JP2002142170A - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JP2002142170A
JP2002142170A JP2000337092A JP2000337092A JP2002142170A JP 2002142170 A JP2002142170 A JP 2002142170A JP 2000337092 A JP2000337092 A JP 2000337092A JP 2000337092 A JP2000337092 A JP 2000337092A JP 2002142170 A JP2002142170 A JP 2002142170A
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unit
screen
acquisition
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JP2000337092A
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Satoru Matsunaga
悟 松永
Akira Ishikawa
亮 石川
Tadaya Yamamoto
格也 山本
Kunihiko Nakajima
邦彦 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送または通信回線を介して取得したデータ
を、コンテンツ提供者の意図した完全な形での画面提示
を保持しつつ、ユーザに対してできる限り早く初期画面
を提示することのできるデータ受信装置を提供するこ
と。 【解決手段】 図1の制御手段105と提示手段104
の間に、提示開始判定手段107を設け、取得した文書
から参照される画像や音声などのデータの中で、初期画
面の提示に必要とされるデータのみが取得完了した段階
で提示開始通知を発行することにより、コンテンツ提供
者の意図した完全な形での画面提示の確保を可能とする
と共に、ユーザへの可能な限り早い初期画面の提示を可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送または通信に
おいて、ページ遷移時にユーザにより早く初期画面を提
示できるデータ受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信回線を使ってデータを取得し
てインターネット上のコンテンツを提示するブラウザで
は、回線の通信速度が遅かったため、大きなサイズの画
像や動画などを取得するのに非常に時間が掛かってい
た。そのため、前記ブラウザでは画面提示方法としてデ
ータを取得したらデータ全体を取得完了していなくて
も、随時提示する手法を採用している。
【0003】これにより、データの取得に時間が掛かる
ような大きなサイズのデータの提示が必要な場合でも、
ユーザに対して何らかの反応を即座に返すことができ
た。ただし、この場合、取得途中の画像データなどは画
像の一部のみが提示され、中途半端な状態で画面に提示
されることになる。
【0004】図2はインターネット上のコンテンツを提
示するブラウザにおける従来のデータ受信装置の構成を
示すものである。図2において、201は放送または通
信回線からデータを受信する受信手段である。202は
データ取得手段で前記受信手段で受信したデータから必
要なデータを抽出する。203は前記データ取得手段に
よって取得した文書の解析、および、参照データの文書
との照合を行うデータ解析手段、204は前記データ解
析手段によって得られたデータを基に、画面を構成し映
像・音声信号に変換する提示手段である。205は前記
データ取得手段、および、提示手段に対して取得要求発
行や提示開始指示などの制御を行う制御手段である。2
06は前記データ解析手段、前記制御手段で得られるデ
ータの作業記憶領域となる制御情報記憶手段である。
【0005】以上のように構成されたデータ受信装置に
ついて、以下その動作について説明する。まず、受信手
段201にて取得されたデータからデータ取得手段20
2によって必要なデータだけを抽出し、データ解析手段
203に渡す。データ解析手段は203は、データを解
析し、制御情報記憶手段に解析結果を保存する。その
後、解析が完了したことを制御手段205に通知する。
制御手段205は、解析完了通知を受けて、提示手段2
04に対して提示開始通知を送る。これを受けて、提示
手段204では画面の構成、および、映像・音声信号へ
の変換処理がデータが取得されると共に順次行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コンテンツ提
供者側から画面の見え方を考えた場合、放送、通信どち
らにおいても、データ取得途中の不完全な画面ではな
く、コンテンツ提供者側が意図した完全な形での画面提
示が要求される場合が多々ある。
【0007】このような要求に対して前記ブラウザ20
0では、取得中のデータの提示画面がブラウザ毎に異な
るため、コンテンツ提供者の意図した提示画面とは異な
ってしまうという問題点を有していた。
【0008】この問題を解決するためには、従来のデジ
タル放送におけるデータ放送ブラウザにも用いられてい
るように、画面に提示されるすべてのデータの取得が完
了してから提示処理を開始することが考えられる。
【0009】しかし、すべてのデータを取得してから提
示処理を開始していては、ページ遷移時にユーザへの画
面提示が遅くなってしまうという問題点があった。
【0010】そのため、本発明は、コンテンツ提供者の
意図した完全な形での画面提示を保持しつつ、ユーザに
対してできる限り早く初期画面を提示できるデータ受信
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のデータ受信装置は、放送または通信回線から
データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した
データから必要なデータを抽出するデータ取得手段と、
前記データ取得手段によって取得した文書の解析、およ
び、画像や音声などの参照データと文書との照合を行う
データ解析手段と、前記データ解析手段によって作成さ
れたデータを基に、画面を構成し、映像・音声信号に変
換する提示手段と、前記データ取得手段、および、提示
開始判定手段に対して取得要求発行や提示開始判定指示
などの制御を行う制御手段と、前記データ解析手段、前
記データ解析手段、前記制御手段で得られるデータの作
業記憶領域となる制御情報記憶手段と、初期画面におい
て提示すべきデータのみが取得完了かどうか判定し、す
べて取得完了となった段階で前記提示手段に提示開始通
知を発行する提示開始判定手段から構成される。
【0012】上記構成のデータ受信装置により、本発明
の課題を解決できる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下本発明の第
1の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本発明のデータ受信装置の構成図
である。図1において、101は放送または通信回線か
らデータを受信する受信手段である。102はデータ取
得手段で前記受信手段で受信したデータから必要なデー
タを抽出する。
【0015】103は前記データ取得手段によって取得
した文書の解析、および、取得した画像や音声などの参
照データの文書との照合を行うデータ解析手段、104
は前記データ解析手段によって得られたデータを基に、
画面を構成し映像・音声信号に変換する提示手段であ
る。
【0016】105は前記データ取得手段、および、提
示開始判定手段に対して取得要求発行や提示開始判定指
示などの制御を行う制御手段、106は前記データ解析
手段、前記制御手段で得られるデータの作業記憶領域と
なる制御情報記憶手段、107は前記制御情報記憶手段
に記憶された情報から初期画面を提示するのに必要なデ
ータがすべて取得完了しているかどうか判定する提示開
始判定手段である。
【0017】上記のように構成されたデータ受信装置に
おいて、図8に示すようなタグ付き文書を受信した場合
の動作を説明する。
【0018】タグ付き文書とは、テキスト文書にタグと
呼ばれる書式記号を挿入することにより、提示画面の構
成を容易にデザインすることができるように拡張した文
書のことである。ここでは、例としてBML(Broadcast
ing Markup Language)に基づいた文書を用いる。
【0019】なお、BML規格に関しては、「デジタル
放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式 標準規
格 ARIB STD-B24 1.2版」(2000年 社団法人電波
産業会)に詳しく記述されている。
【0020】図8のタグ付き文書1について説明する。
L801の<bml>というタグは文書の形式を表し、L8
15の</bml>タグで文書の終了を表す。L802の<hea
d>タグは文書のヘッダの開始を意味し、L803の</he
ad>タグがヘッダの終了を意味する。また、L804の<
body>タグは本文の開始を意味し、L814の</body>タ
グが本文の終了を意味する。
【0021】L805の<div>タグは画面分割に用いる
記述であり、styleにより画面上での大きさと位置を指
定する。widthは幅を表し、heightは高さを表す。ま
た、leftは画面の左端からの距離を表し、topは画面の
上端からの距離を表す。L805の<div>タグは、分割
した画面の中にL806の<p>タグが配置され、L80
7の</div>タグで終了する。
【0022】L806の<p>タグは、文字を画面上に配
置するための記述であり、<p>から</p>の間に記述され
たテキストを指定した位置に提示する。<p>タグは、<di
v>タグと同様にstyleにより位置を指定する。ただし、
L806では<div>と</div>の間に記述されているの
で、<div>で分割された領域の中での位置を指定するこ
とになる。また、<p>タグではvisibilityにより初期画
面における提示属性を指定できる。L806では、visi
bleと設定されており、初期画面に提示する必要がある
ことを示している。
【0023】L808の<div>タグの中には、L809
とL810の<object>タグが配置されている。<object>
タグとは、画像または音声、動画などのデータへの参照
記述のことであり、参照先のファイルを取得し、指定さ
れた位置に取得データを表示するための記述である。id
により記述自身を特定するための識別名が指定され、da
taによりデータの参照先のファイル名、typeによりデー
タの種別が指定される。<object>タグは、L806の<p
>タグと同様に、styleにより提示する位置と大きさ、vi
sibilityを指定できる。ただし、visibilityに関して
は、L809ではvisible、L810ではhiddenと指定
されており、初期画面ではL809の画像のみを提示す
れば良いことを示す。また、L809とL810の提示
位置は、画面上の同一の位置に指定されており、図9の
スクリプトにより、visibilityを操作して提示内容を切
り換える。
【0024】L811とL812では、L809の<obj
ect>タグと同様にidにより記述自身を特定するための識
別名が指定され、styleにより提示位置と大きさ、visib
ilityが指定されている。この場合、初期画面ではL8
11が提示され、L812は提示されない。L811と
L812の提示位置も同一であり、図9のスクリプトに
よりvisibilityを操作して提示内容を切り換える。
【0025】L813は、他のobjectとは別の位置に提
示するように指定されている。L813はロゴであり、
色数が少ないので、サイズの小さいpngフォーマットで
表現できる。逆に、L809やL810のようなジャケ
ット写真は、色数が多くても圧縮が効くjpegフォーマッ
トで表現される。
【0026】次に、図9のスクリプトに関して説明す
る。
【0027】BMLにおけるスクリプトは、L802の
<head>タグ中のL901の<script>タグとL915の</
script>タグの間に記述する。また、必ずL902の<!
[CDATA[とL914の]]>で記述されるCDATAセクシ
ョン中に記述される。
【0028】L903のvarは、変数の定義であり、cou
ntという名前の変数を初期値2で定義することを意味す
る。
【0029】L904は関数名の定義であり、change#i
nfo()という関数を括弧以降に記述することを示す。
【0030】L905は、idによって指定されたobject
の提示属性を変更する記述である。documentは文書に対
する操作を表し、getElementById()は括弧内のidを元に
文書中の記述を取り出す関数である。ここでは、"info
+ count.toString()"という引数を与えているが、この
意味はinfoという文字列にcountという変数の内容を文
字列化したものを加え、例えば、info1やinfo2という文
字を作成するという意味である。したがって、この記述
を用いると、countによって異なる記述を指定できるこ
とになる。L905では、さらに取り出した記述のstyl
e属性の中のvisibilityに対して、hiddenという値を代
入している。この記述により、id="info1"で指定された
記述は、提示されなくなる。
【0031】L906もL905と同様の記述であり、
jacket1,jacket2などで指定されたidを持つ記述に対し
て、提示属性visibilityをhiddenに変更する。
【0032】L907は、music1またはmusic2で指定さ
れるidを持つ記述に対して、音声の再生制御を示すstre
amstatusにstopを代入し、音声の再生を停止させる。
【0033】L908は、変数countに1を足す記述
で、L909は、countが2を越えたら、1に戻す。こ
の2行で、提示すべきデータの指定を制御している。
【0034】L910は、info1またはinfo2のidを持つ
記述に対して、提示属性をvisibleに切り換え、L91
1は、jacket1またはjacket2のidを持つ記述に対して、
提示属性をvisibleに切り換える。
【0035】上記のL905〜L911に示すスクリプ
ト記述を実行することにより、ジャケット写真と曲の紹
介内容が切り換わる。このスクリプトは、L1001に
記述されたボタンをクリックまたは選択することにより
実行される。
【0036】L912は、L904同様、関数名の定義
であり、play#music()という関数を括弧以降に記述する
ことを示す。
【0037】L913は、music1またはmusic2で指定さ
れるidを持つ記述に対して、音声の再生制御を示すstre
amstatusにplayを代入し、音声を再生させる記述であ
る。
【0038】上記スクリプト記述を実行することによ
り、現在ジャケット写真とテキストで紹介されている曲
が再生される。このスクリプトを実行するトリガーは、
L1003に記述されたボタンをクリックまたは選択す
ることである。
【0039】次に、図10の動作ボタンの記述に関して
説明する。
【0040】BMLにおいてボタンに対する動作を割り
当てるには、<div>タグ中にonclickという属性を記述す
ることで実現される。
【0041】L1001の<div>タグでは、onclick属性
に対して、change#info()という関数が割り当てられて
おり、この関数は、図9におけるスクリプト記述によっ
て定義される。図6のChangeボタンを選択することによ
りonclick属性に設定されたchange#info()が実行され、
ジャケット写真と紹介内容が切り換わる。また、L10
03においても、onclick属性によりplay#music()とい
う関数が割り当てられており、図6のPlayボタンを選択
することによりonclick属性に設定されたplay#music()
が実行され、画面に紹介されている曲が再生される。
【0042】L1002とL1004は、ボタンの画像
を参照しており、L1005、L1006は、再生する
音声を参照している。音声の再生制御は、streamstatus
により設定され、L1005とL1006では、共にst
opと指定されているため、初期状態では、再生されな
い。
【0043】次に、図8のBML文書1を受信した場合
の動作を説明する。
【0044】まず、制御手段105からの文書1の取得
要求により、受信手段101において図2の文書1を含
むデータを受信し、データ取得手段102において文書
1を抽出し、データ解析手段103へ送る。
【0045】データ解析手段103において、文書1を
構文解析すると共に、文書中に参照記述がある場合は、
その参照先(data)と提示属性(visibility)を図3に示す
参照データリストとして制御情報記憶手段106に保存
する。また、文書から参照されるデータを取得した場合
は、対応する文書を図3に示すような参照データリスト
から検索し、該当する参照データリストの取得状況を取
得完了に書き換える。解析結果の更新後、制御手段10
5に対して解析完了通知を送る。
【0046】制御手段105では、データ解析手段から
の解析完了通知を受けて、提示開始判定手段に判定を依
頼する。その後、制御情報記憶手段に記憶された参照デ
ータリスト1から、すべての参照データに対する取得要
求をデータ取得手段に発行する。
【0047】提示開始判定手段107では、制御情報記
憶手段に記憶された参照データリスト1に対して、図4
に示す処理を行う。以下、図4に示す処理フローを順を
追って説明する。
【0048】(S401)参照データリスト中に未処理
の参照データが存在するか判定し、参照データが存在す
る場合はS402の処理へ移り、存在しない場合はS4
04の提示開始通知の処理へ移行する。
【0049】(S402)対象とする参照データの提示
属性が提示(visible,play)であった場合は、S403の
処理へ移行し、非提示(hidden,stop)であった場合は、
S401の処理へ移行する。
【0050】(S403)対象とする参照データの取得
状況が取得完了である場合は、S401の処理へ移行
し、未取得である場合は、提示開始判定処理を終了す
る。
【0051】(S404)提示手段に対して提示開始通
知を送信する。
【0052】以上の処理を行うことで、参照データリス
ト中の提示属性が提示と指定されたすべての参照データ
に対して取得完了判定ができる。
【0053】例えば、参照データリスト1においては、
2行目のjacket1.jpgの提示属性がvisibleであるにも関
わらず未取得であるため、提示開始通知を発行せず、そ
こで提示判定処理が終了する。
【0054】この後、引き続き、残りの参照データの取
得を行い、各参照データの取得が完了した場合は、再び
データ解析手段103で解析が行われ、制御手段105
から提示開始判定通知が発行される。
【0055】ただし、参照データとしては画像や音声、
動画などがあり、その取得には時間が掛かることが多
い。特に、図8のL809、L810のようなjpeg画像
やL1005、L1006のような音声はデータサイズ
が大きく、取得に非常に時間が掛かる。そのため、全参
照データを取得完了してから、提示処理を開始していて
は、初期画面の提示までにかなりの時間が掛かってしま
うが、本発明では、図4に示す提示開始判定アルゴリズ
ムを導入することにより、初期画面の提示を可能な限り
早くした。以下に、様々な取得状況における提示開始判
定処理を例を使って説明する。
【0056】いくつかの参照データの取得が完了し、図
5(a)の参照データリスト2のような取得状況となっ
た場合の提示開始判定手段107での処理を説明する。
【0057】参照データリスト2の取得状況は、他の参
照データに比べてサイズの大きなjacket2.jpg、music1.
aiff、music2.aiffが未取得であり、一般に起こる得る
取得状況である。
【0058】提示開始判定手段107では、参照データ
リスト2の1、2行目のデータは取得完了しており、3
行目の提示判定処理に移る。3行目の判定処理では、提
示属性がhiddenであるため、S402において取得状況
の判定を行わずに4行目のデータの判定処理に移る。こ
の場合、4〜6行目のデータは取得完了しており、7、
8行目のデータは未取得であっても、初期画面では提
示、再生する必要が無いので、全データの判定処理が終
了し、提示手段104へ提示開始通知を送り、提示手段
104から初期提示画面が出力される。
【0059】このように、初期画面の提示に不必要な参
照データが未取得であっても、提示処理を開始するた
め、全参照データを取得してから提示するよりも早くユ
ーザに初期画面を提示できる。
【0060】この時の初期提示画面を図6に示す。jack
et1.jpg、logo.png、button1.png、button2.pngは画面
に出力されるが、jacket2.jpgは提示されない。
【0061】また、別の取得状況、図5(b)の参照デ
ータリスト3のような場合は、提示属性が非提示(hidde
n)に設定されているjacket2.jpgは既に取得完了してい
るが、提示(visible)と設定されているlogo.pngが未取
得であるため、提示開始判定手段107から提示手段1
04に提示開始通知は送られない。
【0062】参照データリスト3のような取得状態にな
った場合は、上から順にデータの取得が完了していく場
合に起こり得る。そのため、4〜6行目の参照データlo
go.png、button1.png、button2.pngが取得完了した時点
で提示手段104に提示開始通知は送信される。7、8
行目の参照データmusic1.aiff、music2.aiffは初期画面
提示には不必要であり、未取得であっても構わない。こ
のような取得状況になっても、それぞれの参照データに
提示属性が設定されているため、提示した初期画面は図
6と同様の画面となる。
【0063】このことから分かるように、本実施例によ
るデータ受信装置は、従来の提示手段に加え、提示開始
判定手段107を新しく設けることにより、どのような
取得状況においても、コンテンツ提供者の意図した完全
な形での画面提示を保持できる。また、初期画面におい
て、提示属性が非提示に設定された参照データは取得完
了していなくても提示処理を開始するので、ユーザへの
初期画面提示が早くなることが確認できる。
【0064】なお、図6に示すChange、Playの2つのボ
タンを選択した場合の動作は、制御手段105により感
知され、制御情報記憶手段106中の参照データリスト
の提示属性を更新し、再び提示開始判定、および、提示
処理を行うことにより実行されるが、このボタン操作は
初期画面の提示後にしか実行できないので、初期画面の
提示処理には何ら影響を及ぼさない。
【0065】(実施の形態2)以下本発明の第2の実施
例について、図面を参照しながら説明する。本発明の第
2の実施例を示すデータ受信装置の構成図は、第1の実
施例で用いた図1と同様である。第1の実施例と異なる
のは、提示属性が提示と設定されている参照データに対
してのみを取得要求を発行する処理を制御手段105で
の処理に加えた点である。
【0066】上記のように構成された第2の実施例のデ
ータ受信装置について、以下その動作を説明する。
【0067】まず、第1の実施例と同様に、受信手段1
01にて図2のタグ付き文書1を受信し、データ取得手
段102において文書1を抽出し、データ解析手段10
3へ送る。データ解析手段103において、文書1を構
文解析すると共に、文書中に参照データがある場合は、
その参照先と提示属性(visibility)を図3に示す参照デ
ータリストとして制御情報記憶手段106に保存する。
保存後、制御手段105に解析完了通知を送信する。
【0068】制御手段105では、データ解析手段10
3からの解析完了通知を受けて、提示開始判定手段に判
定を依頼する。その後、制御情報記憶手段106に記憶
された参照データリスト1を取得し、図7に示すアルゴ
リズムによって参照データに対する取得要求をデータ取
得手段に発行する。
【0069】以下に図7に示す取得要求発行アルゴリズ
ムを説明する。
【0070】(S701)制御情報記憶手段106から
取得した参照データリスト中に未処理の参照データが存
在するか判定し、存在すればS702の提示属性判定処
理に移る。存在しない場合は終了する。
【0071】(S702)対象となる参照データの提示
属性が提示(visible,play)であった場合、S703の取
得要求発行処理に移る。非提示(hidden,stop)であった
場合、取得要求を発行せず、S701の処理に戻る。
【0072】(S703)対象となる参照データに対す
る取得要求をデータ取得手段に発行する。
【0073】以上の処理を参照データリスト中のすべて
の参照データに対して行う。
【0074】第2の実施例では、制御手段105の処理
に上記の取得要求判定アルゴリズムを追加することによ
り、図8、図10の文書1中の提示属性が非提示(hidde
n,stop)に設定されたjacket2.jpg、music1.aiff、music
2.aiffは、初期画面提示時には取得要求が発行されな
い。したがって、第2の実施例における取得状況は、必
ず図5(a)の参照データリスト2のようになる。ま
た、提示属性が非提示に設定された参照データは、初期
画面提示後に取得要求が発行されることになる。
【0075】以上のように、文書1に対する参照データ
リストから提示属性が提示に設定された参照データに対
してのみ取得要求を発行する処理を制御手段105の処
理に新しく加えることにより、ページ遷移時に初期画面
提示に不必要なデータを取得することが無く、初期画面
提示までの時間が短縮され、ユーザへの応答が早くな
る。
【0076】なお、第1、第2の実施例で用いた受信デ
ータには、テキスト、静止画、音声の他に動画を含んだ
データでも構わない。また、第1、第2の実施例で用い
た入力文書はBMLを用いたが、HTML(Hyper Text
Markup Language)やXML(eXtensible Markup Languag
e)を拡張した形式の文書などの同じ機能を持つ他の形式
の文書でも構わない。
【0077】また、インターネット上のコンテンツのよ
うに、スクロールが必要となるような大きな画面を提示
する場合には、以下のような本発明の拡張が考えられ
る。まず、画面のレイアウト構成を計算し、初期画面上
に提示される参照データを選択する。次に、その参照デ
ータのみに取得要求を発行し、取得完了後には初期画面
上に提示される参照データに対して提示開始判定を行
う。このようにユーザへの早い初期画面の提示を実現す
るデータ受信装置も考えられる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明は、提示属性の設
定、または、画面レイアウトの関係によって、初期画面
に提示される参照データのみを選択し、対象となるすべ
ての参照データを取得完了した段階で初めて提示開始通
知を行う提示開始判定手段を設けることにより、コンテ
ンツ提供者が意図した完全な形での画面提示を確保でき
ると共に、ページ遷移時にユーザに対して可能な限り早
く初期画面を提示することができる優れたデータ受信装
置を実現できるものである。
【0079】特に、提示属性が非提示と設定された参照
データや、画面レイアウトの関係上初期画面には提示さ
れない参照データが、動画や画像、音声などの大容量の
データであるような文書の提示時には、それらの参照デ
ータの取得完了を待たずに提示処理を開始するという本
発明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ受信装置の構成図
【図2】従来のデータ受信装置の構成図
【図3】第1、第2の実施例における動作説明のための
参照データリスト例を示す図
【図4】本発明の提示開始判定手段の動作を説明したフ
ローチャート
【図5】第1、第2の実施例における動作説明のための
参照データリスト例を示す図
【図6】第1、第2の実施例における初期提示画面を示
す図
【図7】本発明の制御手段の動作を説明したフローチャ
ート
【図8】第1、第2の実施例における動作説明のための
入力文書例を示す図
【図9】図8の入力文書例中のスクリプトを示す図
【図10】図8の入力文書例中の動作ボタンに関する記
述を示す図
【符号の説明】
100 データ受信装置 101 受信手段 102 データ取得手段 103 データ解析手段 104 提示手段 105 制御手段 106 制御情報記憶手段 107 提示開始判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 格也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中島 邦彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B069 AA01 BA01 BB16 BB19 CA16 5C025 BA25 BA27 BA28 CA02 CA09 DA01 DA05 5E501 AA13 AC15 AC34 BA01 BA03 CA02 DA02 DA07 FA50 5K061 AA09 BB00 BB06 DD12 FF01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送または通信回線からデータを受信す
    る受信手段と、前記受信手段で受信したデータから必要
    なデータを抽出するデータ取得手段と、前記データ取得
    手段によって取得した文書の解析、および、画像や音声
    などの参照データと文書との照合を行うデータ解析手段
    と、前記データ解析手段によって得られたデータを基
    に、画面構成し映像・音声信号に変換する提示手段と、
    前記データ取得手段、および、提示開始判定手段に対し
    て取得要求発行や提示開始判定指示などの制御を行う制
    御手段と、前記データ解析手段、前記制御手段で得られ
    るデータの作業記憶領域となる制御情報記憶手段と、初
    期画面に提示すべきデータのみが取得完了かどうか判定
    し、すべて取得完了となった段階で初めて前記提示手段
    に対して提示開始通知を行う提示開始判定手段を備えた
    データ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が前記データ解析手段によ
    って得られる文書から参照されるデータリストの中で、
    提示属性が提示と指定されている参照データに対しての
    み取得要求を発行し、取得したデータを用いて初期画面
    を提示した後に、残りの参照データに対して取得要求を
    発行することを特徴とする請求項1記載のデータ受信装
    置。
JP2000337092A 2000-11-06 2000-11-06 データ受信装置 Pending JP2002142170A (ja)

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