JP2002141906A - パケット統合網 - Google Patents
パケット統合網Info
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Abstract
ユーザがこれらの通信方式の差異を意識することなくパ
ケット転送を行なう。 【解決手段】 ATM区間に挟まれたIP等の他通信方
式による区間が存在する場合に、この他通信方式による
区間では、ATMセルをパケットにカプセリングして転
送し、このパケットのトラヒック密度をATM区間のA
TMセルの送出側に通知してATMにおけるABRサー
ビス等を実現する。
Description
ous Transfer Mode)セルとIP(Internet Protocol)パ
ケットの両方を用いて通信するネットワークに利用する
ために行なわれたが、他の通信方式とATMとの両方を
用いて通信するネットワークにも広く適用することがで
きる。
TM網という)と、IP等他の通信方式のパケット網と
は、中継系を含めて別網で構成されていた。その構成を
図8に示す。図8は従来のATM網およびIPのパケッ
ト網(以下、IP網という)の構成を示す図である。
備え、IP網にはルータを備えている。ATM網による
パケット転送では、パケットを転送する以前にATMコ
ネクションを張り、このATMコネクションを用いてパ
ケットを転送する通信手順を要する。また、ATM網で
は、ABR(Available Bit Rate)サービスのように、ト
ラヒック密度に応じて伝送速度を可変する制御が行なわ
れる場合もある。
ケットを転送する以前に要する通信手順はない。また、
パケット転送のためのコネクションを設定する必要もな
いことから、ABRサービスのような制御を行なうこと
もない。
順が異なるために、そのままで一つの網に統合すること
は困難である。
ット転送では、ユーザがあらかじめ転送する情報に応じ
てATM網を用いるか他通信方式による網を用いるかを
選択し、それぞれ個別の網を用いてパケット転送を行な
っている。
か他通信方式による網であるかを通信の前に調べてお
き、宛先に適合する網によりパケット転送を行なうとい
った作業はユーザにとって大きな負担であり、需要が急
速に拡大しつつある昨今の通信事情からして適当ではな
い。さらに、宛先が属する網が自己がサポートしていな
い通信方式である場合には、パケット転送が困難な場合
もある。
のであって、ATM網と他通信方式による網とを統合
し、ユーザがこれらの通信方式の差異を意識することな
くパケット転送を行なうことができるパケット統合網を
提供することを目的とする。
では、ATM区間に挟まれたIP等の他通信方式による
区間が存在する場合に、この他通信方式による区間で
は、ATMセルをパケットにカプセリングして転送し、
このパケットのトラヒック密度をATM区間のATMセ
ルの送出側に通知してATMにおけるABRサービス等
を実現することを特徴とする。これにより、ATM網と
他通信方式による網とを統合することができる。
って、本発明の特徴とするところは、ATMセルをパケ
ットの中にカプセリングする手段と、このパケットを中
継する中継ルータと、このパケットをデカプセリングし
て前記ATMセルを取り出す手段とを備え、前記中継ル
ータは、前記パケットを一時蓄積するバッファのキュー
長が閾値を超えたパケットにマークを施す手段を備えた
ところにある。
ークが施されたパケットの検出情報をATMセルのOA
M(Operation and Maintenance)セルを用いて前記カプ
セリングする手段に通知する手段を備えることが望まし
い。
る輻輳状態をこの区間にATMセルをカプセリングして
送出する側で認識することができるため、ATM区間に
挟まれた他通信方式による区間が存在する場合でもAB
Rサービスを実現することができる。
ングしたパケットとその他のパケットとを区別する手段
と、この区別する手段により区別された前記ATMセル
をカプセリングしたパケットを一時蓄積するバッファ
と、前記その他のパケットを一時蓄積するバッファとを
備えることが望ましい。
ービスの対象となるパケットと、ABRサービスとは無
関係のパケットとを区別して処理することができる。
れているATMセルのヘッダにマークを施す手段を含む
こともできる。この場合には、従来のATMレイヤ処理
によって前記カプセリングする手段に輻輳状態を通知す
ることができる。
構成を図1、図4、図5、図6、図7を参照して説明す
る。図1は本発明実施例のパケット統合網の構成図であ
る。図4および図5は本発明第一実施例の中継ルータの
構成および動作を説明するための図である。図6は本発
明第二実施例の中継ルータの構成および動作を説明する
ための図である。図7は本発明第三実施例の中継ルータ
の構成および動作を説明するための図である。
明の特徴とするところは、図1に示すように、ATMセ
ルをIPパケットの中にカプセリングするATM交換機
1と、このIPパケットを中継する中継ルータ2と、こ
のIPパケットをデカプセリングして前記ATMセルを
取り出すATM交換機3とを備え、第一実施例では、図
4に示すように、中継ルータ2は、前記IPパケットを
一時蓄積するバッファ4のキュー長が閾値を超えたIP
パケットにマークを施すところにある。さらに、図5に
示すように、ATM交換機3は、前記マークが施された
IPパケットの検出情報をATMセルのOAMセルであ
るBECN(Backward Explicit Congestion Control)セ
ルを用いてATM交換機1に通知する。
示すように、ATMセルをカプセリングしたIPパケッ
トとその他のIPパケットとを区別する振り分け装置5
と、この振り分け装置5により区別された前記ATMセ
ルをカプセリングしたIPパケットを一時蓄積するバッ
ファ6と、前記その他のIPパケットを一時蓄積するバ
ッファ7とを備える。
ファのキュー長が閾値を超えた場合には、IPパケット
処理部8によりカプセリングされているATMセルのヘ
ッダにマークを施す。
明する。
いし図5を参照して説明する。図1は、本発明のネット
ワーク構成を説明する図であり、ATM網の中継区間を
中継ルータ2で構成するものである。また、図2は、中
継区間のパケットのフォーマットの一例であり、ATM
セルをIPパケットでカプセリングしている。図3は、
MPLS(Multiprotocol Label Switching)等で用いる
POS(Packet over Sonet)のときに多く用いられ、S
IM(Set Initialization Mode)ヘッダでATMセルを
カプセリングしたものである。以下では、図2に示すA
TMセルをIPパケットでカプセリングした例により説
明する。
で実現したものであり、中継ルータ2内のバッファ4の
パケット用のキューが閾値を超えた場合には、IPパケ
ットのヘッダに輻輳を伝えるビットを立てる。受信側の
ATM交換機3では、ビットが1となっているIPパケ
ットは、図5に示されている処理を行なう。すなわち、
IPパケット内のATMセルを取り出す際に、ATMセ
ルにEFCIビットを立てる処理を行なう。ATMレイ
ヤでは、EFCIビットの立ったセルを検出すると、当
該VC(Virtual Channel)に対して、OAMセルである
BECNを送り返し、送信端に輻輳を通知する。もちろ
ん逆方向に関しても、IPパケットにカプセリングされ
る。送信側のATM交換機1では、BECNセルを受信
すると、輻輳と考え、ABRのレートを半分に下げる等
の処理を行なう。
参照して説明する。図6は第二実施例の中継ルータ2の
構成であり、振り分け装置5は、IPアドレスもしく
は、IPパケットのビットを用いて内部にATMセルを
カプセリングしていることを知り、ATMセルが入って
いるIPパケット(ここではSIMも含む)をバッファ
6の別キューに入れる。ATMセルの入っているパケッ
トとベストエフォートなIPパケットとは、それぞれウ
ェイトを持ち、読出装置8は、ATMが入っているパケ
ットの最低読み出しレートを保証し、もしくは完全に一
定レートで読出す。このことにより、中継は、ルータベ
ースであるが、ATMコネクションには帯域を保証され
たパイプとして見える。またATMコネクションを収容
しているキューでは、閾値の処理により、閾値を超えた
分に関しては、IPヘッダにマークを入れる。これによ
り第一実施例と同様に輻輳を前方へ通知することができ
る。
参照して説明する。第三実施例では、中継ルータ2のバ
ッファ4で閾値を超えた場合には、これを制御部10で
検出して、バッファ4の前のIPパケット処理部9にお
いて、カプセリングしてあるATMセルのヘッダに対
し、EFCIビットを付与する。受信側のATM交換機
3では、第一および第二実施例と異なり、IPパケット
には、輻輳を通知する機能を用いていないため、従来の
ATMレイヤ処理を行なう。
中継ルータを用いて、ATMコネクションをエミュレー
ションできるため、統一的なバックボーンを経済的に実
現することが可能である。また、中継部分で輻輳した情
報が、エッジのノードへ通知されるため、中継を含めて
ネットワークを極めて最適に用いることができる。これ
により、ATM網と他通信方式による網とを統合し、ユ
ーザがこれらの通信方式の差異を意識することなくパケ
ット転送を行なうことができる。
グされたATMセルを示す図。
グされたATMセルを示す図。
作を説明するための図。
るための図。
作を説明するための図。
作を説明するための図。
Claims (4)
- 【請求項1】 ATM(Asynchronous Transfer Mode)セ
ルをパケットの中にカプセリングする手段と、 このパケットを中継する中継ルータと、 このパケットをデカプセリングして前記ATMセルを取
り出す手段とを備え、 前記中継ルータは、前記パケットを一時蓄積するバッフ
ァのキュー長が閾値を超えたパケットにマークを施す手
段を備えたことを特徴とするパケット統合網。 - 【請求項2】 前記ATMセルを取り出す手段は、前記
マークが施されたパケットの検出情報をATMセルのO
AM(Operation and Maintenance)セルを用いて前記カ
プセリングする手段に通知する手段を備えた請求項1記
載のパケット統合網。 - 【請求項3】 前記中継ルータは、 ATMセルをカプセリングしたパケットとその他のパケ
ットとを区別する手段と、 この区別する手段により区別された前記ATMセルをカ
プセリングしたパケットを一時蓄積するバッファと、 前記その他のパケットを一時蓄積するバッファとを備え
た請求項1記載のパケット統合網。 - 【請求項4】 前記マークを施す手段は、カプセリング
されているATMセルのヘッダにマークを施す手段を含
む請求項1記載のパケット統合網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000330908A JP3609334B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | パケット統合網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000330908A JP3609334B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | パケット統合網 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002141906A true JP2002141906A (ja) | 2002-05-17 |
JP3609334B2 JP3609334B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=18807341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000330908A Expired - Lifetime JP3609334B2 (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | パケット統合網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3609334B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007184681A (ja) * | 2006-01-04 | 2007-07-19 | Hitachi Communication Technologies Ltd | Atmコンバータ |
-
2000
- 2000-10-30 JP JP2000330908A patent/JP3609334B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007184681A (ja) * | 2006-01-04 | 2007-07-19 | Hitachi Communication Technologies Ltd | Atmコンバータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3609334B2 (ja) | 2005-01-12 |
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