JP2009031952A - 情報提供システムおよび情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】放送受信端末においてHTMLの情報をBMLで簡易的に利用できるようにする。
【解決手段】放送局100の放送設備110から映像およびデータ放送コンテンツを放送波に載せて端末200へ送信する。変換サーバ130は、WWWサーバ300から得られたWWWコンテンツの表示画像をキャプチャして、そのキャプチャ画像データをデータ放送コンテンツに組み込み、WWWコンテンツをデータ放送コンテンツへ変換する。1次リンクサーバ150は、端末200のデータ放送ブラウザからWWWコンテンツのリクエストを受けて、キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツを通信経由で当該端末へ返送する。変換サーバ130は、キャプチャしたWWWコンテンツ内のリンク情報を抽出してデータ放送コンテンツに付随させ、1次リンクサーバ150は、キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツとともに当該抽出されたリンク情報を返送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送および通信を利用して端末へ情報を提供する情報提供システムおよび情報提供方法に関する。
近年、通信技術、放送技術、デバイス技術等の進展により、携帯電話端末等の携帯端末においても、地上デジタル放送の一部の周波数帯を利用したワンセグ放送と呼ばれるデジタルテレビ放送受信機能が備えられ、従来のインターネット接続によるWWW(World Wide Web)閲覧機能とともに、放送コンテンツと通信コンテンツとが併せて利用できるようになってきている。
情報処理装置(PC)や携帯電話端末で受信される通信コンテンツとしてのWWW情報は、通常、HTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれる言語で記述されたファイルの形式で与えられ、その情報を解析して表示情報に変換するプログラムとしてはWWWブラウザの一種としてのHTMLブラウザが利用される。
一方、データ放送で受信される放送コンテンツは、放送波の中に含められたBML(Broadcasting Markup Language)と呼ばれる言語で記述され、データ放送ブラウザとしてのBMLブラウザが利用される。BMLは、BTB(BinaryTable)ファイルと呼ばれる外部データファイルを読み込むことが可能である。BMLでは、データ放送ブラウザ上で動的な処理を実現するECMAScriptというスクリプトが稼動可能である。
放送局の側からは、データ放送で提供できるデータ(データ放送コンテンツ)の情報量は限られるため、放送により提供される情報を通信で補うために、データ放送コンテンツの中からリンクされる情報が置かれるサーバとして1次リンクサーバと呼ばれるサーバを用意している(特許文献1参照)。1次リンクサーバでは、BMLで記述されたコンテンツを提供し、端末ではこのコンテンツをBMLブラウザがデータ放送コンテンツと同様に取り扱う。なお、本明細書では、このような1次リンクサーバで取得されたページ情報内からリンクされたリンク先の、HTMLデータを提供する別のサーバは2次リンクサーバと呼ぶ。すなわち、放送事業者の映像を表示しながらBMLブラウザが稼働している状態を1次リンクと表現し、コンテンツを提供するサーバを1次リンクサーバという。また、HTMLブラウザが稼働している状態を2次リンクと表現し、コンテンツを提供するサーバを2次リンクサーバという。
特開2007−36901号公報
ところで、現状、テレビ放送の映像とデータ放送によるデータとを受信端末の同じ表示画面上に同時に表示することが行われているが、データ放送により得られたデータ放送コンテンツからリンクされたHTMLコンテンツへアクセスする場合は、一旦BMLブラウザの表示を止めてHTMLブラウザを起動する、という処理を行っている。
放送局としては、表示画面上、放送波あるいは1次リンクBMLデータの表示を維持して本線映像を継続視聴させることがビジネスの本筋であり、本線映像の表示をなくしてHTMLコンテンツのみの表示を行うことは好ましくない。そこで、1次リンクサーバからのBMLデータ(データ放送コンテンツ)としてHTMLコンテンツを提示するため、HTMLデータをBMLデータへ変換するプロキシサーバなどが研究されている。
しかしながら、表示位置や文字サイズ、レイアウトの正確な記述が必要なBMLへ、記述の自由度が高いHTMLの情報をマッピングすることは非常に困難であり、HTMLからBMLへの自由な変換は実際上不可能であった。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、放送受信端末においてHTMLの情報をBMLで簡易的に利用できるようにすることにある。
本発明による情報提供システムは、放送および通信を利用して端末へ情報を提供する情報提供システムであって、映像およびデータを放送波に載せる放送設備と、WWWコンテンツをデータ放送コンテンツへ変換するために、WWWコンテンツの表示画面をキャプチャする機能を有する変換サーバと、端末のデータ放送ブラウザからの要求を受けて、データ放送コンテンツを通信経由で返送する1次リンクサーバとを備え、前記1次リンクサーバは、端末のデータ放送ブラウザからWWWコンテンツのリクエストを受けて、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツを通信経由で当該端末へ返送することを特徴とする。
本明細書において、「キャプチャ」とは、表示画面に表示されているイメージを静止画の画像ファイルとして取り込むことをいう。本発明では、WWWサーバから得られたWWWコンテンツについて、変換サーバにより、その表示画像をキャプチャして、そのキャプチャ画像データをデータ放送コンテンツに組み込むことにより、WWWコンテンツをデータ放送コンテンツへ変換する。これによって、端末では、データ放送ブラウザでWWWコンテンツを閲覧することが可能となる。
また、変換サーバで、前記キャプチャしたWWWコンテンツ内のリンク情報を抽出して前記データ放送コンテンツに付随させ、1次リンクサーバにより、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツとともに当該抽出されたリンク情報を返送することにより、端末側では、データ放送ブラウザ上で、擬似的にリンク表現を行って、WWWコンテンツにおけるリンク機能を達成することが可能となる。
前記リンク情報は、さらに、当該リンク先へのリンク先提示方法として、前記1次リンクサーバを経由するか否かを指定するリンク先提示方法情報を含んでもよい。この場合、前記端末は、当該リンク先提示方法情報に基づいて、前記1次リンクサーバに対して当該リンク先のWWWコンテンツのリクエストを発行する。あるいは、当該リンク先提示方法の情報に基づいて、端末のHTMLブラウザへ画面を切り替えて、前記1次リンクサーバを経由せず、直接2次リンクサーバに対してWWWコンテンツのリクエストを発行する。
前記変換サーバは、前記キャプチャ画像データに対して表現方法を定める情報を付加するようにしてもよい。この場合、前記端末は、キャプチャ画像の表示の際、前記表現方法を定める情報に応じて前記キャプチャ画像の表示態様を変更する。
本発明による情報提供方法は、放送および通信を利用して端末へ情報を提供する情報提供方法であって、映像およびデータを放送波に載せて送信するステップと、予め、または、端末からの要求に応じて、WWWサーバから得られたWWWコンテンツの表示画像をキャプチャして、そのキャプチャ画像データをデータ放送コンテンツに組み込むことにより、WWWコンテンツをデータ放送コンテンツへ変換するステップと、1次リンクサーバにおいて、端末のデータ放送ブラウザからの要求を受けて、データ放送コンテンツを通信経由で返送するステップとを備え、前記1次リンクサーバは、端末のデータ放送ブラウザからWWWコンテンツのリクエストを受けて、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツを通信経由で当該端末へ返送することを特徴とする。
本発明の他の構成および作用、効果については以下に詳細に説明する。
本発明によれば、BMLブラウザ画面上にHTMLの擬似表現が可能となる。
したがって、従来データ放送の当業者にとって困難だと考えられてきた12セグ、ワンセグデータ放送で本線映像を提示したままPC向けHTMLサイトや携帯向けHTMLサイトのWWWコンテンツを提示することが容易になる。
また、WWWコンテンツの表示画像をキャプチャしたキャプチャ画像データを用いるので、文字数やフォントなど、ARIB(社団法人電波産業会)の規格では表現できないと思われていたことが実現される。
これらの点で、ワンセグや12セグのデジタルテレビ放送に関連して、特に表現方法やビジネス利用において大きな進歩を促すことができる。
以下、本発明の情報提供システムの好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本実施の形態における情報提供システム全体の構成を示す。
この情報提供システムは、放送局100が放送波および通信ネットワーク350を介して、放送受信端末(以下、単に端末という)200のユーザに対して情報を提供する。通信ネットワーク350は、主としてインターネットを含み、その他、携帯電話網も含みうる。
放送局100は、放送設備110、管理システム120、変換サーバ130、検索エンジン140、1次リンクサーバ150、その他を含む。放送設備110は、放送番組の映像や音声およびデータ放送のデータを放送波に載せて送信する既知の設備である。管理システム120は、後述するWWWコンテンツの表示画像のキャプチャ時の条件やBML利用時の条件、および、キャプチャ画像を管理するための管理データベース121を含み、各種の情報の管理を行う。変換サーバ130は、通信ネットワーク350に接続され、HTMLで記述されたWWWコンテンツを、データ放送ブラウザ(ここではBMLブラウザ)で閲覧するための本発明特有のデータ変換を行うサーバである。検索エンジン140は、通信ネットワーク350に接続され、要求されたサイト(URL)のWWWコンテンツを検索するためのサーバであり、2次リンクサーバ300に対してWWWコンテンツ等の検索を行う検索プログラム141、検索結果を蓄積する検索結果データベース142を有する。検索結果は、最新情報XML143および検索結果XML144として出力される。ここでは検索エンジン140の出力のフォーマットとしてXMLを例として挙げるがこれに限るものではなく、CSV等、他のフォーマットであってもよい。検索結果XML144内には、そのコンテンツの抜粋情報やURLが含まれている。最新情報XML143についても同様である。変換サーバ130は、取得したXMLをBMLブラウザで利用可能なBTBに変換して利用する。1次リンクサーバ150は、上述したように、限られた伝送帯域しかもたない放送波だけでは送出しきれない量の情報を提供するための1次リンクサービス用のサーバであり、このサーバの動作を記述したプロキシプログラム151およびコンテンツ等のデータを記憶する記憶部152を有し、通信ネットワーク350を通じて端末200へ情報を提供する。このサイトに置かれたコンテンツはデータ放送コンテンツと同じくBMLにより記述され、データ放送ブラウザ(ここではBMLブラウザ)により処理される。変換サーバ130、検索エンジン140、および1次リンクサーバ150は図では放送局100の内部に配置しているが、それらの少なくとも一つは、物理的にも運営上も放送局100の外部に配置されてもよい。
通信ネットワーク350には、多数のWWWコンテンツを提供するサイトがあり、前述したように、そのようなサイトのWWWサーバを、1次リンクサーバと区別するために本明細書では2次リンクサーバ300と呼んでいる。2次リンクサーバ300上に置かれたWWWコンテンツは通常、BMLとは異なるHTML等(XHTML、cHTML等を含む)のマークアップ言語で記述され、WWWブラウザ(ここではHTMLブラウザ)により処理される。
図2は、図1に示したシステムの各部の細部を示す。この図において、図1に示した要素と同じ要素には同じ参照番号を付してある。
2次リンクサーバ300は、多数存在しうるが、図では単一個のみ示してある。2次リンクサーバ300が提供するWWWコンテンツは、HTMLデータ301、GIF,JPGなどの所定のフォーマットの画像データ302、RSSなどの更新データ303を含む。HTMLデータは、HTML文書、HTMLファイルとも呼ばれる。以下では単にHTMLという場合もある(BMLについても同様である)。
放送局100の変換サーバ130は、定期起動プログラム131、変換プログラム132、絵文字変換画材・絵文字フォント133、配置・転送・入替部137、キャプチャ画像の画像ファイル名やHTMLから解析された情報等を格納するためのキャプチャ情報格納データベース(キャプチャDB)138等を含み、バッチ処理あるいはリクエスト時にリアルタイム処理する。図2では、キャプチャ情報格納データベース138は変換サーバ130に属するものとして示したが、管理システム120に属するものとしてもよい。また、管理データベース121に内包するものであってもよい。
定期起動プログラム131は、管理システム120の管理データベース(DB)121の内容あるいは検索エンジン140からの情報に基づいて、定期的に変換プログラム132を起動するプログラムである。
変換プログラム132は、管理DBに保存されたURLに基づいて、または、検索エンジンから与えられたURLに基づいて、あるいはデータ放送端末から通信ネットワークを経由してリクエストするURLに基づいて、2次リンクサーバ300にアクセスし、そこから取得されたWWWコンテンツを受けて、一旦、HTMLブラウザによりそのHTMLデータを解析して表示画像を生成し、その画像をキャプチャしたキャプチャ画像134を生成するURLリクエスト・ブラウザキャプチャ部132a、HTMLデータ内に含まれるリンク情報やフォーム情報を抽出するリンク・フォーム情報抽出部132b、HTML内に含まれるリンク設定箇所の表示画像上での位置(リンク座標)の解析を行うための文字認識部(OCR:Optical Character Reader)132c、キャプチャ画像、リンク情報(WWWコンテンツに含まれる各リンクについてのキャプチャ画像上の各リンク位置の座標情報、リンク対象情報、リンク先URL等)に基づいて所定のBML135を生成するBML生成部132d、個々のBML生成部に付随したBTB(Binary data TaBle)136を生成するBTB生成部132e、必要時にリンクの先読み処理を行う先読み処理部132fを含む。
URLリクエスト・ブラウザキャプチャ部132aには、既知の自動スクロール対応の画像キャプチャプログラムを用いることができる。取得対象のWWWコンテンツを提供するサイトが機種判別サイトである場合、通常、ブラウザのユーザエージェント(UserAgent)により機種判別を行うので、変換サーバ130が当該サイトをアクセスする場合には、ブラウザのユーザエージェントを書き換えて利用する。キャプチャ画像のフォーマットは特に限定するものではないが、実利用においては、例えばJPEGを利用することができる。このJPEG画像は、その後の利用方法に応じて別途他のフォーマットに変換することもできる。現在のデータ放送の規定によれば、ワンセグデータ放送ではJPEGあるいはGIFを利用可能でき、12セグデータ放送では、JPEGあるいはPNGを利用できる。
リンク・フォーム情報抽出部132bはHTML解析プログラムを有し、HTMLのソーステキスト解析し、リンク情報や入力フォームの情報を収集する。
絵文字変換画材・絵文字フォント133は、携帯電話端末で利用される絵文字について、BMLブラウザの表示フォントや、絵文字を表現するための画材を予め用意したものである。
配置・転送・入替部137は、変換サーバ130の出力を、放送経由または通信経由で端末200に閲覧させるために、放送設備110へ送ったり、1次リンクサーバ150に送ったりするため、各種情報の配置、転送、入替等を行う部位である。
1次リンクサーバ150は、プロキシプログラム151を有し、端末200からのリクエストに応じて、記憶部152に予め蓄積されているキャプチャ画像134、BML135、BTB136の組の中から該当するデータを見つけて、通信経由で端末200へ送信する。図示しないが、1次リンクサーバ150はキャプチャ画像を組み込んだBML以外にも従来のBMLコンテンツに対するリクエストにも応答する。なお、リアルタイム処理時には、1次リンクサーバ150内に、キャプチャ画像134、BML135、BTB136の組が蓄積されておらず、その都度、変換サーバ130に変換処理を依頼する。
変換サーバ130では、BML・BTB・キャプチャ画像を取得するためのURLが決定され、1次リンクサーバ150へ予め通知される。バッチ処理の場合は、変換サーバ130で作成したBML・BTB・キャプチャ画像のファイルを1次リンクサーバ150へ事前に転送する。1次リンクサーバ150は、受信したファイルを記憶部152に格納する。視聴者は事前に作成されたこれらの情報を参照する。リアルタイム処理の場合は、端末200がURL(検索の場合は検索条件なども含む)をプロキシサーバ150のプロキシプログラム151にHTTPリクエストし、プロキシプログラムは変換サーバ130へ該当するURLや検索条件を渡す。変換サーバ130は、URLで得られるWWW画面をキャプチャした画像や、そのキャプチャ画像に関連する情報が記入されたBTBをプロキシサーバ150に返す。また、変換サーバは、データ放送端末に対して、これら画像やBTBへアクセスするための情報をプロキシプログラムを通して、HTTPレスポンスとして返す。
放送設備110から送出される放送波には、放送番組の映像および音声の他、データ放送のデータとして、イベントメッセージ、BML、BTBが含まれうる。キャプチャ画像を組み込んだBMLデータを放送波に載せて送出することも可能である。イベントメッセージとは、受信端末で提示中のBMLコンテンツに対して、放送局から送られるメッセージ情報であり、放送局側からリアルタイムでコンテンツの動作を制御するために用いられる。
なお、各種サーバは、特に図示しないがCPU、メモリ、入出力装置、表示部、操作部等のハードウェアを含む情報処理装置により構成され、プログラムを実行することにより、所期の動作を実現する。
ここで、本実施の形態における端末200における表示画面について説明する。
図3は、携帯電話端末のようなワンセグ受信端末における表示領域の例を示している。携帯電話端末では、通常、表示画面400を、テレビ放送の映像を表示する本線映像表示領域401と、データ放送コンテンツを表示するデータ放送表示領域と402とに分けて、両者を同時に表示画面上に表示することができるように構成されている。データ放送表示領域402は、例えばワンセグデータ放送では横240×縦480ピクセルのサイズである。このデータ放送表示領域402に本実施の形態におけるHTML表示画面のキャプチャ画像を表示する。ただし、キャプチャ画像表示領域403は、BML提供者の意思により変動しうる。たとえば、他に表現したい要素が存在する場合や、キャプチャ画像を、データ放送表示領域402よりも狭い領域で表現したい場合は、小さい画像表示領域を設定することができる。
12セグのデータ放送表示領域は、一般にハイビジョンを対象とするため、横960ピクセル、縦540ピクセルの領域である(その他、横:縦=720:480の場合も規定されている)。このデータ放送表示領域の中に映像領域が含まれる。映像領域の大きさはハイビジョンの場合、7種規定されている。動画を画面全体に表示してデータ領域を非表示とすることも可能であり、逆にデータ領域を全体に表示して動画を表示しないような表現も可能である。
キャプチャ画像の生成は、画像キャプチャプログラムを用いてHTMLブラウザの全表示領域をキャプチャする。この際、HTMLブラウザは、画像キャプチャプログラムが対応可能な範囲でできるだけ縦幅を短くし、スクロール機能を用いて縦幅が最小サイズの画像をキャプチャできるようにする。HTML表示の横幅は、一般にブラウザで文字が読み取れるサイズを基本とする。ただし、HTMLサイトの表示レイアウト維持を重視する運用もありうるため、横幅は変更可能とする。12セグ放送についても、同様に規定された表示領域内でキャプチャサイズを定義することが可能である。
以下に、管理システム120における画面キャプチャサイズの管理方法について具体例を示す。
キャプチャ画像が画像表示領域より大きい場合の対応は、管理システム120の管理画面(図示せず)でサイト毎あるいはサイトのURLのパターン毎あるいはシステム全体で定義する。キャプチャサイズは、横240ピクセル、縦480ピクセルの制約内で、放送局のデザインにしたがって以下のように変更することができる。
対応例1) 縦、横を同一比率で一律に縮小し、表示領域内に入る単一の画像ファイルを生成する。
対応例2) 横幅を画像表示領域にあわせ、縦方向に必要な数の画像ファイルに分割しなおす。
対応例3) 上記1)、2)の組み合わせ。例えば、対応例1を実施する縦横比を閾値設定し、閾値外の場合は、画像を分割する。
対応例4) 対応例1を常に実施し、これとは別に対応例2を作成する。対応例1で取得した画像をリンカブルとし、対応例2の分割画像を別途呼び出すことが出来るようにする。例えば、左側に全体のキャプチャイメージを配置し、右側に拡大画像を配置した画像を生成する。
キャプチャ画像が画像表示領域より小さい場合の対応も同様に、設定画面で次のようないずれかの方法を適用するよう管理する。
対応例1) 拡大する。
対応例2) 背景画材を追加し、画像表示領域の大きさに統一する。
対応例3) 何もしない。
図4は、ワンセグ受信端末における映像とデータ放送により得られたデータを表示した画面例(a)と、このデータ放送表示領域402の一部に重ねて、同データ放送コンテンツに対応する携帯サイトのHTMLコンテンツのキャプチャ画像410を重ねて表示した画面例(b)とを示したものである。これは、HTMLコンテンツのキャプチャ画像をデータ放送の補完情報として表示した例を示している。図の例では、キャプチャ画像表示領域403をデータ放送表示領域402のサイズより小さく設定して、データ放送のデータにキャプチャ画像を重ねて表示してもデータ放送表示領域の表示内容の一部が見えるようにした場合を示している。これに代えて、画面の横幅全体を使ってキャプチャ画像410を表示することも可能である。
12セグ受信端末においても同様であり、携帯サイトだけでなく、PC向けWWWサイトから得られるHTMLコンテンツについても利用可能である。また、1セグ受信端末において、PC向けWWWサイトのHTMLコンテンツを表示することも可能である。
図5は、HTMLコンテンツのキャプチャ画像が本線映像とともに表示される際に、そのキャプチャ画像について、視聴者(ユーザ)に対して注意を喚起するための表示態様の例を示している。但し、この図では本線映像の表示領域は図示省略している。図5の表示態様は、キャプチャ画像410を囲む表示枠(枠線または枠領域)412a〜412cの色や明るさ、模様等による識別表示と、警告テキスト413の表示によるものがありうる。これら識別表示や警告テキストの表示は、放送局側でBMLに組み込まれる。図の例では、表示枠412bは、放送局が管理するHTMLのキャプチャ画像を表示している場合を示している。表示枠412cは、放送局が許可したHTMLのキャプチャ画像を表示している場合を示している。例えば、番組に関連するスポンサーサイトや番組サイトなどを表示する場合である。表示枠412aは、放送局が関与しない(番組と関係のない)HTMLのキャプチャ画像を表示している場合を示している。この表示枠412aは、例えば、コンテンツ検索機能を利用した場合、あるいは番組や放送局に関係ないスポンサーサイトやイベントサイト、もしくは全く関連性がないHTMLサイト等を表示する際に用いる。警告テキスト413として「放送とは関係ないサイトです。」というコメントを表示している。これらの3種の表示枠412a〜412cの区別は、後述する図15に示す各サイトについて定められた「サイト種別」に基づいて行われる。テキスト表現は、自由であり、画材やBMLのマーキーで表現することができる。このような表示態様は、画像加工処理により行われ、当該キャプチャ画像の内容と本線映像との関連性や番組非連動コンテンツとの関連性の強さに依存して、放送局主体で変更する。すなわち、視聴者が本線映像との関連性を認識できるようにするために放送局の意思で表示コントロールをする。そのための仕組みについては後述する。
次に、キャプチャされたHTML表示画面のキャプチャ画像上に設定されているリンクについての、本実施の形態における取り扱いについて説明する。リンクとは、あるHTML文書と他のHTML文書や画像とを結びつける機能であり、次に示すように、HTML文書中に、a(アンカー)開始タグおよび終了タグで囲まれたリンク文字(またはリンク文字列)がリンク設定箇所となり、移動先の文書や画像のURLが開始タグ内に含められる。リンク文字は、通常、ブラウザ表示画面上で、下線が付されたり、文字の色が変えられたりして、その位置にリンクが設定されていることがユーザに知らしめられる。リンク文字の代わりに画像が利用される場合もある。このようなアンカー開始タグおよび終了タグで挟まれたリンク文字や画像を本明細書では「リンク対象情報」と呼ぶ。
<a href="URL">リンク文字</a>
キャプチャ画像内にはリンク文字も含めてイメージとして取り込まれるが、当然ながら、キャプチャ画像を表示しただけではリンク機能は達成できない。本実施の形態では、HTMLコンテンツのブラウザ表示画面をキャプチャしたキャプチャ画像を取り込んだBMLコンテンツを表示した場合にも、そのキャプチャ画像内に設定されたリンクについて、擬似的にリンク表現を行うとともに、リンク機能を達成する仕組みを導入する。
本実施の形態において、HTMLコンテンツの表示画面のキャプチャ画像(HTMLキャプチャ画像ともいう)上に擬似的にリンクを表現するため、以下の手順を用いる。
<リンク情報の取得>
(1)次に示すように、HTML文書のソース(HTMLソース)から、アンカータグを基に、リンク文字と移動先URLと、リンク文字の前後数文字との組み合わせを全て取得する。
前数文字<a href="URL">リンク文字</a>後数文字
(2)URLが相対パスの場合は、BASE URLがあればその値からの相対URLを絶対URLに変換する。BASE URLが存在していない場合は、現在のURLを基に絶対URLに変換する。
(3)上記(1)で求めたリンク文字の、キャプチャ画像上での存在座標を、その前後数文字の存在を確認しながら文字認識部132cを用いてキャプチャ画像から取得する。リンク文字だけでなく、その前の文字列および後の文字列まで含めるのは、各リンクの位置を一意に識別するために、各リンク文字列の存在位置をより正確に認識するためである。(リンク文字のみであれば、異なるリンク設定箇所に同じリンク文字が存在しうる。あるいは、リンク設定されていない同文字列も存在しうる。)
これらの方法で取得したリンク情報をBMLで表現する方法の例を以下に説明する。BMLブラウザの表示画面上でのリンク情報の表現方法としては、リンク文字座標を利用する場合としない場合とが考えられる。以下、両場合を分けて説明する。
<リンク情報の表現方法(リンク文字座標を利用しない場合)>
図6に示すように、この場合、データ放送表示領域402の任意の場所(図では最下部)にリンク文字表示領域405を配置する。併せて、リンクに関する操作ガイダンス部406を表示する。図示の例では、上下の三角マークにより、リンク文字表示領域405に表示されているリンク文字をキャプチャ画像中の上下の次のリンク文字に切り替える(すなわち、リンク箇所を次に移動する)、ということを示している。この操作ガイダンス部406の位置はリンク文字表示領域405の隣としているが、これに限るものではない。この画面は、ワンセグ放送の受信端末を想定しており、操作ガイダンス部406はそのような端末の操作部に通常存在する上下キーおよび決定キーに対応した操作ガイダンスとなっている。
なお、上下キーでフォーカスを移動する対象として、操作ガイダンス部406の「上三角マーク」、「表示」、「下三角マーク」も含めるようにしてもよい。これは、全てのリンクの座標を把握して、フォーカス要素をその座標上に表現できない場合に有用である。また、図上のフォーカス移動と同期して、画面下部のリンク文字列の表示文字の切替をECMAScriptで実現することが可能である。この場合、BTBファイルの構造上、フォーカスされる要素番号を入れる項目を追加する。フォーカスされた要素番号をキーにBTBファイルを検索し、該当するリンク文字列を把握する。
12セグ放送の受信端末では、上下左右やカラーボタンも備わっているため、別の操作ガイダンス部の構成も考えられる。これらのキーやボタンを利用してキャプチャ画像上に存在するリンクを順次選択させ、決定ボタンを利用したユーザの指示を画面遷移のリクエストとしてBMLブラウザで処理する。BMLブラウザは、そのリクエストに応じて、例えば、放送波内の他の画像や1次リンクサーバ上の他の文書や画像をリクエストし、表示を切り替える。
<リンク情報の表現方法(リンク文字座標を利用する場合)>
図7に、ワンセグ放送の受信端末におけるBML上にHTMLの擬似表現(リンクの擬似的表現)を行った画面例を示す。
データ放送上に送出したBMLデータには、キャプチャ画像と、リンクを表現するためのタグ要素を配置する。コンテンツを軽量化するため、リンク文字(図の例では下線付き文字)の左上に配置される縦横が数ピクセルのリンク標識411(この例では、四角形状の画像または記号)を作成する。この代わりにリンク文字列の一部の文字や文字列全体を囲む矩形等を生成してもよい。リンク標識411は表示(可視)、非可視(非表示)のいずれにも設定できる。
12セグの場合は、リンクの座標表現用のBMLタグ要素を1つ設定する。キャプチャ画像についてBMLブラウザへのリンク座標の動的なデータの受渡し、あるいはBMLの同時生成により、ユーザがリンク文字を選択するに従って、そのリンクに関連した座標へ、リンクを表現するためのBMLタグ要素を動的に移動させる。
BMLは例えて言えば、机の引き出しのようなものであり、引き出しの中に文字を入れる小箱や、画像を入れる小箱、あるいはフォーカスを当てて操作ボタンのように表現するためのフォーカス用のタグ要素を入れる小箱を並べることができる。
12セグの場合は、これら小箱を画面上に表示した後であっても、その位置を移動させることができる。したがって、その位置を指定するために、リンク文字の座標データをBMLブラウザに渡す。12セグのデータ放送画面では、リンクの対象がボタン操作で切り替わるのにしたがって、リンク位置を表現するフォーカス用のタグ要素の座標に、座標データ(BTB)を反映させる。この方法によれば、フォーカス用のタグ要素はひとつで済む。
具体的な運用では、12セグ向けに、放送局はあらかじめリンクフォーカス用のタグ要素とキャプチャ画像を表示する要素をそれぞれひとつずつ記入したBMLを作成して放送で事前に送出したり、HTML画面キャプチャ画像表示用のBMLを返すプログラムとして1次リンクサーバ上に事前に設置しておく。そこで、視聴者がBMLブラウザで、あるHTMLのキャプチャ画像を表示する場合は、端末上でBMLのスクリプトが内部的に動作し、そのキャプチャ画像に対するURLを引数として1次リンクサーバへアクセスする。あるいは放送波のHTMLキャプチャ画像表示用のBMLを利用する場合は、ARIB(社団法人 電波産業会)で規定されたBMLブラウザのメモリ領域に変換システムで変換させるHTMLのURLをセットして画像表示用のBMLへ遷移する。
放送波上でBMLファイル,BTBファイル,画像ファイルのすべてが送出できる場合は放送波のそれぞれのファイルを利用することができる。しかし、通常は放送波の帯域が狭いため、1次リンクサーバ上のBMLを利用する。この場合、端末はBMLを解釈し、画像ファイルと画像上のリンク文字が存在する座標が記入されたBTBファイルを1次リンクサーバから取得する。端末では、取得したBTBのレコードに従って、リンクフォーカス用のタグの表示位置を移動させる。
なお、BTBを利用すると表現がしやすくなり、また12セグでは予め作りこんだBMLを使いまわすことが可能である。仮に、BMLを動的に生成する場合、BTBを読み込んだ状態として、配列を事前に記入したBMLを作るならば、BTBファイルの通信を省略することも可能である。入力フォームの情報をBMLに反映する場合についても、BTBを利用すると表現がしやすくなる。この場合も配列を作成すればBTBファイルの生成や、受信端末への受け渡しは必要ない。
なお、BTBの具体例については後述する。
上述した、放送波のHTMLキャプチャ画像表示用のBMLを利用する場合に、BMLブラウザのメモリ領域にHTMLのURLをセットして画像表示用のBMLへ遷移する際の動作について補足する。12セグでは、BML上にリンクを表現する要素を一つだけ作成し、BTBのデータに記述された座標にリンクを再現することが可能である。また、読み込み済みのBMLのECMAScriptで記述すれば、BMLの読み直しなく、画像ファイルとBTBファイルだけをサーバから取得し、反映することが可能である。
したがって、1次リンクサーバ上のBMLを1回ダウンロードするとその後、共通で利用することができる。こういった利用方法においては、BMLは単一のURLになる。逆に言うと、どのHTMLを参照する場合も共通の「HTML参照BML」(例えば、http://tokai−tv.com/html_viewer.bmlなど)と、固定の名称を付ける。
前述のように、BMLではプログラムの一種であるスクリプトを実行することができる。スクリプトの処理としては、画像ファイルとBTBファイルを特定するための情報であるHTMLのURLを、そのままあるいは加工してサーバへ画像ファイルやBTBファイルをリクエストする。
URLを指定しながら「HTML参照BML」を呼び出す際にもいくつか方法がある。
例えば、1次リンクサーバ(WWWサーバ)ならばCGIプログラムの引数としてHTMLのURLを引き渡す方法が利用できる。本実施の形態では、BMLならではの方法として、メモリにHTML情報(つまりURL)を書き込むこととしている。BMLブラウザ上のメモリ領域へ一旦URLをECMAScriptで記録したのちに、「HTML参照BML」をリクエストし、その後「HTML参照BML」が読み込まれた時点でメモリ領域に記録されたURLを利用してサーバに画像ファイルやBTBファイルをリクエストする。その後のBMLの処理では、URLをメモリに記入して、再度「HTML参照BML」が読み込まれた時点で起動するスクリプトへ処理を任せれば、BMLの読み込みが不要となる。
もう一点、メモリにHTML情報(つまりURL)を書き込むことの利点は、放送波でBTBファイルや画像ファイルの読み替えを行うときにも有効であることである。特に放送波には、CGIを実行するWWWサーバにあたるものが存在しない。そこで何か情報を持たせて、別のBMLへ遷移する場合は、BMLブラウザ上のメモリ上に必要な情報を記録してから該当BMLを放送波から取得するBMLを作る。取得したBMLはメモリ上の情報を利用して、自身のBML内のECMASCript処理でBTBファイルや画像ファイルを読み替える。
以上のような12セグの場合に対して、1セグの場合は処理負荷やコンテンツサイズが肥大化を軽減することを優先し、BMLを画像キャプチャと同時に生成する。すなわち、ワンセグの場合は、「小箱」を移動させることができない。したがって、HTMLのリンクに該当する位置へフォーカスさせるには、そのリンク位置すべてにフォーカス用のタグ要素を事前にBMLデータ内に記入しておく必要がある。
また、上述したように、図7の表示領域405に表示するHTMLのリンク文字を、フォーカスの変更と同期して変更することも可能である。この場合、BMLで実行可能なスクリプトの一種としてのECMAScriptを利用して、キャプチャ画像上のリンク要素のフォーカスが変更されるのに同期して、リンク文字を切り替るような表現が可能である。
ワンセグの場合、タグの表示座標を移動できないため、リンクフォーカス用のタグ要素をキャプチャ画像上のリンクの数だけ配置しなければならない。したがって、1次リンクサーバ上でリクエストされた画像上に存在するリンクの座標それぞれの位置にフォーカス用のタグを記入したBMLを返す。ワンセグ端末は、BML,BTB,キャプチャ画像を取得するが、座標を変更できないためBTB内のリンク座標の情報を利用しない。事前に配置されたBML上のリンクオブジェクトを各社が提供するブラウザソフトの仕様にしたがって、フォーカスオブジェクトが変更される。
リンク関連の表示では、リンク文字の表示に代えて、図8に示すように、リンク先HTMLコンテンツを順次画像としてキャプチャし、縮小(サムネイル化)して、データ放送表示領域402の一部に設けたサムネイル表示エリア414に表示することにより、サイト全体のコンテンツ構造を表示画面上で視覚的に表現することも可能である。この際、サムネイル画像をリンク先文字列やURLとともに保存しておく。これらの情報は、PC向け、携帯電話端末向け、データ放送向け、ワンセグ向け、等いずれに対しても利用可能な情報となる。
以下、図2を参照して本システムの処理フローを、バッチ処理とリアルタイム処理の両方に場合について説明する。
<バッチ処理の場合>
バッチ処理の場合、管理システム120によりHTMLサイトの変換対象URLや変換期日を事前登録しておき、定期起動プログラム131の働きにより、定期的に変換対象のURLについてバッチ処理を行う。あるいは、検索エンジンなどを利用して特定のURLパターンの最新情報を自動抽出し、変換対象のURLを取得する。例えば、次のようなURLを情報源として指定し、予めバッチ処理する。
(a)広告主や広告代理店から指示されたURL(PC用でも携帯用でもよい)
(b)特定WWWサイトの新着情報(放送局100の自社ページや放送番組のスポンサーページを含む)
(c)RSSや検索エンジンの結果あるいは、新着情報HTMLページ、XML,CSVなどの情報)
(d)特定キーワード、ジャンル毎に情報を整理したショッピングサイト、飲食店情報など
いずれの情報も人手を介した収集が可能であるが、RSSや検索エンジンの日付順情報などを利用する場合は自動的に情報を収集することが可能である。
1次リンクサーバ150に事前保存するBTBファイル名について、固定ファイル名で運用するか、URLの名称から一意に特定できる名称を適宜切り替えて運用するかは、利用方法によって切り替えることができる。
また、リアルタイム処理に時間がかかる場合、視聴者は1次リンクサーバ150へHTMLのURLおよび視聴者端末を識別する情報をリクエストしたあと、このリクエストの応答を待機する必要なく、1次リンクサーバ150がそのリクエストに応じて変換処理を終了した後に、データ放送のイベントメッセージ機能を用いて、変換処理が完了したことを視聴者へ通知する構成とすることも可能である。あるいは、バッチの場合は、1次リンクサーバ150に新しいBTBファイルやキャプチャ画像が登録されたことをデータ放送のイベントメッセージ機能を通じて視聴者へ通知することも可能である。
なお、上述したリアルタイム処理とバッチ処理とでは、現状の通信環境では、応答時間の問題から、バッチ処理が現実的である。
次に図9により、管理システム120について説明する。
放送局100側の管理者は、管理システム120において、HTMLコンテンツのキャプチャ画像を収集・蓄積するバッチ処理を行う場合、事前に次のような事項を管理データベース(DB)121に登録しておく。但し、このような事前登録を行わない運用も可能である。
(a)検索を開始するURL情報
・新着情報(RSS,CMS,アンテナなど)
・番組に関連するURL,スポンサーサイトなど
(b)検索範囲を限定する情報
・1次リンクサーバ150で扱う対象内・外のURLパターン
本線映像ととともに表示するデータ放送表示領域にキャプチャ画像として表示する対象となるWWWコンテンツおよびそのサイトを予め許可した範囲内に限定したい場合にこのような情報を登録しておく。本線映像の放送局と別の提供者からのコンテンツがデータ放送表示領域に表示されたとき、情報提供者に関して視聴者の誤解や混同を招くおそれがある。したがって、このようなサイトについては予めキャプチャ画像取得の対象外としたり、対象内であっても図5で説明したような所定の表示態様をとってユーザの注意を促す、等の対応をとることが好ましい。
例えば、「xyzテレビ放送」という放送局の場合に、http://xyz−tv.com/mobile、http://www.xyz−tv.com/mobileから始まるURLが自社の携帯サイトであるとする。このようなURLから始まるURLで指定されるHTMLコンテンツは少なくとも当該放送局が管理するコンテンツであると認識されるため、キャプチャ画像を利用したHTML情報の擬似表現を行っても、上記のような誤解や混同は生じない。したがって、このようなサイトについては検索範囲内と指定する。
一方、番組スポンサーや地方自治体などが管理するURLについては、放送局が管理しているURLと言い切れない。または、視聴者にリアルタイムプロキシ機能を開放する場合、リクエストされるURLはまったく放送局が関与しないURLとなり得る。このような利用方法に合わせて、1.放送局管理、2:放送局認可、3:放送局無関係、といったコンテンツを区分する情報を管理することができる。放送局以外の提供者によるHTMLコンテンツのURLを検索対象内とする場合には、上述のように所定の表示態様をとってユーザの注意を促す。また、放送局のサイトであってもHTMLコンテンツのキャプチャを許可せず、HTMLブラウザで表示させるURLパターンも管理することが可能である。
管理システム120では、バッチ処理の起動タイミングを管理するためにタイマ設定を行うこともできる。事前にバッチ対象のURLを管理画面に登録する際に、画面キャプチャ後、次にキャプチャする日時や、キャプチャ間隔を管理することができる。
視聴者の端末200は、本実施の形態において次のような処理を行う。
(1)ユーザの操作に応じてデータ放送を受信再生し、表示する。
(2)ユーザの操作に応じて、プロキシサーバへHTMLサイトのURLへのアクセスを要求する、または、検索キーワードを送信する。
(3)プロキシサーバから、キャプチャ画像やリンク情報を組み込んだBMLコンテンツを受信して表示する。
(4)ユーザの操作に応じて、リンク情報や画像による更なる画面遷移を行う。具体的には、要求されたリンク先のコンテンツの提示方法が1次リンクか否かに従って次画面への遷移を行う。
変換サーバ130は、バッチ処理の場合、登録されたURLについて、順次、次のような処理を行う。
(1)HTMLブラウザを利用し、WWWサーバからHTMLコンテンツを受信する。携帯の絵文字については、BMLブラウザの表示フォントや、絵文字変換プロキシなどを通して画材へ変換して対応する。
(2)HTMLコンテンツのソース情報をパースし、関連情報を取得する。具体的には、リンクURL、そのリンク文字、画像等を取得する。また、入力フォームが存在し、その入力フォームをエミュレートする場合はその要素(変数名、型など)を抽出する。
(3)HTMLブラウザ画面をキャプチャし、キャプチャ画像として保存する。また、キャプチャ画像上での各リンクの座標情報を取得し、上記リンクの情報と関連付ける。
(4)取得された情報をキャプチャ情報格納データベース138へ格納する。
1次リンクサーバ150は、プロキシサーバとして、次のような処理を行う。
(1)端末200からのURLのリクエストを受けて、記憶部152を検索し、または、変換サーバ130に当該URLのHTMLコンテンツの取得および変換を要求する。
(2)取得した当該キャプチャ画像を表示するためのBMLデータおよび必要な場合にBTBデータを端末200に返す。この返す情報は、単体ページでも、複数ページでもよい。
ここで、変換サーバ130がHTMLコンテンツから収集する情報について説明する。変換サーバ130は、以下の手順で、HTMLサイトの情報を収集する。
(1)携帯向けHTMLサイトまたはPC向けHTMLサイトをHTMLブラウザで表示した結果をキャプチャ画像として保存する。
(2)キャプチャ画像名はURLと1対1になる名称などをつけて保存する。
(3)HTMLコンテンツの表示画像は、HTMLの表示エリアが広くスクロールが必要な場合には、自動的にスクロールして画面全体をキャプチャする。
(4)HTMLソースに記述されたリンク情報として、リンクタグやURL(aタグのHREFおよびリンク文字)を画像と同時に取得する。
(5)キャプチャ画像の大きさはデータ放送で表示できる幅、高さ毎に分割して保存する。
このようにして収集されたHTMLサイトの情報は以下の通りである。
・特定HTMLのURL
・キャプチャ画像
基準となる画像ファイル名はURLと1対1に変換可能であるものとする。
・キャプチャ画像の上下左右の位置座標情報
画像ファイルを分割した場合、各ファイル単位で座標を取得する。
・リンク文字
・リンク先URL
・リンク文字が存在している保存済みキャプチャ画像上の座標
図10により、バッチ処理の場合の、端末200と1次リンクサーバ150と変換サーバ130と2次リンクサーバ300との相互の間の動作例を説明する。
変換サーバは、事前に、上述した所定の条件に従って、2次リンクサーバに対して所定のURLについてHTMLリクエストを発行し(S31)、HTMLデータの返送を受ける(S41)。さらに、この受け取ったHTMLデータからキャプチャ画像およびリンク情報が付加されたBMLコンテンツ用データを生成し、データベースに蓄積する(S32)。このような動作を、多数のHTMLコンテンツについて繰り返して実行し、キャプチャ情報格納データベース138を構築する。さらに、このバッチ処理により得られたBMLコンテンツ用データであるキャプチャ画像、リンク情報付きBMLおよびBTBファイルを1次リンクサーバ130に送信する(S33)。1次リンクサーバ150は受信したBMLコンテンツ用データを記憶部152内に蓄積しておく(S21)。変換サーバ130からのこのようなBMLコンテンツ用データの送信は、データベース138の更新時に逐次行われる。
その後、端末は、BMLブラウザを起動して(S11)、データ放送コンテンツを表示する(S12)。このデータ放送コンテンツの中からリンクされた、後述する「リンク先提示方法」がBMLであるリンク先のURLについて、HTMLのURLリクエストを1次リンクサーバに対して発行する(S13)。このリクエストを受けた1次リンクサーバは、、そのURLについて変換済みのBMLコンテンツが記憶部152に格納されていれば、URLについてのキャプチャ画像およびリンク情報付きのBMLデータを1次リンクサーバに返送する(S22)。そのURLについて変換済みのBMLコンテンツが記憶部152に格納されていなければ、変換サーバは、該当するコンテンツが存在しない旨のメッセージ等を1次リンクサーバに返送する。1次リンクサーバも該当するコンテンツが存在しない旨のメッセージ等を端末に返送する。
そのURLについて変換済みのBMLコンテンツが記憶部152に格納されていない場合に、後述するリアルタイム処理においてと同様に、変換サーバに依頼して2次リンクサーバにアクセスさせ、当該HTMLコンテンツを取得して変換処理を行わせるようにしてもよい。
端末は受信したBMLデータをBMLブラウザにより表示する(S14)。この表示は、本線映像とともに表示することができる。この表示画面のデータ放送表示領域において、ユーザから所定のリンクが指示されたとき、再度、1次リンクサーバに対してHTMLのURLリクエストを発行する。上記と同様に、1次リンクサーバは、そのURLについて変換済みのBMLコンテンツが記憶部152に格納されていれば、URLについてのキャプチャ画像およびリンク情報付きのBMLデータを端末に返送する。
そのURLについて変換済みのBMLコンテンツが記憶部152に格納されていない場合の動作は上記のとおりである。
端末の表示画面上で指示されたリンクの「リンク先提示方法」がHTMLである場合、端末はHTMLブラウザを起動し(S15)、このHTMLブラウザにより、リンク先のURLについて、2次リンクサーバに対してHTMLリクエストを発行する(S16)。これに対して、2次リンクサーバ300は、HTMLデータを当該端末に対して返送する(S42)。端末は、HTMLブラウザにより当該HTMLデータを表示する(S17)。この際、ワンセグにおいて好ましくは、本線映像の表示およびBMLブラウザの表示は停止され、端末の表示画面上にはHTMLブラウザ画面のみが表示される。
<リアルタイム処理の場合>
リアルタイム処理の場合、HTMLコンテンツを変換サーバ130を用いてキャプチャ画像付きのBMLに変換してBMLブラウザで表現する方法と、HTMLブラウザを起動する方法がある。両方法の切替は、好ましくは、上記管理画面を用いて、BMLブラウザで閲覧するWWWサイト(HTMLコンテンツサイト)のURLまたはURLパターンを予め管理することにより行う。HTMLブラウザの起動は直接本発明に関係しないので、前者について説明する。
本実施の形態では、変換サーバ130を用いてHTMLコンテンツをキャプチャ画像付きのBMLに変換してBMLブラウザで表現する際には、1次リンクサーバ150をプロキシサーバとして稼動させる。
リアルタイム処理の場合、例えば利用者は表示させたいURLを指定し、または検索キーワードを指定し、次のような処理を行いWWWサイトに遷移させる。
(1)プロキシサーバは、端末200のBMLブラウザから特定HTMLコンテンツのURLのリクエストを受ける。携帯の絵文字については、BMLブラウザの表示フォントや、絵文字変換プロキシなどを通して画材へ変換して対応する。
(2)プロキシサーバは、(1)で指定されたURLを変換サーバ130に渡して、HTMLコンテンツの取得および変換処理を依頼し、変換サーバ130からそのHTMLブラウザ表示画面をキャプチャ画像として取得し、一時保存する。その際の画像ファイル名はURLと1対1にするか、リクエストごとに一意となるとよい。同時に複数のURLのリクエストがないならば画像ファイル名は特定個数のファイル名を使いまわしてもよい。
(3)変換サーバ130は、当該HTMLコンテンツ内の各リンク設定箇所のリンク情報やURL情報を抽出し、リスト化する。
(4)プロキシサーバは、キャプチャ画像のURL、リンク情報あるいはリンク情報を取得するための1次リンクURLや、12セグデータ放送から携帯端末内のHTMLブラウザを起動させるためのQRコード画像が存在するURLをBMLデータ内に組み込んだものを変換サーバ130から得て、当該リクエストを発行した端末のBMLブラウザに対して返送する。
(5)端末のBMLブラウザは(4)で返されたキャプチャ画像を表示するとともに、必要であればリンク情報を取得後、リンク表示する。
(6)端末は、視聴者の操作に応じて、(5)で取得されたリンク情報の中から遷移したい先のURLをプロキシサーバにリクエストする。以降(1)から繰り返す。
変換サーバ130は、視聴者がさらに、リンク先のURLへアクセスすることが予測される場合は、リンクの先読み処理部132fにより先読み処理を行って、変換時間を短縮するようにしてもよい。この場合、1次リンクサーバ150に事前に保存するBTBファイル名にはURLの名称から一意に特定できる名称を利用する。
リクエストに対するレスポンスタイム速度向上を意図してプロキシサーバをキャッシュとして利用する場合は、変換サーバに変換情報を蓄積するようにしてもよい。これにより、一度閲覧したコンテンツについて再度リクエストがあった場合に、WWWサーバに再度アクセスすることなくそのコンテンツを閲覧することができる。
また、12セグデータ放送では、URLを放送表示画面上でQRコード表示し、携帯端末が内蔵のカメラで撮影することにより、携帯端末内のHTMLブラウザへURLを引渡す運用も可能である。
なお、リアルタイム処理の場合には、1次リンクサーバ150内に変換サーバ130の機能を備え、内部でキャプチャ画像の取得やリンク情報の取得を行うようにしてもよい。
図11により、リアルタイム処理の場合の、端末200と1次リンクサーバ150と変換サーバ130と2次リンクサーバ300との相互の間の動作例を説明する。
端末は、BMLブラウザを起動して(S51)、データ放送コンテンツを表示する(S52)。このデータ放送コンテンツの中からリンクされた、後述する「リンク先提示方法」がBMLであるリンク先のURLについて、HTMLリクエストを1次リンクサーバに対して発行する(S53)。このリクエストを受けた1次リンクサーバは、変換サーバに対して同URLについて変換要求を発行する(S61)。この変換要求を受けた変換サーバは、2次リンクサーバに対してHTMLリクエストを発行し(S71)。HTMLデータの返送を受ける(S81)。そこで、このHTMLデータを解析して、キャプチャ画像およびリンク情報付きのBMLデータに変換し(S72)、1次リンクサーバに返送する(S73)。1次リンクサーバはこれを端末に返送する(S62)。
端末は受信したキャプチャ画像およびリンク情報付きのBMLデータをBMLブラウザにより表示する(S54)。この表示は、本線映像とともに表示することができる。
この表示画面において、ユーザから所定のリンクが指示されたとき、再度、1次リンクサーバに対してHTMLリクエストを発行する(S55)。上記と同様に、1次リンクサーバは、変換サーバに対して同URLについて変換要求を発行する(S63)。この変換要求を受けた変換サーバは、2次リンクサーバに対してHTMLリクエストを発行し(S74)。HTMLデータの返送を受ける(S82)。そこで、このHTMLデータを解析して、キャプチャ画像およびリンク情報付きのBMLデータに変換し(S75)、これを1次リンクサーバに返送する(S75)。1次リンクサーバはこれを端末に返送する(S64)。
端末は受信したキャプチャ画像およびリンク情報付きのBMLデータをBMLブラウザにより表示する(S54)。
端末は受信したBMLデータをBMLブラウザにより表示する(S56)。ここで、表示画面上で「リンク先提示方法」がHTMLである場合、HTMLブラウザを起動し(S57)、このHTMLブラウザにより、リンク先のURLについて、2次リンクサーバ300に対してHTMLリクエストを発行する(S58)。これに対して、2次リンクサーバ300は、HTMLデータを当該端末に対して返送する(S83)。端末は、HTMLブラウザにより当該HTMLデータを表示する。この際、好ましくは、本線映像の表示およびBMLブラウザの表示は停止され、端末の表示画面上にはブラウザ画面のみが表示される。
なお、このリアルタイムの変換要求は、変換サーバにおいて、図10のステップS21に対して該当する変換済みコンテンツがないことが判明したときに、変換サーバがリアルタイム処理の場合と同様の動作を行うようにしてもよい。
次に、HTML入力フォームについて説明する。HTML入力フォームの情報をBMLで完全に再現することは難しいが、以下に簡易な手段の一例を示す。
HTML入力フォーム開始タグ"<form>"から閉じタグ"</form>"の間の文字データのうち、入力フォームのタグ、および改行タグなど抽出を必要とする要素以外のタグをすべて除去する。また、水平線タグなど一部のタグは、別途管理機能で定義する文字列に置換する。特にPCで問題になるが、入力フォームのボタン押下などイベントに応じて、JavaScript(登録商標)などのスクリプトで挙動が制御されている場合は、基本的に入力フォーム要素の変換対象外とし、途中まで抽出したフォーム要素の情報を破棄する。ただし、システムから管理者に対して入力フォームにJavaScript(登録商標)が関連付けられていることを通知し、管理画面で特定URLパターンや入力フォームのイベントパターンを設定し、再度取り込み処理を実行して入力フォームタグ要素を抽出できるようにしてもよい。
(1) "<form" 〜 "</form>"(大文字、小文字混在あり)で囲まれる範囲毎に各入力フォームの要素の情報を求める。
(2)フォームの中からBMLで利用する情報を、予め定めた方法に従って抽出する。
HTML入力フォームをBMLへ反映するためには、BMLに直接入力タグを作成してもよいが、動的に反映するため、入力フォーム情報を生成し、これを入力フォーム要素BTB(バイナリテーブルファイル)507としてBMLに参照させるようにしてもよい。
入力フォームのBMLで表現する方法は種々考えられるが、図12に示すように以下のような一例が考えられる。
(1)BMLでは、キャプチャ画像とともに入力フォーム用の矩形要素を表示する。
(2)BMLには、予めHTML内に存在する要素の種類に限った<DIV>要素だけか、あるいは全種類の入力フォーム用の<DIV>要素を記述する。なお、これらの要素はデフォルトで非表示にする。
(3)HTML内のどのフォームに入力を行うか選択する。
(4)選択されたフォーム要素の子要素(text,checkbox,textarea,select,およびradioについては同じnameのものを一覧し、選択できるよう表示)をその出現順に表示する。
(5)BMLでは、子要素に従って、テキスト入力や値選択画面を表示し、視聴者は、入力フォームの各要素に順次答える。
図13は、上述した管理データベース121およびキャプチャDB138を統合したデータベース500の構造の例を示している。このデータベース500は、リンク(<a>タグ)に関するリンク詳細情報を含めたものとなっている。
図中、各四角の太枠がデータベースを構成する各種のテーブルを表している。各太枠内の1行目がテーブルの名称を表し、その後続の各行がテーブルの項目を表している。項目から伸びる破線は、他のテーブル項目との関連を示している。具体的には、各種テーブルとして、管理グループ510、利用先520、利用先グループ530、取得開始URL制御540、除外URL制御550、取得結果560、およびリンク詳細情報570が設けられている。
管理グループ510は、利用先や利用先グループをまとめて取り扱えるように、管理上グループ化して名称を管理するためのテーブルであり、例えば番組名やイベント名などを登録する。テーブル項目として「管理グループ番号」および「管理グループ名」を含む。
利用先520は、管理グループと利用先グループを関連付けるためのテーブルであり、テーブル項目として「管理グループ番号」および「利用先ID」を含む。
利用先グループ530は、HTMLキャプチャ画像などの大きさを管理するためのテーブルであり、例えば、同一URLであっても、BMLのデザイン表現によっては、図4の403の大きさを変えたい場合がある。複数の大きさを取り扱うことができるように配慮したテーブルである。テーブル項目として「利用先ID」、「利用先名称」、「分割サイズ縦」および「分割サイズ横」、「2次リンクサーバへアクセスする際のユーザエージェント」、「変換サーバ上のブラウザサイズ縦」、「変換サーバ上のブラウザサイズ横」を含む。
取得開始URL制御540は、キャプチャ画像の取得対象となるHTMLコンテンツを定めるためのテーブルであり、テーブル項目として「管理グループ番号」、「管理URL番号」、「URL」および「取得範囲(URLパターン)」を含む。
除外URL制御550は、キャプチャ画像の取得対象から除外するHTMLコンテンツを定めるためのテーブルであり、テーブル項目として「管理グループ番号」および「除外範囲(URLパターン)」を有する。
取得結果560は、HTMLコンテンツから取得された情報を管理するテーブルであり、テーブル項目として「管理グループ番号」、「管理URL番号」、「URL」、「ページ番号」、「キャプチャ画像名」および「取得日時」を含む。
リンク詳細情報570は、取得結果のURLに付随したリンクの詳細情報を定めるテーブルであり、テーブル項目として「管理グループ番号」、「管理URL番号」、「URL」、「ページ番号」、「リンク文字左上座標」、「リンク文字」、「URL(リンク先)」および「リンク先提示方法(1次リンクか否か)」を有する。
図14は、図13のデータベース500と同様であるが、入力フォーム(<form>タグ内)の構造に関するフォーム詳細情報580およびフォーム要素情報590のテーブルを有するデータベース500aの構造を示す。他はデータベース500と同じであり、重複した説明は省略する。
フォーム詳細情報580は、当該URLのHTMLコンテンツ内に含まれた個々のフォームについての情報を定めるためのテーブルであり、データ項目として「管理グループ番号」、「管理URL番号」、「URL」、「ページ番号」および「フォーム番号」を含む。
フォーム要素情報590は、各フォームについてのフォーム要素情報を定めるためのテーブルであり、テーブル項目として「管理グループ番号」、「管理URL番号」、「URL」、「ページ番号」、HTML内のフォームの出現番号」、「フォーム型/レコードの型」、「単一フォーム内でフォーム要素が出現する順序」、「選択項目の順またはフォームのアクション値」、「選択項目の順または初期値」、「選択項目の初期選択の有無」、「選択要素の表示文字列」および「上位のセレクトの出現番号」を含む。
以下、ワンセグと12セグのそれぞれの場合について、キャプチャ画像を取り込んだBMLデータを表示する場合の具体的な動作例を説明する。
<ワンセグBMLについての例>
<事前にサーバで管理されている項目>
図15に、管理用のデータベースで管理する情報を示す。この情報は、管理データベース121に保存されるであって、WWWコンテンツの表示画像のキャプチャ時の条件やBML利用時の条件、および、キャプチャ画像を管理するためのものであり、図の例では「URLパターン」、「サイト種別」および「リンク先提示方法」の各情報を含む。URLパターンは、WWWコンテンツのサイトを識別するためのURLの一部であり、サイト種別を判定するために利用される。このURLパターン情報に従って、BTBファイルの関連する項目へどのような値をセットするかが決定される。「サイト種別」は放送局の「自社サイト」、その放送番組のスポンサーの「スポンサーサイト」、それ以外の「外部サイト」等のサイトの種別を表しており、表示枠等の表現方法の決定に利用される。「リンク先提示方法」はキャプチャ画像によるHTMLの表現を続けるか、従来通りHTMLブラウザを起動させるかというリンク先の情報を表示するときに、いずれの動きをするかを決定するための方法である。すなわち、リンク先をBML上で見えるようにするか、HTMLブラウザに切り替えるかの情報である。図示しないが、すべてのサイト種別のいずれについても、リンク先提示方法がHTMLとBMLのいずれもの組み合わせが存在しうる。リンク先提示方法が「HTML」であるURLについては直接HTMLブラウザで閲覧するので、画像のキャプチャを行う対象から外される。このリンク先提示方法もURLパターンに基づいて決定される。
<事前にワンセグBMLへ仕込む内容>
図16に示すように、ワンセグBMLデータとして次の情報を持つBMLデータを作成する。
・リンク文字、リンク画像の座標は、視聴者のBMLブラウザ上でリンク座標をキャプチャ画像上に再現する場合に、再現用のBMLへ反映して利用する。
・BML上に、HTMLキャプチャ画像を表示する領域を宣言する。
・リンク文字表示用セレクトボックスを表現する要素の領域を宣言する。
・併せて、ページ内の全リンク数および、何番目のリンクであるかを表す数字表示領域や、リンク情報を切り替えるための操作用のアイコン(図中の上下三角マーク)などを配置する。
これらの領域は、別途作成するBTBファイルや画像ファイルをBMLブラウザが参照したときに、その画像やデータ値を反映する。
ワンセグ用BMLソース501の詳細な一例は図23,図24に示す。図23は、ECMAscriptを用いて、ワンセグにおけるリンク関連の処理を記述した部分を示している。図24は、キャプチャ画面上の各種表示領域の定義を記述している。BMLソース501中の<object>は、BMLのフォーカス用要素を示している。<p>は、<object>と1対で、フォーカスが当たっている座標に色を付加するために利用している。詳細は図中のコメントに記載のとおりである。
BTB136は、BMLソース501の解析およびキャプチャ画像のOCR処理等の結果に基づいて生成されるデータテーブルであり、「レコード番号」、「リンク文字列・画像ALT」、「x座標」、「y座標」、「サイト種別」、「リンク先提示方法」、および「リンク先URL]を含む。「レコード番号」は、BTBファイル中の何レコード目かをカウントすることで代替可能であるため、実際は無くてもよい。「サイト種別」は、リンク先のサイト種別であり、上述したように表示枠412a〜412cの表現や警告テキスト413を含むテキスト表示の変更を行うために利用される。「リンク先提示方法」は、本発明によるHTMLの表現を続けるか、通常通りHTMLブラウザを起動させるかというリンク先の情報を表示するときにどの動きをするかを変える。例えば、リンク先提示方法がBMLの場合、端末に、リンク先URLを引数として、1次リンクサーバのプログラムへアクセスさせる。プログラムはリンク先URLのブラウザ画面キャプチャ画像を参照するBMLを返す。HTMLの場合は、通常通り、BMLブラウザを終了してHTMLブラウザを起動する。
端末のBMLブラウザは、BMLソース501を解析し、キャプチャ画像を表示する枠を定義し、指定されたファイル名"a11001.jpg"の画像ファイルを取得し、キャプチャ画像410として表示させる。また、BTB136からリンク文字を取得し、要素id="link_list"へ内容を反映させる。その取得方法および反映方法については既知であり、特に詳述はしない。
<端末においてHTMLの擬似表示を実現するために変換サーバで行う処理>
図17により、ワンセグ受信端末においてHTMLの擬似表示を実現するために変換サーバで行う処理について説明する。
・URLコンテンツの画像のキャプチャと、表示領域の形状に合わせたリサイズや分割を行う。
・キャプチャ画像中のリンク座標の抽出、および文字ならばOCRによる抽出を行う。
(画像ボタンの座標へのリンクの反映方法については、特に限定しないが、例えばセレクトボックスなどで選択することが可能である。)
・画像上のリンク座標にカーソル表示させる場合は、該当座標にカーソル用の要素を宣言したBMLを生成する。(ワンセグのみ)
<BMLブラウザの処理>
図18により、この場合のBMLブラウザの処理を説明する。
・BMLブラウザは、擬似表示したいHTMLコンテンツに関するキャプチャ画像ファイルを「BTBファイル(画像情報)」136bを参照して取り込み、「BTBファイル(リンク情報)」136aの解釈を行う。この例では、キャプチャ画像の全体は複数ページに分割され、複数の画像ファイルに分かれており、各画像ファイル名をBTBで与える場合を示している。
・リンク箇所に予め配置されたフォーカス要素(<object>要素)のアイコンを非表示状態から表示状態へ変更する。あるいはフォーカス要素と同じ座標に配置された<p>要素の色を変える。この際、フォーカス要素へBTBファイル136aの何レコード目かがわかるような記述をすることで、リンク文字列405aの領域へ表示する文字を特定する。
・カーソルの上下操作時はBMLブラウザの機能に依存して、BML中のフォーカス要素が順次移動する。ECMAScriptでは、フォーカスされた要素のアイコンを非表示状態から表示状態へ変更する。一方で、移動前の要素のアイコンを表示状態から非表示状態へ変更する。あるいは<p>タグの色を変えることでフォーカスされた状況とフォーカスがはずれた状況を表す。
・キャプチャ画像のページが分割されている場合は、別画像を読み直すために視聴者がボタン操作するためのアイコン408を適宜表示する。
<12セグBMLについての例>
<事前にサーバで管理されている項目>
管理用のデータベースで管理する情報例は、ワンセグの場合と同様に図15に示したとおりである。このURLパターン情報に従って、BTBファイルの関連する項目へどのような値をセットするかが決定される。
<事前に12セグBMLへ仕込む手順例>
図19に示すように、12セグBMLデータとして、次の情報を持つBMLデータを作成する。
・BML表示領域上に、HTMLキャプチャ画像を表示する領域403を宣言する。
・リンク文字の左上に配置するアイコン505のアイコン画材領域を1つ宣言する。
(図では、左下を指す、赤色の四角形内に指の絵が書かれたアイコン505を示している。) (座標は後にBTBファイルの情報を利用して移動するため、任意の座標である。)
・画像が分割されたときの上下スクロール用のアイコン408の要素を配置する。
・その他、リンク一覧をセレクトボックス405aとして表示する場合は、その要素を記述する。リンクの通し番号407を表示する場合には、その要素を記述する。また、ページ内のフォーカス位置を移動させるためのガイダンス表示406a,406bの要素を記述する。
なお、12セグBMLソース502の詳細な一例は別途図25および図26に示す。図25は、ECMAscriptを用いて、12セグにおけるリンク関連の処理を記述した部分を示している。図26は、図25のECMAscriptの続きおよびキャプチャ画面上の各種表示領域の定義を記述している。詳細は図中のコメントに記載のとおりである。
BMLソース502において、"id"はXMLの要素を識別するための文字列である。領域の指定は図示しないカスケードスタイルシートで行う。
上述したように、同一BMLを用いて、画像や文字をECMAScriptで変更可能である。「BTBファイル(画像情報)」は、単一URLをキャプチャしたときに複数ページへ分割したときを想定して記述されている。分割された1ページ目用の画像、2ページ目用の画像、3ページ目用の画像、が作成されるが、この画像だけを差し替えればBMLを1次リンクサーバから再取得することなく、キャプチャ後分割された2ページ目、3ページ目のHTMLに相当する画像を表示できる。このように同一BMLを利用する場合は、予め、全ページのフォーカス要素をそのBMLに記述する必要がある。このとき、どのページのかを区別するためには、以下のようなタグを用意する。その上で、1ページ目を表示している場合は、idが、Page1 , op1_*, pp1_* (*は、任意の文字)を表示し、残りは非表示とする。2ページ目を表示している場合は、idが、Page2 , op2_*, pp2_* (*は、任意の文字)を表示し、残りは非表示とする。
<div id="Page1" style="top:0px;left0px;width:240px;height:320px;>
<object id="op1_1" style="..."/>
<p id="pp1_1" style="..."/>
<object id="op1_2" style="..."/>
<p id="pp1_2" style="..."/>
</div>
<div id="Page2" style="top:0px;left0px;width:240px;height:320px;>
<object id="op2_1" style="..."/>
<p id="pp2_1" style="..."/>
<object id="op2_2" style="..."/>
<p id="pp2_2" style="..."/>
</div>
<div id="Page3" style="top:0px;left0px;width:240px;height:320px;>
<object id="op3_1" style="..."/>
<p id="pp3_1" style="..."/>
<object id="op3_2" style="..."/>
<p id="pp3_2" style="..."/>
</div>


端末のBMLブラウザは、BMLソース502を解析し、キャプチャ画像を表示する枠を定義し、指定されたファイル名"a11001.jpg"の画像ファイルを取得し、キャプチャ画像410として表示させる。BTB136の1レコード目のx,y座標にしたがって、フォーカス用要素を移動させる。また、BTB136からリンク文字を取得し、要素id="link_list"へ内容を反映させる。
<端末においてHTMLの擬似表示を実現するために変換サーバで行う処理>
図21により、12セグ受信端末においてHTMLの擬似表示を行うために、変換サーバで行う処理について説明する。
・URLの指定を受けて、URL表示画像のキャプチャと、表示領域の形状に合わせたリサイズや分割を行う。
・キャプチャ画像中のリンク座標の抽出、および、文字ならばOCRでの抽出を行う。これにより、リンク文字およびそのx、y座標、リンク文字およびリンク先URL、リンク画像およびリンク先URLの組、等の情報が取得され、BTB作成に反映される。
・管理情報としては、URLパターン、サイト種別、リンク先提示方法が用いられる。
<BMLブラウザの処理>
図22により、BMLブラウザの処理を説明する。
・擬似表示したいHTMLコンテンツに関する「BTBファイル(画像情報)」136bと「BTBファイル(リンク情報)」136aを読み込む。
・「BTBファイル(画像情報)」136bから表示対象ページの画像ファイルを1次リンクサーバから取得する。
・「BTBファイル(リンク情報)」136aから第1レコードを読み込み、画像上の指定位置にアイコン画像を移動する。
・カーソルの上下操作に合わせて、「BTBファイル(リンク情報)」136aのレコードを読み直し、該当レコードの座標にアイコン画像を移動する。
・キャプチャ画像のページが分割されている場合は、別画像を読み直すために視聴者がボタン操作するためのアイコン408を適宜表示する。
以上、本実施の形態によれば、BMLブラウザ画面上にHTMLの擬似表現が可能となる。
したがって、12セグ、ワンセグデータ放送で本線映像を提示したままPC向けHTMLサイトや携帯向けHTMLサイトのWWWコンテンツを提示することが可能になる。
また、WWWコンテンツの表示画像をキャプチャしたキャプチャ画像データを用いるので、文字数やフォントなど、ARIB(社団法人電波産業会)の規格では表現できないと思われていたことが実現される。例えば、ワンセグBMLでは、縦30文字、横15文字が現在の最大表示サイズであるが、昨今のHTMLで表現されている程度の情報を表現可能になる。
HTMLの情報をBMLブラウザへ簡易に表示するこの仕組みで、視聴者へのプロモーションに有効である。
また、HTMLサイトの構築者は、BMLの知識を意識することなくコンテンツを製作できる。
携帯サイトあるいはPCサイトをそのままBMLのコンテンツとして同時利用可能となる。
視聴中の番組のHTMLサイトや、番組スポンサーのHTMLサイトの露出機会の増加が可能となる。
放送局が利用あるいは提供あるいは運営するPC,携帯向けショッピングサイトなどの情報を通常のHTMLのほか、データ放送で提示し、視聴者に対する販売促進活動が可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
本発明の実施の形態における情報提供システム全体の構成を示す図である。 図1に示したシステムの各部の細部を示す図である。 ワンセグ受信端末における表示領域の例を示す図である。 ワンセグ受信端末における映像とデータ放送により得られたデータを表示した画面例(a)と、このデータ放送表示領域の一部に重ねてHTMLコンテンツのキャプチャ画像を重ねて表示した画面例(b)とを示した図である。 本発明の実施の形態において、HTMLコンテンツのキャプチャ画像が本線映像とともに表示される際に、そのキャプチャ画像について、視聴者(ユーザ)に対して注意を喚起するための表示態様の例を示した図である。 本発明の実施の形態において、リンク情報の表現方法(リンク文字座標を利用しない場合)を説明するための図である。 本発明の実施の形態において、リンク情報の表現方法(リンク文字座標を利用する場合)を説明するための図である。 本発明の実施の形態において、リンク文字の表示に代えて、リンク先HTMLコンテンツのサムネイル化画像を表示するサムネイル表示エリアを設けた場合を説明するための図である。 本発明の実施の形態における管理システムについて説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるバッチ処理の場合の、端末と1次リンクサーバと変換サーバと2次リンクサーバとの相互の間の動作例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるリアルタイム処理の場合の、端末と1次リンクサーバと変換サーバと2次リンクサーバとの相互の間の動作例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態において入力フォームのBMLで表現する方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態における管理データベースおよびキャプチャデータベースを統合したデータベースの構造の例を示す図である。 本発明の実施の形態における管理データベースおよびキャプチャデータベースを統合したデータベースの構造の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態における管理用のデータベースで管理する情報を示す図である。 本発明の実施の形態におけるワンセグBMLデータの作成の具体例の説明図である。 本発明の実施の形態においてワンセグ受信端末でHTMLの擬似表示を実現するために変換サーバで行う処理についての説明図である。 本発明の実施の形態においてワンセグ受信端末でのBMLブラウザの処理の説明図である。 本発明の実施の形態における12セグBMLデータの作成の具体例の説明図である。 本発明の実施の形態における12セグBMLデータの作成の具体例の説明図である。 本発明の実施の形態において12セグ受信端末においてHTMLの擬似表示を行うために、変換サーバで行う処理について説明する。 本発明の実施の形態において12セグ受信端末でのBMLブラウザの処理の説明図である。 本発明の実施の形態におけるワンセグ用BMLソースの詳細な一例を示す図である。 図23のBMLソースの続きを示す図である。 本発明の実施の形態における12セグ用BMLソースの詳細な一例を示す図である。 図25のBMLソースの続きを示す図である。
符号の説明
100…放送局、110…放送設備、120…管理システム、121…管理データベース、130…変換サーバ、131…定期起動プログラム、132…変換プログラム、132a…リクエスト・ブラウザキャプチャ部、132b…リンク・フォーム情報抽出部、132c…文字認識部(OCR)、132d…BML生成部、132e…BTB生成部、132f…リンクの先読み処理部、133…絵文字変換画材・絵文字フォント、134…キャプチャ画像、136,136a,136b…BTBファイル、137…配置・転送・入替部、138…キャプチャ情報格納データベース(キャプチャDB)、140…検索エンジン、150…1次リンクサーバ、151…プロキシプログラム、200…端末、300…2次リンクサーバ、301…HTMLデータ、302…画像データ、303…更新データ、350…通信ネットワーク、400…表示画面、401…本線映像表示領域、402…データ放送表示領域、403…キャプチャ画像表示領域、405…リンク文字表示領域、405a…セレクトボックス、406…操作ガイダンス部、407…リンクの通し番号、408…アイコン、410…キャプチャ画像、411…リンク標識、413…警告テキスト、414…サムネイル表示エリア、500,500a…データベース、501,502…BMLソース、505…アイコン、507…バイナリテーブル(BTB)ファイル

Claims (12)

  1. 放送および通信を利用して端末へ情報を提供する情報提供システムであって、
    映像およびデータを放送波に載せる放送設備と、
    WWWコンテンツをデータ放送コンテンツへ変換するために、WWWコンテンツの表示画面をキャプチャする機能を有する変換サーバと、
    端末のデータ放送ブラウザからの要求を受けて、データ放送コンテンツを通信経由で返送する1次リンクサーバとを備え、
    前記1次リンクサーバは、端末のデータ放送ブラウザからWWWコンテンツのリクエストを受けて、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツを通信経由で当該端末へ返送する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記変換サーバは、前記キャプチャしたWWWコンテンツ内のリンク情報を抽出して前記データ放送コンテンツに付随させ、前記1次リンクサーバは、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツとともに当該抽出されたリンク情報を返送する請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記変換サーバまたは前記1次リンクサーバは、予め、バッチ処理により、複数のWWWコンテンツから複数のデータ放送コンテンツを生成して蓄積しておく請求項1または2に記載の情報提供システム。
  4. 特定のURLパターンについてWWWコンテンツの表示画像のキャプチャを行うか否かの条件およびキャプチャした画像とその付随情報をデータ放送で表現する方法を含む管理情報を予め定めておき、前記バッチ処理時には当該管理情報を参照して、当該URLについてキャプチャ画像の取得およびデータ放送コンテンツへの変換を行う請求項3に記載の情報提供システム。
  5. 前記変換サーバは、端末のデータ放送ブラウザからWWWコンテンツのリクエストを受けたとき、当該キャプチャ画像データを組み込んだデータ放送コンテンツをリアルタイムに生成する請求項1または2に記載の情報提供システム。
  6. 前記リンク情報は、WWWコンテンツに含まれる各リンクについて、リンク対象情報とリンク先URLとを含み、端末側で当該キャプチャ画像が表示された際にユーザの操作に応じて前記リンク対象情報が逐次提示されるよう前記データ放送コンテンツに付加される請求項2に記載の情報提供システム。
  7. 前記リンク情報は、WWWコンテンツに含まれる各リンクについて、さらに当該キャプチャ画像上の各リンク位置の座標情報を含み、端末側で当該キャプチャ画像が表示された際にユーザの操作に応じて逐次提示された前記リンク対象情報の前記キャプチャ画像上での位置がユーザに示されるよう前記データ放送コンテンツに付加される請求項6に記載の情報提供システム。
  8. 前記リンク情報は、さらに、当該リンク先へのリンク先提示方法として、前記1次リンクサーバを経由するか否かを指定するリンク先提示方法情報を含み、前記端末は、当該リンク先提示方法情報に基づいて、前記1次リンクサーバに対して当該リンク先のWWWコンテンツのリクエストを発行する請求項6に記載の情報提供システム。
  9. 前記1次リンクサーバは、前記リンク先へのリンク先提示方法として前記1次リンクサーバを経由する旨の指定がなされている場合、前記端末から、当該リンク先のURLを引数として前記1次リンクサーバへのアクセス要求を受信する請求項8に記載の情報提供システム。
  10. 前記変換サーバは、前記キャプチャ画像データに対して表現方法を定める情報を付加し、前記端末は、キャプチャ画像の表示の際、前記表現方法を定める情報に応じて前記キャプチャ画像の表示態様を変更する請求項1に記載の情報提供システム。
  11. 放送および通信を利用して端末へ情報を提供する情報提供方法であって、
    映像およびデータを放送波に載せて送信するステップと、
    予め、または、端末からの要求に応じて、WWWサーバから得られたWWWコンテンツの表示画像をキャプチャして、そのキャプチャ画像データをデータ放送コンテンツに組み込むことにより、WWWコンテンツをデータ放送コンテンツへ変換するステップと、
    1次リンクサーバにおいて、端末のデータ放送ブラウザからの要求を受けて、データ放送コンテンツを通信経由で返送するステップとを備え、
    前記1次リンクサーバは、端末のデータ放送ブラウザからWWWコンテンツのリクエストを受けて、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツを通信経由で当該端末へ返送する
    ことを特徴とする情報提供方法。
  12. 前記WWWコンテンツのデータ放送コンテンツへの変換において、前記キャプチャしたWWWコンテンツ内のリンク情報を抽出して前記データ放送コンテンツに付随させ、前記1次リンクサーバは、前記キャプチャ画像を組み込んだデータ放送コンテンツとともに当該抽出されたリンク情報を返送する請求項11に記載の情報提供方法。
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