JP2002142195A - 記録媒体及び情報記録再生装置及び方法 - Google Patents

記録媒体及び情報記録再生装置及び方法

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JP2002142195A
JP2002142195A JP2001271894A JP2001271894A JP2002142195A JP 2002142195 A JP2002142195 A JP 2002142195A JP 2001271894 A JP2001271894 A JP 2001271894A JP 2001271894 A JP2001271894 A JP 2001271894A JP 2002142195 A JP2002142195 A JP 2002142195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクが録画可能な再生装置から取り出さ
れても続き再生が可能である録再ディスクを提供するに
ある。 【解決手段】 映像情報を記録可能な情報記録媒体にお
いて、そのデータ領域76には、制御情報78が格納さ
れ、この制御情報78に続いて再生対象とされるビデオ
オブジェクト82が格納されている。制御情報78は、
再生中断時に、次に再生を再開するための再生中断情報
124を含み、その為の領域が用意されている。従っ
て、次回の再生時には、再生中断情報124を参照して
中断した箇所から映像を再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体及び
情報記録再生装置及び方法に関し、特に、再生可能な再
生用DVDプレーヤ並びに録画再生用DVDプレーヤ及
びこれらDVDプレーヤに適用可能な技術に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、映像(動画)や音声等を記録した
光ディスクを再生するシステムが開発され、LD(レー
ザディスク)あるいはビデオCD(ビデオコンパクトデ
ィスク)などの様に、映画ソフトやカラオケ等を再生す
る目的で、一般に普及している。
【0003】動画の圧縮方式として国際規格化したMP
EG2(Moving Image coding Expert Group)方式を採
用し、オーディオ・コーディング・モードとしてAC3
オーディオ圧縮方式を採用したDVD規格が提案され、
既にその規格に基づいた光ディスク(以下、単にDVD
ディスクと称する。)が販売され、その再生装置も普及
している。
【0004】DVDビデオ(DVDーROM)の規格
は、MPEG2システムレイヤに従って、動画圧縮方式
としてはMPEG2、音声記録方式としてはリニアPC
Mの他にAC3オーディオおよびMPEGオーディオを
サポートしている。さらに、このDVDビデオ規格は、
字幕用としてビットマップデータをランレングス圧縮し
た副映像データ、早送り巻き戻しデータサーチ等の再生
制御用コントロールデータ(ナビゲーションデータ)を
追加して構成されている。また、この規格では、コンピ
ュータでデータを読むことが出来るように、ISO96
60およびUDFブリッジフォーマットもサポートして
いる。
【0005】このDVD規格では、MPEG2のシステ
ム・レイヤに従った動画圧縮方式を採用し、オーディオ
・コーディングモードとしてAC3オーディオ、或い
は、MPEGオーディオをサポートし、更に、字幕用と
してビットマップデータをランレングス圧縮した副映像
データを独立して格納した副映像パックを備え、早送り
巻き戻しなどの特殊再生用コントロールデータを同様に
独立して格納したナビゲーション・パックを備えるデー
タ構造を有している。また、このDVD規格では、コン
ピュータでデータを読むことが出来るように、ISO9
660とマイクロUDFをサポートしている。
【0006】このようなDVD規格は、現在のところ、
再生専用のフォーマットとして定められ、一般家庭で録
画及び再生可能な録再用の光ディスク及びそのプレーヤ
にまで適用可能なようには定められていない。従って、
このDVD規格を基に一般家庭用録再装置を構成しよう
とすると次のような問題が生ずることが判明している。
通常、再生専用のDVDビデオ・プレーヤでは、再生中
に一時的に再生を中断した後、その再生を中断した箇所
から引き続き再生することができる続き再生機能を有し
ている。この続き再生機能は、具体的には、挿入されて
いるディスクに対して、再生を途中で中断した際に、今
まで再生していた箇所の場所の情報をプレーヤ内のRA
Mに記憶しておき、その場所の情報をアクセスし、例え
ば、続き再生キーを押すことにより、又は、プレーキー
を1回押して前に再生していた場所のデータをメモり内
より読み出し、その後、再生の続きから再生を再開し、
或いは、再度、プレーキーを押して通常再生を再開する
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在普及している再生
専用のDVDビデオ・プレーヤにおける続き再生機能で
は、ディスクを取り出すと、そのディスクの再生終了情
報は消え、再び同一ディスクを挿入しても、そのディス
クで再生を中断した箇所から再生を再開することは、で
きず、ユーザー自らが再生箇所を探さなければならない
問題がある。最新モデルに係る再生専用のDVDビデオ
・プレーヤでは、この再生終了情報の保存用メモリとし
てEE-ROMを使用して、ディスク毎にその情報を有し(例
えば、最大10枚についての再生終了情報を保存するこ
とができる。)、ディスクが交換されても、再生箇所を
検索することができるようにしている。
【0008】しかしながら、再生終了情報を保存する方
式を採用して、保存できるメモリの容量には、限りがあ
り、無制限にディスクが交換されれば、対応できなくな
ることが予想される。
【0009】DVDプレーヤシステムに於いて、ディス
クを取り出すとディスクの再生終了情報は消え、次回、
同じディスクを挿入しても、以前に再生を中断した場所
から再生を再開することは、ユーザーが探さなければい
けなかいと言う問題がある。
【0010】この発明は、上述した事情に鑑みなされた
ものであってディスクが録画可能な再生装置から取り出
されても続き再生が可能であるディスク及び情報記録再
生装置及び方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係るディスクは、所定時間で再生されるビ
デオデータを格納したビデオパック及び又はオーディオ
データを格納したオーディオパックで構築されたビデオ
オブジェクトユニットを記録再生可能なデータ領域を有
し、前記データ領域に記録されたデータを管理するため
の管理領域を有した記録再生用ディスクであり、前記管
理領域には、前記ビデオオブジェクトユニットの集合状
態をセルとして管理するセルの情報、前記セルのつなが
りを管理するプログラムチェーン情報の記録領域があ
り、また再生を中断したときに、中断の次に再生するビ
デオオブジェクトユニットを決定するための情報を記録
するための再生中断情報の記録領域があり、前記再生中
断情報の記録領域には、特定するプログラムチェーンの
番号、特定するセルに関する情報、特定するビデオオブ
ジェクトユニットの特定ポイントを示す時間情報をそれ
ぞれ記録する領域が存在するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係るデジタル情報記録再生システムを
説明する。
【0013】この発明に係るデジタル情報記録再生シス
テムの代表的な一実施の形態として、MPEG2に基づ
きエンコードされた動画を可変ビットレートで記録・再
生する装置、たとえばDVDデジタルビデオレコーダが
ある。
【0014】図1は、上記DVDデジタルビデオレコー
ダに使用される記録可能な光ディスク10の構造を説明
する斜視図である。
【0015】図1に示すように、この光ディスク10
は、それぞれ記録層17が設けられた一対の透明基板1
4を接着層20で貼り合わせた構造を持つ。各基板14
は0.6mm厚のポリカーボネートで構成することがで
き、接着層20は極薄(たとえば40μm厚)の紫外線
硬化性樹脂で構成することができる。これら一対の0.
6mm基板14を、記録層17が接着層20の面上で接
触するようにして貼り合わすことにより、1.2mm厚
の大容量光ディスク10が得られる。
【0016】光ディスク10には中心孔22が設けられ
ており、ディスク両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10を回転駆動時にクランプするためのクラン
プエリア24が設けられている。中心孔22には、図示
しないディスクドライブ装置に光ディスク10が装填さ
れた際に、ディスクモータのスピンドルが挿入される。
そして、光ディスク10は、そのクランプエリア24に
おいて、図示しないディスククランパにより、ディスク
回転中クランプされる。
【0017】光ディスク10は、クランプエリア24の
周囲に、ビデオデータ、オーディオデータその他の情報
を記録することができる情報エリア25を有している。
【0018】情報エリア25のうち、その外周側にはリ
ードアウトエリア26が設けられている。また、クラン
プエリア24に接する内周側にはリードインエリア27
が設けられている。そして、リードアウトエリア26と
リードインエリア27との間にデータ記録エリア28が
定められている。
【0019】情報エリア25の記録層(光反射層)17
には、記録トラックがたとえばスパイラル状に連続して
形成されている。その連続トラックは複数の物理セクタ
に分割され、これらのセクタには連続番号が付されてい
る。このセクタを記録単位として、光ディスク10に種
々なデータが記録される。
【0020】データ記録エリア28は、実際のデータ記
録領域であって、記録・再生情報として、映画等のビデ
オデータ(主映像データ)、字幕・メニュー等の副映像
データおよび台詞・効果音等のオーディオデータがピッ
ト列(レーザ反射光に光学的な変化をもたらす物理的な
形状あるいは相変化状態)として記録されている。
【0021】光ディスク10が記録・再生用のRAMデ
ィスクの場合は、記録層17は、2つの硫化亜鉛・酸化
シリコン混合物(ZnS・SiO2)で相変化記録材料
層(たとえばGe2Sb2Te5)を挟み込んだ3重層
により構成できる。
【0022】読み出し専用のDVDーROMディスク1
0では、基板14にピット列が予めスタンパーで形成さ
れ、このピット列が形成された基板14の面に金属等の
反射層が形成され、この反射層が記録層17として使用
されることになる。このようなDVD−ROMディスク
10では、通常、記録トラックとしてのグルーブは特に
設けられず、基板14の面に形成されたピット列がトラ
ックとして機能する。
【0023】上記各種の光ディスク10において、再生
専用のROM情報は、エンボス信号として記録層17の
記録情報領域に記録される。これに対して、記録・再生
用の記録層17を有する基板14にはこのようなエンボ
ス信号は、記録情報領域には刻まれておらず、その代わ
りに連続のグルーブ溝が刻まれている。このグルーブ溝
に、相変化記録層が設けられるようになっている。記録
・再生用のDVDーRAMディスクの場合は、さらに、
グルーブの他にランド部分の相変化記録層も情報記録に
利用される。
【0024】後述するDVDデジタルビデオレコーダ
は、DVDーRAMディスク(またはDVD−RWディ
スク)に対する反復記録・反復再生(読み書き)及びD
VDーROMディスクに対する反復再生が可能なように
構成される。
【0025】図2は、図1の光ディスク(DVDーRA
M)10のデータ記録エリア28とそこに記録されるデ
ータの記録トラックとの対応関係を説明する図である。
【0026】ディスク10がDVD−RAM(またはD
VD−RW)の場合は、デリケートなディスク面を保護
するために、ディスク10の本体がカートリッジ11に
収納される。DVD−RAMディスク10がカートリッ
ジ11ごと後述するDVDビデオレコーダのディスクド
ライブに挿入されると、カートリッジ11からディスク
10が引き出されて図示しないスピンドルモータのター
ンテーブルにクランプされ、図示しない光ヘッドに向き
合うようにして回転駆動される。
【0027】一方、ディスク10がDVDーRまたはD
VDーROMの場合は、ディスク10の本体はカートリ
ッジ11に収納されておらず、裸のディスク10がディ
スクドライブのディスクトレイに直接セットされる。
【0028】図1に示した情報エリア25の記録層17
には、データ記録トラックがスパイラル状に連続して形
成されている。その連続するトラックは、図2に示すよ
うに一定記憶容量の複数論理セクタ(最小記録単位)に
分割され、この論理セクタを基準にデータが記録されて
いる。1つの論理セクタの記録容量は、後述する1パッ
クデータ長と同じ2048バイト(あるいは2kバイ
ト)に決められている。
【0029】データ記録エリア28には、実際のデータ
記録領域であって、管理データ、主映像(ビデオ)デー
タ、副映像データおよび音声(オーディオ)データが同
様に記録されている。
【0030】図3は、図1及び図2に示される映像情報
や音楽情報の録再可能な情報記憶媒体としての光ディス
ク10に記録されるデータの階層構造を示している。
【0031】図1及び図2に示される光ディスク10に
形成されたデータ記録エリア28は、図3に示すような
データの階層構造を有している。この構造の論理フォー
マットは、たとえば標準規格の1つであるISO966
0およびユニバーサルディスクフォーマット(UDF)
ブリッジに準拠して定められている。
【0032】図3に示されるように光ディスク10の内
周側にリードインエリア27が設けられ、その外周側に
リードアウトエリア26が設けられ、リードインエリア
27からリードアウトエリア26までの間のデータ記録
エリア28は、ボリュームスペース28として割り当て
られ、このボリュームスペース28は、ボリュームおよ
びファイル構造の情報のための空間(ボリューム/ファ
イル管理領域70)及びDVD規格のアプリケーション
のための空間(DVDデータ領域71)を有している。
【0033】リードインエリア27は、光反射面が凹凸
形状をした読み出し専用のエンボス・ゾーン、表面が平
坦な鏡面で形成されたミラー・ゾーン、情報の書き換え
が可能な書換データ・ゾーンを有している。また、リー
ドアウト領域26は、情報の書き換えが可能な書換デー
タ・ゾーンで構成されている。
【0034】リードイン領域27のエンボス・データ・
ゾーンには、DVD−ROM(読み出し専用のDVDデ
ィスク)、DVD−RAM(記録再生用のDVDディス
ク)及びDVD−R(追記型のDVDディスク)などの
ディスクタイプ、ディスクサイズ、記録密度、記録開始
/記録終了位置を示す物理セクター番号などの情報記憶
媒体全体に関する情報が記録され、また、記録層17に
データを記録するに必要な記録パワー及び記録パルス
幅、記録層17に記録されたデータを消去するに必要な
消去パワー、記録層17に記録されたデータを再生する
に必要な再生パワー、及び記録・消去時の線速などの記
録・再生・消去特性に関する情報が記録されている。更
に、リードイン領域27のエンボス・データ・ゾーンに
は、製造番号などそれぞれ1枚ずつの情報記憶媒体の製
造に関する情報がこと前に記録されている。リードイン
の書換データ・ゾーン27とリードアウト26の書換デ
ータ・ゾーンには、それぞれ各情報記憶媒体ごとの固有
ディスク名を記録するための記録領域、記録消去条件で
記録及び消去が可能かを確認するための確認用試し記録
領域、データ領域72内の欠陥領域の有無並びにその領
域のアドレスに関する管理情報記録領域を有し、上記デ
ータ領域72へのデータの記録を可能とするための予備
処理がこの領域でなされ、また、その後のデータの記
録、消去並び再生に必要な情報が記録される。
【0035】ボリュームスペース28は、多数のセクタ
に物理的に分割され、それらの物理的セクタには連続番
号が付されている。このボリュームスペース(データ記
録エリア)28に記録されるデータの論理アドレスは、
ISO9660およびUDFブリッジで定められるよう
に、論理セクタ番号を意味している。ここでの論理セク
タサイズは、物理セクタの有効データサイズと同様に、
2048バイト(2kバイト)とされ、論理セクタ番号
は、物理セクタ番号の昇順に対応して連続番号が付加さ
れている。
【0036】ボリュームスペース28は階層構造を有
し、ボリューム/ファイル管理領域70、1以上のビデ
オ・オブジェクトからなるデータ領域72を含んでい
る。これら領域70,72は、論理セクタの境界上で区
分されている。ここで、1論理セクタは2048バイト
と定義され、1論理ブロックも2048バイトと定義さ
れている。したがって、1論理セクタは1論理ブロック
と同等と定義される。
【0037】ボリューム/ファイル管理領域70は、ユ
ーザーによる記録・書き換えが可能な書換データ・ゾー
ンであって、ISO9660およびUDFブリッジに定
められる管理領域に相当し、この領域70の記述に基づ
いて、オーディオ・ビデオデータのファイルまたはボリ
ューム全体に関する情報が後述するDVDビデオレコー
ダ内部のシステムメモリ(図示せず)に格納される。通
常、このボリューム/ファイル管理領域70は、1ファ
イルで構成される。
【0038】データ領域72には、図3に示すようにコ
ンピュータ・データとオーディオ・ビデオの混在記録が
可能な領域に定められている。コンピュータ・データと
オーディオ・ビデオの記録順序、各記録情報サイズは任
意で、コンピュータ・データが記録されている領域をコ
ンピュータ・データ領域74―1、74−2と称し、ま
た、オーディオ・ビデオ・データが記録された領域をオ
ーディオ及びビデオ・データ領域76と称する。コンピ
ュータ・データ領域74―1、74−2は、記録領域7
2にオーディオ及びビデオ・データのみが記録される場
合には、その性質から特に設けられなくとも良く、同様
にオーディオ及びビデオ・データ領域76は、記録領域
72にコンピュータ・データのみが記録される場合に
は、その性質から特に設けられなくとも良い。コンピュ
ータ・データ領域74―1、74−2及びオーディオ及
びビデオ・データ領域76は、それぞれ1又は複数ファ
イルで構成される。
【0039】オーディオ及びビデオ・データ領域76に
は、図3に示すように録画(録音)、再生、編集及び検
索の各処理を行う時に必要な制御情報78及び再生対
象、即ち、コンテントとしての1又は、複数のビデオ・
オブジェクト82、84、86からなるビデオ・オブジ
ェクト・セット80が記録される。ビデオ・オブジェク
ト80には、コンテントがビデオ・データであるビデオ
・オブジェクト80、コンテントがスチル・スライドな
どの静止画、或いは、ビデオ・データ内の見たい場所、
検索用または編集用サムネール等のピクチャー・データ
であるピクチャー・オブジェクト84、及び、コンテン
トがオーディオ・データであるオーディオ・オブジェク
ト86がある。明らかなように、ビデオ・オブジェクト
・セット80は、これらオブジェクト82,84、86
の少なくとも1つで構成されれば十分であり、全てのオ
ブジェクト82,84、86を備える必要はない。同様
にオブジェクト82,84、86は、それぞれ1又は複
数ファイルで構成される。
【0040】1又は複数のオブジェクト82,84、8
6で構成されるビデオ・オブジェクト・セット80は、
図4に示されるようにMPEG規格により圧縮されたビ
デオデータ(後述するビデオパック88)、所定規格に
より圧縮されあるいは非圧縮のオーディオデータ(後述
するオーディオパック90)、およびランレングス圧縮
された副映像データ(後述する1画素が複数ビットで定
義されたビットマップデータを含む副映像パック92)
が格納されている。明らかなようにビデオ・オブジェク
ト・セット80がビデオ・オブジェクト80で構成され
る場合には、図4に示すようなデータ構造を有し、ビデ
オ・オブジェクト・セット80がピクチャー・オブジェ
クト84で構成される場合には、オーディオパック90
を含まないビデオ・パック88及び又は副映像パック9
2のみで構成されるデータ構造を有し、また、ビデオ・
オブジェクト・セット80がオーディオ・オブジェクト
86で構成される場合には、ビデオ・パック88及び副
映像パック92を含まないオーディオパック90のみで
構成されるデータ構造を有することとなる。
【0041】図9に示すように、論理上ビデオ・オブジ
ェクト・セット80、即ち、ビデオ、ピクチャー及びオ
ーディオ・オブジェクト82、84、86は、複数のセ
ル94で構成され、各セル84は1以上のビデオオブジ
ェクトユニット(VOBU)96により構成される。こ
のセル84内では、原則としてビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)96は、そのセル84内での配列順序
でデコードされ、再生される。そして、各ビデオオブジ
ェクトユニット85は、ビデオパック(Vパック)8
8、副映像パック(SPパック)92、およびオーディ
オパック(Aパック)90の集合体(パック列)であっ
て一定期間、例えば、0.5から1.2秒の期間で再生
されるデータとして定義される。これらのパックは、デ
ータ転送処理を行う際の最小単位であって、論理上セル
を最小単位としてデータが処理される。このビデオオブ
ジェクト・ユニット(VOBU)には、識別番号(ID
N#k;k=0〜k)が付され、この識別番号によって
そのビデオオブジェクトユニット96を特定することが
できる。このビデオオ・ブジェクト・ユニット(VOB
U)96の再生期間は、通常、ビデオオブジェクト・ユ
ニット(VOBU)85中に含まれる1以上の映像グル
ープ(グループオブピクチャー;略してGOP)で構成
されるビデオデータの再生時間に相当している。通常、
1GOPは、MPEG規格では通常約0.5秒であっ
て、その間に15枚程度のフレーム画像を再生するよう
に圧縮された画面データとされる。
【0042】尚、ビデオオブジェクトユニットVOBU
96がビデオデータを含む場合には、ビデオパック8
8、副映像パック90およびオーディオパック91から
構成されるGOP(MPEG規格準拠)が配列されてビ
デオデータストリームが構成される。また、オーディオ
および/または副映像データのみの再生データにあって
もビデオオブジェクト・ユニット(VOBU)96を1
単位として再生データが構成される。たとえば、ビデオ
データのビデオ・オブジェクトVOBの場合と同様に、
そのオーディオデータが属するビデオオブジェクト・ユ
ニット(VOBU)85の再生時間内に再生されるべき
オーディオ・パック90が、そのビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)96に格納される。
【0043】ビデオオブジェクトセット80を構成する
ビデオオブジェクト82、84、86には、識別番号
(IDN#i;i=0〜i)が付され、この識別番号に
よってそのビデオオブジェクト82、84、86を特定
することができる。また、各セル94には、ビデオオブ
ジェクト82、84、86の場合と同様に識別番号(C
_IDN#j)が付されている。
【0044】図5は、ビデオパック88、副映像パック
92およびオーディオパック90の一般的構造を示して
いる。これらのパックは、全て、図2の論理セクタと同
様に、2048バイト単位のデータで構成される。ビデ
オ、オーディオ及び副映像パック88、90、92は、
図5に示すようにパックヘッダ98およびパケット10
0で構成されている。パケット100は、パケットヘッ
ダを含み、このパケットヘッダには、デコードタイムス
タンプ(DST)およびプレゼンテーションタイムスタ
ンプ(PTS)が記録されている。
【0045】図3に示される制御情報は、再生時に必要
な制御情報を示す再生制御情報102、記録(録画・録
音)時に必要な制御情報を示す記録制御情報104、編
集時に必要な制御情報を示す編集制御情報106及びビ
デオ・データ内の見たい場所検索用または編集用サムネ
ールに関する管理情報を示すサムネール・ピクチャー制
御情報108等を含んでいる。
【0046】図3に示される再生制御情報102は、図
6に示されるように管理情報テーブル(PLY_MA
T)122、プログラム・チェーン(PGC)情報テー
ブル(PGCIT)110及び再生中断情報テーブル
(PLY_IIT)124を有している。管理情報テー
ブル(PLY_MAT)122には、図7に示すような
情報が記述され、このプログラム・チェーン(PGC)
情報テーブル110は、図8に示すようなデータ構造を
有し、また、再生中断情報テーブル124には、図9に
示すような情報が記述されている。
【0047】図8に示されるようにPGC情報テーブル
110は、PGC情報管理情報112、各PGC情報を
サーチするためのサーチ・ポインタ#1から#n114
及びPGC情報#1から#n116から構成されてい
る。プログラム・チェーン(PGC)情報テーブル11
0は、プログラム・チェーン(PGC)とセルの再生順
序に関する情報が記述され、ビデオオブジェクト82に
記録されたセル94のデータ、即ち、ビデオオブジェク
ト・ユニット96で構成される実データとしてのムービ
ー・データは、このプログラム・チェーン(PGC)情
報テーブル110の記述に従って再生される。このプロ
グラム・チェーン(PGC)情報テーブル110は、P
GC情報管理情報112、PGC情報#1からPGC情
報#n及びそのPGC情報(#1)116からPGC情
報(#n)116をサーチするためのサーチポインタ1
14で構成されている。PGCの番号が決定されれば、
そのサーチポインタ114を参照することによってその
PGCの番号に相当するPGCの再生するためのセルの
再生順序が獲得され、そのセルの再生順序に従ってビデ
オオブジェクト82から実データとしてのセル94のデ
ータが獲得され、ビデオが再生される。ここでは、ビデ
オオブジェクト82について説明したが、ピクチャー・
オブジェクト84及びオーディオ・オブジェクト86に
ついても同様にこのこのプログラム・チェーン(PG
C)情報テーブル110の記述に従って、実データとし
てのセルデータが取り出され、再生される。
【0048】ここで、PGCとは、ムービーストーリに
おけるチャプターに相当し、セルの再生順序を指定した
一連の再生を実行する単位を示している。換言すれば、
1つのPGCを1本のドラマに例えれば、このPGCを
構成する複数のセル94はドラマ中の種々なシーンに対
応すると解釈可能である。このPGCの中身(あるいは
セルの中身)は、たとえばディスク10に記録される内
容を制作するソフトウエアプロバイダにより決定され
る。具体的には、図10(a)に示すようにあるビデオ
データストリームがあるとすると、その内は、ある一定
時間内に再生されるビデオオブジェクト・ユニット96
に区分され、原則的に連続するビデオオブジェクト・ユ
ニット96の集合がセル94に定められる。
【0049】ここで、ビデオオブジェクト・ユニット9
6は、原則的に連続していることから、後に説明するよ
うにPGC情報116、より具体的には、セル再生情報
120では、セルを構成する最初のビデオオブジェクト
・ユニット96と最後のビデオオブジェクト・ユニット
96でセル94定義される。即ち、セル再生情報120
におけるセル再生情報は、セルを構成する再生データの
開始アドレスと終了アドレスで指定した再生区間の情報
が記述される。
【0050】セル94が定まると、そのセルの再生順序
を定めることによってPGCが構成される。例えば、図
10(b)に示すようにセル−A、セル−B、セル−B
の順序で再生されるように3つのセル96をセル再生情
報のテーブルに配列することによってPGC#1が定義
される。同様にセル−D、セル−E、セル−Fの順序で
再生されるように3つのセル96をセル再生情報のテー
ブルに配列することによってPGC#2が定義され、更
にセル−Q、セル−R、セル−S、セル−T、セル−U
の順序で再生されるように5つのセル96をセル再生情
報のテーブルに配列することによってPGC#3が定義
される。ここで、PGC#1及び#2を互いにリンクさ
せることによってあるチャプターに相当するPGC#1
に続いて次のあるチャプターに相当するPGC#2が再
生される。換言すれば、連続してセル−Aからセル−F
が連続して再生される。PGC内では、その配列順序で
セル94が再生されるが、PGCの構成の仕方及びPG
Cの再生順序は、任意であるので、例えば、あるPGC
を他のPGCを構成するセル定義でき、また、リンクの
仕方、即ち、リンク情報を任意に定めることができるこ
とから、種々のストーリを作成、或いは、編集すること
が可能となりる。例えば、PGC#1に続いてPGC#
3をリンクすることができ、また、PGC#1とPGC
#2に同一のセル、例えば、セルGを加えて異なるチャ
プターとすることができ、ユーザの選択によってPGC
#1或いはPGC#2に続いてPGC#3をリンクさせ
ることによって任意のストーリーを再現できることとな
る。
【0051】図7に示すように再生管理テーブル122
には、再生制御情報である旨の識別子IDが記述され、
ビデオオブジェクトセット80の開始アドレス(VOB
S_SA)及び終了アドレス(VOBS_EA)が記述
され、制御情報(CTLI)102の終了アドレス(C
TLI_EA)及び再生制御情報(PLYI)102の
終了アドレス(PLYI_EA)が記述されている。ま
た、この再生管理テーブル122には、この管理情報が
記録再生用DVDのフォーマットに属する旨の属性(C
AT)が記述され、オーディオ・ビデオ・データ領域7
6に記録されるビデオオブジェクトセット中のビデオの
属性、例えば、NTSC方式、ワイド等の属性が記述さ
れ、同様に記録されたビデオオブジェクトセット中のオ
ーディオストリームの数(AST_Ns)並びにその属
性、例えば、圧縮方式等を記述したテーブル(AST_
ATR)が記述され、更に、同様に記録されたビデオオ
ブジェクトセット中の副映像ストリームの数(SPST
_Ns)並びにその属性等を記述したテーブル(SPS
T_ATR)が記述されている。また、オーディオ・ビ
デオ・データ領域76にユーザがメニュー画像データ、
動画或いは静止画のデータを独立したファイルとして記
録している場合には、ユーザメニューがある旨のフラグ
(01)及びそのようなメニューがない場合には、ユー
ザメニューがない旨のフラグ(00)が記述され、オー
ディオ・ビデオ・データ領域76に縮小画像が記録され
ている場合には、その縮小画像の代表的なものであって
その縮小画像の基となったPGCの番号が記述されてい
る。更に、予約及び制御情報78で再生制御されるビデ
オオブジェクトセットのユーザによる再生が終わってい
るか否かを示すフラグ(0:未再生、1:再生済み)が
記述されている。
【0052】図8に示すPGC情報管理情報(PGC_
MAI)112には、図11に示すようにPGCの数を
示す情報が含まれ、PGC情報のサーチ・ポインタ11
4には、既に述べたように各PGC情報の先頭をポイン
トする情報が含まれ、PGCのサーチを容易にしてい
る。PGC情報116は、図7に示されるPGC一般情
報118及び図8に示される1つ以上のセル再生情報1
20から構成されている。
【0053】PGC情報管理情報112(PGC_MA
I)は、図11に示すようにPGC情報テーブル110
の終了アドレス(PGC_TABLE_EA)、PGC
情報管理情報112(PGC_MAI)の終了アドレス
(PGC_MAI_EA)、PGC情報のサーチ・ポイ
ンタ(PGC_SRP)114の開始アドレス(PGC
_SRP_SA)及び終了アドレス(PGC_SRP_
EA)、全てのPGC情報(PGCI)116の開始ア
ドレス(PGCI_SA)及び終了アドレス(PGCI
_EA)並びに全てのPGCの数(PGC_Ns)が記
述されている。
【0054】PGC一般情報(PGC_GI)118に
は、図12に示されるようにPGCの再生時間やセルの
数を示す情報が含まれている。即ち、PGC一般情報
(PGC_GI)118には、当該PGCの数、セルの
数を記述したPGCの内容(PGC_CNT)、当該P
GCの再生時間(PGC_PB_TM)、当該PGCに
含まれるオーディオストリームを制御する情報が記述さ
れたテーブル(PGC_AST_CTL)、当該PGC
に含まれる副映像ストリームを制御する情報が記述され
たテーブル(PGC_SPST_CTL)が記述されて
いる。また、PGC一般情報(PGC_GI)118に
は、当該PGCにリンクされるべきPGCに関するリン
ク情報、例えば、前のPGC、次のPGC或いは飛び先
(GOup)PGCが記述されているPGCナビゲーシ
ョン・コントロール(PGC_NV_CTL)、副映像
のパレットの色等に関する再現情報が記述されている副
映像パレットテーブル(PGC_SP_PLT)及びP
GCを構成するプログラムの一覧が記載されたプログラ
ムテーブル(図示せず)の開始アドレス(PGC_PG
MAP_SA)が記述されている。更に、このテーブル
(PGC_GI)には、セル再生情報(CELL_PL
Y_I)120の開始アドレス(CELL_PLY_I
_SA)、当該PGCに関するユーザが作成したメニュ
ー・データがあるか否かのフラグ(01:メニュー・デ
ータあり、00:メニュー・データなし)、予約、当該
PGCのユーザによる再生が終了したか否かのフラグ
(0:未再生、1:再生済み)及び当該PGCを今後も
保存することを希望するか否かのフラグ(ARCHIV
E Flag)、即ち、永久保存することを希望するか
否かのフラグ(0:自由[消去可]、1:永久保存)が
記述されている。
【0055】図8に示されるセル再生情報(CELL_
PLY_I)120には、図13に示されるようにセル
のカテゴリ(C_CAT)、例えば、このセルがブロッ
クに属するか、属するならばそのブロックがアングルブ
ロックか等が記述される。また、セル再生情報(CEL
L_PLY_I)120には、当該PGC中におけるセ
ルの再生時間(絶対時間)が記述され、当該セルのユー
ザによる再生が終了したか否かのフラグ(0:未再生、
1:再生済み)及び当該セルを今後も保存することを希
望するか否かのフラグ(ARCHIVE Flag)、
即ち、永久保存することを希望するか否かのフラグ
(0:自由[消去可]、1:永久保存)が記述されてい
る。更に、セル再生情報(CELL_PLY_I)12
0には、セルの開始アドレス(CELL_SA)及び終
了アドレス(CELL_EA)がセル中の最初と最後の
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)のアドレスが
ビデオオブジェクトセット80の先頭からの相対アドレ
スで記述される。
【0056】ここで、上記アングルブブロックとは、ア
ングルを切り替えが可能なブロックを意味している。ま
た、アングル切替とは、被写体映像を見る角度(カメラ
アングル)を変えることを意味する。ロックコンサート
ビデオの例でいえば、同一曲の演奏シーン(同一イベン
ト)において、ボーカリスト主体に捕らえたシーン、ギ
タリスト主体に捕らえたシーン、ドラマー主体に捕らえ
たシーン等、様々な角度からのシーンを見ることができ
ることを意味する。
【0057】アングル切替(またはアングル変更)がな
されるケースとしては、視聴者の好みに応じてアングル
選択ができる場合と、ストーリの流れの中で自動的に同
一シーンがアングルを変えて繰り返される場合(ソフト
ウエア制作者/プロバイダがそのようにストーリを構成
した場合;あるいはDVDビデオレコーダのユーザがそ
のような編集を行った場合)がある。
【0058】図6に示される再生中断情報テーブル12
4は、ユーザが再生を中断した際に書き込まれる再生中
断情報が記述されるテーブルであって、このテーブル1
24には、図9に示すように再生を中断したタイトルに
関するタイトル番号、再生を中断したパートオブタイト
ル番号、再生を中断したPGC番号、再生を中断したP
GC中のプログラム番号、再生を中断したセルID、再
生を中断したビデオオブジェクトのIDの全て或いはそ
の一部が再生中断時に記録される。ここで、タイトル
は、ビデオオブジェクトで構成される具体的なタイトル
に相当し、タイトル毎にビデオオブジェクトが管理され
る。ユーザがタイトル中に複数の区分けをしてタイトル
の一部(パート)を指定する場合には、また、パートオ
ブタイトル番号が付され、その番号が中断情報として記
録される。ユーザが音楽ファンである場合に、ある歌手
の番組を録画してその中の特別な歌のシーンをパートオ
ブタイトルとして指定でき、このシーンに関する情報が
中断情報として記録されることとなる。また、再生中断
情報テーブル124には、再生画像がスチル、静止画で
ある場合には、そのスチルが継続する時間及び再生中断
時におけるスチルの残り時間が記録され、また、あるセ
ルの再生中の経過時間が中断情報として記録され、ビデ
オオブジェクトセット(VOBS)或いはビデオオブジ
ェクト(VOB)内での中断時を時間的に特定するタイ
ム・サーチ用の時間情報、中断したビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)96が再現(プレゼント)される
時間を表すプレゼンテーション・タイム・スタンプ、再
生を中断したアドレス、例えば、ビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)96或いは再生を中断した光ディス
ク上の物理セクタ・アドレス等が記録される。その他、
再生中断情報テーブル124は、中断時のオーディオ・
ストリーム番号及び副映像ストリームを選択しているか
否か(副映像を表示させるか否か)並び副映像ストリー
ムを選択して副映像を表示させていた場合には、その中
断時の副映像ストリーム番号が記録される。更に、必要
に応じて予め定められた一般的なパラメータ(GPRM
0から15)が記述される。この一般的なパラメータ
(GPRM0から15)は、ユーザが行った動作の経緯
をメモリに蓄え、その経緯を基にプレーヤの動作を変更
させる内容のパラメータである。いずれにしても、中断
情報として再生中断情報テーブル124に記述される内
容は、図9に示す項目の他、必要に応じて追加されても
良く、また、図9に示すこと項の内必要最小限が記録さ
れても良い。また、この再生中断情報テーブル124
は、図6に示すように再生管理テーブル122と同一階
層に独立したファイルとして設けられているが、再生管
理テーブル122内に設けられても良く、或いは、再生
管理テーブル122よりも上位の階層、例えば、再生制
御情報102と同一階層或いは制御情報78と同一階層
に設けられても良い。
【0059】図6に示される記録制御情報104は、図
14に示される記録管理テーブル126を含み、記録管
理テーブル126には、記録制御情報104の終了アド
レス(RECI_EA)、記録管理テーブル126の終
了アドレス(REC_MAT_EA)が記述され、記録
管理に関する情報を書き込むための空き領域(FREE
_SPACE)が設けられている。更に、記録管理テー
ブル126には、このVOBS全体を保存することを希
望するか否かのフラグ(ARCHIVE Flag)、
即ち、永久保存することを希望するか否かのフラグ
(0:自由[消去可]、1:永久保存)が記述されてい
る。
【0060】図15は、図1のディスクに図3〜図14
で説明したような構造の情報を用いてデジタル動画情報
を可変記録レートで記録再生する装置(DVDビデオレ
コーダ)の構成を例示している。
【0061】図14に示すDVDビデオレコーダの装置
本体は、概略的には、DVDーRAMまたはDVDーR
ディスク10を回転駆動し、このディスク10に対して
情報の読み書きを実行するディスクドライブ部(32、
34等)と、録画側を構成するエンコーダ部50と、再
生側を構成するデコーダ部60と、装置本体の動作を制
御するマイクロコンピュータブロック30とで構成され
ている。
【0062】エンコーダ部50は、ADC(アナログ・
デジタル変換器)52と、ビデオエンコーダ(Vエンコ
ーダ)53と、オーディオエンコーダ(Aエンコーダ)
54と、副映像エンコーダ(SPエンコーダ)55と、
フォーマッタ56と、バッファメモリ57とを備えてい
る。
【0063】ADC52には、AV入力部42からの外
部アナログビデオ信号+外部アナログオーディオ信号、
あるいはTVチューナ44からのアナログTV信号+ア
ナログ音声信号が入力される。このADC52は、入力
されたアナログビデオ信号を、たとえばサンプリング周
波数13.5MHz、量子化ビット数8ビットでデジタ
ル化する。(すなわち、輝度成分Y、色差成分Cr(ま
たはY−R)および色差成分Cb(またはY−B)それ
ぞれが、8ビットで量子化される。)同様に、ADC5
2は、入力されたアナログオーディオ信号を、たとえば
サンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビ
ットでデジタル化する。
【0064】なお、ADC52にアナログビデオ信号お
よびデジタルオーディオ信号が入力されるときは、AD
C52はデジタルオーディオ信号をスルーパスさせる。
(デジタルオーディオ信号の内容は改変せず、デジタル
信号に付随するジッタだけを低減させる処理、あるいは
サンプリングレートや量子化ビット数を変更する処理等
は行っても良い)。
【0065】一方、ADC52にデジタルビデオ信号お
よびデジタルオーディオ信号が入力されるときは、AD
C52はデジタルビデオ信号およびデジタルオーディオ
信号をスルーパスさせる(これらのデジタル信号に対し
ても、内容は改変することなく、ジッタ低減処理やサン
プリングレート変更処理等は行っても良い)。
【0066】ADC52からのデジタルビデオ信号成分
は、ビデオエンコーダ(Vエンコーダ)53を介してフ
ォーマッタ56に送られる。また、ADC52からのデ
ジタルオーディオ信号成分は、オーディオエンコーダ
(Aエンコーダ)54を介してフォーマッタ56に送ら
れる。
【0067】Vエンコーダ53は、入力されたデジタル
ビデオ信号を、MPEG2またはMPEG1規格に基づ
き、可変ビットレートで圧縮されたデジタル信号に変換
する機能を有する。
【0068】また、Aエンコーダ54は、入力されたデ
ジタルオーディオ信号を、MPEGまたはAC−3規格
に基づき、固定ビットレートで圧縮されたデジタル信号
(またはリニアPCMのデジタル信号)に変換する機能
を持つ。
【0069】図4および図5に示すようなデータ構成の
DVDビデオ信号がAV入力部42から入力された場合
(たとえば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプ
レーヤからの信号)、あるいはこのようなデータ構成の
DVDビデオ信号が放送されそれがTVチューナ44で
受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号成
分(副映像パック)が、副映像エンコーダ(SPエンコ
ーダ)55に入力される。SPエンコーダ55に入力さ
れた副映像データは、所定の信号形態にアレンジされ
て、フォーマッタ56に送られる。
【0070】フォーマッタ56は、バッファメモリ57
をワークエリアとして使用しながら、入力されたビデオ
信号、オーディオ信号、副映像信号等に対して所定の信
号処理を行い、図3〜図25で説明したようなフォーマ
ット(ファイル構造)に合致した記録データをデータプ
ロセサ36に出力する。
【0071】ここで、上記記録データを作成するための
標準的なエンコード処理内容を簡単に説明しておく。す
なわち、図15のエンコーダ部50においてエンコード
処理が開始されると、ビデオ(主映像)データおよびオ
ーディオデータのエンコードにあたって必要なパラメー
タが設定される。次に、設定されたパラメータを利用し
て主映像データがプリエンコードされ、設定された平均
転送レート(記録レート)に最適な符号量の分配が計算
される。こうしてプリエンコードで得られた符号量分配
に基づき、主映像のエンコードが実行される。このと
き、オーディオデータのエンコードも同時に実行され
る。
【0072】プリエンコードの結果、データ圧縮量が不
十分な場合(録画しようとするDVDーRAMディスク
またはDVDーRディスクに希望のビデオプログラムが
収まり切らない場合)、再度プリエンコードする機会を
持てるなら(たとえば録画のソースがビデオテープある
いはビデオディスクなどの反復再生可能なソースであれ
ば)、主映像データの部分的な再エンコードが実行さ
れ、再エンコードした部分の主映像データがそれ以前に
プリエンコードした主映像データ部分と置換される。こ
のような一連の処理によって、主映像データおよびオー
ディオデータがエンコードされ、記録に必要な平均ビッ
トレートの値が、大幅に低減される。
【0073】同様に、副映像データをエンコードするに
必要なパラメータが設定され、エンコードされた副映像
データが作成される。
【0074】以上のようにしてエンコードされた主映像
データ、オーディオデータおよび副映像データが組み合
わされて、ビデオオブジェクトの構造に変換される。
【0075】すなわち、主映像データ(ビデオデータ)
の最小単位としてのセルが設定され、図13に示すよう
なセル再生情報(C_PLY_I)が作成される。次
に、プログラムチェーン(PGC)を構成するセルの構
成、主映像、副映像およびオーディオの属性等が設定さ
れ(これらの属性情報の一部は、各データをエンコード
する時に得られた情報が利用される)、図3及び図6を
参照して説明される種々な情報を含めた再生制御情報1
02が作成される。
【0076】エンコードされた主映像データ、オーディ
オデータおよび副映像データは、図5に示すような一定
サイズ(2048バイト)のパックに細分化される。こ
れらのパックには、適宜、PTS(プレゼンテーション
タイムスタンプ)、DTS(デコードタイムスタンプ)
等のタイムスタンプが記述される。副映像のPTSにつ
いては、同じ再生時間帯の主映像データあるいはオーデ
ィオデータのPTSより任意に遅延させた時間を記述す
ることができる。
【0077】そして、各データのタイムコード順に再生
可能なように、一定時間内に再生されるデータとしての
VOBU96にまとめられ、このVOBU96を配置し
ながら各データセルが定義され、複数のセルで構成され
るVOBが構成される。このVOBを1以上まとめたV
OBS80が、図4の構造にフォーマットされる。
【0078】DVDディスク10に対して情報の読み書
き(録画および/または再生)を実行するディスクドラ
イブ部は、ディスクチェンジャ部110と、ディスクド
ライブ32と、一時記憶部34と、データプロセサ36
と、システムタイムカウンタ(またはシステムタイムク
ロック;STC)38とを備えている。
【0079】一時記憶部34は、ディスクドライブ32
を介してディスク10に書き込まれるデータ(エンコー
ダ部50から出力されるデータ)のうちの一定量分をバ
ッファイリングしたり、ディスクドライブ32を介して
ディスク10から再生されたデータ(デコーダ部60に
入力されるデータ)のうちの一定量分をバッファイリン
グするのに利用される。
【0080】例えば、一時記憶部34が4Mバイトの半
導体メモリ(DRAM)で構成されるときは、平均4M
bpsの記録レートでおよそ8秒分の記録または再生デ
ータのバッファリングが可能である。また、一時記憶部
34が16MバイトのEEPROM(フラッシュメモ
リ)で構成されるときは、平均4Mbpsの記録レート
でおよそ30秒の記録または再生データのバッファリン
グが可能である。さらに、一時記憶部34が100Mバ
イトの超小型HDD(ハードディスク)で構成されると
きは、平均4Mbpsの記録レートで3分以上の記録ま
たは再生データのバッファリングが可能となる。
【0081】一時記憶部34は、録画途中でディスク1
0を使い切ってしまった場合において、ディスク10が
新しいディスクに交換されるまでの録画情報を一時記憶
しておくことに利用できる。
【0082】また、一時記憶部34は、ディスクドライ
ブ32として高速ドライブ(2倍速以上)を採用した場
合において、一定時間内に通常ドライブより余分に読み
出されたデータを一時記憶しておくことにも利用でき
る。再生時の読み取りデータを一時記憶部34にバッフ
ァリングしておけば、振動ショック等で図示しない光ピ
ックアップが読み取りエラーを起こしたときでも、一時
記憶部34にバッファリングされた再生データを切り替
え使用することによって、再生映像が途切れないように
できる。
【0083】図14のデータプロセサ36は、マイクロ
コンピュータブロック30の制御にしたがって、エンコ
ーダ部50からのDVD記録データをディスクドライブ
32に供給したり、ディスク10から再生されたDVD
再生信号をドライブ32から取り出したり、ディスク1
0に記録された管理情報を書き換えたり、ディスク10
に記録されたデータ(ファイルあるいはVTS)の削除
をしたりする。
【0084】マイクロコンピュータブロック30は、M
PU(またはCPU)、制御プログラム等が書き込まれ
たROM、およびプログラム実行に必要なワークエリア
を提供するRAMを含んでいる。
【0085】このマイクロコンピュータブロック30の
MPUは、そのROMに格納された制御プログラムに従
い、そのRAMをワークエリアとして用いて、機能的に
は、再生終了情報を定める再生終了情報設定部30A、
再生終了情報を取り出す再生終了情報取出部30B、再
生情報で再生を再開させる指示を行う再生情報再開指示
部30C、再生を再開する位置を決定する再生再開位置
決定部30Dを有しているように動作される。
【0086】MPU30の実行結果のうち、DVDビデ
オレコーダのユーザに通知すべき内容は、DVDビデオ
レコーダの表示部48に表示され、またはモニタディス
プレイにオンスクリーンディスプレイ(OSD)で表示
される。
【0087】なお、MPU30がディスクチェンジャ部
100、ディスクドライブ32、データプロセサ36、
エンコーダ部50および/またはデコーダ部60を制御
するタイミングは、STC38からの時間データに基づ
いて、実行することができる(録画・再生の動作は、通
常はSTC38からのタイムクロックに同期して実行さ
れるが、それ以外の処理は、STC38とは独立したタ
イミングで実行されてもよい)。
【0088】デコーダ部60は、図5に示すようなパッ
ク構造を有するDVD再生データから各パックを分離し
て取り出すセパレータ62と、パック分離その他の信号
処理実行時に使用するメモリ63と、セパレータ62で
分離された主映像データをデコードするビデオデコーダ
(Vデコーダ)64と、セパレータ62で分離された副
映像データ(副映像パック90の内容)をデコードする
副映像デコーダ(SPデコーダ)65と、セパレータ6
2で分離されたオーディオデータ(図9のオーディオパ
ック91の内容)をデコードするオーディオデコーダ
(Aデコーダ)68と、Vデコーダ64からのビデオデ
ータにSPデコーダ65からの副映像データを適宜合成
し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕その他
の副映像を重ねて出力するビデオプロセサ66と、ビデ
オプロセサ66からのデジタルビデオ出力をアナログビ
デオ信号に変換するビデオ・デジタル・アナログ変換器
(V・DAC)67と、Aデコーダ68からのデジタル
オーディオ出力をアナログオーディオ信号に変換するオ
ーディオ・デジタル・アナログ変換器(A・DAC)6
7を備えている。
【0089】V・DAC67からのアナログビデオ信号
およびA・DAC67からのアナログオーディオ信号
は、AV出力部46を介して、図示しない外部コンポー
ネント(2チャネル〜6チャネルのマルチチャネルステ
レオ装置+モニタTVまたはプロジェクタ)に供給され
る。
【0090】上述した記録再生する装置(DVDビデオ
レコーダ)におけるデータ処理動作、即ち、録画処理及
び再生処理について次に説明する。
【0091】録画時のデータ処理時には、まず、ユーザ
ーがキー入力することによってMPU部30が録画命令
受けると、ドライブ部32から必要な管理データをDV
Dディスク10から読み込み、書き込む領域を決定す
る。次に、決定された領域に記録データを書き込むよう
に管理領域に設定し、ビデオデータの書き込みスタート
アドレスをドライブ部32に設定し、データを記録する
準備を行う。
【0092】ここで、設定する管理領域とは、ファイル
を管理しているファイル管理部(ISO9660ではデ
ィレクトリデコードを指す)及び制御情報78を指し、
ファイル管理部に必要なパラメータを記録していく。
【0093】次に、MPU部32は、STC部38に時
間のリセットを行う。ここで、STC部38は、システ
ムのタイマーでこの値を基準に録画、再生を行う。その
後、MPU部30はその他の各部の設定を実行する。
【0094】ここで、ビデオ信号の流れは、次のように
なる。即ち、まず、TVチューナー部44または外部入
力より入力されたAV信号をADC52でA/D変換
し、映像信号はビデオエンコード部53、音声信号はオ
ーディオエンコード部54、また、TVチューナー部4
4より、クローズドキャプション信号、または文字放送
等のテキスト信号をSPエンコード部55へそれぞれ入
力する。
【0095】各デコード部は、それぞれの信号を圧縮し
てパケット化し(ただし、各パケットは、パック化した
時に1パックあたり2048バイトになるように切り分
けて、パケット化する。)、フォーマッタ部56に入力
する。ここで、各デコーダ部53,54、55は、ST
C部38の値に従って各パケットのPTS、DTSを必
要に応じて、決定し記録する。
【0096】フォーマッタ部56は、バッファメモリ部
57へパケットデータを一時保存し、その後、入力され
た各パケットデータをパック化して、GOP毎にミキシ
ングしてD−PRO部36へ入力する。
【0097】D−PRO部36は、16パック毎にまと
めてECCグループとして、ECCをつけてドライブ部
32へ送る。ただし、ドライブ部32がディスク10へ
の記録準備が出来ていない場合には、一時記憶部34へ
転送し、データを記録する準備が出来るまで待ち、用意
が出来た段階で記録を開始する。ここで、一時記憶部3
4は、高速アクセスで数分以上の記録データを保持する
ため、大容量メモリが想定される。
【0098】また、録画終了時に、制御情報78の再生
制御情報102及びボリューム&ファイル管理領域70
に終了後に必要な情報を記録して録画動作を終了する。
ただし、マイコンは、ファイルのボリューム&ファイル
管理領域70などを読み書きするために、D−PRO部
36へマイコンバスを通して、読み書きすることが出来
る。
【0099】再生時のデータ処理においては、まず、ユ
ーザーがキー入力することによってMPU部30は再生
命令を受けると、ドライブ部32よりD−PRO部36
を通して、ボリューム&ファイル管理領域70を読み込
み、再生するアドレスを決定する。ここで、管理領域と
は、ボリュームディスクリプタ、ファイル管理部を指
し、ボリュームディスクリプタでディスクがDVDディ
スクかどうかを判断し、ファイル管理部の情報により制
御情報78を取り出し、制御情報78より再生するタイ
トルに相当するビデオオブジェクト82,84,86を
決定し、再生を開始するアドレスを決定する。
【0100】MPU部30は、次にドライブ部32に先
ほど決定された再生するデータのアドレスとリード命令
を送る。ドライブ部32は、送られた命令に従って、デ
ィスク10よりセクタデータを読みだし、D−PRO部
36でエラー訂正を行い、パックデータの形にしてデコ
ーダ部60へ出力する。
【0101】デコーダ部60内部では、読みだしたパッ
クデータをセパレータ62が受け取り、パケット化し、
データの目的に応じて、ビデオパケットデータ(MPE
Gビデオデータ)は、ビデオデコード部64へ転送し、
オーディオパケットデータ68は、オーディオデコード
部68へ転送し、副映像パケットデータは、SPデコー
ド部65へ転送する。送られた各パケットデータは、転
送開始時に、PTSをSTC部へロードして、(パック
内のPTSをMPU部30がSTC38へセットして、
またはビデオデコーダ部64が自動的にビデオデータの
PTSをSTC部へセットする。)その後、各デコード
部はパケットデータ内のPTS(プレゼンテーション・
タイム・スタンプ)の値に同期して(PTSとSTCの
値を比較しながら)再生処理を行い、TVに音声字幕付
きの動画を再生することができる。
【0102】さらに、本特許の再生のマイコン動作を図
16及び図17に示す動作フローに従って説明する。こ
こで、通常再生動作は、PLAYキーを押されると始ま
るが、この時、前もってタイトル番号が指定されない場
合には、デフォルトに相当するタイトル1のファイル、
即ち、ビデオオブジェクト(VOBU)の再生が開始さ
れるものとする。
【0103】図16に示されるステップS10が開始さ
れると、始めにステップ12に示すように制御情報78
が読み込むまれる。即ち、制御情報78中の図8に示さ
れるPGC情報116がMPU30に読み込まれる。ス
テップ14に示すようにユーザがタイトルを指定する
と、或いは、デフォルトのタイトル2が選ばれると、指
定されたタイトル番号に従って、PGC情報テーブル1
10のタイトルサーチポインより目的のタイトルの各情
報を取り込み、ビデオオブジェクトの先頭アドレスが取
り出される。即ち、再生されるPGC番号及びセル番号
が決定される。また、ステップS16に示すように制御
情報の再生管理テーブルに書かれた内容に従って、各デ
コーダが初期設定される。ステップ18に示すようにP
GCI116の内容に従って再生するセルが検索され、
必要な前処理コマンドが実行される。この前処理コマン
ドは、PGC情報テーブル110に必要に応じて設けら
れたコマンドテーブルに記述され、必要に応じて取り出
される。その後、ステップS20に示すようにセルが再
生される。ステップS22に示すように再生されたセル
が最終セルで無い場合には、ステップS24に示すよう
に次のセル番号をカウントアップしてステップS20へ
移行される。
【0104】ステップS22において、セルの再生終了
まで待ち、終了後、ステップS26に示すように、セル
のスチル時間分だけスチルされる。ここで、スチル時間
が0の場合にはそのまま次のステップS28に移行され
る。その後、ステップS28において後処理コマンドが
実行される。この後処理コマンドは、前処理コマンドと
同様にPGC情報テーブル110に必要に応じて設けら
れたコマンドテーブルに記述され、必要に応じて取り出
される。
【0105】ステップS30において、再生終了ではな
く、次に再生されるべきPGCがある場合には、次のP
GC番号を決定し、ステップS18に移行される。再生
終了である場合には、ステップS32において再生終了
処理が実行される。即ち、各デコーダがリセットされ、
GPRMがリセットされる等の動作が実行される。
【0106】次に、図16のステップS20及びS22
に示すセル再生のマイコン動作を図17に示す動作フロ
ーに従って説明する。ステップS40で示されるセル再
生時における処理が開始されると、ステップS42に示
すようにVOBUが連続しているかどうかがチェックさ
れ、連続している場合には、ステップS48に移行され
る。ステップS42において、セルが連続していない場
合には、ステップ44においてPGC情報116を参照
して再生開始アドレスが定められ、ドライブ部32へデ
ータ読み出しコマンドと共に再生開始アドレスがセット
される。制御情報78、即ち、セル再生情報120内の
セル再生開始時間(C_PBTM)がMPU30に取り
込まれ、RAMに保存される。このセル再生開始時間
(C_PBTM)は、表示装置に表示され、また、この
再生時間を基にセルの再生が続行される。ステップS5
0に示すようにセルの再生中にストップキーが押された
場合には、ステップ60に移行されて再生中断動作が開
始される。即ち、図9示す1ファイルとして用意されて
いる再生中断情報テーブルに必要な再生中断情報が書き
込まれることとなる。その後、ステップS62に示すよ
うに再生中止の指示に基づきセル再生が終了する。
【0107】ステップS50においてセルの再生中にス
トップキーが押されない場合には、ステップS52にお
いて、セルが最終セルに該当するか否かが確認され、最
終セルでない場合には、ステップS50に戻される。最
終セルである場合には、ステップS54に示すようにそ
のセル内の最終VOBUの再生が終了するのを待つこと
となる。最終VOBUの再生が終了すると、ステップS
56に示すようにセルのスチル時間分だけスチルされて
次のステップS58に移行される。ここで、スチル時間
が0の場合にはそのまま次のステップS58に移行され
る。ステップ58において最終セルであることから、図
16に示すステップS26に移行される。
【0108】セル再生を中断した後、例えば、DVDデ
ィスク10を取り出し、その後、再びそのDVDディス
ク10をDVDレコーダに装填して続き再生を実行する
場合の処理を図18を参照して説明する。
【0109】DVDレコーダにDVDディスク10を装
填した後、続き再生キーを押してステップS70に示す
ように続き再生が実行する場合には、始めにステップS
72に示すように図9に示す再生中断情報テーブルがデ
ィスクより読み込まれる。この再生中断情報テーブルの
再生中断情報に基づき、ステップS74に示すように中
断時の再生タイトル、換言すれば、ビデオオブジェクト
が決定されるとともにその情報に基づいて各部のレジス
タがセットされ、MPU30のRAMにその情報中の必
要な情報が再格納される。その後、制御情報102がス
テップS76で読み込まれる。ここで、PGC情報11
6は、MPU30のRAMに格納される。また、ステッ
プS78に示すように再生中断情報テーブルの再生中断
情報に基づき再生するPGC番号、セル番号及びVOB
U番号が決定され、ステップS80に示すように同様に
再生中断情報に基づきビデオデコーダ64、副映像デコ
ーダ65及びオーディオデコーダ68がセットされる。
ステップS82に示すように再生を再開するアドレスが
セルの先頭であるかが確認され、セルの先頭であるの場
合には、通常再生処理のステップ18と同様に前処理コ
マンドが実行され、その後、ステップS90から図16
に示す通常再生処理に移行される。即ち、図16のステ
ップS20と同様にセル再生時の処理が実行される。再
生を再開するアドレスがセルの先頭でない場合には、ス
テップS84に示すようにPGC情報116が読み出さ
れ、再生開始アドレスが決定される。例えば、VOBU
の相対アドレスが参照されてそのセルの最初のVOBU
のアドレスにその相対アドレスが加算されて再生開始ア
ドレスが決定される。再生開始アドレスが決定される
と、ステップS86に示すようにそのアドレスでドライ
ブ部32に読み出し命令が出され、ステップS90で通
常のセルの再生と同様にそのVOBUが最初のVOBU
として再生が再開される。この再開後のステップS92
からステップ104は、図16に示されるステップS2
2からS34におけると処理に相当し、既に説明された
と同様の処理が実行される。従って、その詳細な説明
は、図16の示されるステップS22からS34を参照
されたい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、録画再生用情報記録媒体としてのディスクに再生中
断情報が記述されていることから、ディスクがシステム
から抜かれても再装填の後に続き再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 記録再生可能な光ディスク(DVDーRAM
またはDVD−RWディスク)の構造を説明する斜視
図。
【図2】 図1の光ディスク(DVDーRAM)のデー
タ記録領域とそこに記録されるデータの記録トラックと
の対応関係を説明する図。
【図3】 図1及び図2の光ディスクに記録される情報
のディレクトリ構造を説明する図。
【図4】 図3に示したビデオオブジェクトセットのデ
ータ構造を示す図。
【図5】 図4に示すたデータパックの構造を示す図。
【図6】 図4に示した制御情報のデータ構造を示す図
である。
【図7】 図6に示した再生管理テーブル(PLY_M
AT)の内容を示す図。
【図8】 図6に示したPGC情報テーブルのデータ構
造を示す図。
【図9】 図6に示した再生中断情報テーブルの内容を
示す図。
【図10】 図8に示したPGCの概念を説明するため
の図。
【図11】 図8に示したPGC情報管理情報の内容を
示す図。
【図12】 図8に示したPGC一般情報の内容を示す
図。
【図13】 図8に示したセル再生情報の内容を示す
図。
【図14】 図6に示した記録管理テーブルの内容を示
す図。
【図15】 図1のディスクに図2〜図14で説明する
ような構造の情報を用いてデジタル動画情報を記録再生
する装置(DVDビデオレコーダ)の構成を説明するブ
ロック図。
【図16】 図15に示すDVDビデオレコーダにおけ
る通常再生動作を示すフローチャート。
【図17】 図15に示すDVDビデオレコーダにおけ
る通常再生動作中のセル再生時の処理を示すフローチャ
ート。
【図18】 図15に示すDVDビデオレコーダにおけ
る続き再生動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…記録・再生可能光ディスク(DVDーRAMまた
はDVD−R)、11…カートリッジ(DVDーRAM
用)、14…透明基板(ポリカーボネート)、16…光
反射層、17…記録層、19…読み出し面、20…接着
層、22…中心孔、24…クランピングエリア、25…
情報エリア、26…リードアウトエリア、27…リード
インエリア、28…データ記録エリア、30…マイクロ
コンピュータブロック(MPU/ROM/RAM)、3
2…ディスクドライブ、34…一時記憶部、36…デー
タプロセサ、38…システムタイムカウンタSTC、4
2…AV入力部、44…TVチューナ(地上放送/衛星
放送チューナ)、46…AV出力部、48…DVDビデ
オレコーダ表示部(液晶または蛍光表示パネル)、50
…エンコーダ部、52…ADC、53…ビデオエンコー
ダ、54…オーディオエンコーダ、55…副映像エンコ
ーダ、56…フォーマッタ、57…バッファメモリ、6
0…デコーダ部、62…セパレータ、63…メモリ、6
4…ビデオデコーダ、65…副映像デコーダ、66…ビ
デオプロセサ、67…ビデオDAC、68…オーディオ
デコーダ、69…オーディオDAC、70…ボリューム
/ファイル構造領域、72…データ領域、76…オーデ
ィオ・ビデオデータ領域、78…制御情報、80…ビデ
オオブジェクトセット、94…セル、96…ビデオオブ
ジェクトユニット、102…再生制御情報、104…記
録制御情報、110…PGC情報テーブル、122…再
生管理テーブル、124…再生中断情報テーブル、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 Z (72)発明者 伊藤 雄司 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 平良 和彦 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA04 AB03 AB04 AB05 CC06 CC11 DD04 DD06 5C053 FA24 GA11 GB06 GB38 JA03 JA16 JA24 KA05 KA24 LA06 LA07 5D044 AB05 AB07 BC04 CC04 DE17 DE24 DE38 DE49 EF05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間で再生されるビデオデータを格
    納したビデオパック及び又はオーディオデータを格納し
    たオーディオパックで構築されたビデオオブジェクトユ
    ニットを記録再生可能なデータ領域を有し、 前記データ領域に記録されたデータを管理するための管
    理領域を有した記録再生用ディスクであり、 前記管理領域には、前記ビデオオブジェクトユニットの
    集合状態をセルとして管理するセルの情報、前記セルの
    つながりを管理するプログラムチェーン情報の記録領域
    があり、 また再生を中断したときに、中断の次に再生するビデオ
    オブジェクトユニットを決定するための情報を記録する
    ための再生中断情報の記録領域があり、 前記再生中断情報の記録領域には、特定するプログラム
    チェーンの番号、特定するセルに関する情報、特定する
    ビデオオブジェクトユニットの特定ポイントを示す時間
    情報をそれぞれ記録する領域が存在することを特徴とす
    る記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記再生中断情報の記録領域には、更
    に、前記プログラムチェーン情報により構築されるプロ
    グラムの番号を記録する領域が含まれていることを特徴
    とする請求項1記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記再生中断情報の記録領域には、更
    に、前記特定するビデオオブジェクトユニットのプレゼ
    ンテーションタイムを記録する領域が存在することを特
    徴とする請求項1記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録再生用ディスクは、所定時間で再生
    されるビデオデータを格納したビデオパック及び又はオ
    ーディオデータを格納したオーディオパックで構築され
    たビデオオブジェクトユニットを記録再生可能なデータ
    領域を有し、前記データ領域に記録されたデータを管理
    するための管理領域を有した記録再生用ディスクであ
    り、 さらに前記管理領域には、制御情報として、前記ビデオ
    オブジェクトユニットの集合状態をセルとして管理する
    セルの情報、前記セルのつながりを管理するプログラム
    チェーン情報の記録領域があり、また再生を中断したと
    きに、中断の次に再生するビデオオブジェクトユニット
    を決定するための情報を記録するための再生中断情報の
    記録領域があり、前記再生中断情報の記録領域には、特
    定するプログラムチェーンの番号、特定するセルに関す
    る情報、特定するビデオオブジェクトユニットの特定ポ
    イントを示す時間情報をそれぞれ記録する領域が存在
    し、 前記記録再生用ディスクの上記データ領域のデータ領域
    及び管理領域の制御情報を読取る手段と、 前記管理領域から読取られた制御情報を保持し、この制
    御情報に基づき前記再生手段を制御する制御手段と、 前記データ領域から読取られた情報をデコードして再生
    するための再生手段と、 前記再生手段が再生を行なっているときに、再生中断の
    操作が行なわれたときに、上記再生中断情報を作成して
    その記録領域に書き込む再生中断情報処理手段とを具備
    したことを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生中断情報処理手段は、前記再生
    中断情報の記録領域に対して、前記プログラムチェーン
    情報により構築されるプログラムの番号を記録すること
    を特徴とする請求項4記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生中断情報処理手段は、前記再生
    中断情報の記録領域に対して、前記特定するビデオオブ
    ジェクトユニットのプレゼンテーションタイムを記録す
    ることを特徴とする請求項4記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 記録再生用ディスクは、所定時間で再生
    されるビデオデータを格納したビデオパック及び又はオ
    ーディオデータを格納したオーディオパックで構築され
    たビデオオブジェクトユニットを記録再生可能なデータ
    領域を有し、前記データ領域に記録されたデータを管理
    するための管理領域を有した記録再生用ディスクであ
    り、 さらに前記管理領域には、制御情報として、前記ビデオ
    オブジェクトユニットの集合状態をセルとして管理する
    セルの情報、前記セルのつながりを管理するプログラム
    チェーン情報の記録領域があり、また再生を中断したと
    きに、中断の次に再生するビデオオブジェクトユニット
    を決定するための情報を記録するための再生中断情報の
    記録領域があり、前記再生中断情報の記録領域には、特
    定するプログラムチェーンの番号、特定するセルに関す
    る情報、特定するビデオオブジェクトユニットの特定ポ
    イントを示す時間情報をそれぞれ記録する領域が存在
    し、 前記記録再生用ディスクの上記データ領域のデータ領域
    及び管理領域の制御情報を読取り、 前記管理領域から読取られた制御情報を保持し、この制
    御情報に基づき前記再生手段を制御し、 前記データ領域から読取られた情報をデコードして再生
    が行なわれているときに、再生中断の操作が行なわれた
    とき、上記再生中断情報を作成してその記録領域に書き
    込むようにしたことを特徴とする情報記録再生方法。
  8. 【請求項8】 前記再生中断情報の記録領域に対して、
    さらに前記プログラムチェーン情報により構築されるプ
    ログラムの番号を記録することを特徴とする請求項7記
    載の情報記録再生方法。
  9. 【請求項9】 前記再生中断情報の記録領域に対して、
    さらに前記特定するビデオオブジェクトユニットのプレ
    ゼンテーションタイムを記録することを特徴とする請求
    項7記載の情報記録再生方法。
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