JP2002140572A - 受注印刷装置、受注印刷方法および受注印刷プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

受注印刷装置、受注印刷方法および受注印刷プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002140572A
JP2002140572A JP2000333825A JP2000333825A JP2002140572A JP 2002140572 A JP2002140572 A JP 2002140572A JP 2000333825 A JP2000333825 A JP 2000333825A JP 2000333825 A JP2000333825 A JP 2000333825A JP 2002140572 A JP2002140572 A JP 2002140572A
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Hidehisa Ogawa
英久 小川
Tatsuya Kikuchi
達也 菊池
Yasuhiro Yamazaki
康弘 山崎
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受注印刷サービス提供者およびユーザの双方
にとって有益な受注印刷環境を構築する。 【解決手段】 少なくとも印刷データおよび印刷枚数
を指定した印刷処理の注文を電子ネットワークを介して
受注し、注文内容に応じた印刷処理を実行し、印刷処理
により作製された印刷物を注文先に配達する受注印刷装
置であって、受注時における未処理の注文数および印刷
装置の処理能力に基づいて印刷物の配達納期を算出し、
算出した配達納期を注文先に通知する通知手段を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の電子ネットワークを介してユーザから印刷処理の注文
を受注し、受注内容に応じた印刷処理を実行し、印刷処
理によって作製された印刷物をユーザに配達する受注印
刷装置、受注印刷方法および受注印刷プログラムを格納
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特
に、受注の際に、印刷装置の処理能力および未処理の注
文数を考慮して算出された印刷物の配達納期をユーザに
対して通知可能にすることにより、受注印刷サービス提
供者およびユーザの双方にとって有益な受注印刷環境を
構築する技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】インターネットに代表される近年の情報
通信技術の昨今の急激な進歩に伴い、最近、インターネ
ットを利用した受注印刷サービスが登場し、多くの人々
がこのサービスを積極的に利用するようになっている。
このような受注印刷サービスにおいては、始めに、イン
ターネットに接続可能なウェブサーバを設置し、このウ
ェブサーバに接続された記憶装置内に印刷処理の素材と
なる画像データを格納しておく。そして、ウェブサーバ
に接続したユーザが、記憶装置内の画像データをインタ
ーネットを介して閲覧することができるように展示し、
インターネットを介して画像データを印刷する印刷処理
の注文をユーザから受注する。ウェブサーバは、印刷処
理の注文を受注すると、注文の内容を印刷処理を実行す
る印刷所に通知し、印刷所は、ユーザの注文内容を参照
して、画像データを指定された枚数分印刷し、印刷完了
後、印刷物をユーザに対して発送、配達する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なインターネットを利用した受注印刷サービスにおいて
は、注文した印刷物がいつ仕上がり、発送されるのか
(いわゆる納期)が、重要な要素の1つとなるが、従
来、納期は、ウェブサーバが、概算によって求められる
長めの納期をユーザに対して通知するような構成となっ
ている。これは、ウェブサーバが、印刷所の処理能力、
印刷所の抱えている未処理の注文情報等、現在の印刷処
理状況を把握していないためであり、このために、ウェ
ブサーバは、ユーザからの苦情を避けるべく、それまで
の印刷所の処理実績から必ず実現できるであろう納期を
決定し、決定された納期に基づいて求められた予定納品
日をユーザに通知しているのである。
【0004】ところが、このような従来までの納期の通
知方法では、受注印刷サービス提供者およびユーザの双
方にとって以下に示すようなデメリットが生じてしま
う。
【0005】〈受注印刷サービス提供者にとってのデメ
リット〉印刷所がすぐにでも印刷作業に取り掛かれ、受
注した翌日に印刷物を発送可能な場合であっても、ウェ
ブサーバは、例えば「1週間」といった固定化された標
準納期を通知するので、「1週間」という納期を長いと
感じるユーザが印刷処理の発注を断念してしまう場合も
あり、この結果、受注印刷サービス提供者は印刷処理の
受注の機会をみすみす逃すことがある。つまり、標準納
期は、通常、ピーク時に合わせた設定となっているため
に、予定納期として標準納期をユーザに対して通知する
ことは、生産効率の合理化への大きな障害の1つとなっ
てしまうのである。
【0006】〈ユーザにとってのデメリット〉印刷所が
標準納期を保証することができない状況にあったとして
も、ウェブサーバからユーザに対しては標準納期が通知
されるので、ユーザの希望した納期に印刷物が届かず、
ユーザが不利益を被る場合があり、トラブルを生む大き
な原因の1つとなっていた。また逆に、印刷所における
印刷処理状況に余裕があり、標準納期以内で印刷物の発
送が可能であるような場合でも、生産量(受注量)に応
じた納期メリットを受益することができない。
【0007】このように、従来までの受注印刷サービス
においては、ユーザに対して通知される納期は、実際の
生産量(処理能力)と受注量の数に関係のない、固定化
された標準納期となっているために、受注印刷サービス
提供者およびユーザの双方に多くのデメリットが生じて
いたのである。
【0008】本発明は、上記の課題を解決すべくなされ
たものであり、その目的は、受注印刷サービス提供者お
よびユーザの双方にとって有益な受注印刷環境を構築す
る技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに際
して、発明者らは、印刷所が抱えている未処理の印刷ジ
ョブ数、印刷所の印刷処理能力、印刷所の休業日、印刷
所の処理能力の変動等、印刷処理状況を考慮して、受注
する印刷処理の納期を算出、通知することにより、受注
印刷サービス提供者およびユーザの双方にとって有益な
受注印刷環境を構築することができるという考えに至
り、以下の特徴を備えた技術的思想を発案するに至っ
た。
【0010】本発明に係る受注印刷装置の特徴は、少な
くとも印刷データおよび印刷枚数を指定した印刷処理の
注文を電子ネットワークを介して受注し、注文内容に応
じた印刷処理を実行し、印刷処理により作製された印刷
物を注文先に配達する受注印刷装置であって、受注時に
おける未処理の注文数および印刷装置の処理能力に基づ
いて印刷物の配達納期を算出し、算出した配達納期を注
文先に通知する通知手段を具備することにある。
【0011】この受注印刷装置は、固定化された標準納
期をユーザに対して通知するのではなく、注文時に既に
受注されている注文量および印刷所の処理能力を考慮し
た予定納期を算出し、算出された納期をユーザに対して
通知する手段を有する。したがって、この受注印刷装置
によれば、希望した納期に印刷物が届かず、ユーザが不
利益を被る等のトラブルを防止することができる。また
逆に、印刷所における印刷処理状況に余裕があり、標準
納期以内で印刷物の発送が可能であるような場合には、
生産量に応じた納期メリットを受益することが可能とな
る。さらには、受注印刷サービス提供者は、生産効率の
合理化を図ることができる。つまり、この受注印刷装置
によれば、受注印刷サービス提供者およびユーザの双方
にとって有益な受注印刷環境を構築することが可能とな
る。
【0012】本発明に係る受注印刷方法の特徴は、少な
くとも印刷データおよび印刷枚数を指定した印刷処理の
注文を電子ネットワークを介して受注し、注文内容に応
じた印刷処理を実行し、印刷処理により作製された印刷
物を注文先に配達する受注印刷方法であって、受注時に
おける未処理の注文数および印刷装置の処理能力に基づ
いて印刷物の配達納期を算出し、算出した配達納期を注
文先に通知する通知ステップを有することにある。
【0013】この受注印刷方法は、固定化された標準納
期をユーザに対して通知するのではなく、注文時に既に
受注されている注文量および印刷所の処理能力を考慮し
た予定納期を算出し、算出された納期をユーザに対して
通知するステップを有する。したがって、この受注印刷
方法によれば、希望した納期に印刷物が届かず、ユーザ
が不利益を被る等のトラブルを防止することができる。
また逆に、印刷所における印刷処理状況に余裕があり、
標準納期以内で印刷物の発送が可能であるような場合に
は、生産量に応じた納期メリットを受益することが可能
となる。さらには、受注印刷サービス提供者は、生産効
率の合理化を図ることができる。つまり、この受注印刷
方法によれば、受注印刷サービス提供者およびユーザの
双方にとって有益な受注印刷環境を構築することが可能
となる。
【0014】本発明に係る受注印刷プログラムを格納し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体の特徴は、少な
くとも印刷データおよび印刷枚数を指定した印刷処理の
注文を電子ネットワークを介して受注し、注文内容に応
じた印刷処理を実行し、印刷処理により作製された印刷
物を注文先に配達する受注印刷プログラムを格納したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、受注時に
おける未処理の注文数および印刷装置の処理能力に基づ
いて印刷物の配達納期を算出し、算出した配達納期を注
文先に通知する通知処理を含み、この処理をコンピュー
タに実行させることにある。
【0015】この受注印刷プログラムは、固定化された
標準納期をユーザに対して通知するのではなく、注文時
に既に受注されている注文量および印刷所の処理能力を
考慮した予定納期を算出し、算出された納期をユーザに
対して通知する。したがって、この受注印刷プログラム
によれば、希望した納期に印刷物が届かず、ユーザが不
利益を被る等のトラブルを防止することができる。また
逆に、印刷所における印刷処理状況に余裕があり、標準
納期以内で印刷物の発送が可能であるような場合には、
生産量に応じた納期メリットを受益することが可能とな
る。さらには、受注印刷サービス提供者は、生産効率の
合理化を図ることができる。つまり、この受注印刷プロ
グラムによれば、受注印刷サービス提供者およびユーザ
の双方にとって有益な受注印刷環境を構築することが可
能となる。
【0016】なお、印刷所が現在抱えている印刷ジョブ
数と共に、印刷所の休業日を考慮して印刷物の納期を算
出し、この納期をユーザに対して通知するようにしても
良い。この構成によれば、休業日を考慮して印刷物の納
期を算出するので、休業に伴う納期のズレを考慮した予
定納品日をユーザに対して通知することが可能となる。
【0017】また、印刷装置の処理能力の変動を考慮し
て印刷物の配達納期を算出するようにしても良い。この
構成によれば、印刷装置の故障やオペレータの操作具合
等による1日当たりの処理件数の変動を考慮して予定納
品日を算出、通知することができるので、より正確な納
品日の通知処理を行うことが可能となる。
【0018】なお、この際、印刷処理の処理能力の変動
は、印刷処理が完了した工数を参照して考慮すると良
い。この構成によれば、印刷処理が完了した印刷ジョブ
数が記述されたファイルを参照することにより印刷サー
バの現在の作業進捗状況を確認することができるので、
印刷所の印刷作業の進捗状況をリアルタイムで把握する
ことが可能となり、印刷処理状況を考慮したより正確な
納期通知処理を行うことができる。
【0019】また、印刷処理の処理能力の変動は、所定
時刻における完了予定工数と実際の完了工数の差を参照
して考慮しても良い。この構成によれば、ある時間にお
ける予定作業数と実際の印刷ジョブ数との差が記述され
たファイルを参照することにより印刷サーバの現在の作
業進捗状況を確認することができるので、印刷所の印刷
作業の進捗状況をリアルタイムで把握することが可能と
なり、印刷処理状況を考慮したより正確な納期通知処理
を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る受注印刷装置、受注
印刷方法および受注印刷プログラムを格納したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、インターネッ
トを利用した葉書の受注印刷処理に適用することができ
る。インターネットを利用した葉書の受注印刷処理は、
本発明が適用されることで、印刷所における現在の印刷
処理状況を考慮した葉書の配達納期をユーザに対して通
知することができるようになるので、受注印刷サービス
提供者およびユーザの双方にとって有益な受注印刷環境
を構築することが可能となる。それでは、以下、図1〜
図6を参照して、本発明の実施形態に係る受注印刷装置
の構成および動作について詳しく説明する。
【0021】《受注印刷システム》始めに、図1を参照
して、本発明の実施形態に係る受注印刷システムの構成
について説明する。
【0022】図1は、本発明の実施形態に係る受注印刷
システムの構成を示す模式図である。
【0023】本発明の実施形態に係る受注印刷システム
は、図1に示すように、ユーザ端末2、受注サーバ3、
印刷サーバ4、コンピュータシステム5および印刷装置
6を備え、ユーザ端末2、受注サーバ3および印刷サー
バ4は電子ネットワークを介して情報を互いに送受信可
能な構成となっている。なお、ここでいう「電子ネット
ワーク」とは、電気通信技術を利用した通信網全般を意
味し、例えば、TCP(Transmission Control Protoco
l)/IP(Internet Protocol)をベースとしたインタ
ーネットシステム等の利用が考えられる。
【0024】ユーザ端末2は、ユーザが画像データの印
刷処理の注文の際に使用する装置であり、電子ネットワ
ークを介して受注サーバ3に接続し、葉書に印刷する画
像データおよびその印刷枚数を指定した印刷処理の発注
情報を受注サーバ3に対して送信可能な構成となってい
る。具体的には、コンピュータシステムや、通信機能を
備えたPHS(Personal Handyphone System)や携帯電
話等といった、携帯型情報通信端末の利用が考えられ
る。
【0025】受注サーバ3は、電子ネットワークを利用
した葉書の受注印刷処理全般を管理する装置であり、電
子ネットワークに接続し、電子ネットワークを介して発
注情報を受信し、発注された印刷処理の納期および発注
情報をそれぞれ、ユーザおよび印刷サーバ4に対して出
力する。具体的な構成については、図2を参照して後述
する。
【0026】印刷サーバ4は、注文情報に応じた印刷処
理を実行する印刷所に設けられ、電子ネットワークを利
用して受注サーバ3から印刷ジョブを取得、印刷ジョブ
を制御、実行する装置である。具体的には、接続されて
いるコンピュータシステム5に対して印刷ジョブを送信
し、コンピュータシステム5に接続された印刷装置6を
利用して印刷ジョブを実行する。コンピュータシステム
5および印刷装置6と、印刷サーバ4とは、例えば、L
AN等によって接続されており、印刷サーバ4から印刷
ジョブを制御することができる。なお、電子ネットワー
クとしてインターネットを利用する場合、受注サーバ3
から印刷サーバ4への印刷ジョブの伝送は、TCP/I
Pプロトコルの上位層で働くファイル転送プロトコルで
ある、FTP(File Transfer Protocol)を利用するこ
とが望ましい。FTPは、ASCII、バイナリ・ファ
イル等、多くのファイル・フォーマットに対応している
ので、どのようなファイルファーマットでも確実に印刷
処理を実行することが可能となる。
【0027】《受注サーバ》次に、図2を参照して、本
発明の実施形態に係る受注サーバの構成について説明す
る。
【0028】図2は、本発明の実施形態に係る受注サー
バの構成を示す模式図である。
【0029】本発明の実施形態に係る受注サーバは、図
2に示すように、CPU(CentralProcessing Unit)2
1、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Re
adOnly Memory)23、受注データ記憶部24、印刷ジ
ョブ数記憶部25、通信制御部26、入出力装置27を
備える。
【0030】CPU21は、ROM23内に記憶された
プログラムに従って各種制御を行い、例えば、ROM2
3から納期通知プログラム23aおよび納期通知処理に
必要な各種データをRAM22にロードしてプログラム
を実行する。
【0031】RAM22は、CPU21が実行する各種
処理に関するプログラムおよびデータを一時的に格納す
るワークエリアを確保する。
【0032】ROM23は、受注サーバ20の起動プロ
グラム、納期通知プログラム23aといった各種プログ
ラムおよびその関連データ等を記憶している。なお、R
OM23は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メ
モリ等といった、CPU21が読み取り可能な記録媒体
を含んだ構成となっており、また、この記録媒体は、C
D−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の可
搬型の記録媒体やハードディスク等の固定的な媒体を含
む。さらに、この記録媒体に格納するプログラム、デー
タ等は、その一部若しくは全部を電子ネットワーク回線
等の伝送媒体を介して受信する構成にしても良く、さら
にまた、記録媒体は電子ネットワーク上に構築された他
のサーバの記録媒体であっても良い。また、プログラム
を電子ネットワーク回線等の伝送媒体を介して伝送して
インストールするような構成しても良い。
【0033】受注データ記憶部24は、ユーザ端末2か
ら受注した印刷ジョブを印刷ジョブ単位又はロット単位
で記憶、格納する。なお、印刷ジョブをロット単位で記
憶する際には、ロット内に格納されている印刷ジョブ件
数が印刷サーバ4の1日の処理能力を超えた時に新たな
ロットを作成して、新たに作成したロット内に次の印刷
ジョブを格納するようにする。なお、ここでいう「印刷
ジョブ」とは、印刷件数(画像データ単位)若しくは印
刷枚数のどちらかにより定義されるデータ単位量であ
る。
【0034】印刷ジョブ数記憶部25は、受注データ記
憶部24内に格納されている印刷ジョブ数又はロット数
を計数し、ユーザからの受注量および印刷所の印刷処理
状況に応じてその値を更新する。具体的には、印刷ジョ
ブ数又はロット数は、印刷サーバ4が印刷ジョブを取得
する際に減数され、印刷サーバ4が印刷ジョブを100
件取得した場合には、カウント数を100減数する。た
だし、印刷ジョブ数が100未満であった場合には、現
在のジョブ数を減数し、残りの印刷ジョブ数を0とする
ものとする。
【0035】通信制御部27は、モデム(MOdulator/DE
Modulator;MODEM)、ターミナルアダプタ(Termi
nal Adapter;TA)、ルータ等によって構成され、電
子ネットワークを介して接続されるユーザ端末2や印刷
サーバ4との間の情報通信を行うための通信制御を行
う。なお、通信制御部26は、衛星アンテナおよびデコ
ーダを備えることによって衛星通信を行っても良い。
【0036】入出力装置27は、印刷処理の受注印刷処
理に関係する各種情報の入出力処理を行い、入力された
情報は、CPU21、RAM22およびROM23に出
力される。入力部としては、例えばキーボード、マウス
ポインタ、出力部としては、例えばディスプレイ装置が
ある。
【0037】《受注サーバの動作》続いて、本発明の実
施形態に係る受注サーバの動作について説明する。
【0038】本発明の実施形態に係る受注サーバは、ユ
ーザがユーザ端末2を利用して受注サーバ3にアクセス
し、例えば図3に示すようなインタフェイス画面を介し
て、電子ネットワークを介して葉書に印刷する画像デー
タおよびその印刷枚数を指定した印刷処理の発注情報を
送信すると、CPU21が、ROM23から納期通知プ
ログラム23aおよび納期通知処理に必要な各種データ
をRAM22にロードして実行し、納期通知プログラム
23aに従って、以下に示す第1〜第3の実施形態に係
る納期通知処理を実行する。なお、以下の実施形態の説
明において、印刷サーバ4は、受注データ記憶部24内
に格納されている印刷ジョブを1日1回取得する。ま
た、1件の印刷ジョブにおける最大印刷枚数は200
枚、印刷装置6の1日当たりの処理能力は印刷ジョブ1
00件、つまり、1日最大20,000枚の印刷処理を
行うことができるものとする。また、以下の説明におい
ては、標準納期は受注日から2日後(印刷処理1日、配
達1日)であるとした。
【0039】〈第1の実施形態〉本発明の第1の実施形
態に係る納期通知処理においては、印刷所は365日営
業していることを想定する。以下では、印刷サーバ4が
受注データ記憶部24内に格納されている印刷ジョブを
取得する際に、格納されている印刷ジョブが100件を
超えていても印刷ジョブを全て取得する場合と、印刷サ
ーバ4の1日の処理能力の限界である100件を1ロッ
トとし、ロット単位で印刷ジョブを取得する場合の2つ
の場合についての納期通知処理について説明する。
【0040】始めに、印刷サーバ4が受注データ記憶部
24内に格納されている印刷ジョブを取得する際に、格
納されている印刷ジョブが100件を超えていても印刷
ジョブを全て取得する場合について説明する。この場
合、CPU21は、受注した印刷ジョブの予定納期を以
下に示す『式1』に則って計算し、図3に示すインタフ
ェイス画面の納期通知部Aを介して、予定納期に基づい
た予定納品日をユーザに対して通知する。なお、CPU
21は、印刷サーバ4による印刷ジョブの取得に応じ
て、受注データ記憶部24および印刷ジョブ数記憶部2
5内に格納されている印刷ジョブ情報を更新するものと
する。
【0041】『式1』 予定納期=(全印刷ジョブ数J−1)/100+標準納
期 ここで、『式1』中の100は印刷装置6の1日当たり
の印刷ジョブ処理能力を示し、(全印刷ジョブ数−1)
/100の計算において発生する小数点以下の値は切り
捨てるものとする。
【0042】この場合の処理を図4を参照して具体的に
説明する。今、前日(1日)受注した印刷ジョブが80
0件あり、2日にユーザから印刷ジョブを1件受注した
とすると、2日現在の未処理の印刷ジョブ数は合計70
1件となるので、予定納期は、『式1』に基づいて(7
01−1)/100+2=9(日)と計算されるので、
予定納品日は2日から9日後の11日(D1)と出力さ
れる。
【0043】一方、印刷サーバ4が受注データ記憶部2
4内に格納されている印刷ジョブを取得する際に、印刷
サーバ4が1日の処理能力の限界である100件を1ロ
ットとし、ロット単位で印刷ジョブを取得する場合に
は、CPU21は、受注した印刷ジョブの予定納期を以
下に示す『式2』に則って計算し、ユーザに対して通知
する。なお、この場合もCPU21は、印刷サーバ4に
よるロットの取得に応じて、受注データ記憶部24およ
び印刷ジョブ数記憶部25内に格納されているロット情
報を更新するものとする。
【0044】『式2』 予定納期=(全ロット数−1)+標準納期 このように、本発明の第1の実施形態に係る納期通知処
理によれば、受注サーバ3が印刷サーバ4が現在抱えて
いる印刷ジョブ数を考慮して印刷物の納期を通知するの
で、希望した納期に印刷物が届かず、ユーザが不利益を
被る等のトラブルを防止することができる。また逆に、
印刷所における印刷処理状況に余裕があり、標準納期以
内で印刷物の発送が可能であるような場合には、生産量
に応じた納期メリットを受益することが可能となる。さ
らには、受注印刷サービス提供者は、生産効率の合理化
を図ることができる。
【0045】〈第2の実施形態〉本発明の第2の実施形
態に係る納期通知処理においては、印刷所は365日営
業しているのではなく、休業日を有する場合を想定す
る。なお、印刷所に休業日がある場合、休業日毎に予定
納期が実際の納期と1日ずつズレてくるので、このズレ
を考慮して予定納期を出力することを可能にすべく、印
刷所の休業日を記載したカレンダー(日付情報)をRO
M23内に格納する。
【0046】本発明の第2の実施形態に係る納期通知処
理においては、印刷サーバ4が受注データ記憶部24内
に格納されている全印刷ジョブを取得する場合、CPU
21は、始めに、受注した印刷ジョブの予定納期を『式
1』に則って予定納品日D1を計算する(処理1)。そ
して次に、CPU21は、ROM23内に格納されたカ
レンダーを参照して、予定納品日D1までの間に含まれ
る休日数を求め、以下に示す『式3』に基づいて、休日
数を考慮した仮想的な印刷ジョブ数J1(休日も営業し
た場合に処理される印刷ジョブ数)を抽出する(処理
2)。そして、『式1』における印刷ジョブ数を仮想的
な印刷ジョブ数J1に置き換え、(処理1)および(処
理2)の処理を予定納品日が休日でなくなるまで繰り返
して予定納品日(D2)を算出し、予定納品日(D2)
をユーザに対して最終的に通知する。
【0047】『式3』 仮想印刷ジョブ数J1=印刷ジョブ数J ここで、この場合の処理を図4を参照して具体的に説明
すれば、前日(1日)受注した印刷ジョブが800件あ
り、2日にユーザから印刷ジョブを1件受注したとする
と、予定納品日11日までに含まれる休業日は3、4、
10、11日となるので、仮想印刷ジョブ数は701+
4×100=1101と計算され、予定納期は(110
1−1)/100+2=13となり、休業日を考慮した
予定納品日は2日から13日後の15日(D2)と出力
される。
【0048】一方、印刷サーバ4がロット単位で印刷ジ
ョブを取得する場合には、新規ロットが作成される条件
は、ロットに格納されるデータが100件を超えた場合
か、印刷サーバが受注サーバにあるロットを取得した時
である。印刷サーバは、休業日にはロットを取得するこ
とはないので、格納されるデータ数が100件を超えな
い限り新規ロットが作成されることはない。受注サーバ
に蓄積されている全ロット数より、今受注したデータを
格納されたロットが何日後に印刷処理されるのかは容易
に知ることができる。データを受注した翌日から『式
2』で求まる予定納品日1までの間に含まれる休業日を
予定納品日1に加算し、予定納品日2を求める(処理
1)。次に、予定納品日1の翌日から予定納品日2まで
の間に含まれる休業日を予定納品日2に加算し予定納品
日3を求める(処理2)。さらに、予定納品日2を予定
納品日1に、予定納品日3を予定納品日2に置き換え、
予定納品日1の翌日から予定納品日2までの間に休業日
が含まれなくなるまで(処理2)を繰り返す。そして、
予定納品日3をユーザに対して最終的に通知する。
【0049】このように、本発明の第2の実施形態に係
る納期通知処理によれば、休業日を考慮して印刷物の納
期を算出するので、休業に伴う納期のズレを考慮した予
定納品日をユーザに対して通知することが可能となる。
【0050】〈第3の実施形態〉以上述べた、本発明の
第1および第2の実施形態に係る納期通知処理において
は、印刷サーバ4の1日当たりの印刷能力を印刷ジョブ
100件と定義していたが、実際には、印刷装置の故障
やオペレータの操作具合等により1日当たりの処理件数
は変動する。したがって、本発明の第3の実施形態に係
る納期通知処理においては、この処理件数の変動に関す
る情報を印刷サーバ4から受注サーバ3へとフィードバ
ックすることにより、印刷所における処理件数の変動を
考慮した予定納品日を算出する。
【0051】本発明の第3の実施形態に係る納期通知処
理においては、始めに、CPU21が印刷所における変
動数を抽出する。本実施形態においては、変動数は処理
ジョブ数によって定義され、例えば、印刷所が印刷ジョ
ブを1日に50件しか処理できなかった場合、変動数は
(100−50)=50、逆に印刷ジョブを1日に処理
能力以上の110件処理できた場合には、(100−1
10)=−10となる。そして、抽出された変動数を利
用して、第1、第2の実施形態に示した納期通知方法を
利用して予定納品日を抽出する。具体的には、以下に示
す『式4』により処理件数の変動を考慮した予定納品日
を算出する。
【0052】『式4』 予定納期=(印刷ジョブ数−1+変動数)/100+標
準納期 図4を参照して以上の処理をより具体的に説明すれば、
今、前日(1日)受注した印刷ジョブが800件あり、
2日にユーザから印刷ジョブを1件受注し、また、この
時の印刷所の変動数が−50である場合には、印刷所の
休業日を考慮して、予定納期は(1101−1−50)
/100+2=12(日)と計算されるので、予定納品
日は2日から12日後の14日(D3)と出力されるこ
とになる。
【0053】なお、上記の変動数を利用した予定納品日
の算出処理は、印刷サーバ4が受注データ記憶部24内
に格納されている全印刷ジョブを取得する場合について
の方法であるが、印刷サーバ4がロット単位で印刷ジョ
ブを取得する場合には以下に示すようにして予定納品日
を算出する。すなわち、印刷サーバ4がロット単位で印
刷ジョブを取得する場合、変動数が正の値の時だけ処理
件数の変動を考慮した予定納品日を算出する。そして、
変動数が正の値の時には、CPU21は、受注サーバ3
にあるロットの内、最も古い時間に作成されたロットの
先頭から変動数分だけ印刷ジョブを挿入する。なお、挿
入する印刷ジョブはダミーのデータで良い。また、変動
数の印刷ジョブを挿入した結果、ロットの印刷ジョブ件
数が100件を超えてしまった場合には、CPU21
は、超えた分の印刷ジョブを次に古い時間に作成された
ロットの先頭から挿入するようにする。そして、この処
理を格納された印刷ジョブ数が100件を超えるロット
がなくなるまで繰り返す。
【0054】このように、本発明の第3の実施形態に係
る納期通知処理によれば、印刷所が現在抱えている印刷
ジョブ数、休業日に加えて印刷所における処理能力の変
動を考慮して印刷物の納期を通知するので、印刷装置の
故障やオペレータの操作具合等による1日当たりの処理
件数の変動を考慮した納期通知処理を行うことができ
る。
【0055】《その他の実施形態》なお、上記第3の実
施形態に係る納期通知処理の第1応用例として、印刷所
の印刷作業の進捗状況を受注サーバ3にリアルタイムで
把握することが可能なように、以下に示す方法により納
期通知処理を行っても良い。この第1応用例において
は、受注サーバ3は、印刷所の作業進捗状況を示すファ
イルを格納する。具体的には、例えば、印刷処理が終了
したジョブ数をファイル内に記述する。そして、印刷サ
ーバ4は、1つの印刷ジョブが完了する度に、ファイル
内に記述された印刷ジョブ数を1増数し、ファイルを受
注サーバ3にアップする。さらに、印刷サーバ4は、ジ
ョブ1件に対する処理時間を記憶し、営業時間内に処理
することができる予定ジョブ数を以下に示す『式5』に
より算出し、算出された値を印刷ジョブ数と共にファイ
ル内に記述する。
【0056】『式5』 予定処理数=ジョブ1件に対する処理時間×残り営業時
間 そして、受注サーバ3は、ユーザから印刷処理の発注が
あった場合、若しくはある一定の周期でこのファイルを
参照し、現時点での印刷所の作業進捗状況を把握する。
次に、ファイルを前回参照した時からの印刷処理の進捗
状況の差分を得るために、受注サーバ3は、ファイルを
参照する度にファイルの内容を記憶し、予定納期を算出
する時に、以下に示す『式6』を用いて、ある期間にお
ける作業進捗状況を計算する。
【0057】『式6』 進捗具合=現在のジョブ数−記憶したジョブ数 そして、以下に示す『式7』により予定納期を抽出す
る。
【0058】『式7』 予定納期=(印刷ジョブ数−1−進捗具合−予定処理
数)/100+標準納期 ここで、受注サーバ3は、タイマー処理等によって、あ
るタイミングでファイルに記述されたジョブ数を0に更
新するものとする。考えられるタイミングとしては、2
4:00等、印刷所が営業を終えている時間等が考えら
れる。また、印刷ジョブ数は、印刷サーバ4が印刷ジョ
ブを取得する際に100だけ減数されるものとするが、
印刷所部数が100未満であった場合には、現在のジョ
ブ数を減数し、0とする。
【0059】この応用例1によれば、受注サーバ3は、
印刷処理が完了した印刷ジョブ数が記述されたファイル
を参照することにより印刷サーバの現在の作業進捗状況
を確認することができるので、印刷所の印刷作業の進捗
状況をリアルタイムで把握することが可能となり、印刷
処理状況を考慮したより正確な納期通知処理を行うこと
ができる。
【0060】なお、上記第1応用例においては、印刷サ
ーバ4が印刷処理を行った印刷ジョブ数をファイルに記
述し、受注サーバ3に知らせる方式であったが、第2の
応用例として、ある時間における予定作業数と実際の印
刷ジョブ数との差をファイルに記述し、受注サーバ3に
対して通知する方式にしても良い。この第2の応用例に
おいては、印刷サーバ4は、その日に処理すべき総印刷
ジョブ数に対してジョブ毎に作業する時間を割り当て
る。この割り当て方法としては、総印刷ジョブ数を印刷
所の営業時間(休み時間等を考慮した時間)で除算する
等の方法がある。これにより、印刷サーバ4は、ある時
間において印刷処理を終了していなければならないジョ
ブ数を把握することができる。そして、印刷サーバ4
は、ある一定周期でその時点において印刷処理を完了し
たジョブ数と予定された印刷処理終了ジョブ数との差分
値を抽出し、差分値が0でなければその値を受注サーバ
3にアップする。一方、受注サーバ3は、ユーザから受
注があった場合若しくはある一定の周期でこのファイル
を参照し、抽出された差分値を取得する。また、受注サ
ーバ3は、ファイルを参照する度に差分値を記憶し、参
照した差分値と記憶した差分値に相違があるか否かを判
別し、相違がある場合には印刷所での印刷処理の進捗具
合に変化があったとみなし、以下の『式8』により変動
数を求め、この変動数を用いて予定納品日を算出する。
【0061】『式8』 変動数=変動数+(差分値−記憶差分値) この応用例2によれば、受注サーバ3は、ある時間にお
ける予定作業数と実際の印刷ジョブ数との差が記述され
たファイルを参照することにより印刷サーバ4の現在の
作業進捗状況を確認することができるので、応用例1と
同様、印刷所の印刷作業の進捗状況をリアルタイムで把
握することが可能となり、印刷処理状況を考慮したより
正確な納期通知処理を行うことができる。
【0062】ところで、上記の実施形態およびその応用
例の説明においては、図1に示すように、受注サーバ3
が配送先に最も近い1つの印刷サーバ4に対して印刷ジ
ョブを引き渡す構成となっているが、例えば、図5に示
すように、印刷ジョブを複数の印刷所(印刷サーバ)へ
分散して配信し、印刷作業を行うようにしても良い。こ
の構成によれば、ユーザに対して出力した予定納期をよ
り確実に遵守することが可能となる。また、印刷ジョブ
を分散して配信することにより、各印刷所における印刷
納期が平均化されるので、印刷ジョブが集中する印刷所
の印刷納期が遅くなるような不具合を回避することが可
能となる。なお、印刷ジョブを複数の印刷所へ分散させ
る場合には、以下に示すような工夫を施すと良い。
【0063】すなわち、受注サーバは各印刷所の1日当
たりの印刷処理能力を記憶し、以下に示す『式9』が満
たされたと時に、ユーザから送信された発注情報を印刷
ジョブとして配信するロットに格納する。
【0064】『式9』 ロットに格納されている印刷ジョブ数 < 印刷所の印
刷処理能力 一方、上記『式9』が満たされない場合には、印刷ジョ
ブの格納数が少ない別ロットを探して格納し、このロッ
トが配信される別の印刷所で印刷処理を行い配送させ
る。この時、印刷所間の距離等、地理的条件を保存した
マップを用意しておき、別ロットの探索条件を、格納さ
れているジョブ数が少なく、且つ、配送先にできるだけ
近い印刷所のロットとして、印刷ジョブを分散させるよ
うにすることが望ましい。また、上記の印刷ジョブの分
散方法では、ロットに格納されている印刷ジョブ数が印
刷処理能力を超えた場合、別の印刷所に対応付けされた
ロットに印刷ジョブを格納しているが、幾つかの印刷所
をグループとして扱い、受注サーバ3はグループ化され
た印刷所に対して印刷ジョブを均等に割り当てるように
しても良い。そして、グループに対する総印刷ジョブ数
が例えば120件であった場合には、他の印刷所に印刷
ジョブを渡しても良いし、印刷所単位ではなくグループ
単位で考え、別のグループに印刷ジョブを渡すようにし
ても良い。
【0065】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を包含するということは十分に
理解すべきである。例えば、本発明の実施形態に係る納
期通知処理方法は、プログラム化しコンピュータ読取り
可能な記録媒体に保存しても良い。そして、納期通知処
理を行う際は、この記録媒体をコンピュータシステムに
読み込ませ、コンピュータシステム内のメモリ等の記憶
部にプログラムを格納し、納期通知プログラムを演算装
置で実行することにより、本発明の実施形態に係る納期
通知処理を実現することができる。ここで、記録媒体と
は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、磁気テープなどのプログラムを記
録することができるようなコンピュータ読取り可能な記
録媒体等が含まれる。また、コンピュータシステムに
は、いわゆる汎用機、ワークステーション、PC、NC
(Network Computer)等が含まれ、例えば、図6に示す
構成のような概観を有し、フロッピー(登録商標)ディ
スクドライブ62および光ディスクドライブ64を備え
ている。そして、フロッピーディスクドライブ62に対
してはフロッピーディスク63、光ディスクドライブ6
4に対しては光ディスク65を挿入し、所定の読み出し
操作を行うことにより、これらの記録媒体に格納された
納期通知プログラムをコンピュータシステム60内にイ
ンストールすることができる。また、所定のドライブ装
置を接続することにより、例えば、メモリ装置の役割を
担うROM67や、磁気テープ装置の役割を担うカート
リッジ68を用いて、インストールやデータの読み書き
を実行することもできる。すなわち、本発明はこの開示
から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によっ
てのみ限定されるものでなければならない。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る受注印刷装置、受注印刷方
法および受注印刷プログラムを格納したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体によれば、固定化された標準納期
をユーザに対して通知するのではなく、注文時に既に受
注されている注文量および印刷所の処理能力を考慮した
予定納期を算出し、算出された納期をユーザに対して通
知するので、印刷所の生産量(受注量)を考慮した柔軟
性のある納期通知を行い、納期遅延に伴うユーザクレー
ムの発生を防止することができる。また、受注量に関係
のない納期通知処理では得ることができなかった時間的
付加価値を得ることができる。さらに、受注印刷サービ
ス提供者は、受注量に応じた納期変動のため、生産負荷
を分散させることができると同時に、設備面、人事面で
の合理化を図ることができる。
【0067】また、本発明に係る受注印刷装置、受注印
刷方法および受注印刷プログラムを格納したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体によれば、休業日を考慮して
印刷物の納期を算出するので、休業に伴う納期のズレを
考慮した予定納品日をユーザに対して通知することが可
能となる。
【0068】さらには、本発明に係る受注印刷装置、受
注印刷方法および受注印刷プログラムを格納したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体によれば、印刷所におけ
る処理能力の変動を考慮して印刷物の納期を通知するの
で、印刷装置の故障やオペレータの操作具合等による1
日当たりの処理件数の変動を考慮した納期通知処理を行
うことができる。
【0069】さらにまた、本発明に係る受注印刷装置、
受注印刷方法および受注印刷プログラムを格納したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、印刷処理が
完了した印刷ジョブ数が記述されたファイルを参照する
ことにより印刷サーバの現在の作業進捗状況を確認する
ことができるので、印刷所の印刷作業の進捗状況をリア
ルタイムで把握することが可能となり、印刷処理状況を
考慮したより正確な納期通知処理を行うことができる。
【0070】また、本発明に係る受注印刷装置、受注印
刷方法および受注印刷プログラムを格納したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体によれば、ある時間における
予定作業数と実際の印刷ジョブ数との差が記述されたフ
ァイルを参照することにより印刷サーバの現在の作業進
捗状況を確認することができるので、印刷所の印刷作業
の進捗状況をリアルタイムで把握することが可能とな
り、印刷処理状況を考慮したより正確な納期通知処理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る受注印刷システムの構
成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る受注サーバの構成を示
す模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る受注画面の構成を示す
模式図である。
【図4】本発明の実施形態に係る納期通知処理を説明す
るための模式図である。
【図5】本発明の実施形態に係る受注印刷システムの応
用例を示す模式図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る受注サーバの概観
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 受注印刷システム 2 ユーザ端末 3、20 受注サーバ 4 印刷サーバ 5 コンピュータシステム 6 印刷装置 21 CPU 22 RAM 23 ROM 23a 納期通知プログラム 24 受注データ記憶部 25 印刷ジョブ数記憶部 26 通信制御部 27 入出力装置 60 コンピュータシステム 61 ディスプレイ 62 フロッピーディスクドライブ 63 フロッピーディスク 64 光ディスクドライブ 65 光ディスク 66 キーボード 67 ROM 68 カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 康弘 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC05 CC35 DD01 FF01 GG02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも印刷データおよび印刷枚数を
    指定した印刷処理の注文を電子ネットワークを介して受
    注し、注文内容に応じた印刷処理を実行し、印刷処理に
    より作製された印刷物を注文先に配達する受注印刷装置
    であって、 受注時における未処理の注文数および印刷装置の処理能
    力に基づいて前記印刷物の配達納期を算出し、算出した
    配達納期を注文先に通知する通知手段を具備することを
    特徴とする受注印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記通知手段は、前記印刷処理の休業日
    を考慮して前記印刷物の配達納期を算出することを特徴
    とする請求項1に記載の受注印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記通知手段は、前記印刷装置の処理能
    力の変動を考慮して前記印刷物の配達納期を算出するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受注印刷
    装置。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、印刷処理が完了した工
    数を参照して前記印刷装置の処理能力の変動を考慮する
    ことを特徴とする請求項3に記載の受注印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記通知手段は、所定時刻における完了
    予定工数と実際の完了工数の差を参照して前記印刷装置
    の処理能力の変動を考慮することを特徴とする請求項3
    に記載の受注印刷装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも印刷データおよび印刷枚数を
    指定した印刷処理の注文を電子ネットワークを介して受
    注し、注文内容に応じた印刷処理を実行し、印刷処理に
    より作製された印刷物を注文先に配達する受注印刷方法
    であって、 受注時における未処理の注文数および印刷装置の処理能
    力に基づいて前記印刷物の配達納期を算出し、算出した
    配達納期を注文先に通知する通知ステップを有すること
    を特徴とする受注印刷方法。
  7. 【請求項7】 前記通知ステップにおいて、前記印刷処
    理の休業日を考慮して前記印刷物の配達納期を算出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の受注印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記通知ステップにおいて、前記印刷装
    置の処理能力の変動を考慮して前記印刷物の配達納期を
    算出することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載
    の受注印刷方法。
  9. 【請求項9】 前記通知ステップにおいて、印刷処理が
    完了した工数を参照して前記印刷装置の処理能力の変動
    を考慮することを特徴とする請求項8に記載の受注印刷
    方法。
  10. 【請求項10】 前記通知ステップにおいて、所定時刻
    における完了予定工数と実際の完了工数の差を参照して
    前記印刷装置の処理能力の変動を考慮することを特徴と
    する請求項8に記載の受注印刷方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも印刷データおよび印刷枚数
    を指定した印刷処理の注文を電子ネットワークを介して
    受注し、注文内容に応じた印刷処理を実行し、印刷処理
    により作製された印刷物を注文先に配達する受注印刷プ
    ログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 受注時における未処理の注文数および印刷装置の処理能
    力に基づいて前記印刷物の配達納期を算出し、算出した
    配達納期を注文先に通知する通知処理を含み、この処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする受注印刷
    プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  12. 【請求項12】 前記通知処理において、前記印刷処理
    の休業日を考慮して前記印刷物の配達納期を算出するこ
    とを特徴とする請求項11に記載の受注印刷プログラム
    を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記通知処理において、前記印刷装置
    の処理能力の変動を考慮して前記印刷物の配達納期を算
    出することを特徴とする請求項11又は請求項12に記
    載の受注印刷プログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記通知処理において、印刷処理が完
    了した工数を参照して前記印刷装置の処理能力の変動を
    考慮することを特徴とする請求項13に記載の受注印刷
    プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 前記通知処理において、所定時刻にお
    ける完了予定工数と実際の完了工数の差を参照して前記
    印刷装置の処理能力の変動を考慮することを特徴とする
    請求項13に記載の受注印刷プログラムを格納したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007063750A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Akihito Yamamoto 文書作成配送システムおよび文書作成配送プログラム
JP2007241530A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Toppan Forms Co Ltd 印刷システム

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WO2007063750A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Akihito Yamamoto 文書作成配送システムおよび文書作成配送プログラム
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