組み付け状態において、この長孔15に
は、後述するセンシング機構30のシャフトバー31の
先端部31Bが挿通される。
【0018】(2)ウェビング連結部材20 ウェビング連結部材20は炭素鋼板製(一例)であり、
上端側がウェビングWに連結される連結部21である。
この連結部21の上端寄りの位置には、ウェビングWが
挿通される孔22が開けられている。ウェビング連結部
材20の下端(連結部21の逆側)の幅方向両側部に
は、立ち上がった縦板部23が形成されている。両縦板
部23の下端には、側方に貫通した貫通孔27が形成さ
れている。これら貫通孔27には、前述のアンカー連結
部材10の係合部17が係合する。これらの係合状態に
おいて、係合部17と貫通孔27間には、図3に符号X
で示す隙間が存在する。この隙間Xの範囲内で、ウェビ
ング連結部材20とアンカー連結部材10とは相対的に
上下方向にスライド可能である。
【0019】ウェビング連結部材20の両縦板部23間
には、長孔25が開けられている。この長孔25はアン
カー連結部材10の長孔15と重なる。一方、両縦板部
23の上縁には、ほぼ半円形の係合切込29が形成され
ている。組み付け状態において、両長孔25、15に
は、後述するセンシング機構30のシャフトバー31の
先端部31Bが挿通されるとともに、係合切込29間に
はシャフトバー31の基部31Aが、先端部31Bに対
してT字状に張り出している。
【0020】ウェビング連結部材20の連結部21と縦
板部23間の中間部24には、後述するセンシング機構
30のセンサーベース35が配置される。この中間部2
4には、ビスB3、B4及び55挿通用の孔が3つ形成
されているとともに、センサーベース35位置決め用の
突起24aが2つ形成されている。
【0021】(3)センシング機構30 センシング機構30は、シャフトバー31、センサーベ
ース35、センサープレート41及びアームスプリング
45を備えている。シャフトバー31は、基部31Aと
先端部31Bを有するT字状の亜鉛ダイカスト合金製
(一例)の部材である。シャフトバー31の基部31A
両端には、側方に突出した軸部32が形成されている。
この軸部32には、ポリオキシメチレン製(一例)のベ
アリング33が外嵌している。シャフトバー31の基部
31Aの表面中央には、2つの突起31aが形成されて
いる。突起31aは、アームスプリング45位置決め用
突起であって、アームスプリング45の孔45aに係合
する。シャフトバー31の基部31Aの突起31aを挟
んで両側には、ねじ孔31bが形成されている。このね
じ孔31bには、シャフトバー31とアームスプリング
45を一体に締結するビスB1、B2がねじ込まれる。
【0022】組み付け状態において、シャフトバー31
の基部31Aは、ベアリング33を介してウェビング連
結部材20の両縦板部23の係合切込29に架設され
る。シャフトバー31の先端部31Bは、アンカー連結
部材10の長孔15及びウェビング連結部材20の長孔
25に挿入される。この状態で、シャフトバー31は、
基部31Aの軸心を中心として長孔15の範囲内で回動
可能である。
【0023】センサーベース35は、アルミダイカスト
合金製(一例)のほぼコ字状部材である。このセンサー
ベース35は、ウェビング連結部20の中間部24上面
に、突起24aで位置決め配置されている。このセンサ
ーベース35の表面には、ステンレス鋼板製(一例)の
センサープレート41が配置されている。センサープレ
ート41は、切り込み41Cの下側の固定部41Aと、
切り込み41Cの上側のひずみ検出アーム41Bを有す
る。固定部41Aは、センサーベース35上に突起35
aにより位置決め配置される。ひずみ検出アーム41B
は、コ字状のセンサーベース35の両端部に架設された
状態で配置される。ひずみ検出アーム41Bには、ひず
みゲージ42が4枚貼り付けられているとともに、この
ひずみゲージ42の検出値を電気信号に変換するASI
C(Application Specific Integrated Circuit;図
示されず)が取り付けられている。さらに、ひずみ検出
アーム41Bの表面には、ポイントピン43が設けられ
ている。
【0024】シャフトバー31の基部31Aとセンサー
プレート41のポイントピン43間には、アームスプリ
ング45が架設されている。アームスプリング45は、
ステンレス製(一例)のバネ板であって、固定部45A
と、この固定部45Aから斜め下方に延び出た延出部4
5Bを有する。延出部45Bの先端は、接点部45Cと
なっている。固定部45Aには、シャフトバー31の基
部31Aの突起31aに係合する内側の2つの孔45a
と、ビスB1、B2が挿通される外側の2つの孔45b
が形成されている。センサープレート41は、シャフト
バー31の基部31Aの突起31aに位置決めされた状
態で、ビスB1、B2が締め付けられることによりねじ
固定される。固定部45Aが固定された状態で、接点部
45Cはセンサープレート41のポイントピン43の先
端に当たる。
【0025】(4)カバー50 カバー50は、アッパー部51とロワー部52からな
る。アッパー部51の内側には、センシング機構30を
収容するスペースが形成されている。ロワー部52は、
ウェビング連結部材20の裏面側に位置する。アッパー
部51とロワー部52は、内部にウェビング連結部材2
0、アンカー連結部材10、センシング機構30を収容
した状態で、ねじ55で固定される。組み付け状態にお
いて、ロワー部52上には、ウェビング連結部材20、
センサーベース35、センサープレート41が重ね合わ
さり、ビスB3、B4で一体に締め付けられる。したが
って、カバー50、ウェビング連結部材20、センサー
ベース35及びセンサープレート41は一体化されてお
り、それらの間の相対的変位は実質的にない。一方、そ
れらの部品は、アンカー連結部材10に対しては相対的
にスライドする。図3及び図4に示すように、ウェビン
グ連結部材20とカバー51の間は樹脂pにより封止さ
れている。一方、アンカー連結部材10とカバー51間
には、ゴムパッキン58が介装されている。
【0026】次に、上記の構成からなるシートベルト張
力検出装置1の作用について説明する。図5は、本発明
に係るシートベルト張力検出装置の作動フローチャート
である。図3に示すように、ウェビングWに張力がかか
っていないときには、センシング機構30のシャフトバ
ー31の先端部31Bが、アンカー連結部材10及びウ
ェビング連結部材20に対して直立した状態になってい
る。このとき、アンカー連結部材10の係合部17の上
端縁が、ウェビング連結部材20の貫通孔27内の上端
に位置し、係合部17の下端縁と貫通孔27の下端間に
は、隙間Xが確保されている。センシング機構30のア
ームスプリング45は、本来の形状のままである。そし
て、シャフトバー31の先端部31Bは、アンカー連結
部材10の長孔15にほぼ真っ直ぐに挿通されている。
【0027】この状態から、ウェビングWに張力がかか
る(図5のステップS1)と、ウェビング連結部材20
が図3及び図4の上に引っ張られる(図5のステップS
2)。すると、ウェビング連結部材20と一体になって
いるセンシング機構30及びカバー50も同時に上に引
っ張られ、これらがアンカー連結部材10に対して相対
的にスライド移動する。すると、車体側部に固定された
ままのアンカー連結部材10の長孔15がセンシング機
構30のシャフトバー31に当たり、アンカー連結部材
10が力点となってシャフトバー31の先端部31Bに
下方向へ力が加わる。これにより、シャフトバー31は
基部31Aの軸部32に外嵌したベアリング33を支点
として、ウェビング連結部材20の縦板部23の係合切
込29において回転する(図5のステップS3)。
【0028】シャフトバー31が回転すると、これに固
定されているアームスプリング45が連動し、図4に示
すように延出部45Bが屈曲変形する。このような屈曲
変形時には、アームスプリング45は、シャフトバー3
1の基部31Aに固定された固定部45A(固定端)
と、センサープレート41のポイントピン43に接触し
た接点部45C(自由端)との間で支持された状態であ
り、この力がポイントピン43に伝達される(図5のス
テップS4)。
【0029】ポイントピン43に力が伝わると、センサ
ープレート41のひずみ検出アーム41Bにひずみが発
生する(図5のステップS5)。このひずみはひずみゲ
ージ42により検出され、この検出値がASICにより
電気信号に変換されて検出される(ステップS6)。
【0030】なお、上記ステップS2において、ウェビ
ング連結部材20とアンカー連結部材10との相対的な
移動量は、隙間Xの範囲に制限される。図4に示すよう
に、アンカー連結部材10の係合部17がウェビング部
材20の貫通孔27下端に当接したときが最大移動時で
あり、ウェビング連結部材20にかかる力が直接アンカ
ー連結部材10に伝達される。この際の伝達荷重(スト
ッパー荷重)は、約20kgである。このように移動量
を制限することにより、センサープレート41にかかる
荷重も制限される。
【0031】なお、シートベルト張力検出装置1をウェ
イトセンサと併用してシート上の乗員重量を検出し、こ
の検出値に基づいてエアバッグの制御を行うことができ
る。乗員重量は、ウェイトセンサで検出される検出値か
ら、シートベルト張力検出装置1で検出されるウェビン
グ張力を引いた値として求めることができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、防水・防塵性能が向上する等の利点を有する
シートベルト張力検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係るシートベルト
張力検出装置を示す分解斜視図である。
【図2】図2(A)、(B)は、図1のシートベルト張
力検出装置のカバー内部の構造(センシング機構を含
む)示す斜視図である。
【図3】図1のシートベルト張力検出装置にベルト張力
が作用していない状態を示す側面断面図である。
【図4】図1のシートベルト張力検出装置のベルト張力
作用時の状態を示す側面断面図である。
【図5】本発明に係るシートベルト張力検出装置の作動
フローチャートである。
【符号の説明】
1 シートベルト張力検出装置 10 アンカー連結部材 11 連結部 12 孔 13 凹部 15 長
孔 17 係合部 20 ウェビング連結部材 21 連結部 22 孔 23 縦板部 24 中
間部 25 長孔 27 貫
通孔 29 係合切込 30 センシング機構 31 シャフトバー 31A
基部 31B 先端部 32 軸
部 33 ベアリング 35 セ
ンサーベース 41 センサープレート 41A
固定部 41B ひずみ検出アーム 41C
切り込み 42 ひずみゲージ 43 ポ
イントピン 45 アームスプリング 45A
固定部 45B 延出部 45C
接点部 50 カバー 51 アッパー部 52 ロ
ワー部 58 ゴムパッキン W ウェビング p 樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトの端を乗り物に固定するア
    ンカー部に設置されるシートベルト張力検出装置であっ
    て、 前記乗り物の構造体への連結部を有するアンカー連結部
    材と、 前記シートベルトへの連結部を有するウェビング連結部
    材と、 前記両部材間を繋ぐように配置された、該両部材間にか
    かる力を検出するセンシング機構と、 該センシング機構を覆うカバーと、 を具備し、 前記アンカー連結部材及びウェビング連結部材の連結部
    が、前記カバーの外側まで延出されていることを特徴と
    するシートベルト張力検出装置。
  2. 【請求項2】 シートベルトの端を乗り物に固定するア
    ンカー部に設置されるシートベルト張力検出装置であっ
    て、 前記乗り物の構造体への連結部を有するアンカー連結部
    材と、 前記シートベルトへの連結部を有するウェビング連結部
    材と、 前記両部材間を繋ぐように配置された、該両部材間にか
    かる力を検出するセンシング機構と、 該センシング機構を覆うカバーと、 を具備し、 前記ベルト張力が変化した場合においても、前記ウェビ
    ング連結部材と前記カバーとの間の相対的変位が実質的
    にゼロであることを特徴とするシートベルト張力検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ウェビング連結部材と前記カバーの
    間が封止されていることを特徴とする請求項2記載のシ
    ートベルト張力検出装置。
  4. 【請求項4】 シートベルトの端を乗り物に固定するア
    ンカー部に設置されるシートベルト張力検出装置であっ
    て、 前記乗り物の構造体への連結部を有するアンカー連結部
    材と、 前記シートベルトへの連結部を有するウェビング連結部
    材と、 前記両部材間を繋ぐように配置された、該両部材間にか
    かる力を検出するセンシング機構と、 該センシング機構を覆うカバーと、 を具備し、 前記センシング機構中に、歪ゲージの貼られた前記ベル
    ト張力に応じて変形するセンサープレートが設けられて
    おり、 該センサープレートの可動部と周りの部品との間に一定
    以上の隙間が確保されていることを特徴とするシートベ
    ルト張力検出装置。
  5. 【請求項5】 前記センシング機構が、 前記アンカー連結部材と前記ウェビング連結部材間に配
    置され、ベルト張力の変化に伴うこれら両部材の相対的
    な動きに連動するシャフトバーと、 前記ウェビング連結部材上にセンサーベースを介して配
    置され、歪ゲージの貼られた前記ベルト張力に応じて変
    形するセンサープレートと、 該センサープレート上に突設されたピンと前記シャフト
    バーとの間に架設されたアームスプリングと、を備え、 前記アンカー連結部材とウェビング連結部材の相対的な
    動きに応じて前記シャフトバーが連動し、このシャフト
    バーの動きが前記アームスプリング及び前記ピンを介し
    て前記センサープレートに伝達されることを特徴とする
    請求項1〜4いずれか1項記載のシートベルト張力検出
    装置。
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CN102435426A (zh) * 2011-09-20 2012-05-02 奇瑞汽车股份有限公司 一种安全带粉尘试验机
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