JP2002140446A - 整備管理システム - Google Patents

整備管理システム

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JP2002140446A
JP2002140446A JP2000332088A JP2000332088A JP2002140446A JP 2002140446 A JP2002140446 A JP 2002140446A JP 2000332088 A JP2000332088 A JP 2000332088A JP 2000332088 A JP2000332088 A JP 2000332088A JP 2002140446 A JP2002140446 A JP 2002140446A
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JP
Japan
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maintenance
management system
maintenance management
design
failure
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JP2000332088A
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English (en)
Inventor
Akira Masumoto
彰 増本
So Kajima
宗 鹿嶌
Yasuo Onitake
康夫 鬼武
Yukio Tomizawa
幸夫 富澤
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整備管理の対象となるシステムの設計データ
および当該システムを実際に運用して得られる運用デー
タを充分な科学的根拠に基づき分析するようにして、安
全性を確保しつつコストダウンおよび可動率の向上を図
ることができる整備管理システムを提供することを目的
としている。 【解決手段】 本発明は、予防整備が実施される対象物
に対して信頼性設計および整備性設計に基づき整備管理
を実行する整備管理システムAである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は整備管理システムに
関する。さらに詳しくは、例えば鉄道、船舶、航空機お
よび自動車などの交通手段、および発電所などの各種プ
ラントのように、予防整備が必要ないしは有効なシステ
ムにおける整備管理を実行する整備管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、システムの正常な動作を確保する
ために行われる整備の実施態様として、システムに故障
が発生したときに適宜の処置を施す事後整備と、故障の
発生を防止するために行う予防整備とがある。この予防
整備は、例えば、鉄道、船舶、航空機および自動車など
の各種交通手段、および発電所などの各種プラントのよ
うに故障の発生が重大な結果を引き起こすおそれのある
システムにおいて特に重要となる整備方法であり、法律
により整備項目および整備の実施間隔などが規定される
ものも多い。
【0003】ところが、このような予防整備の実施態
様、すなわちどのような内容の整備をどの程度の間隔で
実施するのかを計画立案し指示するための従来のシステ
ム、つまり整備計画の設定に係わる従来のシステムは、
十分な科学的分析により整備計画を設定しているものと
はいえず、習慣に従って、つまり従来の運用に単純にな
らって整備計画を設定している場合が多い。これは、整
備の実施態様が直接的に安全に関わるシステムにおいて
は、従来の運用を安易に変更することができないことも
一因となっている。
【0004】このため、整備計画の設定に係わる従来の
システムにおいては、実際には有効性の低い整備項目を
習慣的に実施したり、周辺技術の進歩により必要性が低
下したにも拘わらず従来と同一の周期で習慣的に検査を
実施するなど、十分に合理的な運用が行われているとは
いえない場合が多々ある。
【0005】また、整備計画の設定に係わる従来のシス
テムにおいては、具体的な整備計画の設定は、例えば各
種プラントの運転状態を示す各種データを整備管理者が
経験的に判断・分析した結果に基づきなされる部分が大
きく、充分な科学的根拠に基づく検証・分析の結果によ
り整備計画を提示・設定するようにしたものは皆無とい
ってよい。例えば、日立評論、平成8年10月号「省力
化高度化を実現するプラント保全支援システム」または
International Railway Journal Dec. 1997:CAMM Tools
Help To Maximise Productivity (CAMM; Computer-aid
ed maintenancemanagement)により提案されるシステム
では、エキスパートシステムまたは信頼性中心型整備手
法(MIL−HDBK−266 Reliability-Centred
Maintenance)に基づく判断ロジックを計算機に組み込
んで単に熟練管理者の代わりに判断させるようにしてい
るだけで、判断に要する時間の短縮は可能であるが、整
備管理者の経験的判断による方法を質的に向上させるも
のではない。
【0006】さらにまた、整備の適切な実行時期を指示
するための保守管理システムについても種々提案がなさ
れているが(例えば、特開平11―239390号公報
および特開平11−250294号公報参照)、これら
は、整備内容の設定が習慣によるものであったり、故障
情報を単に提示するだけでそれに充分な科学的分析を加
えた上で提示するものではないなど、科学性に裏打ちさ
れた整備計画を提示・設定する能力を備えるものとはい
えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、整備管理の対象
となるシステムの設計データおよび当該システムを実際
に運用して得られる運用データ(フィールドデータ)を
充分な科学的根拠に基づき分析するようにして、安全性
を確保しつつコストダウンおよび可動率の向上を図るこ
とができる整備管理システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の整備管理システ
ムの第1形態は、予防整備が実施される対象物における
整備管理システムであって、信頼性設計および整備性設
計に基づき整備管理を実行することを特徴とする。
【0009】本発明の整備管理システムの第1形態にお
いては、整備管理を実行する手順が、信頼性設計および
整備性設計に基づき整備要求を構築する手順を含んでも
よい。
【0010】また、本発明の整備管理システムの第1形
態においては、構築される整備要求に、整備アイテム、
整備内容、整備段階区分、所用整備器材および所用整備
間隔に関する情報が含まれてもよい。
【0011】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求が整備根拠分析に基づいて構
築されてもよい。
【0012】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備根拠分析が整備対象であるシステ
ムの設計に関するデータを用いてなされてもよい。
【0013】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備対象であるシステムの設計に関す
るデータとして機能ブロック図が用いられてもよい。
【0014】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備根拠分析を実行する手法が、FM
ECA、寿命分析および構造評価の少なくとも1つであ
ってもよい。
【0015】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備根拠分析の結果が、故障検知方
法、故障原因、クリティカリティおよび整備有効性であ
ってもよい。
【0016】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備根拠分析の手順がプログラム化さ
れて、計算機により実行されるようにしてもよい。
【0017】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求構築の手順が、安全性と経済
性の確保に重点をおいた手法によってもよい。
【0018】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、構築される整備要求に、整備アイテム
とその整備管理カテゴリおよび最適整備間隔に関する情
報が含まれてもよい。
【0019】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備アイテムおよび整備管理カテゴリ
決定の手順が安全性と経済性の確保に重点をおいた手法
によってもよい。
【0020】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、最適整備間隔が整備コストを最小とす
るように決定されてもよい。
【0021】さらに、本発明の整備管理システムにおい
ては、整備コストが、単位時間あたりの、予防整備コス
ト、事後整備コストおよび故障による損害に基づき算出
されてもよい。
【0022】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求の有効性を評価分析して、設
計の変更および整備要求の変更を提案するようにしても
よい。
【0023】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求の有効性を評価分析するに際
して、設計データとフィールドデータとが用いられても
よい。
【0024】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求の有効性を評価分析する手法
が、信頼性設計および整備性設計に基づき安全性と経済
性の確保に重点をおいた手法によるものとしてもよい。
【0025】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、提案される設計の変更に対する信頼性
の再評価を行うようにしてもよい。
【0026】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、設計および整備計画に関する審議を行
う整備管理会議に対して設計の変更および整備計画の変
更を提案するようにしてもよい。
【0027】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求を構築する手順がプログラム
化されて、計算機により自動処理されるようにしてもよ
い。
【0028】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備管理を実行する手順が、構築され
た整備要求に基づき整備計画を設定する手順を含むよう
にしてもよい。
【0029】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備要求を構成する整備アイテムが、
整備段階区分毎および整備間隔毎にまとめられて整備パ
ッケージとされてもよい。
【0030】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、各整備アイテムの整備間隔が整備コス
トを最小とするように決定されてもよい。
【0031】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、各整備アイテムの整備段階区分が、整
備管理カテゴリに基づいて決定されてもよい。
【0032】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、各整備アイテムが整備段階区分毎にま
とめられた整備パッケージおよび整備間隔毎にまとめら
れた整備パッケージの少なくとも一方を組み替えるよう
にして、所要整備員数の平準化を図るようにしてもよ
い。
【0033】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、組み替えられた整備パッケージに基づ
き年間整備計画表を作成するようにしてもよい。
【0034】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備パッケージを組み替える手順がプ
ログラム化されて、計算機により自動処理されてもよ
い。
【0035】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、年間整備計画表を作成する手順がプロ
グラム化されて、計算機により自動処理されてもよい。
【0036】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、設定される整備計画の妥当性を検証す
る整備計画シミュレーションを実行してもよい。
【0037】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、現在の信頼度および信頼性成長度に基
づいて、事後整備を要する時期を予測してもよい。
【0038】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、整備計画を設定する手順が、各整備ア
イテムが整備段階区分毎にまとめられた整備パッケージ
および整備間隔毎にまとめられた整備パッケージの少な
くとも一方を所要整備員数の平準化を図るように組み替
えた整備パッケージに基づき作成される年間整備計画表
と現在の信頼度および信頼性成長度に基づき予測される
事後整備を要する時期とに基づいて、年間の整備工数、
所要整備員数および所要予備品を算出する手順を含むよ
うにしてもよい。
【0039】さらに、本発明の整備管理システムの第1
形態においては、設定される整備計画が、整備パッケー
ジ、整備周期、整備治工具および所要整備員数を含むよ
うにしてもよい。
【0040】本発明の整備管理システムの第2形態は、
予防整備が実施される対象物における整備管理システム
であって、情報を収集分析する情報収集分析機能を有す
ることを特徴とする整備管理システム。
【0041】本発明の整備管理システムの第2形態にお
いては、収集分析される情報が、整備情報、状態監視情
報、故障検知分離情報であってもよい。
【0042】また、本発明の整備管理システムの第2形
態においては、情報を収集分析する手順が、整備情報を
記録する整備情報記録手順を含んでいてもよい。
【0043】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、整備情報が日付順に整理されてもよ
い。
【0044】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、統計分析により情報の収集分析がなさ
れてもよい。
【0045】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、統計分析が故障時間分布関数を用いて
なされてもよい。
【0046】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、統計分析が整備時間分布関数を用いて
なされてもよい。
【0047】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、統計分析が信頼性成長度解析手法によ
りなされてもよい。
【0048】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、統計分析が、寿命、平均故障間隔、信
頼性成長勾配、整備間隔、平均修理時間および所要整備
員数に関する情報に基づきなされてもよい。
【0049】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、故障時間分布関数を作成するための故
障情報が、自動的に収集記録されてもよい。
【0050】さらに、本発明の整備管理システムの第2
形態においては、統計分析の手順がプログラム化され
て、コンピュータにより自動処理されてもよい。
【0051】さらにまた、本発明の整備管理システムに
おいては、RM設計データおよび/またはRM特性値デ
ータを格納するデータベースを備えていてもよい。
【0052】さらにまた、本発明の整備管理システムに
おいては、RM設計データが、整備アイテム、機能、故
障モード、故障原因、分布関数、故障影響度、整備段階
区分、整備内容および整備器材に関する情報から構成さ
れていてもよい。
【0053】さらにまた、本発明の整備管理システムに
おいては、RM特性値データが、整備アイテム、平均故
障時間、平均整備時間、所要整備員数および信頼性成長
度に関する情報から構成されていてもよい。
【0054】さらにまた、本発明の整備管理システムに
おいては、ネットワークに接続される各コンピュータか
ら構成されていてもよい。
【0055】さらにまた、本発明の整備管理システムに
おいては、画像出力機能を有していてもよい。
【0056】
【作用】本発明の整備管理システムは、信頼性設計およ
び整備性設計に基づき整備管理が実行されるので、科学
的根拠に基づく整備管理が可能となる。
【0057】また、整備管理を実行する手順が、整備要
求を構築する手順を含み、この整備要求構築の手順が安
全性と経済性の確保に重点をおいた手法により実施され
るので、安全性を確保しつつコストダウンおよび可動率
の向上を図ることが可能となる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0059】図1〜図3に、本発明の一実施形態に係る
整備管理システムの概略構成を示し、この整備管理シス
テムAは、例えば鉄道、船舶、航空機および自動車など
の交通手段、および発電所などの各種プラントのよう
に、予防整備を必要とするシステム(対象物)における
整備管理を実行するためのシステムであって、各処理の
手順をコンピュータにより自動的に実行させるためのプ
ログラムと、このプログラムにより処理されるデータを
格納するためのデータベースと、整備管理の対象となる
システム(以下単に、整備対象システムという)を実際
に運用して得られる整備および故障に関する情報を収集
するための情報収集システムとから構成される。なお、
便宜上、実施形態1の整備管理システムAは鉄道に関す
る整備管理を実行するものとして説明する。
【0060】すなわち、整備管理システムAを構成する
プログラムは、整備要求構築モジュール10と、整備根
拠分析モジュール20と、整備計画モジュール30と、
故障統計分析モジュール40と、設計・整備改善提案モ
ジュール50とを含むものとされる。
【0061】整備管理システムAを構成するデータベー
スは、RM設計(信頼性設計および整備性設計)/RM
(信頼性および整備性)特性値データベース60と、整
備要求データベース70と、整備計画データベース80
と、運行データベース90とを含むものとされる。
【0062】また、情報収集システムは、整備対象シス
テムとしての鉄道システムにおける各車両の運行スケジ
ュールを管理する運行管理システム100、整備記録シ
ステム111、状態監視システム112および故障診断
システム113から構成される整備情報収集システム1
10、および整備情報収集システム110の出力データ
を通信する整備情報通信システム120から構成され
る。以下、各要素を順次説明する。
【0063】1.整備要求構築モジュール 整備要求構築モジュール10は、信頼性設計および整備
性設計に基づき整備要求を構築するためのプログラムで
あり、故障影響決定サブモジュール11と、整備管理カ
テゴリ決定サブモジュール12と、最適整備間隔決定サ
ブモジュール13と、整備コスト分析サブモジュール1
4とから構成される。
【0064】ここで、信頼性設計とは、システムの信頼
性を高めるようにした設計をいう。例えば、損傷許容設
計や冗長設計、あるいは多数決判断のセンサを設けるよ
うな設計をいう。このうち、損傷許容設計とは、システ
ムの一部が損傷しその機能が失われても大きな損害は出
さないようにした設計、あるいは、損傷が発生してもあ
る程度機能が維持されるようにした設計(例;飛行機の
重要箇所で所定数のボルトがはずれても飛行の継続を可
能とするようにした設計)をいう。損傷許容設計による
システムでは、故障の徴候から故障に至るまでに時間的
余裕があるのが通常である。したがって、これを定量的
に把握することによって、整備計画を設定する際の指針
とすることが可能である(例;鉄道車両の車軸に、特定
の検査により検出可能な疵が発生してから実際に車軸が
破壊するまでの期間が1箇月であると把握されれば、そ
れを指針に当該検査の周期を設定することが可能とな
る)。冗長設計も同様である。
【0065】整備性設計とは、整備の実行を容易にする
ようにした設計をいう。例えば、整備対象部材への接近
性を良好としたり(例;自動車のバッテリ交換が容易な
ようにバッテリ周辺のスペースを大きくする)、部材の
互換性・置換性を向上させたり、システム各部をモジュ
ール化することにより整備を簡便にするような設計であ
る。整備性(整備実行の容易さ)が高いシステムは一般
的に故障発生率が低くなる。
【0066】整備要求とは、整備アイテム毎に要求され
るもので、整備内容、整備段階区分、所用整備器材およ
び所要整備間隔で構成される。
【0067】整備アイテムとは、予防整備の対象となる
物をいう(例;機器、部品、消耗品)。
【0068】整備内容とは、整備項目(整備の一般的名
称、例;目視点検、定期検査、定期交換、定期小修理、
オーバーホール、特別検査、寿命取り替え、給脂・給油
・清掃)毎に定められる、整備作業の具体的内容(例;
整備場所の特定、整備の準備、取り下ろし・検査・小修
理・取付および後かたづけ)である。
【0069】整備段階区分とは、整備項目を、整備に必
要なスキル、整備時間、整備に必要な面積および所要整
備器材に応じていくつかのレベルに区分したものをい
う。
【0070】所要整備器材とは、整備の実施に必要とさ
れる、整備治工具(例;クレーン、清浄装置、ドライ
バ)、補助具および検査装置をいう。
【0071】所要整備間隔とは、整備を行うべき時期の
間隔をいう。前述したように、故障の徴候から故障に至
る間隔に基づいて設定される。
【0072】以下、整備要求構築モジュール10を構成
する各サブモジュールを説明する。
【0073】故障影響決定サブモジュール11は、RC
M(Reliabiity-Centerd Maintenance:信頼性中心型整
備、MIL−HDBK−266参照)のロジックにより
整備アイテムを決定するためのプログラムである。すな
わち、故障影響決定サブモジュール11は、故障検知方
法、故障原因、クリティカリティおよび整備有効性に関
する情報を入力データとし、故障影響(故障の発生が整
備対象システム全体または各部に与える影響の度合い)
を出力データとし、この故障影響が大きいものを整備ア
イテムとして決定する。整備アイテムは、各入力データ
および出力データが記入されたワークシートを参照する
などして決定される。
【0074】RCMは、アメリカ合衆国の海軍航空機の
開発に適用された手法であり、整備対象システムの設計
に関するデータ(以下、設計データという)に基づき安
全性および経済性確保の観点から整備項目を決定するロ
ジックである。
【0075】整備管理カテゴリ決定サブモジュール12
は、RCMのロジックにより各整備アイテムの整備管理
カテゴリを決定するためのプログラムである。すなわ
ち、整備管理カテゴリ決定サブモジュール12は、故障
影響決定サブモジュール11の出力データである故障影
響を入力データとし、整備管理カテゴリを出力データと
する。
【0076】整備管理カテゴリは、大きくは予防整備、
事後整備およびオンコンの3カテゴリに分類されるが、
ここでは、予防整備の中の分類(例;経時整備、定期交
換整備、定期小修理、定期点検)とされる。整備管理カ
テゴリの分類は、後で説明する整備根拠分析により各整
備アイテムに対する予防整備の有効性を判断するように
して行う。ここで、整備管理カテゴリの分類ができない
場合、すなわち予防整備の有効性がない整備アイテムに
ついては、設計の変更が必要であるものとして、その旨
の通知が設計・整備改善提案モジュール50に出力され
る。
【0077】最適整備間隔決定サブモジュール13は、
整備コストC(t)を最小にする整備間隔を各整備管理
カテゴリについて決定し、出力するためのプログラムで
ある。すなわち、最適整備間隔決定サブモジュール13
は、入力データを整備管理カテゴリ、整備間隔、予防整
備コストおよび事後整備コストとし、下記式(1)によ
り整備コストC(t)が最小となるような予防整備の実
施間隔(以下、このような整備間隔を最適整備間隔とい
う)を決定する。なお、事後整備コストC(t)に故障
による損害を含めてもよい。
【0078】 C(t)=CP・E{NP(t)}+CC・E{NC(t)} (1)
【0079】ここで、CP:単位予防整備コスト(予防
整備費/回、つまり予防整備実行1回あたりの費用)、
CC:単位事後整備コスト(事後整備費/回、つまり事
後整備実行1回あたりの費用)、NP(t):t時まで
の単位時間あたりの予防整備回数、NC(t):t時ま
での単位時間あたりの事後整備回数(故障回数)。
【0080】すなわち、前記式(1)を微分して得られ
る下記式(2)を解くことによって、最適整備間隔を求
めることができる。
【0081】 dC(t)/dt=0 (2)
【0082】このようにして、最適整備間隔決定サブモ
ジュール13により最適整備間隔が決定し得る根拠は、
通常、CP値がCC値よりも小さいことによる。すなわ
ち、事後整備は突発的な故障の発生に対処するものであ
るため、人員および部品調達などの費用が予防整備を実
施する場合よりも大きくなる。このため、適当な間隔で
予防整備を実施することは、事後整備実行の必要性を減
ずることとなり、これによって整備コストC(t)を低
下させることが可能となる。
【0083】すなわち、図4に示すように、予防整備間
隔を短縮することによる事後整備コストの下降と、予防
整備間隔を短縮することによる予防整備コストの上昇と
がバランスするときの予防整備間隔が、最適整備間隔T
Bとして決定される。
【0084】整備コスト分析サブモジュール14は、運
用データ(フィールドデータ)に基づいて提案されたタ
スク(整備内容)の有効性を判断する。例えば、故障率
が高いか否か、操作に重大な影響を与える故障か否か、
事後整備コストおよび運用コストを異常に高くする故障
モードであるか否か、運用データが望ましい提案タスク
であるということを示しているか否か、および経済的ト
レードオフスタディが提案タスクを正当化しているか否
かを判定するコスト効果決定ダイアグラムにしたがっ
て、タスクが効果的であるか否か、すなわち、コスト利
益率が値1よりも大きいか否かを判断する。
【0085】2.整備根拠分析モジュール 整備根拠分析モジュール20は、整備アイテム毎に設定
される各整備要求の有効性を分析するためのプログラム
である。すなわち、整備根拠分析モジュール20は、設
計データ、例えば機能ブロック図を入力データとし、F
MECA(failure mode effect and criticality anal
ysis:故障モード・効果・クリティカリティ解析)、寿
命分析および構造評価を実行することにより、故障検知
方法、故障原因、クリティカリティおよび整備有効性を
演算し、出力する。
【0086】ここで、FMECAとは、各整備アイテム
毎の故障モードを残らず列挙して、そのシステムへの影
響度を、システムに対する致命度の格付けを重視して評
価する手法である。
【0087】寿命分析とは、故障の徴候から故障に至る
時間を分析し、製品の有効な寿命を分析する手法をい
う。また、構造評価とは、構造物が安全寿命設計か損傷
疲労設計かを踏まえて、予防整備が故障低減に有効か、
定期的な非破壊検査が必要か、検査に必要な接近性が確
保されているかなどを分析することをいう。
【0088】クリティカリティとは、整備アイテムの故
障による他の整備アイテム、あるいは上位のシステムに
対する影響の度合いを定量的に表したものをいう。整備
有効性とは、安全性の確保および可動率(数式;1−
(故障による休止期間/予定作動時間)で示される広義
の信頼性の指標)の向上における有効性をいう。
【0089】また、機能ブロック図とは、例えば製品に
付属する、製品の構造、各部の機能を示した図面をい
う。機能ブロック図は、製品(対象物)の性能を示すと
ともに、各部が故障したときの影響を把握するのが容易
なように記載されている場合が多く、整備根拠分析に用
いる設計データとして有用である。
【0090】なお、故障検知方法、故障原因、クリティ
カリティおよび整備有効性を演算する手法は、FMEC
Aに代えてFMEA(failure mode and effect analys
is:故障モード・効果解析)によるものとしてもよい。
【0091】3.整備計画モジュール 整備計画モジュール30は、整備要求構築モジュール1
0により構築された整備要求に基づいて整備計画を立案
・設定するためのプログラムであって、整備体系設定サ
ブモジュール31と、最適パッケージ/サイクル決定サ
ブモジュール32と、整備工程計画シミュレーションサ
ブモジュール33と、事後整備予測サブモジュール34
と、整備コスト・可動率計算サブモジュール35とを含
む。
【0092】整備体系設定サブモジュール31は、整備
の対象となるシステムの規模、運用構想、整備構想およ
び運用環境から整備体系を設定する。
【0093】最適パッケージ/サイクル決定サブモジュ
ール32は、整備アイテムが整備間隔毎あるいは整備段
階区分毎にまとめられた整備パッケージ(表1参照)に
対して、所要工程数が最小となるように整備パッケージ
および/または整備間隔の組み替えを行い、所要整備員
数の平準化を図るようにして、年間整備工程表を設定す
る。
【0094】ここで、整備アイテムを整備パッケージに
まとめる際の整備間隔は、最適整備間隔決定モジュール
13により設定されたものとされる。また、整備アイテ
ムを整備パッケージにまとめる際の整備段階区分は、整
備管理カテゴリ決定モジュール12により決定される整
備管理カテゴリに基づき決まるものとされる。
【0095】表1に、整備パッケージの一例を示す。
【0096】
【0097】整備工程計画シミュレーションサブモジュ
ール33は、整備工程計画の妥当性を確認するシミュレ
ーションを実行するためのプログラムである。以下に、
シミュレーションの概要を説明する。
【0098】整備工程計画アルゴリズムの妥当性は、V
isual SLAMの手法により検討される。この場
合、下記の条件(c1)の下に整備員所要最小の制約条
件でアルゴリズムが検討される。
【0099】(c1)前提条件 (ア)事後整備の見積もりは、予防整備計画での整備余
裕の位置づけで考慮する。その場合、予防整備時間分布
は正規分布に従い、事後整備時間分布は対数正規分布に
従うものとする。
【0100】(イ)各整備パッケージの作業量を同一あ
るいは整数倍とするようなパッケージの組み替えができ
るように、数種(偶数種類)の整備サブパッケージを用
意する(表1の例では、空気制御装置の整備パッケージ
に対して偶数個(6個)の整備サブパッケージ(エアコ
ンプレッサ、エアドライバ、メインリザーバ、サブリザ
ーバおよび圧力計・空気制御弁およびブレーキコントロ
ール)が設定されている。
【0101】また、整備工程構築の手順は下記の通りで
ある。
【0102】(a)基礎フェーズ間隔の設定 最も短い間隔が要求されている重要グループ(例えば、
集電装置)の整備間隔が、基礎フェーズ間隔として仮設
定される。ここで、各整備パッケージの整備間隔は最低
限必要とされる間隔(最適整備間隔決定サブモジュール
13によって決まる)よりも短くすることができる。
【0103】(b)フェーズドサイクルの決定 フェーズの数およびフェーズドサイクルは相互の従属性
に配慮した選定が行われる。ここで、主要フェーズの整
備時間(EMT)は1シフト労働時間(例えば、8時
間)以内とされるとともに、各フェーズの整備員所要は
予め推算されたものが用いられる。この推算結果により
1サイクルで最適な整備員所要が検討される。通常、フ
ェーズドサイクルは最も長い間隔が要求されている重要
グループ(例えば、一般空気装置)によって決定される
が、フリィートサイズの考慮も必要である。ここで、フ
リィートサイズとは、全車両数である。
【0104】(c)偶数フェーズのプログラムの選定 偶数フェーズのプログラムのみがこれを分割して全ての
フェーズ間隔とすることができる。すなわち、全てのフ
ェーズ間隔要求に適合できる。
【0105】(い)4フェーズプログラム;1,2,4
フェーズ間隔 (ろ)6フェーズプログラム;1,2,3,6フェーズ
間隔 (は)8フェーズプログラム;1,2,4,8フェーズ
間隔
【0106】(e)過渡期から定常運用時への展開 整備要求を順次繰り上げ実施するようにして、所要整備
員数ないしは整備工数の平準化を行う。最終的には、
(全般検査周期/列車数)がずれの日数とされる。
【0107】事後整備予測サブモジュール34は、信頼
性解析に基づいて、故障影響の大きい整備アイテム、修
理時間の長い整備アイテム、部品調達に長時間を要する
整備アイテムを選定するとともに、事後整備を要する時
期を予測する。
【0108】ここでは、通常、摩耗故障に関する事後整
備を要する時期の予測は行われない。
【0109】また、偶発故障に対しては、現在の平均故
障間隔MTBFに基づき事後整備を要する時期が予測さ
れる。より具体的には、故障時間分布関数における「2
・T/MTTFは自由度2rのχ2分布に従う(ここ
で、T:作動時間、r:故障数、MTTF:平均故障時
間(初期平均故障間隔)」という関係(図5参照)を利
用し、信頼係数を与えるようにして、故障が発生する作
動時間Tを予測する(図6参照)。すなわち、継続的な
設計改善によりMTTFは成長するので、MTTFの成
長を織り込んで、ある基準のもとに作動時間Tを予測
し、特別点検(取り替えを含む)を実施する。
【0110】また、信頼性成長理論によれば、現在の平
均故障間隔MTBFおよび信頼性成長度に基づき事後整
備を要する時期を長期的に予測することが可能となる。
【0111】整備コスト・可動率計算サブモジュール3
5は、予防整備工程表および事後整備予測に基づき、整
備工数、所要整備員数、所要予備品数の年間値を計算す
る。また、信頼性成長度を用いた将来値の計算も行う。
可動率の計算には、例えば再生過程論に基づく可動率計
算法が適用される。
【0112】4.故障統計分析モジュール 故障統計分析モジュール40は、分布関数サブモジュー
ル41と、信頼性成長度分析サブモジュール42とから
構成される。故障統計分析モジュール40の出力データ
は、RM設計/RM特性値データベース60に出力さ
れ、このRM設計/RM特性値データベース60に格納
される。
【0113】分布関数サブモジュール41は、整備デー
タおよび運行データに基づき故障時間分布関数および整
備時間分布関数を分析し、確率分布の形状パラメータ、
尺度パラメータ、平均故障時間および平均修理時間を演
算する。故障時間分布関数および整備時間分布関数は、
実績データに基づき分析される。
【0114】例えば、予防整備における整備時間分布
(多数の人に実際に特定内容の整備を行わせたときの整
備時間の分布)は、通常、正規分布に従う。ところが、
事後整備の場合は突発的な故障発生に対処して実行され
る作業であるため、整備時間分布は正規分布ではなく、
整備時間が長くなる方向に偏った分布となる。
【0115】図7に、故障時間および修理時間の時間分
布を分析したときの累積危険率および回帰曲線の累積時
間による変化を示す。
【0116】信頼性成長度分析サブモジュール42は、
累積故障回数および累積運行時間に基づき信頼性成長度
を求めるためのプログラムである。信頼性成長度とは、
RMフィールドデータ140を分析した結果得られるパ
ラメータであり、整備対象システムの設計および整備方
法が改善されることによりシステムの信頼度が向上して
いく度合いを示す。これを参照して整備計画を設定する
ことによって安全性を確保しつつコストダウンおよび可
動率の向上を図ることが可能となる。
【0117】すなわち、累積平均故障間隔cMTBFを
下記式(2)で定義する。
【0118】 cMTBF=累積運行時間/累積故障間隔 (2)
【0119】Duanの経験則によれば、下記式
(3)、(4)に示す関係が成り立つ(図8参照)。
【0120】 log(cMTBF)=α×log(累積運行時間)+定数 (3)
【0121】 nMTBF(sMTBF)=cMTBF/(1−α) (4)
【0122】ここで、nMTBF:現状の平均故障間
隔、sMTBF:瞬間の平均故障間隔である。
【0123】信頼性成長度は、前記式(3)、(4)の
係数αで表される。
【0124】このようにして求められる信頼性成長度を
用いて、下記式(5)により将来の平均故障時間fMT
BFを予測し、将来の補用品計画を行うことが可能とな
る。これにより、
【0125】また、図9に、整備対象システムの設計お
よび整備方法の改善により信頼性が向上するようにした
ときの累積運行時間と累積平均故障間隔cMTBFとの
関係を示す。
【0126】5.設計・整備改善提案モジュール 設計・整備改善提案モジュール50は、故障是正システ
ム(FRACAS)の核をなすものであり、故障統計分
析モジュール40および整備管理カテゴリ決定モジュー
ル42がRMフィールドデータ140を分析した分析結
果に基づき設計の改善および整備要求の変更を提案す
る。設計・整備改善提案モジュール50の出力データ
は、設計変更・整備要求変更要求書51として出力され
る一方、整備管理者、整備員および整備対象システムの
製造技術者などのメンバーで構成される整備管理会議5
2が設計変更および整備要求変更に関して決断する上で
の科学的分析に基づく資料として提出される。
【0127】6.RM設計/RM特性値データベース RM設計/RM特性値データベース60は、機能ブロッ
ク図などの信頼性および整備性を示す設計データおよび
故障統計分析モジュール40による分析結果を格納する
データベースであり、具体的には、各整備アイテム毎の
故障モード、故障原因、クリティカリティ(遅延時間な
ど)、寿命、故障時間、故障時間分布関数、信頼性成長
度、交換時間、所要整備員数および整備器材/補助具お
よび予備品調達時間/コストなどの各データを格納す
る。RM設計/RM特性値データベース60に格納され
たデータは、整備根拠分析モジュール20の入力データ
として利用される。
【0128】7.整備要求データベース 整備要求データベース70は、整備要求構築モジュール
30により構築される整備要求に関する情報を格納する
ためのデータベースであり、具体的には、整備アイテム
毎の、クリティカリティ、整備カテゴリ、信頼度現在
値、整備間隔、整備段階区分、整備スキル、整備時間、
所要整備員数、整備器材・補助具、および予備品調達時
間・コストなどの各データを格納する。整備要求データ
ベース70に格納されたデータは整備計画モジュール3
0の入力データとして利用される。
【0129】8.整備計画データベース 整備計画データベース80は、整備計画モジュール30
により設定される整備計画に関する情報を格納するため
のデータベースであり、鉄道整備管理システムにおける
具体例では、整備アイテム毎の整備段階区分、整備内容
および整備器材・補助具を示す各データ、入庫・出庫
(Depot在場)情報としての、車番、年間運行計画
および日々計画を示す各データ、整備員入出場情報とし
ての、機械整備員、電気整備員、整備員スキル、年間計
画および日々計画、予備品・材料情報としての在庫、年
間計画、日々計画、特別検査情報としての、整備アイテ
ム毎の不具合件数傾向および事後整備予測、年間整備工
程、日々整備工程、整備コスト情報(現在のコストおよ
び予測コスト)および可動率に関する情報(現在の可動
率および将来の可動率)、というような各データが格納
される。
【0130】整備計画データベース80に格納されてい
るデータは、例えば図、表およびアニメーションのよう
な整備管理用画像81として出力される。
【0131】9.運行データベース 運行データベース90は、運行管理システム100の出
力データを格納するためのデータベースであって、鉄道
システムにおける具体例では、過去の実績および将来予
測に基づく車両履歴を示す各データ、すなわち車番、ア
ッセンブリ、機器、運行時間、運行距離および整備実績
などの各データが格納される。運行データベース90内
の各データはRMフィールドデータ140として故障統
計分析モジュール40に入力される。
【0132】10.運行管理システム 運行管理システム100は、整備対象システムとしての
鉄道システムにおける各鉄道車両の運行を管理するため
のシステムであって、各車両の運行計画101を整備計
画モジュール30に出力する一方、前記車両履歴を示す
各データを運行データベース90に出力する。
【0133】11.整備情報収集システム・整備情報通
信システム 整備情報収集システム110は、整備記録システム11
1、状態監視システム112および故障診断システム1
13から構成される。
【0134】整備記録システム111は、各整備項目の
整備時間などの整備情報を収集する。状態監視システム
112は、システムを常時監視し、故障の徴候を自動的
に発見する。故障診断システム113は、例えば故障発
生箇所などの故障検知分離情報(故障診断記録、例;車
が動かなくなったときに、オーバーヒートが原因である
か、バッテリーの故障が原因であるか、というような故
障の発生箇所などを特定する情報)を収集する。
【0135】整備情報通信システム120は、整備情報
収集システム110により得られるフィールドデータの
通信を行うシステムであり、具体的には、電話回線、イ
ンターネットおよびイントラネットなどの通信網・通信
手段により構成される。整備情報通信システム120に
より通信されるデータはRMフィールドデータ140と
して故障統計分析モジュール40に入力される。
【0136】しかして、かかる構成の整備管理システム
Aにおいては、RM設計/RM特性値データベース60
内の設計データおよび故障統計分析モジュール40によ
るRMフィールドデータ140の分析結果に対して、整
備根拠分析モジュール20が前記手法による分析を行
い、この分析結果により整備要求構築モジュール10が
整備要求を構築し、この構築された整備要求と、運行計
画101、予備車両、予備品および消耗材に関する情報
150に基づき整備計画モジュール30が整備計画を立
案・設定する一方、設計・整備改善提案モジュール50
が、各データを科学的に分析し整備管理者などが理解で
きる形とした上で整備管理会議130が整備要求変更・
設計変更を審議する上での資料・提案として提出する。
【0137】ここで、整備要求の構築および整備計画の
設定は、コスト最小およびRCM(信頼性設計および信
頼性特性値に基づく整備ロジック)の考え方を基本とす
るとともに、故障統計分析は、確率統計論および信頼度
成長理論に基づく自動分析が行われるので、安全性を確
保しつつコストダウンおよび可動率の向上を達成するこ
とが可能となる。
【0138】実施形態2 図10および図11に、本発明の実施形態2に係る整備
管理システムの概略構成を示す。この整備管理システム
A1は、実施形態1の整備管理システムAを、インター
ネットおよびイントラネットなどの通信網により互いに
接続される複数のコンピュータから構成した場合の一例
を示すものである。すなわち、整備管理システムA1
は、実施形態1の整備管理システムAの整備根拠分析モ
ジュール10、整備要求構築モジュール20、設計・整
備改善提案モジュール50および整備要求データベース
70に相当する中央整備管理計算機210と、整備計画
モジュール30および整備計画データベース80に相当
する整備工程計画用コンピュータ220と、故障統計モ
ジュール40に相当する整備・運行データ解析用コンピ
ュータ230と、RM設計/RM特性値データベース6
0に相当する構成機器・部品データベース用コンピュー
タ240と、整備記録システム141および故障診断シ
ステム143に相当する故障検知分離検査装置250
と、状態監視システム260と、運行管理システム10
0に相当する運行管理計算機270と、サプライヤーと
の技術情報交換手段に相当する交通システムCALS2
80と、整備管理会議130に相当する故障是正システ
ム290とから構成される。
【0139】中央整備管理計算機210の出力データ
は、整備対象システムの新たな運用方法を示す電子マニ
ュアル301と、整備計画としての、整備工程年表・日
表・工程整理表302、整備員計画表・補用品計画表3
03および現在整備コスト・将来整備コスト304と、
信頼性・整備性技術変更要求書305と、整備員教育訓
練計画306とを含む。
【0140】このように、整備管理システムを、各種通
信網・通信手段で接続された複数のコンピュータから構
成するものとすることによって、整備管理システムの柔
軟性を向上させること、すなわち各構成要素の改良・更
新を容易にすることができるとともに、処理の高速化お
よびシステムの低価格化を図ることも容易となる。
【0141】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、フィー
ルドデータを統計確率論および信頼性成長理論により分
析した分析データ、および信頼性設計および整備設計の
観点から整備対象システムを解析した設計データに対し
て、FMECA、寿命分析および構造評価などの各手法
による整備根拠分析を実施して整備要求を構築し、構築
された整備要求に基づき整備計画を立案・設定するの
で、単に習慣によることなく充分な科学的根拠に基づく
整備計画の立案・設定が可能となるという優れた効果を
奏する。また、これにより、充分な科学的根拠に基づく
既定の整備方法の見直しおよび設計の見直しが行われる
ため、例えば統計確率論を根拠とする最適整備間隔の設
定や信頼性成長理論による将来予測に基づく整備計画設
定が可能となり、安全性を確保しつつコストダウンおよ
び可動率の向上を図ることができるという効果も達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る整備管理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る整備管理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る整備管理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図4】最適整備間隔を決定する原理を説明するための
模式図である。
【図5】故障時間分布関数の一例を示す模式図である。
【図6】信頼度および故障率の作動時間による変化の様
子を示す模式図である。
【図7】累積危険率と回帰曲線との関係を示す模式図で
ある。
【図8】平均故障時間の累積運行時間による変化の様子
を示す模式図である。
【図9】平均故障時間の累積運行時間による変化の長期
的傾向を示す模式図である。
【図10】本発明の実施形態2に係る整備管理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施形態2に係る整備管理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A 整備管理システム 10 整備要求構築モジュール 20 整備根拠分析モジュール 30 整備計画モジュール 40 故障統計分析モジュール 50 設計・整備改善提案モジュール 60 RM設計/RM特性値データベース 70 整備要求データベース 80 整備計画データベース 90 運行データベース 100 運行管理システム 110 整備情報収集システム 120 整備情報通信システム 130 整備管理会議 140 RMフィールドデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼武 康夫 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式会 社明石工場内 (72)発明者 富澤 幸夫 神戸市兵庫区和田山通2丁目1番18号 川 崎重工業株式会社兵庫工場内 Fターム(参考) 5B049 BB32 CC00 EE03 EE41

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予防整備が実施される対象物における整
    備管理システムであって、 信頼性設計および整備性設計に基づき整備管理を実行す
    ることを特徴とする整備管理システム。
  2. 【請求項2】 整備管理を実行する手順が、信頼性設計
    および整備性設計に基づき整備要求を構築する手順を含
    むことを特徴とする請求項1記載の整備管理システム。
  3. 【請求項3】 構築される整備要求に、整備アイテム、
    整備内容、整備段階区分、所用整備器材および所用整備
    間隔に関する情報が含まれることを特徴とする請求項2
    記載の整備管理システム。
  4. 【請求項4】 整備要求が整備根拠分析に基づいて構築
    されることを特徴とする請求項2記載の整備管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 整備根拠分析が整備対象物であるシステ
    ムの設計に関するデータを用いてなされることを特徴と
    する請求項4記載の整備管理システム。
  6. 【請求項6】 整備対象物であるシステムの設計に関す
    るデータとして機能ブロック図が用いられることを特徴
    とする請求項5記載の整備管理システム。
  7. 【請求項7】 整備根拠分析を実行する手法が、FME
    CA、寿命分析および構造評価の少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項5記載の整備管理システム。
  8. 【請求項8】 整備根拠分析の結果が、故障検知方法、
    故障原因、クリティカリティおよび整備有効性であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の整備管理システム。
  9. 【請求項9】 整備根拠分析の手順がプログラム化され
    て、計算機により実行されることを特徴とする請求項4
    記載の整備管理システム。
  10. 【請求項10】 整備要求構築の手順が、安全性と経済
    性の確保に重点をおいた手法によることを特徴とする請
    求項2記載の整備管理システム。
  11. 【請求項11】 構築される整備要求に、整備アイテム
    とその整備管理カテゴリおよび最適整備間隔に関する情
    報が含まれることを特徴とする請求項10記載の整備管
    理システム。
  12. 【請求項12】 整備アイテムおよび整備管理カテゴリ
    決定の手順が安全性と経済性の確保に重点をおいた手法
    によることを特徴とする請求項11記載の整備管理シス
    テム。
  13. 【請求項13】 最適整備間隔が整備コストを最小とす
    るように決定されることを特徴とする請求項11記載の
    整備管理システム。
  14. 【請求項14】 整備コストが、単位時間あたりの、予
    防整備コスト、事後整備コストおよび故障による損害に
    基づき算出されることを特徴とする請求項13記載の整
    備管理システム。
  15. 【請求項15】 整備要求の有効性を評価分析して、設
    計の変更および整備要求の変更を提案することを特徴と
    する請求項2または請求項10記載の整備管理システ
    ム。
  16. 【請求項16】 整備要求の有効性を評価分析するに際
    して、設計データとフィールドデータとが用いられるこ
    とを特徴とする請求項15記載の整備管理システム。
  17. 【請求項17】 整備要求の有効性を評価分析する手法
    が、信頼性設計および整備性設計に基づき安全性と経済
    性の確保に重点をおいた手法によることを特徴とする請
    求項15記載の整備管理システム。
  18. 【請求項18】 提案される設計の変更に対する信頼性
    の再評価を行うことを特徴とする請求項15記載の整備
    管理システム。
  19. 【請求項19】 設計および整備計画に関する審議を行
    う整備管理会議に対して設計の変更および整備計画の変
    更を提案することを特徴とする請求項15記載の整備管
    理システム。
  20. 【請求項20】 整備要求を構築する手順がプログラム
    化されて、計算機により自動処理されることを特徴とす
    る請求項2記載の整備管理システム。
  21. 【請求項21】 整備管理を実行する手順が、構築され
    た整備要求に基づき整備計画を設定する手順を含むこと
    を特徴とする請求項2記載の整備管理システム。
  22. 【請求項22】 整備要求を構成する整備アイテムが、
    整備段階区分毎および整備間隔毎にまとめられて整備パ
    ッケージとされることを特徴とする請求項21記載の整
    備管理システム。
  23. 【請求項23】 各整備アイテムの整備間隔が整備コス
    トを最小とするように決定されることを特徴とする請求
    項22記載の整備管理システム。
  24. 【請求項24】 各整備アイテムの整備段階区分が、整
    備管理カテゴリに基づいて決定されることを特徴とする
    請求項22記載の整備管理システム。
  25. 【請求項25】 各整備アイテムが整備段階区分毎にま
    とめられた整備パッケージおよび整備間隔毎にまとめら
    れた整備パッケージの少なくとも一方を組み替えるよう
    にして、所要整備員数の平準化を図ることを特徴とする
    請求項22記載の整備管理システム。
  26. 【請求項26】 組み替えられた整備パッケージに基づ
    き年間整備計画表を作成することを特徴とする請求項2
    5記載の整備管理システム。
  27. 【請求項27】 整備パッケージを組み替える手順がプ
    ログラム化されて、計算機により自動処理されることを
    特徴とする請求項25記載の整備管理システム。
  28. 【請求項28】 年間整備計画表を作成する手順がプロ
    グラム化されて、計算機により自動処理されることを特
    徴とする請求項26記載の整備管理システム。
  29. 【請求項29】 設定される整備計画の妥当性を検証す
    る整備計画シミュレーションが実行されることを特徴と
    する請求項21記載の整備管理システム。
  30. 【請求項30】 現在の信頼度および信頼性成長度に基
    づいて、事後整備を要する時期を予測することを特徴と
    する請求項21記載の整備管理システム。
  31. 【請求項31】 整備計画を設定する手順が、各整備ア
    イテムが整備段階区分毎にまとめられた整備パッケージ
    および整備間隔毎にまとめられた整備パッケージの少な
    くとも一方を所要整備員数の平準化を図るように組み替
    えた整備パッケージに基づき作成される年間整備計画表
    と現在の信頼度および信頼性成長度に基づき予測される
    事後整備を要する時期とに基づいて、年間の整備工数、
    所要整備員数および所要予備品を算出する手順を含むこ
    とを特徴とする請求項21記載の整備管理システム。
  32. 【請求項32】 設定される整備計画が、整備パッケー
    ジ、整備周期、整備治工具および所要整備員数を含むこ
    とを特徴とする請求項21記載の整備管理システム。
  33. 【請求項33】 予防整備が実施される対象物における
    整備管理システムであって、 情報を収集分析する情報収集分析機能を有することを特
    徴とする整備管理システム。
  34. 【請求項34】 収集分析される情報が、整備情報、状
    態監視情報、故障検知分離情報であることを特徴とする
    請求項33記載の整備管理システム。
  35. 【請求項35】 情報を収集分析する手順が、整備情報
    を記録する整備情報記録手順を含んでなることを特徴と
    する請求項33記載の整備管理システム。
  36. 【請求項36】 整備情報が日付順に整理されることを
    特徴とする請求項35記載の整備管理システム。
  37. 【請求項37】 統計分析により情報の収集分析がなさ
    れることを特徴とする請求項33記載の整備管理システ
    ム。
  38. 【請求項38】 統計分析が故障時間分布関数を用いて
    なされることを特徴とする請求項37記載の整備管理シ
    ステム。
  39. 【請求項39】 統計分析が整備時間分布関数を用いて
    なされることを特徴とする請求項37記載の整備管理シ
    ステム。
  40. 【請求項40】 統計分析が信頼性成長度解析手法によ
    りなされることを特徴とする請求項37記載の整備管理
    システム。
  41. 【請求項41】 統計分析が、寿命、平均故障間隔、信
    頼性成長勾配、整備間隔、平均修理時間および所要整備
    員数に関する情報に基づきなされることを特徴とする請
    求項37記載の整備管理システム。
  42. 【請求項42】 故障時間分布関数と整備時間分布関数
    を作成するための故障情報が、自動的に収集記録される
    ことを特徴とする請求項34記載の整備管理システム。
  43. 【請求項43】 統計分析の手順がプログラム化され
    て、計算機により自動処理されることを特徴とする請求
    項37記載の整備管理システム。
  44. 【請求項44】 RM設計データおよび/またはRM特
    性値データを格納するデータベースを備えてなることを
    特徴とする請求項1記載の整備管理システム。
  45. 【請求項45】 RM設計データが、整備アイテム、機
    能、故障モード、故障原因、分布関数、故障影響度、整
    備段階区分、整備内容および整備器材に関する情報から
    構成されることを特徴とする請求項44記載の整備管理
    システム。
  46. 【請求項46】 RM特性値データが、整備アイテム、
    平均故障時間、平均整備時間、所要整備員数および信頼
    性成長度に関する情報から構成されることを特徴とする
    請求項44記載の整備管理システム。
  47. 【請求項47】 ネットワークに接続される各コンピュ
    ータから構成されることを特徴とする請求項1ないし請
    求項46に記載の整備管理システム。
  48. 【請求項48】 画像出力機能を有することを特徴とす
    る請求項47記載の整備管理システム。
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