JP2002142133A - 表示装置および液晶プロジェクタ - Google Patents

表示装置および液晶プロジェクタ

Info

Publication number
JP2002142133A
JP2002142133A JP2001228996A JP2001228996A JP2002142133A JP 2002142133 A JP2002142133 A JP 2002142133A JP 2001228996 A JP2001228996 A JP 2001228996A JP 2001228996 A JP2001228996 A JP 2001228996A JP 2002142133 A JP2002142133 A JP 2002142133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gamma correction
correction circuit
characteristic
input
changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001228996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3837306B2 (ja
Inventor
Hideki Yamamoto
英樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001228996A priority Critical patent/JP3837306B2/ja
Publication of JP2002142133A publication Critical patent/JP2002142133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3837306B2 publication Critical patent/JP3837306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、白サチリ、黒つぶれになること
なくガンマ補正特性の変更でき、しかもガンマ補正特性
の変更が簡単に行なえるようになる表示装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 アナログのガンマ補正回路を備えた表示
装置において、アナログのガンマ補正回路の前段に、入
出力特性が可変のガンマ補正特性変更用のガンマ補正回
路が設けられており、ガンマ補正特性変更用のガンマ補
正回路の入出力特性が変更せしめられることにより、ガ
ンマ補正特性が変更せしめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置および
液晶プロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、アナログのガンマ補正回路を備
えた従来の液晶プロジェクタの構成を示している。
【0003】液晶プロジェクタには、ビデオ信号(AV
信号)またはコンピュータ信号(CG信号)が入力さ
れ、入力切替回路1によってAV信号、CG信号のうち
のいずれかが選択されて、A/Dコンバータ2に送られ
る。
【0004】A/Dコンバータ2に入力されたRGB信
号は、A/Dコンバータ2によってデジタル信号に変換
された後、走査変換回路3に送られる。走査変換回路3
では、周波数変換などのデジタル処理が行われる。走査
変換回路3の出力信号はD/Aコンバータ4によってア
ナログ信号に変換された後、アナログガンマ補正回路5
によってガンマ補正が施される。アナログガンマ補正回
路5の出力信号は、サンプル&ホールド回路6に送られ
る。サンプル&ホールド回路6に入力された信号は時分
割されて液晶パネル9に書き込まれ、書き込まれた信号
は投影スクリーンに投影される。
【0005】液晶プロジェクタ内の各部は、CPU8に
よって制御される。CPU8は、そのプログラム等を記
憶するROM11および必要なデータを記憶するRAM
12を備えている。
【0006】また、A/Dコンバータ2およびD/Aコ
ンバータ4に対するクロック、サンプル&ホールド回路
6に対するサンプリングクロックおよび液晶パネル9を
駆動するためのパネル駆動パルスは、タイミングジェネ
レータ7によって生成される。
【0007】図2は、アナログガンマ補正回路5の特性
を示している。
【0008】図2の例では、ランプ波形を入力した場合
に、白側1点(白側ガンマポイントγ1)と黒側2点
(黒側ガンマポイントγ2および黒側ガンマポイントγ
3)との3つの折れ曲がり点を持つアナログガンマ補正
回路5の入出力特性を示している。
【0009】白レベルと折れ曲がり点γ1との間のAM
Pゲインをa、折れ曲がり点γ1と折れ曲がり点γ2と
の間のAMPゲインをb、折れ曲がり点γ2と折れ曲が
り点γ3との間のAMPゲインをc、折れ曲がり点γ3
と黒レベルとの間のAMPゲインをdとすると、各AM
Pゲインa、b、c、dは液晶パネルの電圧対透過率特
性に応じて決定されている。
【0010】アナログガンマ補正回路5の特性を規定す
る各折れ曲がり点γ1、γ2、γ3および各AMPゲイ
ンa、b、c、dは、ROM11に記憶されており、C
PU8からアナログガンマ補正回路5に送られる。つま
り、アナログガンマ補正回路5の特性を規定する各折れ
曲がり点γ1、γ2、γ3および各AMPゲインa、
b、c、dは、通常は固定されている。
【0011】アナログガンマ補正回路5の上記特性によ
って、液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特性
は、図3に曲線Bに示すような特性となり、黒つぶれ、
白サチリがなく視覚的に明るさがほぼリニアに変化して
いる映像が得られる。
【0012】ところで、入力される信号の特性やユーザ
の映像に対する好みなどによって、入力信号レベル対照
度特性を変化させたい場合がある。たとえば、入力信号
レベル対照度特性を図3に示すA、B、Cのように変化
させたい場合がある。
【0013】図3の曲線Bは黒から白までほぼリニアな
変化をしている標準の入力信号レベル対照度特性を示し
ており、図3の曲線Aは中間調が明るく見える入力信号
レベル対照度特性を示し、図3の曲線Cは逆に中間調が
暗く見える入力信号レベル対照度特性を示している。
【0014】従来回路において、入力信号レベル対照度
特性を変化させるためには、アナログガンマ補正回路の
特性を、図4に示すように、変化させる必要がある。つ
まり、各折れ曲がり点γ1、γ2、γ3および各AMP
ゲインa、b、c、dを設定する必要がある。この際、
白−黒レベル振幅が変化しないように、これらの値を設
定する必要がある。
【0015】しかしながら、この設定作業は、液晶パネ
ルの電圧対透過率特性のバラツキを考慮すると非常に多
くの工数を要するため、複雑な設定作業となる。また、
その設定値を個別の液晶パネルの電圧対透過率特性に合
わせないと、白サチリ、黒つぶれなどになるという不具
合がある。
【0016】図7は、デジタルのガンマ補正回路を備え
た従来の液晶プロジェクタの構成を示している。
【0017】液晶プロジェクタには、ビデオ信号(AV
信号;コンポジット信号)またはコンピュータ信号(C
G信号;RGB信号)が入力される。ビデオ信号は、マ
トリクス処理回路101によってRGB信号に変換され
た後、入力切替回路102に送られる。コンピュータ信
号は、そのまま入力切替回路102に送られる。入力切
替回路102によってマトリクス処理回路101の出力
信号またはCG信号のうちのいずれかが選択されて、A
/Dコンバータ103に送られる。
【0018】A/Dコンバータ103に入力されたRG
B信号は、A/Dコンバータ103によってデジタル信
号に変換された後、走査変換回路104に送られる。走
査変換回路104では、周波数変換などのデジタル処理
が行われる。走査変換回路104の出力信号は、デジタ
ルガンマ補正回路105によってガンマ補正が施され
る。デジタルガンマ補正回路105の特性は、ROM1
11にルックアップテーブルの形式で記憶されているデ
ータに基づいてCPU108により設定される。デジタ
ルガンマ補正回路105の出力信号は、12相展開回路
106に送られる。12相展開回路106に入力された
信号は時分割されて液晶パネル109に書き込まれ、書
き込まれた信号は投影スクリーンに投影される。
【0019】液晶プロジェクタ内の各部は、CPU10
8によって制御される。CPU108は、そのプログラ
ム等を記憶するROM111および必要なデータを記憶
するRAM112を備えている。
【0020】また、A/Dコンバータ103に対するク
ロック、12相展開回路106に対するタイミングパル
スおよび液晶パネル109を駆動するためのパネル駆動
パルスは、タイミングジェネレータ107によって生成
される。
【0021】図8は、デジタルガンマ補正回路105の
特性を示している。
【0022】図8の例では、ランプ波形を入力した場合
のデジタルガンマ補正回路105の入出力特性(ガンマ
補正データ)を示している。
【0023】ガンマ補正データは、液晶パネル109の
電圧対透過率特性に応じて決定されており、通常はたと
えば、図8の曲線Bで表されるような特性となるように
固定されている。ガンマ補正データが図8の曲線Bで表
されるようなデータである場合には、液晶プロジェクタ
の入力信号レベル対照度特性は、図3に曲線Bに示すよ
うな特性となり、黒つぶれ、白サチリがなく視覚的に明
るさがほぼリニアに変化している映像が得られる。
【0024】ところで、入力される信号の特性やユーザ
の映像に対する好みなどによって、入力信号レベル対照
度特性を変化させたい場合がある。たとえば、入力信号
レベル対照度特性を図3に示すA、B、Cのように変化
させたい場合がある。
【0025】図3の曲線Bは黒から白までほぼリニアな
変化をしている標準の入力信号レベル対照度特性を示し
ており、図3の曲線Aは中間調が明るく見える入力信号
レベル対照度特性を示し、図3の曲線Cは逆に中間調が
暗く見える入力信号レベル対照度特性を示している。
【0026】従来回路において、入力信号レベル対照度
特性をたとえば図3にA、B、Cで示す3段階に変化さ
せるためには、デジタルガンマ補正回路の特性を、図8
にA、B、Cで示すように示すように、3段階に変化さ
せる必要がある。そうすると、段階数に応じたルックア
ップテーブルが必要となり、ルックアップテーブルを記
憶するメモリの容量が大きくなる。
【0027】また、R、G、B間で液晶パネルの電圧対
透過率特性が異なるため、各液晶パネル毎に異なったガ
ンマ補正データが設定されるが、複数段階にガンマ補正
データを変化させる場合には、ホワイトバランスが変わ
らないように、ガンマ補正データを作成する必要があ
る。
【0028】ホワイトバランスが変わらないようにガン
マ補正データを作成するためには、R、G、B間の透過
率の変化を一致させながら、各パネル毎にデジタルデー
タの変化量を設定していく必要があり、その作成に時間
がかかるという問題がある。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、白サチ
リ、黒つぶれになることなくガンマ補正特性を変更で
き、しかもガンマ補正特性の変更が簡単に行なえるよう
になる表示装置を提供することを目的とする。
【0030】この発明は、白サチリ、黒つぶれになるこ
となくガンマ補正特性(液晶プロジェクタの入力レベル
対照度特性)を変更でき、しかもガンマ補正特性の変更
が簡単に行なえるようになる液晶プロジェクタを提供す
ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の表
示装置は、アナログのガンマ補正回路を備えた表示装置
において、アナログのガンマ補正回路の前段に、入出力
特性が可変のガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路が
設けられており、ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回
路の入出力特性が変更せしめられることにより、ガンマ
補正特性が変更せしめられることを特徴とする。
【0032】ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路と
しては、その入出力特性が、たとえば、指数を可変とす
る指数関数式で表わされるものが用いられる。ガンマ補
正特性変更用のガンマ補正回路としては、デジタルのガ
ンマ補正回路を用いることが好ましい。
【0033】この発明による第1の液晶プロジェクタ
は、アナログのガンマ補正回路を備えた液晶プロジェク
タにおいて、アナログのガンマ補正回路の前段に、入出
力特性が可変のガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
が設けられており、ガンマ補正特性変更用のガンマ補正
回路の入出力特性が変更せしめられることにより、ガン
マ補正特性が変更せしめられることを特徴とする。
【0034】ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路と
しては、その入出力特性が、たとえば、指数を可変とす
る指数関数式で表わされるものが用いられる。ガンマ補
正特性変更用のガンマ補正回路としては、デジタルのガ
ンマ補正回路を用いることが好ましい。
【0035】この発明による第2の表示装置は、デジタ
ルのガンマ補正回路を備えた表示装置において、デジタ
ルのガンマ補正回路の前段に、入出力特性が可変のガン
マ補正特性変更用のガンマ補正回路が設けられており、
ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路の入出力特性が
変更せしめられることにより、ガンマ補正特性が変更せ
しめられることを特徴とする。
【0036】ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路と
しては、その入出力特性が、たとえば、指数を可変とす
る指数関数式で表わされるものが用いられる。ガンマ補
正特性変更用のガンマ補正回路としては、デジタルのガ
ンマ補正回路を用いることが好ましい。
【0037】この発明による第2の液晶プロジェクタ
は、デジタルのガンマ補正回路を備えた液晶プロジェク
タにおいて、デジタルのガンマ補正回路の前段に、入出
力特性が可変のガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
が設けられており、ガンマ補正特性変更用のガンマ補正
回路の入出力特性が変更せしめられることにより、ガン
マ補正特性が変更せしめられることを特徴とする。
【0038】ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路と
しては、その入出力特性が、たとえば、指数を可変とす
る指数関数式で表わされるものが用いられる。ガンマ補
正特性変更用のガンマ補正回路としては、デジタルのガ
ンマ補正回路を用いることが好ましい。
【0039】
【発明の実施の形態】
【0040】〔1〕第1の実施の形態の説明
【0041】図5は、アナログガンマ補正回路を備えた
液晶プロジェクタの構成を示している。図5において、
図1と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略
する。
【0042】この液晶プロジェクタと図1の液晶プロジ
ェクタ(従来回路)とを比較すると、D/Aコンバータ
4の前段に、ガンマ補正特性変更用の8bitデジタル
ガンマ補正回路10が設けられている点のみが異なって
いる。この液晶プロジェクタにおいても、従来回路と同
様に、D/Aコンバータ4の後段に、アナログガンマ補
正回路5が設けられている。したがって、この液晶プロ
ジェクタでは、デジタルガンマ補正回路(前段ガンマ補
正回路)10とアナログガンマ補正回路(後段ガンマ補
正回路)5とによってガンマ補正が行なわれることにな
る。
【0043】アナログガンマ補正回路5の特性(図2に
示す、各折れ曲がり点γ1、γ2、γ3および各AMP
ゲインa、b、c、dの値)は、たとえば、デジタルガ
ンマ補正回路10が設けられていない場合に、液晶プロ
ジェクタの入力信号レベル対照度特性が図3にBに示す
ような特性になるように固定されている。
【0044】デジタルガンマ補正回路10として、信号
振幅が一定で入出力特性が可変の8ビットのデジタルガ
ンマ補正回路が用いられている。デジタルガンマ補正回
路10の入出力特性は、CPU8からの制御によって切
り替えられるようになっている。
【0045】図6は、デジタルガンマ補正回路10が取
り得る複数種類の入出力特性を示している。
【0046】デジタルガンマ補正回路10の入力データ
をX、出力データをYとすると、デジタルガンマ補正回
路10が取り得る複数種類の入出力特性は、次式(1)
の指数関数で表される。
【0047】Y=255 ×(X/255)a …(1)
【0048】上記式(1)中のaの値を変化させること
によって、入出力特性が変化する。この例では、aの値
としては、0.5〜1.5の範囲内で、0.1ずつ異な
る値が設定されるものとする。つまり、aは、0.5 、0.
6 、…1.0 …1.4 、1.5 の値に設定される。
【0049】図6において、直線S(1.0)はa=
1.0の場合の入出力特性を示している。また、曲線S
(0.5)はa=0.5の場合の入出力特性を、曲線S
(0.8)はa=0.8の場合の入出力特性を、曲線S
(1.2)はa=1.2の場合の入出力特性を、それぞ
れ示している。
【0050】CPU8は、上記式(1)に基づいて、デ
ジタルガンマ補正回路10の入出力特性を決定する。
【0051】a=1.0の場合、Y=Xとなり、液晶プ
ロジェクタの入力信号レベル対照度特性が図3にBに示
すような標準特性となる。aの値を1.0より小さくし
ていくと、液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特
性は、図3の特性BからA側に変化していく。逆に、a
の値を1.0より大きくしていくと、液晶プロジェクタ
の入力信号レベル対照度特性は、図3の特性BからC側
に変化していく。
【0052】つまり、この実施の形態では、ユーザから
の特性変更指示に基づいて、CPU8がデジタルガンマ
補正回路10の入出力特性を切り替えることによって、
液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特性が変化せ
しめられる。デジタルガンマ補正回路10の入出力特性
の切り替えは、上記式(1)に示すような簡単な計算式
に基づいて行なうことができる。
【0053】この実施の形態では、デジタルガンマ補正
回路10の入出力特性を変化させることによって、ガン
マ補正特性を変化させて、液晶プロジェクタの入力信号
レベル対照度特性を変化させているので、次のような利
点がある。
【0054】つまり、ガンマ補正特性を変換させた際
に、D/Aコンバータ4から出力される白−黒間の信号
振幅が変化しないため、アナログガンマ補正回路5の出
力信号波形の白−黒間振幅が変化しなくなり、白サチ
リ、黒つぶれが発生しなくなる。
【0055】ところで、アナログガンマ補正回路を用い
ることなく、8ビットのデジタルガンマ補正回路のみを
用いて、図4に示すようなガンマ補正特性の変更を行な
うようにすることも考えられる。しかしながら、このよ
うにすると、デジタルガンマ補正回路の処理ビット数が
少ないため、補正特性の傾きが大きい黒側で等高線ノイ
ズが発生しやすいという問題がある。
【0056】これに対して、この実施の形態では、デジ
タルガンマ補正回路10とアナログガンマ補正回路5と
を併用し、デジタルガンマ補正回路10を、図6に示す
ようになだらかに変化する入出力特性に基づいて入出力
レベル変換を行なうために使用しているため、等高線ノ
イズが発生しにくくなるので、安価な少ないビット数の
デジタルガンマ補正回路を使用することが可能となる。
【0057】なお、この前段ガンマ補正回路としてアナ
ログのガンマ補正回路を使用してもよいが、その場合に
は、白サチリ、黒つぶれを防止するために、図6のよう
にその入出力特性を変化させても、白−黒間の振幅が変
化しないような回路とすることが必要である。
【0058】〔2〕第2の実施の形態の説明
【0059】図9は、デジタルガンマ補正回路を備えた
液晶プロジェクタの構成を示している。
【0060】図9において、図7と同じものには、同じ
符号を付してその説明を省略する。
【0061】この液晶プロジェクタと図7の液晶プロジ
ェクタ(従来回路)とを比較すると、本来のデジタルガ
ンマ補正回路105の前段に、ガンマ補正特性変更用の
8bitデジタルガンマ補正回路110が設けられてい
る点のみが異なっている。この液晶プロジェクタでは、
8bitデジタルガンマ補正回路(前段ガンマ補正回
路:以下、サブガンマ補正回路という)110とデジタ
ルガンマ補正回路(後段ガンマ補正回路:以下、メイン
ガンマ補正回路という)105とによってガンマ補正が
行なわれることになる。
【0062】メインガンマ補正回路105の特性は、た
とえば、サブガンマ補正回路110が設けられていない
場合に、液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特性
が図3にBで示すような特性が得られるように固定され
ている。つまり、メインガンマ補正回路105の特性
は、図8にBで示すような特性に固定されている。
【0063】サブガンマ補正回路110としては、第1
の実施の形態におけるデジタルガンマ補正回路10と同
様に、信号振幅が一定で入出力特性が可変の8ビットの
デジタルガンマ補正回路が用いられている。サブガンマ
補正回路110の入出力特性は、CPU108からの制
御によって切り替えられるようになっている。
【0064】図6は、サブガンマ補正回路110が取り
得る複数種類の入出力特性を示している。
【0065】サブガンマ補正回路110の入力データを
X、出力データをYとすると、サブガンマ補正回路11
0が取り得る複数種類の入出力特性は、次式(2)の指
数関数で表される。
【0066】Y=255 ×(X/255)a …(2)
【0067】上記式(2)中のaの値を変化させること
によって、入出力特性が変化する。この例では、aの値
としては、0.5〜1.5の範囲内で、0.1ずつ異な
る値が設定されるものとする。つまり、aは、0.5 、0.
6 、…1.0 …1.4 、1.5 の値に設定される。
【0068】図6において、直線S(1.0)はa=
1.0の場合の入出力特性を示している。また、曲線S
(0.5)はa=0.5の場合の入出力特性を、曲線S
(0.8)はa=0.8の場合の入出力特性を、曲線S
(1.2)はa=1.2の場合の入出力特性を、それぞ
れ示している。
【0069】CPU108は、上記式(2)に基づい
て、サブガンマ補正回路110の入出力特性を決定す
る。
【0070】a=1.0の場合、Y=Xとなり、液晶プ
ロジェクタの入力信号レベル対照度特性が図3にBに示
すような標準特性となる。aの値を1.0より小さくし
ていくと、液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特
性は、図3の特性BからA側に変化していく。逆に、a
の値を1.0より大きくしていくと、液晶プロジェクタ
の入力信号レベル対照度特性は、図3の特性BからC側
に変化していく。
【0071】つまり、この実施の形態では、ユーザから
の特性変更指示に基づいて、CPU108がサブガンマ
補正回路110の入出力特性を切り替えることによっ
て、液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特性が変
化せしめられる。サブガンマ補正回路110の入出力特
性の切り替えは、上記式(2)に示すような簡単な計算
式に基づいて行なうことができる。
【0072】なお、メインガンマ補正回路105のガン
マ補正データとしてR、G、Bの各液晶パネル毎に適正
な値が設定されていれば、前段のサブガンマ補正回路1
10の入出力特性を変化させても、ホワイトバランスは
変化しない。
【0073】第2の実施の形態によれば、サブガンマ補
正回路110の入出力特性を切り替えることにより、ガ
ンマ補正特性を複数段階に切り替えることができる。サ
ブガンマ補正回路110の入出力特性の切り替えは、簡
単な計算式に基づいて行なうことができるので、ガンマ
補正特性の切り替えが簡単である。
【0074】つまり、第2の実施の形態によれば、ガン
マ補正特性を複数段階に切り替えるために、メインガン
マ補正回路に対するガンマ補正データとして複数種類の
ガンマ補正データを用意する必要がないので、メインガ
ンマ補正回路に対するガンマ補正データの作成が容易と
なるとともにそれを記憶するメモリの容量を小さくする
ことができる。
【0075】
【発明の効果】この発明によれば、白サチリ、黒つぶれ
になることなくガンマ補正特性を変更でき、しかもガン
マ補正特性の変更が簡単に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アナログガンマ補正回路を備えた従来の液晶プ
ロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図2】アナログガンマ補正回路の特性を示す模式図で
ある。
【図3】液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度を特
性を示すグラフである。
【図4】従来の液晶プロジェクタにおいてガンマ補正特
性を変化させた場合の例を示す模式図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態である液晶プロジ
ェクタの構成を示すブロック図である。
【図6】ガンマ補正特性変更用のデジタルガンマ補正回
路の入出力特性を示すグラフである。
【図7】デジタルガンマ補正回路を備えた従来の液晶プ
ロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図8】デジタルガンマ補正回路の特性を示すグラフで
ある。
【図9】この発明の第2の実施の形態である液晶プロジ
ェクタの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、102 入力切り替え回路 2、103 A/Dコンバータ 3、104 走査変換回路 4 D/Aコンバータ 5 アナログガンマ補正回路 6 Sample&Hold回路 7、107 タイミングジェネレータ 8、108 CPU 9、109 液晶パネル 10、110 8bitデジタルガンマ補正回路 105 デジタルガンマ補正回路 106 12相展開回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 5C080 H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B Fターム(参考) 2H088 EA15 HA06 MA13 2H093 NA51 NC13 NC23 NC28 ND06 NG02 5C006 AA21 AF46 EC11 GA02 5C021 PA64 PA78 PA85 PA86 PA99 XA34 YC00 5C058 AA06 AB03 BA07 BA13 BA23 BB04 BB05 BB14 EA26 5C080 AA10 BB05 CC03 DD01 EE30 JJ02 JJ05 KK43

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログのガンマ補正回路を備えた表示
    装置において、 アナログのガンマ補正回路の前段に、入出力特性が可変
    のガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路が設けられて
    おり、ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路の入出力
    特性が変更せしめられることにより、ガンマ補正特性が
    変更せしめられることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
    の入出力特性が、指数を可変とする指数関数式で表わさ
    れることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
    がデジタルのガンマ補正回路である請求項1および2の
    いずれかに記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 アナログのガンマ補正回路を備えた液晶
    プロジェクタにおいて、アナログのガンマ補正回路の前
    段に、入出力特性が可変のガンマ補正特性変更用のガン
    マ補正回路が設けられており、ガンマ補正特性変更用の
    ガンマ補正回路の入出力特性が変更せしめられることに
    より、ガンマ補正特性が変更せしめられることを特徴と
    する液晶プロジェクタ。
  5. 【請求項5】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
    の入出力特性が、指数を可変とする指数関数式で表わさ
    れることを特徴とする請求項4に記載の液晶プロジェク
    タ。
  6. 【請求項6】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
    がデジタルのガンマ補正回路である請求項4および5の
    いずれかに記載の液晶プロジェクタ。
  7. 【請求項7】 デジタルのガンマ補正回路を備えた表示
    装置において、 デジタルのガンマ補正回路の前段に、入出力特性が可変
    のガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路が設けられて
    おり、ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路の入出力
    特性が変更せしめられることにより、ガンマ補正特性が
    変更せしめられることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
    の入出力特性が、指数を可変とする指数関数式で表わさ
    れることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回路
    がデジタルのガンマ補正回路である請求項7および8の
    いずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 デジタルのガンマ補正回路を備えた液
    晶プロジェクタにおいて、デジタルのガンマ補正回路の
    前段に、入出力特性が可変のガンマ補正特性変更用のガ
    ンマ補正回路が設けられており、ガンマ補正特性変更用
    のガンマ補正回路の入出力特性が変更せしめられること
    により、ガンマ補正特性が変更せしめられることを特徴
    とする液晶プロジェクタ。
  11. 【請求項11】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回
    路の入出力特性が、指数を可変とする指数関数式で表わ
    されることを特徴とする請求項10に記載の液晶プロジ
    ェクタ。
  12. 【請求項12】 ガンマ補正特性変更用のガンマ補正回
    路がデジタルのガンマ補正回路である請求項10および
    11のいずれかに記載の液晶プロジェクタ。
JP2001228996A 2000-08-23 2001-07-30 液晶プロジェクタ Expired - Lifetime JP3837306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228996A JP3837306B2 (ja) 2000-08-23 2001-07-30 液晶プロジェクタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000252865 2000-08-23
JP2000-252865 2000-08-23
JP2001228996A JP3837306B2 (ja) 2000-08-23 2001-07-30 液晶プロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002142133A true JP2002142133A (ja) 2002-05-17
JP3837306B2 JP3837306B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=26598325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001228996A Expired - Lifetime JP3837306B2 (ja) 2000-08-23 2001-07-30 液晶プロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3837306B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333863A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Nec Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
US7304655B2 (en) 2003-02-20 2007-12-04 Samsung Sdi Co., Ltd. Image display apparatus
JP2008527423A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ガンマ補正部を含む電子デバイス、その電子デバイスを使用する処理方法、およびデータ処理システム読み取り可能な記録媒体
JP2010152272A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置及び投写型映像表示装置
JP2017032677A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 シャープ株式会社 液晶表示装置およびテレビジョン装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333863A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Nec Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
US7304655B2 (en) 2003-02-20 2007-12-04 Samsung Sdi Co., Ltd. Image display apparatus
JP2008527423A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ガンマ補正部を含む電子デバイス、その電子デバイスを使用する処理方法、およびデータ処理システム読み取り可能な記録媒体
JP4885147B2 (ja) * 2004-12-30 2012-02-29 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ガンマ補正部を含む電子デバイス、その電子デバイスを使用する処理方法、およびデータ処理システム読み取り可能な記録媒体
JP2010152272A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置及び投写型映像表示装置
JP2017032677A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 シャープ株式会社 液晶表示装置およびテレビジョン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3837306B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI423655B (zh) 影像處理裝置,影像處理方法,顯示裝置,及投射顯示裝置
US5347294A (en) Image display apparatus
JP3201039B2 (ja) 表示装置
JP3217223B2 (ja) デ−タ変換装置
JPH0756532A (ja) 液晶パネル駆動装置
JPH04365094A (ja) 液晶表示装置
JP2000322047A (ja) 階調補正装置
JPH10313418A (ja) デジタルガンマ補正回路並びにそれを用いた液晶表示装置及び電子機器
JP2002142133A (ja) 表示装置および液晶プロジェクタ
JP3633508B2 (ja) 画像表示装置の入出力特性の調整
JP2000338935A (ja) 階調補正装置、画像表示装置および階調補正方法
JP4259046B2 (ja) 画像表示装置および画像処理装置
US20020030651A1 (en) Display device and liquid crystal projector
JPH0434594A (ja) 映像回路
JPH0823460A (ja) ダイナミックガンマ補正回路
JP2004102244A (ja) 液晶表示装置
US8913164B2 (en) Image processor, electronic device including image processor, and image processing method for performing stepped tone correction on images
JP5132081B2 (ja) 表示装置
JP2004120366A (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP2005084540A (ja) 液晶表示制御装置および液晶表示装置
JP2001249655A (ja) 表示装置
JP4029692B2 (ja) ディスプレイ装置
JPH0343787A (ja) 画像表示装置
JPH10313417A (ja) デジタルガンマ補正回路並びにそれを用いた液晶表示装置及び電子機器
JP4759808B2 (ja) ゲインコントロール回路およびそれを用いた表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060731

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3837306

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term