JP2002143217A - おむつ - Google Patents

おむつ

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JP2002143217A
JP2002143217A JP2000346949A JP2000346949A JP2002143217A JP 2002143217 A JP2002143217 A JP 2002143217A JP 2000346949 A JP2000346949 A JP 2000346949A JP 2000346949 A JP2000346949 A JP 2000346949A JP 2002143217 A JP2002143217 A JP 2002143217A
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勝彦 杉山
Migaku Suzuki
磨 鈴木
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NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
Japan Absorbent Technology Institute
New Oji Paper Co Ltd
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NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
Japan Absorbent Technology Institute
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップシートに便を分離するための開口部を
設けた従来のおむつは、おむつかぶれなどのスキントラ
ブルを充分に減少させることができない。 【解決手段】 液透過性のトップシート12C,12S
と、液不透過性のバックシート11と、これらトップシ
ート12C,12Sとバックシート11との間に配置さ
れる吸収体13と、複数の開口部19を有し、トップシ
ート12C,12Sの上に配置されて少なくともその長
手方向両端側がトップシート12C,12S側に接合さ
れるスキンコンタクトシート18とを具え、おむつを着
用した状態において、スキンコンタクトシート18が着
用者に密着状態で当接し、便はスキンコンタクトシート
18に形成された複数の開口部19から、このスキンコ
ンタクトシート18とトップシート12C,12Sとの
間に導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着用者の臀部に便
が直接付着しないように配慮して臀部のスキントラブル
の減少を企図したおむつに関する。
【0002】
【従来の技術】おむつかぶれの原因および発症機構に関
し、皮膚臨床30の第949ページ〜第956ページ
(1998年)に記載された山本一哉氏の「いわゆるお
むつかぶれ」によると、尿と便とが混ざるとアンモニ
アが発生し、このアンモニアが環境をアルカリ性に
し、便中の酵素がアルカリ性雰囲気で強く活性化し、
この酵素およびアンモニアによって皮膚の弱った部分
が炎症を起こし、おむつかぶれが発生することを述べて
いる。皮膚の弱った部分が作り出される原因として、皮
膚と接触するおむつ構成材料の肌触りなどの機械的刺激
や、おむつ内の湿度が高いために皮膚がふやけた状態と
なるようなおむつ内側の環境なども指摘されている。
【0003】上述したようなおむつかぶれの原因に対
し、高分子吸収部材の技術進歩に伴う性能向上によっ
て、例えば排尿後にこれを速やかに吸収してその浸透拡
散を少なくすることで、排便があった場合でもこれと混
ざりにくくすることが可能となっている。また、おむつ
内側の環境に関しては、例えば通気性シートをおむつに
使用することによって、おむつ内の蒸れ対策が可能とな
り、皮膚をふやけさせない効果をあげている。おむつか
ぶれに対する対策がこのように進んできたため、いわゆ
る使い捨ておむつなどの使用によって発生していたかぶ
れなどのスキントラブルも減少している。
【0004】しかしながら、尿と便とがほぼ同時に排泄
された場合や、軟便に対するかぶれ防止については、ま
だ対策が十分ではなかった。軟便の場合、尿と混ざらな
くてもこれを放置すれば、皮膚への負担が大きくなる。
軟便は、皮膚に当接するおむつのトップシートをほとん
ど通過しないので、水分の一部が吸収体に移行する以
外、トップシートに残って着用者の臀部に付着すること
となる。このため、皮膚にトラブルが発生しないとして
も、おむつ替えの際に臀部に対する払拭作業が煩雑にな
る。
【0005】このように、便と尿とが混ざり合ったり、
便が臀部に付着するのを防止するため、例えば特開昭6
1−41304号公報,実開平6−21623号公報,
および特開平10−192339号公報にて尿と便とを
分離できるおむつが提案されている。
【0006】特開昭61−41304号公報に開示され
たおむつは、トップシートの中央に長さ方向に長い開口
部を設け、その開口部の周縁部に沿って弾性部材を取り
付けることにより、トップシートにいわゆるコシを持た
せて開口部が塞がれないように配慮したものである。ま
た、実開平6−21623号公報に開示されたおむつ
は、長さ方向および幅方向に延在する2組のフラップを
重ね、これらの中央に開口を形成することにより、便を
収納する開口部の面積を広く設定できるようにしたもの
である。特開平10−192339号公報に開示された
おむつは、吸収体とトップシートとの間にスペーサを介
在させ、このスペーサによって形成される空間に連通す
る開口をトップシートに形成したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−4130
4号公報に開示されたおむつの場合、これを実際に着用
した様子を観察すると、おむつの股下部が着用者の両脚
の太股によってその中央側に寄せられ、肌に密着せずに
下方に垂れ下がったような状態となることが判明した。
すなわち、これらのおむつはトップシートまたは表面シ
ート(以下、これらをトップシートと総称する)の股下
部が着用者の股下に密着していないので、トップシート
に設けられた開口部が意味をなさず、便がトップシート
の上に広がってしまう不具合が生ずる。仮に、トップシ
ートの開口部の位置と着用者の肛門の位置とが合致して
いたとしても、トップシートが着用者の股下に密着して
いないので、開口部が塞がった状態となり、開口部を介
して便をトップシートとバックシートとの間に導くこと
ができないことが予想される。
【0008】また、実開平6−21623号公報に開示
されたおむつの場合、第2の表面シートに形成される開
口部の面積を広く取ることによって、この開口部の位置
を着用者の肛門の位置にほぼ確実に合致させることがで
きるものの、逆に開口部の開口面積が大きすぎるため、
この開口部を介して第2の表面シートと第1の表面シー
トとの間に導かれた便が再び開口部から第2の表面シー
トの上に戻ってしまい、着用者の臀部を汚してしまう可
能性が高かった。
【0009】特開平10−192339号公報に開示さ
れたおむつの場合、弾性体を用いたスペーサによって吸
収体とトップシートとの間に便が収容される空間を形成
しているため、着用者の臀部にトップシートを介してス
ペーサが押し当たった状態となり、着用感が損なわれる
欠点を有する。また、トップシートに形成された開口部
の占める割合が低いため、流動性の低い便の場合にはこ
れがトップシートの開口部を速やかに通過しにくくな
り、着用者の臀部を汚してしまう可能性もある。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、トップシートに便を分
離するための開口部を設け、おむつかぶれなどのスキン
トラブルの減少を企図したおむつの機能を充分に発揮さ
せることができる改良したおむつを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるおむつは、
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート
と、これらトップシートとバックシートとの間に配置さ
れる吸収体と、複数の開口部を有し、前記トップシート
の上に配置されてその長手方向両端部が前記トップシー
ト側に接合されるスキンコンタクトシートとを具えたこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明によると、おむつを着用した状態に
おいて、スキンコンタクトシートが着用者に密着状態で
当接し、便はスキンコンタクトシートに形成された複数
の開口部から、このスキンコンタクトシートとトップシ
ートとの間に導かれる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明におけるバックシートとし
て、液不透過性のシートを単独で用いたり、あるいはこ
れに1枚〜複数枚の不織布を積層して用いることが可能
である。液不透過性のバックシートとしては、ポリエチ
レンシート、特に通気性を持たせるための微孔を形成し
たポリエチレンシートや、熱可塑性樹脂にフィラーを加
えて延伸したシートの如き透湿性を持つ材料を採用し、
蒸れに対して快適性を持たせたものが好ましい。この場
合、単一のシートを単独で用いることも可能であるが、
少なくとも1つの不織布を積層するようにしてもよい。
例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル
などの熱可塑性樹脂を原料とする合成繊維からなる不織
布をバックシートの表面に手触りを良くするために貼り
付けることが可能である。この場合、不織布が液不透過
性であっても、あるいは液透過性であっても良い。
【0014】トップシートとしては、液透過性の不織布
や織布を採用することが可能であり、これに使用される
繊維材料としては綿などの天然繊維、レーヨンなどの再
生繊維、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステ
ル,ナイロンなどの合成繊維、またはこれらを2種類以
上組み合わせた複合繊維などを使用することができる。
特に、強度の点でポリエステル/ポリエステル,ポリプ
ロピレン/ポリエチレンなどの複合繊維を採用すること
が好ましいけれども、これらに制限されるものではな
い。
【0015】また、吸収体としては、木材パルプまたは
非木材パルプを綿状にしたフラッフパルプを主材とし、
これに高分子吸収部材を加えたものを採用することがで
き、その他に吸収紙単独または熱融着繊維などの混合物
や積層物を採用可能である。何れの場合も、SAPの飛
び出し防止のために全体をティシュで包み込んだ積層構
造とすることが好ましい。
【0016】本発明によるおむつにおいて、スキンコン
タクトシートとトップシートとの間に空隙が形成される
ように、スキンコンタクトシートの長手方向両端部以外
の部分をトップシートに対して非接合状態に保つことが
有効である。 スキンコンタクトシートが少なくとも股
下部から後ろ身頃に亙って配置されていることが好まし
い。あるいは、前身頃から後ろ身頃に亙って配置され、
前身頃の幅方向中央部が切り欠かれた切欠部を有するも
のであってもよい。
【0017】スキンコンタクトシートが網状をなしてい
てもよく、果物などの輸送用緩衝材として使用されてい
る無架橋法による発泡ポリエチレンからなるミラネット
(商品名:JSP社製)などを利用することができる。
【0018】また、スキンコンタクトシートを果物など
の緩衝材として一般的に使用されている発泡スチロール
樹脂などの発泡樹脂や、伸縮可能な弾性部材、例えばウ
レタン樹脂や天然ゴムで構成することができる。上述し
た発泡樹脂として、例えばポリエチレン,ポリプロピレ
ン,またはポリスチレンに発泡剤を添加してシート状に
押し出し成形したものに熱針や吸引により複数の開口部
を形成したシートや、前記原料を網目状に押し出し成形
したネットを用いることもできる。ポリエチレンを原料
とする発泡樹脂シートとしてはミラマット(商品名:J
SP社製),ハイエチレン(商品名:日立化成社製),
ソフトロン(商品名:積水化学社製)が知られており、
ポリプロピレンを原料とする発泡樹脂シートとしてはハ
イエチレンPP(商品名:日立化成社製),ピーマット
(商品名:JSP社製)が知られており、ポリスチレン
を原料とする発泡樹脂シートとしてはポリスチレンペー
パー,ミラボード(何れも商品名:JSP社製)などが
知られている。これらのうち、ミラマットが柔軟性およ
び架橋されていないことから、本発明のスキンコンタク
トシートとして好適である。
【0019】このスキンコンタクトシートとしては、尿
などの液体が付着しにくい疎水性または撥水性の液透過
性材料を採用することが好ましく、ドライウェブと称さ
れナプキンなどの表面シートに用いられる開孔フィル
ム、特にステンフリー性を持ったフィラメントネット材
が好適である。例えば、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリウレタン,シリコーン,テフロン(商品名:デ
ュポン社製)などのフィラメント、またはナイロン,ポ
リエステルのフィラメントから形成される織布や編布を
シリコーン樹脂やテフロン樹脂で後処理したものを用い
ることができる。さらに、これを熱処理などにより伸縮
性を持たせることは、着用者の臀部に対してスキンコン
タクトシートを確実に当接させ、トップシートとの間に
空隙を確実に形成できる点から好ましい。なお、上述し
たステンフリー性とは、尿や便などの流動体が円滑に通
過して汚れが付着しにくい性質を有することを意味す
る。
【0020】なお、ステーブル織状の織布や編布でスキ
ンコンタクトシートを構成した場合、これらの繊維間に
尿や便などが付着したり、尿や便などで繊維の隙間が目
詰まりを起こしてしまうので好ましくない。また、スキ
ンコンタクトシートを単一のシートで構成する必要はな
く、性質の異なる複数のシートを用い、これを積層した
り、長さ方向あるいは幅方向に接合したものを採用する
ことも可能である。
【0021】本発明によるおむつにおいて、吸収体が少
なくとも前身頃に配置されていることが好ましい。この
場合、吸収体が高分子吸収部材とミクロフィブリルセル
ロースとの混合物を含んだものであってよい。
【0022】
【実施例】本発明によるおむつの実施例について、図1
〜図6を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこの
ような実施例に限らず、これらをさらに組み合わせた
り、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の
概念に包含されるべき他の技術にも応用することができ
る。
【0023】本発明の第1の実施例によるおむつの外観
を図1に示し、その展開形状を図2に示し、前身頃から
後身頃に至る中央断面形状を図3に示し、図2中のIV−
IV矢視断面構造を図4に示す。すなわち、本実施例にお
けるおむつ10は全体としてパンツ型をなし、いわゆる
おむつカバーを構成する液不透過性のバックシート11
と、このバックシート11の幅方向中央部に重ね合わさ
れる液透過性のセンタートップシート12Cと、一定幅
を有するこのセンタートップシート12Cの幅方向両側
縁部に内側縁部が重なるように、バックシート11の幅
方向両側縁側に重ね合わされ、液透過性を有する左右一
対のサイドトップシート12Sと、これらバックシート
11とセンターおよび左右一対のサイドトップシート1
2C,12S(以下、これらを一括してトップシート1
2と略記する)との間に配置されておむつ10の前身頃
10Fから後身頃10Rに亙って延在するほぼ砂時計型
のシート状をなす吸収体13と、おむつ10のウエスト
周り開口部14に沿って伸長状態でバックシート11の
折り返し部分(ウエスト周り開口部14)に保持される
伸縮可能な複数本のウエスト周り弾性部材15と、おむ
つ10の脚周り開口部16に沿って伸長状態でバックシ
ート11とトップシート12との間に保持される伸縮可
能な複数本の脚周り弾性部材17と、トップシート12
上に配置されておむつ10の前身頃10Fから後身頃1
0Rに亙って延在し、その長手方向両端部18Eがトッ
プシート12側であるバックシート11の折り返し部分
に接合されるスキンコンタクトシート18とを具えてい
る。
【0024】本実施例ではトップシート12をセンター
トップシート12Cと左右一対のサイドトップシート1
2Sとに分けているが、これらを単一のシートで構成す
ることも当然可能である。
【0025】また、本実施例における吸収体13とし
て、高分子吸収部材(SAP)とミクロフィブリルセル
ロースとの混合物をシート基材に塗工したものや、SA
Pとミクロフィブリルセルロースとの混合物をシート基
材間に挟持したものからなるパルプレスシートを採用し
ており、このようなパルプレスシートを用いた場合、吸
収体13自体の厚さを非常に薄くすることができるた
め、着用性が良好となる。このパルプレスシートは、吸
水性と形状保持性とに優れたものであり、基本構成とし
てパルプを使用していないことから、吸液後に濡れたま
まの状態が続くことはなく、雑菌の繁殖を招きにくく、
従って衛生面にも優れたものである。このパルプレスシ
ートとしては、不織布上にSAPとミクロフィブリルセ
ルロースとの混合物を塗工したメガシン(製品名:日本
吸収体技術研究所製)、あるいはティシュ間にSAPと
ミクロフィブリルセルロースとの混合物を挟み込んだシ
ートなどが知られている。
【0026】なお、吸収体13として、上述したパルプ
レスシートとパルプとを併用したものであってもよい。
この場合、パルプシートの下面全体にパルプレスシート
を配置したり、部分的に尿などの液体の吸収量を増やし
たい個所に重点的にパルプレスシートを配置することも
可能である。
【0027】本実施例におけるスキンコンタクトシート
18は、発泡ポリエチレン樹脂を網状に成形してその全
面に多数の網目の開口部19を形成したものであり、そ
の長手方向両端部18Eがバックシート11の折り返し
部分に伸長状態で接合され、その長手方向に沿って伸長
可能となっている。このように、スキンコンタクトシー
ト18に形成された多数の開口部19を介して便がスキ
ンコンタクトシート18とトップシート12との間の空
隙21に導かれる。
【0028】このスキンコンタクトシート18の開口
率、すなわちスキンコンタクトシート18の単位面積当
たりに占める開口部19の面積の割合は、10〜90%
の範囲にあることが好ましい。開口率が10%よりも低
くなると、便がスキンコンタクトシート18を通過しに
くくなり、逆に90%を越えた場合にはスキンコンタク
トシート18自体の強度が低下する上、スキンコンタク
トシート18の開口部19を通過した便が逆戻りし易く
なる不具合を生ずる。
【0029】なお、本実施例では、スキンコンタクトシ
ート18のおむつ10の前身頃領域となる部分の幅方向
中央部には、ほぼV字状をなす切欠部20が形成されて
おり、このような切欠部20を形成することにより、ス
キンコンタクトシート18を介さずに尿をトップシート
12から吸収体13に導くことができる。このため、着
用者の肌が尿で濡れるのを防止することができるが、本
実施例のように多数の開口部19が形成されたスキンコ
ンタクトシート18では、このスキンコンタクトシート
18の開口部19を介して尿が直ちにトップシート12
から吸収体13に吸収されるため、切欠部20は必ずし
も必要ではない。
【0030】このように、伸縮可能なスキンコンタクト
シート18がおむつ10の前身頃10Fから後身頃10
Rにかけて延在しているため、スキンコンタクトシート
18はトップシート12の内側で吊り下げられた構造と
なり、着用時にスキンコンタクトシート18がその長手
方向に引き延ばされ、スキンコンタクトシート18が着
用者の肌に密着状態で確実に当接すると共にトップシー
ト12とスキンコンタクトシート18との間に空隙21
が形成される。このため、スキンコンタクトシート18
が着用者の肌に密着しても、その蒸れを防止することが
できる上、着用者がどのような動きをしても網目の開口
部19の何れかを開いた状態に保つことができ、これら
開口部19を通して便をトップシート12上に確実に導
くことができる。
【0031】なお、着用者の尿は、スキンコンタクトシ
ート18の切欠部20によってスキンコンタクトシート
18を介することなく、トップシート12から吸収体1
3内に迅速に吸収される。また、上述した実施例ではパ
ンツ型のおむつ10について説明したが、本発明はおむ
つ10の前身頃10Fの左右両側と後身頃10Rの左右
両側とを重ね合わせてテープで止めるようにした展開型
のおむつにも応用することができる。
【0032】ウエスト周り開口部14および脚周り開口
部16に配置される弾性部材15,17は、いわゆる使
い捨ておむつにおいて一般的に用いられている天然ゴム
製の平ゴムやウレタン糸,糸ゴムなどの伸縮可能な弾性
部材が使用され、ホットメルト接着剤などを用いて接着
固定される。
【0033】上述した実施例では、スキンコンタクトシ
ート18として発泡樹脂を網状に成形したものを採用し
たが、機械的な多数の開口部が穿設されたシートをスキ
ンコンタクトシート18として使用することも可能であ
る。このような本発明によるおむつの他の実施例の展開
形状を図5に示すが、先の実施例と同一機能の部材に
は、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略
するものとする。すなわち、本実施例におけるスキンコ
ンタクトシート18は伸縮可能なシート状弾性部材にて
形成され、円形の開口部19を所定間隔で多数形成した
ものである。個々の開口部19は3mm以上、好ましくは
5mm以上の直径を有し、スキンコンタクトシート18の
伸長状態において、これら開口部19によりスキンコン
タクトシート18が破断しない程度の密度で配列してい
る。
【0034】開口部19の形状は、本実施例のような円
形以外に、長方形,楕円形,三角形や、複数のスリット
を交差してスキンコンタクトシート18に刻設したもの
など適宜選択可能である。
【0035】上述した実施例では、スキンコンタクトシ
ート18をおむつ10の前身頃10Fから後ろ身頃10
Rに亙って形成したが、少なくとも股下部から後ろ身頃
10Rに亙って配設されていれば良い。このような本発
明によるおむつの別な実施例の展開形状を図6に示す
が、先の実施例と同一機能の要素には、これと同一符号
を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。す
なわち、本実施例におけるスキンコンタクトシート18
は、伸縮可能な弾性リボン22を所定間隔で縦横に配列
し、これらの交差部分を一体的に接合したものであり、
それぞれ4本の弾性リボン22で囲まれた矩形をなす多
数の開口部19を有する。このスキンコンタクトシート
18は、おむつ10の股下部から後ろ身頃10Rに亙っ
て伸長状態で配設され、その長手方向両端部18Eが股
下部中央に位置するトップシート12とバックシート1
1の折り返し部分とに接合されている。
【0036】本実施例においても、便はスキンコンタク
トシート18の開口部19から、トップシート12との
間に形成される空隙21(図示せず:図3参照)に導か
れ、尿はおむつ10の前身頃10Fにてトップシート1
2から吸収体13に吸収される。
【0037】
【発明の効果】本発明のおむつによると、トップシート
の上に配置され、少なくともその長手方向両端側がトッ
プシート側に接合されるスキンコンタクトシートに複数
の開口部を形成したので、排便があった場合には開口部
を介して便がスキンコンタクトシートとトップシートと
の間に導かれ、着用者の臀部が汚されず、結果としてス
キントラブルの発生を抑制することができる。
【0038】スキンコンタクトシートの前身頃の幅方向
中央部に切欠部を形成した場合には、スキンコンタクト
シートを介さずに尿をトップシートから吸収体に導くこ
とができる。
【0039】スキンコンタクトシートが網状をなしてい
る場合には、便を迅速にスキンコンタクトシートとトッ
プシートとの間に導くことができる。
【0040】スキンコンタクトシートを発泡樹脂で構成
した場合には、着用感を良好に保つことができる。
【0041】スキンコンタクトシートを伸縮可能な弾性
部材で構成した場合には、スキンコンタクトシートを着
用者に確実に密着させることができる。
【0042】吸収体が高分子吸収体とミクロフィブリル
セルロースとの混合物を含む場合には、おむつの厚みを
薄くして着用感を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるおむつの一実施形態の外観を表す
斜視図である。
【図2】図1に示したおむつの展開状態を表す平面図で
ある。
【図3】図1に示したおむつの前身頃から後ろ身頃に亙
る中央部の断面図である。
【図4】図2中のIV−IV矢視断面図である。
【図5】本発明によるおむつの他の実施例の展開状態を
表す平面図である。
【図6】本発明によるおむつの別な実施例の展開状態を
表す平面図である。
【符号の説明】
10 おむつ 10F 前身頃 10R 後ろ身頃 11 バックシート 12C センタートップシート 12S サイドトップシート 13 吸収体 14 ウエスト周り開口部 15 ウエスト周り弾性部材 16 脚周り開口部 17 脚周り弾性部材 18 スキンコンタクトシート 18E 長手方向端部 19 開口部 20 切欠部 21 空隙 22 弾性リボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 勝彦 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社東雲研究センター内 (72)発明者 鈴木 磨 東京都中央区日本橋浜町2丁目26番5号 株式会社日本吸収体技術研究所内 Fターム(参考) 3B029 BB05 BD22 4C098 AA09 CC08 CC14 CC19 CC27 DD05 DD10 DD13 DD14 DD25 DD26 DD28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと、 液不透過性のバックシートと、 これらトップシートとバックシートとの間に配置される
    吸収体と、 複数の開口部を有し、前記トップシートの上に配置され
    てその長手方向両端部が前記トップシート側に接合され
    るスキンコンタクトシートとを具えたことを特徴とする
    おむつ。
  2. 【請求項2】 前記スキンコンタクトシートの前記長手
    方向両端部以外の部分は、前記トップシートとの間に空
    隙を形成すべく前記トップシートに対して非接合状態に
    保たれていることを特徴とする請求項1に記載のおむ
    つ。
  3. 【請求項3】 前記スキンコンタクトシートは、少なく
    とも股下部から後ろ身頃に亙って配置されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のおむつ。
  4. 【請求項4】 前記スキンコンタクトシートは、前身頃
    から後ろ身頃に亙って配置され、前記前身頃の幅方向中
    央部が切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のおむつ。
  5. 【請求項5】 前記スキンコンタクトシートが網状をな
    していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れ
    かに記載のおむつ。
  6. 【請求項6】 前記スキンコンタクトシートが発泡樹脂
    で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項
    5の何れかに記載のおむつ。
  7. 【請求項7】 前記スキンコンタクトシートが伸縮可能
    な弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項1
    から請求項6の何れかに記載のおむつ。
  8. 【請求項8】 前記吸収体は、少なくとも前身頃に配置
    されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何
    れかに記載のおむつ。
  9. 【請求項9】 前記吸収体は、高分子吸収部材とミクロ
    フィブリルセルロースとの混合物を含んでいることを特
    徴とする請求項8に記載のおむつ。
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