JP2002144291A - 用紙穿孔装置 - Google Patents

用紙穿孔装置

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JP2002144291A JP2000339875A JP2000339875A JP2002144291A JP 2002144291 A JP2002144291 A JP 2002144291A JP 2000339875 A JP2000339875 A JP 2000339875A JP 2000339875 A JP2000339875 A JP 2000339875A JP 2002144291 A JP2002144291 A JP 2002144291A
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道也 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で組立性に優れると共に、パンチ穴数の
変更を小さな駆動力で達成できる用紙穿孔装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 用紙にパンチ保持手段で保持されたパン
チのうちの特定なものを選択的に作動させて穴明け加工
を行う用紙穿孔装置。パンチの選択は、一体的に構成さ
れた複数の偏心部を有するカム24を軸方向に所定のス
トロークで往復移動させ、カム24の偏心部を前記パン
チ保持手段に対して、パンチ13の動作位置、非動作位
置に切換えるので、小型で組立性に優れた用紙穿孔装置
を得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、複写機やプリンタ等か
ら排出される用紙に対して穴明け加工を行う用紙穿孔装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンタ等の画像形成
装置において、画像を形成した用紙にファイル用のパン
チ穴を形成する用紙穿孔装置が付加されるようになって
いる。また、パンチ穴の数も用紙サイズに応じて、2穴
と3穴を選択できる機構が要求されている。
【0003】例えば、特開平10−7307号公報に開
示されているように、複数のカムを駆動軸に固定し、駆
動軸自体を軸方向にスライドさせることにより、作動さ
せるパンチ数を変更するものが存在する。
【0004】また、別の例として、バラバラの複数のカ
ム駆動軸に配設し、カムを別部材でスライドさせて、カ
ムホルダに出し入れすることで切換えを行うものが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の従来例
では、切換え時に駆動軸を動かすために、大きな動力を
必要とし、切換え用の駆動系が大きくなり、用紙穿孔装
置の内部に収めることができず、装置の大型化やコスト
アップの原因となっている。また、機構が複雑化するた
め、組立性が悪い等の問題もあった。
【0006】また、後者の従来例では、バラバラの複数
のカム駆動軸に配設して組付けるために、組み付け時に
特別な治具を必要とし、組み付け性が悪くなったり、別
部材でカムをスライドさせるため、部品点数が多くな
り、コストアップの要因となる等の不具合があった。
【0007】そこで本発明は、上記した従来の問題点に
鑑み、小型でコストダウンが図れ、組立性の良い用紙穿
孔装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、基本的に以下に記載されたような構成を採
用するものである。すなわち本発明に係る用紙穿孔装置
は、用紙を案内するガイド板と、所定の間隔に配置され
た複数のパンチと、パンチに対応して配置された複数の
ダイと、パンチ保持手段と、前記パンチを駆動するため
の駆動手段と、駆動手段の回転運動をパンチの往復運動
に変換する変換手段と、前記変換手段のうちの特定なも
のを選択的に作動させるための切換手段とから構成さ
れ、用紙に対して垂直方向にパンチを往復運動させて穴
明け加工を行う用紙穿孔装置において、前記変換手段
は、前記駆動手段により回転駆動される駆動軸上に設
け、その軸方向に連結して一体的に構成された複数の偏
心部を有するカムからなり、前記切換手段は、前記一体
的に構成された複数の偏心部を有するカムを軸方向に所
定のストロークで往復移動させ、前記カムの偏心部を前
記パンチ保持手段に対して、パンチの動作位置、非動作
位置に切換えることを特徴とするものである。
【0009】これにより、複数の偏心部を有するカムを
軸線方向に往復移動させることにより、用紙に明ける穿
孔穴数を変更することができる。カムは、複数の偏心部
を軸方向に連結して一体的に構成されるから、偏心部ご
とに分割して成形可能とし、金型製作を容易としてコス
トダウンを図ることができる。また、カム上に、例えば
カムホルダ等を設けることが可能となる。
【0010】請求項2に記載のものは、請求項1に記載
の用紙穿孔装置において、前記一体的に構成された複数
の偏心部を有するカムは、偏心部を有する複数のカム要
素とそれらを連結する連結部材とで構成され、それらが
材料の弾性を利用して連結されていることを特徴とす
る。
【0011】これにより、カム要素および連結部材を材
料の弾性を利用して連結するから、接着を行ったり、余
分な部品を必要としたりすることなく、連結を容易とし
て組立て性を向上することができる。
【0012】請求項3に記載のものは、請求項1または
2に記載の用紙穿孔装置において、前記一体的に構成さ
れた複数の偏心部は、回転方向に位相差を有して軸方向
に連結していることを特徴とする。
【0013】これにより、駆動軸の穿孔トルクを分散さ
せることができ、駆動系にかかる負担を軽減することが
できる。
【0014】請求項4に記載のものは、請求項1、2ま
たは3に記載の用紙穿孔装置において、前記一体的に構
成された複数の偏心部を有するカムは、前記駆動軸に対
して軸方向にスライド可能であると共に、前記駆動軸と
共に回動することを特徴とする。
【0015】これにより、カムを駆動手段の軸方向に移
動しても、回転駆動することができる。
【0016】請求項5に記載のものは、請求項4に記載
の用紙穿孔装置において、前記一体的に構成された複数
の偏心部を有するカムは、端部に円盤部材を設けるとと
もに、その円盤部材が係合する溝を有し、前記カムを軸
方向にスライドする切換えアームを設けたことを特徴と
する。
【0017】これにより、切換えアームの溝と円盤部材
の接触面積を小さくして穿孔時の摩擦負荷を小さくする
ことができる。また、切換えアームでカムを直接スライ
ドするから、部品点数を少なくすることができる。
【0018】請求項6に記載のものは、請求項1、2、
3、4または5に記載の用紙穿孔装置において、前記パ
ンチ保持手段は、前記パンチのストローク方向の案内手
段を設けたことを特徴とする。
【0019】これにより、パンチ保持手段(カムホル
ダ)がパンチの軸線を中心にして回転するのを防止する
と共に、カムによってカムホルダが傾くのを防止し、円
滑に穿孔することができる。
【0020】請求項7に記載のものは、請求項1、2、
3、4、5または6に記載の用紙穿孔装置において、前
記一体的に構成された複数の偏心部を有するカムの最小
半径部が所定の回動位置にあることを検知する検知手段
を設け、所定の回動位置にある場合のみ前記切換手段が
切換動作を行うことを特徴とする。
【0021】これにより、カムが切換動作中にカムホル
ダに引っかかることがない。
【0022】請求項8に記載のものは、請求項1、2、
3、4、5、6または7に記載の用紙穿孔装置におい
て、前記一体的に構成された複数の偏心部を有するカム
のうち、少なくとも1つの偏心部で、偏心部の両側に隣
接する2つのパンチを切換駆動することを特徴とする。
【0023】これにより、隣接するパンチの間隔が狭く
ても、円滑に切換動作を行うことができる。
【0024】請求項9に記載のものは、請求項1、2、
3、4、5、6、7または8に記載の用紙穿孔装置にお
いて、前記一体的に構成された複数の偏心部を有するカ
ムの偏心部の回動軸に対し垂直な断面形状を扇型形状に
構成したことを特徴とする。
【0025】これにより、切換動作のときカムがカムホ
ルダに引っかかることがない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る用紙穿孔装
置の一具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は、本発明の一例である用紙穿孔装置を示す斜
視図である。この図示例において、2穴と3穴を切換え
て選択できる用紙穿孔装置を例に説明する。
【0027】ここで、用紙穿孔装置9は、用紙を案内す
るガイド板上10、ガイド板下11と、所定の間隔に配
置された複数のパンチ13〜17と、パンチに対応して
配置された複数のダイと、パンチ保持手段であるカムホ
ルダ19〜23と、駆動手段の回転運動をパンチの往復
運動に変換する変換手段であるカム24と、パンチのう
ちの特定なものを選択的に作動させるための切換手段2
5等から構成されている。
【0028】ガイド板上10とガイド板下11は所定の
隙間を有して配設されており、両者の間隙12に沿って
用紙が搬送され、用紙が所定の穿孔位置に来たときに停
止する。ガイド板上10の上には、パンチ13〜17が
所定の間隔で配設されている。また、それぞれのパンチ
13〜17に対応してスライド軸受18が圧入されてい
る。
【0029】また、ガイド板下11には、パンチ13〜
17の上下動する位置にそれぞれ対応して図示しないダ
イが配設されている。
【0030】パンチ13は、保持手段であるカムホルダ
19の下端に取り付けられている。他のパンチ14〜1
7も同様にカムホルダ20〜23に取り付けられてい
る。
【0031】カム24は、それぞれ図3〜図5に示す、
偏心部を有するカム要素26〜29と連結部材30〜3
2を、図6に示すように直線状に連結して一体に構成し
たものである。本図示例では、カム要素27と28は、
カム要素どうしが連結されているが、他のカム要素2
6、29はそれぞれ連結部材30、31、32と連結さ
れている。そして、駆動軸33に対して軸方向にスライ
ド移動可能に配設されている。
【0032】図3は、カム要素26を示す斜視図であ
り、偏心部34と貫通孔35を有すると共に、端面に角
穴部36を有している。また、接続用の角穴部37、3
8が設けられている。カム要素27、29は、同様に構
成されている。
【0033】図4はカム要素28の斜視図であり、カム
要素26等より偏心部39の寸法が長く設定されてい
る。また、端面に接続用の一対の弾性を有した爪部40
が突設されている。更に、貫通孔41を有した軸部に
は、角穴部42が設けられている。そして、角穴部42
と爪部40の位置関係は、平行ではなく、軸を中心とし
て約15度の角度をもって配設されている。また、偏心
部39には、軸線方向に延設された角穴部43が形成さ
れている。
【0034】図5は、連結部材31を示す斜視図であ
る。連結部材31は、中空の管状をしており、左右両端
にそれぞれ一対の爪部43A、43B、44A、44B
が設けられている。ここで、爪部43、44の位置関係
は、軸を中心として約15度の角度をもって配設されて
いる。このように構成することで、カム要素26とカム
要素27を連結部材31で連結した際に、カム要素26
の偏心部とカム要素27の偏心部とが約15度の位相差
をもって連結される。
【0035】同様に、カム要素28とカム要素29を連
結部材32で連結すると、それぞれの偏心部を約15度
の位相差をもって連結することが出来る。このように構
成することにより、駆動軸33によってカム24を回動
させた場合に、穿孔タイミングにずれが生じ、穿孔トル
クを分散することが出来る。
【0036】連結部材30の一端部には、円盤部材45
が設けられており、一体的に構成されたカム24を軸線
方向に移動させることができる。また、この様に構成さ
れたカム24には、駆動軸33が挿通されると共に、カ
ム要素26〜29の各偏心部には、駆動軸に対してラジ
アル方向の溝が設けられており、それに駆動軸33を貫
通するように4本の平行ピンが係合している。これによ
り、カム24は、駆動軸33に対して軸線方向にスライ
ド可能であると共に、駆動軸33と一緒に回転すること
ができる。
【0037】図7は、用紙穿孔装置に使用されるパンチ
を示す斜視図である。パンチ13は、円柱状をしており
下端に刃部13aを有し、上端に細径の首部13bを有
している。そして、保持手段であるカムホルダ19に取
り付けられている。他のパンチ14〜17も同様に形成
されている。
【0038】図8は、カムホルダを示す斜視図である。
カムホルダ19〜23は、同じものが向きを違えて使用
されている。カムホルダ19は、カムの挿通される長円
形の穴46を有している。カムホルダの長円形の穴46
の短径は、カム要素の同心部分よりも若干大きく形成さ
れており、長径は、パンチ13〜17が上下するストロ
ークに合わせて寸法が設定されている。
【0039】このようにパンチのストローク方向の案内
手段を設けたので、カムの同心部分とカムホルダの長円
形の穴46によりパンチがストローク方向に拘束され、
カムホルダがパンチの軸線を中心にして回転するのを防
止する。また、カムによってカムホルダ19〜23が傾
こうとするのを防止し、パンチ13〜17をガイドする
スライド軸受18に対してかじり等を生じることなく、
円滑に穿孔動作ができる。
【0040】また、カムホルダ19〜23は、下端にこ
けし型の異形穴47が設けられており、この異形穴47
の開口部47aに対してパンチ13〜17の首部分13
b嵌合させる。嵌合は、円形部分に首部13bを押し込
むと、開口部47aのくびれが樹脂の弾性によって開
き、その結果パンチが保持されるようになる。
【0041】開口部47aは、カムの軸線方向を向いて
設けられているので、カムホルダ19〜23とカム24
と駆動軸33を組付けたものをガイド板に組付けた後で
も、パンチをガイド板下11から挿入すれば、カムホル
ダ19〜23を軸線方向に移動させてパンチを組付ける
ことができる。つまり、パンチ13〜17を最後に組付
けることができるので、組付け性を向上させることがで
きると共に、組付け時にパンチの刃部13aを損傷させ
る虞がない。
【0042】図9は、切換手段25を示す斜視図であ
る。切換手段25は、カム24の先端に形成された円盤
部材45の係合される溝48を有した切換えアーム49
と、この切換えアーム49を所定の距離だけ偏心した位
置に明けられた穴に回転自在に支持するウオームホイー
ル50と、このウオームホイール50をウオーム歯車5
1を介して回転駆動する駆動モータ52と、ウオームホ
イール50の回転を制御するマイクロスイッチ53、カ
ム54等から構成されている。
【0043】ウオームホイール50が回転すると、先端
の円盤部材45が切換えアーム49に係合しているカム
24は、ウオームホイール50の偏心穴の偏心量の2倍
の距離だけ駆動軸33に沿って移動する。そして、ウオ
ームホイール50が回転することにより、カム24は往
復移動する。
【0044】図1はカム24が第1の位置(図中で最も
右下側)にある場合であり、カム24の回転によりパン
チ14、16が作動する。図2は、カム24が第2の位
置(図中で最も左上側)にある場合であり、カム24の
回転によりパンチ13、15、17が作動する。このよ
うにカム24を軸線方向にスライド移動させて、第1の
位置または、第2の位置をとることにより偏心部の位置
を変更して、用紙の穿孔数を2穴または3穴に切換える
ことができる。
【0045】第1の位置または第2の位置の検出は、ウ
オームホイール50の下面に取り付けられたカム54に
よって、ウオームホイール50の回転する周囲に固定配
置されたマイクロスイッチ53をON/OFFさせるこ
とによって行う。
【0046】尚、以上の図示例では切換えの駆動手段と
して、駆動用DCモータとウオーム歯車、ウオームホイ
ール、リンク機構を使用しているが、その他の駆動手
段、減速手段等を使用することもできる。また、穿孔穴
数は、2穴と3穴の例について説明したが、2穴と4穴
の切換えなどその他の組み合わせであっても同様に適用
することが出来る。
【0047】図10は、本発明の用紙穿孔装置に使用さ
れるカム24の最小半径部を検知する検知手段を示す説
明図である。駆動軸33は一回転クラッチ55を介して
駆動モータ56と接続されており、回転を始める際の位
置は、常にパンチ13〜17が一番上昇した位置に保持
されている。穿孔を指示する信号により、一回転クラッ
チ55が接続されると、駆動軸33に駆動モータ56の
回転が伝達され、駆動軸33が一回転すると自動的に一
回転クラッチ55が切れる。
【0048】また、駆動軸33には、スリット57付き
の円盤58が設けられており、この円盤58の周囲に固
定配置されたセンサ59によって、駆動軸33の回転角
度を検出し、パンチが中途半端な位置で停止した場合に
穿孔動作或いは切換え動作を行わない。
【0049】穿孔穴数を切換えるためにカム24をスラ
イド移動させる場合、各パンチ13〜17が一番上に保
持された状態、つまり、カム要素のそれぞれの偏心部の
最小半径部が、カムホルダ開口穴46の内側下面に当接
した状態の時に行われる。そのため、カムホルダは常に
図外のバネによって押し上げられている。また、カム要
素26〜29の偏心部の断面はそれぞれ扇型形状をして
いるため、各偏心部が位相差をもって一体に構成されて
いても、切換え動作のときにカムホルダ19〜23に引
っかかることはない。
【0050】次に、以上のように構成された用紙穿孔装
置の穿孔動作を説明する。先ず、用紙に2つのパンチ穴
を明ける場合、切換手段25の駆動モータ52によって
切換えアーム49を回転させて、図1に示すようにカム
24が最も右下になるよう移動する。この状態で駆動軸
33を回転させると、カム要素27がパンチ14をカム
要素28がパンチ16を押し下げ、ガイド板上10とガ
イド板下11の間に停止している用紙に2個のパンチ穴
を形成する。
【0051】また、用紙に3個のパンチ穴を明ける場
合、切換手段25の駆動モータ52によって切換えアー
ム49を回転させて、図2に示すようにカム24が最も
左上になるよう移動する。この状態で駆動軸33を回転
させると、カム要素26がパンチ13をカム要素28が
パンチ15をカム要素29がパンチ17を押し下げ、ガ
イド板上10とガイド板下11の間に停止している用紙
に3個のパンチ穴を形成する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の用紙穿孔
装置によれば、パンチを往復運動させるための変換手段
であるカムを選択的に作動させる切換手段は、一体的に
構成された複数の偏心部を有するカムを軸方向に所定の
ストロークで往復移動させ、前記カムの偏心部を前記パ
ンチ保持手段に対して、パンチの動作位置、非動作位置
に切換えるので、2穴または3穴の穿孔数を自由に選択
することができる。また、切換え用の駆動系を小さくす
ることができる。
【0053】カムは、複数の偏心部を軸方向に連結して
一体的に構成されるから、偏心部ごとに分割して成形可
能とし、金型製作を容易としてコストダウンを図ること
ができる。また、カム上に、例えばカムホルダ等を設け
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である用紙穿孔装置を示す斜視図
である。
【図2】同用紙穿孔装置の作動するパンチ数を切換えた
状態を示す斜視図である。
【図3】同用紙穿孔装置に使用される第1のカム要素を
示す斜視図である。
【図4】同用紙穿孔装置に使用される第2のカム要素を
示す斜視図である。
【図5】同用紙穿孔装置に使用されるカム要素接続する
連結部材を示す斜視図である。
【図6】同用紙穿孔装置に使用されるカムを示す斜視図
である。
【図7】同用紙穿孔装置に使用されるパンチを示す斜視
図である。
【図8】同用紙穿孔装置に使用されるカムホルダを示す
斜視図である。
【図9】同用紙穿孔装置に使用される切換手段を示す斜
視図である。
【図10】同用紙穿孔装置に使用されるカムの最小半径
部を検知する検知手段を示す説明図である。
【符号の説明】
9 用紙穿孔装置 10 ガイド板上 11 ガイド板下 13〜17 パンチ 19〜23 カムホルダ(パンチ保持手段) 24 カム 25 切換手段 26〜29 カム要素 30〜32 連結部材 33 駆動軸 34 偏心部 45 円盤部材 49 切換えアーム 50 ウオームホイール 59 センサ(検知手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を案内するガイド板と、所定の間隔
    に配置された複数のパンチと、パンチに対応して配置さ
    れた複数のダイと、パンチ保持手段と、前記パンチを駆
    動するための駆動手段と、駆動手段の回転運動をパンチ
    の往復運動に変換する変換手段と、前記変換手段のうち
    の特定なものを選択的に作動させるための切換手段とか
    ら構成され、用紙に対して垂直方向にパンチを往復運動
    させて穴明け加工を行う用紙穿孔装置であって、前記変
    換手段は、前記駆動手段により回転駆動される駆動軸上
    に設け、その軸方向に連結して一体的に構成された複数
    の偏心部を有するカムからなり、前記切換手段は、前記
    一体的に構成された複数の偏心部を有するカムを軸方向
    に所定のストロークで往復移動させ、前記カムの偏心部
    を前記パンチ保持手段に対して、パンチの動作位置、非
    動作位置に切換えることを特徴とする用紙穿孔装置。
  2. 【請求項2】 前記一体的に構成された複数の偏心部を
    有するカムは、偏心部を有する複数のカム要素とそれら
    を連結する連結部材とで構成され、それらが材料の弾性
    を利用して連結されていることを特徴とする請求項1記
    載の用紙穿孔装置。
  3. 【請求項3】 前記一体的に構成された複数の偏心部
    は、回転方向に位相差を有して軸方向に連結しているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の用紙穿孔装置。
  4. 【請求項4】 前記一体的に構成された複数の偏心部を
    有するカムは、前記駆動軸に対して軸方向にスライド可
    能であると共に、前記駆動軸と共に回動することを特徴
    とする請求項1、2または3に記載の用紙穿孔装置。
  5. 【請求項5】 前記一体的に構成された複数の偏心部を
    有するカムは、端部に円盤部材を設けるとともに、その
    円盤部材が係合する溝を有し、前記カムを軸方向にスラ
    イドする切換えアームを設けたことを特徴とする請求項
    4に記載の用紙穿孔装置。
  6. 【請求項6】 前記パンチ保持手段は、前記パンチのス
    トローク方向の案内手段を設けたことを特徴とする請求
    項1、2、3、4または5に記載の用紙穿孔装置。
  7. 【請求項7】 前記一体的に構成された複数の偏心部を
    有するカムの最小半径部が所定の回転位置にあることを
    検知する検知手段を設け、所定の回転位置にある場合の
    み前記切換手段が切換動作を行うことを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5または6に記載の用紙穿孔装置。
  8. 【請求項8】 前記一体的に構成された複数の偏心部を
    有するカムのうち、少なくとも1つの偏心部で、偏心部
    の両側に隣接する2つのパンチを切換駆動することを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7に記載
    の用紙穿孔装置。
  9. 【請求項9】 前記一体的に構成された複数の偏心部を
    有するカムは、偏心部の駆動軸に対し垂直な断面形状を
    扇型形状に構成したことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7または8記載の用紙穿孔装置。
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