JP2002140765A - オートレジシステム - Google Patents

オートレジシステム

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JP2002140765A
JP2002140765A JP2000331750A JP2000331750A JP2002140765A JP 2002140765 A JP2002140765 A JP 2002140765A JP 2000331750 A JP2000331750 A JP 2000331750A JP 2000331750 A JP2000331750 A JP 2000331750A JP 2002140765 A JP2002140765 A JP 2002140765A
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Koji Arimizu
浩二 有水
Hirotaka Tsubota
浩貴 坪田
Takahiro Yanagiuchi
孝洋 柳内
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外来光の影響によって認識率が低下すること
がないと共に、包装紙等商品のデザインを損なわないよ
うにし、また、商品を包装した場合のしわやコード変形
があっても認識率が低下することなく商品の精算を行え
るオートレジシステムを提供する。 【解決手段】 少なくとも商品に関する情報を不可視情
報4として印刷した包装紙1と、画像取得エリアを所定
の波長光で照明する照明手段と、前記画像取得エリアの
画像を取得する位置に配置され、前記照明手段で照明し
た画像取得エリアについて所定の波長光の画像を取得す
る画像取得手段と、前記照明手段によって前記画像取得
エリア内の前記包装紙1で商品を包装した包装商品3を
照明すると共に、前記画像取得手段によって前記画像取
得エリアの画像を取得し、取得画像から前記不可視情報
4を切り出して当該商品の種別を認識する制御部とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食堂等で利用され
るオートレジシステムに関し、特に、光学的に商品を認
識して精算可能なオートレジシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】食堂等において商品の自動精算を可能と
したシステムとしては、IDタグ(無線ICタグ等の非
接触IDタグ)を利用したオートレジシステムが周知で
ある。例えば社員食堂などで利用されるオートレジシス
テムでは、商品の種類を認識するためのIDタグを商品
の皿に埋め込んでおき、トレー上に商品を並べて、ID
タグ読取センサに対してトレーを通過させ、読取ったI
Dタグ情報に基づき商品を認識して自動精算を可能にし
ている。また、撮像カメラを利用したオートレジシステ
ムでは、可視光によって取得した可視光画像のトレー上
の商品の形状や色に基づき、商品の種類を認識して自動
精算を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したIDタグを利
用したオートレジシステムでは、IDタグによって商品
の種類を認識する場合、トレー上の商品が複数あって読
取れなかった商品があれば、どの商品を読取れなかった
かを特定するのが面倒である。一方、撮像カメラを利用
したシステムでは、照明用のランプで照明して可視光に
よる色判定をする場合は、外来光の影響や周囲の商品の
色反射の影響などを受け、認識不良が発生する場合があ
った。また、包装された商品を対象とする場合は、商品
の形状が不安定なため形状判定が困難となり、認識率が
低下するという問題があった。さらに、商品または包装
紙にバーコードなどを入れる場合は、デザイン上の制約
を受け、包装紙で商品を包む場合においては、しわやバ
ーコードの変形により読取率が低下してしまうという問
題があった。
【0004】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、外来光の影響によって認識
率が低下することがないと共に、包装紙等商品のデザイ
ンを損なわないようにし、また、商品を包装した場合の
しわやコード変形があっても認識率が低下することなく
商品の精算を行えるオートレジシステムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学的に商品
を認識して精算可能なオートレジシステムに関するもの
であり、本発明の上記目的は、少なくとも商品に関する
情報を不可視情報として印刷した包装紙と、画像取得エ
リアを所定の波長光で照明する照明手段と、前記画像取
得エリアの画像を取得する位置に配置され、前記照明手
段で照明した画像取得エリアについて所定の波長光の画
像を取得する画像取得手段と、前記照明手段によって前
記画像取得エリア内の前記包装紙で商品を包装した包装
商品を照明すると共に、前記画像取得手段によって前記
画像取得エリアの画像を取得し、取得画像から前記不可
視情報を切り出して当該商品の種別を認識する制御部と
を備えることによって達成される。
【0006】さらに、前記不可視情報を前記包装紙に印
刷する代わりに、シールに印刷して前記包装紙若しくは
商品の容器に貼り付け、該シールに印刷された不可視情
報から当該商品の種別を認識すること;前記包装紙に印
刷する代わりに、可視商品情報を有するカードに前記不
可視情報を印刷し、該カードに印刷された不可視情報か
ら当該商品の種別を認識すること;前記画像取得手段に
よって取得した画像を表示すると共に、認識した商品に
ついて精算金額を表示すること;前記制御部によって認
識した商品の種別情報を前記画像取得手段によって取得
した画像内の当該商品画像に重ねて表示、若しくは当該
商品画像の近傍に表示すること;前記制御部によって認
識した商品の種別情報に基づいて、複数の商品からなる
セット商品を認識するセット商品認識手段を備えるこ
と;前記照明手段の光源が、前記所定の波長光を発する
LEDをアレイ状に配置した面光源からなること;前記
不可視情報の上面に正反射防止コーティングを施すこ
と;前記不可視情報が矩形形状の2次元コードで符号化
されており、前記取得画像から切り出した不可視情報に
ついて、該不可視情報のエリアを四角形に切り出すと共
に、該四角形の各辺に対して等分に分割したエリアの濃
度によって商品の種別を認識すること;によって、それ
ぞれ一層効果的に達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るオートレジシステム
では、商品等に関する情報を目視不可能な情報(以下、
不可視情報と言う)として包装紙若しくは商品の容器に
貼着するシールに印刷しておき、その不可視情報が添付
された商品を所定の波長光で照明して画像を取得し、取
得した画像から不可視情報を認識して商品の種類を特定
し、画面上に取得画像を表示すると共に精算額を表示し
て精算可能としている。上記の不可視情報は、不可視光
を吸収または反射するインキ等で作成し、不可視情報の
外部に縁取り部を設け、正反射防止インキ等を不可視情
報の上側にコーティングしておく。そして、照明手段と
して例えば不可視光LEDをアレイ状に配置した面光源
を用い、読取り時に動作させて当該商品を照明し、所定
波長の画像を取得するカメラで取得した画像から所定の
形状と大きさを持つ不可視情報エリアを切り出して認識
し、商品を種類を特定して商品の合計額を算出する。上
記のように、目視不可能な情報を包装紙等に印刷するこ
とで、包装紙等のデザインに制約が無くなる。また、L
EDを使用した面光源を用いることで、照明ムラがほと
んどなく、照明を必要時だけ行うことができる。
【0008】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する
実施の形態では、包装紙に包まれた様々な形状の食品ま
たは簡易容器(リサイクル型の使い捨て容器)に入れら
れた飲料品などの商品を対象として、食品販売店や食堂
に適用した場合を例として説明する。
【0009】図1は、ハンバーガーショップ等に適用さ
れるオートレジシステムの全体構成の一例を外観図で示
している。図1において、購入した商品を精算するレジ
のカウンタ6には、精算対象の商品を乗せるオートレジ
チェッカー台10が設けられており、その台の上方に
は、画像取得エリア10aを所定の波長光で照明する照
明手段と、所定の波長光の画像を取得する画像取得手段
とを備えた薄板状の撮像ユニット20が設けられてい
る。そして、この撮像ユニット20を両側から支持する
支持部材12の一方には、顧客用の表示部30(本例で
は液晶表示ディスプレイ)が回動自在に支持されて設け
られており、チェッカー台10に置かれた商品の画像や
精算金額などを顧客が確認できるようになっている。
【0010】撮像ユニット20の上部に設けられた傾斜
した部分は広告スペース13であり、店舗や商品等の広
告が添付される。商品の精算は、本例ではチェッカー台
10に設けられたレジチェックボタン11の操作により
開始される。これらの撮像ユニット20,顧客用表示部
30,レジチェックボタン11等の操作手段を備えた顧
客側の装置は、オペレータ側の制御装置40(レジ等)
と通信ケーブル7を介して接続されており、制御装置4
0の下に制御されるようになっている。なお、広告スペ
ース13を有する表示部を液晶ディスプレイ等で構成
し、所定の広告情報を表示する形態としても良く、レジ
チェックボタン11は、顧客用の表示部30をタッチパ
ネル式ディスプレイとしてその操作部に設ける形態とし
ても良い。
【0011】図2(A)及び(B)は、撮像ユニット2
0の装置構成と配置構成の例を模式的に示しており、図
2(A)が、照明手段21と画像取得手段22を備えた
撮像ユニット20をオートレジチェッカー台の上方に配
置した例で、図2(B)が下方に配置した例をそれぞれ
示している。図2(B)の配置例のように、オートレジ
チェッカー台の下方に撮像ユニット20を配置した形態
では、オートレジチェッカー台の画像取得エリア10a
は、撮像に用いる所定の波長光(本例では赤外線)を透
過する部材で形成され、その部材の下方に撮像ユニット
20が配置される。その場合、商品を載せるトレー5も
所定の波長光を透過する材質(赤外線を透過するアクリ
ル等の材質)のものを使用する。
【0012】撮像ユニットの照明手段としては、面状の
略均一な所定波長の光束を照射するものが好ましく、本
実施の形態では、図3に示すように、小光源21aをア
レイ状に配置した面光源を有する照明装置21を使用し
ている。商品を収容する包装紙又は容器に付与された不
可視情報を認識するための特定波長の光は、人体への影
響を回避するため、赤外光を用いるのが好ましく、本例
では上記照明装置の小光源21aとして、赤外線を照射
するLEDを用いている。以下、赤外光を用いた場合を
例とする。なお、白熱電球のような赤外線領域の発光を
有するものを光源として用いても良い。撮像ユニット2
0の画像取得手段22としては、図2(A),(B)中
に示すように、所定の波長を透過するフィルタ22aを
装着した撮像カメラ22b(本例では赤外線透過フィル
タを装着した1台のカメラ)を用い、オートレジチェッ
カー台の画像取得エリア全体が入るように撮影する。本
例では図2(A)の配置構成として、トレー5の上に載
せられた各商品3を上方から撮影するようにしている。
なお、図2(B)の配置構成とした場合は、オートレジ
チェッカー台の画像取得エリア10a及びトレー5は、
赤外線を透過する部材で形成される。
【0013】ここで、不可視情報の構成について説明す
る。包装紙等の商品の収容体若しくはシールに印刷され
る不可視情報は、商品等に関する情報で、少なくとも商
品の種類を特定する識別情報を含んでいる。この不可視
情報の印刷用インキとしては、可視光では同一の吸収反
射特性を持つ赤外光を吸収するインキと反射するインキ
の2種類のインキを用いれば良く、高価で特殊な赤外線
吸収反射インキを使用しなくて良い。上記のようなイン
キで印刷しておけば、不可視情報の上に通常のプロセス
インキを上塗りしても認識可能であるため、大きなサイ
ズの認識情報を商品面に付与することができ、包装デザ
イン等を制限することも無い。
【0014】本実施の形態では、不可視情報の位置及び
向きを高精度で認識するため、終端情報,方向情報を付
随情報として、これらの付随情報と商品に関する情報と
を2次元コードで符号化している。図4は、コード形式
の一例を示しており、本例では縦6マス,横8マス(6
行,8列)の横長の矩形状の2次元コードで不可視情報
4を構成し、行の両端の各1行(1行目と6行目)を認
識コードの終端情報4bとして扱い、認識結果として扱
う認識コード4aは2行目から〜5行目としている。ま
た、列の一端の1列と他端の複数列のコード(例えば、
1列目(黒)と6〜8列目(白,黒、黒))を方向情報
4cとして用い、不可視情報4の向きを現すようにして
いる。そして、それぞれのマスに対して、内部で設定さ
れた閾値より低い(黒い)部分は1として、高い(白
い)部分は0として扱い、1行分を1つのコードとして
扱う。また、1行分の各マスの情報はビットとして扱
い、1マス1ビット,1行1バイトとして、4バイト
(2行目〜5行目)から成る認識コード4aで商品に関
する情報を符号化するようにしている。
【0015】図5(A)及び(B)は撮影画像の一例を
示しており、同図(A)が可視像の画像例、同図(B)
が赤外像の画像例をそれぞれ示している。本システムで
は、包装紙1に包装された商品3(又は容器に収容され
た商品)に添付された不可視情報4を、図5(B)に示
すような赤外像から切り出して商品3の種別を認識す
る。すなわち、トレーや包装紙などコード以外の部分を
特定波長を吸収または反射するようにしておけば、図5
(B)に示すように、認識対象の画像が不可視情報4
(本例では2次元コード)だけとなる。そのため、図5
(A)のような可視像から商品の形状や色を判定して商
品種別を認識する方式と比較して、高速に認識できると
共に、包装紙の変形やしわが生じても認識精度の低下を
軽減することができる。さらに、可視光のように環境光
や近接する対象物の反射光の影響を受けないため、画像
が安定していて認識の信頼性を確保することができる。
【0016】上述のようなシステム構成において、商品
を認識する際の動作例を図2(A)の模式図を参照し
て、図6のフローチャートに沿って説明する。
【0017】制御装置の制御部では、認識処理の開始時
に照明手段21を動作させて画像取得エリア上の各商品
を照明すると共に、画像取得手段22により画像取得エ
リアの画像を取得し、全体イメージデータから当該コー
ドの領域を含む認識ワークエリアを検出する(ステップ
S1)。認識対象のコードは、前述のように終端情報,
方向情報,商品に関する情報から成り、コードの枠(各
辺を構成する終端情報部分,及び方向情報部分)は、不
可視光を吸収するインキ等で印刷されている。制御部で
は、認識ワークエリア内の画像からコードの縁取り部に
よって明確になっている輪郭部を抽出し(ステップS
2)、輪郭部の大きさ,範囲を判定し(ステップS
3)、そのエリア内を2値化してエッジ直線部を検出す
る(ステップS4)。そして、各直線の交点を求め、図
7(A)中の丸枠内に示すように不可視情報4(マー
ク:本例では2次元コード)の四隅座標を検出する。こ
の四隅座標を検出する際には、先ず各辺に対して、例え
ば、切り出した領域の辺の長さの4分の1から4分の3
の範囲内で認識コードの境を検出し、それぞれの境の検
出結果の最小二乗法により各辺の方程式を求める。そし
て、それぞれ隣接する辺の交点を求め、各交点を四隅座
標とする(ステップS5)。
【0018】そして、図7(B)に示すように四隅を頂
点とする四角形のエリアを切り出して縦方向に6分割す
る(ステップS6)。続いて、図7(C)に示すよう
に、分割された帯に対して横方向に8分割し(ステップ
S7)、図7(D)に示すように、縦横に分割された各
マスの中心部4d(中点を中心にマスクした部分)の濃
度を検査する。そして、例えば設定された閾値より高い
ビットは“0”とし、それ以外は“1”として各ビット
の値を求め、当該商品情報のコードを決定する。その
際、1行目と6行目が終端であるかの検査、及び1列
目,6列目,7列目,8列目が方向を示す情報(本例で
は、1,0,1,1若しくはその逆)であるかの検査を
行い、一致していなければ、縦横逆の可能性があるた
め、四隅座標の配列を1つずらして(90度回転させ
て)再度検査する。また、方向を示す情報により、コー
ドが逆さま(上下が反転)となっているかを判定し、逆
さまであればビット情報を左右交換し、当該商品の認識
コードを決定する(ステップS8)。
【0019】次に、運用の流れを示す図8のフローチャ
ート及び図1の構成例を参照して全体の動作例を説明す
る。
【0020】客は、商品(ワーク)の載ったトレーをオ
ートレジチェッカー台10に置く(ステップS11)。
客(またはレジのオペレータ)はレジチェックボタン1
1を押して精算開始を指示する(ステップS12)。制
御装置40の制御部では、撮像ユニット20(照明手段
及び画像取得手段)を駆動制御して、オートレジチェッ
カー台の画像取得エリア10aに対して赤外光を照明す
ると共に、その画像取得エリア10aの画像を撮像し、
取得した画像から各コードの領域を切り出して各商品の
商品コード(種別情報)を認識する。認識した商品デー
タは制御装置(レジ)40に送信され、商品コードに対
応する価格情報から各商品の金額と合計金額が算出さ
れ、合計金額が顧客用画面30及びオペレータ側の制御
装置40の画面に表示される。なお、本実施の形態で
は、種別情報に基づいて複数の商品からなるセット商品
を認識するセット商品認識手段を制御装置40側に備え
ており、セット商品については、当該セット商品の金額
によって精算金額が算出される。
【0021】図9は表示画面の一例を示しており、各商
品の画像に当該商品の種別情報を重ねて表示、若しくは
近傍に表示することで商品画像と種別情報(本例では、
商品コード,商品名)とを対応付けて、顧客用画面30
及びオペレータ側の画面に表示する。さらに、画面上の
当該ウィンドウ内に精算金額,点数を表示する。図9の
例では、取得画像の表示ウィンドウ内の中央下部の商品
(113 オレンジM)は、不可視情報4を印刷したシ
ール2をカップの蓋の部分に貼付した商品の例であり、
本例では、黒枠のコードの外側に白い縁取り部を設けた
シールを用い、コードを容易に認識し得るようにしてい
る。また、その他の商品3は、包装紙1で商品を包装し
た包装商品である。本例では、不可視情報4の表面に正
反射防止コーティングを施して、本来、正反射する場合
や、包装時のしわがある場合でも不可視情報4を容易に
認識し得るようにしている。
【0022】オペレータ側の画面のメニュー選択部に
は、図9中に示すように、イメージ表示(同図に示すよ
うな取得画像の表示),リスト表示,画像表示(生画像
の表示),画像を保存,保存ファイルから表示,動画表
示等のメニューが表示され、例えばリスト表示を選択す
ると、図10に示すような、精算対象の商品の一覧(コ
ード,名称,略称,単価,備考(セット商品の区分)
等)の画面が表示されるようになっている。なお、顧客
用画面30とオペレータ側の画面の表示をそれぞれカラ
ー表示とし、商品種別情報を他と色を変えてセット品を
表示するようにしても良い。
【0023】次に、本システムにおけるその他の特徴的
事項について説明する。本システムでは、不可視情報の
認識精度を高めるため、次のような手段または方法を採
用している。
【0024】(1)歪み変形に対応可能なコード認識 包装の状態や商品の置き方によっては、図11に示すよ
うに、認識対象のマークが傾いていたりする。そこで、
本システムでは、四角形が変形している場合でも、図6
のフローチャートを用いて説明したように、図11
(A)〜(C)のように、不可視情報の四隅座標(コー
ド4の各頂点の座標)より各辺の等分を行い、等分され
た向辺の対応する点で分割して、各マスの中心部4dを
検査してコードを認識する手段を設けることで、コード
が平行四辺形や台形状に変形していたり、歪んでいたり
した場合でも認識可能としている。
【0025】(2)背景画像のノイズ除去 背景となるトレー等の表面は、均一に微細な凹凸を有す
るように成型しておくことで、表面の平滑による赤外線
の反射光の影響を回避する。また、背景となるトレー等
は赤外線を吸収する材質で成型しておくことが好まし
い。或いは、カーボンブラック等の赤外線吸収インクを
均一に印刷した用紙をトレー等に敷いておくようにして
も良い。
【0026】(3)反射率の高い材質(容器の蓋等)へ
の対応 包装紙に包まれた商品の他に、飲料等を容器に収容した
商品の場合、一般的に反射率の高い材質が使用されてい
る。そこで、コードを印刷したシールを貼り付けた商品
においてコードを読取る場合、図9中に示したようにコ
ード4の周辺部に反射率の高い縁取り部(コードの白と
同じインキの印刷部若しくは高反射率の印刷部)を設け
てコード印刷をしておく。さらに、容器の蓋等(下方か
ら撮像する形態では底面部)を赤外線吸収する材料で成
型しておくようにしても良い。また、前述のように不可
視情報の印刷部の上面に正反射防止コーティングを施し
ておくと効果的である。
【0027】次に、他の実施の形態について説明する。
上述した実施の形態では、不可視情報を包装紙に印刷し
ておいて認識する形態、不可視情報を包装紙に印刷する
代わりにシールに印刷して包装紙,商品の容器に貼り付
けておいて認識する形態を示したが、例えば、目視可能
な商品情報を有するカード(商品カード)に不可視情報
を印刷しておき、その商品カードに印刷された不可視情
報から当該商品の種別等を認識する形態としても良い。
この形態では、購入希望の商品のカードを客が選択し
て、その商品カード(又は商品カードを載せたトレー)
をオートレジチェッカー台に置く。オートレジシステム
では、客(またはレジのオペレータ)の精算開始の指示
により、画像取得エリア内の各カードに印刷されている
不可視情報を検出して当該商品の種別等を認識し、顧客
側とオペレータ側の表示部に当該画面を表示し、当該商
品の精算及び客への受渡しをオペレータに促す。
【0028】図12は、上記の商品カードを用いた形態
での画面例を示しており、図12(A)が可視画像の画
面例、同図(B)が取得画像の画面例、同図(C)がリ
スト表示の画面例をそれぞれ示している。この例では、
図12(A)の可視画像G1に示すように、商品カード
8には商品の写真と“?マーク”で示される“くじ”の
部分とが印刷されており、“?マーク”の下には、商品
情報及び“くじ”の結果が不可視情報として印刷されて
いる。カード8の表面は通常のプロセスインキ(シア
ン,マゼンダ,イエロー)で印刷され、赤外線で不可視
のため、図12(B)中に示すように、取得画像G2で
は商品カードの画像部分8aは“白”に見える。当該商
品の情報(種別コード,商品名)は、例えば図12
(B)の符号8bの部分に示すように、当該商品カード
画像8aに重ねて表示、或いは当該商品カード画像8a
の近傍に表示する。そして、前述の実施の形態と同様
に、イメージ画像(取得画像)G2とリスト表示の画像
G3とを切替え可能に表示する。
【0029】本例では、“?マーク”で示されるくじの
結果を不可視情報として印刷しておき、例えばリスト表
示において、画像G3の右上にイメージ画像G2を縮小
表示すると共に、くじが“当たり”の場合は、その結果
を当該商品に対応させて表示(例えば図12(C)中の
符号8cの部分に表示)するようにしている。このよう
に、不可視情報として商品情報に含めてくじの結果を印
刷(又は別エリアに印刷)しておき、その情報を認識し
て精算時に表示するようにすれば、その場で結果を見る
ことができると共に、景品などを得ることができるよう
になる。商品カードとしては、上記の例のような「くじ
付きのカード」の他に、図13(A)及び(B)に示す
ように、例えば商品を示す写真などの可視情報の下に不
可視情報4aを印刷した形態のカード8を用いるように
しても良い。
【0030】なお、上述した実施の形態では、不可視情
報は最適な例として矩形状の2次元コードで構成する場
合を例として説明したが、矩形状若しくは2次元コード
に限るものではなく、所定形状のマークやカラーコード
で構成するようにしても良い。但し、その場合、図6の
フローチャートを用いて説明した方法とは異なる認識方
法となる。また、照明,読取りは認識対象の上部又は下
部の一方から行う場合を例として説明したが、上下逆さ
まに置かれた商品にも対応し得るように、上部と下部の
両側から行うようにしても良い。また、不可視情報は、
赤外線のように不可視光で読取る場合を例として説明し
たが、不可視情報に可視情報を追加(黒インキ等で印
刷)して可視/不可視光のどちらでも読取り可能として
も良い。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
目視不可能な情報を包装紙,シール,カード等に印刷し
ておき、その目視不可能な情報の画像から当該商品の種
別を認識するようにしているので、包装紙,カード等の
デザインに制約が無くなり、また、環境光や近接する対
象物の反射光の影響によって認識率が低下するのを回避
することができる。また、可視像から商品の形状や色を
判定して商品種別を認識する方式と比較して、取得画像
は、不可視コード情報以外にノイズがほとんどなく、高
速に低コストで認識することができると共に、包装紙の
変形が生じても認識することができる。さらに、不可視
情報を矩形形状の2次元コードで符号化しておき、取得
画像から切り出した不可視情報について、切り出した四
角形の各辺に対して等分に分割したエリアの濃度によっ
て商品の種別を認識するようにすることで、包装紙の変
形やしわが生じても高精度で認識することが可能とな
る。また、LEDを使用した面光源を用いることで、照
明機構が簡単で照明ムラがほとんどなく、照明を必要時
だけ行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートレジシステムの全体構成の
一例を示す外観斜視図である。
【図2】本発明に係る撮像ユニットの装置構成と配置構
成の例を示す模式図である。
【図3】本発明に係る照明手段の発光部の構成例を示す
外観斜視図である。
【図4】本発明に係る不可視情報のコード形式の一例を
示す図である。
【図5】認識対象の商品の撮像画像の例を示す模式図で
ある。
【図6】本発明に係る商品認識時の動作例を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】本発明に係る不可視情報の認識基本アルゴリズ
ムを説明するための図である。
【図8】本システムの全体の動作例を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】本システムにおける取得画像の商品認識表示画
面の第1の例を示す図である。
【図10】本システムにおける取得画像の商品認識表示
画面の第2の例を示す図である。
【図11】不可視情報が歪んでいた場合のコード情報の
取出し方法を説明するための図である。
【図12】本発明に係るオートレジシステムの他の実施
形態を説明するための図である。
【図13】本発明に係る商品カードの他の構成例を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 包装紙 2 シール 3 包装商品 4 不可視情報 4a 認識コード 4b 終端情報 4c 方向情報 5 トレー 6 カウンタ 7 通信ケーブル 8 商品カード 8a カード画像 10 オートレジチェッカー台 10a 画像取得エリア 11 レジチェックボタン 12 支持部材 13 広告スペース 20 撮像ユニット 21 照明手段 21a 小光源(LED) 22 画像取得手段 22a フィルタ 22b 撮像カメラ 30 顧客用表示部 40 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳内 孝洋 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 3E042 CA10 5B049 BB55 DD00 5B072 AA02 BB10 CC01 CC21 DD02 DD11 DD15 DD23 FF02 GG07 JJ01 LL13 LL18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも商品に関する情報を不可視情
    報として印刷した包装紙と、画像取得エリアを所定の波
    長光で照明する照明手段と、前記画像取得エリアの画像
    を取得する位置に配置され、前記照明手段で照明した画
    像取得エリアについて所定の波長光の画像を取得する画
    像取得手段と、前記照明手段によって前記画像取得エリ
    ア内の前記包装紙で商品を包装した包装商品を照明する
    と共に、前記画像取得手段によって前記画像取得エリア
    の画像を取得し、取得画像から前記不可視情報を切り出
    して当該商品の種別を認識する制御部とを備えたことを
    特徴とするオートレジシステム。
  2. 【請求項2】 前記不可視情報を前記包装紙に印刷する
    代わりに、シールに印刷して前記包装紙若しくは商品の
    容器に貼り付け、該シールに印刷された不可視情報から
    当該商品の種別を認識するようになっている請求項1に
    記載のオートレジシステム。
  3. 【請求項3】 前記包装紙に印刷する代わりに、可視商
    品情報を有するカードに前記不可視情報を印刷し、該カ
    ードに印刷された不可視情報から当該商品の種別を認識
    するようになっている請求項1に記載のオートレジシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記画像取得手段によって取得した画像
    を表示すると共に、認識した商品について精算金額を表
    示するようになっている請求項1乃至3のいずれかに記
    載のオートレジシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御部によって認識した商品の種別
    情報を前記画像取得手段によって取得した画像内の当該
    商品画像若しくは当該商品カード画像に重ねて表示、又
    は当該商品画像若しくは当該商品カード画像の近傍に表
    示するようになっている請求項1乃至4のいずれかに記
    載のオートレジシステム。
  6. 【請求項6】 前記制御部によって認識した商品の種別
    情報に基づいて、複数の商品からなるセット商品を認識
    するセット商品認識手段を備えた請求項1乃至3のいず
    れかに記載のオートレジシステム。
  7. 【請求項7】 前記照明手段の光源が、前記所定の波長
    光を発するLEDをアレイ状に配置した面光源からなる
    請求項1乃至4のいずれかに記載のオートレジシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記不可視情報の上面に正反射防止コー
    ティングを施すようにした請求項1乃至3のいずれかに
    記載のオートレジシステム。
  9. 【請求項9】 前記不可視情報が矩形形状の2次元コー
    ドで符号化されており、前記取得画像から切り出した不
    可視情報について、該不可視情報のエリアを四角形に切
    り出すと共に、該四角形の各辺に対して等分に分割した
    エリアの濃度によって商品の種別を認識するようになっ
    ている請求項1乃至3のいずれかに記載のオートレジシ
    ステム。
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