JP2002142183A - デジタル放送送信装置及びデジタル放送受信記録装置 - Google Patents
デジタル放送送信装置及びデジタル放送受信記録装置Info
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- JP2002142183A JP2002142183A JP2000336455A JP2000336455A JP2002142183A JP 2002142183 A JP2002142183 A JP 2002142183A JP 2000336455 A JP2000336455 A JP 2000336455A JP 2000336455 A JP2000336455 A JP 2000336455A JP 2002142183 A JP2002142183 A JP 2002142183A
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタル放送の番組の本編を余分なく正確に
記録するデジタル放送受信記録装置を提供する。 【解決手段】 デジタル放送において映像、音声ととも
に100ミリ秒周期で送られるPMTのプログラムルー
プに、現在放送されている番組を識別するための番組I
Dと、現在放送されている内容は本編であるかCMであ
るかの別を示す内容区分とからなる番組識別情報を追加
する。デジタル放送受信記録装置は、デジタル放送を受
信しPMT内の番組識別情報から番組IDと内容区分と
を抽出し(ステップS503)、PMTから得た番組I
Dがユーザに録画予約された番組についての番組IDと
一致する場合であってかつ内容区分が本編である場合に
番組の記録を開始し(ステップS504〜S508)、
内容区分がCMとなると記録を一時停止し、PMTから
得た番組IDが他のものに変化すると記録を停止する
(ステップS510、S513)。
記録するデジタル放送受信記録装置を提供する。 【解決手段】 デジタル放送において映像、音声ととも
に100ミリ秒周期で送られるPMTのプログラムルー
プに、現在放送されている番組を識別するための番組I
Dと、現在放送されている内容は本編であるかCMであ
るかの別を示す内容区分とからなる番組識別情報を追加
する。デジタル放送受信記録装置は、デジタル放送を受
信しPMT内の番組識別情報から番組IDと内容区分と
を抽出し(ステップS503)、PMTから得た番組I
Dがユーザに録画予約された番組についての番組IDと
一致する場合であってかつ内容区分が本編である場合に
番組の記録を開始し(ステップS504〜S508)、
内容区分がCMとなると記録を一時停止し、PMTから
得た番組IDが他のものに変化すると記録を停止する
(ステップS510、S513)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送送信
装置及びデジタル放送受信記録装置に関し、特に放送さ
れた番組のうち特定の番組をデジタル放送受信記録装置
において受信して記録するための技術に関する。
装置及びデジタル放送受信記録装置に関し、特に放送さ
れた番組のうち特定の番組をデジタル放送受信記録装置
において受信して記録するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送がデジタル化され、多
チャンネル放送が行われるようになってきたことに伴
い、視聴者による番組選択の煩雑さを解消するためのサ
ービスとして電子番組ガイド(Electronic
programming guide:EPG)なるサ
ービスが提供されている。
チャンネル放送が行われるようになってきたことに伴
い、視聴者による番組選択の煩雑さを解消するためのサ
ービスとして電子番組ガイド(Electronic
programming guide:EPG)なるサ
ービスが提供されている。
【0003】この電子番組ガイドは、放送番組の番組表
を表示するための各番組についての放送チャンネル、番
組ID、放送開始時刻、放送時間等の情報(以下、「番
組情報」という。)や、各番組の内容に関する情報等を
提供するサービスであり、このサービスは、放送送信装
置側からは映像、音声等と共に番組情報を送信し、これ
を受信する放送受信装置側ではその番組情報に基づき、
時間軸とチャンネル軸をもった番組表をテレビモニタ等
の画面に表示することにより実現される。
を表示するための各番組についての放送チャンネル、番
組ID、放送開始時刻、放送時間等の情報(以下、「番
組情報」という。)や、各番組の内容に関する情報等を
提供するサービスであり、このサービスは、放送送信装
置側からは映像、音声等と共に番組情報を送信し、これ
を受信する放送受信装置側ではその番組情報に基づき、
時間軸とチャンネル軸をもった番組表をテレビモニタ等
の画面に表示することにより実現される。
【0004】この電子番組ガイドにより、ユーザは、新
聞等の出版物に記載された番組表を見なくてもテレビモ
ニタ等の画面で番組情報を確認することができるように
なり、また、電子番組ガイドから番組を選択することに
より簡単な操作でその番組の録画予約をして、録画機能
を有するデジタル放送受信記録装置にその番組を録画さ
せることができるようになる。
聞等の出版物に記載された番組表を見なくてもテレビモ
ニタ等の画面で番組情報を確認することができるように
なり、また、電子番組ガイドから番組を選択することに
より簡単な操作でその番組の録画予約をして、録画機能
を有するデジタル放送受信記録装置にその番組を録画さ
せることができるようになる。
【0005】なお、デジタル放送の形式は、例えば、I
SO/IEC13818−1や社団法人電波産業会の規
格である「デジタル放送に使用する番組配列情報」(A
RIB STD B−10)等で規格化されている。多
チャンネル化は、例えばMPEG2(Moving P
icture Experts Group2)システ
ム規格におけるトランスポートストリーム(TS)を用
い、1つの帯域に複数チャンネルを多重化することによ
り実現される。
SO/IEC13818−1や社団法人電波産業会の規
格である「デジタル放送に使用する番組配列情報」(A
RIB STD B−10)等で規格化されている。多
チャンネル化は、例えばMPEG2(Moving P
icture Experts Group2)システ
ム規格におけるトランスポートストリーム(TS)を用
い、1つの帯域に複数チャンネルを多重化することによ
り実現される。
【0006】以下、従来のデジタル放送送信装置及びデ
ジタル放送受信記録装置の概要を説明する。 <従来のデジタル放送送信装置>ISO/IEC138
18−1及びARIB STD B−10の規格に基づ
く従来のデジタル放送送信装置は、番組情報をEIT
(Event Information Table)
に記録し、EITを1チャンネルの番組に関する情報で
あるPMT(Program Map Table)や
その他の規格上定められたテーブル群とともに、各番組
の映像データや音声データと多重化してTSを構成して
送信する。なお、1つの周波数で4〜6といった複数の
チャンネルの番組を送信する。
ジタル放送受信記録装置の概要を説明する。 <従来のデジタル放送送信装置>ISO/IEC138
18−1及びARIB STD B−10の規格に基づ
く従来のデジタル放送送信装置は、番組情報をEIT
(Event Information Table)
に記録し、EITを1チャンネルの番組に関する情報で
あるPMT(Program Map Table)や
その他の規格上定められたテーブル群とともに、各番組
の映像データや音声データと多重化してTSを構成して
送信する。なお、1つの周波数で4〜6といった複数の
チャンネルの番組を送信する。
【0007】EIT等のテーブルや、映像及び音声の各
データは、188バイトのパケットの集合として構成さ
れ、各パケットには内容種別を識別するためのパケット
ID(PID)が付されており、PMTには各時点にお
ける番組を構成する映像データ、音声データ等について
のPIDが格納されている。また、EITには、現在放
送中の番組及び次に放送する予定の番組に関する番組情
報を含むPresent/Following EIT
(以下、「P/FEIT」という。)と、将来放送予定
の番組に関する番組情報を含むSchedule EI
Tが規定されており、デジタル放送送信装置は、P/F
EITを全TSにおいて1秒〜10秒の周期で繰り返
し伝送し、またScheduleEITをより大きな周
期で送信する。 <従来のデジタル放送受信記録装置>上述のデジタル放
送送信装置から送信される放送を受信するデジタル放送
受信記録装置は、EITを受信して、このEITの番組
情報に基づいてテレビモニタ等の画面に番組表を表示す
る。
データは、188バイトのパケットの集合として構成さ
れ、各パケットには内容種別を識別するためのパケット
ID(PID)が付されており、PMTには各時点にお
ける番組を構成する映像データ、音声データ等について
のPIDが格納されている。また、EITには、現在放
送中の番組及び次に放送する予定の番組に関する番組情
報を含むPresent/Following EIT
(以下、「P/FEIT」という。)と、将来放送予定
の番組に関する番組情報を含むSchedule EI
Tが規定されており、デジタル放送送信装置は、P/F
EITを全TSにおいて1秒〜10秒の周期で繰り返
し伝送し、またScheduleEITをより大きな周
期で送信する。 <従来のデジタル放送受信記録装置>上述のデジタル放
送送信装置から送信される放送を受信するデジタル放送
受信記録装置は、EITを受信して、このEITの番組
情報に基づいてテレビモニタ等の画面に番組表を表示す
る。
【0008】番組表から1つの番組を選択し録画予約指
示をユーザが行うと、デジタル放送受信記録装置は、そ
の番組についての番組情報を記憶する。また、デジタル
放送受信記録装置は計時機構即ち時計を有しており、記
憶した番組情報中の放送チャンネル、放送開始時刻、放
送時間等に基づき番組の受信及び記録の制御を行う。即
ち、デジタル放送受信記録装置は、その放送開始時刻の
少し前にその番組の放送チャンネルを受信するように内
部のチューナを制御し、その放送開始時刻になると、受
信した番組の映像、音声といった構成データをビデオテ
ープ等の記録媒体に記録し、その放送開始時刻からその
放送時間で示される時間を経過すると記録を終了する。
なお、デジタル放送受信記録装置は、チューナにより受
信した多重化された放送信号をトランスポートデコーダ
でフィルタリングすることにより順次テーブル群を得て
参照し、PMTを参照して映像データや音声データ等の
現在の番組を構成するデータの各PIDを得て、その各
PIDを指定してフィルタリングして番組の構成データ
を取得する。
示をユーザが行うと、デジタル放送受信記録装置は、そ
の番組についての番組情報を記憶する。また、デジタル
放送受信記録装置は計時機構即ち時計を有しており、記
憶した番組情報中の放送チャンネル、放送開始時刻、放
送時間等に基づき番組の受信及び記録の制御を行う。即
ち、デジタル放送受信記録装置は、その放送開始時刻の
少し前にその番組の放送チャンネルを受信するように内
部のチューナを制御し、その放送開始時刻になると、受
信した番組の映像、音声といった構成データをビデオテ
ープ等の記録媒体に記録し、その放送開始時刻からその
放送時間で示される時間を経過すると記録を終了する。
なお、デジタル放送受信記録装置は、チューナにより受
信した多重化された放送信号をトランスポートデコーダ
でフィルタリングすることにより順次テーブル群を得て
参照し、PMTを参照して映像データや音声データ等の
現在の番組を構成するデータの各PIDを得て、その各
PIDを指定してフィルタリングして番組の構成データ
を取得する。
【0009】ところで、デジタル放送受信記録装置の計
時機構の誤差や、デジタル放送受信記録装置の計時機構
とデジタル放送の番組が放送される時刻とのずれ等を考
慮すると、録画予約指示された番組をわずかでも漏らす
ことなく記録するためには、デジタル放送受信記録装置
は、番組情報に基づいて録画予約指示された番組が放送
されることが示されている期間に前後数秒ずつの余裕を
もって番組の記録を行う必要がある。
時機構の誤差や、デジタル放送受信記録装置の計時機構
とデジタル放送の番組が放送される時刻とのずれ等を考
慮すると、録画予約指示された番組をわずかでも漏らす
ことなく記録するためには、デジタル放送受信記録装置
は、番組情報に基づいて録画予約指示された番組が放送
されることが示されている期間に前後数秒ずつの余裕を
もって番組の記録を行う必要がある。
【0010】なお、デジタル放送受信記録装置は、番組
に多重して放送されるTDT(Time Descri
ptor Table)又はTOT(Time Off
set Table)を受信して参照することにより計
時機構の誤差を補正することも可能であるが、TDT及
びTOTも1秒前後の誤差を含んでいるため、計時機構
を1秒単位まで正確なものとすることは困難である。ま
た、P/F EITも繰り返し周期が1秒未満ではない
ため、放送されるP/F EITを抽出することにより
現在放送中の番組を認識して記録開始及び終了の制御を
1秒単位まで正確に行うことも困難である。
に多重して放送されるTDT(Time Descri
ptor Table)又はTOT(Time Off
set Table)を受信して参照することにより計
時機構の誤差を補正することも可能であるが、TDT及
びTOTも1秒前後の誤差を含んでいるため、計時機構
を1秒単位まで正確なものとすることは困難である。ま
た、P/F EITも繰り返し周期が1秒未満ではない
ため、放送されるP/F EITを抽出することにより
現在放送中の番組を認識して記録開始及び終了の制御を
1秒単位まで正確に行うことも困難である。
【0011】従って、従来のデジタル放送受信記録装置
では、ユーザが所望する番組に加えて不要な余分を記録
媒体に記録していた。
では、ユーザが所望する番組に加えて不要な余分を記録
媒体に記録していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
にとってはデジタル放送受信記録装置が所望の番組を余
分なく正確に記録することが望まれる。ところで、放送
される番組には、本編の途中等にコマーシャル(CM)
部分を含んで構成されるものも多い。このような番組を
受信して記録する場合には、一般にユーザは、後に視聴
する場合に本編が中断されないように、CM部分を除い
て番組の本編部分だけが正確に記録されることを望むと
考えられる。
にとってはデジタル放送受信記録装置が所望の番組を余
分なく正確に記録することが望まれる。ところで、放送
される番組には、本編の途中等にコマーシャル(CM)
部分を含んで構成されるものも多い。このような番組を
受信して記録する場合には、一般にユーザは、後に視聴
する場合に本編が中断されないように、CM部分を除い
て番組の本編部分だけが正確に記録されることを望むと
考えられる。
【0013】そこで、かかるユーザの要望に応えるべく
本発明はなされたものであり、デジタル放送の番組の本
編を余分なく正確に記録するデジタル放送受信記録装置
を提供すること、及びそのデジタル放送受信記録装置に
より本編を余分なく記録できるようにデジタル放送を送
信するデジタル放送送信装置を提供することを目的とす
る。
本発明はなされたものであり、デジタル放送の番組の本
編を余分なく正確に記録するデジタル放送受信記録装置
を提供すること、及びそのデジタル放送受信記録装置に
より本編を余分なく記録できるようにデジタル放送を送
信するデジタル放送送信装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るデジタル放送受信記録装置は、デジタル
放送を受信し、ユーザに指定された番組の映像及び音声
を記録媒体に記録するデジタル放送受信記録装置であっ
て、番組を構成する映像及び音声とともに、現在放送中
の番組についての番組IDと、現在放送中の部分が番組
本編であるか他の部分であるかを示す番組内容区分とを
含む現在番組情報が送信されるデジタル放送を受信する
受信手段と、ユーザ操作に応じて記録対象の番組の番組
IDを特定する記録番組特定手段と、前記受信手段によ
り受信された番組IDが前記記録番組特定手段により特
定された番組IDと一致しており、かつ、受信された番
組内容区分が番組本編を示している場合においてのみ、
前記受信手段により受信される番組の映像及び音声の記
録を行う記録手段とを備えることを特徴とする。
に本発明に係るデジタル放送受信記録装置は、デジタル
放送を受信し、ユーザに指定された番組の映像及び音声
を記録媒体に記録するデジタル放送受信記録装置であっ
て、番組を構成する映像及び音声とともに、現在放送中
の番組についての番組IDと、現在放送中の部分が番組
本編であるか他の部分であるかを示す番組内容区分とを
含む現在番組情報が送信されるデジタル放送を受信する
受信手段と、ユーザ操作に応じて記録対象の番組の番組
IDを特定する記録番組特定手段と、前記受信手段によ
り受信された番組IDが前記記録番組特定手段により特
定された番組IDと一致しており、かつ、受信された番
組内容区分が番組本編を示している場合においてのみ、
前記受信手段により受信される番組の映像及び音声の記
録を行う記録手段とを備えることを特徴とする。
【0015】これにより、デジタル放送受信記録装置
は、現在の放送番組についての番組IDと内容区分とを
示す現在番組情報を受信しこれに基づいて、ユーザに録
画予約された番組の本編のみを記録するため、CM等の
余分なものが記録されたりすることがなくなる。また、
本発明に係るデジタル放送送信装置は、デジタル放送送
信装置であって、放送予定時刻に基づいて、当該放送予
定時刻に放送されるべき番組の番組IDと、当該放送予
定時刻に放送されるべき部分が番組本編であるか他の部
分であるかを示す番組内容区分と、当該番組を構成する
映像及び音声を特定するための放送スケジュール情報と
を記憶するスケジュール記憶手段と、前記放送スケジュ
ール情報に基づいて、各時刻において、番組を構成する
映像及び音声とともに、当該時刻における当該番組の番
組IDと番組内容区分とを含む情報を1秒未満の周期で
送信可能となるように多重化する多重化制御手段と、前
記多重化制御手段により多重化された映像、音声及び情
報を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
は、現在の放送番組についての番組IDと内容区分とを
示す現在番組情報を受信しこれに基づいて、ユーザに録
画予約された番組の本編のみを記録するため、CM等の
余分なものが記録されたりすることがなくなる。また、
本発明に係るデジタル放送送信装置は、デジタル放送送
信装置であって、放送予定時刻に基づいて、当該放送予
定時刻に放送されるべき番組の番組IDと、当該放送予
定時刻に放送されるべき部分が番組本編であるか他の部
分であるかを示す番組内容区分と、当該番組を構成する
映像及び音声を特定するための放送スケジュール情報と
を記憶するスケジュール記憶手段と、前記放送スケジュ
ール情報に基づいて、各時刻において、番組を構成する
映像及び音声とともに、当該時刻における当該番組の番
組IDと番組内容区分とを含む情報を1秒未満の周期で
送信可能となるように多重化する多重化制御手段と、前
記多重化制御手段により多重化された映像、音声及び情
報を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0016】これにより、1秒未満の周期で現在の番組
についての番組IDと番組内容区分とを放送するため、
これに対応して、デジタル放送受信記録装置側では約1
秒単位まで正確に番組の本編の放送時間を認識して、余
分なく本編を記録することが可能になる。
についての番組IDと番組内容区分とを放送するため、
これに対応して、デジタル放送受信記録装置側では約1
秒単位まで正確に番組の本編の放送時間を認識して、余
分なく本編を記録することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタル放送
送信装置及びデジタル放送受信記録装置の実施の形態に
ついて説明する。 <デジタル放送送信装置>図1は、本発明の実施の形態
に係るデジタル放送送信装置100の構成図である。
送信装置及びデジタル放送受信記録装置の実施の形態に
ついて説明する。 <デジタル放送送信装置>図1は、本発明の実施の形態
に係るデジタル放送送信装置100の構成図である。
【0018】デジタル放送送信装置100は、ISO/
IEC13818−1及びARIBSTD B−10に
準拠し、予め定められた放送スケジュールに従って映像
データと音声データとその他の制御情報とを多重化して
デジタル放送として送信する装置である。同図に示すよ
うに、デジタル放送送信装置100は、映像及び音声か
らなる番組を2つ多重化して送信するものであり、素材
データ格納部23と、番組放送スケジュール情報格納部
22と、送出番組制御部16と、映像入力制御部10
a、10cと、音声入力制御部10b、10dと、映像
エンコーダ11a、11cと、音声エンコーダ11b、
11dと、FIFO12a〜12dと、パケット化回路
13a〜13dと、メモリ14a〜14dと、パケット
多重コントローラ15a、15bと、PMT生成回路1
7a、17bと、メモリ18a、18bと、総合パケッ
ト多重コントローラ19と、PAT生成回路20と、放
送部21とを備える。
IEC13818−1及びARIBSTD B−10に
準拠し、予め定められた放送スケジュールに従って映像
データと音声データとその他の制御情報とを多重化して
デジタル放送として送信する装置である。同図に示すよ
うに、デジタル放送送信装置100は、映像及び音声か
らなる番組を2つ多重化して送信するものであり、素材
データ格納部23と、番組放送スケジュール情報格納部
22と、送出番組制御部16と、映像入力制御部10
a、10cと、音声入力制御部10b、10dと、映像
エンコーダ11a、11cと、音声エンコーダ11b、
11dと、FIFO12a〜12dと、パケット化回路
13a〜13dと、メモリ14a〜14dと、パケット
多重コントローラ15a、15bと、PMT生成回路1
7a、17bと、メモリ18a、18bと、総合パケッ
ト多重コントローラ19と、PAT生成回路20と、放
送部21とを備える。
【0019】ここで、素材データ格納部23は、ハード
ディスク等の記憶装置の一領域であり、放送が予定され
ている各番組の構成要素となる映像データ及び音声デー
タを格納している。番組放送スケジュール情報格納部2
2は、ハードディスク等の記憶装置の一領域であり、チ
ャンネル毎に、各番組についての放送スケジュール等を
示す番組放送スケジュール情報を格納している。
ディスク等の記憶装置の一領域であり、放送が予定され
ている各番組の構成要素となる映像データ及び音声デー
タを格納している。番組放送スケジュール情報格納部2
2は、ハードディスク等の記憶装置の一領域であり、チ
ャンネル毎に、各番組についての放送スケジュール等を
示す番組放送スケジュール情報を格納している。
【0020】図2は、番組放送スケジュール情報のデー
タ構造及び内容例を示す図である。番組放送スケジュー
ル情報250は、番組ID251、内容区分253、映
像データID254及び音声データID255から構成
される。番組ID251は、各番組を識別するための1
6ビットの情報であり、EIT含まれる番組情報におけ
る番組ID(event_id)と同じである。
タ構造及び内容例を示す図である。番組放送スケジュー
ル情報250は、番組ID251、内容区分253、映
像データID254及び音声データID255から構成
される。番組ID251は、各番組を識別するための1
6ビットの情報であり、EIT含まれる番組情報におけ
る番組ID(event_id)と同じである。
【0021】開始日時252は、各番組における各内容
区分で示される内容が放送され始める日時を秒単位で、
例えば00年12月1日19時0分0秒等と示す情報で
ある。内容区分253は、各番組における内容が、本編
であるかCMであるかを示す情報である。
区分で示される内容が放送され始める日時を秒単位で、
例えば00年12月1日19時0分0秒等と示す情報で
ある。内容区分253は、各番組における内容が、本編
であるかCMであるかを示す情報である。
【0022】映像データID254及び音声データID
255は、各番組の各内容区分において放送されるべき
映像データ及び音声データを識別するための情報であ
る。送出番組制御部16は、放送予定日時を指し示す値
(以下、「放送予定日時t」という。)を保持し100
ミリ秒(ms)以下のタイミングで、放送予定日時tを
現在時刻の変化に合わせて進める放送予定日時計時機構
を有し、放送予定日時tに応じて、番組放送スケジュー
ル情報に基づいて映像入力制御部及び音声入力制御部に
対して映像エンコーダ又は音声エンコーダに入力すべき
映像データ又は音声データを伝え、PMT生成回路に対
しPMTに含めるべき番組IDと内容区分とを伝えるも
のである。
255は、各番組の各内容区分において放送されるべき
映像データ及び音声データを識別するための情報であ
る。送出番組制御部16は、放送予定日時を指し示す値
(以下、「放送予定日時t」という。)を保持し100
ミリ秒(ms)以下のタイミングで、放送予定日時tを
現在時刻の変化に合わせて進める放送予定日時計時機構
を有し、放送予定日時tに応じて、番組放送スケジュー
ル情報に基づいて映像入力制御部及び音声入力制御部に
対して映像エンコーダ又は音声エンコーダに入力すべき
映像データ又は音声データを伝え、PMT生成回路に対
しPMTに含めるべき番組IDと内容区分とを伝えるも
のである。
【0023】映像入力制御部10aは、送出番組制御部
16から伝えられた映像データを映像エンコーダ11a
に入力するものであり、音声入力制御部10bは、送出
番組制御部16から伝えられた音声データを音声エンコ
ーダ11bに入力するものである。映像エンコーダ11
aは、入力された映像データに圧縮符号化を施すことに
よりES(Elementary Stream)とし
て、固定レート化するためにFIFO(ファースト・イ
ン・ファースト・アウト)バッファ12aに出力する。
また同様に、音声エンコーダ11bは、入力された音声
データに圧縮符号化を施すことによりESとして、固定
レート化するためにFIFOバッファ12bに出力する
ものである。
16から伝えられた映像データを映像エンコーダ11a
に入力するものであり、音声入力制御部10bは、送出
番組制御部16から伝えられた音声データを音声エンコ
ーダ11bに入力するものである。映像エンコーダ11
aは、入力された映像データに圧縮符号化を施すことに
よりES(Elementary Stream)とし
て、固定レート化するためにFIFO(ファースト・イ
ン・ファースト・アウト)バッファ12aに出力する。
また同様に、音声エンコーダ11bは、入力された音声
データに圧縮符号化を施すことによりESとして、固定
レート化するためにFIFOバッファ12bに出力する
ものである。
【0024】パケット化回路13aは、FIFOバッフ
ァ12aからの固定レート化された映像データをパケッ
ト化することによりPES(Packetized E
lementary Stream)とし、パケットに
ユニークなパケットIDを付してメモリ14aに格納す
る。また同様に、パケット化回路13bは、FIFOバ
ッファ12bからの固定レート化された音声データをパ
ケット化することによりPESとし、パケットにユニー
クなパケットIDを付してメモリ14bに格納するもの
である。
ァ12aからの固定レート化された映像データをパケッ
ト化することによりPES(Packetized E
lementary Stream)とし、パケットに
ユニークなパケットIDを付してメモリ14aに格納す
る。また同様に、パケット化回路13bは、FIFOバ
ッファ12bからの固定レート化された音声データをパ
ケット化することによりPESとし、パケットにユニー
クなパケットIDを付してメモリ14bに格納するもの
である。
【0025】パケット多重コントローラ15aは、映像
データ及び音声データのエンコードスピードに合わせ
て、つまり、メモリ14a及び14b内のデータ占有量
によって、メモリ14a及び14bからパケット単位で
映像及び音声データを読み出すことにより時分割多重化
するものである。PMT生成回路17aは、パケット多
重コントローラ15aの制御下で、パケット化回路13
a及び13bにより映像データ及び音声データの各パケ
ットに付されたパケットIDを含むようにPMTを生成
して、パケット化し時分割多重化してメモリ18aに格
納するものである。なお、PMT生成回路17aは、送
出番組制御部16から伝えられた番組ID及び内容区分
を含む番組識別情報を生成し、この番組識別情報をも含
むようにPMTを生成する。
データ及び音声データのエンコードスピードに合わせ
て、つまり、メモリ14a及び14b内のデータ占有量
によって、メモリ14a及び14bからパケット単位で
映像及び音声データを読み出すことにより時分割多重化
するものである。PMT生成回路17aは、パケット多
重コントローラ15aの制御下で、パケット化回路13
a及び13bにより映像データ及び音声データの各パケ
ットに付されたパケットIDを含むようにPMTを生成
して、パケット化し時分割多重化してメモリ18aに格
納するものである。なお、PMT生成回路17aは、送
出番組制御部16から伝えられた番組ID及び内容区分
を含む番組識別情報を生成し、この番組識別情報をも含
むようにPMTを生成する。
【0026】メモリ18aは、1つのチャンネル分の時
分割多重化された映像データ、音声データ及びPMTが
格納されることになるメモリである。また、メモリ18
bは、映像エンコーダ11c、音声エンコーダ11d、
PMT生成回路17b等により生成されパケット化され
時分割多重化された別のチャンネル分の映像データ、音
声データ及びPMTが格納されることになるメモリであ
る。
分割多重化された映像データ、音声データ及びPMTが
格納されることになるメモリである。また、メモリ18
bは、映像エンコーダ11c、音声エンコーダ11d、
PMT生成回路17b等により生成されパケット化され
時分割多重化された別のチャンネル分の映像データ、音
声データ及びPMTが格納されることになるメモリであ
る。
【0027】PAT生成回路20は、PAT(Prog
ram AssociationTable)を生成し
てパケット化するものである。総合パケット多重コント
ローラ19は、メモリ18a及び18bのそれぞれの占
有量を検出して、オーバーフローやアンダーフローを生
じない程度にパケット単位でデータを読み出すことで時
分割多重し、PAT生成回路20により生成されたパケ
ット化されたPATも時分割多重し、またARIB S
TD B−10で定められているEIT(Event
Information Table)、NIT(Ne
twork Information Table)、
SDT(Service Description T
able)、TDT等のテーブルも同規格に従って生
成、多重し、多重化後のビットストリーム化されたデー
タを放送部21に渡すものである。
ram AssociationTable)を生成し
てパケット化するものである。総合パケット多重コント
ローラ19は、メモリ18a及び18bのそれぞれの占
有量を検出して、オーバーフローやアンダーフローを生
じない程度にパケット単位でデータを読み出すことで時
分割多重し、PAT生成回路20により生成されたパケ
ット化されたPATも時分割多重し、またARIB S
TD B−10で定められているEIT(Event
Information Table)、NIT(Ne
twork Information Table)、
SDT(Service Description T
able)、TDT等のテーブルも同規格に従って生
成、多重し、多重化後のビットストリーム化されたデー
タを放送部21に渡すものである。
【0028】また、放送部21は、誤り訂正回路、変調
回路等を有し、パケット化されてビットストリームにさ
れたデータを受けてこれに誤り訂正符号を付加し変調を
施して得られる信号を、放送用アンテナを通じて送信す
るものである。図3は、PMT生成回路17aが生成す
る番組識別情報を含むPMTのデータ構造を示す図であ
る。
回路等を有し、パケット化されてビットストリームにさ
れたデータを受けてこれに誤り訂正符号を付加し変調を
施して得られる信号を、放送用アンテナを通じて送信す
るものである。図3は、PMT生成回路17aが生成す
る番組識別情報を含むPMTのデータ構造を示す図であ
る。
【0029】同図に示すように、PMTのプログラムル
ープ中に番組識別情報300が記述される。図4は、P
MTに含まれる番組識別情報300のデータ構造及び内
容例を示す図である。番組識別情報300は、desc
riptor_tagフィールド301と、descr
iptor_lengthフィールド302と、番組I
Dフィールド303と、内容区分フィールド304とか
ら構成される。
ープ中に番組識別情報300が記述される。図4は、P
MTに含まれる番組識別情報300のデータ構造及び内
容例を示す図である。番組識別情報300は、desc
riptor_tagフィールド301と、descr
iptor_lengthフィールド302と、番組I
Dフィールド303と、内容区分フィールド304とか
ら構成される。
【0030】ここで、descriptor_tagフ
ィールド301は、PMTのプログラムループ内に記述
する各情報を識別するためのタグ値を格納するための8
ビットのフィールドであり、このフィールドには、番組
識別情報を表すものとして例えば0x80が格納され
る。descriptor_length302は、そ
の後の位置するデータのバイトサイズを示す8ビットの
フィールドであり、0x03が格納される。
ィールド301は、PMTのプログラムループ内に記述
する各情報を識別するためのタグ値を格納するための8
ビットのフィールドであり、このフィールドには、番組
識別情報を表すものとして例えば0x80が格納され
る。descriptor_length302は、そ
の後の位置するデータのバイトサイズを示す8ビットの
フィールドであり、0x03が格納される。
【0031】番組IDフィールド303は、PMTが送
信される時点でそのPMTで特定されるチャンネル分の
番組についての番組IDを格納するための16ビットの
フィールドである。内容区分フィールド304は、PM
Tが送信される時点で、番組IDフィールド303の番
組IDで示される番組の内容が本編であるかCMである
かの別を示す内容区分の値を格納するための8ビットの
フィールドであり、本編であれば0x00、CMであれ
ば0x01が格納される。
信される時点でそのPMTで特定されるチャンネル分の
番組についての番組IDを格納するための16ビットの
フィールドである。内容区分フィールド304は、PM
Tが送信される時点で、番組IDフィールド303の番
組IDで示される番組の内容が本編であるかCMである
かの別を示す内容区分の値を格納するための8ビットの
フィールドであり、本編であれば0x00、CMであれ
ば0x01が格納される。
【0032】以下、送出番組制御部16の動作について
図5を用いて説明する。図5は、番組放送スケジュール
情報に基づくPMTの生成のための制御処理を示すフロ
ーチャートである。送出番組制御部16は、同図に示す
制御処理を100msの周期で繰り返し行う。ここでは
1つのチャンネルについてのPMT等の生成に関して説
明する。つまり映像入力制御部10a、音声入力制御部
10b、PMT生成回路17a等で構成される系統に関
しての送出番組制御部16による制御を説明する。
図5を用いて説明する。図5は、番組放送スケジュール
情報に基づくPMTの生成のための制御処理を示すフロ
ーチャートである。送出番組制御部16は、同図に示す
制御処理を100msの周期で繰り返し行う。ここでは
1つのチャンネルについてのPMT等の生成に関して説
明する。つまり映像入力制御部10a、音声入力制御部
10b、PMT生成回路17a等で構成される系統に関
しての送出番組制御部16による制御を説明する。
【0033】まず、送出番組制御部16は、放送予定日
時計時機構により放送予定日時tを得る(ステップS4
01)。続いて送出番組制御部16は、1つのチャンネ
ルについての番組放送スケジュール情報を参照し、番組
放送スケジュール情報中の開始日時252のうちステッ
プS401で得た放送予定日時tと等しいものがあるか
を判定する(ステップS402)。
時計時機構により放送予定日時tを得る(ステップS4
01)。続いて送出番組制御部16は、1つのチャンネ
ルについての番組放送スケジュール情報を参照し、番組
放送スケジュール情報中の開始日時252のうちステッ
プS401で得た放送予定日時tと等しいものがあるか
を判定する(ステップS402)。
【0034】ステップS402において、放送予定日時
tと等しい開始日時がある場合には、送出番組制御部1
6は、その開始日時に対応する映像データID254を
映像入力制御部10aに伝え(ステップS403)、そ
の開始日時に対応する音声データID255を音声入力
制御部10bに伝え(ステップS404)、その開始日
時に対応する番組ID251と内容区分253とをメモ
リ等に記憶する(ステップS405)。このステップS
405において記憶した内容は、次の周期で制御処理が
行われた場合にも保持される。
tと等しい開始日時がある場合には、送出番組制御部1
6は、その開始日時に対応する映像データID254を
映像入力制御部10aに伝え(ステップS403)、そ
の開始日時に対応する音声データID255を音声入力
制御部10bに伝え(ステップS404)、その開始日
時に対応する番組ID251と内容区分253とをメモ
リ等に記憶する(ステップS405)。このステップS
405において記憶した内容は、次の周期で制御処理が
行われた場合にも保持される。
【0035】なお、ステップS403及びS404によ
り映像データID又は音声データIDを伝えられた映像
入力制御部10a又は音声入力制御部10bは、その映
像データID又は音声データIDで特定される映像デー
タ又は音声データを映像エンコーダ11a又は音声エン
コーダ11bに入力するので、この結果として圧縮符号
化されパケット化された映像データ又は音声データが生
成されることになる。
り映像データID又は音声データIDを伝えられた映像
入力制御部10a又は音声入力制御部10bは、その映
像データID又は音声データIDで特定される映像デー
タ又は音声データを映像エンコーダ11a又は音声エン
コーダ11bに入力するので、この結果として圧縮符号
化されパケット化された映像データ又は音声データが生
成されることになる。
【0036】ステップS402において放送予定日時t
と等しい開始日時がない場合、又はステップS405を
実行した後に、送出番組制御部16は、PMT生成回路
17aに対し、ステップS405により記憶されている
番組IDと内容区分とを伝えてこれらを含む番組識別情
報をプログラムループに設定したPMTを生成させる
(ステップS406)。
と等しい開始日時がない場合、又はステップS405を
実行した後に、送出番組制御部16は、PMT生成回路
17aに対し、ステップS405により記憶されている
番組IDと内容区分とを伝えてこれらを含む番組識別情
報をプログラムループに設定したPMTを生成させる
(ステップS406)。
【0037】このような制御処理の結果、100ms毎
に放送されるPMTは、その放送される時における番組
の番組IDとその内容区分とを示す番組識別情報を含む
ことになる。 <デジタル放送受信記録装置>図6は、本発明の実施の
形態に係るデジタル放送受信記録装置200の構成図で
ある。
に放送されるPMTは、その放送される時における番組
の番組IDとその内容区分とを示す番組識別情報を含む
ことになる。 <デジタル放送受信記録装置>図6は、本発明の実施の
形態に係るデジタル放送受信記録装置200の構成図で
ある。
【0038】デジタル放送受信記録装置200は、IS
O/IEC13818−1及びARIB STD B−
10に準拠し、デジタル放送送信装置100から送信さ
れたデジタル放送をユーザの指示に従って受信し記録す
る装置である。同図に示すように、デジタル放送受信記
録装置200は、受信装置210、記録装置220、モ
ニタ230及びリモコン240から構成される。
O/IEC13818−1及びARIB STD B−
10に準拠し、デジタル放送送信装置100から送信さ
れたデジタル放送をユーザの指示に従って受信し記録す
る装置である。同図に示すように、デジタル放送受信記
録装置200は、受信装置210、記録装置220、モ
ニタ230及びリモコン240から構成される。
【0039】ここで、リモコン240は、ユーザによる
操作を受けて受信装置210に赤外線により指示を伝え
る一般的な機器操作用のリモコンである。記録装置22
0は、メモリ、CPU等を含む制御部72の制御下で、
赤外線I/F71によりユーザからのリモコン240を
通じての指示を受け付け又は受信装置210から発され
る赤外線信号による指示を受け付け、この指示に応じて
受信装置210から出力される映像及び音声信号をビデ
オテープ等の記録媒体に記録部73により記録し、また
記録媒体に記録されている映像及び音声信号を再生部7
4により再生してモニタ230に出力する装置である。
操作を受けて受信装置210に赤外線により指示を伝え
る一般的な機器操作用のリモコンである。記録装置22
0は、メモリ、CPU等を含む制御部72の制御下で、
赤外線I/F71によりユーザからのリモコン240を
通じての指示を受け付け又は受信装置210から発され
る赤外線信号による指示を受け付け、この指示に応じて
受信装置210から出力される映像及び音声信号をビデ
オテープ等の記録媒体に記録部73により記録し、また
記録媒体に記録されている映像及び音声信号を再生部7
4により再生してモニタ230に出力する装置である。
【0040】また、受信装置210は、アンテナ31
と、チューナ32と、FIFOバッファ33及び35
と、音声デコーダ34と、映像デコーダ37と、D/A
変換部38及び45と、画面合成部39と、TSデコー
ダ41と、サービス情報管理メモリ42と、番組情報メ
モリ43と、メモリ44と、VRAM46と、CPU4
7と、赤外線I/F48と、PMT格納メモリ50と、
番組予約リスト格納メモリ51とを有する。
と、チューナ32と、FIFOバッファ33及び35
と、音声デコーダ34と、映像デコーダ37と、D/A
変換部38及び45と、画面合成部39と、TSデコー
ダ41と、サービス情報管理メモリ42と、番組情報メ
モリ43と、メモリ44と、VRAM46と、CPU4
7と、赤外線I/F48と、PMT格納メモリ50と、
番組予約リスト格納メモリ51とを有する。
【0041】ここで、番組情報メモリ43、サービス情
報管理メモリ42、メモリ44及びPMT格納メモリ5
0は、一般的なメモリの一領域であり、番組予約リスト
格納メモリ51は不揮発性メモリであり、VRAM46
は画像格納用のメモリである。チューナ32は、CPU
47の制御を受けて指定された放送チャンネルで送られ
るTSをアンテナ31を通じて受信し復調処理及び誤り
訂正処理を施すものである。
報管理メモリ42、メモリ44及びPMT格納メモリ5
0は、一般的なメモリの一領域であり、番組予約リスト
格納メモリ51は不揮発性メモリであり、VRAM46
は画像格納用のメモリである。チューナ32は、CPU
47の制御を受けて指定された放送チャンネルで送られ
るTSをアンテナ31を通じて受信し復調処理及び誤り
訂正処理を施すものである。
【0042】TSデコーダ41は、CPU47の制御を
受けてチューナ32から出力されるTSから特定のPI
Dで示されるパケットを分離抽出し、映像データ及び音
声データはPESに組み立て、制御テーブル等はセクシ
ョンデータに組み立て、音声データ成分はFIFOバッ
ファ33に、映像データ成分はFIFOバッファ36に
それぞれ格納し、またセクションデータはメモリ44に
格納するものであり、PAT、PMT等の制御テーブル
の抽出が完了した時にはCPU47に通知するものであ
る。
受けてチューナ32から出力されるTSから特定のPI
Dで示されるパケットを分離抽出し、映像データ及び音
声データはPESに組み立て、制御テーブル等はセクシ
ョンデータに組み立て、音声データ成分はFIFOバッ
ファ33に、映像データ成分はFIFOバッファ36に
それぞれ格納し、またセクションデータはメモリ44に
格納するものであり、PAT、PMT等の制御テーブル
の抽出が完了した時にはCPU47に通知するものであ
る。
【0043】音声デコーダ34はFIFOバッファ33
に格納された音声データを伸長復号し音声出力端子に出
力するものである。映像デコーダ37はFIFOバッフ
ァ36に格納された映像データを伸長復号して出力する
ものであり、D/A変換部38は映像デコーダ37から
入力されたデジタル信号をアナログ映像信号に変換し出
力するものであり、画面合成部39は、D/A変換部3
8から入力されたアナログ映像信号とCPU47により
生成されるグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)用の画像等の信号を合成して映像出力端子に出力す
るものである。
に格納された音声データを伸長復号し音声出力端子に出
力するものである。映像デコーダ37はFIFOバッフ
ァ36に格納された映像データを伸長復号して出力する
ものであり、D/A変換部38は映像デコーダ37から
入力されたデジタル信号をアナログ映像信号に変換し出
力するものであり、画面合成部39は、D/A変換部3
8から入力されたアナログ映像信号とCPU47により
生成されるグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)用の画像等の信号を合成して映像出力端子に出力す
るものである。
【0044】赤外線I/F48は、リモコン240から
送られる赤外線のリモコン信号を受信してCPU47に
伝え、また、CPU47からの指示を受けて指示に応じ
た赤外線のリモコン信号を発する回路である。CPU4
7は、メモリに記録された制御用プログラムを実行する
ことにより、受信装置210の各部を制御する機能を有
し、その機能の1つとして、ARIBSTD B−10
等の規格に従って予め規定されたPIDが付されたPA
T、NIT、SDT、EIT、TDTをTSから分離抽
出してメモリ44に書き込むようにTSデコーダ41を
制御する機能を有する。
送られる赤外線のリモコン信号を受信してCPU47に
伝え、また、CPU47からの指示を受けて指示に応じ
た赤外線のリモコン信号を発する回路である。CPU4
7は、メモリに記録された制御用プログラムを実行する
ことにより、受信装置210の各部を制御する機能を有
し、その機能の1つとして、ARIBSTD B−10
等の規格に従って予め規定されたPIDが付されたPA
T、NIT、SDT、EIT、TDTをTSから分離抽
出してメモリ44に書き込むようにTSデコーダ41を
制御する機能を有する。
【0045】また、CPU47は、NITを参照するこ
とによりネットワーク内に存在するサービスの一覧を得
てサービス情報管理メモリ42に格納する機能を有し、
赤外線I/F48を通じてリモコン240の操作による
ユーザからの電子番組ガイドの表示指示を受け付ける
と、ネットワーク内のサービスのEITをTSデコーダ
に抽出させて、EIT中の番組情報を番組情報メモリ4
3に格納し、この番組情報に基づき電子番組ガイド用の
GUI画像を作成してVRAM46に格納しD/A変換
部45にアナログ映像信号に変換させ画面合成部39を
通じて映像出力端子に電子番組ガイド用のGUI画像を
出力する機能を有する。なお、映像出力端子から出力さ
れたGUI画像を表す映像信号は記録装置220を介し
てモニタ230に伝えられ、モニタ230の画面に電子
番組ガイドが表示されることになる。
とによりネットワーク内に存在するサービスの一覧を得
てサービス情報管理メモリ42に格納する機能を有し、
赤外線I/F48を通じてリモコン240の操作による
ユーザからの電子番組ガイドの表示指示を受け付ける
と、ネットワーク内のサービスのEITをTSデコーダ
に抽出させて、EIT中の番組情報を番組情報メモリ4
3に格納し、この番組情報に基づき電子番組ガイド用の
GUI画像を作成してVRAM46に格納しD/A変換
部45にアナログ映像信号に変換させ画面合成部39を
通じて映像出力端子に電子番組ガイド用のGUI画像を
出力する機能を有する。なお、映像出力端子から出力さ
れたGUI画像を表す映像信号は記録装置220を介し
てモニタ230に伝えられ、モニタ230の画面に電子
番組ガイドが表示されることになる。
【0046】また、CPU47は、電子番組ガイドに対
してのユーザによる予約番組の選択操作を赤外線I/F
48を通じて受け、その予約番組についての放送開始時
刻等の情報を番組予約リスト格納メモリ51に格納する
機能を有する。図7は、番組予約リスト格納メモリ51
に格納された番組予約リストのデータ構造及び内容例を
示す図である。
してのユーザによる予約番組の選択操作を赤外線I/F
48を通じて受け、その予約番組についての放送開始時
刻等の情報を番組予約リスト格納メモリ51に格納する
機能を有する。図7は、番組予約リスト格納メモリ51
に格納された番組予約リストのデータ構造及び内容例を
示す図である。
【0047】番組予約リスト350は、ユーザによる予
約番組の選択操作即ち予約番組の指定に対応してEIT
の番組情報から取り出された情報の集合であり、番組I
D351、放送開始時刻352、放送時間353及び放
送チャンネル354により表されている。ここで、放送
チャンネルはARIB STD B−10で規定された
ネットワークIDとサービスIDとからなる。
約番組の選択操作即ち予約番組の指定に対応してEIT
の番組情報から取り出された情報の集合であり、番組I
D351、放送開始時刻352、放送時間353及び放
送チャンネル354により表されている。ここで、放送
チャンネルはARIB STD B−10で規定された
ネットワークIDとサービスIDとからなる。
【0048】また、CPU47は、番組予約リストを参
照して、予約番組のうちに放送開始時刻が最も早いもの
についての記録を実行するために、その放送開始時刻よ
り少し前、例えば20秒前をタイマー52に設定し、タ
イマー52からその時刻の到来の通知を受けて記録制御
処理を実行し、その予約番組についての情報を番組予約
リストから削除し、さらにまた次の予約番組を記録する
ためのタイマー設定を行う。
照して、予約番組のうちに放送開始時刻が最も早いもの
についての記録を実行するために、その放送開始時刻よ
り少し前、例えば20秒前をタイマー52に設定し、タ
イマー52からその時刻の到来の通知を受けて記録制御
処理を実行し、その予約番組についての情報を番組予約
リストから削除し、さらにまた次の予約番組を記録する
ためのタイマー設定を行う。
【0049】以下、ユーザが予約番組を選択した後、予
約番組の放送開始時刻より少し前にタイマー52から通
知を受けてCPU47が実行する記録制御処理について
説明する。図8は、受信装置210の記録制御処理を示
すフローチャートである。CPU47は、タイマー52
から予約番組の放送開始時刻の少し前となった時に通知
を受けると、番組予約リスト格納メモリ51中の番組予
約リストを参照して、予約番組の放送チャンネルを得
て、この放送チャンネルに基づいてチューナ32にTS
を捕捉させ(ステップS501)、TSデコーダ41に
PATをメモリ44に書き込むよう指示する(ステップ
S502)。これにより、TSデコーダ41はPATを
メモリ44に書き込み、CPU47に対し書き込み完了
の通知を行う。
約番組の放送開始時刻より少し前にタイマー52から通
知を受けてCPU47が実行する記録制御処理について
説明する。図8は、受信装置210の記録制御処理を示
すフローチャートである。CPU47は、タイマー52
から予約番組の放送開始時刻の少し前となった時に通知
を受けると、番組予約リスト格納メモリ51中の番組予
約リストを参照して、予約番組の放送チャンネルを得
て、この放送チャンネルに基づいてチューナ32にTS
を捕捉させ(ステップS501)、TSデコーダ41に
PATをメモリ44に書き込むよう指示する(ステップ
S502)。これにより、TSデコーダ41はPATを
メモリ44に書き込み、CPU47に対し書き込み完了
の通知を行う。
【0050】続いてCPU47は、PATから予約番組
を含むサービスのPMTのPIDを得て、そのPIDを
TSデコーダ41に設定して、分離抽出したPMTをP
MT格納メモリ50に格納するよう指示し、これに対し
てTSデコーダ41がPMTを格納してCPU47に通
知するのを待ち、TSデコーダ41から通知を受けると
PMT格納メモリ50内のPMTのプログラムループ中
の番組識別情報から番組IDと内容区分を得る(ステッ
プS503)。
を含むサービスのPMTのPIDを得て、そのPIDを
TSデコーダ41に設定して、分離抽出したPMTをP
MT格納メモリ50に格納するよう指示し、これに対し
てTSデコーダ41がPMTを格納してCPU47に通
知するのを待ち、TSデコーダ41から通知を受けると
PMT格納メモリ50内のPMTのプログラムループ中
の番組識別情報から番組IDと内容区分を得る(ステッ
プS503)。
【0051】続いてCPU47は、ステップS503で
得た番組IDがユーザによる予約番組の選択により特定
された予約番組の番組IDと同じか、即ち番組予約リス
ト中の番組IDと同じか否かを判定し(ステップS50
4)、同じでなければ、TSデコーダ41に対して逐次
放送されてくるPMTの内容に変化があれば即ちver
sion_number(図3参照)に変化があれば、
PMTをPMT格納メモリ50に格納するように指示
し、TSデコーダ41からの格納完了の通知を待って再
びステップS504の判定を行う(ステップS50
5)。従って、予約番組が始まるまでステップS50
4、S505が繰り返し行われる。
得た番組IDがユーザによる予約番組の選択により特定
された予約番組の番組IDと同じか、即ち番組予約リス
ト中の番組IDと同じか否かを判定し(ステップS50
4)、同じでなければ、TSデコーダ41に対して逐次
放送されてくるPMTの内容に変化があれば即ちver
sion_number(図3参照)に変化があれば、
PMTをPMT格納メモリ50に格納するように指示
し、TSデコーダ41からの格納完了の通知を待って再
びステップS504の判定を行う(ステップS50
5)。従って、予約番組が始まるまでステップS50
4、S505が繰り返し行われる。
【0052】CPU47は、ステップS504におい
て、ステップS503で得た番組IDが予約番組のもの
と同じと判定した場合には、PMTから映像データ及び
音声データのPIDを得てこれを用いて指示してTSデ
コーダ41により各PESを得て、音声デコーダ34及
び映像デコーダ37を制御して映像及び音声のESを再
生するよう指示する(ステップS506)。この結果と
して、受信装置210の映像出力端子及び音声出力端子
から番組を構成する映像信号及び音声信号が出力され
る。
て、ステップS503で得た番組IDが予約番組のもの
と同じと判定した場合には、PMTから映像データ及び
音声データのPIDを得てこれを用いて指示してTSデ
コーダ41により各PESを得て、音声デコーダ34及
び映像デコーダ37を制御して映像及び音声のESを再
生するよう指示する(ステップS506)。この結果と
して、受信装置210の映像出力端子及び音声出力端子
から番組を構成する映像信号及び音声信号が出力され
る。
【0053】ステップS506に続いてCPU47は、
PMTからステップS503により得た内容区分が本編
であるか否かを判定し(ステップS507)、本編であ
ればCPU47は、赤外線I/F48を介して記録装置
220に対して記録を開始するよう指示を伝える(ステ
ップS508)。このステップS508により赤外線I
/F48からは記録開始の旨を示す赤外線のリモコン信
号が発され、これに対して記録装置220の制御部72
は赤外線I/F71を介してそのリモコン信号を受信し
て記録部73を制御して、受信装置210から出力され
る映像信号及び音声信号を記録媒体に記録させる。な
お、ステップS508により赤外線I/F48から発さ
れるリモコン信号は、ユーザが記録装置220に対して
記録を開始させようとしてリモコン240を操作する場
合に一般にリモコン240から発される信号と同一であ
る。
PMTからステップS503により得た内容区分が本編
であるか否かを判定し(ステップS507)、本編であ
ればCPU47は、赤外線I/F48を介して記録装置
220に対して記録を開始するよう指示を伝える(ステ
ップS508)。このステップS508により赤外線I
/F48からは記録開始の旨を示す赤外線のリモコン信
号が発され、これに対して記録装置220の制御部72
は赤外線I/F71を介してそのリモコン信号を受信し
て記録部73を制御して、受信装置210から出力され
る映像信号及び音声信号を記録媒体に記録させる。な
お、ステップS508により赤外線I/F48から発さ
れるリモコン信号は、ユーザが記録装置220に対して
記録を開始させようとしてリモコン240を操作する場
合に一般にリモコン240から発される信号と同一であ
る。
【0054】ステップS507において内容区分が本編
でないと判定した場合又はステップS508の実行後
に、CPU47は、TSデコーダ41に対して逐次放送
されてくるPMTの内容に変化があればPMTをPMT
格納メモリ50に格納するように指示し、TSデコーダ
41からの格納完了の通知を待って、PMTの番組識別
情報中の番組ID及び内容区分を得る(ステップS50
9)。
でないと判定した場合又はステップS508の実行後
に、CPU47は、TSデコーダ41に対して逐次放送
されてくるPMTの内容に変化があればPMTをPMT
格納メモリ50に格納するように指示し、TSデコーダ
41からの格納完了の通知を待って、PMTの番組識別
情報中の番組ID及び内容区分を得る(ステップS50
9)。
【0055】続いて、CPU47はステップS509で
得た番組IDが予約番組のものと同じか判定し(ステッ
プS510)、同じであれば次にステップS509で得
た内容区分は本編であるかを判定し(ステップS51
1)、本編でないとき即ちCMである場合には、赤外線
I/F48を介して記録装置220に対して記録を一時
停止するよう指示を伝えて(ステップS512)、ステ
ップS509の処理に戻る。
得た番組IDが予約番組のものと同じか判定し(ステッ
プS510)、同じであれば次にステップS509で得
た内容区分は本編であるかを判定し(ステップS51
1)、本編でないとき即ちCMである場合には、赤外線
I/F48を介して記録装置220に対して記録を一時
停止するよう指示を伝えて(ステップS512)、ステ
ップS509の処理に戻る。
【0056】このステップS512により赤外線I/F
48からは一時停止の旨を示す赤外線のリモコン信号が
発され、これに対して記録装置220の制御部72は赤
外線I/F71を介してそのリモコン信号を受信して記
録部73を制御して、記録を一時停止させる。なお、ス
テップS508により赤外線I/F48から発されるリ
モコン信号は、ユーザが記録装置220に対して記録を
一時停止させようとしてリモコン240を操作する場合
に一般にリモコン240から発される信号と同一であ
る。
48からは一時停止の旨を示す赤外線のリモコン信号が
発され、これに対して記録装置220の制御部72は赤
外線I/F71を介してそのリモコン信号を受信して記
録部73を制御して、記録を一時停止させる。なお、ス
テップS508により赤外線I/F48から発されるリ
モコン信号は、ユーザが記録装置220に対して記録を
一時停止させようとしてリモコン240を操作する場合
に一般にリモコン240から発される信号と同一であ
る。
【0057】また、ステップS511において、内容区
分が本編であった場合には次にCPU47はステップS
508の処理に戻る。また、ステップS510におい
て、ステップS509で得た番組IDが予約番組のもの
と同じでないと判定した場合には、CPU47は、赤外
線I/F48を介して記録装置220に対して記録を停
止するよう指示を伝えるとともに、TSデコーダ41、
音声デコーダ34及び映像デコーダ37を制御して映像
及び音声の再生を停止させる(ステップS513)。こ
のステップS513により赤外線I/F48からは記録
停止の旨を示す赤外線のリモコン信号が発され、これに
対して記録装置220の制御部72は赤外線I/F71
を介してそのリモコン信号を受信して記録部73を制御
して記録を停止させる。なお、ステップS513により
赤外線I/F48から発されるリモコン信号は、ユーザ
が記録装置220に対して記録を停止させようとしてリ
モコン240を操作する場合に一般にリモコン240か
ら発される信号と同一である。
分が本編であった場合には次にCPU47はステップS
508の処理に戻る。また、ステップS510におい
て、ステップS509で得た番組IDが予約番組のもの
と同じでないと判定した場合には、CPU47は、赤外
線I/F48を介して記録装置220に対して記録を停
止するよう指示を伝えるとともに、TSデコーダ41、
音声デコーダ34及び映像デコーダ37を制御して映像
及び音声の再生を停止させる(ステップS513)。こ
のステップS513により赤外線I/F48からは記録
停止の旨を示す赤外線のリモコン信号が発され、これに
対して記録装置220の制御部72は赤外線I/F71
を介してそのリモコン信号を受信して記録部73を制御
して記録を停止させる。なお、ステップS513により
赤外線I/F48から発されるリモコン信号は、ユーザ
が記録装置220に対して記録を停止させようとしてリ
モコン240を操作する場合に一般にリモコン240か
ら発される信号と同一である。
【0058】このステップS513の終了により、ある
1つの予約番組に対しての記録制御処理は完了する。こ
のような記録制御処理により、100ms周期で繰り返
し送信されるPMT中の番組識別情報に基づいて、現在
本編が放送されているか否かを認識して、CMを除いて
正確に本編のみをビデオテープ等の記録媒体に記録する
ことができるようになる。 <補足>以上、本発明に係るデジタル放送送信装置及び
デジタル放送受信記録装置について、実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られ
ないことは勿論である。即ち、 (1)本実施の形態ではデジタル放送送信装置が2チャ
ンネル分即ち2つのサービスの番組を多重して放送する
こととしたが、1つであっても3つ以上であっても差し
支えない。 (2)本実施の形態では、デジタル放送受信記録装置が
受信装置と記録装置とに区分されており、受信装置によ
る記録装置の制御をリモコン信号により行うこととした
が、受信装置と記録装置とは一体化しておりバス等で接
続されていることとしてもよい。この場合には、記録の
開始、一時停止及び停止の制御はCPU47からバスを
通じて記録部73に対して行われることとしてもよい。
1つの予約番組に対しての記録制御処理は完了する。こ
のような記録制御処理により、100ms周期で繰り返
し送信されるPMT中の番組識別情報に基づいて、現在
本編が放送されているか否かを認識して、CMを除いて
正確に本編のみをビデオテープ等の記録媒体に記録する
ことができるようになる。 <補足>以上、本発明に係るデジタル放送送信装置及び
デジタル放送受信記録装置について、実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られ
ないことは勿論である。即ち、 (1)本実施の形態ではデジタル放送送信装置が2チャ
ンネル分即ち2つのサービスの番組を多重して放送する
こととしたが、1つであっても3つ以上であっても差し
支えない。 (2)本実施の形態では、デジタル放送受信記録装置が
受信装置と記録装置とに区分されており、受信装置によ
る記録装置の制御をリモコン信号により行うこととした
が、受信装置と記録装置とは一体化しておりバス等で接
続されていることとしてもよい。この場合には、記録の
開始、一時停止及び停止の制御はCPU47からバスを
通じて記録部73に対して行われることとしてもよい。
【0059】また、受信装置と記録装置との間における
制御は、リモコン信号に限られず、例えばIEEE13
94に基づいてなされることとしてもよい。また、記録
部73により映像信号及び音声信号が記録される記録媒
体はビデオテープであることとしたが、これに限定され
ることはなく、ハードディスクやDVD−RAM等であ
ってもよい。さらに記録方式もどのような方式であって
もよく、D/A変化部を用いずに番組の映像データ及び
音声データをデジタルデータのまま記録媒体に記録する
こととしてもよい。 (3)本実施の形態では、番組放送スケジュール情報に
定められ、PMTのプログラムループに格納される番組
識別情報の要素となる内容区分は、本編かCMかの別を
示すものとしたが、本編、予告編、CM、その他の内容
等のうちいずれであるかを示すものとしてもよい。ま
た、デジタル放送受信記録装置200ではユーザに予約
された番組の本編のみを記録することとしたが、本編と
予告編とを記録することとしてもよいし、ユーザに記録
すべき内容区分を指定させてその指定に応じて記録する
こととしてもよい。 (4)本実施の形態では、現在放送されている番組につ
いての番組IDと内容区分とをPMTに含ませて送信す
ることとしたが、デジタル放送送信装置が、番組IDと
内容区分とを他の伝送形態により1秒以下の周期で送信
することとして、これをデジタル放送受信記録装置が受
信して番組IDと内容区分とに基づいた記録制御を行う
こととしてもよい。 (5)本実施の形態において示した処理手順(図8等の
手順)を、プログラム実行機能を有するデジタル放送の
受信装置、或いは汎用のコンピュータに実行させるため
のコンピュータプログラムを、記録媒体に記録し又は各
種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。
制御は、リモコン信号に限られず、例えばIEEE13
94に基づいてなされることとしてもよい。また、記録
部73により映像信号及び音声信号が記録される記録媒
体はビデオテープであることとしたが、これに限定され
ることはなく、ハードディスクやDVD−RAM等であ
ってもよい。さらに記録方式もどのような方式であって
もよく、D/A変化部を用いずに番組の映像データ及び
音声データをデジタルデータのまま記録媒体に記録する
こととしてもよい。 (3)本実施の形態では、番組放送スケジュール情報に
定められ、PMTのプログラムループに格納される番組
識別情報の要素となる内容区分は、本編かCMかの別を
示すものとしたが、本編、予告編、CM、その他の内容
等のうちいずれであるかを示すものとしてもよい。ま
た、デジタル放送受信記録装置200ではユーザに予約
された番組の本編のみを記録することとしたが、本編と
予告編とを記録することとしてもよいし、ユーザに記録
すべき内容区分を指定させてその指定に応じて記録する
こととしてもよい。 (4)本実施の形態では、現在放送されている番組につ
いての番組IDと内容区分とをPMTに含ませて送信す
ることとしたが、デジタル放送送信装置が、番組IDと
内容区分とを他の伝送形態により1秒以下の周期で送信
することとして、これをデジタル放送受信記録装置が受
信して番組IDと内容区分とに基づいた記録制御を行う
こととしてもよい。 (5)本実施の形態において示した処理手順(図8等の
手順)を、プログラム実行機能を有するデジタル放送の
受信装置、或いは汎用のコンピュータに実行させるため
のコンピュータプログラムを、記録媒体に記録し又は各
種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。
【0060】かかる記録媒体には、ICカード、光ディ
スク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、
頒布されたコンピュータプログラムは、デジタル放送の
受信装置、或いは汎用のコンピュータにインストール等
されることにより利用に供され、その受信装置或いは汎
用のコンピュータは、そのコンピュータプログラムを実
行して、本実施の形態に示したようなデジタル放送受信
記録装置200の機能を実現する。
スク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、
頒布されたコンピュータプログラムは、デジタル放送の
受信装置、或いは汎用のコンピュータにインストール等
されることにより利用に供され、その受信装置或いは汎
用のコンピュータは、そのコンピュータプログラムを実
行して、本実施の形態に示したようなデジタル放送受信
記録装置200の機能を実現する。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るデジタル放送受信記録装置は、デジタル放送を受
信し、ユーザに指定された番組の映像及び音声を記録媒
体に記録するデジタル放送受信記録装置であって、番組
を構成する映像及び音声とともに、現在放送中の番組に
ついての番組IDと、現在放送中の部分が番組本編であ
るか他の部分であるかを示す番組内容区分とを含む現在
番組情報が送信されるデジタル放送を受信する受信手段
と、ユーザ操作に応じて記録対象の番組の番組IDを特
定する記録番組特定手段と、前記受信手段により受信さ
れた番組IDが前記記録番組特定手段により特定された
番組IDと一致しており、かつ、受信された番組内容区
分が番組本編を示している場合においてのみ、前記受信
手段により受信される番組の映像及び音声の記録を行う
記録手段とを備えることを特徴とする。
に係るデジタル放送受信記録装置は、デジタル放送を受
信し、ユーザに指定された番組の映像及び音声を記録媒
体に記録するデジタル放送受信記録装置であって、番組
を構成する映像及び音声とともに、現在放送中の番組に
ついての番組IDと、現在放送中の部分が番組本編であ
るか他の部分であるかを示す番組内容区分とを含む現在
番組情報が送信されるデジタル放送を受信する受信手段
と、ユーザ操作に応じて記録対象の番組の番組IDを特
定する記録番組特定手段と、前記受信手段により受信さ
れた番組IDが前記記録番組特定手段により特定された
番組IDと一致しており、かつ、受信された番組内容区
分が番組本編を示している場合においてのみ、前記受信
手段により受信される番組の映像及び音声の記録を行う
記録手段とを備えることを特徴とする。
【0062】これにより、デジタル放送受信記録装置
は、現在の放送番組についての番組IDと内容区分とを
示す現在番組情報、例えばPMTのプログラムループに
格納される番組識別情報を、受信しこれに基づいて、ユ
ーザに録画予約された番組の本編のみを記録するため、
CM等の余分なものが記録されたりすることがなくな
る。従って、記録された番組を再生したときにユーザは
本編のみを視聴することが可能になる。
は、現在の放送番組についての番組IDと内容区分とを
示す現在番組情報、例えばPMTのプログラムループに
格納される番組識別情報を、受信しこれに基づいて、ユ
ーザに録画予約された番組の本編のみを記録するため、
CM等の余分なものが記録されたりすることがなくな
る。従って、記録された番組を再生したときにユーザは
本編のみを視聴することが可能になる。
【0063】また、前記現在番組情報は1秒未満の周期
で繰り返し送信されるものであり、前記記録手段は、前
記受信された番組IDが変化したことを直ちに検知する
ことにより、前記番組の映像及び音声の記録を開始した
後において前記受信された番組IDが変化した時に前記
記録を停止することとしてもよい。これにより、番組の
記録を開始した後に1秒未満の周期で送られる番組ID
が変化した時に記録を停止するため、目的の番組を余分
なく正確に記録することが可能になる。なお、一般に人
間は1秒程度の余分を認識できるが、本発明によれば1
秒より正確な精度で余分なく本編のみを記録することが
可能になり、記録した番組の再生時において人間が余分
なものを視聴することがなくなる。なお、1秒という単
位は日常生活において一般に最小単位として人間に認識
されるものでもある。また、余分なものが記録されない
ことによりビデオテープ等の記録媒体の記憶容量を無駄
に消費することがなくなる。特に記録媒体がビデオテー
プ等のシーケンシャルアクセス用の媒体においては、無
駄な部分を後で消去することが困難であるため、記録時
に余分なく記録できることが特に有用となる。
で繰り返し送信されるものであり、前記記録手段は、前
記受信された番組IDが変化したことを直ちに検知する
ことにより、前記番組の映像及び音声の記録を開始した
後において前記受信された番組IDが変化した時に前記
記録を停止することとしてもよい。これにより、番組の
記録を開始した後に1秒未満の周期で送られる番組ID
が変化した時に記録を停止するため、目的の番組を余分
なく正確に記録することが可能になる。なお、一般に人
間は1秒程度の余分を認識できるが、本発明によれば1
秒より正確な精度で余分なく本編のみを記録することが
可能になり、記録した番組の再生時において人間が余分
なものを視聴することがなくなる。なお、1秒という単
位は日常生活において一般に最小単位として人間に認識
されるものでもある。また、余分なものが記録されない
ことによりビデオテープ等の記録媒体の記憶容量を無駄
に消費することがなくなる。特に記録媒体がビデオテー
プ等のシーケンシャルアクセス用の媒体においては、無
駄な部分を後で消去することが困難であるため、記録時
に余分なく記録できることが特に有用となる。
【0064】また、前記記録番組特定手段は、放送予定
の番組についての番組IDを含む番組情報に基づいて番
組の選択肢である電子番組表を表示し、当該電子番組表
に対するユーザによる選択を受け、ユーザに選択された
番組に対応する番組情報中の番組IDを前記記録対象の
番組の番組IDとして特定することとしてもよい。これ
により、ユーザは電子番組ガイドにより番組を選択する
だけで、選択した番組を正確にビデオテープ等の記録媒
体に記録させることが可能になる。
の番組についての番組IDを含む番組情報に基づいて番
組の選択肢である電子番組表を表示し、当該電子番組表
に対するユーザによる選択を受け、ユーザに選択された
番組に対応する番組情報中の番組IDを前記記録対象の
番組の番組IDとして特定することとしてもよい。これ
により、ユーザは電子番組ガイドにより番組を選択する
だけで、選択した番組を正確にビデオテープ等の記録媒
体に記録させることが可能になる。
【0065】また、前記デジタル放送は、MPEG2シ
ステム規格で規定される伝送方式で送信されるものであ
り、前記番組IDと前記番組内容区分とがMPEG2シ
ステム規格のプログラム仕様情報(Program S
pecific Information:PSI)に
より規定されるPMT(Program Map Ta
ble)のプログラムループに格納され送信されてお
り、前記受信手段は、前記デジタル放送を受信し、前記
PMTのプログラムループから前記番組IDと前記番組
内容区分とを抽出することとしてもよい。
ステム規格で規定される伝送方式で送信されるものであ
り、前記番組IDと前記番組内容区分とがMPEG2シ
ステム規格のプログラム仕様情報(Program S
pecific Information:PSI)に
より規定されるPMT(Program Map Ta
ble)のプログラムループに格納され送信されてお
り、前記受信手段は、前記デジタル放送を受信し、前記
PMTのプログラムループから前記番組IDと前記番組
内容区分とを抽出することとしてもよい。
【0066】これにより、PMTに基づいて特定される
映像及び音声のPESを記録するか否かを、100ミリ
秒周期で送信されるそのPMT内に記録された番組ID
と番組内容区分とから判断するので、番組本編の映像及
び音声を高い精度で正確に余分なく記録することが可能
になる。また、このデジタル放送受信記録装置は、独自
の計時機構によって放送時間を認識するものではなくP
MT内の番組ID等を参照して記録すべき番組が現在放
送されているか否かを認識するものであるため、デジタ
ル放送の放送側と受信側とで基準とする時計等が相違し
た場合や、放送波の伝送遅延が生じた場合等において
も、目的の番組の本編を時間的に正確に記録することが
可能となる。
映像及び音声のPESを記録するか否かを、100ミリ
秒周期で送信されるそのPMT内に記録された番組ID
と番組内容区分とから判断するので、番組本編の映像及
び音声を高い精度で正確に余分なく記録することが可能
になる。また、このデジタル放送受信記録装置は、独自
の計時機構によって放送時間を認識するものではなくP
MT内の番組ID等を参照して記録すべき番組が現在放
送されているか否かを認識するものであるため、デジタ
ル放送の放送側と受信側とで基準とする時計等が相違し
た場合や、放送波の伝送遅延が生じた場合等において
も、目的の番組の本編を時間的に正確に記録することが
可能となる。
【0067】また、本発明に係るデジタル放送送信装置
は、デジタル放送送信装置であって、放送予定時刻に基
づいて、当該放送予定時刻に放送されるべき番組の番組
IDと、当該放送予定時刻に放送されるべき部分が番組
本編であるか他の部分であるかを示す番組内容区分と、
当該番組を構成する映像及び音声を特定するための放送
スケジュール情報とを記憶するスケジュール記憶手段
と、前記放送スケジュール情報に基づいて、各時刻にお
いて、番組を構成する映像及び音声とともに、当該時刻
における当該番組の番組IDと番組内容区分とを含む情
報を1秒未満の周期で送信可能となるように多重化する
多重化制御手段と、前記多重化制御手段により多重化さ
れた映像、音声及び情報を送信する送信手段とを備える
ことを特徴とする。
は、デジタル放送送信装置であって、放送予定時刻に基
づいて、当該放送予定時刻に放送されるべき番組の番組
IDと、当該放送予定時刻に放送されるべき部分が番組
本編であるか他の部分であるかを示す番組内容区分と、
当該番組を構成する映像及び音声を特定するための放送
スケジュール情報とを記憶するスケジュール記憶手段
と、前記放送スケジュール情報に基づいて、各時刻にお
いて、番組を構成する映像及び音声とともに、当該時刻
における当該番組の番組IDと番組内容区分とを含む情
報を1秒未満の周期で送信可能となるように多重化する
多重化制御手段と、前記多重化制御手段により多重化さ
れた映像、音声及び情報を送信する送信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0068】これにより、1秒未満の周期で現在の番組
についての番組IDと番組内容区分とを放送するため、
これに対応して、デジタル放送受信記録装置側では約1
秒単位まで正確に番組の本編の放送時間を認識して、余
分なく本編を記録することが可能になる。また、前記多
重化制御手段による多重化は、MPEG2システム規格
に準拠したものであり、前記番組IDと前記番組内容区
分とをMPEG2システム規格のプログラム仕様情報
(Program Specific Informa
tion:PSI)により規定されるPMT(Prog
ram Map Table)のプログラムループに格
納して多重化を行うこととしてもよい。
についての番組IDと番組内容区分とを放送するため、
これに対応して、デジタル放送受信記録装置側では約1
秒単位まで正確に番組の本編の放送時間を認識して、余
分なく本編を記録することが可能になる。また、前記多
重化制御手段による多重化は、MPEG2システム規格
に準拠したものであり、前記番組IDと前記番組内容区
分とをMPEG2システム規格のプログラム仕様情報
(Program Specific Informa
tion:PSI)により規定されるPMT(Prog
ram Map Table)のプログラムループに格
納して多重化を行うこととしてもよい。
【0069】これにより、番組IDと番組内容区分とが
100ミリ秒周期で繰り返し送信されることになるた
め、高い精度で目的とする番組の本編のみを抽出して記
録することが可能になる。また、本発明に係るデジタル
放送システムは、上述のデジタル放送受信記録装置とデ
ジタル放送送信装置とからなることを特徴とする。
100ミリ秒周期で繰り返し送信されることになるた
め、高い精度で目的とする番組の本編のみを抽出して記
録することが可能になる。また、本発明に係るデジタル
放送システムは、上述のデジタル放送受信記録装置とデ
ジタル放送送信装置とからなることを特徴とする。
【0070】これにより、受信及び記録側は、放送側か
ら現在放送されている番組の番組IDと番組内容区分と
を与えられることにより、目的の番組の本編のみを余分
なく記録媒体に記録することが可能になる。
ら現在放送されている番組の番組IDと番組内容区分と
を与えられることにより、目的の番組の本編のみを余分
なく記録媒体に記録することが可能になる。
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタル放送送信装
置100の構成図である。
置100の構成図である。
【図2】番組放送スケジュール情報のデータ構造及び内
容例を示す図である。
容例を示す図である。
【図3】PMT生成回路17aが生成する番組識別情報
を含むPMTのデータ構造を示す図である。
を含むPMTのデータ構造を示す図である。
【図4】PMTに含まれる番組識別情報300のデータ
構造及び内容例を示す図である。
構造及び内容例を示す図である。
【図5】番組放送スケジュール情報に基づくPMTの生
成のための制御処理を示すフローチャートである。
成のための制御処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信記
録装置200の構成図である。
録装置200の構成図である。
【図7】番組予約リスト格納メモリ51に格納された番
組予約リストのデータ構造及び内容例を示す図である。
組予約リストのデータ構造及び内容例を示す図である。
【図8】受信装置210の記録制御処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
10a、10c 映像入力制御部 10b、10d 音声入力制御部 11a、11c 映像エンコーダ 11b、11d 音声エンコーダ 12a〜12d FIFOバッファ 13a〜13d パケット化回路 14a〜14d、18a、18b メモリ 15a、15b パケット多重コントローラ 16 送出番組制御部 17a、17b PMT生成回路 19 総合パケット多重コントローラ 20 PAT生成回路 21 放送部 22 番組放送スケジュール情報格納部 23 素材データ格納部 31 アンテナ 32 チューナ 33、36 FIFOバッファ 34 音声デコーダ 37 映像デコーダ 38、45 D/A変換部 39 画面合成部 41 TSデコーダ 42 サービス情報管理メモリ 43 番組情報メモリ 44 メモリ 46 VRAM 47 CPU 48 赤外線I/F 50 PMT格納メモリ 51 番組予約リスト格納メモリ 52 タイマー 71 赤外線I/F 72 制御部 73 記録部 74 再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 3/00 H04N 5/44 A 5C063 H04N 5/00 5/445 Z 5D102 5/44 5/76 Z 5D110 5/781 510L 5K028 5/445 5/91 L 5/76 5/92 H 5/92 7/08 A 7/025 7/13 A 7/03 Z 7/035 G11B 27/02 B 7/24 Fターム(参考) 5C025 AA01 AA25 CA02 CB01 CB05 CB06 DA10 5C052 AA01 AB04 DD01 DD04 DD06 EE03 5C053 FA20 FA21 FA23 GB15 GB38 JA22 KA01 KA24 LA06 5C056 AA05 BA02 BA06 CA13 5C059 KK22 KK40 MA23 ME01 RA04 RB02 RC01 SS02 TA80 TB01 TC24 TD15 UA02 UA05 UA34 5C063 AA20 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 EB22 5D102 AA01 HA07 HA30 5D110 AA02 AA12 AA27 AA29 CA15 CA53 CA57 CB07 CD15 CD19 5K028 AA14 BB04 CC05 DD01 DD02 EE03 KK01 MM08
Claims (8)
- 【請求項1】 デジタル放送を受信し、ユーザに指定さ
れた番組の映像及び音声を記録媒体に記録するデジタル
放送受信記録装置であって、 番組を構成する映像及び音声とともに、現在放送中の番
組についての番組IDと、現在放送中の部分が番組本編
であるか他の部分であるかを示す番組内容区分とを含む
現在番組情報が送信されるデジタル放送を受信する受信
手段と、 ユーザ操作に応じて記録対象の番組の番組IDを特定す
る記録番組特定手段と、 前記受信手段により受信された番組IDが前記記録番組
特定手段により特定された番組IDと一致しており、か
つ、受信された番組内容区分が番組本編を示している場
合においてのみ、前記受信手段により受信される番組の
映像及び音声の記録を行う記録手段とを備えることを特
徴とするデジタル放送受信記録装置。 - 【請求項2】 前記現在番組情報は1秒未満の周期で繰
り返し送信されるものであり、 前記記録手段は、前記受信された番組IDが変化したこ
とを直ちに検知することにより、前記番組の映像及び音
声の記録を開始した後において前記受信された番組ID
が変化した時に前記記録を停止することを特徴とする請
求項1記載のデジタル放送受信記録装置。 - 【請求項3】 前記記録番組特定手段は、放送予定の番
組についての番組IDを含む番組情報に基づいて番組の
選択肢である電子番組表を表示し、当該電子番組表に対
するユーザによる選択を受け、ユーザに選択された番組
に対応する番組情報中の番組IDを前記記録対象の番組
の番組IDとして特定することを特徴とする請求項1又
は2記載のデジタル放送受信記録装置。 - 【請求項4】 前記デジタル放送は、MPEG2システ
ム規格で規定される伝送方式で送信されるものであり、
前記番組IDと前記番組内容区分とがMPEG2システ
ム規格のプログラム仕様情報(Program Spe
cificInformation:PSI)により規
定されるPMT(ProgramMap Table)
のプログラムループに格納され送信されており、 前記受信手段は、前記デジタル放送を受信し、前記PM
Tのプログラムループから前記番組IDと前記番組内容
区分とを抽出することを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載のデジタル放送受信記録装置。 - 【請求項5】 デジタル放送送信装置であって、 放送予定時刻に基づいて、当該放送予定時刻に放送され
るべき番組の番組IDと、当該放送予定時刻に放送され
るべき部分が番組本編であるか他の部分であるかを示す
番組内容区分と、当該番組を構成する映像及び音声を特
定するための放送スケジュール情報とを記憶するスケジ
ュール記憶手段と、 前記放送スケジュール情報に基づいて、各時刻におい
て、番組を構成する映像及び音声とともに、当該時刻に
おける当該番組の番組IDと番組内容区分とを含む情報
を1秒未満の周期で送信可能となるように多重化する多
重化制御手段と、前記多重化制御手段により多重化され
た映像、音声及び情報を送信する送信手段とを備えるこ
とを特徴とするデジタル放送送信装置。 - 【請求項6】 前記多重化制御手段による多重化は、M
PEG2システム規格に準拠したものであり、前記番組
IDと前記番組内容区分とをMPEG2システム規格の
プログラム仕様情報(Program Specifi
c Information:PSI)により規定され
るPMT(Program MapTable)のプロ
グラムループに格納して多重化を行うことを特徴とする
請求項5記載のデジタル放送送信装置。 - 【請求項7】 請求項1記載のデジタル放送受信記録装
置と請求項5記載のデジタル放送送信装置とからなるデ
ジタル放送システム。 - 【請求項8】 デジタル放送を受信しユーザに指定され
た番組の映像及び音声を番組記録用の媒体に記録するデ
ジタル放送受信記録処理を、コンピュータに実行させる
ための制御プログラムを記録した記録媒体であって、 前記デジタル放送受信記録処理は、 番組を構成する映像及び音声とともに、現在放送中の番
組についての番組IDと、現在放送中の部分が番組本編
であるか他の部分であるかを示す番組内容区分とを含む
情報が1秒未満の周期で送信されるデジタル放送を受信
する受信ステップと、 ユーザ操作に応じて記録対象の番組の番組IDを特定す
る記録番組特定ステップと、 前記受信ステップにより受信された番組IDが前記記録
番組特定ステップにより特定された番組IDと一致して
おり、かつ、受信された番組内容区分が番組本編を示し
ている場合においてのみ、前記受信ステップにより受信
される番組の映像及び音声の記録を行う記録ステップと
を含むことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000336455A JP2002142183A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | デジタル放送送信装置及びデジタル放送受信記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000336455A JP2002142183A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | デジタル放送送信装置及びデジタル放送受信記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002142183A true JP2002142183A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18812020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000336455A Pending JP2002142183A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | デジタル放送送信装置及びデジタル放送受信記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002142183A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011155374A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Funai Electric Co Ltd | 録画装置 |
JP2013516133A (ja) * | 2009-12-28 | 2013-05-09 | トムソン ライセンシング | ビデオ・コンテンツを放送するための信号伝達方法、この信号伝達を用いた記録方法および記録装置 |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000336455A patent/JP2002142183A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013516133A (ja) * | 2009-12-28 | 2013-05-09 | トムソン ライセンシング | ビデオ・コンテンツを放送するための信号伝達方法、この信号伝達を用いた記録方法および記録装置 |
US9838642B2 (en) | 2009-12-28 | 2017-12-05 | Thomson Licensing | Method for signaling broadcast video content, and recording method and device using the signaling |
JP2011155374A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Funai Electric Co Ltd | 録画装置 |
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